JP2001294388A - エレベーターのかごの防音装置 - Google Patents
エレベーターのかごの防音装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高速エレベーターでは、速度の増大につれ、
かご走行に伴う気流による騒音が指数関数的に増大す
る。気流によるフラッタ現象で扉がバタバタすることも
ある。 【解決手段】 かごの扉の四周全てに流体により膨張す
る膨張体を取付け、かご走行時には膨張させ、かごの扉
とかごの出入り口との間隙を閉塞せしめて騒音のかご内
への侵入を防止し、かご停止時には収縮させて扉の開閉
には支障が生じないようにした。
かご走行に伴う気流による騒音が指数関数的に増大す
る。気流によるフラッタ現象で扉がバタバタすることも
ある。 【解決手段】 かごの扉の四周全てに流体により膨張す
る膨張体を取付け、かご走行時には膨張させ、かごの扉
とかごの出入り口との間隙を閉塞せしめて騒音のかご内
への侵入を防止し、かご停止時には収縮させて扉の開閉
には支障が生じないようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、エレベーターの
かごの防音装置に関する。
かごの防音装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図９、図１０、図１１は例えば特公平８
-９４７２号公報の第１図、第２図、第５図に示された
従来のエレベーターのかごの防音装置を示す図、図８は
同公報の第３図に示された従来の高速エレベーターの一
例の概略構成図である。図において、１は昇降路、２は
昇降路１の各階に取り付けられた乗場ドア、３は人また
は荷物を載せて昇降するかご、４は乗場ドア２に対向
し、かご３に取り付けられたかごドア、４ａはかごドア
４の下端に設けられたドアシュー、５はかごドア４の下
部に設けられかごドア４の開閉動作の案内をするかごの
敷居、５ａはかごの敷居５に設けられかごドアシュー４
ａが嵌合する案内溝、６ａはかご３の上部に設けられ、
かご３の高速昇降に伴う昇降路１内部の気流の乱れを抑
制する整風カバー、６ｂはかご３の下部に設けられ、か
ご３の高速昇降に伴う昇降路１内部の気流の乱れを抑制
する整風カバー、９はかごドア５の下端部に設けられた
袋状遮音体で、実線は膨張した状態、点線は収縮した状
態を示す。１０は袋状遮音体９に流体を往還させ、袋状
遮音体９を膨張・収縮させるアクチュエーターである。
-９４７２号公報の第１図、第２図、第５図に示された
従来のエレベーターのかごの防音装置を示す図、図８は
同公報の第３図に示された従来の高速エレベーターの一
例の概略構成図である。図において、１は昇降路、２は
昇降路１の各階に取り付けられた乗場ドア、３は人また
は荷物を載せて昇降するかご、４は乗場ドア２に対向
し、かご３に取り付けられたかごドア、４ａはかごドア
４の下端に設けられたドアシュー、５はかごドア４の下
部に設けられかごドア４の開閉動作の案内をするかごの
敷居、５ａはかごの敷居５に設けられかごドアシュー４
ａが嵌合する案内溝、６ａはかご３の上部に設けられ、
かご３の高速昇降に伴う昇降路１内部の気流の乱れを抑
制する整風カバー、６ｂはかご３の下部に設けられ、か
ご３の高速昇降に伴う昇降路１内部の気流の乱れを抑制
する整風カバー、９はかごドア５の下端部に設けられた
袋状遮音体で、実線は膨張した状態、点線は収縮した状
態を示す。１０は袋状遮音体９に流体を往還させ、袋状
遮音体９を膨張・収縮させるアクチュエーターである。
【０００３】エレベーターの一般的な動作では、かご３
が或る階に停止したのち、乗場ドア２とかごドア４が同
期して開き、乗客または荷物の乗降ののち、乗場ドア２
とかごドア４が同期して閉じ、かご３が他の階へ昇降す
る。この時、かごドア４に滑らかな開閉動作をさせるた
めに、かごドア４の下端とかごの敷居との間には、両者
が接触しない程度の間隙を設ける。この間隙からは、か
ご外部の騒音が入り込むが、速度の遅いエレベーターで
はかご３が引き起こす騒音は小さいので問題にならな
い。しかし、速度５ｍ／ｓ以上のいわゆる高速エレベー
ターでは、かご３の速度が速くなるにつれ、昇降路内を
昇降するかごが引き起こす気流による騒音が指数的に増
大し、前記間隙から入り込む騒音が無視できない程度に
大きくなる。
が或る階に停止したのち、乗場ドア２とかごドア４が同
期して開き、乗客または荷物の乗降ののち、乗場ドア２
とかごドア４が同期して閉じ、かご３が他の階へ昇降す
る。この時、かごドア４に滑らかな開閉動作をさせるた
めに、かごドア４の下端とかごの敷居との間には、両者
が接触しない程度の間隙を設ける。この間隙からは、か
ご外部の騒音が入り込むが、速度の遅いエレベーターで
