JP2001142862A - 情報通信ロボット装置、情報通信方法および情報通信ロボットシステム - Google Patents

情報通信ロボット装置、情報通信方法および情報通信ロボットシステム

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JP2001142862A
JP2001142862A JP32292199A JP32292199A JP2001142862A JP 2001142862 A JP2001142862 A JP 2001142862A JP 32292199 A JP32292199 A JP 32292199A JP 32292199 A JP32292199 A JP 32292199A JP 2001142862 A JP2001142862 A JP 2001142862A
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Shoji Yoshii
章二 吉井
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信により一般生態系のように遺伝的に機能
を継承させることができ、また通信により必要に応じて
機能を更新することができる情報通信ロボット装置、情
報通信方法および情報通信ロボットシステムを提案す
る。 【解決手段】 ロボットは、他のロボットとの間で基本
情報の送信または受信を行う通信データ生成/解析部1
3と、送信または受信された基本情報の解析を行うDN
Aデータ生成/解析部11と、他のロボットとの間にお
ける互いの基本情報のうちから選択された所定基本情報
を遺伝子情報として記憶する着脱可能なDNA板状メモ
リ2と、を備え、DNA板状メモリ2の遺伝子情報をさ
らに他のロボットの基本板状メモリ1における基本情報
として用いるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、自律行動
可能で適応学習を行い、成長機能を有する情報通信ロボ
ット装置、情報通信方法および情報通信ロボットシステ
ムに適用されるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、特開平11−17513
2号公報には、認識手段によりユーザ指示またはユーザ
評価の種別を認識し、または特徴量抽出手段により、ユ
ーザ入力から身振りまたは音声等に関する特徴量を抽出
し、写像関数データベースには特徴量を出力すべき動作
に変換する知識または写像関数を保持し、学習手段によ
り、知識または写像関数を、出力動作についてユーザが
判断する「正解」または「不正解」によって与えられる
ユーザ評価に基づき学習して、さらに写像手段により、
1の知識または写像関数を選択し、該知識または写像関
数を用いて特徴量を動作命令に変換して、動作出力手段
から動作を出力することにより、動物を調教するような
身振りや音声を用いた調教の楽しみを擬似的に体験し得
るロボットが開示されている。
【0003】また、特開平9−244730号公報に
は、計算機に目的作業を示す種子データが入力され、計
算機は、通信ネットワークを介してハードウエアロボッ
トと通信し、目的作業を協調して行うことができ、かつ
他の種子データに基づく作業が行われていない複数のハ
ードウエアロボットを選択し、そのうちの少なくとも1
つのハードウエアロボットに、種子データを入力させ
て、ソフトウエアロボットを構築し、生成されたソフト
ウエアロボットによって複数のハードウエアロボットが
稼働され、目的作業が終了した時点で、種子データを当
データが入力されたハードウエアロボットから回収する
ことにより、従来のフレキシブル・マニファクチャリン
グ・システム(FMS)と同様に効率的に少量他品種生
産を行うことができ、生産工程のプログラム作成の煩雑
さ、ロボット故障によるデッドロック発生といった問題
点を解消するロボットシステムが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のロボッ
トでは、自律行動可能で適応学習を行い、成長機能を有
していても、この機能はある固体のロボットの領域内に
留まるものであるため、この機能を自然界の動物などに
代表される一般生態系のように遺伝的に機能を継承させ
ていくことができず、また、ある固体のロボットの機能
のデータを記憶したメモリーを他のロボットに単に移し
たとしても単なるデータのコピーにしかならず、また、
複数のロボット間で通信手段を用いてデータ伝送を行う
際にも単なるデータ伝送しかできないという不都合があ
った。
【0005】また、従来のロボットでは、自律行動が基
本機能であり、通信機能は有していないものが多かっ
た。また、通信機能を有していても、低転送レートのも
のであり、例えば、赤外線などを用いるirDA規格で
は1対1であり、しかも、通信範囲は近距離で信号レベ
ルも低レベルのものであった。また、通信内容もロボッ
トに対するコントロール信号程度であり、ロボットの周
囲の音声データや映像データまで転送されるものはな
く、またそのための規格も存在していなかった。
【0006】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、通信により一般生態系のように遺伝的に機能を継承
させることができ、また通信により必要に応じて機能を
更新することができる情報通信ロボット装置、情報通信
方法および情報通信ロボットシステムを提案しようとす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明の情報通信ロボット装置、情報通信方法および
情報通信ロボットシステムでは、以下のような手段によ
り構成され、このような本発明によれば以下の作用をす
る。
【0008】本発明は、所定基本情報を記憶する着脱可
能な記憶手段と、上記基本情報に基づいて可動部を駆動
させる駆動手段と、上記駆動手段の動作をフィードバッ
ク情報を用いて制御すると共に上記フィードバック情報
を上記基本情報に蓄積する制御手段とを有する情報通信
ロボット装置において適用されるものである。
【0009】この発明の情報通信ロボット装置は、他の
情報通信ロボット装置との間で上記基本情報の送信また
は受信を行う送受信手段と、上記送受信手段により送信
または受信された上記基本情報の解析を行う解析手段
と、上記他の情報通信ロボット装置との間における互い
の基本情報のうちから選択された所定基本情報を遺伝子
情報として記憶する着脱可能な遺伝子記憶手段と、を備
え、上記遺伝子記憶手段の遺伝子情報をさらに他の情報
通信ロボット装置の記憶手段における基本情報として用
いるものである。
【0010】また、この発明の情報通信ロボット装置
は、他の情報通信ロボット装置または他の情報端末装置
との間で上記基本情報の送信または受信を行う送受信手
段と、上記送受信手段により送信または受信された上記
基本情報の解析を行う解析手段と、上記他の情報端末装
置との間で選択された所定基本情報を新たな基本情報と
して以前の基本情報に替えて上記記憶手段に記憶する更
新手段と、を備え、上記新たな基本情報により上記駆動
手段の動作を行うものである。
【0011】また、本発明は、所定基本情報を着脱可能
な記憶手段に記憶し、上記基本情報に基づいて駆動手段
により可動部を駆動させ、制御手段により上記駆動手段
の動作をフィードバック情報を用いて制御すると共に上
記フィードバック情報を上記基本情報に蓄積する情報通
信ロボット装置を用いた情報通信方法において適用され
るものである。
【0012】この発明の情報通信方法は、他の情報通信
ロボット装置との間で上記基本情報の送信または受信を
行う送受信ステップと、上記送受信ステップにより送信
または受信された上記基本情報の解析を行う解析ステッ
プと、上記他の情報通信ロボット装置との間における互
