JP2001296277A - 磁気探傷方法 - Google Patents

磁気探傷方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気的ノイズが発生したり、漏洩磁束に影響
を与える欠陥以外のものが存在する場合にも、S/N比
良く欠陥を検出できる磁気探傷方法を提供する。 【解決手段】 磁気センサ5aの信号をV(a)、磁気セン
サ5bの信号をV(b)とすると、各々のデータを薄鋼板1
の移動距離1m×1m分蓄積する。次に、この範囲につ
いて信号のRMSを求め、それぞれRa、Rbとする。
このRa、Rbは広い範囲の信号のRMSであるので、
薄鋼板1の表面粗さの平均値を表しているものと考えら
れる。よって、V(a)とV(b)の信号をそれぞれRa、Rb
で正規化して差し引くことにより、表面粗さの信号をキ
ャンセルことを考える。すなわち、V(t)=Va(t)-V(b)*Ra
/Rb により、各チャンネルごとにV(t)を求め、これ
が所定の閾値を超える範囲を抽出することにより、欠陥
候補領域Dを抽出する。そして、欠陥候補領域Dの幅、
長さに基づいて欠陥を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属被検体の表面
に対して磁気センサを対向配置させて、異なる2種の探
傷条件での漏洩磁束の測定を行い、前記異なる2種の探
傷条件での、前記金属被検体上の同位置に対応する測定
結果同士を演算して、その結果に基づいて欠陥を検出す
る磁気探傷方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁性体である金属被検体の表面又は内面
に存在する欠陥を検出する方法として、金属被検体を磁
化し、欠陥が存在する部分から漏洩する磁束を検出する
ことにより欠陥を検出する磁気探傷方法が、従来使用さ
れてきている。しかしながら、この磁気探傷方法におい
ては、金属被検体の表面粗さ等がノイズとなり、欠陥検
出のS/N比が低下するという問題点があった。
【0003】本発明者らは、この問題点を解決するため
に、異なる2種の探傷条件での漏洩磁束の測定を行い、
前記異なる2種の探傷条件での、前記金属被検体上の同
位置に対応する測定結果同士を演算して、その結果に基
づいて欠陥を検出する磁気探傷方法を発明し、平成11
年特許願29782号として特許出願を行っている。
【0004】その概要を図4により説明する。製品検査
ラインを搬送ローラ22a、22bでほぼ一定速度Vで
搬送される、たとえば薄鋼帯等の強磁性体金属被検体2
1の搬送路に沿って漏洩磁束探傷装置23が配設されて
いる。この漏洩磁束探傷装置23は、走行状態の強磁性
体金属被検体21表面近傍に配設された磁気センサ25
aと、磁気センサ25aより強磁性体金属被検体21の
走行方向に一定距離離れた場所に配設された磁気センサ
25bと、磁気センサ25a、25bに対してそれぞれ
強磁性体金属被検体21を挟んで反対側に設置され、強
磁性体金属被検体21を磁化する磁化器24a、24b
と、磁気センサ25a、25bからの検出信号を増幅す
る増幅器27a、27bと、これらの信号に基づいて強
磁性体金属被検体23の内部又は表面の欠陥30を検出
する信号処理装置28とで構成されている。
【0005】強磁性体金属被検体23に欠陥30が存在
すると、この欠陥30に起因して漏洩磁束により強磁性
体金属被検体23の周囲の磁場が乱される。磁気センサ
25a、25bはこの磁場の変化を検出する。磁場変化
によって生じる信号の強さは欠陥30の規模などに対応
するが、磁化器24a、24bによる磁界の大きさは異
なっているため、磁気センサ25aと磁気センサ25b
の検出する信号の強さには差がある。一方強磁性体金属
被検体23の表面粗さ等の要因による磁場の変化は磁気
センサ25aの検出する信号と磁気センサ25bの検出
する信号では差が少ない。そこで磁気センサ25aと磁
気センサ24bの出力を演算することにより、表面粗さ
等の要因による磁場の変化を相殺して、欠陥の信号を強
調することができる。
【0006】図5に信号処理の様子を示す。(a)は磁気
センサ25aの出力で、印加する磁界が強い方の信号と
する。(b)は磁気センサ25bの出力で磁界が弱い方の
出力とする。それぞれ欠陥部と雑音部があるが、欠陥部
と雑音部の出力比が異なっており、雑音部を除去するよ
うに演算することにより、欠陥部がより強調される(c)
の結果となる。このように、平成11年特許願2978
2号に係る発明においては、強磁性体金属被検体上の同
位置に対応する2種の信号同士を演算し、その結果に基
づいて欠陥の検出を行っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら磁気セン
サの出力には、電気的な雑音のように金属被検体に起因
