JP2001295108A - カップ部を有する衣類 - Google Patents

カップ部を有する衣類

Info

Publication number
JP2001295108A
JP2001295108A JP2000105202A JP2000105202A JP2001295108A JP 2001295108 A JP2001295108 A JP 2001295108A JP 2000105202 A JP2000105202 A JP 2000105202A JP 2000105202 A JP2000105202 A JP 2000105202A JP 2001295108 A JP2001295108 A JP 2001295108A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
cup
cloth
cup cloth
tape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000105202A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4489241B2 (ja
Inventor
Takako Fujii
孝子 藤井
Shuichi Tsuneya
修一 恒屋
Makoto Koyama
真 小山
Junko Yamaguchi
順子 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Wacoal Corp
Original Assignee
Wacoal Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Wacoal Corp filed Critical Wacoal Corp
Priority to JP2000105202A priority Critical patent/JP4489241B2/ja
Publication of JP2001295108A publication Critical patent/JP2001295108A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4489241B2 publication Critical patent/JP4489241B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Corsets Or Brassieres (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤー付きカップ部において、カップ布の
自由度を高める。 【解決手段】 左右カップ部の下側縁に沿って円弧形状
のワイヤー110を取り付けるカップ部を有する衣類に
おいて、ワイヤーの少なくとも長さ方向の両端近傍とカ
ップ部の下端部近傍とをテープ、チューブあるいは留め
具からなる取付部材を介し、あるいは樹脂接着によりカ
ップ布に固定していると共に、固定されていないワイヤ
ーとカップ布との遊離部分を設けている。この遊離部分
を設けることにより、カップ布のバストの動きに対する
追従性を高める一方、ワイヤー側に無理な力を作用させ
ることなくバージスラインに保持している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブラジャーやボデ
ィスーツ等のワイヤーを備えたカップ部を有する衣類に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のブラジャーやボディスーツ等は、
立体的で豊かなバストライン形成のためにバージスライ
ンに当たるカップ布下側縁に沿ってワイヤーを取り付
け、バストアップ等の補整効果を高めている。
【0003】上記金属製あるいは樹脂製からなるワイヤ
ーは、バージスラインに沿う円弧形状として、袋状テー
プに封入し、この袋状テープは、 その長さ方向の全長に
わたってカップ布下側縁に縫着している。よって、カッ
プ布の動きはワイヤーに規制され、ワイヤーの位置がバ
ージスラインに固定されていると、カップ布もバストの
