JP2001309459A - 遠隔制御システム及び情報選択装置 - Google Patents
遠隔制御システム及び情報選択装置Info
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Abstract
るようにする。 【解決手段】 TVモニタ装置10は、2つのIEEE
1394インターフェース12,14及び赤外線リモコ
ン信号の受光器16を具備する。IEEE1394イン
ターフェース12には、IEEE1394ケーブル18
を介して据置型VTR装置20が接続し、IEEE13
94インターフェース14にはIEEE1394ケーブ
ル22を介してカメラ一体型VTR24が接続する。リ
モコン装置26は、TVモニタ10、据置型VTR装置
20及びカメラ一体型VTR24を遠隔操作する内容の
赤外線リモコン信号を出力可能である。TVモニタ装置
10は、リモコン信号を受信すると、それが選択されて
いる映像ソース(VTR20,24又は内蔵チューナ)
を操作するものである場合に、受信リモコン信号をその
映像ソースに向け転送する。
Description
及び情報選択装置に関し、より具体的には、ビデオ信
号、オーディオ信号及び機器の制御コマンドを双方向で
通信可能なディジタルインターフェース、例えばIEE
E1394等を使用し、情報選択装置を中心として相互
に接続された複数の装置を遠隔操作する遠隔制御システ
ム及び情報選択装置に関する。
置及びカメラ一体方VTRを接続する従来例の概略構成
図を示す。210はTVモニタ、212は据置型VTR
装置、214はカメラ一体型VTRである。TVモニタ
210は2つの外部入力端子216,218を具備し、
外部入力端子216に据置型VTR装置212のビデオ
/オーディオ出力がAVケーブル220を介して接続
し、外部入力端子218にカメラ一体型VTR214の
ビデオ/オーディオ出力がAVケーブル222を介して
接続する。
212及びカメラ一体型VTR214を遠隔操作するリ
モコン装置であり、TVモニタ210、据置型VTR2
12及びカメラ一体型VTR214はそれぞれ、リモコ
ン装置224から出力される赤外線リモコン信号を受信
する受光器210a,212a,214aを具備する。
示す。230は制御対象を指定するスイッチである。T
Vモニタ210、据置型VTR212又はカメラ一体型
VTR214を制御対象として選択可能である。232
は、スイッチ230により選択された制御対象を操作す
る操作キーであり、VTR操作、チャンネル操作、音声
ボリューム操作及びTVモニタ210の入力切替え操作
の各キーからなる。リモコン装置224は、スイッチ2
30で選択された制御対象を示す情報をヘッダで特定
し、操作キー232の操作内容を示すコマンド信号から
なる赤外線リモコン信号を出力する。TVモニタ21
0、据置型VTR212及びカメラ一体型VTR214
は、受信したリモコン信号のヘッダにより自己宛てのコ
マンドか否かを判別し、自己宛ての場合に、そのコマン
ド信号に応じた動作に内部を制御する。
に装填されている記録済みテープの再生画像をTVモニ
タ210の画面に表示させたい場合、ユーザは次のよう
に操作する。すなわち、選択スイッチ230で据置型V
TR装置を選択し、操作キー232のVTR再生キーを
押す。リモコン装置224は、据置型VTR装置212
を示すヘッダ信号を付加したVTR再生コマンドからな
る赤外線リモコン信号を出力する。据置型VTR装置2
12は、その赤外線リモコン信号を受光器212aで受
光し、そこに含まれるコマンド信号に従って再生モード
に移行する。据置型VTR装置212で再生されたビデ
オ/オーディオ信号は、AVケーブル220を介してT
Vモニタ210に供給される。
に前後して、選択スイッチ230によりTVモニタを指
定し、操作キー232の入力切替えキーにより外部入力
端子216からの入力画像の表示を指示する。選択スイ
ッチ230がTVモニタを選択している状態で入力切替
えキーが操作される度に、TVモニタ210は、内蔵T
Vチューナ信号、外部入力信号端子216の入力信号、
及び外部入力信号端子218の入力信号を巡回的に選択
する。外部入力端子216の入力信号が選択された段階
で、入力切替えキーの操作を止める。これにより、据置
型VTR装置212の再生映像がTVモニタ210の画
面上に表示され、据置型VTR装置212の再生音声が
TVもにた210のスピーカから出力される。
記録済みテープを再生する場合も、VTR操作の対象
と、TVモニタ210で選択すべき信号ソースが異なる
だけで、リモコン装置224の操作は基本的に同じであ
る。
タ210に接続するVTR装置212,214の再生信
号をモニタ出力しようとした場合に、選択スイッチ22
4において操作対象を指定する必要がある。また、TV
モニタ210に対して、信号ソース(内蔵チューナ及び
外部入力端子216,218)から1つを選択する必要
がある。ユーザは、VTR212,214がTVモニタ
210の外部入力端子216,218のどちらに接続し
ているかを明確に意識している必要がある。
るだけでなく、接続状況を明確に意識している必要があ
るので、使い勝手が悪い。例えば、接続状況が不明の場
合には、各VTR212,214を再生動作し、どちら
の外部入力端子216,218に接続しているかを確認
する必要がある。
制御システム及び情報選択装置を提示することを目的と
する。
ステムは、無線操作信号を出力する遠隔操作装置と、情
報を出力する複数の情報ソースと、当該情報及び所定の
制御信号を伝送自在な情報伝送媒体を介して当該複数の
情報ソースとそれぞれ接続する複数の情報入力端子、当
該情報入力端子からの入力情報を選択する選択手段、及
び当該遠隔操作装置から出力される無線操作信号を受信
する操作信号処理手段を具備する情報選択装置と、当該
情報選択装置の当該選択手段により選択された情報を出
力する情報出力装置とからなる遠隔制御システムであっ
て、当該操作信号処理手段は、当該遠隔操作装置からの
