JP2001302182A - 荷役方法及び揚重機の旋回装置並びに吊り治具 - Google Patents
荷役方法及び揚重機の旋回装置並びに吊り治具Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】荷を吊った状態の揚重機を狭い場所で運転せず
に向きを変えて荷役する事を可能とする。 【解決手段】固定地盤57(地上)に設置したターンテ
ーブル41の上にRPV4(荷)を吊った状態の揚重機
1,2の全体を搭載し、ターンテーブル41を回転させ
ることによって揚重機1,2の向きを変えて所望の位置
にRPV4を移動させる。
に向きを変えて荷役する事を可能とする。 【解決手段】固定地盤57(地上)に設置したターンテ
ーブル41の上にRPV4(荷)を吊った状態の揚重機
1,2の全体を搭載し、ターンテーブル41を回転させ
ることによって揚重機1,2の向きを変えて所望の位置
にRPV4を移動させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は重量物の荷役方法と
荷役設備及び旋回装置並びに吊治具に関するものであ
る。
荷役設備及び旋回装置並びに吊治具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】原子力発電プラントの建屋内にそのプラ
ントを構成する製品を吊り入れたり、逆に吊り出したり
する場合には、クレーンが用いられる。その製品が大型
且つ大重量となるとクレーンも大型且つ大重量となる。
大型且つ大重量のクレーンを狭い場所で運転することは
困難である。
ントを構成する製品を吊り入れたり、逆に吊り出したり
する場合には、クレーンが用いられる。その製品が大型
且つ大重量となるとクレーンも大型且つ大重量となる。
大型且つ大重量のクレーンを狭い場所で運転することは
困難である。
【0003】しかも、クレーンで製品を吊った状態で
は、クレーンに製品の荷重が加わるので、製品を吊った
状態のクレーンが水平方向の向きを変えようとすると、
そのクレーンやクレーンが接する地盤が損傷する懸念が
ある。
は、クレーンに製品の荷重が加わるので、製品を吊った
状態のクレーンが水平方向の向きを変えようとすると、
そのクレーンやクレーンが接する地盤が損傷する懸念が
ある。
【0004】公知例である特開昭59−149849号
公報には以下のことが開示されている。即ち、クレーン
の損傷を防ぐために、クレーンの前方のクローラ部分を
地上のターンテーブルに搭載し、後方のクローラの部分
を水平に移動させる。このようなことで、前方のクロー
ラ部分の向きをターンテーブルの水平回転でスムーズに
変更する。このような向きの変えかたによれば、クレー
ンで吊った荷の荷重が前方のクローラ部分に加わってい
ても無理なくクローラを水平回転出来る。
公報には以下のことが開示されている。即ち、クレーン
の損傷を防ぐために、クレーンの前方のクローラ部分を
地上のターンテーブルに搭載し、後方のクローラの部分
を水平に移動させる。このようなことで、前方のクロー
ラ部分の向きをターンテーブルの水平回転でスムーズに
変更する。このような向きの変えかたによれば、クレー
ンで吊った荷の荷重が前方のクローラ部分に加わってい
ても無理なくクローラを水平回転出来る。
【0005】また、荷を吊っていない状態のクレーンの
向きを変える方法として、実開昭60−114179号
公報に掲載されているものがある。それは、クレーンが
走行するレールの一部分を水平回転自在のテーブルに敷
設しておく。そして、そのテーブル上のレールに乗り入
れたクレーンをテーブルごと水平回転させてクレーンの
走行方向を変更する。
向きを変える方法として、実開昭60−114179号
公報に掲載されているものがある。それは、クレーンが
走行するレールの一部分を水平回転自在のテーブルに敷
設しておく。そして、そのテーブル上のレールに乗り入
れたクレーンをテーブルごと水平回転させてクレーンの
走行方向を変更する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】実開昭60−1141
79号公報に掲載されているクレーンの走行方向を変更
する方法は、一方の荷役作業場所から他方の荷役作業場
所への移動経路において移動方向を変更する為に採用さ
れる。そのため、その水平回転自在のテーブルは荷役作
業場所から離れた位置に配備されている。従って、実開
昭60−114179号公報に開示された内容は、荷を吊った状
態のクレーンの向きを変更する方法や設備を提供してい
るものではない。
79号公報に掲載されているクレーンの走行方向を変更
する方法は、一方の荷役作業場所から他方の荷役作業場
所への移動経路において移動方向を変更する為に採用さ
れる。そのため、その水平回転自在のテーブルは荷役作
業場所から離れた位置に配備されている。従って、実開
昭60−114179号公報に開示された内容は、荷を吊った状
態のクレーンの向きを変更する方法や設備を提供してい
るものではない。
【0007】特開昭59−149849号公報には、荷
を吊った状態のクレーンの向きを変更する際に、前方の
クローラのみをターンテーブルに載せ、後方のクローラ
を水平方向に走行させて行う。そのため、後方のクロー
ラは前クローラを中心とした極めて大きな回転半径で移
動する。従って、その移動を許容するために広大な占有
面積をクレーンの稼動スペースとして確保する必要性が
ある上、クローラを走行制御する運転を伴なう。よっ
て、特開昭59−149849号公報に開示された技術
は、狭隘な場所で荷を吊った状態のクレーンの向きを変
更する為には不適当である。
を吊った状態のクレーンの向きを変更する際に、前方の
クローラのみをターンテーブルに載せ、後方のクローラ
を水平方向に走行させて行う。そのため、後方のクロー
ラは前クローラを中心とした極めて大きな回転半径で移
動する。従って、その移動を許容するために広大な占有
面積をクレーンの稼動スペースとして確保する必要性が
ある上、クローラを走行制御する運転を伴なう。よっ
て、特開昭59−149849号公報に開示された技術
は、狭隘な場所で荷を吊った状態のクレーンの向きを変
更する為には不適当である。
【0008】従って、本発明の基本的な目的は、揚重機
の稼動スペースを極力広げないようにして、吊り荷を吊
ったままの揚重機の向きを変えることである。
の稼動スペースを極力広げないようにして、吊り荷を吊
ったままの揚重機の向きを変えることである。
【0009】その他の目的は、前記基本的な目的を達成
する際に用いられる設備や用品を提供することである。
する際に用いられる設備や用品を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1手段は、荷を吊った
揚重機の全体を搭載したターンテーブルを回転して前記
荷の位置を変位させる荷役方法である。この方法では、
荷を吊ったままの揚重機を搭載した状態でターンテーブ
ルを回転すると、その回転の方向に揚重機の向きが変わ
って、吊った荷の位置が所望の位置に至る。この際、揚
重機の運転を必要としない上、例えば、クレーンの前後
クローラ間の中央部分を回転中心として地表面での回転
半径が半減し、狭いスペースでもクレーンの向きを変え
ることで吊荷の位置を変えることができる。
揚重機の全体を搭載したターンテーブルを回転して前記
荷の位置を変位させる荷役方法である。この方法では、
荷を吊ったままの揚重機を搭載した状態でターンテーブ
ルを回転すると、その回転の方向に揚重機の向きが変わ
って、吊った荷の位置が所望の位置に至る。この際、揚
重機の運転を必要としない上、例えば、クレーンの前後
クローラ間の中央部分を回転中心として地表面での回転
半径が半減し、狭いスペースでもクレーンの向きを変え
ることで吊荷の位置を変えることができる。
【0011】第2手段は、共通の荷を吊った複数の揚重
機の全体を搭載したターンテーブルを回転して前記荷の
位置を変位させる荷役方法である。この方法では、共通
の荷を吊ったままの複数の揚重機を搭載した状態でター
ンテーブルを回転すると、その回転の方向に各揚重機の
向きが同時に同量だけ変わって、吊った荷の位置が所望
の位置に至る。この際、各揚重機の運転を必要としない
上、例えば、クレーンの前後クローラ間の中央部分近傍
を回転中心として地表面での回転半径が減じて、狭いス
ペースでもクレーンの向きを変えることで吊荷の位置を
変えることができる。その上、複数の揚重機で同一の荷
を吊るので、吊り荷が大重量に成っても対応出来る。
機の全体を搭載したターンテーブルを回転して前記荷の
位置を変位させる荷役方法である。この方法では、共通
の荷を吊ったままの複数の揚重機を搭載した状態でター
ンテーブルを回転すると、その回転の方向に各揚重機の
向きが同時に同量だけ変わって、吊った荷の位置が所望
の位置に至る。この際、各揚重機の運転を必要としない
上、例えば、クレーンの前後クローラ間の中央部分近傍
を回転中心として地表面での回転半径が減じて、狭いス
ペースでもクレーンの向きを変えることで吊荷の位置を
変えることができる。その上、複数の揚重機で同一の荷
を吊るので、吊り荷が大重量に成っても対応出来る。
【0012】第3手段は、揚重機の全体を地上のプール
に浮かせた浮体に搭載して、前記揚重機で荷を吊り上
げ、前記浮体を水平方向に回転させて前記荷の位置を変
える荷役方法である。この方法では、荷を吊ったままの
揚重機を搭載した状態で浮体を回転すると、その回転の
方向に揚重機の向きが変わって、吊った荷の位置が所望
の位置に至る。この際、揚重機の運転を必要としない
上、例えば、クレーンの前後クローラ間の中央部分を回
転中心として地表面での回転半径が半減し、狭いスペー
スでもクレーンの向きを変えることで吊荷の位置を変え
