JP2001296509A - 廃液晶パネルの再利用方法 - Google Patents

廃液晶パネルの再利用方法

Info

Publication number
JP2001296509A
JP2001296509A JP2000112641A JP2000112641A JP2001296509A JP 2001296509 A JP2001296509 A JP 2001296509A JP 2000112641 A JP2000112641 A JP 2000112641A JP 2000112641 A JP2000112641 A JP 2000112641A JP 2001296509 A JP2001296509 A JP 2001296509A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
crystal panel
crushing
polarizing plate
crushed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000112641A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Sawae
清 澤江
Tadashi Nishioka
忠司 西岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2000112641A priority Critical patent/JP2001296509A/ja
Publication of JP2001296509A publication Critical patent/JP2001296509A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/82Recycling of waste of electrical or electronic equipment [WEEE]

Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば、破砕に使用する1軸剪断方式の破砕
機が備える刃物の研磨や交換、或いはスクリーン交換等
を頻繁に行う必要が無く、ランニングコストを低くする
ことができ、かつ、破砕して得られるガラス片を珪石代
替材料として再利用することができる廃液晶パネルの再
利用方法を提供する。 【解決手段】 液晶パネルの再利用方法は、液晶パネル
に含まれる偏光板を乾留または燃焼させることによって
除去する偏光板除去工程(S1)と、偏光板を除去した
後の液晶パネルを1軸剪断方式、2軸剪断方式、衝撃破
砕方式の何れかの破砕機を使用して破砕する破砕工程
(S2)とを備えている。破砕工程により得られるガラ
ス片は、非鉄製錬炉に投入することによって、珪石代替
材料として用いることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、液晶パネ
ルの製造工場において廃棄される廃液晶パネル、液晶表
示装置の組立工場にて廃棄された液晶表示装置(モジュ
ール)を分解処理して排出される廃液晶パネル、液晶を
応用した製品の製造工場にて廃棄された製品を分解処理
して排出される廃液晶パネル、および、市場にて廃棄さ
れた情報表示装置や映像表示装置等を解体処理して排出
される廃液晶パネルを、再利用する方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、一般廃棄物や産業廃棄物の量が増
加して埋立地の残余年数が心配される状況となってい
る。また、環境意識の高まりから、より環境に配慮した
産業活動が求められている。このような状況から、工場
から排出される産業廃棄物、および、不要になった家電
製品や情報機器等の廃棄物等に関して、排出量の削減や
リサイクルの促進を要望する声が行政側からも上がって
いる。このような要望は、液晶表示装置や液晶パネルに
ついても同様である。
【0003】現在、液晶パネルの製造工場から排出され
る不良の廃液晶パネルは、大半が処分場に埋め立てられ
ている。また、家電製品や情報機器等の廃棄物に含まれ
る液晶表示装置や液晶パネルは、廃棄物の量としては少
ないこともあって、廃棄物の処理施設にて製品ごと破砕
された後、プラスチックを多量に含むシュレッダーダス
トと共に、埋め立て処理或いは焼却処理されている。
【0004】一方、同じ表示装置である廃CRTについ
ては、適切なリサイクル技術が既に提案されており(例
えば、特開平8−267455号公報参照)、一部で実
施されている。これは、CRTのガラスを切断して電子
銃や蛍光体を除去した後、得られたガラスをカレット
化、即ち粉砕し、CRT用ガラスとして再使用する技術
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したCRT、およ
びその他の家電製品や部品については、リサイクルのた
めの適切な処理方法が確立されているのに対し、液晶パ
ネルについては、このような技術が未だ確立されていな
い。
【0006】液晶パネルは、省電力駆動および省資源が
可能である特性から、高度情報化社会の進展に伴い、今
