JP2001308950A - 電子機器、電子機器の制御方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

電子機器、電子機器の制御方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

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JP2001308950A
JP2001308950A JP2000124826A JP2000124826A JP2001308950A JP 2001308950 A JP2001308950 A JP 2001308950A JP 2000124826 A JP2000124826 A JP 2000124826A JP 2000124826 A JP2000124826 A JP 2000124826A JP 2001308950 A JP2001308950 A JP 2001308950A
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JP2000124826A
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Junichi Sato
淳一 佐藤
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 VTRを本体キー、リモコン送信機、パソコ
ン等の複数の制御部からのコマンドで制御する場合、複
数の制御部から同時にコマンドが入力した場合に優先順
位を付けるようにする。 【解決手段】 VTR1は、自身のキー入力部3、13
94ケーブル12を通じてのパソコン11、リモコン送
信機10からの各コマンドにより、記録、再生、早送
り、巻き戻し、停止、一時停止等のモードを制御され
る。コマンド送信元の受付優先順位は、キー入力部3、
パソコン11、リモコン送信機10の順に設定されてお
り、複数のコマンドが同時に送られてきた場合、マイコ
ン2は上記優先順位に応じた送信元からのコマンドを受
付けて実行させる。上記優先順位はユーザが設定、変更
できるようにしてもよく、また、停止コマンド等の所定
のコマンドを受信したときは、そのコマンドを最優先で
受付けるようにしてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク接続
された電子機器、赤外リモコン送信機、機器本体のキー
等の複数の送信元からのコマンドを受け、それに対する
処理を行う電子機器に用いて好適な電子機器、この電子
機器の制御方法及びそれらに用いられるコンピュータ読
み取り可能な記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の複数の送信元からのコマンドを受
けて処理を行う電子機器の一例として、VTRが挙げら
れる。送信元としてはVTR本体の操作キー、赤外リモ
コン送信機、編集器等がある。これらからのコマンドを
受けるためにVTR本体には、本体操作キーを読むため
のマイコン、赤外リモコン信号を受けるための受光部、
ケーブルを介して接続された編集器との送受信を行うイ
ンターフェース部等が内蔵されており、上記受光部やイ
ンターフェース部は上記マイコンに接続され、マイコン
内部でデコード等を行っている。
【0003】上記のような構成において、例えば再生動
作をVTRに行わせる場合は、VTR本体又はリモコン
送信機又は編集器の「PLAY」ボタンを押すことによ
り、「PLAY」コマンドが上記マイコンに送信され、
マイコンはこれを認識して再生に必要な処理をメカや信
号処理回路等に対して行う。
【0004】次に、後述する本発明の実施の形態におい
ては、従来から知られているIEEE1394シリアル
バスを使用するので、このIEEE1394シリアルバ
スについて説明する。
【0005】《IEEE1394の技術の概要》家庭用
デジタルVTRやDVDの登場も伴なって、ビデオデー
タやオーディオデータなどのリアルタイムでかつ高情報
量のデータ転送のサポートが必要になっている。こうい
ったビデオデータやオーディオデータをリアルタイムで
転送し、パソコン(PC)に取り込んだり、またはその
他のデジタル機器に転送を行なうには、必要な転送機能
を備えた高速データ転送可能なインタフェースが必要に
なってくるものであり、そういった観点から開発された
インタフェースがIEEE1394−1995(Hig
h Performance Serial Bus)
(以下1394シリアルバス)である。
【0006】図12に1394シリアルバスを用いて構
成されるネットワーク・システムの例を示す。このシス
テムは機器A,B,C,D,E,F,G,Hを備えてお
り、A−B間、A−C間、B−D問、D−E間、C−F
間、C−G間、及びC−H問をそれぞれ1394シリア
ルバスのツイスト・ペア・ケーブルで接続されている。
この機器A〜Hは例としてPC、デジタルVTR,DV
D、デジタルカメラ、ハードディスク、モニタ等であ
る。各機器間の接続法式は、ディジーチエーン方式とノ
ード分岐方式とを混在可能としたものであり、自由度の
高い接続が可能である。
【0007】また、各機器は各自固有のIDを有し、そ
れぞれが認識し合うことによって1394シリアルバス
で接続された範囲において、1つのネットワークを構成
している。各デジタル機器間をそれぞれ1本の1394
シリアルバスケーブルで順次接続するだけで、それぞれ
の機器が中継の役割を行い、全体として1つのネットワ
ークを構成するものである。また、1394シリアルバ
スの特徴でもある、Plug&Play機能でケーブル
を機器に接続した時点で自動で機器の認識や接続状況な
どを認識する機能を有している。
【0008】また、図12に示したようなシステムにお
いて、ネットワークからある機器が削除されたり、また
は新たに追加された時など、自動的にバスリセットを行
い、それまでのネットワーク構成をリセットしてから、
新たなネットワークの再構築を行う。この機能によっ
て、その時々のネットワークの構成を常時設定、認識す
ることができる。またデータ転送速度は、100/20
0/400Mbpsを備えており、上位の転送速度を持
つ機器が下位の転送速度をサポートし、互換をとるよう
になっている。
【0009】データ転送モードとしては、コントロール
信号などの非同期データ(Asynchronousデ
ータ:以下Asyncデータ)を転送するAsynch
ronous転送モード、リアルタイムなビデオデータ
やオーディオデータ等の同期データ(Isochron
ousデータ:以下Isoデータ)を転送するIsoc
hronous転送モードがある。このAsyncデー
タとIsoデータは各サイクル(通常サイクル125μ
S)の中において、サイクル開始を示すサイクル・スタ
ート・パケット(CSP)の転送に続き、Isoデータ
の転送を優先しつつサイクル内で混在して転送される。
【0010】図13に1394シリアルバスの構成要素
を示す。1394シリアルバスは全体としてレイヤ(階
層)構造で構成されている。図13に示したように、最
もハード的なのが1394シリアルバスのケーブルであ
り、そのケーブルのコネクタが接続されるコネクタポー
トがあり、その上にハードウェアとしてフィジカル・レ
イヤとリンク・レイヤがある。
【0011】ハードウェア部は実質的なインタフェース
チップの部分であり、そのうちフイシカル・レイヤは符
号化やコネクタ関連の制御等を行い、リンク・レイヤは
パケット転送やサイクルタイムの制御等を行う。ファー
ムウェア部のトランザクション・レイヤは、転送(トラ
ンザクション)すべきデータの管理を行い、Readや
Writeといった命令を出す。シリアルバスマネージ
メントは、接続されている各機器の接続状況やIDの管
理を行い、ネットワークの構成を管理する部分である。
このハードウェアとファームウェアまでが実質上の13
94シリアルバスの構成である。
【0012】また、ソフトウェア部のアプリケーション
・レイヤは使うソフトによって異なり、インタフェース
上にどのようにデータをのせるかを規定する部分であ
り、AVプロトコルによって規定されている。以上が1
394シリアルバスの構成である。
【0013】次に、図14に1394シリアルバスにお
けるアドレス空間の図を示す。1394シリアルバスに
接続された各機器(ノード)には、必ず各ノード固有の
64ビットアドレスを持たせておく。このアドレスをR
OMに格納しておくことで、自分や相手のノードアドレ
スを常時認識でき、相手を指定した通信も行える。
【0014】1394シリアルバスのアドレッシング
は、IEEE1212規格に準じた方式であり、アドレ
ス指定は、最初の10ビットがバスの番号の指定用に、
次の6ビットがノードID番号の指定用に使われる。残
りの48ビットが機器に与えられたアドレス幅になり、
それぞれ固有のアドレス空間として使用できる。最後の
28ビットは固有データの領域として、各機器の識別や
使用条件の指定の情報などを格納する。以上が1394
シリアルバスの技術の概要である。
【0015】次に、1394シリアルバスの特徴といえ
る技術の部分をより詳細に説明する。 <1394シリアルバスの電気的仕様>図15に139
4シリアルバス・ケーブルの断面図を示す。1394シ
リアルバスでは、接続ケーブル内に2組のツイストペア
信号線の他に、電源ラインを設けている。これによっ
て、電源を持たない機器や、故障により電圧低下した機
器等にも電力の供給が可能になっている。電源線内を流
れる電源の電圧は8〜40V、電流は最大電流DC1.
