JP2001303053A - 土壌改良用混和剤及び土壌改良工法並びに改良土壌 - Google Patents

土壌改良用混和剤及び土壌改良工法並びに改良土壌

Info

Publication number
JP2001303053A
JP2001303053A JP2000121414A JP2000121414A JP2001303053A JP 2001303053 A JP2001303053 A JP 2001303053A JP 2000121414 A JP2000121414 A JP 2000121414A JP 2000121414 A JP2000121414 A JP 2000121414A JP 2001303053 A JP2001303053 A JP 2001303053A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
soil
acid
admixture
cement
mixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000121414A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Taki
義宏 滝
Seiichi Sasaki
清一 佐々木
Shiyuuji Yukiya
修治 雪谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAGUCHI GIJUTSU KENKYUSHO KK
Original Assignee
TAGUCHI GIJUTSU KENKYUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TAGUCHI GIJUTSU KENKYUSHO KK filed Critical TAGUCHI GIJUTSU KENKYUSHO KK
Priority to JP2000121414A priority Critical patent/JP2001303053A/ja
Priority to US09/834,953 priority patent/US6536995B2/en
Priority to DE10119054A priority patent/DE10119054A1/de
Priority to TW090109309A priority patent/TW554032B/zh
Priority to NL1017898A priority patent/NL1017898C2/nl
Publication of JP2001303053A publication Critical patent/JP2001303053A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K17/00Soil-conditioning materials or soil-stabilising materials
    • C09K17/40Soil-conditioning materials or soil-stabilising materials containing mixtures of inorganic and organic compounds
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02DFOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
    • E02D3/00Improving or preserving soil or rock, e.g. preserving permafrost soil
    • E02D3/12Consolidating by placing solidifying or pore-filling substances in the soil

