JP2003275473A - 移動ロボットを用いた描画システム - Google Patents

移動ロボットを用いた描画システム

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淳二 中山
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芳史 磯崎
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精一 森本
Kyoko Morii
京子 森井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動ロボットを用いて実際に似顔絵を描いて
いるという認識を観客に与えながら、品質の良い似顔絵
を描くことのできる描画システムを提供する。 【解決手段】 客Mの顔を撮影して顔画像データを得る
CCDカメラ10、顔画像データを処理して線画データ
を作成する似顔絵コントローラ11、特定の展示エリア
1内を移動し得ると共にペンタブレット付き液晶ディス
プレイ6に対して描画するロボット50、線画データに
基づいてロボット50に描画を実行させるための描画動
作データを作成する描画動作データ作成手段、ロボット
50の移動を制御すると共に描画媒体に絵を描かせるロ
ボット制御手段、および、移動ロボット50を描画媒体
に対して位置決めする位置決め装置30とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動ロボットを用
いた似顔絵等の描画システムに係り、主に、アミューズ
メント施設等に配備されて、高いインタラクティブ性を
発揮しながら、似顔絵を描くパフォーマンスを実行し得
る、移動ロボットを用いた描画システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の似顔絵描画システムとして、特定
のブース内でCCDカメラにより人の顔を撮像し、撮像
した人の顔画像データに基づいて各顔面部品(目、鼻、
口、眉毛等)の特徴を抽出した線画データを作成し、そ
の線画データを指令値として、産業用ロボットのアーム
の先端軌跡を制御しながら、ロボットアームの先端に取
り付けた筆ペンなどの筆記具によって、紙等の描画媒体
に似顔絵を描画する、固定ロボットを用いた描画システ
ムが知られている。
【0003】また、移動ロボットを用いた似顔絵描画シ
ステムとして、人の顔画像データをCCDカメラによっ
て取得し、この顔画像データを文字パターンデータ化し
て、そのデータによりプリンタに印字出力するシステム
が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者のもの
は、固定した産業用ロボットを使用したシステムであっ
たため、適当なエリアを動き回って観客にアピールする
ようなパフォーマンス性がなく、面白みに欠けていた。
つまり、観客を相手に画家が似顔絵を描くときのような
インタラクティブな面が全くなかった。
【0005】また、後者のものは、ロボットが自由に動
き回れることから、観客に対するインタラクティブ性が
向上するメリットはあるものの、画家が似顔絵を実際に
描くような描画する動作を伴わないので、観客に対して
似顔絵パフォーマンスを行っているという認識を与える
ことはできない。しかも、文字パターンによって出力さ
れる似顔絵は、絵としての品質においても十分ではなか
った。
【0006】本発明は、上記事情を考慮し、高いインタ
ラクティブ性を与えることの可能な移動ロボットを用い
て、実際に似顔絵を描いているという認識を観客に与え
ながら、品質の良い似顔絵を描くことのできる描画シス
テムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、作画
しようとする対象物を撮影して画像データを得るカメラ
と、画像データを処理して作画データを作成する作画デ
ータ作成手段と、特定エリア内を移動し得ると共にアー
ムの先端に設けた描画具を用いて描画媒体に対して描画
する移動ロボットと、前記作画データに基づいて移動ロ
ボットに描画を実行させるための描画動作データを作成
する描画動作データ作成手段と、移動ロボットの移動を
制御すると共に前記描画動作データに基づいてアームの
先端の動作軌跡を制御することにより描画媒体に絵を描
かせるロボット制御手段と、移動ロボットが描画を実行
するための位置に移動したとき移動ロボットを描画媒体
に対して位置決めする位置決め手段と、を備えているこ
とを特徴とする。
【0008】移動ロボットは、固定した産業用ロボット
に比べて豊富なパフォーマンスを実行し得るものの、固
定した描画媒体に対して描画を実行する場合には、描画
媒体に対し適正な位置関係を保っておく必要がある。そ
こで、請求項1の発明では、移動ロボットが描画を実行
するための位置に移動したとき移動ロボットを描画媒体
に対して位置決めする位置決め手段を設けている。この
位置決め手段を備えることによって、自由に動き回れる
移動ロボットを用いながらも、精度の良い描画を行うこ
とができる。
【0009】請求項2の発明は、請求項1において、前
記カメラが、作画しようとする人物の顔を撮影して顔の
画像データを得、前記作画データ作成手段が、顔の画像
データを処理して似顔絵の作画データを作成し、前記描
画動作データ作成手段が、似顔絵の作画データに基づい
て移動ロボットに似顔絵を描かせるための描画動作デー
タを作成し、前記ロボット制御手段が、描画動作データ
に基づいて移動ロボットに似顔絵を描かせることを特徴
とする。
【0010】この描画システムでは、カメラが撮影した
人物の顔画像データから、似顔絵の作画データを作成し
て、そのデータに基づいて移動ロボットが似顔絵を描画
媒体に描画するので、品質の良い似顔絵を描くことがで
きる。
【0011】請求項3の発明は、請求項2において、前
記作画データ作成手段と描画動作データ作成手段とロボ
ット制御手段とを含む制御系を有し、該制御系に更に、
作画しようとする人物が自分で入力操作し得ると共に同
人物に対して必要な情報を提供し得る操作パネルが組み
込まれており、前記人物による操作パネルを介しての入
力操作を指令として、前記制御系が、移動ロボットを制
御して似顔絵を描かせることを特徴とする。
【0012】この描画システムでは、似顔絵を描いても
