JP2002150610A - 情報記録担体及び情報記録担体の製造方法 - Google Patents

情報記録担体及び情報記録担体の製造方法

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JP2002150610A
JP2002150610A JP2000338731A JP2000338731A JP2002150610A JP 2002150610 A JP2002150610 A JP 2002150610A JP 2000338731 A JP2000338731 A JP 2000338731A JP 2000338731 A JP2000338731 A JP 2000338731A JP 2002150610 A JP2002150610 A JP 2002150610A
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Takeo Kojima
竹夫 小島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報記録担体の製造時及び市場にて情報
記録担体のレーザー光入射面に傷や塵が付かないため、
良好に記録再生を行うことができる。 【解決手段】 情報信号が形成されている基板の情報信
号面上に反射膜又は記録膜が成膜されており、その上に
前記基板よりも薄い光透過性シートが貼られている情報
記録担体において、前記光透過性シートの上に保護シー
トが貼られており、前記光透過性シート及び前記保護シ
ートに形成されるバリ9が前記基板とは反対側に向いて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録担体及び
情報記録担体の製造方法に関し、特にレーザー光が入射
する読み取り面側を薄型化して高記録密度化を可能とす
る光情報担体及び光情報担体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光ディスクなどの情報記録担体は
高密度化、小型化を目指して開発が進められている。光
ディスクの高密度化はレーザー光の波長を短くすること
や、光学ピックアップの記録・再生時の光を照射するた
めの対物レンズの開口数を大きくして記録光及び再生光
のスポット径を小さくすることで可能である。このよう
に、対物レンズの開口数を大きくすると、記録光及び再
生光が照射されて、これが通過する光ディスクの入射面
側の基板の厚みを薄くする必要がある。これは光学ピッ
クアップの光軸に対して光ディスクのディスク面が垂直
からずれる角度(チルト角)の許容量が小さくなるため
であり、このチルト角が基板の厚さによる収差や複屈折
の影響を受けやすいためである。従って、基板の厚さを
薄くしてチルト角を可能な限り小さくするようにしてい
る。
【0003】例えば、代表的な光ディスクであるコンパ
クトディスク(CD)の入射面側の厚みは約1.2mm
であるのに対して、記録容量がCDの6〜8倍であるD
VD(Digital Versatile Dis
c)の入射面側の厚みは約0.6mmである。また、最
近ではCDやDVDと同じ大きさの光ディスク一面当た
りに15GB以上の記録容量が必要であり、一例として
光ディスクの入射面側の基板厚みが約0.3mmである
と記録容量が15GBとなり、また基板厚みが約0.1
mmなら記録容量は20GBとなる。このような高記録
容量の光ディスクを従来の射出成形法にて製作するには
基板が薄く困難であるため、別の作製方法がいくつか提
案されている。その作製方法の一つを以下に説明する。
【0004】まず、従来技術と同じ射出成形法などによ
り情報信号の入った基板を作製し、情報信号面上にアル
ミニウム等の反射膜を成膜し、その上に基板と同じ大き
さの光透過性シートを光透過性接着剤によってスピン貼
り合わせ法等で貼り合わせる。そして再生光が入射する
光ディスクの入射面は光透過性シート側から行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した高
密度光ディスクでは、光透過性シートを貼り合わせる前
に打ち抜きなどによって内外径加工した場合、バリが発
生し、このバリによって記録再生光の入射面側の層の厚
みむらが大きくなったり、基板と光透過性シートが剥れ
やすくなったりという課題があった。
【0006】また、光ディスクの入射面側に傷や塵の付
