JP2001296364A - シンチレータ間反射体の自己アラインメント式x線損傷シールド及びその製造方法 - Google Patents

シンチレータ間反射体の自己アラインメント式x線損傷シールド及びその製造方法

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JP2001296364A JP2001028934A JP2001028934A JP2001296364A JP 2001296364 A JP2001296364 A JP 2001296364A JP 2001028934 A JP2001028934 A JP 2001028934A JP 2001028934 A JP2001028934 A JP 2001028934A JP 2001296364 A JP2001296364 A JP 2001296364A
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ジョージ・ウィリアム・テイラー
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    • G01T1/20Measuring radiation intensity with scintillation detectors
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 X線損傷シールドを含むシンチレータ・パッ
クを提供する。 【解決手段】 シンチレータ・パック(1)は、複数の
シンチレータ・ピクセル(3a,3b,3c)のアレイ
(3)を有する。シンチレータ間領域(4a,4b,4
c)内の少なくともシンチレータ・ピクセル相互の間に
は、ピクセルからのシンチレーション光を反射させるシ
ンチレーション光反射層(5)が含まれている。X線吸
収層(2)は、このシンチレーション光反射層の各部分
をX線から保護するためのX線損傷シールドの役割を果
たす。このX線吸収層(2)は、シンチレータ間領域
(4a,4b,4c)を覆う領域において選択的かつ自
己アラインメント方式により形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、全般的には、X線
損傷シールド及びX線損傷シールドの製造方法に関す
る。本発明は、さらに詳細には、シンチレータ間反射体
を保護するための自己アラインメント式X線損傷シール
ド及びこうしたシールドの製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【発明の背景】コンピュータ断層撮影(CT)イメージ
ング用の半導体検出器では、シンチレータを用いてX線
をシンチレーション光に変換し、このシンチレーション
光自体はフォトダイオードによって電気信号に変換され
る。検出器アレイは典型的には、シンチレーション光を
ダイオードに渡すために使用される反射材料で分離され
た複数のシンチレータ・ピクセルで構成されている。こ
うした検出器で必要となるシンチレータの厚さ及びピク
セル幅は、そのシンチレーション光が、ダイオードに向
けて取り出されるまでに反射材料で平均して数回にわた
って反射させるようなアスペクト比(ピクセルの高さの
幅に対する比)となる。この理由により、反射体として
有用な材料は、シンチレータが放出するシンチレーショ
ン光の波長における反射が旺盛な材料に限定されること
になる。
【0003】適当な反射体材料としては、エポキシなど
の注型可能(castable)な低屈折率媒質内に形成されたT
iO2 などの高屈折率固体材料などがある。こうしたシ
ステムの欠点の1つは、CTイメージングで通常使用さ
れるようなX線の線量を受けた場合に生じる、エポキシ
・マトリックスの黒ずみ(darkening) である。検出器の
寿命全体にわたる典型的な線量は、1Mrad(メガラ
ド)である。この黒ずみの結果、反射率が低下し、かつ
シンチレーション光の収集効率が低下して、これにより
X線検出器の感度が低下することになる。
【0004】さらに、こうした黒ずみは検出器の入射面
の全体で不均一に生じることが多い。このように黒ずみ
が均一でないため、検出器が適正に較正されていないと
画像の劣化を起こす可能性がある。反射体材料自体の外
に、反射体の下にあるダイオードもまた放射線の影響を
受けるため、ダイオードもX線ビームから保護する必要
がある。
【0005】現行のCT検出器では、コリメータ・アセ
ンブリを用いて反射体のエポキシ材料をX線による損傷
から保護している。このアセンブリは、X線ファンビー
ム面と直角のアラインメントとした縦長のタングステン
製プレートより構成される。このアセンブリは、シンチ
レータに到達する散乱X線を最小にするために主として
使用されるが、ピクセルの間にある反射体材料をX線か
ら保護するためにも使用される。マルチスライス型CT
では、その検出器はファンビームと平行な方向にセグメ
ント分けされているため、その反射体及びダイオードは
ワイヤを用いて保護している。これらのワイヤは、深部
プレートに機械加工された溝内でこの深部プレートの間
に張られている。
【0006】プレートやワイヤを備えているこうした2
次元コリメータの製造は複雑である。保護用ワイヤ及び
シンチレータ/反射体の本体を備えるコリメータは別に
製作しているため、検出器を完成させる製作の間でこれ
らのデバイスに対する正確なアラインメントが必要とな
る。シンチレータ・ピクセル相互の間にある反射体材料
(「シンチレータ間反射体(inter-scintillator reflec
tor)」)はそのピクセルの最上面を覆っている反射体材
料(「表面反射体(surface reflector) 」)のために不
明瞭となっているため、こうしたアラインメントは光学
的には実施不可能である。したがって、X線によるアラ
インメント、または寸法公差の厳格化のいずれかを用い
て、反射体材料が確実に保護用ワイヤとアラインメント
されるようにする必要がある。
【0007】
【発明の概要】以上のことに鑑みて、複数のシンチレー
タ・ピクセルのアレイ、シンチレータ間反射体、並びに
上述の問題を回避または軽減させるためのX線吸収層を
含むシンチレータ・パックを提供することが望ましい。
【0008】本発明の一態様では、シンチレータ・パッ
クが提供される。このシンチレータ・パックは、複数の
シンチレータ・ピクセルのアレイと、シンチレータ・ピ
クセル相互の間のシンチレータ間領域内に形成されてお
り、シンチレータ・ピクセルからのシンチレーション光
を反射させるためのシンチレーション光反射層と、シン
チレータ間領域の上の第1の領域内に選択的に形成され
ている高密度X線吸収材料を含んだX線吸収層と、を含
んでいる。この高密度材料は自己アラインメント方式で
形成することが好ましい。シンチレーション光反射層は
シンチレータ・ピクセルの上面を覆うことがある。
【0009】本発明の別の態様では、シンチレータを形
成する方法が提供される。本発明のこの態様において、
本方法は、複数のシンチレータ・ピクセルからなるアレ
イの各シンチレータ・ピクセル相互の間にあるシンチレ
ータ間領域内にシンチレーション光反射層を形成する工
程、並びに、このシンチレータ間領域の上にX線吸収層
を選択的に形成する工程、を含んでいる。
【0010】本発明のこの態様において、本方法はさら
に、複数のシンチレータ・ピクセルのアレイ及びシンチ
レータ間領域の上にX線吸収性の前駆層を形成する工
程、このX線吸収性前駆層を放射に対して選択的に露光
させ、これによりシンチレータ間領域を覆いかつこの領
域に自己アラインメントしている第1の前駆領域と、こ
の第1の前駆領域相互の間にある第2の前駆領域とを形
成する工程、並びに、第2の前駆領域を除去する工程
を、含んでいる。
【0011】本発明のこの態様において、本方法は別法
としてさらに、複数のシンチレータ・ピクセルのアレイ
及びシンチレータ間領域の上にフォトレジスト層を形成
する工程、このフォトレジスト層を放射に対して選択的
に露光させ、これによりシンチレータ間領域を選択的に
覆っている第1のレジスト領域と、この第1のレジスト
領域相互の間にある第2のレジスト領域とを形成する工
程、シンチレータ間領域を選択的に覆うように形成され
ている第1のレジスト領域を除去しかつ第2のレジスト
領域は残留させる工程、第2のレジスト領域及びシンチ
レータ間領域の上にX線吸収材料を形成する工程、第2
のレジスト領域を除去してシンチレータ間領域の上にX
線吸収層を選択的に形成する工程、を含んでいる。
【0012】本発明のこの態様において、本方法は別法
としてさらに、複数のシンチレータ・ピクセルのアレイ
及びシンチレータ間領域の上にフォトレジスト層を形成
する工程、このフォトレジスト層を放射に対して選択的
に露光させ、これによりシンチレータ間領域を選択的に
覆っている第1のレジスト領域と、この第1のレジスト
領域相互の間にある第2のレジスト領域とを形成する工
程、このフォトレジスト層を放射に対して選択的に露光
させ、これによりシンチレータ間領域を選択的に覆って
いる第1のレジスト領域と、この第1のレジスト領域相
