JP2001307391A - 光記録媒体の製造装置及び製造方法、並びに光記録媒体 - Google Patents

光記録媒体の製造装置及び製造方法、並びに光記録媒体

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JP2001307391A
JP2001307391A JP2000129005A JP2000129005A JP2001307391A JP 2001307391 A JP2001307391 A JP 2001307391A JP 2000129005 A JP2000129005 A JP 2000129005A JP 2000129005 A JP2000129005 A JP 2000129005A JP 2001307391 A JP2001307391 A JP 2001307391A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクの外周縁部に紫外線硬化樹脂の盛り
上がりが形成されるのを防止する。 【解決手段】 ディスクの外周縁部に略円環状の外周リ
ングを当接させ、当該ディスクの主面と連続した主面を
形成した後に、この外周リングが当接されたディスクを
回転させながら、紫外線硬化樹脂を塗布することによ
り、当該ディスクの主面と連続した主面上に塗膜を形成
する。そして、この塗膜が形成されたディスクの周囲を
遮光マスクで覆いながら、紫外線を照射することによ
り、当該ディスクの主面上の紫外線硬化樹脂のみを硬化
させる。これにより、ディスクの外周縁部に紫外線硬化
樹脂の盛り上がり形成されるのを防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク上に紫外
線硬化樹脂をスピンコート法により塗布した後に、紫外
線を照射することにより、当該紫外線硬化性樹脂を硬化
させる光記録媒体の製造装置及び製造方法、並びに、そ
のような紫外線硬化樹脂からなる保護層或いは光透過層
が形成されてなる光記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザービームの照射により情報の記録
再生が行われる光ディスクとしては、光磁気ディスク、
各種追記型光ディスク、デジタルオーディオディスク
(コンパクトディスク)、光学式ビデオディスク(レー
ザーディスク(登録商標))等が実用化されている。こ
れら光ディスクは、いずれもポリカーボネート等のプラ
スチック材料或いはガラスからなる透明基板上に、記録
膜や反射膜等の機能膜が信号記録層として形成された構
成とされる。
【0003】このような光ディスクは、コンパクトディ
スク(CD)やレーザーディスク等のように再生専用の
ROM(Read Only Memory)型ディスクと、光磁気ディ
スクのように、任意の情報を記録し、必要に応じて再生
や追記、書き換え等が可能なRAM(Random Access Me
mory)型ディスクとに大きく分類される。
【0004】ROM型ディスクでは、透明基板上に再生
光の1/4波長程度の深さに凹凸プリピットが形成さ
れ、その上を覆うように反射膜が成膜されており、プリ
ピットで生じる光の干渉による反射率変化を検出するこ
とで情報の再生が行われる。
【0005】一方、RAM型ディスクでは、例えば、相
変化材料からなる信号記録層を備えた相変化型ディスク
の場合、記録情報に応じて信号記録層に相変化を生じさ
せることにより情報の記録又は消去が行われ、それに伴
う光の反射率変化を検出することにより情報の再生が行
われる。また、磁性材料からなる信号記録層を備えた光
磁気ディスクの場合、信号記録層に集光されたレーザー
ビームを照射しながら、局所的にキュリー温度以上に加
熱された部分に、磁気ヘッドを用いて記録情報に応じて
変調された外部磁界を印加することにより、情報の記録
又は消去が行われ、カー(Kerr)効果による磁化方
向に応じた光の反射率変化を検出することにより情報の
再生が行われる。
【0006】ところで、最近、CDと同じ直径120m
mのディスクに現行テレビ並の画質で、映画1本を収め
ることのできるデジタルバーサタイルディスク(DV
D)の開発が進められている。このDVDでは、記録容
量がCDの6〜8倍まで高められており、現行レーザの
波長である780nmよりも短い635nm〜650n
mの波長のレーザを記録再生に用いている。
【0007】また、DVDでは、厚さ0.6mmの2枚
