JP2001297483A - 光情報記録媒体 - Google Patents

光情報記録媒体

Info

Publication number
JP2001297483A
JP2001297483A JP2000113856A JP2000113856A JP2001297483A JP 2001297483 A JP2001297483 A JP 2001297483A JP 2000113856 A JP2000113856 A JP 2000113856A JP 2000113856 A JP2000113856 A JP 2000113856A JP 2001297483 A JP2001297483 A JP 2001297483A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protective layer
layer
recording medium
information
information recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000113856A
Other languages
English (en)
Inventor
Yota Matsuki
陽太 松木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maxell Holdings Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Maxell Ltd filed Critical Hitachi Maxell Ltd
Priority to JP2000113856A priority Critical patent/JP2001297483A/ja
Priority to TW090108888A priority patent/TW514906B/zh
Publication of JP2001297483A publication Critical patent/JP2001297483A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 点圧を受けた場合にも情報層の破壊や剥離を
生じにくく、しかも硬質物が摺接した場合にも擦り傷が
生じにくい光情報記録媒体を提供する。 【解決手段】 基板2と、当該基板2の片面に担持され
た情報層3と、当該情報層3の外面を覆う保護層4とか
ら光情報記録媒体を構成する。前記保護層4を、前記情
報層3の外面を覆う硬質の第1保護層4aと、当該第1
保護層4aの外面を覆う軟質の第2保護層4bと、当該
第2保護層4bの外面を覆う硬質の第3保護層4cとか
ら構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク、光磁
気ディスク、磁気ディスクなどの光情報記録媒体に係
り、特に、カートリッジケースに収納しない状態でドラ
イブ装置に装着されるベアタイプの光情報記録媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、CD(読み出し専用型のコン
パクトディスク)、CD−R(追記型のコンパクトディ
スク)又はCD−RW(書換型のコンパクトディスク)
など、カートリッジケースに収納しない状態でドライブ
装置に装着されるベアタイプの光情報記録媒体が種々市
場に提供されている。
【0003】この種の光情報記録媒体は、例えばMD
(3.5インチ型の光磁気記録媒体)など、カートリッ
ジケース内に保存され、かつカートリッジケース内に収
納したままの状態でドライブ装置に装着される光情報記
録媒体に比べて、ディスクが損傷しやすく、媒体寿命が
短くなりやすい。このため、従来より、この種の光情報
記録媒体に関しては、情報層を覆う保護層の強化が図ら
れている。
【0004】従来より提案されている保護層の強化手段
としては、(a)情報層を複数の硬質の保護層で覆うも
の、(b)情報層の外面を軟質の第1保護層で覆い、当
該第1保護層の外面を硬質の第2保護層で覆うもの、
(c)情報層の外面を硬質の第1保護層で覆い、当該第
1保護層の外面を軟質の第2保護層で覆うものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】情報層を複数の硬質の
保護層で覆うと、保護層の剛性が高められるため、保護
層に加えられた点圧を広範囲に分散させることができ、
情報層に作用する点圧を緩和することができる。また、
