JP2001297211A - 人材仲介システム、人材仲介方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

人材仲介システム、人材仲介方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Info

Publication number
JP2001297211A
JP2001297211A JP2000112681A JP2000112681A JP2001297211A JP 2001297211 A JP2001297211 A JP 2001297211A JP 2000112681 A JP2000112681 A JP 2000112681A JP 2000112681 A JP2000112681 A JP 2000112681A JP 2001297211 A JP2001297211 A JP 2001297211A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recruiter
client
server
suitability
human resource
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000112681A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Sawa
博史 澤
Takashi Misumi
隆司 三角
Kazumi Omoto
一己 大本
Tetsuo Iwamoto
哲夫 岩本
Hironobu Komiya
弘信 小宮
Hiroshi Takebe
弘志 建部
Toshiyuki Fujita
敏行 藤田
Hidetomo Ueda
英知 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AIRU KK
Fujitsu Ltd
Original Assignee
AIRU KK
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by AIRU KK, Fujitsu Ltd filed Critical AIRU KK
Priority to JP2000112681A priority Critical patent/JP2001297211A/ja
Publication of JP2001297211A publication Critical patent/JP2001297211A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被求人者の行動的な適性や潜在的な適性を蓄
積等し、これらの情報に基づいて人材の仲介を一層適切
に行うこと 【解決手段】 本発明にかかる人材仲介システムは、被
求人者のクライアント2および求人者のクライアント3
と、サーバ1とを、ネットワークを介して相互に接続し
て構成されている。ここで、サーバ1は、被求人者の当
該人材仲介システム内での行動の履歴を抽出する行動履
歴処理部22と、この行動履歴処理部22にて抽出され
た行動の履歴を格納する行動履歴DB14と、この行動
の履歴等に基づいて求人者と被求人者とのマッチングを
行い、この結果を被求人者のクライアント2と求人者の
クライアント3との少なくとも一方に送信するマッチン
グ部25とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、求人者のクライア
ントおよび被求人者のクライアントと、サーバとを、ネ
ットワークを介して相互に接続して構成された人材仲介
システム、人材仲介方法および記録媒体に関する。特に
本発明は、被求人者の行動的な適性や潜在的な適性を蓄
積等し、これらの情報に基づいて人材の仲介を一層適切
に行うことのできる人材仲介システム、人材仲介方法お
よび記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】このようなネットワークを用いた人材仲
介システムは、従来から既に提案されている。例えば、
就職の機会を提供するために求職者と求人企業を仲介す
る人材仲介システムが提案されており、このシステムに
おいては、被求人者である求職者が、自己の職歴や希望
する採用条件をクライアントに入力すると、この情報が
サーバの所定のデータベースに登録される。
【0003】また一方では、求人者である求人企業の人
事担当者が、自社の求める人材の職歴や採用条件をクラ
イアント装置に入力すると、この情報がサーバの所定の
データベースに登録される。そして、これら両者の情報
がサーバにおいて自動的にマッチングされ、求職者や求
人企業にこのマッチングの結果が提供される。これによ
って、求職者は自己の希望に合致する求人企業があるか
否かを知ることができ、また、求人企業は自社の希望す
る人材が居るか否かを知ることができる。
【0004】このような従来の人材仲介システムにおい
ては、被求人者の適性を判断するための情報が、上述の
ように単に被求人者自身によって入力されていた。した
がって、この情報は、年齢、性別、職歴、あるいは、資
格の有無といった、被求人者自身が判断することのでき
るプロフィール的な情報に限られていた。しかしなが
ら、人間には、本人の行動によって無意識のうちに明ら
かになる適性や、プロフィール的な情報からでは判断す
ることのできない潜在的な適性がある。そして、このよ
うな適性によって、その人の就職や結婚の適否が大きく
左右されることがある。このため、求人企業は、まず人
材仲介システムを用いてプロフィール的な情報に基づい
て求職者を選択し、その後で求職者に実際に会って面接
を行なったり、あるいは求職者を試用的に勤務させて、
求職者の行動的な適性や潜在的な適性を判断していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の人材
仲介システムにおいては、被求人者の行動的な適性や潜
在的な適性を用いて人材仲介を行うことができなかっ
た。したがって、被求人者にとっては、自分の適性を客
観的に把握することができなかったり、たとえレベルの
高い適性を有していてもこれを求人者にアピールするこ
とができなかった。このため、上述のように人事担当者
と面接する必要があったり、あるいは、会社に入社した
後でこの会社が自分に適していないことが分かるような
場合があった。このようなことは、被求人者にとって大
きな時間的・精神的負担になっていた。
【0006】また、求人者にとっても、実際に被求人者
と面接したり、被求人者を入社等させた後で、適性が合
わないことが判明したために解雇することがあり、この
ことは大きな時間的・精神的負担になっていた。さら
に、人材仲介システムを運営する仲介業者にとって、従
来のシステムでは被求人者から入力された情報をそのま
ま利用して仲介を行うことしかできず、情報に付加価値
を設けることができていなかった。
【0007】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
であって、被求人者の行動的な適性や潜在的な適性を診
断するための新たな情報を蓄積し、この情報に基づいて
人材の仲介を一層適切に行うことのできる人材仲介シス
テム、人材仲介方法および記録媒体を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1に記載の人材仲介システムは、求人
者のクライアント(図1に示すクライアント3に対応)
および被求人者のクライアント(図1に示すクライアン
ト2に対応)と、サーバ(図1に示すサーバ1に対応)
とを、ネットワーク(図1に示すインターネット4に対
応)を介して相互に接続して構成された人材仲介システ
ムにおいて、上記サーバは、上記被求人者のクライアン
トから通知された情報に基づいて、当該被求人者の当該
人材仲介システム内での行動の履歴を抽出する行動履歴
処理手段(図1に示す行動履歴処理部22に対応)と、
上記行動履歴処理手段にて抽出された行動の履歴を格納
する行動履歴格納手段(図1に示す行動履歴DB14に
対応)と、上記求人者のクライアントから通知された求
人者が求める被求人者に関する情報と、上記行動履歴格
納手段に格納された被求人者の行動の履歴とに基づい
て、求人者と被求人者とのマッチングを行った結果を上
記被求人者のクライアントと上記求人者のクライアント
との少なくとも一方に送信するマッチング手段(図1に
示すマッチング部25に対応)とを備えることを特徴と
する。
【0009】この人材仲介システムにおいては、サーバ
の行動履歴処理手段によって、各被求人者の行動の履歴
が自動的に抽出され、この行動の履歴が行動履歴格納手
段にて格納される。そして、サーバのマッチング手段に
よって、上記求人者のクライアントから通知された情報
と、上記行動履歴格納手段に格納された被求人者の行動
の履歴とに基づくマッチングが行なわれ、その結果が送
信される。したがって、単に被求人者によって入力され
た情報のみならず、この被求人者の人材仲介システムで
の行動が順次自動的に蓄積されて求人検索の条件として
利用されるので、被求人者の行動内容によって明らかに
なる能力や適正に基づいて人材仲介を行うことができ
る。
【0010】このため、被求人者にとっては、自己の希
望に一層合致した求人企業や結婚相手等を見つけること
ができ、無駄な面接や採用等を行うことによる時間的・
精神的負担を軽減することができる。また、求人者にと
っては、自己の希望に一層合致した求職者や結婚相手等
を見つけることができ、無駄な面接や採用等を行うこと
による時間的・精神的負担を軽減することができる。さ
らに、仲介業者にとっては、被求人者にて入力された情
報に対して、行動の履歴という新規な付加価値情報を付
加した上で仲介を行うことができるので、仲介サービス
の価値を一層向上させることができる。これにより、被
求人者や求人者をこれまで以上にシステムに引き寄せる
ことができる。また、従来よりも高額のシステム利用料
を徴収することができる等、収益性の向上を図ることが
できる。
【0011】また、請求項2に記載の人材仲介システム
は、請求項1に記載の人材仲介システムにおいて、上記
サーバには、上記行動履歴格納手段にて格納された行動
の履歴から、上記被求人者全体の所定の行動の傾向を抽
出する行動傾向処理手段(図1に示す行動傾向処理部2
4に対応)と、上記行動傾向処理手段にて抽出された行
動の傾向を格納する行動傾向格納手段(図1に示す行動
傾向DB15に対応)とを備えたことを特徴とする。
【0012】この人材仲介システムにおいては、サーバ
の行動傾向処理手段によって被求人者全体の行動傾向が
抽出され、この行動傾向が行動傾向格納手段に格納され
る。したがって、被求人者全体の行動傾向を容易に把握
することができ、就職活動、採用活動あるいは仲介業務
の改善等の参考情報として利用することができる。
【0013】また、請求項3に記載の人材仲介システム
は、求人者のクライアントおよび被求人者のクライアン
トと、サーバとを、ネットワークを介して相互に接続し
て構成された人材仲介システムにおいて、上記サーバ
は、上記被求人者のクライアントから通知された情報に
基づいて、当該被求人者の潜在的な適性を診断する適性
診断手段(図1に示す適性診断部21に対応)と、上記
適性診断手段にて診断された被求人者の適性を格納する
適性格納手段(図1に示す通常適性DB12および高適
性DB13に対応)と、上記求人者のクライアントから
通知された求人者が求める被求人者に関する情報と、上
記適性格納手段に格納された被求人者の適性とに基づい
て、求人者と被求人者とのマッチングを行った結果を上
記被求人者のクライアントと上記求人者のクライアント
との少なくとも一方に送信するマッチング手段とを備え
ることを特徴とする。
【0014】この人材仲介システムにおいては、サーバ
の適性診断手段によって求人者の潜在的な適性が診断さ
れ、この適性がサーバの適性格納手段に格納される。そ
して、サーバのマッチング手段によって、求人者のクラ
イアントから通知された情報と、適性格納手段に格納さ
れた被求人者の適性とに基づくマッチングが行われ、そ
の結果が送信される。したがって、被求人者の潜在的な
適性を客観的に診断し、この適性に基づいて一層的確に
人材仲介を行うことができる。
【0015】このため、被求人者にとっては、プロフィ
ール的な情報からでは把握できない自己の潜在的な適性
を客観的に把握することができ、自分を一層活かすこと
のできる職種や結婚相手を選択することができる。ま
た、求人者にとっては、被求人者の潜在的な適性を把握
した上で採用や結婚等を行うことができるので、無駄な
面接等を行うことなく、自己にとって一層適切な被求人
者を容易に見つけることができる。さらに、仲介業者に
とっては、被求人者にて入力された情報に対して、潜在
的な適性というこれまでにない付加価値を付加した上で
仲介を行うことができるので、仲介サービスの価値を一
層向上させることができる。これにより、被求人者や求
人者をこれまで以上にシステムに引き寄せることができ
る。また、従来よりも高額のシステム利用料を徴収する
ことができる等、収益性の向上を図ることができる。
【0016】また、請求項4に記載の人材仲介システム
は、請求項3に記載の人材仲介システムにおいて、上記
サーバの適性診断手段は、上記被求人者の性格上の適性
である性格適性、上記被求人者の潜在能力上の適性であ
る潜在能力適性または上記被求人者の知識上の適性であ
る知識適性のうちの少なくとも一つを診断することを特
徴とする。
【0017】この人材仲介システムにおいては、サーバ
の適性診断手段によって、性格適性、潜在能力適性また
は知識適性のうちの少なくとも一つが診断される。した
がって、被求人者を、性格適性、潜在能力適性または知
識適性という多面的な観点から客観的に診断し、この適
性に基づいて人材仲介を行うことができる。
【0018】また、請求項5に記載の人材仲介システム
は、請求項3または4に記載の人材仲介システムにおい
て、上記サーバには、上記適性格納手段に格納された被
求人者の適性のレベルを診断する適性レベル診断手段
(図1に示す適性レベル診断部23に対応)を備えるこ
とを特徴とする。
【0019】この人材仲介システムにおいては、サーバ
の適性レベル診断手段によって、各被求人者の適性のレ
ベルが診断される。したがって、被求人者の適性のレベ
ルに応じたマッチングを行うことができ、求人者にとっ
ては自己のニーズに一層適した被求人者を検索すること
ができる。
【0020】また、請求項6に記載の人材仲介システム
は、請求項5に記載の人材仲介システムにおいて、上記
サーバには、上記被求人者に関する情報の提供を受けた
求人者に対して、当該被求人者の適性のレベルに応じた
内容にて課金処理を行う課金処理手段(図1に示す課金
処理部26に対応)を備えたことを特徴とする。
【0021】この人材仲介システムにおいては、被求人
者の適性のレベルに応じた内容で、課金が行われる。例
えば、レベルの高い適性を有する被求人者を仲介する場
合には、通常の場合よりも高額の課金を課すことができ
る。したがって、仲介業者は提供情報の差別化を図るこ
とができ、本システムによる収益性を高めることができ
る。また、このように通常よりも高額の課金を課した場
合には、その差額の一部を、レベルの高い適性を有する
被求人者に現金やポイントという形でペイバックするこ
とにより、優秀な被求人者をより多く集めることができ
る。
【0022】また、請求項7に記載の人材仲介システム
は、求人者のクライアントおよび被求人者のクライアン
トと、サーバとを、ネットワークを介して相互に接続し
て構成された人材仲介システムにおいて、上記サーバに
は、上記被求人者のクライアントに対して、所定の複数
の質問を所定のタイミングで順次送信する面接処理手段
(図1に示す面接処理部28に対応)を備えることを特
徴とする。
【0023】この人材仲介システムにおいては、サーバ
の面接処理手段によって、所定の質問が所定のタイミン
グで被求人者のクライアントに順次送信される。この質
問に被求人者が順次回答することにより、被求人者はサ
ーバと仮想的に対話を行うことができ、チャット形式で
のオンライン面接やオンラインお見合い等を行うことが
できる。このような仮想的な対話では、時間的・空間的
制約がほとんどないために、例えば、被求人者が遠隔地
に住んでいる場合にも支障なく面接等を行うことができ
る。したがって、被求人者にとって、時間的・精神的負
担が軽減される。特に、通常のチャットとは異なり、質
問がサーバの面接処理手段によって自動的に送信される
ので、複数の面接やお見合いを同時に行なったり、面接
やお見合いを24時間無人で行うことも可能となる。し
たがって、求人者にとっても、時間的・精神的負担が軽
減される。
【0024】また、請求項8に記載の人材仲介システム
は、請求項1および7に記載の人材仲介システムにおい
て、上記行動履歴処理手段は、上記面接処理手段にて送
信された質問に対して上記被求人者のクライアントから
通知された回答に基づいて、当該被求人者の行動の履歴