いの基本情報のうちから選択された所定基本情報を遺伝
子情報として着脱可能な遺伝子記憶手段に記憶する遺伝
子記憶ステップと、を備え、上記遺伝子記憶手段の遺伝
子情報をさらに他の情報通信ロボット装置の記憶手段に
おける基本情報として用いるものである。
【0013】この発明の情報通信方法は、他の情報通信
ロボット装置または他の情報端末装置との間で上記基本
情報の送信または受信を行う送受信ステップと、上記送
受信ステップにより送信または受信された上記基本情報
の解析を行う解析ステップと、上記他の情報端末装置と
の間で選択された所定基本情報を新たな基本情報として
以前の基本情報に替えて上記記憶手段に記憶する更新ス
テップと、を備え、上記新たな基本情報により上記駆動
手段の動作を行うものである。
【0014】また、本発明は、所定基本情報を記憶する
着脱可能な記憶手段と、上記基本情報に基づいて可動部
を駆動させる駆動手段と、上記駆動手段の動作をフィー
ドバック情報を用いて制御すると共に上記フィードバッ
ク情報を上記基本情報に蓄積する制御手段とを有する情
報通信ロボット装置を用いた情報通信ロボットシステム
において適用されるものである。
【0015】この発明の情報通信ロボットシステムは、
他の情報通信ロボット装置との間で上記基本情報の送信
または受信を行う送受信手段と、上記送受信手段により
送信または受信された上記基本情報の解析を行う解析手
段と、上記他の情報通信ロボット装置との間における互
いの基本情報のうちから選択された所定基本情報を遺伝
子情報として記憶する着脱可能な遺伝子記憶手段とを備
えた第1の情報通信ロボット装置と、他の情報通信ロボ
ット装置との間で上記基本情報の送信または受信を行う
送受信手段と、上記送受信手段により送信または受信さ
れた上記基本情報の解析を行う解析手段とを備え、上記
他の情報通信ロボット装置との間における互いの基本情
報のうちから選択された所定基本情報を遺伝子情報とし
て上記第1の情報通信ロボット装置の着脱可能な上記遺
伝子記憶手段に記憶させる第2の情報通信ロボット装置
と、上記第1の情報通信ロボット装置の着脱可能な上記
遺伝子記憶手段の遺伝子情報を記憶手段における基本情
報として記憶する第3の情報通信ロボット装置とを備え
たものである。
【0016】また、この発明の情報通信ロボットシステ
ムは、他の情報通信ロボット装置または他の情報端末装
置との間で上記基本情報の送信または受信を行う送受信
手段と、上記送受信手段により送信または受信された上
記基本情報の解析を行う解析手段と、上記他の情報端末
装置との間で選択された所定基本情報を新たな基本情報
として以前の基本情報に替えて上記記憶手段に記憶する
更新手段とを備え、上記新たな基本情報により上記駆動
手段の動作を行う第1の情報通信ロボット装置と、他の
情報通信ロボット装置または他の情報端末装置との間で
上記基本情報の送信または受信を行う送受信手段と、上
記送受信手段により送信または受信された上記基本情報
の解析を行う解析手段と、上記他の情報端末装置との間
で選択された所定基本情報を新たな基本情報として以前
の基本情報に替えて上記記憶手段に記憶する更新手段と
を備え、上記新たな基本情報により上記駆動手段の動作
を行う第2の情報通信ロボット装置と、上記第1の情報
通信ロボット装置または上記第2の情報通信ロボット装
置に対して、上記新たな基本情報を予め設定されたタイ
ミングおよび内容で、または上記第1の情報通信ロボッ
ト装置側または上記第2の情報通信ロボット装置側から
の要求に応じたタイミングおよび内容で、または上記第
1の情報通信ロボット装置および上記第2の情報通信ロ
ボット装置間の通信結果に応じたタイミングおよび内容
で送信する情報端末装置とを備えたものである。
【0017】本発明のロボット装置は自律行動可能で適
応学習、成長機能を有するロボットにおいて、オス型ロ
ボットおよびメス型ロボットを設け、それぞの有する基
本情報をもとにして選択的に遺伝子情報を生成し、それ
ぞれに一般生態系と同様な遺伝子継承システムを組み込
むことにより、子々孫々のロボットにまでその行動パタ
ーンおよび学習効果の機能を遺伝的に継承させる。
【0018】また、本発明の他のロボット装置は自律行
動可能で適応学習、成長機能を有するロボットにおい
て、無線機能を用いて複数のロボット間で通信を行いな
がら、サーバーとなる情報端末装置からロボットをコン
トロールするためのプログラムソフトデータなどの基本
情報をダウンロードして、必要とするロボットにインス
トールする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。本実施の形態のロボット
は自律行動可能で適応学習、成長機能を有するロボット
において、オス型ロボットおよびメス型ロボットを設
け、それぞれに一般生態系と同様な遺伝子継承システム
を組み込むことにより、子々孫々のロボットにまでその
行動パターンおよび学習効果の機能を遺伝的に継承させ
ることができるものである。
【0020】図1は、本発明の実施の形態のロボットの
機能を示す構成図である。図1において、本発明の実施
の形態のロボットは、ロボットの動作のための基本情報
が記憶された本体に対して着脱可能に設けられたフラッ
シュメモリで構成される基本板状メモリ1と、他のロボ
ットとの通信により得られる遺伝子情報を示すDNA
(ディオキシリボ核酸)データを記憶するフラッシュメ
モリで構成されるDNA板状メモリ2と、自律行動可能
で適応学習、成長機能を有するロボット本体3とを有し
て構成される。
【0021】基本板状メモリ1は、所定基本情報を記憶
する着脱可能な記憶手段を構成し、出力部10は、基本
情報に基づいて可動部を駆動させる駆動手段を構成し、
内部状態計算部5、行動変換部9および感情と状態のモ
デル記憶部8は駆動手段の動作をフィードバック情報を
用いて制御すると共にフィードバック情報を基本情報に
蓄積する制御手段を構成する。
【0022】通信データ生成/解析手段13は、他の情
報通信ロボット装置との間で基本情報の送信または受信
を行う送受信手段を構成する。DNAデータ生成/解析
手段11は、送受信手段により送信または受信された基
本情報の解析を行う解析手段を構成する。DNA板状メ
モリ2は、他の情報通信ロボット装置との間における互
いの基本情報のうちから選択された所定基本情報を遺伝
子情報として記憶する着脱可能な遺伝子記憶手段を構成
する。
【0023】認識部14は、予め送受信手段における基
本情報に対する閲覧情報の送信または受信により、他の
情報通信ロボット装置との間における互いの基本情報の
送信または受信を行うか否かを認識する認識手段を構成
する。選択部12は、解析手段における基本情報の解析
において、所定基本情報をランダムにまたは任意にまた
は複合的に選択する選択手段を構成する。
【0024】I/F(InterFace)4は、ロボ
ット本体3に設けられるスロットに相当し、基本板状メ
モリ1およびDNA板状メモリ2とロボット本体3との
間でデータをやりとりするためのインターフェースとし
て機能する。1/F4は基本板状メモリ1からロボット
の特徴を表現する情報を読み出し、内部状態計算部5に
供給する。また、I/F4は、内部状態計算部5におけ
る所定の計算の結果得られる情報を基本板状メモリ1に
書き込み、その記憶内容を蓄積し、更新する。
【0025】内部状態計算部5には、I/F4から情報
が供給されるほか、外的入力部6からも入力が与えられ
る。さらに、内部状態計算部5には、行動変換部9にお
いて得られるロボットの具体的なアクションもフィード
バックされる。内部状態計算部5は、モデル記憶部8に
記憶されている感情と状態のモデルを、I/F4、外的
入力部6、時間入力部7、または行動変換部9からの入
力に対応して駆動し、ロボットの内部状態を更新する。
【0026】ロボットの内部状態は、I/F4からの情
報に含まれるものであり、更新された内部状態は、I/