しない出力が有ったり、金属被検体に起因する雑音にし
ても、欠陥に比べ広い範囲に存在(例えば折れ跡などの
内部応力歪)する大きな雑音が発生する場合がある。こ
のような場合には、平成11年特許願29782号に係
る発明においては、欠陥として出力してしまう場合があ
った。
【0008】その例を図6に示す。(a)は2種の磁化条
件の強い磁化の方の磁気センサ出力、(b)は磁化条件の
弱い磁化の磁気センサ出力、(c)は(a)と(b)の信号の演
算結果の出力であり、(c)=(a)−k・(b)という演算を行
ったものである。ただし、kは予め実験で定められた定
数である。
【0009】図6を見ると分かるように、内部欠陥が存
在する場合は、(a)、(b)ではS/Nが悪くても(c)では
S/N比が向上している。それに対して電気ノイズの場
合((a)の磁気センサに電気ノイズが入った場合)に
は、(c)において、この電気ノイズが強調されてしま
い、欠陥が存在すると判定してしまう。
【0010】折れ跡の場合には、(a)の出力と(b)の出力
の関係は、表面粗さに起因する関係と異なるため、前記
演算では打ち消すことができず、(c)に示すように大き
な信号が残り、欠陥が存在すると判定してしまう。
【0011】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、電気的ノイズが片側のセンサに発生したり、漏
洩磁束に影響を与える欠陥以外のものが存在する場合に
も、S/N比良く欠陥を検出できる磁気探傷方法を提供
することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の第1の手段は、金属被検体の表面に対して磁気センサ
を対向配置させて、異なる2種の探傷条件での漏洩磁束
の測定を行い、前記異なる2種の探傷条件での、前記金
属被検体上の同位置に対応する測定結果同士を演算し
て、その結果に基づいて欠陥を検出する磁気探傷方法で
あって、前記演算に用いる係数を、前記金属被検体表面
上の2次元領域における、前記2種の探傷条件での測定
結果に基づいて決定することを特徴とする磁気探傷方法
(請求項1)である。
【0013】本手段においては、2種類の信号の演算に
用いる係数を、前記金属被検体表面上の2次元領域にお
ける、前記2種の探傷条件での測定結果に基づいて決定
している。よって、これらの係数は、複数のセンサの信
号に基づいて決定されるので、後に発明の実施の形態に
おいて説明するように、電気的ノイズが入った場合や、
鋼板の広い部分に亘って信号が変化した場合には、それ
を反映した係数が得られる。よって、このような場合に
も欠陥をS/N比良く検出することができる。
【0014】前記課題を解決するための第2の手段は、
前記第1の手段であって、測定結果同士の演算方法は、
第1の条件における測定信号から、第2の条件における
測定信号に係数を掛けたものを差し引くものであり、当
該係数は、前記金属被検体表面上の2次元領域におけ
る、第1の条件における測定信号と第2の条件における
測定信号の比であることを特徴とするもの(請求項2)
である。
【0015】本手段においても、後に発明の実施の形態
において説明するように、電気的ノイズが入った場合
や、鋼板の広い部分に亘って信号が変化した場合には、
それを反映した係数が得られる。よって、このような場
合にも欠陥をS/N比良く検出することができる。
【0016】前記課題を解決するための第3の手段は、
前記第1の手段又は第2の手段であって、前記異なる2
種の探傷条件が、磁化条件であることを特徴とするもの
(請求項3)である。
【0017】磁化条件(磁化の強さ)を変えることによ
って、表面粗さに基づくノイズと、内部欠陥に基づく信
号との関係が大きく変化する。よって、このうち表面粗
さに基づくノイズを消去するような演算を行ってやれ
ば、内部欠陥に基づく信号をノイズに対して強調するこ
とができ、欠陥検出のS/N比が向上する。
【0018】前記課題を解決するための第4の手段は、
前記第1の手段から第4の手段のいずれかであって、前
記異なる2種の探傷条件での、前記金属被検体上の同位
置に対応する測定結果同士を演算し、さらに、その演算
結果を、前記金属被検体の1次元又は2次元の所定領域
内で単純平均し、その値に基づいて欠陥を検出すること
を特徴とするもの(請求項4)である。
【0019】たとえば電気ノイズは瞬間的に発生するこ
とが多く、欠陥信号に対して短い時間しか継続しない。
よって、金属被検体の長さ方向に亘って所定距離内にお
ける信号の平均をとり、その平均値により欠陥を検出す
ることにすれば、電気ノイズのレベルを欠陥信号に対し
て低下させることができてS/N比が向上する。また、
折れ跡等に起因する信号は、欠陥信号に対して2次元的
な広がりが大きい。よって、金属被検体の2次元方向に
渡って所定面積内における信号の平均をとり、その平均
