JP2001303412A - 一体成形袋状経編地及びその製造方法 - Google Patents

一体成形袋状経編地及びその製造方法

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JP2001303412A JP2000121957A JP2000121957A JP2001303412A JP 2001303412 A JP2001303412 A JP 2001303412A JP 2000121957 A JP2000121957 A JP 2000121957A JP 2000121957 A JP2000121957 A JP 2000121957A JP 2001303412 A JP2001303412 A JP 2001303412A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 最少工程数で仕上げ加工が可能であり且つ編
地幅方向側に連結部分が残留していない状態である袋状
経編地及びその製造方法と、所定の形状に応じて形状変
化部を形成してなる袋状経編地及びその製造方法を提供
すること。 【解決手段】 連結編糸5a,5bで袋状経編地を編地
幅方向に複数連結して連続袋状経編地1を編成後、所定
の加工を加えしかる後、連結編糸を除去して個別の袋状
経編地に分離するように構成することで、最少工程数で
仕上げ加工された後、編地幅方向側に連結部分が残留し
ていない状態の一体成形袋状経編地が製造される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は2列のニードル列を
有する経編機、例えばダブルラッシェル機により編成さ
れる一体成形袋状経編地及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一体成形袋状経編地を製造する方
法としては、ダブルラッシェル機の各ニードル列で編成
してなる経編地を、所定の形状に応じて各経編地の対面
方向に連結して形成する方法があり、特開昭62−10
4901号には無縫製ショーツを編方向に連続して編成
する方法が、特開昭62−223351号には無縫製シ
ャツを編方向に連続して編成する方法が各々開示されて
いる。又、公開技報86−5822及び公開技報87−
2475には2列のニードル列と2枚のジャカード筬を
備えたダブルラッシェル機で編成された一体成形袋状経
編地により製作される各種衣服や身の回り品が数多く紹
介されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
62−104901号あるいは特開昭62−22335
1号に記載の各々の方法でショーツあるいはシャツを編
地編方向のみに連続して編成した場合、仕上げ加工を各
一繋がりの連続袋状経編地毎に行わねばならない。この
仕上げ加工の時間と手間を節約するには、最少工程数で
加工できるように各連続袋状経編地を編地幅方向にも連
結して、すべての袋状経編地を1枚の編地として編成す
る必要がある。そのためには編地編方向及び編地幅方向
において各袋状経編地の連結部分として平編地部を形成
して編成し、仕上げ加工後に単体の製品とするためにそ
の平編地部を裁断せねばならず、各袋状経編地の編地編
方向側及び編地幅方向側の被裁断部において平編地部が
残留してしまった。同様に公開技報86−5822及び
公開技報87−2475で紹介されている各種製品を編
成する場合でも、編地編方向及び編地幅方向において各
製品の連結部分としての平編地部を形成すれば、編地編
方向側及び編地幅方向側の被裁断部における平編地部が
残留している製品しか編成できなかった。一方、編地編
方向のみに袋状経編地を連続して編成した場合、編地幅
方向側に平編地部が残留していない状態として編成する
ことは可能であるが、その場合各連続袋状経編地毎に仕
上げ加工を行わねばならず、最少工程数で仕上げ加工が
可能であり且つ編地幅方向に連結部分が残留していない
状態である袋状経編地を編成する方法は実現されていな
かった。又、前記袋状経編地の編成中に所定の形状に応
じてくびれ部等の形状変化部を形成する方法も当然にし
て実現されていなかった。
【0004】本発明は、最少工程数で仕上げ加工が可能
であり且つ編地幅方向側に連結部分が残留していない状
態である袋状経編地及びその製造方法と、所定の形状に
応じて形状変化部を形成してなる袋状経編地及びその製
造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】2列のニードル列を有す
る経編機の各ニードル列で編成してなる経編地を、所定
の形状に応じて各経編地の対面方向に連結編成して袋状
経編地となし、前記袋状経編地に編地幅方向で連結編糸
による連結部分を形成して一体に連結編成した連続袋状
経編地から、連結編糸の除去により連結部分を無くし個
別の袋状経編地に分離形成してなる構成とすることで着
用時に残留平編地部による違和感を感じず、外観に優れ
た一体成形袋状経編地が得られる。
【発明の実施の形態】
【0006】連続袋状経編地編成中に連結編糸の糸テン
ションを調整して編成してなる経編地であって、所定の
形状に応じて編成された編地に形状変化部が形成されて
いる構成とすることで、体型に適合した形状の一体成形
袋状経編地が得られる。
【0007】一体成形袋状経編地に曲がり鎖編糸の編み
込みでほつれ防止部が形成されている構成とすること
で、裁断端から編糸がほつれにくい一体成形袋状経編地
が得られる。
【0008】2列のニードル列を有する経編機を用い袋
状の経編地を編成するに際し、所定の形状に応じた各袋
状経編地を対面方向に適宜位置で連結して編成するとと
もに、連結編糸で前記袋状経編地を編地幅方向に複数連
結して連続袋状経編地を編成後、この連続袋状経編地に
所定の加工を加えしかる後、連結編糸を除去して個別の