動きに追従しにくくなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ブラジャーは、バスト
を補整すると共に、身体挙動に伴うバストの揺れも抑制
するものであるが、カップ布がバストの動きに追従しな
いと、圧迫感を受けると共に、バストがカップ布からは
み出すこともあり、着用感が悪くなると共に補整機能も
損なわれることとなる。よって、カップ布がある程度の
身体挙動に追従できるようにすることが求められる。
【0005】しかしながら、上記従来例のように、 ワイ
ヤーを収容する袋状テープの全長がカップ布に縫着され
ていると、ワイヤーはバージスラインに固定されている
ため、該ワイヤーと縫着されて一体となっているカップ
布は、身体挙動へ追従しにくく、上記のように、 バスト
への圧迫感が強くなり、場合によっては、カップ布から
バストがはみ出す問題がある。一方、ワイヤーがカップ
布と一体となって身体挙動に追従した場合、ワイヤーの
位置がバージスラインよりずれることにより、補整機能
を損なうと共に、ワイヤーがバストの隆起部に当たる
と、ワイヤーよる締め付け感を強める等、着用感を大き
く損ねるという問題もあった。特に、ワイヤーが平板状
の場合は、ねじれが生じ、角のエッジ部分が肌に当たる
ことにより、着用者が痛みを感じる場合もある。
【0006】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
のであり、カップ布の運動追従性を確保しながら着用時
におけるワイヤーの位置ズレ・変形を防止できるカップ
部を備えた衣類の提供を課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、左右カップ部の下側縁に沿って円弧形状
のワイヤーを取り付けるカップ部を有する衣類におい
て、上記ワイヤーの少なくとも長さ方向の両端近傍とカ
ップ部の下端部近傍とをテープ、チューブあるいは留め
具からなる取付部材を介して、あるいは樹脂接着により
カップ布に固定していると共に、該取付部材により固定
されていないワイヤーとカップ布との遊離部分を設けて
いることを特徴とするカップ部を有する衣類を提供して
いる。
【0008】上記構成とすることにより、ワイヤーは上
記取付部材の配置箇所のみでカップ布に固定され、他の
箇所ではカップ布はワイヤーと固定されず遊離されてい
るため、カップ布はワイヤーに引っ張られることなくバ
ストの動きに追従できると供に、ワイヤーもカップ布に
引っ張れることなくバージスラインにとどまり、バスト
を安定的に保持することができる。よって、バストの動
きに対するカップ布の追従性が良くなる一方で、ワイヤ
ーの位置ズレや変形を防止してバスト補整機能を維持で
きると供に、角張ったエッジ部が乳房下縁に当たること
を防止もできる。
【0009】ワイヤーをカップ布に取り付ける手段とし
ては、テープを用いる場合は、布製等のテープの2枚重
ねの内部にワイヤーを収容できる構成のものや、長さ方
向に複数の穴を設けた一枚の細幅テープよりなり、該穴
にワイヤーを通して取り付ける構成の穴明きテープ等で
もよい。その他の取付部材として、クリップや雌雄スナ
ップ等の留め具を用いてもよい。また、樹脂による接着
でもよい。
【0010】カップ部の下端近傍に取り付ける取付部材
は、ワイヤーを長さ方向に移動可能に保持するものでも
良いし、移動不可に保持するものでもよい。ワイヤーを
移動不可に保持しても、他の湾曲箇所のワイヤーがカッ
プ布に固定されていない限り、カップ布に引っ張られて
ワイヤーへ負荷される無理な力を逃がすことができ、ワ
イヤーのひずみや変形を防止することができる。また、
取付部材によりワイヤーを長さ方向に移動可能に保持す
る場合は、カップ布とは別に、ワイヤーがバストの左右
の動きに応じて取付部材を中心に内側湾曲部や外側(脇
側)湾曲部に移動することができ、ワイヤー独自の運動
追従性を発揮して着用者に与える締め付け感を緩和する
ことができる。
【0011】なお、上記取付部材はワイヤー装着位置の
カップ布、土台布あるいはカップ布と土台布の境界位置
で、この位置で内面・外面のいずれに取り付けてもよい