表層に硬質の保護層が配置されるため、保護層に擦り傷
が生じにくく、光情報記録媒体の美観を保持することが
できる。しかしながら、この手段によっては、保護層の
表面に加えられた点圧を吸収することができず、しか
も、保護層の厚みにも自ずと制限があって、保護層の剛
性を無制限に高めることもできないので、情報層に作用
する点圧を実用上十分なレベルまで緩和することが困難
で、点圧に起因する情報層の破壊を解消することができ
ない。
【0006】一方、情報層の外面を軟質の第1保護層で
覆い、当該第1保護層の外面を硬質の第2保護層で覆う
と、第2保護層に作用する点圧を第1保護層で吸収でき
るため、情報層に作用する点圧を緩和することができ、
点圧に起因する情報層の破壊を減少することができる。
また、表層に硬質の保護層が配置されるため、保護層に
擦り傷が生じにくく、光情報記録媒体の美観を保持する
ことができる。しかしながら、この手段によると、情報
層の表面に軟質の第1保護層が配置されていて、第1保
護層の変形に伴う面方向の力が直接情報層に作用するの
で、情報層が色素等の柔らかい有機化合物をもって形成
されている場合には、情報層の破壊を有効に防止するこ
とができず、しかも、情報層と第1保護層との間の剥離
も生じやすくなる。
【0007】さらに、情報層の外面を硬質の第1保護層
で覆い、当該第1保護層を軟質の第2保護層で覆うと、
第2保護層に作用する点圧を当該第2保護層の柔軟性で
吸収できるため、情報層に作用する点圧を緩和すること
ができ、点圧に起因する情報層の破壊を防止することが
できる。しかしながら、この手段によると、表層に軟質
層が配置されているため、硬質物が摺接したときに第2
保護層に擦り傷が生じやすく、光情報記録媒体の美観が
劣化しやすいという不都合がある。また、一旦擦り傷が
発生すると、硬質物が直接硬質の第1保護層に接触する
ため、情報層に作用する点圧が急激に大きくなり、情報
層が破壊されやすくなるという問題もある。
【0008】本発明は、かかる従来技術の不備に鑑みて
なされたものであって、その課題とするところは、点圧
を受けた場合にも情報層の破壊や剥離を生じにくく、し
かも硬質物が摺接した場合にも保護層の表面に擦り傷が
生じにくい光情報記録媒体を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
め、本発明は、基板と、当該基板の片面に担持された情
報層と、当該情報層の外面を覆う保護層とを有する光情
報記録媒体において、前記保護層を、前記情報層の外面
を覆う第1保護層と、当該第1保護層の外面を覆う第2
保護層と、当該第2保護層の外面を覆う第3保護層とか
ら構成し、前記第2保護層の硬度を、前記第1保護層及
び第3保護層の硬度よりも低くするという構成にした。
【0010】かように、保護層を硬質の第1保護層と軟
質の第2保護層と硬質の第3保護層とをもって3層に構
成すると、表層の第3保護層に点圧が作用しても、その
点圧が当該第3保護層の下層に配置された軟質の第2保
護層によって吸収され、かつ当該第2保護層の下層に配
置された硬質の第1保護層によって分散されるので、点
圧の作用に起因する情報層の破壊を有効に防止すること
ができる。また、点圧を受けることによって軟質の第2
保護層が変形し、これに伴う面方向の力が発生しても、
当該第2保護層の下層に硬質の第1保護層が配置されて
いるので、前記面方向の力が情報層に作用せず、情報層
が色素等の柔らかい有機化合物をもって形成されている
場合にも、情報層と保護層との間の剥離が防止される。
さらに、表層に硬質の第3保護層が配置されているの
で、硬質物と接触しても保護層に擦り傷が生じにくく、
光情報記録媒体の美観を長期間美麗に保つことができ
る。
【0011】なお、前記第2保護層及び第3保護層は、
無色透明の樹脂層をもって構成するほか、光情報記録媒
体にカラー印刷やデザイン印刷を施すための印刷層をも
って構成することもできる。
【0012】また、前記情報層は、ヒートモード記録材
料又はフォトンモード記録材料からなる記録膜層単体を
もって構成するほか、当該記録膜層と当該記録膜層の外
面を覆う反射層とから構成することもできるし、当該記
録膜層と他の膜、例えば反射層や誘電体膜との組み合わ
せから構成することもできる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る情報記録媒体
の一実施形態を、図1乃至図3に基づいて説明する。図
1は本実施形態例に係る情報記録媒体の平面図、図2は