ることができる。その上、浮体は浮いているので浮体の
回転は円滑且つ容易に行える。
に浮かせた浮体に搭載して、前記揚重機で荷を吊り上
げ、前記浮体を水平方向に回転させて前記荷の位置を変
える荷役方法である。この方法では、荷を吊ったままの
揚重機を搭載した状態で浮体を回転すると、その回転の
方向に揚重機の向きが変わって、吊った荷の位置が所望
の位置に至る。この際、揚重機の運転を必要としない
上、例えば、クレーンの前後クローラ間の中央部分を回
転中心として地表面での回転半径が半減し、狭いスペー
スでもクレーンの向きを変えることで吊荷の位置を変え
ることができる。その上、浮体は浮いているので浮体の
回転は円滑且つ容易に行える。
【0013】第4手段は、共通の荷を吊った複数の揚重
機の全体を地上のプールに浮かせた浮体に搭載して、前
記浮体を回転させて前記荷の位置を吊り降す位置の上方
に到来させる荷役方法である。この方法では、共通の荷
を吊ったままの複数の揚重機を搭載した状態で浮体を回
転すると、その回転の方向に各揚重機の向きが同時に同
量だけ変わって、吊った荷の位置が所望の位置に至る。
この際、各揚重機の運転を必要としない上、例えば、ク
レーンの前後クローラ間の中央部分近傍を回転中心とし
て地表面での回転半径が減じて、狭いスペースでもクレ
ーンの向きを変えることで吊荷の位置を変えることがで
きる。その上、複数の揚重機で同一の荷を吊るので、吊
り荷が大重量に成っても対応出来る。その上、浮体は浮
いているので浮体の回転は円滑且つ容易に行える。
機の全体を地上のプールに浮かせた浮体に搭載して、前
記浮体を回転させて前記荷の位置を吊り降す位置の上方
に到来させる荷役方法である。この方法では、共通の荷
を吊ったままの複数の揚重機を搭載した状態で浮体を回
転すると、その回転の方向に各揚重機の向きが同時に同
量だけ変わって、吊った荷の位置が所望の位置に至る。
この際、各揚重機の運転を必要としない上、例えば、ク
レーンの前後クローラ間の中央部分近傍を回転中心とし
て地表面での回転半径が減じて、狭いスペースでもクレ
ーンの向きを変えることで吊荷の位置を変えることがで
きる。その上、複数の揚重機で同一の荷を吊るので、吊
り荷が大重量に成っても対応出来る。その上、浮体は浮
いているので浮体の回転は円滑且つ容易に行える。
【0014】第5手段は、第2手段又は第4手段におい
て、複数の揚重機に共通の荷の荷重を加減して加えて吊
り下げさせる荷役方法であり、第2手段又は第4手段に
よって成せる既述の事項に加えて、複数の揚重機の吊り
上げ荷重の許容能力が同一でない場合に、その許容能力
を超えないように荷の荷重を各揚重機に分担させる事が
できる。そのため、複数の揚重機が同一の揚重機である
必要が無い。
て、複数の揚重機に共通の荷の荷重を加減して加えて吊
り下げさせる荷役方法であり、第2手段又は第4手段に
よって成せる既述の事項に加えて、複数の揚重機の吊り
上げ荷重の許容能力が同一でない場合に、その許容能力
を超えないように荷の荷重を各揚重機に分担させる事が
できる。そのため、複数の揚重機が同一の揚重機である
必要が無い。
【0015】第6手段は、第3手段又は第4手段におい
て、荷の吊り上げから吊り降ろしまでの荷役作業の途中
で、浮体の浮力を調整して前記浮体の上面の高さを調整
する事を特徴とする荷役方法である。この方法では、第
3手段又は第4手段で成せる既述の事項の他に、浮体の
浮力を調整して浮体の浮き上がり高さを加減して揚重機
の高さを所望の高さに制御出来る。例えば、揚重機に加
わる吊り荷重が変化しても揚重機の高さを一定の高さに
制御出来る。
て、荷の吊り上げから吊り降ろしまでの荷役作業の途中
で、浮体の浮力を調整して前記浮体の上面の高さを調整
する事を特徴とする荷役方法である。この方法では、第
3手段又は第4手段で成せる既述の事項の他に、浮体の
浮力を調整して浮体の浮き上がり高さを加減して揚重機
の高さを所望の高さに制御出来る。例えば、揚重機に加
わる吊り荷重が変化しても揚重機の高さを一定の高さに
制御出来る。
【0016】第7手段は、複数の揚重機の全体を水平方
向に回転可能な構造物上に搭載し、前記構造物を回転さ
せて、前記複数の揚重機によって一緒に吊り下げられた
原子力発電プラントの構成製品の位置を前記原子力発電
プラントの建屋の上方と前記建屋の外側周辺との間で移
動させる原子力発電プラントの構成製品の搬送方法であ
る。この方法によれば、水平回転自在な構造物を回転さ
えることで複数の揚重機が同時に同量だけ同方向に向き
が変わり、その向きの変化によって揚重機で吊った製品
の位置が揚重機を運転することなく前記建屋の上方と前
記建屋の外側周辺との間で変化させることができる。こ
の際、例えば、クレーンの前後クローラ間の中央部分近
傍を回転中心として地表面での回転半径が減じて、狭い
スペースでもクレーンの向きを変えることができる。
向に回転可能な構造物上に搭載し、前記構造物を回転さ
せて、前記複数の揚重機によって一緒に吊り下げられた
原子力発電プラントの構成製品の位置を前記原子力発電
プラントの建屋の上方と前記建屋の外側周辺との間で移
動させる原子力発電プラントの構成製品の搬送方法であ
る。この方法によれば、水平回転自在な構造物を回転さ
えることで複数の揚重機が同時に同量だけ同方向に向き
が変わり、その向きの変化によって揚重機で吊った製品
の位置が揚重機を運転することなく前記建屋の上方と前
記建屋の外側周辺との間で変化させることができる。こ
の際、例えば、クレーンの前後クローラ間の中央部分近
傍を回転中心として地表面での回転半径が減じて、狭い
スペースでもクレーンの向きを変えることができる。
【0017】第8手段は、第7手段において、前記構成
製品が前記建屋内に搬入される構成製品であることを特
徴とする原子力発電プラントの構成製品の搬送方法であ
り、荷役作業の場所が狭くても原子力発電プラントの構
成製品を建屋内に搬入できる。
製品が前記建屋内に搬入される構成製品であることを特
徴とする原子力発電プラントの構成製品の搬送方法であ
り、荷役作業の場所が狭くても原子力発電プラントの構
成製品を建屋内に搬入できる。
【0018】第9手段は、第7手段において、前記構成
製品が前記建屋内から搬出される構成製品であることを
特徴とする原子力発電プラントの構成製品の搬送方法で
あり、荷役作業の場所が狭くても原子力発電プラントの
構成製品を建屋外へ搬出できる。
製品が前記建屋内から搬出される構成製品であることを
特徴とする原子力発電プラントの構成製品の搬送方法で
あり、荷役作業の場所が狭くても原子力発電プラントの
構成製品を建屋外へ搬出できる。
【0019】第10手段は、原子炉建屋の周囲で地盤に
水平方向に回転可能に設置された構造物上に複数の揚重
機のそれぞれの全体を搭載する工程と、前記複数の揚重
機で前記原子炉容器を一緒に吊った状態で前記原子炉容
器を前記原子炉建屋内で上下方向に移動させる工程と、
前記複数の揚重機を搭載した前記構造物を水平方向に回
転させて吊り下げられた前記原子炉容器を前記原子炉建
屋の外側で水平方向に移動させる原子炉容器の搬送方法
である。この方法によれば、原子炉容器を吊った状態の
各揚重機搭載した前記構造物を回転させると、各揚重機
が同方向へ同時に同量だけ向きが変わり、原子炉容器が
水平移動できる。さらに揚重機で原子炉容器を上下に移
動させることができるので、原子炉圧力容器を揚重機の
走行を伴なうことなく原子炉容器の建屋内外に対する搬
送が可能となる。そのため、荷役作業の場所が狭くても
原子炉容器の建屋内外への搬送ができる。
水平方向に回転可能に設置された構造物上に複数の揚重
機のそれぞれの全体を搭載する工程と、前記複数の揚重
機で前記原子炉容器を一緒に吊った状態で前記原子炉容
器を前記原子炉建屋内で上下方向に移動させる工程と、
前記複数の揚重機を搭載した前記構造物を水平方向に回
転させて吊り下げられた前記原子炉容器を前記原子炉建
屋の外側で水平方向に移動させる原子炉容器の搬送方法
である。この方法によれば、原子炉容器を吊った状態の
各揚重機搭載した前記構造物を回転させると、各揚重機
が同方向へ同時に同量だけ向きが変わり、原子炉容器が
水平移動できる。さらに揚重機で原子炉容器を上下に移
動させることができるので、原子炉圧力容器を揚重機の
走行を伴なうことなく原子炉容器の建屋内外に対する搬
送が可能となる。そのため、荷役作業の場所が狭くても
原子炉容器の建屋内外への搬送ができる。
【0020】第11手段は、第10手段において、前記
原子炉容器が前記原子炉建屋内に搬入されることを特徴
とする原子炉容器の搬送方法であり、荷役作業の場所が
狭くても原子炉容器を建屋内に搬入できる。
原子炉容器が前記原子炉建屋内に搬入されることを特徴
とする原子炉容器の搬送方法であり、荷役作業の場所が
狭くても原子炉容器を建屋内に搬入できる。
【0021】第12手段は、第10手段において、前記
原子炉容器が前記原子炉建屋内から搬出されることを特
徴とする原子炉容器の搬送方法であり、荷役作業の場所
が狭くても原子炉容器を建屋外へ搬出できる。
原子炉容器が前記原子炉建屋内から搬出されることを特
徴とする原子炉容器の搬送方法であり、荷役作業の場所
が狭くても原子炉容器を建屋外へ搬出できる。
【0022】第13手段は、揚重機を搭載して用いる水
平回転自在な構造物の直径が30メートル以上且つ60
メートル以下の寸法であって、前記構造物の許容搭載荷
重が2千トン以上且つ一万トン以下である旋回装置であ
る。この程度の仕様の旋回装置が揚重機を水平回転させ
る旋回装置として妥当である。
平回転自在な構造物の直径が30メートル以上且つ60
メートル以下の寸法であって、前記構造物の許容搭載荷
重が2千トン以上且つ一万トン以下である旋回装置であ
る。この程度の仕様の旋回装置が揚重機を水平回転させ
る旋回装置として妥当である。