互の間にある第2のレジスト領域とを形成する工程、シ
ンチレータ間領域を選択的に覆うように形成されている
第1のレジスト領域を除去しかつ第2のレジスト領域は
残留させる工程、めっき、化学蒸着法、スパッタリン
グ、及び蒸着のうちの1つによって、第2のレジスト領
域及びシンチレータ間領域の上にX線吸収材料の第1の
層を形成する工程、第2のレジスト領域を除去する工
程、残留する第1のX線吸収材料層上にめっき及びはん
だ付けのうちの1つによってX線吸収材料からなる第2
のX線吸収材料層を任意選択により形成いし、これによ
りシンチレータ間領域の上にX線吸収層を選択的に形成
する工程、を含んでいる。
【0013】本発明の別の態様では、複数のシンチレー
タ・ピクセルのアレイと、シンチレータ・ピクセル相互
の間のシンチレータ間領域内に形成されていて、シンチ
レータ・ピクセルからのシンチレーション光を反射させ
るためのシンチレーション光反射層と、シンチレータ間
領域の上の第1の領域内に自己アラインメント式に選択
的に形成されているアラインメント層とを備えるシンチ
レータ・パックが提供される。このシンチレータ・パッ
クは、そのアラインメント層を覆いかつこの層にアライ
ンメントさせて形成したX線保護シールドを含むことが
ある。
【0014】本発明の別の態様では、複数のシンチレー
タ・ピクセルからなるアレイの各シンチレータ・ピクセ
ル相互の間にあるシンチレータ間領域内にシンチレーシ
ョン光反射層を形成する工程、並びに、このシンチレー
タ間領域の上にアラインメント層を選択的に形成する工
程、を含んだシンチレータ・パックを形成する方法が提
供される。本発明のこの態様において、本方法はさら
に、そのアラインメント層を覆いかつこの層にアライン
メントさせたX線シールドを形成する工程を含むことが
ある。本発明のこの態様では、その選択的に形成する工
程はさらに、複数のシンチレータ・ピクセルのアレイ及
びシンチレータ間領域の上に放射線硬化可能層を形成す
る工程、この放射線硬化可能層を放射に対して選択的に
露光させこれによりシンチレータ間領域を選択的に覆い
かつこの領域に自己アラインメントされた第1の領域
と、この第1の領域の間にある第2の領域とを形成する
工程、並びに、前記第2の領域を除去する工程、を含む
ことがある。
【0015】本発明の別の態様では、X線源と、複数の
シンチレータ・ピクセルのアレイ、シンチレータ・ピク
セル相互の間のシンチレータ間領域内に形成されてい
て、X線源からシンチレータ・ピクセルのうちの1つの
ピクセル上にX線が入射するのに伴いシンチレータ・ピ
クセルからのシンチレーション光を反射させるためのシ
ンチレーション光反射層、及びシンチレータ間領域の上
の第1の領域内に自己アラインメント式に選択的に形成
されている高密度X線吸収材料を含んだX線吸収層を含
むシンチレータ・パックと、シンチレーション放射を検
出するために固体シンチレータ材料に光学結合されてい
るシンチレーション光検出器と、を備えるコンピュータ
断層撮影システムが提供される。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
に従ったX線損傷シールドの役目を果たすX線吸収層2
を含むシンチレータ・パック1の図である。このシンチ
レータ・パック1は、複数のシンチレータ・ピクセル3
a、3b、3c等からなるアレイ3を含んでいる。図1
では、図示を容易にするため、シンチレータ・パックの
一部分のみを表しており、一般にアレイ3は、図に示す
ピクセルよりさらに多くのピクセルを含むことになる。
シンチレータ・パック1はさらに、シンチレーション光
反射層5のシンチレーション光反射材料を充填したシン
チレータ間領域4a、4b、4c等を含んでいる。この
シンチレーション光反射層5はシンチレータ・ピクセル
の最上部を覆って延び、反射層5の表面反射体層6の部
分を形成することがある。
【0017】図1では、アレイ3は2次元アレイであ
る。しかし、アレイは1次元である場合もある。2次元
アレイは、シンチレータ間領域4a、4b、4c等の直
ぐ上にシールド線による格子パターンを有するX線吸収
層2を備えた正方形断面または矩形断面のシンチレータ
・ピクセルであることが好ましい。1次元アレイの場合
も、X線吸収層2のシールド線はシンチレータ間領域の
直ぐ上に位置させる。
【0018】図1では、X線吸収層2は、X線損傷シー
ルドの役目を果たしており、シンチレーション光反射材
料の直ぐ上に形成する。しかし、X線吸収層2とシンチ
レーション光反射材料の間に1つまたは複数の層を設け
ることが望ましい場合もある。例えば、シンチレーショ
ン光反射材料、X線吸収層材料及びX線吸収層材料を被
着させる方法によっては、シンチレーション光反射層5
とX線吸収層2の間に接着層または核生成層(複数層の
場合もある)を設けることが望ましい場合がある。
【0019】シンチレータ・ピクセルのシンチレータ材
料は、適当な任意のX線シンチレータ材料とすることが
できる。適当なシンチレータ・ホスト材料としては、例
えば、ガドリニウム・ガリウム・ガーネット、ガドリニ
ウム・スカンジウム・ガリウム・ガーネット、ガドリニ
ウム・スカンジウム・アルミニウム・ガーネット、ルテ
チウム・アルミニウム・ガーネット、イットリウム・ガ
リウム・ガーネット、酸化イットリウム・ガドリニウ
ム、(Y,Gd)23、Gd22S、CsI:Tl、C
sI、オルト珪酸ルテチウムなどがある。
【0020】シンチレーション光反射材料は、そのシン
チレータが放出する光の波長によって異なる。例えば、
可視光のシンチレーション放射の場合には、そのシンチ
レーション光反射材料を、エポキシなど注型可能な低屈
折率媒質内に形成させたTiO2 などの高屈折率固体と
することが可能である。銀めっきまたは金めっきした感
圧性接着剤及び多重層誘電体スタックをシンチレーショ
ン光反射体として用いることも可能である。
【0021】X線吸収層材料は、良好なX線吸収特性を
もつ高密度材料を含むことが好ましい。好ましい高密度
材料の例としては、ハフニウム、タンタル、タングステ
ン、レニウム、白金、金、鉛、及びこれらの金属の合金
などの高密度金属がある。別の好ましい高密度材料とし
ては、酸化ハフニウムや酸化タングステンなどの高密度
化合物がある。
【0022】X線吸収層は、高密度X線吸収材料のみに
より構成されることがある。別法として、そのX線吸収
層を、高密度X線吸収材料及びその他の材料の双方より
構成される複合材料とすることもある。いかなる場合で
も、その複合材料は良好なX線吸収特性を有する必要が
ある。例えば、そのX線吸収層は、高密度粒子を充填し
たエポキシ・マトリックスを含む複合材料とすることが
ある。この高密度粒子は、ハフニウム、タンタル、タン
グステン、レニウム、白金、金、鉛、これらの金属の合
金などの高密度金属粒子を含むことが好ましい。その他
の適当な材料としては、酸化ハフニウムや酸化タングス
テンなどの高密度化合物がある。X線吸収層に複合材料
を使用する場合、これらの材料の混合物を使用すること
により、シールド線のX線阻止能を最適化すること、並
びに充填されたエポキシの硬化後の厚さを制御すること
ができる。
【0023】X線吸収層2の厚さは、選択したX線吸収
材料、並びにシンチレータ・パック1を動作させるのに
使用するX線エネルギーによって異なることになる。一
般に、X線吸収材料の密度が大きい程、密度がより小さ
い材料の場合と比べてX線吸収層の厚さをそれだけ小さ
くすることができる。さらに、X線のエネルギーがより
大きい程、エネルギーがより低いX線と比べてX線吸収
層の厚さをより厚くする必要がある。X線吸収層に関す
る好ましい厚さの範囲は、0.0001〜0.080イ
ンチである。
【0024】X線吸収層のシールド線の幅は、その下に
位置するシンチレータ間領域のシンチレーション光反射
材料をX線から保護するのに十分な幅とする必要があ
る。したがって、シールド線の幅は、一般に、下に位置
するシンチレータ間領域4a、4b、4c等の幅と比べ
て同じであるか、またはより広くする必要がある。これ
らの幅は0.002〜0.010インチの範囲であるこ
とが好ましい。
【0025】使用の際には、シンチレータ・パックの各
シンチレータ・ピクセルはフォトダイオードなどの光検
出器(図示せず)と光学的に結合させる。各シンチレー
タ・ピクセルは、単に、シンチレータ・ピクセルの底部
をその対応する光検出器に隣接させて配置することによ
って、その対応する光検出器と結合させることがある。
別法として、光ファイバを介してシンチレーション光を
シンチレータ・ピクセルから対応する光検出器に渡すこ
ともある。
【0026】図2A〜2Cは、本発明の好ましい実施の
一形態によるシンチレータ・パックの形成方法の工程を
図示したものである。
【0027】図2Aでは、複数のシンチレータ・ピクセ
ル13a、13b、13c等からなるアレイ13が設け
られている。これらのピクセルのシンチレータ領域の間
にはシンチレータ間領域14a、14b、14c、14
d等がある。図1の場合と同様に図2A〜2Cでも、図
示を容易にするため全体のアレイの一部分のみを表して
おり、一般に、そのアレイは図2A〜2Cに示したピク
セルと比べてさらに多くのピクセルを含むことになる。
