JP2001298548A - 遠隔監視システム - Google Patents

遠隔監視システム

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JP2001298548A
JP2001298548A JP2000115132A JP2000115132A JP2001298548A JP 2001298548 A JP2001298548 A JP 2001298548A JP 2000115132 A JP2000115132 A JP 2000115132A JP 2000115132 A JP2000115132 A JP 2000115132A JP 2001298548 A JP2001298548 A JP 2001298548A
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JP2000115132A
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English (en)
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Yoshio Shinkawa
喜生 新川
Masaaki Kano
昌明 加納
Mitsushi Kondo
充資 近藤
Noriaki Suga
典昭 菅
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Mikasa Shoji Co Ltd
Original Assignee
Mikasa Shoji Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロバイダーへの加入や、監視用端末等の環
境設定という煩雑な作業を行なうことなく気軽に利用す
ることができ、しかも、システムの立ち上げを迅速に行
なうことができる遠隔監視システムを提供することを課
題とする。 【解決手段】 本発明は、被監視場所に所在する画像撮
像送信ユニットが、被監視場所Aの所望箇所を撮像する
撮像手段2と、該撮像手段2の作動制御を行ない、該撮
像手段2により撮像された画像データを送信用データに
変換すると共に、該送信用データを公衆電話回線網に送
信する制御手段3とを備え、遠隔地に所在する画像受信
再生ユニットが、公衆電話回線網を介して前記送信用デ
ータを受信する遠隔地側通信手段6と、該遠隔地側通信
手段6から受信した送信用データを表示用データに変換
すると共に、該表示用データに基づいて画像を表示する
表示手段7とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、公衆電話回線網を
利用した遠隔監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットの発達に伴い、こ
れを利用した遠隔監視システムが種々提案されるように
なった。例えば、特開2000−83290には、任意
の監視用端末をインターネットのサーバーにダイヤルア
ップIP接続し、この監視用端末から任意の監視ユニッ
トへの接続要求に応じてサーバーに監視ユニットの1つ
を中継手段及び通信回線を介して選択接続すると共に、
この選択された監視ユニットの監視カメラで撮像した画
像データをサーバーのキャプチャに監視情報としてリア
ルタイムに張り付け、IP接続された監視用端末でサー
バーのキャプチャーに張り付けた監視画像データを監視
用端末の表示部にリアルタイムで表示する発明が所載さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記インター
ネットを利用した遠隔監視システムにあっては、インタ
ーネットサービスプロバイダーへの加入手続きや、監視
用端末及びサーバーの環境設定という煩雑な作業を行な
わなければ、システムを立ち上げることができない。ま
た、インターネットサービスプロバイダーによっては、
登録(パスワード取得)まである程度の時間を要する場
合があり、これによってシステムの立ち上げ時期が遅れ