当該無線操作信号の操作内容に応じて当該選択手段を制
御する選択制御手段と、当該遠隔操作装置からの所定の
当該無線操作信号を、当該選択手段により選択されてい
る当該情報ソースに転送する転送手段とを具備すること
を特徴とする。
定の制御信号を伝送自在な情報伝送媒体を介してそれぞ
れ異なる情報ソースと接続自在な複数の情報入力端子
と、当該情報入力端子からの入力情報を選択して出力す
る選択手段と、遠隔操作装置から出力される無線操作信
号を受信する無線信号受信手段と、当該無線信号受信手
段により受信された当該無線操作信号の操作内容に応じ
て当該選択手段を制御する選択制御手段と、受信された
当該当該無線操作信号のうちの所定のものを、当該選択
手段により選択されている当該情報ソースに転送する転
送手段とを具備することを特徴とする。
細に説明する。
ディジタルインターフェースとしてIEEE1394シ
リアルバスを用いるので、IEEE1394シリアルバ
スについて予め説明する。
により、ビデオデータ及びオーディオデータなどの情報
量の多いデータをリアルタイムに転送する必要性が生じ
てきている。そのような観点から開発されたインターフ
ェースがIEEE1394−1995(High Pe
rformance Senal Bus)である。以
下、1394シリアルバスと呼ぶ。
により構成されるネットワーク・システムの一例を示
す。機器A,B,C,D,E,F,G,Hからなり、A
−B間、A−C間、B−D間、D−E間、C−F間、C
−G間及びC−H間が、それぞれ1394シリアルバス
のツイスト・ペア・ケーブルで接続されている。これら
の機器A〜Hは、例としてパーソナルコンピュータ、デ
ィジタルVTR、DVD装置、ディジタルカメラ、ハー
ドディスク及びモニタ等である。IEEE1394規格
では、各機器間の接続方式として、デイジーチェーン方
式とノード分岐方式とが混在可能であり、自由度の高い
接続が可能である。
れぞれを互いに認識し合うことによって、IEEE13
94シリアルバスで接続された範囲内で1つのネットワ
ークを構成する。即ち、各ディジタル機器間をそれぞれ
1本のIEEE1394シリアルバスケーブルで順次接
続するだけで、各機器が中継の役割を担い、全体として
1つのネットワークを構成する。IEEE1394シリ
アルバスの特徴でもあるプラグ・アンド・プレイ(Pl
ug&Play)機能により、ケーブルを機器に接続し
た時点で機器及び接続状況等が自動的に認識される。
器が接続されると、自動的にバスリセットが実行され、
それまでのネットワーク構成がリセットされて、新たな
ネットワークが再構築される。この機能によって、IE
EE1394シリアルバスでは、ネットワークの構成を
自在に変更でき、自動認識することができる。
0Mbpsが規定されており、上位の転送速度を持つ機
器は、下位の転送速度をサポートし、相互に支障なく接
続できるようになっている。
転送モードとして、コントロール信号などの非同期デー
タ(アシンクロナス・データ)を転送するアシンクロナ
ス転送モードと、ビデオデータ及びオーディオデータ等
のリアルタイムな同期データ(アイソクロナス・デー
タ)を転送するするアイソクロナス転送モードを具備す
る。アシンクロナス・データとアイソクロナス・データ
は、各サイクル(通常、1サイクルが125μs)の中
においてサイクル開始を示すサイクル・スタート・パケ
ット(CSP)に続き、アイソクロナスデータの転送を
優先しつつ、サイクル内で混在して転送される。
ースの概略構成ブロック図を示す。IEEE1394シ
リアルバスは、全体としてレイヤ(階層)構造になって
いる。図13に示すように、最も低位がIEEE139
4シリアルバスのケーブルであり、そのケーブルのコネ
クタが接続されるコネクタポートがあり、その上にハー
ドウエアとしてフィジカル・レイヤ及びリンク・レイヤ
がある。
スチップからなる。そのうちのフィジカル・レイヤは符
号化及びコネクタ関連の制御等を行い、リンク・レイヤ
はパケット転送及びサイクルタイムの制御等を行なう。
イヤは、転送(トランザクション)すべきデータの管理
を行ない、読み出し及び書き込みといった命令を出力す
る。シリアルバスマネージメントは、接続されている各
機器の接続状況及びIDを管理し、ネットワークの構成
を管理する。
ヤは、使用するソフトウエアによって異なる。アプリケ
ーション・レイヤは、インターフェース上にどのように
データを載せるのかを規定する部分でもあり、具体的に
はAVプロトコルなどのプロトコルによって規定されて
いる。
におけるアドレス空間の模式図を示す。IEEE139
4シリアルバスに接続される各機器(ノード)は、必ず
各ノードに固有の64ビットアドレスを持つ。このアド
レスは、自分だけでなく、他のノードも参照できる。こ
れにより、相手を指定した通信が可能になる。
シングは、lEEE1212規格に準じた方式である。
64ビットの内の最初の10ビットがバス番号の指定
用、次の6ビットがノードID番号の指定用である。残
りの48ビットが機器に与えられたアドレスであり、各
機器に固有のアドレス空間として使用できる。その48
ビットの内の後の28ビットは、固有データ領域とし
て、各機器の識別及び使用条件の指定の情報などが格納
される。
・ケーブルの断面図を示す。IEEE1394シリアル
バス・ケーブルは、2組のツイストペア信号線の他に電
源線を具備する。これによって、電源を持たない機器又
は故障により電圧低下した機器等にも電力を供給でき
る。電源線の電圧は8〜40V、電流は最大電流DC
1.5Aと規定されている。
アルバスで採用されているDS−Link符号化方式を
説明する。IEEE1394シリアルバスでは、DS−
Link(Data/Strobe Link)符号化
方式が採用されている。このDS−Link符号化方式
は、高速なシリアルデータ通信に適しており、2本の信
号線を必要とする。より対線のうち1本に主となるデー
タを送り、他方のより対線にはストローブ信号を送る。
