JP2001043569A - 表面記録再生用の情報記録媒体およびその製造方法 - Google Patents

表面記録再生用の情報記録媒体およびその製造方法

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JP2001043569A
JP2001043569A JP11217152A JP21715299A JP2001043569A JP 2001043569 A JP2001043569 A JP 2001043569A JP 11217152 A JP11217152 A JP 11217152A JP 21715299 A JP21715299 A JP 21715299A JP 2001043569 A JP2001043569 A JP 2001043569A
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cover substrate
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Tadashi Kobayashi
忠 小林
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】記録密度を高めても十分なチルトマージンと機
械強度が確保できる情報記録媒体を提供することにあ
る。 【解決手段】透明なカバー基板1は、一方の表面に形成
されたエンボスピットと、エンボスピットを覆った第1
反射膜2と、を有し、支持基板5は、一方の表面に形成
されたエンボスピットと、エンボスピットを覆った第2
反射膜4と、を有している。カバー基板は支持基板より
も薄く、約0.1mm厚に形成されている。カバー基板
および支持基板は、第1および第2反射膜が対向した状
態で、透明な接着層3を介して互いに貼り合わされてい
る。第1記録面12は、カバー基板表面と第1反射膜と
の境界面により形成され、第2記録面14は、第2反射
膜と接着層との境界面により形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ディスク等の
情報記録媒体に関し、特に、情報記録層が多層化された
大容量の表面記録再生用の情報記録媒体、およびその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、CD、CD−ROMなどの光デ
ィスクは、1.2mm厚の透明基板上にエンボスピット
が形成され、その上にAlなどの反射膜が形成されて情
報記録面を構成している。そして、情報の再生は、透明
基板の内、反射膜が形成されている面とは反対側の表面
側から情報記録面に集光ビームを照射することにより行
われる。
【0003】また、より記録密度の高いDVD、DVD
−ROMディスクでは、0.6mm厚の透明基板上によ
り微細なエンボスピットが形成され、その上にAlなど
の反射膜が形成され情報記録面を構成している。情報の
再生は、CDと同様に、透明基板の内、反射膜が形成さ
れている面とは反対側の表面側から情報記録面に集光ビ
ームを照射することにより行われる。
【0004】DVDディスクにおいては、記録密度を上
げるためにトラックピッチを小さくしビット密度を高く
すると、ディスクの傾き、いわゆるチルトのマージンが
減少するため、上記のように0.6mm厚の薄い基板を
用いてチルトマージンを確保している。
【0005】このような0.6mm厚の基板の材料とし
ては、一般に、透明な樹脂材料であるPC(ポリカーボ
ネート)が一般的に使用されている。しかしながら、
0.6mm厚のPC基板では機械特性が弱く、そのまま
では基板が反ってしまう。そのため、従来では、0.6
mm厚PC基板を情報記録面が内側となるように2枚貼
り合わせ、合計厚さ1.2mmのディスクとして機械特
性を確保している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】例えば、特開平9−2
04686には、基板を薄くし、かつ、機械強度を確保
するため、ディスクの中央部を他の部分よりも厚く形成
したディスクが開示されている。しかしながら、このよ
うなディスクにおいても、情報記録面が設けられている
領域の基板の厚さは、最低限の機械強度を確保しようと
すると、0.6mm程度が限界あった。
【0007】また、特開平9−204688には、透明
基板の厚さを0.1mm〜0.6mmとしたディスクが
