JP2001308639A - 発振器 - Google Patents

発振器

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JP2001308639A
JP2001308639A JP2000123967A JP2000123967A JP2001308639A JP 2001308639 A JP2001308639 A JP 2001308639A JP 2000123967 A JP2000123967 A JP 2000123967A JP 2000123967 A JP2000123967 A JP 2000123967A JP 2001308639 A JP2001308639 A JP 2001308639A
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JP
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coupling
resonator
metal chip
chip carrier
bonding wire
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JP2000123967A
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English (en)
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Koji Nemoto
孝治 根本
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NEC Network Products Ltd
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NEC Network Products Ltd
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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
  • Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部からの衝撃により起こる周波数変化を少
なくする。 【解決手段】 メタルチップキャリア11に取り付けた
可変容量ダイオ−ド3と、誘電体基板13表面に設けた
λ/2共振器5と、メタルチップキャリア12に取り付
けた発振トランジスタ7と、誘電体基板14表面に設け
た出力結合回路8と、λ/2共振器5に接続されかつボ
ンディングワイヤ31で可変容量ダイオ−ド3に接続さ
れる結合コンデンサ4と、λ/2共振器5に接続されか
つボンディングワイヤ32で発振トランジスタ7に接続
される結合コンデンサ6と、発振トランジスタ7と出力
結合回路8を接続するボンディングワイヤ33と、出力
結合回路8に接続されかつボンディングワイヤ34で出
力端子10に接続される結合コンデンサ9とを備えた電
圧制御発振器の結合コンデンサ4,6,9をインタディ
ジタル形コンデンサで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マイクロ波帯で
使用する発振器に関し、特にマイクロ波帯IC(MI
C)の発振器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マイクロ波帯で使用する発振器に
おいて、シリコンバイポーラトランジスタやガリウム砒
素電界効果トランジスタのようなマイクロ波用の半導体
素子と誘電体共振器とから構成される発振回路を用いた
小型、軽量のマイクロ波帯IC(MIC)が開発されて
いる。このような発振器には各種の回路が考案されてお
り、例えば図3の回路図と図5の断面図と図6の平面図
とに示すような、発振素子にシリコンバイポーラトラン
ジスタを用いてコレクタ電極を接地し、ベース電極にλ
/2共振器5を接続し、エミッタ電極から出力結合回路
8を通して出力を取り出す基本回路を用いた電圧制御発
振器がある。
【0003】図5と図6において、結合コンデンサ6と
発振トランジスタ7のベース電極、及び発振トランジス
タ7のエミッタ電極と出力結合回路8を接続するボンデ
ィングワイヤ32,33を最短にするために、発振トラ
ンジスタ7がヘッダー2上に配置された直方体のメタル
チップキャリア12上に取り付けられている。同様に副
共振回路を構成する可変容量ダイオード3と結合コンデ
ンサ4を接続するボンディングワイヤ31を最短にする
ために、可変容量ダイオード3もヘッダー2上に配置さ
れた直方体のメタルチップキャリア11上に取り付けら
れている。
【0004】また、λ/2共振器5は、誘電体基板13
の表面に形成され、λ/2共振器5の両開放端上に結合