受信側は、データとストローブとの排他的論理和をとる
ことによってクロックを再現できる。
トとして、他のシリアルデータ転送方式に比べて転送効
率が高いこと、PLL回路が不要となるのでコントロー
ラLSIの回路規模を小さくできること、更には、転送
すべきデータが無いときにアイドル状態であることを示
す情報を送る必要が無いので各機器のトランシーバ回路
をスリープ状態にすることができることによって消費電
力を低減できること、などが挙げられる。
のネットワーク構成の模式図を示す。IEEE1394
ネットワークでは、1つのノードにしか接続しないノー
ドをリーフと呼び、複数のノードと接続するノードをブ
ランチと呼ぶ。
徴的な動作を順次、説明する。バスリセットのシーケン
スは、次のようになっている。IEEE1394シリア
ルバスでは、接続されている各機器(ノード)にはノー
ドIDが与えられ、これによりネットワークの構成要素
として認識される。例えばノードの挿抜又は電源のオン
/オフなどによるノード数の増減などによって、ネット
ワーク構成に変化があり、新たなネットワーク構成を認
識する必要があるとき、変化を検知した各ノードは、バ
ス上にバスリセット信号を送信して、新たなネットワー
ク構成を認識するモードに入る。ネットワークへの新た
な参加又はネットワークからの離脱は、IEEE139
4ポート基盤上でのバイアス電圧の変化により検知でき
る。
れたノードでは、そのフィジカルレイヤがこのバスリセ
ット信号を受けると同時にリンクレイヤにバスリセット
の発生を伝達し、且つ、他のノードにバスリセット信号
を伝達する。最終的に全てのノードがバスリセット信号
を検知した後、バスリセットが起動となる。バスリセッ
トはケーブル挿抜及びネットワーク異常等によるハード
ウエア検出により起動される場合と、プロトコルからの
ホスト制御などによってフィジカルレイヤに直接命令を
出すことによって起動される場合とがある。
一時中断され、この間のデータ転送は待たされ、終了
後、新しいネットワーク構成のもとで再開される。
バスリセットの後、各ノードは、新しいネットワーク構
成を構築するために、各ノードにIDを与える。バスリ
セットからノードID決定までの一般的なシーケンス
を、図18、図19及び図20を参照して、説明する。
IDが決定し、データ転送が行えるようになるまでの一
連のバスの作業のフローチャートを示す。ネットワーク
内のバスリセットの発生を常時監視する(S1)。何れ
かのノードの電源オン/オフによりバスリセットが発生
すると(S1)、ネットワークがリセットされた状態か
ら新たなネットワークの接続状況を知るために、直接、
接続されている各ノード間において親子関係が宣言され
る(S2)。全てのノード間で親子関係が決定すると
(S3)、1つのルートが決定する(S4)。ルートが
決定されると(S4)、所定のノード順序で、全てのノ
ードにIDが順次、設定される(S5,S6)、全ての
ノードにIDが設定されると(S6)、全てのノードが
新しいネットワーク構成を認識したことになり、ノード
間データ転送が可能な状態になり、データ転送が開始さ
れる(S7)。S7の後、S1に戻り、再びバスリセッ
トを監視する。
までの処理の詳細なフローチャートを示す。バスリセッ
トが発生すると(S11)、ネットワーク構成は一旦リ
セットされる。リセットされたネットワークの接続状況
を再認識する作業の第一歩として、各機器にリーフ(ノ
ード)であることを示すフラグを立てる(S12)。各
機器は、自分の持つポートが幾つ他ノードと接続してい
るかを調べる(S13)。他ノードと接続するポート数
に応じて、これから親子関係の宣言を始めていくため
に、未定義(親子関係が決定されてない)ポートの数を
調べる。バスリセットの直後では、他ノードと接続する
ポート数は未定義ポート数に等しいが、親子関係が決定
されていくに従って、未定義ポート数は減少する。
言できるのは、リーフに限られる。リーフは、自分に接
続されているノードに対して、自分が子で相手は親であ
ると宣言する(S15)。
直後には、未定義ポート数が2以上になっているので
(S14)、ブランチというフラグを立て(S16)、
リーフからの親子関係宣言での親の通告を待つ(S1
6)。親の通告を受けると、未定義ポート数が1減り、
S14に戻る。未定義ポート数が2以上である間、S1
6,S17を繰り返す。
4)、残っているポートに接続されているノードに対し
て、自分が子であると宣言することが可能になる(S1
5)。最終的に、未定義ポート数が0のノード(例え
ば、何れか1つのブランチ、又は例外的にリーフ(子宣
言を行えるのにすばやく動作しなかったために、子宣言
できなかったリーフ)である。)は(S14)、ルート
のフラグを立て(S18)、ルートとして認識する(S
19)。
トワーク内の全てのノード間で親子関係が確定する。
終了するまでの手順のフローチャートを示す。先ず、図
18及び図19に示すシーケンスにより、各ノードは、
リーフ、ブランチ又はルートに割り振られている。何れ
であるかにより、処理が異なる(S21)。最初にID
を設定できるのはリーフであり、リーフ、ブランチ及び
ルートの順で若い番号(ノード番号=0)からIDを順
に設定する。
(Nは自然数)を設定する(S22)。各リーフはルー
トに対してIDを与えるように要求する(S23)。こ
の要求が複数ある場合、ルートは、これらの要求を調停
し(S24)、勝った1つのノードにID番号を与え、
負けたノードには、失敗の結果を通知する(S25)。
ID取得を失敗したリーフは、再度、ID要求をルート
に出し、同様の作業を繰り返す(S26,S23)。I
Dを取得できたリーフは、取得したID情報を全ノード
にブロードキャストする(S27)、リーフカウンタN
を1減らす(S28)。Nが0になるまで(S29)、
S23,S26,S27,S28を繰り返す。
ドキャストし(S27)、N=0になると(S28)、
ブランチのID設定に移行する。ブランチのID設定
も、リーフと同じである。即ち、ネットワーク内に存在