の単板ディスクを信号記録層が内側となるように貼り合
わせた構造のものが考案されている。例えば、再生専用
のROM型ディスクには、信号記録層が両方のディスク
に形成されているSD−10型ディスクと、一方のディ
スクにのみ信号記録層が形成され、他方のディスクは信
号記録層が形成されてないダミーディスクとなるSD−
5型ディスクとがある。同様に、書き込み可能なRAM
型ディスクにも、信号記録層が両方のディスクに形成さ
れているものと、片方のディスクにのみ信号記録層が形
成されているものとがある。
【0008】上述したように、光ディスクには、透明基
板として、ガラスの他に、ポリカーボネート、アクリ
ル、エポキシ樹脂等のプラスチック材料が用いられてい
る。その中でも成形性、寸法安定性、低吸収性等で優れ
ていることからポリカーボネートが最も使用されてい
る。
【0009】また、これらディスクの貼り合わせには、
一般に、ホットメルト型接着剤、紫外線硬化型接着剤、
熱硬化型接着剤等が用いられ、これら接着剤をロールコ
ート法やスピンコート法、シルクスクリーン印刷法等に
よりディスクの貼り合わせ面上に接着層として形成し、
或いはディスクの貼り合わせ面上に両面接着シートを貼
り付けて、これらディスクを貼り合わせる方法が用いら
れている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな光ディスクでは、図10に示すように、ディスク1
00の貼り合わせ面側に保護層101が形成されてい
る。この保護層101は、ディスク基板102の信号記
録層103が形成された面上に、例えば紫外線硬化樹脂
をスピンコート法により塗布した後に、紫外線を照射
し、この紫外線硬化樹脂を硬化させることにより形成さ
れる。
【0011】具体的に、この保護層101を形成する際
は、例えば4500rpmで所定時間だけディスク10
0を回転させながら、このディスク100の内周部に所
定量の紫外線硬化樹脂を滴下する。これにより、紫外線
硬化樹脂が外周部へと延伸されて、ディスク100の全
面に塗膜が形成される。そして、ディスク100の回転
を止めて2〜3秒経過した後に、この塗膜が形成された
ディスク100に対して紫外線を所定時間だけ照射し、
この紫外線硬化型樹脂を硬化させる。これにより、ディ
スク基板102の信号記録層103が形成された面上
に、保護層101が形成されることになる。
【0012】しかしながら、上述した従来の手法により
保護層101を形成すると、ディスク100の外周縁部
に、図10に示すような保護層101の盛り上がり部分
101aが形成されてしまうために、これらディスクの
貼り合わせを行った際に、この盛り上がり101a部分
が干渉してしまい、ディスク100が不均一に貼り合わ
されてしまうといった問題があった。
【0013】この保護層101の盛り上がり部分101
aは、以下のように形成されると考えられる。すなわ
ち、上述したスピンコート法により、ディスク100を
回転させながら、ディスク100の内周部に紫外線硬化
樹脂が滴下されると、この紫外線硬化樹脂は、遠心力に
よりディスク100の外周部へと延伸され、ディスク1
00の外周縁部にて振り切られながら、このディスク1
00の全面に塗布される。このとき、ディスク100の
外周縁部に紫外線硬化樹脂の盛り上がりが形成される。
この紫外線硬化樹脂の盛り上がりは、ディスクの回転を
止めて放置すると、徐々にディスク100の内周側へと
流動するものの、この紫外線硬化樹脂の粘性及び表面張
力により、完全に平坦とはならず、ディスク100の外
周縁部にて盛り上がったままとなる。そして、紫外線が
照射されると、紫外線硬化樹脂が硬化されて、ディスク
100の外周縁部に、上述したような保護層101の盛
り上がり部分101aが形成されることとなる。
【0014】この保護層101の盛り上がり部分101
aは、紫外線硬化樹脂の粘性及び表面張力によっても異
なるが、通常は1〜2mm程度の幅で形成され、その盛
り上がり量は、平均膜厚の約2〜3倍となる。
【0015】このため、上述した貼り合わせ光ディスク
では、保護層101の盛り上がり部分101aが大きく
なり過ぎると、周波数の高い変形が生じて、フォーカス
加速度の悪化等を招いてしまい、その結果、品質の大幅
な低下を招いてしまうといった問題があった。
【0016】そこで、本発明はこのような従来の事情に
鑑みて提案されたものであり、ディスクの外周縁部に紫
外線硬化樹脂の盛り上がりが形成されるのを防止した光
