JPH089472B2 - エレベーターのかごドア装置 - Google Patents

エレベーターのかごドア装置

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JPH089472B2
JPH089472B2 JP24871290A JP24871290A JPH089472B2 JP H089472 B2 JPH089472 B2 JP H089472B2 JP 24871290 A JP24871290 A JP 24871290A JP 24871290 A JP24871290 A JP 24871290A JP H089472 B2 JPH089472 B2 JP H089472B2
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邦夫 榊原
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Mitsubishi Electric Corp
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  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Elevator Door Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、例えば300m/分以上の高速エレベーター
などに用いられるエレベーターのかごドア装置に関し、
特にそのかご内の騒音対策に関するものである。
[従来の技術] 第3図は従来の高速エレベーターの一例を示す概略の
構成図、第4図は第3図のドア下端部を示す正面図、第
5図は第4図のV−V線に沿う矢視断面図である。
図において、昇降路(1)の各階には、乗場ドア
(2)が設けられている。昇降路(1)内を昇降するか
ご(3)には、乗場ドア(2)に対向するかごドア
(4)が設けられている。このかごドア(4)は、かご
敷居(5)上を往復動するようになっている。ドア
(4)の下端部には、脚(4a)と鋼板製の遮音板(4b)
とが取り付けられている。これらの脚(4a)及び遮音板
(4b)は、ドア(4)の開閉によりかご敷居(5)の敷
居溝(5a)内を往復動する。
かご(3)の上部には上部整風カバー(6a)が、かご
(3)の下部には下部整風カバー(6b)が、それぞれ取
り付けられている。
上記のような従来の高速エレベーターにおいては、か
ご(3)の昇降にともなって、風速の約5乗に比例する
大きさの風音が昇降路(1)内に生じる。この風音は、
ドア(4)の下端部とかご敷居(5)との間の隙間(図
中A)からかご(3)内に侵入して騒音となる。
そこで、上記のかごドア装置では、ドア(4)に遮音
板(4b)を取り付けてかご(3)内への風音の侵入を防
止している。
また、例えば300m/分以上の超高速エレベーターで
は、上記のように整風カバー(6a),(6b)を設けて風
音の発生をある程度抑えたり、かご(3)の壁を遮音効
果の高い構造とするなど騒音対策が施されている。
[発明が解決しようとする課題] 上記のように構成された従来のエレベーターのかごド
ア装置においては、かご(3)内の騒音対策として遮音
板(4b)が設けられてはいるものの、その遮音板(4b)
は敷居溝(5a)の幅(第5図B)に比較して薄いため、
風音が遮音板(4b)を通してかご(3)内に侵入してし
まい、騒音が十分に防止されないという問題点があっ
た。
この発明は、上記のような問題点を解決するためにな
されたものであり、走行中にかご内に生じる騒音をより
確実に防止することができるエレベーターのかごドア装
置を得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明に係るエレベーターのかごドア装置は、かご
ドアの下端部及びかご敷居の少なくともいずれか一方、
膨張・収縮可能な袋状遮音体を設けたものである。
[作用] この発明においては、かごの昇降中に、流体を導入し
て袋状遮音体を膨張させ、かごドアの下端部とかご敷居
との間の隙間を閉塞するとともに、かごドアの開閉時に
は、袋状遮音体を収縮させてかごドアの開閉に必要な隙
間を確保する。
[実施例] 以下、この発明の実施例を図について説明する。第1
図はこの発明の一実施例によるかごドア装置の下端部を
示す正面図、第2図は第1図のII−II線に沿う矢視断面
図であり、第3図ないし第5図と同一又は相当部分には
同一符号を付し、その説明を省略する。
図において、かごドア(4)の下端部には、ほぼ戸幅
と同じ長さを有し、かつ例えば厚手のゴムや金属入りゴ
ム等の材料からなる袋状遮音体(11)が取り付けられて
いる。この袋状遮音体(11)は、通常は図の一点鎖線に
示すように収縮しているが、かごドア(4)に取り付け
られた動力器(12)により空気又は液体等の流体が導入
されることにより膨張し、これによりかごドア(4)の
下端部とかご敷居(5)との間の隙間(A)を閉塞して
いる。
上記のように構成されたかごドア装置においては、か
ごドア(4)が戸閉指令を受けて全閉状態になったと
き、又はその直前に、動力器(12)により袋状遮音体
(11)内に流体を導入し、袋状遮音体(11)を膨張させ
て隙間(A)を閉塞する。また、かご(3)が減速指令
を受けて停止動作に入ったら、自身の収縮力により、又
は動力器(12)により強制的に、袋状遮音体(11)を収
縮させる。このように、袋状遮音体(11)が収縮した状
態で、かごドア(4)の開閉が行われる。
ところで、研究によると、かご敷居(5)の先端に生