ピクセル13a、13b、13cの間にあるシンチレー
タ間領域14a、14b、14c、14d等には、シン
チレーション光反射層15を形成する。
【0028】シンチレーション光反射層15は、TiO
2 粒子などの高屈折率固体を埋め込んだ、エポキシなど
の注型可能な低屈折率媒質であることが好ましく、この
際、TiO2 粒子とエポキシとは密接混合させる。シン
チレーション光反射層15はシンチレータ間領域内だけ
に形成するのではなく、シンチレータ・ピクセルを覆う
表面反射体層部分16も包含するように形成する。この
表面反射体層部分16によって、このシンチレータ・パ
ックを使用した際にシンチレーション光の光検出器(図
示せず)に向けた反射が助けられることになるため、シ
ンチレーション光反射層15によりシンチレーション・
ピクセルを覆うことが好ましい。
【0029】シンチレーション光反射層15を形成させ
た後、シンチレーション光反射層及びアレイ13の上に
X線吸収性前駆層17を形成する。X線吸収性前駆層1
7は、最終的に硬化した際に、このシンチレータ・パッ
クを利用したX線検出で使用されるX線を吸収して、そ
の下に位置する領域をX線から保護してくれるような材
料により形成することが好ましい。本発明に関しては、
「硬化した(cured) 」や「硬化可能(curable) 」という
用語は、ある一定の波長の放射に対して露光させたとき
に硬化可能な材料の特性が変化することを意味してい
る。X線吸収性前駆層17はさらに、放射線により硬化
可能であり、これにより放射線を使用して選択的にパタ
ーン形成できるような材料とすることが好ましい。
【0030】例えば、X線吸収性前駆層17をX線を用
いて硬化させようとする場合、この前駆層はX線硬化可
能なエポキシまたは樹脂などの材料を含むことがある。
同様に、X線吸収性前駆層17を紫外線(UV)放射を
用いて硬化させようとする場合、その前駆層はUV硬化
可能なエポキシなどの材料を含むことがある。もちろ
ん、実際には、UV硬化可能な材料はX線硬化可能でも
あることが多く、このため具体的な前駆材料は、X線硬
化可能でありかつUV硬化可能である場合がある。
【0031】前駆層17は、硬化可能とするのに加え
て、X線をよく吸収する高密度材料を含むようにすべき
である。例えば、この高密度材料として、ハフニウム、
タンタル、タングステン、レニウム、白金、金、鉛、及
びこれらの金属の合金などの高密度金属を用いることが
できる。その他の適当な材料としては、酸化ハフニウム
や酸化タングステンなどの高密度化合物がある。これら
の高密度材料は多くの方法により前駆層17内に導入す
ることができる。例えば、前駆層にエポキシなどの硬化
可能材料を含ませようとする場合、高密度材料(複数の
材料のこともある)の粒子をエポキシと混合させること
がある。この場合には、その高密度材料の粒子は粉末状
とすることがある。より均一に分布させた高密度粒子を
得るためには、アレイ13及びシンチレーション光反射
層15の上にエポキシを塗布する前に、高密度粒子をエ
ポキシと混合させることが好ましい。しかし、エポキシ
の塗布後にエポキシ内に粒子を導入することもできる。
【0032】X線、UV放射または青色放射により硬化
を受ける前駆材料の場合、高純度のY23やGd23
あるいは珪酸ルテチウムなどのCeドープの酸化物とい
ったUVまたは青色発光のシンチレータを硬化可能材料
に添加し、X線フラックスのある部分をUVまたは青色
光に変換させることによって、硬化可能材料をより効率
よく硬化させることができる。このシンチレータからの
UVまたは青色光の局所放出は、充填させた硬化可能材
料に対するUV硬化または青色硬化に向けられる。この
場合では、シンチレータ・パックの製作後もシンチレー
タが充填させたエポキシ内に残留して、使用するX線の
減衰に寄与し、これによりシンチレータ間領域内のシン
チレーション光反射層15が保護される。
【0033】UVまたは青色発光性の固体シンチレータ
・シートを前駆材料の上部に設けて、シンチレータ間領
域内の前駆体の硬化を促進させることができる。このシ
ンチレータ・シート上に入射するX線によって、このシ
ートはシンチレーション光を放出し、さらにこのシンチ
レーション光は前駆材料上に入射して硬化が促進され
る。
【0034】図2Bは、X線放射に対するX線吸収性前
駆層17の選択的露光を表した図である。図2Bでは、
硬化用X線はX線吸収性前駆層17の反対側からシンチ
レータ・パックに導く。シンチレータ・ピクセル13
a、13b、13c等は、この露光工程の間にそれぞれ
の位置においてX線がシンチレータ・パックを通過する
のを防ぐ傾向があり、このため、X線吸収性前駆層が露
光用X線から遮蔽される。しかし、シンチレーション光
反射層15はX線を前駆層17まで通過させる傾向があ
る。このため、X線吸収性前駆層17は、シンチレーシ
ョン光反射層15を充填したシンチレータ間領域の上部
に位置する第1の前駆領域19内においてX線を選択的
に吸収することになる。この第1の前駆領域相互の間に
位置する第2の前駆領域18は、X線に対して露光され
ないか、あるいは少なくとも硬化をさせる程の十分な露
光は受けない。したがって、第1の前駆領域19は、シ
ンチレーション光反射層15を充填したシンチレータ間
領域14a、14b、14c、14d等と自己アライン
メントするように形成される。
【0035】図2Bは、X線放射に対するX線吸収性前
駆層17の選択的露光を表した図である。別法として、
そのピクセル材料がUV吸収性であり、かつその層15
がUVに対して透明である(UVを透過させる)場合に
は、UV放射を用いることもできる。X線吸収性前駆層
17に対する露光放射はシンチレータ間領域に沿った方
向に十分にコリメートさせて、十分な量の放射線がシン
チレータ間領域14a、14b、14c、14d等を通
過して伝搬し、X線吸収性前駆層17が露光されるよう
にすることが好ましい。
【0036】図2Bは、シンチレータ間領域に対して自
己アラインメントさせる方式によりX線吸収性前駆層1
7を露光する好ましい方法を図示したものであるが、こ
の露光の工程は自己アラインメント以外による場合もあ
る。例えば、X線吸収性前駆層17はフォトマスクを通
過させて上部から露光を受けることがある。フォトマス
クには、そのX線吸収層に対する所望のパターンを含ま
せる。この場合には、フォトマスクはX線吸収層の近傍
に位置させる。露光用放射はフォトマスクの透明領域を
通過して導かれX線吸収性前駆層17上に入射する。フ
ォトマスクをシンチレータ間領域とアラインメントさせ
る必要があるため、この方法はあまり好ましくない。
【0037】図2Cは、この実施形態による方法のうち
X線吸収性前駆層17を硬化用放射に対して露光し終え
たのちの工程を図示したものである。第1の前駆領域1
9だけをX線吸収層2として残しつつ、第2の前駆領域
18を除去させる。第2の前駆領域18は、例えば、硬
化していない第2の前駆領域は溶解させ、放射線で硬化
した第1の前駆領域は溶解させないような溶液により前
駆層17を洗浄することにより除去することができる。
例えば、エポキシ・ベースの複合材を前駆材として使用
する場合には、アセトンを用いて硬化していないエポキ
シを溶解させることができる。
【0038】図3A〜3Dは、本発明の別の好ましい実
施形態によるX線損傷シールドを含むシンチレータ・パ
ックの形成方法における工程を図示したものである。こ
の実施形態において複数のシンチレータ・ピクセル13
a、13b、13cのアレイ13及びシンチレーション
光反射層15を形成する工程は、図2A〜2Cの実施形
態による方法における工程と同じである。シンチレーシ
ョン光反射層15を形成させた後、アレイ13及び光反
射層材料を充填したシンチレータ間領域14a、14
b、14c、14d等の上にX線感受性のフォトレジス
ト層27を形成する。フォトレジスト層27は、参照に
より本明細書に統合する、S.Wolfらによる「Si
licon Processing for the
VLSIEra, Volume 1: Proces
s Technology」(Lattice Pre
ss,1986)の第12〜14章に開示されている方
法などの周知の方法により形成することができる。
【0039】フォトレジスト層27を形成させた後、第
1のレジスト領域27aを形成するようにこのフォトレ
ジスト層27をX線放射に対して選択的に露光させる
が、第2のレジスト領域27bは未露光のままとする
か、あるいは少なくとも図3Bに図示するように若干露
光させるのみとする。露光用放射は、フォトレジスト層
27と反対の側からシンチレータ・パックに導くことが
好ましい。図2A〜2Cの実施形態による方法と同様
に、シンチレータ・ピクセルは、第2のレジスト領域2
7bを露光用X線放射から遮蔽しており、一方、シンチ
レーション光反射層15はX線を透過させてレジスト領
域27a上に入射させることができる。したがって、フ
ォトレジスト層27は、シンチレーション光反射層15
を充填したシンチレータ間領域14の上部にある第1の
レジスト領域27a内でX線を選択的に吸収することに
なる。このため、第1のレジスト領域27aは、シンチ