F4を介して基本板状メモリ1に書き込まれる。また、
内部状態計算部5は更新後の内部状態に基づいて、ロボ
ットに行わせる概念的な動作を決定し、その概念的な動
作を行うように指示する命令を行動変換部9に出力す
る。
【0027】図2は、本実施の形態のロボットの構成を
示すブロック図である。ロボットは、所定時間を計時す
るタイマ回路20と、インターフェース回路25との間
でデータを通すバス22と、所定のプログラムが格納さ
れるROM(Read Only Memory)23
と、ロボットの動作を制御するCPU(Central
Processing Unit)21と、CPU2
1の動作のための制御データが格納されるRAM(Ra
ndom Access Memory)24と、CP
U21と後述する各部とのインターフェースを行うイン
ターフェース回路25を有して構成される。
【0028】また、ロボットは、他の情報通信ロボット
装置または他の情報端末装置との間で基本情報の送信ま
たは受信を行う通信部26を有する。また、ロボット
は、接触式または反射式のセンサー27と、被写体を撮
像するカメラ28と、カメラ28の撮像信号をディジタ
ルデータに変換するA/D変換器29とを有して構成さ
れる。また、ロボットは、外部音声を収音して電気信号
に変換するマイク30と、マイク30の電気信号をディ
ジタルデータに変換するA/D変換器31とを有して構
成される。
【0029】また、ロボットは、電源の供給または遮断
や所定入力指示などの操作を行う操作部32を有して構
成される。また、ロボットは、基本板状メモリ1を着脱
可能に接続する基本板状メモリ用コネクタ33と、DN
A板状メモリ2を着脱可能に接続するDNA板状メモリ
用コネクタ34とを有して構成される。
【0030】また、ロボットは、出力ディジタルデータ
を出力音声信号に変換するD/A変換器35と、出力音
声信号を音声として鳴動させるスピーカ36とを有して
構成される。また、ロボットは、CPU21の制御に基
づいて可動部である駆動機構38を駆動させるモータ3
7とを有して構成される。
【0031】モータ37は、I/F25を介して、CP
U21に制御され、駆動機構38を駆動するようになさ
れている。駆動機構38は、例えば、ロボットの可動部
分としての頭や手足、胴体などを構成し、モータ37に
よって駆動されるようになされている。
【0032】なお、上述した図1のI/F4は、図2の
I/F25と基本板状メモリ用コネクタ33およびDN
A板状メモリ用コネクタ34に対応する。また、図1の
外的入力部6は、図2のセンサー27、マイク30およ
びA/D変換器29、カメラ28およびA/D変換器2
9や操作部32に対応する。
【0033】また、図1の時間入力部7は、図10のタ
イマ回路20に対応し、図1のモデル記憶部8は、図1
0のROM23に対応する。さらに、図1の出力部10
は、図10のD/A変換器35およびスピーカ36やモ
ータ37および駆動機構38に対応する。
【0034】また、図1の通信データ生成/解析部13
は、図2の通信部26およびCPU21に対応し、図1
のDNAデータ生成/解析部11、選択部12および認
識部14は図2のCPU21に対応する。
【0035】このように構成されたロボットは、以下の
ような動作をする。後述する情報端末において選択され
た基本情報のデータが、上述した通信部26を介してロ
ボットに送られる。
【0036】ロボットにおいて、通信部26は情報端末
から送られた所定の基本情報のデータを受信してインタ
ーフェース回路25に供給する。バス22を用いてCP
U21はデータのやりとりを行うことにより、ROM2
3に格納されるプログラムが起動される。インターフェ
ース回路25は、赤外線等を介して情報端末から供給さ
れた所定の基本情報のデータを内部処理可能に変換す
る。
【0037】インターフェース回路25で変換されたデ
ータは基本板状メモリ用コネクタ33を介して基本板状
メモリ1またはDNA板状メモリ用コネクタ34を介し
てDNA板状メモリ2にダウンロードされる。センサー
27は外部の接触物または近接物を検出し、カメラ28
は外部の被写体を撮像し、マイク30は外部の音声を収
音し、センサー検出信号、画像データおよび音声データ
をインターフェース回路25を介してCPU21に供給
する。
【0038】ダウンロードされたデータ並びにセンサー
検出信号、画像データおよび音声データをCPU216
が解析して、各可動部の動作コマンドをインターフェー
ス回路25に供給する。インターフェース回路25は動
作コマンドを駆動信号に変換する。駆動信号は、モータ
37およびスピーカ36に供給される。モータ37は駆
動信号により駆動され、スピーカ36は駆動信号により
鳴動される。
【0039】図3は、本実施の形態の情報端末の構成を
示すブロック図である。図3において、情報端末39
は、インターネットを介してプロバイダから供給されま
たはアンテナから受信されるビデオ入力をNTSC方式
またはPAL方式の画像に変換してモニタにビデオ出力
するコーデック40と、NTSC方式またはPAL方式
のビデオデータを記憶するVRAM41と、VRAM4
1にグラフィックイメージを描画するグラフィックエン
ジン42とを有する。
【0040】また、情報端末39は、インターネットを
介してプロバイダから供給されまたはアンテナから受信
されるオーディオ入力を所定の方式に変換してモニタに
オーディオ出力するオーディオコーデック43と、イン
ターネットを介してプロバイダからPSTN(高速通信
回線)により供給されるメールの通信データを受信して
受信データに変換するモデム44と、IR(赤外線)、
シリアル、パラレルおよびその他のインターフェースを
行うインターフェース回路45とを有する。
【0041】また、情報端末39は、グラフィックエン
ジン42と、オーディオコーデック43と、モデム44
と、インターフェース回路45とのデータを通すローカ
ルバス46と、所定のプログラムが格納されるフラッシ
ュメモリ47と、情報端末39の動作を制御するCPU
50と、CPU50の動作のための制御データが格納さ
れるメモリ51と、CPU50およびメモリ51のデー
タを通すホストバス49と、ローカルバス46とホスト
バス49とのデータのやりとりをするバスブリッジ48
とを有して構成される。なお、フラッシュメモリ47
は、上述した基本板状メモリ1またはDNA板状メモリ
2と同様のものである。
【0042】このように構成された情報端末は、以下の
ような動作をする。電源を入れると、ホストバス49お
よびローカルバス46を用いてCPU50はデータのや
りとりを行うことにより、フラッシュメモリ47に格納
されるプログラムが起動される。モデム44は、インタ
ーネットを介してプロバイダから供給されたデータを内
部処理可能に変換する。モデム44で変換されたデータ
はメモリ51またはフラッシュメモリ47にダウンロー
ドされる。ダウンロードされたデータをCPU50が解
析して、グラフィックエンジン42に供給する。グラフ
ィックエンジン42はVRAM41にグラフィックイメ
ージを描画し、それをNTSC/PALコーデック40
がNTSC方式またはPAL方式の画像に変換する。
【0043】CPU50が解析したデータが、所定のコ
ードであるとき、所定のコードはインターフェース回路
45によりシリアルデータとして例えば無線LANなど
のワイヤレストランスミッタによりロボットに送られ
る。
【0044】以下に、上述した行動可能で適応学習、成
長機能を有するロボットを用いたDNA継承システムの
具体的な使用状態を説明する。図4は、DNA継承シス
テムを示す図である。図4において、まず、板状メモリ
装着状態S1において、オス型ロボット52の所定のス
ロットに基本情報が記憶された基本板状メモリ53を装
着し、メス型ロボット54の所定スロットに基本板状メ
モリ55およびDNA情報が記憶されたDNA板状メモ
リ56を装着する。