開示されている。しかしながら、記録膜を保持する保持
基板の厚さ、反射膜の膜厚等については言及がなく実施
する上では問題であった。
【0008】更に、米国特許第5,757,733号公
報には、厚さ0.1〜0.6mmの光透過性のカバー層
と、板状の支持部材に支持された記録層と、を備えた光
磁気ディスクが開示されている。そして、カバー層側か
ら記録層に入射した光ビームにより情報の記録再生を行
う。
【0009】今後、上記のような記録媒体の記録密度を
高めて大容量化を図るためには、基板の厚さを更に薄く
することがチルトマージンの面から有効であるが、基板
厚が0.6mmより薄くなると、2枚の基板を貼り合わ
せても十分な機械的強度を確保することが困難になると
ともに、製造時における基板の取扱が面倒となってく
る。
【0010】この発明は以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、記録密度を高めても十分なチルトマー
ジンおよび機械強度を確保できる情報記録媒体、および
その製造方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る情報記録媒体は、第1記録面が設け
られた透明なカバー基板と、第2記録面が設けられてい
るとともに、上記カバー基板よりも厚く形成された支持
基板と、を備え、上記カバー基板は、一方の表面に形成
されたエンボスピットと、上記エンボスピットを覆った
第1反射膜と、を有し、上記支持基板は、一方の表面に
形成されたエンボスピットと、上記エンボスピットを覆
った第2反射膜と、を有し、上記カバー基板および支持
基板は、上記第1および第2反射膜が対向した状態で、
透明な接着層を介して互いに貼り合わされ、上記第1記
録面は上記カバー基板の表面と上記第1反射膜との境界
面により形成され、上記第2記録面は上記第2反射膜と
上記接着層との境界面により形成されていることを特徴
としている。
【0012】上記構成の情報記録媒体によれば、再生光
ビームの照射側から、カバー基板、第1記録面、接着
層、第2記録面、支持基板を備え、光ビームの一部を反
射するとともに、光ビームの残部を通過させる第1記録
面と、第1記録面を通過した光ビームの残部を特定の反
射率で反射する第2記録面とで、記録面2層型の情報記
録媒体を構成している。そして、カバー基板の厚さは、
支持基板の厚さよりも薄く、接着層の層厚よりも厚く形
成されている。これにより、カバー基板表面側からの再
生または記録用の情報記録媒体において、記録面2層型
の情報記録媒体を実現し、内側記録面の読取S/Nの改
善と外側記録面の読取S/Nの確保を実用レベルで達成
することができる。
【0013】第2記録面で反射され第1記録面を通過し
て外部に戻る光ビームの割合は、第1記録面で反射され
て外部に戻る光ビームの割合とバランスするように、第
1および第2反射膜の材料および膜厚が選ばれる。
【0014】また、この発明に係る情報記録媒体の製造
方法は、第1記録面が設けられた透明なカバー基板と、
第2記録面が設けられているとともに、上記カバー基板
よりも厚く形成された支持基板と、を、上記第1および
第2記録面が対向した状態で、透明な接着層を介して互
いに貼り合わされた情報記録媒体の製造方法において、
保持基板の表面に所定厚さの剥離剤を塗布し、上記剥
離剤上に、上記カバー基板を射出成形により形成する工
程と、上記カバー基板の上記剥離剤と反対側に位置した
第1記録面上に第1反射膜を形成する工程と、射出成形
により上記支持基板を形成する工程と、上記支持基板の
一方の表面に第2反射膜を形成して第2記録面を形成す
る工程と、上記第2反射膜上に所定厚さの接着層を形成
する工程と、上記第2反射膜上に形成された接着層の上
に、上記剥離剤を介して保持基板に取り付けられたカバ
ー基板を、上記第1反射膜を対向させて配置し、上記カ
バー基板を上記接着層を介して支持基板に貼り合わせる
工程と、上記カバー基板を上記支持基板に貼り合わせた
後、上記カバー基板を上記剥離剤から剥離する工程と、
を備えたことを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の情報記録媒体を2層の情報記録層を備えた表面記
録型の光ディスクに適用した実施の形態について詳細に
説明する。図1に示すように、この光ディスク10は、
外径が120mm、内径(中心孔11の径)が15m
m、全体の厚さが1.2mmに形成されている。中心孔
