JP2001302997A - 疑似接着シート及びそれを用いた情報通信体と部材セット - Google Patents

疑似接着シート及びそれを用いた情報通信体と部材セット

Info

Publication number
JP2001302997A
JP2001302997A JP2000165172A JP2000165172A JP2001302997A JP 2001302997 A JP2001302997 A JP 2001302997A JP 2000165172 A JP2000165172 A JP 2000165172A JP 2000165172 A JP2000165172 A JP 2000165172A JP 2001302997 A JP2001302997 A JP 2001302997A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pseudo
adhesive
postcard
adhesive sheet
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000165172A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikazu Kimura
義和 木村
Masahito Tsuchiya
雅人 土屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Arkray Inc
Original Assignee
Arkray Inc
Kyoto Daiichi Kagaku KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Arkray Inc, Kyoto Daiichi Kagaku KK filed Critical Arkray Inc
Priority to JP2000165172A priority Critical patent/JP2001302997A/ja
Publication of JP2001302997A publication Critical patent/JP2001302997A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Credit Cards Or The Like (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 2つ折り葉書用紙の折り合わせ対向面間に挟
み込む疑似接着シートにおいて、粘着剤がはみ出さず葉
書用紙の材質や印刷等の表面状態に係わらず十分接着す
る粘着剤を使用することにより、開封不能や葉書用紙と
粘着剤層との間から剥がれてしまう事故のない疑似接着
シートを提供することを目的としている。 【構成】 支持体に樹脂を積層した積層体の両外側に、
180度剥離強度が剥離速度300mm/分でステンレ
ス板において300〜700g/25mmであると共に
ポリエチレン板において100〜180g/25mmと
なる粘着剤層を設け、さらに両粘着剤層の外側に剥離ラ
イナーを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はDMをはじめ葉書、往復
葉書、封書等に利用可能な情報通信体に関する。詳しく
は見掛けは通常のDM、葉書、往復葉書、封書であるに
もかかわらず、多層に貼り合わされたり折り畳まれた用
紙が剥離可能、剥離後再接着不能に積層されているた
め、多量の情報を隠蔽することが可能な情報通信体と、
それに使用される疑似接着シート及び情報通信体を作成
するための部材セットに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、葉書等の郵便物において、複数の
情報が記載された用紙を貼り合わせたり折り畳んで多量
の情報を郵送可能にした情報通信体が多用されている。
そのような情報通信体は、例えば葉書倍寸の用紙と、支
持体と樹脂を剥離可能、剥離後再接着不能に接着(以下
疑似接着という)した積層体の両外側に粘着剤層を設た
疑似接着積層体に、さらに剥離ライナーを設けた疑似接
着シートを使用して作成することができる。上記2つ折
り葉書の作成方法は、葉書倍寸の用紙裏面に情報を書き
込んだ後、裏面側を内側にして2つ折りする。そしてそ
の対向面間に、疑似接着シートの剥離ライナーを剥離
し、粘着剤が露出した疑似接着積層体を挟み込むことに
より、用紙裏面同士を剥離可能に接着一体化するのであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】完成した2つ折り葉書
は、葉書用紙の開封端縁を両指で摘み反対方向に引き剥
がすと、支持体と樹脂の疑似接着部分から剥離が始ま
る。疑似接着部分の剥離強度は23℃の標準温度及び5
0%の標準湿度の環境下で、剥離速度300mm/分の
180度剥離強度が10〜80g/25mmであること
が望ましい。これは、疑似接着部分の剥離強度が10g
/25mm以下だと自然剥離を起こし、80g/25m
m以上だと剥離後葉書用紙に極度のカールが発生するた
め情報の判読が困難になるからである。
【0004】また、支持体と樹脂がそれぞれ粘着剤で葉
書用紙表面と接着するのであるが、この剥離強度は前記
疑似接着部分の剥離強度より強くすればよく、同時に葉
書用紙表面から実質的に剥離不能になればよい。具体的
には23℃の標準温度及び50%の標準湿度の環境下
で、剥離速度300mm/分の180度剥離強度が25
0g/25mm以上であれは葉書用紙表面から剥がれる