【0023】第14手段は、荷役に供する複数の揚重機
の全体を同時に搭載出来る広さの搭載面を備え、前記搭
載面を備えた構造物が固定地盤に対して水平回転自在に
装備されている前記揚重機の旋回装置である。第14手
段によれば、複数の揚重機を構造物に搭載して水平回転
させることができるので、複数の揚重機を同時に同一方
向へ同量だけ回転出来、その回転量に応じて吊り荷の水
平移動が、揚重機の運転を伴なうことなく、小さい回転
半径で達成出来る。
の全体を同時に搭載出来る広さの搭載面を備え、前記搭
載面を備えた構造物が固定地盤に対して水平回転自在に
装備されている前記揚重機の旋回装置である。第14手
段によれば、複数の揚重機を構造物に搭載して水平回転
させることができるので、複数の揚重機を同時に同一方
向へ同量だけ回転出来、その回転量に応じて吊り荷の水
平移動が、揚重機の運転を伴なうことなく、小さい回転
半径で達成出来る。
【0024】第15手段は、固定地盤に設けたプール
と、前記プール内に水平回転自在に装備されて揚重機が
複数台搭載出来る広さを有する浮体とを備えた事を特徴
とした旋回装置である。第15手段によれば、複数の揚
重機を浮体に搭載して水平回転させることができるの
で、複数の揚重機を同時に同一方向へ同量だけ回転出
来、その回転量に応じて吊り荷の水平移動が、揚重機の
運転を伴なうことなく、小さい回転半径で達成出来る。
その上、浮体は浮いているので回転がスムーズに達成出
来る。
と、前記プール内に水平回転自在に装備されて揚重機が
複数台搭載出来る広さを有する浮体とを備えた事を特徴
とした旋回装置である。第15手段によれば、複数の揚
重機を浮体に搭載して水平回転させることができるの
で、複数の揚重機を同時に同一方向へ同量だけ回転出
来、その回転量に応じて吊り荷の水平移動が、揚重機の
運転を伴なうことなく、小さい回転半径で達成出来る。
その上、浮体は浮いているので回転がスムーズに達成出
来る。
【0025】第16手段は、第15手段において、前記
浮体は浮力の調整手段を備えている事を特徴とした旋回
装置である。第16手段によれば、第15手段によって
成せる事項に加えて、浮体の浮力を調整して浮体の高さ
を調整することができる。この事は浮体に搭載した揚重
機の高さ方向の位置を制御するのに貢献出来る。
浮体は浮力の調整手段を備えている事を特徴とした旋回
装置である。第16手段によれば、第15手段によって
成せる事項に加えて、浮体の浮力を調整して浮体の高さ
を調整することができる。この事は浮体に搭載した揚重
機の高さ方向の位置を制御するのに貢献出来る。
【0026】第17手段は、第16手段において、前記
プールに前記浮体の回転中心となる支柱を備え、前記支
柱は前記浮体の上下動に連動して上下方向に伸縮自在な
構成を備えている事を特徴とした旋回装置である。第1
6手段によれば、第16手段によって成せる事項に加え
て、次の事項が成せる。即ち、浮体が浮き沈みして上下
に変位しても、その変位に追従して浮体の回転中心とな
る支柱が上下に伸縮する。そのため、浮体が上下に変位
しても浮体は支柱を中心に回転出来る。
プールに前記浮体の回転中心となる支柱を備え、前記支
柱は前記浮体の上下動に連動して上下方向に伸縮自在な
構成を備えている事を特徴とした旋回装置である。第1
6手段によれば、第16手段によって成せる事項に加え
て、次の事項が成せる。即ち、浮体が浮き沈みして上下
に変位しても、その変位に追従して浮体の回転中心とな
る支柱が上下に伸縮する。そのため、浮体が上下に変位
しても浮体は支柱を中心に回転出来る。
【0027】第18手段は、第15手段において、前記
浮体は個別に浮力調整自在な複数の領域を備えている事
を特徴とした旋回装置である。第18手段によれば、第
15手段によって成せる事項に加えて、次の事項が成せ
る。即ち、例えば揚重機がクローラクレーンである場合
に、前クローラが浮体の一方に偏って乗って浮体が傾斜
しても、沈下した側の浮体部分の浮力を増加し、浮上し
た側の浮体部分の浮力を低下することで、浮体の水平と
地盤面とのレベル合わせが可能となる。また、クローラ
クレーンの一部分が浮体に乗った際に起こる浮体の傾斜
を複数の箇所で浮体の浮力を個々に加減してクローラク
レーンの他部が浮体に乗り込めるように乗り込み側の浮
体部分の高さを地盤面の高さにあわせることができる。
浮体は個別に浮力調整自在な複数の領域を備えている事
を特徴とした旋回装置である。第18手段によれば、第
15手段によって成せる事項に加えて、次の事項が成せ
る。即ち、例えば揚重機がクローラクレーンである場合
に、前クローラが浮体の一方に偏って乗って浮体が傾斜
しても、沈下した側の浮体部分の浮力を増加し、浮上し
た側の浮体部分の浮力を低下することで、浮体の水平と
地盤面とのレベル合わせが可能となる。また、クローラ
クレーンの一部分が浮体に乗った際に起こる浮体の傾斜
を複数の箇所で浮体の浮力を個々に加減してクローラク
レーンの他部が浮体に乗り込めるように乗り込み側の浮
体部分の高さを地盤面の高さにあわせることができる。
【0028】第19手段は、揚重機との係合箇所を互い
に水平方向に離れた少なくとも2個所に備えたバランス
ビームと、前記バランスビームへ前記水平方向へ移動自
在に装備された吊りロッド移動ユニットと、前記吊りロ
ッド移動ユニットから懸垂支持された吊りロッドと、前
記吊りロッド移動ユニットを前記水平方向へ移動するよ
うに駆動する駆動手段と、を備えた負荷バランス調整機
能付き吊り治具である。第19手段の吊り治具はバラン
スビームを複数の揚重機で懸垂支持することで吊り上げ
て用いられる。吊りロッドに吊り荷を支持させて、その
吊りロッドを吊りロッド移動ユニットごと駆動手段でバ
ランスビーム沿いに移動させる。吊りロッドに加えられ
た吊り荷重はバランスビームを介して吊りロッドの移動
位置に応じて各揚重機に分配されて加えられる。このよ
うにして、第19手段の吊り治具は複数の揚重機に所望
する割合に吊り荷重を分配して負担させることができ
る。
に水平方向に離れた少なくとも2個所に備えたバランス
ビームと、前記バランスビームへ前記水平方向へ移動自
在に装備された吊りロッド移動ユニットと、前記吊りロ
ッド移動ユニットから懸垂支持された吊りロッドと、前
記吊りロッド移動ユニットを前記水平方向へ移動するよ
うに駆動する駆動手段と、を備えた負荷バランス調整機
能付き吊り治具である。第19手段の吊り治具はバラン
スビームを複数の揚重機で懸垂支持することで吊り上げ
て用いられる。吊りロッドに吊り荷を支持させて、その
吊りロッドを吊りロッド移動ユニットごと駆動手段でバ
ランスビーム沿いに移動させる。吊りロッドに加えられ
た吊り荷重はバランスビームを介して吊りロッドの移動
位置に応じて各揚重機に分配されて加えられる。このよ
うにして、第19手段の吊り治具は複数の揚重機に所望
する割合に吊り荷重を分配して負担させることができ
る。
【0029】第20手段は、第19手段において、前記
駆動手段の遠隔制御装置を備えた事を特徴とする負荷バ
ランス調整機能付き吊り治具である。第22手段によれ
ば、第19手段によって成せる事項に加えて、次の事項
が達成出来る。即ち、吊りロッド移動ユニットを駆動す
る駆動手段を遠隔制御装置を用いて遠隔地点、例えば地
上の安全な場所乃至は揚重機の運転室等、から制御し
て、複数の揚重機に所望する割合に吊り荷重を分配す
る。
駆動手段の遠隔制御装置を備えた事を特徴とする負荷バ
ランス調整機能付き吊り治具である。第22手段によれ
ば、第19手段によって成せる事項に加えて、次の事項
が達成出来る。即ち、吊りロッド移動ユニットを駆動す
る駆動手段を遠隔制御装置を用いて遠隔地点、例えば地
上の安全な場所乃至は揚重機の運転室等、から制御し
て、複数の揚重機に所望する割合に吊り荷重を分配す
る。
【0030】第21手段は、第19手段において、前記
吊りロッド移動ユニットに前記吊りロッドを水平自転自
在に備えてある事を特徴とする負荷バランス調整機能付
き吊り治具である。第21手段によれば、第19手段に
よって成せる事項に加えて次の事項が達成出来る。即
ち、吊りロッド又はバランスビームが水平回転しても、
吊りロッドとバランスビームとの間は互いに水平回転自
在であるから、その水平回転の発生による無理が生じな
い。
吊りロッド移動ユニットに前記吊りロッドを水平自転自
在に備えてある事を特徴とする負荷バランス調整機能付
き吊り治具である。第21手段によれば、第19手段に
よって成せる事項に加えて次の事項が達成出来る。即
ち、吊りロッド又はバランスビームが水平回転しても、
吊りロッドとバランスビームとの間は互いに水平回転自
在であるから、その水平回転の発生による無理が生じな
い。
【0031】
【発明の実施の形態】揚重機として大型クローラクレー
ン(大型C/C)を使用した原子力発電所の建設時にお
ける原子力発電プラントを構成する製品の荷役作業を例
として取り上げ、以下に説明する。
ン(大型C/C)を使用した原子力発電所の建設時にお
ける原子力発電プラントを構成する製品の荷役作業を例
として取り上げ、以下に説明する。
【0032】大型C/Cは、原子力発電プラントを構成
する製品の中でも最大重量物である原子炉圧力容器(R
PV)の搬入のための荷役作業に従事できるる能力があ
る。そのため、原子力発電プラントを構成する製品の中
の機器・配管・トレイ・架台等機械や電気設備を一体化
にして組み立てたモジュール並びに、これら機械や電気
設備に鉄骨,鉄筋等の建築部材を付加したモジュール
は、RPVの重量以内に規模を制限して、大型C/Cで
そのモジュールを建設位置に搬入する荷役作業が可能な
ようにしている。
する製品の中でも最大重量物である原子炉圧力容器(R
PV)の搬入のための荷役作業に従事できるる能力があ
る。そのため、原子力発電プラントを構成する製品の中