の周囲には、光ディスクをディスク駆動装置に装填した
際にクランプされる所定幅のクランプ領域15が形成さ
れている。
【0016】図2に示すように、光ディスク10は、第
1記録面12が形成されたほぼ0.1mm厚のカバー基
板1と、第2記録面14が形成されたほぼ1.1mm厚
の支持基板5と、を有し、これらのカバー基板と支持基
板とを、第1および第2記録面が向い合った状態で接着
層3を介してを貼り合わせることにより構成されてい
る。なお、カバー基板1の厚さは、0.1mm〜0.6
mmの範囲に設定され、望ましくは、0.6mmよりも
薄く、0.1mm〜0.3mmに設定されている。
【0017】詳細には、円盤状に形成されたカバー基板
1の一方の表面にはエンボスピットが記録され、このエ
ンボスピットを覆うように第1反射膜2が形成されてい
る。そして、第1記録面12は、カバー基板1と第1反
射膜2との境界面により構成されている。また、円盤状
に形成された支持基板5の一方の表面にはエンボスピッ
トが記録され、このエンボスピットを覆うように第2反
射膜2が形成されている。そして、第2記録面14は、
第2反射膜2と接着層3との境界面により構成されてい
る。従って、第1および第2記録面12、14は、それ
ぞれ第1および第2反射膜2、4に対して、カバー基板
1側に位置している。
【0018】図3に示すように、上記構成の光ディスク
10に記録されている情報の読み出しは、後述するよう
に、レーザ光をカバー基板1側から光ディスクに入射し
て第1記録面12または第2記録面14に集光し、各記
録面からの反射光の光強度変化をエンボスピットの記録
情報として検出することにより成される。
【0019】そのため、カバー基板1は、使用される波
長のレーザ光を透過する透明な合成樹脂、例えば、ポリ
カーボネイト樹脂、PMMA樹脂(アクリル樹脂)等に
より形成されている。また、カバー基板1側から情報を
記録、再生するため、支持基板5は必ずしも透明である
必要はなく、支持基板の複屈折も問題とならない。その
ため、支持基板5の材料は、耐環境性、耐熱性、加工性
に優れた材料であればよく、ABS樹脂、ポリエチレン
樹脂、ポリスチレン樹脂等、より安価な材料を使用する
ことが可能である。
【0020】第1記録面12および第2記録面14の反
射率は、第1および第2反射膜2、4の各々の反射率お
よび透過率に応じてきまる。すなわち、図3に示すよう
に、第1反射膜2の反射率をR1、透過率をT1、第2
反射膜4の反射率をR2、透過率をT2とすると、カバ
ー基板1側から入射して第1記録面12にフォーカスさ
れた光ビームL0の反射光L1は、(1)式のようにな
る。 L1=L0xR1/100 …(1) また、透過光LTは、(2)式のようになる。 LT=L0×T1/100 …(2) 第1反射膜2を透過し第2記録面14にフォーカスされ
た透過光LTの反射光L2は、(3)式のようになる。 L2=(LT×R2/100)×T1/100 =L0×(R2/100)×(T1/100) 光ディスク駆動装置の光ヘッドから出射されたフォーカ
ス光の場合、第1記録面12と第2記録面14との間隔
がフォーカス点からある程度離れていると、フォーカス
した記録面以外では光ビームが散乱する。そのため、光
ビームの漏れ込みは、実用上問題ない程度に少ない。各
記録面の情報再生を考慮した場合、第1および第2記録
面12、14の実質的な光反射率は、ともに比較的大き
な値(15〜45%程度)に設定することが望ましい。
【0021】また、外部から光ディスク10へ入射する
レーザ光L0に対して、支持基板5側の第2記録面14
で反射されカバー基板1側の第1記録面12を通過して
外部に出射するレーザ光L2の割合(L2=15%〜4
5%)は、第1記録面12で反射して外部に出射するレ
ーザ光L1の入射レーザ光L0に対する割合(L1=1
5%〜45%)と同程度に設定されていることが望まし
い。
【0022】これは、多層情報記録媒体(例えば、2層
光ディスク)から情報を再生する駆動装置の情報読取光
学系のサーボ特性(サーボゲインなど)を、上側の第1
記録面12に対しても下側第2記録面14に対しても、
同じにできることを意味している。すなわち、第1記録
面12から第2記録面14へ(あるいはその逆)に情報
読取先を変更する際、読取光学系のサーボ特性の切り換
えが不要となり、この読取層切り換えに伴う再生動作の
一時的な中断、あるいは、一時的な動作不安定状態の発