本実施形態例に係る情報記録媒体の断面図、図3は本実
施形態例に係る情報記録媒体の膜構造の詳細を示す要部
拡大断面図である。
【0014】図1及び図2から明らかなように、本例の
光情報記録媒体1は、片面にプリフォーマットパターン
が形成された基板2と、当該基板2のプリフォーマット
パターン形成面に形成された情報層3と、当該情報層3
の外面を覆う保護層4とをもって構成されている。
【0015】基板2は、センタ孔2aを有する円盤状に
形成されており、その片面の最内周部分と最外周部分と
を除くリング状のデータ記録領域5に、微細な凹凸パタ
ーンの集合からなるプリフォーマットパターン6が、前
記センタ孔2aを中心とする渦巻状又は同心円状に形成
されている。基板2は、例えばガラスやプラスチックな
どの硬質材料をもって形成される。
【0016】情報層3は、前記データ記録領域5よりも
やや広い範囲にわたって、前記基板2のプリフォーマッ
トパターン形成面に形成される。本例の光情報記録媒体
1においては、図3に示すように、情報層3が、所要の
ヒートモード記録材料又はフォトンモード記録材料から
なる記録膜層3aと、当該記録膜層3aの外面を覆う反
射層3bとから構成されている。本構成は、CD−R又
はCD−RWに特に好適な情報層3の膜構造を示すもの
であって、記録膜層3aとして有機色素材料を用いるこ
とによってCD−Rを、また、記録膜層3aとして相変
化型記録材料を用いることによってCD−RWを作成す
ることができる。有機色素材料からなる記録膜層3aは
スピンコート法により、また、相変化型記録材料からな
る記録膜層3aはスパッタ法又は真空蒸着法などの真空
成膜法により形成される。一方、反射層3bは、記録再
生装置に備えられた光検出器(ディテクタ)への反射光
強度を高めて再生感度の向上を図るものであって、例え
ばアルミニウム、銀、金、又はこれらの金属材料を含む
合金をもって形成される。この反射層3bも、スパッタ
法又は真空蒸着法などの真空成膜法により形成すること
ができる。
【0017】保護層4は、情報層3を機械的衝撃や化学
的劣化から保護するものであって、図2に示すように、
情報層3の外面全体を覆うように形成される。本例の光
情報記録媒体1においては、図3に示すように、保護層
4が、第1保護層4aと第2保護層4bと第3保護層4
cとからなる3層構造になっている。第1保護層4a及
び第3保護層4cは、第2保護層4bよりも硬質な樹脂
材料をもって構成され、第2保護層4bは、第1保護層
4a及び第3保護層4cよりも柔軟性の高い樹脂材料を
もって形成される。前記第1保護層4a及び第3保護層
4cを構成する樹脂材料としては、アクリル酸エステ
ル、アクリル系特殊アクリレート、エステル系アクリレ
ート、エステル系モノマー、脂環モノマー又はこれらよ
り選択される少なくとも1種類の樹脂を含む組成物を用
いることができ、前記第2保護層4bを構成する樹脂材
料としては、ウレタン系アクリレート又はエーテル系ア
クリレート若しくはこれらより選択される少なくとも1
種類の樹脂を含む組成物を用いることができる。
【0018】なお、前記第2保護層4b及び第3保護層
4cは、所要の樹脂材料に顔料を添加してなるインクを
もって印刷形成することができ、これによって光情報記
録媒体1にカラー印刷やデザイン印刷を施すことができ
る。
【0019】また、保護層4を構成する各層の厚みは、
情報層3の保護効果を高める上からは厚いほど好ましい
が、厚すぎると保護層4の硬化時に生じるストレスによ
って基板2が変形しやすく、薄すぎると実用上要求され
る保護効果を得ることができないことから、使用する材
料の物性によっても変動するが、第1保護層4a、第2
保護層4b、第3保護層4cとも、およそ2μm乃至1
5μmにすることが好ましい。
【0020】以下、試験例を挙げて、本発明に係る光情
報記録媒体の効果を明らかにする。
【0021】(1)試料 a.本案品;射出圧縮成形されたポリカーボネート基板
のプリフォーマットパターン形成面に、有機色素からな
る記録膜層をスピンコート法により形成した後、当該記
録膜層上に銀反射層をスパッタ法により形成して、ディ
スク状光情報記録媒体のもとになるディスク素材を得
た。前記ディスク素材に、アクリル酸エステル組成物か
らなる膜厚が5μmの第1保護層と、顔料とウレタン系
アクリレートとエーテル系アクリレートと光重合開始剤
と補助剤を含む組成物からなる膜厚が8μmの第2保護
層と、顔料とアクリル系特殊アクリレートとエステル系
アクリレートとエステル系モノマーと脂環モノマーと光