を抽出することを特徴とする。
【0025】この人材仲介システムにおいては、上述の
オンライン面接やオンラインお見合い等における被求人
者の行動の履歴が行動履歴処理手段にて抽出される。す
なわち、このような被求人者の行動の履歴についても、
他の行動の履歴と同様に位置付けて、これを用いてマッ
チング等を行うことができ、より多面的な情報に基づい
て人材仲介を行うことができる。なお、このようなオン
ライン面接等における行動の履歴は、採点官やお見合い
相手が評価・抽出してもよい。
【0026】また、請求項9に記載の人材仲介システム
は、請求項1〜8のいずれか一つに記載の人材仲介シス
テムにおいて、上記サーバには、上記被求人者に対する
特典の付与処理を行う特典処理手段(図1に示す特典処
理部27に対応)を備えたことを特徴とする。
【0027】この人材仲介システムにおいては、サーバ
の特典処理手段によって、各被求人者に対する特典の付
与処理が行われる。したがって、被求人者が本システム
を利用することに関するインセンティブが向上し、シス
テムの利用促進を図ることができる。
【0028】また、請求項10に記載の人材仲介システ
ムは、請求項9に記載の人材仲介システムにおいて、上
記サーバの上記特典処理手段は、上記被求人者が当該人
材仲介システムを利用した際の行動に応じた内容にて特
典の付与処理を行うことを特徴とする。
【0029】この人材仲介システムにおいては、サーバ
の特典処理手段によって、各被求人者の行動に応じた特
典の付与処理が行われる。例えば、各被求人者が本シス
テムにて提供されるフォーラム等の各種コンテンツを利
用する毎に所定の特典が与えられる。したがって、被求
人者が本システムを利用することに関するインセンティ
ブが一層向上し、システムの一層の利用促進を図ること
ができる。
【0030】また、請求項11に記載の人材仲介システ
ムは、請求項9または10に記載の人材仲介システムに
おいて、上記サーバの上記特典処理手段は、上記被求人
者の適性のレベルに応じた内容にて特典の付与処理を行
うことを特徴とする。
【0031】この人材仲介システムにおいては、サーバ
の特典処理手段によって、各被求人者の適性のレベルに
応じた特典の付与処理が行われる。例えば、各被求人者
が高いレベルの適性を有する場合には、通常よりも多く
の特典が与えられる。したがって、優秀な被求人者が本
システムを利用することに関するインセンティブが一層
向上し、優秀な被求人者を集めることができる。
【0032】また、請求項12に記載の人材仲介システ
ムは、請求項9〜11のいずれか一つに記載の人材仲介
システムにおいて、上記サーバの上記特典処理手段は、
上記被求人者に対する求人者からの仲介依頼の数に応じ
た内容にて特典の付与処理を行うことを特徴とする。
【0033】この人材仲介システムにおいては、サーバ
の特典処理手段によって、求人者からの仲介依頼の数に
応じて特典の付与処理が行われる。ここで、「仲介依
頼」とは、被求人者が、求人者の希望をある程度満たし
たと判断できる全ての場合を含むものであり、例えば、
就職のための人材仲介においては求人企業からの採用依
頼であり、結婚のための人材仲介においては異性からの
お見合い等の依頼である。したがって、例えば、被求人
者が多数の求人企業から採用依頼を受けた場合には、そ
の求人企業数に応じてより多くの特典を付与することが
できる。これにより、優秀な被求人者が本システムを利
用することに関するインセンティブが一層向上し、優秀
な被求人者を集めることができる。
【0034】また、請求項13に記載の人材仲介システ
ムは、請求項9〜12のいずれか一つに記載の人材仲介
システムにおいて、上記サーバの上記特典処理手段は、
上記被求人者に付与する特典を、当該被求人者が当該人
材仲介システム内のコンテンツを利用するためのポイン
トとして付与することを特徴とする。
【0035】この人材仲介システムにおいては、被求人
者に付与する特典が、システム内でコンテンツを利用す
るためのポイントとして付与される。ここで、「コンテ
ンツ」とは、被求人者に対して直接的または間接的に何
らかの利益を与えることのできるサービスであり、例え
ば、システム外の提携スクールで講義を受けるための受
講の申し込みをシステム内で行うための「スクール受
講」が含まれる。これにより、被求人者が獲得した特典
は、本システム内で使用されることになるので、本シス
テムの利用を一層促進することができる。
【0036】また、請求項14に記載の人材仲介システ
ムは、請求項9〜13のいずれか一つに記載の人材仲介
システムにおいて、上記サーバの上記特典処理手段は、
上記被求人者に付与された特典を、当該被求人者に対し
て求人者から仲介の最終的な決定があった場合にのみ使
用可能とすることを特徴とする。
【0037】この人材仲介システムにおいては、サーバ
の特典処理手段によって、被求人者に付与された特典
が、求人者から仲介の最終的な決定があった場合にのみ
使用可能とされる。ここで、「仲介の最終的な決定」と
は、被求人者が、求人者の希望を満たしたと最終的に決
定できる全ての場合を含むものであり、例えば、就職の
ための人材仲介においては求人企業との採用契約が成約
した場合であり、結婚のための人材仲介においては異性
との婚約や結婚が成立した場合である。したがって、例
えば、被求人者が求人企業と実際に採用契約を交わした
場合に、この被求人者の特典が使用可能とされる。これ
により、実際には契約を行うつもりのない被求人者が、
特典のみを目的として本システムに登録等を行うような
ことが防止される。
【0038】また、請求項15に記載の人材仲介方法
は、求人者のクライアントおよび被求人者のクライアン
トと、サーバとを、ネットワークを介して相互に接続し
て行なわれる人材仲介方法において、上記サーバにおい
て、上記被求人者のクライアントから通知された情報に
基づいて、当該被求人者の当該人材仲介システム内での
行動の履歴を抽出するステップと、上記ステップにおい
て抽出された行動の履歴を当該サーバ内に格納するステ
ップと、上記求人者のクライアントから通知された求人
者が求める被求人者に関する情報と、上記ステップにお
いて当該サーバ内に格納された被求人者の行動の履歴と
に基づいて、求人者と被求人者とのマッチングを行った
結果を上記被求人者のクライアントと上記求人者のクラ
イアントとの少なくとも一方に送信するステップとを備
えたことを特徴とする。
【0039】この人材仲介方法によれば、サーバにおい
て、各被求人者の行動の履歴が自動的に抽出され、この
行動の履歴が当該サーバ内に格納される。そして、サー
バにおいて、求人者のクライアントから通知された情報
と、当該サーバ内に格納された被求人者の行動の履歴と
に基づくマッチングが行なわれる。したがって、単に被
求人者によって入力された情報のみならず、この被求人
者の人材仲介システムでの行動が順次自動的に蓄積され
て求人検索の条件として利用されるので、被求人者の行
動内容によって明らかになる潜在的な能力や適正に基づ
いて人材仲介を行うことができる。
【0040】また、請求項16に記載の人材仲介方法
は、求人者のクライアントおよび被求人者のクライアン
トと、サーバとを、ネットワークを介して相互に接続し
て行なわれる人材仲介方法において、上記サーバにおい
て、上記被求人者のクライアントから通知された情報に
基づいて、当該被求人者の潜在的な適性を診断するステ
ップと、上記ステップにおいて診断された被求人者の潜
在的な適性を当該サーバ内に格納するステップと、上記
求人者のクライアントから通知された求人者が求める被
求人者に関する情報と、上記ステップにおいて当該サー
バ内に格納された被求人者の潜在適性とに基づいて、求
人者と被求人者とのマッチングを行った結果を上記被求
人者のクライアントと上記求人者のクライアントとの少
なくとも一方に送信するステップとを備えたことを特徴
とする。
【0041】この人材仲介方法によれば、サーバにおい
て、求人者の潜在的な適性が診断され、この適性が当該
サーバ内に格納される。そして、サーバにおいて、求人
者のクライアントにおいて入力された情報と、当該サー
バ内に格納された被求人者の適性とに基づくマッチング
が行われる。したがって、被求人者の潜在的な適性を客
観的に診断し、この適性に基づいて人材仲介を行うこと
ができる。
【0042】また、請求項17に記載の人材仲介方法
は、求人者のクライアントおよび被求人者のクライアン
トと、サーバとを、ネットワークを介して相互に接続し
て行なわれる人材仲介方法において、上記サーバにおい
て、上記被求人者のクライアントに対して、所定の複数
の質問を所定のタイミングで順次送信するステップを備
えたことを特徴とする。
【0043】この人材仲介方法によれば、サーバにおい
ては、所定の質問が所定のタイミングで被求人者のクラ
イアントに順次送信される。このような質問に被求人者
が順次回答することにより、被求人者はサーバと仮想的
に対話を行うことができ、チャット形式でのオンライン
面接やオンラインお見合い等を行うことができる。した
がって、被求人者や求人者の時間的・精神的負担が軽減
される。
【0044】また、請求項18に記載の記録媒体は、求
人者のクライアントおよび被求人者のクライアントと、
サーバとを、ネットワークを介して相互に接続して行な
われる人材仲介方法をコンピュータに実行させるプログ
ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に
おいて、上記サーバにおいて、上記被求人者のクライア
ントから通知された情報に基づいて、当該被求人者の当
該人材仲介システム内での行動の履歴を抽出するステッ
プと、上記ステップにおいて抽出された行動の履歴を当
該サーバ内に格納するステップと、上記求人者のクライ
アントから通知された求人者が求める被求人者に関する
情報と、上記ステップにおいて当該サーバ内に格納され
た被求人者の行動の履歴とに基づいて、求人者と被求人
者とのマッチングを行った結果を上記被求人者のクライ
アントと上記求人者のクライアントとの少なくとも一方
に送信するステップとを実行させるためのプログラムを
記録したことを特徴とする。
【0045】この記録媒体によれば、当該記録媒体に記
録されたプログラムをコンピュータに読み取らせること
によって、サーバにおいて、各被求人者の行動の履歴が
自動的に抽出され、この行動の履歴が当該サーバ内に格
納される。そして、サーバにおいて、求人者のクライア
ントから通知された情報と、当該サーバ内に格納された
被求人者の行動の履歴とに基づくマッチングが行なわ
れ、この結果が送信される。したがって、単に被求人者
によって入力された情報のみならず、この被求人者の人
材仲介システムでの行動が順次自動的に蓄積されて求人
検索の条件として利用されるので、被求人者の行動内容
によって明らかになる潜在的な能力や適正に基づいて人
材仲介を行うことができる。
【0046】ここで、「コンピュータ読み取り可能な記
録媒体」とは、フロッピー(登録商標)ディスク、光磁
気ディスク、ROM、EPROM、EEPROM、CD
−ROM、DVD等の任意の「可搬用の物理媒体」や、
各種コンピュータシステムに内蔵されるROM、RA
M、ハードディスク(HD)等の任意の「固定用の物理
媒体」、あるいは、LAN、WAN、インターネットに
代表されるネットワークを介してプログラムを送信する
場合の通信回線のように、短期にプログラムを保持する
「通信媒体」を含むものとする。このような「可搬用の
物理媒体」や「固定用の物理媒体」に記録されたプログ
ラムを、サーバおよびまたはクライアントに対して直接
的または通信可能に設けた媒体読み取り装置にて読み取
らせることにより、あるいは、「通信媒体」をサーバお
よびまたはクライアントに対して直接的または間接的に
接続してプログラムをダウンロードすることにより、サ
ーバおよびまたはクライアントにプログラムをロード可
能とさせることができる。ここで、「プログラム」と
は、任意の言語や記述方法にて記述されたデータ処理方
法であり、ソースコード、バイナリコード、実行形式等
の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単
一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールや
ライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表さ
れる別個のプログラムと協働してその機能を達成するも
のをも含む。
【0047】また、請求項19に記載の記録媒体は、求
人者のクライアントおよび被求人者のクライアントと、
サーバとを、ネットワークを介して相互に接続して行な
われる人材仲介方法をコンピュータに実行させるプログ
ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に
おいて、上記サーバにおいて、上記被求人者のクライア
ントから通知された情報に基づいて、当該被求人者の潜
在的な適性を診断するステップと、上記ステップにおい
て診断された被求人者の潜在的な適性を当該サーバ内に
格納するステップと、上記求人者のクライアントから通
知された求人者が求める被求人者に関する情報と、上記
ステップにおいて当該サーバ内に格納された被求人者の
潜在適性とに基づいて、求人者と被求人者とのマッチン
グを行った結果を上記被求人者のクライアントと上記求
人者のクライアントとの少なくとも一方に送信するステ
ップとを実行させるためのプログラムを記録したことを
特徴とする。
【0048】この記録媒体によれば、当該記録媒体に記
録されたプログラムをコンピュータに読み取らせること
によって、被求人者のクライアントから通知された情報
に基づいて被求人者の適性が診断され、この適性がサー
バに格納される。そして、求人者のクライアントから通
知された情報と、サーバに格納された被求人者の潜在適
性とに基づくマッチングが行われ、この結果が送信され
る。したがって、被求人者の適性を客観的に診断し、こ
の適性に基づいて人材仲介を行うことができる。
【0049】また、請求項20に記載の記録媒体は、求
人者のクライアントおよび被求人者のクライアントと、
サーバとを、ネットワークを介して相互に接続して行な
われる人材仲介方法をコンピュータに実行させるプログ
ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に
おいて、上記サーバにおいて、上記被求人者のクライア
ントに対して、所定の複数の質問を所定のタイミングで
順次送信するステップを実行させるためのプログラムを
記録したことを特徴とする。
【0050】この記録媒体によれば、当該記録媒体に記
録されたプログラムをコンピュータに読み取らせること
によって、サーバにおいては、所定の質問が所定のタイ
ミングで被求人者のクライアントに送信される。この質
問に被求人者が順次回答することにより、被求人者はサ
ーバと仮想的に対話を行うことができ、チャット形式で
のオンライン面接やオンラインお見合い等を行うことが
できる。したがって、被求人者や求人者の時間的・精神
的負担が軽減される。
【0051】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる人材仲介シ
ステム(本システム)、人材仲介方法(本方法)および
その方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体(本記録媒
体)の好適な一実施形態を図面に基づいて詳細に説明す
る。なお、この実施の形態では、求人者である求人企業
と、被求人者である求職者とを、インターネットを介し
て仲介する場合について説明する。
【0052】(本システムの概要)図1はこの実施の形
態にかかる人材仲介システム全体の構成図、図2は人材
仲介システムにおける人材仲介の概念を説明するための
説明図である。まず、本システムにて行われる人材仲介
の概要について図1、2を参照して説明し、その後、本
システムの構成および処理等の詳細について説明する。
本実施の形態にかかる人材仲介システムは、図1に示す
ように、サーバ1と、複数の求職者にて利用される複数
のクライアント2および複数の求人企業にて利用される
複数のクライアント3とを、インターネット4を介して
通信可能に接続して構成されている。
【0053】このようなシステムにおける各求職者のシ
ステム利用手順について概説する。図2に示すように
(この図では、求職者または求人企業と本システムとの
間の処理を実線にて示し、本システム内での処理を点線
にて示す)、まず、各求職者はクライアント2を介して
本システムへの登録を行う(2−1)。この登録時に
は、求職者によって自己の求職に関する基本的な情報
(求職者基本情報)が入力され、この求職者基本情報が
サーバ1の後述する求職者基本情報DB10に格納され
る。この登録後、各求職者の保有する適性が診断され
(2−2)、この適性に関する情報が通常適性DB12
に格納される。さらに、特に高いレベルの適性を保有す
る求職者がいる場合には、この求職者の適性に関する情