後、急速に生産量が増大し、かつ、表示面積の大きなも
のも増加することが予測される。従って、廃液晶パネル
の量も急速に増大すると考えられるが、現在、CRTと
比較して液晶パネルの体積が小さく、生産量が少ないこ
とで可能となっている埋め立て処理および焼却処理で
は、今後、対応できなくなることが、ほぼ確実視されて
いる。このため、液晶パネルのリサイクル技術や再利用
技術の開発は急務となっている。
【0007】また、液晶は、その毒性については殆ど問
題にならない程小さいことが判って来ているものの、自
然には分解し難い材料であることから、加熱処理や薬品
処理等の何らかの方法で分解処理を行うことが望ましい
と考えられる。
【0008】また、一部の液晶パネルには、反射を防止
する目的でカラーフィルタ基板に金属クロムが使用され
ている。それゆえ、この液晶パネルをそのまま埋め立て
処理した場合には、上記クロムが酸性雨との反応により
六価クロムになって環境に悪影響を及ぼすことを心配す
る声もある。さらに、液晶パネルの透明電極には、稀少
金属であるインジウムが使用されている。従って、この
ような液晶パネルについては、クロムやインジウムの回
収処理を行うことが望ましい。
【0009】さらに、液晶パネルの重量の大半を占める
ガラスについては、資源を大切にする点から再利用する
ことが望ましい。既に、本願発明者は、液晶パネルに
液晶駆動用ドライバICが接続されている状態、液晶
パネルから偏光板が剥がされていない状態、または、
液晶パネルから液晶が抜き取られていない状態、の何れ
かの状態で該液晶パネルを破砕し、減容化して輸送コス
トの抑制を図ると共に、破砕した液晶パネルを非鉄製錬
炉に投入することによって、該非鉄製錬炉でのマテリア
ルリサイクル(一部、サーマルリサイクルを含む)を可
能とする液晶パネルの再利用方法(特願平10−261
497号)を提案している。
【0010】ところが、上記方法においては、例えば偏
光板が付いている状態で液晶パネルを破砕するので、破
砕機が備える刃物が激しく摩耗し、このため刃物の研磨
や交換、或いはスクリーン交換等に要するランニングコ
ストが高くなるという課題が残されている。
【0011】より具体的に説明すると、偏光板は弾性お
よび柔軟性に富む材料からなり、一方、ガラスは硬くて
脆い材料である。このため、偏光板が付いている状態で
液晶パネルを破砕すると、偏光板は剪断力にて一回毎に
切断されて細かくなるのに対し、ガラスは衝撃力によっ
て一度で破砕されることになる。従って、大量に再利用
するために、例えば非鉄製錬炉に投入し易い数cm大の
サイズの揃った破砕物を得るには、1軸剪断方式の破砕
機を使用することが最も適している。尚、スクリーンが
付いていない2軸剪断方式や衝撃破砕方式(ハンマーク
ラッシャー)の破砕機は、使用することができない。ま
た、スクリーンが付いている2軸剪断方式や衝撃破砕方
式の破砕機は、処理に長時間を要する。
【0012】ところが、1軸剪断方式の破砕機を使用し
ても、偏光板が付いている状態で液晶パネルを破砕する
には、ガラスだけを破砕する場合と比較して2倍以上の
処理時間が掛かり、かつ、破砕機を駆動するモータに数
倍の負荷が掛かる。また、偏光板よりもガラスの方が早
く破砕されるため、ガラス片は、偏光板に付着した状態
で長時間、破砕機内部に滞留することになる。それゆ
え、硬いガラス片によって刃物やスクリーンが繰り返し
擦られ、削られることになるので、刃物の研磨や交換、
或いはスクリーン交換等を頻繁に行わなければならず、
ランニングコストが高くなってしまう。
【0013】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであり、その目的は、例えば、破砕に使用する1
軸剪断方式の破砕機が備える刃物の研磨や交換、或いは
スクリーン交換等を頻繁に行う必要が無く、ランニング
コストを低くすることができ、かつ、破砕して得られる
ガラス片を珪石代替材料として再利用することができる
廃液晶パネルの再利用方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の廃液晶パネルの
再利用方法は、上記の課題を解決するために、液晶パネ
ルに含まれる偏光板を除去する偏光板除去工程と、偏光
板を除去した後の液晶パネルを破砕する破砕工程とを備
え、破砕工程により得られるガラス片を、珪石代替材料
として用いることを特徴としている。
【0015】上記の構成によれば、液晶パネルに含まれ
る偏光板を除去する偏光板除去工程を行った後、液晶パ
ネルを破砕する破砕工程を行うので、該液晶パネルの破
砕を短時間で行うことができる。また、偏光板を除去し
た後の液晶パネルを破砕するので、例えば、破砕に使用
する1軸剪断方式の破砕機が備える刃物の研磨や交換、
或いはスクリーン交換等を頻繁に行う必要が無くなり、
ランニングコストを低くすることができる。そして、液
晶パネルは液晶層を2枚のガラス基板で挟持した構造で
あり、ガラス基板は多量のSiO2 を含んでいるので、
破砕工程により得られるガラス片は、珪石代替材料とし
て好適に再利用することができ、省資源化に貢献するこ
とができる。
【0016】本発明の廃液晶パネルの再利用方法は、上