らう客(人物)の実際の操作に応じて、移動ロボットが
似顔絵を描く動作を進めるので、インタラクティブ性が
向上する。
【0013】請求項4の発明は、請求項3において、前
記移動ロボットが人間の形を模したものであり、前記制
御系が、少なくとも前記人物に向けて、移動ロボットに
人間の行動を真似た演技並びに発声をさせることを特徴
とする。
【0014】このシステムでは、人間を模した移動ロボ
ットが、描画媒体に対して実際に、アームを用いてあた
かも人間が似顔絵を描画するように描画を実行するの
で、観客とのインタラクティブ性を飛躍的に向上させる
ことができる。
【0015】請求項5の発明は、請求項4において、前
記描画媒体が、コンピュータのペンタブレット付きディ
スプレイであり、前記描画具としてのペンの移動軌跡に
対応した線を画面上に表示するものであることを特徴と
する。
【0016】このシステムでは、移動ロボットがペンタ
ブレット付きディスプレイに似顔絵を描くので、観客は
その場で似顔絵を描くパフォーマンスを楽しむことがで
きるし、描いた似顔絵を操作パネル等に設けた他のディ
スプレイに同時に表示させることができる。
【0017】請求項6の発明は、請求項5において、前
記コンピュータが、ディスプレイ画面上に出来上がった
似顔絵を、前記操作パネル上に装備されたプリンタに印
字出力させることを特徴とする。
【0018】このシステムでは、出来上がった似顔絵
を、操作パネル上に装備したプリンタに印字出力させる
ので、客がその場で出来上がった似顔絵を見て楽しむこ
とができるし、それを持ち帰ることもできる。
【0019】請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれ
かにおいて、前記位置決め手段が、前記移動ロボットに
外力を与えて機械的に位置決めするものであることを特
徴とする。
【0020】このシステムでは、移動ロボットが描画を
実行するための位置に移動したときに、機械的な外力を
与えて移動ロボットを位置決めするので、確実で簡単な
手段により高精度に位置決めすることができる。
【0021】請求項8の発明は、請求項7において、前
記位置決め手段が、移動ロボットの床面走行部に設けら
れた受座に対し床面から突出して係合する位置決めピン
と、該位置決めピンを床面から突出させて受座に係合さ
せることにより移動ロボットに位置決め目標位置への移
動外力を与える位置決めピン昇降機構と、からなること
を特徴とする。
【0022】このシステムでは、床面から突出させた位
置決めピンを移動ロボット側の受座に係合させること
で、目標位置に対し偏差を持っている状態の移動ロボッ
トを適正に位置決めすることができる。よって、簡単で
確実な手段により高精度の位置決めが可能である。
【0023】請求項9の発明は、請求項8において、前
記位置決めピンと受座の突当面が、両者を突き当てるに
従って芯合わせ作用を発揮し移動ロボットに水平方向の
移動力を与える円錐面で構成されていることを特徴とす
る。
【0024】このシステムでは、円錐面同士の突き合わ
せによる芯合わせ作用によって移動ロボットの位置決め
を行うので、確実で無理のない動作で位置決めを行うこ
とができる。
【0025】請求項10の発明は、請求項9において、
前記移動ロボットの位置決め時に、(1)前記位置決め
ピンを床面から突出させて受座の突当面に接触させる第
1の動作、(2)その状態で、位置決めピンで受座を突
き上げて移動ロボットの床面に対する接触荷重を軽減し
ながら、移動ロボットを位置決め位置へ移動させる第2
の動作、(3)移動ロボットを位置決め位置へ移動させ
た後に位置決めピンを下降させることで移動ロボットの
床面に対する接触荷重を定常値に戻す第3の動作、を順
次連続して前記位置決めピン昇降機構に行わせる位置決
めピン昇降制御手段を備えていることを特徴とする。
【0026】このシステムでは、位置決めを行った後
に、位置決めピンを下降させることによって移動ロボッ
トを定常通りに床面に着地させるので、移動ロボット自
身の発するブレーキ力によって、無理のない確実な姿勢
で移動ロボットを適正位置に保持することができる。
【0027】請求項11の発明は、請求項1〜6のいず
れかにおける位置決め手段が、移動ロボットに位置決め
目標位置との偏差を解消すべき信号を与えて自力で位置
決め位置に移動させるものであることを特徴とする。
【0028】移動ロボットの移動経路は何らかの方法で
指定することができるが、実際に移動ロボットが立つ位
置を認識しようとすると、その認識精度は甘くなりがち
である。そこで、請求項11の発明では、位置決め手段
により、描画するための目標位置と現在の移動ロボット
の立つ位置との偏差を正確に割り出し、その偏差を解消
すべく移動ロボットを自力で移動させるようにしてい
る。これにより、自力での位置決めが可能となるため、
構成を簡略化することができる。
【0029】請求項12の発明は、請求項1〜11のい
ずれかにおいて、前記カメラが移動ロボット上に装備さ
れていることを特徴とする。
【0030】カメラはどの位置に設けてもよいが、請求
項12の発明では、カメラを移動ロボット自身に搭載し
ている。こうすることにより、移動ロボットが、作画し
ようとする対象物を自分で観察して描画するというパフ
ォーマンスを示すことができる。また、対象物の近くに
カメラが固定されないので、設備のシンプル化が図れ
る。
【0031】請求項13の発明は、請求項12におい
て、前記作画データ作成手段、描画動作データ作成手
段、ロボット制御手段が、移動ロボット上に装備されて
いることを特徴とする。
【0032】このシステムでは、移動ロボットに制御系
のほとんどを搭載したので、設備のシンプル化を図るこ
とができる。なお、移動ロボットと固定側設備との通信
は、無線LAN等の無線通信手段を使用するのが望まし
い。
【0033】請求項14に記載の発明は、請求項1〜1
3のいずれかに記載の移動ロボットを用いた描画システ
ムにおいて、音声認識コントローラおよびサウンドボー
ドを備えた音声認識システムを備え、作画しようとする
人物の発する音声をマイクによりサウンドボードに取得
し、前記音声認識システムは、前記音声を認識するとと
もに所定の会話アルゴリズムにしたがって音声データを
前記サウンドボードを介してスピーカより出力すること
を特徴とする。
