JP2001308986A - 携帯電話装置及びそのdtmf音発生方法 - Google Patents

携帯電話装置及びそのdtmf音発生方法

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JP2001308986A
JP2001308986A JP2000120477A JP2000120477A JP2001308986A JP 2001308986 A JP2001308986 A JP 2001308986A JP 2000120477 A JP2000120477 A JP 2000120477A JP 2000120477 A JP2000120477 A JP 2000120477A JP 2001308986 A JP2001308986 A JP 2001308986A
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sound
key
dtmf
signal
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Hideki Arai
英樹 新井
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NEC Saitama Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】特定の情報を入力する場合にDTMF音から該
特定の情報が他人に知られるのを防止できる安全性の高
い携帯電話装置及びそのDTMF音発生方法を提供す
る。 【解決手段】情報を入力するためのキー4と、DTMF
音を発生させるためのDTMF音発生部9、10、1
1、12と、キーから携帯電話装置から要求される暗証
番号、インターネット閲覧ソフトに対するパスワード及
び暗証番号、又は網から要求される暗証番号といった特
定の情報が入力されたときに、DTMF音発生部からの
DTMF音の発生を抑止させる制御部13、とを備えて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話装置に関
し、特にDTMF(Dual Tone Multi Frequency)信号
に基づくDTMF音の制御に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電話番号を入力する時に便利なよ
うに、DTMF信号に基づいてDTMF音を発生できる
携帯電話装置が知られている。この携帯電話装置は、
「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、
「7」、「8」、「9」及び「0」キーといった数字キ
ー、「*」及び「#」キーといった記号キーが押される
と各キーに割り当てられたDTMF音を発生する。
【0003】なお、DTMF信号を利用する技術とし
て、例えば特開平10−42357号公報は「携帯電話
装置」を開示している。この携帯電話装置は、ダイヤル
ロックにより発信不能にすための暗証番号を記憶する不
揮発性の記憶部と、無線の変調信号を音声帯域のベース
バンドに復調する復調部と、この復調部を介してダイヤ
ル信号のDTMF信号を受信するDTMF信号受信部
と、DTMF信号による暗証番号を受信するとダイヤル
ロックの状態にさせる制御手段とを備えることにより、
置き忘れたダイヤルロックされていない無線電話装置
を、PB機能を持った無線電話機だけでなく、有線のP
B付電話機や公衆電話機からのダイヤルボタンによって
暗証番号を送信することにより、ダイヤルロックさせる
ことができる。
【0004】また、特開平6−177958号公報は
「留守番電話装置」を開示している。この留守番電話装
置では、留守番設定されている電話機部は所要回数の呼
出信号でオフフックし、外線等より入力したPB信号
(DTMF信号等)をPB信号検出部で検出し、制御部
を介し判別部に入力し、暗証番号メモリ部から読み出し
たデータと比較して暗証番号の一致を判別し、続いて入
力されるPB信号に相応する制御信号を記憶部から読み
出したデータより判別し、判別に基づいて、制御部を介
し受信メッセージ記録部の再生駆動あるいは巻き戻し駆
動等を行い、また、応答メッセージ記憶部をデータの更
新動作に駆動し、外線の電話機より入力される音声の書
き込みを行う。これにより、外線の電話機の操作で留守
番電話機の受信メッセージを聴取し、続けて応答メッセ