コンデンサ4,6となるコンデンサチップが取り付けら
れている。出力結合回路8は、誘電体基板14の表面に
形成され、出力側の開放端上に結合コンデンサ9となる
コンデンサチップが取り付けられている。通常、組み立
てによる高周波特性のばらつきを押さえるために、ヘッ
ダー2上に搭載するメタルチップキャリア11,12と
誘電体基板13,14は互いに密着するように隙間なく
組み立てられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
発振器の場合、発振トランジスタ7が取り付けられたメ
タルチップキャリア12の端部から誘電体基板13上の
λ/2共振器5の開放端までは、隙間なく誘電体が充満
された状態となるためλ/2共振器5とメタルチップキ
ャリア12の間に浮遊容量28が生じる(図3参照)。
この場合、λ/2共振器5の浮遊容量28は、εr×ε0
×S/dで表される。ここで、εrは誘電体基板の比誘
電率、ε0は真空の誘電率、Sはλ/2共振器5の開放
端の一部面積、dはメタルチップキャリア12の端部か
らλ/2共振器5の開放端間までの距離を表す。
【0006】従来の発振器は、外部からの衝撃を受ける
と、衝撃によってメタルチップキャリア12に横方向の
加速度が加わることにより、ほとんど隙間のなかったメ
タルチップキャリア12と誘電体基板13の間で瞬間的
に隙間が発生し、浮遊容量28が変化してしまうため、
外部からの衝撃により周波数変位が起こりやすいという
問題が生じていた。また、可変容量ダイオード3が取り
付けられたメタルチップキャリア11についても同様の
ことがいえる。この発明の目的は、外部からの衝撃によ
り起こる周波数変化を小さくしたマイクロ波帯ICの発
振器を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、この発明の発振器は、ヘッダー上に載置された
基板と、この基板上に形成された共振器と、この共振器
の両開放端にそれぞれ接続された第1及び第2の結合コ
ンデンサと、ヘッダー上に載置され、基板と隣接した第
1及び第2のメタルチップキャリアと、第1のメタルチ
ップキャリアに設けられ、第1の結合コンデンサとボン
ディングワイヤで接続された発振トランジスタと、第2
のメタルチップキャリアに設けられ、第2の結合コンデ
ンサとボンディングワイヤで接続された可変容量ダイオ
ードとを備えており、第1及び第2の結合コンデンサ
は、基板上に形成された導電体膜によって電極が構成さ
れたことによって特徴づけられる。この発振器の一構成
例は、さらにヘッダー上に載置され、第1のメタルチッ
プキャリアと隣接した第2の基板と、この第2の基板上
に形成され、発振トランジスタとボンディングワイヤで
接続された出力結合回路とを備えている。結合コンデン
サの一構成例は、複数のくし形導体を組み合わせたイン
タディジタル形コンデンサである。このインタディジタ
ル形コンデンサの一構成例は、容量調整パターンを有す
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に図を用いて発明の実施の形
態を説明する。まず、この発明の第1の実施の形態につ
いて、図1〜図3を参照して説明する。図1は、第1の
実施の形態に係る電圧制御発振器の構造を示す断面図で
あり、図2は、第1の実施の形態に係る電圧制御発振器
のキャップを外した状態の部分平面図である。また、図
3は、この実施の形態に係る電圧制御発振器の回路図で
あり、この電圧制御発振器は、シリコンバイポーラトラ
ンジスタを発振素子に用いたコレクタ接地の帯域反射型
方式である。
【0009】この電圧制御発振器は、図1と図2に示す
ように、所定パターンの金属膜によりλ/2共振器5と
この共振器5の両開放端に接続された複数の結合コンデ
ンサ4,6とが表面に形成された高誘電率(比誘電率〜
10)の誘電体基板13と、所定パターンの金属膜によ
り出力結合回路8とこの出力結合回路8の出力に接続さ
れた結合コンデンサ9とが表面に形成された高誘電率
(比誘電率〜10)の誘電体基板14と、発振トランジ
スタ7が載置されたメタルチップキャリア12と、可変
容量ダイオード3が載置されたメタルチップキャリア1
1とがヘッダー2上に載置されており、誘電体基板13
の一方の端部及び誘電体基板14の端部とメタルチップ
キャリア12が密着され、かつ誘電体基板13の他方の
端部とメタルチップキャリア11が密着されるように、
メタルチップキャリア11,12と誘電体基板13,1
4が隙間なく組み立てられている。
【0010】ここで、発振トランジスタ7は、λ/2共
振器5の一方の開放端に接続された結合コンデンサ6と
出力結合回路8の入力とにボンディングワイヤ32,3
3で接続されている。この場合、ベース電極は結合コン
デンサ6に接続されるとともにバイアスライン22を介