じる渦流による風音は、非常に大きく、かつ500Hz〜2kH
zの周波数よりなっている。このような風音のかご
(3)内への侵入は、大部分が隙間(A)からのもので
あり、それと比較すると、かごドア(4)とかご出入口
柱との間からの侵入は大幅に小さい。また、隙間(A)
からかご(3)内への風音の侵入を防止するには、隙間
(A)を完全に密閉するか、又はその隙間寸法を1mm以
下の極狭い大きさにしなければ殆ど効果がない。
これに対して、上記のようなかごドア装置では、袋状
遮音体(11)を膨張させることにより、かご(3)の昇
降中に隙間(A)を密閉、又は1mm以下の寸法にするこ
とができるので、隙間(A)からかご(3)内への風音
の侵入が効果的に防止され、かご(3)内の騒音の発生
がより確実に防止されている。
ここで、例えば実開昭53−12175号公報には、電磁石
により揺動して、開閉扉と乗降口の周縁部との間を開閉
する封止片を設けたものが示されている。しかし、この
ような所定形状の封止片による封止では、風の侵入を防
ぐことはできても、風音の侵入は、その厚さや密着性等
の点から殆ど防ぐことはできない。これに対して、上記
実施例の袋状遮音体(11)は、膨張時には十分な厚さと
なり、かつフレキシブルで膨張・収縮する材料からなる
ため密着性に優れ、従って風音を効果的に遮音すること
ができる。
一方、かご(3)が停止してかごドア(4)が開閉さ
れる際には、袋状遮音体(11)は収縮しており、隙間
(A)の寸法はかごドア(4)の開閉に必要な大きさ、
即ち5〜6mmとなっているので、かごドア(4)はスム
ーズに開閉される。このとき、上記実施例では、隙間
(A)を確保するために、袋状遮音体(11)自体を動か
す必要はなく、その場で収縮させるだけなので、狭いス
ペースを効率的に利用できる。
また、停止状態から騒音発生速度に達するまでのかご
(3)の加速時間、及び騒音発生速度から停止状態にな
るまでのかご(3)の減速時間は、通常はそれそれ数秒
〜10数秒程度であり、その間に袋状遮音体(11)の膨張
・収縮動作の時間を十分に確保できる。
なお、上記実施例では袋状遮音体(11)をかごドア
(4)の下端部に設けたが、かご(3)への出入の障害
にならなければかご敷居(5)側に設けてもよく、また
両方に設けてもよい。
また、袋状遮音体(11)の個数,形状及び材料などは
上記実施例に限定されるものではない。
さらに、袋状遮音体(11)は、例えばかごドア(4)
の下端部又はかご敷居(5)に数箇所で直接ねじ止めす
る方法や、かご敷居(5)に埋め込んで保持し、膨張・
収縮部のみを露出される方法などにより取り付ければよ
く、その取付方法は特に限定されない。
さらにまた、袋状遮音体(11)の膨張・収縮方法とし
ては、例えば動力器(12)として回転ポンプなどのポン
プを使用し、ボンベ(図示せず)内のガスを強制的に送
り込むことにより袋状遮音体(11)を膨張させ、袋状遮
音体(11)自身の収縮力によりガスをボンベに戻す方法
や、ボンベから圧縮ガスを送り込んで袋状遮音体(11)
を膨張させ、ポンプ等により強制的にガスをボンベに戻
すことにより袋状遮音体(11)を収縮させるような方法
などがあり、特に限定されない。
また、上記実施例では高速エレベーターを示したが、
通常のエレベーターにもこの発明は適用できる。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明のエレベーターのかご
ドア装置は、かごドアの下端部及びかご敷居の少なくと
もいずれが一方に袋状遮音体を設け、この袋状遮音体を
膨張させることにより、かごの昇降中にかごドアの下端
部とかご敷居との間の隙間を閉塞するようにしたので、
走行中にかご内に生じる騒音をより確実に防止すること
ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す正面図、第2図は第
1図のII−II線に沿う矢視断面図、第3図は従来例を示
す構成図、第4図は第3図の要部正面図、第5図は第4
図のV−V線に沿う矢視断面図である。 図において、(3)はかご、(4)はかごドア、(5)
はかご敷居、(11)は袋状遮音体、(A)は隙間であ
る。 なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】かごドアの下端部及びかご敷居の少なくと
    もいずれか一方に設けられ、かごの昇降中に、流体が導
    入されることにより膨張し、前記かごドアの下端部と前
    記かご敷居との間の隙間を閉塞するとともに、前記かご
    ドアの開閉時には収縮される袋状遮音体を備えているこ
    とを特徴とするエレベーターのかごドア装置。
JP24871290A 1990-09-20 1990-09-20 エレベーターのかごドア装置 Expired - Fee Related JPH089472B2 (ja)

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JPH04129990A JPH04129990A (ja) 1992-04-30
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JP3305209B2 (ja) * 1996-09-03 2002-07-22 株式会社東芝 エレベータの出入口
JP2004284820A (ja) 2002-12-10 2004-10-14 Inventio Ag エレベータケージのケージドアとケージ壁との間のギャップの密閉デバイス
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