はかご３が引き起こす騒音は小さいので問題にならな
い。しかし、速度５ｍ／ｓ以上のいわゆる高速エレベー
ターでは、かご３の速度が速くなるにつれ、昇降路内を
昇降するかごが引き起こす気流による騒音が指数的に増
大し、前記間隙から入り込む騒音が無視できない程度に
大きくなる。
【０００４】このため、前記従来例では、整風カバー６
ａ、６ｂで気流の乱れを抑制して発生する騒音自体を小
さくするとともに、かご３の停止時には収縮している袋
状遮音体９が、かご３が昇降する前に膨張させて、かご
ドア４の下端の間隙を閉塞し、騒音がかごドア４の下端
部からかご３内部に侵入することを阻止している。
ａ、６ｂで気流の乱れを抑制して発生する騒音自体を小
さくするとともに、かご３の停止時には収縮している袋
状遮音体９が、かご３が昇降する前に膨張させて、かご
ドア４の下端の間隙を閉塞し、騒音がかごドア４の下端
部からかご３内部に侵入することを阻止している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来のエレベーターの
かごの防音装置は、以上のように構成されているので、
エレベーターのかごが高速で昇降する場合に、一定の防
音効果が得られる。しかし、近年、エレベーターはさら
なる高速化が進行しており、これに伴い、発生する騒音
も飛躍的に大きくなってきている。このため、従来は無
視できたドアの周囲のわずかな隙間から侵入する騒音
も、無視できないほど大きくなり、上記のように、かご
ドア下端部のみを閉塞しただけでは、十分な防音効果が
得られなくなってきている。また、かご速度が増大する
につれ、かごと昇降路壁との間を通過する気流の影響
で、かごドアにはフラッタ現象が発生しやすくなり、か
ごのドアパネルがバタバタと自励的に振動することがあ
る。
かごの防音装置は、以上のように構成されているので、
エレベーターのかごが高速で昇降する場合に、一定の防
音効果が得られる。しかし、近年、エレベーターはさら
なる高速化が進行しており、これに伴い、発生する騒音
も飛躍的に大きくなってきている。このため、従来は無
視できたドアの周囲のわずかな隙間から侵入する騒音
も、無視できないほど大きくなり、上記のように、かご
ドア下端部のみを閉塞しただけでは、十分な防音効果が
得られなくなってきている。また、かご速度が増大する
につれ、かごと昇降路壁との間を通過する気流の影響
で、かごドアにはフラッタ現象が発生しやすくなり、か
ごのドアパネルがバタバタと自励的に振動することがあ
る。
【０００６】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、かご内への騒音の侵入を阻止す
るとともに、フラッタ現象によるかごのドアパネルの自
励的な振動の発生を阻止するものである。
ためになされたもので、かご内への騒音の侵入を阻止す
るとともに、フラッタ現象によるかごのドアパネルの自
励的な振動の発生を阻止するものである。
【０００７】
【課題を解決する手段】この発明のエレベーターの防音
装置は、かごの敷居に設置され、作動流体により膨張
し、膨張した時に、かごのドアパネルの下部と前記敷居
との間隙を閉塞する第一の袋状遮音体と、前記第一の袋
状遮音体を膨張・収縮せしめる第一のアクチュエーター
と、前記かごの出入口の立て柱に設置され、作動流体に
より膨張し、膨張した時に、前記ドアパネルの側部と前
記立て柱との間隙を閉塞する第二の袋状遮音体と、前記
第二の袋状遮音体を膨張・収縮せしめる第二のアクチュ
エーターと、前記かごの出入口の上梁に設置され、作動
流体により膨張し、膨張した時に、前記ドアパネルの上
部と前記梁との隙間を閉塞する第三の袋状遮音体と、前
記第三の袋状遮音体を膨張・収縮せしめる第三のアクチ
ュエーターとを有することを特徴としている。
装置は、かごの敷居に設置され、作動流体により膨張
し、膨張した時に、かごのドアパネルの下部と前記敷居
との間隙を閉塞する第一の袋状遮音体と、前記第一の袋
状遮音体を膨張・収縮せしめる第一のアクチュエーター
と、前記かごの出入口の立て柱に設置され、作動流体に
より膨張し、膨張した時に、前記ドアパネルの側部と前
記立て柱との間隙を閉塞する第二の袋状遮音体と、前記
第二の袋状遮音体を膨張・収縮せしめる第二のアクチュ
エーターと、前記かごの出入口の上梁に設置され、作動
流体により膨張し、膨張した時に、前記ドアパネルの上
部と前記梁との隙間を閉塞する第三の袋状遮音体と、前
記第三の袋状遮音体を膨張・収縮せしめる第三のアクチ
ュエーターとを有することを特徴としている。
【０００８】また、ドアの開閉動作時には前記第一の袋
状遮音体および第二の袋状遮音体および第三の袋状遮音
体を収縮せしめ、前記ドアの閉止時には前記第一の袋状