して発振トランジスタバイアス端子25に接続されてお
り、エミッタ電極は出力結合回路8の入力に接続される
とともにバイアスライン23を介して発振トランジスタ
バイアス端子26と接続されている。また、コレクタ電
極はメタルチップキャリア12を介して接地されてい
る。
【0011】副共振回路としての可変容量ダイオード3
は、λ/2共振器5の他方の開放端に接続された結合コ
ンデンサ4とボンディングワイヤ31で接続されてい
る。この場合、カソードはメタルチップキャリア11を
介して接地されており、アノードは結合コンデンサ4に
接続されるとともにバイアスライン21を介して周波数
制御端子24に接続されている。また、出力結合回路8
の出力に接続された結合コンデンサ9は、ヘッダー2を
貫通して設けた丸棒状の出力端子10とボンディングワ
イヤ31で接続されている。この場合、ヘッダー2の貫
通孔と出力端子10の間に絶縁物20を設けている。ま
た、メタルチップキャリア11,12と誘電体基板1
3,14と出力端子10とを覆う導電性のキャップ1
が、ヘッダー2に取り付けられている。
【0012】誘電体基板13上に設けられた結合コンデ
ンサ4,6と、誘電体基板14上に設けられた結合コン
デンサ9は、金属膜により形成された複数のくし形導体
を所定距離離間して組み合わせたインタディジタル形コ
ンデンサである。この場合、結合コンデンサ4,6は、
λ/2共振器5、周波数制御端子24に接続されるバイ
アスライン21及び発振トランジスタバイアス端子25
に接続されるバイアスライン22と一体で形成されてお
り、結合コンデンサ9は、出力結合回路8及び発振トラ
ンジスタバイアス端子26に接続されるバイアスライン
23と一体で形成されている。金属膜は、例えば銅のよ
うな高周波特性に優れた金属を用いることが望ましく、
周知の印刷法やメッキ法で形成する。また、誘電体基板
13は、誘電率が高いほど面積の小さなくし形導体で所
定の容量が得られ小型化できるので、例えばアルミナの
ような高誘電率の誘電体を用いることが好ましい。
【0013】メタルチップキャリア11は、可変容量ダ
イオード3と結合コンデンサ4を接続するボンディング
ワイヤ31を最短の長さにする厚さとし、メタルチップ
キャリア12は、発振トランジスタ7と結合コンデンサ
6を接続するボンディングワイヤ32を最短の長さにす
る厚さとしている。この場合、メタルチップキャリア1
1は、可変容量ダイオード3と結合コンデンサ4のボン
ディングワイヤ31接続部分の高さが同じになる厚さと
し、メタルチップキャリア12は、発振トランジスタ7
と結合コンデンサ6のボンディングワイヤ32接続部分
の高さが同じになる厚さとしている。ボンディングワイ
ヤ31〜34は、例えば金線などのボンディング可能な
導電線を用いる。
【0014】次に、このように構成した電圧制御発振器
が外部衝撃による周波数変位を少なくできる理由を説明
する。この電圧制御発振器は、発振トランジスタバイア
ス端子25と発振トランジスタバイアス端子26にバイ
アス電圧を印加し、周波数制御端子24に可変容量ダイ
オード3の逆印加電圧を加えることにより、発振周波数
の制御を行う。この場合、電圧制御発振器の発振周波数
は、発振トランジスタ7、λ/2共振器5、可変容量ダ
イオード3のインピーダンス以外に、出力結合回路8や
結合コンデンサ4,6,9のインピーダンス、ボンディ
ングワイヤ31,32,33のインダクタンス成分及び
λ/2共振器5の浮遊容量28の影響を受ける。
【0015】ところで、ボンディングワイヤ31,3
2,33のインダクタンス成分のばらつきは、特に高周
波特性のばらつきとなり影響が大きいので、前述したよ
うに、メタルチップキャリア11,12を用いてボンデ
ィングワイヤ31,32,33を最短の長さにするとと
もに、組み立てによる高周波特性のばらつきを抑えるた
め、メタルチップキャリア11,12と誘電体基板1
3,14を互いに密着させて隙間なく組み立てている。
このため、外部からの衝撃によりメタルチップキャリア
12に横方向の加速度が加わると、ほとんど隙間のなか
ったメタルチップキャリア12と誘電体基板13の間で
瞬間的に隙間が発生し、誘電体基板13上のλ/2共振
器5とメタルチップキャリア12の間で生じる浮遊容量
28が変化して、周波数変位が発生する。これは、メタ
ルチップキャリア11と誘電体基板13の間でも同様で
ある。
【0016】よって、この周波数変位を少なくするに
は、λ/2共振器5の浮遊容量28を小さくすればよ
い。しかし、図5に示したように、従来の電圧制御発振
器は、結合コンデンサ4,6,9にコンデンサチップを
用いていたので、結合コンデンサのボンディングワイヤ
接続部分がコンデンサチップの厚み分高くなることか
ら、ボンディングワイヤを最短の長さにするためメタル
チップキャリアの厚みを厚くして発振トランジスタ7や
可変容量ダイオード3をかさ上げしていた。このため、