るおそれがある。
【0004】そこで、本発明は上記インターネットを利
用した遠隔監視システムが有する問題点に鑑みてなされ
たもので、インターネットサービスプロバイダーへの加
入や、監視用端末及びサーバーの環境設定という煩雑な
作業を行なうことなく気軽に利用することができ、しか
も、システムの立ち上げを迅速に行なうことができる遠
隔監視システムを提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る遠隔監視システムは、被監視場所Aに
所在する画像撮像送信ユニット1と、被監視場所Aの遠
隔地Bに所在する画像受信再生ユニット5とを備え、被
監視場所Aの状態を任意の遠隔地Bで監視するようにし
た遠隔監視システムにおいて、前記画像撮像送信ユニッ
ト1が、被監視場所Aの所望箇所を撮像する撮像手段2
と、該撮像手段2の作動制御を行ない、該撮像手段2に
より撮像された画像データを送信用データに変換すると
共に、該送信用データを公衆電話回線網に送信する制御
手段3とを備える一方、前記画像受信再生ユニット5
が、公衆電話回線網を介して前記送信用データを受信す
る遠隔地側通信手段6と、該遠隔地側通信手段6から受
信した送信用データを表示用データに変換すると共に、
該表示用データに基づいて画像を表示する表示手段7と
を備えたことを特徴とする。
【0006】上記構成からなる遠隔監視システムによれ
ば、制御手段3の指令に基づいて撮像手段2が作動し、
被監視場所Aの所望箇所での撮像が行なわれる。次に、
撮像手段2により撮像された画像データが制御手段3に
おいて送信用データに変換され、該送信用データが公衆
電話回線網を経由して遠隔地側通信手段6に送信され
る。そして、該送信用データが表示手段7において表示
用データに変換され、該表示用データに基づいて画像が
表示手段7上に表示される。従って、公衆電話回線網を
通じて被監視場所Aの状態を任意の遠隔地Bで監視する
ことが可能となる。
【0007】また、本発明に係る遠隔監視システムは、
請求項2記載の如く、さらに、前記画像撮像送信ユニッ
ト1が、被監視場所側通信手段4を備え、しかも、前記
制御手段3が、前記遠隔地側通信手段6の呼によってオ
フフックされた被監視場所側通信手段4から発せられた
遠隔地側通信手段6のダイヤル音を認識し、該ダイヤル
音が特定音であるか否かを判定する判定手段と、該ダイ
ヤル音が特定音であると判定された場合、撮像手段2に
作動指令を発する作動指令発信手段とを備えた構成を採
用することができる。
【0008】上記構成からなる遠隔監視システムによれ
ば、まず、遠隔地側通信手段6から公衆電話回線網を経
由して被監視場所側通信手段4に呼が発せられ、かかる
呼によって被監視場所側通信手段4がオフフック状態と
なる。そして、被監視場所側通信手段4と遠隔地側通信
手段6との電話回線が接続されてから、遠隔地側通信手
段6にて所定のダイヤル操作(例えば数桁の暗証番号入
力)を行なう。制御手段3は、オフフック状態における
被監視場所側通信手段4から発せられるダイヤル音
(列)を聴取し、これが予め記憶されている特定音
(列)と一致するか否かを判定する。そして、判定の結
果、一致すれば、撮像手段2に対して作動指令を送信
し、所望箇所の撮像が行なわれる。
【0009】ここで、被監視場所側通信手段4及び遠隔
地側通信手段6としては、一般電話、公衆電話、携帯電
話、PHS等の通信機能を備えた端末が採用可能であ
る。例えば、被監視場所側通信手段4を一般電話とし、
遠隔地側通信手段6を携帯電話とした場合、公衆電話回
線網は、有線(一般電話回線網)と無線(携帯電話回線
網)との組合せになる。そして、公衆電話回線網は、デ
ジタル回線網、アナログ回線網の何れをも採用可能であ
る。また、被監視場所側通信手段4は、制御手段3に接
続し、該制御手段3を経由して遠隔地側通信手段6と通
信するようにしてもよく、公衆電話回線網に直接接続
し、遠隔地側通信手段6と通信するようにしてもよい。
【0010】この時、請求項3記載の如く、撮像手段2
が、それぞれ撮像箇所を異にして複数台設置され、遠隔