5Aと規定されている。
【0016】<DS−Link符号化>図16に139
4シリアルバスで採用されているデータ転送フォーマッ
トのDS−Link符号化方式を説明するためのタイミ
ングチャートを示す。1394シリアルバスでは、DS
−Link(Data/Strobe Link)符号
化方式が採用されている。このDS−Link符号化方
式は、高速なシリアルデータ通信に適しており、その構
成は、2本の信号線を必要とする。より対線の内1本に
主となるデータを送り、他方のより対線にはストローブ
信号を送る構成になっている。受信側では、この通信さ
れるデータと、ストローブとの排他的諭理和をとること
によってクロックを再現できる。
【0017】このDS−Link符号化方式を用いるメ
リットとして、他のシリアルデータ転送方式に比べて転
送効率が高いこと、PLL回路が不要となるのでコント
ローラLSIの回路規模を小さくできること、さらには
転送すべきデータが無い時にアイドル状態であることを
示す情報を送る必要が無いので、各機器のトランシーバ
回路をスリーブ状態にすることができることにより、消
費電力の低減が図れる、などが挙げられる。
【0018】〈バスリセットのシーケンス〉1394シ
リアルバスでは、接続されている各機器(ノード)には
ノードIDが与えられ、ネットワーク構成として認識さ
れている。このネットワーク構成に変化があった時、例
えばノードの挿抜や電源のON/OFFなどによるノー
ド数の増減などによって変化が生じて、新たなネットワ
ーク構成を認識する必要がある時、変化を検知した各ノ
ードはバスリセット信号を送信して、新たなネットワー
ク構成を認識するモードに入る。この時の変化の検知方
法は、1394ポート基板上でのバイアス電圧の変化を
検知することにより行われる。
【0019】あるノードからバスリセット信号が伝達さ
れて、各ノードのフィジカルレイヤはこのバスリセット
信号を受けると同時にリンクレイヤにバスリセットの発
生を伝達し、かつ他のノードにバスリセット信号を伝達
する。最終的に全てのノードがバスリセット信号を検知
した後、バスリセットが起動となる。バスリセットは、
先に述べたようなケーブル挿抜や、ネットワーク異常等
によるハード検出による起動と、プロトコルからのホス
ト制御などによってフィジカルレイヤに直接命令を出す
ことによっても起動する。
【0020】また、バスリセットが起動するとデータ転
送は一時中断され、この間のデータ転送は待たされ、終
了後新しいネットワーク構成のもとで再開される。以上
がバスリセットのシーケンスである。
【0021】<ノードID決定のシーケンス>バスリセ
ットの後、各ノードは新しいネットワーク構成を構築す
るために、各ノードにIDを与える動作に入る。この時
のバスリセツトからノードID決定までの一般的なシー
ケンスを図24、25、26のフローチャートを用いて
説明す1。
【0022】図24のフローチャートは、バスリセット
の発生からノードIDが決定し、データ転送が行えるよ
うになるまでの、一連のバスの作業を示してある。ま
ず、ステップS101として、ネットワーク内にバスリ
セットが発生することを常時監視していて、ここで、ノ
ードの電源ON/OFFなどでバスリセットが発生する
とステップS102に移る。
【0023】ステップS102では、ネットワークがリ
セットされた状態から、新たなネットワークの接続状況
を知るために、直接接続されている各ノード間において
親子関係の宣言がなされる。ステップS103として、
全てのノード間で親子関係が決定すると、ステップS1
04として1つのルートが決定する。全てのノード間で
親子関係が決定するまで、ステップS102の親子関係
の宣言を行い、またルートも決定されない。
【0024】ステップS104でルートが決定される
と、次はステップS105として、各ノードにIDを与
えるノードIDの設定作業が行われる。所定のノード順
序で、ノードIDの設定が行われ、全てのノードにID
が与えられるまで繰り返し設定作業が行われ、最終的に
ステップS106として全てのノードにIDを設定し終
えたら、新しいネットワーク構成が全てのノードにおい
て認識されたので、ステップS107としてノード間の
データ転送が行える状態となり、データ転送が開始され
る。
【0025】このステップS107の状態になると、再
びバスリセットが発生するのを監視するモードに入り、
バスリセットが発生したらステップS101からステッ
S106までの設定作業が繰り返し行われる。
【0026】以上が、図24のフローチャートの説明で
あるが、このフローチャートのバスリセットからルート
決定までの部分と、ルート決定後からID設定終了まで
の手順をより詳しく示したものをそれぞれ図25、図2
6に示す。
【0027】まず、図25のフローチャートについて説
明する。ステップS201としてバスリセットが発生す
ると、ネットワーク構成は一旦リセットされる。なお、
ステップS201としてバスリセットが発生するのを常
に監視している。次に、ステップS202として、リセ
ットされたネットワークの接続状況を再認識する作業の
第一歩として、各機器にリーフ(ノード)であることを
示すフラグを立てておく。さらに、ステップS203と
して各機器が自分の持つポートがいくつ他ノードと接続
されているのかを調べる。
【0028】次に、ステップS204のポート数の結果
に応じて、これから親子関係の宣言を始めていくため
に、未定義(親子関係が決定されてない)ポートの数を
調べる。バスリセツトの直後はポート数=未定義ポート
数であるが、親子関係が決定されていくに従ってステッ
プS204で検知する未定義ポートの数は変化していく
ものである。
【0029】まず、バスリセットの直後、はじめに親子
関係の宣言を行えるのはリーフに限られている。リーフ
であるというのはステップS203のポート数の確認で
知ることができる。リーフは、ステップS205とし
て、自分に接続されているノードに対して、「自分は
子、相手は親」と宣言し動作を終了する。
【0030】ステップS203でポート数が複数ありブ
ランチと認識したノードは、バスリセットの直後はステ
ップS204で未定義ポート数>1ということなので、
ステップS206へと移り、まずブランチというフラグ
が立てられ、ステップS207でリーフからの親子関係
宣言で「親」の受付をするために待つ。
【0031】リーフが親子関係の宣言を行い、ステップ
S207でそれを受けたブランチは適宜ステップS20
4の未定義ポート数の確認を行い、未定義ポート数が1
になっていれば残っているポートに接続されているノー
ドに対して、ステップS205の「自分が子」の宣言を
することが可能になる。2度目以降、ステップS204
で未定義ポート数を確認しても2以上あるブランチに対
しては、再度ステップS207でリーフまたは他のブラ
ンチからの「親」の受付をするために待つ。
【0032】最終的に、いずれか1つのブランチ、また
は例外的にリーフ(子宣言を行えるのにすばやく動作し
なかったため)がステップS204の未定義ポート数の
結果としてゼロになったら、これにてネットワーク全体
の親子関係の宣言が終了したものであり、未定義ポート
数がゼロ(全て親のポートとして決定)になった唯一の
ノードはステップS208としてルートのフラグが立て
られ、ステップS209としてルートとしての認識がな
される。このようにして、バスリセットからネットワー
ク内の全てのノード間における親子関係の宣言までが終
了する。
【0033】次に、図26のフローチャートについて説
明する。まず、図25までのシーケンスでリーフ、ブラ
ンチ、ルートという各ノードのフラグの情報が設定され