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Soil Sciences (AREA)
  • Agronomy & Crop Science (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Paleontology (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)
  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 土壌中のフミン酸などの腐蝕酸を主体とする
有機物に起因するセメントと土との結合阻害を軽減し、
土壌の硬度を高めることができるようにした土壌改良用
混和剤および土壌改良工法並びに改良土壌を提供する。 【解決手段】 土壌改良用混和剤は、Ca++ Na+、M
++、K+、NH4 +、Ba++、Fe3+、Al3+、M
4+、Co++、Ti4+のうち8種類以上の陽イオンと、
Cl-、SO4 --、P04 3-のうち2種類以上の陰イオン
と、有機酸とを主成分とする。上記土壌改良混和剤をセ
メントと適量の水を混和した土壌に対して混和すること
により土壌を改良することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土壌を改良するた
めに用いる無機系の土壌改良用混和剤および上記土壌改
良混和剤を用いて土壌を改良する工法並びに上記土壌改
良混和剤を用いて改良した土壌に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、軟弱地盤の土質を化学材料によっ
て安定処理する一般的な土壌改良工法として、土にセメ
ントと適量の水を混和するソイルセメント工法が知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来例の工法では、一般的に、土壌中にフミン酸
などの腐蝕酸を主体とする有機物が2%以上含まれてい
ると、土の粒子表面に存在する上記有機物がヒドロニウ
ムイオン(H3+)化した水を周囲に強く取り巻き、セ
メントと土粒子との結合、固化を阻害するため、硬化の
発現が著しく劣る。
【0004】本発明の目的は、上記のような従来の問題
を解決しようとするものであって、土壌中のフミン酸な
どの腐蝕酸を主体とする有機物に起因するセメントと土
との結合阻害を軽減し、土壌の硬度を高めることができ
るようにした土壌改良用混和剤および土壌改良工法並び
に改良土壌を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の土壌改良用混和剤は、Ca++ Na+、M
++、K+、NH4 +、Ba++、Fe3+、Al3+、M
4+、Co++、Ti4+のうち8種類以上の陽イオンと、
Cl-、SO4 --、P04 3-のうち2種類以上の陰イオン
と、有機酸とを主成分とするものである。
【0006】上記有機酸として、クエン酸、酒石酸、マ
レイン酸から1種類以上用いることができる。
【0007】上記課題を解決するために本発明の土壌改
良工法は、セメントを混和した土壌に対し、上記土壌改
良用混和剤を混和するようにしたものである。そして、
上記のようにセメントを土壌に混和するに際し、土壌に
セメントの固化に必要とするのに十分な水を含んでいな
い場合には、セメントの固化に必要とする適量の水を追
加使用するが、土壌にセメントの固化に必要とするのに
十分な水を含んでいる場合には、水を追加使用しなくて
もよい。また、上記土壌混和剤を混和したセメントを地
中、または湖沼等のヘドロ中に注入する場合には適量の
水と混和した状態で使用する。
【0008】上記有機酸として、クエン酸、酒石酸、マ
レイン酸から1種類以上用いることができる。
【0009】上記土壌改良工法において、土1m3に対
してセメント20〜600kg、望ましくは50〜30
0を混和した土壌に対し、土壌改良混和剤0.3〜2k
g(固形物の塩換算)を混和するのが好ましい。上記土
壌改良用混和剤は、施工に際しては、10%程度の水溶
液として使用することになる。そして、上記のようにセ
メントを土壌に混和する際に適量の水を使用するか、若
しくは使用しないかなどについては上記土壌改良工法の
場合と同様である。
【0010】上記課題を解決するために本発明の他の土
壌改良工法は、特に、腐蝕酸分が多く、セメント混和に
よる硬化が難しい土壌の改良に用いるのに適し、上記土
壌改良用混和剤における二価以上の陽イオンのうち、少
なくともCa++を上記土壌改良用混和剤とは別に用い、
このCa++とキレート効果を有する有機酸とを予め土壌
に混和して土壌硬化を阻害する腐蝕酸分を中和し、その
後、上記土壌にセメントと上記土壌改良用混和剤を混和
するようにしたものである。上記Ca++とキレート効果
を有する有機酸とは水溶液の状態で予め土壌に混和する
ことができるが、粉体の状態で予め土壌に混和すること
もできる。また、上記のようにセメントを土壌に混和す
る際に適量の水を使用するか、若しくは使用しないかな
どについては上記土壌改良工法の場合と同様である。
【0011】そして、上記二価以上の陽イオンは少なく
とも土壌中に含まれる腐蝕酸中のカルボキシル基(−C
OOH)の水素イオン(H+)量(陽イオン交換容量
(CEC)値で代表させる)をイオン交換により中和す
るのに必要な量となるように土壌改良用混和剤とは別に
用いる。
【0012】上記キレート効果を有する有機酸として、
クエン酸、酒石酸、マレイン酸、エチレンジアミン4酢
酸(EDTA)のソーダ塩、ニトロフミン酸のソーダ
塩、若しくはアンモニウム塩から1種類以上用いること
ができる。
【0013】上記課題を解決するために本発明の改良土
壌は、土壌にセメントが混和されるとともに、上記土壌
改良用混和剤が混和されて形成されたものである。そし
て、上記のようにセメントを混和する際に適量の水を使
用するか、若しくは使用しないかなどについては上記土
壌改良工法の場合と同様である。
【0014】上記有機酸として、クエン酸、酒石酸、マ
レイン酸から1種類以上用いることができる
【0015】上記改良土壌において、土1m3に対して
セメント20〜600kg、望ましくは50〜300k
gを混和した土壌に対し、土壌改良混和剤0.3〜2k
g(固形物の塩換算)を混和するのが好ましい。そし
て、上記のようにセメントを土壌に混和する際に適量の