重合開始剤と補助剤を含む組成物からなる膜厚が8μm
の第3保護層とをこの順に形成して、所要のCD−Rと
した。但し、第1保護層はスピンコート法により形成
し、第2及び第3の保護層はスクリーン印刷法によって
形成した。
【0022】b.比較例1;前記ディスク素材に、アク
リル酸エステル組成物からなる膜厚が5μmの第1保護
層と、顔料とアクリル系特殊アクリレートとエステル系
アクリレートとエステル系モノマーと脂環モノマーと光
重合開始剤と補助剤を含む組成物からなる膜厚が8μm
の第2保護層と、アクリル酸エステル組成物からなる膜
厚が8μmの第3保護層とをこの順に形成して、所要の
CD−Rとした。但し、第1保護層及び第3保護層はス
ピンコート法により形成し、第2保護層はスクリーン印
刷法によって形成した。
【0023】c.比較例2;前記ディスク素材に、アク
リル酸エステル組成物からなる膜厚が5μmの第1保護
層と、顔料とアクリル系特殊アクリレートとエステル系
アクリレートとエステル系モノマーと脂環モノマーと光
重合開始剤と補助剤を含む組成物からなる膜厚が8μm
の第2保護層とをこの順に形成して、所要のCD−Rと
した。但し、第1保護層はスピンコート法により形成
し、第2保護層はスクリーン印刷法によって形成した。
【0024】d.比較例3;前記ディスク素材に、顔料
とウレタン系アクリレートとエーテル系アクリレートと
光重合開始剤と補助剤を含む組成物からなる膜厚が8μ
mの第1保護層と、顔料とアクリル系特殊アクリレート
とエステル系アクリレートとエステル系モノマーと脂環
モノマーと光重合開始剤と補助剤を含む組成物からなる
膜厚が8μmの第2保護層とをこの順に形成して、所要
のCD−Rとした。但し、これら第1保護層及び第2保
護層は、いずれもスクリーン印刷法によって形成した。
【0025】e.比較例4;前記ディスク素材に、アク
リル酸エステル組成物からなる膜厚が5μmの第1保護
層と、顔料とウレタン系アクリレートとエーテル系アク
リレートと光重合開始剤と補助剤を含む組成物からなる
膜厚が8μmの第2保護層とをこの順に形成して、所要
のCD−Rとした。但し、第1保護層はスピンコート法
により形成し、第2保護層はスクリーン印刷法によって
形成した。
【0026】(2)試験装置及び試験方法 試験は、図4に示すように、テーブル10上に不織布1
1と介して試料である記録済みCD−R1を固定し、負
荷装置12の先端部に取り付けられた先端角が60度の
サファイアガラス13をCD−R1の保護層に押し付
け、この状態を保ったままテーブル10をその面方向に
移送してサファイアガラス13をCD−R1の半径方向
に相対移動させ、負荷後のCD−R1のエラー数をカウ
ントすることによって行った。CD−R1への負荷は、
重量が10〜50gの分銅14をサファイアガラス13
の軸心上に置くことによって行い、センタ孔2aを中心
とする半径26〜29mmの領域、半径31〜34mm
の領域、半径36〜39mmの領域、半径41〜44m
mの領域、半径46〜49mmの領域、半径51〜54
mmの領域について負荷を行った。CD−R1への情報
記録は、シナノケンシ株式会社製のCDライター「PL
EXTER PX−R820」により行い、エラー測定
は、AUDIO DEVELOPMENT社製の「CD
−CATS」によって行った。
【0027】(3)試験結果 図5に、試験結果を示す。グラフ中の試験結果を表す線
は、各関係領域ごとに得られた試験データの平均値であ
る。この図から明らかなように、比較例1〜4に係るC
D−Rはいずれも約0.25N〜0.3N以上の荷重を
負荷することによって再生信号にエラーが発生したのに
対して、本案品は0.5Nの荷重を負荷した場合にも再
生信号にエラーが発生せず、耐擦傷性が格段に改善され
ていることが判った。これは、本案品は、保護層を硬質
の第1保護層と軟質の第2保護層と硬質の第3保護層と
からなる3層構造にしたので、表層の第3保護層に点圧
が作用しても、その点圧が軟質の第2保護層によって吸
収され、かつ当該第2保護層の下層に配置された硬質の
第1保護層によって分散されるので、点圧の作用に起因
する情報層の破壊を有効に防止できるためであると考察
される。
【0028】また、銀反射層上に軟質の第1保護層と硬
質の第2保護層とをこの順に形成した比較例3のCD−
Rは、銀反射層と第1保護層との間に一部剥離が発生し
たが、本案品には剥離が生じなかった。これは、点圧を
受けることによって軟質の第2保護層が変形し、これに
伴う面方向の力が発生しても、当該第2保護層の下層に