【0045】この場合、オス型ロボット52およびメス
型ロボット54をそれぞれ設けて、メス型ロボット54
のみに基本板状メモリ55用のスロットに加えてDNA
板状メモリ56用のスロットを設けても良いし、オス型
ロボット52およびメス型ロボット54共に基本板状メ
モリ55用のスロットおよびDNA板状メモリ56用の
スロットを設けて、基本板状メモリ55に加えてDNA
板状メモリ56が装着されたときにメス型ロボットと認
識するようにしても良い。
【0046】次に、データ転送状態S2において、オス
型ロボット52およびメス型ロボット54との間でそれ
ぞれ通信57によりデータ転送が行われる。これによ
り、お互いのDNAの因子58(A10,B5,C0)
および因子59(A5,B10,C10)を相互に選択
的に交換し合う。具体的には、因子(An,Bn,C
n)に対してn(=0〜10)は各因子のレベルを示
し、数値の高い因子は優秀で、数値の低い因子は劣等で
あることを示す。例えば、Anは学習能力の優秀または
劣等、Bnは性格の勇猛または穏和、Cnは運動能力の
敏捷または遅滞などを示す。
【0047】ここで、予め通信データ生成/解析部13
における基本情報に対する閲覧情報の送信または受信に
より、他の情報通信ロボット装置との間における互いの
基本情報の送信または受信を行うか否かを認識部14に
より認識する。そして、あたかもお見合いまたは恋愛の
ように認識を行い、この互いの認識後に基本情報の通信
を行い、なお、認識が不成立の場合には基本情報の通信
は行わないようにしてもい。
【0048】また、DNAデータ生成/解析部11にお
ける基本情報の解析において、所定基本情報をランダム
にまたは任意(優性遺伝)にまたは複合的に選択部12
により選択する。
【0049】そして、DNA板状メモリ生成状態S3に
おいて、メス型ロボット54の所定スロットにおいて上
述したデータ転送S2により新たな因子60(A10、
B10、C10)が記憶されたDNA板状メモリ56が
生成され、所定スロットから取り出される。
【0050】最後に、子型ロボット生成状態S4におい
て、子型ロボット62の所定スロットに上述したDNA
板状メモリ生成S3により生成されたDNA板状メモリ
56を新たな基本板状メモリ61として装着することに
より、子型ロボット62が生成される。この子型ロボッ
ト62は、オス型ロボット52およびメス型ロボット5
4のそれぞれの因子による特徴のある機能を有してい
る。
【0051】このようにして、上述したDNA継承シス
テムによれば、オス型ロボット52およびメス型ロボッ
ト54における優れた両親の特徴を因子として一般生態
系のDNAのように継承した子型ロボット62を生成す
ることができる。
【0052】なお、子型ロボット62をオス型ロボット
52またはメス型ロボット54として用いれば、順次子
々孫々にまで優れた両親の特徴を因子として継承するこ
とができる。
【0053】また、オス型ロボット52またはメス型ロ
ボット54それぞれに伝達させる学習データおよび行動
パターンデータ等の基本情報を任意またはランダムに選
択することにより、一般生態系のDNAのように子型ロ
ボット62に特徴を継承させることができる。
【0054】また、子型ロボット62の兄弟同士は、親
似または兄弟似の機能を有していて、その通信機能によ
って、お互いに影響を受け合って、集団学習機能を発揮
するので、学習効率が向上する。
【0055】さらに、上述したDNA継承システムによ
り生成された新たなDNA板状メモリを、あたかも実際
の犬猫の交配ビジネスのように用いるDNA販売システ
ムを説明する。
【0056】図5は、オンライン上でのDNA販売シス
テムを示す図である。図5Aにおいて、まず、市販型と
して、DNA板状メモリ装着状態S11において、販売
者の情報端末62にDNA板状メモリ64を装着して、
インターネット63上のDNAサイト65に接続して、
DNA板状メモリ64に記憶されているDNAの因子を
示す情報を公開展示して販売する。
【0057】次に、DNAサイト接続状態S12におい
て、ユーザーはインターネット63上のDNAサイト6
5に接続して、公開展示されている複数のDNAの因子
を示す情報を閲覧する。DNA選択状態S13におい
て、複数のDNAの因子を示す情報の中からユーザー選
択DNA66を選択する。ユーザー選択DNA66は、
例えば、留守番ロボット用のDNAの因子としてセンサ
ーにより敏感に反応して気が強い因子を有するものであ
る。
【0058】ここで、複数のDNAの因子を示す情報の
中からユーザー選択DNA66を選択した時点で、DN
Aの因子データをダウンロードする。このダウンロード
時にその内容に応じて課金される。なお、他のDNAの
因子としては、ペットロボット用のDNAの因子として
穏和な性格で動きも緩やかであるもの、スピーカから音
楽を出力して音楽に合わせて踊るミュージックロボット
用のDNAの因子として感情表現が優れているもの、専
門分野ロボット用のDNAの因子として各種分野の学習
能力が優れているものなどが考えられる。
【0059】そして、新ロボット生成状態S14におい
て、ユーザーは、ユーザーのロボット67の所定スロッ
トに購入した新たな板状メモリ68を装着する。このよ
うにして、販売者は、優れたロボットのDNAの因子を
オンラインで販売して、ユーザーは、ユーザーのロボッ
ト67を自ら選択したタイプのロボットの動作をさせ
て、その成長過程を楽しむことができる。
【0060】また、図5Bにおいて、ユーザー参加型と
して、ロボット飼育状態S15において、ユーザー70
はロボット69を自ら望むタイプに育てる。そして、オ
リジナルロボット生成状態S16において、各種能力に
優秀な因子72(A10、B10、C10)を有する優
れたロボット71を生成する。そして、公開フォーラム
S17において、この優秀な因子72(A10、B1
0、C10)を有するDNA板状メモリ75を、ユーザ
ーの情報端末73に装着して、インターネット74に接
続して、公開フォーラムにアップロードして個人的に販
売する。
【0061】このとき、公開フォーラムにアップロード
した時点で出展代金として課金する。これにより、イン
ターネット上でのユーザー参加型のDNAの売買が行わ
れる。なお、販売の実績に応じて課金される。
【0062】また、これらに限らず、交配センターを設
けて、交配センターで、優秀なDNAの因子を持ったロ
ボットを増やして、そのDNAを販売しても良い。
【0063】上述した本実施の形態のDNAシステムを
用いたロボットによれば、学習効果が固体の領域内に留
まらないので、複数のロボットの優勢遺伝的成果が効率
よく子々孫々に至るまでの他のロボットに伝達すること
ができ、一般生態系におけるDNAのように用いること
ができ、また、遺伝子効果を利用したエンタテイメント
ロボットとして、性格や学習能力が似ている同族のロボ
ットファミリーの形成や、運動能力が共通したファミリ
ーダンサーズの形成や、共通の声質遺伝によるファミリ
ーシンガーズの形成を実現させることができる。また、
ロボット間でのデータ伝達に、優性遺伝同士、劣性遺伝
同士、またはランダム遺伝同士のデータ伝達を許可また
は不許可とするなどの一定のガイドを設けることができ
る。
【0064】また、上述した遺伝子情報の因子はこれら
に限らず、例えば因子としてタイマ回路により出荷時か
ら計数される年月時分秒データから得られる年齢や、遺
伝子情報の更新回数を示すバージョン番号やリビジョン
番号を用いて、これらの年齢やバージョン番号の古いも
のは遺伝させないようにしてもよい。
【0065】また、DNA板状メモリ2に記憶された遺
伝子情報をパーソナルコンピュータ等の情報端末装置に
装着して遺伝子情報を解析して、子型ロボット同士のD
NA鑑定に用いても良い。
【0066】また、本実施の形態の他のロボットは自律
行動可能で適応学習、成長機能を有するロボットにおい
て、無線LAN(Local Area Networ