報が高適性DB13に転送される。
【0054】ここで、各求職者の保有する適性とは、性
格適性、潜在能力適性および知識適性に大別される求職
者の潜在的な適性(スキル)である。このうち、性格適
性は、「理想を求める性格」や「愛情を与える性格」等
のように、求職者の潜在的な性格に基づく適性であり、
職種への向き・不向きを判断するために使用される。ま
た、潜在能力適性は、「我慢強さ」や「積極性」等のよ
うに、求職者の潜在能力に基づく適性(ヒューマンスキ
ル)であり、職能を検討するために使用される。
【0055】また、知的適性は、「OA (Office Autom
ation)に関する知識」や「IT (Information Technolog
y)に関する知識」等のように、求職者の知識に基づく適
性であり、職務遂行のために求められる知識を有するか
否かを検討するために使用される。これら各適性の診断
方法は、後述する適性診断処理において説明する。
【0056】再び図2において、各求職者は、各種の求
職者用コンテンツを利用することができる(2−3)。
具体的には、求人情報を検索するための「求人検索」、
求人に応募するための「求人応募」、求人企業からの採
用を受諾するための「成約登録」、「フォーラム」、
「チャット」、「メーリングリスト」、所定の提携スク
ールにおける各種コースの受講を申し込むための「スク
ール受講」およびオンラインにて求人企業と面接を行う
ための「オンライン面接」を行うことができる。例え
ば、求人検索では、求職者にて入力された情報と求人企
業基本情報とのマッチングが行なわれ、この結果が求職
者に提供される。このように求職者用コンテンツが利用
されると、各求職者毎の行動の履歴(行動履歴)に関す
る情報が抽出されて行動履歴DB14に格納される。ま
た、この行動履歴DB14に格納された内容に基づい
て、求職者全体の行動傾向を示す情報が行動傾向DB1
5に格納される。
【0057】次に、各求人企業の人事担当者のシステム
利用手順について概説する。図2に示すように、まず、
各求人企業の人事担当者は、クライアント3を介して本
システムへの登録を行う(2−4)。この登録時には、
人事担当者によって自社の求人に関する基本的な情報
(求人企業基本情報)が入力され、この求人企業基本情
報がサーバ1の後述する求人企業基本情報DB11に格
納される。この登録後、人事担当者は、求人企業用のコ
ンテンツを利用することができる(2−5)。具体的に
は、「求職者検索」、「行動傾向の参照」あるいは「オ
ンライン面接」を行うことができる。この求職者検索で
は、求職者基本情報に基づく検索、通常適性に基づく検
索、高適性に基づく検索および行動履歴に基づく検索の
いずれかを行うことができる。
【0058】また、図2には不図示であるが、各求人企
業が求職者に関する情報を得る場合には課金(仲介業者
に対して支払う料金の計算処理)が行なわれる。一方、
求職者には、所定のタイミングで特典が与えられる。こ
こで、これら課金や特典の一部は、各求職者の保有する
適性のレベルに応じて差別化された内容にて行われる。
【0059】(システム構成―サーバ1)次に、このよ
うな人材仲介を行うための本システムの構成について詳
細に説明する。まず、サーバ1について説明する。図1
においてサーバ1は、概略的に、求職者基本情報DB
(DB=データベース)10、求人企業基本情報DB1
1、通常適性DB12、高適性DB13、行動履歴DB
14、行動傾向DB15、課金DB16、特典DB1
7、WebページDB18、通信制御IF(IF=イン
ターフェース)19および制御部20を備えて構成され
ており、これら各部はバス等の通信路を介して通信可能
に接続されている。さらに、このサーバ1は、ルータ等
の図示しない通信装置および専用線を介して、インター
ネット4に通信可能に接続されている。
【0060】このサーバ1の構成要素のうち、求職者基
本情報DB10には、各求職者毎の求職者基本情報が格
納される。この求職者基本情報は、例えば、図3に示す
ように、各求職者を一意に識別するための求職者ID、
各求職者の正当性を認証するためのパスワード、各求職
者の氏名、住所、最寄り駅、年齢、性別、学歴、職歴、
保有資格、希望時給、希望期間、採用データおよび成約
データを相互に関連付けて構成される。
【0061】また、求人企業基本情報DB11には、各
求人企業毎の求人企業基本情報が格納される。この求人
企業基本情報は、例えば、図4に示すように、各求人企
業を一意に識別するための求人企業ID、各求人内容を
一意に識別するための業務ID、各求人企業の正当性を
認証するためのパスワード、各求人企業の社名、所在
地、最寄り駅、職種、必要資格、希望時給、希望期間、
募集期間、応募データおよび成約データを相互に関連付
けて構成される。また、図示は省略するが、求人企業基
本情報DB11には、オンライン面接にて送信される所
定の複数の質問のデータが格納されている。ただし、こ
れら求職者基本情報および求人企業基本情報としては、
上述の情報以外にも、就職の仲介に有用な任意の情報を
含めることができる。
【0062】また、通常適性DB12には、各求職者の
適性に関する情報が格納されている。この情報は、例え
ば、図5に示すように、求職者ID、性格適性、この性
格適性から見た当該求職者に適していると思われる職種
(適職)、潜在能力適性、この潜在能力適性の観点から
見た適職、知識適性およびこの知識適性の観点から見た
適職を相互に関連付けて構成される。また、この通常適
性DB12には、各求職者の適性を診断するために必要
な情報が格納されている。この情報としては、性格適性
−職種マッチングテーブル、潜在能力適性診断パラメー
タテーブル、潜在能力適性−適職マッチングテーブル、
正解テーブルおよび職種適性−合格レベルテーブルがあ
る。これら各情報の具体的内容は、後述する適性診断処
理において説明する。また、高適性DB13には、高い
レベルの適性を保有する求職者の適性に関する情報が格
納される。この情報は、例えば、図5に示した情報と同
様に構成される。
【0063】また、行動履歴DB14には、各求職者が
本システムを利用した際の行動履歴に関する情報が格納
される。また、行動傾向DB15には、行動履歴DB1
4に格納された内容に基づいて抽出された、求職者全体
の行動傾向を示す情報が格納される。これら行動履歴D
B14および行動傾向DB15に格納される情報の具体
的内容は、後述する行動履歴処理または行動傾向処理に
おいて説明する。
【0064】また、課金DB16には、各求人企業に対
して課金を行うための情報が格納される。この課金情報
は、図6に例示するように、各求人企業の求人企業ID
と、各求人企業に対する課金の累計金額とを相互に関連
付けて構成される。また、特典DB17には、各求職者
に対して与えられる特典に関する情報が格納される。こ
の特典情報は、図7に例示するように、各求職者の求職
者IDと、各求職者に対して付与されたポイントの累計
値と、この累計値が使用可能であるか否かを示すフラグ
とを相互に関連付けて構成される。
【0065】また、図1においてサーバ1のWebペー
ジDB18には、クライアント2、3に対して送信され
る各種のWebページのデータが格納されている。この
データとしては、例えば、各求職者が求職者基本情報を
入力するための所定のフォームを表示するためのデータ
がある。このデータは、例えば、HTML(Hyper TextMa
rkup Language)やXML (Extensible Markup Language)に
て記述され格納されている。このデータに対しては、後
述するWebページ生成部29にて必要に応じて様々な
情報が付加されて、クライアント2、3に送信される。
また、通信制御IF19は、当該サーバ1とインターネ
ット4(またはルータ等の通信装置)との間における通
信制御を行う。
【0066】次に、制御部20について説明する。この
制御部20は、サーバ1の各部を制御するもので、適性
診断部21、行動履歴処理部22、適性レベル診断部2
3、行動傾向処理部24、マッチング部25、課金処理
部26、特典処理部27、面接処理部28およびWeb
ページ生成部29を備えて構成されている。
【0067】このうち、適性診断部21は、求職者から
クライアント2を介して入力された情報に基づいて、当
該求職者の適性を診断する。この適性診断は、性格適性
を診断する性格適性診断、潜在能力適性を診断する潜在
能力診断、知識適性を診断する知識適性診断に大別され
る。各診断の具体的内容は後述する適性診断処理におい
て説明する。
【0068】また、行動履歴処理部22は、求職者から
クライアント2を介して入力された情報に基づいて、当
該求職者の行動履歴を診断する。この診断の具体的内容
は後述する行動履歴処理において説明する。また、適性
レベル診断部23は、通常適性DB12に格納された各
求職者の適性のレベルを判断し、適性の高い求職者がい
る場合には、この求職者の適性に関する情報を抽出して
高適性DB13に格納する。また、行動傾向処理部24
は、行動履歴DB14に格納された各求職者の行動履歴
に基づいて、求職者全体の行動傾向を抽出・集計し、行
動傾向DB15に格納する。
【0069】また、マッチング部25は、求職者と求人
企業とを相互にマッチングする。このマッチングは、求
職者基本情報DB10、求人企業基本情報DB11、通
常適性DB12、高適性DB13、行動履歴DB14あ
るいは行動傾向DB15にそれぞれ格納された各種の情
報のうち、全部または一部を用いて行なわれる。このマ
ッチングの具体的内容については後述する。
【0070】また、課金処理部26は、各求人企業に対
する課金の累計処理を行う。なお、この累計処理におい
ては、各求職者の保有する適性のレベル等が必要に応じ
て参照され、このレベルに応じて課金額が決定される。
また、特典処理部27は、各求職者に対して与える特典
の累計処理を行う。ここで、特典とは、各求職者が本シ
ステム内のコンテンツの一部であるスクール受講を行う
際に使用することのできるポイントとして付与される
(以下、特典をポイントとして説明する)。ただし、必
ずしもポイントでなく、商品券や景品等を付与するよう
にしてもよい。なお、この累計処理においては、各求職
者の保有する適性のレベル等が必要に応じて参照され、
このレベルに応じてポイントが決定される。
【0071】また、Webページ生成部29は、必要に
応じてWebページDB18からWebページのデータ
を取得し、このデータに必要な情報を付加することによ
って、クライアント2、3に送信すべきWebページの
データを生成する。このWebページの生成は、例え
ば、CGI(Common Gateway Interface)を用いて動的に
行うことができる。
【0072】さて、これまでにサーバ1の構成について
説明したが、図示の各構成要素は機能概念的なものであ
り、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを
要しない。例えば、サーバ1が備える制御機能のうち、
全部または任意の一部は、CPU(Central Processing
Unit)および当該CPUにて解釈実行されるプログラム
にて実現することができ、あるいは、ワイヤードロジッ
クによるハードウェアとして実現することも可能であ
る。
【0073】さらに、サーバ1の分散・統合の具合的形
態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各
種の負荷等に応じた任意の単位で、機能的または物理的
に分散・統合して構成することができる。例えば、求職
者基本情報DB10と求人企業基本情報DB11を一つ
のデータベースとして統合することも可能である。ある
いは、サーバ1の各DBを、データベースサーバとして
独立させ集中管理してもよい。なお、実際のサーバ1の
構成機能としては、さらにファイアウォールサーバやD
NS(Domain Name System)サーバの機能を付加するこ
とができるが、これらについては従来と同様に構成する
ことができるためにその説明を省略する。
【0074】(システム構成−クライアント2、3)次
に、クライアント2、3の構成について説明する。ただ
し、これらクライアント2、3は相互に同一に構成する
ことができるので、以下、クライアント2の構成につい
て説明する。このクライアント2は、図1に示すよう
に、概略的には、制御部30、HD31、RAM32、
入出力制御IF33、入力装置34、出力装置35、お
よび、通信制御IF36を備えて構成されており、これ
ら各部がバス37を介してデータ通信可能に接続されて
いる。このクライアント2は、例えば、パーソナルコン
ピュータによって、あるいは、一部の機能をゲームに特
化させた家庭用のゲーム機によって実現することができ
る。
【0075】このクライアント2の制御部30は、クラ
イアント2の各部を制御するもので、Webブラウザ3
8を備えて構成されている。このWebブラウザ38
は、入力されたURL (Uniform Resource Locator)に
基づいて、インターネット4を介してサーバ1からWe
bページのデータを取得し、このデータを解釈して出力
装置にWebページを表示させる表示制御を行うもので
ある。
【0076】この制御部30は、その全部または任意の
一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプ
ログラムにて実現することができる。すなわち、HD3
1または図示しないROMには、OS(Operating Syst
em)と協動してCPUに命令を与え、各種処理を行うた
めのコンピュータプログラムが格納されている。このコ
ンピュータプログラムは、RAM32にロードされるこ
とによって実行され、CPUと協動して各制御部30を
構成する。しかしながら、このコンピュータプログラム
は、クライアント2に対して任意のネットワークを介し
て接続されたアプリケーションプログラムサーバ1に格
納されてもよく、必要に応じてその全部または一部をダ
ウンロードすることも可能である。このあるいは、各制
御部30の全部または任意の一部を、ワイヤードロジッ
ク等によるハードウェアとして実現することも可能であ
る。
【0077】また、入力装置34としては、キーボー
ド、マウス、および、マイク等を用いることができる。
また、後述するモニタも、マウスと協働してポインティ
ングディバイス機能を実現する。この他、クライアント
2がゲーム機として実現された場合の入力装置34とし
ては、キーボードやマウスに代えて、ゲーム機用のコン
トローラを用いることができる。また、出力装置35と
しては、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカ
を用いることができる(なお、以下においては出力装置
35をモニタ35として説明する)。
【0078】このように構成されたクライアント2は、
モデム、TA、ルータ等の通信装置と電話回線を介して
あるいは専用線を介して、インターネット4に接続され
ており、所定の通信規約(例えば、TCP/IP(trans
port control protocol/internet protocol))に従って
サーバ1にアクセスすることができる。
【0079】(サーバ1と求職者のクライアント2との
間での人材仲介処理)次に、このように構成された本シ
ステムにおける人材仲介処理について説明する。最初
に、サーバ1と求職者のクライアント2との間で行なわ
れる処理について説明する。この処理における、サーバ
側の処理のメインフローチャートを図8に示す。
【0080】(人材仲介処理−ログイン処理)まず、ロ
グイン処理が行なわれる(ステップS8−1)。このロ
グイン処理では、最初に、求職者が所定のURLを、入
力装置34を介してWebブラウザ38に入力すること
により、求職者用の初期画面となるWebページの送信
が要求される。そして、この送信要求に基づいて、We
bページDB18から求職者初期Webページのデータ
が取得され、このデータがクライアント2に送信され、
Webブラウザ38の機能によってWebページがモニ
タ35に表示される(以降、WebページDB18から
Webページのデータが取得され、このデータがクライ
アント2、3に送信され、WebページがWebブラウ
ザの機能によってモニタ35に表示される点は同様であ
るため、この説明を省略する)。
【0081】このWebページにおいて、求職者は、本
システムに対してログインを行うための情報を入力する
ことができる。このため、このWebページは、例え
ば、求職者が登録済みか未登録かを選択する選択欄と、
登録済みである場合には自己の求職者IDおよびパスワ
ードを入力する入力欄とを含んで構成される。そして、
求職者が各欄に該当する情報を入力装置34を介して入
力し、送信を指示すると、この情報がサーバ1に送信さ
れてログイン可否の判断が行なわれる。
【0082】具体的には、登録済みであることが選択さ
れている場合には、入力された求職者IDおよびパスワ
ードが、求職者基本情報DB10に格納されている求職