【0034】この発明においては、音声認識コントロー
ラでは、例えば観客の音声を操作パネルに設置したマイ
クにより取得する。マイク音声はサウンドボードに入力
され、音声認識コントローラでは、この音声を認識する
ことで所定の会話アルゴリズムにしたがって音声データ
を生成し、これをサウンドボードに出力する。サウンド
ボードでは、当該音声データをロボット側で出力し、あ
たかもロボットと会話をしているようにすることができ
る。
【0035】請求項15に記載の発明は、請求項1〜1
4のいずれかに記載の移動ロボットを用いた描画システ
ムにおいて、移動ロボットの振り付けデータが記憶され
た振り付けデータ格納手段を備え、前記ロボット制御手
段は、前記振り付けデータに基づいて移動ロボットの動
作を制御することを特徴とする。
【0036】この発明においては、例えば振り付けデー
タとしてジャンケン動作データを記憶させておき、ロボ
ット制御手段がロボットにジャンケンの動きをさせる。
また、例えば操作パネルに適宜ボタンを設けておき、押
されたボタンに応じて振り付けを変えた動きを行っても
よい。これにより、例えばジャンケンの勝敗に応じたイ
ンタラクティブなパフォーマンスを行うことができる。
【0037】請求項16に記載の発明は、請求項1〜1
5のいずれかに記載の移動ロボットを用いた描画システ
ムにおいて、赤外線受光ユニットと、該赤外線受光ユニ
ットと連動した非常停止リレースイッチとを備え、前記
赤外線受光ユニットを介して遠隔的に電源が遮断可能と
されていることを特徴とする。
【0038】この発明においては、赤外線発光ユニット
によってOFF信号を発することで、移動ロボットを遠
隔的に停止させることができる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は実施形態の描画システムの概
略構成図であり、(a)は全体図、(b)は要部詳細
図、図2は同システムの平面図である。
【0040】図において、1は展示エリア、2はそれに
隣接した撮像ブースである。展示エリア1の床面3に
は、その上を自由に移動することのできるロボット(移
動ロボット)50が配備されている。また、展示エリア
1内の所定箇所には、パーソナルコンピュータ(以下、
略して「パソコン(PC)」という)4が設置されてい
る。このパソコン4は、専用のペン5によって入力可能
なペンタブレット付きの液晶ディスプレイ6を備えてお
り、この液晶ディスプレイ6の画面が、ロボット50が
似顔絵を描画する対象の描画媒体となっている。そし
て、ペン5の移動軌跡に沿った線を画面上に表示するこ
とができるようになっている。
【0041】撮像ブース2には、お客(人物)Mが座る
椅子7が設けられ、その背後には衝立8が設けられてい
る。また、椅子7の前には操作パネル9が設けられてい
る。操作パネル9の内部あるいは操作パネル9の上側に
は、椅子7に座ったお客Mの顔を正面から撮影するため
のCCDカメラ10が設けられている。
【0042】また、このシステムには、作画データを作
成するための似顔絵コントローラ11と、ロボット50
を含めた全体を統括してコントロールする全体統括コン
トローラ12とが備えられている。似顔絵コントローラ
11は、作画データ作成手段としての機能を発揮し、C
CDカメラ10によって取得した画像データを処理して
似顔絵の線画データ(作画データ)を作成する。また、
全体統括コントローラ12は、描画動作データ作成手段
としての機能を発揮し、似顔絵コントローラ11から送
られてくる線画データに基づいてロボット50に似顔絵
を描かせるための描画動作データを作成する。また、全
体統括コントローラ12は、ロボット制御手段としての
機能を発揮し、ロボット50の移動を含めた全体動作を
制御すると共に、描画動作データに基づいてロボットア
ーム先端の動作軌跡を制御することにより、ペンタブレ
ット付き液晶ディスプレイ4に似顔絵を描く。
【0043】前記パソコン4、コントローラ11、1
2、操作パネル9等は、システム全体の制御系に含まれ
ており、その制御系内の各要素間では自由に信号の授受
が行われる。また、全体統括コントローラ12とロボッ
ト50間では、無線通信手段(無線LAN等)により信
号の授受が自由に行われる。パソコン4のディスプレイ
4上で作成された似顔絵データは、似顔絵コントローラ
11に送信され、操作パネル9上に装備されたプリンタ
にて印字出力される。操作パネル9には、図示しない液
晶モニタ、プリンタ、操作ボタン、マイク等が装備され
ており、客Mは操作パネル9を介して、描画システムの
制御系に動作指令を発して、似顔絵を描かせることがで
きる。
【0044】この場合のロボット50は、人体を模して
デザインされており、展示エリア1内を移動するための
車輪式の走行部51を底部に持ち、その上に腰関節52
を介して胴体部53、その上に首関節54を介して頭部
55、胴体部53の左右に多軸(6軸)式のアーム56
を有している。そして、お客Mに向けて人間の行動を真
似た演技並びに発声をすることができるようになってい
る。更にアーム56の先端には、例えば鉛筆、筆、液晶
ディスプレイ6用のペン5等の似顔絵筆記具(描画具)
を把持するためのハンド57を備えている。また、腰部
のサイドには筆記具収納ホルダ58が設けられている。
【0045】また、このシステムは、ロボット50が描
画を実行するためにペンタブレット付き液晶ディスプレ
イ6の前の所定位置に移動したときに、ロボット50を
描画に適した最適位置に位置決めする位置決め装置(位
置決め手段)30を備えている。位置決め装置30は、
似顔絵パフォーマンスを行う際にロボット50と液晶デ
ィスプレイ6との相対的な位置決め再現性を確保するた
めのものであり、ロボット50に外力を与えて機械的に
位置決めする。
【0046】この位置決め装置30は、ロボット50の
床面走行部51に設けられた受座61に対し床面3から
突出して係合する2本の位置決めピン31と、これら2
本の位置決めピン31を床面3から突出させて受座61
に係合させることにより、ロボット50に位置決め目標
位置への移動外力を与える位置決めピン昇降用の油圧シ
リンダ(位置決めピン昇降機構)32とを主要構成要素
とするものである。
【0047】図3に示すように、位置決めピン31と受
座61の突当面31a、61aは、両者を突き当てるに
従って芯合わせ作用を発揮しロボット50に水平方向の