生を避けることが可能になる。同時に、サーボ特性の切
り換えが不要になる分、駆動装置の動作が安定し、駆動
装置の製品コストも低減することができる。
【0023】図4ないし図8は、種々の反射膜材料につ
いて、波長400nmの光ビームに対する膜厚と反射率
との関係を調べた結果を示している。ここでは、基板上
に各種類の反射膜材料を成膜し、さらにその上にUV樹
脂をオーバコートした際の反射膜の膜厚および反射率を
示している。
【0024】図4に示すように、SiCからなる反射膜
の場合、膜厚30nmのときに反射率27%、透過率4
8%となる。そのため、光ディスク10の第1反射膜2
として使用することできる。
【0025】図5に示すように、Siからなる反射膜の
場合、膜厚20nmのときに反射率40%、透過率20
%となる。Si反射膜は光の吸収が大きいため、第1反
射膜2に使用することは難しいが、別の高透過率材料を
第1反射膜に使用した時には、第2反射膜4として使用
することができる。
【0026】図6に示すように、Auからなる反射膜の
場合、膜厚40nmのときに反射率32%、透過率11
%となる。Siと同様に、Au反射膜は光の吸収が大き
いため、第1反射膜2に使用することは難しいが、別の
高透過率材料を第1反射膜に使用した時には、第2反射
膜4として使用することができる。
【0027】図7に示すように、Si0からなる反射
膜の場合、波長400nmの光ビームでもほとんど透明
で反射膜としては使用できない。
【0028】図8に示すように、AlMoからなる反射
膜の場合、膜厚50nm以上で反射率70%となる。透
過はほとんどない。従って、この材料は、第2反射膜4
に適している。膜厚40nmとした場合、反射率32
%、透過率11%となる。
【0029】このように、AlMo膜は、第1反射膜と
して使用するのは難しいが、別の高透過率材料を第1記
録面に使用すれば第2反射膜として使用できる。
【0030】第1反射膜2として30nm厚のSiC
膜、第2反射膜4として50nm厚のAlMo膜をそれ
ぞれ使用した場合、前述の(1)、(3)式から、第1
記録面12で反射した反射光L1の入射光L0に対する
割合は27%、第2記録面14で反射した反射光L2の
入射光L0に対する割合は16%となる。
【0031】第1反射膜2を20nmのSiC膜とする
と、反射光L1の割合は20%、反射光L2の割合は3
6%となる。また、第1反射膜2を25nmのSiC膜
にすると、反射光L1の割合は23%、反射光L2の割
合も23%となり、互いに等しい値となる。このよう
に、SiC膜の膜厚を調整することで、第1および第2
記録面12、14で反射された反射光の光量をバランス
させることができる。
【0032】次に、接着層3について説明する。図9に
示すように、接着層3の屈折率をnとするとき、接着層
の厚さdは次の(4)式で与えられる。 d=λ1Xλ2/2n(λ1−λ2) …(4) ここで、λ1、λ2は、それぞれ反射光強度が極大とな
る隣接した2つの波長を示している。レーザ光の記録再
生波長が650nmの場合、接着層3の厚さdは約40
μmに設定され、このときの接着層の反射光強度は極小
となる。この厚さdは、レーザ光の記録再生波長に比例
するため、レーザ光の記録再生波長が400nmのと
き、反射光強度が極小となる接着層3の厚さdは、約2
5μmとなる。 d=40x400/650=約25μm 従って、レーザ光の記録または再生波長が400nmの
場合、第1および第2反射膜2、4間の間隔、すなわ
ち、接着層3の厚さdは、接着層3の反射光強度が極小
となるよう約25μmに設定され、実用上は製造誤差も
考慮すると20μm〜30μmに設定されていることが
望ましい。
【0033】次に上記のように構成された光ディスク1
0の製造方法について説明する。まず、1.1mm厚の
支持基板5は、従来のCD、DVDの製造で用いられて
いる射出成形法によって作製される。予め情報が記録さ
れたマスター盤を射出成形機の片側にセットし、基板厚
さが出来上がりで1.1mmとなるように金型のキャビ
ティを設定し、このキャビティ内へ所望の合成樹脂を射
出することで1.1mm厚の支持基板5が作製される。
【0034】一方、0.1mm厚のカバー基板1は、厚
さが薄いため従来のCD、DVDの製造で用いられてい
る射出成形法によりそのまま作製することは難しい。そ
こで、本実施の形態によれば、以下の方法によりカバー
基板1および光ディスク10を製造している。まず、図
