JP2001306909A - 施設利用の予約方法及び施設利用の待ち状況確認方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 施設の対応者に負担をかけずに、利用者が施
設に出向くことなく、施設利用の予約を行えるようにす
ること。 【解決手段】 施設利用者側の端末装置１０１ａ〜１０
１ｎから施設利用の予約を行うと、通信路を介してネッ
トワーク１０２上に設けられたメインサイト１０６を介
して利用する施設のホームページ１０９〜１１１にアク
セスし、利用の予約を行う。また、施設側端末装置１０
３〜１０５から通信路を介して、ホームページ１０９〜
１１１にアクセスし、登録された施設利用者の予約デー
タの削除等の更新を行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の技術分野】本発明は、病院等の各種施設を利
用する際に使用する施設利用の予約方法及び施設利用の
待ち状況確認方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、病院等の施設を利用する場合、一
般に、その場で予約を行ない、予約を行った後、自己の
順番が来るまで、その場で待たなければならない。した
がって、施設の利用者が多い場合には、予約した後の待
ち時間が極めて長くなるという問題がある。この問題を
解決する方法として、予約や順番待ち状況の確認を、電
話を用いて行う方法がある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】前記のように、電話を
使用して予約や待ち状況の確認を行う方法においては、
多数の利用者が前記方法によって予約の申込みや待ち状
況の確認を行うようになると、施設の対応者に大きな負
担がかかるという問題がある。

【０００４】本発明は、前記問題点に鑑み成されたもの
で、施設の対応者に負担をかけずに、利用者が施設に出
向くことなく、施設利用の予約を行えるようにすること
を課題としている。また、本発明は、前記問題点に鑑み
成されたもので、利用者が施設に出向くことなく、施設
利用の順番待ちの状況を確認できるようにすることを課
題としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明によれば、施設利
用者側の端末装置から施設の利用予約を行う段階と、通
信路を介して前記利用予約を受けて、受付順に利用予約
者のデータをサーバに登録する段階と、施設側の端末装
置から通信路を介して、前記サーバに利用予約者のデー
タの更新を指示する段階と、前記指示された利用予約者
のデータを前記サーバで更新する段階とを備えて成るこ
とを特徴とする施設利用の予約方法が提供される。施設
利用者側の端末装置から施設利用の予約を行うと、通信
路を介して前記予約を受けて、受付順に施設利用者のデ
ータをサーバに登録する。また、施設側の端末装置から
通信路を介して、前記サーバに施設利用者のデータの更
新を指示すると、前記指示された施設利用者のデータを
更新する。

【０００６】ここで、施設利用者側の端末装置から自己
の利用予約を取消す段階を備えて成るようにしてもよ
い。また、前記利用者側の端末装置からの施設の利用予
約及び前記施設側の端末装置からの利用予約者のデータ
の更新の指示は、インターネット上のホームページを介
して行われるようにしてもよい。さらに、前記施設側の
端末装置から通信路を介して前記サーバに、前記サーバ
に登録された利用予約者の待ち時間データを送信する段
階と、前記サーバに前記利用予約者の待ち時間データを
登録する段階とを備えて成るようにしてもよい。

【０００７】また、本発明によれば、施設利用者側の端
末装置から施設の利用予約を行う段階と、通信路を介し
て前記利用予約を受けて、受付順に利用予約者のデータ
をサーバに登録する段階と、施設側の端末装置から通信
路を介して、前記サーバに利用予約者のデータの更新を
指示する段階と、前記指示された利用予約者のデータを
更新する段階と、前記施設利用者側の端末装置から前記
サーバに登録されている利用予約者のデータを閲覧する
段階とを備えて成ることを特徴とする施設利用の待ち状
況確認方法が提供される。施設利用者側の端末装置から
施設利用の予約を行うと、通信路を介して前記予約を受
けて、受付順に施設の利用者データをサーバに登録す
る。施設側の端末装置から通信路を介して、前記サーバ
に施設の利用者データの更新を指示すると、前記指示さ
れた利用者データを更新する。前記施設利用者側の端末
装置から前記サーバに登録されている利用者のデータを
閲覧することにより、施設利用の待ち状況を確認する。