袋状経編地に分離するように構成することで、最少工程
数で仕上げ加工された後、編地幅方向側に連結部分が残
留していない状態の一体成形袋状経編地が製造される。
【0009】連続袋状経編地編成中に連結編糸の糸テン
ションを調整して、所定の形状に応じて袋状経編地に形
状変化部を形成するように構成することで、最少工程数
で仕上げ加工された後、編地幅方向側に連結部分が残留
していない状態であり且つくびれ部等の形状変化部を有
する一体成形袋状経編地が製造される。
【0010】
【実施例】以下本案の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1の(A)〜(G)は本発明の一体成形袋状経編
地を編成するためのダブルラッシェル機の各種筬配列を
示している。筬配列(A)は編機前方側より地筬L1,
L2、ジャカード筬L3,L4、地筬L5,L6を示
し、筬配列(B)は編機前方側より柄筬L1,L2、地
筬L3、ジャカード筬L4,L5、地筬L6、柄筬L
7,L8を示し、筬配列(C)は編機前方側より柄筬L
1,L2、地筬L3,L4、ジャカード筬L5,L6、
地筬L7,L8、柄筬L9,L10を示し、筬配列
(D)は編機前方側より地筬L1,L2、柄筬L3,L
4、ジャカード筬L5,L6、柄筬L7,L8、地筬L
9,L10を示し、筬配列(E)は編機前方側より地筬
L1,L2、柄筬L3,L4,L5,L6、ジャカード
筬L7,L8、柄筬L9,L10,L11,L12、地
筬L13、L14を示し、筬配列(F)は編機前方側よ
り地筬L1,L2,L3、柄筬L4,L5、ジャカード
筬L6,L7、柄筬L8,L9、地筬L10,L11,
L12を示し、筬配列(G)は地筬L1,L2,L3、
柄筬L4,L5,L6,L7、ジャカード筬L8,L
9、柄筬L10,L11,L12,L13、地筬L1
4,L15,L16を示している。図2の(H)〜
(J)は連結編糸除去前の本発明の一体成形袋状経編地
例を示しており、経編地例(H),(I)はシャツ地編
成時の例、経編地(J)はショーツ地編成時の例を各々
示している。図3は連結編糸除去後の本発明の一体成形
袋状経編地例であり、経編地例(K),(L),(M)
はシャツ、経編地例(N)はショーツを各々示してい
る。なお、ジャカード筬には圧電素子への通電によりジ
ャカードガイドを制御するピエゾジャカードガイドを使
用するのが望ましい。
【0011】以下各筬配列を有する経編機を使用する場
合毎に本発明の実施例を説明してゆく。図1の筬配列
(A)を有するダブルラッシェル機を使用して製造され
る一体成形袋状経編地及びその製造方法は次の通りであ
る。経編地例(H)における連続袋状経編地1を編成す
るに際して、地糸(図示せず)を通糸してなる地筬L
2,L5の各々に鎖編組織を使用してシャツ地2が編成
される場合には、地筬L2,L5を使用して片面基布3
a及び他面基布3bの各々の地組織が鎖編組織で形成さ
れ、ジャカード柄糸(図示せず)を通糸してなるジャカ
ード筬L3,L4を使用して、鎖編列をジャカード柄糸
で連結することでジャカード柄4が形成される。その
際、両基布の対面方向の連結もジャカード筬L3,L4
で行われる。地筬L1,L6の各々に通糸されている連
結編糸5a,5bは適宜編コース間隔を空けて挿入編組
織で単体としてのシャツ地2間の連結及びシャツ地2の
胴部と袖部間の連結を各々編地幅方向にて行い、胴部に
おける所望の形状に応じて連結編糸5bの給糸量を適宜
調整することで胴部がくびれた形状となる。その際、シ
ャツ地間の連結あるいは胴部と袖部間の連結を行わない
箇所において、連結編糸5a,5bはシャツ地2に編み
込まれない。編成終了後に、連続袋状経編地1を仕上げ
加工した後、連結編糸5a,5bを抜糸することで、連
結編糸5a,5b除去後の被分離部6が連結部分の残留
していない状態に形成される。
【0012】地筬L2,L5の各々に鎖編組織を使用し
てシャツ地2が編成されるとしても、オーバーラッピン
グ編組織を基本編組織として柄形成を行うジャカード筬
L3及び/又はジャカード筬L4で、シャツ地2間及び
シャツ地2の胴部と袖部間を編地幅方向にて連結する場
合には、両基布の対面方向の連結は地筬L1,L6の内
少なくとも1枚で行われ、連結編糸5a,5bに水溶性
糸を使用すれば仕上げ加工時に連結編糸5a,5bが溶
解除去されて被分離部6が連結部分の残留していない状
態に形成される。
【0013】経編地例(J)における連続袋状経編地1
01を編成するに際して、地糸(図示せず)を通糸して
なる地筬L2,L5の各々に鎖編組織を使用してショー
ツ地102が編成される場合には、地筬L2,L5を使
用して片面基布103a及び他面基布103bの各々の
地組織が鎖編組織で形成され、ジャカード柄糸(図示せ
ず)を通糸してなるジャカード筬L3,L4を使用し
て、鎖編列をジャカード糸で連結することで必要に応じ
てジャカード柄が形成される。その際、両基布の対面方
向の連結もジャカード筬L3,L4で行われる。地筬L
1,L6の各々に通糸されている連結編糸105a,1
05bは適宜編コース間隔を空けて挿入編組織で単体と
してのショーツ地102間の連結及びショーツ地102
の脚部と島部7間の連結を各々編地幅方向にて行う。そ
の際、ショーツ地間の連結あるいは脚部と島部7間の連
結を行わない箇所において、連結編糸105a,105
bはショーツ地102に編み込まれない。編成終了後
に、連続袋状経編地101を仕上げ加工した後、連結編
糸105a,105bを抜糸することで、連結編糸10
5a,105b除去後の被分離部106が連結部分の残
留していない状態に形成される。
【0014】図1の筬配列(B)を有するダブルラッシ
ェル機を使用して製造される一体成形袋状経編地及びそ
の製造方法は次の通りである。経編地例(H)における
連続袋状経編地1を編成するに際して、地糸(図示せ
ず)を通糸してなる地筬L3,L6の各々に鎖編組織を
