JP2001299627A - 洗浄具 - Google Patents

洗浄具

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JP2001299627A
JP2001299627A JP2000121540A JP2000121540A JP2001299627A JP 2001299627 A JP2001299627 A JP 2001299627A JP 2000121540 A JP2000121540 A JP 2000121540A JP 2000121540 A JP2000121540 A JP 2000121540A JP 2001299627 A JP2001299627 A JP 2001299627A
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Emi Ota
江美 太田
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PAARUSUTON KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軟質スポンジを備えた洗浄具において、きめ
細かに泡立たせるとともに、乾燥性を改善する。 【解決手段】 洗浄具1は、連続気泡を有するポリウレ
タン製軟質スポンジ2と、このスポンジ内に配され、か
つ複数の軟質合成樹脂製メッシュ体で構成された可撓性
ネット3と、前記スポンジ2を覆う生地(絹地)4とで
構成されている。軟質スポンジ2の周縁部は生地5で包
まれているとともに、周縁部において生地5がスポンジ
とともに縫合され、パイピング構造6の耳部を形成して
いる。洗浄具1の周縁部には係止部7が形成され、この
係止部は、前記洗浄具を吊り下げるための吊り下げ具と
係止可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗顔などに利用さ
れる洗浄具および洗浄具セットに関する。
【0002】
【従来の技術】石鹸を泡立てて洗顔するため、泡立てネ
ット、スポンジ、洗顔パフなどの種々の洗浄具が利用さ
れている。例えば、特開平10−276928号公報に
は、縦横に数ミリ程度の細かい編み目を有し、かつ筒状
の一体成形プラスチックネットの上下端を一纏めにして
固定し、一方の端部に指挿通用リングを取り付けた洗顔
用泡立てネットが開示されている。しかし、この泡立て
ネットでは、ネットの編み目間隔により泡のサイズが左
右されるためきめ細かな泡を立てることが困難である。
【0003】特開平7−246171号公報には、絹製
の袋体と、この袋体内に配設される充填材とで構成され
ており、充填材が絹からなる真綿と、必要に応じて真綿
の表面に設けられた絹製の押さえ布とで構成されてお
り、袋体表面が平滑に仕上げられている洗浄補助具が開
示されている。しかし、この洗浄補助具は、絹をベース
としているため泡立ちが劣るとともに、布および真綿で
構成されているため、乾燥にも長時間を要する。
【0004】特開平8−224188号公報には、ハー
ト型シルクネットの袋に、スポンジを設け、開口部に紐
とリボンを設けた洗顔具が開示されている。この文献に
は、ハート型洗顔具の先端部により敏感な目の周りや小
鼻を洗浄できることが記載されている。特開平10−2
34611号公報には、絹を含有する糸を用いた編み地
により袋状に形成され、この袋内に多孔質弾性体を含有
させた洗浄具が開示されている。しかし、これらの洗顔
具では、シルク生地で袋を形成しているため、石鹸を用
いても泡立ちの程度が小さい。さらに、スポンジ内部に
水分を含んでいるため、乾燥に時間を要する。
【0005】特開平10−43085号公報には、タオ
ル地と絹地との周縁部を縫い合わせて形成したブラッシ
ング袋に、複数の貫通孔が形成されたパルプスポンジを
出し入れ可能に収納した洗浄具が開示されている。この
洗浄具では、貫通孔を形成することによりスポンジの表
面積を大きくでき、泡立ちをよくできるとともに、パル
プスポンジの含水分の絞り出しをよくすることができ
る。また、タオル地面で泡立ちよく身体の汚れを落とす
ことができるとともに、絹地面で肌のマッサージや垢擦