10に示すように、金型9の中に平らな保持基板6を配
置し、その上に剥離剤7を塗布する。また、予め情報が
記録されたマスター盤8を金型9にセットし、剥離剤7
と対向させる。そして、0.1mm厚のカバー基板1に
対応して、マスター盤8と剥離剤7との間に規定された
キャビティ16を調整する。
【0035】続いて、加熱され溶融状態の樹脂を導入口
18から金型9のキャビティ16内に充填し、マスタ盤
8と保持基板6とを押し出してマスクー盤8のスタンパ
面と保持基板6表面との間隔を所定の間隔に調整する。
すなわち、樹脂が冷却硬化することにより成形されるカ
バー基板1の厚さが0.1mmとなるように、スタンパ
面と保持基板6表面との間隔を設定する。
【0036】射出成形後、金型9を開放することによ
り、保持基板6上に剥離剤7を介して付着した0.1m
m厚のカバー基板1が作製される。
【0037】次に、上記のように成形されたカバー基板
1および保持基板5の表面、すなわち、エンボスピット
が形成された表面に、それぞれ反射膜2、4をスパッタ
法等により所定の厚さに成膜する。カバー基板1への第
1反射膜2の成膜は、カバー基板1を剥離剤7を介して
保持基板6上に付着させた状態のままスパッタ装置にセ
ットして行う。保持基板6によってカバー基板1を保持
した状態で成膜することにより、スパッタ工程中のカバ
ー基板の反りを防止できるとともに、スパッタ工程にお
けるカバー基板のハンドリングも容易となる。
【0038】続いて、上記のように反射膜2、4の形成
されたカバー基板1および支持基板5を接着層を介して
互いに貼り合わせる。この場合、図11(a)に示すよ
うに、まず、支持基板5をその第2反射膜4が上向きと
なるようにしてスピンテーブル20上に載置し、その
際、スピンテーブルの位置合わせピン22を支持基板5
の中心孔に押通し、支持基板をスピンテーブルに位置合
わせする。そして、支持基板5がスピンテーブル20に
密着した後、低粘度の紫外線硬化性接着剤24を適量だ
け第2反射膜4上に塗布する。
【0039】図11(b)に示すように、接着剤24の
塗布後、直ちに、保持基板6と一体となったカバー基板
1をその第1反射膜2が下向きとなるようして、スピン
テーブル20上に装填し、その際、スピンテーブルの位
置合わせピン22をカバー基板1の中心孔に押通させ
る。これにより、カバー基板1は、支持基板5上に塗布
された接着剤24を押し広げるように支持基板5に密着
する。
【0040】続いて、図11(c)に示すように、カバ
ー基板1を支持基板5に密着させたあと、スピンテーブ
ル20を高速回転させる。すると、カバー基板1と支持
基板5との間の余分な接着剤24が遠心力により外部へ
はじき出され、これらの基板間に、所定の厚さで気泡の
ない均一な接着層3が残留する。
【0041】その後、図11(d)に示すように、接着
層3を介して張り合わされたカバー基板1および支持基
板5に、紫外線ランプ26から紫外線を照射して接着層
3を硬化させる。これにより、カバー基板1と支持基板
5とが貼り合わされ完全に一体化される。
【0042】図12に示すように、貼り合わされた状態
において、カバー基板1の上に剥離剤7を介して保持基
板6が付着した構造となっている。そして、剥離剤7の
付着強度が適度に弱いので、保持基板6を引き剥がすと
カバー基板1と剥離剤7との界面で剥がれ、図2に示し
た構造の光ディスク10が完成する。
【0043】前述したように、上記構成の光ディスク1
0に対する情報の記録あるいは再生は、レーザ光を対物
レンズによりカバー基板1側から光ディスク内へ入射し
て第1記録面または第2記録面に集光し、各記録面で反
射された反射光の光強度変化をエンボスピットの記録情
報として検出することにより成される。
【0044】図13に示すように、上記構成の光ディス
ク10に対して情報を記録あるいは再生する光ディスク
駆動装置28は、光検出部31、前置増幅部32、フォ
ーカス・トラッキングエラー検出部33、フォーカス・
トラッキング制御部34、波形等化部35、2値化部3
6、PLL回路37、ウォブル検出部38、ヘッダ位置
検出部39、ヘッダ周期出力部40、及びデータ復調部
41などが設けられている。
【0045】また、光ディスク装置28は、光ディスク
10が載置されるターンテーブル42と、ターンテーブ
ルを回転駆動するスピンドルモータ44と、を備えてい
る。ここで、光ディスク10は、そのカバー基板1が下
を向いた状態、つまり、光検出器31と対向するよう