メタルチップキャリア12の端部とλ/2共振器5の開
放端の間が接近し、浮遊容量28を小さくできなかっ
た。
【0017】一方、この実施の形態の係る電圧制御発振
器は、図1と図2に示したように、結合コンデンサ4,
6を例えばインタディジタル形コンデンサのような高誘
電率(比誘電率〜10)の誘電体基板13表面に所定パ
ターンの金属膜を設けて形成したコンデンサで構成した
ので、従来例に比べてメタルチップキャリアの厚みを薄
くできる。このため、メタルチップキャリア12の端部
とλ/2共振器5の開放端の距離を広げることができ、
浮遊容量28を小さくできる。
【0018】具体例として、図1に示すこの実施の形態
の電圧制御発振器と、図5に示す従来の電圧制御発振器
とにおける浮遊容量の計算を、メタルチップキャリア1
2の端部とλ/2共振器5の開放端との間で行う。誘電
体基板13の比誘電率=10とし、従来の電圧制御発振
器では誘電体基板13とメタルチップキャリア12間の
隙間はほとんどないと仮定するとこの場合の浮遊容量
は、10×ε0×S/dとなる。ここで、ε0は真空の誘
電率、Sはλ/2共振器5の開放端の一部面積、dはメ
タルチップキャリア12の端部からλ/2共振器5の開
放端間までの距離を表す。なお、実際にはdは50μm
程度である。
【0019】次に、この実施の形態の電圧制御発振器に
おいて、インタディジタル形コンデンサを使った構成の
場合で、空気の層(比誘電率=1)の隙間を10×d程
度入れた場合の浮遊容量を計算すると、従来の電圧制御
発振器と比べて100分の1程度に浮遊容量が減少する
ことがわかる。よって、衝撃による電圧制御発振器の周
波数変位も100分の1程度に減少する計算結果とな
る。
【0020】このように、この実施の形態によれば、衝
撃による電圧制御発振器の周波数変位を小さくできる効
果が得られる。また、結合コンデンサ4,6,9を誘電
体基板13,14上にλ/2共振器5や出力結合回路8
と一体に形成するので、コンデンサチップが不要とな
り、部品コストや製作工数を少なくできるという効果が
得られる。さらに、ヘッダー2に取り付けるキャップ1
の高さを従来と同じとした場合は、内部の発振回路部と
の距離を大きくできるので、キャップ1に起因する浮遊
容量も減少できるので、外部衝撃によるキャップ1の振
動に係る周波数変位も抑制できる効果が得られる。ま
た、キャップ1の振動による周波数変位が従来と同等で
よい場合には、キャップの高さを低くできるので、電圧
制御発振器の薄型化が図れるという効果が得られる。
【0021】この実施の形態では、シリコンバイポーラ
トランジスタを発振素子に用いたコレクタ接地の発振回
路で説明したが、エミッタ接地発振回路やベース接地発
振回路においても同様に耐衝撃性特性の優れた電圧制御
発振器が得られることは言うまでもない。また、発振素
子としてシリコンバイポーラトランジスタの代わりにガ
リウム砒素電界効果トランジスタを使用しても、ドレイ
ン電極を接地し、ゲート電極に共振器を接続し、ソース
電極から出力結合回路を通して出力を取り出すことにな
り、発振器の構成としては全く同じであり、同様の耐衝
撃性特性に優れた電圧制御発振器が得られることは言う
までもない。
【0022】次に、この発明の第2の実施の形態につい
て、図4を参照して説明する。図4は、この実施の形態
に係る電圧制御発振器を示す平面図であり、この電圧制
御発振器が第1の実施の形態と異なる点は、結合コンデ
ンサ4,6,9を構成するインタディジタル形コンデン
サに容量調整パターン15〜19を設けたことである。
この電圧制御発振器は、誘電体基板13上の結合コンデ
ンサ4の両側部に容量調整パターン15,16が配置さ
れ、結合コンデンサ6の両側部に容量調整パターン1
7,18が配置されている。また、誘電体基板14上の
結合コンデンサ9の一側部に容量調整パターン19が配
置されている。
【0023】この場合、容量調整パターン15〜18
は、それぞれ結合コンデンサ4,6を構成するくし歯1
つ分のパターンとボンディングワイヤ接続部とから構成
されており、それぞれ結合コンデンサ4,6の対向する
くし歯間の幅だけ離れた位置に配置されている。また、
容量調整パターン19は、結合コンデンサ9を構成する
くし歯1つ分のパターンより小さなパターンとボンディ
ングワイヤ接続部とから構成されており、結合コンデン
サ9の対向するくし歯間の幅だけ離れた位置に配置され
ている。
【0024】容量調整パターン15は、結合コンデンサ
4の可変容量ダイオード3側のパターンとボンディング
ワイヤ35で接続されており、容量調整パターン16
は、結合コンデンサ4のλ/2共振器5側のパターンと
ボンディングワイヤ36で接続されている。容量調整パ
ターン17は、結合コンデンサ6のλ/2共振器5側の
パターンとボンディングワイヤ37で接続されており、
容量調整パターン18は、結合コンデンサ6の発振トラ