記の課題を解決するために、さらに、偏光板除去工程で
は、乾留または燃焼させることによって偏光板を除去す
ることを特徴としている。上記の構成によれば、偏光板
を液晶パネルから完全に除去することができる。また、
液晶等の有機物も乾留または燃焼させるので、該有機物
を安全に処理することができる。さらに、燃焼させるこ
とによって、一部の液晶パネルに使用されているクロム
も酸化クロムとなって無害化されるので、安全に処理す
ることができる。
【0017】本発明の廃液晶パネルの再利用方法は、上
記の課題を解決するために、さらに、破砕工程では、1
軸剪断方式、2軸剪断方式、衝撃破砕方式の何れかの破
砕機を使用して液晶パネルを破砕することを特徴として
いる。上記の構成によれば、例えば、2軸剪断方式の破
砕機を使用した場合には、液晶パネルを容易に破砕する
ことができ、塵の発生が少なく、かつ、再利用するのに
好適な数cm大のサイズの揃った破砕物を容易に得るこ
とができる。また、例えば、衝撃破砕方式の破砕機を使
用した場合には、処理能力が大きいので、液晶パネルを
経済的に破砕することができる。
【0018】本発明の廃液晶パネルの再利用方法は、上
記の課題を解決するために、さらに、破砕工程により得
られるガラス片を、非鉄製錬炉に投入することを特徴と
している。上記の構成によれば、非鉄製錬炉内における
化学反応によって、ガラス片に多量に含まれるSiO2
が鉄等と結合するので、該非鉄製錬炉内に存在する鉄等
の不純物をスラグとして取り除くことができる。尚、偏
光板除去工程において、乾留または燃焼させる以外の方
法で偏光板を除去した場合には、該ガラス片に液晶等の
有機物が混入しているが、有機物は燃焼材となるので、
非鉄製錬炉を加熱する際の省エネルギー化に寄与するこ
とができる。また、1000℃を超える非鉄製錬炉内で
有機物を燃焼させるので、該有機物を安全に処理するこ
とができる。さらに、一部の液晶パネルに使用されてい
るクロムも酸化クロムとなって無害化されるので、安全
に処理することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】〔実施の形態1〕本発明の実施の
一形態について図1ないし図5に基づいて説明すれば、
以下の通りである。
【0020】廃液晶パネルとなる液晶パネルの縦断面図
の一例を、図2に示す。この液晶パネルは、例えば、液
晶パネルの製造工場において廃棄される廃液晶パネル、
液晶表示装置の組立工場にて廃棄された液晶表示装置を
分解処理して排出される廃液晶パネル、液晶を応用した
製品の製造工場にて廃棄された製品を分解処理して排出
される廃液晶パネル、および、市場にて廃棄された情報
表示装置や映像表示装置等を解体処理して排出される廃
液晶パネルである。また、図2に示す液晶パネルは、T
FT液晶パネル等のアクティブ液晶パネルである。尚、
同図中においては、アクティブ素子は省略されている。
また、本発明にかかる処理方法は、デューティ液晶パネ
ルに対しても同様に適用可能である。
【0021】液晶パネルは、図2に示すように、対向配
置された0.7〜1.1mm程度の厚さの2枚のガラス
基板1・1を有している。これらガラス基板1・1は、
これらの内面間に、これらの周縁部に沿って設けられた
シール樹脂体2により貼合されている。ガラス基板1・
1とシール樹脂体2とによって密封された領域には、液
晶が充填されることにより、4〜6μm程度の厚さの液
晶層3が形成されている。各ガラス基板1の外面には、
0.2〜0.4mm程度の厚さの偏光板4が粘着剤によ
り貼着されている。偏光板4は有機物からなる。
【0022】一方のガラス基板1の内面には、カラーフ
ィルタ5、反射防止膜6、透明電極7、および配向膜8
が形成されている。カラーフィルタ5は有機物を主体と
した材料からなる。反射防止膜6は金属クロム等の薄膜
からなる。透明電極7はインジウム等を含む薄膜からな
る。配向膜8は有機物からなる。また、他方のガラス基
板1の内面には、画素電極9、バス電極10、および配
向膜8が形成されている。画素電極9はインジウム等を
含む透明な薄膜からなる。バス電極10はタンタル、ア
ルミニウム或いはチタン等の何れかの金属の薄膜からな
る。上記カラーフィルタ5、反射防止膜6、透明電極
7、配向膜8、画素電極9、およびバス電極10の膜厚
は、ガラス基板1の厚さと比較して、充分に薄い。
【0023】本発明にかかる液晶パネルの再利用方法
は、液晶パネルに含まれる偏光板を除去する偏光板除去
工程と、偏光板を除去した後の液晶パネルを破砕する破
砕工程とを備え、破砕工程により得られるガラス片を、
珪石代替材料として用いる方法である。次に、上記偏光
板4を有する液晶パネルを廃液晶パネルとした場合の、
再利用のための廃液晶パネルの処理方法(工程)を、以
下に説明する。
【0024】図1に示すように、液晶パネル(偏光板付
き液晶パネル)の再利用方法においては、先ず、偏光板
4を除去するために、液晶パネルを乾留または燃焼させ
る(S1、偏光板除去工程)。このとき、シール樹脂体
2やカラーフィルタ5、配向膜8、液晶等の有機物も、
乾留または燃焼によって併せて除去される。一方、ガラ