の機器・配管・トレイ・架台等機械や電気設備を一体化
にして組み立てたモジュール並びに、これら機械や電気
設備に鉄骨,鉄筋等の建築部材を付加したモジュール
は、RPVの重量以内に規模を制限して、大型C/Cで
そのモジュールを建設位置に搬入する荷役作業が可能な
ようにしている。
【0033】建設業界の近年の傾向として、建設を取り
巻く環境の変化により、建設工期の短縮要求並びに、現
地作業現場での熟練労働者不足がクローズアップされ、
それらに対応する必要が生じてきた。その必要性に対応
する策の1つとして、工場での組立範囲を増加させるこ
とにより、現地作業を削減し、建設工期を短縮する方法
がある。
巻く環境の変化により、建設工期の短縮要求並びに、現
地作業現場での熟練労働者不足がクローズアップされ、
それらに対応する必要が生じてきた。その必要性に対応
する策の1つとして、工場での組立範囲を増加させるこ
とにより、現地作業を削減し、建設工期を短縮する方法
がある。
【0034】例えば、RPVに関しては、シュラウド等
のRPV内への据え付け構造物を予め、工場でRPV内
に据え付けてしまうこと。モジュールに関しては、更に
工場での組み立ての範囲を拡大すること等がこれに相当
する。
のRPV内への据え付け構造物を予め、工場でRPV内
に据え付けてしまうこと。モジュールに関しては、更に
工場での組み立ての範囲を拡大すること等がこれに相当
する。
【0035】しかしながら、本対策を採用すると、搬入
する製品や部材の重量が増大することにつながり、大型
C/Cでは能力的に対応できないという課題が新たに発
生することになる。
する製品や部材の重量が増大することにつながり、大型
C/Cでは能力的に対応できないという課題が新たに発
生することになる。
【0036】そのための対応策として、1つには吊り能
力を増強した新設計大型C/Cを製作することが考えら
れるが、その製作費は非常に高価であり、また、他の作
業現場でも手軽に用いることが出来なくなるので、結局
は汎用性が失われる。
力を増強した新設計大型C/Cを製作することが考えら
れるが、その製作費は非常に高価であり、また、他の作
業現場でも手軽に用いることが出来なくなるので、結局
は汎用性が失われる。
【0037】また、大型C/Cで原子力発電プラントを
構成する製品を吊った状態で、その大型C/Cをその場
で水平回転させて向きを変える場合には、大型C/Cの
クローラを駆動して走行させる必要が生じる。そのよう
な走行運転は周囲に障害物があるような狭い場所では困
難である。その上、大型C/Cにも無理が加えられる懸
念がある。
構成する製品を吊った状態で、その大型C/Cをその場
で水平回転させて向きを変える場合には、大型C/Cの
クローラを駆動して走行させる必要が生じる。そのよう
な走行運転は周囲に障害物があるような狭い場所では困
難である。その上、大型C/Cにも無理が加えられる懸
念がある。
【0038】一台の大型C/Cでは荷役出来ないほどの
大重量物の製品を扱うには2台の大型C/Cで一つの製
品を同時に吊って荷役する。しかし、その製品を吊った
後に向きを変えようとすると、各大型C/Cのクローラ
による走行運転が複雑でかつ広いスペースを必要とす
る。
大重量物の製品を扱うには2台の大型C/Cで一つの製
品を同時に吊って荷役する。しかし、その製品を吊った
後に向きを変えようとすると、各大型C/Cのクローラ
による走行運転が複雑でかつ広いスペースを必要とす
る。
【0039】以上、原子力発電所の建設を例として説明
したが原子力発電所の予防保全における大型機器の取替
工事においても同様である。
したが原子力発電所の予防保全における大型機器の取替
工事においても同様である。
【0040】従って、大型揚重機の稼動スペースを広げ
ないで吊り荷を吊ったままの大型揚重機をその場で回転
して向きを変えるようにすることにより、大重量の製品
を原子力発電所の建屋に搬出・搬入できるようにするこ
と、及び、大型揚重機の稼動スペースを広げないことが
必要である。
ないで吊り荷を吊ったままの大型揚重機をその場で回転
して向きを変えるようにすることにより、大重量の製品
を原子力発電所の建屋に搬出・搬入できるようにするこ
と、及び、大型揚重機の稼動スペースを広げないことが
必要である。
【0041】従って、吊り荷を吊ったままの大型C/C
の水平回転方向の向きを変える事を稼動スペースを広げ
ないで行える実施例を以下に説明する。
の水平回転方向の向きを変える事を稼動スペースを広げ
ないで行える実施例を以下に説明する。
【0042】図1のように、沸騰水型原子力発電所の原
子炉建屋3に隣接した地盤57には、旋回装置としてタ
ーンテーブル41が水平回転自在に設置されている。こ
のターンテーブル41には、2台の大型C/C1,2が
互いに同じ向きに並行にして搭載されている。その搭載
の仕方は、旋回装置の外側の地盤上で揚重機を組み立
て、組み立てた揚重機を走行運転ささて旋回装置内に揚
重機の前クローラと後クローラとを乗り入れる方法をと
る。他の方法としては、旋回装置上で揚重機を組み立て
て揚重機の前クローラと後クローラが旋回装置上に載る
ように搭載する。
子炉建屋3に隣接した地盤57には、旋回装置としてタ
ーンテーブル41が水平回転自在に設置されている。こ
のターンテーブル41には、2台の大型C/C1,2が
互いに同じ向きに並行にして搭載されている。その搭載
の仕方は、旋回装置の外側の地盤上で揚重機を組み立
て、組み立てた揚重機を走行運転ささて旋回装置内に揚
重機の前クローラと後クローラとを乗り入れる方法をと
る。他の方法としては、旋回装置上で揚重機を組み立て
て揚重機の前クローラと後クローラが旋回装置上に載る
ように搭載する。
【0043】2台の大型C/C1,2は一つの負荷バラ
ンス調整機能付きの吊り治具77を懸垂支持している。
2台の大型C/C1,2の操作によって吊りロープ78
A,78Bを巻き取り或いは繰り出すことで一つの吊り
治具77を上下に移動させることができる。
ンス調整機能付きの吊り治具77を懸垂支持している。
2台の大型C/C1,2の操作によって吊りロープ78
A,78Bを巻き取り或いは繰り出すことで一つの吊り
治具77を上下に移動させることができる。
【0044】気水分離器及びシュラウド等のRPV4内
に据え付けられる構造物(炉内構造物)をRPV4内に
据え付ける。その炉内構造物を予め組立工場で据え付け
たRPV4は、その組立工場から原子炉建屋3に向けて
船や車両79によって輸送される。そのRPV4は水平
に横倒しされた姿勢で車両79に搭載されて輸送され
る。
に据え付けられる構造物(炉内構造物)をRPV4内に
据え付ける。その炉内構造物を予め組立工場で据え付け
たRPV4は、その組立工場から原子炉建屋3に向けて
船や車両79によって輸送される。そのRPV4は水平
に横倒しされた姿勢で車両79に搭載されて輸送され
る。
【0045】RPV4が車両によって原子炉建屋3の近
傍に輸送されてきたら、ターンテーブル41を水平回転
させて、車両79の方向に吊り治具77が来るようにタ
ーンテーブル41の向きを変える。その後、吊り治具7
7をRPV4の近くまで降下させる。次に、吊り治具7
7にRPV4に取り付けられた連結具13を取り付け
る。
傍に輸送されてきたら、ターンテーブル41を水平回転
させて、車両79の方向に吊り治具77が来るようにタ
ーンテーブル41の向きを変える。その後、吊り治具7
7をRPV4の近くまで降下させる。次に、吊り治具7
7にRPV4に取り付けられた連結具13を取り付け
る。
【0046】その後に、吊り治具77を上方に引き上げ
て図1のようにRPV4を起こす。その後、さらに吊り
治具77を引き上げてRPV4を車両79から完全に吊
り上げる。
て図1のようにRPV4を起こす。その後、さらに吊り
治具77を引き上げてRPV4を車両79から完全に吊
り上げる。
【0047】次に、2台の大型C/C1,2の向きをタ
ーンテーブル41を水平回転させて吊ったRPV4が原
子炉建屋3の上方に来るように変える。このようにする
と、2台の大型C/C1,2は、2台の大型C/C1,
2を運転しなくとも、同時に同方向へ同量だけ向きが変
化し、迅速かつ簡単に向きが変えられる。2台の大型C
/C1,2で吊られたRPV4はターンテーブル41の
回転移動方向に水平移動して原子炉建屋3の上方に到達
する。
ーンテーブル41を水平回転させて吊ったRPV4が原
子炉建屋3の上方に来るように変える。このようにする
と、2台の大型C/C1,2は、2台の大型C/C1,
2を運転しなくとも、同時に同方向へ同量だけ向きが変
化し、迅速かつ簡単に向きが変えられる。2台の大型C
/C1,2で吊られたRPV4はターンテーブル41の
回転移動方向に水平移動して原子炉建屋3の上方に到達
する。
【0048】原子炉建屋3の天井にはRPV4を通過さ
せる開口80が設けられている。原子炉建屋3の上方に
到達したRPV4が図2のように原子炉建屋3の開口8
0を通過するように吊り治具77が降下される。さらに
吊り治具77を降下させてRPV4を原子炉建屋3内に
設置されたペデスタル上のRPV4の据え付け位置の上
に吊り降ろす。
せる開口80が設けられている。原子炉建屋3の上方に
到達したRPV4が図2のように原子炉建屋3の開口8
0を通過するように吊り治具77が降下される。さらに
吊り治具77を降下させてRPV4を原子炉建屋3内に
設置されたペデスタル上のRPV4の据え付け位置の上
に吊り降ろす。
【0049】このように吊り降ろされたRPV4は原子
炉建屋3内に設置されたペデスタル上に据え付けられて
る。RPV4をペデスタル上に吊り降ろした後には、RP
V4から連結具13が取外され、吊り治具77と連結具1
3とは開口80から原子炉建屋3の外に吊り出される。