ことはなく、また疑似接着部分の剥離強度よりも十分に
強いため葉書用紙開封端縁を摘み反対方向に引き剥がせ
ば弱い剥離強度の疑似接着部分から確実に開封が始ま
る。
【0005】ところが、粘着剤の剥離強度を上記の範囲
に設定するだけでは、粘着剤の性質や葉書用紙の表面状
態によって他の問題が発生することが分かった。問題の
一つは図7Aに示す如く、完成した2つ折り葉書に挟み
込まれた疑似接着積層体の、端縁の断面部分から粘着剤
がはみ出して断面に覆い被さるために、2つ折り葉書の
開封端縁が接着されてしまい開封不能になってしまうこ
と。もう一つは図7Bに示す如く、葉書用紙の表面状態
により疑似接着積層体が葉書用紙表面から簡単に剥離し
てしまい、疑似接着部分が開かずに葉書用紙と疑似接着
積層体から開封が始まってしまう事故である。ここでい
う葉書用紙の表面状態とは、上質紙、アート紙、コート
紙、マットコート紙、マット紙等葉書用紙の材質は勿
論、ベタ印刷、網点印刷、白場等の印刷状態も含まれ
る。葉書用紙においては上質系の接着性が劣り、印刷状
態に関しては本来印刷インクには離型作用があるが、特
に紺や黒等の寒色系のベタや濃いめの網点印刷部分は粘
着剤での接着が非常に困難になりがちである。本発明
は、疑似接着シートに派生する上記問題を鑑み、諸条件
下においても確実に疑似接着部分から開封することがで
きる情報通信体とそれに用いる疑似接着シート及びそれ
ら部材のセットを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の疑似接着シートは支持体に剥離可能、剥離
後再接着不能に樹脂を積層した少なくとも2層からなる
積層体の両外側に、180度剥離強度が剥離速度300
mm/分でステンレス板において300〜700g/2
5mmであると共にポリエチレン板において100〜1
80g/25mmとなる粘着剤層を設け、さらに両粘着
剤層の外側に剥離ライナーを設けたことを特徴としてい
る。本発明者は日々鋭意研究の末、前記問題の解決が粘
着剤の剥離強度を上記範囲内に納めることにより、実現
できることをつきとめた。
【0007】本発明で使用される粘着剤は弾性体、粘着
付与剤、可塑剤、充填剤、老化防止剤等の構成材料や配
合比率及び架橋剤の添加の有無等に関係なく、前記剥離
強度の範囲を満足するものであればよい。そのような粘
着剤であれば、情報通信体の作成時に十分な接着を得る
ため粘着剤層の両側から圧力を掛けてもはみ出さない圧
縮抵抗を有すると共に、印刷インクの離型性に対しても
十分な接着性を示し、葉書用紙の表面上状態に左右され
ず剥離不能に接着する。また、圧縮抵抗の向上により、
大きめの疑似接着シートを葉書サイズに裁断する加工の
際、裁断機のプレッシャーゲージ等の圧力による加工中
の断面からのはみ出しも防止できるのである。なお、本
発明の剥離強度の測定はJIS−Z−0237に準じる
ものであるが、測定環境は23℃の標準温度、50%の
標準湿度においても、また標準温度の状態1、2、3級
での許容差の±1;±2;±5℃及び標準湿度の状態
1、2、3級での許容差の±2;±5;+20、−10
%においても変わりはなかった。
【0008】本発明に使用される支持体としてはポリエ
チレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、アセテート、ナイロン、ポリカーボネート等の各種
フィルムが好適に使用できる。また支持体に積層される
樹脂としてはポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチ
レン、EVA、EEA、EAA、アイオノマー、アクリ
ル、ポリアミドの単体及びそれらの混合が好適に使用で
きる。なお、これら支持体及び樹脂には粘着付与剤を初
め各種ワックス類、充填剤、ブロッキング防止剤、カッ
プリング剤、離ロール剤、滑剤、酸化防止剤等が添加さ
れていても構わない。また、支持体に樹脂を積層する方
法には制限はなく、前記疑似接着部分の剥離力を満足す
るものであれば溶融押出し法、各種塗工法等公知の積層
方法を採用することができる。さらに、支持体の両面に
樹脂を積層し、その両外側に粘着剤層を形成して合成5
層の疑似接着積層体としても構わない。この場合、支持
体の何れか側の表面にアンカーコートやコロナ放電等の
表面処理を施しておけば樹脂の接着が良好になるため、
開封の時に剥離される側の樹脂が必ず表面処理が施され
ていない側から起こるようになるのであるが、必ずしも
施す必要はない。
【0009】本発明の疑似接着シートに使用される剥離
ライナーは、後述するスリット形成のために支持体側と
樹脂側を区別できるように色彩等で変化を付けることが
好ましい。具体的には、色を変えたり同じ色でも異なる
濃度にすることにより区別できる。また、印刷の施しか
た(例えばレイアウトの変化や説明文等の各種文言の記
載)により表裏面を区別することも可能である。さら
に、どちらか一方の剥離ライナーを透明や半透明の剥離
フィルムにすることによっても区別ができる。
【0010】2つ折り葉書を作成する場合、疑似接着積
層体を正確に葉書用紙の所定の位置に配置しなければな
らない。その際、剥離ライナーの一部にスリットを施し
ておけば、小面積の剥離ライナーを剥離し粘着剤部分が
露出した状態でも大面積の剥離ライナーのために容易に
スライドが可能となる。位置が決定すれば小面積の粘着
剤で葉書用紙面に仮接着し、後は順次剥離ライナーを剥
離して最終的に全体を接着すればよいのである。このよ
うにスリットを利用すれば、ずれた位置に接着したため
疑似接着積層体が2つ折り葉書からはみ出しべとついた
り、気泡が残ったりシワが発生する等の失敗を減らすこ