が、外面に取り付けると、ワイヤーの内側にカップ布な
どの生地が配置され、ワイヤーの肌当たりを緩和して着
用感を高めることができる。ワイヤーを外面に取り付け
る場合、土台布からカップ布側へ突出させたポケット状
のワイヤー・カバー部を設けてワイヤーを隠れるように
することが好ましい。また、カップ布を表側布と裏側布
の2枚で構成する場合は、上記取付部材を表側布と裏側
布とが接する内面側のいずれか一方に取り付けると、ワ
イヤーや取付部材が表裏両方から見えずに隠れるため、
外観がよくなり、デザイン性を高めることができる。
【0012】上記長さ方向両端の取付部材としては、一
端閉鎖、他端開口の袋状テープやチューブが用いられ
開口からワイヤーを挿入し、ワイヤーの先端を閉鎖部に
当接させることにより、ワイヤーの突き抜けを防止して
いる。なお、閉鎖面を備えたクリップ等の留め具を用い
てもよい。一方、カップ部の下端近傍の取付部材は、両
端開口のテープやチューブが好適に用いられ、テープお
よびチューブ内に挿通するワイヤーは長さ方向に移動可
能としても良いし、テープやチューブの内径をワイヤー
に密嵌するサイズとして移動不可に保持する構成として
もよい。また、クリップ等の留め具を用いてもよい。
【0013】上記ワイヤーとカップ布との遊離部分は、
ワイヤー全長の1/3以上、好ましくは1/2以上とし
ており、長さ方向の両端と最下端近傍を夫々1cm程度
止めてワイヤー全長の9割程度を遊離させてもよい。こ
の遊離部分は、ワイヤーの長さ方向端部に隣接する脇側
部分および/あるいは内側部分とすることが好ましい。
即ち、一端側の取付部材が最下端近傍まで延在する長い
ものであっても、脇側部分か内側部分のいずれか一方で
ワイヤーとカップ布とを遊離させた構成とすると、ワイ
ヤーが全長にわたってカップ布と一体に縫着されている
場合に比して、カップ布の自由度を高めてバストの動き
に追従させることができ、かつ、ワイヤーにかかる力も
低減してワイヤーの変形等を防止することができる。た
だし脇側部分と内側部分の両方で遊離させている方
が、カップ布の自由度を高めることができる。
【0014】上記構成の衣類は、ブラジャー、ロングブ
ラジャー、ブラスリップ、ボディスーツあるいはカップ
付き肌着など、幅広く適用することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施形態を図面を参
照して説明する。図1乃至図3は、本発明の第一実施形
態に係るブラジャー100を示し、左右のカップ布10
1と支持布103とからなるカップ部Cと、左右の背面
布104、肩紐105で構成され、ワイヤー110およ
びワイヤー取付部材としてのテープ120、121を備
えている。
【0016】バストを覆う左右のカップ布101は、膨
らんだ乳房全体をほぼ完全に覆うフルカップ形状として
いる。土台布103は、アンダーバスト位置を正面側か
ら両脇にかけて覆い、左右カップ布101の円弧形状の
下辺縁101bに連続して縫着している。土台布103
の脇側端縁103cには左右の背面布104を縫着し、
背面布の後端縁104cには係止具106を取り付け、
背面側で着脱自在に係止できるようにしている。
【0017】図2にも示すように、上記ブラジャー10
0の外面側の、左右カップ布101の下辺縁(バージス
ライン)101bに沿った左右のワイヤー装着位置Lに
は、長さ方向両端の外側(脇側)端部と内側端部にワイ
ヤー取付部材として先端閉鎖のテープ120を取り付
け、最下端近傍には両端開口のテープ121を取り付け
ている。上記テープ120、121は汎用のバイアステ
ープからなり、先端閉鎖のテープ120はバイアステー
プの切断端の一端を縫着して閉鎖している。
【0018】上記テープ120、121は、図3(A)
(B)に示すように、いずれもワイヤー110を遊通す
ることができる寸法の細幅で、長さ1cmの短いもので
ある。両端に取り付けるテープ120は、図3(A)に
示すように、長さ方向の一端を縫着せず開口部120a
とし、他端を縫着して閉鎖部120bとしている。テー
プ121は、図3(B)に示すように、長さ方向の両端
を開口部121aとしている。上記ワイヤー110を両
端のテープ120に取り付けるときは、ワイヤー110