りできることも記載されている。しかし、絹地面での泡
立ちの程度が劣る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、きめ細かな泡を生成できるとともに、迅速に乾燥で
きる洗浄具および洗浄具セットを提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、絹地を用いても効率
よくきめ細かに泡立てることができる洗浄具および洗浄
具セットを提供することにある。
【0008】本発明のさらに他の目的は、小鼻などの窪
み部や細かな部位であっても効率よく洗浄できる洗浄具
および洗浄具セットを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を達成するため鋭意検討した結果、袋体内に収容するス
ポンジとして、内部に可撓性ネットを配した軟質スポン
ジを用いると、袋体を絹地で形成してもきめ細かな泡立
ちが可能となるとともに、乾燥性を大きく改善できるこ
とを見いだし、本発明を完成した。
【0010】すなわち、本発明の洗浄具は、軟質スポン
ジと、このスポンジ内に配された可撓性ネットと、前記
スポンジを覆う生地又は布帛とで構成されている。前記
ネットは、手揉みなどにより、互いに接触可能な複数の
メッシュ体、例えば、重なり合った複数の軟質合成樹脂
製メッシュ体(網状体)で構成してもよい。また、スポ
ンジの平均気泡径よりもネットのメッシュ間隔は大きく
てもよい。さらに、洗浄具の周縁部はパイピング構造を
有していてもよい。例えば、スポンジの周縁部が生地又
は布帛で包まれ、かつ周縁部において生地又は布帛がス
ポンジとともに縫合されている構造を有していてもよ
い。さらには、洗浄具は、全周に亘り湾曲した形状を有
し、かつ連続気泡を有するポリウレタン製スポンジと、
このスポンジ内に収容された複数の軟質樹脂製網状体
(メッシュ体又はネット)と、前記スポンジ全体を覆う
とともに、周縁部においてスポンジとともに縫合された
絹生地とを備えていてもよい。
【0011】本発明は、前記洗浄具と、この洗浄具の周
縁部に形成された係止部と、この係止部に係止可能であ
り、かつ前記洗浄具を吊り下げるための吊り下げ具とで
構成されている洗浄具セットも包含する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、添付図面を参照しつつ本
発明を詳細に説明する。図1は本発明の洗浄具の一例を
示す概略断面斜視図、図2は図1のパイピング構造を示
す概略断面図、図3は図1の洗浄具を備えた洗浄具セッ
トを示す概略断面図である。
【0013】この洗浄具1は、全体が扁平な卵形の立体
形状に形成され、全周に亘り湾曲した形状を有してい
る。洗浄具1は、連続気泡を有する発泡ポリウレタン製
の軟質スポンジ2と、この軟質スポンジ内に収容して配
され、かつ重なり合った複数の軟質合成樹脂製メッシュ
体3aで構成された可撓性ネット3と、前記軟質スポン
ジ2を全体に亘り覆う絹地4とで構成されている。
【0014】より詳細には、吸水性を付与するため、軟
質スポンジ2の気泡構造は連続気泡構造であり、軟質ス
ポンジ2の収容空間内に収容された可撓性ネット(網状
体)3は、ポリエチレン系樹脂などの軟質合成樹脂で形
成された複数のメッシュ体(網状体又はネット)3aで
構成されており、これらの複数のメッシュ体3aは、周
縁部において互いに融着して一体化している。また、可
撓性ネット3は、卵形の軟質スポンジ2の平面形状に対
応して楕円形状に形成されており、隣接する複数のメッ
シュ体3aは、手揉みにより互いに接触可能である。そ
のため、石鹸などを適用し、手揉みや収縮・解放動作に
伴ってメッシュ体3aにより、軟質スポンジ2内で有効
に泡立てることができる。さらに、軟質スポンジ2内で
効率よく泡を生成させるため、可撓性ネット3又はメッ
シュ体3aのメッシュ間隔は、軟質スポンジ2の平均気
泡径よりも大きく形成されている。
【0015】洗浄具1の周縁部には耳部としてパイピン
グ構造6が形成されている。すなわち、可撓性ネット3
を収容した軟質スポンジ2は、上下2枚の絹地4(4
a,4b)で包まれているとともに、軟質スポンジ2と
絹地4は周縁部において縫合されている。さらに、軟質