着があった場合、CDやDVDでは再生可能な程度のも
のであっても記録や再生ができなくなることがあり、製
造工程は勿論のこと市場においても傷や塵が付かないよ
うに丁寧に取り扱う必要があり、CDやDVDに比べる
と、その製造コストが高くなることが懸念されていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、情報信号が形成されている基板の情報信号面上
に反射膜又は記録膜が成膜されており、その上に前記基
板よりも薄い光透過性シートが貼られている情報記録担
体において、前記光透過性シートの上に保護シートが剥
離可能に貼られており、前記光透過性シート及び前記保
護シートに形成されているバリが前記基板とは反対側に
向いていることを特徴とする情報記録担体を提供する。
【0008】また、情報信号が形成されている基板の情
報信号面上に反射膜又は記録膜が成膜されている情報記
録担体の製造方法において、保護シートが剥離可能に貼
られている、前記基板よりも薄い光透過性シートをバリ
が前記保護シート側に出るように打抜きにより内外径加
工し、前記バリが前記基板とは反対側に向くように前期
内外径加工後の前記保護シートが一体となっている光透
過性シートを前記基板に貼り合わせると共に、製造工程
終了まで前記保護シートを前記光透過性シートと一体と
なった状態で保持することを特徴とする情報記録担体の
製造方法を提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る情報記録担体
及び情報記録担体の製造方法について図面を参照して説
明する。図1には本発明に係る情報記録担体、特に光デ
ィスクの構成を示す図である。まず、光透過性シート5
は両面或いは片面に保護シート7が貼り合わせられロー
ル状に巻かれた原反としてメーカーより納入される。上
述した両面に保護シート7が貼り合わせられた光透過性
シート5は、内外径加工後に片面の保護シート7を剥し
て基板1に貼るか、片面の保護シート7を剥してから内
外径を加工して基板1に貼る。このとき、図1に示すよ
うに、保護シート7が外側になるように、基板1と光透
過性シート5とを貼る。また、保護シート7の内外径加
工は打抜きにより行われるため、光透過性シート5及び
保護シート7のエッジ部分にはバリ9が発生する。この
バリ9が基板1側にあると記録再生光の入射面側の層の
厚みむらが大きくなるという欠点が生じたり、基板1と
光透過性シート5間とが剥がれ易くなるという欠点が生
じたりするため、光透過性シート5及び保護シート7の
バリ9は図1に示すように基板1と反対側になるように
貼る。
【0010】次に、上述した欠点について詳述する。高
密度光ディスクは保護シート7だけを剥して入射面層と
なる光透過性シート5側から光を照射して記録再生を行
う。従って、厚みむらが大きいと記録再生時の信号特性
に悪影響を及ぼし、また、光透過性シート5は打抜きに
より内外径を加工するため、打抜かれた方向に、打抜き
刃によるバリ9が生じる。バリ9は打抜かれたシート
(光透過性シート5と保護シート7を一体としたもの)
の内周部及び外周部に出来るが、シートの内周部及び外
周部に出来るバリ9の高さは一定ではなく、また、打抜
かれたシート毎にバリ9の高さが変動している。シート
のエッジ部には最低でも10μm程度の高さのバリ9が
でき、場合によっては50μm以上の高さのバリ9がで
きることがある。しかも、円周方向のバリ9の高さは一
様でなく、高さの変動は10μm〜30μm程度であ
る。例えば、光透過性シート5のバリ9の方向を基板1
側にして貼り付けた場合、内周部と外周部との間にある
バリ9の影響のない中周部と、内外径加工したバリ9の
影響のある内周部付近及び外周部付近の入射面層の厚み
むらを比較すると、ほぼバリ9の高さ分だけ内外周部付
近が中周部よりも厚くなる。更に、バリ9の高さ変動は
円周方向の厚みむらになり、20GB程度の高密度にな
ると厚みむらは6μmが望まれるが、そもそもバリ9の
高さが10μm程度あるために、バリ9付近の入射面層
の厚さはバリ9のない部分に比べて10μm近くも厚く
なってしまう。バリ9によりこのように入射面層に厚さ
むらが生じるため、高密度に対応した入射面層厚さの規
格を満足させることは到底できない。
【0011】一方、基板1と光透過性シート5との間が
剥がれ易くなる点について述べる。バリ9の高さは円周
方向で一様ではないので、例えば基板1側に光透過性シ