の先端面110aが閉鎖部120bに当接する位置まで
該ワイヤー110を開口部120aから挿入して突き抜
け・移動不可に固定している。
【0019】上記構成のブラジャー100を着用する
と、ワイヤー110は長さ方向の両端位置および最下端
近傍の3点箇所のみでカップ布101および土台布10
3(以下「カップ布」と略す)と移動不可に固定され、
曲率の大きい胸部内側湾曲部A1と胸部脇側湾曲部A2
ではカップ布に固定されず遊離し、露出した状態として
いる。よって、胸部内側湾曲部A1と胸部脇側湾曲部A
2ではカップ布がワイヤー110に引っ張られないた
め、これらカップ布がバストの動きに追従でき、着用者
に圧迫感を与えないと共に、バストがカップ布からはみ
出すことも防止できる。
【0020】一方、ワイヤー110はカップ布に引っ張
れて無理な力がかからることはなく、所定のバージスラ
インにとどまることができるため、ワイヤーのねじれや
位置ズレを防止して、平板状ワイヤーのエッジの当たり
や締め付け感を緩和できるとともに、バスト補整機能を
維持することができる。さらに、ワイヤー110は最下
端近傍のテープ121に遊挿されており、長さ方向に移
動可能であるため、該最下端近傍を中心に乳房の左右の
動きに応じて胸部内側湾曲部A1側あるいは胸部脇側湾
曲部A2側に移動することができ、カップ布等とは別に
独自に身体に追従することができる。
【0021】図4(A)(B)は第1実施形態の第1変
形例を示し、外面に露出するワイヤー110およびテー
プからなる留め具を見えなくするために、土台布103
よりカップ布側に突出させたワイヤーカバー部103a
を設けている。
【0022】図5(A)(B)は第1実施形態の第2変
形例を示し、ワイヤー装着位置Lの両端位置には図5
(A)に示す先端に閉鎖部122bがあり、内側が開口
部122aを有するクリップ122を取りつける一方、
ワイヤー装着位置Lの最下端近傍には図5(B)に示す
両端に開口部123aを有するクリップ123を取り付
けている。上記クリップ122、123は、いずれも長
さ方向に短寸のものであり、長さ方向に溝状に設けたワ
イヤー挿入凹部122c、123cを弾性係止部122
d、123dで囲んだ構成としている。本変形例では、
弾性係止部122d、123dの弾性がワイヤー挿入凹
部122c、123cを閉鎖する方向に働くことによっ
て、ワイヤー110を着脱可能に係止することができ
る。
【0023】上記クリップとしては図6(A)(B)に
示す形状としてもよい。該クリップ122’は固定部1
22a’を弾性係止部分122b’との対向面をくりぬ
いた枠形状とすると共に、弾性係止部122b’の上端
に内側への突起部12i’を設け、挿入口122e’か
ら挿入凹部122d’に差し込み取り付けたワイヤー1
10が突起部122i’に引っ掛かり容易に外れない構
成としている。このクリップ122’を用いると、挿入
凹部122d’に取り付けられたワイヤー110の裏面
に位置する固定部122a’がくり抜かれているため、
弾性係止部122b’の可撓性が発揮されやすいと共
に、該クリップ取付箇所の前方への出っ張りを減らすこ
とができ、着用時のシルエットを美しくできる。
【0024】図7および図8は本発明に係る第2実施形
態を示し、ワイヤー装着位置Lの内側端部に短い先端閉
鎖のチューブ124を取り付けるとともに、最下端近傍
から脇側端部にかけて下辺縁101bに沿った円弧形状
の長い先端閉鎖のチューブ124’を取り付けている。
【0025】図8に示すように、上記チューブ124、
124’はいずれも樹脂製であり、長さ方向の一端に開
口部124a、124’aを設けるとともに、他端を閉
鎖部124b、124’bとし、ワイヤー装着位置Lに
は、開口部124a、124’aが対向し、閉鎖部12
4b、124’bが両端方向に向くように配置し取り付
けている。
【0026】本実施形態では、ワイヤー110は胸部内
側湾曲部A1でのみ露出してカップ布から遊離している
が、該胸部内側湾曲部A1でワイヤー110とカップ布
とが互いに引っ張り合うことなく独立した動きができる
ことによって、カップ布のバストの動きに対する追従性