値により欠陥を検出することにし、平均値が所定値を超
えた場合には欠陥と判定しないようにすれば、折れ跡等
を欠陥と誤検出する可能性が低下する。
【0020】前記課題を解決するための第5の手段は、
前記第1の手段から第4の手段のいずれかであって、前
記異なる2種の探傷条件での、前記金属被検体上の同位
置に対応する測定結果同士を演算し、その結果、欠陥と
判定された部分の長さ、幅、面積のいずれかに応じて、
真の欠陥か擬似欠陥かを判別することを特徴とするもの
(請求項5)である。
【0021】前述のように、電気的のノイズは金属被検
体長さ方向に短い距離の信号となって現れ、折れ跡のよ
うな異常部は、広い面積の信号となって現れる。この性
質を利用して、欠陥と判定された部分の長さ、幅、面積
のいずれかに応じて、これら擬似欠陥を欠陥と区別する
ことができ、S/N比良く欠陥を検出することができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の例を
図を用いて説明する。図1は本発明の実施の形態の1例
である磁気探傷方法を実施するための磁気探傷装置の例
を示す概要図であり、薄鋼板の内部欠陥を探傷するもの
である。図1において、1は薄鋼板、2a、2bは搬送
ロール、3は磁気探傷装置、4a、4bは磁化器、5
a、5bは磁気センサ、6は信号処理装置、7は欠陥、
8は遅延回路、9はプリアンプ、10はフィルタ、11
はA/D変換器、12は計算機である。
【0023】薄鋼板1は、搬送ロール2a、2bによっ
てほぼ一定の速度V=30m/minで搬送される。この製品
検査ラインでは、薄鋼板1の搬送路に沿って磁気探傷装
置3が設置されている。この磁気探傷装置3は、主に磁
化器4a、4b、磁気センサ5a、5b、信号処理装置
6から構成されている。磁化器4a、4bは薄鋼板1を
異なる強さに磁化する。漏洩磁束は、それぞれ磁気セン
サ5a、5bにより検出される。
【0024】図示していないが、複数個の磁気センサ5
a、5bは板幅方向に直線的に2mmピッチで配列されて
おり、500組1000個の磁気センサにて1m幅を探傷す
る。磁気センサ5aの列と5bの列との距離は1mとさ
れている。磁化器4a、4bと鋼板との距離はそれぞれ
5mmとされ、磁化器4aの磁化力は4000AT、磁化器4b
の磁化力は1000ATとされている。
【0025】磁気センサ5aの出力は、遅延回路8にて
薄鋼板1が磁気センサ5aと5bの間を走行する時間で
ある2秒遅延される。その後プリアンプ10にて100倍
増幅され、フィルター11(バンドパスフィルタ:200Hz
-800Hz)で処理される。一方磁気センサ5bの出力は遅
延回路8を経ずにプリアンプ9、フィルタ10を通る。
処理された5a、5bのそれぞれの信号はA/D変換装
置11にてディジタル化され計算機12のメモリーに格
納される。
【0026】計算機12は、図2に示すような処理を行
う。処理された磁気センサ5aの信号をV(a)、磁気セン
サ5bの信号をV(b)とすると、各々のデータを薄鋼板1
の移動距離1m分蓄積する。すなわち、V(a)、V(b)が、
薄鋼板幅方向500チャンネル分(幅1m)について、そ
れぞれ、長さ1m分のデータとして蓄積される。
【0027】次に、この1m×1mの範囲について信号
のRMSを求め、それぞれRa、Rbとする。このR
a、Rbは広い範囲の信号のRMSであるので、薄鋼板
1の表面粗さの平均値を表しているものと考えられる。
よって、V(a)とV(b)の信号をそれぞれRa、Rbで正規
化して差し引くことにより、表面粗さの信号をキャンセ
ルことを考える。すなわち、 V(t)=Va(t)-V(b)*Ra/Rb により、各チャンネルごとにV(t)を求め、これが所
定の閾値を超える範囲を抽出することにより、欠陥候補
領域Dを抽出する。
【0028】そして、欠陥候補領域Dの幅、長さに基づ
いて欠陥を判定する。通常、内部欠陥の場合、幅が4〜
6mm、長さが4〜8mmであるので、幅、長さがこの範囲
にある場合には内部欠陥と判定する。長さが4mm未満又
は幅が4mm未満である場合には、瞬間的な電気ノイズで
あるとして、欠陥出力は行わない。幅が6mmを超えたり
長さが8mmを超えた場合には、欠陥でなく内部磁気歪で
あるとして欠陥出力は行わない。
【0029】図3に計算機12の他の信号処理の例を示
す。この信号処理においては、V(t)の算出までは、
図2に示した例と同じである。本処理においては、V
(t)を算出した後、所定領域についてこれを平均し平
均値V(t)’を算出する。そして、このV(t)’の
大きさに基づいて欠陥の判定を行う。例えば、薄鋼板の
長さ方向10mm、幅10mmの範囲において平均値V(t)’
を計算する。
【0030】例えば電気ノイズの場合は、その幅、長さ
が小さいので平均値V(t)’は小さくなり、閾値以下