地側通信手段6のダイヤル番号を変えることにより、特
定の撮像手段2を選択的に作動させる構成を採用するこ
ともできる。
【0011】即ち、上記構成からなる遠隔監視システム
によれば、制御手段3には、撮像手段2,…の各作動パ
ターンに紐付けられた複数の特定音(列)が予め記憶さ
れている。そして、遠隔地側通信手段6にてダイヤル操
作を行い、このダイヤル音(列)が何れかの特定音
(列)と一致した場合、その特定音(列)に対応する作
動パターンに従って撮像手段2が選択的に作動する仕組
みとなっている。この時、作動パターンとしては、何れ
か一つの撮像手段2のみが作動するパターン、何れか二
つの撮像手段2,2が作動するパターン、何れか三つ以
上の撮像手段2,…が作動するパターン、全ての撮像手
段2,…が作動するパターン等、種々のパターンを用意
している。
【0012】また、本発明に係る遠隔監視システムは、
請求項4記載の如く、前記制御手段3が、撮像手段2に
作動指令を発した後、被監視場所側通信手段4と遠隔地
側通信手段6との電話回線を切断する回線切断手段と、
撮像された画像データを撮像手段2から受信して送信用
データに変換する変換手段と、該送信用データが生成さ
れた後、遠隔地側通信手段6への通話要求を行なう通話
要求手段と、該通話状態において前記送信用データを公
衆電話回線網に送信する送信手段とを備えた構成を採用
することができる。
【0013】上記構成からなる遠隔監視システムによれ
ば、制御手段3が撮像手段2に対して作動指令を発した
後、取りあえず、被監視場所側通信手段4と遠隔地側通
信手段6との電話回線を切断する。一方、撮像手段2
は、制御手段3からの作動指令に基づいて被監視場所A
の所望箇所の撮像を行なう。そして、撮像手段2が画像
データの採取を終えた後、制御手段3が撮像手段2から
画像データを受信して送信用データに変換処理する。し
かる後、制御手段3が遠隔地側通信手段6への通話要求
を行う(即ち、制御手段3から公衆電話回線網を経由し
て遠隔地側通信手段6に呼が発せられる)。制御手段3
と遠隔地側通信手段6との電話回線が接続されたなら
ば、制御手段3が送信用データを遠隔地側通信手段6に
送信する。そして、遠隔地側通信手段6から送信された
送信用データが表示手段7において表示用データに変換
され、該表示用データに基づいて画像が表示手段7上に
表示される。
【0014】さらに、本発明に係る遠隔監視システム
は、請求項5記載の如く、被監視場所Aに所在する画像
撮像送信ユニット1と、被監視場所Aの遠隔地Bに所在
する画像受信再生ユニット5とを備え、被監視場所Aの
状態を任意の遠隔地Bで監視するようにした遠隔監視シ
ステムにおいて、前記画像撮像送信ユニット1が、被監
視場所Aにおける特定対象物を検知する検知手段25
と、該検知手段25の検知信号に基づいて前記特定対象
物を撮像する撮像手段2と、該撮像手段2により撮像さ
れた画像データを送信用データに変換すると共に、該送
信用データを公衆電話回線網に送信する制御手段3とを
備える一方、前記画像受信再生ユニット5が、公衆電話
回線網を介して送信用データを受信する遠隔地側通信手
段6と、該遠隔地側通信手段6から受信した送信用デー
タを表示用データに変換すると共に、該表示用データに
基づいて画像を表示する表示手段7とを備えたことを特
徴とする。
【0015】上記構成からなる遠隔監視システムによれ
ば、検知手段25が特定対象物を検知すると撮像手段2
が作動し、被監視場所Aにおける特定対象物の撮像が行
なわれる。次に、撮像手段2により撮像された画像デー
タが制御手段3において送信用データに変換され、該送
信用データが公衆電話回線網を経由して遠隔地側通信手
段6に送信される。そして、該送信用データが表示手段
7において表示用データに変換され、該表示用データに
基づいて画像が表示手段7上に表示される。ここで、特
定対象物とは、不審者、外部侵入者、不審物、動物、非
定常的な動作をする監視対象者(例えば、寝たきり老
人、子供等)、火災時の炎や煙などを言う。従って、非
常事態等が発生した時、公衆電話回線網を通じて被監視
場所Aの状態を任意の遠隔地Bで把握することが可能と