【０００８】ここで、前記施設利用者側の端末装置から
の施設の利用予約及び前記施設側の端末装置からの利用
予約者のデータの更新の指示は、インターネット上のホ
ームページを介して行われるようにしてもよい。また、
前記施設側の端末装置から通信路を介して前記サーバ
に、前記サーバに登録された利用予約者の待ち時間デー
タを送信する段階と、前記サーバに前記利用予約者の待
ち時間データを登録する段階とを備えて成るようにして
もよい。

【０００９】

【発明の実施の形態】図１は本発明の実施の形態に係る
施設利用の予約方法及び施設利用の順番待ち状況確認方
法に使用するシステム構成図である。図１において、本
システムは、通信路を構成するネットワーク１０２とネ
ットワーク１０２に繋がる複数の利用者側端末装置１０
１ａ〜１０１ｎ、複数の施設側の端末装置１０３〜１０
５、及びネットワーク１０２上の施設利用の予約入力及
び施設利用の順番待ち状況を確認するために経由するメ
インサイト１０６、サイト１０６にリンクしている各施
設のホームページ１０９〜１１１から構成される。メイ
ンサイト１０６は、中央処理装置（ＣＰＵ）を有するサ
ーバ本体１０７と記憶手段としての記録媒体１０８を備
えたサーバ（インターネットの場合にはＷｅｂサーバ）
によって構成されている。記録媒体１０８はハードディ
スク等によって構成され、サーバ本体１０７が後述する
処理を行うためのソフトウェアプログラムが記憶されて
いると共に施設利用の予約データが記憶される。前記サ
ーバは、後述するように処理機能及び通信機能を有して
いる。

【００１０】利用者側端末装置１０１ａ〜１０１ｎとし
ては、パーソナルコンピュータ、携帯端末、情報表示機
能付き携帯電話等の情報処理装置が使用できる。利用者
側端末装置１０１ａ〜１０１ｎは、サイト１０６がネッ
トワーク１０２上に提供されている情報にアクセスし、
その画面情報及びリンク先のホームページの情報を自ら
の端末装置の画面に表示する機能を有し又、ホームペー
ジ１０９〜１１１に対し必要な操作（項目選択、番号入
力等）を可能とする機能を有している。即ち、各利用者
側端末装置１０１ａ〜１０１ｎは、中央処理装置及びソ
フトウェアプログラムが記憶された記憶手段としての記
録媒体を有し、後述するような処理機能及び通信機能を
有している。

【００１１】また、施設Ａ、Ｂ、Ｃ側の各端末装置１０
３〜１０５も利用者側端末装置１０１ａ〜１０１ｎと同
様に、ネットワーク１０２上に提供されている製品情報
にアクセスし、その画面情報及びリンク先のホームペー
ジの情報を自らの端末装置の画面に表示する機能を有し
又、ホームページ１０９〜１１１に対し必要な操作（項
目選択、番号入力等）を可能とする機能を有している。
即ち、各施設側端末装置１０３〜１０５は、中央処理装
置及びソフトウェアプログラムが記憶された記憶手段と
しての記録媒体を有し、後述するような処理機能及び通
信機能を有している。

【００１２】ただし、画面での入出力情報において、利
用者側端末装置１０１ａ〜１０１ｎから入出力できる情
報と、施設側端末装置１０３〜１０５から入出力できる
情報は異なる。例えば、利用者側端末装置１０１ａ〜１
０１ｎからは、利用者自身の情報の入力（例えば、利用
者自身の会員番号の入力）及び削除しかできない。ま
た、出力情報に関しても、利用者自身の情報（利用者自
身の順番待ち時間情報）しか出力できない。即ち、利用
者側端末装置１０１ａ〜１０１ｎでは、他人の情報の入
力及び削除並びに、他人の氏名が解るような順番待ち情
報は出力できないように構成されている。

【００１３】一方、施設側端末装置１０３〜１０５から
は、全ての会員（利用者）が入力した情報、予約入力し
た順番等の情報が全て出力される。また、全ての会員
（利用者）の予約入力が行える共に、待ちの順番から削
除等の操作が行えるように構成されている。サイト１０
６は、例えば、図２、図３のような画面を有し目的の施
設を選択することにより、選択された施設のホームペー
ジへ繋げる機能を有している。各施設のホームページに
は、予約の入力、及び順番待ち状況確認ができる機能を
有している。この機能は、一般にサイト１０６の指定す
る仕様により作られたものであり操作性が統一されてい
る。その機能の例を図４、図５、図６に示す。これらの
ホームページの情報は、パーソナルコンピュータのよう
な比較的高解像度な画面に出力される場合と携帯電話の
ような比較的解像度の低い画面で表示される場合を考慮
し、２タイプの画面を有するように構成することも可能
である。