使用してシャツ地2が編成される場合には、地筬L3,
L6を使用して片面基布3a及び他面基布3bの各々の
地組織が鎖編組織で形成され、ジャカード柄糸(図示せ
ず)を通糸してなるジャカード筬L4,L5を使用し
て、鎖編列をジャカード糸で連結することでジャカード
柄4が形成される。その際、両基布の対面方向の連結も
ジャカード筬L4,L5で行われる。柄筬L1,L2,
L7,L8の内いずれか2枚に各々通糸されている連結
編糸5a,5bは適宜編コース間隔を空けて挿入編組織
で単体としてのシャツ地2間の連結及びシャツ地2の胴
部と袖部間の連結を各々編地幅方向にて行い、胴部にお
ける所望の形状に応じて連結編糸5bの給糸量を適宜調
整することで胴部がくびれた形状となる。その際、シャ
ツ地間の連結あるいは胴部と袖部間の連結を行わない箇
所において、連結編糸5a,5bはシャツ地2に編み込
まれない。編成終了後に、連続袋状経編地1を仕上げ加
工した後、連結編糸5a,5bを抜糸することで、連結
編糸5a,5b除去後の被分離部6が連結部分の残留し
ていない状態に形成される。
【0015】地筬L3,L6の各々に鎖編組織を使用し
てシャツ地2が編成されるとしても、オーバーラッピン
グ編組織を基本編組織として柄形成を行うジャカード筬
L4及び/又はジャカード筬L5で、シャツ地2間及び
シャツ地2の胴部と袖部間を編地幅方向にて連結する場
合には、両基布の対面方向の連結は柄筬L1,L2,L
7,L8の内少なくとも1枚で行われ、連結編糸5a,
5bに水溶性糸を使用すれば仕上げ加工時に連結編糸5
a,5bが溶解除去されて被分離部6が連結部分の残留
していない状態に形成される。
【0016】経編地例(I)における連続袋状経編地2
01を編成するに際して、地糸(図示せず)を通糸して
なる地筬L3,L6の各々に鎖編組織を使用してシャツ
地202が編成される場合には、地筬L3,L6を使用
して片面基布203a及び他面基布203bの各々の地
組織が鎖編組織で形成され、ジャカード柄糸(図示せ
ず)を通糸してなるジャカード筬L4,L5を使用し
て、鎖編列をジャカード糸で連結することでジャカード
柄204が形成される。その際、両基布の対面方向の連
結もジャカード筬L4,L5で行われる。柄筬L1,L
2,L7,L8の内いずれか3枚に各々通糸されている
連結編糸205a,205b,205cは適宜編コース
間隔を空けて挿入編組織で単体としてのシャツ地202
間の連結、シャツ地202の胴部と島部207間の連
結、シャツ地202の袖部と島部207間の連結を各々
編地幅方向にて行い、胴部における所望の形状に応じて
連結編糸205b,205cの給糸量を適宜調整するこ
とで胴部がくびれた形状となる。その際、島部207を
形成したことで連結編糸205b,205cの糸テンシ
ョンが適度に吸収されるので、シャツ地202の袖部が
連結編糸205b,205cの糸テンションに影響され
ずに編地編方向に真っすぐな形状を保って形成される。
又、シャツ地間の連結、胴部と島部間の連結あるいは袖
部と島部間の連結を行わない箇所において、連結編糸2
05a,205b,205cはシャツ地202に編み込
まれない。編成終了後に、連続袋状経編地201を仕上
げ加工した後、連結編糸205a,205b,205c
を抜糸することで、連結編糸205a,205b,20
5c除去後の被分離部206が連結部分の残留していな
い状態に形成される。なお、島部207は最終的に切断
除去される。
【0017】地筬L3,L6の各々に鎖編組織を使用し
てシャツ地202が編成されるとしても、オーバーラッ
ピング編組織を基本編組織として柄形成を行うジャカー
ド筬L4及び/又はジャカード筬L5で、シャツ地20
2間、シャツ地202の胴部と島部207間、及びシャ
ツ地202の袖部と島部207間を編地幅方向にて連結
する場合には、両基布の対面方向の連結は柄筬L1,L
2,L7,L8の内少なくとも1枚で行われ、連結編糸
205a,205b,205cに水溶性糸を使用すれば
仕上げ加工時に連結編糸205a,205b,205c
が溶解除去されて被分離部206が連結部分の残留して
いない状態に形成される。
【0018】経編地例(J)における連続袋状経編地1
01を編成するに際して、地糸(図示せず)を通糸して
なる地筬L3,L6の各々に鎖編組織を使用してショー
ツ地102が編成される場合には、地筬L3,L6を使
用して片面基布103a及び他面基布103bの各々の
地組織が鎖編組織で形成され、ジャカード柄糸(図示せ
ず)を通糸してなるジャカード筬L4,L5を使用し
て、鎖編列をジャカード糸で連結することで必要に応じ
てジャカード柄が形成される。その際、両基布の対面方
向の連結もジャカード筬L4,L5で行われる。柄筬L
1,L2,L7,L8の内いずれか2枚に各々通糸され
ている連結編糸105a,105bは適宜編コース間隔
を空けて挿入編組織で単体としてのショーツ地102間
の連結及びショーツ地102の脚部と島部7間の連結を
各々編地幅方向にて行う。その際、ショーツ地102間
の連結あるいは脚部と島部7間の連結を行わない箇所に
おいて、連結編糸105a,105bはショーツ地10
2に編み込まれない。編成終了後に、連続袋状経編地1
01を仕上げ加工した後、連結編糸105a,105b
を抜糸することで、連結編糸105a,105b除去後
の被分離部106が連結部分の残留していない状態に形
成される。
【0019】地筬L3,L6の各々に鎖編組織を使用し
てショーツ地102が編成されるとしても、オーバーラ
ッピング編組織を基本編組織として柄形成を行うジャカ
ード筬L4及び/又はジャカード筬L5で、ショーツ地
102間及びショーツ地102の脚部と島部7間を編地
幅方向にて連結する場合には、両基布の対面方向の連結
は柄筬L1,L2,L7,L8の内少なくとも1枚で行
われ、連結編糸105a,105bに水溶性糸を使用す
れば仕上げ加工時に連結編糸105a,105bが溶解