遮音体および第二の袋状遮音体および第三の袋状遮音体
を膨張せしめるよう構成したことを特徴としている。
状遮音体および第二の袋状遮音体および第三の袋状遮音
体を収縮せしめ、前記ドアの閉止時には前記第一の袋状
遮音体および第二の袋状遮音体および第三の袋状遮音体
を膨張せしめるよう構成したことを特徴としている。
【０００９】また、前記かごが起動する場合は、あらか
じめ定めた所定速度に増速するまでは、前記第一の袋状
遮音体および第二の袋状遮音体および第三の袋状遮音体
を収縮させておき、前記所定速度を上回ったときに前記
前記第一の袋状遮音体および第二の袋状遮音体および第
三の袋状遮音体を膨張せしめ、前記かごが停止する場合
は、あらかじめ定めた所定速度に減速するまでは、前記
第一の袋状遮音体および第二の袋状遮音体および第三の
袋状遮音体を膨張させておき、前記所定速度を下回った
ときに前記前記第一の袋状遮音体および第二の袋状遮音
体および第三の袋状遮音体を収縮せしめるよう構成した
ことを特徴としている。
じめ定めた所定速度に増速するまでは、前記第一の袋状
遮音体および第二の袋状遮音体および第三の袋状遮音体
を収縮させておき、前記所定速度を上回ったときに前記
前記第一の袋状遮音体および第二の袋状遮音体および第
三の袋状遮音体を膨張せしめ、前記かごが停止する場合
は、あらかじめ定めた所定速度に減速するまでは、前記
第一の袋状遮音体および第二の袋状遮音体および第三の
袋状遮音体を膨張させておき、前記所定速度を下回った
ときに前記前記第一の袋状遮音体および第二の袋状遮音
体および第三の袋状遮音体を収縮せしめるよう構成した
ことを特徴としている。
【００１０】また、前記作動流体として気体を用いたこ
とを特徴としている。
とを特徴としている。
【００１１】また、前記作動流体として窒素ガスを用い
たことを特徴としている。
たことを特徴としている。
【００１２】また、前記作動流体としてシリコン油を用
いたことを特徴としている。
いたことを特徴としている。
【００１３】また、前記第一の袋状遮音体および前記第
二の袋状遮音体および前記第三の袋状遮音体としてゴム
質素材を用いたことを特徴としている。
二の袋状遮音体および前記第三の袋状遮音体としてゴム
質素材を用いたことを特徴としている。
【００１４】
【発明の実施の形態】実施の形態１．図１は、この発明
のかごの防音装置を備えたエレベーターを示し、図２は
ドア周辺の全体図、図３は前記図２のI−I断面を、図４
は前記図２のII−II断面を、図５は前記図２のIII−III
断面を、図６、図７は遮音体の膨張・収縮動作の動作フ
ローを示す。図において、４はかごドア、４ａはかごド
ア４の下端に設けられたドアシュー、５はかごドア４の
下部に設けられかごドア４の開閉動作の案内をするかご
の敷居、５ａはかごの敷居に設けられドアシュー４ａが
嵌合する案内溝、６ａはかご３の上部に設けられ、かご
３の高速昇降に伴う昇降路１内部の気流の乱れを抑制す
る整風カバー、６ｂはかご３の下部に設けられ、かご３
の高速昇降に伴う昇降路１内部の気流の乱れを抑制する
整風カバー、７はかご３の出入り口の立て柱、８はかご
３の出入り口の上梁、９ａはかごドア４の下端部至近に
設けられかごドア４の全幅にわたる長さを有し、かご３
の停止時には収縮していて、かごドア４の下端部とは間
隙を保ち、かご３走行時には流体が送り込まれ膨張し
て、かごドア４の下端部に圧接して間隙を閉塞する第一
の袋状遮音体 、９ｂは立て柱８の付近に配置され、か
ご３の停止時には収縮していて、かごドア５の側端部と
は間隙を保ち、かご３走行時には流体が送り込まれ膨張
して、かごドア５の側端部に圧接して間隙を閉塞する第
二の袋状遮音体、９ｃは上梁８の付近に配置され、かご
３の停止時には収縮していて、かごドア５の上端部とは
間隙を保ち、かご３走行時には流体が送り込まれ膨張し
て、かごドア５の上端部に圧接して間隙を閉塞する第三
の袋状遮音体、１０ａは第一の袋状遮音体９ａに流体を
往還させ、袋状遮音体９ａを膨張・収縮させる第一のア
クチュエーター、１０ｂは第二の袋状遮音体９ｂに流体
を往還させ、袋状遮音体９ｂを膨張・収縮させる第二の
アクチュエーター、１０ｃは第三の袋状遮音体９ｃに流
体を往還させ、袋状遮音体９ｃを膨張・収縮させる第三
のアクチュエーターである。
のかごの防音装置を備えたエレベーターを示し、図２は
ドア周辺の全体図、図３は前記図２のI−I断面を、図４
は前記図２のII−II断面を、図５は前記図２のIII−III
断面を、図６、図７は遮音体の膨張・収縮動作の動作フ
ローを示す。図において、４はかごドア、４ａはかごド
ア４の下端に設けられたドアシュー、５はかごドア４の
下部に設けられかごドア４の開閉動作の案内をするかご
の敷居、５ａはかごの敷居に設けられドアシュー４ａが