水を使用するか、若しくは使用しないかなどについては
上記土壌改良工法の場合と同様でる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。本実施形態における土壌改良用混和剤とし
ては、粉体状の固形混和剤と液状混和剤とを混和して用
いる。
【0017】固形混和剤としては、塩化マグネシウム
(MgCl2)、塩化カリウム(KCl)、塩化カルシ
ウム(CaCl2)、塩化ナトリウム(NaCl)、塩
化アンモニウム(NH4Cl)をそれぞれ100g〜3
00g用い、塩化コバルト(CoCl2)、酸化バリウ
ム(BaO)、硫酸カルシウム(CaS04)、燐酸カ
ルシウム(CaHPO4)、二酸化マンガン(MnO2
を合計で10g〜20g用い、クエン酸(C687
を10g〜30g用いる。
【0018】液状混和剤としては、天然の蛭石(Ver
micurite)からミネラル分を硫酸抽出したもの
を用いるが、その原液の組成例は下記のとおりである。
なお、この液状混和剤の各成分は、イオンまたはミネラ
ルとして存在し、比重1.1〜1.2、pH0.3〜
1.0である。 鉄(Fe) 22.7g/l アルミニウム(Al) 9.1g/l マグネシウム(Mg) 2.7g/l カリウム(K) 1.5g/l チタン(Ti) 832mg/l マンガン(Mn) 559mg/l リン(P) 216mg/l カルシウム(Ca) 129mg/l ナトリウム(Na) 101mg/l シリカ(Si) 55mg/l 亜鉛(Zn) 42mg/l セレン(Se) 32mg/l バナジウム(V) 19mg/l 銅(Cu) 8.4mg/1 ゲルマニウム(Ge) 8.0mg/1 コバルト(Co) 7.0mg/1 ニッケル(Ni) 6.5mg/1 モリブデン(Mo) 4.4mg/1 リチウム(Li) 4.0mg/1 遊離硫酸(S04 2-) 25mg/l
【0019】上記液状混和剤は用途に応じて2000倍
に希釈し、硫酸濃度が100ppm程度となるようにし
て用い、上記固形混和剤にその希釈を兼ねて上記液状混
和剤を用途に応じて適宜混和することにより、土壌改良
用混和剤を得ることができる。
【0020】そして、土1m3に対してセメント20〜
600kg、望ましくは50〜300kgを混和した土
壌に上記土壌改良用混和剤を混和することにより土壌を
硬化させることができる。そして、上記のようにセメン
トを土壌に混和するに際し、土壌にセメントの固化に必
要とするのに十分な水を含んでいない場合には、セメン
トの固化に必要とする適量の水を追加使用するが、土壌
にセメントの固化に必要とするのに十分な水を含んでい
る場合には、水を追加使用しなくてもよい。また、上記
土壌改良用混和剤を混和したセメントを地中、または湖
沼等のヘドロ中に注入する場合には適量の水を混和した
状態で使用する。
【0021】セメントは水と混和すると、セメント中の
成分(CaO、SiO2、Al23、Fe23など)が
各種反応により各種無機塩やそれらの含水塩の結晶や固
溶体を形成しつつ固化する。上記従来例のソイルセメン
ト工法の場合、それらセメント固化物と土の粒子の結合
を強固にして硬度の高いものとし、かつそれが無数の微
細な空隙を有し、透水性道路や駐車場やヘドロの固化及
びそれを緑化に用いたり、河の堤防の法面に施し、植物
の成育に資するものにするためには、各種無機塩のう
ち、まずはCaO−SiO2−Al23−Clの4成分
系の含水塩であるクロルエトリンガイトを主体とする針
状結晶体の形成とその安定化が不可欠である。
【0022】それらの強固で安定した結晶群を主体と
し、回りに無数の微細な空隙を有するように、上記クロ
ルエトリンガイドとは別の各種無機塩やそれらの含水塩
の板状や針状等の結晶及びそれらが混ざり合った固溶体
が混在し、かつ土の粒子と強固に結びついて硬度を高
め、また、ヘドロ処理での臭気物質を化学的分解により
低減し、かつ結晶群間の微細な空隙による吸着により除
去して低減するために上記土壌改良用混和剤を用いる。
この土壌改良用混和剤は、上記のように固形物からなる
混和剤を液状物である混和剤とを混和したもので、土と
セメントの混和物に極く少量添加することにより効果が
発現する。この効果は固形の混和剤と液状の混和剤の諸
成分の相乗作用により発現するものであって、以下に主
要成分の効果及び各成分の配合比に関する理由について
説明する。
【0023】セメントは硬化(または固化)する際、セ
メント硬化体中のアルミネートと各種硫酸塩とが反応し
てエトリンガイト(3CaO・Al23・3CaSO4
・31〜33H2O)と呼ばれる比重の軽い(1.7
8)、針状結晶を主体とした化合物が生成される。針状
結晶が多く生成すると、透水性が向上するが、一方、そ
れが成長すると膨張し、硬度を低下させるため、透水性
をもたせ、かつ硬度を低下させない方策が望まれる。
【0024】基本としては針状結晶を残しつつ、その回
りに板状ほか、各種形状の結晶体を生成させ、無数の微
細な空隙を有する強固な混合体とすることであり、上記
土壌改良用混和剤に示す成分中には板状ほか、各種結晶
体の形成を助長する成分が各種ある。まず、主体となる
強固な針状結晶体であるが、上述のエトリンガイトに加
え、同種のクロルエトリンガイド(エトリンガイトのS
4 2-がCl-に置換したもの)を生成する。並行してそ
れらの回りに各種形状の結晶を生成し、かつ複雑にから
み合って上記針状結晶を補強し、かつ安定化させる必要
があり、それらの観点より各成分の役割と混合比率の範
囲が定められる。
【0025】クエン酸(有機酸の一例)は、共存するN
+、K+といったアルカリ金属との塩、すなわち、クエ
ン酸ソーダやクエン酸カリとして、セメント硬化体中の
石コウ等の結晶成長面に作用し、平板状プリズム形結晶
を成長させる。酒石酸、マレイン酸などの有機酸も同様
の効果を有する。ここで、クエン酸量が10gより少な
いと上記結晶成長への寄与が少なく、逆に30gより多
いと気孔構造体の硬度が低下する。同様に、塩化カルシ
ウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化マグネシウ
ム、塩化アンモニウムもそれぞれ異なった石コウなどの
板状結晶の形成に寄与する。上記クエン酸に比べて多い
量の添加を必要とし、それぞれ100gより少ないと硬
度向上効果が見られず、逆に各々が300gより多い
と、付随する塩素イオンが増え、針状結晶であるエトリ
ンガイト類が増え過ぎ、他の結晶構造体との比率が悪く