するブランチの数M(Mは自然数)を設定する(S3
0)。各ブランチはルートに対してIDを与えるように
要求する(S31)。この要求が複数ある場合、ルート
は、これらの要求を調停し(S32)、勝った1つのノ
ードにリーフ又はブランチに先に設定したIDに続くI
D番号を与え、負けたノードには、失敗の結果を通知す
る(S33)。ID取得を失敗したブランチは、再度、
ID要求をルートに出し、同様の作業を繰り返す(S3
4,S31)。IDを取得できたブランチは、取得した
ID情報を全ノードにブロードキャストする(S3
5)、ブランチカウンタMを1減らす(S36)。Mが
0になるまで(S37)、S31,S34,S35,S
36を繰り返す。
Dを取得すると(S37)、ルートが直前にリーフ又は
ブランチに付与したIDに続くIDを自己のIDとして
取得し(S38)、それを他の全ノードにブロードキャ
ストする(S39)。
全ノード間で親子関係が決定に、全てのノードのIDが
決定する。
ードBがルートである。ノードBの下位にはノードAと
ノードCが直接接続し、更に、ノードCの下位にノード
Dが直接接続し、更にノードDの下位にノードEとノー
ドFが直接接続する。この階層構造において、ルートノ
ードとノードIDを決定する手順を説明する。バスリセ
ットの後、先ず、各ノードの接続状況を認識するため
に、各ノードの直接接続されているポート間で親子関係
が宣言される。この親子関係では、階層構造の上位が
親、下位が子になる。
子関係を宣言するのは、ノードAである。基本的に、1
つのポートにのみノードが接続するノード(リーフ)が
真っ先に親子関係を宣言できる。リーフは明らかに、ネ
ットワークの端に位置するからである。であることを認
識し、その中で早く動作を行なったノードから親子関係
が決定されていく。親子関係を宣言したノード(A−B
間ではノードA)のポートが子と設定され、相手側(ノ
ードB)のポートが親と設定される。こうして、ノード
A−B間では子−親、ノードE−D間で子−親、ノード
F−D間で子−親と決定される。
続ポートを持つノード(ブランチ)のうち、他ノードか
らの親子関係の宣言を受けたものから順次、更に上位に
親子関係を宣言していく。図17では、先ずノードDが
D−E間及びD−F間で親子関係が決定した後、ノード
Cに対する親子関係を宣言する。その結果、ノードD−
C間で子−親と決定する。ノードDからの親子関係の宣
言を受けたノードCは、もう1つのポートに接続するノ
ードBに対して親子関係を宣言する。これによって、ノ
ードC−B間で子−親と決定する。
関係の階層構造が決定する。最終的に接続されている全
てのポートにおいて親となったノードBが、ルートノー
ドとなる。ルートは、1つのネットワーク構成中に1つ
しか存在しない。
Bが、他のノードCに対して早いタイミングで親子関係
を宣言していれば、ノードCがルートなることもありう
る。即ち、親子宣言のタイミングによっては、他のノー
ドC又はDがルートとなる可能性があり、同じネットワ
ーク構成でもルートノードは一定とは限らない。
ドのIDを決定する。全てのノードは、決定した自分の
ノードIDを他の全てのノードに通知する(ブロードキ
ャスト機能)。ブロードキャストされる情報は、自分の
ノード番号、接続されている位置の情報、持っているポ
ート数、接続のあるポート数、及び各ポートの親子関係
の情報等を含む。
先に説明した通りである。即ち、各リーフノードにノー
ド番号=0から順に大きくなる番号を割り当て、次に各
ブランチに続くノード番号を割り当てる。ルートは、最
大のノードID番号を所有する。
Dの割り当てが終わり、ネットワーク構成が再構築さ
れ、バスの初期化作業が完了する。
ョン)処理を説明する。IEEE1394シリアルバス
では、データ転送に先立って必ずバス使用権を調停す
る。IEEE1394シリアルバスは、各機器が転送さ
れた信号をそれぞれ中継することによって、ネットワー
ク内全ての機器に同じ信号を伝える論理的なバス型ネッ
トワークを形成するので、パケットの衝突を防ぐ意味で
調停が必須となる。これによって、ある時間には、ただ
1つのノードのみがデータを転送できる。
係を、図21及び図22に示す。調停が始まると、1つ
又は複数のノードが親ノードに向かってバス使用権を要
求する。図21では、ノードCとノードFが、バス使用
権を要求しているノードである。これを受けた親ノード
(図21ではノードA)は、更に親ノードに向かってバ
ス使用権を要求(すなわち、中継)する。この要求は最
終的にルートに届けられる。
どのノードにバスを使用させるかを決定する。この調停
作業は、ルートノードの専権であり、ルートノードは、
調停によって勝ったノードにバス使用許可を与える。図
22では、ノードCに使用許可が与えられ、ノードFの
使用は拒否されている。ルートは、調停に負けたノード
にDP(data prefix)パケットを送り、バ
スしよう要求が拒否されたことを知らせる。拒否された
ノードのバス使用権要求は、次回の調停まで待たされ
る。
用許可を得た1つのノードが、これ以後、データ転送を
開始できる。
トを示す。ノードがデータ転送を開始できるためには、
バスがアイドル状態であることが必要である。先に行わ
れていたデータ転送が終了して、現在、バスが空き状態
であることを認識するためには、各転送モードで個別に
設定されている所定のアイドル時間ギャップ長(例え
ば、サブアクション・ギャップ)の経過を待てばよい。
非同期データ及び同期データ等の転送データに応じた所
定のギャップ長に相当する時間が経過したかどうかを確
認する(S41)。そのギャップ長に相当する時間が経
過しない限りは、転送を開始するために必要なバス使用
権の要求を出せないからである。
たら(S41)、転送すべきデータがあるかどうかを判
断する(S42)。データがある場合(S42)、ルー
トにバス使用権を要求する(S43)。このバス使用権
要求信号は、図21に示すようにネットワーク内の各機
器を中継しながら最終的にルートに届けられる。転送す