とができる。また、スリットを施す側の剥離ライナーは
スリッターで切断されにくい比較的丈夫な支持体側を選
べばよいが、既述のように支持体側の剥離ライナーが色
等で容易に識別できれば、スリット加工作業も間違えて
スリッターで切断されやすい樹脂側に施すことがなくな
り効率的に行えるのである。
【0011】本発明によれば疑似接着シートと2つ折り
葉書用紙があれば、誰でも簡単に2つ折り葉書を作成で
きる。2つ折り葉書用紙には個人的な情報を各種筆記道
具で記載することができるし、完成した情報通信体は重
量や大きさが郵便法の範囲内であれば、通常の葉書や封
書として投函することが可能である。なお2つ折り葉書
用紙のコーナーに切り欠きを設けたり、折り線を中央か
らずらして折り合わせると縁辺に沿って段差が生じるよ
うにしておいて、受取人が開封しやすいように剥離の端
緒を設けておくことが好ましい。この2つ折り葉書の受
取人は、例えば住所面の下部に記載された「ココカラハ
ガス」の表示に従い、開封端緒を利用して剥離展開する
ことができ、露出した内部の情報を支持体及び樹脂の透
明フィルムを通して読み取ることができる。
【0012】
【作用】本発明によれば、一定の剥離強度を持つ粘着剤
を疑似接着シートに使用することにより粘着剤のはみ出
しがなくなり、なおかつ情報通信体に使用される用紙の
の表面状態に係わらず疑似接着積層体との間で十分な接
着力を示す。
【0013】
【実施例】以下、本発明を2つ折り葉書に適用した場合
の実施例を図面と共に説明する。図1は疑似接着シート
Gの構成を示す断面図を表す。図2は2つ折りの葉書用
紙Sに挟み込む前の疑似接着シートGの斜視図を表す。
図3A、Bは2つ折り葉書用紙Sの表面図と裏面図をそ
れぞれ表す。図4A、B及び図5A、Bは2つ折り葉書
用シートSと疑似接着シートGを用いて2つ折り葉書を
作成する手順を示す説明図を表す。図6は完成した2つ
折り葉書を剥離展開した時の2つ折り葉書用シートSの
裏面図を表す。図7A、Bは従来の疑似接着積層体Vの
粘着剤による事故を説明する断面図をそれぞれ表す。
【0014】まず、疑似接着シートSの構成について説
明する。図1に示す如く、支持体1は厚さ25μmのポ
リエチレンテレフタレートからなり、その片方の面に樹
脂2としてポリエチレンが溶融押出しにより積層されて
いる。この時両者の180度剥離強度は300mm/分
の剥離速度で約20g/25mmに調整されている。そ
して支持体1と樹脂2の外側には、剥離速度が300m
m/分における180度剥離強度がステンレス板におい
て約480g/25mm、ポリエチレン板において約1
20g/25mmなる粘着剤層3、3が20.0g/m
の塗布量で形成されると共に、粘着剤層3、3の外側
にはシリコンによる離型処理を施した剥離ライナー4、
4が設けられている。
【0015】図3A、Bに示す如く、2つ折り葉書用紙
Sは葉書倍寸の用紙6、7が折り線8で連接された形と
なっている。そして用紙6、7を折り線8に沿って2つ
折りにすると、ちょうど郵便法の葉書の規格サイズ内の
寸法に収まるよう設計されている。図3Aに示すよう、
用紙7の表面側には切手欄や郵便番号欄と共に受取人の
住所記載用のスペースが確保されている。さらに用紙6
の表面側は下部に「ココカラハガス」の記載と共にコー
ナー部に切り欠きが形成され、2つ折りにした際に段差
が生じるよう設計されている。なお、この段差は、折り
線8を中央からややずらし折り畳むことにより端縁に沿
って生じる段差でもよく、また必ずしも必要とするもの
ではない。後述するが、挟み込む疑似接着シートGが用
紙6、7の大きさよりも一回り小さいため、中央の折り
線で2つ折りして挟んでも周囲に未接着部分の空間が生
じるためこれを利用して開封してもよいのである。ま
た、図3Bに示す如く、用紙6、7裏面側には鉛筆、ボ
ールペン、フェルトペン、万年筆等の通常の筆記具で書
き込めるよう罫線や枠組みが施されている。
【0016】2つ折り葉書の作成は、図2に示す如く、
2つ折り葉書用紙Sと用紙6、7の大きさより一回り小
さく裁断された疑似接着シートG(支持体側の剥離ライ
ナーが長手方向に沿ってスリット5が施されている)に
より行われる。図2の疑似接着シートSはコーナーに切
り欠きを設けているが、この切り欠きは複数のコーナー
に設けても、また一切設けなくても構わない。以下2つ
折り葉書の作成方法を詳しく説明する。図4Aに示すよ
う、2つ折り葉書用紙Sの裏面側に個人的な情報を書き
終えたら、用紙6裏面上に疑似接着シートGを支持体側
を上にして、用紙6からはみ出さないよう位置決めして
置く。そして疑似接着シートSを動かないように押さえ
つけ、小面積の剥離ライナー9を剥がし粘着剤を露出さ
せる。続いて押さえた手はそのまま動かさずに前記露出
させた小面積の粘着剤部分に、左側の用紙7裏面を折り
返しながら貼り付け、さらに残りの大面積の剥離ライナ
ー10を剥がしながら全体に2つ折りに折り畳み閉じ合
わせる。このようにして疑似接着積層体Vと2つ折り葉
書用紙Sとの接着を完了する。続いて図5Aに示すよ
う、葉書用紙6、7を開き残りの剥離ライナー4を剥が
し粘着剤を露出させ、前記と同様の方法で2つ折りに折
り畳み閉じ合わせる。このようにして2つ折り葉書は作
成され、郵便葉書として投函することができるのであ
る。この葉書の受取人は、用紙6表面下部に記載された
「ココカラハガス」の表示に従い段差部分を指で摘み引
き剥がすと、剥離強度の弱い疑似接着部分から確実に剥
離が開始され、最終的に図6に示すよう平面に展開され
る。そして受取人は用紙6、7裏面にそれぞれラミネー
トされた支持体と樹脂の透明プラスチックフィルムを通
して個人情報を読み取ることができる。