k)を用いて複数のロボット間で通信を行いながら、サ
ーバーとなる情報端末装置からロボットをコントロール
するためのプログラムソフトデータなどの基本情報をダ
ウンロードして、必要とするロボットにインストールす
ることができるものである。
【0067】図6Aは、無線LAN通信システムの機能
を示す図である。図6Aにおいて、家庭(オフィス)内
80の無線LAN通信システムは、複数の無線LANに
よる通信機能付ロボット83、84と、サーバー81と
なる情報端末装置とを有して構成される。ここで、サー
バー81は、Web82に接続されていて、Web82
には遠隔地情報端末87と、遠隔地ロボット88が接続
されている。
【0068】そして、通信機能付ロボット83、84は
無線LANを用いてロボット間での通信86を行う。
【0069】ここで、図1の通信データ生成/解析手段
13は、他の情報通信ロボット装置または他の情報端末
装置との間で基本情報の送信または受信を行う送受信手
段を構成する。
【0070】また、通信データ生成/解析手段13は、
送受信手段により送信または受信された基本情報の解析
を行う解析手段を構成する。
【0071】また、通信データ生成/解析手段13は、
他の情報端末装置との間で選択された所定基本情報を新
たな基本情報として以前の基本情報に替えて記憶手段
(基本板状メモリ1)に記憶する更新手段を構成する。
【0072】また、新たな基本情報は他の情報端末装置
側から予め設定されたタイミングおよび内容で送信さ
れ、または情報通信ロボット装置側からの要求に応じた
タイミングおよび内容で送信される。このようなタイミ
ングは、認識部14で認識される。
【0073】また、情報通信ロボット装置を複数設ける
ことにより、新たな基本情報は情報通信ロボット装置間
の通信結果に応じたタイミングおよび内容で送信され
る。このようなタイミングは、認識部14で認識され
る。
【0074】これにより、通信機能付ロボット83、8
4に対して無線LANを用いて、サーバー81からロボ
ットをコントロールするためのプログラムソフトデータ
などの基本情報をダウンロードして、必要とするロボッ
トにインストールし、サーバー81において、通信機能
付ロボット83、84の動作をコントロールして新たな
機能を実行させることができる。
【0075】図6Bは、無線LAN通信システムの具体
的構成を示す図である。図6Bにおいて、無線LAN通
信システムの具体的構成は、複数の無線LANによる通
信機能付ロボット83、84と、無線LANステーショ
ン89を有するサーバー81とを有して構成される。こ
こで、サーバー81は、上述と同様に、Web82に接
続されていて、Web82には遠隔地情報端末87と、
遠隔地ロボット88が接続されている。
【0076】ここで、通信機能付ロボット84の図2に
示したセンサー27、カメラ28またはマイク30など
のセンサー検出信号、画像データまたは音声データによ
り人物を検出して、CPU21がこれが家族以外の人物
であってドロボウであることを認識する。この通信機能
付ロボット84からのセンサー検出信号、画像データま
たは音声データはAV(Audio Visual)デ
ータ90として通信機能付ロボット83に伝達される。
これにより、AVデータ90の伝達を受けた通信機能付
ロボット83はドロボウを発見した通信機能付ロボット
84を助けに行く。
【0077】このとき、サーバー81とAVデータ90
の伝達を受けた通信機能付ロボット83との間で無線L
ANステーション89を介して動作コントロールのやり
とりなどの無線LAN送受信93が行われる。
【0078】また、ドロボウを発見した通信機能付ロボ
ット84は、無線LANステーション89およびWeb
82を介して遠隔地情報端末87のユーザーに対してサ
ーバー経由で連絡91を行う。
【0079】サーバー81は連絡91に対応してドロボ
ウを撃退するための番犬ソフト92などの専用アプリケ
ーションソフトを無線LANステーション89を介して
ドロボウを発見した通信機能付ロボット84に供給す
る。
【0080】これにより、ドロボウを発見した通信機能
付ロボット84に番犬ソフト92がインストールされ
て、通信機能付ロボット84は番犬ソフト92により行
動してドロボウを撃退することができる。
【0081】なお、サーバー81から通信機能付ロボッ
ト84への専用アプリケーションソフトの送信の内容お
よびタイミングは、連絡91を受けたユーザーが遠隔地
情報端末87からサーバー81に対して設定しても良い
し、予め定めたプログラムにより任意に設定することが
できるし、また、通信機能付ロボット83、84間のデ
ータ伝達に応じて設定しても良い。
【0082】このように通信機能付ロボット83、84
に無線LANの送受信機能を搭載して(例えば、IEE
E802.11b、Blue Tooth)、通信機能
付ロボット83、84間またはサーバー81などの情報
端末との間の通信を可能とすることにより、サーバー8
1から通信機能付ロボット83、84に対して動作のた
めのコントロールデータや、アプリケーションソフトを
インストールすることができる。また、通信機能付ロボ
ット83、84からサーバー81経由でWeb82に接
続して、遠隔地情報端末87からのユーザーによるリモ
ートアクセスを行うことができる。また、通信機能付ロ
ボット83、84の連動を可能とすると共に、さらに、
通信機能付ロボット83、84と遠隔地ロボット88と
の間の交信をすることができ、これらを連動をさせるこ
とができる。
【0083】以下に、上述した行動可能で適応学習、成
長機能を有するロボットを用いたロボットLANシステ
ムの具体的な使用状態を説明する。
【0084】図7は、情報端末からロボットへの無線L
AN通信を用いたロボットLANシステムを示す図であ
る。図7において、まず、無線LAN機能装備状態S2
1において、ロボット100および情報端末101に無
線LAN通信を可能とするための機能を装備する。ここ
で、ロボット100には自律行動をするための基本情報
のソフトのみが記憶された板状メモリ1が装着されてい
て、専用アプリケーションソフトは記憶されていない。
【0085】次に、各種ソフトインストール状態S22
において、情報端末101側からロボット100に対し
てソフト転送102が行われて、ロボット100の板状
メモリ1に専用アプリケーションソフトがインストール
される。
【0086】これにより、番犬ロボット状態S23にお
いて、ロボット100は番犬ロボットして行動する。こ
の場合、ロボット100が玄関の近くにいるときには番
犬として動作するために必要な番犬ソフトを、情報端末
101からロボット100へインストールする。
【0087】また、目覚ましロボット状態S24におい
て、予め定められた時間に睡眠中のユーザー103を起
こす動作をする。この場合、起床時刻には目覚ましロボ
ットとして動作するために必要な目覚ましソフトを、情
報端末101からロボット100へインストールする。
【0088】このとき、順次ロボット100にインスト
ールされる専用アプリケーションソフトは板状メモリ1
内で更新されるようにしても良いし、記憶容量に応じて
異なる記憶領域に記憶されても良い。
【0089】また、1日のスケジュールとして予め定め
られた時間や各時間帯に応じて必要なソフトを情報端末
101からロボット100へインストールするようにし
ても良い。例えば、朝の所定時刻における目覚ましロボ
ット状態S25において、ロボット100は自宅104
のユーザー103を起こす動作をし、昼の所定時刻にお
ける留守番ロボット状態S26において、ロボット10
0は自宅104の留守番の動作をし、夜の所定時刻にお
けるペットロボット状態S27において、ロボット10
0は自宅104のユーザー103に対してペットとして
の動作をする。
【0090】図8は、情報端末とロボットとの間の双方
向の無線LAN通信を用いたロボットLANシステムを