炉建屋3内に設置されたペデスタル上に据え付けられて
る。RPV4をペデスタル上に吊り降ろした後には、RP
V4から連結具13が取外され、吊り治具77と連結具1
3とは開口80から原子炉建屋3の外に吊り出される。
【0050】ペデスタル上に吊り降ろされたRPV4は
炉内構造物を内蔵しているので、それらの炉内構造物を
原子炉建屋3内へ搬入する作業や炉内構造物をRPV4
に組み込む作業を建設現場で行う必要がない。そのた
め、原子力発電プラントの建設工期が短縮出来る。
炉内構造物を内蔵しているので、それらの炉内構造物を
原子炉建屋3内へ搬入する作業や炉内構造物をRPV4
に組み込む作業を建設現場で行う必要がない。そのた
め、原子力発電プラントの建設工期が短縮出来る。
【0051】また、2台の大型C/C1,2はターンテ
ーブル41の回転によって向きを変えることができるた
め、大型C/C1,2のクローラを駆動して大型C/C
1,2の向きを変える必要はない。そのため、大型C/
C1,2の向きを変えるための広い移動領域が不要とな
る。
ーブル41の回転によって向きを変えることができるた
め、大型C/C1,2のクローラを駆動して大型C/C
1,2の向きを変える必要はない。そのため、大型C/
C1,2の向きを変えるための広い移動領域が不要とな
る。
【0052】吊り具77からRPV4が懸垂されている
状態は図3に示されている。吊り具77は以下の構成を
備えている。即ち、吊り具77のバランスビーム11
は、その両端部に、2台の大型C/C1,2の吊りロー
プ78A,78Bに取り付けられたフック7A,7Bが
設けられている。吊り具77を使用する際には、そのバ
ランスビーム11は2台の大型C/C1,2で水平に懸
垂支持される。
状態は図3に示されている。吊り具77は以下の構成を
備えている。即ち、吊り具77のバランスビーム11
は、その両端部に、2台の大型C/C1,2の吊りロー
プ78A,78Bに取り付けられたフック7A,7Bが
設けられている。吊り具77を使用する際には、そのバ
ランスビーム11は2台の大型C/C1,2で水平に懸
垂支持される。
【0053】バランスビーム11上にはレール35が設
置される。そのレール35に、吊りロッド移動ユニット
12のローラ状の車輪34が乗っている。吊りロッド移
動ユニット12はバランスビーム11の長手方向へ移動
できる。図5のように、吊りロッド移動ユニット12の
フレーム82に固定されたナット31にはギヤモートル
16で回転されるネジロッド14が組み合わされてい
る。そのネジロッド14はバランスビーム11に装備さ
れたギアモートル16で回転駆動出来る。ギアモートル
16の動力電源であるバッテリー17やギアモートル1
6の制御装置18及び制御装置18にリモートコントロ
ーラ21からの信号を中継する通信設備19はバランス
ビーム11に装備される。地上の無線式のリモートコン
トローラ21は通信設備19や制御装置18を通じてギ
アモートル16を遠隔操作できる。
置される。そのレール35に、吊りロッド移動ユニット
12のローラ状の車輪34が乗っている。吊りロッド移
動ユニット12はバランスビーム11の長手方向へ移動
できる。図5のように、吊りロッド移動ユニット12の
フレーム82に固定されたナット31にはギヤモートル
16で回転されるネジロッド14が組み合わされてい
る。そのネジロッド14はバランスビーム11に装備さ
れたギアモートル16で回転駆動出来る。ギアモートル
16の動力電源であるバッテリー17やギアモートル1
6の制御装置18及び制御装置18にリモートコントロ
ーラ21からの信号を中継する通信設備19はバランス
ビーム11に装備される。地上の無線式のリモートコン
トローラ21は通信設備19や制御装置18を通じてギ
アモートル16を遠隔操作できる。
【0054】従って、リモートコントローラ21からの
信号を通信設備19を中継して制御装置18に送ること
によって、ギヤモートル16の回転を順転させたり逆転
させたり、回転を止めたりすることができる。ギヤモー
トル16の回転を順転させた場合には、ネジロッド14
が順転方向に回転してナット31を図3の左方向にネジ
送りする。そのため、吊りロッド移動ユニット12は左
方向に水平に移動させる。また、ギヤモートル16の回
転を逆転させた場合には、図3の右側へ吊りロッド移動
ユニット12が移動する。
信号を通信設備19を中継して制御装置18に送ること
によって、ギヤモートル16の回転を順転させたり逆転
させたり、回転を止めたりすることができる。ギヤモー
トル16の回転を順転させた場合には、ネジロッド14
が順転方向に回転してナット31を図3の左方向にネジ
送りする。そのため、吊りロッド移動ユニット12は左
方向に水平に移動させる。また、ギヤモートル16の回
転を逆転させた場合には、図3の右側へ吊りロッド移動
ユニット12が移動する。
【0055】ギヤモートル16,ネジロッド14及びナ
ット31との組み合わせによる駆動方式に代えて、チェ
ーン駆動,歯車駆動,ワイヤ(ウインチ)駆動,油圧シ
リンダー駆動等を用いても良い。
ット31との組み合わせによる駆動方式に代えて、チェ
ーン駆動,歯車駆動,ワイヤ(ウインチ)駆動,油圧シ
リンダー駆動等を用いても良い。
【0056】吊りロッド移動ユニット12のフレーム8
2の車輪34は軸受33を介して吊りロッド移動ユニッ
ト12に取り付けられている。フレーム82上にはアウ
ターケーシング24が取り付けられている。インナーケ
ーシング22は、その上部にスラスト軸受26を介して
アウターケーシング24に取り付けられている。一方、
吊りロッド15はボルト36でインナーケーシング22
に固定している。インナーケーシング22は、スラスト
軸受26によって、吊りロッド15がRPV4を吊って
いる状態でも水平方向に回転可能である。さらに、イン
ナーケーシング22とアウターケーシング24との間に
は、これらのがたつき,ぶれ等を防止するために軸受け
28が設置されている。
2の車輪34は軸受33を介して吊りロッド移動ユニッ
ト12に取り付けられている。フレーム82上にはアウ
ターケーシング24が取り付けられている。インナーケ
ーシング22は、その上部にスラスト軸受26を介して
アウターケーシング24に取り付けられている。一方、
吊りロッド15はボルト36でインナーケーシング22
に固定している。インナーケーシング22は、スラスト
軸受26によって、吊りロッド15がRPV4を吊って
いる状態でも水平方向に回転可能である。さらに、イン
ナーケーシング22とアウターケーシング24との間に
は、これらのがたつき,ぶれ等を防止するために軸受け
28が設置されている。
【0057】また吊りロッド15は、前述のごとく車輪
34を有する吊りロッド移動ユニット12と接続されて
いるので、吊りロッド移動ユニット12と一体に水平移
動可能となっている。吊りロッド15の水平移動が可能
なようにバランスビーム11には図4のようにロッド貫
通孔20が開口されている。従って、バランスビーム1
1のロッド貫通孔20内で吊りロッド15が水平移動可
能である。
34を有する吊りロッド移動ユニット12と接続されて
いるので、吊りロッド移動ユニット12と一体に水平移
動可能となっている。吊りロッド15の水平移動が可能
なようにバランスビーム11には図4のようにロッド貫
通孔20が開口されている。従って、バランスビーム1
1のロッド貫通孔20内で吊りロッド15が水平移動可
能である。
【0058】前述のようにRPV4を吊る場合には、こ
の吊りロッド15の下端にRPV4と連結された連結具
13が連結される。RPV4は図3に示すように吊り具
77に吊り下げられる。RPV4を吊る際に、2台の大
型C/C1,2の吊り荷重許容能力が互いに異なる場合
は、RPV4を吊りロッド15に連結する前に、2台の
大型C/C1,2に伝わる吊り荷重が予め2台の大型C
/C1,2の吊り荷重許容能力を超えないように、吊り
ロッド移動ユニット12を移動させて吊りロッド15の
水平方向の位置を調整しておく。その後にRPV4を吊
り具77を用いて吊り上げる。
の吊りロッド15の下端にRPV4と連結された連結具
13が連結される。RPV4は図3に示すように吊り具
77に吊り下げられる。RPV4を吊る際に、2台の大
型C/C1,2の吊り荷重許容能力が互いに異なる場合
は、RPV4を吊りロッド15に連結する前に、2台の
大型C/C1,2に伝わる吊り荷重が予め2台の大型C
/C1,2の吊り荷重許容能力を超えないように、吊り
ロッド移動ユニット12を移動させて吊りロッド15の
水平方向の位置を調整しておく。その後にRPV4を吊
り具77を用いて吊り上げる。
【0059】また、2台の大型C/C1,2にかかる計
算上の負荷と実際の負荷が一致しない場合がある。その
時はRPV4を一度吊り上げた状態で、リモートコント
ローラ21を用いて地上からの遠隔操作により、空中に
ある吊りロッド移動ユニット12を移動させることで2
台の大型C/C1,2のロープ78A,78Bにかかる
荷重の割合を調整する。
算上の負荷と実際の負荷が一致しない場合がある。その
時はRPV4を一度吊り上げた状態で、リモートコント
ローラ21を用いて地上からの遠隔操作により、空中に
ある吊りロッド移動ユニット12を移動させることで2
台の大型C/C1,2のロープ78A,78Bにかかる
荷重の割合を調整する。
【0060】また、2台の大型C/C1,2の吊り荷重
許容能力が同一の場合は、予めバランスビーム11の中
心位置に吊りロッド15を設定しておけば良いことにな
る。
許容能力が同一の場合は、予めバランスビーム11の中
心位置に吊りロッド15を設定しておけば良いことにな
る。
【0061】図6から図9までの各図にターンテーブル
41を歯車駆動方式とした場合の構造を示す。ターンテ
ーブル41は円盤型で、鋼製あるいは、鋼のフレーム上