嵌合する案内溝、６ａはかご３の上部に設けられ、かご
３の高速昇降に伴う昇降路１内部の気流の乱れを抑制す
る整風カバー、６ｂはかご３の下部に設けられ、かご３
の高速昇降に伴う昇降路１内部の気流の乱れを抑制する
整風カバー、７はかご３の出入り口の立て柱、８はかご
３の出入り口の上梁、９ａはかごドア４の下端部至近に
設けられかごドア４の全幅にわたる長さを有し、かご３
の停止時には収縮していて、かごドア４の下端部とは間
隙を保ち、かご３走行時には流体が送り込まれ膨張し
て、かごドア４の下端部に圧接して間隙を閉塞する第一
の袋状遮音体 、９ｂは立て柱８の付近に配置され、か
ご３の停止時には収縮していて、かごドア５の側端部と
は間隙を保ち、かご３走行時には流体が送り込まれ膨張
して、かごドア５の側端部に圧接して間隙を閉塞する第
二の袋状遮音体、９ｃは上梁８の付近に配置され、かご
３の停止時には収縮していて、かごドア５の上端部とは
間隙を保ち、かご３走行時には流体が送り込まれ膨張し
て、かごドア５の上端部に圧接して間隙を閉塞する第三
の袋状遮音体、１０ａは第一の袋状遮音体９ａに流体を
往還させ、袋状遮音体９ａを膨張・収縮させる第一のア
クチュエーター、１０ｂは第二の袋状遮音体９ｂに流体
を往還させ、袋状遮音体９ｂを膨張・収縮させる第二の
アクチュエーター、１０ｃは第三の袋状遮音体９ｃに流
体を往還させ、袋状遮音体９ｃを膨張・収縮させる第三
のアクチュエーターである。
【００１５】なお、図３における第一の袋状遮音体９ａ
の実線は膨張した状態、点線は収縮した状態を、図４に
おける第二の袋状遮音体９ｂの実線は膨張した状態、点
線は収縮した状態を、図５における第三の袋状遮音体９
ｃの実線は膨張した状態、点線は収縮した状態を示す。
の実線は膨張した状態、点線は収縮した状態を、図４に
おける第二の袋状遮音体９ｂの実線は膨張した状態、点
線は収縮した状態を、図５における第三の袋状遮音体９
ｃの実線は膨張した状態、点線は収縮した状態を示す。
【００１６】ここでは、作動流体としては、窒素ガスや
空気のような気体を想定している。しかし、必ずしもこ
れに限られるものではない。また、気体ではなく、液
体、例えば、シリコン油などであっても良い。
空気のような気体を想定している。しかし、必ずしもこ
れに限られるものではない。また、気体ではなく、液
体、例えば、シリコン油などであっても良い。
【００１７】また、袋状遮音体の材質としては、ゴム質
素材のような伸縮可能な素材を想定している。しかし、
必ずしもこれに限らない。例えば、金属入りのゴム質素
材であっても良い。
素材のような伸縮可能な素材を想定している。しかし、
必ずしもこれに限らない。例えば、金属入りのゴム質素
材であっても良い。
【００１８】速度５ｍ／ｓ以上のいわゆる高速エレベー
ターでは、かご３の速度が速くなるにつれ、昇降路内を
昇降するかご３が引き起こす気流による騒音が速度の略
６乗に比例して増大する。例えば、速度１０ｍ/Ｓで
は、速度５ｍ／Ｓの約６４倍もの騒音が発生する。こ
の、騒音はかごの隙間から、かご内に侵入する。しか
し、本例では、かご３走行時には、前記第一の袋状遮音
体９ａ、前記前記第二の袋状遮音体９ｂ、前記第三の袋
状遮音体９ｃが膨張し、前記かごドアの下端部、側端
部、上端部の間隙を閉塞して、前記かごドアの四周全て
の間隙からの前記騒音の侵入を阻止するので、エレベー
ターの速度が増大しても、前記かご内部の前記騒音の増
大を抑制でき、エレベーターの一層の高速化が可能とな
る。
ターでは、かご３の速度が速くなるにつれ、昇降路内を
昇降するかご３が引き起こす気流による騒音が速度の略
６乗に比例して増大する。例えば、速度１０ｍ/Ｓで
は、速度５ｍ／Ｓの約６４倍もの騒音が発生する。こ
の、騒音はかごの隙間から、かご内に侵入する。しか
し、本例では、かご３走行時には、前記第一の袋状遮音
体９ａ、前記前記第二の袋状遮音体９ｂ、前記第三の袋
状遮音体９ｃが膨張し、前記かごドアの下端部、側端
部、上端部の間隙を閉塞して、前記かごドアの四周全て
の間隙からの前記騒音の侵入を阻止するので、エレベー
ターの速度が増大しても、前記かご内部の前記騒音の増
大を抑制でき、エレベーターの一層の高速化が可能とな
る。
【００１９】また、かご速度が増大するにつれ、かごと
昇降路壁との間を通過する気流の影響で、かごのドアパ
ネルにはフラッタ現象が発生しやすくなり、ドアパネル
が自励的に振動することがある。しかし、本例では、袋
状遮音体でかごドアの四周全てを、かごの出入り口およ
び敷居に押し付けているので、この現象の発生を阻止で
きる。
昇降路壁との間を通過する気流の影響で、かごのドアパ
ネルにはフラッタ現象が発生しやすくなり、ドアパネル
が自励的に振動することがある。しかし、本例では、袋
状遮音体でかごドアの四周全てを、かごの出入り口およ
び敷居に押し付けているので、この現象の発生を阻止で
きる。
【００２０】また、かご３停止時には、前記第一の袋状
遮音体９ａ、前記前記第二の袋状遮音体９ｂ、前記第三
の袋状遮音体９ｃが収縮し、前記かごドア５の下端部、
側端部、上端部の間隙を確保するので、前記かごドア５
の開閉動作に悪影響を与えることはない。
遮音体９ａ、前記前記第二の袋状遮音体９ｂ、前記第三
の袋状遮音体９ｃが収縮し、前記かごドア５の下端部、
側端部、上端部の間隙を確保するので、前記かごドア５
の開閉動作に悪影響を与えることはない。
【００２１】なお、前記第一の袋状遮音体９ａ、前記前
記第二の袋状遮音体９ｂ、前記第三の袋状遮音体９ｃは
必ずしも前記かご３が動き始める時点で膨張している必
要はない。前述したように、速度の小さい時には、かご
３の発する騒音は小さいのであるから、図６に示す動作
フローにより、かご３の速度が次第に増加して、例えば
１ｍ／ｓをこえた時点で、前記作動流体を流入させ始
め、例えば、速度が５ｍ／ｓに達する時点までに流入が
完了して、前記第一の袋状遮音体９ａ、前記前記第二の
袋状遮音体９ｂ、前記第三の袋状遮音体９ｃが膨張し
て、前記かごドア５の四周全ての間隙を閉塞するように
しても、充分な遮音性能が得られる。
記第二の袋状遮音体９ｂ、前記第三の袋状遮音体９ｃは
必ずしも前記かご３が動き始める時点で膨張している必
要はない。前述したように、速度の小さい時には、かご
３の発する騒音は小さいのであるから、図６に示す動作
フローにより、かご３の速度が次第に増加して、例えば
１ｍ／ｓをこえた時点で、前記作動流体を流入させ始
め、例えば、速度が５ｍ／ｓに達する時点までに流入が
完了して、前記第一の袋状遮音体９ａ、前記前記第二の
袋状遮音体９ｂ、前記第三の袋状遮音体９ｃが膨張し
て、前記かごドア５の四周全ての間隙を閉塞するように
しても、充分な遮音性能が得られる。
【００２２】逆にかご３が走行状態から減速して停止す
る場合には、図７に示す動作フローにより、例えば、速
度が５ｍ／ｓより小さくなった時点で、前記作動流体を
排出させ始め、例えば、速度が１ｍ／ｓに達する時点ま
でに排出が完了し、前記第一の袋状遮音体９ａ、前記前
記第二の袋状遮音体９ｂ、前記第三の袋状遮音体９ｃが
収縮して、前記かごドア５の四周に間隙を確保するよう
に構成すれば、前記かごドア５の開閉動作に悪影響を与
えることはない。
る場合には、図７に示す動作フローにより、例えば、速
度が５ｍ／ｓより小さくなった時点で、前記作動流体を
排出させ始め、例えば、速度が１ｍ／ｓに達する時点ま
でに排出が完了し、前記第一の袋状遮音体９ａ、前記前
記第二の袋状遮音体９ｂ、前記第三の袋状遮音体９ｃが
収縮して、前記かごドア５の四周に間隙を確保するよう
に構成すれば、前記かごドア５の開閉動作に悪影響を与
えることはない。
【００２３】このようにすれば、前記第一のアクチュエ
ーター１０ａ、前記第二のアクチュエーター１０ｂ、前
記第三のアクチュエーター１０ｃの単位時間あたり流入
排出能力を比較的小さくでき、アクチュエーターを小形
にできる。
ーター１０ａ、前記第二のアクチュエーター１０ｂ、前
記第三のアクチュエーター１０ｃの単位時間あたり流入
排出能力を比較的小さくでき、アクチュエーターを小形
にできる。
【００２４】また、作動流体として、気体を用いる場合
は、圧縮して貯蔵ができるので、貯蔵器を小さくでき
る。
は、圧縮して貯蔵ができるので、貯蔵器を小さくでき
る。
【００２５】また、作動流体として、窒素ガスを用いる
場合は、万一、ガスが外部に漏れても安全である。
場合は、万一、ガスが外部に漏れても安全である。
【００２６】また、作動流体として、シリコン油を用い
る場合は、化学的に安定であるので、管および袋状遮音
体を損なうことがない。
る場合は、化学的に安定であるので、管および袋状遮音
体を損なうことがない。
【００２７】また、袋状遮音体としてゴム質素材を用い
ると、フレキシブルで膨張・収縮性に富むので、密着性
に優れ、閉塞性能に優れたものが得られる。
ると、フレキシブルで膨張・収縮性に富むので、密着性
に優れ、閉塞性能に優れたものが得られる。
【００２８】なお、本例では、第一の袋状遮音体はかご
の敷居に、第二の袋状遮音体はかごの出入口柱に、第三
の袋状遮音体はかごの出入口上梁に設置しているが、か
ごドアパネルに設置しても同様の効果が得られる。
の敷居に、第二の袋状遮音体はかごの出入口柱に、第三
の袋状遮音体はかごの出入口上梁に設置しているが、か
ごドアパネルに設置しても同様の効果が得られる。
【００２９】
【発明の効果】この発明は以上説明したように構成され
ているので、以下に示すような効果を有する。かごの敷
居に設置され、作動流体により膨張し、膨張した時に、
かごのドアパネルの下部と前記敷居との間隙を閉塞する
第一の袋状遮音体と、前記第一の袋状遮音体を膨張・収
縮せしめる第一のアクチュエーターと、前記かごの出入
口の立て柱に設置され、作動流体により膨張し、膨張し
た時に、前記ドアパネルの側部と前記立て柱との間隙を
閉塞する第二の袋状遮音体と、前記第二の袋状遮音体を
膨張・収縮せしめる第二のアクチュエーターと、前記か
ごの出入口の上梁に設置され、作動流体により膨張し、
膨張した時に、前記ドアパネルの上部と前記上梁との隙
間を閉塞する第三の袋状遮音体と、前記第三の袋状遮音
体を膨張・収縮せしめる第三のアクチュエーターとを有
している。このため、かごドアの四周全ての間隙からの
騒音の侵入を防止するので、エレベーターの速度が増大
しても、かご内部の騒音の増大を抑制できる。また、フ
ラッタ現象によるかごのドアパネルの振動を阻止でき
る。
ているので、以下に示すような効果を有する。かごの敷
居に設置され、作動流体により膨張し、膨張した時に、
かごのドアパネルの下部と前記敷居との間隙を閉塞する
第一の袋状遮音体と、前記第一の袋状遮音体を膨張・収
縮せしめる第一のアクチュエーターと、前記かごの出入
口の立て柱に設置され、作動流体により膨張し、膨張し
た時に、前記ドアパネルの側部と前記立て柱との間隙を
閉塞する第二の袋状遮音体と、前記第二の袋状遮音体を
膨張・収縮せしめる第二のアクチュエーターと、前記か
ごの出入口の上梁に設置され、作動流体により膨張し、
膨張した時に、前記ドアパネルの上部と前記上梁との隙
間を閉塞する第三の袋状遮音体と、前記第三の袋状遮音
体を膨張・収縮せしめる第三のアクチュエーターとを有
している。このため、かごドアの四周全ての間隙からの
騒音の侵入を防止するので、エレベーターの速度が増大
しても、かご内部の騒音の増大を抑制できる。また、フ
ラッタ現象によるかごのドアパネルの振動を阻止でき
る。
【００３０】また、ドアの開閉動作時には前記第一の袋
状遮音体および第二の袋状遮音体および第三の袋状遮音
体を収縮せしめ、前記ドアの閉止時には前記第一の袋状
遮音体および第二の袋状遮音体および第三の袋状遮音体
を膨張せしめるよう構成している。このため、ドアの開
閉動作に悪影響を与えることなく、充分な防音性能が得
られる。
状遮音体および第二の袋状遮音体および第三の袋状遮音
体を収縮せしめ、前記ドアの閉止時には前記第一の袋状
遮音体および第二の袋状遮音体および第三の袋状遮音体
を膨張せしめるよう構成している。このため、ドアの開
閉動作に悪影響を与えることなく、充分な防音性能が得
られる。
【００３１】また、前記かごが起動する場合は、あらか
じめ定めた所定速度に増速するまでは、前記第一の袋状
遮音体および第二の袋状遮音体および第三の袋状遮音体
を収縮させておき、前記所定速度を上回ったときに前記
前記第一の袋状遮音体および第二の袋状遮音体および第
三の袋状遮音体を膨張せしめ、前記かごが停止する場合
は、あらかじめ定めた所定速度に減速するまでは、前記
第一の袋状遮音体および第二の袋状遮音体および第三の
袋状遮音体を膨張させておき、前記所定速度を下回った
ときに前記前記第一の袋状遮音体および第二の袋状遮音
体および第三の袋状遮音体を収縮せしめるよう構成して
いる。このため、アクチュエーターの単位時間あたり流
入排出能力を比較的小さくでき、アクチュエーターを小
形にできる。
じめ定めた所定速度に増速するまでは、前記第一の袋状
遮音体および第二の袋状遮音体および第三の袋状遮音体
を収縮させておき、前記所定速度を上回ったときに前記
前記第一の袋状遮音体および第二の袋状遮音体および第
三の袋状遮音体を膨張せしめ、前記かごが停止する場合
は、あらかじめ定めた所定速度に減速するまでは、前記
第一の袋状遮音体および第二の袋状遮音体および第三の
袋状遮音体を膨張させておき、前記所定速度を下回った
ときに前記前記第一の袋状遮音体および第二の袋状遮音
体および第三の袋状遮音体を収縮せしめるよう構成して
いる。このため、アクチュエーターの単位時間あたり流
入排出能力を比較的小さくでき、アクチュエーターを小
形にできる。
【００３２】また、前記作動流体として気体を用いてい
る。このため、圧縮して貯蔵ができ、貯蔵器を小さくで
きる。
る。このため、圧縮して貯蔵ができ、貯蔵器を小さくで
きる。
【００３３】また、前記作動流体として窒素ガスを用い
ている。このため、万一、ガスが外部に漏れても安全で
ある。
ている。このため、万一、ガスが外部に漏れても安全で
ある。
【００３４】また、前記作動流体としてシリコン油を用
いている。このため、管および袋状遮音体を損なうこと
がない。
いている。このため、管および袋状遮音体を損なうこと
がない。
【００３５】また、前記第一の袋状遮音体および前記第
二の袋状遮音体および前記第三の袋状遮音体としてゴム