なる。
【0016】そして、本発明に係る遠隔監視システム
は、請求項6記載の如く、送信用データが、FAXのG
3規格に合わせて生成されてなることがより好ましい。
【0017】上記構成からなる遠隔監視システムによれ
ば、撮像手段2で採取された画像データが制御手段3に
よりG3規格データに変換され、これが送信用データと
して公衆電話回線網経由で表示手段7に送信される。表
示手段7では、このG3規格データを画像表示用データ
に変換する。データ型式をFAXのG3規格とすること
により、公衆電話回線網としてはアナログ回線網を利用
する。
【0018】また、本発明に係る遠隔監視システムは、
請求項7記載の如く、遠隔地側通信手段6が、携帯電話
又はPHSであるのがより好ましい。
【0019】上記構成からなる遠隔監視システムによれ
ば、電波さえ届けば、あらゆる遠隔地Bから被監視場所
Aの状態を把握することができる。
【0020】さらに、本発明に係る遠隔監視システム
は、請求項8記載の如く、前記撮像手段2と共に、該撮
像手段2と略同一の外観を有し且つ該撮像手段2の動作
状態表示と略同一の表示が行なわれるダミー撮像手段を
備えた構成を採用することができる。
【0021】上記構成からなる遠隔監視システムによれ
ば、ダミー撮像手段を例えば外部から目に付く場所に設
置することにより、不審者等の犯行心理が抑制されるた
め、防犯効果を期待することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
遠隔監視システムについて図面を参酌しつつ説明する。
【0023】本実施形態に係る遠隔監視システムは、大
別すると、被監視場所Aに所在する画像撮像送信ユニッ
ト1と、被監視場所Aの遠隔地Bに所在する画像受信再
生ユニット5とからなり、被監視場所Aの状態を任意の
遠隔地Bで視覚的に監視可能としたシステムである。
【0024】前記画像撮像送信ユニット1は、被監視場
所Aの所望箇所を撮像する複数台の監視カメラ2,…
と、該監視カメラ2,…の作動制御を行ない、該監視カ
メラ2,…が撮像した画像データをFAXのG3規格デ
ータ(送信用データ)に変換すると共に、該G3規格デ
ータを一般電話回線網Pに送信する制御アダプタ3と、
電話機4とを備えている。一般電話回線網Pと制御アダ
プタ3とはコードKによって接続され、制御アダプタ3
と電話機4とはコードLによって接続され、制御アダプ
タ3と監視カメラ2,…とはコードMによって接続され
ている。
【0025】前記電話機4は、家庭、事務所等に使用さ
れる一般電話機であり、外部からの呼に対して自動的に
対応する留守番電話機能(留守番電話手段)を備えてい
る。従って、被監視場所Aに人間が不在の場合、外部か
ら電話がかかり、所定数コールされると、電話機4のス
ピーカーから留守番応対メッセージが可聴的に発せられ
る。
【0026】一方、制御アダプタ3は、監視カメラ2,
…により撮像された画像データをFAXのG3規格デー
タに変換する変換機能(変換手段)の他、オフフック状
態における電話機4から発せられた音Nを認識する認識
機能(認識手段)と、認識された音が予め記憶された特
定音であるか否かを判定する判定機能(判定手段)と、
認識された音が特定音であると判定された場合、監視カ
メラ2に作動指令を発する作動指令発信機能(作動指令
発信手段)とを備えている。
【0027】ここで、制御アダプタ3に予め記憶された
特定音とは、所定桁数(例えば4桁や2桁)の数字列か
らなる連続ダイヤル音である。これには、暗証番号をダ
イヤルした時のダイヤル音と、監視カメラ2,…の種々
の作動パターンにそれぞれ紐付けられたパターン番号を
ダイヤルした時のダイヤル音とがある。
【0028】また、前記画像受信再生ユニット5は、一
般電話回線網P、中継局R、アンテナSを起点とする携
帯電話回線網Q(これらを含めて公衆電話回線網とい
う)を介して制御アダプタ3からG3規格データを受信
する携帯電話機6と、該携帯電話機6から受信したG3
規格データを表示用データに変換し、該表示用データに
基づいて画像を表示する表示アダプタ7とを備えてい