移動力を与える円錐面で構成されている。位置決め装置
30の主要部は、展示エリア1の床下空間34に配置さ
れている。油圧シリンダ32は、ロッド35を上向きに
してフロア床面33に設置され、ロッド35の先端に装
着した位置決め治具36に、2本の位置決めピン31が
垂直上向きに突設されている。そして、油圧シリンダ3
2のロッド35を伸縮することで、位置決めピン31の
先端を、展示エリア1の床面3より上側に突出させた
り、床面3内に引っ込めたりすることができるようにな
っている。また、図4に示すように、この位置決め装置
30には、位置決めピン31を精度良く鉛直方向に昇降
させることができるようにするための直線ガイド37が
設けられている。
【0048】更に、この位置決め装置30には、油圧シ
リンダ32を駆動制御するための電磁弁38を備えた油
圧制御ユニット39が備えられると共に、油圧シリンダ
32のロッド35の伸縮上限位置(上死点)と下限位置
(下死点)とそれらの中間位置とをそれぞれ検知する上
死点リミットスイッチULS、下死点リミットスイッチ
LLS、中間点検知スイッチHSとが設けられている。
そして、位置決め装置30の駆動系は、油圧シリンダ3
2をアクチュエータとし、前記各スイッチULS、LL
S、HSの信号に応じて電磁弁38を駆動して、ロッド
35の昇降状態を制御する油圧サーボ系で構成されてい
る。
【0049】ここで油圧シリンダ32は、ロボット50
を持ち上げられる推力(ロボット重量以上)を持ってい
る。また、上死点は、ロボット50が浮き上がる位置、
下死点は、位置決めピン31が床面3に完全に隠れる位
置に設定されている。なお、中間状態を検知するスイッ
チHSは、固定側のホールICと移動側(ロッド側)の
磁石で構成されている。また、図4において、41は油
圧ポンプ、42はタンク、43はメインスイッチ、44
は油圧ホースを示す。
【0050】図5はロボット50の走行部51の構造を
示している。走行部51には、それぞれ独立して駆動し
得る左右一対の駆動車輪63と、倒れ防止のためにロボ
ット50の前後に配した方向転回自在な従動車輪64と
が設けられている。そして、走行部51の底部の幅方向
中央の前後位置に間隔をおいて2つの受座61が設けら
れている。
【0051】また、図2に示すように、展示エリア1の
床面3上には、ロボット50の移動経路を形成する磁気
テープ71が貼り付けられている。ロボット50には、
この磁気テープ71を検知する磁気センサ(図示略)が
設けられており、磁気センサの信号に基づいて走行部5
1を駆動制御することにより、ロボット50を磁気テー
プ50に沿って移動させることができる。
【0052】次に、お客の似顔絵を描く際の一連の動作
について、図6のフローチャートを参照しながら説明す
る。まず、お客(観客)が操作パネル9の呼び出しボタ
ン(後述する)をONすると動作がスタートし、ロボッ
ト50がお客の前に移動する(ステップS1)。そし
て、ロボット50がお客に向かって挨拶し(ステップS
2)、CCDカメラ10がお客の顔の画像データを取得
する(ステップS3)。
【0053】次いで、似顔絵コントローラ11が、CC
Dカメラ10で取得した画像データに基づいて、目、
鼻、口、眉毛等の顔部品の特徴抽出を行い、似顔絵を描
く上で必要な線画データを作成し(ステップS4)、線
画データを全体統括コントローラ12に送信する(ステ
ップS5)。全体統括コントローラ12は、送られて来
た線画データに基づいて、ロボットアーム先端軌跡デー
タ(アーム関節角データ=描画動作データ)を作成し
(ステップS6)、ロボット50を液晶ディスプレイ6
の前の似顔絵描画位置に移動させる(ステップS7)。
【0054】次いで、液晶ディスプレイ6の前にてロボ
ット50が停止したら、停止確認の信号を位置決め装置
30の制御部(図示略)に送る。そうすると、位置決め
装置30が駆動されて、所定の動作によりロボット50
の位置決め(後で詳述する)が行われる(ステップS
8)。位置決めが完了したら、全体統括コントローラ1
2は、ロボット50に関節角データを送信し(ステップ
S9)、ロボット50が似顔絵を液晶ディスプレイ6に
描画する(ステップS10)。そして、似顔絵が完成し
たら、パソコン4が描画結果を似顔絵コントローラ11
に送信し(ステップS11)、似顔絵コントローラ11
が、操作パネル9のプリンタに印字出力させる(ステッ
プS12)。あるいは、操作パネル9の液晶画面にモニ
タ出力させる。以上の動作が全部済んだら動作を終了す
る。
【0055】次に位置決め動作時の制御内容について説
明する。まず、位置決め装置30の制御部(=位置決め
ピン昇降制御手段:図示せず)は、ロボット50の位置
決め時に、(1)位置決めピン31を床面3から突出さ
せて受座61の突当面に接触させる第1の動作、(2)
その状態で、位置決めピン31で受座61を突き上げて
ロボット50の床面3に対する接触荷重を軽減しなが
ら、ロボット50を位置決め位置へ移動させる第2の動
作、(3)ロボット50を位置決め位置へ移動させた後
に位置決めピン31を下降させることで、ロボット50
の床面3に対する接触荷重を定常値に戻す第3の動作、
を順次連続して油圧シリンダ32に行わせる。
【0056】より具体的に説明すると、まず、位置決め
ピン31と受座61による位置合わせが可能な許容範囲
内にロボット50が移動して来て停止し、その状態を確
認する完全停止信号が、油圧シリンダ32の制御部に送
られて来たら、制御部は、油圧シリンダ32のロッド3
5が下死点位置にあることをチェックする。次いで、電
磁弁38の位置確認後、メインスイッチ43をONし、
油圧ポンプ41を起動して油圧を発生させる。次いで、
電磁弁38を切換操作することで、油圧シリンダ32の
ロッド35を上昇させて位置決めピン31を受座61に
接触させる。
【0057】そのままの状態で上死点に向かってロッド
35を上昇させると、ロボット50が徐々に持ち上げら
れ、走行部51の車輪63と床面3との接触荷重が軽減
されて、車輪63と床面3との摩擦力が低減し、ロボッ
ト50が横滑り可能な状態となる。そして、更にロッド
35を上昇させることにより、位置決めピン31の先端
の円錐部が、受座61の円錐凹部に嵌まり込むようにロ
ボット50が横滑りし、やがて位置決めピン31に対し
ロボット50が適正に位置決めされる。