ージの更新を行うことができる。
【0005】更に、特公平6−46750号公報は「電
話機」を開示している。この電話機は、自動車電話など
の電話機において、そのダイヤルキーを操作して暗証番
号などを送るとき、つまり通話状態にあるとき、操作さ
れたキーに対応しない他のDTMF信号を利用すること
により、押されたキーに対応していない確認音を発生す
るようにしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の携帯電話装置で発生されるDTMF音は、電話
番号を入力するときは便利である面、暗証番号、パスワ
ード、口座番号、個人識別コード等を入力する場合、各
キーに割り当てられたDTMF音から暗証番号やパスワ
ード等が他人にわかってしまう可能性がある。
【0007】なお、上記特開平10−42357号公報
に開示された携帯電話装置及び特開平6−177958
号公報に開示された留守番電話装置は、DTMF信号を
利用する技術であるが、このDTMF信号に基づくDT
MF音自体を取り扱う技術ではない。
【0008】また、特公平6−46750号公報に開示
された電話機は、通話状態でキーが押された時に押され
たキーに対応していない確認音が発生されるが、通話状
態でキーが押された場合は常に押されたキーに対応して
いない確認音が発生されるので、使い勝手が悪いという
問題がある。
【0009】本発明は、このような問題を解消するため
になされたものであり、その目的は、特定の情報を入力
する場合にDTMF音から該特定の情報が他人に知られ
るのを防止できる安全性の高い携帯電話装置及びそのD
TMF音発生方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様に係
る携帯電話装置は、上記目的を達成するために、情報を
入力するためのキーと、DTMF音を発生させるための
DTMF音発生部と、前記キーから特定の情報が入力さ
れたときに、前記DTMF音発生部からのDTMF音の
発生を抑止させる制御部、とを備えている。
【0011】この第1の態様に係る携帯電話装置では、
前記キーの操作に応答して所定周波数のキー入力確認音
を発生させるためのキー入力確認音発生部、を更に備
え、前記制御部は、前記キーから特定の情報が入力され
たときに、前記DTMF音発生部からのDTMF音の発
生を抑止させ、且つ前記キー入力確認音発生部からのキ
ー入力確認音を発生させる、ように構成できる。
【0012】また、この第1の態様に係る携帯電話装置
では、前記制御部は、前記キーから特定の情報が入力さ
れたときに、前記DTMF音発生部からのDTMF音及
び前記キー入力確認音発生部からのキー入力確認音の発
生を抑止させる、ように構成できる。
【0013】また、本発明の第2の態様に係る携帯電話
装置は、上記と同様の目的で、情報を入力するためのキ
ーと、DTMF音を発生させるためのDTMF音信号を
生成するDTMF音発生部と、前記キーの操作に応答し
て所定周波数の音を発生させるためのキー入力確認音信
号を生成するキー入力確認音発生部と、前記DTMF音
発生部からのDTMF音信号、前記キー入力確認音発生
部からのキー入力確認音信号及び無信号の何れかを切り
替えて出力する切替器と、前記切替器からの信号に応じ
て発音するスピーカと、前記キーから特定の情報が入力
されるときは、前記切替器から前記キー入力確認音発生
部からのキー入力確認音信号又は無信号の何れかが出力
されるように前記切替器を制御し、前記キーから前記特
定の情報以外が入力されるときは、前記切替器から前記
DTMF音発生部からのDTMF音信号が出力されるよ
うに前記切替器を制御する制御部、とを備えている。
【0014】また、本発明の第3の態様に係る携帯電話
装置は、上記と同様の目的で、情報を入力するためのキ
ーと、DTMF音を発生させるためのDTMF音信号を
生成するDTMF音発生部と、前記DTMF音発生部か
らのDTMF音信号を増幅する第1増幅器と、前記キー
の操作に応答して所定周波数の音を発生させるためのキ
ー入力確認音信号を生成するキー入力確認音発生部と、
前記キー入力確認音信号を増幅する第2増幅器と、前記
第1増幅器からの信号及び前記第2増幅器からの信号を
合成する合成器と、前記切替器からの信号に応じて発音
するスピーカと、前記キーから特定の情報が入力される
ときは、前記第1増幅器の増幅係数をゼロに設定し、且
つ前記第2増幅器の増幅係数を所定値又はゼロに設定
し、前記キーから前記特定の情報以外が入力されるとき