に滑り止めを兼ねてコンクリートを施工した複合構造の
構成である。地盤57に設置された基礎50の中心に主
柱54を設置する。主柱54に軸受42を介してターン
テーブル41を水平方向に回転可能に組み合わせる。
41を歯車駆動方式とした場合の構造を示す。ターンテ
ーブル41は円盤型で、鋼製あるいは、鋼のフレーム上
に滑り止めを兼ねてコンクリートを施工した複合構造の
構成である。地盤57に設置された基礎50の中心に主
柱54を設置する。主柱54に軸受42を介してターン
テーブル41を水平方向に回転可能に組み合わせる。
【0062】また、ターンテーブル41と基礎50との
間には、ターンテーブル41の回転をスムーズに行わせ
るために、ターンテーブル41からの垂直荷重を支える
円筒コロ52及び円すいコロ48が備えられている。円
すいコロ48は図8及び図9のように垂直に受けた荷重
をターンテーブルの半径方向への水平分力に変える。タ
ーンテーブルの半径方向で隣合う各円すいコロ48によ
って発生する各水平分力の方向は、その隣合う各円すい
コロ48が左右対象の姿勢であるから、互いに反対向き
となって、打ち消し合う。従って、ターンテーブル41
が水平方向へずれる事がなくて安全である。
間には、ターンテーブル41の回転をスムーズに行わせ
るために、ターンテーブル41からの垂直荷重を支える
円筒コロ52及び円すいコロ48が備えられている。円
すいコロ48は図8及び図9のように垂直に受けた荷重
をターンテーブルの半径方向への水平分力に変える。タ
ーンテーブルの半径方向で隣合う各円すいコロ48によ
って発生する各水平分力の方向は、その隣合う各円すい
コロ48が左右対象の姿勢であるから、互いに反対向き
となって、打ち消し合う。従って、ターンテーブル41
が水平方向へずれる事がなくて安全である。
【0063】図8,図9に示す如く基礎50上に設置さ
れた保持板49は、円筒コロ52と円すいコロ48の中
心高さになるように両端を基礎50の内端50(a)と
外端50(b)上に搭載し、保持板49を基礎50内外
周面に沿って回転可能としてある。
れた保持板49は、円筒コロ52と円すいコロ48の中
心高さになるように両端を基礎50の内端50(a)と
外端50(b)上に搭載し、保持板49を基礎50内外
周面に沿って回転可能としてある。
【0064】コロ保持板49には円筒コロ52と円すい
コロ48を込む形状で開口(収納枠)を設け、これに各々
の円筒コロ52と円すいコロ48を収納する。このこと
により、上部のターンテーブル41の回転により、円筒
コロ52と円すいコロ48は、コロ保持板49の開口部
内で回転する事が出来る。このようにして、上部のター
ンテーブル41の回転を可能とすることが出来る。
コロ48を込む形状で開口(収納枠)を設け、これに各々
の円筒コロ52と円すいコロ48を収納する。このこと
により、上部のターンテーブル41の回転により、円筒
コロ52と円すいコロ48は、コロ保持板49の開口部
内で回転する事が出来る。このようにして、上部のター
ンテーブル41の回転を可能とすることが出来る。
【0065】また、図6,図7に示す如くターンテーブ
ル41の外周面には、ラックを取付ける。ラック には
ピニオンである平歯車44が噛み合わされる。平歯車4
4は地盤57に設置された軸受53に回転自在に設けら
れた回転軸に設置されている。その回転軸には、さらに
ウォームホイール46が固定される。ウォームホイール
46はウォーム45と噛み合っている。ウォーム45の
回転軸には、電動機47の回転軸が軸受継手箱43を介
して接続される。電動機47でウォーム45を回転させ
ることにより、ターンテーブル41を回転することがで
きる。ウォーム45を採用する事により、ターンテーブ
ル41の意図せぬ回転を防止する。
ル41の外周面には、ラックを取付ける。ラック には
ピニオンである平歯車44が噛み合わされる。平歯車4
4は地盤57に設置された軸受53に回転自在に設けら
れた回転軸に設置されている。その回転軸には、さらに
ウォームホイール46が固定される。ウォームホイール
46はウォーム45と噛み合っている。ウォーム45の
回転軸には、電動機47の回転軸が軸受継手箱43を介
して接続される。電動機47でウォーム45を回転させ
ることにより、ターンテーブル41を回転することがで
きる。ウォーム45を採用する事により、ターンテーブ
ル41の意図せぬ回転を防止する。
【0066】図8にターンテーブル41の他の駆動機構
の他の実施例を示す。本実施例の駆動機構は、ターンテ
ーブル41を水を使用した鋼製で中空の浮体60とした
場合に適用される。原子炉建屋に隣接して地盤57に水
72が貯えられたプール75を作っておく。プール75
の中心に支柱67の下端を固定する。その支柱67には
回転支持用コロ68を介して回転自在及び上下動自在に
可動支柱76が装備される。その可動支柱76に鋼製浮
体60の中央が固定されるようにプール75内に円柱型
の鋼製浮体60を設置する。
の他の実施例を示す。本実施例の駆動機構は、ターンテ
ーブル41を水を使用した鋼製で中空の浮体60とした
場合に適用される。原子炉建屋に隣接して地盤57に水
72が貯えられたプール75を作っておく。プール75
の中心に支柱67の下端を固定する。その支柱67には
回転支持用コロ68を介して回転自在及び上下動自在に
可動支柱76が装備される。その可動支柱76に鋼製浮
体60の中央が固定されるようにプール75内に円柱型
の鋼製浮体60を設置する。
【0067】次に、プール75の外周に設けた水貯蔵設
備61より給排水ポンプ62で給排水ポンプ管65を介
して、水72をプール75に注入する。浮力により浮体
60が固定地盤57の地盤面(グランドレベル)より浮
上した状態のため、浮体60上へ大型C/Cを走行させ
て乗入れることができない。その状態が図11の断面に
示す中心線より左側の図にて示す。
備61より給排水ポンプ62で給排水ポンプ管65を介
して、水72をプール75に注入する。浮力により浮体
60が固定地盤57の地盤面(グランドレベル)より浮
上した状態のため、浮体60上へ大型C/Cを走行させ
て乗入れることができない。その状態が図11の断面に
示す中心線より左側の図にて示す。
【0068】そのための、浮体60の内部へ浮体60に
設けたマンホール66から給排水ポンプ管64を配管し
て水72を注入させる。浮体60及び浮体60の内部の
水72の質量の和と浮体の浮力とのバランスにより浮体
60の上部、すなわち、固定地盤57の地盤面と浮体の
上面が同一レベルになるまで鋼製浮体60内に水を注入
する。また、浮体60が上下に浮き沈みして動くと、可
動支柱76の上部が浮体にひかかっているので、その可
動支柱76も上下にスライドして浮体が水平方向へずれ
ないようにすることができる。しかも、可動支柱76は
浮体60と一緒に上下に動くので浮体60よりも上方に
大きく突き出ることはない。
設けたマンホール66から給排水ポンプ管64を配管し
て水72を注入させる。浮体60及び浮体60の内部の
水72の質量の和と浮体の浮力とのバランスにより浮体
60の上部、すなわち、固定地盤57の地盤面と浮体の
上面が同一レベルになるまで鋼製浮体60内に水を注入
する。また、浮体60が上下に浮き沈みして動くと、可
動支柱76の上部が浮体にひかかっているので、その可
動支柱76も上下にスライドして浮体が水平方向へずれ
ないようにすることができる。しかも、可動支柱76は
浮体60と一緒に上下に動くので浮体60よりも上方に
大きく突き出ることはない。
【0069】次に、図10,図11の中心線から右側の
図を用いて荷役作業時の状態にする作業を以下に説明す
る。浮体60内に水72を注入することにより、浮体6
0の上面は固定地盤57の地盤面と同一レベルになる。
このことを確認し、2台の大型C/C1,2を走行移動
させて浮体60の上面に乗り入れさせて、浮体60に2
台の大型C/Cを搭載する。そのとき、2台の大型C/
C1,2の質量により浮体60は固定地盤57の地盤面
より下方向に沈下する。よって、浮体60内に注入した
水を給排水ポンプ管64を通じて給排水ポンプ62で水
抜きする。
図を用いて荷役作業時の状態にする作業を以下に説明す
る。浮体60内に水72を注入することにより、浮体6
0の上面は固定地盤57の地盤面と同一レベルになる。
このことを確認し、2台の大型C/C1,2を走行移動
させて浮体60の上面に乗り入れさせて、浮体60に2
台の大型C/Cを搭載する。そのとき、2台の大型C/
C1,2の質量により浮体60は固定地盤57の地盤面
より下方向に沈下する。よって、浮体60内に注入した
水を給排水ポンプ管64を通じて給排水ポンプ62で水
抜きする。
【0070】また、2台の大型C/Cが浮体60に走行
移動する際、2台の大型C/C1,2の前クローラが浮
体60に差し掛かったとき、反対側の鋼製浮体60は、
2台の大型C/Cの前クローラの質量になり編荷重とな
る。これを解消するため、浮体60の内部は半円を境界
として、水だめ73と水だめ74とで分けたエリアとす
ることあるいは、水だめを複数の分割とすることでも有
効である。このことで、2台の大型C/C1,2及び浮
体60の質量の和と水の浮力のバランスにより、浮体の
レベルが変化しないように浮力を追従変化させる。すな
わち、2台の大型C/C1,2が稼動する浮体60の上
面と固定地盤57の地盤面のレベルを維持する。
移動する際、2台の大型C/C1,2の前クローラが浮
体60に差し掛かったとき、反対側の鋼製浮体60は、
2台の大型C/Cの前クローラの質量になり編荷重とな
る。これを解消するため、浮体60の内部は半円を境界
として、水だめ73と水だめ74とで分けたエリアとす
ることあるいは、水だめを複数の分割とすることでも有
効である。このことで、2台の大型C/C1,2及び浮