ているので、これを元にして、ステップS301でそれ
ぞれ分類する。各ノードにIDを与える作業として、最
初にIDの設定を行うことができるのはリーフからであ
る。リーフ→ブランチ→ルートの順で若い番号(ノード
番号=0〜)からIDの設定がなされていく。
【0034】ステップS302としてネットワーク内に
存在するリーフの数N(Nは自然数)を設定する。この
後、ステップS303として各自リーフがルートに対し
て、IDを与えるように要求する。この要求が複数ある
場合には、ルートはステップS304としてアービトレ
ーション(1つに調停する作業)を行い、ステップS3
05として勝ったノード1つにID番号を与え、負けた
ノードには失敗の結果通知を行う。ステップS306と
してID取得が失敗に終わったリーフは、再度ID要求
を出し、同様の作業を繰り返す。
【0035】IDを取得できたリーフからステップS3
07として、そのノードのID情報をブロードキャスト
で全ノードに転送する。1ノードID情報のブロードキ
ャストが終わると、ステップS308として残りのリー
フの数が減らされる。ここで、ステップS309とし
て、この残りのリーフの数が1以上ある時はステップS
303のID要求の作業からを繰り返し行い、最終的に
全てのリーフがID情報をブロードキャストすると、ス
テップS309がN=0となり、次はブランチのID設
定に移る。
【0036】ブランチのID設定もリーフのときと同様
に行われる。まず、ステップS310としてネットワー
ク内に存在するブランチの数M(Mは自然数)を設定す
る。この後、ステップS311として各自ブランチがル
ートに対して、IDを与えるように要求する。これに対
してルートは、ステップS312としてアービトレーシ
ョンを行い、勝ったブランチから順にリーフを与え終わ
った次の若い番号から与えていく。ステップS313と
して、ルートは要求を出したブランチにID情報または
失敗結果を通知し、ステップS314としてID取得が
失敗に終わったブランチは、再度ID要求を出し、同様
の作業を繰り返す。
【0037】IDを取得できたブランチからステップS
315として、そのノードのID情報をブロードキャス
トで全ノードに転送する。1ノードID情報のブロード
キャストが終わると、ステップS316として残りのブ
ランチの数が1つ減らされる。ここで、ステップS31
7として、この残りのブランチの数が1以上ある時はス
テップS311のID要求の作業からを繰り返し、最終
的に全てのブランチがID情報をブロードキャストする
まで行われる。
【0038】全てのブランチがノードIDを取得する
と、ステップS317はM=0となり、ブランチのID
取得モードも終了する。ここまで終了すると、最終的に
ID情報を取得してないノードはルートのみなので、ル
ートのIDはステップS318として与えていない番号
で最も大きい番号を自分のID番号と設定し、ステップ
S319としてルートのID情報をブロードキャストす
る。以上で、親子関係が決定した後から全てのノードの
IDが設定されるまでの手順が終了する。
【0039】次に、一例として図17に示した実際のネ
ットワークにおける動作を説明する。図17において、
<ルート>ノードBの下位にはノードAとノードCが直
接接続されており、さらにノードCの下位にはノードD
が直接接続されており、さらにノードDの下位にはノー
ドEとノードFが直接接続された階層構造になってい
る。この階層構造やルートノード、ノードIDを決定す
る手順を以下に説明する。
【0040】バスリセットがなされた後、まず各ノード
の接続状況を認識するために、各ノードの直接接続され
ているノード間において、親子関係の宣言がなされる。
この親子関係とは、親側が階層構造で上位となり、子側
が下位になるということである。
【0041】図17ではバスリセットの後、最初に親子
関係の宣言を行ったのはノードAである。基本的にノー
ドの1つのポートにのみ接続があるノード(リーフと呼
ぶ)から親子関係の宣言を行うことができる。これは自
分には1ポートの接続のみということをまず知ることが
できるので、これによってネットワークの端であるとい
うことを認識し、その中で早く動作を行ったノードから
親子関係が決定されていく。
【0042】こうして親子関係の宣言を行った側(A−
B間ではノードA)のポートが子と設定され、相手側
(ノードB)のポートが親と設定される。こうして、ノ
ードA−B間では子一親、ノードE−D間で子一親、ノ
ードF−D間で子一親と決定される。
【0043】さらに1階層上って、今度は複数個接続ポ
ートを持つノード(ブランチと呼ぶ)のうち、他ノード
からの親子関係の宣言を受けたものから順次、さらに上
位に親子関係の宣言を行っていく。図17では、まずノ
ードDがD−E間、D−F間と親子関係が決定した後、
ノードCに対する親子関係の宣言を行っており、その結
果ノードD−C間で子一親と決定している。このように
して、図17のような階層構造が構成され、最終的に接
続されている全てのポートにおいて親となったノードB
が、ルートノードと決定された。ルートは、1つのネッ
トワーク構成中に一つしか存在しないものである。
【0044】なお、この図17においてノードBがルー
トノードと決定されたが、これはノードAから親子関係
宣言を受けたノードBが、他のノードに対して親子関係
宣言を早いタイミングで行っていれば、ルートノードは
他ノードに移っていたこともあり得る。すなわち、伝達
されるタイミングによってはどのノードもルートノード
となる可能性があり、同じネットワーク構成でもルート
ノードは一定とは限らない。
【0045】ルートノードが決定すると、次は各ノード
IDを決定するモードに入る。ここでは全てのノード
が、決定した自分のノードIDを他の全てのノードに通
知する(ブロードキャスト機能)。自己ID情報は、自
分のノード番号、接続されている位置の情報、持ってい
る情報の数、接続のあるポートの数、各ポートの親子関
係の情報等を含んでいる。
【0046】ノードID番号の割り振りの手順として
は、まず1つのポートにのみ接続があるノード(リー
フ)から起動することができ、この中から順にノード番
号=0、1、2・・・と割り当てられる。ノードIDを
手にしたノードは、ノード番号を含む情報をブロードキ
ャストで各ノードに送信する。これによって、そのID
番号は「割り当て済み」であることが認識される。
【0047】全てのリーフが自己ノードIDを取得し終
えると、次はブランチヘ移り、リーフに引き続いたノー
ドID番号が各ノードに割り当てられる。リーフと同様
にノードID番号が割り当てられたブランチから順次ノ
ードID情報をブロードキャストし、最後にルートノー
ドが自己ID情報をブロードキャストする。すなわち、
常にルートは最大のノードID番号を所有するものであ
る。以上のようにして、階層構造全体のノードIDの割
り当てが終わり、ネットワーク構成が再構築され、バス
の初期化作業が完成する。
【0048】《アービトレーション》1394シリアル
バスでは、データ転送に先立って必ずバス使用権のアー
ビトレーション(調停)を行う。1394シリアルバス
は個別に接続されて各機器が、転送された信号をそれぞ
れ中継することによって、ネットワーク内の全ての機器
に同信号を伝えるように、論理的なバス型ネットワーク
であるので、パケットの衝突を防ぐ意味でアービトレー
ションは必要である。これによってある時間には、たっ
た一つのノードにのみ転送を行うことができる。
【0049】アービトレーションを説明するために図1
8(a)にバス要求の図、図18(b)にバス使用許可
の図を示し、以下これを用いて説明する。アービトレー