者IDおよびパスワードと一致するか否かが判断され
る。そして、求職者IDおよびパスワードが一致する場
合にはログインが許可され、求職者は後述するコンテン
ツの選択を行うことができる。一方、求職者IDおよび
パスワードが一致しない場合には、ログインが否定さ
れ、求職者IDおよびパスワードの再入力を促すWeb
ページのデータがモニタ35に表示される。これにてロ
グイン処理が終了する。ただし、このログイン処理は、
ここで説明した内容に限られず、各求職者の本システム
に対する登録状態や正当性を確認するための任意の内容
にて行うことができる。
【0083】(人材仲介処理−登録処理)また一方で、
初期画面となるWebページにおいて、未登録であるこ
とが選択されている場合には、登録処理が行なわれる
(ステップS8−2→S8−3)。この登録処理におい
ては、最初に、求職者基本情報を入力するための所定の
フォームを備えたWebページがモニタ35に表示され
る。ここで、求職者が入力装置34を介してWebペー
ジのフォーム内に自己の求職者基本情報を入力し、送信
を指示すると、この求職者基本情報がサーバ1に送信さ
れ、求職者基本情報DB10に格納される。なお、求職
者基本情報のうちの求職者IDは、この時点でサーバ1
によって発行され、求職者基本情報DB10に格納され
ると共に、クライアント2に送信されモニタ35に表示
される。これにて登録処理が終了する。なお、求職者
は、自己の求職者基本情報に変更が生じた際には、この
登録処理による求職者基本情報の登録を任意のタイミン
グで行うことができ、この登録内容に基づいて求職者基
本情報DB10の格納内容が更新される。
【0084】(人材仲介処理−適性診断処理−性格適性
診断処理)このようにログイン処理または登録処理が行
なわれた後、適性診断処理に移行する(ステップS8−
4)。ここでは、性格適性診断処理、潜在能力適性診断
処理、知識適性診断処理が順次行なわれる。まず、性格
適性診断処理について説明する。この処理で行なわれる
性格適性診断は、エニアグラムと呼ばれる方法を利用し
たものである。このエニアグラムとは、それぞれ20問
の質問から構成される9つの質問グループを求職者に提
示し、各質問に同意するか否かをYesかNoで回答さ
せ、この回答に基づいて当該求職者の性格適性を、所定
の9つの性格適性のうちのいずれかに分類するものであ
る(参照:書籍名「9つの性格−エニグラムで見つかる
「本当の自分」と最良の人間関係」、出版社名「PHP
研究所」、著者「鈴木秀子」)。また、ここでは、この
性格適性に基づいて、性格適性から見た適職が診断され
る。
【0085】図9は、サーバ1における性格適性診断処
理のフローチャートである。この図9に示すように、ま
ず、所定の性格適性診断用のWebページのデータがク
ライアント2に送信され(ステップS9−1)、このW
ebページがクライアント2のモニタ35に表示され
る。この性格適性診断用のWebページを図10に例示
する。この図10において、性格適性診断用のWebペ
ージは、複数の質問10−1と、各質問に対する回答を
入力するための入力欄10−2と、送信を指示するため
の送信ボタン10−3とを含んで構成されている。そし
て、各求職者は、各質問10−1を読み、各質問10−
1にYesと思う場合には、その横の入力欄10−2に入
力装置34を介してチェックマークを入力していくこと
で回答を行う。
【0086】全ての質問10−1に回答し終わった時点
で、求職者が送信ボタン10−3を選択すると、入力欄
10−2の情報がサーバ1に送信される(ステップS9
−2)。そして、適性診断部21において、クライアン
ト2から送信された情報に基づいて、求職者の性格適性
が診断される。この性格適性診断では、まず最も多くの
チェックマークが入力された質問グループが判別され
(ステップS9−3)、この質問グループに予め結び付
けられている1つの性格適性が、当該求職者の性格適性
であると診断される(ステップS9−4)。例えば、質
問グループ1のチェックマークが最も多い場合、求職者
の性格適性はタイプ1(=完全でありたいと思う人)と
診断され、質問グループ9のチェックマークが最も多い
場合、求職者の性格適性はタイプ9(=調和と平和を願
う人)と診断される。
【0087】そして、このように診断された性格適性に
基づいて、性格適性−職種マッチングテーブルが参照さ
れ、性格適性の観点から見た、所定の職種に対する適性
が診断される(ステップS9−5)。この性格適性−職
種マッチングテーブルを図11に例示する。この図11
において、性格適性−職種マッチングテーブルは、各性
格適性と、各性格適性を保有する求職者の各職種に対す
る適性とを相互に関連付けて構成されている。この図1
1において、例えば、タイプ1の性格適性を保有する求
職者の場合、職種「営業系−企画・販売促進」に対する
適性は「1」、職種「エンジニア系−コンサルティン
グ」に対する適性は「2」である(ここでは、適性の数
値が大きい程、各職種に対する適性が高いことを示
す)。
【0088】そして、所定値以上(例えば、適性「2」
以上)の適性を保有する職種がある場合には、この職種
が当該求職者の適職であると診断される(ステップS9
−6)。例えば、図11において、タイプ1の性格適性
を保有する求職者の適職は、「営業系−専門知識提供
型」であると診断される。このように診断された性格適
性および適職は、Webページ生成部29にて所定のW
ebページデータに付加され、クライアント2に送信さ
れモニタ35に表示される(ステップS9−7)。これ
によって各求職者は、自己の性格適性および性格適性か
ら見た適職を把握することができる。また、同時に、こ
れら性格適性および適職は、図5に示すように、通常適
性DB12に格納される(同じくステップS9−7)。
これにて、性格適性診断処理が終了する。
【0089】なお、この性格適性診断処理においては、
求職者の性格適性を必ずしも一つに絞り込めない場合
や、絞り込める場合であってもそのように限定してしま
うことが適切であるとは限らない場合があるため、複数
の性格適性それぞれについての保有傾向を示す傾向値を
用いて診断を行ってもよい。この場合、例えば、ステッ
プS9−3においては、各質問グループにおける質問数
20に対する、入力されたチェックマークの数が計算さ
れ、この計算結果が傾向値として設定される。例えば、
質問グループ1の質問に対して入力されたチェックマー
クの数が15である場合には傾向値=75%(=(15
/20)×100)、質問グループ2の質問に対して入
力されたチェックマークの数が10である場合には傾向
値=50%(=(10/20)×100)となる。そし
て、ステップS9−4では、各質問グループに予め結び
付けられている性格適性が、各傾向値分だけ保有されて
いると診断され、ステップS9−5では、複数の性格適
性に基づいて適職が診断される。このような性格適性診
断処理によれば、求職者の実態に一層合致した性格適性
診断を行うことができる。
【0090】(人材仲介処理−適性診断処理−潜在能力
適性診断処理)次に、潜在能力適性診断処理が行なわれ
る。この処理は、概略的に、複数の質問と各質問に対す
る複数の回答とを求職者に提示し、自己の考えに最も近
い回答を択一的に選択させ、この回答に基づいて求職者
の潜在能力適性を診断するものである。また、ここで
は、この潜在能力適性に基づいて、潜在能力適性から見
た各求職者の適職が診断される。
【0091】図12は、サーバ1における潜在能力適性
診断処理のフローチャートである。この図12に示すよ
うに、まず、潜在能力適性診断の所定のWebページの
データがクライアント2に送信され(ステップS12−
1)、このWebページがモニタ35に表示される。こ
の潜在能力適性診断用のWebページを図13に例示す
る。この図13において、潜在能力適性診断用のWeb
ページは、複数の質問13−1と、各質問13−1に対
する複数の回答13−2と、選択する回答13−2にチ
ェックマークを入力するための入力欄13−3と、送信
ボタン13−4とを含んで構成されている。そして、各
求職者は、各質問13−1と各回答13−2とを読み、
自分が選択する回答13−2の入力欄13−3に入力装
置34を介してチェックマークを入力していくことによ
って回答を行う。
【0092】全ての質問13−1に回答し終わった時点
で求職者が送信ボタン13−4を選択すると、この入力
欄13−3の情報がサーバ1に送信される。そして、適
性診断部21において、クライアント2から送信された
情報に基づいて、求職者の潜在能力適性が診断される
(ステップS12−2→S12−3)。この潜在能力適
性診断では、潜在能力適性診断パラメータテーブルが参
照される。この潜在能力適性診断パラメータテーブルを
図14に例示する。この図14において、潜在能力適性
診断パラメータテーブルは、各回答と、当該回答を選択
した求職者が保有する各潜在能力適性の大きさとを、相
互に関連付けて構成されている。例えば、質問1に対し
て回答1を選択した場合、求職者の各潜在能力適性の大
きさは、「我慢強さ=1」、「積極性=−1」および
「感性=−1」に設定されている(ここでは、数値が大
きくなるにつれ、各潜在能力適性が大きいことを示
す)。
【0093】そして、各質問で得られた潜在能力適性の
大きさが集計される(ステップS12−4)。この集計
結果を図15に例示する。この図15において、集計結
果は、各質問と、各質問に対して選択された回答に基づ
いて診断された各潜在能力適性の大きさとを相互に関連
付けて構成されている。例えば、質問1に対する回答で
得られた各潜在能力適性の大きさは、「我慢強さ=
1」、「積極性=−1」および「感性=−1」であり、
質問10で得られた各潜在能力適性の大きさは、「正義
感=1」、「社交性=−2」および「自主・自立=−
2」である。また、ここでは、全ての質問で得られた我
慢強さの合計が「12」、積極性の合計が「3」と集計
されている。
【0094】また、図15に示すように、各潜在能力適
性の大きさの合計と、各潜在能力適性の大きさで取り得
る最大値とに基づいて、各潜在能力適性の傾向値が算出
される(傾向値=(合計/最大値)×100、小数点以
下四捨五入、ステップS12−5)。例えば、「我慢強
さの傾向値=86%」、「積極性の傾向値=25%」と
なっている。そして、各潜在能力適性の傾向値が所定値
以上であるか否かが判断され、所定値以上である場合に
は当該潜在能力適性が存在すると最終的に決定される
(ステップS12−6)。例えば、図15において、所
定値が50%に設定された場合の例では、我慢強さ(傾
向値=86%)、協調性(傾向値=83%)、元気(傾
向値=50%)のみが存在すると診断される。
【0095】そして、このように診断された潜在能力適
性に基づいて、潜在能力適性−適職マッチングテーブル
が参照され、潜在能力適性の観点から見た適職が診断さ
れる(ステップS12−7)。この潜在能力適性−職種
マッチングテーブルを図16に例示する。この潜在能力
適性−職種マッチングテーブルは、各職種と、各職種に
求められる潜在能力適性とを相互に関連付けて構成され
ている。例えば、職種「営業系−提案型」には、「積極
性」、「指導力」、「感情」、「感性」、および、「元
気」の潜在能力適性が必要である。そして、各職種に求
められる潜在能力適性を全て満たしている場合に、当該
職種が当該求職者の適職であると診断される。
【0096】このように診断された潜在能力適性および
適職は、Webページ生成部29にて所定のWebペー
ジのデータに付加され、クライアント2に送信されモニ
タ35に表示される(ステップS12−8)。これによ
って各求職者は、自己の潜在能力適性および潜在能力適
性から見た適職を把握することができる。また、同時
に、これら潜在能力適性および適職は、図5に示すよう
に、通常適性DB12に格納される(同じくステップS
12−8)。これにて、潜在能力適性診断処理が終了す
る。
【0097】(人材仲介処理−適性診断処理−知識適性
診断処理)次に、知識適性診断処理が行なわれる。この
処理は、概略的に、複数の知識適性診断コースから1ま
たは複数のコースを任意に選択させ、各知識適性診断コ
ースのために予め準備されている複数の質問と各質問に
対する複数の回答を求職者に提示する。次いで、正解と
思われる回答を求職者に択一的に選択させ、この選択さ
れた回答の正解数に基づいて、知識を診断するものであ
る。また、ここでは、この知識適性に基づいて、知識適
性から見た適職が診断される。
【0098】図17は、サーバ1における知識適性診断
処理のフローチャートである。この図17に示すよう
に、まず、知識適性診断のコース選択用の所定のWeb
ページのデータがクライアント2に送信され(ステップ
S17−1)、このWebページがモニタ35に表示さ
れる。このコース選択用のWebページを図18に例示
する。このコース選択用のWebページは、複数の各知
識適性診断コースのコース名18−1と、コースを選択
するための選択欄18−2と、送信ボタン18−3とを
含んで構成されている。そして、各求職者は、自分が選
択する1または複数の知識適性診断コースのコース名1
8−1に対応する選択欄18−2に、入力装置34を介
してチェックマークを入力していくことによって、知識
適性診断コースの選択を行う。
【0099】選択が終わった時点で求職者が送信ボタン
18−3を選択すると、入力欄18−2の情報がサーバ
1に送信される。そして、この情報に基づいて、選択さ
れた各知識適性診断コースのうち、最初のコースの知識
適性診断用のWebページのデータがクライアント2に
送信され(ステップS17−2→S17−3)、このW
ebページがモニタ35に表示される。この知識適性診
断用のWebページを図19に例示する。この知識適性
診断用のWebページは、複数の質問および複数の回答
19−1と、回答を選択するための選択欄19−2と、
図示しない送信ボタンとを含んで構成されている。そし
て、各求職者は、各質問と各回答19−1を読み、自分
が正解と思う回答の選択欄19−2に、入力装置34を
介してチェックマークを入力していくことによって回答
を行う。全ての質問19−1に回答し終わった時点で求
職者が図示しない送信ボタンを選択すると、選択欄19
−2の情報がサーバ1に送信される。以降、コース選択
用のWebページにおいて選択された全てのコースにつ
いて、同様の処理が繰り返される(ステップS17−4
→S17−5)。
【0100】全てのコースについて回答が送信される
と、適性診断部21において、クライアント2から送信
された情報に基づいて求職者の知識適性が診断される。
この知識適性の診断では、選択された各コース毎の正解
テーブルが参照される。この正解テーブルを図20に例
示する。この正解テーブルは、各質問と、各質問の正解
の番号とを、相互に関連付けて構成されている。例え
ば、図20では、「質問1の正解=1」である。このよ
うな正解テーブルを参照することによって、各知識適性
診断コースにおける回答に対する正解数が計算される
(ステップS17−6)。ここでは、このように計算さ
れた正解数を、求職者の知識適性として位置付けてい
る。
【0101】次に、職種−合格レベルテーブルが参照さ
れる。この職種−合格レベルテーブルを図21に例示す
る。この職種−合格レベルテーブルは、各職種と、各職
種において求められる知識適性診断コースの正解数と
を、相互に関連付けて構成されている。例えば、職種
「インストラクター系−スクール」では、OA系の各ソ
フトの知識が「80点」、IT系−ネットワークの知識
が「50点」必要である。
【0102】このようなテーブルを参照することによっ
て、各職種に求められる正解数を満たしているか否かが
判断され、満たしている場合には当該職種が適職である
と診断される(ステップS17−7)。このように診断
された知識適性(正解数)および知識適性から見た適職
は、Webページ生成部29にて所定のWebページの
データに付加され、クライアント2に送信され表示され
る(ステップS17−8)。これによって各求職者は、
自己の知識適性および知識適性から見た適職を把握する
ことができる。また、同時に、これら知識および適職
は、図5に示すように、通常適性DB12に格納される
(ステップS17−8)。これにて、知識適性診断処理
が終了し、図8のステップS8−4の適性診断処理が終
了する。
【0103】なお、各求職者は、自己の適性が向上して
いると考える場合等に、この適性診断処理による適性診
断を任意のタイミングで受けることができ、この診断結
果に基づいて通常適性DB12の格納内容が順次更新さ
れる。また、この再診断の際には、知識適性診断のみを
受ける等、適性診断のうちの任意の一部のみを選択でき
るようにすることができる。
【0104】(人材仲介処理−適性レベル診断処理)こ
のように、適性診断処理が終了すると、図8に示すよう
に、適性DBに格納された情報に基づいて、適性レベル
診断部23における適性レベル診断処理が行なわれる
(ステップS8−5)。この適性レベル診断処理は、適
性のレベルを判断し、適性の高い求職者がいる場合に