【００１４】先ず、本発明の実施の形態に係る施設利用
の予約方法及び施設利用の待ち状況確認方法の概要を説
明すると、病院、美容院、レストランその他順番待ちが
発生する可能性のある施設において、インターネット上
のサイトに施設利用の予約を可能とすると共に施設利用
の順番待ち状況の確認を可能とするホームページを設け
る。施設側の端末装置と利用者側の端末装置から前記ホ
ームページにアクセスし、利用者側の端末装置から施設
利用の予約を可能にすると共に、施設側の端末装置から
施設利用の順番待ち状況を随時更新することにより、施
設利用の予約、施設利用の順番待ち状況の確認を、当該
施設に行かずに実現する方法及びシステムが提供され
る。

【００１５】即ち、図１において、利用者ａが施設Ａ
（例えば、病院、美容院、レストラン等）を利用する為
には、まず施設Ａの利用予約を取り、順番待ちをする必
要があるが、この予約取りと順番待ちを以下の様にして
実現する。利用者ａは、利用者側端末装置１０１ａを用
いてネットワーク１０２上の施設予約及び順番待ち状況
確認サイト１０６にアクセスし、さらにその配下に存在
する施設Ａのホームページ１０９に行き着く。そこで、
利用者ａは施設Ａの予約処理を行う。

【００１６】このホームページ１０９上の情報は、施設
Ａを利用する他の複数の利用者の端末装置１０１ｂ〜１
０１ｎからも予約処理により更新され又、施設Ａ側の受
付けの端末装置１０３から随時情報が更新され（利用者
側端末装置１０１ａ〜１０１ｎからは予約の入力が行わ
れ、一方、施設側端末装置１０３からは、利用者が施設
を利用可能になることにより施設Ａでの待ち利用者が一
人減る毎に該利用者の登録が削除されて更新され
る。）、施設利用の順番待ち状況がリアルタイムに変化
していく。これにより、施設を利用したい利用者はその
予約を施設に行かずして行えるだけでなく、順番待ち状
況を確認し、その状況を見はからって適当な時間に、利
用を希望する施設を訪れることができる。図７及び図８
は利用者側端末装置１０１ａ〜１０１ｎの処理を示すフ
ローチャート、図９はサイト１０６を構成するサーバの
処理を示すフローチャート、図１０は施設側端末装置１
０３〜１０５の処理を示すフローチャートである。

【００１７】以下、図１乃至図１０を用いて、本実施の
形態について詳細に説明する。尚、以下の説明では、ネ
ットワーク１０２はインターネット、施設Ａ側の端末装
置１０３は病院の受付に設置された端末装置、利用者ａ
はその病院を利用する患者、利用者側端末装置１０１ａ
は当該利用者宅のパーソナルコンピュータであり、利用
者（患者）ａが端末装置１０１ａから利用予約を行い、
施設（病院）Ａで端末装置１０３から予約の更新を行う
例を説明する。利用者側端末１０１ｂ〜１０１ｎ、施設
側端末装置１０４、１０５を用いて利用予約や更新を行
う場合も同様に行われる。

【００１８】先ず、利用者（患者）ａは、利用者側端末
装置１０１ａから電話回線等の通話路を介して、予約入
力及び順番待ち状況確認のためのメインサイト１０６に
アクセスする（図７のステップＳ７０１）。サイト１０
６のサーバは、前記アクセスを受けたと判断した場合
（図９のステップＳ８０１）、図２のメニュー画面を表
示するためのデータを通信路を介して利用者側端末装置
１０１ａに送信する（ステップＳ８０２）。利用者側端
末装置１０１ａでは、その表示装置に、前記メニュー画
面データを受信して（ステップＳ７０２）、図２のメニ
ュー画面を表示する（ステップＳ７０３）。前記メニュ
ー画面には、利用する施設の種類の選択を促す表示、例
えば、病院、歯科医、美容院、理容院のうち、利用する
施設の種類の選択を促す表示がなされる。