ションが始まると、一つもしくは複数のノードが親ノー
ドに向かって、それぞれバス使用権の要求を発する。図
18(a)のノードCとノードFがバス使用権の要求を
発しているノードである。これを受けた親ノード(図1
8ではノードA)はさらに親ノードに向かって、バス使
用権の要求を発する(中継する)。この要求は最終的に
調停を行うルートに届けられる。
【0050】バス使用要求を受けたルートノードは、ど
のノードにバスを使用させるかを決める。この調停作業
はルートノードのみが行えるものであり、調停によって
勝ったノードにはバスの使用許可を与える。図18
(b)ではノードCに使用許可が与えられ、ノードFの
使用は拒否された場合である。アービトレーションに負
けたノードに対してはDP(data prefix)
パケットを送り、拒否されたことを伝える。拒否された
ノードのバス使用要求は次回のアービトレーションまで
待たされる。以上のようにして、アービトレーションに
勝ってバスの使用許可を得たノードは、以降データの転
送を開始できる。
【0051】ここで、アービトレーションの一連の流れ
を図27のフローチャートに示して説明する。ノードが
データ転送を開始できるためには、バスがアイドル状態
であることが必要である。先に行われていたデータ転送
が終了して、現在バスが空き状態であることを認識する
ためには、各転送モードで個別に設定されている所定の
アイドル時間キャップ長(例、サブアクション・キャッ
プ)を経過することによって、各ノードは自分の転送が
開始できると判断する。
【0052】ステップS401として、Asyncデー
タ、Isoデータ等それぞれ転送するデータに応じた所
定のキャップ長が得られたかを判断する。所定のギャッ
プ長が得られない限り、転送を開始するために必要なバ
ス使用権の要求はできないので、所定のギャップ長が得
られるまで待つ。
【0053】ステップS401で所定のキャップ長が得
られたら、ステップS402として転送すべきデータが
あるかを判断し、ある場合はステップS403として転
送するためにバスを確保するように、バス使用権の要求
をルートに対して発する。この時の、バス使用権の要求
を表す信号の伝達は、図18に示したように、ネットワ
ーク内各機器を中継しながら、最終的にルートに届けら
れる。ステップS402で転送するデータが無い場合
は、そのまま待機する。
【0054】次に、ステップS404として、ステップ
S403のバス使用要求を1つ以上ルートが受信した
ら、ルートはステップS405として使用要求を出した
ノードの数を調べる。ステップS405での選択値がノ
ード数=1(使用権要求を出したノードは1つ)だった
ら、そのノードに直後のバス使用許可が与えられること
になる。ステップS405での選択値がノード数>1
(使用要求を出したノードは複数)だったら、ルートは
ステップS406として使用許可を与えるノードを1つ
に決定する調停作業を行う。この調停作業は公平なもの
であり、毎回同じノードばかりが許可を得るようなこと
はなく、平等に権利を与えていくような構成となってい
る。
【0055】ステップS407として、ステップS40
6で使用要求を出した複数のノードの中からルートが調
停して使用許可を得た1つのノードと、敗れたその他の
ノードとに分ける選択を行う。ここで、調停されて使用
許可を得た1つのノード、またはステップS405の選
択値から使用要求ノード数=1で調停無しに使用許可を
得たノードには、ステップS408として、ルートはそ
のノードに対して許可信号を送る。許可信号を得たノー
ドは、受け取った直後に転送すべきデータ(パケット)
を転送開始する。
【0056】また、ステップS406の調停で敗れて、
バス使用が許可されなかったノードにはステップS40
9としてルートから、アービトレーション失敗を示すD
P(data prefix)パケットを送られ、これ
を受け取ったノードは再度転送を行うためのバス使用要
求を出すため、ステップS401まで戻り、所定ギャッ
プ長が得られるまで待機する。以上がアービトレーショ
ンの流れの説明である。
【0057】《Asynchronous(非同期)転
送》アシンクロナス転送は、非同期転送である。図19
にアシンクロナス転送における時間的な遷移状態を示
す。図19の最初のサブアクション・ギャップは、バス
のアイドル状態を示すものである。このアイドル時間が
一定値になった時点で、転送を希望するノードはバスが
使用できると判断して、バス獲得のためのアービトレー
ションを実行する。
【0058】アービトレーションでバスの使用許可を得
ると、次にデータの転送がパケット形式で実行される。
データ転送後、受信したノードは転送されたデータに対
しての受信結果のack(受信確認用返送コード)をa
ck gapという短いギャップの後、返送して応答す
るか、応答パケットを送ることによって転送が完了す
る。ackは4ビットの情報と4ビットのチェックサム
からなり、成功か、ビジー状態か、ペンディング状態で
あるかといった情報を含み、すぐに送信元ノードに返送
される。
【0059】次に、図20にアシンクロナス転送のパケ
ットフォーマットの例を示す。パケットには、データ部
および誤り訂正用のデータCRCの他にはヘッダ部があ
り、そのヘッダ部には、目的ノードID、ソースノード
ID、転送データ長さや各種コードなどが書き込まれ、
転送が行われる。また、アシンクロナス転送は自己ノー
ドから相手ノードヘの1対1の通信である。転送元ノー
ドから転送されたパケットは、ネットワーク中の各ノー
ドに行き渡るが、自分当てのアドレス以外のものは無視
されるので、宛先の一つのノードのみが読み込むことに
なる。以上がアシンクロナス転送の説明である。
【0060】《ISochronous(同期)転送》
アイソクロナス転送は同期転送である。1394シリア
ルバスの最大の特徴であるともいえるこのアイソクロナ
ス転送は、特にビデオ映像データや音声データといった
マルチメディアデータなど、リアルタイムな転送を必要
とするデータの転送に適した転送モードである。また、
アシンクロナス転送(非同期)が1対1の転送であった
のに対して、このアイソクロナス転送はブロードキャス
ト機能によって、転送元の1つのノードから他の全ての
ノードヘー様に転送される。
【0061】図21はアイソクロナス転送における、時
間的な遷移状態を示す図である。アイソクロナス転送は
バス上一定時間毎に実行される。この時間間隔をアイソ
クロナスサイクルと呼ぶ。アイソクロナスサイクル時間
は125μSである。この各サイクルの開始時間を示
し、各ノードの時間調整を行う役割を担っているのがサ
イクル・スタート・パケットである。サイクル・スター
ト・パケットを送信するのは、サイクル・マスタと呼ば
れるノードであり、1つ前のサイクル内の転送終了後、
所定のアイドル期間(サブアクションキャップ)を経た
後、本サイクルの開始を告げるサイクル・スタート・パ
ケットを送信する。このサイクル・スタート・パケット
の送信される時間間隔が125μSとなる。
【0062】また、図21にチャネルA、チャネルB、
チャネルCと示したように、1サイクル内において複数
種のパケットがチャネルIDをそれぞれ与えられること
によって、区別して転送できる。これによって同時に複
数ノード間でのリアルタイムな転送が可能であり、また
受信するノードでは自分が欲しいチャネルIDのデータ
のみ取り込む。このチャネルIDは送信先のアドレスを
表すものではなく、データに対する論理的な番号を与え
ているに過ぎない。よって、あるパケットの送信は1つ
の送信元ノードから他のすべてのノードに行き渡る、ブ
ロードキャストで転送されることになる。