除去されて被分離部106が連結部分の残留していない
状態に形成される。
【0020】経編地例(H)におけるシャツ地2の編成
方法を用いて、図3の経編地例(K)におけるシャツ3
02を編成する場合、地糸(図示せず)を通糸してなる
地筬L3,L6の各々に鎖編組織を使用して両基布の対
面方向の連結をジャカード筬L4,L5で行うとする
と、連結編糸(図示せず)除去後の被分離部306が連
結部分の残留していない状態に形成され、編成時に連結
編糸の給糸量を調整することで胴部をくびれた状態とす
ることも可能である。但し、シャツ地302上のライナ
ー柄部308は連結編糸用に使用されない柄筬を用いて
形成されている。編成の際、ライナー柄部308形成用
の柄筬に複数本のガイドニードルを有する特殊ガイドを
取着して柄形成することも可能である。
【0021】地筬L3,L6の各々に鎖編組織を使用し
てシャツ302が編成されるとしても、オーバーラッピ
ング編組織を基本編組織として柄形成を行うジャカード
筬L4及び/又はジャカード筬L5を連結編糸用に使用
する場合には、連結編糸に水溶性糸を使用すれば仕上げ
加工時に連結編糸が溶解除去されて被分離部306が連
結部分の残留していない状態に形成され、両基布の対面
方向の連結に使用されない柄筬でライナー柄部308が
形成される。編成の際、ライナー柄部308形成用の柄
筬に複数本のガイドニードルを有する特殊ガイドを取着
して柄形成することも可能である。
【0022】経編地例(H)におけるシャツ地2の編成
方法を用いて、図3の経編地例(L)におけるシャツ4
02を編成する場合、地糸(図示せず)を通糸してなる
地筬L3,L6の各々に鎖編組織を使用して両基布の対
面方向の連結をジャカード筬L4,L5で行うとする
と、連結編糸(図示せず)除去後の被分離部406が連
結部分の残留していない状態に形成され、編成時に連結
編糸の給糸量を調整することで胴部をくびれた状態とす
ることも可能である。但し、シャツ402におけるくび
れ部409は連結編糸用に使用されない柄筬のアンダー
ラップ量を多くすることで形成されている。編成の際、
くびれ部409形成用の柄筬に複数本のガイドニードル
を有する特殊ガイドを取着してくびれ部形成することも
可能である。
【0023】地筬L3,L6の各々に鎖編組織を使用し
てシャツ402が編成されるとしても、オーバーラッピ
ング編組織を基本編組織として柄形成を行うジャカード
筬L4及び/又はジャカード筬L5を連結編糸用に使用
する場合には、連結編糸に水溶性糸を使用すれば仕上げ
加工時に連結編糸が溶解除去されて被分離部406が連
結部分の残留していない状態に形成され、両基布の対面
方向の連結に使用されない柄筬でくびれ部409が形成
される。編成の際、くびれ部409形成用の柄筬に複数
本のガイドニードルを有する特殊ガイドを取着してくび
れ部形成することも可能である。
【0024】経編地例(H)におけるシャツ地2の編成
方法を用いて、図3の経編地例(M)におけるシャツ5
02を編成する場合、地糸(図示せず)を通糸してなる
地筬L3,L6の各々に鎖編組織を使用して両基布の対
面方向の連結をジャカード筬L4,L5で行うとする
と、連結編糸(図示せず)除去後の被分離部506が連
結部分の残留していない状態に形成され、編成時に連結
編糸の給糸量を調整することで胴部をくびれた状態とす
ることも可能である。但し、シャツ502における裾部
510及び/又は袖部511は、連結編糸用に使用され
ない柄筬に弾性糸を通糸してアンダーラップ量を多くす
ることで高伸縮性を有するように形成されている。編成
の際、裾部510及び/又は袖部511形成用の柄筬に
複数本のガイドニードルを有する特殊ガイドを取着して
裾部及び/又は袖部形成することも可能である。
【0025】地筬L3,L6の各々に鎖編組織を使用し
てシャツ502が編成されるとしても、オーバーラッピ
ング編組織を基本編組織として柄形成を行うジャカード
筬L4及び/又はジャカード筬L5を連結編糸用に使用
する場合には、連結編糸に水溶性糸を使用すれば仕上げ
加工時に連結編糸が溶解除去されて被分離部506が連
結部分の残留していない状態に形成され、両基布の対面
方向の連結に使用されない柄筬で裾部510及び/又は
袖部511が形成される。編成の際、裾部510又は袖
部511形成用の柄筬に複数本のガイドニードルを有す
る特殊ガイドを取着して高伸縮性を有するように裾部及
び/又は袖部形成することも可能である。
【0026】図1の筬配列(C)を有するダブルラッシ
ェル機を使用して製造される一体成形袋状経編地及びそ
の製造方法は次の通りである。経編地例(H)における
連続袋状経編地1を編成するに際して、地糸(図示せ
ず)を通糸してなる地筬L4,L7の各々に鎖編組織を
使用してシャツ地2が編成される場合には、地筬L4,
L7を使用して片面基布3a及び他面基布3bの各々の
地組織が鎖編組織で形成され、ジャカード柄糸(図示せ
ず)を通糸してなるジャカード筬L5,L6を使用し
て、鎖編列をジャカード糸で連結することでジャカード
柄4が形成される。その際、両基布の対面方向の連結も
ジャカード筬L5,L6で行われる。柄筬L1,L2,
L9,L10、地筬L3,L8の内いずれか2枚に各々
通糸されている連結編糸5a,5bは適宜編コース間隔
を空けて挿入編組織で単体としてのシャツ地2間の連結
及びシャツ地2の胴部と袖部間の連結を各々編地幅方向
にて行い、胴部における所望の形状に応じて連結編糸5
bの給糸量を適宜調整することで胴部がくびれた形状と
なる。その際、シャツ地間の連結あるいは胴部と袖部間
の連結を行わない箇所において、連結編糸5a,5bは
シャツ地2に編み込まれない。編成終了後に、連続袋状
経編地1を仕上げ加工した後、連結編糸5a,5bを抜
糸することで、連結編糸5a,5b除去後の被分離部6
が連結部分の残留していない状態に形成される。
【0027】地筬L4,L7の各々に鎖編組織を使用し