【００１９】次に、利用者ａが、自身で利用する施設の
種類、例えば病院を、利用者側端末装置１０１ａの入力
手段としてのマウスで画面をクリックして選択すると
（ステップＳ７０４）、利用者側端末装置１０１ａから
通信路を介して、選択した施設の種類を表す施設種別選
択データを送信する（ステップＳ７０５）。サイト１０
６のサーバは、前記施設種別選択データを受信したと判
断すると（ステップＳ８０３）、図３の施設データの入
力画面を表示するための施設入力画面データを通信路を
介して利用者側端末装置１０１ａに送信する（ステップ
Ｓ８０４）。利用者側端末装置１０１ａでは、その表示
装置に、前記施設入力画面データを受信して（ステップ
Ｓ７０６）、図３の施設データ入力画面を表示する（ス
テップＳ７０７）。前記施設データ入力画面には、利用
する施設名を特定するための固有の情報の入力を促す表
示、例えば、施設（病院）の場所（住所）、施設名（病
院名）の入力を促す表示がなされる。

【００２０】次に、利用者ａが、入力手段としてのキー
ボードを利用して、利用者側端末装置１０１ａに施設
（本例では施設Ａ）を特定するための施設データ、例え
ば、住所が「東京都」、病院名が「○×病院」を入力す
ると（ステップＳ７０８）、利用者側端末装置１０１ａ
は通信路を介して、入力された施設データを送信する
（ステップＳ７０９）。サイト１０６のサーバは、前記
施設データを受信したと判断すると（ステップＳ８０
５）、施設Ａのホームページに接続して、図４に示す施
設Ａのホームページを表示するための施設ホームページ
画面データを通信路を介して利用者側端末装置１０１ａ
に送信する（ステップＳ８０６）。尚、本例では、施設
Ａ、Ｂ、Ｃのホームページはサイト１０６のサーバ内に
設けられているものとして説明している。

【００２１】利用者側端末装置１０１ａでは、その表示
装置に、前記施設ホームページ画面データを受信して
（ステップＳ７１０）、図４に示す施設Ａのホームペー
ジを表示する（ステップＳ７１１）。前記ホームページ
には、利用するサービスの選択を促す表示、例えば、施
設利用を予約するための予約入力、施設利用の順番待ち
状況確認の選択、利用者側端末装置から自身の予約取消
を入力可能な予約取消の選択、利用者側端末装置からは
選択不能であり施設側端末装置によってのみ選択可能で
予約データを更新するための更新の選択を促す表示がな
される。利用者は、後述する予約を行った後に、「順番
待ち状況確認」をマウスでクリックすることにより、自
己のの順番待ち状況確認画面（図６）を確認し、自分の
大凡の順番待ち時間を確認し、病院へ向かうころあいを
見極めることができる。

【００２２】尚、予約登録の取消を行うための「取消」
の欄を選択するためには所定の登録されたパスワード
（例えば、サイト１０６にアクセスする際のパスワー
ド）が必要であり、利用者側端末装置１０１ａ〜１０１
ｎから自身の予約を取消すために「取消」を選択できる
ようになっている。また、予約データの更新を行うため
の「更新」の欄を選択するためにも所定の登録されたパ
スワード（例えば、サイト１０６にアクセスする際のパ
スワード）が必要であり、施設側端末装置１０３からは
選択可能であるが、利用者側端末装置１０１ａからは
「更新」を選択できないようになっている。

【００２３】次に、利用者ａが、マウスを利用して、施
設利用の予約を行うために「予約入力」を選択すると
（ステップＳ７１２）、これを表す予約入力を選択した
旨の信号が送信される（ステップＳ７１３）。前記ホー
ムページのサイト（本例ではサイト１０６）のサーバ
は、前記予約入力の信号を受信したと判断すると（ステ
ップＳ８０７）、図５に示すように施設Ａの予約入力画
面を表示するための予約入力画面データを通信路を介し
て利用者側端末装置１０１ａに送信する（ステップＳ８
０８）。利用者側端末装置１０１ａでは、その表示装置
に、前記予約入力画面データを受信して（ステップＳ７
１４）、図５に示す施設Ａの予約を行うための予約入力
画面を表示する（ステップＳ７１５）。