は、この求職者の適性に関する情報を抽出して高適性D
B13に格納するための処理である。
【0105】具体的には、性格適性診断にて診断された
適職、潜在能力適性診断にて診断された適職、知識適性
診断にて診断された適職が相互に比較され、全ての適性
診断において共通する適職がある場合には、当該適職に
ついて高レベルの適性を保有していると判断される。例
えば、図5の例では、求職者ID「A0005」を有す
る求職者は、全ての適性診断において「営業系−提案
型」が適職であると診断されているので、この適職「営
業系−提案型」について高レベルの適性を保有している
と判断される。
【0106】そして、このように高レベルの適性を保有
していると判断された求職者については、その適性に関
する情報が高適性DB13に転送される。また、同時
に、当該求職者の適性に関する情報が、通常適性DB1
2から除かれる。この他、適性のレベルの判断について
は任意の方法を採用することができ、例えば、高い業務
実績を挙げている人の保有している適性を調査し、この
適性に同一または類似する適性を、高いレベルの適性で
あると診断してもよい。
【0107】(人材仲介処理−コンテンツ処理)再び、
図8において、ステップS8−1でログインが許可され
た場合、あるいは、ステップS8−4の適性診断処理が
終了した場合には、各種のコンテンツを選択するための
所定のWebページがモニタ35に表示される。そし
て、求職者がこのWebページを用いて任意のコンテン
ツを選択すると、この選択内容に応じてコンテンツ処理
が行なわれる(ステップS8−6)。このコンテンツに
は、上述のように、求人検索、求人応募、成約登録、フ
ォーラム、チャット、メーリングリスト、スクール受講
およびオンライン面接がある。図22は、各コンテンツ
を利用する際に入力されるデータ等の相互の関係を示す
図である。
【0108】(人材仲介処理−コンテンツ処理−求人検
索処理)まず、求人検索が選択された場合について説明
する。この場合には、求人検索を行うための求人検索処
理が開始される。この処理では、まず、求人検索用のW
ebページがモニタ35に表示される。この求人検索用
のWebページには、検索条件を入力するための入力欄
が設けられている。ここで入力可能な検索条件は、求人
企業基本情報に対応する条件であり、求職者が希望する
求人企業または業務に関する、社名、所在地、最寄り
駅、職種、希望時給または希望時期のうちの全部または
一部を入力することができる。例えば、「職種が=務
系」、「所在地=東京都」あるいは「時給=2000円
以上」といった検索条件を入力することができる。
【0109】この検索条件が入力され送信が指示される
と、この検索条件と、求人企業基本情報DB11に格納
された求人企業基本情報とに基づくマッチング処理が、
サーバ1のマッチング部25において行なわれる(ステ
ップS22−2→S22−3)。すなわち、検索条件と
求人企業基本情報との一致・不一致が判断される。そし
て、このマッチング結果を示すWebページが、Web
ページ生成部29にて生成され、クライアント2に送信
されモニタ35に表示される。例えば、このWebペー
ジは、検索条件に一致する求人が存在するか否かの旨
と、存在する場合には当該求人を行っている求人企業の
求人企業基本情報とを含んで構成される。これによっ
て、求職者は、自己の希望条件に合致した求人企業を検
索することができる。
【0110】(人材仲介処理−コンテンツ処理−求人応
募処理)また、検索した求人企業に応募したい場合、求
職者は求人応募を選択することができる。この求人応募
が選択されると、求人応募処理が開始され、求人応募用
のWebページがモニタ35に表示される。この求人応
募用のWebページには、自己の求職者ID、希望職
種、希望勤務地、希望時給および希望期間を入力する入
力欄が設けられている(なお、自己の求職者IDと、応
募したい業務の業務IDのみを入力するようにしてもよ
い)。そして、求職者によって入力欄に必要な情報が入
力され送信が指示されると、求人企業基本情報DB11
の該当する求人企業の応募データ欄に、当該求職者の求
職者IDが登録される。これによって、求職者は、自己
の希望条件に合致した求人企業に応募することができ、
求人企業は、この応募データを後日参照することによっ
て、自社に応募している求職者を知ることができる。
【0111】(人材仲介処理−コンテンツ処理−成約登
録処理)また、求人企業からの採用依頼が電子メール等
にて来た場合において、この採用依頼を承諾する際に、
求職者は成約登録を選択する。この成約登録が選択され
ると、成約登録処理が開始され、成約登録用のWebペ
ージがモニタ35に表示される。この成約登録用のWe
bページには、自己の求職者IDおよび成約した業務の
業務IDを入力する入力欄が設けられている。そして、
求職者によって入力欄に必要な情報が入力され送信が指
示されると、求職者基本情報DB10における当該求職
者に対応する成約データに業務IDが登録されると共
に、求人企業基本情報DB11における当該業務IDに
対応する成約データに求職者IDが登録される。これに
よって、成約が確定する。また、この時には、成約先で
ある求人企業に、成約が確定した旨の電子メールが送信
される。
【0112】また、この時、特典DB17における当該
求職者のフラグが、成約したことを示す所定の状態(例
えば、フラグが1の状態)とされる。ただし、このフラ
グを所定の状態とするための情報は、求職者による成約
登録以外の任意の情報を用いることができ、例えば、求
人企業の人事担当者から送信される情報に基づいてフラ
グを立てるようにしてもよい。
【0113】(人材仲介処理−コンテンツ処理−フォー
ラム等)また、コンテンツとして、フォーラム、チャッ
トあるいはメーリングリストが選択されると、各求職者
は、求職者同士(あるいは、さらに人事担当者や第三者
を含めてもよい)によるフォーラム、チャット、メーリ
ングリストにそれぞれ参加することができる。これらフ
ォーラム等は、一般のインターネットやパソコン通信で
のフォーラム等と同様に行なわれるものであり、その説
明を省略する。これらフォーラム、チャットあるいはメ
ーリングリストにおいては、図22に示すように、求職
者ID、参加するフォーラム等の分野および発言内容が
入力される。
【0114】(人材仲介処理−コンテンツ処理−スクー
ル受講処理)また、スクール受講が選択されると、スク
ール受講処理が開始され、受講コース選択用のWebペ
ージがモニタ35に表示される。このWebページに
は、各種の受講コースの案内が表示されており、あるい
は、受講コースを検索するための検索欄が設けられてい
る。このWebページを用いて、申し込みたい受講コー
スを特定し、自己の求職者IDを所定の入力欄に入力し
て送信を指示すると、この情報が提携スクールの図示し
ないサーバ1に送信され、受講申し込みが行なわれる。
【0115】この時、各求職者は、特典DB17に格納
された自己のポイントを用いて受講を行うことができ
る。具体的には、各受講コース毎に必要なポイントが予
め設定されており、各求職者が自己のポイントを使って
受講する旨を受講コース選択用のWebページにて指示
すると、特典処理部27の制御下において、必要なポイ
ントと、特典DB17に格納されたポイントとが比較さ
れ、両者が同一または後者の方が大きい場合にのみ、受
講の申し込みが受理される。また、この時、使用された
ポイントが特典DB17に格納されたポイントから減算
される。このように各求職者は自己のポイントを用いて
スクール受講を行うことができ、自己の能力を向上させ
ることができる。この他、スクール受講に限らず、任意
のコンテンツをポイントで利用可能とすることができ
る。
【0116】ただし、このポイントを用いたコンテンツ
の利用時には、一定の制限が課せられる。具体的には、
各求職者が自己のポイントを使って受講する旨を指示す
ると、特典処理部27によって特典DB17に格納され
た当該求職者のフラグが参照され、このフラグが成約を
示す状態になっている場合にのみ、ポイントの使用を許
可する。これによって、実際に成約登録が行なわれた場
合にのみポイントを使用できることになり、採用契約を
行うつもりのない被求人者が特典のみを目的として求職
者登録を行うようなことが防止される。ただし、成約の
有無を示す情報としては、特典DB17のフラグ以外の
任意の情報を用いることができる。
【0117】(人材仲介処理−コンテンツ処理−オンラ
イン面接処理)次に、オンライン面接について説明す
る。このオンライン面接が行われる前には、事前選考試
験が行われる。すなわち、求職者が所定のWebページ
を用いて、事前選考を希望する旨および面接を希望する
企業を特定する情報を入力すると、面接処理部28の制
御下において、事前選考処理が行われる。この処理で
は、まず、予め用意された事前選考用の質問を含むWe
bページがモニタ35に表示される。この質問に求職者
が回答して送信を指示すると、回答のデータがサーバ1
に送信され、所定の回答と比較することによって自動的
に採点される。この採点結果は、求職者が面接を希望し
ている求人企業の人事担当者に電子メール等にて送信さ
れ、人事担当者はこの採点結果に基づいて面接を行うか
否かを決定し、この決定と、面接を行う場合の面接日時
および面接IDが求職者に電子メールにて後日送信され
る。
【0118】面接を行う旨の決定を受けた求職者が、面
接日時通知された日時に、所定のWebページを用い
て、面接を希望する旨および面接IDを入力すると、面
接処理部28の制御下において、オンライン面接処理が
行われる。この処理では、まず、求人企業基本情報DB
11に格納された複数の質問のデータが、所定の順序あ
るいはランダムな順序で呼び出され、このデータを含ん
だWebページのデータがWebページ生成部29にて
生成される。そして、このデータがクライアント2に送
信され、質問用のWebページがモニタ35に表示され
る。そして、求職者は、この質問に対する回答を入力装
置34を介して入力し、送信を指示すると、この回答の
データが通信制御IF36を介してサーバ1に送信され
る。
【0119】再びサーバ1では、クライアント2から送
信された回答のデータと、次の回答のデータとを含んだ
Webページのデータが生成される。また、このWeb
ページには、当該Webページの更新タイミングを規定
するタグが含まれており、クライアント2のWebブラ
ウザ38がこのタグを解釈実行することによって、当該
Webページが短期で自動的に更新され、モニタ35に
順次表示される。このような処理を連続して繰り返すこ
とにより、モニタ35にはサーバ1からの質問と求職者
の回答とがチャット形式でほぼリアルタイムで次々に表
示されることになり、求職者に対する仮想空間的な面接
が行われる。なお、サーバ1からクライアント2への質
問のデータ送信のタイミングは、クライアント2からの
回答を待って行ったり、あるいは、回答の有無に関わら
ず所定周期で行うことができる。
【0120】この面接において、クライアント2から送
信された回答のデータは、後日に人事担当者に電子メー
ル等によって送信され、採点が行われる。ここでは、例
えば、回答時の言葉使いや使用されている漢字のレベル
等に基づいて言語力が採点され、回答時の入力速度やタ
イプミスに基づいて入力技能が採点され、あるいは、回
答時のタイミングは回答内容に基づいて積極性、強調
性、綿密性、感性および自主性といった潜在能力適性が
採点される。この採点は、リアルタイムで行ってもよ
く、あるいは、後日にログファイルを参照することによ
って行ってもよい。
【0121】そして、この採点結果に基づいて、面接結
果が人事担当者にて判断され、この面接結果が電子メー
ルにて求職者に送信される。また、この採点の結果は、
人事担当者からサーバ1に送信され、当該求職者の行動
履歴として行動履歴DB14に格納される。さらに、採
点された潜在能力適性は、既に通常適性DB12や高適
性DB13に格納されている各求職者の潜在能力適性に
反映させることができる。例えば、採点された潜在能力
適性と、既に格納されている潜在能力適性との平均値を
求めることによって新たな潜在能力適性が診断され、こ
の潜在能力適性に基づいて、潜在能力適性から見た適職
が再診断され、通常適性DB12や高適性DB13に格
納される。
【0122】このように本システムにおいてはオンライ
ンで面接を行うことができるので、時間的成約や地理的
制約を受けることなく面接を行うことができ、求職者と
求人企業の双方にとって面接の負担が軽減される。ま
た、人事担当者と求職者とを通常のチャット形式で対話
させて面接を行うこともできるが、上述のようにサーバ
から自動的に質問を送信することにより、人事担当者が
不在でも面接を行うことが可能となる。この場合には、
例えば、オンライン面接を24時間受け付けることや、
多数の求職者を一度に面接することが可能となる。
【0123】(人材仲介処理−特典付与処理)また、図
8において、各種のコンテンツ処理が行われた後、特典
処理部27にて特典付与処理が行なわれる(ステップS
8−7)。ここでは、コンテンツ処理の利用時に入力さ
れた求職者の求職者IDと、各コンテンツを利用した際
に付与すべき所定のポイントとが、相互に関連付けて特
典DB17に格納される。すなわち、本システムにおい
ては、求職者が各コンテンツを利用する毎にポイントが
付与されるので、求職者が各コンテンツを利用する際の
インセンティンブを高めることができる。なお、この特
典付与処理は、図8に示すタイミングに限られず、コン
テンツ処理が行われた後の任意のタイミングで行われて
よい。
【0124】また、この特典付与処理においては、特典
処理部27によって、求職者の保有する適性レベルに応
じた特典が付与される。すなわち、高適性DB13を参
照することによって、特典が付与される求職者が高レベ
ルの適性を保有しているか否かが判断され、高レベルの
適性を保有する求職者に対しては、通常レベルの適性を
保有する求職者よりも多くのポイントを付与する。これ
によって、高レベルの適性を保有する求職者のインセン
ティブを高めることができ、優秀な求職者を集めること
ができる。
【0125】その後、図8に示すように、さらに利用を
継続するかが求職者に問い合わせられる(ステップS8
−8)。このため、利用を継続するか否かを問い合わせ
るための所定のWebページがモニタ35に表示され
る。ここで利用継続が選択された場合には、コンテンツ
を選択するためのWebページがサーバ1からクライア
ント2に送信されモニタ35に表示される。以降、同様
にしてコンテンツ処理が繰り替えされる(ステップS8
−6→S8−7→S8−8)。
【0126】(人材仲介処理−行動履歴処理)また、こ
のように各コンテンツが利用された際にクライアント2
からサーバ1に送信されたデータは、所定のタイミング
で行動履歴処理部22に送られる。そして、この行動履
歴処理部22において、行動履歴処理が行われる(ステ
ップS8−9)。この行動履歴処理においては、クライ
アント2から送信されたデータがそのままの内容で、あ
るいは所定の方法にて計算されて、行動履歴として行動
履歴DB14へ格納される。
【0127】この行動履歴処理におけるデータの流れを
図22を参照しつつ説明する。まず、求人検索が選択さ
れた際に入力されたデータに基づいて、求職者ID、検
索時の重視条件、検索時の条件別希望内容および検索実
績が抽出され、これらが相互に関連付けて行動履歴DB
14に格納される。ここで、検索時の重視条件とは、求
人検索時の検索条件としてどのような条件が重視された
のかを示すものであり、希望職種、希望勤務地、希望時
給、希望期間のうちのいずれが検索条件として入力され
たかに基づいて取得される。また、検索時の条件別希望
内容とは、希望職種、希望勤務地、希望時給または希望
期間として、それぞれどのような内容が希望されたかを
示すものであり、各条件について入力された内容に基づ
いて取得される。また、求人実績とは、求人検索の利用
回数や利用頻度に基づいて所定方法にて計算されるもの
であり、例えば、過去1月以内の求人検索の利用頻度が
1回の場合には1点、2回の場合には2点というように
計算される。
【0128】また、求人応募が選択された際に入力され
たデータに基づいて、求職者ID、求人応募数、応募時
の重視条件、応募時の条件別希望内容および求人応募実
績が相互に関連付けて行動履歴DB14に格納される。
ここで、求人応募数とは、当該求職者が過去に求人応募
した数の累計値である。また、応募時の重視条件とは、
求人応募時の応募条件としてどのような条件が重視され
たのかを示すものであり、希望職種、希望勤務地、希望
時給、希望期間のうちのいずれが応募条件として入力さ
れたかに基づいて取得される。また、応募時の条件別希
望内容とは、希望職種、希望勤務地、希望時給または希
望期間として、それぞれどのような内容が希望されたか
を示すものであり、各条件について入力された希望内容
に基づいて取得される。また、求人応募実績とは、求人
応募の利用回数や利用頻度に基づいて所定方法にて計算
されるものであり、上述の求人実績と同様に計算するこ