る。該表示アダプタ7と携帯電話機6とは、コードOに
よって接続されている。
【0029】ここで、前記制御アダプタ3は、電話機4
と携帯電話機6との電話回線を切断する回線切断機能
(回線切断手段)と、携帯電話機6への通話要求を行な
う通話要求機能(通話要求手段)と、携帯電話機6との
回線が接続された状態において携帯電話機6にG3規格
データを送信する送信機能(送信手段)とを備えてい
る。
【0030】本実施形態に係る遠隔監視システムは、以
上の構成からなり、次に、この遠隔監視システムの使用
方法について説明する。
【0031】まず、監視場所Aから離れた遠隔地Bに所
在する監視者が携帯電話機6から電話機4の電話番号を
ダイヤルし、電話機4を呼び出す。監視場所Aは不在で
あるから、電話機4は数コール後にオフフック状態とな
る。
【0032】かかる状態から、監視者は、携帯電話機6
にて所定桁数の数字列(暗証番号)をダイヤルする。例
えば、その数字列が「4530」であれば、「4」、
「5」、「3」、「0」の順番にダイヤル操作する。こ
のダイヤル音は、オフフック状態にある電話機4からス
ピーカーを介して可聴的に発される。
【0033】制御アダプタ3は、この発生音を認識し、
この発生音が予め記憶(設定)された特定音と一致する
か否かを判別する。この結果、両者が一致、即ち、正確
な暗証番号がダイヤルされたならば、制御アダプタ3の
機能ロックが解除される。尚、暗証番号がダイヤルされ
ない場合や、発生音と特定音とが不一致の場合には、電
話機4と携帯電話機6とは通常の通話状態となる。
【0034】次に、監視者は、携帯電話機6にて所定桁
数の数字列(パターン番号)をダイヤルする。例えば、
監視カメラ2が3台設置され、一番目の監視カメラ2を
作動させたい場合には「1」を、二番目の監視カメラ2
を作動させたい場合には「2」を、三番目の監視カメラ
2を作動させたい場合には「3」を、全ての監視カメラ
2,…を作動させたい場合には、「4」をダイヤル操作
する。このダイヤル音は、オフフック状態にある電話機
4からスピーカーを介して可聴的に発される。尚、ダイ
ヤル操作に先立ち、ダイヤル操作説明のメッセージを制
御アダプタ3から携帯電話機6に向けて送信するように
してもよい。
【0035】監視カメラ2,…の作動パターンが携帯電
話機6のダイヤル操作にて選択された後、制御アダプタ
3が電話機4と携帯電話機6との電話回線を切断する。
そして、これに伴い、監視者が携帯電話機6をオンフッ
クする。
【0036】これと時を同じくして選択された監視カメ
ラ2が被監視場所Aの所望箇所の撮像を行なう。そし
て、この採取された画像データが監視カメラ2から制御
アダプタ3に送信され、制御アダプタ3内でデータ変換
が行なわれる。
【0037】画像データがファクシミリ通信用データに
変換されたならば、制御アダプタ3が携帯電話機6への
発呼命令を送信する。ここで、制御アダプタ3には予め
携帯電話機6の電話番号が記憶されており、これに基づ
いて発呼命令が発せられるが、適正な暗証番号を入力し
た該携帯電話機6の電話番号通知情報を制御アダプタ3
のメモリに記憶しておき、これに基づいて発呼命令が発
せられるようにしてもよい。
【0038】監視者は制御アダプタ3からの着呼を受け
て携帯電話機6をオフフック状態にする。そして、制御
アダプタ3からの要求信号に基づき、監視者は表示アダ
プタ7の接続端子を携帯電話機6のインタフェイス用コ
ネクタに接続する。
【0039】しかる後、制御アダプタ3がG3規格デー
タを表示アダプタ7に向けて送信する。表示アダプタ7
では、G3規格データを表示用データに変換し、これを
画面に表示する。
【0040】従って、これら一連の処理によって、表示
アダプタ7の液晶画面上に監視場所Aの状態がLCD表
示されることとなり、遠隔地Bでありながら、離れた監
視場所Aの様子を把握することができる。監視対象とし
ては、住居内の各部屋、玄関、庭、事務所内、子供、老
人、ペット等、その種類は問わない。
【0041】また、表示アダプタ7に画像をLCD表示
する替わりに、FAXを接続して記録紙に画像を表示さ
せたり、モバイルやパソコンに接続してプリンタから画