示す図である。図8において、まず、無線LAN機能装
備状態S31において、ロボット110および自宅の情
報端末111に無線LAN通信を可能とするための機能
を装備する。ここで、ロボット110には自律行動をす
るための基本情報のソフトおよび専用アプリケーション
ソフトとして留守番ロボットソフトが記憶された板状メ
モリ1が装着されている。
【0091】次に、物音検知状態S32において、ロボ
ット110は留守番ロボットとして動作して、物音をマ
イク30の音声信号により検出して、物音のある方を監
視し、CPU21がこれが家族以外の不審者112の物
音であることを認識する。
【0092】そして、必要ソフト要求状態S33におい
て、ロボット110は自宅の情報端末11に対して不審
者112を撃退するための番犬ソフトなどの専用アプリ
ケーションソフトを要求するためのデータ転送113を
行う。
【0093】要求ソフトインストール状態S34におい
て、自宅の情報端末11はロボット110に対して、要
求された番犬ソフトなどの専用アプリケーションソフト
のインストールを行うためのデータ転送114を行う。
これにより、ロボット110の板状メモリ1に番犬ソフ
トがインストールされ、ロボット110は番犬ロボット
として動作し、不審者112を撃退する。
【0094】なお、自宅の情報端末111はロボット1
10に対して、状況に応じてロボット110が必要とす
る各種の専用アプリケーションソフトをインストールす
る。
【0095】そして、ユーザーへの連絡状態S35にお
いて、自宅の情報端末111はインターネット115を
介して遠隔地のユーザーにロボット110に要求された
番犬ソフトなどの専用アプリケーションソフトのインス
トールを行った旨の連絡を行う。
【0096】また、ユーザーへの情報送信状態S36に
おいて、ロボット110のカメラ116またはマイク3
0による不審者117の画像データおよび音声データ
を、自宅の情報端末111を介して遠隔地の情報端末1
18に送信することにより、ユーザー119は遠隔地に
おいて自宅のこのときの状態の画像を見て、音声を聞く
ことができる。
【0097】図9は、Webコントロールを用いたロボ
ットLANシステムを示す図である。図9において、ま
ず、無線LAN機能装備およびインターネットへの接続
状態S41において、ロボット120および情報端末1
21に無線LAN通信を可能とするための機能を装備す
ると共に情報端末121をインターネット122に接続
する。ここで、ロボット120には自律行動をするため
の基本情報のソフトおよび専用アプリケーションソフト
が記憶された板状メモリ1が装着されている。
【0098】Webサイトのサービス選択状態S42に
おいて、Webサイト123に各種専用アプリケーショ
ンソフトのインストールを行うサービスが設けられてい
る。例えば、上述した留守番ソフトサービスや、歌を歌
ったり踊りを踊る音楽ソフトサービスなどがある。
【0099】なお、Webサイトのサービス選択は、ロ
ボット120の状況に応じて任意に選択されても良い
し、ロボット120からの要求に応じて選択されても良
い。また、既にインストールされている専用アプリケー
ションソフトの最新版を自動的に選択するようにしても
よい。
【0100】そして、必要なソフトをダウンロードおよ
びロボットへインストール状態S43において、情報端
末121は選択されたWebサイトのサービスソフトを
ダウンロードして、選択された留守番ソフト、音楽ソフ
トなどの専用アプリケーションソフトのインストールを
行うためのデータ転送124を行う。
【0101】これにより、ソフトによるロボットの動作
状態S44において、ロボット120の板状メモリ1に
番犬ソフト、音楽ソフトなどの専用アプリケーションソ
フトがインストールされ、ロボット120は最新版の番
犬ロボット、音楽ソフトなどの専用ソフトのロボットと
して動作する。これにより、ユーザーは自らロボットを
育てなくても、必要なソフトのインストールサービスに
より、必要な動作をさせることができる。
【0102】また、ロボット同士の対戦ゲームとして予
め定められた異なるロボットに必要な異なるソフトを情
報端末121からそれぞれインストールするようにして
も良い。例えば、ロボット(A)125、ロボット
(B)126に異なるソフトをインストールする状態S
45において、ロボット(A)125にある対戦ゲーム
ソフトをインストールし、ロボット(B)126に対向
する異なる対戦ゲームソフトをインストールする。する
と、別々のソフトによるロボット(A)125、ロボッ
ト(B)126の動作状態S46において、ロボット
(A)125、ロボット(B)126はそれぞれ異なる
動作をしながら対戦する。そして、動作終了状態S47
において、ロボット(A)125が負けて、ロボット
(B)126が勝って対戦ゲームが終了する。
【0103】このように、ロボットは他のロボットの状
態を認識して動作する。この動作には、上述した対戦の
ほかに強調して相手を助けるヘルプ機能として動作する
場合が含まれる。
【0104】また、適材適所で、必要な場所または状況
に応じて、必要なアプリケーションソフトをロボットに
転送してインストールすることにより、直ちにロボット
に必要な動作をさせることができる。
【0105】また、例えば会社などの遠隔地から自宅の
ロボットをコントロールすることができ、または上述し
た番犬ソフトを用いてロボットから会社のユーザーに画
像データや音声データを用いてメッセージを転送するこ
とができる。
【0106】また、遠隔地のロボットが故障した場合に
は、他の予備のロボットを応援のために起動動作させて
待機させることができる。
【0107】上述した本実施の形態のロボットLANシ
ステムを用いたロボットによれば、固体間の連動が可能
となり、また、複数のロボットの集中コントロールが可
能となり、また、ロボットの遠隔操作が可能となり、ま
た、遠隔地間のロボット間でのデータ通信が可能とな
り、また、画像データや音声データなどのAV(Aud
io Visual)データの転送が可能となる。
【0108】また、上述したロボットにインストールさ
れるソフトはこれらに限らず、より最新かつ高度のソフ
トを取り入れるようにしても良い。また、目覚ましロボ
ットにおいては、常に最新の音楽を歌うことにより起こ
してくれるようにしても良い。
【0109】
【発明の効果】本発明の情報通信ロボット装置によれ
ば、オス型ロボットまたはメス型ロボットそれぞれに伝
達させる学習データおよび行動パターンデータ等の基本
情報を任意またはランダムに選択することにより、一般
生態系のDNAのように子型ロボットに特徴を継承させ
ることにより、学習効果が固体の領域内に留まらないの
で、複数のロボットの優勢遺伝的成果が効率よく子々孫
々に至るまでの他のロボットに伝達することができ、一
般生態系におけるDNAのように用いることができ、ま
た、遺伝子効果を利用したエンタテイメントロボットと
して、性格や学習能力が似ている同族のロボットファミ
リーの形成を実現させることができる。また、遺伝情報
に基づいてロボット間でのデータ伝達に一定のガイドを
設けることができるという効果を奏する。
【0110】また、本発明の情報通信ロボット装置によ
れば、上述において、基本情報に対する閲覧情報の送信
または受信により、他の情報通信ロボット装置との間に
おける互いの基本情報の送信または受信を行うか否かを
認識するので、あたかもお見合いまたは恋愛のように認
識を行い、この互いの認識後に基本情報の通信を行い、
認識が不成立の場合には基本情報の通信は行わないよう
にして以後の通信および遺伝子情報生成を実行するかし
ないかを切り換えることができるという効果を奏する。
【0111】また、本発明の情報通信ロボット装置によ
れば、上述において、基本情報の解析において、所定基
本情報をランダムにまたは任意(優性遺伝)にまたは複
合的に選択するので、あたかも一般生態系のDNAのよ