ス基板1上には、金属膜や金属酸化物膜、即ち、反射防
止膜6や透明電極7、画素電極9、バス電極10等の薄
膜が残っている。次に、ガラス基板1を含む燃え残りを
破砕する(S2、破砕工程)。
【0025】上記S1の偏光板除去工程においては、液
晶パネルに含まれる偏光板4並びに液晶等の有機物を、
乾留または燃焼させる。液晶パネルは、その重量の約9
0%を不燃物であるガラスが占めている。従って、液晶
パネルを燃焼させるには、一般に行われている各種燃焼
方法、例えば、液晶パネルを焼却炉に入れ、重油や燃料
ガス等の可燃性の物質と共に燃焼させる方法や、ガスバ
ーナー等を補助的に用いて燃焼させる方法等を行えばよ
い。また、燃焼させることによって、一部の液晶パネル
に使用されているクロムも酸化クロムとなって無害化さ
れるので、安全に処理することができる。
【0026】また、液晶パネルを乾留させるには、例え
ば、該液晶パネルを、酸素の供給を制限若しくは遮断し
た乾留室に入れ、400〜700℃程度の雰囲気下で加
熱処理(いわゆる中温乾留)することによって偏光板4
を含む有機物をガス化した後、該ガスを2次燃焼室に導
入し、ガスバーナー等を用いて1200℃程度の高温で
燃焼させればよい。尚、乾留室には、必要に応じて、窒
素ガス等の不活性ガスを供給してもよい。
【0027】液晶パネルを乾留または燃焼させることに
より、偏光板4を含む有機物は、ほぼ完全に除去され
る。従って、偏光板4等の薄膜を機械的に剥離除去する
作業が不要であるので、偏光板4を含む有機物を容易か
つ安価に除去することができる。尚、乾留または燃焼さ
せる際の条件によっては、液晶パネルの表面に炭化物が
僅かに残ることもあるが、該炭化物は破砕工程を行う上
で何ら影響は無く、しかも、破砕工程により得られるガ
ラス片を珪石代替材料として用いる際に悪影響を及ぼす
ことも無い。
【0028】上記S2の破砕工程においては、市販の各
種方式の破砕機を使用することにより、ガラス基板1を
含む燃え残り(被破砕物)を破砕する。破砕機の種類は
特に限定されるものではないが、1軸剪断方式、2軸剪
断方式、衝撃破砕方式(ハンマークラッシャー)の何れ
かの破砕機が好ましい。また、2軸剪断方式や衝撃破砕
方式の破砕機には、スクリーンが付いていてもよく、或
いは、付いていなくてもよい。これら破砕機の構成につ
いて、図3ないし図5を参照しながら、以下に説明す
る。
【0029】先ず、スクリーンが付いている1軸剪断方
式の破砕機について説明する。該破砕機は、図3に示す
ように、破砕室に、例えば400〜800rpm程度の
比較的速い回転速度で回転可能な胴体部21を備えてい
る。胴体部21の側面には、複数の回転刃22…が胴体
部21と一体的に設けられている。尚、同図には、回転
刃22が3つ設けられている胴体部21を示したが、回
転刃22の個数は、特に限定されるものではない。
【0030】破砕室の壁面には、胴体部21を挟み込む
ような位置に、固定刃23・23が設けられている。ま
た、該固定刃23は、胴体部21が回転したときに回転
刃22との間に一定の隙間が形成されるように設けられ
ている。従って、回転刃22と固定刃23との隙間を適
切に調節することにより、シュータ等を介して破砕室に
投入された被破砕物を任意の大きさに破砕すること、つ
まり、破砕物(ガラス片)の大きさを任意に調節するこ
とが可能となっている。
【0031】また、破砕室の下部、つまり、2つの固定
刃23・23よりも下方側における、回転刃22…から
所定距離だけ離れた位置には、所定の大きさの孔が多数
形成されたメッシュ状のスクリーン24が設けられてい
る。スクリーン24の各端部は、固定刃23・23の各
刃先近傍に固着されている。
【0032】上記の構成において、破砕室に投入され、
上方より落下してきた被破砕物は、胴体部21が図中矢
印A方向に回転することによって、刃物である回転刃2
2と固定刃23との間で剪断破砕され、スクリーン24
の孔から破砕物として下方(破砕室の外)に排出され
る。また、回転刃22…が比較的速い回転速度で回転
(高速回転)するので、打撃作用による破砕効果も生じ
る。このとき、スクリーン24の孔を通過できないもの
は、通過できる大きさとなるまで、何回も剪断破砕され
ることになる。従って、スクリーン24の孔を通過でき
る破砕物だけが、破砕機から排出されることになる。
【0033】そして、回転刃22…の回転数をコントロ
ールすることにより、投入された被破砕物を効率良く破
砕することができると共に、回転刃22…および固定刃
23・23の刃先にかかる負担を小さくすることができ
る。従って、これら回転刃22…および固定刃23・2
3の寿命を延ばすことができる。
【0034】スクリーンが付いている1軸剪断方式の破
砕機は、このような構造により、破砕物の大きさを容易
にかつ任意に揃えることができるので、該破砕物の最大
粒径を例えば5mm程度となるまで小さくかつ薄く、破
砕することができる。また、破砕物のエッジは比較的丸
くなるので、例えばフレキシブル・コンテナ・バッグ
(フレコンバッグ)に入れても、該破砕物がフレコンバ
ッグを突き破って出て、外部にまき散らかされることが
無い。これにより、破砕物を2次粉砕すること無く減容
化すること(嵩を減少させること)ができ、例えばフレ