【0016】なお、本発明は前記実施例に制限されるも
のではない。例えば、葉書用紙を追加して、Z折りや巻
き折りの3つ折り葉書とすれば、さらに多くの個人情報
を書き込むことが可能になる。また、3つ折りの葉書用
紙を折り畳む場合、最初に折り畳んで対向する用紙の間
に疑似接着シートGを挟み、残りの葉書用紙は折り畳む
だけでフリーのまま残しておけば見開き2頁の往復葉書
として使用できる。さらに、本発明は葉書や封筒等の郵
便物に限らず、DM等にも応用して使用することができ
る。また、完成した情報通信体の一部をトムソン等で打
ち抜いて部分的に剥離できるようにするなどの応用も可
能であり、広告宣伝の媒体としての可能性も非常に多く
含んだものとなる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、一定範囲の剥離強度を
持つ粘着剤を疑似接着シートに使用することにより、疑
似接着シートの加工時や情報通信体の作成時に粘着剤の
はみ出しがなくなり、なおかつ情報通信体に使用される
用紙の表面状態に係わらず疑似接着積層体との間で十分
な接着力を示す。従って、受取人が剥離展開する場合
に、粘着剤のはみ出しによる剥離不能の事故がなくなる
と共に、疑似接着積層体との接着力を気にすることなく
使用する用紙を選択でき、また印刷状態を気にすること
なく自由にレイアウトすることが可能になる。すなわ
ち、仮に情報通信体を個人が私的に製造しても、製造上
の面倒な制限がないため完成品に欠陥が発生することが
ない高品質の商品を提供することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】疑似接着シートGの構成を示す断面図を表す。
【図2】2つ折り葉書用紙Sに挟み込む前の疑似接着シ
ートGの斜視図を表す。
【図3】Aは2つ折り葉書用紙Sの表面図、Bは裏面図
をそれぞれ表す。
【図4】A、Bは2つ折り葉書用シートSと疑似接着シ
ートGを用いて2つ折り葉書を作成する手順を示す説明
図を表す。
【図5】A、Bは2つ折り葉書用シートSと疑似接着シ
ートGを用いて2つ折り葉書を作成する手順を示す説明
図を表す。
【図6】完成した2つ折り葉書を剥離展開した時の2つ
折り葉書用シートSの裏面図を表す。
【符号の説明】
S 2つ折り葉書用シート G 疑似接着シート V 疑似接着積層体 1 支持体 2 樹脂 3 粘着剤層 4 剥離ライナー 5 スリット 6、7 用紙 8 折り線 9 小面積の剥離ライナー 10 大面積の剥離ライナー
【手続補正書】
【提出日】平成12年6月29日(2000.6.2
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】疑似接着シートGの構成を示す断面図を表す。
【図2】2つ折り葉書用紙Sに挟み込む前の疑似接着シ
ートGの斜視図を表す。
【図3】Aは2つ折り葉書用紙Sの表面図、Bは裏面図
をそれぞれ表す。
【図4】A、Bは2つ折り葉書用紙Sと疑似接着シート
Gを用いて2つ折り葉書を作成する手順を示す説明図を
表す。
【図5】A、Bは2つ折り葉書用紙Sと疑似接着シート
Gを用いて2つ折り葉書を作成する手順を示す説明図を
表す。
【図6】完成した2つ折り葉書を剥離展開した時の2つ
折り葉書用紙Sの裏面図を表す。
【図7】A、Bは従来の疑似接若積層体Vの粘着剤によ
る事故を説明する断面図をそれぞれ表す。
【符号の説明】 S 2つ折り葉書用紙 G 疑似接着シート V 疑似接着積層体 1 支持体 2 樹脂 3 粘着剤層 4 剥離ライナー 5 スリット 6、7 用紙 8 折り線 9 小面積の剥離ライナー 10 大面積の剥離ライナー ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年3月30日(2001.3.3
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 疑似接着シート及びそれを用いた情報
通信体と部材セット
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はDMをはじめ葉書、往
復葉書、封書等に利用可能な情報通信体に関する。詳し
くは、本発明は、見掛けは通常のDM、葉書、往復葉
書、封書であるにもかかわらず、多層に重ね合わされ或
いは折り畳まれた用紙が剥離可能、剥離後再接着不能に
積層されているため、多量の情報を隠蔽することが可能
な情報通信体と、それに使用される疑似接着シート及び
情報通信体を作成するための部材セットに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、葉書等の郵便物において、複数の
情報が記載された用紙を重ね合わせ或いは折り畳んで多
量の情報を郵送可能にした情報通信体が多用されてい
る。そのような情報通信体は、例えば葉書倍寸の用紙
と、支持体と樹脂を剥離可能、剥離後再接着不能に接着
(以下疑似接着という)した積層体の両外側に粘着剤
層を設けた疑似接着積層体に、さらに剥離ライナーを
けてなる疑似接着シートを使用して作成することができ
る。上記2つ折り葉書の作成方法は、葉書倍寸の用紙裏
面に情報を書き込んだ後、裏面側を内側にして2つ折り
する。そしてその対向面間に、疑似接着シートの剥
離ライナーを剥離し、粘着剤を露出させた疑似接着積層
体を挟み込むことにより、用紙裏面同士を剥離可能に接
着一体化するのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】完成した2つ折り葉書
は、葉書用紙の開封端縁を両指で摘み反対方向に引き剥