べきデータが存在しない場合(S42)、そのまま待機
する。
を受信したら(S44)、バス使用権を要求するノード
数を調べる(S45)。バス使用権を要求するノード数
が1のときには、そのノードに直後のバス使用を許可
し、許可信号をそのノードに向け送信する(S48)。
バス使用権を要求するノー度数が複数の場合(S4
5)、ルートはバス使用を許可する1つのノードを決定
する(S46)。この調停作業は、毎回同じノードが許
可を得るようなことはなく、各ノードに平等に権利を与
えていくような公平なものになっている。
らルートが使用を許可した1つのノードには許可信号を
送信する(S47,S48)。バス使用権を許可された
ノードは、許可信号を受信した直後に、データ(パケッ
ト)の転送を開始する。
敗を示すDP(data prefix)パケットを送
信する(S47,S49)。DPパケットを受信したノ
ードは、S41に戻り、所定ギャップ長の経過を待っ
て、再びバス使用権を要求する。
明する。図24は、アシンクロナス転送の時間遷移を示
す。サブアクション・ギヤップ(subaction
gap)は、バスのアイドル状態を示す。転送を希望す
るノードは、このアイドル時間が一定値になった時点で
バスが使用できると判断し、バス使用権を要求する。調
停でバスの使用を許可されたノードは、データを所定の
パケット形式でバスに送出する。データを受信したノー
ドは、転送されたデータの受信結果を示す受信確認用返
送コードackを短いギャップ(ack gap)の
後、返送して応答するか、応答パケットを送る。これに
より、1単位のデータ転送が完了する。受信確認用返送
コードackは4ビットの情報と4ビットのチェックサ
ムからなり、成功、ビジー状態及びペンディング状態の
何れであるかを示す情報を送信元ノードに通知するのに
使用される。
フォーマットを示す。パケットは、ヘッダ部、データ
部、及び誤り訂正用データCRCからなる。ヘッダ部
は、図25に示したように、目的ノードID、ソースノ
ードID、転送データ長、及び各種コードなどを含む。
のノードへの1対1のデータ転送である。転送元ノード
から出力されたパケットは、ネットワーク中の各ノード
に到達するものの、各ノードは、自分宛て以外のデータ
を無視する。これにより、データは、宛先となっている
1つのノードのみに取り込まれる。
する。アイソクロナス転送モードは、IEEE1394
シリアルバスの最大の特徴であるともいえる。アイソク
ロナス転送モードは、特に映像データ及び音声データな
どの、リアルタイム転送を必要とするデータの転送に適
している。アシンクロナス転送モードが1対1のデータ
転送であるのに対し、アイソクロナス転送モードは、ブ
ロードキャスト機能を使用することで、転送元の1つの
ノードから他の全てのノードにデータを転送できる。
間的な遷移を示す。アイソクロナス転送は、バス上、一
定時間毎に実行される。この時間間隔をアイソクロナス
サイクルと呼ぶ。アイソクロナスサイクル時間は125
μsである。サイクルスタートパケットが、この各サイ
クルの開始タイミングを示すと共に、各ノードの時間を
調整する。サイクル・スタート・パケットを送信するの
はサイクル・マスタであり、1つ前のサイクル内の転送
終了後、所定のアイドル期間(サブアクションギャッ
プ)を経た後、サイクルの開始を告げるサイクルースタ
ート・パケットを送信する。サイクル・スタート・パケ
ットとその次のサイクルスタートパケットまでの時間間
隔が125μsとなる。
ネルCと示したように、1サイクル内には、各パケット
に異なるチャネルIDを与えることで、複数のパケット
を区別して転送できる。これによって、同時異なる組合
せのノード間で、データをリアルタイムに転送できる。
各ノードは、自分が欲しいチャネルIDのデータのみを
取り込む。チャネルIDは、送信先のアドレスを表わす
ものではなく、データに論理的な番号を与えているに過
ぎない。従って、この種のパケットは、1つの送信元ノ
ードから他の全てのノードに対してブロードキャストさ
れる。
って、アシンクロナス転送の場合と同様にバス使用権の
調停が行われる。しかし、アイソクロナス転送はアシン
クロナス転送のような1対1の通信ではないので、アイ
ソクロナス転送には受信確認用返信コードackは存在
しない。
o gapは、アイソクロナス転送を行なう前にバスが
空き状態であることを認識するために必要なアイドル期
間を示す。アイソクロナス転送を希望するノードは、こ
のアイドル期間を経過すると、バスが空いていると判断
し、バス使用権要求信号を出力する。
フォーマットを示す。パケットは、ヘッダ部、データ部
及び誤り訂正用データCRCを具備する。ヘッダ部は、
図27に示すように、転送データ長、チャネルNo、そ
の他各種コード及び誤り訂正用ヘッダCRCを有する。
クルを説明する。IEEE1394シリアスバス上で
は、アイソクロナス転送とアシンクロナス転送は混在で
きる。アイソクロナス転送とアシンクロナス転送が混在
した場合の、バス上の転送状態の時間的な遷移の様子を
図28に示す。
ソクロナス転送を起動するために必要なアイドル期間の
ギャップ長(アイソクロナスギャップ)が、アシンクロ
ナス転送を起動するために必要なアイドル期間のギャッ
プ長(サブアクションギャップ)よりも短くして、アイ
ソクロナス転送がアシンクロナス転送に優先して実行さ
れるようにしている。これにより、アシンクロナス転送
による画像データ又はオーディオデータのリアルタイム
転送を可能にしている。
て、サイクル#mのスタート時にサイクル・スタート・
パケットがサイクル・マスタから各ノードに転送され
る。これによって各ノードで時刻が調整される。データ
をアイソクロナス転送しようとするノードは、所定のア
イドル期間(アイソクロナスギャップ)を待ち、バス使
用権を要求及び獲得してから、パケットをバス上に送出
する。図28では、チャネルe、チャネルs及びチャネ
ルkが順にアイソクロナス転送されている。これらの3