コンバッグに入れて輸送し、再利用することが可能とな
る。さらに、輸送時や取り扱い時に作業者が負傷した
り、周囲の物が傷付いたりする各種トラブルの発生度を
少なくすることができる。
【0035】また、1軸剪断方式の破砕機では、破砕物
の最大粒径を例えば5〜10mm程度に揃えることがで
きる。これにより、破砕物を非鉄製錬炉に投入し易い寸
法および形状にすることができる。即ち、破砕物を非鉄
製錬炉に投入して珪石代替材料として用いることによっ
て、該破砕物を大量に再利用することが可能となる。
【0036】次に、スクリーンが付いていない2軸剪断
方式の破砕機について説明する。該破砕機は、図4に示
すように、破砕室に、例えば20〜100rpm程度の
比較的遅い(1軸剪断方式の破砕機と比較して)回転速
度で回転可能な円柱状の胴体部25・26を備えてい
る。胴体部25の側面には、外周部のエッジが刃先とな
っている複数の回転刃27…が胴体部25と一体的に設
けられている。また、胴体部26の側面にも、外周部の
エッジが刃先となっている複数の回転刃28…が胴体部
26と一体的に設けられている。
【0037】胴体部25・26は、シュータ等を介して
破砕室に投入され、上方より落下してきた被破砕物を巻
き込み、回転刃27・28によって剪断破砕した後、破
砕室の下部に設けられた排出口29方向へ導くことがで
きるように、互いに逆方向(図中矢印の方向)に回転す
るようになっている。従って、胴体部25・26は、そ
の回転時に回転刃27…・28…が互いに噛み合うよう
に、互いの側面同士が所定距離を隔てて対向するように
設置されている。つまり、回転刃27…および回転刃2
8…は、胴体部25・26が回転したときに、交互に重
なり合うような位置関係に形成されている。
【0038】回転刃27…および回転刃28…には、被
破砕物をより巻き込み易いように、突起部(図示せず)
が形成されている。尚、同図には、回転刃27が3つ設
けられている胴体部25、並びに、回転刃28が3つ設
けられている胴体部26を示したが、回転刃27・28
の個数は、特に限定されるものではない。また、前述の
1軸剪断方式の破砕機に設けられているスクリーンと同
様のスクリーンを、排出口29の上部に設けることによ
り、上記破砕機を、スクリーンが付いている2軸剪断方
式の破砕機にすることもできる。この場合には、スクリ
ーンの孔を通過できる破砕物だけが、破砕機から排出さ
れることになる。
【0039】上記の構成において、破砕室に投入され、
上方より胴体部25・26間に落下してきた被破砕物
は、胴体部25・26が互いに逆方向に回転することに
より、刃物である回転刃27と回転刃28との間で剪断
破砕される。このとき、破砕物の形状は、回転刃27お
よび回転刃28の刃の距離(2軸間で最接近した刃物の
距離)に対応した、短冊状の形状となる。その後、破砕
物は、排出口29から下方(破砕室の外)に排出され
る。
【0040】2軸剪断方式の破砕機では、胴体部25・
26、即ち、回転刃27…・28…の回転速度(回転
数)は、互いに同じであってもよいが、剪断破砕をより
効率的に行うには、互いに若干のズレがある方が、より
好ましい。2軸剪断方式の破砕機は、回転刃27…・2
8…の回転速度が比較的遅いので、該回転刃27…・2
8…による衝撃破砕の効果がより小さい。それゆえ、1
軸剪断方式や衝撃破砕方式の破砕機と比較して、2軸剪
断方式の破砕機は、破砕時における塵の発生が少なく、
従って防塵対策にかかる設備費等を安価にすることがで
きるという利点がある。
【0041】次に、スクリーンが付いていない衝撃破砕
方式の破砕機について説明する。該破砕機は、図5に示
すように、破砕室の中央部に、高速で回転可能な胴体部
30を備えている。胴体部30の側面には、取り付け治
具31を介して複数の回転ハンマー32…が取り付けら
れている。尚、同図には、回転ハンマー32が4つ設け
られている胴体部30を示したが、回転ハンマー32の
個数は、特に限定されるものではない。また、前述の1
軸剪断方式の破砕機に設けられているスクリーンと同様
のスクリーンを、排出口34の上部に設けることによ
り、上記破砕機を、スクリーンが付いている衝撃破砕方
式の破砕機にすることもできる。この場合には、スクリ
ーンの孔を通過できる破砕物だけが、破砕機から排出さ
れることになる。
【0042】上記の構成において、シュータ等を介して
破砕室に投入され、上方より落下してきた被破砕物は、
胴体部30が高速回転することにより、回転ハンマー3
2で繰り返し叩かれて衝撃破砕された後、破砕室の下部
に設けられた排出口34から、破砕物として下方(破砕
室の外)に排出される。このように、衝撃破砕方式の破
砕機は、被破砕物に対して衝撃を与えることによって破
砕する構造となっているので、硬くて脆い材料であるガ
ラス基板を、より細かく破砕することができるという利
点を有している。
【0043】次に、上述した破砕機、即ち、スクリーン
が付いている1軸剪断方式、2軸剪断方式、衝撃破砕方
式の破砕機、並びに、スクリーンが付いていない2軸剪
断方式、衝撃破砕方式の破砕機を用いて、偏光板を除去
した後の液晶パネルを破砕した(破砕工程を実施し