は、前記第1増幅器の増幅係数を所定値又はゼロに設定
し、且つ前記第2増幅器の増幅係数をゼロに設定する制
御部、とを備えている。
【0015】更に、本発明の第4の態様に係る携帯電話
装置のDTMF音発生方法は、上記と同様の目的で、情
報を入力するためのキーを備えた携帯電話装置のDTM
F音発生方法であって、前記キーから特定の情報が入力
されたときにDTMF音の発生を抑止し、前記キーから
前記特定の情報以外が入力されたときにDTMF音を発
生する、ように構成されている。
【0016】この第4の態様に係る携帯電話装置のDT
MF音発生方法では、前記キーの操作に応答して所定周
波数のキー入力確認音を発生させるステップを更に備
え、前記キーから特定の情報が入力されたときに、前記
DTMF音の発生を抑止させ、且つ前記キー入力確認音
を発生させる、ように構成できる。また、前記キーから
前記特定の情報が入力されたときに、前記DTMF音及
び前記キー入力確認音の発生を抑止させる、ように構成
できる。これらの場合、前記特定の情報は、携帯電話装
置から要求される暗証番号、インターネット閲覧ソフト
に対するパスワード及び暗証番号、又は網から要求され
る暗証番号とすることができる。
【0017】以上のように、暗証番号やパスワード等を
入力する場合にDTMF音から暗証番号やパスワード等
が知られるのを防止するために暗証番号やパスワードを
入力する場合、DTMF音を自動的に全てキー入力確認
音に変更して出力したり消去するので、安全性を向上さ
せた携帯電話装置を提供できる。
【0018】ここで、暗証番号やパスワード等は、携帯
電話装置の機能の設定変更、ダイヤルロック、内蔵され
た電話帳メモリ操作等の携帯電話装置内で使用されるも
のの他、テレフォンバンキングサービスやインターネッ
トバンキングサービス等での口座番号、暗証番号、パス
ワード、個人識別コード、認証コード等に使用されてい
る重要性の高い情報である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しながら詳細に説明する。
【0020】(実施の形態1)図1は、本発明に係る携
帯電話装置の電気的な概略構成を示すブロック図であ
る。この携帯電話装置は、アンテナ1、無線部2、ベー
スバンド部3、操作部4、記憶部5、表示部6、キー入
力確認音発生部7、増幅器8、DTMF音発生部9、増
幅器10、切替器11、スピーカ12及び制御部13か
ら構成されている。
【0021】アンテナ1、受信した電波を電気信号に変
換して無線部2に供給する。また、無線部2から送られ
てくる信号を電波に変換して空中に放出する。無線部2
は、アンテナ1から送られてくる無線周波帯信号から取
り出された信号成分を復調する。この復調により得られ
た無線信号はベースバンド部3に送られる。また、無線
部2は、ベースバンド部3から送られてくる無線信号を
変調してアンテナ1に送る。
【0022】ベースバンド部3は、無線部2から送られ
てくる無線信号から音声帯域信号及びデータをベースバ
ース周波数に検波して検出する。この検出された音声帯
域信号及びデータは、制御部13に送られる。また、ベ
ースバンド部3は、制御部13からの信号を処理してベ
ースバンド信号として無線部2に供給する。
【0023】操作部4は、数値、文字等を入力するため
に使用される。この操作部4には、図1に示すように、
上述した数字キー及び記号キーの他に、「インターネッ
ト」キー、「決定」キー、「メニュー」キー、「メー
ル」キー、「↑」キー、「↓」キー、「←」キー、
「→」キー、「電話帳」キー、「通話」キー、「クリ
ア」キー、「切/電源」キーが設けられている。なお、
押された時にDTMF音を発生するのは、上述したよう
に、数字キー及び記号キーのみである。各キーからの信
号は制御部13に供給される。
【0024】記憶部5は、不揮発性のメモリから構成さ
れている。この記憶部5は、上記操作部4から入力され
た数字、文字、記号等を記憶する。また、この記憶部5
は、キー入力確認音発生モードを記憶する。このキー入
力確認音発生モードがONモードの場合にキー入力確認
音を発生し、OFFモードの場合にキー入力確認音の発
生は抑止される。
【0025】表示部6は、例えばLCDから構成されて
いる。この表示部6は、操作部4から入力された数字、
文字等を表示すると共に、この携帯電話装置の現在の状
態、受信メッセージといった情報を表示する。
【0026】キー入力確認音発生部7は、操作部4のキ
