JP2001295434A - 折板屋根への軒樋の取付け構造 - Google Patents

折板屋根への軒樋の取付け構造

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JP2001295434A
JP2001295434A JP2000114112A JP2000114112A JP2001295434A JP 2001295434 A JP2001295434 A JP 2001295434A JP 2000114112 A JP2000114112 A JP 2000114112A JP 2000114112 A JP2000114112 A JP 2000114112A JP 2001295434 A JP2001295434 A JP 2001295434A
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locking
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eaves gutter
hanging
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JP2000114112A
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Inventor
Masahiko Kurita
真彦 栗田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 折板屋根の先端という高所において軒樋の補
強材による吊り下げ補強を係止により簡単にできる。 【解決手段】 折板屋根1の先端部に沿って軒樋2を配
置する。軒樋2の両側片3間に架設して取付けた吊り具
4を吊りボルト5により折板屋根1に吊り下げる。吊り
ボルト5の折板屋根1への固着部分に一端部を取付けた
補強材6の他端部に係止部7を設ける。吊り具4の吊り
ボルト5を取付けた部分以外の部分に補強材6の係止部
7を係止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、折板屋根の先端部
に軒樋を取付けるための構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から折板屋根の先端部に軒樋を配置
し、この軒樋の両側片間に架設して取付けた吊り具を吊
りボルトにより折板屋根に吊り下げて、折板屋根の先端
から軒樋に雨水を流すようにしている。ところで折板屋
根構造の屋根は一般に工場、倉庫、店舗等大面積の屋根
の場合が多く、このため、折板屋根の先端部に配置され
る軒樋としては一般の住宅の屋根に使用される軒樋より
も大型の軒樋が使用されるものである。
【0003】このように大型の軒樋を折板屋根の先端に
吊り下げる場合、吊り具を吊りボルトのみで1箇所で吊
り下げただけでは大型の軒樋を折板屋根の先端に安定し
て吊り下げることができないので、従来においては吊り
ボルトにより吊り下げることに加えて補強材により吊り
下げを補強していた。
【0004】従来の補強材は一端部を折板屋根にボル
ト、溶接等により固着し、他端部を吊り具に溶接した
り、あるいは、補強材及び吊り具にそれぞれ孔をあけて
ボルトにより取付けていたので、現場において軒先とい
う高所における補強材による補強吊り下げ作業に手間と
時間がかかるという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みてなされたものであり、折板屋根の先端という高所に
おいて軒樋の補強材による吊り下げ補強を係止により簡
単にでき、また、軒樋の吊り下げレベルに応じて補強材
の吊り下げ位置を簡単に調整でき、さらに係止後に係止
が外れないようにできる折板屋根への軒樋の取付け構造
を提供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る折板屋根への軒樋の取付け構造は、折板
屋根1の先端部に沿って軒樋2を配置し、この軒樋2の
両側片3間に架設して取付けた吊り具4を吊りボルト5
により折板屋根1に吊り下げ、一端部を吊りボルト5の
折板屋根1への固着部分に取付けた補強材6の他端部に
係止部7を設け、吊り具4の吊りボルト5を取付けた部
分以外の部分に補強材6の係止部7を係止して成ること
を特徴とするものである。このような構成とすること
で、軒樋2を折板屋根1の先端部において吊りボルト5
による吊り下げに加えて補強材6により補強して吊り下
げるに当たって、係止という簡単な構成で補強材6を取
付けることができるものである。
【0007】また、補強材6に係止部7となる複数の係
止孔7aを上下方向に複数設け、吊り具4に補強材6を
上下方向に挿通するための切り欠き部8を設けると共に
切り欠き部8の縁に係止突起9を設け、補強材6を切り
欠き部8に挿通すると共に上下方向の任意の係止孔7a
を係止突起9に係止することが好ましい。このような構
成とすることで、折板屋根1に対する軒樋2のレベルが
軒勾配等の関係で異なっても、複数の係止孔7aのうち
最適レベルに位置する係止孔7aを選択して係止できる
ものである。
【0008】また、係止突起9の先端部を係止孔7aよ
りもやや大きい頭部9aとし、頭部9aを係止孔7aに