【0058】上死点に到達したことがリミットスイッチ
ULSの信号により確認されたら、電磁弁38を切換操
作して、油圧シリンダ32を停止し、ロボット50の走
行部51のモータブレーキをONする。次いで、電磁弁
38を切換操作して油圧シリンダ32のロッド35を下
降させ、ロッド35が中間状態に達したら、電磁弁38
を切換操作して油圧シリンダ32を停止させ、その状態
を維持する。
【0059】中間状態の確認は、中間点検知スイッチH
Sの信号に基づいて行う。中間状態では、位置決めピン
31の先端が受座61の凹部に挿入されているが、接触
しない状態となっている。このように位置決めピン31
を中間状態となるまで下降させることにより、ロボット
50は、位置決めピン31によって持ち上げられた状態
から下降し、走行部51の車輪63と床面3とが通常の
接触状態に戻る。つまり、車輪63にブレーキがかかっ
ていれば、車輪63と床面3との摩擦により、ロボット
50は定位置に保持される。なお、中間状態では位置決
めピン31の先端が受座61に収まった状態にあるの
で、ロボット50の動きが拘束される。
【0060】この状態で、似顔絵パフォーマンスを開始
する。その間、ロボット50は液晶ディスプレイ6に対
して適正な位置関係に保持される。そして、似顔絵パフ
ォーマンスが終了したら、電磁弁38を切り換えて油圧
シリンダ32のロッド35を下降させ、ロッド35が下
死点に到達したことをリミットスイッチLLSの信号で
確認したら、位置決め装置30のメインスイッチ43を
OFFして、ロボット5のブレーキを解除する。そうす
ることで、受座61から位置決めピン31が完全に抜け
て、ロボット50が自由に移動できる状態となる。
【0061】このように位置決め装置30を設けたこと
で、ロボット50は適正な位置でペンタブレット付き液
晶ディスプレイ6に対し似顔絵を描画することができ
る。
【0062】なお、上記の実施形態では、CCDカメラ
10をロボット50とは別に固定的に設けていたが、図
7の実施形態に示すように、ロボット50の例えば頭部
55に搭載してもよい。その場合、CCDカメラ10で
取得した顔画像は、LANあるいは無線LAN等の通信
手段で似顔絵コントローラ11に送信すればよい。ま
た、似顔絵コントローラ11や全体統括コントローラ1
2の小型化が実現できれば、図8の実施形態に示すよう
に、それらをロボット50に搭載させてもよい。その場
合、操作パネル9との通信を無線で行えばよい。
【0063】また、上記の実施形態では、ロボット50
に機械的な外力を及ぼすことで位置決めする場合を示し
たが、ロボット50自体に精度の良い例えば光学センサ
を取り付けておき、ロボット自身の位置を精度良く認識
できるようにすれば、位置決め目標値にマークを付けて
おくだけで、似顔絵描画位置に適正にロボットを自力で
位置決めすることができる。
【0064】また、上記の説明では、液晶ディスプレイ
6を描画媒体として似顔絵を描く場合を示したが、紙等
を描画媒体として筆等で描くようにしてもよい。また、
上記の説明では、似顔絵を描く場合を例に出したが、似
顔絵以外の絵を描く場合にも本発明は適用できる。
【0065】次に似顔絵パフォーマンスの実例について
説明する。ここでは、ロボットの名前は「神ちゃん」と
してある。また、以下の説明において、各カッコは、 ・<>…ロボットの動作 ・『』…ロボットの会話 ・「」…液晶モニタの表示 を示している。図9は最初の場面を示すイメージ図であ
る。図において、9は操作パネルで、操作パネル9に
は、お呼び出しボタン91、マイクボタン92、液晶モ
ニタ93、マイク94、カメラ95、モニタ96等が設
けられている。
【0066】(1)ロボットが待機している状態では、
ロボットの動作及び液晶モニタ表示は次のようになる。 ・ロボットの動作…<基本姿勢(肘を若干曲げて腕を下
げた姿勢)で待機> ・液晶モニタ表示…「ボタンを押して呼んでね」
【0067】(2)その状態で、お客が呼び出しボタン
を押す。 (3)そうすると、ロボットが移動する。そのときの挙
動は次のようになる。 ・図9参照 ・ロボットの動作…<似顔絵ブースの前へ移動> ・ロボットの動作…<お客の前で左腕を振りながら発声
> ・ロボットの会話…『ハーイ。お待たせ。』
【0068】(4)その後、ロボットの挙動は次のよう
になる。 ・ロボットの動作…<左腕を下げて基本姿勢に戻る> (5)ロボットが挨拶する。 ・図10参照 ・ロボットの会話…『僕、神ちゃんです。』 『僕とお話するときは手前のボタンを押してね。』 ・ロボットの動作…<右腕をマイクの方へ指し示す> ・ロボットの会話…『お名前を教えて下さい。』 『左のマイクボタンを押して会話してね。』
【0069】(6)そのままマイクからの音声入力を待
ち、入力があったら発声する。 ・図11参照 ・ロボットの会話…『科学館に来てくれてどうもありが
とう。』 ・ロボットの動作…<腰を曲げてお辞儀>
【0070】(7)次に注意を促す。 ・図12参照 ・ロボットの会話…『これから似顔絵を描くので、椅子
に座ってね。』 ・ロボットの動作…<右腕を前に伸ばして示す> ・ロボットの会話…『手前のモニタを見ててね。』
【0071】(8)そして撮影の準備をする。 ・図13参照 ・ロボットの会話…『準備OK。』 ・ロボットの動作…<首をかしげる> ・ロボットの会話…『シャッターを切るまで、じっとし
ててね。』 ・<首を前後に振り、左腕を肘上に立てて説得風の動き
をする>
【0072】(9)その状態で撮影する。 ・ロボットの会話…『それじゃ、正面向いて、ハー
イ。』 ・ロボットの動作…お客の目線を挙げるため<左腕を振
る> ・カメラのシャッターを切る
【0073】(10)次いで画像確認する。 ・図14参照 ・ロボットの会話…『うまく撮れてる?』 ・ロボットの動作…<両腕を前に出して振る> ・液晶モニタに画像処理した線画を表示。
【0074】(11)更に画像確認する。 ・ロボットの会話…『良ければ右の緑のボタンを押して
ね。』 『撮り直しは、左の赤いボタンを押してね。』
【0075】(12)確認したら似顔絵を描く位置へ移
動する。 ・ロボットの会話…『じゃあ、似顔絵を描いてくる
ね。』 『描いた似顔絵は、手前のプリンタから出力されるから
ね。』 ・ロボットの動作…<方向転換し移動>
【0076】(13)似顔絵描画の準備をする。 ・図15参照 ・ロボットの動作…<右腕をキャンバスに近づけて左右
に振る> ・ロボットの会話…『どこに描こうかな?』 ・似顔絵データの無線LAN伝送。 ・ロボットの会話…『ヨシ。この辺だ。』
【0077】(14)似顔絵描画の準備をする。 ・ロボットの動作…<右腕でペンホルダからペンを把持
して取り出す> ・ロボットの会話…『準備OK。これから描くよ。』
【0078】(15)似顔絵描画を実行する。 ・ロボットの動作…<アームを動かして描画> <適当に身体を動かし、歌など歌う>
【0079】(16)描画が完了する。 ・図16参照 ・ロボットの会話…『書けた』 ・ロボットの動作…<うなづき> <振り返る> ・ロボットの会話…『出来映えはどうかな?』 『今から印刷するよ。』
【0080】(17)似顔絵ブースのプリンタから似顔
絵が出力される。 (18)ロボットが移動する。 ・ロボットの動作…<回転して似顔絵ブースへ移動>
【0081】(19)客の反応を伺う。 ・ロボットの会話…『どう。似てるかな?』 『気に入ったらお返事してね。』
【0082】(20)お客の音声入力がある。 (21)ロボットが返事をする。 ・ロボットの会話…『どういたしまして。』
【0083】(22)ロボットが挨拶する。 ・ロボットの会話…『今日はどうもありがとう。』 ・ロボットの動作…<腰曲げお辞儀> ・ロボットの会話…『それじゃ、またね。』 ・ロボットの動作…<左腕肘を曲げて前に出し、左手で
バイバイ>
【0084】(23)ロボットが似顔絵ブース正面へ戻
る。 (24)ロボットが待機する。 ・ロボットの会話…『次は誰かな?』 ・液晶モニタ表示…「ボタンを押して呼んでね」
【0085】なお、上記実施形態は、以下の変形を施し
てもよい。図17の変形例においては、音声認識コント
ローラ101、サウンドボード102を備えた音声認識
システム103が追加されている。音声認識コントロー
ラ101では、お客の音声を操作パネル9に設置したマ
イク104により取得する。マイク音声はサウンドボー
ド102に入力され、音声認識コントローラ101で
は、この音声を認識することで所定の会話アルゴリズム
にしたがって音声データを生成し、これをサウンドボー
ド102へ出力する。サウンドボード102では、当該
音声データをFMトランスミッタ105を介してロボット
本体に内蔵したFMラジオ106に出力し、あたかもロボ
ットが発話をしているようにする。これにより、所定の
シナリオにしたがって、観客とのアトラクティブなイン
タラクションを図りながら似顔絵描画パフォーマンスを
進行できる。なお、音声認識システム103、FMトラン
スミッタ105はロボット本体に内蔵してもよい。
【0086】図18の変形例では、全体統括コントロー
ラ12に、ジャンケンなどの動作が行えるようなアーム
関節、腰関節に関する振り付けデータを記憶する振り付
けデータ格納手段110を設け、前記のシナリオの中で
観客とのインタラクションを図りながら全体統括コント
ローラ12がロボットにジャンケン動作をさせるように
する。さらに、図17の変形例と組み合わせることによ
って、本描画システムを構成するロボットが「ジャンケ
ンポン」と発話すると、これに合せて観客が操作パネル
9に設けられた「グー」、「チョキ」、「パー」のいず
れかのボタンを押すようにし、一方で、ロボットは「グ
ー」「チョキ」「パー」のいずれかの姿勢をとるように
する。この操作パネル9における押しボタン信号をロボ
ット動作への司令と比較することで勝敗を判定できる。
この勝敗に応じて全体統括コントローラ12が異なるア
クションをロボットにさせることにより、インタラクテ
ィブでアクティブなパフォーマンスを実現できる。
【0087】図19の変形例では、赤外線受光ユニット
120が追加されている。赤外線受光ユニット120は
ロボット本体の非常停止リレースイッチ(不図示)に連
動している。赤外線発光ユニット121を用いてON/OFF
信号を赤外線受光ユニット120に送信することによ
り、遠隔的にロボットの停止動作を可能とする。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、移動ロボットを用いて描画するので、豊富なパ
フォーマンスを実行することができる。また、移動ロボ
ットが描画を実行するための位置に移動したとき移動ロ
ボットを描画媒体に対して位置決めする位置決め手段を
設けているので、自由に動き回れる移動ロボットを用い
ながらも、精度の良い高品質の描画を行うことができ
る。
【0089】請求項2の発明によれば、移動ロボットが
似顔絵を実際に描画媒体に対して描画するので、品質の
良い似顔絵を描くことができる。
【0090】請求項3の発明によれば、似顔絵を描いて
もらう客(人物)の実際の操作に応じて、移動ロボット
が似顔絵を描く動作を進めるので、インタラクティブ性
が向上する。
【0091】請求項4の発明によれば、人間を模した移
動ロボットが実際にアームを動かして描画するので、観
客とのインタラクティブ性を飛躍的に向上させることが
できる。
【0092】請求項5の発明によれば、移動ロボットが
ペンタブレット付きディスプレイに似顔絵を描くので、
観客はその場で似顔絵を描くパフォーマンスを楽しむこ
とができる。また、描いた似顔絵を操作パネル等に設け
た他のディスプレイに同時に表示させることができる。
【0093】請求項6の発明によれば、出来上がった似
顔絵をプリンタに印字出力させるので、客がその場で出
来上がった似顔絵を見て楽しむことができる。
【0094】請求項7の発明によれば、機械的な外力を
与えて移動ロボットを位置決めするので、確実で簡単な
手段により高精度に位置決めすることができる。
【0095】請求項8の発明によれば、簡単で確実な手
段により高精度の位置決めが可能である。
【0096】請求項9の発明によれば、円錐面同士の突
き合わせによる芯合わせ作用によって移動ロボットの位
置決めを行うので、確実で無理のない位置決めを行うこ
とができる。
【0097】請求項10の発明によれば、移動ロボット
自身の発するブレーキ力によって、無理のない確実な姿
勢で移動ロボットを適正位置に保持することができる。
【0098】請求項11の発明によれば、自力での位置
決めが可能となるため、構成を簡略化することができ
る。
【0099】請求項12の発明によれば、カメラを移動
ロボット自身に搭載したので、移動ロボットが、作画し
ようとする対象物を自分で観察して描画するというパフ
ォーマンスを示すことができる。
【0100】請求項13の発明によれば、移動ロボット
に制御系のほとんどを搭載してあるから、設備のシンプ
ル化を図ることができる。
【0101】請求項14の発明によれば、所定のシナリ
オにしたがって、観客とのアトラクティブなインタラク
ションを図りながら似顔絵描画パフォーマンスを進行す
ることができる。
【0102】請求項15の発明によれば、振り付けデー
タが記憶された振り付けデータ格納手段を備えているこ
とにより、インタラクティブでアクティブなパフォーマ
ンスを実現できる。
【0103】請求項16の発明によれば、遠隔的にロボ
ットの停止動作を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の描画システムの概略構成
図であり、(a)は全体構成図、(b)は要部構成図で
ある。
【図2】 同描画システムの概略平面図である。
【図3】 同描画システムの位置決め機構を構成する位
置決めピンの先端と受座の関係を示す拡大図である。
【図4】 前記位置決め機構の駆動系の構成図である。
【図5】 前記描画システムの移動ロボットの走行部の
構成図で、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図6】 前記描画システムの動作フローの概略を示す
フローチャートである。
【図7】 本発明の他の実施形態の描画システムの概略
構成図である。
【図8】 本発明の更に他の実施形態の描画システムの
概略構成図である。
【図9】 本発明の描画システムによる似顔絵パフォー
マンスの内容説明のために示す場面イメージ図である。
【図10】 図9の次の場面イメージ図である。
【図11】 図10の次の場面イメージ図である。
【図12】 図11の次の場面イメージ図である。
【図13】 図12の次の場面イメージ図である。
【図14】 図13の次の場面イメージ図である。
【図15】 図14の次の場面イメージ図である。
【図16】 図15の次の場面イメージ図である。
【図17】 変形例として示した描画システムの概略構
成図である。
【図18】 他の変形例として示した描画システムの概
略構成図である。
【図19】 更に他の変形例として示した描画システム
の概略構成図である。
【符号の説明】
M お客(対象物) 1 展示エリア 2 撮像ブース(似顔絵ブース) 3 床面 5 ペン(描画具) 6 ペンタブレット付き液晶ディスプレイ(描画媒体) 9 操作パネル 10 CCDカメラ 11 似顔絵コントローラ(作画データ作成手段) 12 全体統括コントローラ(描画動作データ作成手
段、ロボット制御手段) 30 位置決め装置 31 位置決めピン 31a 突当面 32 油圧シリンダ(位置決めピン昇降機構) 50 ロボット 51 走行部 56 アーム 61 受座 61a 突当面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 淳二 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 磯崎 芳史 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 森本 精一 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 森井 京子 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 十河 昌明 兵庫県神戸市兵庫区和田宮通七丁目1番14 号 西菱エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 上村 英和 兵庫県神戸市兵庫区和田宮通七丁目1番14 号 西菱エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 2C150 CA01 CA04 DA04 DA24 DA26 DA27 DA28 DF03 DF06 DF08 DF33 ED42 ED52 EF13 EF16 EF17 EF29 EF33 EF34 EF36 3C007 AS36 CS08 CS10 JU02 JU15 KS07 KS11 KS39 KT01 KT04 MT14 WA03 WA16 WB18 WB19 WC07 WC11 5B057 AA05 BA02 BA24 CA12 CA16 CB12 CB17 CC04 CE15 DA08 DB02 DC05

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作画しようとする対象物を撮影して画像
    データを得るカメラと、前記画像データを処理して作画
    データを作成する作画データ作成手段と、特定エリア内
    を移動し得ると共にアームの先端に設けた描画具を用い
    て描画媒体に対して描画する移動ロボットと、前記作画
    データに基づいて前記移動ロボットに描画を実行させる
    ための描画動作データを作成する描画動作データ作成手
    段と、前記移動ロボットの移動を制御すると共に前記描
    画動作データに基づいてアームの先端の動作軌跡を制御
    することにより前記描画媒体に絵を描かせるロボット制
    御手段と、前記移動ロボットが描画を実行するための位
    置に移動したとき移動ロボットを前記描画媒体に対して
    位置決めする位置決め手段と、を備えていることを特徴
    とする移動ロボットを用いた描画システム。
  2. 【請求項2】 前記カメラが、作画しようとする人物の
    顔を撮影して顔の画像データを得、前記作画データ作成
    手段が、前記顔の画像データを処理して似顔絵の作画デ
    ータを作成し、前記描画動作データ作成手段が、前記似
    顔絵の作画データに基づいて移動ロボットに似顔絵を描
    かせるための描画動作データを作成し、前記ロボット制
    御手段が、前記描画動作データに基づいて前記移動ロボ
    ットに似顔絵を描かせることを特徴とする請求項1に記
    載の移動ロボットを用いた描画システム。
  3. 【請求項3】 前記作画データ作成手段と描画動作デー
    タ作成手段とロボット制御手段とを含む制御系を有し、
    該制御系に更に、前記作画しようとする人物が自分で入
    力操作し得ると共に同人物に対して必要な情報を提供し
    得る操作パネルが組み込まれており、前記人物による操
    作パネルを介しての入力操作を指令として、前記制御系
    が、前記移動ロボットを制御して似顔絵を描かせること
    を特徴とする請求項2に記載の移動ロボットを用いた描
    画システム。
  4. 【請求項4】 前記移動ロボットが人間の形を模したも
    のであり、前記制御系が、少なくとも前記人物に向け
    て、移動ロボットに人間の行動を真似た演技並びに発声
    をさせることを特徴とする請求項3に記載の移動ロボッ
    トを用いた描画システム。
  5. 【請求項5】 前記描画媒体が、コンピュータのペンタ
    ブレット付きディスプレイであって、前記描画具として
    のペンの移動軌跡に対応した線を画面上に表示するもの
    であることを特徴とする請求項3または4に記載の移動
    ロボットを用いた描画システム。
  6. 【請求項6】 前記コンピュータが、ディスプレイ画面
    上に出来上がった似顔絵を、前記操作パネル上に装備さ
    れたプリンタに印字出力させることを特徴とする請求項
    5に記載の移動ロボットを用いた描画システム。
  7. 【請求項7】 前記位置決め手段が、前記移動ロボット
    に外力を与えて機械的に位置決めするものであることを
    特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の移動ロボッ
    トを用いた描画システム。
  8. 【請求項8】 前記位置決め手段が、前記移動ロボット
    の床面走行部に設けられた受座に対し床面から突出して
    係合する位置決めピンと、該位置決めピンを床面から突
    出させて受座に係合させることにより移動ロボットに位
    置決め目標位置への移動外力を与える位置決めピン昇降
    機構と、からなることを特徴とする請求項7に記載の移
    動ロボットを用いた描画システム。
  9. 【請求項9】 前記位置決めピンと受座の突当面が、両
    者を突き当てるに従って芯合わせ作用を発揮し移動ロボ
    ットに水平方向の移動力を与える円錐面で構成されてい
    ることを特徴とする請求項8に記載の移動ロボットを用
    いた描画システム。
  10. 【請求項10】 前記移動ロボットの位置決め時に、
    (1)前記位置決めピンを床面から突出させて受座の突
    当面に接触させる第1の動作、(2)その状態で、位置
    決めピンで受座を突き上げて移動ロボットの床面に対す
    る接触荷重を軽減しながら、移動ロボットを位置決め位
    置へ移動させる第2の動作、(3)移動ロボットを位置
    決め位置へ移動させた後に位置決めピンを下降させるこ
    とで移動ロボットの床面に対する接触荷重を定常値に戻
    す第3の動作、を順次連続して前記位置決めピン昇降機
    構に行わせる位置決めピン昇降制御手段を備えているこ
    とを特徴とする請求項9に記載の移動ロボットを用いた
    描画システム。
  11. 【請求項11】 前記位置決め手段が、前記移動ロボッ
    トに位置決め目標位置との偏差を解消すべき信号を与え
    て自力で位置決め位置に移動させるものであることを特
    徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の移動ロボット
    を用いた描画システム。
  12. 【請求項12】 前記カメラが前記移動ロボット上に装
    備されていることを特徴とする請求項1〜11のいずれ
    かに記載の移動ロボットを用いた描画システム。
  13. 【請求項13】 前記作画データ作成手段、描画動作デ
    ータ作成手段、ロボット制御手段が、前記移動ロボット
    上に装備されていることを特徴とする請求項12に記載
    の移動ロボットを用いた描画システム。
  14. 【請求項14】 音声認識コントローラおよびサウンド
    ボードを備えた音声認識システムを備え、作画しようと
    する人物の発する音声をマイクによりサウンドボードに
    取得し、前記音声認識システムは、前記音声を認識する
    とともに所定の会話アルゴリズムにしたがって音声デー
    タを前記サウンドボードを介してスピーカより出力する
    ことを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の移
    動ロボットを用いた描画システム。
  15. 【請求項15】 移動ロボットの振り付けデータが記憶
    された振り付けデータ格納手段を備え、前記ロボット制
    御手段は、前記振り付けデータに基づいて移動ロボット
    の動作を制御することを特徴とする請求項1〜14のい
    ずれかに記載の移動ロボットを用いた描画システム。
  16. 【請求項16】 赤外線受光ユニットと、該赤外線受光
    ユニットと連動した非常停止リレースイッチとを備え、
    前記赤外線受光ユニットを介して遠隔的に電源が遮断可
    能とされていることを特徴とする請求項1〜15のいず
    れかに記載の移動ロボットを用いた描画システム。
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"エンターテインメントロボット"新ロボット神ちゃん"を開発 神戸市立青少年科学館に納入", 三菱重工ニュース, vol. 第3989号, JPNX006033638, 18 March 2002 (2002-03-18), JP, pages 1 - 2, ISSN: 0000758958 *
"相次ぎ新型ロボット開発 三菱重工と川崎重工", 神戸新聞ニュース, JPN4006007828, 19 March 2002 (2002-03-19), JP, ISSN: 0000735825 *
"相次ぎ新型ロボット開発 三菱重工と川崎重工", 神戸新聞ニュース, JPNX006033639, 19 March 2002 (2002-03-19), JP, ISSN: 0000758959 *

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