記録媒体の製造装置及び製造方法を提供することを目的
とする。並びに、そのような紫外線硬化樹脂からなる保
護層或いは光透過層が形成されてなる光記録媒体を提供
することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する本発
明に係る光記録媒体の製造装置では、紫外線硬化樹脂が
塗布されたディスクを回転させる回転部と、ディスクの
上方に設けられ、当該ディスクに対して紫外線を照射す
る光源と、ディスクの外周縁部に当接され、当該ディス
クの主面と連続した主面を形成する略円環状の外周リン
グと、紫外線が照射されるディスクの周囲を覆う遮光マ
スクとを備えることを特徴とする。
【0018】この製造装置では、ディスクの外周縁部に
略円環状の外周リングが当接され、当該ディスクの主面
と連続した主面が形成された後に、この外周リングが当
接されたディスクが回転部により回転されながら、紫外
線硬化樹脂が塗布されることにより、当該ディスクの主
面と連続した主面上に塗膜が形成される。そして、この
塗膜が形成されたディスクの周囲を遮光マスクで覆いな
がら、光源により紫外線が照射されることにより、当該
ディスクの主面上の紫外線硬化樹脂のみを硬化させるこ
とができる。これにより、ディスクの外周縁部に紫外線
硬化樹脂の盛り上がり形成されるのを防ぐことができ
る。
【0019】また、本発明に係る光記録媒体の製造方法
は、ディスクの外周縁部に略円環状の外周リングを当接
させて、当該ディスクの主面と連続した主面を形成する
工程と、外周リングが当接されたディスクを回転させな
がら、紫外線硬化樹脂を塗布することにより、当該ディ
スクの主面と連続した主面上に塗膜を形成する工程と、
塗膜が形成されたディスクの周囲を遮光マスクで覆いな
がら、紫外線を照射することにより、当該ディスクの主
面上の紫外線硬化樹脂のみを硬化させる工程とを有する
ことを特徴とする。
【0020】この製造方法では、ディスクの外周縁部に
略円環状の外周リングを当接させ、当該ディスクの主面
と連続した主面を形成した後に、この外周リングが当接
されたディスクを回転させながら、紫外線硬化樹脂を塗
布することにより、当該ディスクの主面と連続した主面
上に塗膜を形成する。そして、この塗膜が形成されたデ
ィスクの周囲を遮光マスクで覆いながら、紫外線を照射
することにより、当該ディスクの主面上の紫外線硬化樹
脂のみを硬化させることができる。これにより、ディス
クの外周縁部に紫外線硬化樹脂の盛り上がり形成される
のを防ぐことができる。
【0021】また、本発明に係る光記録媒体は、ディス
クの外周縁部に略円環状の外周リングが当接され、当該
ディスクの主面と連続した主面が形成された後に、この
外周リングが当接されたディスクが回転され、紫外線硬
化樹脂が塗布されることにより、当該ディスクの主面と
連続した主面上に塗膜が形成され、この塗膜が形成され
たディスクの周囲を遮光マスクで覆いながら、紫外線が
照射されることにより、当該ディスクの主面上に紫外線
硬化樹脂からなる保護層或いは光透過層が形成されてな
ることを特徴とする。
【0022】この光記録媒体では、ディスクの外周縁部
において、保護層或いは光透過層の盛り上がりがないこ
とから、これらディスクを貼り合わせた際に、均一に貼
り合わせることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0024】先ず、本発明を適用して作製される光記録
媒体について説明する。
【0025】この光記録媒体は、図1に示すように、中
心部に中心孔を有する略円盤状の光ディスク1であり、
ディスク基板2aの一主面上に信号記録層3a及び保護
層4aが順次積層されてなる第1のディスク5と、ディ
スク基板2bの一主面上に信号記録層3b及び保護層4
bが順次積層されてなる第2のディスク6とが、互いの
保護層4a,4bを対向させて接着層7a,7bを介し
て貼り合わされた構成とされる。
【0026】ディスク基板2a,2bは、光透過性を有
する材料が略円盤状に形成された透明基板であり、その
材料として、例えば、ガラスの他に、ポリカーボネート
(PC)、ポリメタクリレート(PMMA)、アクリ
ル、エポキシ樹脂等のプラスチック材料が用いられてい
る。その中でも、成型性、寸法安定性、低吸水性等の観
点から、ポリカーボネートを用いることが望ましい。
【0027】信号記録層3a,3bは、例えば、再生専
用のROM型ディスクの場合、上述した透明基板上に再