てシャツ地2が編成されるとしても、オーバーラッピン
グ編組織を基本編組織として柄形成を行うジャカード筬
L5及び/又はジャカード筬L6で、シャツ地2間及び
シャツ地2の胴部と袖部間を編地幅方向にて連結する場
合には、両基布の対面方向の連結は柄筬L1,L2,L
9,L10、地筬L3,L8の内少なくとも1枚で行わ
れ、連結編糸5a,5bに水溶性糸を使用すれば仕上げ
加工時に連結編糸5a,5bが溶解除去されて被分離部
6が連結部分の残留していない状態に形成される。
【0028】経編地例(H)における連続袋状経編地1
を編成するに際して、地糸(図示せず)を通糸してなる
地筬L3,L4,L7,L8にダブルデンビ編組織を使
用してシャツ地2が編成される場合には、地筬L3,L
4及び地筬L7,L8を使用して片面基布3a及び他面
基布3bの各々の地組織がダブルデンビ編組織で形成さ
れ、ジャカード柄糸(図示せず)を通糸してなるジャカ
ード筬L5,L6を使用して、ダブルデンビ編組織で形
成された地組織上にジャカード柄4が形成される。その
際、両基布の対面方向の連結もジャカード筬L5,L6
で行われる。柄筬L1,L2,L9,L10の内いずれ
か2枚に各々通糸されている連結編糸5a,5bは適宜
編コース間隔を空けて挿入編組織で単体としてのシャツ
地2間の連結及びシャツ地2の胴部と袖部間の連結を各
々編地幅方向にて行い、胴部における所望の形状に応じ
て連結編糸5bの給糸量を適宜調整することで胴部がく
びれた形状となる。その際、シャツ地間の連結あるいは
胴部と袖部間の連結を行わない箇所において、連結編糸
5a,5bはシャツ地2に編み込まれない。編成終了後
に、連続袋状経編地1を仕上げ加工した後、連結編糸5
a,5bを抜糸することで、連結編糸5a,5b除去後
の被分離部6が連結部分の残留していない状態に形成さ
れる。但し、両基布の対面方向の連結部にジャカード筬
で穴地を形成する際に形成される貫通穴を形成しないた
めには、両基布の対面方向の連結用に柄筬を追加する必
要がある。
【0029】地筬L3,L4及び地筬L7,L8の各々
にダブルデンビ編組織を使用してシャツ地2が編成され
るとしても、オーバーラッピング編組織を基本編組織と
して柄形成を行うジャカード筬L5及び/又はジャカー
ド筬L6で、シャツ地2間及びシャツ地2の胴部と袖部
間を編地幅方向にて連結する場合には、両基布の対面方
向の連結は柄筬L1,L2,L9,L10の4枚で行わ
れ、連結編糸5a,5bに水溶性糸を使用すれば仕上げ
加工時に連結編糸5a,5bが溶解除去されて被分離部
6が連結部分の残留していない状態に形成される。
【0030】経編地例(I)における連続袋状経編地2
01を編成するに際して、地糸(図示せず)を通糸して
なる地筬L4,L7の各々に鎖編組織を使用してシャツ
地202が編成される場合には、地筬L4,L7を使用
して片面基布203a及び他面基布203bの各々の地
組織が鎖編組織で形成され、ジャカード柄糸(図示せ
ず)を通糸してなるジャカード筬L5,L6を使用し
て、鎖編列をジャカード糸で連結することでジャカード
柄204が形成される。その際、両基布の対面方向の連
結もジャカード筬L5,L6で行われる。柄筬L1,L
2,L9,L10、地筬L3,L8の内いずれか3枚に
各々通糸されている連結編糸205a,205b,20
5cは適宜編コース間隔を空けて挿入編組織で単体とし
てのシャツ地202間の連結、シャツ地202の胴部と
島部207間の連結、シャツ地202の袖部と島部20
7間の連結を各々編地幅方向にて行い、胴部における所
望の形状に応じて連結編糸205b,205cの給糸量
を適宜調整することで胴部がくびれた形状となる。その
際、島部207を形成したことで連結編糸205b,2
05cの糸テンションが適度に吸収されるので、シャツ
地202の袖部が連結編糸205bの糸テンションに影
響されずに編地編方向に真っすぐな形状を保って形成さ
れる。又、シャツ地間の連結、胴部と島部間の連結ある
いは袖部と島部間の連結を行わない箇所において、連結
編糸205a,205b,205cはシャツ地202に
編み込まれない。編成終了後に、連続袋状経編地201
を仕上げ加工した後、連結編糸205a,205b,2
05cを抜糸することで、連結編糸205a,205
b,205c除去後の被分離部206が連結部分の残留
していない状態に形成される。なお、島部207は最終
的に切断除去される。
【0031】地筬L4,L7の各々に鎖編組織を使用し
てシャツ地202が編成されるとしても、オーバーラッ
ピング編組織を基本編組織として柄形成を行うジャカー
ド筬L5及び/又はジャカード筬L6で、シャツ地20
2間、シャツ地202の胴部と島部207間、及びシャ
ツ地202の袖部と島部207間を編地幅方向にて連結
する場合には、両基布の対面方向の連結は柄筬L1,L
2,L9,L10、地筬L3,L8の内少なくとも1枚
で行われ、連結編糸205a,205b,205cに水
溶性糸を使用すれば仕上げ加工時に連結編糸205a,
205b,205cが溶解除去されて被分離部206が
連結部分の残留していない状態に形成される。
【0032】経編地例(I)における連続袋状経編地2
01を編成するに際して、地糸(図示せず)を通糸して
なる地筬L3,L4,L7,L8にダブルデンビ編組織
を使用してシャツ地202が編成される場合には、地筬
L3,L4及び地筬L7,L8を使用して片面基布20
3a及び他面基布203bの各々の地組織がダブルデン
ビ編組織で形成され、ジャカード柄糸(図示せず)を通
糸してなるジャカード筬L5,L6を使用して、ダブル
デンビ編組織で形成された地組織上にジャカード柄20
4が形成される。その際、両基布の対面方向の連結もジ
ャカード筬L5,L6で行われる。柄筬L1,L2,L
9,L10の内いずれか3枚に各々通糸されている連結
編糸205a,205b,205cは適宜編コース間隔