を維持できるとともに、ワイヤー110にかかる無理な
力を該胸部内側湾曲部A1から逃がすことができる。
【0027】図9(A)(B)は本発明の第3実施形態
を示し、ワイヤー装着位置Lの脇側端部に短い穴あきテ
ープ126をとりつけ、ワイヤー装着位置Lの最下端近
傍から内側端部にかけて下辺縁102bに沿った円弧形
状の長い穴あきテープ126’を取り付けている。
【0028】上記穴あきテープ126、126’には複
数の通し穴126a、126’aを穿設するとともに、
図9(B)に示すように、ワイヤー装着位置Lの両端側
に位置する上記穴あきテープ126、126’それぞれ
の一端縁をカップ布等と縫着してカップ布等との間に閉
鎖部126b、126’bを形成し、通し穴126a、
126’aに縫うように通したワイヤー110の先端部
を該閉鎖部126b、126’b内に収容して突き抜け
不可に装着している。
【0029】本実施形態では、ワイヤー110は胸部脇
側湾曲部A2でのみ露出してカップ布から遊離している
が、該胸部脇側湾曲部A2でワイヤー110とカップ布
等とが互いに引っ張り合うことなく独立した動きができ
ることによって、カップ布等の運動追従性を維持できる
とともに、ワイヤー110にかかる無理な力を逃がし抑
制することができる。
【0030】図10および図11は本発明の第4実施形
態に係るブラジャー100’を示し、カップ布を表側カ
ップ布101’と裏側カップ布102の2枚重ねで構成
している点、ワイヤー装着位置Lを裏側カップ布102
の表側カップ布101’と接する内面側に取り付けてい
る点、およびワイヤー取付部材として先端閉鎖のチュー
ブ124と両端開口チューブ125を用いている点で第
1実施形態と相異する。
【0031】上記一端閉鎖のチューブ124と両端開口
のチューブ125はいずれも樹脂製で長さ1センチの短
寸のものであり、両端開口のチューブ125は、長さ方
向の両端に開口部125aを設け、内径をワイヤー11
0に密嵌する寸法としている。
【0032】上記一端閉鎖のチューブ124は、裏側カ
ップ布102の表側カップ布101’と接する面の下辺
縁102bに沿った両端位置に、開口部124aを中央
側に向け、閉鎖部124bを両端側に向けて取り付け、
該一端開口チューブ124にワイヤー110の端部を挿
入した際に先端面110aが該閉鎖部124bに当接し
て突き抜け不可に固定できるようにしている。また、両
端開口のチューブ125は、上記下辺縁102bに沿っ
た最下端近傍に取り付け、ワイヤー110に密嵌して該
ワイヤー110を長さ方向に移動不可に挿通する構成と
している。
【0033】上記表側カップ布101’と裏側カップ布
102とは、間に上記ワイヤー110およびチューブ1
24、125を挟んだ状態でその周縁を互いに一体に縫
着している。
【0034】本実施形態においても、ワイヤーが両端位
置および最下端近傍の3点箇所でのみカップ布等に固定
され、胸部内側湾曲部A1および胸部脇側湾曲部A2で
はワイヤー110は上記チューブ124、125から露
出して、ワイヤーとカップ布等が互いに移動自在である
ため、カップ布の運動追従性を損なうことなく、ワイヤ
ーの変形・位置ズレを防止し補整機能も維持することが
できる。また、チューブやワイヤーを表裏カップ布10
1’、102の間に収容しているため、外方からワイヤ
ーやチューブが見えずデザイン性を高めることができ
る。
【0035】本発明は上記実施形態に限定されず、図1
2に示すロングブラジャー、図13に示すブラスリッ
プ、図14に示すボディスーツ、図15に示すカップ付
き肌着等、幅広く適用することができる。なお、これら
下着では、第1実施形態と同一の符号を付して説明を省
略する。
【0036】また、本実施形態ではワイヤーに断面扁平
形状の金属製スパイラルボーンを用いているが、断面は
平板状や真円形状としてもよく、樹脂製の棒状のもの等
を用いてもよい。また、乳房の隆起に沿うように立ち上
がりをつけた立体的なものを用いてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
のカップ部を有する衣類では、カップ下辺縁のバージス
ラインに装着するワイヤーを、少なくとも長さ方向両端