た)。その結果を、得られた破砕物の状態(大きさ等)
並びに処理時間を評価の基準とした「◎(良好)」、
「○(良)」、「△(可)」および「×(不可)」の4
段階評価で以て、表1に示す。また、比較のために、偏
光板を除去していない液晶パネルを破砕した結果も、表
1に併せて示す。
【0044】
【表1】
【0045】表1の結果から明らかなように、本実施の
形態にかかる方法によれば、液晶パネルに含まれる偏光
板を乾留または燃焼させることによって除去した後、該
液晶パネルを破砕するので、5種類全ての方式の破砕機
を用いて、液晶パネルの破砕を短時間で行うことがで
き、かつ、例えば非鉄製錬炉に投入して大量に再利用す
るのに好適な数cm大のサイズの揃った破砕物(ガラス
片)を得ることができることが判った。即ち、5種類全
ての方式の破砕機が、上記S2の破砕工程に好適に使用
することができることが判った。また、破砕物のエッジ
は比較的丸くなっていたので、該破砕物がフレコンバッ
グを突き破ることは無く、それゆえ、破砕物をフレコン
バッグに入れて輸送することができた。尚、スクリーン
が付いていない2軸剪断方式の破砕機では、より大きな
サイズの破砕物が混入していたが、非鉄製錬炉で再利用
する際には全く支障が無いことが確認できた。
【0046】これに対し、液晶パネルに含まれる偏光板
を除去すること無く、該液晶パネルを破砕した場合に
は、スクリーンが付いている1軸剪断方式および2軸剪
断方式の破砕機では或る程度、使用に耐え得る結果を得
ることができたものの、その他の破砕機では所望の結果
を得ることができなかった。例えば、スクリーンが付い
ていない2軸剪断方式の破砕機では、破砕物に長さが1
0cmを超える偏光板の切断片が多数混入しており、そ
れゆえ、該破砕物を例えば非鉄製錬炉で大量に再利用す
るのが困難であった。また、例えば、スクリーンが付い
ていない衝撃破砕方式の破砕機では、偏光板が殆ど切断
されなかった。また、例えば、スクリーンが付いている
衝撃破砕方式の破砕機では、偏光板が殆ど切断されず、
しかも、該偏光板によってスクリーンの孔が塞がれてし
まい、処理時間に極端な長時間を要したり、或いは破砕
することができない場合があった。
【0047】また、偏光板を除去した後の液晶パネルを
破砕する本実施の形態にかかる方法は、偏光板を除去し
ていない液晶パネルを破砕する方法と比較して、例え
ば、スクリーンが付いている1軸剪断方式の破砕機で
は、該破砕機の処理能力を2倍以上にする(処理時間を
半分以下にする)ことができた。また、破砕機が備える
刃物が摩耗するまでにかかる時間が4倍以上に伸び、か
つ、刃物が或る程度摩耗しても充分に破砕することがで
きたため、刃物の寿命(研磨や交換を行う間隔)が8倍
以上に伸びた。さらに、スクリーンの寿命(交換を行う
間隔)が4倍以上に伸びた。
【0048】そして、上記各種破砕機を用いてS2の破
砕工程を行うことにより、図1に示すように、ガラスカ
レット(ガラス片)が回収物として安価に回収される。
ガラスカレットは、SiO2 を50〜70重量%の割合
で含んでいるので、珪石代替材料として好適に再利用す
ることができる。例えば、ガラスカレットを約1300
℃の非鉄製錬炉に投入すると、非鉄製錬炉内における化
学反応によってSiO 2 が鉄等と結合するので、該非鉄
製錬炉内に存在する鉄等の不純物をスラグとして取り除
くことができる。つまり、ガラスカレットは、非鉄製錬
でのマテリアルリサイクルが可能である。尚、S1の偏
光板除去工程において、乾留または燃焼させる以外の方
法で偏光板を除去した場合には、該ガラスカレットに液
晶等の有機物が混入しているが、有機物は燃焼材となる
ので、非鉄製錬炉を加熱する際の省エネルギー化に寄与
することができる。また、1000℃を超える非鉄製錬
炉内で有機物を燃焼させるので、該有機物を安全に処理
することができる。さらに、一部の液晶パネルに使用さ
れているクロムも酸化クロムとなって無害化されるの
で、安全に処理することができる。
【0049】以上のように、本発明にかかる再利用方法
によれば、液晶パネルに含まれる偏光板を除去する偏光
板除去工程を行った後、液晶パネルを破砕する破砕工程
を行うので、該液晶パネルの破砕を短時間で行うことが
できる。また、偏光板を除去した後の液晶パネルを破砕
するので、例えば、破砕に使用する1軸剪断方式の破砕
機が備える刃物の研磨や交換、或いはスクリーン交換等
を頻繁に行う必要が無くなり、ランニングコストを低く
することができる。そして、破砕工程により得られるガ
ラス片は、珪石代替材料として好適に再利用することが
でき、省資源化に貢献することができる。
【0050】
【発明の効果】本発明の廃液晶パネルの再利用方法は、
以上のように、液晶パネルに含まれる偏光板を除去する
偏光板除去工程と、偏光板を除去した後の液晶パネルを
破砕する破砕工程とを備え、破砕工程により得られるガ
ラス片を、珪石代替材料として用いる構成である。
【0051】これにより、液晶パネルの破砕を短時間で
行うことができると共に、例えば、破砕に使用する1軸
剪断方式の破砕機が備える刃物の研磨や交換、或いはス
クリーン交換等を頻繁に行う必要が無くなり、ランニン
グコストを低くすることができる。そして、ガラス片は