とができる。
【0129】また、成約登録が選択された際に入力され
たデータに基づいて、求職者ID、成約数および成約実
績が行動履歴DB14に格納される。この成約数とは、
当該求職者が過去に成約登録した数の累計値である。ま
た、成約実績とは、成約の回数や頻度に基づいて所定方
法にて計算されるものであり、上述の求人実績と同様に
計算することができる。さらに、応募数および成約数に
基づいて、成約率が行動履歴DB14に格納される。こ
の成約率は、応募数に対する成約数の比率として計算さ
れる。
【0130】また、フォーラムが選択された際に入力さ
れたデータに基づいて、求職者ID、興味分野、参加回
数、発言回数、参加実績、発言実績および総合実績が行
動履歴DB14に格納される。興味分野とは、求職者が
参加した分野である。また、参加実績と発言実績は、そ
れぞれ参加回数と発言回数に基づいて所定方法で計算さ
れる。例えば、参加実績10ポイント/参加回数1、発
言実績50ポイント/発言回数1として計算される。ま
た、総合実績は、参加実績と発言実績との和として計算
される。この他、チャットやメーリングリストが選択さ
れた際についても、フォーラムと同様に、求職者ID、
興味分野、参加回数、発言回数、参加実績、発言実績お
よび総合実績が行動履歴DB14に格納される。
【0131】また、スクール受講が選択された際に入力
されたデータに基づいて、求職者ID、受講コース名お
よびスクール受講実績が行動履歴DB14に格納され
る。このスクール受講実績とは、スクールの受講回数や
受講頻度に基づいて所定方法にて計算されるものであ
り、上述の求人実績と同様に計算することができる。ま
た、人事担当者から送信されたオンライン面接の面接結
果に基づいて、求職者ID、言語力、入力技能、潜在能
力適性および面接評価項目別実績が行動履歴DB14に
格納される。ここで、面接評価項目別実績とは、言語
力、入力技能および潜在能力適性の各項目別の実績であ
り、これら各項目の点数に基づいて所定方法で計算され
る。これにて行動履歴処理が終了する。なお、行動履歴
DB14に格納されるデータは上述のデータに限定され
ず、各求職者の行動履歴を把握するために必要な任意の
データを格納することができる。
【0132】(人材仲介処理−行動傾向処理)再び、図
8において、ステップS8−9の行動履歴処理が行なわ
れた後、行動傾向処理部24による行動傾向処理が行わ
れる(ステップS8−10)。ここでは、行動履歴DB
14に格納された各求職者の行動履歴に基づいて、求職
者全体の行動傾向が抽出・集計され、この行動傾向が行
動傾向DB15に格納される。
【0133】この行動傾向処理におけるデータの流れを
図22を参照しつつ説明する。まず、検索時の重視条件
に基づいて、人気職種、人気勤務地、人気時給および人
気期間が抽出され行動傾向DB15に格納される。これ
ら人気職種、人気勤務地、人気時給および人気期間はそ
れぞれ、行動履歴DB14に格納された各求職者の検索
時の条件別希望内容に基づいて抽出されるもので、条件
として入力された希望職種、希望勤務地、希望時給およ
び希望期間のうち、入力頻度の高いものである。ここで
は、最も頻度の高い職種等のみを抽出してもよく、ある
いは、上位の所定範囲の職種等を抽出してもよい。この
他、同様に、不人気な職種や勤務地等を抽出することも
できる。
【0134】また、図22に示すように、行動傾向DB
15には、求人応募総数および成約総数が格納される。
このうち、求人応募総数は行動履歴DB14に格納され
た各求職者の求人応募数の和として計算され、成約総数
は行動履歴DB14に格納された各求職者の成約数の和
として計算される。また、行動傾向DB15には、フォ
ーラム参加率および人気フォーラムが格納される。この
うち、フォーラム参加率は、求職者総数に対する、フォ
ーラムに1回以上参加したことのある求職者の数として
計算される。この求職者総数は求職者基本情報DB10
から取得することができ、また、フォーラムに1回以上
参加したことのある求職者の数は、行動履歴DB14に
格納された各求職者の参加回数に基づいて算出すること
ができる。また、人気フォーラムは、各求職者の参加す
るフォーラムのうち参加頻度の高いものであり、行動履
歴DB14に格納された各求職者の興味分野に基づいて
抽出される。ここでは、最も頻度の高いフォーラムのみ
を抽出してもよく、あるいは、上位の所定範囲のフォー
ラムを抽出してもよい。この他、同様に、不人気なフォ
ーラムを抽出することもできる。
【0135】また、チャット、メーリングリストについ
ても、同様に、チャット参加率、人気チャット、メーリ
ングリスト参加率および人気メーリングリストが計算さ
れ行動傾向DB15に格納される。さらに、スクール受
講についても、同様に、スクール申し込み率および人気
スクールコース名が計算され行動傾向DB15に格納さ
れる。また、オンライン面接について、同様に、面接率
が計算されて行動傾向DB15に格納される。これにて
行動傾向処理が終了する。
【0136】なお、行動傾向DB15に格納されるデー
タは上述のデータに限定されず、求職者全体の行動傾向
を把握するために必要な任意のデータを格納することが
できる。例えば、フォーラム別の投稿数、オンライン面
接を利用している企業の総数、スクールの人気開催地等
を算出して格納することができる。また、行動傾向処理
は、図8に示したタイミング以外の任意のタイミングで
行うことができる。例えば、月末、四半期末、半期末あ
るいは年末等に行動傾向処理を行い、各行動傾向の月間
ランキング、四半期毎のランキング、半期毎のランキン
グあるいは年間ランキングを計算してもよい。
【0137】(サーバ1と求人企業のクライアント3と
の間での人材仲介処理)次に、本システムにおける人材
仲介処理のうち、サーバ1と求人企業のクライアント3
との間で行なわれる処理について説明する。この処理に
おける、サーバ側の処理のメインフローチャートを図2
3に示す。
【0138】(人材仲介処理−ログイン処理)まず、ロ
グイン処理が行なわれ(ステップS23−1)、必要に
応じて登録処理が行なわれる(ステップS23−3)。
これらログイン処理および登録処理は、求職者のログイ
ン処理(図8のステップS8−1)および登録処理(図
8のステップS8−3)とほぼ同様に行なわれる。すな
わち、ログイン処理では、各求人企業の人事担当者が所
定のURLをWebブラウザ38に入力することによ
り、求人企業用の初期画面となるWebページがモニタ
35に表示される。そして、人事担当者が該当する情報
を入力して送信すると、この情報がサーバ1に送信され
てログイン可否の判断が行なわれる。これにてログイン
処理が終了する。
【0139】また、求人企業が未登録の場合には、求人
企業基本情報を入力するための所定のWebページがモ
ニタ35に表示される。そして、このWebページを用
いて人事担当者が自社の求人企業基本情報を入力して送
信すると、この求人企業基本情報が求人企業基本情報D
B11に格納される。なお、求人企業基本情報のうちの
求人企業IDは、この時点でサーバ1において発行さ
れ、求人企業基本情報DB11に格納されると共に、ク
ライアント3に送信され表示される。これにて登録処理
が終了する。なお、人事担当者は、自社の求人企業基本
情報に変更が生じた際には、この登録処理による求人企
業基本情報の登録を任意のタイミングで行うことがで
き、この登録内容に基づいて求人企業基本情報DB11
の格納内容が更新される。
【0140】このように、登録処理が行なわれた際に
は、課金処理部26にて課金処理が行なわれる(ステッ
プS23−4)。ここでは、登録処理で登録された求人
企業IDと、所定の登録料として課せられる累計金額の
初期値とが、相互に関連付けて課金DB16に格納され
る。
【0141】次に、図23において、ステップS23−
1でログインが許可された場合、あるいは、ステップS
23−3の登録処理が終了した場合、人事担当者によっ
て、希望する検索や表示が指示される。このため、検索
条件等を入力するためのWebページがサーバ1からク
ライアント3に送信されモニタ35に表示される。この
Webページは、「人材検索」と「行動傾向の表示」の
いずれを行うのかを選択する欄、人材検索を行う場合に
は「求職者基本情報に基づく検索」と「潜在適性に基づ
く検索」のいずれを行うのかを選択する欄、潜在適性に
基づく検索を行う場合には、「通常適性」、「高適性」
あるいは「行動履歴」のうちいずれに基づいて検索を行
うのかを選択する欄を含んで構成されている。そして、
人事担当者がこのWebページの各欄を用いて希望する
検索方法を選択し、送信を指示すると、選択された検索
方法のデータがサーバ1に送信される。
【0142】(人材仲介処理−求職者基本情報に基づく
検索)最初に、人材検索のうち、求職者基本情報に基づ
く検索が選択された場合について説明する(ステップS
23−5→S23−6)。この場合には、検索条件を入
力するためのWebページがモニタ35に表示される。
このWebページは、自社の希望する職種や時給等の条
件を入力するための入力欄を含んで構成されている。そ
して、人事担当者が入力装置34を介して入力欄に条件
を入力し、送信を指示すると、この検索条件がサーバ1
に送信され、サーバ1のマッチング部25において、こ
の検索条件と、求職者基本情報DB10に格納された求
職者基本情報とに基づくマッチング処理が行なわれる
(ステップS23−7)。ここでは、例えば、「年齢が
35才以下である」、「情報処理1種の資格を有する」
あるいは「希望時給が1500円以下である」といった
検索条件に基づいて、マッチング処理を行うことができ
る。
【0143】そして、このマッチングにて検索された求
職者の求職者基本情報を示すWebページが、Webペ
ージ生成部29にて生成され、モニタ35に表示される
(ステップS23−9)。このように、人事担当者は、
自社の希望条件に合致した求職者を容易に検索すること
ができる。なお、マッチング結果が表示される前には、
課金処理部26にて課金処理が行なわれる(ステップS
23−8)。ここでは、課金DB16に格納された当該
求人企業の累計金額に、求職者基本情報による検索を行
うための所定の課金額が積算される。なお、この課金処
理は、マッチング処理の前に行うようにしてもよい。
【0144】その後、人事担当者にて、マッチング結果
にて表示された求職者を採用するか否かが選択される
(ステップS23−10)。この選択は、サーバ1から
送信された所定のWebページを用いて行なわれる。こ
こで、求職者を採用することが選択された場合には、採
用処理が行なわれる(ステップS23−11)。具合的
には、求職者基本情報DB10の該当する求職者の採用
データ欄に、当該求人企業の求人企業IDが登録され
る。これによって、人事担当者は、自社の希望条件に合
致した求職者に採用の意向を示すことができ、求職者
は、この採用データを後日参照することによって、自分
を採用する意向を示している求人企業を知ることができ
る。あるいは、この時点で、該当する求職者に対して、
採用する意向を伝えるための電子メールを送信するよう
にしてもよい。
【0145】このようにステップS23−11の採用処
理が行なわれた後、あるいは、ステップS23−10に
おいて求職者を採用しないことが選択された場合には、
さらに検索を継続するか否かを選択するための所定のW
ebページがクライアント3に送信され表示される。こ
のWebページにおいて、継続することが選択された場
合には再び検索方法を選択するためのWebページがク
ライアント3に送信され(ステップS23−12→S2
3−5)、継続しないことが選択された場合には本処理
が終了する。
【0146】(人材仲介処理−行動履歴に基づく検索)
次に、検索方法を選択するためのWebページにおい
て、行動履歴に基づく検索が選択された場合について説
明する(ステップS23−5→S23−6→S23−1
3)。この場合には、自社の希望する行動履歴(重視す
る行動履歴)を入力するための入力欄を含んだWebペ
ージが、サーバ1からクライアント3に送信されモニタ
35に表示される。そして、人事担当者によって入力欄
に行動履歴が入力され送信が指示されると、この行動履
歴がサーバ1に送信され、サーバ1のマッチング部25
において、この行動履歴と、行動履歴DB14に格納さ
れた行動履歴とに基づくマッチング処理が行なわれる
(ステップS23−14)。ここでは、例えば、「成約
率90%以上」あるいは「フォーラムでの総合実績50
0ポイント以上」といった行動履歴に基づいて、マッチ
ング処理を行うことができる。
【0147】そして、このマッチング処理にて検索され
た求職者の求職者基本情報を示すWebページが、We
bページ生成部29にて生成され、クライアント3に送
信されモニタ35に表示される(ステップS23−
9)。このように、人事担当者は、自社の希望する行動
的な適性を持つ求職者を容易に検索することができる。
また、マッチング結果が表示される前には、課金処理部
26にて課金処理が行なわれる(ステップS23−1
5)。ここでは、課金DB16に格納された当該求人企
業の累計金額に、行動履歴による検索を行うための所定
の課金額が積算される。
【0148】(人材仲介処理−通常適性に基づく検索)
次に、潜在適性のうち、通常適性に基づく検索が選択さ
れた場合について説明する(ステップS23−5→S2
3−6→S23−13→S23−16)。この場合に
は、自社の希望する適性(重視する適性)を入力するた
めの入力欄を含んだWebページが、サーバ1からクラ
イアント3に送信されモニタ35に表示される。そし
て、人事担当者によって入力欄に適性が入力され送信が
指示されると、この適性がサーバ1に送信され、サーバ
1のマッチング部25において、この適性と、通常適性
DB12に格納された適性とに基づくマッチング処理が
行なわれる(ステップS23−17)。ここでは、例え
ば、「タイプ1の性格適性を有する」、「適職が営業系
−提案型である」、「我慢強さおよび積極性がある」あ
るいは「IT系−ネットワークの知識を有する」といっ
た適性に基づいて、マッチング処理を行うことができ
る。
【0149】そして、このマッチング処理にて検索され
た求職者の求職者基本情報を示すWebページが、We
bページ生成部29にて生成され、クライアント3に送
信されモニタ35に表示される(ステップS23−
9)。このように、人事担当者は、自社の希望する適性
を持った求職者を容易に検索することができる。また、
マッチング結果が表示される前には、課金処理部26に
て課金処理が行なわれる(ステップS23−18)。こ
こでは、課金DB16に格納された当該求人企業の累計
金額に、通常適性による検索を行うための所定の課金額
が積算される。
【0150】(人材仲介処理−高適性に基づく検索)次
に、高適性に基づく検索が選択された場合について説明
する(ステップS23−5→S23−6→S23−13
→S23−16)。この検索は、上述した通常適性に基
づく検索と同様に行なわれる。ただし、マッチング部2
5において行なわれるマッチング処理(ステップS23
−19)の対象データは、通常適性DB12でなく高適
性DB13に格納された高レベルの適性である点で異な
る。すなわち、人事担当者によって希望する適性が入力
され送信が指示されると、サーバ1のマッチング部25
において、この適性と、高適性DB13に格納された適
性とに基づくマッチング処理が行なわれる。したがっ
て、ステップS23−17のマッチング処理に比べて、
より高い適性を保有する求職者のみを対象としてマッチ
ング処理が行なわれることになる。このように、高レベ
ルの適性を保有する求職者のみを対象としてマッチング
が行なわれるので、人事担当者は、適性の高い求職者の
情報のみを容易に得ることができる。
【0151】また、高適性に基づく検索が行なわれた場
合の課金処理(ステップS23−20)においては、課
金DB16に格納された当該求人企業の累計金額に、通
常適性による検索を行うための所定の課金額に比べて高
額に設定された所定の課金額が積算される。この課金額
の差別化は、通常適性による検索に比べて、高適性によ
る検索の方が情報の付加価値が高いと考えられることに
基づくものである。これによって、仲介業者は、一層付
加価値の高い情報を提供して大きな収入を得ることがで
きる。
【0152】(人材仲介処理−行動傾向表示)次に、検
索方法を選択するためのWebページにおいて、行動傾
向表示が選択された場合について説明する(ステップS
23−5)。この場合には、まず課金処理部26にて課
金処理が行なわれる(ステップS23−21)。ここで
は、課金DB16に格納された当該求人企業の累計金額
に、行動傾向表示を行うための所定の課金額が積算され
る。
【0153】次いで、行動傾向DB15から行動傾向に
関する情報が抽出され、この情報を表示するためのWe
bページのデータがWebページ生成部29にて生成さ
れ、クライアント3に送信されモニタ35に表示される
(ステップS23−22)。ここでは、具体的には、図
20に示す行動傾向DB15の内容である、人気職種、