位置とカップの下端近傍とで固定して、カップ布と固定
していない遊離部分を設けているため、従来のワイヤー
が全長にわたってカップ布に固定されている場合と比較
して、カップ布はワイヤーに引っ張られず、乳房の動き
への追従性を高めることができる。その結果、圧迫感が
減少して、着用感を向上させることができる。
【0038】また、ワイヤー側もカップ布の動きに引っ
張られないため、バージスラインに確実に位置決め固定
され、ワイヤーのバスト補整機能を損なわずに安定的に
維持することができる。さらに、カップ布から負荷され
る無理な力を逃すことができ、ワイヤーの変形・ひずみ
を防止できると供に、さらにはエッジが立って肌に当た
ることによる着用者の痛みを緩和することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るブラジャーを示
す斜視図である。
【図2】 図1に示すブラジャーのワイヤー装着前の要
部拡大図である。
【図3】 (A)は袋状テープの拡大斜視図であり、
(B)は筒状テープの拡大斜視図である。
【図4】 (A)(B)は第1実施形態の第1変形例を
示す図である。
【図5】 (A)(B)は第1実施形態の第2変形例を
示し、(A)は一端開口クリップの拡大斜視図であり、
(B)は両端開口クリップの拡大斜視図である。
【図6】 (A)(B)はクリップの変形例を示す図で
ある。
【図7】 本発明の第2実施形態にかかるブラジャーの
斜視図である。
【図8】 (A)は図7の要部拡大図、(B)は一端開
口チューブの拡大斜視図である。
【図9】 (A)は本発明の第3実施形態に係るブラジ
ャーの斜視図、(B)は取付部材の斜視図である。
【図10】 (A)(B)は本発明の第4実施形態に係
るブラジャーの要部拡大図である。
【図11】 図10に示すブラジャーの要部断面図であ
る。
【図12】 本発明をロングブラジャーに適用した場合
の図面である。
【図13】 本発明をブラスリップに適用した場合の図
面である。
【図14】 本発明をボディスーツに適用した場合の図
面である。
【図15】 本発明をカップ付き肌着に適用した場合の
図面である。
【符号の説明】
100、100’ 101 カップ布 101’ 表側カップ布 102 裏側カップ布 103、103” 支持布 110 ワイヤー 120 袋状テープ 121 筒状テープ 122 一端閉鎖のクリップ 123 両端開口のクリップ 124、124’ 一端閉鎖のチューブ 125 両端開口のチューブ 126、126’ 穴あきテープ L ワイヤー装着位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小山 真 京都府京都市南区吉祥院中島町29番地 株 式会社ワコール内 (72)発明者 山口 順子 京都府京都市南区吉祥院中島町29番地 株 式会社ワコール内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右カップ部の下側縁に沿って円弧形状
    のワイヤーを取り付けるカップ部を有する衣類におい
    て、 上記ワイヤーの少なくとも長さ方向の両端近傍とカップ
    部の下端部近傍とをテープ、チューブあるいは留め具か
    らなる取付部材を介して、あるいは樹脂接着によりカッ
    プ布に固定していると共に、該取付部材により固定され
    ていないワイヤーとカップ布との遊離部分を設けている
    ことを特徴とするカップ部を有する衣類。
  2. 【請求項2】 上記ワイヤーの遊離部分は、ワイヤー全
    長の1/3以上とすると共に、ワイヤーの長さ方向端部
    に隣接する脇側部分および/あるいは胸部内側部分であ
    る請求項1に記載のカップ部を有する衣類。
JP2000105202A 2000-04-06 2000-04-06 カップ部を有する衣類 Expired - Fee Related JP4489241B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000105202A JP4489241B2 (ja) 2000-04-06 2000-04-06 カップ部を有する衣類