がすと、支持体と樹脂の疑似接着部分から剥離が始ま
る。疑似接着部分の剥離強度は23℃の標準温度及び
50%の標準湿度の環境下で、剥離速度300mm/分
の180度剥離強度が10〜80g/25mmであるこ
とが望ましい。これは、疑似接着部分の剥離強度が10
g/25mmより小さいと自然剥離を起こし、80g/
25mmを越えると剥離後葉書用紙に極度のカールが
発生するため情報の判読が困難になるからである。
【0004】また、前記支持体と樹脂それぞれ粘着剤
で葉書用紙表面と接着するのであるが、この剥離強度は
前記疑似接着部分の剥離強度より強くすればよく、同時
に葉書用紙表面から実質的に剥離不能になればよい。具
体的には23℃の標準温度及び50%の標準湿度の環境
下で、剥離速度300mm/分の180度剥離強度が2
50g/25mm以上であれば葉書用紙表面から剥がれ
ることはなく、また疑似接着部分の剥離強度よりも十分
に強いため葉書用紙開封端縁を摘み反対方向に引き剥
がせば弱い剥離強度の疑似接着部分から確実に開封が
始まる。
【0005】ところが、粘着剤の剥離強度を上記の範囲
に設定するだけでは、粘着剤の性質や葉書用紙の表面状
態によって他の問題が発生することが分かった。問題の
一つは図7(A)に示す如く、完成した2つ折り葉書
に挟み込まれた疑似接着積層体における端縁の断面部分
から粘着剤がはみ出して断面に覆い被さるために、2つ
折り葉書の開封端縁が接着されてしまい開封不能になっ
てしまうことである。もう一つは、図7(B)に示す如
く、葉書用紙の表面状態により疑似接着積層体が葉書用
紙表面から簡単に剥離してしまい、疑似接着部分が開か
ずに葉書用紙と疑似接着積層体の間から開封が始まって
しまう事故である。ここでいう葉書用紙の表面状態と
は、上質紙、アート紙、コート紙、マットコート紙、マ
ット紙等葉書用紙の材質は勿論、ベタ印刷、網点印刷、
白場等の印刷状態も含まれる。葉書用紙においては上質
紙系の接着性が劣り、印刷状態に関しては本来印刷イ
ンクには離型作用があるが、特に紺や黒等の寒色系のベ
タや濃いめの網点印刷部分は粘着剤での接着が非常に困
難になりがちである。本発明は、疑似接着シートに派生
する上記問題鑑み、諸条件下においても確実に疑似接
着部分から開封することができる情報通信体とそれに用
いる疑似接着シート及びそれら部材のセットを提供する
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の疑似接着シートは支持体に剥離可能、剥
離後再接着不能に樹脂を積層した少なくとも2層からな
疑似接着積層体の両外側に、標準の測定環境下、18
0度剥離強度が剥離速度300mm/分でステンレス板
において300〜700g/25mmであると共にポリ
エチレン板において100〜180g/25mmとなる
粘着剤層を設け、さらに両粘着剤層の外側に剥離ライナ
ーを設けたことを特徴としている。本発明者は日々鋭意
研究の末、粘着剤の剥離強度を上記範囲内に納めること
により、前記問題の解決が実現できることをつきとめ
た。
【0007】本発明で使用される粘着剤は弾性体、粘
着付与剤、可塑剤、充填剤、老化防止剤等の構成材料や
配合比率及び架橋剤の添加の有無等に関係なく、前記剥
離強度の範囲を満足するものであればよい。そのような
粘着剤であれば、情報通信体の作成時に十分な接着を得
るため粘着剤層の両側から圧力を掛けてもはみ出さない
圧縮抵抗を有すると共に、印刷インクの離型性に対して
も十分な接着性を示し、葉書用紙の表面状態に左右され
ず剥離不能に接着する。また、粘着剤における圧縮抵抗
の向上により、大きめの疑似接着シートを葉書サイズに
裁断する加工の際、裁断機のプレッシャーゲージ等の圧
力による加工中の断面からのはみ出しも防止できるので
ある。なお、本発明の剥離強度の測定はJIS−Z−0
237に準じるものであるが、測定環境は23℃の標準
温度、50%の標準湿度においても、また標準温度の状
態1、2、3級での許容差の±1;±2;±5℃及び標
準湿度の状態1、2、3級での許容差の±2;±5;+
20、−10%においても変わりはなかった。
【0008】本発明に使用される支持体としてはポリ
エチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、アセテート、ポリアミド、ポリカーボネート等の各
種フィルムが好適に使用できる。また支持体に積層さ
れる樹脂としてはポリエステル、ポリプロピレン、ポ
リエチレン、EVA、E E A、EAA、アイオノマ
ー、アクリル、ポリアミドの単体及びそれらの混合
好適に使用できる。なお、これら支持体及び樹脂には
粘着付与剤を初め各種ワックス類、充填剤、ブロッキン
グ防止剤、カップリング剤、離ロール剤、滑剤、酸化防
止剤等が添加されていても構わない。また、支持体に樹
脂を積層する方法には制限はなく、前記疑似接着部分の
剥離力を満足するものであれば溶融押出し法、各種塗工
法等公知の積層方法を採用することができる。さら
に、支持体の両面に樹脂を積層し、その両外側に粘着剤
層を形成して合計5層の疑似接着積層体としても構わな
い。この場合、支持体の何れか一方側の表面にアンカー
コートやコロナ放電等の表面処理を施しておけば樹脂の
接着が良好になるため、開封の時に剥離される樹脂が必
ず表面処理が施されていない側のものとなり、その樹脂
から剥離が起こるようになるのであるが、それらの表面
処理を必ずしも施す必要はない。
【0009】本発明の疑似接着シートに使用される剥離
ライナーは、後述するスリット形成のために支持体側と
樹脂側を区別できるように色彩等で変化を付けることが
好ましい。具体的には、色を変えたり同じ色でも異な