珪石代替材料として好適に再利用することができるの
で、省資源化に貢献することができるという効果を奏す
る。
【0052】本発明の廃液晶パネルの再利用方法は、以
上のように、乾留または燃焼させることによって偏光板
を除去する構成である。これにより、偏光板を液晶パネ
ルから完全に除去することができると共に、液晶等の有
機物も安全に処理することができる。さらに、クロムも
酸化クロムとなって無害化されるので、安全に処理する
ことができるという効果を奏する。
【0053】本発明の廃液晶パネルの再利用方法は、以
上のように、1軸剪断方式、2軸剪断方式、衝撃破砕方
式の何れかの破砕機を使用して液晶パネルを破砕する構
成である。これにより、例えば、2軸剪断方式の破砕機
を使用した場合には、液晶パネルを容易に破砕すること
ができ、塵の発生が少なく、かつ、再利用するのに好適
な数cm大のサイズの揃った破砕物を容易に得ることが
できる。また、例えば、衝撃破砕方式の破砕機を使用し
た場合には、処理能力が大きいので、液晶パネルを経済
的に破砕することができるという効果を奏する。
【0054】本発明の廃液晶パネルの再利用方法は、以
上のように、ガラス片を、非鉄製錬炉に投入する構成で
ある。これにより、ガラス片に多量に含まれるSiO2
が鉄等と結合するので、該非鉄製錬炉内に存在する鉄等
の不純物をスラグとして取り除くことができるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態における廃液晶パネルの
再利用方法の概略の工程を示すフローチャートである。
【図2】上記再利用方法にて処理される液晶パネルの概
略の構成を示す縦断面図である。
【図3】上記再利用方法における破砕工程に使用され
る、スクリーンが付いている1軸剪断方式の破砕機の概
略の構成を示す要部の断面図である。
【図4】上記再利用方法における破砕工程に使用され
る、スクリーンが付いていない2軸剪断方式の破砕機の
概略の構成を示す要部の断面図である。
【図5】上記再利用方法における破砕工程に使用され
る、スクリーンが付いていない衝撃破砕方式の破砕機の
概略の構成を示す要部の断面図である。
【符号の説明】
1 ガラス基板 2 シール樹脂体 3 液晶層 4 偏光板 5 カラーフィルタ 6 反射防止膜 7 透明電極 8 配向膜 9 画素電極 10 バス電極 22 回転刃 23 固定刃 24 スクリーン 27 回転刃 28 回転刃 32 回転ハンマー
フロントページの続き Fターム(参考) 2H088 FA05 FA18 FA22 FA23 MA20 2H090 JC20 4D004 AA22 AB03 BA05 BA10 CA04 CA24 CA28

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液晶パネルに含まれる偏光板を除去する偏
    光板除去工程と、 偏光板を除去した後の液晶パネルを破砕する破砕工程と
    を備え、 破砕工程により得られるガラス片を、珪石代替材料とし
    て用いることを特徴とする廃液晶パネルの再利用方法。
  2. 【請求項2】偏光板除去工程では、乾留または燃焼させ
    ることによって偏光板を除去することを特徴とする請求
    項1記載の廃液晶パネルの再利用方法。
  3. 【請求項3】破砕工程では、1軸剪断方式、2軸剪断方
    式、衝撃破砕方式の何れかの破砕機を使用して液晶パネ
    ルを破砕することを特徴とする請求項1または2記載の
    廃液晶パネルの再利用方法。
  4. 【請求項4】破砕工程により得られるガラス片を、非鉄
    製錬炉に投入することを特徴とする請求項1、2または
    3記載の廃液晶パネルの再利用方法。
JP2000112641A 2000-04-13 2000-04-13 廃液晶パネルの再利用方法 Pending JP2001296509A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000112641A JP2001296509A (ja) 2000-04-13 2000-04-13 廃液晶パネルの再利用方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000112641A JP2001296509A (ja) 2000-04-13 2000-04-13 廃液晶パネルの再利用方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001296509A true JP2001296509A (ja) 2001-10-26

Family

ID=18624766

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000112641A Pending JP2001296509A (ja) 2000-04-13 2000-04-13 廃液晶パネルの再利用方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001296509A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2082817A1 (de) 2004-03-05 2009-07-29 MERCK PATENT GmbH Verwendung von Flüssigkristall-Displays sowie Verfahren zu deren Verwertung