なって気孔構造体の硬度低下を引き起こすことになり、
望ましくない。
【0026】また、塩化コバルト、酸化バリウム、硫酸
カルシウム、二酸化マンガン、燐酸カルシウムのそれぞ
れの添加量は上記アルカリ金属塩やアルカリ土類金属塩
と比べて少ないが、それぞれ石コウや水酸化カルシウム
及びトベルモライト、モノサルフェイトなど、エトリン
ガイトより変化してできる塩を板状や不定形結晶形への
変化をもたらす役目をする。つまり、上記各種結晶の生
成時に各種金属イオンによるイオン置換が無秩序に起こ
り、それら結晶中に格子欠陥が生じ、結晶構造が変わる
効果を得るため、微量ではあるが上記種々の塩を添加す
るわけである。
【0027】例えば、バリウム(Ba)は小判状の結晶
形成に、マンガン(Mn)は六面体結晶形成に、コバル
ト(Co)は各種結晶の成長を早める効果がある。混和
量がそれぞれ少なく、効果は見分けにくいきらいがある
が、これらの合計量として20g以上では効果の発現が
頭打ちとなり、かつ価格も他に比べ高いものが多いた
め、合計で10g前後なる添加量が好ましい。硬度や気
孔率の目標値が低い場合等、用途によってはこれら微量
成分の添加を省略してもよい場合がある。
【0028】また、上記腐敗臭の軽減に関しては上記液
状混和剤を併用するとよい。つまり、固形混和剤は、使
用時には水に溶解し、10%程度の濃度として土とセメ
ントの混和物に散布するが、その際の希釈水を兼ねて液
状混和剤を用いる。上記のように液状混和剤は天然の蛭
石よりミネラル分を硫酸抽出したものであって、用途に
応じ、水で2000倍に希釈し、硫酸濃度が100pp
mとして用いる場合が多い。この溶液の特徴は、溶存酸
素として活性酸素の一種であるOHラジカルを含むこと
と、各種金属イオンやミネラルを含むことである。OH
ラジカルについてはヘドロに含まれる有機質の汚染物質
や腐敗物を酸化し、あるいは含有するミネラルとの相互
作用により溶解性有機物の分子構造を変えて、不溶解性
の塩類を析出することなどにより汚染物質を減少させ、
ヘドロを固化した固化物よりの溶出や臭気の放出を軽減
することができる。また、金属イオンやミネラルを含む
ことに関しては上記固形混和剤の成分の効果と同様で、
より多くの種類の金属イオンや硫酸イオンが各種(複
合)塩の結晶構造や形状を変えるのに役立ち、固化物の
より緻密化に寄与する。液状混和剤の希釈倍率について
は、例えば、処理するヘドロの臭気の程度に対応して適
宜選定することができる。
【0029】上記のような固形混和剤および液状混和剤
を用いることにより、有機物含有量が2%以上ある土壌
の固化が可能となった。しかし、有機物の量が2%程度
と少なくても含まれる成分により硬化しない場合があ
る。そこで、土壌中の腐蝕酸が多いと固化し難い主原因
を検討した結果、腐蝕酸の構造中に含まれるカルボキシ
ル基(−COOH)量であることをつきとめた。その量
はCEC(Cationexchange capac
ity)値(陽イオン交換容量)にて代表でき、土中の
有機物量OM(organic matter)値との
相関も認められる。
【0030】このカルボキシル基はかなり強い酸として
の性質を示し、上記のようにヒドロニウムイオン化した
水分子を強く周囲に取り巻き、それが硬化の発現を妨害
するわけである。その妨害を低減するには、Ca++等の
金属陽イオンによりカルボキシル基末端のH+をイオン
交換により中性化すればよい。また、そのために用いる
液状混和剤中の金属イオンや土壌中のカルボキシル基量
に対応して、更に添加するCa++等の金属イオンが効率
的に土壌中のカルボキシル基に到着し、中和が行われる
ようにそれら金属イオンの運び屋としてクエン酸、酒石
酸、マレイン酸、エチレンジアミン4酢酸(EDTA)
のソーダ塩、ニトロフミン酸のソーダ塩、若しくはアン
モニウム塩など、キレート効果を持った物質を同時に添
加するとよい。液状混和剤を用いず、水に土壌中のカル
ボキシル基量に対応した量のCa ++とクエン酸などのキ
レート効果を持った物質を添加した水溶液、若しくはそ
れらの粉状混和物を用いてもよい。それら薬剤を前処理
として土壌に施して混和し、上記中和反応を行わせ、そ
の後、セメントと適量の水と土壌改良用混和剤とを混和
すれば、従来、硬化が難しかった腐蝕物の多い土壌のセ
メントにより硬化が可能となる。
【0031】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。 (実施例1)固形混和剤の各成分は下記ように選定し
た。 塩化マグネシウム(MgCl2) 175g(20.0%) 塩化カリウム(KCl) 250g(28.4%) 塩化カルシウム(CaCl2) 175g(20.0%) 塩化ナトリウム(NaCl) 125g(14.2%) 塩化アンモニウム(NH4Cl) 125g(14.2%) 塩化コバルト(CoCl2) 1.5g 酸化バリウム(BaO) 3.9g 硫酸カルシウム(CaSO4) 3.6g 燐酸カルシウム(CaHPO4) 3.5g 二酸化マンガン(MnO2) 0.58g (塩化コバルト、酸化バリウム、 硫酸カルシウム、燐酸カルシウム、 二酸化マンガンの合計) 13.08g(1.5%) クエン酸(C687) 15g(1.7%) 計 878.08g(100.0%)
【0032】一方、液状混和剤としては下記配合比のも
のを用いた。そして、上記固形混和剤1kgを上記液状
混和剤(この場合、ラジカル水原液の800倍希釈液)
に溶解し、液量を10lとした。こうして得られた土壌
改良用混和剤の成分は下記のとおりである(なお、金属
他は重量換算値で表示している。)。 カルシウム(Ca) 7,700mg/l カリウム(K) 15,000mg/l マグネシウム(Mg) 2,700mg/l ナトリウム(Na) 9,200mg/l コバルト(Co) 45mg/l リン(P) 4.0mg/l シリカ(Si) 4.3mg/l ゲルマニウム(Ge) <1mg/l 亜鉛(Zn) 0.05mg/l マンガン(Mn) 0.10mg/l 鉄(Fe) 1.3mg/l 銅(Cu) 0.14mg/l セレン(Se) <0.01mg/l ニッケル(Ni) 0.05mg/l モリブデン(Mo) <0.1mg/l リチウム(Li) 0.3mg/l バナジウム(V) <0.1mg/l タングステン(W) <1mg/l バリウム(Ba) <1mg/l チタン(Ti) <1mg/l ルビジウム(Rb) <1mg/l アルミニウム(Al) 0.94mg/l アンモニウム(NH4 +) <1mg/l pH 3.2〔−〕 塩素イオン(Cl-) 4.5wt% 硫酸イオン(SO4 --) <0.05wt% 燐酸イオン(Po4 3-) <0.01wt% クエン酸 0.25wt%