【００２４】前記予約入力画面には、予約データ、即
ち、利用者自身を特定するための情報の入力を促す表
示、例えば、利用者（患者）の氏名、当該病院の診察券
に記載されている患者個別の番号、住所の入力を促す表
示がなされる。尚、予約入力で入力できる情報は、利用
者を特定できれば足りるため、当該施設（病院）を以前
利用し利用者自身を特定するためのコード（本例では診
察券に記載の患者の番号）が付与されている場合には、
前記コードのみの入力とし、氏名や住所の入力は不要と
してもよい。

【００２５】次に、利用者ａが、キーボードを利用し
て、利用者ａ自身を特定するための予約データを入力し
て予約すると（ステップＳ７１６）、利用者側端末装置
１０１ａから、前記予約データが通信路を介して送信さ
れる（ステップＳ７１７）。前記ホームページのサイト
（本例ではサイト１０６）のサーバは、前記予約データ
を受信したと判断すると（ステップＳ８０９）、受診し
た予約データをホームページ上の順番待ち患者の最後尾
に追加する（ステップＳ８１０）。

【００２６】前述の如くして利用者（患者）ａからの予
約が新たに受付けられると、順番待ち利用者（患者）の
リストデータの最後尾に、利用者（患者）ａの予約が追
加され、利用者（患者）ａの予約データが最後尾に表示
されるようになる。以上のように、利用者側端末装置１
０１ａによりステップＳ７０１〜ステップＳ７１７まで
の各段階の処理を行い又、ホームページ１０９のサーバ
によりステップＳ８０１〜ステップＳ８１０までの各段
階の処理を行うことにより、本日受診するための予約が
行われ、施設（本例では病院）利用の予約の処理が完了
する。

【００２７】次に、利用者側端末装置１０１ａから、施
設利用予約の順番待ち状況を確認する方法について説明
する。先ず、利用者側端末装置１０１ａから前述の如く
してメインサイト１０６にアクセスし、施設Ａのホーム
ページに接続して利用者側端末装置１０１ａに図４の画
面が表示された状態、即ち、図８のステップＳ７１１の
段階の処理が終了した状態にあるものとする。この状態
で、利用者（患者）ａが、図４の「順番待ち状況確認」
をマウスでクリックして施設利用の順番待ち状況確認を
選択すると（ステップＳ７１８）、利用者側端末装置１
０１ａから、前記順番待ち確認を選択した旨の信号が通
信路を介して送信される（ステップＳ７１９）。

【００２８】前記ホームページのサイト（本例ではサイ
ト１０６）のサーバは、前記順番待ち確認を選択した旨
の信号を受信したと判断すると（ステップＳ８１１）、
図６に示す予約状況を表示するための順番待ち状況確認
画面データを通信路を介して利用者側端末装置１０１ａ
に送信する（ステップＳ８１２）。利用者側端末装置１
０１ａでは、その表示装置に、前記順番待ち状況確認画
面データを受信して（ステップＳ７２０）、図６に示す
施設Ａの順番待ち確認画面を表示する（ステップＳ７２
１）。以上のように、利用者側端末装置１０１ａにより
ステップＳ７１８〜ステップＳ７２１までの各段階の処
理を行い又、ホームページ１０９のサーバによりステッ
プＳ８１１、ステップＳ８１２の各段階の処理を行うこ
とにより、利用者ａは、施設（病院）Ａにおける自己の
順番待ち状況を確認することができる。尚、図６のホー
ムページの予約状況を示す表示画面は、アクセスした利
用者が「山田太郎」の場合の表示であり、予約者の氏名
は、利用者側端末装置１０１ａ〜１０１ｎを操作した利
用者自身の氏名しか表示されず、他の予約者の氏名は
「＊」で表示され、これにより、予約した利用者の機密
性が保持される。図６では、利用者（患者）の氏名、各
利用者の待ち時間が、受付順に表示される。図６では、
利用者（患者）「山田太郎」は、待ちの順番が４番目、
待ち時間が約３５分であることを示している。