体60の質量の和と水の浮力のバランスにより、浮体の
レベルが変化しないように浮力を追従変化させる。すな
わち、2台の大型C/C1,2が稼動する浮体60の上
面と固定地盤57の地盤面のレベルを維持する。
【0071】次に、RPV4を搬出入するときの手順と
しては、まずは搬入時における製品荷取り時は、RPV
4の荷重が2台の大型C/C1,2に加わるに従い、浮
力が不足となって浮体60が降下する。その降下を防ぐ
ように、浮体60内の水72を給排水ポンプ62で排出
することで、浮体60の浮力を増加させて浮体の上面が
固定地盤の地盤面の高さに合うように制御する。このよ
うにして、2台の大型C/C1,2に加わる吊り荷重の
変化に対応して浮体のレベルを固定地盤57の地盤面に
合わせる。
しては、まずは搬入時における製品荷取り時は、RPV
4の荷重が2台の大型C/C1,2に加わるに従い、浮
力が不足となって浮体60が降下する。その降下を防ぐ
ように、浮体60内の水72を給排水ポンプ62で排出
することで、浮体60の浮力を増加させて浮体の上面が
固定地盤の地盤面の高さに合うように制御する。このよ
うにして、2台の大型C/C1,2に加わる吊り荷重の
変化に対応して浮体のレベルを固定地盤57の地盤面に
合わせる。
【0072】2台の大型C/C1,2がRPV4を吊っ
た状態で、浮体60を回転させる必要がある。既に水7
3に浮かんでいる状態の浮体60は少ない力で回転運動
を行うことが可能となる。浮体60上に予め設置してあ
る複数の取付金物71と、プール75の外周部の複数の
チェーンブロック支持体70とを複数のチェーンブロッ
ク69で連結し、チェーンブロック69を縮めて図10
の矢印の回転方向へ浮体に与える。これにより、浮体6
0は回転して、浮体60に搭載されている2台の大型C
/C1,2の向きが所望の向きに変わる。
た状態で、浮体60を回転させる必要がある。既に水7
3に浮かんでいる状態の浮体60は少ない力で回転運動
を行うことが可能となる。浮体60上に予め設置してあ
る複数の取付金物71と、プール75の外周部の複数の
チェーンブロック支持体70とを複数のチェーンブロッ
ク69で連結し、チェーンブロック69を縮めて図10
の矢印の回転方向へ浮体に与える。これにより、浮体6
0は回転して、浮体60に搭載されている2台の大型C
/C1,2の向きが所望の向きに変わる。
【0073】また、浮体60の回転運動の動力源となる
設備は、チェーンブロック69の他に、電動ウインチ,
油圧駆動(センタホール)ジャッキ等でも良い。浮体6
0を逆方向に回転されるには、図10のチェーンブロッ
ク69の長手方向の向きが図10の場合とは逆向きとな
るように付け替えて、チェーンブロック69を縮めるよ
うに操作すればよい。
設備は、チェーンブロック69の他に、電動ウインチ,
油圧駆動(センタホール)ジャッキ等でも良い。浮体6
0を逆方向に回転されるには、図10のチェーンブロッ
ク69の長手方向の向きが図10の場合とは逆向きとな
るように付け替えて、チェーンブロック69を縮めるよ
うに操作すればよい。
【0074】このようにして、浮体60の回転で2台の
大型C/C1,2で吊ったRPVが建屋3の天井の孔8
0の上方に移動したなら、各チェーンブロック69の内
の一部のチェーンブロック69を他のチェーンブロック
69とは逆向きに付け替えて各チェーンブロック69を
縮めるように操作する。この事によって、浮体60はい
ずれの回転方向にも回転出来ない状態に拘束される。こ
の後は、浮体60は回転出来ないので、浮体上の2台の
大型C/C1,2は回転方向にずれることはなく、安定
する。
大型C/C1,2で吊ったRPVが建屋3の天井の孔8
0の上方に移動したなら、各チェーンブロック69の内
の一部のチェーンブロック69を他のチェーンブロック
69とは逆向きに付け替えて各チェーンブロック69を
縮めるように操作する。この事によって、浮体60はい
ずれの回転方向にも回転出来ない状態に拘束される。こ
の後は、浮体60は回転出来ないので、浮体上の2台の
大型C/C1,2は回転方向にずれることはなく、安定
する。
【0075】このように2台の大型C/C1,2を安定
にしてから原子炉建屋3内のペデスタル上へのRPV4
の吊り降ろしを行う。その後には、原子炉建屋3内でRP
V4のペデスタルへの据え付けが行われる。RPV4がペ
デスタル上に降ろされた時に、RPV4の重量が2台の
大型C/C1,2側からペデスタルに移行するので、浮
体60が支持する重量は2台の大型C/C1,2のみの
重量になる。そのため、浮体60が上方に移動しようと
する。その移動を防ぐ目的で、浮体60内に水を注入し
て浮体60の浮力を小さくする。以上は、RPV4の原
子炉建屋3への搬入について述べてきたが、ペデスタル
から外されたRPV4を原子炉建屋3の外側に吊り出す
搬出作業は前述したRPV4の原子炉建屋3内への作業
の逆手順で実施される。
にしてから原子炉建屋3内のペデスタル上へのRPV4
の吊り降ろしを行う。その後には、原子炉建屋3内でRP
V4のペデスタルへの据え付けが行われる。RPV4がペ
デスタル上に降ろされた時に、RPV4の重量が2台の
大型C/C1,2側からペデスタルに移行するので、浮
体60が支持する重量は2台の大型C/C1,2のみの
重量になる。そのため、浮体60が上方に移動しようと
する。その移動を防ぐ目的で、浮体60内に水を注入し
て浮体60の浮力を小さくする。以上は、RPV4の原
子炉建屋3への搬入について述べてきたが、ペデスタル
から外されたRPV4を原子炉建屋3の外側に吊り出す
搬出作業は前述したRPV4の原子炉建屋3内への作業
の逆手順で実施される。
【0076】以上の実施例は、2台の大型C/C1,2
を採用した際の例であったが、RPV4内にシュラウドなど
の他の構造物を内蔵していない場合には、それを内蔵し
た場合よりも荷役対象荷重が軽量であるから、1台の大
型C/C1で荷役する。
を採用した際の例であったが、RPV4内にシュラウドなど
の他の構造物を内蔵していない場合には、それを内蔵し
た場合よりも荷役対象荷重が軽量であるから、1台の大
型C/C1で荷役する。
【0077】即ち、1台の大型C/C1を既述のターン
テーブル41乃至は浮体60に搭載して、ターンテーブ
ル41乃至は浮体60の水平回転で1台の大型C/C1
の向きを変えて、図12のように、RPV4を原子炉建
屋3に搬入したり、これとは逆手順で搬出したりする。
その際の、ターンテーブル41や浮体60の構造は、既
述の場合と同じである。ただし、1台の大型C/C1を
用いて荷役する際には、吊り具77は採用せず、フック
7Aに連結具13を連結してRPV4を吊る。
テーブル41乃至は浮体60に搭載して、ターンテーブ
ル41乃至は浮体60の水平回転で1台の大型C/C1
の向きを変えて、図12のように、RPV4を原子炉建
屋3に搬入したり、これとは逆手順で搬出したりする。
その際の、ターンテーブル41や浮体60の構造は、既
述の場合と同じである。ただし、1台の大型C/C1を
用いて荷役する際には、吊り具77は採用せず、フック
7Aに連結具13を連結してRPV4を吊る。
【0078】揚重機の大きさや重量及び採用台数並びに
RPV内にシュラウドなどの他の構造物を内蔵している
か否か等の諸条件を考慮すると、ターンテーブル41や
浮体60の直径は30メートル以上且つ60メートル以
下の寸法であって、ターンテーブル41や浮体60の許
容搭載荷重が4千トン以上且つ一万トン以下であるよう
にされることが好ましい。
RPV内にシュラウドなどの他の構造物を内蔵している
か否か等の諸条件を考慮すると、ターンテーブル41や
浮体60の直径は30メートル以上且つ60メートル以
下の寸法であって、ターンテーブル41や浮体60の許
容搭載荷重が4千トン以上且つ一万トン以下であるよう
にされることが好ましい。
【0079】以上の実施例では、沸騰水型原子力発電プ
ラントのRPV4を据え付け位置(ペデスタル上)へ搬
送する作業について説明したが、RPV4が他の製品で
あってもよく、また沸騰水型原子力発電所の原子炉建屋
3の複数の建設部材や機器を予め組み立てたモジュール
であってもよいし、加圧水型原子力発電所の原子炉容器
等の他のプラントの製品を荷役対象としてもよい。
ラントのRPV4を据え付け位置(ペデスタル上)へ搬
送する作業について説明したが、RPV4が他の製品で
あってもよく、また沸騰水型原子力発電所の原子炉建屋
3の複数の建設部材や機器を予め組み立てたモジュール
であってもよいし、加圧水型原子力発電所の原子炉容器
等の他のプラントの製品を荷役対象としてもよい。
【0080】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、荷を吊
った状態の揚重機を、揚重機の運転を行うことなく、そ
の場回転出来るので、狭い場所での揚重機による荷役作
業が容易に実施出来るという効果が得られる。
った状態の揚重機を、揚重機の運転を行うことなく、そ
の場回転出来るので、狭い場所での揚重機による荷役作
業が容易に実施出来るという効果が得られる。
【図1】本発明の実施例による大型C/Cによる車両か
らのRPVの引き上げ状態を示した鳥瞰図である。
らのRPVの引き上げ状態を示した鳥瞰図である。
【図2】本発明の実施例による大型C/Cによる建屋内
へのRPVの吊り降ろし状態を示した鳥瞰図である。
へのRPVの吊り降ろし状態を示した鳥瞰図である。
【図3】本発明の実施例に採用された吊り治具の拡大立
面図である。
面図である。
【図4】図3の吊り治具のバランスビームを下方から見
た図である。
た図である。
【図5】図3の吊り治具の吊りロッド移動ユニットの詳
細を示した図であり、(a)図は図3の吊り治具を吊り
ロッド移動ユニットの移動側正面から見た図を左右対称