を空けて挿入編組織で単体としてのシャツ地202間の
連結及びシャツ地202の胴部と袖部間の連結を各々編
地幅方向にて行い、胴部における所望の形状に応じて連
結編糸205bの給糸量を適宜調整することで胴部がく
びれた形状となる。その際、シャツ地間の連結あるいは
胴部と袖部間の連結を行わない箇所において、連結編糸
205a,205b,205cはシャツ地202に編み
込まれない。編成終了後に、連続袋状経編地201を仕
上げ加工した後、連結編糸205a,205b,205
cを抜糸することで、連結編糸205a,205b,2
05c除去後の被分離部206が連結部分の残留してい
ない状態に形成される。但し、両基布の対面方向の連結
部にジャカード筬で穴地を形成する際に形成される貫通
穴を形成しないためには、両基布の対面方向の連結用に
柄筬を追加する必要がある。
【0033】地筬L3,L4及び地筬L7,L8の各々
にダブルデンビ編組織を使用してシャツ地202が編成
されるとしても、オーバーラッピング編組織を基本編組
織として柄形成を行うジャカード筬L5及び/又はジャ
カード筬L6で、シャツ地202間、シャツ地202の
胴部と島部207間、及びシャツ地202の袖部と島部
207間を編地幅方向にて連結する場合には、両基布の
対面方向の連結は柄筬L1,L2,L9,L10の4枚
で行われ、連結編糸205a,205b,205cに水
溶性糸を使用すれば仕上げ加工時に連結編糸205a,
205b,205cが溶解除去されて被分離部206が
連結部分の残留していない状態に形成される。
【0034】経編地例(J)における連続袋状経編地1
01を編成するに際して、地糸(図示せず)を通糸して
なる地筬L4,L7の各々に鎖編組織を使用してショー
ツ地102が編成される場合には、地筬L4,L7を使
用して片面基布103a及び他面基布103bの各々の
地組織が鎖編組織で形成され、ジャカード柄糸(図示せ
ず)を通糸してなるジャカード筬L5,L6を使用し
て、鎖編列をジャカード糸で連結することで必要に応じ
てジャカード柄が形成される。その際、両基布の対面方
向の連結もジャカード筬L5,L6で行われる。柄筬L
1,L2,L9,L10、地筬L3,L8の内いずれか
2枚に各々通糸されている連結編糸105a,105b
は適宜編コース間隔を空けて挿入編組織で単体としての
ショーツ地102間の連結及びショーツ地102の脚部
と島部7間の連結を各々編地幅方向にて行う。その際、
ショーツ地102間の連結あるいは脚部と島部7間の連
結を行わない箇所において、連結編糸105a,105
bはショーツ地102に編み込まれない。編成終了後
に、連続袋状経編地101を仕上げ加工した後、連結編
糸105a,105bを抜糸することで、連結編糸10
5a,105b除去後の被分離部106が連結部分の残
留していない状態に形成される。
【0035】地筬L4,L7の各々に鎖編組織を使用し
てショーツ地102が編成されるとしても、オーバーラ
ッピング編組織を基本編組織として柄形成を行うジャカ
ード筬L5及び/又はジャカード筬L6で、ショーツ地
102間及びショーツ地102の脚部と島部7間を編地
幅方向にて連結する場合には、両基布の対面方向の連結
は柄筬L1,L2,L9,L10、地筬L3,L8の内
少なくとも1枚で行われ、連結編糸105a,105b
に水溶性糸を使用すれば仕上げ加工時に連結編糸105
a,105bが溶解除去されて被分離部106が連結部
分の残留していない状態に形成される。
【0036】経編地例(J)における連続袋状経編地1
01を編成するに際して、地糸(図示せず)を通糸して
なる地筬L3,L4,L7,L8にダブルデンビ編組織
を使用してショーツ地202が編成される場合には、地
筬L3,L4及び地筬L7,L8を使用して片面基布3
a及び他面基布3bの各々の地組織がダブルデンビ編組
織で形成され、ジャカード柄糸(図示せず)を通糸して
なるジャカード筬L5,L6を使用して、ダブルデンビ
編組織で形成された地組織上に必要に応じてジャカード
柄が形成される。その際、両基布の対面方向の連結もジ
ャカード筬L5,L6で行われる。柄筬L1,L2,L
9,L10の内いずれか2枚に各々通糸されている連結
編糸105a,105bは適宜編コース間隔を空けて挿
入編組織で単体としてのショーツ地102間の連結及び
ショーツ地102の胴部と袖部間の連結を各々編地幅方
向にて行い、胴部における所望の形状に応じて連結編糸
105bの給糸量を適宜調整することで胴部がくびれた
形状となる。その際、ショーツ地102間の連結あるい
は脚部と島部7間の連結を行わない箇所において、連結
編糸105a,105bはショーツ地102に編み込ま
れない。編成終了後に、連続袋状経編地101を仕上げ
加工した後、連結編糸105a,105bを抜糸するこ
とで、連結編糸105a,105b除去後の被分離部1
06が連結部分の残留していない状態に形成される。但
し、両基布の対面方向の連結部にジャカード筬で穴地を
形成する際に形成される貫通穴を形成しないためには、
両基布の対面方向の連結用に柄筬を追加する必要があ
る。
【0037】地筬L3,L4及び地筬L7,L8の各々
にダブルデンビ編組織を使用してショーツ地102が編
成されるとしても、オーバーラッピング編組織を基本編
組織として柄形成を行うジャカード筬L5及び/又はジ
ャカード筬L6で、ショーツ地102間及び脚部と島部
7間を連結する場合には、両基布の対面方向の連結は柄
筬L1,L2,L9,L10の4枚で行われ、連結編糸
105a,105bに水溶性糸を使用すれば仕上げ加工
時に連結編糸105a,105bが溶解除去されて被分
離部106が連結部分の残留していない状態に形成され
る。
【0038】経編地例(H)におけるシャツ地2の編成
方法を用いて、図3の経編地例(K)におけるシャツ3
02を編成する場合、地糸(図示せず)を通糸してなる
地筬L4,L7の各々に鎖編組織を使用して両基布の対