うに子型ロボットに両親の特徴となる因子を選択的に継
承させることができるという効果を奏する。
【0112】また、本発明の情報通信ロボット装置によ
れば、通信機能付ロボットに無線LAN等の送受信機能
を搭載して、通信機能付ロボット間または情報端末との
間の通信を可能とすることにより、固体間の連動が可能
となり、また、複数のロボットの集中コントロールが可
能となり、また、ロボットの遠隔操作が可能となり、ま
た、遠隔地間のロボット間でのデータ通信が可能とな
り、また、画像データや音声データなどのAVデータの
転送をすることができるという効果を奏する。
【0113】また、本発明の情報通信ロボット装置によ
れば、上述において、基本情報は他の情報端末装置側か
ら予め設定されたタイミングおよび内容で送信され、ま
たは情報通信ロボット装置側からの要求に応じたタイミ
ングおよび内容で送信されるので、適材適所で、必要な
場所または状況に応じて、必要なアプリケーションソフ
トをロボットに転送してインストールすることにより、
直ちにロボットに必要な動作をさせることができるとい
う効果を奏する。
【0114】また、本発明の情報通信ロボット装置によ
れば、上述において、情報通信ロボット装置を複数設
け、新たな基本情報は情報通信ロボット装置間の通信結
果に応じたタイミングおよび内容で送信されるので、強
調して相手を助けるヘルプ機能を発揮して動作した結果
の状況により、必要なアプリケーションソフトをロボッ
トに転送してインストールすることにより、ロボットに
初期段階と異なる動作をさせることができるという効果
を奏する。
【0115】また、本発明の情報通信ロボット方法によ
れば、オス型ロボットまたはメス型ロボットそれぞれに
伝達させる学習データおよび行動パターンデータ等の基
本情報を任意またはランダムに選択することにより、一
般生態系のDNAのように子型ロボットに特徴を継承さ
せることにより、学習効果が固体の領域内に留まらない
ので、複数のロボットの優勢遺伝的成果が効率よく子々
孫々に至るまでの他のロボットに伝達することができ、
一般生態系におけるDNAのように用いることができ、
また、遺伝子効果を利用したエンタテイメントロボット
として、性格や学習能力が似ている同族のロボットファ
ミリーの形成を実現させることができる。また、遺伝情
報に基づいてロボット間でのデータ伝達に一定のガイド
を設けることができ、情報通信の幅を拡大することがで
きるという効果を奏する。
【0116】また、本発明の情報通信ロボット方法によ
れば、通信機能付ロボットに無線LAN等の送受信機能
を用いて、通信機能付ロボット間または情報端末との間
の通信を可能とすることにより、固体間の連動が可能と
なり、また、複数のロボットの集中コントロールが可能
となり、また、ロボットの遠隔操作が可能となり、ま
た、遠隔地間のロボット間でのデータ通信が可能とな
り、また、画像データや音声データなどのAVデータの
転送をすることができ、情報通信の範囲を拡大させると
いう効果を奏する。
【0117】また、本発明の情報通信ロボットシステム
によれば、オス型ロボットまたはメス型ロボットそれぞ
れに伝達させる学習データおよび行動パターンデータ等
の基本情報を任意またはランダムに選択することによ
り、一般生態系のDNAのように子型ロボットに特徴を
継承させることにより、学習効果が固体の領域内に留ま
らないので、複数のロボットの優勢遺伝的成果が効率よ
く子々孫々に至るまでの他のロボットに伝達することが
でき、一般生態系におけるDNAのように用いることが
でき、さらに、新たな遺伝子情報を公開販売して普及さ
せて優れた遺伝子を拡張させることができるという効果
を奏する。
【0118】また、本発明の情報通信ロボットシステム
によれば、通信機能付ロボットに無線LAN等の送受信
機能を搭載して、通信機能付ロボット間または情報端末
との間の通信を可能とすることにより、固体間の連動が
可能となり、また、複数のロボットの集中コントロール
や遠隔操作が可能となり、また、遠隔地間のロボット間
で画像データや音声データなどのAVデータの転送をす
ることができ、遠隔地でデータ収集をしながら必要な情
報を各ロボットにインストールさせることができるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のロボットの機能を示す構
成図である。
【図2】本発明の実施の形態のロボットの構成を示すブ
ロック図である。
【図3】情報端末の構成を示すブロック図である。
【図4】DNA継承システムを示す図である。
【図5】オンライン上でのDNA販売システムを示す図
である。
【図6】図6Aは無線LAN通信システムの機能を示す
図、図6Bは無線LAN通信システムの構成を示す図で
ある。
【図7】情報端末からロボットへの無線LAN通信を用
いたロボットLANシステムを示す図である。
【図8】情報端末とロボットとの間の双方向の無線LA
N通信を用いたロボットLANシステムを示す図であ
る。
【図9】Webコントロールを用いたロボットLANシ
ステムを示す図である。
【符号の説明】
1……基本板状メモリ、2……DNA板状メモリ、3…
…ロボット、4……I/F、5……内部状態計算部、6
……外的入力部、7……時間入力部、8……感情と状態
のモデル記憶部、9……行動変換部、10……出力部、
11……DNAデータ生成/解析部、12……選択部、
13……通信データ生成/解析部、14……認識部、5
2……オス型ロボット、54……メス型ロボット、62
……子型ロボット、81……サーバー(情報端末)、8
2……Web、83……通信機能付ロボット、84……
通信機能付ロボット、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G05B 15/02 G05B 15/02 M Fターム(参考) 2C150 BA06 BA11 CA01 CA02 DA05 DA24 DA26 DA27 DA28 DF03 DF04 DF06 DF08 DF33 ED42 ED52 EF13 EF16 EF23 EF29 EF33 EF36 3F059 AA00 BA00 BB06 BC06 FC00 FC15 5H004 GA26 GB16 HA07 HB07 JA05 JA12 JB06 JB19 KD62 KD63 LA15 MA04 MA05 MA06 MA38 MA42 MA51 MA55 5H215 AA07 CC07 CX01 GG04 HH03 KK03 9A001 BB03 BB06 FF08 HH19 HZ34 JJ25 KK62

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定基本情報を記憶する着脱可能な記憶手
    段と、上記基本情報に基づいて可動部を駆動させる駆動
    手段と、上記駆動手段の動作をフィードバック情報を用
    いて制御すると共に上記フィードバック情報を上記基本
    情報に蓄積する制御手段とを有する情報通信ロボット装
    置において、 他の情報通信ロボット装置との間で上記基本情報の送信
    または受信を行う送受信手段と、 上記送受信手段により送信または受信された上記基本情
    報の解析を行う解析手段と、 上記他の情報通信ロボット装置との間における互いの基
    本情報のうちから選択された所定基本情報を遺伝子情報
    として記憶する着脱可能な遺伝子記憶手段と、 を備え、上記遺伝子記憶手段の遺伝子情報をさらに他の
    情報通信ロボット装置の記憶手段における基本情報とし
    て用いることを特徴とする情報通信ロボット装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の情報通信ロボット装置にお
    いて、 予め上記送受信手段における上記基本情報に対する閲覧
    情報の送信または受信により、上記他の情報通信ロボッ