【0033】上記配合比から成る土壌改良用混和剤を用
い、セメント固化が難しい腐蝕土(CEC値28.8m
eq./100g、有機物量(OM値)9%)を固化す
るための前処理として表1に示す条件下で水及び上記液
状混和剤(原液を800倍に希釈したもの)に塩化カル
シウム、クエン酸を添加したものを混和してマサ土と混
和した。その後、上記土壌改良用混和剤およびセメント
と適量の水との混和物を添加混和して固化した。固化後
の一軸圧縮強度を測定した結果を表1に示す。
【0034】
【表1】
【0035】上記試験結果から明らかように、前処理剤
を用いない試料の強度は2.00kgf/cm2未満で
あるが、塩化カルシウム添加により2.3kgf/cm
2に向上し、それにクエン酸を添加したものでは更に
2.35〜2.4kgf/cm2に向上し、塩化カルシ
ウムの添加効果及びクエン酸の助長効果が認められた。
【0036】(実施例2)上記実施例1と同様の配合比
から成る土壌改良用混和剤を用い、道路の崩壊法面の地
盤安定化改良工事を行うに当り、目標とする圧縮強度1
7kg/cm2を達成するための配合設計値を得ること
を目的として試験を行った。試験対象土質は、レキ混り
シルトで、含水比16.4%、湿潤密度1.893g/
cm3、乾燥密度1.626g/cm3であった。セメン
トは80kg/m3、100kg/m3、120kg/m
3の三種類を選定し、本発明実施例の土壌改良用混和剤
を1kg/m3(固形物換算)に選定した。これらの配
合による試験結果を下表に示す。
【0037】
【表2】
【0038】上記試験結果から目標圧縮強度17kg/
cm2を得るには、現場土壌1m3に対してセメント80
kg、本発明実施例の土壌改良用混和剤1kg、水80
lを基本配合とすればよいことが分った。なお、上記配
合は7日強度であり、時間が経過するに従っての強度の
増加については安全側として考えることができる。
【0039】(実施例3)上記実施例1と同様の配合比
から成る土壌改良用混和剤を用い、都市計画道路の路床
改良工事を行うに当り、現場のCBR値の改善を図るこ
とを目的として試験を行った。試験対象道路の幅員は1
8m、改良深さは0.4mであった。そして、原土1m
3に対し、セメント60kg、本発明実施例の土壌改良
用混和剤0.7kg(固形物換算)を用いた。
【0040】まず、路床を整正し、原土の現場CBR試
験を行った。次に、原土にセメントを散布し、バックホ
ウで原土とセメントとを攪拌混合した。次に、土壌改良
用混和剤(固形物換算0.7kg、液状混和剤にて10
倍希釈相当)を散布した。次に、原土をタイヤローラに
より転圧し、7日養生後、現場CBR試験を行った。
【0041】比較例として、土壌改良用混和剤を用いな
いほかは上記と同様に、原土をセメントのみにより改良
してタイヤローラにより転圧し、7日養生後、現場CB
R試験を行った。
【0042】上記試験の結果、原土のみの場合、CBR
が2.9%であり、原土にセメントのみを混和した場
合、CBRが15.3%であったのに対し、本発明実施
例のように原土にセメントと土壌改良用混和剤とを混和
することにより、CBRが25.5%となり、極めて良
好な結果を得ることができた。この結果からも、土壌中
のフミン酸などの有機物に起因するセメントと土の結合
阻害を軽減し、土壌の硬度を高めることができることが
明らかである。
【0043】(実施例4)上記実施例1と同様の配合比
から成る土壌改良用混和剤を用い、埋立地の固化処理試
験を行った。この固化処理試験においては、現地盤の上
層部0.75mのうち、下層の0.4mについて1次舗
設を行い、上層の0.35mについて2次舗設を行っ
た。固化処理部分の面積は200m2、体積は150
3、勾配は3%であった。この試験に先立ち、現地盤
の特性を把握するため、一軸圧縮強度及び透水性につい
ての室内試験を行った。この室内試験の結果を表2に示
す(なお、配合比は土壌改良用混和剤の土1m3に対す
る配合量を示している。)。
【0044】
【表3】
【0045】この室内試験により現地盤における強度及
び透水係数を満足する結果を得ることができたので、上
記のように埋立地の固化処理試験を行った。この試験結
果を表3に示す。
【0046】
【表4】
【0047】上記試験結果からも明らかように、一軸圧
縮強度、透水係数共に良好な値を得ることができた。し
たがって、廃棄物埋立によって作用する荷重により地盤
の局部的な沈下(陥没等)を防止することができ、浸出
水集排水管路と排水層の機能を維持し(現地盤の混入防
止、逆勾配防止等)、基盤施設造成時の作業性及び装備
の走行性を確保することができることが分かった。ま
た、本発明の土壌改良用混和剤を用いることにより、土
壌中のフミン酸などの有機物に起因するセメントと土の
結合阻害を軽減し、土壌の硬度を高めることができ、し
かも、水和作用により上記のような透水性を改良するこ
とができることに加え、上記のような気孔構造のエトリ
ンガイト結晶形成により現地盤に溶け込んでいる有害重
金属類を吸着固定して溶出量を減少させ、かつ悪臭を軽
減することができることも分かった。
【0048】(実施例5)上記実施例1と同様の配合比
から成る土壌改良用混和剤を用い、浄化センターで発生
する下水汚泥の脱水ケーキを固化処理し、材令3日で一
軸圧縮強度0.7kg/cm2を得ることを目的とし、
下水汚泥の脱水ケーキ1tに対し、セメント100k
g、土壌改良用混和剤0.5kg(固形物換算)を添
加、混和してサンプルを作成した。この試験結果を表5
に示す。
【0049】
【表5】
【0050】上記試験結果から明らかように、材令3日
の一軸圧縮強度は目標値0.7kg/cm2を超えてい
た。なお、セメントや土壌改良用混和剤を添加しない原
ケーキについては測定不能であった。この結果からも、
土壌改良用混和剤を用いることにより、土壌中のフミン
酸などの有機物に起因するセメントと土の結合阻害を軽
減し、土壌の硬度を高めることができることが明らかで
ある。
【0051】(実施例6)上記実施例1と同様の配合比
から成る土壌改良用混和剤を用い、川の浚渫土砂の改良
工事を行うに当り、採取浚渫土砂1m3に対し、セメン
トと土壌改良用混和剤とを表6に示すように配合し、得
られたサンプルの一軸圧縮強度(qu:kg/c