【0063】アイソクロナス転送のパケット送信に先立
って、アシンクロナス転送同様アービトレーションが行
われる。しかし、アシンクロナス転送のように1対1の
通信ではないので、アイソクロナス転送にはack(受
信確認用返信コード)は存在しない。
【0064】また、図21に示したiso gap(ア
イソクロナスギャップ)とは、アイソクロナス転送を行
う前にバスが空き状態であると認識するために必要なア
イドル期間を表している。この所定のアイドル期間を経
過すると、アイソクロナス転送を行いたいノードはバス
が空いていると判断し、転送前のアービトレーションを
行うことができる。
【0065】次に、図22にアイソクロナス転送のパケ
ットフォーマットの例を示し、これについて説明する。
各チャネルに分かれた各種のパケットには、それぞれデ
ータ部及び誤り訂正用のデータCRCの他にヘッダ部が
あり、そのヘッダ部には図22に示したような、転送デ
ータ長やチャネルNo.、その他各種コード及び誤り訂
正用のヘッダCRCなどが書き込まれ、転送が行われ
る。以上がアイソクロナス転送の説明である。
【0066】《バス・サイクル》実際の1394シリア
ルバス上の転送では、アイソクロナス転送と、アシンク
ロナス転送は混在できる。図23に、その時のアイソク
ロナス転送とアシンクロナス転送が混在したバス上の転
送状態の時間的な遷移の様子を示す。
【0067】アイソクロナス転送はアシンクロナス転送
より優先して実行される。その理由は、サイクル・スタ
ート・パケットの後、アシンクロナス転送を起動するた
めに必要なアイドル期間のギャップ長(サブアクション
キャップ)よりも短いギャップ長(アイソクロナスギャ
ップ)で、アイソクロナス転送を起動できるからであ
る。従って、アシンクロナス転送より、アイソクロナス
転送は優先して実行されることになる。
【0068】図23に示した、一般的なバスサイクルに
おいて、サイクル#mのスタート時にサイクル・スター
ト・パケットがサイクル・マスタから各ノードに転送さ
れる。これによって、各ノードで時刻調整を行い、所定
のアイドル時間(アイソクロナスギャップ)を待ってか
らアイソクロナス転送を行うべきノードはアービトレー
ションを行い、パケット転送に入る。図23ではチャネ
ルeとチャネルsとチャネルkが順にアイソクロナス転
送されている。
【0069】このアービトレーションからパケット転送
までの動作を、与えられているチャネル分繰り返し行っ
た後、サイクル#mにおけるアイソクロナス転送が全て
終了したら、アシンクロナス転送を行うことができるよ
うになる。アイドル時間がアシンクロナス転送が可能な
サブアクションギャップに達することによって、アシン
クロナス転送を行いたいノードはアービトレーションの
実行に移れると判断する。
【0070】ただし、アシンクロナス転送が行える期間
は、アイソクロナス転送終了後から、次のサイクル・ス
タート・パケットを転送すべき時間(cyc1e sy
nch)までの間にアシンクロナス転送を起動するため
のサブアクションギャップが得られた場合に限ってい
る。
【0071】図23のサイクル#mでは、3つのチャネ
ル分のアイソクロナス転送と、その後アシンクロナス転
送(ackを含む))が2パケット(パケット1、パケ
ット2)転送されている。このアシンクロナスパケット
2の後は、サイクルm+1をスタートすべき時間(cy
c1e synch)に至るので、サイクル#mでの転
送はここまでで終わる。
【0072】ただし、非同期または同期転送動作中に次
のサイクル・スタート・パケットを送信すべき時間(c
yc1e synch)に至ったとしたら、無理に中断
せず、その転送が中断した後のアイドル期間を待ってか
ら次のサイクル・スタート・パケットを送信する。すな
わち、1つのサイクルが125μS以上続いたときは、
その分次サイクルは基準の125μSより短縮されたと
する。このようにアイソクロナス・サイクルは125μ
Sを基準に超過、短縮し得るものである。
【0073】しかし、アイソクロナス転送はリアルタイ
ム転送を維持するために毎サイクル必要であれば必ず実
行され、アシンクロナス転送はサイクル時間が短縮され
たことによって次以降のサイクルに回されることもあ
る。こういった遅延情報も含めて、サイクル・マスタに
よって管理される。以上でIEEE1394シリアルバ
スについての説明を終了する。
【0074】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来例のVT
Rにおいて、例えば編集器によりプログラム編集を自動
的に行っている状態で、編集器からあるコマンドが送信
されている時に誤ってリモコン送信機のボタンを押して
しまったような場合、即ち、複数の送信元から同時にコ
マンドが送られてきた場合、どの送信元のコマンドを優
先するかは、従来より、マイコンのコマンド受付プログ
ラムの組み方の都合や機器側で一定のルールを設ける
等、様々なものがあって統一性に欠けており、またユー
ザにはそれを認識する手段が無かった。今後、ホームバ
スシステム等のネットワークによる機器同士の相互接続
が増えることが予想され、上記のような問題が益々増え
てくるると思われる。
【0075】本発明は上記問題を解決するためになされ
たもので、その目的は、電子機器の置かれた環境に最適
なコマンド受付の優先順位を付けることにより、ユーザ
にとって快適で誤操作の無い操作環境を提供することで
ある。
【0076】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明による電子機器においては、複数の送信元
からの信号を受信する受信手段と、上記受信した信号に
含まれるコマンドを判別する判別手段と、上記複数の送
信元のうち少なくとも2つ以上の送信元からの信号をほ
ぼ同時に受信したとき、所定の送信元からのコマンドを
他の送信元からのコマンドよりも優先して実行させる制
御手段とを設けている。
【0077】また、本発明による電子機器の制御方法に
おいては、複数の送信元からの信号を受信する受信手順
と、上記受信した信号に含まれるコマンドを判別する判
別手順と、上記複数の送信元のうち少なくとも2つ以上
の送信元からの信号をほぼ同時に受信したとき、所定の
送信元からのコマンドを他の送信元からのコマンドより
も優先して実行させる制御手順とを設ている。
【0078】また、本発明による記憶媒体においては、
複数の送信元からの信号を受信する受信処理と、上記受
信した信号に含まれるコマンドを判別する判別処理と、
上記複数の送信元のうち少なくとも2つ以上の送信元か
らの信号をほぼ同時に受信したとき、所定の送信元から
のコマンドを他の送信元からのコマンドよりも優先して
実行させる制御処理とを実行するためのプログラムを記
憶している。
【0079】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
と共に説明する。 (第1の実施の形態)図1〜図4は本発明の第1の実施
の形態を示すもので、図1は複数の送信元とVTRとで
構成される通信システムのブロック図、図2は赤外リモ
コン信号の一例を示すタイミングチャート、図3はメモ
リの一部の構成図、図4はマイコンの処理を示すフロー
チャートである。
【0080】図1において、1はVTRで以下の各部を
含む。まず、2は全体を制御するマイコン、3はVTR
の録画や再生等の操作を行うために必要なキー入力部
で、このキー入力部3からの情報はマイコン2に入力さ
れる。4は赤外リモコン信号を受光するリモコン受光部
で、この出力もマイコン2に入力される。5は前述した
IEEE1394シリアルバスのインターフェース部で