無理嵌めすることが好ましい。このような構成とするこ
とで、係止突起9の先端部の頭部9aを係止孔7aに無
理嵌めして係止することで、係止後に頭部9aが抜けて
係止が外れることがないものである。
【0009】また、切り欠き部8に挿通した補強材6の
先端部分を折り曲げて外れ防止部10とすることが好ま
しい。このような構成とすることで、切り欠き部8に挿
通した補強材6の先端部分を折り曲げることで、折り曲
げにより形成される外れ防止部10により補強材6が切
り欠き部8から抜けるのが防止されて、より係止突起9
が係止孔7aから外れないようにできるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて説明する。
【0011】折板屋根1は金属板を折曲して形成してあ
り、山部1aと谷部1bとが交互に連続する角波形状を
している。折板屋根1の先端部には先端部に沿って複数
の吊りボルト5が取付けてある。吊りボルト5は折板屋
根1の山部1aに設けた孔に通してナット13により締
結して取付けてある。この吊りボルト5の折板屋根1へ
の取付け部分には金属帯板よりなる補強材6の上端部が
取付けてある。具体的には金属帯板よりなる補強材6の
上端部に設けた横片6aに孔を設け、折板屋根1の山部
1aの上面側又は下面側に補強材6の横片6aを重ね、
山部1aに設けた孔と横片6aに設けた孔とを連通さ
せ、この連通する孔に吊りボルト5を挿通してナット1
3により締結してある。各吊りボルト5の下部にはそれ
ぞれ吊り具4がナット13により取付けてあり、吊り具
4の両端部にはそれぞれ軒樋取付け部12が設けてあ
る。
【0012】金属帯板よりなる補強材6は横片6aの先
端部から下向き片6bを連出して構成してあり、図に示
す実施形態においては下向き片6bが斜め下方に傾斜し
ている。下向き片6bには係止部7が設けてあり、図1
又は図5のように、下向き片6bに上下方向に一定間隔
で複数の係止孔7aを設けて係止部7を構成してある。
【0013】吊り具4には補強材6の係止部7が係止さ
れる被係止部15が設けてあり、添付図面に示す実施形
態においては吊り具4の吊りボルト5による取付け部分
から離れた箇所に補強材6を上下方向に挿通するための
切り欠き部8を設けてあり、この切り欠き部8の縁に係
止突起9を突設してあって被係止部15を構成してあ
る。
【0014】そして、補強材6の先端部を切り欠き部8
に挿通し、係止部7を構成する係止孔7aを被係止部1
5を構成する係止突起9に係止することで、吊り具4を
折板屋根1に対して吊りボルト5による吊り下げに加え
て補強材6によって補強的に吊り下げてある。
【0015】軒樋2は断面略U字状をした長尺のもので
あり、両側片3の上端部にそれぞれ耳部11が設けてあ
る。この軒樋2を折板屋根1の先端部のやや下方に配設
し、軒樋2の長手方向の複数箇所において複数の吊り具
4を両側片3上部の耳部11間に架設して取付けること
で軒樋2を折板屋根1の先端部に吊り下げるようになっ
ている。ここで、吊り具4の両端部を軒樋2の両側片3
上部の耳部11間に架設して取付けるに当たっては、吊
り具4の両端部の軒樋取付け部12を両耳部11に取付
けることにより行うものである。軒樋取付け部12は添
付図面に示す実施形態においては、吊り具4の両端部に
設けた側方が開口したコ字状の耳部嵌め込み部12a
と、吊り具4に一端部が固定され且つ他端の自由端が耳
部嵌め込み部12aの側方開口部分に自由端が対向して
いるばね片12bにより構成してあり、耳部1をコ字状
の耳部嵌め込み部12aに嵌め込んで支持すると共にば
ね片12bの自由端を耳部11の側面に近接対向させて
耳部11がコ字状の耳部嵌め込み部12aから外れない
ようにしている。
【0016】上記のようにして軒樋2を取付けるのであ
るが、前述のように係止孔7aを被係止部15を構成す
る係止突起9に係止することにより、吊り具4を折板屋
根1に対して吊りボルト5による吊り下げに加えて補強
材6によって補強的に吊り下げることができこの結果、
軒樋2が大型のものであっても折板屋根1の先端部に安
定して吊り下げることができるものである。
【0017】ここで、軒樋2を折板屋根1の先端部に吊
り下げるに当たって、軒樋2には排水のための水勾配を
取るため軒樋2を長手方向に傾斜させて吊り下げる。こ
のように軒樋2に水勾配を取るため傾斜させると、軒樋
2の長手方向の複数箇所に架設した各吊り具4のレベル
が異なるものであり、このため、吊りボルト5と吊り具
4とを締結するナット13又は吊りボルト5と折板屋根
1とを締結するナット13の締結位置を調整することで
各吊り具4のレベルを調整して軒樋2を長手方向に傾斜
させるものである。この場合、補強材6も上下方向に複
数設けた係止孔7aのうち該当する吊り具4のレベルに
対応する最適の係止孔7aを選択して係止突起9に係止
することで、各吊り具4のレベルに応じて吊りボルト5
に加えて補強材6によって確実に補強的に吊り下げるこ
とができるものである。
【0018】ところで、図3に示すように、係止突起9
の先端部を係止孔7aよりもやや大きい頭部9aとし、
頭部9aが係止孔7aに無理嵌めして係止するようにし
てもよいものである。このように係止突起9の先端部の
頭部9aを係止孔7aに無理嵌めして係止すると、いっ
たん係止した後は頭部9aが抜けて係止が外れることが
なく、係止により取付けるものであるにも係わらず長期