スポンジ2及び絹地4の周縁部は、細幅の絹地5で全周
に亘り包まれているとともに、軟質スポンジ2と絹地5
とは縫合され、耳部のパイピング構造6を形成してい
る。そのため、洗浄具1は周縁部が湾曲形状を有してお
り、実質的に鋭角部を備えていない。このようなパイピ
ング構造6では、周縁部(耳部)の内部にも軟質スポン
ジ2が位置する。
【0016】さらに、前記洗浄具1の周縁部には、細幅
の二つ折り布地又は紐で形成された係止部7が形成され
ている。この係止部7は、吸盤機構を備えた吊り下げ具
8に係止可能である。前記吊り下げ具8は、ポリ塩化ビ
ニル系樹脂などの合成樹脂で形成された吸盤部8aと、
この吸盤部からの隆起又は突出部に形成された貫通孔
と、この貫通孔に摺動可能に挿入されたフック部8bと
で構成されており、フック部8bは、前記貫通孔に抜き
出し不能に挿入された軸部と、この軸部から延びかつ前
記洗浄具1の係止部7に対して係止可能な湾曲部とで構
成されている。すなわち、前記係止部7は、吊り下げ具
8との係止により、前記洗浄具1を吊り下げるために利
用される。前記係止部7を備えた洗浄具1と、吊り下げ
具8とは、洗浄具セットを構成する。
【0017】このような洗浄具1では、固体石鹸、液体
石鹸などの石鹸成分又は泡立ち成分を水とともに付着又
は含ませて圧縮・解放動作又は手揉み動作を行うと、軟
質スポンジ2で泡立てることができるだけでなく、可撓
性ネット3を構成する複数のメッシュ体3aの摺接や変
形などにより効率よく泡立てることができる。軟質スポ
ンジ2の収容空間で生成した泡は、軟質スポンジ2を経
由して細かくなるとともに、軟質スポンジ2内の泡とと
もに表皮を構成する絹地4を経てさらにきめ細かな泡を
生成できる。特に、泡立ちにくい絹地4であっても、き
め細かな泡立ちが可能である。
【0018】そして、表皮を構成する絹地4の繊維又は
フィブリルが鋭い表皮を有するため、洗浄具1により古
い角質を効率よく落とすことができるとともに毛穴の汚
れも円滑に落とすことができる。しかも、絹のセリシン
などの潤い成分により肌理を整え透明感のある艶やかな
肌とすることができる。また、パイピング構造6を有す
る周縁部の耳部を利用して、小鼻部、耳周りなどの窪み
部や細かな部位であっても効率よく洗浄できる。特に、
耳部(パイピング構造6)の内部にも軟質スポンジ2が
位置するため、洗浄具1の周縁部(耳部)でもきめ細か
な泡を立てることができ、洗浄効率を大きく向上でき
る。
【0019】さらに、軟質スポンジ2内に可撓性ネット
3が配されているため、軟質スポンジ2内に空気層を形
成でき、乾燥性を向上できる。特に、洗顔などに利用し
た後、圧縮などにより水切りした後、洗浄具1のフック
7を吊り下げ具8のフック部8bに係止して吊り下げる
と、通気性を向上でき、短時間内に乾燥できる。
【0020】なお、洗浄具の形状は特に制限されず、例
えば、多角形(三角形、四角形、五角形、六角形な
ど)、涙形、ハート形などであってもよいが、鋭角部
(又は角)を形成すると、生地と軟質スポンジとの縫合
により硬質化する。特に、パイピング構造を有する耳部
を形成する場合、隣り合う周縁部の生地を鋭角部で重ね
合わせて縫合するため、鋭角部が硬質化するとともに、
外観を損なう場合がある。そのため、周縁部が湾曲した
形状、例えば、球形、楕円体状、卵形、又はこれらの扁
平体状などであるのが好ましい。
【0021】洗顔に限らず、背中洗い、体洗いなどに洗
浄具を利用するため、洗浄具を細長の形状に形成しても
よい。また、長尺状又は幅狭の生地や紐を、縫合などの
一体化方法で洗浄具の周縁部、例えば、対向する部位
(例えば、長手方向の両側部)から延出させてもよい。
さらに、洗浄具の一方の面には、手が挿入可能な袋部又
は帯部を形成してもよく、洗顔具の適所(例えば、周縁
部)には指が挿入可能なリング部を形成してもよい。
【0022】軟質スポンジは、発泡ポリウレタンに限ら
ず、吸水性を有する軟質材料である限り、海綿体の他、
種々の軟質樹脂、例えば、 セルロース誘導体(レーヨ
ン、アセテートなど)、オレフィン系樹脂(ポリエチレ
ン,エチレンー酢酸ビニル共重合体など)、熱可塑性エ
ラストマー(オレフィン系エラストマー、ポリエステル
系エラストマー,スチレン系エラストマー,ポリアミド系
エラストマーなど)、シリコーン系樹脂、ポリウレタン
系樹脂、ポリビニルアセタール系樹脂などが利用でき
る。好ましいスポンジは、発泡ポリウレタン系樹脂で形
成されている。
【0023】軟質スポンジの気泡構造は、通常、連続気
泡構造であるが、吸水性などを損なわない限り一部が独
立気泡構造を有していてもよい。軟質スポンジの平均気
泡径は吸水性を損なわない範囲で選択でき、例えば、
0.01〜3mm、好ましくは0.1〜2mm、さらに
好ましくは0.2〜2mm程度である。軟質スポンジの
嵩密度は、通常、0.01〜0.1g/cm3,0.0
3〜0.07g/cm3程度であってもよい。
【0024】なお、軟質スポンジは単一のスポンジに限
らず、種類又は平均気泡径などの異なる複数のスポンジ
で形成してもよい。さらに、前記可撓性ネットを収容す
るための収容空間は、軟質スポンジ内で独立して形成し
てもよく、複数の軟質スポンジ片(例えば、2つの軟質
スポンジ片)の接合(接着、融着、縫合などによる接
合)により形成してもよい。軟質スポンジ内には少なく
とも1つの収容空間を形成してもよく、複数の収容空間
を形成してもよい。収容空間は、必要であれば収容凹部
として形成してもよい。さらに、軟質スポンジには、乾
燥性や柔軟性を調整するため、表面に通じる流路、例え
ば、表面に至る孔や溝を形成してもよく、流路は縦横方
向に形成してもよい。
【0025】軟質スポンジ内には少なくとも1つの可撓
性メッシュが配されていればよいが、圧縮・解放操作に
より効率よく気泡を形成するためには、複数のメッシュ
を配するのが好ましい。可撓性ネットは、通常、互いに
接触可能な複数の可撓性メッシュ体で構成できる。前記
可撓性ネットは、通常、軟質メッシュ体、例えば、軟質
樹脂繊維又は細条体[オレフィン系樹脂(例えば、ポリ
エチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−
(メタ)アクリル酸共重合体、エチレン−(メタ)アク
リル酸エステル共重合体など)、アクリル系樹脂、ポリ
エステル系樹脂、ナイロン系樹脂、ポリウレタン系樹脂
など]、天然繊維などで形成でき、ステープル又は撚り
糸によりネット又は網目状に編成してもよい。
【0026】複数のメッシュ体は、ネットを構成する線
状体が積み重ね方向において互いに重なっていてもよい
が、気泡の生成効率を高めるためには、線状体が積み重
ね方向において位置ずれし、互いに交差していてもよ
い。複数のメッシュ体の適所(例えば、周縁部)は融着
一体化していてもよく、各メッシュ体はそれぞれ遊離し
ていてもよい。メッシュ体の数は、例えば、3〜30
枚、好ましくは5〜20枚、さらに好ましくは5〜10
枚程度であってもよい。
【0027】さらに、可撓性ネット(又は網状体)は、
複数のメッシュ体を積み重ねたシート状又は扁平状集合
体に限らず、線条体が規則的又はランダムに配向した立
体形状のネット状集合体、例えば、線状体がランダムに
配向し、かつ少なくとも一部の交点で線状体が接合した
立体形状の可撓性ネット、図4に示されるように、筒状
ネット13aの開口端部を中空部の内側又は外側へ他方
の端部に向かって順次折り曲げることにより形成された
リング状可撓性ネット13などであってもよい。立体形
状のネット状集合体は、洗浄具や軟質スポンジの形状に
対応した形状、例えば、前記の例では卵形や楕円体など
であってもよい。このような立体形状のネット状集合体
を用いると、軟質スポンジの収容空間内に空隙部を形成
でき、泡立ち及び乾燥性をより向上できる。
【0028】複数のメッシュ体において、材質やメッシ
ュ間隔は同一であってもよく互いに異なっていてもよ
い。互いにメッシュ間隔が異なる複数のネットを用いる
場合、内方側のネットよりも外方側のネットのメッシュ
間隔を小さくしてもよい。
【0029】さらに、カビや細菌などの微生物の生育又
は繁殖を抑制し、衛生性を向上させるため、必要であれ
ば、抗菌性メッシュ、特に無機抗菌剤(銀など)を含有
又は保持するメッシュ又は網状体で可撓性ネットを構成
してもよい。
【0030】可撓性ネットのメッシュ間隔は、特に制限
されないが、通常、軟質スポンジの平均気泡径よりも大
きく形成される。可撓性ネットのメッシュ間隔は、例え