【００２９】次に、利用者ａが予約した後、利用者側端
末装置１０１ａから該予約を取消す場合の処理方法につ
いて説明する。先ず、利用者側端末装置１０１ａから前
述の如くしてメインサイト１０６にアクセスし、施設Ａ
のホームページに接続して利用者側端末装置１０１ａに
図４の画面が表示された状態、即ち、図８のステップＳ
７１１の処理が終了した状態にあるものとする。この状
態で、利用者側端末装置１０１ａのマウスを使用して
「取消」をクリックして予約の取消を選択すると（ステ
ップＳ７２２）、該利用者自身の予約を取り消すための
取消データが通信路を介して送信される（ステップＳ７
２３）。前記ホームページのサイト（本例ではサイト１
０６）のサーバは、前記取消データを受信したと判断す
ると（ステップＳ８１７）、該利用者の予約データを削
除して予約の取消処理を行う（ステップＳ８１８）。こ
れにより、利用者ａの予約は取消される。以上のよう
に、利用者側端末装置１０１ａによりステップＳ７２
２、ステップＳ７２３の各段階の処理を行い又、ホーム
ページ１０９のサーバによりステップＳ８１７〜ステッ
プＳ８１８の各段階の処理を行うことにより、利用者の
予約を取消すことができる。

【００３０】次に、施設側端末装置１０３〜１０５か
ら、自身の施設における予約状況の確認及び予約状況を
更新するための処理方法について説明する。先ず、施設
側端末装置１０３から、利用者側端末装置１０１ａの場
合と同様にして、メインサイト１０６にアクセスし、施
設Ａのホームページに接続する（図１０のステップＳ９
０１）。施設Ａのホームページのサイト（本例ではメイ
ンサイト１０６）のサーバは、施設Ａのホームページ画
面データを通信路を介して施設側端末装置１０３に送信
する（ステップＳ８０６）。施設側端末装置１０３で
は、これを受信して（ステップＳ９０２）、図４の画面
を表示する（ステップＳ９０３）。

【００３１】この状態で、施設Ａの受付担当者が、図４
の「更新」をマウスでクリックして施設利用の順番待ち
状況の更新を選択すると（ステップＳ９０４）、施設側
端末装置１０３から、更新を選択した旨の信号が通信路
を介して送信される（ステップＳ９０５）。前記ホーム
ページのサイト（本例ではサイト１０６）のサーバは、
前記「更新」を選択した旨の信号を受信したと判断する
と（ステップＳ８１３）、順番待ちをしている予約者の
データを更新するための、更新入力画面データを通信路
を介して施設側端末装置１０３に送信する（ステップＳ
８１４）。施設側端末装置１０３では、その表示装置
に、前記更新入力画面データを受信して（ステップＳ９
０６）、図６と略同一内容の施設Ａにおける更新入力画
面を表示する（ステップＳ９０７）。但し、図６におい
ては、利用者以外の予約者の氏名は「＊」で表示される
が、施設側端末装置１０３では、全ての利用予約者の氏
名が表示される。

【００３２】これにより、施設（病院）Ａの受付では、
全ての患者の順番待ち状況を確認することができる。そ
して、順番待ちの先頭の利用者（患者）から病室に通
す。病室に通した後、以下の通り、施設側端末装置１０
３の画面からの操作により、予約順番待ち状態からその
利用者（患者）を削除し、予約順番待ちを一人分繰り上
げる。即ち、施設側端末装置１０３に全ての利用予約者
の氏名が表示されている状態で、施設側端末装置１０３
のマウスやキーボードを操作して予約データの更新処理
を行う。予約データの更新は、病室に通すことにより処
理が終了した患者や施設の窓口で予約が取り消された患
者の予約データの削除、電話や施設の窓口で予約した患
者の予約データの追加、待ち時間データの改訂等があ
る。更新データを入力して前記更新処理を行うと（ステ
ップＳ９０８）、施設側端末装置１０３から通信路を介
して更新データが送信される（ステップＳ９０９）。前
記ホームページのサイト（本例ではサイト１０６）のサ
ーバは、前記更新データを受信したと判断すると（ステ
ップＳ８１５）、施設Ａにおける予約の順番待ちデータ
から前記更新データに一致するように予約データの削
除、追加、改訂等の更新処理を行う（ステップＳ８１
６）。以上のように、施設側端末装置１０３によりステ
ップＳ９０１〜ステップＳ９０９までの各段階の処理を
行い又、ホームページ側のサーバによりステップＳ８１
３〜ステップＳ８１６までの各段階の処理を行うことに
より、施設側端末装置１０３から、自身の施設における
予約状況の確認、及び、予約状況を更新するための処理
を行うことができる。