JP2012125693A (ja) * 2010-12-15 2012-07-05 Sharp Corp 液晶パネルの分離回収装置および再資源化方法
CN106944936A (zh) * 2017-03-19 2017-07-14 赵君雄 一种水晶废渣提取的喷砂材料及其制备工艺
CN112845525A (zh) * 2021-01-06 2021-05-28 北海市海城区海腹川背信息咨询服务中心 一种玻璃回收系统
JP7368407B2 (ja) 2021-03-05 2023-10-24 Jx金属株式会社 廃太陽光発電パネルの処理方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2082817A1 (de) 2004-03-05 2009-07-29 MERCK PATENT GmbH Verwendung von Flüssigkristall-Displays sowie Verfahren zu deren Verwertung
JP2012125693A (ja) * 2010-12-15 2012-07-05 Sharp Corp 液晶パネルの分離回収装置および再資源化方法
CN106944936A (zh) * 2017-03-19 2017-07-14 赵君雄 一种水晶废渣提取的喷砂材料及其制备工艺
CN112845525A (zh) * 2021-01-06 2021-05-28 北海市海城区海腹川背信息咨询服务中心 一种玻璃回收系统
CN112845525B (zh) * 2021-01-06 2022-02-08 北海市海城区海腹川背信息咨询服务中心 一种玻璃回收系统
JP7368407B2 (ja) 2021-03-05 2023-10-24 Jx金属株式会社 廃太陽光発電パネルの処理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3589937B2 (ja) 廃液晶パネルの処理方法
JP2012125693A (ja) 液晶パネルの分離回収装置および再資源化方法
TWI382884B (zh) 液晶顯示器之用途及其回收方法
JP2001337305A (ja) 廃液晶パネルの処理方法
JP5100156B2 (ja) 廃液晶パネルのガラス基板を回収する方法
JP2011245379A (ja) 液晶パネルの再資源化方法
JP2001296509A (ja) 廃液晶パネルの再利用方法
JP6000617B2 (ja) フラットパネルの再資源化方法
JP3589936B2 (ja) 廃液晶パネルの処理方法
JP3506217B2 (ja) 液晶パネルの廃棄処理方法
JP2007125459A (ja) 液晶パネルの処理方法および処理装置
JP2011235252A (ja) ガラス基板の再資源化方法
JP2011224475A (ja) 液晶パネルの再資源化方法およびガラス分離回収装置
JP5052063B2 (ja) 廃プリント基板の処理方法
JP2012240001A (ja) 液晶パネルの再資源化方法
JP3516864B2 (ja) 廃液晶パネルの処理方法
JP4374770B2 (ja) 液晶パネルの再資源化処理方法
JP2001296508A (ja) 廃液晶パネルの処理方法
JP2001198565A (ja) Lcd装備製品の無害化・資源化処理方法
JP2002239833A (ja) 廃液晶パネルの処理装置およびそれを用いた処理方法
JP2001235718A (ja) 液晶パネルのリサイクル処理方法およびリサイクル処理システム
KR20230016837A (ko) 로터리 킬른
JP2012239974A (ja) 膜が形成されたガラスの再資源化方法
WO2006115105A1 (ja) 廃パネルの処理装置および廃パネルの処理方法
JP2008268735A (ja) 液晶パネルの処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20031126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040720

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040921

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050308

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050427

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050913

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060131