生光の1/4波長程度の深さに凹凸プリピットが形成さ
れ、その上を覆うようにAl、Au、Pt、Cu等が真
空薄膜形成技術により、例えば19〜60nmの膜厚で
反射膜が成膜されてなる。そして、このROM型ディス
クでは、照射されたレーザービームが反射膜で反射され
る際に、プリピットで生じる光の干渉による反射率変化
を検出することにより情報の再生が行われる。
【0028】また、信号記録層3a,3bは、例えば、
光磁気ディスクの場合、SiN等からなる透明な第1の
誘電体膜と、TbFeCo等の磁性材料からなる磁性記
録膜と、SiN等からなる透明な第2の誘電体膜と、A
l等からなる反射膜とが、スパッタリング等によりこの
順に積層された4層構造からなる。そして、この光磁気
ディスクでは、信号記録層3a,3bに集光されたレー
ザービームを照射しながら、局所的にキュリー温度以上
に加熱された部分に、磁気ヘッドを用いて記録情報に応
じて変調された外部磁界を印加することにより、情報の
記録又は消去が行われ、カー(Kerr)効果による磁
化方向に応じた光の反射率変化を検出することにより情
報の再生が行われる。
【0029】また、信号記録層3a,3bは、例えば相
変化型ディスクの場合、ZnS−SiO2等からなる透
明な第1の誘電体膜と、GeSbTe等の相変化材料か
らなる相変化記録膜と、ZnS−SiO2等からなる透
明な第2の誘電体膜と、Al等からなる反射膜とが、ス
パッタリング等によりこの順に積層された4層構造から
なる。そして、この相変化型ディスクでは、信号記録層
3a,3bに集光されたレーザービームを照射しなが
ら、結晶状態からアモルファス状態といった相変化を生
じさせることにより情報の記録又は消去が行われ、それ
に伴う光の反射率変化を検出することにより情報の再生
が行われる。
【0030】なお、誘電体膜は、磁性記録膜或いは相変
化記録膜の酸化防止と、多重干渉による光磁気信号のエ
ンハンス効果を図るためのものである。
【0031】また、信号記録層3a,3bは、例えば追
記型ディスクの場合、シアニン系又はフタロシアニン系
等の有機色素膜と、Au、Al等からなる反射膜とが、
スパッタリング等によりこの順に積層されてなる。そし
て、追記型ディスクでは、信号記録層3a,3bに記録
パワーでレーザービームが照射され、このレーザービー
ムが照射された位置に記録マークが形成されることによ
り、情報の記録が行われ、記録マークが形成された信号
記録層3a,3bに再生パワーでレーザービームが照射
され、記録マークの有無に応じた戻り光の反射率変化を
検出することにより、情報の再生が行われる。
【0032】保護層4a,4bは、信号記録層3a,3
bをそれぞれ保護するためのものであり、例えば紫外線
硬化型樹脂等からなる。
【0033】接着層7a,7bは、例えば、ホットメル
ト型接着剤、紫外線硬化型接着剤、熱硬化型接着剤、ラ
ジカル系接着剤、カチオン系接着剤等からなる。この接
着層7の形成方法としては、ロールコート法やスピンコ
ート法、シルクスクリーン法等のようにディスク5,6
の貼り合わせ面上に薄膜形成する方法や、両面接着シー
トをディスク5,6の貼り合わせ面上に貼り付ける方法
等を挙げることができる。なお、接着層7a,7bは、
第1のディスク5及び第2のディスク6のうち、少なく
とも一方のディスクの貼り合わせ面上に形成された構成
であればよい。
【0034】なお、本発明を適用して作製される光ディ
スク1は、上述した2枚のディスク5,6を互いの信号
記録層3a,3bが内側となるように貼り合わされたも
のに必ずしも限定されるものではない。例えば、一方の
ディスクにのみ信号記録層が形成され、他方のディスク
は信号記録層が形成されてないダミーディスクであるも
のや、さらに複数枚のディスクが貼り合わされてなるも
のであってもよい。
【0035】また、本発明を適用して作製される光ディ
スク1は、上述したような貼り合わせディスクに必ずし
も限定されるものではなく、図2に示すようなディスク
基板2の一主面上に信号記録層3及び保護層4が順次積
層されてなる単板ディスクであってもよい。
【0036】また、光ディスク1は、保護層4の代わり
に光透過層4とし、この光透過層4側から信号記録層3
に対してレーザービームが照射されるような構成であっ
てもよい。この場合、ディスク基板2として、ガラス板
や、セラミック板、シリコンウェハ等を研削加工したも
のを用いることができる。
【0037】なお、光透過層4は、保護層4と同じ材料
及び同じ手法により形成されることから、以下の説明で