チャネル分、調停及びパケット転送を繰り返した後、す
なわち、サイクル#mにおけるアイソクロナス転送がす
べて終了したら、アシンクロナス転送が可能になる。
アイドル時間がアシンクロナス転送が可能なサブアクシ
ョンギャップに相当する時間に達するのを待って、バス
使用権をルートに要求する。但し、アイソクロナス転送
終了後から次のサイクル・スタート・パケット(cyc
le sync)まで期間に、アシンクロナス転送を起
動するためのサブアクションギャップが入り得る場合に
限って、アシンクロナス転送が可能である。図28に示
すサイクル#mでは、3つのチャネル分のアイソクロナ
ス転送と、その後、2パケット分のアシンクロナス転送
(ackを含む。)が実行されている。2つ目のアシン
クロナスパケットの後には、サイクル#(m+1)をス
タートすべきタイミング(cycle sync)に至
るので、サイクル#mでの転送はここまでで終わる。
ロナス転送動作中に次のサイクル・スタート・パケット
CSPに至った場合には、サイクルマスタは、無理に転
送を中断せず、その転送が終了した後のアイドル期間を
待ってから次サイクルのサイクル・スタート・パケット
を出力する。次サイクルは、サイクル開始が遅れた分、
サイクル終了を早くする。即ち、1つのサイクルが12
5μs以上続いたときは、その分、次サイクルは基準の
125μsより短縮される。このように、IEEE13
94バスのサイクル時間は125μsを基準に超過又は
短縮し得る。アイソクロナス転送は、リアルタイム転送
を維持するために毎サイクル必要であれば必ず実行され
るが、アシンクロナス転送は、サイクル時間が短縮され
たことによって次以降のサイクルにまわされることもあ
る。サイクルマスタが、この種の遅延情報を含めて、バ
ス上のサイクルを管理する。
ロック図を示す。10は、2つのIEEE1394イン
ターフェース12,14及び赤外線リモコン信号の受光
器16を具備するTVモニタ装置である。IEEE13
94インターフェース12には、IEEE1394ケー
ブル18を介して据置型VTR装置20が接続し、IE
EE1394インターフェース14にはIEEE139
4ケーブル22を介してカメラ一体型VTR24が接続
する。26は、TVモニタ10、据置型VTR装置20
及びカメラ一体型VTR24を遠隔操作する内容の赤外
線リモコン信号を出力可能なリモコン装置である。
TR装置20及びカメラ一体型VTR24がIEEE1
394ケーブル18,22を介して相互に接続して1つ
のネットワークを構成し、相互にオーディオ/ビデオ信
号及び制御信号を伝送できる。
ロック図を示す。30はCRT、32はスピーカ、34
はTVチューナ、36はオンスクリーン表示回路、38
はビデオ信号処理回路、40はオーディオ信号処理回
路、42は、TVチューナ34、オンスクリーン表示回
路36、ビデオ信号処理回路38及びオーディオ信号処
理回路40を含むTVモニタ10の全体を制御する主制
御回路(マイクロコンピュータ)、44は外部との間で
やり取りされる制御コマンドを処理するコマンド制御回
路(マイクロコンピュータ)である。コマンド制御回路
44は主制御回路42とも通信する。リモコン信号受光
器16は、赤外リモコン装置26から送信される赤外線
信号を受信し、主制御回路42に供給する。
ルに従って、ビデオ信号パケット、オーディオ信号パケ
ット及びコマンドパケットを時分割多重分離(ここで
は、実際には受信するのみであるので、分離のみであ
る。)するマルチプレクサ、50はIEEE1394イ
ンターフエース回路である。IEEE1394接続端子
12,14がIEEE1394インターフェース回路5
0に接続する。
ブロック図を示す。60は回転ドラム及び磁気テープの
機構系、62はTVチューナ、64はビデオ信号処理回
路、66はオーディオ信号処理回路、68は、機構系6
0、TVチューナ62、ビデオ信号処理回路64及びオ
ーディオ信号処理回路66を含む据置型VTR装置20
の全体を制御する主制御回路(マイクロコンピュー
タ)、70は外部との間でやり取りされる制御コマンド
を処理するコマンド制御回路(マイクロコンピュータ)
である。コマンド制御回路70は主制御回路68とも通
信する。
れたビデオ信号の出力端子、74はオーディオ信号処理
回路66で処理されたオーディオ信号の出力端子、76
は、IEEE1394の通信プロトコルに従って、ビデ
オ信号パケット、オーディオ信号パケット及びコマンド
パケットを時分割多重分離するマルチプレクサ、78は
IEEE1394インターフェース回路、80はIEE
E1394接続端子である。
略構成ブロック図を示す。90は回転ドラム及び磁気テ
ープの機構系、92は撮影レンズ及び撮像素子からなる
撮像部、94は撮像部92から出力される画像信号を処
理するカメラ信号処理回路、96はビデオ信号処理回
路、98はマイクロフォン、100はオーディオ信号処
理回路、102は、機構系90、カメラ信号処理回路9
4、ビデオ信号処理回路96及びオーディオ信号処理回
路100を含むカメラ一体型VTR装置24の全体を制
御する主制御回路(マイクロコンピュータ)、104は
外部との間でやり取りされる制御コマンドを処理するコ
マンド制御回路(マイクロコンピュータ)である。コマ
ンド制御回路104は主制御回路12とも通信する。
コルに従って、ビデオ信号パケット、オーディオ信号パ
ケット及びコマンドパケットを時分割多重分離するマル
チプレクサ、108はIEEE1394インターフェー
ス回路、110はIEEE1394接続端子である。
がIEEE1394ケーブルを介して18を介してTV
モニタ10のIEEE1394接続端子12に接続す
る。図4に示すIEEE1394接続端子110が、I
EEE1394ケーブル22を介してTVモニタ10の
IEEE1394接続端子14に接続する。これによ
り、TVモニタ10、据置型VTR装置20及びカメラ
一体型VTR装置24は、ビデオ信号、オーディオ信号
及び制御コマンド等を相互に通信することができる。