面方向の連結をジャカード筬L5,L6で行うとする
と、連結編糸(図示せず)除去後の被分離部306が連
結部分の残留していない状態に形成され、編成時に連結
編糸の給糸量を調整することで胴部をくびれた状態とす
ることも可能である。但し、シャツ地302上のライナ
ー柄部308は連結編糸用に使用されない柄筬を用いて
形成されている。編成の際、ライナー柄部308形成用
の柄筬に複数本のガイドニードルを有する特殊ガイドを
取着して柄形成することも可能である。
【0039】地筬L4,L7の各々に鎖編組織を使用し
てシャツ302が編成されるとしても、オーバーラッピ
ング編組織を基本編組織として柄形成を行うジャカード
筬L5及び/又はジャカード筬L6を連結編糸用に使用
する場合には、連結編糸に水溶性糸を使用すれば仕上げ
加工時に連結編糸が溶解除去されて被分離部306が連
結部分の残留していない状態に形成され、両基布の対面
方向の連結に使用されない柄筬又は地筬でライナー柄部
308が形成される。編成の際、ライナー柄部308形
成用の柄筬に複数本のガイドニードルを有する特殊ガイ
ドを取着して柄形成することも可能である。
【0040】経編地例(H)におけるシャツ地2の編成
方法を用いて、経編地例(L)におけるシャツ402を
編成する場合、地糸(図示せず)を通糸してなる地筬L
4,L7の各々に鎖編組織を使用して両基布の対面方向
の連結をジャカード筬L5,L6で行うとすると、連結
編糸(図示せず)除去後の被分離部406が連結部分の
ない状態に形成され、編成時に連結編糸の給糸量を調整
することで胴部をくびれた状態とすることも可能であ
る。但し、シャツ地402におけるくびれ部409は連
結編糸用に使用されない柄筬又は地筬のアンダーラップ
量を多くすることで形成されている。編成の際、くびれ
部409形成用の柄筬に複数本のガイドニードルを有す
る特殊ガイドを取着してくびれ部形成することも可能で
ある。
【0041】地筬L4,L7の各々に鎖編組織を使用し
てシャツ402が編成されるとしても、オーバーラッピ
ング編組織を基本編組織として柄形成を行うジャカード
筬L5及び/又はジャカード筬L6を連結編糸用に使用
する場合には、連結編糸に水溶性糸を使用すれば仕上げ
加工時に連結編糸が溶解除去されて被分離部406が連
結部分の残留していない状態に形成され、両基布の対面
方向の連結に使用されない柄筬又は地筬でくびれ部40
9が形成される。編成の際、くびれ部409形成用の柄
筬に複数本のガイドニードルを有する特殊ガイドを取着
してくびれ部形成することも可能である。
【0042】経編地例(H)におけるシャツ地2の編成
方法を用いて、図3の経編地例(M)におけるシャツ5
02を編成する場合、地糸(図示せず)を通糸してなる
地筬L4,L7の各々に鎖編組織を使用して両基布の対
面方向の連結をジャカード筬L5,L6で行うとする
と、連結編糸(図示せず)除去後の被分離部506が分
離跡のない状態に形成され、編成時に連結編糸の給糸量
を調整することで胴部をくびれた状態とすることも可能
である。但し、シャツ502における裾部510及び/
又は袖部511は、連結編糸用に使用されない柄筬又は
地筬に弾性糸を通糸してアンダーラップ量を多くするこ
とで高伸縮性を有するように形成されている。編成の
際、裾部510及び/又は袖部511形成用の柄筬に複
数本のガイドニードルを有する特殊ガイドを取着して裾
部及び/又は袖部形成することも可能である。
【0043】地筬L4,L7の各々に鎖編組織を使用し
てシャツ502が編成されるとしても、オーバーラッピ
ング編組織を基本編組織として柄形成を行うジャカード
筬L5及び/又はジャカード筬L6を連結編糸用に使用
する場合には、連結編糸に水溶性糸を使用すれば仕上げ
加工時に連結編糸が溶解除去されて被分離部506が連
結部分の残留していない状態に形成され、両基布の対面
方向の連結に使用されない柄筬で裾部510及び/又は
袖部511が形成される。編成の際、裾部510又は袖
部511形成用の柄筬に複数本のガイドニードルを有す
る特殊ガイドを取着して高伸縮性を有するように裾部及
び/又は袖部形成することも可能である。
【0044】図1の筬配列(D)を有するダブルラッシ
ェル機を使用して編成し、仕上げ加工後に連結編糸を除
去することで、両基布を鎖編あるいはダブルデンビ編組
織で形成してなる経編地例(H)におけるシャツ地2、
両基布を鎖編あるいはダブルデンビ編組織で形成してな
る経編地例(I)におけるシャツ地202、両基布を鎖
編あるいはダブルデンビ編組織で形成してなる経編地例
(J)におけるショーツ地102、両基布を鎖編組織で
形成してなる経編地例(K)におけるシャツ302、両
基布を鎖編組織で形成してなる経編地例(L)における
シャツ402、両基布を鎖編組織で形成してなる経編地
例(M)におけるシャツ502が製造される。
【0045】図1の筬配列(E)、筬配列(F)あるい
は筬配列(G)を有するダブルラッシェル機を使用して
編成し、仕上げ加工後に連結編糸を除去することで、両
基布を鎖編あるいはダブルデンビ編組織で形成してなる
経編地例(H)におけるシャツ地2、両基布を鎖編ある
いはダブルデンビ編組織で形成してなる経編地例(I)
におけるシャツ地202、両基布を鎖編あるいはダブル
デンビ編組織で形成してなる経編地例(J)におけるシ
ョーツ地102、両基布を鎖編組織あるいはダブルデン
ビ編組織で形成してなる経編地例(K)におけるシャツ
302、両基布を鎖編組織あるいはダブルデンビ編組織
で形成してなる経編地例(L)におけるシャツ402、
両基布を鎖編組織あるいはダブルデンビ編組織で形成し
てなる経編地例(M)におけるシャツ502が製造され
る。
【0046】図1の筬配列(E)、筬配列(F)あるい
は筬配列(G)を有するダブルラッシェル機を使用して
ショーツを編成して、それらの経編地を所望の形状に応
じて斜め方向にカットする場合には、カット端からのほ