像をプリントアウトするようにしてもよい。
【0042】また、被監視場所側通信手段は、一般電話
機に限定されず、携帯電話機であってもよい。遠隔地側
通信手段は、携帯電話機等の携帯式通信機器に限定され
ず、設置式の一般電話機であってもよい。例えば職場に
設置された電話機を利用すれば、職場にて自宅内の様子
を把握することができる。
【0043】さらに、撮像手段としての監視カメラは、
CCD、網膜チップ等の公知の撮像素子を搭載したカメ
ラや、また、その他の公知の撮像機器を採用することが
でき、また、画像データは、静止画像にのみ限定され
ず、動画であってもよい。
【0044】また、監視カメラとしては、上記実施形態
の如く、伝送線によって制御アダプタ3と接続するもの
以外に、図2に示す監視カメラを採用することも可能で
ある。かかる監視カメラ20は、CCD撮像素子を搭載
したカメラ本体21と、該カメラ本体21から延出する
取付用ステー22と、カメラ本体21から立設されたデ
ータ送信用アンテナ23とからなるもので、撮像された
画像データを有線と無線にてVTR等に記録するように
してもよい。
【0045】前記カメラ本体21には、LEDによって
例えば赤色表示される動作状態表示ランプ(動作状態表
示手段)24及び熱や光や遮光に反応するセンサ25が
設けられ、アンテナ23には、LEDによって例えば青
色表示される送信状態表示ランプ(送信状態表示手段)
26が設けられている。動作状態表示ランプ24は、監
視カメラの動作状態を表示するための手段であり、動作
時は赤色ランプが点滅(あるいは点灯)する。センサ2
5は、人、動物等を検知すると例えば7桁のトーンダイ
アラ(電話音)が内蔵スピーカより発せられる。送信状
態表示ランプ26は、画像転送モードを表現するための
手段であり、動作時は青色ランプが点滅(あるいは点
灯)するようになっている。
【0046】そこで、かかる監視カメラ20を採用すれ
ば、センサ25が人、動物等を検知すると監視カメラ2
0を作動させ、被監視場所Aにおける人、動物等の撮像
を行い、次に、監視カメラ2により撮像された画像デー
タを制御アダプタ3においてG3規格データに変換し、
該G3規格データを公衆電話回線網を経由して携帯電話
機6に送信し、そして、該G3規格データを表示アダプ
タ7において表示用データに変換し、該表示用データに
基づいて画像を表示アダプタ7上に表示させることが可
能となる。
【0047】尚、本発明では、上記正規な諸機能を有す
る監視カメラの他、該監視カメラと外観上そっくりのダ
ミーを併用することが考えられる。即ち、ダミー監視カ
メラは、カメラ本体21の筐体のみからなるダミー本体
と、ダミー本体から立設されたダミーアンテナとを備え
たもので、ダミー本体には、ダミーの動作状態表示ラン
プが設けられ、ダミーアンテナには、ダミーの送信状態
表示ランプが設けられている。また、聴覚的にカメラの
存在を認知させる補助的効果としてダミーの電話発信音
を発するようにしている。
【0048】このように、正規の監視カメラとダミー監
視カメラとを併用し、該ダミー監視カメラを例えば外部
から目に付く場所に設置しておけば、該ダミー監視カメ
ラのランプ点滅及び/又は電話発信音によって不審者が
誤認を生じ、防犯効果を得ることができるため、セキュ
リティーシステムとして活用することもできる。尚、検
知手段としてのセンサは、監視カメラ20上に設けるも
ののみならず、被監視場所の何れかの位置に設けるよう
にしてもよい。
【0049】また、上記のような使用方法以外に、監視
カメラ2や制御アダプタ3にタイマー(時計手段)を設
け、該タイマーに設定された時間、あるいは設定された
時間間隔にて監視カメラ2を作動させ、画像データを採
取するようにしてもよい。
【0050】さらに、上記実施形態においては、画像撮
像送信ユニット1の中に電話機4を含め、該電話機4か
ら発生する携帯電話機6のダイヤル音を判別するように
しているが、本発明は、この電話機4を無くし、制御ア
ダプタ3自体が携帯電話機6からの信号を受信(受信手
段)すると共に、携帯電話機6のダイヤル音を判別する