に、ターンテーブル42上に装填される。
【0046】光ヘッドとして機能する光検出部1は、対
物レンズにより集光されたレーザ光を光ディスク10に
対しカバー基板1側から照射し、この光ディスクの第1
あるいは第2記録面12、14で反射さ光ディスクから
出射した反射光を受光し、受光量に応じた電気信号を出
力する。
【0047】この反射光には、光ディスク10に記録さ
れた情報が反映されている。前置増幅部32は、光検出
部31から出力される電気信号を増幅して出力する。フ
ォーカス・トラッキングエラー検出部33は、前置増幅
部32から出力される電気信号に基づき、光ディスク1
0の記録面に記録されたデータ列と、光検出部31から
照射された光ビームのビームスポットとの位置ずれ(最
適な位置からのずれ量)を検出する。フォーカス・トラ
ッキングエラー制御部34は、フォーカス・トラッキン
グエラー検出部33で検出された検出結果に基づき、光
検出部31から照射される光ビームのビームスポットが
最適な位置になるように制御する。
【0048】ヘッダ位置検出部39は、前置増幅部32
から出力される電気信号(ヘッダフィールドが反映され
た部分)に基づき、ヘッダフィールドの位置を検出し
て、検出する度にパルス信号を出力する。ヘッダ周期出
力部40は、ヘッダ位置検出部39から出力されるパル
ス信号に基づき、ヘッダ領域が出現する周期を示すヘッ
ダ周期情報(電圧又は正弦波)を出力する。あるいは、
ヘッダ周期出力部40は、ヘッダ位置検出部39から出
力されるパルス信号に基づきヘッダ領域が出現する周期
を検出し、この検出結果に基づき光ディスク10におけ
る線速度情報を出力する。
【0049】波形等化部35は、前置増幅部32から出
力された電気信号の波形等化を行う。また、この波形等
化部35は、ヘッダ周期出力部40から出力されるヘッ
ダ周期情報(又は線速度情報)に基づき、波形等化特性
を変更する。2値化部36は、波形等化部35で波形等
化された電気信号をあらかじめ定められた基準値を用い
て2値化して出力する。PLL回路37は、2値化部3
6から出力される2値化信号に追従して、データ再生に
必要な基準クロックを生成し出力する。
【0050】ウォブル検出部(バンドパス=フィルタ)
38は、前置増幅部32から出力された電気信号からウ
ォブル信号を抽出し、ウォブル波形を出力する。また、
このウォブル検出部38は、ヘッダ周期出力部10から
出力されるヘッダ周期情報(線速度情報)に基づき、フ
ィルタ特性を変更する。
【0051】データ復調部41は、波形等化部35、P
LL回路37、及びウォブル検出部38から出力される
各種信号(波形等化信号、基準クロック、ウォブル信
号)を受け取り、光ディスク10に記録されているデー
タの復調(再生)を行う。
【0052】以上のように構成された光ディスク10に
よれば、カバー基板1は、0.1mm厚であり従来の基
板よりも薄く、かつ、支持基板5に比較して十分に薄く
形成され、このカバー基板の外面側から記録面に光ビー
ムを照射して情報を記録再生する。そして、このように
光ビームが通るカバー基板1を薄くすることにより、チ
ルトマージンの制限を受け難くなり、第1および第2記
録面2、4を高記録密度化した場合でも、正確な情報記
録再生が可能となる。
【0053】また、支持基板5は、カバー基板1を薄く
した分だけ厚く形成されているため、光ディスク10の
十分な機械的強度を確保できるとともに、光ディスク全
体の厚さを従来と同様に維持した状態で記録面2層型の
光ディスクを実現することができる。
【0054】更に、第1および第2反射膜2、4の反射
率および透過率を適宜に設定することにより、第1記録
面12からの反射光の光量と、第2記録面14からの反
射光の光量とがほぼ等しくなるように構成されている。
そのため、光ディスク駆動装置側の構成を簡略化し、駆
動装置の製品コストを低減することが可能となる。
【0055】また、上述した光ディスク10の製造工程
においては、0.1mmと非常に薄いカバー基板1を剥
離剤を介して保持基板に付着させた状態で処理すること
により、製造工程中におけるカバー基板の反り、損傷を
防止できるとともに、取扱性が向上し、薄いカバー基板
を備えた光ディスクを容易に製造することができる。
【0056】なお、この発明は上述した実施の形態に限
定されることなく、この発明の範囲内で種々変形可能で
ある。図14に示す実施の形態によれば、光ディスク取
扱時においてカバー基板に傷等が付くことを防止するた