つれを防止する必要があるので、基布形成、経編地の幅
方向あるいは対面方向の連結、柄形成、くびれ部形成、
裾部あるいは袖部形成等に使用されなかった柄筬又は地
筬に曲がり鎖編組織を用いることで、経編地例(N)の
ショーツ602のほつれ防止部612が形成される。
【0047】本発明の一体成形袋状経編地としては、シ
ャツ、ショーツの他に、レオタード、ドレス、ベルト、
マフラー、帽子、ベスト、パンティストッキング、ズボ
ン、スカート、座布団カバー、ショール、スカーフ、ブ
ラジャー、サポータ、ソックス、スリップ、ヘアバン
ド、レッグウォーマー、ハンモック、洗濯ネット等各種
ネット、包装袋,収納袋等各種袋、ビーチチェア、ヘア
リボン、クッション、ブックカバー等各種カバーなどが
あげられる。
【0048】本発明の経編地を編成するための筬配列は
前記筬配列(A)〜(G)に限定されず、経編地の所望
の形状変化に応じて地筬及び/又は柄筬の追加、あるい
は地筬を取り外して柄筬に、柄筬を取り外して地筬に変
更することが可能である。又、ジャカード筬に連結編糸
を通糸する場合であっても、両基布の対面方向の連結を
ジャカード筬で行うことが可能な場合もある。
【0049】本発明の方法により経編地を製造するいず
れの場合においても、連結編糸に水溶性糸を使用し、そ
の連結編糸を溶解除去して一体成形袋状経編地を製造す
ることが可能である。
【0050】本発明の方法により経編地を製造する場
合、基布形成に使用される編組織は鎖編組織、ダブルデ
ンビ編組織に限定されず、ロックニット編組織、サテン
編組織等のオーバーラッピング編組織、及び鎖編組織を
含むオーバーラッピング編組織と挿入編組織の組み合わ
せが使用可能である。
【0051】本発明の経編地を編成する経編機の筬駆動
が、サーボモータ、リニアモータ等により行われる場合
は、筬駆動用のチェーンドラムを経編機に搭載する必要
はない。
【0052】本発明の一体成形袋状経編地編成用の経編
機は、6E〜28Eの機種であればよく、本発明の経編
地の生産に好適な糸素材としては、ナイロン、ポリエス
テル等の合成繊維を含む化学繊維のモノフィラメント糸
あるいはマルチフィラメント糸、綿,麻等の植物繊維、
絹等の動物繊維、金糸,銀糸等の金属繊維、非カバーリ
ング弾性糸、非カバーリング弾性糸に綿,麻等の天然繊
維でカバーリングしたカバーリング弾性糸等があげら
れ、それらの糸素材の好適な使用範囲としては非弾性糸
の場合30デニール〜600デニール、弾性糸の場合、
非カバーリング弾性糸で40デニール〜280デニー
ル、カバーリング弾性糸で60デニール〜420デニー
ルである。又、本発明の一体成形袋状経編地をインナー
ウエア、アウターウエア等に使用した場合の締め付けパ
ワーは着用時に締め付け過ぎず、緩み過ぎない程度であ
ればよい。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、最少工程数で仕上げ加
工が可能であり且つ編地幅方向側に連結部分が残留して
いない袋状経編地を製造する方法、及びその袋状経編地
の編成中に所定の形状に応じて形状変化部を形成する袋
状経編地の製造方法並びにその製造方法により得られる
袋状経編地が提供されるので、装飾性に優れた一体成形
袋状経編地を効率的に製造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の一体成形袋状経編地を編成する
ためのダブルラッシェル機の7つの筬配列(A)〜
(G)を示す図。
【図2】連結編糸除去前の本発明の一体成形袋状経編地
の3つの実施例(H)〜(J)を示す平面図。
【図3】連結編糸除去後の本発明の一体成形袋状経編地
の4つの実施例(K)〜(N)を示す平面図。
【符号の説明】
1,101,201:連続袋状経編地 5a,5b,105a,105b,205a,205
b,205c:連結編糸

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2列のニードル列を有する経編機の各ニ
    ードル列で編成してなる経編地を、所定の形状に応じて
    各経編地の対面方向に連結編成して袋状経編地となし、
    前記袋状経編地に編地幅方向で連結編糸による連結部分
    を形成して一体に連結編成した連続袋状経編地から、連
    結編糸の除去により連結部分を無くし個別の袋状経編地
    に分離形成してなることを特徴とする一体成形袋状経編
    地。
  2. 【請求項2】 連続袋状経編地編成中に連結編糸の糸テ
    ンションを調整して編成してなる経編地であって、所定
    の形状に応じて編成された編地に形状変化部が形成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の一体成形袋状
    経編地。
  3. 【請求項3】 一体成形袋状経編地に曲がり鎖編糸の編
    み込みでほつれ防止部が形成されていることを特徴とす
    る請求項1又は請求項2に記載の一体成形袋状経編地。
  4. 【請求項4】 2列のニードル列を有する経編機を用い
    袋状の経編地を編成するに際し、所定の形状に応じた各
    袋状経編地を対面方向に適宜位置で連結して編成すると
    ともに、連結編糸で前記袋状経編地を編地幅方向に複数
    連結して連続袋状経編地を編成後、この連続袋状経編地
    に所定の加工を加えしかる後、連結編糸を除去して個別
    の袋状経編地に分離することを特徴とする一体成形袋状
    経編地の製造方法。
  5. 【請求項5】 連続袋状経編地編成中に連結編糸の糸テ
    ンションを調整して、所定の形状に応じて袋状経編地に
    形状変化部を形成することを特徴とする請求項4に記載
    の一体成形袋状経編地の製造方法。
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