図13のような構造を持ち、マイコン2と接続されてい
る。
【0081】マイコン2はこれらの入力情報に応じてメ
カ6を制御することにより、再生、停止、早送り、巻き
戻し、一時停止等の動作を磁気テープ等の記録媒体7に
対して行わせる。メカ6は回転ヘッドを有するドラム、
キャプスタン、リール、ローディング機構等で構成され
ている。
【0082】再生時には、記録媒体7に記録されている
情報がドラムに取りつけられたヘッドを通じて電磁変換
・信号処理部8に送られてモニタ等で表示されるように
TV信号に変換され、映像・音声端子9に送られる。
【0083】また、リモコン送信機10は、VTR1の
リモコン受光部4に向けてVTR1の各種操作のための
赤外線リモコン信号を送る。このリモコン信号の一例を
図2に示す。図2において、横軸は時間軸で送信順にリ
ーダーコード部、カスタムコード部、カスタムコード反
転部、データコード部、データコード反転部を1サイク
ルとし、送信されている間はこのサイクルが繰り返され
る。
【0084】リーダーコード部は、リモコン信号スター
トのトリガーとなるものであり、カスタムコード部は、
各メーカーのコードや機種等のコードを示し、データコ
ード部は、コマンド等である。リモコン送信機10はこ
のようなパルスを搬送波に乗せて送信する。
【0085】リモコン受光部4は、受光センサ、リモコ
ン信号を抽出するバンドパスフィルタ、アンプ等からな
り、図2のような信号を復元してマイコン2に送る。マ
イコン2は上記リーダーコード部、カスタムコード部の
パターンが自分の機種固有のパターンと一致したら、デ
ータコード部を解析して受信したコマンドの内容を判別
する。
【0086】またパソコン11がIEEE1394ケー
ブル12を介してVTR1のインターフェース部5に接
続されており、前述したようにアシンクロナス転送でV
TR1に対してコマンドを送信したり、アイソクロナス
転送により映像データや音声データをVTR1から受信
してパソコン内部のハードディスクに記憶させ、パソコ
ン上で編集等を行うことができる。
【0087】上記のような構成において、VTR1が外
部から操作される要因としては、キー入力、リモコン受
信、IEEE1394シリアルバスからの受信の3種類
がある。これらの3種類の送信元からコマンドが送られ
た場合のマイコン2の処理動作を図3のメモリ構成図及
び図4のフローチャートを用いて説明する。
【0088】図3はマイコン2に内蔵されているメモリ
の一部の構成を示すもので、各送信元からのコマンドデ
ータの格納場所を示し、メモリ1には本体キー3が押さ
れた場合のそのキーに対応するコマンド(KEYコマン
ド)、メモリ2にはIEEE1394インターフェース
部5で受けたコマンド(1394コマンド)、メモリ3
にはリモコン受光部4で受けたコマンド(リモコンコマ
ンド)をそれぞれ格納する。
【0089】コマンドが受信されていないときは格納デ
ータはクリアされ、各送信元からのコマンドデータを受
信した時点で対応する格納場所にコマンドデータが格納
される。そして、マイコン2は周期的に図4のルーチン
を実行する。
【0090】図4において、まずステップS1でメモリ
1を読みに行き「KEYコマンド」が入っていれば、ス
テップS2で該当するコマンドを実行させる。「KEY
コマンド」が無ければ、ステップS3でメモリ2を読み
に行き「1394コマンド」が入っていれば、ステップ
S4で該当するコマンドを実行させる。「1394コマ
ンド」が無ければ、ステップS5でメモリ3を読みに行
き「リモコンコマンド」が入っていれば、ステップS6
で該当するコマンドを実行させる。「リモコンコマン
ド」が無ければ、コマンドはどこからも送信されていな
いので何もしないで戻る。
【0091】以上のように処理することにより、複数の
コマンドをほとんど同時(マイコン2が読みに行く周期
以内)に受信した場合に、各コマンドの受付優先順位を
本体キー、1394、リモコンの順に設定することがで
きる。この例では優先順位を決めるに当たり、本体キー
はユーザがしかるべき意思を持って押すことが多いと思
われるので、キー入力部3からのコマンドを最優先にし
た。次にケーブルで接続され双方向通信が可能で信頼性
の高いIEEE1394シリアルバスからのコマンドを
2番目とし、ユーザが不用意に押してしまったり外来ノ
イズにも弱いリモコン送信機10からのコマンドを3番
目にした。
【0092】また、上記優先順位はマイコン2のプログ
ラムを少し変更するだけで任意に設定可能であり、例え
ば、メモリ1に入るデータを「1394コマンド」、メ
モリ2に入るコマンドを「KEYコマンド」に変更すれ
ば、コマンド受付の優先順位は1394、本体キー、リ
モコンの順になる。この場合、図4のフローチャートに
該当するプログラムは変更する必要が無い。
【0093】本実施の形態によれば、ほとんど同時に複
数の送信元からコマンドを受けた場合に、環境等の様々
な条件を考慮して任意に優先順位を付けることが可能で
あり、ユーザにとって誤操作の少ない優れた操作性を提
供することが可能である。また、マイコンのプログラム
変更も容易なので、製品の使用状況等に応じてすぐに対
応することができる。
【0094】(第2の実施の形態)図5〜図7は本発明
の第2の実施の形態を示すもので、図5は複数の送信元
とVTRとで構成される通信システムのブロック図、図
6はモニタ上の表示例を示す図、図7はマイコン2の処
理を示すフローチャートである。
【0095】図5の構成は、上記第1の実施の形態の図
1に対して文字発生部21と加算器22とが追加された
だけであり、他の部分は図1と同一部分には同一番号が
付されている。
【0096】上記文字発生部21は、マイコン2により
制御され、キー入力部3等からの操作により各種の文字
を発生させ、この文字は電磁変換・信号処理部8からの
映像信号に加算器22で加算され、映像・音声端子9を
通じてモニタ等に出力される。図6はその表示の一例を
示す。
【0097】上記構成による動作を図7のフローチャー
トを用いて説明する。ユーザがVTR1において複数の
送信元からのコマンド受付の優先順位を知りたい場合
は、まず、キー入力部3の「コマンド受付優先順位表示
キー」を押す。マイコン2はステップS11でこれを検
知し、ステップS12に進む。
【0098】ここで第1の実施の形態で述べたように、
図3のメモリ1、メモリ2、メモリ3に入る送信元は予
めプログラムで決められており、メモリ1に入るべき送
信元に対応する文字列を図6の上段の「1」の次に表示
し(この例ではIEEE1394コマンドに対応する
「DV入力」)、次にステップS13でメモリ2に入る
べき送信元に対応する文字列を図6の中段の「2」の次
に表示し(この例では本体KEYコマンドに対応する
「本体KEY」)、最後にステップS14でメモリ3に
入るべき送信元に対応する文字列を図6の下段の「3」
の次に表示する(この例ではリモコンコマンドに対応す
る「リモコン」)。
【0099】本実施の形態によればは、ユーザが複数の
送信元のコマンド受付の優先順位を簡単に知ることがで
きるので、とまどうことなく快適な操作性を実現するこ
とができる。
【0100】尚、本実施の形態では優先順位を表示する
際に専用のキーを用いたが、例えば、メニュー項目の1
つに入れてしまえば、新たにキーを追加することなく実
現できる。また、文字発生部21も現在ほとんどのVT
Rに内蔵されているため、これを利用すればコストアッ
プすることは無い。
【0101】(第3の実施の形態)図8〜図10は本発
明の第3の実施の形態を示す。図8はマイコン2の処理
を示すフローチャート、図9、図10はモニタ上の表示