め、光ディスクの記録領域の内側または外側に凹部ある
いは凸部16、17を形成している。凹部あるいは凸部
16、17は、例えば、カバー基板1の射出成形時、金
型あるいはマスター盤に、これらに対応する凹凸部を設
けておくことにより、カバー基板1上に予め形成するこ
とが可能である。この場合、支持基板5の表面はフラッ
トに、又は凹部のみが存在するように形成している。
【0057】これら凹部あるいは凸部16、17は、光
ディスク10の中心孔と同軸な環状に形成され、その深
さあるいは高さは、実用上0.3mm以内、幅は0.2
mm〜10mmが望ましい。
【0058】なお、カバー基板1は、光ディスク内側の
クランプ領域15にも配設する。カバー基板1の中心孔
と支持基板5の中心孔とを利用して、カバー基板および
支持基板を互いに位置合わせするためである。カバー基
板1の場合、厚さが均一であるため、クランプ領域15
にあってもチルト特性に悪影響を与えない。その他の構
成は、前述した実施の形態に係る光ディスクと同一であ
り、その詳細な説明は省略する。
【0059】図15は、光ディスク表面のカバー基板を
UVオーバコート膜で形成した光ディスクの実施の形態
を示している。この光ディスクは、記録面1層型の光デ
ィスクであり、支持基板5の表面にエンボスピットが記
録され、このエンボスピットを覆うように反射膜4が形
成されている。そして、反射膜4上にUVオーバコート
膜が形成されカバー基板1を構成している。また、カバ
ー基板1と反射膜4との境界面により記録面4が形成さ
れている。
【0060】カバー基板1の損傷を防止するため、記録
領域の内側および外側において支持基板5の表面には凸
部20が形成されている。これらの凸部20は、光ディ
スク10の中心孔と同軸な環状に形成され、その高さ
は、実用上0.3mm以内、幅は0.2mm〜10mm
が望ましい。
【0061】これらの凸部20は、例えば、支持基板5
の射出成形時、金型あるいはマスター盤に、これらに対
応する凹部を設けておくことにより、支持基板上に予め
形成しておくことができる。なお、クランプ時における
チルト特性への悪影響光を防止するため、光ディスク内
側のクランプ部15には、オーバーコート膜は配設しな
い。
【0062】また、上記凸部20に代えて、凹部を設け
るようにしてもよい。凹部を備えている場合、オーバコ
ート層をスピンコートする際、オーバコート剤が不必要
に広がること、および光ディスクの内周部および外周部
に溜まることを防止できる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
表面記録再生用の1.2mm厚記録媒体の片面または両
面に2層の記録面を形成した情報記録媒体の構造を提案
し、今後さらに記録密度を詰めて大容量化を図るための
有効な手段を提供することができる。すなわち、この発
明によれば、カバー基板を従来よりも薄くして記録密度
を高めた場合でも、十分なチルトマージンと機械強度が
確保できる情報記録媒体、およびその製造方法を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る記録面多層型の光
ディスクを示す斜視図。
【図2】上記光ディスクの構造を模式的に示す断面図。
【図3】上記光ディスクの各記録面の反射率と透過率の
関係を示す図。
【図4】波長400nmの光ビームに対するSiC反射
膜の膜厚と反射率との関係を示す図。
【図5】波長400nmの光ビームに対するSi反射膜
の膜厚と反射率との関係を示す図。
【図6】波長400nmの光ビームに対するAu反射膜
の膜厚と反射率との関係を示す図。
【図7】波長400nmの光ビームに対するSiO
射膜の膜厚と反射率との関係を示す図。
【図8】波長400nmの光ビームに対するAlMo反
射膜の膜厚と反射率との関係を示す図。
【図9】上記光ディスクにおける接着層の反射光強度と
波長との関係を示す図。
【図10】上記光ディスクの射出成形に用いる金型を概
略的に示す断面図。
【図11】上記光ディスクの製造工程をそれぞれ概略的
に示す斜視図。
【図12】剥離剤を介して保持基板に取り付けられたカ
バー基板と、支持基板と、を貼り合わせた状態を示す断
面図。
【図13】上記光ディスクを駆動するディスク駆動装置
を概略的に示すブロック図。
【図14】この発明の他の実施の形態に係る光ディスク
を示す断面図。
【図15】この発明の更に他の実施の形態に係る光ディ
スクを示す断面図。