【００３３】以上述べたように本実施の形態に係る施設
利用の予約方法は、施設利用者側の端末装置１０１ａ〜
１０１ｎから施設の利用予約を行う段階と、電話回線や
ネットワーク等の通信路を介して前記利用予約を受け
て、受付順に利用予約者のデータをサーバに登録する段
階と、施設側の端末装置１０３〜１０５から電話回線や
ネットワーク等の通信路を介して、前記サーバに登録さ
れた利用予約者のデータの削除、追加等の更新を指示す
る段階と、前記指示された利用予約者のデータの前記サ
ーバからの削除、追加等の更新を行う段階とを備えてい
る。また、施設利用者側の端末装置１０１ａ〜１０１ｎ
から該施設利用者自身の利用予約を取消す段階を備えて
いる。さらに、施設利用者側の端末装置１０１ａ〜１０
１ｎから該施設利用者自身の利用予約を取消す指示を行
う段階と、前記サーバで該利用者の利用予約を取消す段
階とを備えている。さらにまた、利用者側の端末装置１
０１ａ〜１０１ｎからの施設の利用予約及び施設側の端
末装置１０３〜１０５からの登録された利用予約者のデ
ータの削除等の更新の指示は、インターネット上のホー
ムページ１０９〜１１１を介して行われるようにしてい
る。また、施設側の端末装置１０３〜１０５から通信路
を介して前記サーバに、前記サーバに登録された利用予
約者の待ち時間データを送信する段階と、前記サーバに
前記利用予約者の待ち時間データを登録する段階とを備
えている。

【００３４】また、本実施の形態に係る施設利用の待ち
状況確認方法は、施設利用者側の端末装置１０１ａ〜１
０１ｎから施設の利用予約を行う段階と、電話回線やネ
ットワーク等の通信路を介して前記利用予約を受けて、
受付順に利用予約者のデータをサーバに登録する段階
と、施設側の端末装置１０３〜１０５から電話回線やネ
ットワーク等の通信路を介して、前記サーバに登録され
た利用予約者のデータの削除、追加等の更新を指示する
段階と、前記指示された利用予約者のデータの前記サー
バからの削除、追加等の更新を行う段階と、施設利用者
側の端末装置１０１ａ〜１０１ｎからサーバに登録され
ている利用予約者のデータを閲覧する段階とを備えてい
る。また、利用者側の端末装置１０１ａ〜１０１ｎから
の施設の利用予約及び施設側の端末装置１０３〜１０５
からの登録された利用予約者のデータの削除等の更新の
指示は、インターネット上のホームページ１０９〜１１
１を介して行われるようにしている。さらに、施設側の
端末装置１０３〜１０５から通信路を介して前記サーバ
に、前記サーバに登録された利用予約者の待ち時間デー
タを送信する段階と、前記サーバに前記利用予約者の待
ち時間データを登録する段階とを備えている。

【００３５】したがって、利用者（本例の場合は患者）
が予約のためにわざわざその施設に出向き、それから長
時間順番を待ち続けなければならないというような状況
が無くなる。利用者は、自宅やその他インターネットに
アクセスが可能なさまざまな場所で、施設利用の予約を
完了し、さらに自分の順番が近づくのを待つことが可能
となる。これにより、施設で利用者が待つことが極端に
減少するため、待合室、駐車場等のスペースを削減する
ことが可能になる。また、利用者の利用メリットが非常
に大きい為、施設の集客に大きく貢献することが可能に
なる。さらに、予約入力及び順番待ち確認のためにメイ
ンサイト１０６及び各施設のホームページ１０９〜１１
１に頻繁にアクセスする為、ホームページに掲載した広
告の広告効果が大きくなる。

【００３６】尚、本実施の形態においては、当日の早い
もの順で予約の順番を決定するようにしたが、日時指定
によって予約するような予約方法を採用してもよい。こ
の場合には、指定日時毎に、受付順に登録されることに
なる。また、利用者側端末装置１０１ａ〜１０１ｎとし
て、パーソナルコンピュータのみならず、携帯電話、携
帯端末等を使用することも可能である。さらに、施設と
しては、病院のみでなく、歯科医、美容院、レストラン
等、順番待ちの発生するあらゆる施設に適用することが
可能である。