ば、拡張状態で、1〜15mm,好ましくは2〜10m
m、さらに好ましくは3〜8mm程度であってもよい。
【0031】軟質スポンジを覆う生地又は布帛は絹地に
限らず、通気性、通液性を有する種々の布帛が使用で
き、例えば、織布又は不織布であってもよい。生地は、
天然繊維(木綿、羊毛、絹など)、半合成繊維(レーヨ
ン、アセテートなど)であってもよく、合成繊維(ポリ
エステル繊維、アクリル繊維、ナイロン繊維、ウレタン
繊維、ビニロン繊維など)であってもよい。さらに、生
地は、タオル生地、パイル生地などであってもよい。好
ましい生地は、絹地、特に薄手で肌触りが柔らかであ
り、上品な光沢を有する羽二重である。
【0032】前記パイピング構造の耳部は必ずしも必要
ではないが、前記耳部を形成すると、形状安定性を高め
ることができるとともに、前記のように、微妙な窪み部
や細かな部位を効率よく洗浄できる。なお、パイピング
構造の耳部を形成するための生地としては、上記軟質ス
ポンジを覆う生地又は布帛が使用できる。
【0033】洗浄具において前記係止部は必ずしも必要
ではないが、係止部を形成すると、吊り下げ具との係止
により、通気性、乾燥性及び衛生性を向上できる。係止
部は、前記のように布地で形成する必要はなく、吊り下
げ具と関連して、種々の係止又は掛止機構が採用でき
る。例えば、洗浄具の係止は、プラスチックや金属など
で形成されたリング、湾曲したフック片などで構成して
もよい。
【0034】本発明の洗浄具は、石鹸成分(固形、粉
末、液状石鹸、ボディソープなど)を用いて泡立てて洗
顔などに利用するのに有効である。
【0035】
【発明の効果】本発明では、軟質スポンジ内に可撓性ネ
ットを収容し、かつ軟質スポンジを生地でカバーしてい
るため、きめ細かな泡を生成できるとともに、迅速に乾
燥できる。特に、カバー生地として絹地を用いても、効
率よくきめ細かに泡立てることができる。さらに、パイ
ピング構造の耳部を形成すると、小鼻などの窪み部や細
かな部位であっても効率よく洗浄できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の洗浄具を示す概略断面斜視図で
ある。
【図2】図2は図1の洗浄具のパイピング構造を示す概
略断面図である。
【図3】図3は図1の洗浄具を備えた洗浄具セットを示
す概略斜視図である。
【図4】図4は本発明の他の可撓性ネットを示す概略図
である。
【符号の説明】
1…洗浄具 2…軟質スポンジ 3…可撓性ネット 3a…メッシュ体 4…絹地 5…細幅の絹地 6…パイピング構造 7…係止部 8…吊り下げ具 8a…フック部 13…リング状可撓性ネット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軟質スポンジと、このスポンジ内に配さ
    れた可撓性ネットと、前記スポンジを覆う生地又は布帛
    とで構成されている洗浄具。
  2. 【請求項2】 ネットが、重なり合った複数の軟質合成
    樹脂製メッシュ体で構成されている請求項1記載の洗浄
    具。
  3. 【請求項3】 スポンジの平均気泡径よりもネットのメ
    ッシュ間隔が大きい請求項1記載の洗浄具。
  4. 【請求項4】 スポンジの周縁部が生地又は布帛で包ま
    れ、かつ周縁部において生地又は布帛がスポンジととも
    に縫合されている請求項1記載の洗浄具。
  5. 【請求項5】 全周に亘り湾曲した形状を有し、かつ連
    続気泡を有するポリウレタン製スポンジと、このスポン
    ジ内に収容された複数の軟質樹脂製網状体と、前記スポ
    ンジ全体を覆うとともに、周縁部においてスポンジとと
    もに縫合された絹生地とを備えている請求項1記載の洗
    浄具。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の洗浄具と、この洗浄具の
    周縁部に形成された係止部と、この係止部に係止可能で
    あり、かつ前記洗浄具を吊り下げるための吊り下げ具と
    で構成されている洗浄具セット。
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