は、便宜上、これらを保護層4としてまとめて扱うもの
とする。
【0038】以上のような光ディスク1において、保護
層4は、ディスク基板2の信号記録層3が形成された面
上に、例えば紫外線硬化樹脂をスピンコート法により塗
布した後に、紫外線を照射し、この紫外線硬化樹脂を硬
化させることにより形成される。
【0039】具体的には、図3及び図4に示すような本
発明を適用した光ディスク1の製造装置を用いることに
より、保護層4を形成している。なお、図3は、この製
造装置の構成を示す概略側面図であり、図4は、この製
造装置の構成を示す概略平面図である。なお、以下の説
明では、信号記録層3が形成されたディスク基板2のこ
とを、単にディスク10とする。
【0040】この製造装置は、回転部11と、紫外線照
射ランプ12と、外周リング13と、遮光マスク14と
を備えている。
【0041】回転部11は、ディスク10が載置される
ターンテーブル15と、このターンテーブル15上に載
置されたディスク10を所定の回転数で図4中矢印A方
向に回転駆動するスピンドルモータ16とを有してい
る。また、ターンテーブル15の中央部には、ボス部1
7が突設されており、このボス部17にディスク10の
中心孔が嵌合されることにより、ディスク10が正確に
位置決めされる。
【0042】紫外線照射ランプ12は、ターンテーブル
15の上方に配設され、ターンテーブル15上に載置さ
れたディスク10の主面10aに対して、紫外線13を
照射する。
【0043】外周リング13は、略円環状を呈し、ディ
スク10の外径と略一致した内径とされた内周部に、デ
ィスク10の外周縁部に当接される段差部18を有して
いる。
【0044】この段差部18は、外周リング13の主面
13aよりもディスクの厚みだけ低く形成されており、
ディスク10の外周縁部に当接された際に、外周リング
13の主面13aがディスク10の主面10aと連続し
た主面を形成するようになされている。
【0045】また、段差部18には、外周リング13を
ディスク10の外周縁部に装着するための粘着テープ1
9が設けられている。この粘着テープ19は、回転時の
ディスク10の外周縁部から脱落しない程度の粘着力と
され、段差部18をディスク10の下方側外周縁部に密
着させる。
【0046】この外周リング13は、ターンテーブル1
5上に載置されたディスク10よりも下方に配置されて
おり、複数の突き上げピン20により、図3中矢印B方
向に突き上げられると、段差部18がディスク10の下
方側外周縁部に密着される。これにより、外周リング1
3がディスク10に装着される。一方、ディスク10に
装着された外周リング13は、複数の突き下げピン21
により、図3中矢印C方向に突き下げられることによ
り、ディスク10から取り外され、再びディスク10の
下方へと戻される。
【0047】なお、外周リング13は、その主面13a
がディスク10の主面10aと同じ表面張力を有するよ
うな材料により形成されることが望ましい。また、外周
リング13の幅は、後述する紫外線硬化樹脂の粘度や表
面張力等により任意に設定することができる。
【0048】遮光マスク14は、紫外線硬化樹脂を塗布
されたディスク10の周囲を覆うためのものであり、デ
ィスク10の外径と略一致した内径とされた略円環状を
呈している。また、遮光マスク14は、2分割とされて
おり、互いに当接されることで上述した略円環状を呈す
るようになされている。
【0049】この遮光マスク14は、ディスク10に装
着された外周リング13と近接する高さに設けられてい
る。また、2分割された遮光マスク14は、図3及び図
4中矢印D方向に互いに接離自在とされており、離間時
には、外周リング13の外周よりも外側に配置され、当
接時には、ディスク10の周囲を覆う位置、すなわち外
周リング13の主面13aと相対向する位置にて当接さ
れる。
【0050】なお、遮光マスク14は、紫外線を透過さ
せない材料、例えばステンレス等の金属材料により形成
されることが望ましく、ここでは、ステンレスSUS3
04を用いている。
【0051】以上のように構成された製造装置を用いて
保護層4を形成する際は、先ず、図3に示すように、回
転部11のターンテーブル15上にディスク10を載置
する。
【0052】次に、図5に示すように、ターンテーブル
15上に載置されたディスク10に外周リング13を装
着する。このとき、外周リング13は、複数の突き上げ
ピン20により、図中矢印B方向に突き上げられ、段差