【００３７】

【発明の効果】本発明によれば、施設の対応者に負担を
かけずに、利用者が施設に出向くことなく、予約可能に
なり又、順番待ちの状況を確認することが可能になる。
したがって、利用者が施設で長時間順番を待ちつづける
というような自体の発生を回避することが可能になる。
また、予約の取消や、予約の更新を容易に行うことが可
能になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の実施の形態に係る施設利用の予約方
法及び施設利用の順番待ち状況確認方法に使用するシス
テム構成図である。

【図２】 本発明の実施の形態に係るサイトのメニュー
画面を示す図である。

【図３】 本発明の実施の形態に係るサイトの施設デー
タ入力画面を示す図である。

【図４】 本発明の実施の形態に係るホームページの表
示画面を示す図である。

【図５】 本発明の実施の形態に係るホームページの予
約入力画面を示す図である。

【図６】 本発明の実施の形態に係るホームページの予
約状況表示画面を示す図である。

【図７】 本発明の実施の形態に係る利用者側端末装置
の処理を示すフローチャートである。

【図８】 本発明の実施の形態に係る利用者側端末装置
の処理を示すフローチャートである。

【図９】 本発明の実施の形態に係るサイトのサーバの
処理を示すフローチャートである。

【図１０】 本発明の実施の形態に係る施設側端末装置
の処理を示すフローチャートである。

【符号の説明】

１０１ａ〜１０１ｎ・・・利用者側端末装置 １０２・・・ネットワーク １０３〜１０５・・・施設側端末装置 １０６・・・メインサイト １０７・・・サーバ本体 １０８・・・記憶手段としての記録媒体 １０９〜１１１・・・施設のホームページ

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 施設利用者側の端末装置から施設の利用
   予約を行う段階と、通信路を介して前記利用予約を受け
   て、受付順に利用予約者のデータをサーバに登録する段
   階と、施設側の端末装置から通信路を介して、前記サー
   バに利用予約者のデータの更新を指示する段階と、前記
   指示された利用予約者のデータを前記サーバで更新する
   段階とを備えて成ることを特徴とする施設利用の予約方
   法。
2. 【請求項２】 前記施設利用者側の端末装置から自己の
   利用予約を取消す段階を備えて成ることを特徴とする請
   求項１記載の施設利用の予約方法。
3. 【請求項３】 前記利用者側の端末装置からの施設の利
   用予約及び前記施設側の端末装置からの利用予約者のデ
   ータの更新の指示は、インターネット上のホームページ
   を介して行われることを特徴とする請求項１又は２記載
   の施設利用の予約方法。
4. 【請求項４】 前記施設側の端末装置から通信路を介し
   て前記サーバに、前記サーバに登録された利用予約者の
   待ち時間データを送信する段階と、前記サーバに前記利
   用予約者の待ち時間データを登録する段階とを備えて成
   ることを特徴とする請求項１乃至３のいずれか一に記載
   の施設利用の待ち状況確認方法。
5. 【請求項５】 施設利用者側の端末装置から施設の利用
   予約を行う段階と、通信路を介して前記利用予約を受け
   て、受付順に利用予約者のデータをサーバに登録する段
   階と、施設側の端末装置から通信路を介して、前記サー
   バに利用予約者のデータの更新を指示する段階と、前記
   指示された利用予約者のデータを更新する段階と、前記
   施設利用者側の端末装置から前記サーバに登録されてい
   る利用予約者のデータを閲覧する段階とを備えて成るこ
   とを特徴とする施設利用の待ち状況確認方法。
6. 【請求項６】 前記施設利用者側の端末装置からの施設
   の利用予約及び前記施設側の端末装置からの利用予約者
   のデータの更新の指示は、インターネット上のホームペ
   ージを介して行われることを特徴とする請求項５記載の
   施設利用の待ち状況確認方法。
7. 【請求項７】 前記施設側の端末装置から通信路を介し
   て前記サーバに、前記サーバに登録された利用予約者の
   待ち時間データを送信する段階と、前記サーバに前記利
   用予約者の待ち時間データを登録する段階とを備えて成
   ることを特徴とする請求項５又は６記載の施設利用の待
   ち状況確認方法。