であるので左半分について表し、(b)図は図3の吊り
治具を吊りロッド移動ユニットの移動方向と直交する側
面から見た図を左右対称であるので右半分について表し
てある。
細を示した図であり、(a)図は図3の吊り治具を吊り
ロッド移動ユニットの移動側正面から見た図を左右対称
であるので左半分について表し、(b)図は図3の吊り
治具を吊りロッド移動ユニットの移動方向と直交する側
面から見た図を左右対称であるので右半分について表し
てある。
【図6】本発明の実施例に旋回装置として採用されたタ
ーンテーブルの一部断面表示による上面図である。
ーンテーブルの一部断面表示による上面図である。
【図7】図6のターンテーブルの側面図であり、特に中
心線より右側は図6のVII−VII断面を示した図である。
心線より右側は図6のVII−VII断面を示した図である。
【図8】図6のA部のローラ近傍の拡大図である。
【図9】図8の縦断面図である。
【図10】本発明の他の実施例による浮体を利用した旋
回装置の上面図である。
回装置の上面図である。
【図11】図10の旋回装置の縦断面図であり、中心線
から右側が大型C/Cを浮体上に搭載した状態を、中心
線から左側が浮体に何も搭載していない状態を示してい
る。
から右側が大型C/Cを浮体上に搭載した状態を、中心
線から左側が浮体に何も搭載していない状態を示してい
る。
【図12】本発明の更に他の実施例であり、一台の大型
C/Cで荷役を行っている状態を示した鳥瞰図である。
C/Cで荷役を行っている状態を示した鳥瞰図である。
1,2…大型C/C、3…建屋、4…RPV、5…前ク
ローラ、6…後クローラ、7A,7B…フック、11…
バランスビーム、12…吊りロッド移動ユニット、13
…連結具、14…ネジロッド、15…吊りロッド、16
…ギアモータ、17…バッテリー、18…制御装置、1
9…通信設備、20…ロッド貫通孔、21…リモートコ
ントローラ、22…インナーケーシング、24…アウタ
ーケーシング、26…スラスト軸受、28…軸受
(a)、31…ナット、33…軸受(b)、34…車
輪、35…走路、36…止めボルト、41…ターンテー
ブル、42…軸受(c)、43…軸受継手箱、44…平
歯車、45…ウォーム、46…ウォームホイール、47
…電動機、48…円すいコロ、49…コロ保持板、50
…基礎、50(a)…基礎の内端部、50(b)…基礎
の外端部、51…固定地盤、52…円筒コロ、53…軸
受(d)、54…主柱、55…前クローラ位置、56…
後クローラ位置、57…固定地盤、58…ラック、60
…浮体、61…水貯蔵設備、62…給排水ポンプ、63
…バッテリー設備、64…給排水ポンプ管、65…給排
水ポンプ管、66…マンホール、67…上下スライド式
回転主柱、68…回転支持用コロ、69…チェーンブロ
ック、70…チェーンブロック支持体、71…取付金
物、72…水、73,74…水だめ。
ローラ、6…後クローラ、7A,7B…フック、11…
バランスビーム、12…吊りロッド移動ユニット、13
…連結具、14…ネジロッド、15…吊りロッド、16
…ギアモータ、17…バッテリー、18…制御装置、1
9…通信設備、20…ロッド貫通孔、21…リモートコ
ントローラ、22…インナーケーシング、24…アウタ
ーケーシング、26…スラスト軸受、28…軸受
(a)、31…ナット、33…軸受(b)、34…車
輪、35…走路、36…止めボルト、41…ターンテー
ブル、42…軸受(c)、43…軸受継手箱、44…平
歯車、45…ウォーム、46…ウォームホイール、47
…電動機、48…円すいコロ、49…コロ保持板、50
…基礎、50(a)…基礎の内端部、50(b)…基礎
の外端部、51…固定地盤、52…円筒コロ、53…軸
受(d)、54…主柱、55…前クローラ位置、56…
後クローラ位置、57…固定地盤、58…ラック、60
…浮体、61…水貯蔵設備、62…給排水ポンプ、63
…バッテリー設備、64…給排水ポンプ管、65…給排
水ポンプ管、66…マンホール、67…上下スライド式
回転主柱、68…回転支持用コロ、69…チェーンブロ
ック、70…チェーンブロック支持体、71…取付金
物、72…水、73,74…水だめ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 寛 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所原子力事業部内 (72)発明者 後田 孝一 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所原子力事業部内 (72)発明者 宮原 良平 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所原子力事業部内 (72)発明者 山根 洋一 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立茨城ビジネスエンジニアリング内 (72)発明者 吉崎 正俊 東京都千代田区内神田一丁目1番14号 日 立プラント建設株式会社内 Fターム(参考) 3F205 AA05 AA10 BA10 EA10
Claims (21)
- 【請求項1】荷を吊った揚重機の全体を搭載したターン
テーブルを回転して前記荷の位置を変位させる荷役方
法。 - 【請求項2】共通の荷を吊った複数の揚重機の全体を搭
載したターンテーブルを回転して前記荷の位置を変位さ
せる荷役方法。 - 【請求項3】揚重機の全体を地上のプールに浮かせた浮
体に搭載して、前記揚重機で荷を吊り上げ、前記浮体を
水平方向に回転させて前記荷の位置を変える荷役方法。 - 【請求項4】共通の荷を吊った複数の揚重機の全体を地
上のプールに浮かせた浮体に搭載して、前記浮体を回転
させて前記荷の位置を変位させる荷役方法。 - 【請求項5】請求項2又は請求項4において、複数の揚
重機に共通の荷の荷重を加減して加えて吊り下げさせる
荷役方法。 - 【請求項6】請求項3または請求項4において、荷の吊
り上げから吊り降ろしまでの荷役作業の途中で、浮体の
浮力を調整して前記浮体の上面の高さを調整する事を特
徴とする荷役方法。 - 【請求項7】複数の揚重機の全体を水平方向に回転可能
な構造物上に搭載し、前記構造物を回転させて、前記複
数の揚重機によって一緒に吊り下げられた原子力発電プ
ラントの構成製品の位置を前記原子力発電プラントの建
屋の上方と前記建屋の外側周辺との間で移動させる原子
力発電プラントの構成製品の搬送方法。 - 【請求項8】請求項7において、前記構成製品が前記建
屋内に搬入される構成製品であることを特徴とする原子
力発電プラントの構成製品の搬送方法。 - 【請求項9】請求項7において、前記構成製品が前記建
屋内から搬出される構成製品であることを特徴とする原
子力発電プラントの構成製品の搬送方法。 - 【請求項10】原子炉建屋の周囲で地盤に水平方向に回
転可能に設置された構造物上に複数の揚重機のそれぞれ
の全体を搭載する工程と、前記複数の揚重機で前記原子
炉容器を一緒に吊った状態で前記原子炉容器を前記原子
炉建屋内で上下方向に移動させる工程と、前記複数の揚
重機を搭載した前記構造物を水平方向に回転させて吊り
下げられた前記原子炉容器を前記原子炉建屋の外側で水
平方向に移動させる原子炉容器の搬送方法。 - 【請求項11】請求項10において、前記原子炉容器が
前記原子炉建屋内に搬入されることを特徴とする原子炉
容器の搬送方法。 - 【請求項12】請求項10において、前記原子炉容器が
前記原子炉建屋内から搬出されることを特徴とする原子
炉容器の搬送方法。 - 【請求項13】揚重機を搭載して用いる水平回転自在な
構造物の直径が30メートル以上且つ60メートル以下
の寸法であって、前記構造物の許容搭載荷重が4千トン
以上且つ一万トン以下である揚重機の旋回装置。 - 【請求項14】荷役に供する複数の揚重機の全体を同時
に搭載出来る広さの搭載面を備え、前記搭載面を備えた
構造物が地盤に対して水平回転自在に装備されている揚
重機の旋回装置。 - 【請求項15】固定地盤に設けたプールと、前記プール
内に水平回転自在に装備されて揚重機が複数台搭載出来
る広さを有する浮体とを備えた事を特徴とした揚重機の
旋回装置。 - 【請求項16】請求項15において、前記浮体は浮力の
調整手段を備えている事を特徴とした旋回装置。 - 【請求項17】請求項16において、前記プールに前記
浮体の回転中心となる支柱を備え、前記支柱は前記浮体
の上下動に連動して上下方向に伸縮自在な構成を備えて
いる事を特徴とした旋回装置。 - 【請求項18】請求項15において、前記浮体は個別に
浮力調整自在な複数の領域を備えている事を特徴とした
旋回装置。 - 【請求項19】クレーンとの係合箇所を互いに水平方向
に離れた少なくとも2個所に備えたバランスビームと、
前記バランスビームへ前記水平方向へ移動自在に装備さ
れた吊りロッド移動ユニットと、前記吊りロッド移動ユ
ニットから懸垂支持された吊りロッドと、前記吊りロッ
ド移動ユニットを前記水平方向へ移動するように駆動す
る駆動手段と、を備えた揚重機の吊り治具。 - 【請求項20】請求項19において、前記駆動手段の遠
隔制御装置を備えた事を特徴とする揚重機の吊り治具。 - 【請求項21】請求項20において、前記吊りロッド移
動ユニットに前記吊りロッドを水平自転自在に備えてあ
る事を特徴とする揚重機の吊り治具。
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- 2001-03-14 TW TW090105978A patent/TW513376B/zh not_active IP Right Cessation
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