ーが操作された際に、制御部13からの制御信号に応答
してキー入力確認音を発生するためのキー入力確認音信
号を生成する。キー入力確認音は、例えば所定周波数で
発生される「ピッ」という短い音である。この入力確認
音信号は増幅器8に供給される。増幅器8は、キー入力
確認音発生部7からの入力確認音信号を、制御部13か
ら供給される増幅係数に応じて増幅し、切替器11のA
入力端子に供給する。
【0027】DTMF音発生部9は、操作部4の数字キ
ー及び記号キーが操作された際に、制御部13からの制
御信号に応答してDTMF音を発生するためのDTMF
信号を生成する。このDTMF信号は増幅器10に供給
される。この増幅器10は、DTMF音発生部9からの
DTMF信号を、制御部13から供給される増幅係数に
応じて増幅し、切替器11のB入力端子に供給する。
【0028】切替器11は、A入力端子、B入力端子及
びC入力端子といった3個の入力端子と1個の出力端子
を備えている。A入力端子は増幅器8に接続されてお
り、B入力端子は増幅器10に接続されており、C入力
端子は無接続である。この切替器11の接点の切替は、
制御部13からの切替信号によって行われる。
【0029】従って、この切替器11は、制御部13か
らの切替信号に応答して、キー入力確認音発生部7から
増幅器8を経由してA入力端子に供給される信号、DT
MF音発生部9から増幅器10を経由してB入力端子に
供給される信号、及び無信号の何れかをスピーカ12に
供給する。これにより、スピーカ12は、キー入力確認
音、DTMF音及び無音の何れかを発生する。
【0030】制御部13は、この携帯電話装置の全体を
制御する。例えば、暗証番号入力、インターネット閲覧
ソフトからのパスワード入力、網からの暗証番号等の入
力要求を検出し、その検出結果に応じた処理を行う。こ
の制御部13による処理の詳細は、以下でフローチャー
トを参照しながら詳細に説明する。
【0031】次に、上記のように構成される本発明の実
施の形態1に係る携帯電話装置の動作を、DTMF音を
制御する部分を中心に、図2及び図3に示したフローチ
ャートを参照しながら説明する。
【0032】電源投入により処理が開始されると、制御
部13は、先ず、操作部4からの信号に基づいてキーが
操作されたかどうかを調べる(ステップS11)。ここ
で、キーが操作されていないことが判断されると、その
他の処理が行われる(ステップS12)。この「その他
の処理」では、表示部6への電波状態の表示処理、待ち
受け処理等が行われる。その後、シーケンスはステップ
S11に戻り、以下ステップS11及びS12を繰り返
し実行しながら操作部4のキーが操作されたかどうかの
監視が行われる。
【0033】上記ステップS11でキーが操作されたこ
とが判断されると、次いで、操作されたキーは数字キー
及び記号キーの何れかであるかどうかが調べられる(ス
テップS13)。ここで、数字キー及び記号キーの何れ
でもないことが判断されると、次いで、キー入力確認音
発生モードがONモードであるかどうかが調べられる
(ステップS14)。
【0034】ここで、キー入力確認音発生モードがON
モードであることが判断されると、切替器11は、制御
部13からの切替信号によりキー入力確認音発生部側
(A入力端子側)に切り替えられる(ステップS1
5)。次いで、キー入力確認音発生部7はキー入力確認
音信号を送出する(ステップS16)。これにより、キ
ー入力確認音発生部7から増幅器8を介して送られてく
るキー入力確認音信号がスピーカ12に供給され、キー
入力確認音が発生される。その後、シーケンスはステッ
プS11に戻る。
【0035】一方、上記ステップS14で、キー入力確
認音発生モードがOFFモードであることが判断される
と、切替器11は、制御部13からの切替信号により、
無接続(C入力端子側)に切り替えられる(ステップS
17)。これにより、キー入力確認音発生部7からキー
入力確認音信号が増幅器8を介して切替器11に送られ
てきても、該キー入力確認音信号はスピーカ12に供給
されないので、キー入力確認音の発生は抑止される。そ
の後、シーケンスはステップS11に戻る。
【0036】以上の処理により、数字キー及び記号キー
以外のキーが操作された場合は、DTMF音は発生され
ず、その時点で設定されているキー入力確認音発生モー
ドに応じて、キー入力確認音が発生されるか又は何も発
生されないことになる。
【0037】上記ステップS13で、操作されたキーが
数字キー及び記号キーの何れかであることが判断される