例を示す。また、本実施の形態の構成は第2の実施の形
態の図5で示したものと同一である。
【0102】本実施の形態においては、VTR1におい
てユーザが複数の送信元のコマンド受付の優先順位を任
意に設定することができる。まず、キー入力部3でメニ
ュー画面を出す操作を行い、図9のコマンド受付優先順
位設定モードの画面を表示させる。最初に設定するとき
は製品として予め設定されている優先順位が表示され、
図9のように囲み文字の送信元が選択されている。この
例では、優先順位はDV入力、本体キー、リモコンの順
となっている。
【0103】次に図8において、マイコン2はステップ
S21でコマンド受付優先順位設定モードになったこと
を検知すると、ステップS22に進む。ユーザはメニュ
ーの選択キー等の操作により、まず1番優先順位を高く
したい送信元に囲み枠を移動させメニューの決定キーを
押す。すると、マイコン2はその選択された送信元をメ
モリ1に設定する。同様にしてユーザは2番目の送信元
に囲み枠を移動させ決定キーを押すと、マイコン2はス
テップS23でその選択された送信元をメモリ2に設定
する。さらに、ユーザは3番目の送信元に囲み枠を移動
させ決定キーを押すと、マイコン2はステップS24で
その選択された送信元をメモリ3に設定する。
【0104】最終的な表示例を図10に示す。この例で
は、優先順位は本体キー、リモコン、DV入力の順とな
っており、当初と変わっているのが確認できる。
【0105】本実施の形態によれば、ユーザが複数の送
信元のコマンド受付の優先順位を簡単に自分の好みや環
境等い条件に合わせて変更することができるので、より
快適な操作性を実現することが可能である。
【0106】(第4の実施の形態)図11は本発明の第
4の実施の形態によるマイコン2の処理を示すフローチ
ャートである。上記第1〜第3の実施の形態では、複数
の送信元に対してコマンド受付の優先順位を付けたが、
優先順位の低い送信元でもコマンドの内容によっては最
優先で処理しなくてはならない場合が有り、本実施の形
態では、その場合の動作を説明する。
【0107】VTR1の再生モード中にテープを停止さ
せる時に使う「STOPコマンド」というものが有り、
ここでは、この「STOPコマンド」を最優先させる場
合について説明する。尚、本実施の形態の構成は図1又
は図5と同様である。
【0108】図11において、まずマイコン2はステッ
プS31でメモリ1のコマンドを読みに行き、「STO
Pコマンド」の場合には、ステップS34で「STOP
コマンド」を有効とし、メカ6を制御して記録媒体7で
あるテープを停止させる。
【0109】「STOPコマンド」以外の場合は、同様
にステップS32、ステップS33でそれぞれメモリ
2、メモリ3のコマンドを読みに行き、「STOPコマ
ンド」であれば、ステップS34に進み処理を行う。全
てのメモリが「STOPコマンド」以外であれば、通常
通り図4のフローチャートを実行させる。
【0110】本実施の形態によれば、送信元の優先順位
が低い場合でも特定のコマンドに対しては最優先で実行
させることにより、緊急度の高いコマンドや重要コマン
ドをどの送信元からも送ることができ、素早い対応が可
能となる。
【0111】以上の各実施の形態では、複数の送信元か
らほぼ同時にコマンドを受けた場合の処理について述べ
たが、同時でない場合には図4のフローチャートから分
かるように、各送信元からそれぞれ受信したコマンドを
受付け実行する。
【0112】尚、各実施の形態では、本発明をVTR1
に適用した場合について説明したが、本発明は他の電子
機器に応用できるのは言うまでもない。また、有線によ
る編集実行中はリモコン受光を禁止したり、メニュー等
でリモコン受光を禁止している機種もあるが、その場合
には当然そちらを優先するものとする。
【0113】次に、本発明の第5の実施の形態としての
記憶媒体について説明する。上述した図1、図5による
各実施の形態によるシステムを構成するVTR1等の電
子機器を、CPUとメモリを有するコンピュータシステ
ムで構成する場合、上記メモリは本発明による記憶媒体
を構成する。この記憶媒体には、上記各実施の形態のフ
ローチャートで説明した処理を実行するためのプログラ
ムが記憶される。
【0114】また、この記憶媒体としては、ROM、R
AM等の半導体メモリ、光ディスク、光磁気ディスク、
磁気記憶媒体等を用いてよく、これらをCD−ROM、
FD、磁気カード、磁気テープ、不揮発性メモリカード
等に構成して用いてよい。
【0115】従って、この記憶媒体を図1、図5による
システム以外の他のシステムあるいは装置で用い、その
システムあるいはコンピュータがこの記憶媒体に格納さ
れたプログラムコードを読み出し、実行することによっ
ても、上記各実施の形態と同等の機能を実現できると共
に、同等の効果を得ることができ、本発明の目的を達成
することができる。
【0116】また、コンピュータ上で稼働しているOS
等が処理の一部又は全部を行う場合、あるいは記憶媒体
から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに
挿入された拡張機能ボードやコンピュータに接続された
拡張機能ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そ
のプログラムコードの指示に基づいて、上記拡張機能ボ
ードや拡張機能ユニットに備わるCPU等が処理の一部
又は全部を行う場合にも、上記各実施の形態と同等の機
能を実現できると共に、同等の効果を得ることができ、
本発明の目的を達成することができる。
【0117】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、5、9
の発明によれば、複数の送信元からほぼ同時にコマンド
がに送られて来た場合に必ず所定の送信元からのコマン
ドを優先して受け付けることができるので、ユーザにと
って誤操作の少ない快適な操作性を提供することがで
き、将来益々増えるであろう電子機器のネットワークに
おいても、非常に有効である。
【0118】また、請求項2、6、10の発明によれ
ば、複数の送信元からのコマンドの受付順位を表示する
ことができるので、ユーザは現在どの送信元からのコマ
ンドが優先されているのかを簡単に知ることができる。
【0119】また、請求項3、7、11の発明によれ
ば、ユーザが使用状況や環境などに応じて任意に優先順
位を設定、変更することができる。
【0120】また、請求項4、8、12の発明によれ
ば、複数の送信元の優先順位に関わらず、特に重要なコ
マンドに対して最優先で受付を行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による電子機器を用
いた通信システムの構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態によるリモコン信号のタイミ
ングチャートである。
【図3】第1の実施の形態によるメモリの構成図であ
る。
【図4】第1の実施の形態によるマイコンの処理を示す
フローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態による電子機器を用
いた通信システムの構成を示すブロック図である。
【図6】第2の実施の形態によるモニタの表示例を示す
構成図である。
【図7】第2の実施の形態によるマイコンの処理を示す
フローチャートである。
【図8】本発明の第3の実施の形態によるマイコンの処
理を示すフローチャートである。
【図9】第3の実施の形態によるモニタの表示例を示す
構成図である。
【図10】第3の実施の形態によるモニタの表示例を示