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000105202A JP4489241B2 (ja) 2000-04-06 2000-04-06 カップ部を有する衣類

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001295108A true JP2001295108A (ja) 2001-10-26
JP4489241B2 JP4489241B2 (ja) 2010-06-23

Family

ID=18618613

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000105202A Expired - Fee Related JP4489241B2 (ja) 2000-04-06 2000-04-06 カップ部を有する衣類

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4489241B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USRE41654E1 (en) 2003-10-01 2010-09-07 A & F Trademark, Inc. Garment with interior bra structure with side supports
US7887389B1 (en) 2006-12-15 2011-02-15 A & F Trademark, Inc. Support pad for an undergarment
JP2020050981A (ja) * 2018-09-26 2020-04-02 株式会社エレーヌ ブラジャー

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102565383B1 (ko) * 2022-06-07 2023-08-14 강민혜 브래지어

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02132604U (ja) * 1989-04-10 1990-11-05
JPH0374606U (ja) * 1989-11-17 1991-07-26
JPH0612415U (ja) * 1992-07-20 1994-02-18 株式会社ぷらすあるふあ ブラジャ−の弾性芯材調整構造
JPH0612416U (ja) * 1992-07-20 1994-02-18 株式会社ぷらすあるふあ 下着の弾性芯材
JPH07133503A (ja) * 1993-11-08 1995-05-23 Wacoal Corp ワイヤー付きブラジャー

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02132604U (ja) * 1989-04-10 1990-11-05
JPH0374606U (ja) * 1989-11-17 1991-07-26
JPH0612415U (ja) * 1992-07-20 1994-02-18 株式会社ぷらすあるふあ ブラジャ−の弾性芯材調整構造
JPH0612416U (ja) * 1992-07-20 1994-02-18 株式会社ぷらすあるふあ 下着の弾性芯材
JPH07133503A (ja) * 1993-11-08 1995-05-23 Wacoal Corp ワイヤー付きブラジャー

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USRE41654E1 (en) 2003-10-01 2010-09-07 A & F Trademark, Inc. Garment with interior bra structure with side supports
US7887389B1 (en) 2006-12-15 2011-02-15 A & F Trademark, Inc. Support pad for an undergarment
JP2020050981A (ja) * 2018-09-26 2020-04-02 株式会社エレーヌ ブラジャー
WO2020066119A1 (ja) * 2018-09-26 2020-04-02 アボワールインターナショナル株式会社 ブラジャー
KR20200037124A (ko) * 2018-09-26 2020-04-08 아보와르 인터내셔널 컴퍼니. 엘티디. 브레지어
KR102171187B1 (ko) 2018-09-26 2020-10-28 아보와르 인터내셔널 컴퍼니. 엘티디. 브레지어

Also Published As

Publication number Publication date
JP4489241B2 (ja) 2010-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6081649B1 (ja) カップ部を有する衣類
PT1309254E (pt) Sutiã reforçado.
WO1999053781A1 (fr) Soutien-gorge
JP5269293B2 (ja) 舌革が設けられている靴のための伸縮性有するバンドつき覆い部
JP4806620B2 (ja) カップ付き女性用衣類
JP2001295108A (ja) カップ部を有する衣類
JP4943965B2 (ja) ブラジャー
KR200471570Y1 (ko) 착용감이 우수한 브래지어
JP2007239153A (ja) かつら
JP6364935B2 (ja) カップ部を有する衣類
KR200438139Y1 (ko) 분할 패드가 구비된 기능성 브래지어
KR101900902B1 (ko) 통풍이 가능한 기능성 보정 브래지어
JP3072320B2 (ja) ブラジャー及びブラジャーカップ用芯材
JP4098519B2 (ja) 外付けワイヤーブラジャー
JP2012233287A (ja) カップ部を有する衣類
JP2002065710A (ja) 腰痛サポーター
JP4386992B2 (ja) ガードル
KR200383933Y1 (ko) 기능성 마스크
KR200243860Y1 (ko) 등뼈 교정용 브래지어
CN216776193U (zh) 口罩
JP7474014B1 (ja) カップ部を有する婦人下着
JPH02229204A (ja) ブラジャーの芯材
JPS6129688Y2 (ja)
JPH09296308A (ja) ブラジャー
KR200346505Y1 (ko) 탄성지지테를 포함하는 접착식 브래지어

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20060927

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20061012

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070405

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090127

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090316

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090929

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091225

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20100119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100323

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100331

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees