JP2001309456A - ホームバスシステム、電子機器及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

ホームバスシステム、電子機器及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

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JP2001309456A
JP2001309456A JP2000124825A JP2000124825A JP2001309456A JP 2001309456 A JP2001309456 A JP 2001309456A JP 2000124825 A JP2000124825 A JP 2000124825A JP 2000124825 A JP2000124825 A JP 2000124825A JP 2001309456 A JP2001309456 A JP 2001309456A
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electronic device
bus
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Junichi Sato
淳一 佐藤
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の家電機器を1394バスを介して接続
したホームバスシステムにおいて、各機器で面倒な設定
をする手間を省けるようにする。 【解決手段】 洗濯機1において、ユーザがKEY入力
部4により洗濯物の種類やその素材を入力すると、マイ
コン2が読み取り記憶し、この情報と実際に洗濯機に入
れられた洗濯物の量や重さを検知部5で検知して、最適
な水量、モータの強さ、各行程の時間を決定し、洗い、
すすぎ、脱水等の工程を実行する。全工程が終了する
と、先に入力された洗濯物の種類や素材の外に、脱水状
況等の乾燥に必要なデータを乾燥機6に送信する。乾燥
機6では、受信したデータをマイコン8で読み出す。洗
濯物を洗濯機1から乾燥機6に移した後、スタートKE
Y9を押すと、上記受信した洗濯物の種類や素材や脱水
状況に応じた最適なヒータ温度、モータの強さ、乾燥時
間を決定し、乾燥運転を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、双方向シリアル通
信が可能なシリアルバスを用いて、例えば洗濯機、冷蔵
庫、電子レンジ、テレビジョン受像機等の家電機器同士
を接続したホームバスシステム、このホームバスシステ
ムで用いられる電子機器及びこの電子機器で用いられる
コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、家電機器は基本的に独立してお
り、例えば、冷凍庫から取り出した肉を電子レンジで解
凍する場合、人が電子レンジの肉類解凍ボタンを押すこ
とで行っていた。言い換えると、人がある機器(冷蔵
庫)における物(肉)の状態(冷凍されていた)を判断
して、次の機器(電子レンジ)での処理(肉類解凍)を
行っていた。
【0003】また、例えば、特開平9−215067号
公報に開示されているように、機器同志をバスで接続
し、任意の機器の作動状況データをバスを介して他の機
器に送信し、そのデータに応じて上記他の機器が自己の
作動状況を制御するようにしたシステムがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来例の前者
については、人が物の状態を判断して次の処理を行う必
要があり、その人にとって面倒であったり、誤操作をす
る可能性があった。また、後者については、機器そのも
のの作動状況を相互通信することは可能であるが、機器
が処理した「物」の状態を他の機器に伝えることはでき
ないという問題があった。
【0005】本発明は上記問題を解決するためになされ
たもので、その目的は、人手を煩わすことなく、機器同
士が協力して自動的に仕事を実行するようなホームバス
システムを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明によるホームバスシステムは、対象物を処
理する処理手段をそれぞれ有する複数個の電子機器を通
信制御バスを介して接続し、各電子機器間で制御信号及
び情報信号を通信するホームバスシステムであって、上
記対象物を第1の電子機器の処理手段で処理するとき、
上記対象物の処理前の状態や素材を示す初期値データを
検出する第1の検出手段と、上記第1の電子機器で上記
対象物が処理されるとき、その処理中及び処理後の対象
物の状態や性質を示すデータを検出する第2の検出手段
と、上記対象物が上記第1の電子機器で処理された後、
上記検出されたデータを全て又は必要に応じて選択し、
上記バスを介して他の電子機器に送信する送信手段と、
上記バスに接続された第1の電子機器以外の電子機器に
おいて上記送信されたデータを受信する受信手段と、上
記データを受信した電子機器の処理手段が上記対象物を
処理するとき、上記受信したデータに基づく処理を行わ
せる制御手段とを設けている。
【0007】また、本発明による他のホームバスシステ
ムは、対象物を処理する処理手段をそれぞれ有する複数
個の電子機器を通信制御バスを介して接続し、各電子機
器間で制御信号及び情報信号を通信するホームバスシス
テムであって、上記対象物を第1の電子機器の処理手段
で処理するとき、この第1の電子機器の処理の進行状況
や状態を示すデータを検出する検出手段と、上記対象物
が上記第1の電子機器で処理された後、上記検出された
データを上記バスを介して他の電子機器に送信する送信
手段と、上記バスに接続された第1の電子機器以外の電
子機器において上記送信されたデータを受信する受信手
段とを設け、上記データを受信した電子機器の上記処理
手段が上記対象物を処理するとき、上記受信したデータ
に基づく処理を行わせる制御手段とを設けている。
【0008】また、本発明による電子機器においては、
対象物を処理する処理手段と、上記対象物の処理前の状
態や素材を示す初期値データを検出する第1の検出手段
と、上記対象物を処理するとき、その処理中及び処理後
の対象物の状態や性質を示すデータを検出する第2の検
出手段と、上記対象物を処理した後に、上記検出された
データを全て又は必要に応じて選択し、上記バスを介し
て他の電子機器に送信する送信手段とを設けている。
【0009】また、本発明による他の電子機器において
は、対象物を処理する処理手段と、上記対象物が他の電
子機器で処理されたときに上記他の電子機器から送られ
てくる上記対象物の処理前の状態や素材を示す初期値デ
ータ及びその処理中及び処理後の対象物の状態や性質を
示すデータの全て又は必要に応じて選択されたデータを
受信する受信手段と、上記処理手段が上記対象物を処理
するとき、上記受信したデータに基づく処理を行わせる
制御手段とを設けている。
【0010】また、本発明による他の電子機器において
は、対象物を処理する処理手段と、上記対象物を処理す
るとき、その処理の進行状況や機器の状態を示すデータ
を検出する検出手段と、上記対象物を処理した後に、上
記検出されたデータを他の電子機器に送信する送信手段
とを設けている。
【0011】また、本発明による他の電子機器において
は、対象物を処理する処理手段と、上記対象物が他の電
子機器で処理されたときに上記他の電子機器から送られ
てくるその処理の進行状況や機器の状態を示すデータを
受信する受信手段と、上記処理手段が上記対象物を処理
するとき、上記受信したデータに基づく処理を行わせる
制御手段とを設けている。
【0012】また、本発明による記憶媒体においては、
対象物の処理前の状態や素材を示す初期値データを検出
する第1の検出処理と、上記対象物に対する所定の処理
と、上記処理中及び処理後の対象物の状態や性質を示す
データを検出する第2の検出処理と、上記対象物を処理
した後に、上記検出されたデータを全て又は必要に応じ
て選択し、上記バスを介して他の電子機器に送信する送
信処理とを実行するためのプログラムを記憶している。
【0013】また、本発明による他の記憶媒体において
は、対象物が他の電子機器で処理されたときに上記他の
電子機器から送られてくる上記対象物の処理前の状態や
素材を示す初期値データ及びその処理中及び処理後の対
象物の状態や性質を示すデータの全て又は必要に応じて
選択されたデータを受信する受信処理と、上記受信した
データに基づいて上記対象物に対して行う制御処理とを
実行するためのプログラムを記憶している。
【0014】また、本発明による他の記憶媒体において
は、対象物に対する所定の処理と、上記処理の進行状況
や機器の状態を示すデータを検出する検出処理と、上記
対象物を処理した後に、上記検出されたデータを他の電
子機器に送信する送信処理とを実行するためのプログラ
ムを記憶している。
【0015】また、本発明による他の記憶媒体において
は、対象物が他の電子機器で処理されたときに上記他の
電子機器から送られてくるその処理の進行状況や機器の
状態を示すデータを受信する受信処理と、上記受信した
データに基づいて上記対象物に対して行う制御処理とを
実行するためのプログラムを記憶している。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
と共に説明する。本実施の形態では、ホームバスシステ
ムを構成する各機器間を接続するデジタルI/Fとして
IEEE1394シリアルバスを用いるので、まず、本
実施の形態の説明に先立ちIEEE1394シリアルバ
スについて予め説明する。
【0017】<IEEE1394の技術の概要>家庭用
デジタルVTRやDVDの登場に伴って、ビデオデータ
やオーディオデータなどのリアルタイムでかつ高情報量
のデータ転送のサポートが必要になっている。こういっ
たビデオデータやオーディオデータをリアルタイムで転
送し、パソコン(PC)に取り込んだり、またはその他
のデジタル機器に転送を行うには、必要な転送機能を備
えた高速データ転送可能なインタフェースが必要になっ
てくるものであり、そういった観点から開発されたイン
タフェースがIEEE1394−1395(High
Performance Serial Bus)(以
下、1394シリアルバス)である。
【0018】図8に1394シリアルバスを用いて構成
されるネットワーク・システムの例を示す。このシステ
ムは機器A,B,C,D,E,F,G,Hを備えてお
り、A−B間、A−C間、B−D問、D−E間、C−F
間、C−G間、及びC−H問をそれぞれ1394シリア
ルバスのツイスト・ペア・ケーブルで接続されている。
この機器A〜Hは例としてPC、デジタルVTR,DV
D、デジタルカメラ、ハードディスク、モニタ等であ
る。各機器間の接続法式は、ディジーチエーン方式とノ
ード分岐方式とを混在可能としたものであり、自由度の
高い接続が可能である。
【0019】また、各機器は各自固有のIDを有し、そ
れぞれが認識し合うことによって1394シリアルバス
で接続された範囲において、1つのネットワークを構成
している。各デジタル機器間をそれぞれ1本の1394
シリアルバスケーブルで順次接続するだけで、それぞれ
の機器が中継の役割を行い、全体として1つのネットワ
ークを構成するものである。また、1394シリアルバ
スの特徴でもある、Plug&Play機能でケーブル
を機器に接続した時点で自動で機器の認識や接続状況な
どを認識する機能を有している。
【0020】また、図8に示したようなシステムにおい
て、ネットワークからある機器が削除されたり、または
新たに追加された時など、自動的にバスリセットを行
い、それまでのネットワーク構成をリセットしてから、
新たなネットワークの再構築を行う。この機能によっ
て、その時々のネットワークの構成を常時設定、認識す
ることができる。またデータ転送速度は、100/20
0/400Mbpsを備えており、上位の転送速度を持
つ機器が下位の転送速度をサポートし、互換をとるよう
になっている。
【0021】データ転送モードとしては、コントロール
信号などの非同期データ(Asynchronousデ
ータ:以下Asyncデータ)を転送するAsynch
ronous転送モード、リアルタイムなビデオデータ
やオーディオデータ等の同期データ(Isochron
ousデータ:以下Isoデータ)を転送するIsoc
hronous転送モードがある。このAsyncデー
タとIsoデータは各サイクル(通常サイクル125μ
S)の中において、サイクル開始を示すサイクル・スタ
ート・パケット(CSP)の転送に続き、Isoデータ
の転送を優先しつつサイクル内で混在して転送される。
【0022】図9に1394シリアルバスの構成要素を
示す。1394シリアルバスは全体としてレイヤ(階
層)構造で構成されている。図9に示したように、最も
ハード的なのが1394シリアルバスのケーブルであ
り、そのケーブルのコネクタが接続されるコネクタポー
トがあり、その上にハードウェアとしてフィジカル・レ
イヤとリンク・レイヤがある。
【0023】ハードウェア部は実質的なインタフェース
チップの部分であり、そのうちフイシカル・レイヤは符
号化やコネクタ関連の制御等を行い、リンク・レイヤは
パケット転送やサイクルタイムの制御等を行う。ファー
ムウェア部のトランザクション・レイヤは、転送(トラ
ンザクション)すべきデータの管理を行い、Readや
Writeといった命令を出す。シリアルバスマネージ
メントは、接続されている各機器の接続状況やIDの管
理を行い、ネットワークの構成を管理する部分である。
このハードウェアとファームウェアまでが実質上の13
94シリアルバスの構成である。
【0024】また、ソフトウェア部のアプリケーション
・レイヤは使うソフトによって異なり、インタフェース
上にどのようにデータをのせるかを規定する部分であ
り、AVプロトコルによって規定されている。以上が1
394シリアルバスの構成である。
【0025】次に、図10に1394シリアルバスにお
けるアドレス空間の図を示す。1394シリアルバスに
接続された各機器(ノード)には、必ず各ノード固有の
64ビットアドレスを持たせておく。このアドレスをR
OMに格納しておくことで、自分や相手のノードアドレ
スを常時認識でき、相手を指定した通信も行える。
【0026】1394シリアルバスのアドレッシング
は、IEEE1212規格に準じた方式であり、アドレ
ス指定は、最初の10ビットがバスの番号の指定用に、
次の6ビットがノードID番号の指定用に使われる。残
りの48ビットが機器に与えられたアドレス幅になり、
それぞれ固有のアドレス空間として使用できる。最後の
28ビットは固有データの領域として、各機器の識別や
使用条件の指定の情報などを格納する。以上が1394
シリアルバスの技術の概要である。
【0027】次に、1394シリアルバスの特徴といえ
る技術の部分をより詳細に説明する。 <1394シリアルバスの電気的仕様>図11に139
4シリアルバス・ケーブルの断面図を示す。1394シ
リアルバスでは、接続ケーブル内に2組のツイストペア
信号線の他に、電源ラインを設けている。これによっ
て、電源を持たない機器や、故障により電圧低下した機
器等にも電力の供給が可能になっている。電源線内を流
れる電源の電圧は8〜40V、電流は最大電流DC1.
5Aと規定されている。
【0028】<DS−Link符号化>図12に139
4シリアルバスで採用されているデータ転送フォーマッ
トのDS−Link符号化方式を説明するためのタイミ
ングチャートを示す。1394シリアルバスでは、DS
−Link(Data/Strobe Link)符号
化方式が採用されている。このDS−Link符号化方
式は、高速なシリアルデータ通信に適しており、その構
成は、2本の信号線を必要とする。より対線の内1本に
主となるデータを送り、他方のより対線にはストローブ
信号を送る構成になっている。受信側では、この通信さ
れるデータと、ストローブとの排他的諭理和をとること
によってクロックを再現できる。
【0029】このDS−Link符号化方式を用いるメ
リットとして、他のシリアルデータ転送方式に比べて転
送効率が高いこと、PLL回路が不要となるのでコント
ローラLSIの回路規模を小さくできること、さらには
転送すべきデータが無い時にアイドル状態であることを
示す情報を送る必要が無いので、各機器のトランシーバ
回路をスリーブ状態にすることができることにより、消
費電力の低減が図れる、などが挙げられる。
【0030】〈バスリセットのシーケンス〉1394シ
リアルバスでは、接続されている各機器(ノード)には
ノードIDが与えられ、ネットワーク構成として認識さ
れている。このネットワーク構成に変化があった時、例
えばノードの挿抜や電源のON/OFFなどによるノー
ド数の増減などによって変化が生じて、新たなネットワ
ーク構成を認識する必要がある時、変化を検知した各ノ
ードはバスリセット信号を送信して、新たなネットワー
ク構成を認識するモードに入る。この時の変化の検知方
法は、1394ポート基板上でのバイアス電圧の変化を
検知することにより行われる。
【0031】あるノードからバスリセット信号が伝達さ
れて、各ノードのフィジカルレイヤはこのバスリセット
信号を受けると同時にリンクレイヤにバスリセットの発
生を伝達し、かつ他のノードにバスリセット信号を伝達
する。最終的に全てのノードがバスリセット信号を検知
した後、バスリセットが起動となる。バスリセットは、
先に述べたようなケーブル挿抜や、ネットワーク異常等
によるハード検出による起動と、プロトコルからのホス
ト制御などによってフィジカルレイヤに直接命令を出す
ことによっても起動する。
【0032】また、バスリセットが起動するとデータ転
送は一時中断され、この間のデータ転送は待たされ、終
了後新しいネットワーク構成のもとで再開される。以上
がバスリセットのシーケンスである。
【0033】<ノードID決定のシーケンス>バスリセ
ットの後、各ノードは新しいネットワーク構成を構築す
るために、各ノードにIDを与える動作に入る。この時
のバスリセツトからノードID決定までの一般的なシー
ケンスを図20、21、22のフローチャートを用いて
説明す1。
【0034】図20のフローチャートは、バスリセット
の発生からノードIDが決定し、データ転送が行えるよ
うになるまでの、一連のバスの作業を示してある。ま
ず、ステップS101として、ネットワーク内にバスリ
セットが発生することを常時監視していて、ここで、ノ
ードの電源ON/OFFなどでバスリセットが発生する
とステップS102に移る。
【0035】ステップS102では、ネットワークがリ
セットされた状態から、新たなネットワークの接続状況
を知るために、直接接続されている各ノード間において
親子関係の宣言がなされる。ステップS103として、
全てのノード間で親子関係が決定すると、ステップS1
04として1つのルートが決定する。全てのノード間で
親子関係が決定するまで、ステップS102の親子関係
の宣言を行い、またルートも決定されない。
【0036】ステップS104でルートが決定される
と、次はステップS105として、各ノードにIDを与
えるノードIDの設定作業が行われる。所定のノード順
序で、ノードIDの設定が行われ、全てのノードにID
が与えられるまで繰り返し設定作業が行われ、最終的に
ステップS106として全てのノードにIDを設定し終
えたら、新しいネットワーク構成が全てのノードにおい
て認識されたので、ステップS107としてノード間の
データ転送が行える状態となり、データ転送が開始され
る。
【0037】このステップS107の状態になると、再
びバスリセットが発生するのを監視するモードに入り、
バスリセットが発生したらステップS101からステッ
S106までの設定作業が繰り返し行われる。
【0038】以上が、図20のフローチャートの説明で
あるが、このフローチャートのバスリセットからルート
決定までの部分と、ルート決定後からID設定終了まで
の手順をより詳しく示したものをそれぞれ図21、図2
2に示す。
【0039】まず、図21のフローチャートについて説
明する。ステップS201としてバスリセットが発生す
ると、ネットワーク構成は一旦リセットされる。なお、
ステップS201としてバスリセットが発生するのを常
に監視している。次に、ステップS202として、リセ
ットされたネットワークの接続状況を再認識する作業の
第一歩として、各機器にリーフ(ノード)であることを
示すフラグを立てておく。さらに、ステップS203と
して各機器が自分の持つポートがいくつ他ノードと接続
されているのかを調べる。
【0040】次に、ステップS204のポート数の結果
に応じて、これから親子関係の宣言を始めていくため
に、未定義(親子関係が決定されてない)ポートの数を
調べる。バスリセツトの直後はポート数=未定義ポート
数であるが、親子関係が決定されていくに従ってステッ
プS204で検知する未定義ポートの数は変化していく
ものである。
【0041】まず、バスリセットの直後、はじめに親子
関係の宣言を行えるのはリーフに限られている。リーフ
であるというのはステップS203のポート数の確認で
知ることができる。リーフは、ステップS205とし
て、自分に接続されているノードに対して、「自分は
子、相手は親」と宣言し動作を終了する。
【0042】ステップS203でポート数が複数ありブ
ランチと認識したノードは、バスリセットの直後はステ
ップS204で未定義ポート数>1ということなので、
ステップS206へと移り、まずブランチというフラグ
が立てられ、ステップS207でリーフからの親子関係
宣言で「親」の受付をするために待つ。
【0043】リーフが親子関係の宣言を行い、ステップ
S207でそれを受けたブランチは適宜ステップS20
4の未定義ポート数の確認を行い、未定義ポート数が1
になっていれば残っているポートに接続されているノー
ドに対して、ステップS205の「自分が子」の宣言を
することが可能になる。2度目以降、ステップS204
で未定義ポート数を確認しても2以上あるブランチに対
しては、再度ステップS207でリーフまたは他のブラ
ンチからの「親」の受付をするために待つ。
【0044】最終的に、いずれか1つのブランチ、また
は例外的にリーフ(子宣言を行えるのにすばやく動作し
なかったため)がステップS204の未定義ポート数の
結果としてゼロになったら、これにてネットワーク全体
の親子関係の宣言が終了したものであり、未定義ポート
数がゼロ(全て親のポートとして決定)になった唯一の
ノードはステップS208としてルートのフラグが立て
られ、ステップS209としてルートとしての認識がな
される。このようにして、バスリセットからネットワー
ク内の全てのノード間における親子関係の宣言までが終
了する。
【0045】次に、図22のフローチャートについて説
明する。まず、図22までのシーケンスでリーフ、ブラ
ンチ、ルートという各ノードのフラグの情報が設定され
ているので、これを元にして、ステップS301でそれ
ぞれ分類する。各ノードにIDを与える作業として、最
初にIDの設定を行うことができるのはリーフからであ
る。リーフ→ブランチ→ルートの順で若い番号(ノード
番号=0〜)からIDの設定がなされていく。
【0046】ステップS302としてネットワーク内に
存在するリーフの数N(Nは自然数)を設定する。この
後、ステップS303として各自リーフがルートに対し
て、IDを与えるように要求する。この要求が複数ある
場合には、ルートはステップS304としてアービトレ
ーション(1つに調停する作業)を行い、ステップS3
05として勝ったノード1つにID番号を与え、負けた
ノードには失敗の結果通知を行う。ステップS306と
してID取得が失敗に終わったリーフは、再度ID要求
を出し、同様の作業を繰り返す。
【0047】IDを取得できたリーフからステップS3
07として、そのノードのID情報をブロードキャスト
で全ノードに転送する。1ノードID情報のブロードキ
ャストが終わると、ステップS308として残りのリー
フの数が減らされる。ここで、ステップS309とし
て、この残りのリーフの数が1以上ある時はステップS
303のID要求の作業からを繰り返し行い、最終的に
全てのリーフがID情報をブロードキャストすると、ス
テップS309がN=0となり、次はブランチのID設
定に移る。
【0048】ブランチのID設定もリーフのときと同様
に行われる。まず、ステップS310としてネットワー
ク内に存在するブランチの数M(Mは自然数)を設定す
る。この後、ステップS311として各自ブランチがル
ートに対して、IDを与えるように要求する。これに対
してルートは、ステップS312としてアービトレーシ
ョンを行い、勝ったブランチから順にリーフを与え終わ
った次の若い番号から与えていく。ステップS313と
して、ルートは要求を出したブランチにID情報または
失敗結果を通知し、ステップS314としてID取得が
失敗に終わったブランチは、再度ID要求を出し、同様
の作業を繰り返す。
【0049】IDを取得できたブランチからステップS
315として、そのノードのID情報をブロードキャス
トで全ノードに転送する。1ノードID情報のブロード
キャストが終わると、ステップS316として残りのブ
ランチの数が1つ減らされる。ここで、ステップS31
7として、この残りのブランチの数が1以上ある時はス
テップS311のID要求の作業からを繰り返し、最終
的に全てのブランチがID情報をブロードキャストする
まで行われる。
【0050】全てのブランチがノードIDを取得する
と、ステップS317はM=0となり、ブランチのID
取得モードも終了する。ここまで終了すると、最終的に
ID情報を取得してないノードはルートのみなので、ル
ートのIDはステップS318として与えていない番号
で最も大きい番号を自分のID番号と設定し、ステップ
S319としてルートのID情報をブロードキャストす
る。以上で、親子関係が決定した後から全てのノードの
IDが設定されるまでの手順が終了する。
【0051】次に、一例として図13に示した実際のネ
ットワークにおける動作を説明する。図13において、
<ルート>ノードBの下位にはノードAとノードCが直
接接続されており、さらにノードCの下位にはノードD
が直接接続されており、さらにノードDの下位にはノー
ドEとノードFが直接接続された階層構造になってい
る。この階層構造やルートノード、ノードIDを決定す
る手順を以下に説明する。
【0052】バスリセットがなされた後、まず各ノード
の接続状況を認識するために、各ノードの直接接続され
ているノード間において、親子関係の宣言がなされる。
この親子関係とは、親側が階層構造で上位となり、子側
が下位になるということである。
【0053】図13ではバスリセットの後、最初に親子
関係の宣言を行ったのはノードAである。基本的にノー
ドの1つのポートにのみ接続があるノード(リーフと呼
ぶ)から親子関係の宣言を行うことができる。これは自
分には1ポートの接続のみということをまず知ることが
できるので、これによってネットワークの端であるとい
うことを認識し、その中で早く動作を行ったノードから
親子関係が決定されていく。
【0054】こうして親子関係の宣言を行った側(A−
B間ではノードA)のポートが子と設定され、相手側
(ノードB)のポートが親と設定される。こうして、ノ
ードA−B間では子一親、ノードE−D間で子一親、ノ
ードF−D間で子一親と決定される。
【0055】さらに1階層上って、今度は複数個接続ポ
ートを持つノード(ブランチと呼ぶ)のうち、他ノード
からの親子関係の宣言を受けたものから順次、さらに上
位に親子関係の宣言を行っていく。図13では、まずノ
ードDがD−E間、D−F間と親子関係が決定した後、
ノードCに対する親子関係の宣言を行っており、その結
果ノードD−C間で子一親と決定している。このように
して、図13のような階層構造が構成され、最終的に接
続されている全てのポートにおいて親となったノードB
が、ルートノードと決定された。ルートは、1つのネッ
トワーク構成中に一つしか存在しないものである。
【0056】なお、この図13においてノードBがルー
トノードと決定されたが、これはノードAから親子関係
宣言を受けたノードBが、他のノードに対して親子関係
宣言を早いタイミングで行っていれば、ルートノードは
他ノードに移っていたこともあり得る。すなわち、伝達
されるタイミングによってはどのノードもルートノード
となる可能性があり、同じネットワーク構成でもルート
ノードは一定とは限らない。
【0057】ルートノードが決定すると、次は各ノード
IDを決定するモードに入る。ここでは全てのノード
が、決定した自分のノードIDを他の全てのノードに通
知する(ブロードキャスト機能)。自己ID情報は、自
分のノード番号、接続されている位置の情報、持ってい
る情報の数、接続のあるポートの数、各ポートの親子関
係の情報等を含んでいる。
【0058】ノードID番号の割り振りの手順として
は、まず1つのポートにのみ接続があるノード(リー
フ)から起動することができ、この中から順にノード番
号=0、1、2・・・と割り当てられる。ノードIDを
手にしたノードは、ノード番号を含む情報をブロードキ
ャストで各ノードに送信する。これによって、そのID
番号は「割り当て済み」であることが認識される。
【0059】全てのリーフが自己ノードIDを取得し終
えると、次はブランチヘ移り、リーフに引き続いたノー
ドID番号が各ノードに割り当てられる。リーフと同様
にノードID番号が割り当てられたブランチから順次ノ
ードID情報をブロードキャストし、最後にルートノー
ドが自己ID情報をブロードキャストする。すなわち、
常にルートは最大のノードID番号を所有するものであ
る。以上のようにして、階層構造全体のノードIDの割
り当てが終わり、ネットワーク構成が再構築され、バス
の初期化作業が完成する。
【0060】《アービトレーション》1394シリアル
バスでは、データ転送に先立って必ずバス使用権のアー
ビトレーション(調停)を行う。1394シリアルバス
は個別に接続されて各機器が、転送された信号をそれぞ
れ中継することによって、ネットワーク内の全ての機器
に同信号を伝えるように、論理的なバス型ネットワーク
であるので、パケットの衝突を防ぐ意味でアービトレー
ションは必要である。これによってある時間には、たっ
た一つのノードにのみ転送を行うことができる。
【0061】アービトレーションを説明するために図1
4(a)にバス要求の図、図14(b)にバス使用許可
の図を示し、以下これを用いて説明する。アービトレー
ションが始まると、一つもしくは複数のノードが親ノー
ドに向かって、それぞれバス使用権の要求を発する。図
14(a)のノードCとノードFがバス使用権の要求を
発しているノードである。これを受けた親ノード(図1
4ではノードA)はさらに親ノードに向かって、バス使
用権の要求を発する(中継する)。この要求は最終的に
調停を行うルートに届けられる。
【0062】バス使用要求を受けたルートノードは、ど
のノードにバスを使用させるかを決める。この調停作業
はルートノードのみが行えるものであり、調停によって
勝ったノードにはバスの使用許可を与える。図14
(b)ではノードCに使用許可が与えられ、ノードFの
使用は拒否された場合である。アービトレーションに負
けたノードに対してはDP(data prefix)
パケットを送り、拒否されたことを伝える。拒否された
ノードのバス使用要求は次回のアービトレーションまで
待たされる。以上のようにして、アービトレーションに
勝ってバスの使用許可を得たノードは、以降データの転
送を開始できる。
【0063】ここで、アービトレーションの一連の流れ
を図23のフローチャートに示して説明する。ノードが
データ転送を開始できるためには、バスがアイドル状態
であることが必要である。先に行われていたデータ転送
が終了して、現在バスが空き状態であることを認識する
ためには、各転送モードで個別に設定されている所定の
アイドル時間キャップ長(例、サブアクション・キャッ
プ)を経過することによって、各ノードは自分の転送が
開始できると判断する。
【0064】ステップS401として、Asyncデー
タ、Isoデータ等それぞれ転送するデータに応じた所
定のキャップ長が得られたかを判断する。所定のギャッ
プ長が得られない限り、転送を開始するために必要なバ
ス使用権の要求はできないので、所定のギャップ長が得
られるまで待つ。
【0065】ステップS401で所定のキャップ長が得
られたら、ステップS402として転送すべきデータが
あるかを判断し、ある場合はステップS403として転
送するためにバスを確保するように、バス使用権の要求
をルートに対して発する。この時の、バス使用権の要求
を表す信号の伝達は、図14に示したように、ネットワ
ーク内各機器を中継しながら、最終的にルートに届けら
れる。ステップS402で転送するデータが無い場合
は、そのまま待機する。
【0066】次に、ステップS404として、ステップ
S403のバス使用要求を1つ以上ルートが受信した
ら、ルートはステップS405として使用要求を出した
ノードの数を調べる。ステップS405での選択値がノ
ード数=1(使用権要求を出したノードは1つ)だった
ら、そのノードに直後のバス使用許可が与えられること
になる。ステップS405での選択値がノード数>1
(使用要求を出したノードは複数)だったら、ルートは
ステップS406として使用許可を与えるノードを1つ
に決定する調停作業を行う。この調停作業は公平なもの
であり、毎回同じノードばかりが許可を得るようなこと
はなく、平等に権利を与えていくような構成となってい
る。
【0067】ステップS407として、ステップS40
6で使用要求を出した複数のノードの中からルートが調
停して使用許可を得た1つのノードと、敗れたその他の
ノードとに分ける選択を行う。ここで、調停されて使用
許可を得た1つのノード、またはステップS405の選
択値から使用要求ノード数=1で調停無しに使用許可を
得たノードには、ステップS408として、ルートはそ
のノードに対して許可信号を送る。許可信号を得たノー
ドは、受け取った直後に転送すべきデータ(パケット)
を転送開始する。
【0068】また、ステップS406の調停で敗れて、
バス使用が許可されなかったノードにはステップS40
9としてルートから、アービトレーション失敗を示すD
P(data prefix)パケットを送られ、これ
を受け取ったノードは再度転送を行うためのバス使用要
求を出すため、ステップS401まで戻り、所定ギャッ
プ長が得られるまで待機する。以上がアービトレーショ
ンの流れの説明である。
【0069】《Asynchronous(非同期)転
送》アシンクロナス転送は、非同期転送である。図15
にアシンクロナス転送における時間的な遷移状態を示
す。図15の最初のサブアクション・ギャップは、バス
のアイドル状態を示すものである。このアイドル時間が
一定値になった時点で、転送を希望するノードはバスが
使用できると判断して、バス獲得のためのアービトレー
ションを実行する。
【0070】アービトレーションでバスの使用許可を得
ると、次にデータの転送がパケット形式で実行される。
データ転送後、受信したノードは転送されたデータに対
しての受信結果のack(受信確認用返送コード)をa
ck gapという短いギャップの後、返送して応答す
るか、応答パケットを送ることによって転送が完了す
る。ackは4ビットの情報と4ビットのチェックサム
からなり、成功か、ビジー状態か、ペンディング状態で
あるかといった情報を含み、すぐに送信元ノードに返送
される。
【0071】次に、図16にアシンクロナス転送のパケ
ットフォーマットの例を示す。パケットには、データ部
および誤り訂正用のデータCRCの他にはヘッダ部があ
り、そのヘッダ部には、目的ノードID、ソースノード
ID、転送データ長さや各種コードなどが書き込まれ、
転送が行われる。また、アシンクロナス転送は自己ノー
ドから相手ノードヘの1対1の通信である。転送元ノー
ドから転送されたパケットは、ネットワーク中の各ノー
ドに行き渡るが、自分当てのアドレス以外のものは無視
されるので、宛先の一つのノードのみが読み込むことに
なる。以上がアシンクロナス転送の説明である。
【0072】《ISochronous(同期)転送》
アイソクロナス転送は同期転送である。1394シリア
ルバスの最大の特徴であるともいえるこのアイソクロナ
ス転送は、特にビデオ映像データや音声データといった
マルチメディアデータなど、リアルタイムな転送を必要
とするデータの転送に適した転送モードである。また、
アシンクロナス転送(非同期)が1対1の転送であった
のに対して、このアイソクロナス転送はブロードキャス
ト機能によって、転送元の1つのノードから他の全ての
ノードヘー様に転送される。
【0073】図17はアイソクロナス転送における、時
間的な遷移状態を示す図である。アイソクロナス転送は
バス上一定時間毎に実行される。この時間間隔をアイソ
クロナスサイクルと呼ぶ。アイソクロナスサイクル時間
は125μSである。この各サイクルの開始時間を示
し、各ノードの時間調整を行う役割を担っているのがサ
イクル・スタート・パケットである。サイクル・スター
ト・パケットを送信するのは、サイクル・マスタと呼ば
れるノードであり、1つ前のサイクル内の転送終了後、
所定のアイドル期間(サブアクションキャップ)を経た
後、本サイクルの開始を告げるサイクル・スタート・パ
ケットを送信する。このサイクル・スタート・パケット
の送信される時間間隔が125μSとなる。
【0074】また、図17にチャネルA、チャネルB、
チャネルCと示したように、1サイクル内において複数
種のパケットがチャネルIDをそれぞれ与えられること
によって、区別して転送できる。これによって同時に複
数ノード間でのリアルタイムな転送が可能であり、また
受信するノードでは自分が欲しいチャネルIDのデータ
のみ取り込む。このチャネルIDは送信先のアドレスを
表すものではなく、データに対する論理的な番号を与え
ているに過ぎない。よって、あるパケットの送信は1つ
の送信元ノードから他のすべてのノードに行き渡る、ブ
ロードキャストで転送されることになる。
【0075】アイソクロナス転送のパケット送信に先立
って、アシンクロナス転送同様アービトレーションが行
われる。しかし、アシンクロナス転送のように1対1の
通信ではないので、アイソクロナス転送にはack(受
信確認用返信コード)は存在しない。
【0076】また、図17に示したiso gap(ア
イソクロナスギャップ)とは、アイソクロナス転送を行
う前にバスが空き状態であると認識するために必要なア
イドル期間を表している。この所定のアイドル期間を経
過すると、アイソクロナス転送を行いたいノードはバス
が空いていると判断し、転送前のアービトレーションを
行うことができる。
【0077】次に、図18にアイソクロナス転送のパケ
ットフォーマットの例を示し、これについて説明する。
各チャネルに分かれた各種のパケットには、それぞれデ
ータ部及び誤り訂正用のデータCRCの他にヘッダ部が
あり、そのヘッダ部には図18に示したような、転送デ
ータ長やチャネルNo.、その他各種コード及び誤り訂
正用のヘッダCRCなどが書き込まれ、転送が行われ
る。以上がアイソクロナス転送の説明である。
【0078】《バス・サイクル》実際の1394シリア
ルバス上の転送では、アイソクロナス転送と、アシンク
ロナス転送は混在できる。図19に、その時のアイソク
ロナス転送とアシンクロナス転送が混在したバス上の転
送状態の時間的な遷移の様子を示す。
【0079】アイソクロナス転送はアシンクロナス転送
より優先して実行される。その理由は、サイクル・スタ
ート・パケットの後、アシンクロナス転送を起動するた
めに必要なアイドル期間のギャップ長(サブアクション
キャップ)よりも短いギャップ長(アイソクロナスギャ
ップ)で、アイソクロナス転送を起動できるからであ
る。従って、アシンクロナス転送より、アイソクロナス
転送は優先して実行されることになる。
【0080】図19に示した、一般的なバスサイクルに
おいて、サイクル#mのスタート時にサイクル・スター
ト・パケットがサイクル・マスタから各ノードに転送さ
れる。これによって、各ノードで時刻調整を行い、所定
のアイドル時間(アイソクロナスギャップ)を待ってか
らアイソクロナス転送を行うべきノードはアービトレー
ションを行い、パケット転送に入る。図19ではチャネ
ルeとチャネルsとチャネルkが順にアイソクロナス転
送されている。
【0081】このアービトレーションからパケット転送
までの動作を、与えられているチャネル分繰り返し行っ
た後、サイクル#mにおけるアイソクロナス転送が全て
終了したら、アシンクロナス転送を行うことができるよ
うになる。アイドル時間がアシンクロナス転送が可能な
サブアクションギャップに達することによって、アシン
クロナス転送を行いたいノードはアービトレーションの
実行に移れると判断する。
【0082】ただし、アシンクロナス転送が行える期間
は、アイソクロナス転送終了後から、次のサイクル・ス
タート・パケットを転送すべき時間(cyc1e sy
nch)までの間にアシンクロナス転送を起動するため
のサブアクションギャップが得られた場合に限ってい
る。
【0083】図19のサイクル#mでは、3つのチャネ
ル分のアイソクロナス転送と、その後アシンクロナス転
送(ackを含む))が2パケット(パケット1、パケ
ット2)転送されている。このアシンクロナスパケット
2の後は、サイクルm+1をスタートすべき時間(cy
c1e synch)に至るので、サイクル#mでの転
送はここまでで終わる。
【0084】ただし、非同期または同期転送動作中に次
のサイクル・スタート・パケットを送信すべき時間(c
yc1e synch)に至ったとしたら、無理に中断
せず、その転送が中断した後のアイドル期間を待ってか
ら次のサイクル・スタート・パケットを送信する。すな
わち、1つのサイクルが125μS以上続いたときは、
その分次サイクルは基準の125μSより短縮されたと
する。このようにアイソクロナス・サイクルは125μ
Sを基準に超過、短縮し得るものである。
【0085】しかし、アイソクロナス転送はリアルタイ
ム転送を維持するために毎サイクル必要であれば必ず実
行され、アシンクロナス転送はサイクル時間が短縮され
たことによって次以降のサイクルに回されることもあ
る。こういった遅延情報も含めて、サイクル・マスタに
よって管理される。以上により、IEEE1394シリ
アルバスについての説明を終了する。
【0086】次に、本発明の各実施の形態について説明
する。 (第1の実施の形態)図1、図2、図3は本発明の第1
の実施の形態を示すもので、図1は洗濯機と乾燥機を含
むホームバスシステムのブロック図、図2、図3はマイ
コンの処理を示すフローチャートである。
【0087】図1において、洗濯機1はマイクロコンピ
ュータ2、IEEE1394シリアルバスのインターフ
ェース部3、KEY入力部4、洗濯機に入れられた洗濯
物の量と重さの検知部5を備えている。また、乾燥機6
は上記インターフェース部3と同様のIEEE1394
シリアルバスのインターフェース部7、マイクロコンピ
ュータ8、KEY入力部9を備えている。また、洗濯機
1と乾燥機6はIEEE1394ケーブル10を介して
接続されている。
【0088】次に動作について説明する。上記構成にお
いて、本実施の形態による衣類の洗濯、乾燥の動作を図
2、図3のマイコンフローチャートにより説明する。図
2は全自動洗濯機の動作、図3は乾燥機の動作を示す。
【0089】図2において、まず、ユーザがKEY入力
部4により、洗濯物の種類(衣類、毛布類、靴等)やそ
の素材(木綿、化繊、毛等)を入力すると、マイコン2
がこれを読み取り(ステップS1)、内部のメモリに記
憶される。マイコン2は、この情報と実際に洗濯機に入
れられた洗濯物の量や重さを検知部5で検知して、最適
な水量、モータの強さ、各行程の時間を決定し、ステッ
プS2で、洗い、すすぎ、脱水等の行程を自動的に実行
させる。
【0090】一例として、毛100%のセーターを洗濯
する場合、まず、ユーザがKEY入力部4でセーター
(毛)と書いてあるボタンを押し、セーターを洗濯機の
中に入れる。マイコン2は、KEY部4の情報を読み取
り内部メモリに記憶させると共に、入れられたセーター
の量と重さを検知部5で検知し、これらの情報を元にセ
ーターに合った洗濯の仕方(モータの回転は弱く、時間
は短くする等)で各工程を実行させる。
【0091】全工程が終了すると、ステップS3で終了
ブザーを鳴らすことによりユーザに知らせると共に、ス
テップS4で、先のステップS1で入力された洗濯物の
種類や素材、さらに、脱水状況(例えば、給水前の洗濯
物の重量と脱水後の洗濯物の重量を検知部5から得て乾
き具合を出す)等乾燥に必要なデータをIEEE139
4インターフェース部3に送る。
【0092】インターフェース部3は先に説明した図9
のような構成を持ち、アシンクロナス転送でケーブル1
0を介して乾燥機6のインターフェース部7にデータを
送信する。
【0093】図3において、乾燥機6では、インターフ
ェース部7で受信したデータをマイコン8で読み出す
(ステップS11)。さらに、ユーザが洗濯物を洗濯機
1から乾燥機6に移した後、ステップS12で、乾燥機
6の運転スタートKEY9が押されるのを検知したら、
上記受信した洗濯物の種類や素材や脱水状況に応じた最
適なヒータ温度、モータの強さ、乾燥時間を決定しステ
ップS13で乾燥運転を実行させる。
【0094】以上説明したように第1の実施の形態にお
いては、対象物である洗濯物1の種類や素材という初期
値データを検出すると共に、洗濯物の脱水状況という機
器で処理された後の状態を示すデータを検出して乾燥機
6に送信するので、人手を煩わすことなく最適な乾燥を
行うことができる。尚、送信側、受信側の機器の種類や
処理の内容によっては、送信側機器で処理中の状態を検
出して受信側機器に送信するようにしてもよい。
【0095】(第2の実施の形態)図4、図5、図6及
び図7は本発明の第2の実施の形態を示すもので、図4
は冷蔵庫と電子レンジを含むホームバスシステムのブロ
ック図、図5、図6はマイコンの処理を示すフローチャ
ート、図7は電子レンジの表示例を示す。
【0096】図4において、冷蔵庫11は、マイクロコ
ンピュータ12、IEEE1394シリアルバスのイン
ターフェース部13、KEY入力部14、冷蔵庫、冷凍
庫、野菜室等の各庫内温度検知部15を備えている。電
子レンジ16は、上記インターフェース部13と同様の
IEEE1394シリアルバスのインターフェース部1
7、マイクロコンピュータ18、KEY入力部19、表
示部21を備えている。また、冷蔵庫11と電子レンジ
16はIEEE1394ケーブル20を介して接続され
ている。
【0097】次に動作について説明する。上記構成にお
いて、本実施の形態による冷蔵庫11から取り出した食
品を電子レンジ16で温める動作について図5、図6の
フローチャートにより説明する。図5は冷蔵庫の動作、
図6は電子レンジの動作を示す。
【0098】図5において、まず、ユーザが温めたい食
品を冷蔵庫11から取り出し、その食品が保管されてい
た場所(冷凍庫、冷蔵庫、野菜室等)をKEY入力部1
4により入力する。ステップS21でマイコン12がこ
れを読み取り、その保管場所の温度を検知部115によ
り検知して(ステップS22)、ステップS23で、こ
の保管場所と温度データをIEEE1394インターフ
ェース部13に送る。
【0099】インターフェース部13は、先に説明した
図9のような構成を持ち、アシンクロナス転送でケーブ
ル20を介して電子レンジ16のインターフェース部1
7にデータを送信する。
【0100】図6において、電子レンジ16では、イン
ターフェース部17で受信したデータをマイコン18で
読み出し(ステップS31)、表示部21に食品が保管
されていた場所及び保管温度を表示する。ユーザは、冷
蔵庫11から取り出した食品を電子レンジ16に移す際
に表示部21を見ることにより、保管されていた場所を
確認することができる。
【0101】ここで、表示部21は液晶部材等でできて
おり、その表示例を図7に示す。この例では、冷蔵庫か
ら取り出した食品は「冷凍庫」で保管されており、その
時の保管温度は「−5°C」であったことが表示されて
いる。
【0102】その後、ステップS32で、電子レンジ1
6の温め運転スタートKEY19が押されるのを検知し
たら、上記受信した温度や食品の重量に応じて最適なマ
イクロ波出力や時間を決定し、ステップS33で運転を
実行させる。
【0103】このとき、ユーザは表示部21を見ること
により、図7のように実行中の運転内容(この場合は
「解凍中」)や残り時間(この場合は「15分」)等の
処理の進行状況や機器の状態ががすぐに分かり、非常に
便利である。
【0104】以上説明したように、第2の実施の形態に
おいては、対象物である食品が冷蔵庫11から取り出さ
れた時点における保管されていた場所や保管温度が電子
レンジ16に送信されるため、人手を煩わすことなく最
適に食品を温めることができる。
【0105】(第3の実施の形態)第1、第2の実施の
形態では、2つの機器間のみをケーブルで接続したが、
例えば、これにテレビジョン受像機やパソコンをIEE
E1394ケーブルを介して接続すれば、各情報をテレ
ビジョン受像機のモニタ上に表示したり、パソコンから
制御することも可能である。また、バスとしてIEEE
1394シリアルバスを例にして説明したが、もちろん
これに限定されるわけではない。
【0106】次に、本発明の第4の実施の形態としての
記憶媒体について説明する。上述した図1、図4のシス
テムにおける各機器を、図示のようなCPUとメモリと
を有するコンピュータシステムで構成する場合、上記メ
モリは本発明による記憶媒体を構成する。この記憶媒体
媒体には、上記各実施の形態のフローチャートで説明し
た処理を実行するためのプログラムが記憶される。
【0107】また、この記憶媒体としては、ROM、R
AM等の半導体メモリ、光ディスク、光磁気ディスク、
磁気記憶媒体等を用いてよく、これらをCD−ROM、
FD、磁気カード、磁気テープ、不揮発性メモリカード
等に構成して用いてよい。
【0108】従って、この記憶媒体を図1、図4による
システム以外の他のシステムあるいは装置で用い、その
システムあるいはコンピュータがこの記憶媒体に格納さ
れたプログラムコードを読み出し、実行することによっ
ても、上記各実施の形態と同等の機能を実現できると共
に、同等の効果を得ることができ、本発明の目的を達成
することができる。
【0109】また、コンピュータ上で稼働しているOS
等が処理の一部又は全部を行う場合、あるいは記憶媒体
から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに
挿入された拡張機能ボードやコンピュータに接続された
拡張機能ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そ
のプログラムコードの指示に基づいて、上記拡張機能ボ
ードや拡張機能ユニットに備わるCPU等が処理の一部
又は全部を行う場合にも、上記各実施の形態と同等の機
能を実現できると共に、同等の効果を得ることができ、
本発明の目的を達成することができる。
【0110】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
対象物の初期値や対象物を処理する電子機器における処
理の進行状況や状態が他の電子機器に送られるので、送
られた電子機器において上記対象物を処理する場合に、
面倒な設定が不要であり、設定による誤操作や手間が省
け、正確に確実に仕事を実行することができる。
【0111】また、現在ほとんどの家電機器に内蔵され
ているマイコンを利用すれば、新たにマイコンを追加す
る必要が無いので、通信部以外のコストアップもほとん
ど無い。さらに、各機器をネットワーク化することで、
将来的に様々なシステムに発展するための汎用性が高
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による洗濯機と乾燥
機を含むホームバスシステムのブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における洗濯機の処
理を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第1の実施の形態における乾燥機の処
理を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施の形態による冷蔵庫と電子
レンジを含むホームバスシステムのブロック図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態における冷蔵庫の処
理を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施の形態における電子レンジ
の処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施の形態における電子レンジ
の表示例を示す構成図である。
【図8】IEEE1394シリアスバスを用いて構成さ
れるネットワーク・システムを示すブロック図である。
【図9】IEEE1394シリアルバスの構成要素を示
すブロック図である。
【図10】IEEE1394シリアスバスにおけるアド
レス空間を示す構成図である。
【図11】IEEE1394シリアスバス・ケーブルの
断面図である。
【図12】IEEE1394シリアスバスで採用されて
いるデータ転送フォーマットのDS−Link符号化方
式を説明するタイミングチャートである。
【図13】実際のネットワークの動作を説明するブロッ
ク図である。
【図14】アービトレーションを説明するブロック図で
ある。
【図15】アシンクロナス転送における時間的な遷移状
態を示す構成図である。
【図16】アシンクロナス転送のパケットフォーマット
を示す構成図である。
【図17】アイソクロナス転送における時間的な遷移状
態を示す構成図である。
【図18】アイソクロナス転送のパケットフォーマット
を示す構成図である。
【図19】一般的なバスサイクルを示すタイミングチャ
ートである。
【図20】バスリセットの発生からノードIDが決定
し、データ転送が行えるようになるまでの一連のバスの
作業を示すフローチャートである。
【図21】バスリセットからルート決定までの手順を詳
しく示すフローチャートである。
【図22】ルート決定後からID設定終了までの手順を
詳しく示すフローチャートである。