部18がディスク10の下方側外周縁部に密着される。
これにより、外周リング13がディスク10に装着さ
れ、この外周リング13の主面13がディスク10の主
面10aと連続した主面を形成することになる。
【0053】次に、図6に示すように、外周リング13
が装着されたディスク10をスピンドルモータ16によ
り、例えば4500rpmで所定時間だけ回転させなが
ら、このディスクの内周部に所定量の紫外線硬化樹脂を
滴下する。これにより、紫外線硬化樹脂が、遠心力によ
りディスク10及び外周リング13の外周部へと延伸さ
れ、これらディスク10及び外周リング13からなる連
続した主面上に塗布された塗膜22が形成される。
【0054】次に、図7及び図8に示すように、外周リ
ング13が装着されたディスク10の回転を止めて2〜
3秒経過した後に、ディスク10の周囲を遮光マスク1
4で覆いながら、紫外線照射ランプ12により、この塗
膜22が形成されたディスク10の主面10aに対し
て、紫外線を所定時間だけ照射し、この塗膜22を硬化
させる。
【0055】このとき、2分割された遮光マスク14
は、外周リング13の主面13aと相対向する位置にて
当接され、ディスク10の周囲を覆うことになる。これ
により、紫外線は、ディスク10の主面10aのみに照
射され、この主面10a上に塗布された紫外線硬化樹脂
のみを硬化させる。
【0056】なお、遮光マスク14は、この遮光マスク
14の直下に位置する塗膜22、すなわち外周リング1
3の主面13a上に塗布された紫外線硬化樹脂に、紫外
線が照射されるのを防ぐため、ディスク10に装着され
た外周リング13と可能な限り近接していることが望ま
しい。
【0057】次に、図9に示すように、ディスク10か
ら外周リング13を取り外す。このとき、外周リング1
3は、複数の突き下げピン21より、図中矢印C方向に
突き下げられ、段差部18がディスク10の外周縁部か
ら離間される。
【0058】以上により、ディスク10上、すなわちデ
ィスク基板2の信号記録層3が形成された面上に、紫外
線硬化樹脂からなる保護層4が形成される。
【0059】本手法では、ディスク10の外周縁部に略
円環状の外周リング13が装着されることにより、この
外周リング13の主面10aがディスク10の主面10
aと連続した主面を形成している。
【0060】このため、外周リング13が装着されたデ
ィスク10を回転させながら、紫外線硬化樹脂を塗布す
ると、上述した紫外線硬化樹脂の盛り上がりは、ディス
ク10の外周縁部ではなく、このディスク10の主面1
0aと連続した主面を形成する外周リング13の外周縁
部に形成されることになる。
【0061】ここで、外周リング13の幅は、塗布され
る紫外線硬化樹脂の粘性及び表面張力によっても異なる
が、紫外線硬化樹脂の盛り上がりが1〜2mm程度の幅
で形成されることから、この幅よりも大きくすることが
望ましい。
【0062】これにより、ディスク10の外周縁部に紫
外線硬化樹脂の盛り上がりが形成されるのを防ぐことが
できる。
【0063】そして、本手法では、紫外線硬化樹脂が塗
布されたディスク10の周囲を遮光マスク14で覆いな
がら、紫外線を照射し、このディスク10の主面10a
上に塗布された紫外線硬化樹脂のみを硬化させている。
【0064】これにより、ディスク10の外周縁部に紫
外線硬化樹脂の盛り上がりのない均一な膜厚とされた保
護層4を形成することができる。
【0065】ここで、上述した従来の手法により形成さ
れた保護層101の盛り上がり量は、紫外線硬化型樹脂
の粘度や表面張力により異なるものの、およそ平均膜厚
の2〜3倍程度である。例えば平均膜厚を8μmとする
と、その盛り上がり量は20μm程度となる。また、保
護層の代わりに光透過層とした場合には、例えば平均膜
厚を100μmとすると、その盛り上がり量は200〜
300μm程度となる。
【0066】それに対して、本手法では、上述したよう
に、ディスク10の主面10a上に紫外線硬化樹脂の盛
り上がりが形成されることはなく、ディスク10の全面
に亘って均一な厚みの保護層4或いは光透過層4を形成
することができる。
【0067】したがって、これらディスク10を互いの
保護層4を対向させながら均一に貼り合わせることがで
きる。
【0068】以上のようにして、信頼性の向上した高品
質の光ディスク1を製造することが可能となる。
【0069】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、ディスクの外周縁部に紫外線硬化樹脂の盛り上が