と、携帯電話装置からの暗証番号入力要求であるかどう
かが調べられる(ステップS18)。ここで判断の対象
とされる暗証番号は、携帯電話装置内部における暗証番
号で、ダイヤルロックや電話帳設定、機能設定等に用い
られるものを指す。
【0038】このステップS18で、携帯電話装置から
の暗証番号入力要求であることが判断されると、上述し
たステップS14以降の処理が実行される。これによ
り、携帯電話装置からの暗証番号入力要求に応答して数
字キー及び記号キーの何れかが操作された場合は、DT
MF音は発生されず、その時点で設定されているキー入
力確認音発生モードに応じて、キー入力確認音が発生さ
れるか又は何も発生されないことになる。
【0039】上記ステップS18で、携帯電話装置から
の暗証番号入力要求でないことが判断されると、インタ
ーネット閲覧ソフトに対するパスワード及び暗証番号等
の入力のためのキー操作であるかどうかが調べられる
(ステップS19)。ここで、インターネット閲覧ソフ
トに対するパスワード及び暗証番号等の入力のためのキ
ー操作であることが判断されると、上述したステップS
14以降の処理が実行される。
【0040】これにより、インターネット閲覧ソフトに
対するパスワード及び暗証番号等の入力のために数字キ
ー及び記号キーの何れかが操作された場合は、DTMF
音は発生されず、その時点で設定されているキー入力確
認音発生モードに応じて、キー入力確認音が発生される
か又は何も発生されないことになる。
【0041】上記ステップS19で、インターネット閲
覧ソフトに対するパスワード及び暗証番号等の入力のた
めのキー操作でないことが判断されると、網(図示しな
い)からの暗証番号の入力要求であるかどうかが調べら
れる(ステップS20)。ここで、網からの暗証番号の
入力要求であることが判断されると、上述したステップ
S14以降の処理が実行される。
【0042】これにより、網からの暗証番号の入力要求
に応答するために数字キー及び記号キーの何れかが操作
された場合は、DTMF音は発生されず、その時点で設
定されているキー入力確認音発生モードに応じて、キー
入力確認音が発生されるか又は何も発生されないことに
なる。
【0043】上記ステップS20で、網からの暗証番号
の入力要求でないことが判断されると、次いで、キー入
力確認音発生モードがONモードであるかどうかが調べ
られる(ステップS21)。ここで、キー入力確認音発
生モードがONモードであることが判断されると、切替
器11は、制御部13からの切替信号によりDTMF音
発生部側(B入力端子側)に切り替えられる(ステップ
S22)。
【0044】次いで、DTMF音発生部9はDTMF音
信号を送出する(ステップS23)。これにより、DT
MF音発生部9から増幅器10を介して送られてくるD
TMF音信号がスピーカ12に供給され、DTMF音が
発生される。その後、シーケンスはステップS11に戻
る。
【0045】一方、上記ステップS21で、キー入力確
認音発生モードがOFFモードであることが判断される
と、シーケンスはステップS17へ分岐し、切替器11
は、制御部13からの切替信号により、無接続(C入力
端子側)に切り替えられる。これにより、DTMF音発
生部9からDTMF音信号が増幅器10を介して切替器
11に送られてきても、該DTMF音信号はスピーカ1
2に供給されないので、DTMF音の発生は抑止され
る。その後、シーケンスはステップS11に戻る。
【0046】以上の処理により、数字キー及び記号キー
が操作された場合であっても、そのキー操作が、携帯電
話装置からの暗証番号入力要求に応答して行われた場
合、インターネット閲覧ソフトに対するパスワード及び
暗証番号等の入力のために行われた場合、及び網からの
認証番号の入力要求に応答して行われた場合は、DTM
F音は発生されず、その時点で設定されているキー入力
確認音発生モードに応じて、キー入力確認音が発生され
るか又は何も発生されないことになる。
【0047】以上説明したように、本発明の実施の形態
1に係る携帯電話装置によれば、数字キー及び記号キー
の操作が、携帯電話装置からの暗証番号入力要求に応答
して行われた場合、インターネット閲覧ソフトに対する
パスワード及び暗証番号等の入力のために行われた場
合、及び網からの暗証番号の入力要求に応答して行われ
た場合は、DTMF音を別の音(キー入力確認音)に変
更し、または、消去することができるので、可聴音から
の暗証番号等が漏洩するのを防止できる。その結果、安