ンジスタ7側のパターンとボンディングワイヤ38で接
続されている。容量調整パターン19は、結合コンデン
サ9の出力端子10側のパターンとボンディングワイヤ
39で接続されている。
【0025】この実施の形態によれば、第1の実施の形
態で示した効果に加えて、結合コンデンサのパターンと
容量調整パターンをボンディングワイヤで接続すること
により、電圧制御発振器の変調特性や出力電力特性の微
調整を行えるという効果が得られる。なお、容量調整パ
ターンの数は、前述した個数に限られるものではなく、
交互に複数配置するようにしてもよい。また、容量調整
パターンは、くし歯1つ分のパターンに限られるもので
はなく、複数のくし歯を有するパターンを組み合わせた
ものでもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の発振器
は、結合コンデンサをλ/2共振器と同じく誘電体基板
表面に形成した所定パターンの金属膜により構成したこ
とにより、発振トランジスタや可変容量ダイオードを取
り付けたメタルチップキャリアの厚さを薄くすることが
可能となり、λ/2共振器の開放端からの距離を大きく
できて浮遊容量が小さくなるので、外部衝撃による周波
数変位を小さくできる効果が得られる。また、結合コン
デンサをインタディジタル形コンデンサで構成し容量調
整パターンを設けたので、発振器の変調特性や出力電力
特性の微調整を行えるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態に係る電圧制御発振器の断
面図である。
【図2】 第1の実施の形態に係る電圧制御発振器のキ
ャップを外した状態の部分平面図である。
【図3】 第1の実施の形態に係る電圧制御発振器の回
路図である。
【図4】 第2の実施の形態に係る電圧制御発振器のキ
ャップを外した状態の部分平面図である。
【図5】 従来の電圧制御発振器の断面図である。
【図6】 従来の電圧制御発振器のキャップを外した状
態の部分平面図である。
【符号の説明】
1…キャップ、2…ヘッダー、3…可変容量ダイオー
ド、4,6,9…結合コンデンサ、5…λ/2共振器、
7…発振トランジスタ、8…出力結合回路、10…出力
端子、11,12…メタルチップキャリア、13,14
…誘電体基板、15〜19…容量調整パターン、20…
絶縁物、21,22,23…バイアスライン、24…周
波数制御端子、25,26…発振トランジスタバイアス
端子、28…浮遊容量、31〜41…ボンディングワイ
ヤ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E082 AA01 AB02 BB05 BC31 CC01 CC12 DD13 DD20 EE04 EE17 EE26 EE35 EE50 FF05 FG08 FG26 5J006 HB03 HB12 LA11 LA13 LA18 MA03 MA07 MA09 MA11 NA04 NC02 NE02 NE14 NE16 5J081 AA11 BB06 CC06 CC36 DD03 DD24 EE03 EE09 EE18 JJ13 JJ14 LL02 MM07 MM08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッダー上に載置された基板と、この基
    板上に形成された共振器と、この共振器の両開放端にそ
    れぞれ接続された第1及び第2の結合コンデンサと、前
    記ヘッダー上に載置され、前記基板と隣接した第1及び
    第2のメタルチップキャリアと、前記第1のメタルチッ
    プキャリアに設けられ、前記第1の結合コンデンサとボ
    ンディングワイヤで接続された発振トランジスタと、前
    記第2のメタルチップキャリアに設けられ、前記第2の
    結合コンデンサとボンディングワイヤで接続された可変
    容量ダイオードとを備えた発振器において、 前記第1及び第2の結合コンデンサは、 前記基板上に形成された導電体膜によって電極が構成さ
    れたことを特徴とする発振器。
  2. 【請求項2】 前記ヘッダー上に載置され、前記第1の
    メタルチップキャリアと隣接した第2の基板と、この第
    2の基板上に形成され、前記発振トランジスタとボンデ
    ィングワイヤで接続された出力結合回路とを備えたこと
    を特徴とする請求項1記載の発振器。
  3. 【請求項3】 前記結合コンデンサは、 複数のくし形導体を組み合わせたインタディジタル形コ
    ンデンサであることを特徴とする請求項1又は2記載の
    発振器。
  4. 【請求項4】 前記インタディジタル形コンデンサは、 容量調整パターンを有することを特徴とする請求項3記
    載の発振器。
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