硬質にして第2保護層との密着性が良好な第1保護層が
配置されているので、前記面方向の力が銀反射層に作用
しないためであると考察される。
【0029】また、銀反射層上に硬質の第1保護層と軟
質の第2保護層とをこの順に形成した比較例4のCD−
Rは、第2保護層にサファイアガラス13の摺接痕が形
成されたのに対して、本案品は表層に硬質の第3保護層
が配置されているので、サファイアガラス13の摺接痕
が形成されず、CD−Rの美観が美麗に保たれた。
【0030】本案品については、第1保護層、第2保護
層及び第3保護層の膜厚をそれぞれ2μm乃至15μm
の範囲で変更しても、前記と同様の結果が得られた。ま
た、第1保護層、第2保護層及び第3保護層を構成する
材料を実施形態の欄に記載の範囲で変更した場合にも、
前記と同様の結果が得られた。
【0031】なお、前記実施形態例においては、単板構
造の光情報記録媒体を例にとって説明したが、2枚の単
板構造の光情報記録媒体を同心に貼り合わせた両面記録
構造の光情報記録媒体についても同様に実施することが
できる。
【0032】また、前記実施形態例においては、記録膜
層3aを備えた追記型又は書換型の光情報記録媒体を例
にとって説明したが、本発明の要旨はこれに限定される
ものではなく、反射層3bのみを備えた読み出し専用型
の情報記録媒体(CD)についても同様に実施すること
ができる。
【0033】さらに、前記実施形態例においては、CD
−R又はCD−RWを例にとって説明したが、本発明の
要旨はこれに限定されるものではなく、記録膜層3aと
して磁性層が備えられた光磁気情報記録媒体についても
同様に実施することができる。この場合には、情報層3
を、光磁気記録膜と誘電体膜と反射層との組み合わせに
よって構成することができる。
【0034】
【発明の効果】請求項1に記載の発明は、保護層を硬質
の第1保護層と軟質の第2保護層と硬質の第3保護層と
からなる3層構造にしたので、表層の第3保護層に点圧
が作用しても、その点圧が当該第3保護層の下層に配置
された軟質の第2保護層によって吸収され、かつ当該第
2保護層の下層に配置された硬質の第1保護層によって
分散されるので、点圧の作用に起因する情報層の破壊を
有効に防止することができる。また、点圧を受けること
によって軟質の第2保護層が変形し、これに伴う面方向
の力が発生しても、当該第2保護層の下層に硬質の第1
保護層が配置されているので、前記面方向の力が情報層
に作用せず、情報層が色素等の柔らかい有機化合物をも
って形成されている場合にも、情報層と保護層との間の
剥離が防止される。さらに、表層に硬質の第3保護層が
配置されているので、硬質物と接触しても保護層に擦り
傷が生じにくく、光情報記録媒体の美観を長期間美麗に
保つことができる。
【0035】請求項2に記載の発明は、前記と同様の効
果を有するほか、第2保護層及び第3保護層を印刷層で
置き換えたので、光情報記録媒体の膜構造及び製造工程
を簡略化することができ、所要の光情報記録媒体を安価
に製造することができる。
【0036】請求項3に記載の発明は、前記と同様の効
果を有するほか、情報層を、ヒートモード記録材料又は
フォトンモード記録材料からなる記録膜層と金属反射膜
及び/又は誘電体膜との組み合わせから構成したので、
光情報記録媒体の再生信号レベル及び記録再生感度を高
めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例に係る光情報記録媒体の平面図であ
る。
【図2】実施形態例に係る光情報記録媒体の断面図であ
る。
【図3】実施形態例に係る光情報記録媒体の要部拡大断
面図である。
【図4】試験装置及び試験方法を示す説明図である。
【図5】試験結果を示すグラフ図である。
【符号の説明】
1 光情報記録媒体 2 基板 2a センタ孔 3 情報層 3a 記録膜層 3b 反射層 4 保護層 4a 第1保護層 4b 第2保護層 4c 第3保護層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、当該基板の片面に担持された情
    報層と、当該情報層の外面を覆う保護層とを有する光情
    報記録媒体において、前記保護層を、前記情報層の外面
    を覆う第1保護層と、当該第1保護層の外面を覆う第2
    保護層と、当該第2保護層の外面を覆う第3保護層とか
    ら構成し、前記第2保護層の硬度を、前記第1保護層及
    び第3保護層の硬度よりも低くしたことを特徴とする光