    ト装置との間における互いの上記基本情報の送信または
    受信を行うか否かを認識する認識手段を有することを特
    徴とする情報通信ロボット装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の情報通信ロボット装置にお
    いて、 上記解析手段における上記基本情報の解析において、所
    定基本情報をランダムにまたは任意にまたは複合的に選
    択する選択手段を有することを特徴とする情報通信ロボ
    ット装置。
  4. 【請求項4】所定基本情報を記憶する着脱可能な記憶手
    段と、上記基本情報に基づいて可動部を駆動させる駆動
    手段と、上記駆動手段の動作をフィードバック情報を用
    いて制御すると共に上記フィードバック情報を上記基本
    情報に蓄積する制御手段とを有する情報通信ロボット装
    置において、 他の情報通信ロボット装置または他の情報端末装置との
    間で上記基本情報の送信または受信を行う送受信手段
    と、 上記送受信手段により送信または受信された上記基本情
    報の解析を行う解析手段と、 上記他の情報端末装置との間で選択された所定基本情報
    を新たな基本情報として以前の基本情報に替えて上記記
    憶手段に記憶する更新手段と、 を備え、上記新たな基本情報により上記駆動手段の動作
    を行うことを特徴とする情報通信ロボット装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の情報通信ロボット装置にお
    いて、 上記新たな基本情報は上記他の情報端末装置側から予め
    設定されたタイミングおよび内容で送信され、または上
    記情報通信ロボット装置側からの要求に応じたタイミン
    グおよび内容で送信されることを特徴とする情報通信ロ
    ボット装置。
  6. 【請求項6】請求項1記載の情報通信ロボット装置にお
    いて、 上記情報通信ロボット装置を複数設け、上記新たな基本
    情報は上記情報通信ロボット装置間の通信結果に応じた
    タイミングおよび内容で送信されることを特徴とする情
    報通信ロボット装置。
  7. 【請求項7】所定基本情報を着脱可能な記憶手段に記憶
    し、上記基本情報に基づいて駆動手段により可動部を駆
    動させ、制御手段により上記駆動手段の動作をフィード
    バック情報を用いて制御すると共に上記フィードバック
    情報を上記基本情報に蓄積する情報通信ロボット装置を
    用いた情報通信方法において、 他の情報通信ロボット装置との間で上記基本情報の送信
    または受信を行う送受信ステップと、 上記送受信ステップにより送信または受信された上記基
    本情報の解析を行う解析ステップと、 上記他の情報通信ロボット装置との間における互いの基
    本情報のうちから選択された所定基本情報を遺伝子情報
    として着脱可能な遺伝子記憶手段に記憶する遺伝子記憶
    ステップと、 を備え、上記遺伝子記憶手段の遺伝子情報をさらに他の
    情報通信ロボット装置の記憶手段における基本情報とし
    て用いることを特徴とする情報通信方法。
  8. 【請求項8】所定基本情報を着脱可能な記憶手段に記憶
    し、上記基本情報に基づいて駆動手段により可動部を駆
    動させ、制御手段により上記駆動手段の動作をフィード
    バック情報を用いて制御すると共に上記フィードバック
    情報を上記基本情報に蓄積する情報通信ロボット装置を
    用いた情報通信方法において、 他の情報通信ロボット装置または他の情報端末装置との
    間で上記基本情報の送信または受信を行う送受信ステッ
    プと、 上記送受信ステップにより送信または受信された上記基
    本情報の解析を行う解析ステップと、 上記他の情報端末装置との間で選択された所定基本情報
    を新たな基本情報として以前の基本情報に替えて上記記
    憶手段に記憶する更新ステップと、 を備え、上記新たな基本情報により上記駆動手段の動作
    を行うことを特徴とする情報通信方法。
  9. 【請求項9】所定基本情報を記憶する着脱可能な記憶手
    段と、上記基本情報に基づいて可動部を駆動させる駆動
    手段と、上記駆動手段の動作をフィードバック情報を用
    いて制御すると共に上記フィードバック情報を上記基本
    情報に蓄積する制御手段とを有する情報通信ロボット装
    置を用いた情報通信ロボットシステムにおいて、 他の情報通信ロボット装置との間で上記基本情報の送信
    または受信を行う送受信手段と、上記送受信手段により
    送信または受信された上記基本情報の解析を行う解析手
    段と、上記他の情報通信ロボット装置との間における互
    いの基本情報のうちから選択された所定基本情報を遺伝
    子情報として記憶する着脱可能な遺伝子記憶手段とを備
    えた第1の情報通信ロボット装置と、 他の情報通信ロボット装置との間で上記基本情報の送信
    または受信を行う送受信手段と、上記送受信手段により
    送信または受信された上記基本情報の解析を行う解析手
    段とを備え、上記他の情報通信ロボット装置との間にお
    ける互いの基本情報のうちから選択された所定基本情報
    を遺伝子情報として上記第1の情報通信ロボット装置の
    着脱可能な上記遺伝子記憶手段に記憶させる第2の情報
    通信ロボット装置と、 上記第1の情報通信ロボット装置の着脱可能な上記遺伝
    子記憶手段の遺伝子情報を記憶手段における基本情報と
    して記憶する第3の情報通信ロボット装置と、 を備えた情報通信ロボットシステム。
  10. 【請求項10】所定基本情報を記憶する着脱可能な記憶
    手段と、上記基本情報に基づいて可動部を駆動させる駆
    動手段と、上記駆動手段の動作をフィードバック情報を
    用いて制御すると共に上記フィードバック情報を上記基
    本情報に蓄積する制御手段とを有する情報通信ロボット
    装置を用いた情報通信ロボットシステムにおいて、 他の情報通信ロボット装置または他の情報端末装置との
    間で上記基本情報の送信または受信を行う送受信手段
    と、上記送受信手段により送信または受信された上記基
    本情報の解析を行う解析手段と、上記他の情報端末装置
    との間で選択された所定基本情報を新たな基本情報とし
    て以前の基本情報に替えて上記記憶手段に記憶する更新
    手段とを備え、上記新たな基本情報により上記駆動手段
    の動作を行う第1の情報通信ロボット装置と、 他の情報通信ロボット装置または他の情報端末装置との
    間で上記基本情報の送信または受信を行う送受信手段
    と、上記送受信手段により送信または受信された上記基
    本情報の解析を行う解析手段と、上記他の情報端末装置
    との間で選択された所定基本情報を新たな基本情報とし
    て以前の基本情報に替えて上記記憶手段に記憶する更新
    手段とを備え、上記新たな基本情報により上記駆動手段
    の動作を行う第2の情報通信ロボット装置と、 上記第1の情報通信ロボット装置または上記第2の情報
    通信ロボット装置に対して、上記新たな基本情報を予め
    設定されたタイミングおよび内容で、または上記第1の
    情報通信ロボット装置側または上記第2の情報通信ロボ
    ット装置側からの要求に応じたタイミングおよび内容
    で、または上記第1の情報通信ロボット装置および上記
    第2の情報通信ロボット装置間の通信結果に応じたタイ
    ミングおよび内容で送信する情報端末装置と、 を備えた情報通信ロボットシステム。
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