【符号の説明】
1…カバー基板 2…第1反射膜 3…接着層 4…第2反射膜 5…支持基板 6…保持基板 7…剥離剤 10…光ディスク 12…第1記録面 14…第2記録面 16、20…凸部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1記録面が設けられた透明なカバー基板
    と、 第2記録面が設けられているとともに、上記カバー基板
    よりも厚く形成された支持基板と、を備え、 上記カバー基板は、一方の表面に形成されたエンボスピ
    ットと、上記エンボスピットを覆った第1反射膜と、を
    有し、上記支持基板は、一方の表面に形成されたエンボ
    スピットと、上記エンボスピットを覆った第2反射膜
    と、を有し、 上記カバー基板および支持基板は、上記第1および第2
    反射膜が対向した状態で、透明な接着層を介して互いに
    貼り合わされ、 上記第1記録面は上記カバー基板の表面と上記第1反射
    膜との境界面により形成され、上記第2記録面は上記第
    2反射膜と上記接着層との境界面により形成されている
    ことを特徴とする情報記録媒体。
  2. 【請求項2】上記カバー基板の厚さは、0.1mm〜
    0.6mmの範囲に形成されていることを特徴とする請
    求項1に記載の情報記録媒体。
  3. 【請求項3】上記第1反射膜と第2反射膜との間隔は、
    使用する光ビームの記録または再生波長に対して、反射
    率強度が極小となるように設定されていることを特徴と
    する請求項1又は2に記載の情報記録媒体。
  4. 【請求項4】上記接着層の厚さは、20μm〜30μm
    の範囲に形成されていることを特徴とする請求項3に記
    載の情報記録媒体。
  5. 【請求項5】上記第1反射膜の反射率および透過率、並
    びに上記第2反射膜の反射率および透過率は、上記カバ
    ー基板を通して上記第1記録面に入射し、第1反射膜に
    より反射されて上記カバー基板から出射する光ビームの
    光量と、上記カバー基板および第1反射膜を通して上記
    第2記録面に入射し、上記第2反射膜により反射されて
    上記カバー基板から出射する光ビームの光量とがほぼ一
    致するように設定されていることを特徴とする請求項1
    ないし4のいずれか1項に記載の情報記録媒体。
  6. 【請求項6】上記カバー基板および支持基板は、中心孔
    を有した円盤状に形成され、 上記カバー基板は、内周部および外周縁部に設けられた
    凸部又は凹部を備えていることを特徴とする請求項1に
    記載の情報記録媒体。
  7. 【請求項7】上記カバー基板および支持基板は、中心孔
    を有した円盤状に形成され、 上記支持基板は、内周部および外周縁部に設けられた凸
    部又は凹部を備え、 上記カバー基板は、上記凸部間又は凹部間に位置してい
    るとともにオーバコート層により形成されていることを
    特徴とする請求項1に記載の情報記録媒体。
  8. 【請求項8】第1記録面が設けられた透明なカバー基板
    と、第2記録面が設けられているとともに、上記カバー
    基板よりも厚く形成された支持基板と、を、上記第1お
    よび第2記録面が対向した状態で、透明な接着層を介し
    て互いに貼り合わされた情報記録媒体の製造方法におい
    て、 保持基板の表面に所定厚さの剥離剤を塗布し、上記剥離
    剤上に、上記カバー基板を射出成形により形成する工程
    と、 上記カバー基板の上記剥離剤と反対側に位置した第1記
    録面上に第1反射膜を形成する工程と、 射出成形により上記支持基板を形成する工程と、 上記支持基板の一方の表面に第2反射膜を形成して第2
    記録面を形成する工程と、 上記第2反射膜上に所定厚さの接着層を形成する工程
    と、 上記第2反射膜上に形成された接着層の上に、上記剥離
    剤を介して保持基板に取り付けられたカバー基板を、上
    記第1反射膜を対向させて配置し、上記カバー基板を上
    記接着層を介して支持基板に貼り合わせる工程と、 上記カバー基板を上記支持基板に貼り合わせた後、上記
    カバー基板を上記剥離剤から剥離する工程と、 を備えたことを特徴とする情報記録媒体の製造方法。
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