【図23】アービトレーションの一連の流れを示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 洗濯機 2、8、12、18 マイクロコンピュータ 3、7、13、17 IEEE1394シリアルバスイ
ンターフェース部 4、9、14、19 KEY入力部 5 洗濯物の量と重さの検知部 6 乾燥機 10、20 IEEE1394ケーブル 11 冷蔵庫 15 各庫内温度検知部 16 電子レンジ 21 表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B155 AA01 AA03 AA06 AA10 AA16 AB01 AB07 AB11 BB01 JC02 KA01 KB07 KB27 LA01 LA17 LB04 LC28 MA06 5K033 BA01 5K048 AA09 BA12 DA05 DA07 EB02 EB12 FB10 FC01 HA04 HA06

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物を処理する処理手段をそれぞれ有
    する複数個の電子機器を通信制御バスを介して接続し、
    各電子機器間で制御信号及び情報信号を通信するホーム
    バスシステムであって、 上記対象物を第1の電子機器の処理手段で処理すると
    き、上記対象物の処理前の状態や素材を示す初期値デー
    タを検出する第1の検出手段と、 上記第1の電子機器で上記対象物が処理されるとき、そ
    の処理中及び処理後の対象物の状態や性質を示すデータ
    を検出する第2の検出手段と、 上記対象物が上記第1の電子機器で処理された後、上記
    検出されたデータを全て又は必要に応じて選択し、上記
    バスを介して他の電子機器に送信する送信手段と、 上記バスに接続された第1の電子機器以外の電子機器に
    おいて上記送信されたデータを受信する受信手段と、 上記データを受信した電子機器の処理手段が上記対象物
    を処理するとき、上記受信したデータに基づく処理を行
    わせる制御手段とを設けたことを特徴とするホームバス
    システム。
  2. 【請求項2】 対象物を処理する処理手段をそれぞれ有
    する複数個の電子機器を通信制御バスを介して接続し、
    各電子機器間で制御信号及び情報信号を通信するホーム
    バスシステムであって、 上記対象物を第1の電子機器の処理手段で処理すると
    き、この第1の電子機器の処理の進行状況や状態を示す
    データを検出する検出手段と、 上記対象物が上記第1の電子機器で処理された後、上記
    検出されたデータを上記バスを介して他の電子機器に送
    信する送信手段と、 上記バスに接続された第1の電子機器以外の電子機器に
    おいて上記送信されたデータを受信する受信手段とを設
    け、 上記データを受信した電子機器の上記処理手段が上記対
    象物を処理するとき、 上記受信したデータに基づく処理を行わせる制御手段と
    を設けたことを特徴とするホームバスシステム。
  3. 【請求項3】 上記通信制御バスはIEEE−1394
    に準拠したものであることを特徴とする請求項1又は請
    求項2に記載のホームバスシステム。
  4. 【請求項4】 対象物を処理する処理手段と、 上記対象物の処理前の状態や素材を示す初期値データを
    検出する第1の検出手段と、 上記対象物を処理するとき、その処理中及び処理後の対
    象物の状態や性質を示すデータを検出する第2の検出手
    段と、 上記対象物を処理した後に、上記検出されたデータを全
    て又は必要に応じて選択し、上記バスを介して他の電子
    機器に送信する送信手段とを設けたことを特徴とする電
    子機器。
  5. 【請求項5】 対象物を処理する処理手段と、 上記対象物が他の電子機器で処理されたときに上記他の
    電子機器から送られてくる上記対象物の処理前の状態や
    素材を示す初期値データ及びその処理中及び処理後の対
    象物の状態や性質を示すデータの全て又は必要に応じて
    選択されたデータを受信する受信手段と、 上記処理手段が上記対象物を処理するとき、上記受信し
    たデータに基づく処理を行わせる制御手段とを設けたこ
    とを特徴とする電子機器。
  6. 【請求項6】 対象物を処理する処理手段と、 上記対象物を処理するとき、その処理の進行状況や機器
    の状態を示すデータを検出する検出手段と、 上記対象物を処理した後に、上記検出されたデータを他
    の電子機器に送信する送信手段とを設けたことを特徴と
    する電子機器。
  7. 【請求項7】 対象物を処理する処理手段と、 上記対象物が他の電子機器で処理されたときに上記他の
    電子機器から送られてくるその処理の進行状況や機器の
    状態を示すデータを受信する受信手段と、 上記処理手段が上記対象物を処理するとき、上記受信し
    たデータに基づく処理を行わせる制御手段とを設けたこ
    とを特徴とする電子機器。
  8. 【請求項8】 対象物の処理前の状態や素材を示す初期
    値データを検出する第1の検出処理と、 上記対象物に対する所定の処理と、 上記処理中及び処理後の対象物の状態や性質を示すデー
    タを検出する第2の検出処理と、 上記対象物を処理した後に、上記検出されたデータを全
    て又は必要に応じて選択し、上記バスを介して他の電子
    機器に送信する送信処理とを実行するためのプログラム
    を記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  9. 【請求項9】 対象物が他の電子機器で処理されたとき
    に上記他の電子機器から送られてくる上記対象物の処理
    前の状態や素材を示す初期値データ及びその処理中及び
    処理後の対象物の状態や性質を示すデータの全て又は必
    要に応じて選択されたデータを受信する受信処理と、 上記受信したデータに基づいて上記対象物に対して行う
    制御処理とを実行するためのプログラムを記憶したコン
    ピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  10. 【請求項10】 対象物に対する所定の処理と、 上記処理の進行状況や機器の状態を示すデータを検出す
    る検出処理と、 上記対象物を処理した後に、上記検出されたデータを他
    の電子機器に送信する送信処理とを実行するためのプロ
    グラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒
    体。
  11. 【請求項11】 対象物が他の電子機器で処理されたと
    きに上記他の電子機器から送られてくるその処理の進行
    状況や機器の状態を示すデータを受信する受信処理と、 上記受信したデータに基づいて上記対象物に対して行う
    制御処理とを実行するためのプログラムを記憶したコン
    ピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009164785A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Mitsubishi Electric Corp 通信制御方法および無線通信システム
KR101029804B1 (ko) 2003-12-26 2011-04-18 엘지전자 주식회사 스마트 서버를 이용한 가전 기기의 제어 방법
WO2022148273A1 (zh) * 2021-01-08 2022-07-14 青岛海尔洗衣机有限公司 一种干衣机控制方法及干衣机

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