レーション光反射層15を充填したシンチレータ間領域
とクロスリンクなしに自己アラインメントすることにな
る。図2A〜2Cによる実施形態の場合と同様に、この
フォトレジストに対してUV発光性のシンチレータを添
加しX線に対する感受性を高めることができる。
【0040】図2A〜2Cによる実施形態の場合と同様
に、X線放射の代わりにUV光を用いてレジスト層を露
光することもできる。一般に、UVにより硬化させるこ
とができるフォトレジストのほとんどは、X線により硬
化させることもできる。典型的な方法は、例えば、参照
により本明細書に統合する、S.Wolfらによる「S
ilicon Processing for the
VLSI Era,Volume 1: Proce
ss Technology」(Lattice Pr
ess,1986)の第12〜14章に開示されてい
る。さらに、図2A〜2Cによる実施形態の場合と同様
に、フォトレジストは、シンチレータ間領域を透過させ
るのではなく、フォトレジスト層27の上に位置させた
フォトマスクを透過させて露光することもできる。
【0041】図3Cに、この実施形態による工程のう
ち、フォトレジストを放射に対して露光させた後の工程
を図示したものである。クロスリンクのない第1のレジ
スト領域27aは、溶解及び洗浄によって除去させる。
放射に対してパターン形成の露光をした後にレジストを
除去するための方法は周知である。
【0042】図3Cに示すように、シンチレータ間領域
の上部の領域を露光して第1のレジスト領域27aを除
去した後、第2のレジスト領域27bは残留させる。第
1の領域の除去に続いて、第1のレジスト領域の除去に
より残されたギャップ内にX線吸収材料28を形成す
る。材料28は多くの被着技法により形成することがで
きる。例えば、X線吸収材料は蒸着やスパッタリングな
どの物理的被着技法、あるいは、無電解めっきや化学蒸
着法など別の技法により形成することができる。第1の
レジスト領域27aの除去により残されたギャップは、
シンチレータ間領域に自己アラインメントされると共に
シンチレータ間領域を覆っているため、このギャップ内
に形成されたX線吸収材料28もこのシンチレータ間領
域14に自己アラインメントされると共にシンチレータ
間領域を覆っている。
【0043】図3C及び3Dは併せて、シンチレータ間
領域14に自己アラインメントされると共にこの領域を
覆うX線吸収材料を形成するための2段階めっき技法を
図示したものである。図3Cに示す第1段階では、X線
吸収性金属被覆の薄い核生成層を、めっきなどによって
このギャップ内に形成する。この薄い金属被覆は、ギャ
ップ内に形成する以外に、第2のレジスト領域上にも形
成することができる。薄い核生成層を形成させた後、第
2のレジスト領域27bを除去する。第2のレジスト領
域27bの下に位置する金属被覆も、この取り除き技法
により除去させる。
【0044】図3Dでは、X線シールドの役目を果たす
出来上がったX線吸収層2が適当な値となるまでX線吸
収性金属被覆の厚さを増加させるために、第1の薄い金
属被覆の上に第2の金属被覆層を形成させている。この
第2の金属被覆層は、例えば、シンチレータ・パックに
対する電気めっき、無電解めっき、または電子機器の流
動はんだ付けで実施されるようにシンチレータ・パック
を溶融しているはんだ内に浸漬させることなどにより形
成することができる。こうしためっきは、核生成層28
の上に、例えば、タングステン、金、白金、銀、鉛、ま
たはこれらの金属の合金により実施することができる。
【0045】別法として、X線吸収材料の最終の厚さを
レジスト層27よりさらに厚くする必要がない場合に
は、図3Dの第2段階の工程は省略することができ、そ
のX線吸収材料をレジスト領域27bの間のギャップ内
に単一の工程で形成することができる。さらに、この2
段階処理法のうちの第1段階は、めっき以外に、蒸着、
スパッタリング、または化学蒸着法により実施すること
もできる。
【0046】別法として、金属被覆は、めっき以外の選
択的被着処理法(例えば、化学蒸着法)により第2のレ
ジスト領域の間のギャップ内に形成することができる。
この場合には、その金属被覆は単一の工程で形成するこ
とができる。
【0047】図4A〜4Dは、本発明の別の好ましい実
施形態によってシンチレータ・パックを形成する方法の
工程を図示したものである。本方法は図3A〜3Dの実
施形態と少なくとも2つの方式で異なっている。その1
つは、この実施形態では、そのX線吸収材料をフォトレ
ジスト層を形成する前に形成することである。その2つ
目は、この実施形態では、露光用放射をシンチレータ間
領域を透過させて導くのではなく、フォトレジスト層を
好ましくはフォトマスクを用いて露光することである。
【0048】この実施形態において複数のシンチレータ
・ピクセル13a、13b、13cのアレイ13及びシ
ンチレーション光反射層15を形成する工程は、図2A
〜2C及び3A〜3Dの実施形態に従った形成方法にお
ける工程と同じである。シンチレーション光反射層15
を形成させた後、アレイ13及び光反射層15を充填し
たシンチレータ間領域14a、14b、14c、14d
等の上にX線吸収材料30を形成する。X線吸収材料3
0に適当な材料としては、ハフニウム、タンタル、タン
グステン、レニウム、白金、金、鉛、及びこれらの金属
の合金などの高密度金属がある。その他の適当な材料と
しては、酸化ハフニウムや酸化タングステンなどの高密
度化合物がある。次いで、このX線吸収材料30上にフ
ォトレジスト層27を形成する。
【0049】図4Bに示すように、フォトレジストを形
成させた後、フォトレジスト層27をシンチレータ間領
域14a、14b、14c、14d等内のシンチレーシ
ョン光反射層15の領域を遮蔽する最終的なX線吸収層
のパターンを有するフォトマスク32を通して露光させ
ることが好ましい。このフォトマスク32は、露光用放
射がフォトマスク32を通過できない不透明領域32a
と、この不透明領域32aの間にあり露光用放射が通過
することができる透明領域とを含んでいる。図4Bのフ
ォトマスク32は、続いて未露光のフォトレジスト領域
が除去されるネガティブ・フォトレジストを露光するの
に適当である。しかし、シンチレータ間領域の間の領域
の上にあるフォトレジスト領域を露光するようなポジテ
ィブ・フォトレジスト及びフォトマスクを使用すること
もでき、この露光を受けたフォトレジストは次いで除去
される。
【0050】図4A〜4Dの実施形態では、X線吸収材
料30が典型的には露光用放射を阻止してしまうため、
フォトレジスト層27をシンチレータ間領域を透過させ
て露光するのではなく、フォトマスク32を透過させて
露光することが好ましい。X線吸収材料が露光用放射に
対して透明である場合には、他の実施形態の場合と同様
に、シンチレータ間領域を透過させて露光用放射を導く
ことによりそのフォトレジスト層27を露光させること
ができる。
【0051】露光用放射はフォトマスク32を透過させ
てフォトレジスト27に導き、最終的なX線吸収層に対
するフォトレジスト層27のパターンを露光させる。具
体的には、フォトレジスト層27の第1のレジスト領域
27aは最終的なX線吸収層2のパターンを有してい
る。第1のレジスト領域27aはシンチレーション光反
射層15を充填したシンチレータ間領域を覆いかつこの
領域にアラインメントされる。フォトレジスト層27の
うち第1のレジスト領域27a以外の領域が第2のレジ
スト領域27bである。フォトリソグラフィ(photolith
ography)の技術分野でよく知られるような、ポジティブ
・フォトレジストとネガティブ・フォトレジストのいず
れを用いることもできる。ポジティブ・フォトレジスト
を使用する場合には、露光の工程の間に、第2のレジス
ト領域27bは露光を受けるが、第1のレジスト領域2
7aは露光を受けない。ネガティブ・フォトレジストを
使用する場合には、第1のレジスト領域27aは露光を
受けるが、第2のレジスト領域27bは露光を受けな
い。いずれの場合でも、その露光の工程の後に、第2の
レジスト領域27bは除去するが、第1のレジスト領域
27aは図4Cに示すようにエッチング用マスクとして
残留させる。第2のレジスト領域を除去するための技法
は周知であり、例えば、S.Wolfらによる「Sil
icon Processing for the V
LSI Era, Volume 1:Process
Technology」(Lattice Pres
s,1986)の第12〜14章に検討されている。
【0052】次いで、第1のレジスト領域27aをエッ
チング用マスクとして用いてX線吸収材料30をエッチ
ングし、これにより図4Dに示すようにX線吸収層2を
パターン形成する。エッチングに適当な技法としては、
湿式化学エッチングや、プラズマ・エッチングなどの乾
式化学エッチングがある。これに続き、完成したX線吸
収層は残しながら、第1のレジスト領域を除去する。
【0053】図7A〜7Dは、本発明の別の実施形態に
従ったX線損傷シールドを含むシンチレータ・パックの
形成方法の工程を図示したものである。この実施形態に
おいて複数のシンチレータ・ピクセル13a、13b、