ようにしてもよい。
【0051】また、上記実施形態では、監視カメラ2に
より撮像された画像データと同一画像を表示アダプタ7
に再現するようにしているが、本発明はこれに限定され
ず、例えば制御アダプタ3に画像処理手段を設け、画像
データを画像処理してから表示アダプタ7に表示するよ
うにしてもよい。
【0052】さらに、前記制御アダプタ3に強制ON−
OFF機能を持たせれば、携帯電話機6等の移動通信端
末を紛失等した場合、制御アダプタ3の作動をOFFし
て、第三者によるシステムの不正使用を未然に防止する
ことができる。
【0053】また、上記実施形態においては、制御アダ
プタ3に予め携帯電話機6の電話番号が登録されてお
り、これに基づいて発呼命令が発せられるようになって
いるが、登録された携帯電話機6以外の任意の電話番号
をダイヤルして制御アダプタ3に認識させ、この任意の
電話番号に基づいて制御アダプタ3から発呼命令を発す
る方法や、制御アダプタ3に予め登録されている数種の
電話番号の一つを携帯電話機6から選択し、この選択さ
れた電話番号に基づいて制御アダプタ3から発呼命令を
発する方法を採用することにより、携帯電話機6とは異
なる場所に所在する例えばFAX電話に画像データを転
送することができる。
【0054】
【発明の効果】被監視場所で撮像された画像データを公
衆電話回線網によって遠隔地に伝送する構成を採用した
ため、インターネットを利用した遠隔監視システムの如
き、インターネットサービスプロバイダーへの加入や、
監視用端末及びサーバーの環境設定という煩雑な作業を
無くして、気軽に利用することができ、しかも、システ
ムの立ち上げを迅速に行なうことができるようになっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る遠隔監視システムの
構成図。
【図2】他実施形態のダミー監視カメラの外観斜視図。
【符号の説明】
1…画像撮像送信ユニット、2…監視カメラ(撮像手
段)、3…制御アダプタ(制御手段)、4…電話機(被
監視場所側通信手段)、5…画像受信再生ユニット、6
…携帯電話機(遠隔地側通信手段)、7…表示アダプタ
(表示手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 9/00 311 H04Q 9/00 311J (72)発明者 近藤 充資 大阪府大阪市中央区島町2丁目4番12号 ミカサ商事株式会社内 (72)発明者 菅 典昭 大阪府大阪市中央区島町2丁目4番12号 ミカサ商事株式会社内 Fターム(参考) 5C054 AA02 DA07 DA09 FE28 HA01 HA18 5C087 AA03 AA09 AA24 AA25 BB12 BB32 BB65 BB74 DD03 DD49 EE05 EE06 EE08 FF23 FF30 GG08 GG21 GG52 GG60 GG67 5K048 AA04 BA34 EB13 EB15 5K101 KK11 KK13 LL01 LL11 MM07 NN06 NN18 NN21 PP03 RR21 TT06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被監視場所(A)に所在する画像撮像送
    信ユニット(1)と、被監視場所(A)の遠隔地(B)
    に所在する画像受信再生ユニット(5)とを備え、被監
    視場所(A)の状態を任意の遠隔地(B)で監視するよ
    うにした遠隔監視システムにおいて、前記画像撮像送信
    ユニット(1)が、被監視場所(A)の所望箇所を撮像
    する撮像手段(2)と、該撮像手段(2)の作動制御を
    行ない、該撮像手段(2)により撮像された画像データ
    を送信用データに変換すると共に、該送信用データを公
    衆電話回線網に送信する制御手段(3)とを備える一
    方、前記画像受信再生ユニット(5)が、公衆電話回線
    網を介して前記送信用データを受信する遠隔地側通信手
    段(6)と、該遠隔地側通信手段(6)から受信した送
    信用データを表示用データに変換すると共に、該表示用