す。112は据置型VTR装置20及びカメラ一体型V
TR装置24に対するVTR操作を入力するVTR操作
キー、114はTVモニタ10で出力する映像ソースの
選択を指示する入力選択キー、116はTVモニタ10
の音量を指示する音声ボリューム操作キー、118は、
TVモニタ10及び据置型VTR装置20に装備される
TVチューナ34,62に対するチャンネル切替えを指
示するチャンネル切替えキーである。
ートを示す。図6を参照して、本実施例の特徴的な動作
を説明する。TVモニタ10に内蔵されるTVチューナ
34による受信映像(音声)を表示(出力)したい場
合、ユーザは、リモコン装置26の入力選択キー114
を操作する。その操作に従い、リモコン装置26は、入
力選択コマンドを示す赤外線信号を出力し、受光器16
がこの赤外線信号を受信して、主制御回路42に供給す
る。
6の出力信号を判別し、それがリモコン信号である場合
には(S51)、そこに含まれる制御コマンドを判別す
る(S52)。
る場合(S52)、入力選択コマンドを受信した時点で
選択されている入力モードを基本に、入力ソースを切り
替える(S53)。例えば、入力選択コマンドの受信時
に、入力ソースとして外部端子#1(IEEE1394
接続端子12)が選択されていた場合には、入力選択ソ
ースを外部端子#2(IEEE1394接続端子14)
に切り替え、外部端子#2(IEEE1394接続端子
14)が選択されていた場合には、内蔵TVチューナ3
4に切り替えて、新たに選択された入力ソースから入力
するビデオ信号/オーディオ信号をそれぞれCRT30
及びスピーカ32に供給するようにビデオ信号処理回路
38及びオーディオ信号処理回路40をそれぞれ制御す
る。ユーザは、CRT30及びスピーカ32から出力さ
れるビデオ/オーディオ信号の内容を確認しながら、入
力選択キー114を操作することで、内蔵TVチューナ
34、外部端子#1(IEEE1394接続端子12)
又は外部端子#2(IEEE1394接続端子14)を
循環的に選択できる。
ている状態で、チャンネル操作又はボリューム操作のコ
マンド信号がリモコン装置26から送信されると(S5
4)、主制御回路42は、リモコン装置26からのコマ
ンドに応じて、TVチューナ34の受信チャンネルを変
更し、スピーカ32の出力音量を調節する(S55)。
例えば、入力ソースとして内蔵TVチューナ34が選択
されている状態で、ユーザがリモコン装置26のチャン
ネル選択キー118を操作したとする。この操作に応じ
て、リモコン装置26は、チャンネル選択リモコンコマ
ンドの赤外線信号を出力する。主制御回路42は、受信
したチャンネル選択リモコンコマンドに従いTVチュー
ナ34の受信チャンネルを変更する。これにより、新し
いチャンネルの映像及び音声がCRT30及びスピーカ
32から出力される。
ち外部入力端子#1(IEEE1394接続端子12)
が選択されている状態で、ユーザがリモコン装置26の
VTR操作キー112を操作した場合(S56)、主制
御回路42は、受信したリモコン信号をIEEE139
4接続端子12から据置VTR装置20に送信するよう
に設定して(S57)、コマンド制御回路44に指示し
て送信させる(S60)。
TR装置24、即ち外部入力端子#2(IEEE139
4接続端子14)が選択されている状態で、ユーザがリ
モコン装置26のVTR操作キー112を操作した場合
(S58)、主制御回路42は、受信したリモコン信号
をIEEE1394接続端子14からカメラ一体型VT
R装置24に送信するように設定して(S59)、コマ
ンド制御回路44に指示して送信させる(S60)。
対するコマンド制御回路44の動作フローチャートを示
す。制御先(送信先)を判別し(S61)、入力端子#
1の場合には、IEEE1394接続端子12に接続す
る機器(ここでは、据置型VTR装置20)の動作状態
を確認し(S62)、主制御回路42から指令されたコ
マンド信号を送信しても良ければ、IEEE1394コ
マンド通信により、受信コマンド信号を、IEEE13
94接続端子12に接続する据置型VTR装置20に送
信する(S63)。また、制御先が入力端子#2の場合
には、IEEE1394接続端子14に接続する機器
(ここでは、カメラ一体型VTR装置24)の動作状態
を確認し(S64)、主制御回路42から指令されたコ
マンド信号を送信しても良ければ、IEEE1394コ
マンド通信により、受信コマンド信号を、IEEE13
94接続端子14に接続するカメラ一体型VTR装置2
4に送信する(S65)。据置VTR装置20又はカメ
ラ一体型VTR装置24は、TVモニタ10から送信さ
れたコマンドに応じた動作モードに遷移する。
信に対する据置VTR装置20及びカメラ一体型VTR
装置24の動作フローチャートを示す。コマンド制御回
路70,104は、IEEE1394インターフェース
8,110を介してTVモニタ10からの制御コマンド
を受信し(S71)、主制御回路68,102に送信す
る(S72)。主制御回路68,102は、受信した制
御コマンドの内容に従って各部を制御する。これによ
り、据置VTR装置20又はカメラ一体型VTR装置2
4は、ユーザによるリモコン装置26のVTR操作に応
じた内容で動作する。
択されている状態で、チャンネル操作がされた場合、同
様にチャンネル操作のコマンド信号がTVモニタ10か
ら据置VTR装置20に転送され、据置VTR装置20
のTVチューナ62の受信チャンネルが、ユーザの指示
に応じたものに変更される。
の別の動作フローチャートを示す。主制御回路42は、
ユーザがリモコン装置26を操作することによるリモコ
ン装置26からのリモコン信号を受信するのを待つ(S
81)。主制御回路42は、リモコン信号受光器16の
出力信号を判別し、それがリモコン信号である場合には
(S81)、そこに含まれる制御コマンドを判別する
(S82)。
る場合(S82)、S53の場合と同様に、入力選択コ
マンドを受信した時点で選択されている入力モードを基
本に、入力ソースを切り替える(S83)。TVチュー