13cのアレイ13及びシンチレーション光反射層15
を形成する工程は、図2A〜2Cの実施形態に従った方
法における工程と同じである。シンチレーション光反射
層15を形成させた後、アレイ13及び光反射層材料を
充填したシンチレータ間領域14a、14b、14c、
14d等の上に放射線硬化可能層47を形成する。放射
線硬化可能層47は、X線、UV、青色放射などの放射
により硬化する任意の材料とすることができる。例え
ば、放射線硬化可能層47は、フォトレジスト、放射線
硬化可能エポキシ、または放射線硬化可能インクとする
ことができる。図7A〜7Dに従った本発明の態様で
は、その放射線硬化可能層47は最終的にはパターン形
成させてX線保護シールドに対するアラインメント層を
形成することになるため、放射線硬化可能層47は高密
度X線吸収材料を含む必要がない。しかし、所望であれ
ば、放射線硬化可能層47が高密度X線吸収材料を含む
ことができる。
【0054】X線、UVまたは青色放射により硬化を受
ける放射線硬化可能層材料の場合、高純度のY23やG
23、あるいは珪酸ルテチウムなどのCeドープの酸
化物といったUVまたは青色発光のシンチレータを硬化
可能材料に添加し、図2A〜2Cの実施形態の場合と同
様にX線フラックスのある部分をUVまたは青色光に変
換させることによって、硬化可能材料をより効率よく硬
化させることができる。
【0055】放射線硬化可能層47を形成させた後、図
7Bに示すように、放射線硬化可能層47をX線放射に
対して選択的に露光させ、シンチレータ間領域14a、
14b、14c、14d等を覆いかつこの領域に自己ア
ラインメントした第1の領域48を選択的に形成する。
図7Bには、X線放射に対する露光を受ける第1の領域
48と、X線放射に対する露光を受けない第2の領域4
9とを示している。露光用放射は、放射線硬化可能層4
7とは反対の側からシンチレータ・パックに導入し、シ
ンチレータ・ピクセルにより第2の領域49が露光用X
線から遮蔽されるようにすることが好ましい。X線放射
の代わりに、UVまたは青色光のいずれかを適宜用いる
ことにより、放射線硬化可能層47を露光させることも
できる。
【0056】図7Bには、シンチレータ間領域を透過さ
せて導かれる硬化用放射を示している。別法として、硬
化用放射は、図4A〜4Dの実施形態に示したのと同様
に、フォトマスクを透過させて放射線硬化可能層47に
導くこともできる。この場合には、第1の領域48と第
2の領域49のうちのいずれかを硬化用放射に対して露
光させる。例えば、放射線硬化可能層47をポジティブ
・フォトレジストで製作する場合には、第2の領域が硬
化用放射により露光されるようにし、さらに図4A〜4
Dの実施形態に関して説明したように第2の領域を除去
する。
【0057】図7Cは、第2の領域49を除去する工程
を図示したものである。第2の領域49は、図2A〜2
C、3A〜3D、及び4A〜4Dの実施形態に関して説
明した方法により除去することができる。図7Cは、第
1の領域48をアラインメント層50として残しなが
ら、第2の領域49が除去されることを示している。別
法として、第2の領域を除去する前に第1の領域48を
除去し、アラインメント層50は、第2の領域の間に材
料を形成することにより、第1の領域48の材料以外の
材料により形成することもできる。この場合、第2の領
域の間に形成する材料は、これまでの実施形態に関して
説明したのと同様に、例えば、スパッタリング、無電解
めっき、蒸着、及び化学蒸着法などの方法により形成す
ることができる。
【0058】図7Dはアラインメント層50を覆いかつ
この層50とアラインメントさせたX線保護シールド5
1を形成する工程を図示したものである。アラインメン
ト保護シールド51は、例えば、コリメータ・アセンブ
リのプレート間に張ったワイヤやプレートで構成される
ことがある。このアラインメント層50により、アライ
ンメント層50を覆う(したがって、シンチレータ間領
域14a、14b、14c及び14dを覆う)X線保護
シールド51に対する精密なアラインメントが可能とな
る。このアラインメント保護シールドは、例えば、タン
グステンにより製作される。
【0059】図8A〜8Cは、本発明の別の実施形態に
従ったX線損傷シールドを含むシンチレータ・パックを
形成する方法における工程を図示したものである。この
実施の形態によれば、X線吸収性の硬化可能インク並び
にスクリーニング処理を用いてシンチレータ・パックの
X線損傷シールドを形成させている。この実施形態にお
いて複数のシンチレータ・ピクセル13a、13b、1
3cのアレイ13及びシンチレーション光反射層15を
形成する工程は、図2A〜2Cの実施形態に従った方法
における工程と同じである。シンチレーション光反射層
15を形成させた後、X線吸収性の硬化可能インク62
をシンチレータ間領域14a、14b、14c、14d
等の上に選択的に形成する。
【0060】図8Aに示すように、スクリーニング・マ
スク60はアレイ13の近傍でアレイ13を選択的に覆
うようにアラインメントさせ、シンチレータ間領域の上
部の領域がスクリーニング・マスク60の穴60aを通
して露光されるようにする。次いで、X線吸収性の硬化
可能インク62をスクリーニング・マスク60の上に塗
布しインク62により穴60aが充たされるようにす
る。インク62は、例えば、マスク全体にわたってイン
クをブレードで均し、穴60aにインクを充たすと共に
過剰なインク62をすべて除去することにより塗布す
る。これにより、図8Bに示すように、インク62がス
クリーニング・マスク60の穴に充たされる。
【0061】このX線吸収性の硬化可能インク62は、
例えば、Creative Material,In
c.製のパッド・プリント可能な放射線不透明性インク
#114〜29とすることができる。X線吸収性の硬化
可能インクは、硬化した際に良好なX線吸収特性を提供
する任意の硬化可能インクとすることができる。この点
に関しては、そのX線吸収性の硬化可能インクは、ハフ
ニウム、タンタル、タングステン、レニウム、白金、
金、鉛粒子などの高密度粒子と、X線吸収特性がより低
い硬化可能インクとを混合することにより形成すること
もできる。
【0062】X線吸収性の硬化可能インクで表面をスク
リーニング処理した後、図8Cに示すように、このイン
クを硬化させてX線吸収層2を形成する。硬化可能イン
クは、例えば、硬化可能インクを加熱したり、硬化可能
インクを青色放射、UV放射またはX線放射で照射した
りすることによって、硬化させることができる。硬化可
能インクに流れ出す傾向がある場合には、スクリーン・
マスク60は硬化後に除去することが好ましい。流れ出
す傾向がない場合には、スクリーン・マスク60の除去
は硬化前と硬化後のいずれでもよい。X線吸収層2の厚
さは、その層のX線吸収特性によって異なる。一般に、
その層が良好なX線吸収特性を有する程、X線吸収層2
をより薄くすることができる。そのX線吸収性の硬化可
能インク62がCreative Material,
Inc.製のパッド・プリント可能な放射線不透明性イ
ンク#114〜29である場合、発明者により、X線吸
収層の好ましい厚さは概ね0.010インチであること
が分かっている。
【0063】コンピュータ断層撮影(CT)スキャン・
システム100の概要図を図6に示す。このCTスキャ
ン・システム100は、その内部にスキャンを受ける患
者すなわち被検体を位置決めするための円筒状のエンク
ロージャ110を備えている。ガントリ112は、円筒
110を囲繞すると共に、この円筒の軸の周りを回転す
るように構成されている。ガントリ112は1全回転に
わたって回転しその後復帰するように設計される場合
や、連続して回転するように設計される場合がある。い
ずれによるかはそのガントリ上の電子機器をシステムの
それ以外の部分と接続させるのに使用する方式によって
異なる。ガントリ上の電子機器には、扇形状のX線ビー
ム(X線ファンビーム)を発生させることが好ましいX
線源114が含まれ、このX線ファンビームにより、円
筒110の反対側でガントリ上に装着されたシンチレー
ション検出器システム116を包含させる。X線源のフ
ァン形状パターンは、X線源及びシンチレーション検出
器システム116により規定される面内に配置させる。
【0064】シンチレーション検出器システム116
は、X線ファンビーム面と直角の方向が極めて狭く(す
なわち、薄く)なっている。シンチレーション検出器シ
ステムの各ピクセル118には、シンチレータ材料から
なる1本の固体の透明バーと、このシンチレータのバー
と光学的に結合されている光検出器ダイオードとが組み
込まれている。図1に関して上述したように、これらの
ピクセルは1つのアレイの形に配列されている。このピ
クセル・アレイは、図1に関して上述したようにX線シ
ールドをもつシンチレータ・パックの一部となってい
る。
【0065】各光検出器ダイオードからの出力は、ガン
トリ上に装着された演算増幅器(図示せず)に接続され
ている。各演算増幅器からの出力は、個別のワイヤ12
0によるか、その他の電子機器によるかのいずれかによ
りコンピュータ断層撮影システム100に対する主制御