2)、含水比(ω:%)、浸潤密度(ρt:t/
3)、pHを測定した。
【0052】
【表6】
【0053】上記試験結果から明らかように、本発明実
施例によれば、現状土の含水比、湿潤密度に比べてすべ
てを上回り、改善が見られる。そして、一軸圧縮強度の
観点からは強度を上げるために必要なセメント添加量は
40kg/m3と言えるが、土壌改良用混和剤の添加に
比例して強度が上がっており、土壌改良用混和剤による
顕著な添加効果が見られる。この結果からも、土壌改良
用混和剤を用いることにより、土壌中のフミン酸などの
有機物に起因するセメントと土の結合阻害を軽減し、土
壌の硬度を高めることができることが明らかである。
【0054】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、土壌中の
フミン酸などの腐蝕酸を主体とする有機物に起因するセ
メントと土との結合阻害を軽減し、土壌の硬度を高める
ことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09K 17/14 C09K 17/14 P 17/48 17/48 P E02D 3/12 101 E02D 3/12 101 // C09K 103:00 C09K 103:00 Fターム(参考) 2D040 AA01 AB07 AC02 AC04 CA01 4H026 CA01 CA06 CB02 CB03 CB04 CB05 CB06 CB07 CB08 CC02 CC05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Ca++、Na+、Mg++、K+、NH4 +
    Ba++、Fe3+、Al3+、Mn4+、Co++、Ti4+のう
    ち8種類以上の陽イオンと、Cl-、SO4 --、P04 3-
    のうち2種類以上の陰イオンと、有機酸とを主成分とす
    る土壌改良用混和剤。
  2. 【請求項2】 有機酸が、クエン酸、酒石酸、マレイン
    酸から1種類以上用いられる請求項1記載の土壌改良用
    混和剤。
  3. 【請求項3】 セメントを混和した土壌に対し、Ca++
    Na+、Mg++、K +、NH4 +、Ba++、Fe3+、Al
    3+、Mn4+、Co++、Ti4+のうち8種類以上の陽イオ
    ンと、Cl-、SO4 --、P04 3-のうち2種類以上の陰
    イオンと、有機酸とを主成分とする土壌改良用混和剤を
    混和する土壌改良工法。
  4. 【請求項4】 有機酸が、クエン酸、酒石酸、マレイン
    酸から1種類以上用いられる請求項3記載の土壌改良工
    法。
  5. 【請求項5】 土1m3に対してセメント20〜600
    kgを混和した土壌に対し、土壌改良混和剤0.3〜2
    kg(固形物の塩換算)を混和する請求項3または4記
    載の土壌改良工法。
  6. 【請求項6】 Ca++ Na+、Mg++、K+、NH4 +
    Ba++、Fe3+、Al3+、Mn4+、Co++、Ti4+のう
    ち8種類以上の陽イオンと、Cl-、SO4 --、P04 3-
    のうち2種類以上の陰イオンと、有機酸とを主成分とす
    る土壌改良用混和剤における二価以上の陽イオンのう
    ち、少なくともCa++を上記土壌改良用混和剤とは別に
    用い、このCa++とキレート効果を有する有機酸とを予
    め土壌に混和して土壌硬化を阻害する腐蝕酸分を中和
    し、その後、上記土壌にセメントと上記土壌改良用混和
    剤を混和する土壌改良工法。
  7. 【請求項7】 キレート効果を有する有機酸が、クエン
    酸、酒石酸、マレイン酸、エチレンジアミン4酢酸のソ
    ーダ塩、ニトロフミン酸のソーダ塩、若しくはアニモニ
    ウム塩から1種類以上用いられる請求項6記載の土壌改
    良工法。
  8. 【請求項8】 土壌にセメンが混和されるとともに、C
    ++ Na+、Mg++、K+、NH4 +、Ba++、Fe3+
    Al3+、Mn4+、Co++、Ti4+のうち8種類以上の陽
    イオンと、Cl-、SO4 --、P04 3-のうち2種類以上
    の陰イオンと、有機酸とを主成分とする土壌改良用混和
    剤が混和されて形成された改良土壌。
  9. 【請求項9】 有機酸が、クエン酸、酒石酸、マレイン
    酸から1種類以上用いられる請求項8記載の改良土壌。
  10. 【請求項10】 土1m3に対してセメント20〜60
    0kgを混和した土壌に対し、土壌改良混和剤0.3〜
    2kg(固形物の塩換算)が混和された請求項8または
    9記載の改良土壌。
JP2000121414A 2000-04-21 2000-04-21 土壌改良用混和剤及び土壌改良工法並びに改良土壌 Pending JP2001303053A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000121414A JP2001303053A (ja) 2000-04-21 2000-04-21 土壌改良用混和剤及び土壌改良工法並びに改良土壌
US09/834,953 US6536995B2 (en) 2000-04-21 2001-04-16 Method of hardening soil and hardened soil
DE10119054A DE10119054A1 (de) 2000-04-21 2001-04-18 Mischungsagens zur Bodenverbesserung, Bodenverbesserungsverfahren und der mit dem Agens erhaltene verbesserte Boden
TW090109309A TW554032B (en) 2000-04-21 2001-04-18 Mixing agent for improving soil, method of improvement, and soil improved with the agent
NL1017898A NL1017898C2 (nl) 2000-04-21 2001-04-20 Mengmiddel voor het verbeteren van grond, werkwijze voor verbetering, en grond die verbeterd is met het middel.