る濃度にすることにより区別できる。また、印刷の施し
かた(例えばレイアウトの変化や説明文等の各種文言の
記載)により表裏面を区別することも可能である。さら
に、どちらか一方の剥離ライナーを透明や半透明の剥離
フィルムにすることによっても区別ができる。
【0010】2つ折り葉書を作成する場合、疑似接着積
層体を正確に葉書用紙の所定の位置に配置しなければな
らない。その際、疑似接着シートにおける剥離ライナー
の一部にスリットを施しておけば、小面積の剥離ライナ
ーを剥離し粘着剤部分が露出した状態でも大面積の剥離
ライナーのために容易に疑似接着シートのスライドが
可能となる。位置が決定すれば先ず小面積の粘着剤で葉
書用紙面に仮接着し、後は順次残りの剥離ライナーを剥
離して最終的に全体を接着すればよいのである。このよ
うにスリットを利用すれば、ずれた位置に接着したため
疑似接着積層体が2つ折り葉書からはみ出しべとつい
たり、気泡が残ったりシワが発生する等の失敗を減らす
ことができる。また、スリットを施す側の剥離ライナー
としてはスリッターで切断されにくい比較的丈夫な支持
体側を選べばよいが、既述のように支持体側の剥離ライ
ナーが色等で容易に識別できれば、スリット加工作業も
間違えてスリッターで切断されやすい樹脂側に施すこと
がなくなり効率的に行えるのである。
【0011】本発明によれば疑似接着シートと2つ折
り葉書用紙があれば、誰でも簡単に2つ折り葉書を作成
できる。2つ折り葉書用紙には個人的な情報を各種筆記
道具で記載することができ、また完成した情報通信体は
重量や大きさが郵便法の範囲内であれば、通常の葉書や
封書として投函することが可能である。なお2つ折り
葉書用紙のコーナーに切り欠きを設けたり、折り線を中
央からずらして折り合わせると縁辺に沿って段差が生じ
るようにしておいて、受取人が開封しやすいように剥離
の端緒を設けておくことが好ましい。この2つ折り葉書
の受取人は、例えば住所面の下部に記載された「ココカ
ラハガス」の表示に従い、開封端緒を利用して剥離展開
することができ、露出した内部の情報を支持体及び樹脂
の透明フィルムを通して読み取ることができる。
【0012】
【作用】本発明によれば、一定の剥離強度を持つ粘着剤
を疑似接着シートに使用することにより粘着剤のはみ出
しがなくなり、なおかつ情報通信体に使用される用紙
表面状態に係わらず疑似接着積層体との間で十分な接着
力を示す。
【0013】
【実施例】以下、本発明を2つ折り葉書に適用した場合
の実施例を図面と共に説明する。図1は本発明の実施例
に係る疑似接着シートGの構成を示す断面図を表す。図
2は2つ折りの葉書用紙Sに挟み込む前における疑似接
着シートGの斜視図を表す。図3(A)、(B)本発
明に使用される2つ折り葉書用紙Sの表面図及び裏面図
をそれぞれ表す。図4(A)、(B)及び図5(A)、
(B)は2つ折り葉書用シートSと疑似接着シートGを
用いて2つ折り葉書を作成する手順を示す説明図を表
す。図6は完成した2つ折り葉書を剥離展開した時にお
ける2つ折り葉書用シートSの裏面図を表す。図7
(A)、(B)は従来の疑似接着積層体Vの粘着剤によ
る事故を説明する断面図をそれぞれ表す。
【0014】まず、疑似接着シートの構成について説
明する。図1に示す如く、支特体1は厚さ25μmのポ
リエチレンテレフタレートからなり、その片方の面に樹
脂2としてポリエチレンが溶融押出しにより積層され
疑似接着積層体Vが形成されている。この時における
者の180度剥離強度は、標準の測定環境下、300m
m/分の剥離速度で約20g/25mmに調整されてい
る。そして支特体1と樹脂2の外側には、剥離速度30
0mm/分における180度剥離強度がステンレス板に
おいて約480g/25mm、ポリエチレン板において
約120g/25mmとなる粘着剤層3、3が20.0
g/m2の塗布量で形成されると共に、粘着剤層3、3
の外側にはシリコンによる離型処理を施した剥離ライナ
ー4、4が設けられている。
【0015】図3(A)、(B)に示す如く、2つ折り
葉書用紙Sは葉書倍寸の用紙6、7が折り線8で連接さ
れた形となっている。そして用紙6、7を折り線8に沿
って2つ折りにすると、ちょうど郵便法における葉書の
規格サイズ内の寸法に収まるよう設計されている。図3
(A)に示すよう、用紙7の表面側には切手欄や郵便
番号欄と共に受取人の住所記載用のスペースが確保され
ている。さらに用紙6の表面側には下部に「ココカラ
ハガス」が記載されると共にコーナー部に切り欠きが形
成され、2つ折りにした際に段差が生じるよう設計され
ている。なお、この段差は、折り線8を中央からややず
らし折り畳むことにより端縁に沿って生じる段差でも
よく、また必ずしも必要とするものではない。後述する
が、挟み込む疑似接着シートGが用紙6、7の大ききよ
りも一回り小さいため、中央の折り線で2つ折りにして
挟んでも周囲に未接着部分の空間が生じるためこれを
利用して開封してもよいのである。また、図3(B)
示す如く、用紙6、7裏面側には鉛筆、ボールペン、フ
ェルトペン、万年筆等の通常の筆記具で書き込めるよう
罫線や枠組みが施されている。
【0016】2つ折り葉書の作成は、図2に示す如く、
2つ折り葉書用紙Sと用紙6、7の大きさより一回り小
さく裁断された疑似接着シートG(支持体側の剥離ライ
ナーには長手方向に沿ってスリット5が施されている)
を用いて行われる。図2の疑似接着シートSはコーナー
に切り欠きを設けているが、この切り欠きは複数のコー
ナーに設けても、また一切設けなくても構わない。以
2つ折り葉書の作成方法を詳しく説明する。図4
(A)に示すよう、2つ折り葉書用紙Sの裏面側に個
人的な情報を書き終えた、用紙6裏面上に疑似接着シ