求人応募総数あるいは人気フォーラム等が表示される。
なお、当然のことながら、行動傾向DB15の内容のう
ち、任意の一部のみを選択してモニタ35に表示するよ
うにしてもよい。
【0154】これによって、人事担当者は、求職者全体
の行動傾向を把握することができ、自社の採用戦略を構
築する等のために参考にすることができる。また、この
行動傾向に関する情報を、求職者が閲覧できるようにし
てもよく、この場合には求職者は行動傾向を自己の就職
活動の参考にすることができる。さらに、このような行
動傾向は、仲介業者自身にとっても本システムを改善す
る際の有力な参考情報となり得る。
【0155】さて、これまで本発明の一実施の形態につ
いて説明したが、本発明は、この実施の形態に示した内
容に限定されることなく、上述の特許請求の範囲に記載
した技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実
施されてよいものである。例えば、上記の実施の形態に
おいては、求人者が求人企業であり、被求人者が求職者
である、就職のための人材仲介を代表例として説明し
た。しかしながら、本発明は任意の目的で人材を評価・
分析等して仲介するために適用されてよいものである。
例えば、お見合いや結婚の相手を見つけるための人材仲
介システムにおいて、男性または女性の一方を求人者と
し、他方を被求人者として適用することができる。ま
た、当然のことながら、この仲介の対象に応じて、コン
テンツの内容や、課金や特典の方法や内容は適宜変更す
ることができる。
【0156】また、サーバ1とクライアント2、3を接
続するネットワークとしては、上述したインターネット
4以外にも任意のネットワークを利用することができ
る。例えば、限定されたエリア内でLAN、WANある
いはパソコン通信網を用いて、実施の形態と同様のシス
テムを構築することができる。この他、文書中や図面中
で示した処理手順、制御手順、具体的名称、数値等につ
いては、特記する場合を除いて任意に変更することがで
きる。また、実施の形態においては、求職者の適性を、
通常適性と高適性との2つのレベルに分割しているが、
3つ以上の任意数のレベルに分割することも可能であ
る。
【0157】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1、15
または18に記載の本発明によれば、各被求人者の行動
の履歴が自動的に抽出され、この行動の履歴に基づくマ
ッチングが行なわれる。したがって、単に被求人者によ
って入力された情報のみならず、この被求人者の人材仲
介システムでの行動が順次蓄積されて求人検索の条件と
して利用されるので、被求人者の行動内容によって明ら
かになる能力や適正に基づいて人材仲介を行うことがで
きる。
【0158】また、請求項2に記載の本発明によれば、
行動傾向処理手段によって被求人者全体の行動傾向が抽
出され、この行動傾向が行動傾向格納手段に格納される
ので、被求人者全体の行動傾向を容易に把握することが
でき、就職活動、採用活動あるいは仲介業務の改善等の
参考情報として利用することができる。
【0159】また、請求項3、16または19に記載の
本発明によれば、被求人者の潜在的な適性が自動的に診
断され、この適性に基づいて、求人者と被求人者とのマ
ッチングが行われる。したがって、被求人者の潜在的な
適性を客観的に診断し、この適性に基づいて人材仲介を
一層的確に行うことができる。
【0160】また、請求項4に記載の本発明によれば、
サーバの適性診断手段によって、性格適性、潜在能力適
性または知識適性のうちの少なくとも一つが診断される
ので、被求人者を、性格適性、潜在能力適性または知識
適性という多面的な観点から客観的に診断し、この適性
に基づいて人材仲介を行うことができる。
【0161】また、請求項5に記載の本発明によれば、
サーバの適性レベル診断手段によって各被求人者の潜在
適性のレベルが診断されるので、被求人者の適性のレベ
ルに応じたマッチングを行うことができ、求人者にとっ
ては自己のニーズに一層適した被求人者を検索すること
ができる。
【0162】また、請求項6に記載の本発明によれば、
被求人者の適性のレベルに応じた内容で、課金が行われ
るので、仲介業者は提供情報の差別化を図ることがで
き、本システムによる収益性を高めることができる。
【0163】また、請求項7、17または20に記載の
本発明によれば、サーバの面接処理手段によって、所定
の複数の質問が所定のタイミングで被求人者のクライア
ントに順次送信される。したがって、チャット形式での
オンライン面接やオンラインお見合い等を行うことがで
き、被求人者および求人者双方の時間的・精神的負担を
軽減することができる。
【0164】また、請求項8に記載の本発明によれば、
オンライン面接やオンラインお見合い等における被求人
者の行動の履歴が抽出されるので、より多面的な情報に
基づいて人材仲介を行うことができる。
【0165】また、請求項9に記載の本発明によれば、
サーバの特典処理手段によって、被求人者に対する特典
の付与処理が行われるので、被求人者が本システムを利
用することに関するインセンティブが向上し、システム
の利用促進を図ることができる。
【0166】また、請求項10に記載の本発明によれ
ば、サーバの特典処理手段によって、被求人者の行動に
応じた特典の付与処理が行われるので、被求人者が本シ
ステムを利用することに関するインセンティブが一層向
上し、システムの一層の利用促進を図ることができる。
【0167】また、請求項11に記載の本発明によれ
ば、サーバの特典処理手段によって、各被求人者の適性
のレベルに応じた特典の付与処理が行われるので、優秀
な被求人者が本システムを利用することに関するインセ
ンティブが一層向上し、優秀な被求人者を集めることが
できる。
【0168】また、請求項12に記載の本発明によれ
ば、サーバの特典処理手段によって、求人者からの仲介
依頼の数に応じて特典の付与処理が行われるので、優秀
な被求人者が本システムを利用することに関するインセ
ンティブが一層向上し、優秀な被求人者を集めることが
できる。
【0169】また、請求項13に記載の本発明によれ
ば、被求人者に付与する特典が、システム内でコンテン
ツを利用するためのポイントとして付与されるので、被
求人者が獲得した特典は、本システム内で使用されるこ
とになり、本システムの利用を一層促進することができ
る。
【0170】また、請求項14に記載の本発明によれ
ば、サーバの特典処理手段によって、被求人者に付与さ
れた特典が、求人者から仲介の最終的な決定があった場
合にのみ使用可能とされるので、実際には契約を行う意
思のない被求人者が、特典のみを目的として本システム
に登録等を行うようなことが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる人材仲介システム
全体の構成図である。
【図2】人材仲介システムにおける人材仲介の概念を説
明するための説明図である。
【図3】求職者基本情報DBに格納される求職者基本情
報の一例を示す図である。
【図4】求人企業基本情報DBに格納される求人企業基
本情報の一例を示す図である。
【図5】通常適性DBに格納される求職者の適性に関す
る情報の一例を示す図である。
【図6】課金DBに格納される情報の一例を示す図であ
る。
【図7】特典DBに格納される情報の一例を示す図であ
る。
【図8】サーバと求職者のクライアントとの間で行なわ
れる処理における、サーバ側の処理のメインフローチャ
ートである。
【図9】サーバにおける性格適性診断処理のフローチャ
ートである。
【図10】性格適性診断用のWebページの一例を示す
図である。
【図11】性格適性−職種マッチングテーブルの一例を
示す図である。
【図12】サーバにおける潜在能力適性診断処理のフロ
ーチャートである。
【図13】潜在能力適性診断用のWebページの一例を
示す図である。
【図14】潜在能力適性診断パラメータテーブルの一例
を示す図である。
【図15】潜在能力適性の大きさの集計結果の一例を示
す図である。
【図16】潜在能力適性−職種マッチングテーブルの一
例を示す図である。
【図17】サーバにおける知識適性診断処理のフローチ
ャートである。
【図18】コース選択用のWebページの一例を示す図
である。
【図19】知識適性診断用のWebページの一例を示す
図である。
【図20】知識適性診断における正解テーブルの一例を
示す図である。
【図21】職種−合格レベルテーブルの一例を示す図で
ある。
【図22】各コンテンツを利用する際に入力されるデー
タ等の相互の関係を示す図である。
【図23】サーバと求人企業のクライアントとの間で行
なわれる処理における、サーバ側の処理のメインフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 サーバ 2、3 クライアント 4 インターネット 10 求職者基本情報データベース 11 求人企業基本情報データベース 12 通常適性データベース 13 高適性データベース 14 行動履歴データベース 15 行動傾向データベース 16 課金データベース 17 特典データベース 18 Webページデータベース 19、36 通信制御インターフェース 20、30 制御部 21 適性診断部 22 行動履歴処理部 23 適性レベル診断部 24 行動傾向処理部 25 マッチング部 26 課金処理部 27 特典処理部 28 面接処理部 29 Webページ生成部 31 HD 32 RAM 33 入出力制御インターフェース 34 入力装置 35 出力装置(モニタ) 37 バス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 332 G06F 17/60 332 (72)発明者 三角 隆司 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 大本 一己 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 岩本 哲夫 大阪市福島区野田5丁目17番22号 株式会 社アイル内 (72)発明者 小宮 弘信 大阪市福島区野田5丁目17番22号 株式会 社アイル内 (72)発明者 建部 弘志 大阪市福島区野田5丁目17番22号 株式会 社アイル内 (72)発明者 藤田 敏行 大阪市福島区野田5丁目17番22号 株式会 社アイル内 (72)発明者 上田 英知 大阪市福島区野田5丁目17番22号 株式会 社アイル内 Fターム(参考) 5B049 BB11 CC02 CC08 CC33 CC36 EE01 EE05 EE23 EE28 EE59 FF03 FF04 GG04 GG07

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 求人者のクライアントおよび被求人者の
    クライアントと、サーバとを、ネットワークを介して相
    互に接続して構成された人材仲介システムにおいて、 上記サーバは、 上記被求人者のクライアントから通知された情報に基づ
    いて、当該被求人者の当該人材仲介システム内での行動
    の履歴を抽出する行動履歴処理手段と、 上記行動履歴処理手段にて抽出された行動の履歴を格納
    する行動履歴格納手段と、 上記求人者のクライアントから通知された求人者が求め
    る被求人者に関する情報と、上記行動履歴格納手段に格
    納された被求人者の行動の履歴とに基づいて、求人者と
    被求人者とのマッチングを行った結果を上記被求人者の
    クライアントと上記求人者のクライアントとの少なくと
    も一方に送信するマッチング手段と、 を備えることを特徴とする人材仲介システム。
  2. 【請求項2】 上記サーバには、 上記行動履歴格納手段にて格納された行動の履歴から、
    上記被求人者全体の所定の行動の傾向を抽出する行動傾
    向処理手段と、 上記行動傾向処理手段にて抽出された行動の傾向を格納
    する行動傾向格納手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載の人材仲介シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 求人者のクライアントおよび被求人者の
    クライアントと、サーバとを、ネットワークを介して相
    互に接続して構成された人材仲介システムにおいて、 上記サーバは、 上記被求人者のクライアントから通知された情報に基づ
    いて、当該被求人者の潜在的な適性を診断する適性診断
    手段と、 上記適性診断手段にて診断された被求人者の適性を格納
    する適性格納手段と、 上記求人者のクライアントから通知された求人者が求め
    る被求人者に関する情報と、上記適性格納手段に格納さ
    れた被求人者の適性とに基づいて、求人者と被求人者と
    のマッチングを行った結果を上記被求人者のクライアン
    トと上記求人者のクライアントとの少なくとも一方に送
    信するマッチング手段と、 を備えることを特徴とする人材仲介システム。
  4. 【請求項4】 上記サーバの適性診断手段は、上記被求
    人者の性格上の適性である性格適性、上記被求人者の潜
    在能力上の適性である潜在能力適性または上記被求人者
    の知識上の適性である知識適性のうちの少なくとも一つ
    を診断すること、 を特徴とする請求項3に記載の人材仲介システム。
  5. 【請求項5】 上記サーバには、上記適性格納手段に格
    納された被求人者の適性のレベルを診断する適性レベル
    診断手段を備えることを特徴とする請求項3または4に
    記載の人材仲介システム。
  6. 【請求項6】 上記サーバには、上記被求人者に関する
    情報の提供を受けた求人者に対して、当該被求人者の適
    性のレベルに応じた内容にて課金処理を行う課金処理手
    段を備えたことを特徴とする請求項5に記載の人材仲介
    システム。
  7. 【請求項7】 求人者のクライアントおよび被求人者の
    クライアントと、サーバとを、ネットワークを介して相
    互に接続して構成された人材仲介システムにおいて、 上記サーバは、上記被求人者のクライアントに対して、
    所定の複数の質問を所定のタイミングで順次送信する面
    接処理手段を備えることを特徴とする人材仲介システ
    ム。
  8. 【請求項8】 上記行動履歴処理手段は、上記面接処理
    手段にて送信された質問に対して上記被求人者のクライ
    アントから通知された回答に基づいて、当該被求人者の
    行動の履歴を抽出することを特徴とする請求項1および
    7に記載の人材仲介システム。
  9. 【請求項9】 上記サーバには、上記被求人者に対する
    特典の付与処理を行う特典処理手段を備えたことを特徴
    とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の人材仲介シ
    ステム。
  10. 【請求項10】 上記サーバの上記特典処理手段は、上
    記被求人者が当該人材仲介システムを利用した際の行動
    に応じた内容にて特典の付与処理を行うことを特徴とす
    る請求項9に記載の人材仲介システム。
  11. 【請求項11】 上記サーバの上記特典処理手段は、上
    記被求人者の適性のレベルに応じた内容にて特典の付与
    処理を行うことを特徴とする請求項9または10に記載
    の人材仲介システム。
  12. 【請求項12】 上記サーバの上記特典処理手段は、上
    記被求人者に対する求人者からの仲介依頼の数に応じた
    内容にて特典の付与処理を行うことを特徴とする請求項
    9〜11のいずれか一つに記載の人材仲介システム。
  13. 【請求項13】 上記サーバの上記特典処理手段は、上
    記被求人者に付与する特典を、当該被求人者が当該人材
    仲介システム内のコンテンツを利用するためのポイント
    として付与することを特徴とする請求項9〜12のいず
    れか一つに記載の人材仲介システム。
  14. 【請求項14】 上記サーバの上記特典処理手段は、上
    記被求人者に付与された特典を、当該被求人者に対して
    求人者から仲介の最終的な決定があった場合にのみ使用
    可能とすることを特徴とする請求項9〜13のいずれか
    一つに記載の人材仲介システム。
  15. 【請求項15】 求人者のクライアントおよび被求人者
    のクライアントと、サーバとを、ネットワークを介して
    相互に接続して行なわれる人材仲介方法において、 上記サーバにおいて、 上記被求人者のクライアントから通知された情報に基づ
    いて、当該被求人者の当該人材仲介システム内での行動
    の履歴を抽出するステップと、 上記ステップにおいて抽出された行動の履歴を当該サー
    バ内に格納するステップと、 上記求人者のクライアントから通知された求人者が求め
    る被求人者に関する情報と、上記ステップにおいて当該