全性の高い携帯電話装置を提供できる。
【0048】なお、従来の携帯電話装置のハードウェア
構成は、図1に示した本発明の実施の形態1に係る携帯
電話装置のそれと略同じであるが、ソフトウェアの構成
が本発明の実施の形態1に係る携帯電話装置のそれと異
なる。即ち、従来の携帯電話装置のソフトウェアでは、
図2及び図3に示した本発明の実施の形態1に係る携帯
電話装置のそれから、ステップS18、S19及びS2
0の処理が除去されて構成されている。従って、本発明
に係る携帯電話装置は、従来の携帯電話装置に組み込ま
れているソフトウェアを変更するだけで実現できる。
【0049】(実施の形態2)次に、本発明の実施の形
態2を説明する。この実施の形態2係る携帯電話装置
は、図4に示すように、実施の形態1に係る携帯電話装
置の切替器11が混合器14に置き換えられている。混
合器14は、増幅器8からの信号及び増幅器10からの
信号を混合してスピーカ12に供給する。
【0050】この実施の形態2に係る携帯電話装置は以
下のように動作する。即ち、キー入力確認音発生部7か
らの入力確認音信号をスピーカ12に供給する場合、つ
まり、図3に示したフローチャートにおけるステップS
15では、制御部13は、増幅器8の増幅係数を所定値
に設定し、増幅器10の増幅係数をゼロに設定する。こ
れにより、キー入力確認音発生部7から増幅器8を介し
て送られてくるキー入力確認音信号がスピーカ12に供
給され、キー入力確認音が発生される。
【0051】また、DTMF音発生部9からのDTMF
音信号をスピーカ12に供給する場合、つまり図3に示
したフローチャートにおけるステップS22では、制御
部13は、増幅器8の増幅係数をゼロに設定し、増幅器
10の増幅係数を所定値に設定する。これにより、DT
MF音発生部9から増幅器10を介して送られてくるD
TMF音信号がスピーカ12に供給され、DTMF音が
発生される。
【0052】更に、キー入力確認音発生部7からの入力
確認音信号及びDTMF音発生部9からのDTMF音信
号の何れもスピーカ12に供給しない場合、つまり図3
に示したフローチャートにおけるステップS17では、
制御部13は、増幅器8及び10の双方の増幅係数をゼ
ロに設定する。これにより、増幅器8及び10は何れも
有効な信号を出力しないので、キー入力確認音及びDT
MF音の発生は抑止される。
【0053】なお、この実施の形態2では、増幅器8及
び10の増幅係数を制御することにより、キー入力確認
音及びDTMF音の何れを発生させるか及び何れも発生
させないかを制御するように構成したが、キー入力確認
音発生部7及びDTMF音発生部9から有効な信号を出
力するかどうかを制御することによっても上記と同様の
動作をさせることができる。
【0054】更に、上述した実施の形態1及び2に係る
携帯電話装置では、数字キー及び記号キーの操作が、携
帯電話装置からの暗証番号入力要求に応答して行われた
場合、インターネット閲覧ソフトに対するパスワード及
び暗証番号等の入力のために行われた場合、及び網から
の暗証番号の入力要求に応答して行われた場合は、図1
に示した表示部6への表示を抑止するように構成でき
る。この構成によれば、更に安全性を向上させることが
できる。
【0055】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
特定の情報を入力する場合にDTMF音から該特定の情
報が他人に知られるのを防止できる安全性の高い携帯電
話装置及びそのDTMF音発生方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る携帯電話装置の電
気的な概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る携帯電話装置の動
作を説明するためのフローチャート(その1)である。
【図3】本発明の実施の形態1に係る携帯電話装置の動
作を説明するためのフローチャート(その2)である。
【図4】本発明の実施の形態2に係る携帯電話装置の電
気的な概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】 1 アンテナ 2 無線部 3 ベースバンド部 4 操作部 5 記憶部 6 表示部 7 キー入力確認音発生部 8、10 増幅器 9 DTMF音発生部 11 切替器 12 スピーカ 13 制御部 14 混合器