りが形成されるのを防ぐことができ、これらディスクを
貼り合わせた際に、均一に貼り合わせることができる。
したがって、信頼の向上した高品質の光記録媒体を作製
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用して作製される光ディスクの一例
を示す要部断面図である。
【図2】上記光ディスクの他の一例を示す要部断面図で
ある。
【図3】本発明を適用した光ディスクの製造装置の一例
を示す概略側面図である。
【図4】上記製造装置の一例を示す概略平面図である。
【図5】上記製造装置の動作を説明するための図であ
り、ディスクに外周リングが装着された状態を示す概略
側面図である。
【図6】上記製造装置の動作を説明するための図であ
り、外周リングが装着されたディスク上に紫外線硬化樹
脂が塗布された状態を示す概略側面図である。
【図7】上記製造装置の動作を説明するための図であ
り、ディスクの周囲を遮光マスクで覆いながら、紫外線
を照射させた状態を示す概略側面図である。
【図8】上記製造装置の動作を説明するための図であ
り、ディスクの周囲を遮光マスクで覆いながら、紫外線
を照射させた状態を示す概略平面図である。
【図9】上記製造装置の動作を説明するための図であ
り、ディスクから外周リングが取り外された状態を示す
概略側面図である。
【図10】従来の手法により保護層が形成されたディス
クを示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 光ディスク、2 ディスク基板、3 信号記録層、
4 保護層、5 第1のディスク、6 第2のディス
ク、10 ディスク、11 回転部、12 紫外線照射
ランプ、13 外周リング、14 遮光マスク、15
ターンテーブル、16 スピンドルモータ、17 ボス
部、18 段差部、19 粘着テープ、20 突き上げ
ピン、21 突き下げピン、22 塗膜

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紫外線硬化樹脂が塗布されたディスクを
    回転させる回転部と、 上記ディスクの上方に設けられ、当該ディスクに対して
    紫外線を照射する光源と、 上記ディスクの外周縁部に当接され、当該ディスクの主
    面と連続した主面を形成する略円環状の外周リングと、 上記紫外線が照射されるディスクの周囲を覆う遮光マス
    クとを備えることを特徴とする光記録媒体の製造装置。
  2. 【請求項2】 上記外周リングは、ディスクの外周縁部
    に装着され、このディスクとともに回転されることを特
    徴とする請求項1記載の光記録媒体の製造装置。
  3. 【請求項3】 ディスクの外周縁部に略円環状の外周リ
    ングを当接させて、当該ディスクの主面と連続した主面
    を形成する工程と、 上記外周リングが当接されたディスクを回転させなが
    ら、紫外線硬化樹脂を塗布することにより、当該ディス
    クの主面と連続した主面上に塗膜を形成する工程と、 上記塗膜が形成されたディスクの周囲を遮光マスクで覆
    いながら、紫外線を照射することにより、当該ディスク
    の主面上の紫外線硬化樹脂のみを硬化させる工程とを有
    することを特徴とする光記録媒体の製造方法。
  4. 【請求項4】 上記外周リングを上記ディスクの外周縁
    部に装着し、このディスクとともに回転させることを特
    徴とする請求項3記載の光記録媒体の製造方法。
  5. 【請求項5】 ディスクの外周縁部に略円環状の外周リ
    ングが当接され、当該ディスクの主面と連続した主面が
    形成された後に、この外周リングが当接されたディスク
    が回転され、紫外線硬化樹脂が塗布されることにより、
    当該ディスクの主面と連続した主面上に塗膜が形成さ
    れ、この塗膜が形成されたディスクの周囲を遮光マスク
    で覆いながら、紫外線が照射されることにより、当該デ
    ィスクの主面上に紫外線硬化樹脂からなる保護層或いは
    光透過層が形成されてなることを特徴とする光記録媒
    体。
  6. 【請求項6】 上記ディスクが上記保護層が形成された
    面を対向させながら貼り合わされてなることを特徴とす
    る請求項5記載の光記録媒体。
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