ート5のバリ9があると接着剤が充填されない部分、即
ち透過性シート5が剥れている部分ができ、その場所に
取り扱い上において指などが当たったときには、そこか
ら光透過性シート5が剥れる。
【0012】また、接着剤が充填されないため、その隙
間に塵などが入り、入射面層の光透過率を悪化させた
り、その隙間に水滴などが侵入したりする場合、接着剤
が充填されていない分だけ、基板1上の反射膜3または
記録膜3が水分によって酸化されてしまう確率が増加し
てしまう。その結果、情報信号2の欠落が増加するため
に、信頼性に欠ける光ディスク8となってしまう。
【0013】更に、基板1は射出成形法により作製され
るが、金型の構造により基板1のバリは情報信号面側外
周部に垂直に形成される。基板1の外径と光透過性シー
ト5の外径が同じ場合、光透過性シート5のバリ9と同
様に記録再生光の入射面層の厚みむらが大きくなる欠点
が生じたり、基板1と光透過性シート5との間が剥れや
すくなる欠点が生じたりする。そのため、図1に示すよ
うに、光透過性シート5及び保護シート7の外径は基板
1の外径よりも小さくし、基板1のバリが光透過性シー
ト5や保護シート7に接しないように貼り付ける。な
お、図1において、1は射出成形法などにより作製した
基板、2は基板1に形成された情報信号、3は再生専用
型の場合にはスパッタ等により成膜した金属反射膜、記
録再生型の場合には記録膜(例えば相変化膜のときには
冷却層、上引き層、記録層、下引き層を含む)、4は基
板と光透過性シートを貼るために光透過性接着剤、5は
光透過性シート、6は光透過性シートと保護シートを貼
るための粘着剤、7は保護シートである。
【0014】図1に示すように保護シート7を外側(図
中上方)となるように貼り付けた基板1は製造工程が終
了するまで保護シート7を付けたままにすることによ
り、製造工程では光透過性シート5に傷が付いたり塵が
付着したりすることがない。また、保護シート7を付け
たまま市場に流通させ、ユーザが使用するときに保護シ
ート7を剥すようにすることにより市場においても光透
過性シート5に傷が付いたり塵が付着することを防止す
ることができる。以下、その製造工程を説明する。
【0015】まず、情報信号2の母型となるメタルスタ
ンパーを金型に取り付け、光ディスクグレードのポリカ
ーボネート樹脂を用いて射出成形法により情報信号2の
入った基板1を作製する。この基板1の情報信号2面上
に再生専用型のときにはアルミニウムの反射膜3をスパ
ッタにより成膜する。記録再生型のときには光透過性基
板1側から記録再生を行うため、例えば相変化型であれ
ば冷却層、上引き層、記録層、下引き層の膜をスパッタ
により基板1の情報信号2面上に順次積層する。更に、
この上に必要に応じて光透過性である紫外線硬化型樹脂
等の保護膜をスピンコート法等により塗布する。この保
護膜は反射膜3又は記録膜3の耐蝕性を挙げるためのも
のであるから光透過性接着剤4で兼用する場合もある。
【0016】また、別工程で片面に保護シート7が粘着
剤6により貼り合わせられた光透過性シート5を、保護
シート7側にバリ9が出来るように打抜く。このとき、
光透過性シート5の外径は基板1の外径よりも小さくし
て打抜く。次に、基板1の情報信号2側と光透過性シー
ト5とを例えば紫外線硬化型の光透過性接着剤4を用い
てスピン貼り合わせ法により貼り合わせ、保護シート7
側より紫外線を照射して光透過性接着剤4を硬化させて
基板1と光透過性シート5とを接着する。
【0017】更に、光透過性シート5とは反対側の基板
1面にスクリーン印刷等で光ディスクに記録された情報
信号2の内容を示すタイトル等のレーベル面を作製し、
再生専用型は検査、梱包を行い市場への流通が成され
る。また、記録再生型、例えば相変化媒体を用いたもの
のようにイニシャライズ(初期化)を行う必要がある媒
体についてはイニシャライズを行ってから市場に流通さ
せることになるが、イニシャライズを行う場合は保護シ
ート7を付けたまま行う。紫外線照射やイニシャライズ
は保護シート7側から行うため、保護シート7や粘着剤
6は光透過性の良好な素材を使用する必要がある。保護
シート7は例えばポリエチレンテレフタート、ポリエス
テル、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリ塩化ビ
ニル、非晶質ポリオレフィン等が好適である。この保護
シート7は製造工程の最終工程で剥しても良いが、市場