システム150に接続されている。図示した実施形態で
は、X線源に対する電源及びシンチレーション検出器か
らの信号は、ケーブル130により主制御システム15
0とやり取りされる。ケーブル130を用いると一般
に、ガントリは1回の全回転をした後に元の位置に戻る
ように制約される。
【0066】別法としては、ガントリを連続回転させる
のが所望であれば、スリップリングや、光学または無線
伝送を用いてガントリの電子機器を主制御システム15
0と接続させることもできる。このタイプのCTスキャ
ン・システムでは、そのシンチレータ材料は、入射X線
を、光検出器ダイオードによる検出を受けさらに電気信
号に変換される蛍光に変換するために使用される、すな
わち、入射X線を、画像抽出やその他の目的での処理が
可能な電気信号に変換する手段として使用される。
【0067】
【実施例1】この例では、図2A〜2Cに示す本発明の
実施形態に従って、タングステン入りエポキシをX線吸
収性前駆材料として使用した。厚さが概ね2mm(X線
の方向に)、幅が1.5mm、奥行が2mmのHiLi
ght(登録商標)複数のシンチレータ・ピクセルから
なる線形アレイを設けた。各ピクセルは、チタニア(tit
ania) をドープしたエポキシ製のシンチレーション光反
射層により0.010インチだけ離隔させた。反射層を
もつこのアレイは、85重量%タングステン充填のNo
rland−61(登録商標)UV硬化可能エポキシか
らなる層によりコーティングした。このエポキシ層の厚
さは概ね0.030インチとした。このアレイのタング
ステン充填のエポキシ層と反対の面を120kVpのX
線に全体で50秒間露光させ、このタングステン/エポ
キシ混合物に全体で概ね15,000radの吸収線量
を与えた。次いで、タングステン充填層をアセトンで洗
浄し、シンチレーション光反射層の上部に、幅が概ね
0.012インチで縦の長さが0.018インチの硬化
させた線状のタングステン充填複合材を形成させた。図
5の写真に、シンチレータ間反射体の上部に形成させた
タングステン/エポキシ複合材の線を示す。
【0068】
【実施例2】この第2例に関する条件は第1例と同様で
ある。しかし、この例では、HiLight(登録商
標)シンチレータ・アレイは、ピクセル相互の間の反射
体のギャップを0.004インチ、X線の方向でのシン
チレータの厚さを3mmとした。この場合も全体の照射
線量は概ね15,000radとした。この例では、X
線照射が終了してからアセトンで洗浄して未露光のエポ
キシを除去するまでに1時間の経過時間をおき、エポキ
シがより十分に硬化されるようにした。これにより幅が
0.006インチで厚さが0.004インチである硬化
した線状のタングステン/エポキシ複合材が得られた。
【0069】本明細書において、例示の目的で好ましい
実施形態を列挙してきたが、この記述は本発明の範囲の
限定であると見なすべきではない。したがって、請求し
た発明の概念の精神及び範囲を逸脱することなく、当業
者により様々な修正、適応及び変形を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態によるX線損傷シールド
を含むシンチレータ・パックの斜視図である。
【図2A】本発明の実施の一形態によるX線損傷シール
ドを含むシンチレータ・パックの製作方法を表した略図
である。
【図2B】本発明の実施の一形態によるX線損傷シール
ドを含むシンチレータ・パックの製作方法を表した略図
である。
【図2C】本発明の実施の一形態によるX線損傷シール
ドを含むシンチレータ・パックの製作方法を表した略図
である。
【図3A】本発明の別の実施形態によるX線損傷シール
ドを含むシンチレータ・パックの製作方法を表した略図
である。
【図3B】本発明の別の実施形態によるX線損傷シール
ドを含むシンチレータ・パックの製作方法を表した略図
である。
【図3C】本発明の別の実施形態によるX線損傷シール
ドを含むシンチレータ・パックの製作方法を表した略図
である。
【図3D】本発明の別の実施形態によるX線損傷シール
ドを含むシンチレータ・パックの製作方法を表した略図
である。
【図4A】本発明の別の実施形態によるX線損傷シール
ドを含むシンチレータ・パックの製作方法を表した略図
である。
【図4B】本発明の別の実施形態によるX線損傷シール
ドを含むシンチレータ・パックの製作方法を表した略図
である。
【図4C】本発明の別の実施形態によるX線損傷シール
ドを含むシンチレータ・パックの製作方法を表した略図
である。
【図4D】本発明の別の実施形態によるX線損傷シール
ドを含むシンチレータ・パックの製作方法を表した略図
である。
【図5】シンチレータ・アレイのシンチレータ間反射体
の上に形成させた、タングステン充填エポキシからなる
X線吸収層の写真である。
【図6】本発明の別の実施形態によるX線損傷シールド
を含むシンチレータ・パックを含むCT装置の一部分の
概要斜視図である。
【図7A】本発明の別の実施形態によるX線損傷シール
ドを含むシンチレータ・パックの製作方法を表した略図
である。
【図7B】本発明の別の実施形態によるX線損傷シール
ドを含むシンチレータ・パックの製作方法を表した略図
である。
【図7C】本発明の別の実施形態によるX線損傷シール
ドを含むシンチレータ・パックの製作方法を表した略図
である。
【図7D】本発明の別の実施形態によるX線損傷シール
ドを含むシンチレータ・パックの製作方法を表した略図
である。
【図8A】本発明の別の実施形態によるX線損傷シール
ドを含むシンチレータ・パックの製作方法を表した略図
である。
【図8B】本発明の別の実施形態によるX線損傷シール
ドを含むシンチレータ・パックの製作方法を表した略図
である。
【図8C】本発明の別の実施形態によるX線損傷シール
ドを含むシンチレータ・パックの製作方法を表した略図
である。
【符号の説明】
1 シンチレータ・パック 2 X線吸収層 3 複数のシンチレータ・ピクセルのアレイ 3a、3b、3c シンチレータ・ピクセル 4a、4b、4c シンチレータ間領域 5 シンチレーション光反射層 6 表面反射体層 13 複数のシンチレータ・ピクセルのアレイ 13a、13b、13c シンチレータ・ピクセル 14 シンチレータ間領域 14a、14b、14c、14d シンチレータ間領域 15 シンチレーション光反射層 16 表面反射体層部分 17 X線吸収性前駆層 18 第2の前駆領域 19 第1の前駆領域 27 フォトレジスト層 27a 第1のレジスト領域 27b 第2のレジスト領域 28 X線吸収材料 30 X線吸収材料 32 フォトマスク 32a 不透明領域 47 放射線硬化可能層 48 第1の領域 49 第2の領域 50 アラインメント層 51 X線保護シールド 60 スクリーニング・マスク 60a スクリーニング・マスクの穴 62 X線吸収性の硬化可能インク 100 コンピュータ断層撮影(CT)スキャン・シス
テム 110 円筒状エンクロージャ 112 ガントリ 114 X線源 116 シンチレーション検出器システム 118 シンチレーション検出器システムのピクセル 120 ワイヤ 130 ケーブル 150 主制御システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャコブ・チャールズ・ボルツチェラー アメリカ合衆国、ニューヨーク州、クリフ トン・パーク、ドースマン・ドライブ、10 番 (72)発明者 ジョージ・ウィリアム・テイラー アメリカ合衆国、ウィスコンシン州、オー ク・クリーク、サウス・27ティーエイチ・ ストリート、7008番 (72)発明者 クリストファー・ジェイ・モルス アメリカ合衆国、ウィスコンシン州、ムク ウォナーゴ、ヒッコリーウッド・トレイ ル、エス94・ダブリュー32635番

Claims (48)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のシンチレータ・ピクセル(3a,
    3b,3c)のアレイ(3)と、 シンチレータ・ピクセルからのシンチレーション光を反
    射させるためのシンチレーション光反射層(5)であっ
    て、前記シンチレータ・ピクセル相互の間のシンチレー
    タ間領域(4a,4b,4c)内に形成されているシン
    チレーション光反射層(5)と、 前記シンチレータ間領域の上の第1の領域内に自己アラ
    インメント式に選択的に形成されている、高密度X線吸
    収材料を含むX線吸収層(2)と、を備えるシンチレー
    タ・パック(1)。
  2. 【請求項2】 前記X線吸収層(2)がさらに誘電体を
    含み、前記高密度X線吸収材料が前記誘電体内に散在さ
    せた粒子を含んでいる、請求項1に記載のシンチレータ
    ・パック。
  3. 【請求項3】 前記誘電体がエポキシである、請求項2
    に記載のシンチレータ・パック。
  4. 【請求項4】 前記高密度X線吸収材料が、ハフニウ
    ム、タンタル、タングステン、レニウム、白金、金、
    鉛、及びこれらの合金から構成される群より選択された
    高密度金属を含む、請求項1に記載のシンチレータ・パ
    ック。