質素材を用いている。このため、密着性に優れ、閉塞性
能に優れたものが得られる。
二の袋状遮音体および前記第三の袋状遮音体としてゴム
質素材を用いている。このため、密着性に優れ、閉塞性
能に優れたものが得られる。
【図１】 この発明のエレベーターのかごの防音装置を
備えた高速エレベーターの概略構成図。
備えた高速エレベーターの概略構成図。
【図２】 この発明のエレベーターのかごの防音装置の
実施の形態１の図。
実施の形態１の図。
【図３】 この発明のエレベーターのかごの防音装置の
実施の形態１の要部図。
実施の形態１の要部図。
【図４】 この発明のエレベーターのかごの防音装置の
実施の形態１の要部図。
実施の形態１の要部図。
【図５】 この発明のエレベーターのかごの防音装置の
実施の形態１の要部図。
実施の形態１の要部図。
【図６】 この発明のエレベーターのかごの防音装置の
実施の形態１のかごが起動する場合の動作フロー。
実施の形態１のかごが起動する場合の動作フロー。
【図７】 この発明のエレベーターのかごの防音装置の
実施の形態１のかごが停止する場合の動作フロー。
実施の形態１のかごが停止する場合の動作フロー。
【図８】 特公平８-９４７２号公報に示された従来の
かごの防音装置の全体図。
かごの防音装置の全体図。
【図９】 特公平８-９４７２号公報に示された従来の
高速エレベーターの一例の概略構成図。
高速エレベーターの一例の概略構成図。
【図１０】 特公平８-９４７２号公報に示された従来
のかごの防音装置の要部図
のかごの防音装置の要部図
【図１１】 特公平８-９４７２号公報に示された従来
のかごの防音装置の要部図
のかごの防音装置の要部図
１ 昇降路、２ 乗場ドア、３ かご、４ かごドア、４ａ
ドアシュー、５ かごの敷居、５ａ 案内溝、６ａ,６
ｂ 整風カバー、７ かごの出入口の立て柱、８かごの
出入口の上梁、９ 袋状遮音体 、９ａ 第一の袋状遮音
体 、９ｂ 第二の袋状遮音体、９ｃ 第三の袋状遮音
体、１０ アクチュエーター、１０ａ 第一のアクチュエ
ーター、１０ｂ 第二のアクチュエーター、１０ｃ 第三
のアクチュエーター。
ドアシュー、５ かごの敷居、５ａ 案内溝、６ａ,６
ｂ 整風カバー、７ かごの出入口の立て柱、８かごの
出入口の上梁、９ 袋状遮音体 、９ａ 第一の袋状遮音
体 、９ｂ 第二の袋状遮音体、９ｃ 第三の袋状遮音
体、１０ アクチュエーター、１０ａ 第一のアクチュエ
ーター、１０ｂ 第二のアクチュエーター、１０ｃ 第三
のアクチュエーター。
Claims (7)
- 【請求項１】 かごの敷居に設置され、作動流体により
膨張し、膨張した時に、かごのドアパネルの下部と前記
敷居との間隙を閉塞する第一の袋状遮音体と、前記第一
の袋状遮音体を膨張・収縮せしめる第一のアクチュエー
ターと、前記かごの出入口の立て柱に設置され、作動流
体により膨張し、膨張した時に、前記ドアパネルの側部
と前記立て柱との間隙を閉塞する第二の袋状遮音体と、
前記第二の袋状遮音体を膨張・収縮せしめる第二のアク
チュエーターと、前記かごの出入口の上梁に設置され、
作動流体により膨張し、膨張した時に、前記ドアパネル
の上部と前記上梁との隙間を閉塞する第三の袋状遮音体
と、前記第三の袋状遮音体を膨張・収縮せしめる第三の
アクチュエーターとを有することを特徴とするエレベー
ターのかごの防音装置。 - 【請求項２】 ドアの開閉動作時には前記第一の袋状遮
音体および第二の袋状遮音体および第三の袋状遮音体を
収縮せしめ、前記ドアの閉止時には前記第一の袋状遮音
体および第二の袋状遮音体および第三の袋状遮音体を膨
張せしめるよう構成したことを特徴とする請求項１記載
のエレベーターのかごの防音装置。 - 【請求項３】 前記かごが起動する場合は、あらかじめ
定めた所定速度に増速するまでは、前記第一の袋状遮音
体および第二の袋状遮音体および第三の袋状遮音体を収
縮させておき、前記所定速度を上回ったときに前記前記
第一の袋状遮音体および第二の袋状遮音体および第三の
袋状遮音体を膨張せしめ、前記かごが停止する場合は、
あらかじめ定めた所定速度に減速するまでは、前記第一
の袋状遮音体および第二の袋状遮音体および第三の袋状
遮音体を膨張させておき、前記所定速度を下回ったとき
に前記前記第一の袋状遮音体および第二の袋状遮音体お
よび第三の袋状遮音体を収縮せしめるよう構成したこと
を特徴とする請求項１に記載のエレベーターのかごの防
音装置。 - 【請求項４】 前記作動流体として気体を用いたことを
特徴とする請求項１から請求項３のいずれかに記載のエ
レベーターのかごの防音装置。 - 【請求項５】 前記作動流体として窒素ガスを用いたこ
とを特徴とする請求項１から請求項３のいずれかに記載
のエレベーターのかごの防音装置。 - 【請求項６】 前記作動流体としてシリコン油を用いた