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000121414A JP2001303053A (ja) 2000-04-21 2000-04-21 土壌改良用混和剤及び土壌改良工法並びに改良土壌

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001303053A true JP2001303053A (ja) 2001-10-31

Family

ID=18632065

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000121414A Pending JP2001303053A (ja) 2000-04-21 2000-04-21 土壌改良用混和剤及び土壌改良工法並びに改良土壌

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6536995B2 (ja)
JP (1) JP2001303053A (ja)
DE (1) DE10119054A1 (ja)
NL (1) NL1017898C2 (ja)
TW (1) TW554032B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008120036A (ja) * 2006-11-15 2008-05-29 Ichikazu Inuzuka 水に溶けない粒状粘土の製造方法、泥水浄化槽及び泥水浄化構造物
JP2019074485A (ja) * 2017-10-19 2019-05-16 丈示 嶋 土砂の利用可否判定方法

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100387784C (zh) * 2004-09-07 2008-05-14 陈永烽 膨胀土生态改性剂及施工方法
US7144362B2 (en) * 2004-10-29 2006-12-05 Heritage Environmental Servicers, Llc Method for chemically stabilizing waste materials containing multivalent oxyanions
NO326444B1 (no) * 2005-11-09 2009-01-19 Temasi As Fremgangsmate og middel for stabilisering og tetting av underjordiske formasjoner eller forhindring av jorderosjon
RU2522616C2 (ru) * 2012-10-05 2014-07-20 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Санкт-Петербургский государственный университет" (СПбГУ) Гуминово-минеральный реагент, способ его получения и способ его использования для очистки загрязненных грунтов
US10837153B2 (en) 2016-11-01 2020-11-17 University Of Florida Research Foundation, Inc. Bioinspired mineralization for geotechnical substructures
CN109678260B (zh) * 2018-12-10 2021-11-05 天津众智科技有限公司 水基颗粒表面改性剂及制法和减缓工艺水中污垢物对器壁表面结垢的方法