ートGを支持体側を上にして、用紙6からはみ出さな
いよう位置決めして置く。そして疑似接着シートSを動
かないように押さえつけ、小面積の剥離ライナー9を剥
がし粘着剤を露出させる。続いて押さえた手はそのま
ま動かさずに前記露出させた小面積の粘着剤部分に、左
側の用紙7裏面を折り返しながら貼り付け、さらに図4
(B)に示すように、残りの大面積の剥離ライナー10
を剥がしながら全体に2つ折りに折り畳み閉じ合わせ
る。このようにして疑似接着積層体Vと2つ折り葉書用
紙Sとの接着を完了する。続いて図5(A)に示すよ
、葉書用紙6、7を開き残りの剥離ライナー4を
剥がし粘着剤を露出させ、図5(B)に示すように、
記と同様の方法で2つ折りに折り畳み閉じ合わせる。
このようにして2つ折り葉書は作成され、郵便葉書とし
て投函することができるのである。この葉書の受取人
は、用紙6表面下部に記載された「ココカラハガス」の
表示に従い段差部分を指で摘み引き剥がすと、剥離強
度の弱い疑似接着部分から確実に剥離が開始され、最終
的に図6に示すよう平面に展開される。そして受取人
用紙6、7裏面にそれぞれラミネートされた支持体
と樹脂の透明プラスチックフィルムを通して個人情報を
読み取ることができる。
【0016】なお、本発明は前記実施例に制限されるも
のではない。例えば、前記用紙6、7に葉書用紙を追加
して、Z折りや巻き折りの3つ折り葉書とすれば、さら
に多くの個人情報を書き込むことが可能になる。また、
3つ折りの葉書用紙を折り畳む場合、最初に折り畳んで
対向する用紙の間に疑似接着シートGを挟み、残りの葉
書用紙は折り畳むだけでフリーのまま残しておけば
開き2頁の往復葉書として使用できる。さらに、本発明
葉書や封筒等の郵便物に限らず、DM等にも応用し
て使用することができる。また、完成した情報通信体の
一部をトムソン等で打ち抜いて部分的に剥離できるよう
にするなどの応用も可能であり、広告宣伝の媒体として
の可能性も非常に多く含んだものとなる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、一定範囲の剥離強度を
持つ粘着剤を疑似接着シートに使用することにより、疑
似接着シートの加工時や情報通信体の作成時に粘着剤の
はみ出しがなくなり、なおかつ情報通信体に使用される
用紙の表面状態に係わらず疑似接着積層体との間で十分
な接着力を示す。従って、前記情報通信体を受取人が剥
離展開する場合に、粘着剤のはみ出しによる剥離不能の
事故がなくなると共に、疑似接着積層体との接着力を気
にすることなく使用する用紙を選択でき、また印刷状態
を気にすることなく自由にレイアウトすることが可能に
なる。すなわち、仮に情報通信体を個人が私的に製造し
ても、製造上の面倒な制限がないため完成品に欠陥が
発生することがない高品質の商品を提供することができ
るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る疑似接着シートGの構成
を示す断面図を表す。
【図2】2つ折り葉書用紙Sに挟み込む前における疑似
接着シートGの斜視図を表す。
【図3】(A)本発明に使用される2つ折り葉書用紙
Sの表面図、(B)は裏面図をそれぞれ表す。
【図4】(A)、(B)は2つ折り葉書用紙Sと疑似接
着シートGを用いて2つ折り葉書を作成する手順を示す
説明図を表す。
【図5】(A)、(B)は、図4(A)、(B)に続い
て、2つ折り葉書用紙Sと疑似接着シートGを用いて2
つ折り葉書を作成する手順を示す説明図を表す。
【図6】完成した2つ折り葉書を剥離展開した時におけ
2つ折り葉書用シートSの裏面図を表す。
【図7】(A)、(B)は従来の疑似接着積層体Vの粘
着剤による事故を説明する断面図を表す。
【符号の鋭明】 S 2つ折り葉書用紙 G 疑似接着シート V 疑似接着積層体 1 支特体 2 樹脂 3 粘着剤層 4 剥離ライナー 5 スリット 6、7 用紙 8 折り線 9 小面墳の剥離ライナー 10 大面積の剥離ライナー
フロントページの続き Fターム(参考) 2C005 WA04 4F100 AK01B AK04 AK42 AT00A BA05 BA10E BA13 CB05C CB05D EH17 GB90 JL13C JL13D JL14B JL14E YY00C YY00D 4J004 AB01 CC03 DB02 EA05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体に剥離可能、剥離後再接着不能に
    樹脂を積層した少なくとも2層からなる疑似接着積層体
    の両外側に、180度剥離強度が剥離速度300mm/
    分でステンレス板において300〜700g/25mm
    であると共にポリエチレン板において100〜180g
    /25mmとなる粘着剤層を設け、さらに両粘着剤層の
    外側に剥離ライナーを設けたことを特徴とする疑似接着
    シート。
  2. 【請求項2】 両剥離ライナーが識別可能であることを
    特徴とした請求項1記載の疑似接着シート。
  3. 【請求項3】 支持体側の剥離ライナーが分割されてい
    ることを特徴とした請求項1及び2に記載の疑似接着シ
    ート。
  4. 【請求項4】 少なくとも2面以上の情報表示面を持つ
    用紙の情報表示面間に、請求項1に記載の疑似接着シー
    トの剥離ライナーを除去して挟み、一体化したことを特
    徴とした情報通信体。
  5. 【請求項5】 情報通信体が葉書として郵送し得るもの
    である請求項4に記載の情報通信体。
  6. 【請求項6】 請求項1の疑似接着シートと請求項4の