間安定して補強材6により吊り具4を吊り下げておくこ
とができるものである。
【0019】また、切り欠き部8に補強材6を挿通して
係止孔7aを係止突起9に係止した後、図4に示すよう
に、切り欠き部8に挿通した補強材6の先端部分を折り
曲げて外れ防止部10としてもよいものである。このよ
うに外れ防止部10を形成することで、補強材6が切り
欠き部8から抜けるのが防止されて、より係止突起9が
係止孔7aから外れないようにできるものである。
【0020】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1記載の発
明にあっては、一端部を吊りボルトの折板屋根への固着
部分に取付けた補強材の他端部に係止部を設け、吊り具
の吊りボルトを取付けた部分以外の部分に補強材の係止
部を係止してあるので、軒樋を吊り具を介して折板屋根
の先端部に吊りボルトと補強材とで2箇所で吊り下げる
ことができ、大型の軒樋であっても確実に安定して折板
屋根の先端に吊り下げることができるものであり、しか
もこのように補強材で補強して吊り下げるに当たり、補
強材を吊り具に係止という簡単な構成で取付けることが
できて、折板屋根の先端という高所において補強材によ
る補強吊り下げ作業に簡単且つ迅速に行えるものであ
る。
【0021】また、請求項2記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、補強材に係止部
となる複数の係止孔を上下方向に複数設け、吊り具に補
強材を上下方向に挿通するための切り欠き部を設けると
共に切り欠き部の縁に係止突起を設け、補強材を切り欠
き部に挿通すると共に上下方向の任意の係止孔を係止突
起に係止してあるので、折板屋根に対する軒樋のレベル
が軒勾配等の関係で異なっても、複数の係止孔のうち最
適レベルに位置する係止孔を選択して係止でき、吊り下
げレベルの高さ調整が容易に行えるものである。
【0022】また、請求項3記載の発明にあっては、上
記請求項2記載の発明の効果に加えて、係止突起の先端
部を係止孔よりもやや大きい頭部とし、頭部を係止孔に
無理嵌めしてあるので、係止後に頭部が抜けて係止が外
れることがなく、長期間にわたって確実に補強材で補強
的に吊り下げることができるものである。
【0023】また、請求項4記載の発明にあっては、上
記請求項2又は請求項3記載の発明の効果に加えて、切
り欠き部に挿通した補強材の先端部分を折り曲げて外れ
防止部としてあるので、外れ防止部により補強材が切り
欠き部から抜けるのが防止されて、係止突起が係止孔か
ら外れないようにでき、長期間にわたって確実に補強材
で補強的に吊り下げることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の断面図である。
【図2】同上に用いる吊り具及び補強材を示す分解斜視
図である。
【図3】同上の他の実施形態の分解斜視図である。
【図4】同上の更に他の実施形態の断面図である。
【図5】同上の補強材の他例の斜視図である。
【符号の説明】
1 折板屋根 2 軒樋 3 側片 4 吊り具 5 吊りボルト 6 補強材 7 係止部 7a 係止孔 8 切り欠き部 9 係止突起 9a 頭部 10 外れ防止部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折板屋根の先端部に沿って軒樋を配置
    し、この軒樋の両側片間に架設して取付けた吊り具を吊
    りボルトにより折板屋根に吊り下げ、一端部を吊りボル
    トの折板屋根への固着部分に取付けた補強材の他端部に
    係止部を設け、吊り具の吊りボルトを取付けた部分以外
    の部分に補強材の係止部を係止して成ることを特徴とす
    る折板屋根への軒樋の取付け構造。
  2. 【請求項2】 補強材に係止部となる複数の係止孔を上
    下方向に複数設け、吊り具に補強材を上下方向に挿通す
    るための切り欠き部を設けると共に切り欠き部の縁に係
    止突起を設け、補強材を切り欠き部に挿通すると共に上
    下方向の任意の係止孔を係止突起に係止して成ることを
    特徴とする請求項1記載の折板屋根への軒樋の取付け構
    造。
  3. 【請求項3】 係止突起の先端部を係止孔よりもやや大
    きい頭部とし、頭部を係止孔に無理嵌めして成ることを
    特徴とする請求項2記載の折板屋根への軒樋の取付け構
    造。
  4. 【請求項4】 切り欠き部に挿通した補強材の先端部分
    を折り曲げて外れ防止部として成ることを特徴とする請
    求項2又は請求項3の折板屋根への軒樋の取付け構造。
JP2000114112A 2000-04-14 2000-04-14 折板屋根への軒樋の取付け構造 Withdrawn JP2001295434A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008063806A (ja) * 2006-09-07 2008-03-21 Akaneya Shoten Kanamonobu:Kk 雨樋吊り金具

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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