  5. 【請求項5】 前記高密度X線吸収材料が、酸化ハフニ
    ウム、酸化タングステン、及び酸化鉛から構成される群
    より選択された高密度材料を含む、請求項1に記載のシ
    ンチレータ・パック。
  6. 【請求項6】 前記高密度X線吸収材料が、ハフニウ
    ム、タンタル、タングステン、レニウム、白金、金、
    鉛、これらの合金、酸化ハフニウム、酸化タングステ
    ン、及び酸化鉛から構成される群より選択された高密度
    材料を含む、請求項2に記載のシンチレータ・パック。
  7. 【請求項7】 前記X線吸収層(2)の厚さが0.00
    01〜0.08インチである、請求項1に記載のシンチ
    レータ・パック。
  8. 【請求項8】 前記X線吸収層(2)の第1の領域にお
    ける幅が0.002〜0.010インチである、請求項
    1に記載のシンチレータ・パック。
  9. 【請求項9】 前記シンチレーション光反射層(5)が
    シンチレータ・ピクセルの最上面を覆っている、請求項
    1に記載のシンチレータ・パック。
  10. 【請求項10】 複数のシンチレータ・ピクセル(3
    a,3b,3c)のアレイ(3)と、 シンチレータ・ピクセルからのシンチレーション光を反
    射させるためのシンチレーション光反射層(5)であっ
    て、前記シンチレータ・ピクセル相互の間のシンチレー
    タ間領域(4a,4b,4c)内に形成されているシン
    チレーション光反射層(5)と、 前記シンチレータ間領域の上の第1の領域内に選択的に
    形成されている、高密度X線吸収材料を含むX線吸収層
    (2)と、を備えるシンチレータ・パック(1)。
  11. 【請求項11】 複数のシンチレータ・ピクセル(13
    a,13b,13c)のアレイ(13)のシンチレータ
    ・ピクセル相互の間にあるシンチレータ間領域(14
    a,14b,14c)内にシンチレーション光反射層
    (15)を形成する工程と、 前記シンチレータ間領域の上にX線吸収層(2)を選択
    的に形成する工程と、を含むシンチレータ・パック
    (1)の形成方法。
  12. 【請求項12】 前記選択的に形成する工程がさらに、 複数のシンチレータ・ピクセルのアレイ(13)及びシ
    ンチレータ間領域の上にX線吸収性前駆層(17)を形
    成する工程と、 前記X線吸収性前駆層(17)を放射に対して選択的に
    露光させ、これによりシンチレータ間領域(14a,1
    4b,14c)を選択的に覆いかつ該領域に自己アライ
    ンメントされた第1の前駆領域(19)と、前記第1の
    前駆領域相互の間にある第2の前駆領域(18)とを形
    成する工程と、 前記第2の前駆領域(18)を除去する工程と、を含ん
    でいる、請求項11に記載のシンチレータ・パック形成
    方法。
  13. 【請求項13】 前記X線吸収性前駆層(17)が、高
    密度X線吸収粒子を含有する放射線硬化可能エポキシで
    ある、請求項12に記載のシンチレータ・パック形成方
    法。
  14. 【請求項14】 前記選択的に露光させる工程における
    前記放射が、X線放射及び紫外線(UV)放射のうちの
    1つである、請求項13に記載のシンチレータ・パック
    形成方法。
  15. 【請求項15】 前記選択的に露光させる工程がさら
    に、前記放射をシンチレータ間領域(14a,14b,
    14c)を透過させて選択的に導く工程を含む、請求項
    12に記載のシンチレータ・パック形成方法。
  16. 【請求項16】 前記X線吸収性前駆層(17)が高密
    度X線吸収粒子を含有する放射線硬化可能エポキシであ
    り、前記選択的に露光させる工程における前記放射がX
    線放射である、請求項15に記載のシンチレータ・パッ
    ク形成方法。
  17. 【請求項17】 前記高密度X線吸収粒子が、ハフニウ
    ム、タンタル、タングステン、レニウム、白金、金、
    鉛、これらの合金、酸化ハフニウム、酸化タングステ
    ン、及び酸化鉛から構成される群より選択される高密度
    材料を含む、請求項16に記載のシンチレータ・パック
    形成方法。
  18. 【請求項18】 前記放射がX線放射であると共に、前
    記X線吸収性前駆層(17)が紫外線(UV)または青
    色発光性のX線シンチレータ材料を含む、請求項12に
    記載のシンチレータ・パック形成方法。
  19. 【請求項19】 前記UV発光性X線シンチレータ材料
    が、セリウム・ドープの酸化物、Y23、及びGd23
    のうちの1つである、請求項18に記載のシンチレータ
    ・パック形成方法。
  20. 【請求項20】 前記選択的に形成する工程がさらに、 前記シンチレータ・ピクセル(13a,13b,13
    c)のアレイ(13)及びシンチレータ間領域(14
    a,14b,14c)の上にフォトレジスト層(27)
    を形成する工程と、 前記フォトレジスト層(27)を放射に対して選択的に
    露光させ、これにより前記シンチレータ間領域を選択的
    に覆う第1のレジスト領域(27a)と、前記第1のレ
    ジスト領域の間にある第2のレジスト領域(27b)と
    を形成する工程と、を含んでいる、請求項11に記載の
    シンチレータ・パック形成方法。
  21. 【請求項21】 前記選択的に形成する工程がさらに、 シンチレータ間領域を選択的に覆って形成した前記第1
    のレジスト領域(27a)は除去し、前記第2のレジス
    ト領域(27b)は残留させる工程と、 前記第2のレジスト領域(27b)と前記シンチレータ
    間領域の上にX線吸収材料(28)を形成する工程と、 前記第2のレジスト領域(27b)を除去してシンチレ
    ータ間領域(14a,14b,14c)の上にX線吸収
    層(2)を選択的に形成する工程と、を含んでいる、請
    求項20に記載のシンチレータ・パック形成方法。
  22. 【請求項22】 前記X線吸収材料(28)が、蒸着、
    スパッタリング、無電解めっき、及び化学蒸着法のうち
    の1つによって、第2のレジスト領域(27b)及びシ
    ンチレータ間領域(14a,14b,14c)の上に形
    成されている、請求項21に記載のシンチレータ・パッ
    ク形成方法。
  23. 【請求項23】 前記第2のレジスト領域(27b)を
    除去することにより、第2のレジスト領域の上のX線吸
    収材料(28)も除去している、請求項22に記載のシ
    ンチレータ・パック形成方法。
  24. 【請求項24】 前記選択的に形成する工程がさらに、 前記複数のシンチレータ・ピクセルのアレイ(13)及
    びシンチレータ間領域の上にフォトレジスト層(27)
    を形成する工程と、 前記フォトレジスト層(27)を放射に対して選択的に
    露光させ、これにより前記シンチレータ間領域(14
    a、14b、14c)を選択的に覆う第1のレジスト領
    域(27a)と、前記第1のレジスト領域相互の間にあ
    る第2のレジスト領域(27b)とを形成する工程と、 前記第1のレジスト領域(27a)は除去し、前記第2
    のレジスト領域(27b)は残留させる工程と、 前記第2のレジスト領域(27b)相互の間にX線吸収
    材料(28)を選択的に被着する工程と、 前記第2のレジスト領域(27b)を除去し、これによ
    りシンチレータ間領域(14a,14b,14c)の上
    にX線吸収層(2)を選択的に形成する工程と、を含ん
    でいる、請求項11に記載のシンチレータ・パック形成
    方法。
  25. 【請求項25】 前記選択的に形成する工程がさらに、 前記複数のシンチレータ・ピクセルのアレイ(13)及
    びシンチレータ間領域の上にフォトレジスト層(27)
    を形成する工程と、 前記フォトレジスト層(27)を放射に対して選択的に
    露光させ、これにより前記シンチレータ間領域(14
    a、14b、14c)を選択的に覆う第1のレジスト領
    域(27a)と、前記第1のレジスト領域相互の間にあ
    る第2のレジスト領域(27b)とを形成する工程と、 シンチレータ間領域を選択的に覆って形成した前記第1
    のレジスト領域(27a)を除去し、前記第2のレジス
    ト領域(27b)は残留させる工程と、 めっき、化学蒸着法、スパッタリング、及び蒸着のうち
    の1つによって、前記第2のレジスト領域(27b)及
    びシンチレータ間領域の上にX線吸収材料(28)の第
    1の層を形成する工程と、 前記第2のレジスト領域(27b)を除去する工程と、 X線吸収材料の前記第1の層の上に、めっき、スパッタ
    リング、及びはんだ付けのうちの1つによって、X線吸
    収材料の第2の層(28)を形成し、これによりシンチ
    レータ間領域の上にX線吸収層を選択的に形成する工程
    と、を含んでいる、請求項11に記載のシンチレータ・
    パック形成方法。