ことを特徴とする請求項１から請求項３のいずれかに記
載のエレベーターのかごの防音装置。 - 【請求項７】 前記第一の袋状遮音体および前記第二の
袋状遮音体および前記第三の袋状遮音体としてゴム質素
材を用いたことを特徴とする請求項１から請求項６のい
ずれかに記載のエレベーターのかごの防音装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000106209A JP2001294388A (ja) | 2000-04-07 | 2000-04-07 | エレベーターのかごの防音装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000106209A JP2001294388A (ja) | 2000-04-07 | 2000-04-07 | エレベーターのかごの防音装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001294388A true JP2001294388A (ja) | 2001-10-23 |
Family
ID=18619424
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000106209A Pending JP2001294388A (ja) | 2000-04-07 | 2000-04-07 | エレベーターのかごの防音装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001294388A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1428785A1 (de) * | 2002-12-10 | 2004-06-16 | Inventio Ag | Einrichtung zum Abdichten eines Spaltes zwischen Kabinentür und Kabinenwand in einer Aufzugskabine |
| JP2006188317A (ja) * | 2005-01-05 | 2006-07-20 | Toshiba Elevator Co Ltd | エレベータ |
| CN1292973C (zh) * | 2002-12-10 | 2007-01-03 | 因温特奥股份公司 | 对轿厢门与轿厢壁之间的缝隙进行密封的装置 |
| CN1331721C (zh) * | 2003-08-20 | 2007-08-15 | 三菱电机株式会社 | 电梯乘厅门的遮烟装置 |
| JP2007331855A (ja) * | 2006-06-12 | 2007-12-27 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータ装置 |
| KR101172003B1 (ko) | 2010-07-26 | 2012-08-08 | 현대엘리베이터주식회사 | 엘리베이터 카의 밀폐를 위한 카도어 구조 |
| JP2012218931A (ja) * | 2011-04-14 | 2012-11-12 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータのかご室 |
| JP2014161699A (ja) * | 2013-02-28 | 2014-09-08 | Kyoraku Sangyo Co Ltd | 遊技場用設備 |
| CN110497281A (zh) * | 2019-08-16 | 2019-11-26 | 厦门理工学院 | 一种袋笼去毛刺装置 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2000
- 2000-04-07 JP JP2000106209A patent/JP2001294388A/ja active Pending
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| JP4659460B2 (ja) * | 2005-01-05 | 2011-03-30 | 東芝エレベータ株式会社 | エレベータ |
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| KR101172003B1 (ko) | 2010-07-26 | 2012-08-08 | 현대엘리베이터주식회사 | 엘리베이터 카의 밀폐를 위한 카도어 구조 |
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