に流通した光ディスク8をユーザが購入して使用すると
きに剥すとより効果的である。
【0018】以下、本発明に係る情報記録担体及び情報
記録担体の製造方法について詳述する。15GBの容量
の光ディスクの基板1の厚みは約0.3mmであり、こ
れを従来の射出成形法によって形成するのは困難であ
る。一方、高密度型光ディスクの総厚を考えると、取り
扱いの点からCDやDVDと同様に約1.2mmである
と推測される。従って、高密度型光ディスクの一形態と
して、例えば、レーザー光の入射面層の厚みが0.3m
mと仮定するならば、0.9mm厚の情報信号2入り基
板1を射出成形法で作製し、情報信号2面上に反射膜3
を成膜して更にその上に光透過性シート5を光透過性接
着剤4で貼り、レーザー光の入射面は光透過性シート5
側から行う方法が考えられる。そして、更に高密度化が
進み、光透過性シート5が0.1mmになったときには
情報信号2の入った基板1は1.1mmとなる。即ち、
光透過性シート5の厚みは情報信号2の入った基板1よ
り薄くなる。なお、本実施例では入射面層は0.1m
m、基板厚は1.1mmの組み合わせとなっているが、
これに限定されるものではない。また、以下の具体的実
施例では再生専用型の光ディスクについて述べている
が、例えば追記型、書き換え可能型、光磁気ディスクに
も適用が可能である。
【0019】以下、図面を参照して具体的に説明する。
図1は本発明に係る情報記録担体の一実施例を示す断面
図であり、図2は情報信号の入った基板と入射面層とし
ての光透過性シートとを貼り合わせる工程を示す図であ
る。まず、基板1を作製するが、基板1はシリンダー温
度380℃で溶融した光ディスクグレードのポリカーボ
ネート樹脂を情報信号の母型であるスタンパーが付いた
金型(金型設定温度115℃)内に入れ、冷却によりポ
リカーボネート樹脂を固化し、外径φ120mm、内径
φ15mm、厚み1.1mmの情報信号入り基板1を作
製する。そして、基板1の情報信号2面上にスパッタに
よってアルミニウムの反射膜3を60nmの厚みで形成
した。次に、基板1と光透過性シート5の貼り合わせ工
程を図2を用いて説明する。上述したように作製した基
板1を情報信号2面を上にして、図2に示すように、タ
ーンテーブル10の中心に設けたセンターピン11をガ
イドとして設置し、図示しない減圧吸着により基板1を
ターンテーブル10上に固定する。次に、センターピン
11をガイドとしてガイドスリーブ12を載置し、ター
ンテーブル10を60rpmで低速回転させながらノズ
ル13により反射膜3上に光透過性の紫外線硬化型接着
剤4を滴下し、紫外線硬化型接着剤4が反射膜3の円周
上に適量行き渡ったらターンテーブル10の回転と紫外
線硬化型接着剤4の供給を停止する(図2(a))。
【0020】そして、予め別の工程で保護シート7側に
バリ9が出るように打抜きによって作製した外径φ11
9mm、内径φ19mmの粘着剤6を介して一体となっ
ている保護シート7と光透過性シート5(厚みは光透過
性シート5が0.1mm、保護シート7が0.05m
m、粘着剤6が0.01mm)とを、ガイドスリープ1
2をガイドとして光透過性シート5を載置し、紫外線硬
化型接着剤4の延伸後にターンテーブル10を3000
rpmで高速回転させて余分な紫外線硬化型接着剤4と
気泡とを取り除く(図2(b))。
【0021】その後、ターンテーブル10の回転を停止
し、紫外線硬化型接着剤4を介して一体となった基板1
と光透過性シート5とを紫外線照射装置14のターンテ
ーブル15に移動させて低速回転させながら保護シート
7側より紫外線を照射して、紫外線硬化型接着剤4を硬
化させる(図2(c))。そして、図1に示すような保
護シート7の付いた高密度型光ディスク8を得ることが
できる。この光ディスク8の光透過性シート5が付いた
反対側の基板1面にスクリーン印刷によりタイトルなど
の印刷を行い、検査を行った後出荷する。なお、工場に
て保護シートを剥す場合には全ての工程が終了した後に
行うようにする。また、ユーザが保護シート7を剥す場
合には、購入後初めて使用するときに行うようにする。
これにより、記録再生光の入射面層となる光透過性シー
ト5の表面には傷や塵が付かなくなるので記録再生が安
定して行えるようになる。
【0022】このように、製造工程終了後に保護シート
7を剥した光ディスク(実施例ディスク)と、保護シー
ト7を剥してから外径φ119mm、内径19mmに加