ナ34からの映像音声を出力している状態で、チャンネ
ル操作又はボリューム操作のコマンド信号がリモコン装
置26から送信されると(S84)、主制御回路42
は、リモコン装置26からのコマンドに応じて、TVチ
ューナ34の受信チャンネルを変更し、スピーカ32の
出力音量を調節する(S85)。
ち外部入力端子#1(IEEE1394接続端子12)
が選択されている状態で、ユーザがリモコン装置26の
VTR操作キー112を操作した場合(S86)、主制
御回路42は、受信したリモコン信号をIEEE139
4接続端子12から据置VTR装置20に送信するよう
に設定し(S87)、コマンド制御回路44にIEEE
1394インターフェース通信ラインに受信リモコン信
号を送信させる(S88)。据置VTR装置20は、T
Vモニタ10からの送信された制御信号(TVモニタ1
0の受信リモコン信号)に応じた動作内容に遷移し、そ
の結果をIEEE1394ケーブル18を介してTVモ
ニタ10に送信する。コマンド制御回路44は、据置V
TR装置20からのこの返信を待ち(S89)、返信を
受信するとこれを主制御回路42に転送し、主制御回路
42は、オンスクリーン回路36を使ってCRT30の
画面上にリモコン制御結果(据置VTR装置20の動作
遷移又は現在の動作状態)を表示する(S90)。これ
により、ユーザは、TVモニタ10の画面上で、リモコ
ン信号が正常に受信されたこととリモコン操作結果を確
認できる。
24、即ち外部入力端子#2(IEEE1394接続端
子14)が選択されている状態で、ユーザがリモコン装
置26のVTR操作キー112を操作した場合も、基本
的に同じである(S91〜S95)。
現在の入力ソースを一定時間、TVモニタ10の画面上
に表示して、次のリモコン信号を待つ(S96)
に、本発明によれば、TVモニタ装置に、ビデオ/オー
ディオ/制御信号を相互に送信可能な信号線路を介して
種々の映像ソースを接続し、単一のリモコン装置でTV
モニタ及びこれに接続する種々の映像ソースをリモコン
操作できるようにし、しかも、現在、採用されている映
像ソースを意識しなくて良いので、操作性が格段に良く
なる。
果をTVモニタの画面上に表示することで、ユーザはリ
モコン操作結果を容易に確認できる。
る。
る。
ある。
ック図である。
る。
ンド制御回路44の動作フローチャートである。
据置VTR装置20及びカメラ一体型VTR装置24の
動作フローチャートである。
ある。
一体方VTRを接続する従来例の概略構成図を示す。
されるネットワーク・システムの一例である。
構成ブロック図である。
ドレス空間の模式図である。
の断面図である。
ているDS−Link符号化方式のタイミングチャート
である。
ーク構成の模式図である。
し、データ転送が行えるようになるまでの一連のバスの
作業のフローチャートである。
の詳細なフローチャートである。
での手順のフローチャートである。
ある。
の説明図である。
ある。
トの模式図である。
式図である。
トの模式図である。
が混在した場合の、転送状態の時間遷移の模式図であ
る。
Claims (12)
- 【請求項1】 無線操作信号を出力する遠隔操作装置
と、 情報を出力する複数の情報ソースと、 当該情報及び所定の制御信号を伝送自在な情報伝送媒体
を介して当該複数の情報ソースとそれぞれ接続する複数
の情報入力端子、当該情報入力端子からの入力情報を選
択する選択手段、及び当該遠隔操作装置から出力される
無線操作信号を受信する操作信号処理手段を具備する情
報選択装置と、 当該情報選択装置の当該選択手段により選択された情報
を出力する情報出力装置とからなる遠隔制御システムで
あって、当該操作信号処理手段は、当該遠隔操作装置か
らの当該無線操作信号の操作内容に応じて当該選択手段
を制御する選択制御手段と、当該遠隔操作装置からの所
定の当該無線操作信号を、当該選択手段により選択され
ている当該情報ソースに転送する転送手段とを具備する
ことを特徴とする遠隔制御システム。 - 【請求項2】 当該無線操作信号が赤外線信号からなる
請求項1に記載の遠隔制御システム。 - 【請求項3】 当該情報伝送媒体が、IEEE1394
ケーブルである請求項1に記載の遠隔制御システム。 - 【請求項4】 当該情報がビデオ情報を含む請求項1に
記載の遠隔制御システム。 - 【請求項5】 当該情報がビデオ情報及びオーディオ情
報を含む請求項1に記載の遠隔制御システム。 - 【請求項6】 当該情報選択装置及び当該情報出力装置
がTVモニタを構成し、当該TVモニタが、当該複数の
情報ソースの1つをTVチューナとして内蔵する請求項
5に記載の遠隔制御システム。 - 【請求項7】 情報及び所定の制御信号を伝送自在な情
報伝送媒体を介してそれぞれ異なる情報ソースと接続自
在な複数の情報入力端子と、 当該情報入力端子からの入力情報を選択して出力する選
択手段と、 遠隔操作装置から出力される無線操作信号を受信する無
線信号受信手段と、 当該無線信号受信手段により受信された当該無線操作信
号の操作内容に応じて当該選択手段を制御する選択制御
手段と、 受信された当該当該無線操作信号のうちの所定のもの
を、当該選択手段により選択されている当該情報ソース
に転送する転送手段とを具備することを特徴とする情報
選択装置。 - 【請求項8】 当該無線操作信号が赤外線信号からなる
請求項7に記載の情報選択装置。 - 【請求項9】 当該情報伝送媒体が、IEEE1394
ケーブルである請求項7に記載の情報選択装置。 - 【請求項10】 当該情報がビデオ情報を含む請求項7
に記載の情報選択装置。 - 【請求項11】 当該情報がビデオ情報及びオーディオ
情報を含む請求項7に記載の情報選択装置。 - 【請求項12】 更に、当該選択手段から出力される情
報を人間の五感で感知可能な形態で出力する情報出力装
置を具備する請求項7に記載の情報選択装置。
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