    サーバ内に格納された被求人者の行動の履歴とに基づい
    て、求人者と被求人者とのマッチングを行った結果を上
    記被求人者のクライアントと上記求人者のクライアント
    との少なくとも一方に送信するステップと、 を備えたことを特徴とする人材仲介方法。
  16. 【請求項16】 求人者のクライアントおよび被求人者
    のクライアントと、サーバとを、ネットワークを介して
    相互に接続して行なわれる人材仲介方法において、 上記サーバにおいて、 上記被求人者のクライアントから通知された情報に基づ
    いて、当該被求人者の潜在的な適性を診断するステップ
    と、 上記ステップにおいて診断された被求人者の潜在的な適
    性を当該サーバ内に格納するステップと、 上記求人者のクライアントから通知された求人者が求め
    る被求人者に関する情報と、上記ステップにおいて当該
    サーバ内に格納された被求人者の潜在適性とに基づい
    て、求人者と被求人者とのマッチングを行った結果を上
    記被求人者のクライアントと上記求人者のクライアント
    との少なくとも一方に送信するステップと、 を備えたことを特徴とする人材仲介方法。
  17. 【請求項17】 求人者のクライアントおよび被求人者
    のクライアントと、サーバとを、ネットワークを介して
    相互に接続して行なわれる人材仲介方法において、 上記サーバにおいて、上記被求人者のクライアントに対
    して、所定の複数の質問を所定のタイミングで順次送信
    するステップを備えたことを特徴とする人材仲介方法。
  18. 【請求項18】 求人者のクライアントおよび被求人者
    のクライアントと、サーバとを、ネットワークを介して
    相互に接続して行なわれる人材仲介方法をコンピュータ
    に実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体において、 上記サーバにおいて、 上記被求人者のクライアントから通知された情報に基づ
    いて、当該被求人者の当該人材仲介システム内での行動
    の履歴を抽出するステップと、 上記ステップにおいて抽出された行動の履歴を当該サー
    バ内に格納するステップと、 上記求人者のクライアントから通知された求人者が求め
    る被求人者に関する情報と、上記ステップにおいて当該
    サーバ内に格納された被求人者の行動の履歴とに基づい
    て、求人者と被求人者とのマッチングを行った結果を上
    記被求人者のクライアントと上記求人者のクライアント
    との少なくとも一方に送信するステップと、 を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ
    読み取り可能な記録媒体。
  19. 【請求項19】 求人者のクライアントおよび被求人者
    のクライアントと、サーバとを、ネットワークを介して
    相互に接続して行なわれる人材仲介方法をコンピュータ
    に実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体において、 上記サーバにおいて、 上記被求人者のクライアントから通知された情報に基づ
    いて、当該被求人者の潜在的な適性を診断するステップ
    と、 上記ステップにおいて診断された被求人者の潜在的な適
    性を当該サーバ内に格納するステップと、 上記求人者のクライアントから通知された求人者が求め
    る被求人者に関する情報と、上記ステップにおいて当該
    サーバ内に格納された被求人者の潜在適性とに基づい
    て、求人者と被求人者とのマッチングを行った結果を上
    記被求人者のクライアントと上記求人者のクライアント
    との少なくとも一方に送信するステップと、 を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ
    読み取り可能な記録媒体。
  20. 【請求項20】 求人者のクライアントおよび被求人者
    のクライアントと、サーバとを、ネットワークを介して
    相互に接続して行なわれる人材仲介方法をコンピュータ
    に実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体において、 上記サーバにおいて、上記被求人者のクライアントに対
    して、所定の複数の質問を所定のタイミングで順次送信
    するステップを実行させるためのプログラムを記録した
    コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2000112681A 2000-04-13 2000-04-13 人材仲介システム、人材仲介方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Pending JP2001297211A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000112681A JP2001297211A (ja) 2000-04-13 2000-04-13 人材仲介システム、人材仲介方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000112681A JP2001297211A (ja) 2000-04-13 2000-04-13 人材仲介システム、人材仲介方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001297211A true JP2001297211A (ja) 2001-10-26

Family

ID=18624801

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000112681A Pending JP2001297211A (ja) 2000-04-13 2000-04-13 人材仲介システム、人材仲介方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001297211A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003288439A (ja) * 2002-03-28 2003-10-10 Ntt Comware Corp 性格データ分析処理装置およびその方法
WO2007015468A1 (ja) * 2005-08-01 2007-02-08 Media Laboratory Co., Ltd. 情報処理装置及びこれに用いる情報処理プログラム
JP2007114949A (ja) * 2005-10-19 2007-05-10 Idea Cross Kk 求人求職支援システム
JP2011210195A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Rakuten Inc サーバ装置、評価方法、評価プログラム、及び評価システム
JP6474089B1 (ja) * 2018-05-07 2019-02-27 株式会社タイミー マッチング支援サーバ、マッチング支援システム、マッチング支援方法およびプログラム
JP2020154570A (ja) * 2019-03-19 2020-09-24 Kddi株式会社 スキル公開装置、スキル公開方法及びプログラム
JP7299663B1 (ja) * 2023-01-24 2023-06-28 株式会社Nga 求人求職支援装置、求人求職支援プログラムおよび求人求職支援システム
CN116628340A (zh) * 2023-06-15 2023-08-22 中科聚信信息技术(北京)有限公司 职位代理人推荐方法及系统

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0934873A (ja) * 1995-07-21 1997-02-07 Hitachi Ltd 顧客分類方法およびシステム
JPH10124584A (ja) * 1996-10-23 1998-05-15 Nri & Ncc Co Ltd 営業ナビゲーション装置
JPH11338882A (ja) * 1998-05-28 1999-12-10 Recruit Co Ltd 求職者が求人データベースを検索する際の入力案内プロセスに特徴を有する求人求職仲介システム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0934873A (ja) * 1995-07-21 1997-02-07 Hitachi Ltd 顧客分類方法およびシステム
JPH10124584A (ja) * 1996-10-23 1998-05-15 Nri & Ncc Co Ltd 営業ナビゲーション装置
JPH11338882A (ja) * 1998-05-28 1999-12-10 Recruit Co Ltd 求職者が求人データベースを検索する際の入力案内プロセスに特徴を有する求人求職仲介システム

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
中西 みなと: "ネットビジネスにおけるWebログ解析「顧客」を「個客」として掴むWebアクセスの多変量解析", ネットワークコンピューティング, vol. 第12巻,第4号, JPN6009044717, 1 April 2000 (2000-04-01), pages 59 - 65, ISSN: 0001406438 *

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003288439A (ja) * 2002-03-28 2003-10-10 Ntt Comware Corp 性格データ分析処理装置およびその方法
WO2007015468A1 (ja) * 2005-08-01 2007-02-08 Media Laboratory Co., Ltd. 情報処理装置及びこれに用いる情報処理プログラム
JPWO2007015468A1 (ja) * 2005-08-01 2009-02-19 有限会社メディア研究所 情報処理装置及びこれに用いる情報処理プログラム
JP2007114949A (ja) * 2005-10-19 2007-05-10 Idea Cross Kk 求人求職支援システム
JP2011210195A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Rakuten Inc サーバ装置、評価方法、評価プログラム、及び評価システム
JP6474089B1 (ja) * 2018-05-07 2019-02-27 株式会社タイミー マッチング支援サーバ、マッチング支援システム、マッチング支援方法およびプログラム
WO2019216032A1 (ja) * 2018-05-07 2019-11-14 株式会社タイミー マッチング支援サーバ、マッチング支援システム、マッチング支援方法およびプログラム
JP2019197282A (ja) * 2018-05-07 2019-11-14 株式会社タイミー マッチング支援サーバ、マッチング支援システム、マッチング支援方法およびプログラム
JP2020154570A (ja) * 2019-03-19 2020-09-24 Kddi株式会社 スキル公開装置、スキル公開方法及びプログラム
JP7299663B1 (ja) * 2023-01-24 2023-06-28 株式会社Nga 求人求職支援装置、求人求職支援プログラムおよび求人求職支援システム
CN116628340A (zh) * 2023-06-15 2023-08-22 中科聚信信息技术(北京)有限公司 职位代理人推荐方法及系统
CN116628340B (zh) * 2023-06-15 2024-01-02 中科聚信信息技术(北京)有限公司 职位代理人推荐方法及系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Braucher Lawyers and consumer bankruptcy: One code, many cultures
Greenhaus et al. Encyclopedia of career development
US7424438B2 (en) Apparatus and methods for providing career and employment services
Jarvenpaa et al. Integrating market, technology, and policy opportunities in e-business strategy
US20060047530A1 (en) Job placement system and method
US20060178896A1 (en) Method and system for making connections between job seekers and employers
Zemans Framework for analysis of legal mobilization: A decision-making model
US20110231329A1 (en) Career and employment services system and apparatus
WO2001043002A1 (fr) Support sur lequel est enregistre un programme de presentation du niveau de competence technique, dispositif d'affichage et procede d'affichage
US7769629B1 (en) System and method for providing hierarchical reporting for online incentive programs
JP2001297211A (ja) 人材仲介システム、人材仲介方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2002297924A (ja) 質問受付方法及び質問システム
Kautz III et al. The Government Performance and Results Act of 1993: Implications for social work practice
JP2004240925A (ja) スキルアップ並びにマッチング処理方法、スキルアップ並びにマッチング処理方法をコンピュータに実行させるプログラム、スキルアップ並びにマッチング処理方法をコンピュータに実行させるプログラムを記憶させた記憶媒体及びスキルアップ並びにマッチング処理システム
JP7453535B2 (ja) 情報処理装置、プログラム、及び情報処理方法
JP6823217B1 (ja) 人材管理装置及びプログラム
JP2001297175A (ja) 人材仲介システム、人材仲介方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
WO2008127337A1 (en) Intellectual property examination
Peng The paradox of technical governance: A public opinion survey’s political process and its results
WO2019021624A1 (ja) ポイント寄付システム
JP2002245281A (ja) 就職業務・入試業務等の支援システム
Romm et al. Playing politics with e-mail: a longitudinal conflict-based analysis
Porter “A Black Future in the Air Industry?” Liberation and Complicity at San Francisco International Airport
JP2001350958A (ja) 生活設計最適化システム
Chen Intermediated Social Preferences: Altruism in an Algorithmic Era

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070413

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090820

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090901

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100330