工した光透過性シート5をバリ9の出ている方を基板1
側として基板1に貼り合わせて光ディスクを得た(比較
例ディスク)。この実施例ディスクと比較例ディスクと
について、光透過性シート5の剥し力を簡易的なセロテ
ープ(登録商標)剥離試験にて調べた。その結果、実施
例ディスクは10枚中1枚も剥れなかったが、比較例デ
ィスクは10枚中6枚が剥れた。また、図5は上述した
二種類のディスクの半径方向の厚みを調べた結果を示す
ものであるが、実施例ディスクは全面フラットで良好で
あるのに対し、比較例ディスクは外周部で厚く、全体と
して厚みむらが大きい。
【0023】なお、本発明に係る情報記録担体として
は、図3に示すように光透過性シート5上に2P成形法
により情報信号2を形成し、情報信号2上に反射膜3
(再生専用型の場合)をスパッタ等で成膜し、情報信号
2面を基板1側にして基板と貼り合わせた形態や、図4
に示すように光透過性シート5上に2P成形法により第
1の情報信号2aを形成し、第1の情報信号2a上に半
透明膜(再生専用型の場合)をスパッタ等で成膜し、別
工程で射出成形法により第2の情報信号2bを形成し
て、第2の情報信号2b上に反射膜3をスパッタ等で成
膜し、第1の情報信号2a面及び第2の情報信号2b面
とを対向させて貼り合わせた2層タイプの形態が考えら
れるが、本発明はこれら形態の光ディスクにも適用可能
である。
【0024】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明に係る情
報記録担体及び情報記録担体の製造方法によれば従来と
同程度の製造設備で高密度型情報記録担体の生産が可能
であるという効果を奏するものである。また、保護シー
トを残すため情報記録担体の製造時及び市場にて情報記
録担体のレーザー光入射面に傷や塵が付かないため、良
好に記録再生を行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報記録担体の構成を示す概略図
である。
【図2】本発明に係る情報記録担体の製造方法を示す概
略図である。
【図3】本発明に係る情報記録担体のほかの実施例を示
す概略図である。
【図4】本発明に係る情報記録担体の更にほかの実施例
を示す概略図である。
【図5】本発明の実施例と比較例で作製した情報記録担
体の厚みむらを示す図である。
【符号の説明】
1 基板 2 情報信号 3 反射膜(記録膜) 4 紫外線硬化型接着剤 5 光透過性シート 6 粘着剤 7 保護シート 8 光ディスク 9 バリ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報信号が形成されている基板の情報信号
    面上に反射膜又は記録膜が成膜されており、その上に前
    記基板よりも薄い光透過性シートが貼られている情報記
    録担体において、 前記光透過性シートの上に保護シートが剥離可能に貼ら
    れており、 前記光透過性シート及び前記保護シートに形成されてい
    るバリが前記基板とは反対側に向いていることを特徴と
    する情報記録担体。
  2. 【請求項2】情報信号が形成されている基板の情報信号
    面上に反射膜又は記録膜が成膜されている情報記録担体
    の製造方法において、 保護シートが剥離可能に貼られている、前記基板よりも
    薄い光透過性シートをバリが前記保護シート側に出るよ
    うに打抜きにより内外径加工し、 前記バリが前記基板とは反対側に向くように前期内外径
    加工後の前記保護シートが一体となっている光透過性シ
    ートを前記基板に貼り合わせると共に、 製造工程終了まで前記保護シートを前記光透過性シート
    と一体となった状態で保持することを特徴とする情報記
    録担体の製造方法。
JP2000338731A 2000-11-07 2000-11-07 情報記録担体及び情報記録担体の製造方法 Pending JP2002150610A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007299487A (ja) * 2006-05-01 2007-11-15 Lintec Corp 抜き加工用保護シートおよび光記録媒体用ハードコートフィルムの製造方法

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