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58138778A (ja) * 1982-02-12 1983-08-17 Yoshio Taguchi 土壌硬化剤
JPS62253688A (ja) * 1986-04-28 1987-11-05 Seisuke Tainaka 土壌改良法
JPS63110316A (ja) * 1986-10-27 1988-05-14 Idemitsu Petrochem Co Ltd 土質安定処理方法
JPH02215882A (ja) * 1989-02-17 1990-08-28 Taguchi Kenkyusho:Kk 注入材
JPH04166279A (ja) * 1990-10-26 1992-06-12 Kojima Koji 硬化剤
JPH04293597A (ja) * 1991-03-20 1992-10-19 Tokio Saitou 整地固化剤
JPH0871598A (ja) * 1994-09-07 1996-03-19 Taguchi Kenkyusho:Kk 沈殿硬化用添加剤および沈殿硬化工法
JPH08290951A (ja) * 1995-04-18 1996-11-05 Mitsubishi Materials Corp 裏込めグラウト材
JPH11263972A (ja) * 1998-03-18 1999-09-28 Taiheiyo Cement Corp 地盤改良用注入材

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4043830A (en) * 1975-10-02 1977-08-23 Kyokado Engineering Co., Ltd. Method of consolidating poor quality soils
JPS5815582A (ja) * 1981-07-20 1983-01-28 Yoshio Taguchi 土壌凝結硬化剤
JPS61133141A (ja) * 1984-12-03 1986-06-20 Yoshio Taguchi 溶解金属吸着体形成用混合剤
US5700107A (en) * 1995-07-25 1997-12-23 Habour Remediation And Transfer Inc. (Hr&T) Method of soil remediation

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58138778A (ja) * 1982-02-12 1983-08-17 Yoshio Taguchi 土壌硬化剤
JPS62253688A (ja) * 1986-04-28 1987-11-05 Seisuke Tainaka 土壌改良法
JPS63110316A (ja) * 1986-10-27 1988-05-14 Idemitsu Petrochem Co Ltd 土質安定処理方法
JPH02215882A (ja) * 1989-02-17 1990-08-28 Taguchi Kenkyusho:Kk 注入材
JPH04166279A (ja) * 1990-10-26 1992-06-12 Kojima Koji 硬化剤
JPH04293597A (ja) * 1991-03-20 1992-10-19 Tokio Saitou 整地固化剤
JPH0871598A (ja) * 1994-09-07 1996-03-19 Taguchi Kenkyusho:Kk 沈殿硬化用添加剤および沈殿硬化工法
JPH08290951A (ja) * 1995-04-18 1996-11-05 Mitsubishi Materials Corp 裏込めグラウト材
JPH11263972A (ja) * 1998-03-18 1999-09-28 Taiheiyo Cement Corp 地盤改良用注入材

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008120036A (ja) * 2006-11-15 2008-05-29 Ichikazu Inuzuka 水に溶けない粒状粘土の製造方法、泥水浄化槽及び泥水浄化構造物
JP2019074485A (ja) * 2017-10-19 2019-05-16 丈示 嶋 土砂の利用可否判定方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20010046419A1 (en) 2001-11-29
NL1017898A1 (nl) 2001-10-24
US6536995B2 (en) 2003-03-25
NL1017898C2 (nl) 2001-12-05
TW554032B (en) 2003-09-21
DE10119054A1 (de) 2001-12-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Malviya et al. Factors affecting hazardous waste solidification/stabilization: A review
KR101801496B1 (ko) 특정 유해물질의 불용화재 및 이것을 이용한 특정 유해물질의 불용화 방법
JP4233923B2 (ja) 重金属汚染土壌用処理剤およびそれを用いた土壌処理方法
NL8000513A (nl) Werkwijze voor het verbeteren van de stevigheid van een met water verzadigde weke grond.
CN107585984A (zh) 一种复合污泥固化剂
JP5047745B2 (ja) 地盤改良材
CN110790352A (zh) 用于处理水中的氧离子污染的淤浆
JP3824844B2 (ja) 泥状物質を固化・中性化する改良材、及び、泥状物質の固化・中性化方法
JP2000176493A (ja) 汚泥固化材及び固化処理方法
JP2001303053A (ja) 土壌改良用混和剤及び土壌改良工法並びに改良土壌
JP6363281B1 (ja) 一剤型の中性固化剤
JP5236552B2 (ja) 土壌生成法
JP3274376B2 (ja) 泥状物の団粒化剤、それを用いた固化剤
JP4158127B2 (ja) 六価クロム汚染水処理用特殊固体微粉末状凝集剤組成物及びそれを用いる処理方法
Saeed et al. Lime stabilized Malaysian lateritic clay contaminated by heavy metals
JP3952834B2 (ja) アルカリ性泥土の処理方法及びアルカリ性泥土の改質剤
JP3676672B2 (ja) 汚染土壌の改質方法及び汚泥の改質方法
KR100590392B1 (ko) 흙 고화재 및 이를 이용한 흙의 고화방법
JP4380154B2 (ja) 泥土の固化方法
JP2002121555A (ja) 土壌安定化剤
JP3559904B2 (ja) 環境浄化用組成物
KR100186754B1 (ko) 분말상 토양고결제의 제조방법
JP4183103B2 (ja) 土壌固化剤及び土壌固化方法
JP2005161317A (ja) 汚染土壌の改質方法及び汚泥の改質方法
JP2002335783A (ja) 植栽方法および植栽用鉢

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061214

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070702

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070702

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20070702

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091208

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100420