    用紙を同じ数量で組み合わせた情報通信体の部材セッ
    ト。
JP2000165172A 2000-04-25 2000-04-25 疑似接着シート及びそれを用いた情報通信体と部材セット Pending JP2001302997A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000165172A JP2001302997A (ja) 2000-04-25 2000-04-25 疑似接着シート及びそれを用いた情報通信体と部材セット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000165172A JP2001302997A (ja) 2000-04-25 2000-04-25 疑似接着シート及びそれを用いた情報通信体と部材セット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001302997A true JP2001302997A (ja) 2001-10-31

Family

ID=18668678

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000165172A Pending JP2001302997A (ja) 2000-04-25 2000-04-25 疑似接着シート及びそれを用いた情報通信体と部材セット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001302997A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006205609A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Dainippon Printing Co Ltd 両面隠蔽ラベル
JP2006247842A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Daio Paper Corp 隠蔽用紙
JP2019056101A (ja) * 2017-06-13 2019-04-11 マクセルホールディングス株式会社 両面粘着テープ、及び薄膜部材と支持部材との積層体

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006205609A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Dainippon Printing Co Ltd 両面隠蔽ラベル
JP4564367B2 (ja) * 2005-01-31 2010-10-20 大日本印刷株式会社 両面隠蔽ラベル及びはがきの組み合わせの使用方法
JP2006247842A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Daio Paper Corp 隠蔽用紙
JP4695411B2 (ja) * 2005-03-08 2011-06-08 大王製紙株式会社 隠蔽用紙
JP2019056101A (ja) * 2017-06-13 2019-04-11 マクセルホールディングス株式会社 両面粘着テープ、及び薄膜部材と支持部材との積層体
JP7139141B2 (ja) 2017-06-13 2022-09-20 マクセル株式会社 両面粘着テープ、及び薄膜部材と支持部材との積層体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5858086B2 (ja) くじ付郵便葉書
JP2001302997A (ja) 疑似接着シート及びそれを用いた情報通信体と部材セット
JPH0511570Y2 (ja)
JP2002120478A (ja) 情報通信体の製造方法
JPH0784523A (ja) 隠蔽ラベル及び隠蔽ラベル付葉書
JPH037398A (ja) 葉書とその製造方法
JP2006292853A (ja) 隠蔽ラベル部材及び隠蔽ラベル
US11345133B2 (en) Printable cling-type document
JP3999087B2 (ja) 簡易カードを内蔵した秘匿情報葉書
JP2001328374A (ja) 疑似接着シート及びそれを用いた情報通信体と情報通信体の部材セット
JP2012144030A (ja) 情報通信体の開封手段
JPH08156464A (ja) ラベル付き帳票
JP2002029181A (ja) 疑似接着シート及びそれを用いた情報通信体
JP7174212B2 (ja) ラベル片付往復葉書
JP2595792Y2 (ja) 自己剥離性複合シート
JPH07276856A (ja) 機密保持ラベル及び機密保持ラベルが貼着された往復葉書
JP2001030663A (ja) 情報通信体の製造方法
JP2528204Y2 (ja) 葉書の文面隠蔽用複層化アタッチメント
JP2016137595A (ja) 冊子付き配送伝票
JPH0820179A (ja) 往復葉書
JP3313456B2 (ja) カード用紙
JPH07281602A (ja) 多層粘着シート
JP2001328375A (ja) 情報通信体用疑似接着性シート及びそれを用いた情報通信体
JPH09234978A (ja) 葉書組立体
JP2002103856A (ja) 疑似接着性シート及びそれを用いた情報通信体

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040510