    情報記録媒体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の情報記録媒体におい
    て、前記第2保護層及び第3保護層が印刷層であること
    を特徴とする情報記録媒体。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の情報記録媒体におい
    て、前記情報層が、ヒートモード記録材料又はフォトン
    モード記録材料からなる記録膜層と、反射膜及び/又は
    誘電体膜との組み合わせから構成したことを特徴とする
    情報記録媒体。
JP2000113856A 2000-04-14 2000-04-14 光情報記録媒体 Withdrawn JP2001297483A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000113856A JP2001297483A (ja) 2000-04-14 2000-04-14 光情報記録媒体
TW090108888A TW514906B (en) 2000-04-14 2001-04-13 Optical information recording media

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000113856A JP2001297483A (ja) 2000-04-14 2000-04-14 光情報記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001297483A true JP2001297483A (ja) 2001-10-26

Family

ID=18625765

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000113856A Withdrawn JP2001297483A (ja) 2000-04-14 2000-04-14 光情報記録媒体

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2001297483A (ja)
TW (1) TW514906B (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
TW514906B (en) 2002-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5510164A (en) Single-sided ablative worm optical disk with multilayer protective coating
JPH08329523A (ja) 光ディスク
JP2000509878A (ja) 再生可能な光学ピクチャディスク
US6721265B1 (en) High-density optical information recording medium and a substrate and a stamper for the manufacture thereof
JP2001297483A (ja) 光情報記録媒体
JP3530423B2 (ja) 光ディスク
JP4708316B2 (ja) 光情報記録媒体
JP2008198276A (ja) 光情報記録媒体
JP3677697B2 (ja) 光情報記録媒体
JPH1011803A (ja) 光情報記録媒体
JPS6047247A (ja) 記録媒体
JPH10289482A (ja) 光情報記録媒体
JP4039752B2 (ja) 光ディスク
JP2789837B2 (ja) 光ディスク
JPH1186343A (ja) 光情報媒体
JPS63119034A (ja) 情報記録媒体
JPH04285738A (ja) 光情報記録媒体
JPH06203409A (ja) 記録媒体
JPH0963125A (ja) 光記録媒体及び光記録媒体の情報表示方法
JPH04285736A (ja) 光情報記録媒体
JPH0963126A (ja) 光記録媒体及び光記録媒体の情報表示方法
JPH04285735A (ja) 光情報記録媒体
JP2003228883A (ja) 情報記録媒体、および情報記録媒体の製造方法
JPH08273205A (ja) 光ディスク
JPH08263880A (ja) 反射型光ディスク

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070703