    データに基づいて画像を表示する表示手段(7)とを備
    えたことを特徴とする遠隔監視システム。
  2. 【請求項2】 さらに、前記画像撮像送信ユニット
    (1)が、被監視場所側通信手段(4)を備え、しか
    も、前記制御手段(3)が、前記遠隔地側通信手段
    (6)の呼によってオフフックされた被監視場所側通信
    手段(4)から発せられた遠隔地側通信手段(6)のダ
    イヤル音を認識し、該ダイヤル音が特定音であるか否か
    を判定する判定手段と、該ダイヤル音が特定音であると
    判定された場合、撮像手段(2)に作動指令を発する作
    動指令発信手段とを備えてなる請求項1記載の遠隔監視
    システム。
  3. 【請求項3】 前記撮像手段(2)が、それぞれ撮像箇
    所を異にして複数台設置され、遠隔地側通信手段(6)
    のダイヤル番号を変えることにより、特定の撮像手段
    (2)を選択的に作動させる請求項2記載の遠隔監視シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記制御手段(3)が、撮像手段(2)
    に作動指令を発した後、被監視場所側通信手段(4)と
    遠隔地側通信手段(6)との電話回線を切断する回線切
    断手段と、撮像された画像データを撮像手段(2)から
    受信して送信用データに変換する変換手段と、該送信用
    データが生成された後、遠隔地側通信手段(6)への通
    話要求を行なう通話要求手段と、該通話状態において前
    記送信用データを公衆電話回線網に送信する送信手段と
    を備えてなる請求項2又は3記載の遠隔監視システム。
  5. 【請求項5】 被監視場所(A)に所在する画像撮像送
    信ユニット(1)と、被監視場所(A)の遠隔地(B)
    に所在する画像受信再生ユニット(5)とを備え、被監
    視場所(A)の状態を任意の遠隔地(B)で監視するよ
    うにした遠隔監視システムにおいて、前記画像撮像送信
    ユニット(1)が、被監視場所(A)における特定対象
    物を検知する検知手段(25)と、該検知手段(25)
    の検知信号に基づいて前記特定対象物を撮像する撮像手
    段(2)と、該撮像手段(2)により撮像された画像デ
    ータを送信用データに変換すると共に、該送信用データ
    を公衆電話回線網に送信する制御手段(3)とを備える
    一方、前記画像受信再生ユニット(5)が、公衆電話回
    線網を介して送信用データを受信する遠隔地側通信手段
    (6)と、該遠隔地側通信手段(6)から受信した送信
    用データを表示用データに変換すると共に、該表示用デ
    ータに基づいて画像を表示する表示手段(7)とを備え
    たことを特徴とする遠隔監視システム。
  6. 【請求項6】 前記送信用データが、FAXのG3規格
    に合わせて生成されてなる請求項1乃至5の何れかに記
    載の遠隔監視システム。
  7. 【請求項7】 前記遠隔地側通信手段(6)が、携帯電
    話又はPHSである請求項1乃至6の何れかに記載の遠
    隔監視システム。
  8. 【請求項8】 前記撮像手段(2)と共に、該撮像手段
    (2)と略同一の外観を有し且つ該撮像手段(2)の動
    作状態表示と略同一の表示が行なわれるダミー撮像手段
    を備えてなる請求項1乃至7の何れかに記載の遠隔監視
    システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008148347A (ja) * 2008-01-09 2008-06-26 Hitachi Kokusai Electric Inc 画像蓄積配信システム
JP3187773U (ja) * 2013-10-02 2013-12-12 株式会社ダブリュー・ビィ・ジャパン 監視カメラ及び監視カメラシステム

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