となって欠陥として検出されない。内部磁気歪の場合
は、その幅、長さが大きいので、平均値V(t)’の値
は内部欠陥の場合より大きくなり、内部欠陥と区別する
ことができる。
【0031】また、図示を省略するが、電気的ノイズに
対しては、たとえば長さ4mm、幅4mmの範囲において平
均値V(t)’を計算し、平均値V(t)’の大きさで
欠陥を判定することにより除去を行ない、内部磁気歪に
対しては、例えば長さ10mm、幅10mmの範囲において平均
値V(t)’を計算し、平均値計算の本になった出力V
(t)との差を求め、その差が小さいときは内部磁気歪
であるとして欠陥と区別するようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、異なる2種の探傷条件にて探傷を行う漏洩磁束探傷
信号同士の演算に、2次元の空間的な特徴を利用した信
号処理を加えているので、内部欠陥以外の出力信号を効
果的に排除でき、安定した探傷精度を保つことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1例である磁気探傷方法
を実施するための磁気探傷装置の例を示す概要図であ
る。
【図2】図1に示す実施の形態における信号処理の1例
の概要を示す図である。
【図3】図1に示す実施の形態における信号処理の他の
例の概要を示す図である。
【図4】先願発明である漏洩磁束探傷装置の概要を示す
図である。
【図5】図4に示す漏洩磁束探傷装置の信号処理におけ
る信号波形の例を示す図である。
【図6】図4に示す漏洩磁束探傷装置において、電気ノ
イズが入った場合や、折れ跡があった場合の信号波形の
例を示す図である。
【符号の説明】
1…薄鋼板、2a、2b…搬送ロール、3…磁気探傷装
置、4a、4b…磁化器、5a、5b…磁気センサ、6
…信号処理装置、7…欠陥、8…遅延回路、9…プリア
ンプ、10…フィルタ、11…A/D変換器、12…計
算機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長棟 章生 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 Fターム(参考) 2G053 AA11 AB22 BA02 BA15 CB12 CB13 CB23

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属被検体の表面に対して磁気センサを
    対向配置させて、異なる2種の探傷条件での漏洩磁束の
    測定を行い、前記異なる2種の探傷条件での、前記金属
    被検体上の同位置に対応する測定結果同士を演算して、
    その結果に基づいて欠陥を検出する磁気探傷方法であっ
    て、前記演算に用いる係数を、前記金属被検体表面上の
    2次元領域における、前記2種の探傷条件での測定結果
    に基づいて決定することを特徴とする磁気探傷方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の磁気探傷方法であっ
    て、測定結果同士の演算方法は、第1の条件における測
    定信号から、第2の条件における測定信号に係数を掛け
    たものを差し引くものであり、当該係数は、前記金属被
    検体表面上の2次元領域における、第1の条件における
    測定信号と第2の条件における測定信号の比であること
    を特徴とする磁気探傷方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の磁気探傷
    方法であって、前記異なる2種の探傷条件が、磁化条件
    であることを特徴とする磁気探傷方法。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のうちいずれか1
    項に記載の磁気探傷方法であって、前記異なる2種の探
    傷条件での、前記金属被検体上の同位置に対応する測定
    結果同士を演算し、さらに、その演算結果を、前記金属
    被検体の1次元又は2次元の所定領域内で単純平均し、
    その値に基づいて欠陥を検出することを特徴とする磁気
    探傷方法。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項3のうちいずれか1
    項に記載の磁気探傷方法であって、前記異なる2種の探
    傷条件での、前記金属被検体上の同位置に対応する測定
    結果同士を演算し、その結果、欠陥と判定された部分の
    長さ、幅、面積のいずれかに応じて、真の欠陥か擬似欠
    陥かを判別することを特徴とする磁気探傷方法。
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