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を入力するためのキーと、 DTMF音を発生させるためのDTMF音発生部と、 前記キーから特定の情報が入力されたときに、前記DT
    MF音発生部からのDTMF音の発生を抑止させる制御
    部、とを備えた携帯電話装置。
  2. 【請求項2】 前記キーの操作に応答して所定周波数の
    キー入力確認音を発生させるためのキー入力確認音発生
    部、を更に備え、 前記制御部は、前記キーから特定の情報が入力されたと
    きに、前記DTMF音発生部からのDTMF音の発生を
    抑止させ、且つ前記キー入力確認音発生部からのキー入
    力確認音を発生させる、請求項1に記載の携帯電話装
    置。
  3. 【請求項3】 前記制御部は、前記キーから特定の情報
    が入力されたときに、前記DTMF音発生部からのDT
    MF音及び前記キー入力確認音発生部からのキー入力確
    認音の発生を抑止させる、請求項1又は2に記載の携帯
    電話装置。
  4. 【請求項4】 情報を入力するためのキーと、 DTMF音を発生させるためのDTMF音信号を生成す
    るDTMF音発生部と、 前記キーの操作に応答して所定周波数の音を発生させる
    ためのキー入力確認音信号を生成するキー入力確認音発
    生部と、 前記DTMF音発生部からのDTMF音信号、前記キー
    入力確認音発生部からのキー入力確認音信号及び無信号
    の何れかを切り替えて出力する切替器と、 前記切替器からの信号に応じて発音するスピーカと、 前記キーから特定の情報が入力されるときは、前記切替
    器から前記キー入力確認音発生部からのキー入力確認音
    信号又は無信号の何れかが出力されるように前記切替器
    を制御し、前記キーから前記特定の情報以外が入力され
    るときは、前記切替器から前記DTMF音発生部からの
    DTMF音信号が出力されるように前記切替器を制御す
    る制御部、とを備えた携帯電話装置。
  5. 【請求項5】 情報を入力するためのキーと、 DTMF音を発生させるためのDTMF音信号を生成す
    るDTMF音発生部と、 前記DTMF音発生部からのDTMF音信号を増幅する
    第1増幅器と、 前記キーの操作に応答して所定周波数の音を発生させる
    ためのキー入力確認音信号を生成するキー入力確認音発
    生部と、 前記キー入力確認音信号を増幅する第2増幅器と、 前記第1増幅器からの信号及び前記第2増幅器からの信
    号を合成する合成器と、 前記切替器からの信号に応じて発音するスピーカと、 前記キーから特定の情報が入力されるときは、前記第1
    増幅器の増幅係数をゼロに設定し、且つ前記第2増幅器
    の増幅係数を所定値又はゼロに設定し、前記キーから前
    記特定の情報以外が入力されるときは、前記第1増幅器
    の増幅係数を所定値又はゼロに設定し、且つ前記第2増
    幅器の増幅係数をゼロに設定する制御部、とを備えた携
    帯電話装置。
  6. 【請求項6】 情報を入力するためのキーを備えた携帯
    電話装置のDTMF音発生方法であって、 前記キーから特定の情報が入力されたときにDTMF音
    の発生を抑止し、 前記キーから前記特定の情報以外が入力されたときにD
    TMF音を発生する、携帯電話装置のDTMF音発生方
    法。
  7. 【請求項7】 前記キーの操作に応答して所定周波数の
    キー入力確認音を発生させるステップを更に備え、 前記キーから特定の情報が入力されたときに、前記DT
    MF音の発生を抑止させ、且つ前記キー入力確認音を発
    生させる、請求項6に記載の携帯電話装置のDTMF音
    発生方法。
  8. 【請求項8】 前記キーから前記特定の情報が入力され
    たときに、前記DTMF音及び前記キー入力確認音の発
    生を抑止させる、請求項6又は7に記載の携帯電話装置
    のDTMF音発生方法。
  9. 【請求項9】 前記特定の情報は、携帯電話装置から要
    求される暗証番号、インターネット閲覧ソフトに対する
    パスワード及び暗証番号、又は網から要求される暗証番
    号である、請求項6乃至8の何れか1項に記載の携帯電
    話装置のDTMF音発生方法。
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