す構成図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態によるマイコンの
処理を示すフローチャートである。
【図12】IEEE1394シリアスバスを用いて構成
されるネットワーク・システムを示すブロック図であ
る。
【図13】IEEE1394シリアルバスの構成要素を
示すブロック図である。
【図14】IEEE1394シリアスバスにおけるアド
レス空間を示す構成図である。
【図15】IEEE1394シリアスバス・ケーブルの
断面図である。
【図16】IEEE1394シリアスバスで採用されて
いるデータ転送フォーマットのDS−Link符号化方
式を説明するタイミングチャートである。
【図17】実際のネットワークの動作を説明するブロッ
ク図である。
【図18】アービトレーションを説明するブロック図で
ある。
【図19】アシンクロナス転送における時間的な遷移状
態を示す構成図である。
【図20】アシンクロナス転送のパケットフォーマット
を示す構成図である。
【図21】アイソクロナス転送における時間的な遷移状
態を示す構成図である。
【図22】アイソクロナス転送のパケットフォーマット
を示す構成図である。
【図23】一般的なバスサイクルを示すタイミングチャ
ートである。
【図24】バスリセットの発生からノードIDが決定
し、データ転送が行えるようになるまでの一連のバスの
作業を示すフローチャートである。
【図25】バスリセットからルート決定までの手順を詳
しく示すフローチャートである。
【図26】ルート決定後からID設定終了までの手順を
詳しく示すフローチャートである。
【図27】アービトレーションの一連の流れを示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 VTR 2 マイコン 3 キー入力部 4 リモコン受光部 5 1394インターフェース部 6 メカ 7 記録媒体 8 電磁変換・処理処理部 9 映像・音声端子 10 リモコン送信機 11 パソコン 21 文字発生部 22 加算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/7826 H04Q 9/00 321E 5K048 H04Q 9/00 301 H04L 13/00 305D 311 H04N 5/782 K 321 Z Fターム(参考) 5B089 GA21 GA23 GB01 HA18 JB10 KA12 KC05 KC39 LB14 5C018 DA02 DA05 DC06 FA03 FB01 FB02 HA08 HA11 5C056 AA05 BA08 DA01 DA11 5D101 AC05 JA05 JA17 5K034 AA19 CC03 GG06 HH01 HH02 HH05 HH12 HH17 MM21 5K048 AA04 BA03 CA05 DA05 DA07 DB04 EA11 EB02 EB06 GB05 HA04 HA06

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の送信元からの信号を受信する受信
    手段と、 上記受信した信号に含まれるコマンドを判別する判別手
    段と、 上記複数の送信元のうち少なくとも2つ以上の送信元か
    らの信号をほぼ同時に受信したとき、所定の送信元から
    のコマンドを他の送信元からのコマンドよりも優先して
    実行させる制御手段とを設けたことを特徴とする電子機
    器。
  2. 【請求項2】 上記複数の送信元からのコマンド受付け
    は優先順位を有しており、この優先順位を表示する表示
    手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の電子機
    器。
  3. 【請求項3】 上記優先順位をユーザが設定する設定手
    段を設けたことを特徴とする請求項2記載の電子機器。
  4. 【請求項4】 上記判別手段が所定のコマンドを判別し
    たとき、上記制御手段は、上記所定のコマンドの送信元
    の優先順位に関わらず上記所定のコマンドを優先して実
    行させることを特徴とする請求項2記載の電子機器。
  5. 【請求項5】 複数の送信元からの信号を受信する受信
    手順と、 上記受信した信号に含まれるコマンドを判別する判別手
    順と、 上記複数の送信元のうち少なくとも2つ以上の送信元か
    らの信号をほぼ同時に受信したとき、所定の送信元から
    のコマンドを他の送信元からのコマンドよりも優先して
    実行させる制御手順とを設けたことを特徴とする電子機
    器の制御方法。
  6. 【請求項6】 上記複数の送信元からのコマンド受付け
    は優先順位を有しており、この優先順位を表示する表示
    手順を設けたことを特徴とする請求項5記載の電子機器
    の制御方法。
  7. 【請求項7】 上記優先順位をユーザが設定する設定手
    順を設けたことを特徴とする請求項6記載の電子機器の
    制御方法。
  8. 【請求項8】 上記判別手順により所定のコマンドが判
    別されたとき、上記所定のコマンドの送信元の優先順位
    に関わらず上記所定のコマンドを優先して実行させる制
    御手順を設けたことを特徴とする請求項6記載の電子機
    器の制御方法。
  9. 【請求項9】 複数の送信元からの信号を受信する受信
    処理と、 上記受信した信号に含まれるコマンドを判別する判別処
    理と、 上記複数の送信元のうち少なくとも2つ以上の送信元か
    らの信号をほぼ同時に受信したとき、所定の送信元から
    のコマンドを他の送信元からのコマンドよりも優先して
    実行させる制御処理とを実行するためのプログラムを記
    憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  10. 【請求項10】 上記複数の送信元からのコマンド受付
    けは優先順位を有しており、この優先順位を表示する表
    示処理を実行するためのプログラムを記憶したことを特
    徴とする請求項9記載のコンピュータ読み取り可能な記
    憶媒体。
  11. 【請求項11】 上記優先順位を設定する設定処理を実
    行するためのプログラムを記憶したことを特徴とする請
    求項10記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  12. 【請求項12】 上記判別手順により所定のコマンドが
    判別されたとき、上記所定のコマンドの送信元の優先順
    位に関わらず上記所定のコマンドを優先して実行させる
    制御手順を設けたことを特徴とする請求項10記載のコ
    ンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007228022A (ja) * 2006-02-21 2007-09-06 Sony Corp 情報処理装置および方法、指示装置および方法、並びにプログラム
JP2013157962A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Toshiba Corp 電子機器、外部機器、電子機器の制御方法、電子機器の制御プログラム
JP2015105763A (ja) * 2013-11-28 2015-06-08 株式会社富士通ゼネラル 空気調和機

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