  26. 【請求項26】 前記フォトレジスト層(27)を形成
    する前に、前記シンチレータ間領域(14a,14b,
    14c)及び前記シンチレータ・ピクセル(13a,1
    3b,13c)の上にX線吸収材料(30)を形成する
    工程と、 前記第2のレジスト領域は除去し、前記第1のレジスト
    領域(27a)は残留させ、これによりX線吸収材料
    (30)の前記第3の領域を選択的に露光させる工程
    と、 X線吸収材料(30)の前記第3の領域を除去し、これ
    により前記X線吸収層(2)を形成する工程と、 前記第1のレジスト領域(27a)を除去する工程と、
    をさらに含む請求項20に記載のシンチレータ・パック
    形成方法。
  27. 【請求項27】 前記X線吸収材料(30)が、蒸着、
    スパッタリング、めっき及び化学蒸着法のうちの1つに
    より形成される、請求項26に記載のシンチレータ・パ
    ック形成方法。
  28. 【請求項28】 前記X線吸収材料が、ハフニウム、タ
    ンタル、タングステン、レニウム、白金、金、鉛、これ
    らの合金、酸化ハフニウム、酸化タングステン、及び酸
    化鉛から構成される群より選択される高密度材料を含
    む、請求項27に記載のシンチレータ・パック形成方
    法。
  29. 【請求項29】 前記選択的に露光させる工程がさら
    に、前記放射をシンチレータ間領域(14a,14b,
    14c)を透過させて選択的に導く工程を含む、請求項
    21に記載のシンチレータ・パック形成方法。
  30. 【請求項30】 シンチレータ・パックがX線損傷シー
    ルドを含むと共に、前記選択的に露光させる工程におけ
    る前記放射がX線放射である、請求項29に記載のシン
    チレータ・パック形成方法。
  31. 【請求項31】 前記選択的に露光させる工程がさら
    に、前記放射をシンチレータ間領域(14a,14b,
    14c)を透過させて選択的に導く工程を含む、請求項
    26に記載のシンチレータ・パック形成方法。
  32. 【請求項32】 前記選択的に露光させる工程における
    前記放射がX線放射である、請求項31に記載のシンチ
    レータ・パック形成方法。
  33. 【請求項33】 前記放射がX線放射であると共に、前
    記選択的に形成する工程がさらに、前記X線吸収性前駆
    層(17)を放射に対して選択的に露光させる前に、X
    線吸収性前駆層(17)の上部に紫外線(UV)または
    青色発光性の固体シンチレータを設ける工程を含む、請
    求項12に記載のシンチレータ・パック形成方法。
  34. 【請求項34】 前記選択的に形成する工程がさらに、 シンチレータ間領域(14a,14b,14c)と選択
    的にアラインメントさせた穴(60a)をもつスクリー
    ニング・マスク(60)を設ける工程と、 シンチレータ間領域と選択的にアラインメントさせた前
    記穴(60a)内にX線吸収性の硬化可能インク(6
    2)を塗布する工程と、 前記X線吸収性の硬化可能インク(62)を硬化させる
    工程と、を含んでいる、請求項11に記載のシンチレー
    タ・パック形成方法。
  35. 【請求項35】 前記硬化させる工程が、前記X線吸収
    性の硬化可能インク(62)を加熱すること、あるいは
    前記X線吸収性インクを青色放射、紫外線(UV)放射
    またはX線放射で照射することにより、前記X線吸収性
    の硬化可能インク(62)を硬化させることを含む、請
    求項34に記載のシンチレータ・パック形成方法。
  36. 【請求項36】 前記X線吸収性の硬化可能インク(6
    2)が、ハフニウム、タンタル、タングステン、レニウ
    ム、白金、金、鉛、及びこれらの合金から構成される群
    より選択される高密度金属を含む、請求項34に記載の
    シンチレータ・パック形成方法。
  37. 【請求項37】 X線源(114)と、 複数のシンチレータ・ピクセル(3a,3b,3c)の
    アレイ(3)と、前記シンチレータ・ピクセル相互の間
    のシンチレータ間領域(4a,4b,4c)内に形成さ
    れており、X線源(114)から複数のシンチレータ・
    ピクセルのうちの1つのピクセル上にX線が入射するの
    に伴いシンチレータ・ピクセルからのシンチレーション
    光を反射させるためのシンチレーション光反射層(5)
    と、前記シンチレータ間領域の上の第1の領域内に自己
    アラインメント式に選択的に形成されている高密度X線
    吸収材料を含んだX線吸収層(2)と、を含むシンチレ
    ータ・パック(1)と、 前記シンチレーション放射を検出するために固体シンチ
    レータ材料に光学結合されているシンチレーション光検
    出器と、を備えるコンピュータ断層撮影システム(10
    0)。
  38. 【請求項38】 複数のシンチレータ・ピクセル(13
    a,13b,13c)のアレイ(13)と、 前記シンチレータ・ピクセル相互の間にあるシンチレー
    タ間領域(14a,14b,14c)内に形成されてい
    て、シンチレータ・ピクセルからのシンチレーション光
    を反射させるためのシンチレーション光反射層(15)
    と、 前記シンチレータ間領域の上の第1の領域内に自己アラ
    インメント式に選択的に形成されているアラインメント
    層(50)と、を備えるシンチレータ・パック(1)。
  39. 【請求項39】 さらに、前記アラインメント層(5
    0)を覆いかつ該層とアラインメントされているX線保
    護シールド(51)を備える請求項38に記載のシンチ
    レータ・パック。
  40. 【請求項40】 前記X線保護シールド(51)がワイ
    ヤまたはプレートを含む、請求項39に記載のシンチレ
    ータ・パック。
  41. 【請求項41】 複数のシンチレータ・ピクセルからな
    るアレイ(13)のシンチレータ・ピクセル(13a,
    13b,13c)相互の間にあるシンチレータ間領域
    (14a,14b,14c)内にシンチレーション光反
    射層(15)を形成する工程と、 前記シンチレータ間領域の上にアラインメント層(5
    0)を選択的に形成する工程と、を含むシンチレータ・
    パックの形成方法。
  42. 【請求項42】 前記選択的に形成する工程がさらに、 前記複数のシンチレータ・ピクセルのアレイ(13)及
    び前記シンチレータ間領域の上に放射線硬化可能層(4
    7)を形成する工程と、 放射線硬化可能層(47)を放射に対して選択的に露光
    させ、これにより前記シンチレータ間領域を選択的に覆
    いかつ該領域に自己アラインメントされた第1の領域
    (48)と、前記第1の領域相互の間にある第2の領域
    (49)とを形成する工程と、 前記第2の領域(49)を除去する工程と、を含んでい
    る、請求項41に記載のシンチレータ・パック形成方
    法。
  43. 【請求項43】 さらに、前記アラインメント層(5
    0)を覆いかつ該層とアラインメントされているX線保
    護シールド(51)を形成する工程を含む請求項41に
    記載のシンチレータ・パック形成方法。
  44. 【請求項44】 前記選択的に形成する工程がさらに、 前記複数のシンチレータ・ピクセルのアレイ(13)及
    び前記シンチレータ間領域の上に放射線硬化可能層(4
    7)を形成する工程と、 前記放射線硬化可能層(47)を放射に対して選択的に
    露光させ、これにより前記シンチレータ間領域を選択的
    に覆いかつ該領域に自己アラインメントされた第1の領
    域(48)と、前記第1の領域の間にある第2の領域
    (49)とを形成する工程と、 前記第2の領域(49)を除去する工程と、を含んでい
    る、請求項43に記載のシンチレータ・パック形成方
    法。
  45. 【請求項45】 前記放射がX線、紫外線(UV)及び
    青色放射のうちの1つである、請求項44に記載のシン
    チレータ・パック形成方法。
  46. 【請求項46】 前記放射線硬化可能層(47)が、フ
    ォトレジスト層、放射線硬化可能エポキシ、及び放射線
    硬化可能インクのうちの1つである、請求項44に記載
    のシンチレータ・パック形成方法。
  47. 【請求項47】 前記放射がX線放射であると共に、前
    記放射線硬化可能層(47)がUVまたは青色発光性の
    X線シンチレータを含む、請求項45に記載のシンチレ
    ータ・パック形成方法。
  48. 【請求項48】 前記選択的に露光させる工程におい
    て、前記放射がシンチレータ間領域(14a,14b,
    14c)を透過させて選択的に導かれている、請求項4
    4に記載のシンチレータ・パック形成方法。
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