JP3685141B2 - 浴室ドアの止水構造 - Google Patents
浴室ドアの止水構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3685141B2 JP3685141B2 JP2002048873A JP2002048873A JP3685141B2 JP 3685141 B2 JP3685141 B2 JP 3685141B2 JP 2002048873 A JP2002048873 A JP 2002048873A JP 2002048873 A JP2002048873 A JP 2002048873A JP 3685141 B2 JP3685141 B2 JP 3685141B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- flap
- lower frame
- water stop
- bathroom
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、主にバリアフリー用浴室ドアの止水構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ドア枠の下枠部上面の高さを高くして段差を設けると、段差で足がつまずいたりする恐れがあり、浴室出入口側の段差を解消したバリアフリー用浴室ドアが望まれている。
【0003】
このバリアフリー用浴室ドアの止水構造においては、図10及び図11に示すように、従来は、グラビティヒンジ44を介してドア枠41に取り付けられたスイングドア43と、ドア下框47下面とドア下枠42上面との間に配設されたシール部材46とを備えている。(例えば、特開平10−140947号公報参照)。
【0004】
上記段差のないスイングドア及び折れ戸においては、図11に示すように、ドア枠41と扉43とに設置されたグラビティヒンジ44と、ドア下框47下面とドア下枠42上面との間に配設されたシール部材46とを備えた浴室ドアの止水構造によれば、ドアを閉じる際にドアがグラビティヒンジ44により下降し、ドア下框47下面とドア下枠42上面との間に挟まれたシール部材46が弾性変形して、ドア下框47とドア下枠42との間の水密性が実現されることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の浴室ドアの止水構造において、止水構造を維持するために、扉下側にシール部材を設置する構造の場合、ドアの重量によるシール部材の弾性変形だけでは止水性を維持するための密閉圧力を維持できない。そのため、シール部材の耐変形圧力が小さいと水漏れが発生する。例えば、経年変化による気密材の変形、シャワーや漏水による水圧力により気密材の変形等がある。
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、浴室ドアの扉にシール部材付き可動フラップを設け、下枠に設けられた溝部に前記フラップが挿入し、ドア密閉力によりシール部材の密閉圧力を付加し、止水性を向上させることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、枠体と扉から成り、前記扉下框付近には上側に回転軸部を持ったシール部材付きフラップと、前記フラップを保持する弾性体があり、下枠には前記フラップ挿入用の溝部が設置されており、縦枠には前記フラップのガイドとなるフラップガイド面を有する浴室ドアにおいて、扉開状態では前記フラップが下枠に接しない位置に前記弾性体にて姿勢維持し、扉閉時には扉開閉ハンドルを動作させ、扉閉状態を維持することにより、フラップのシール部材に密閉圧力がかかり止水状態を維持するものである。
【0008】
本発明の請求項1記載の浴室ドアの止水構造は、両縦枠の内側にフラップガイド面を設け、該フラップガイド面の扉回転軸側には下枠とのコーナー部に止水壁を設けた枠体と、閉状態を維持することが可能な扉開閉ハンドルが配置された扉より成り、該扉下部付近において該枠体と相対する側には、回転軸部を上側に有したシール部材付きフラップが配置され、該フラップには扉下部との間を保持する弾性体が形成され、該枠体の下枠には該フラップの先端部分が納まる溝部が形成されており、扉開時では、該フラップが下枠に接しない位置に該弾性体にて姿勢維持し、扉閉動作完了までに該フラップが該フラップガイド面に沿って下枠の溝部に挿入され、扉閉動作完了直後には人力による扉閉力によりフラップのシール部材が圧縮され止水可能な状態となり、扉開時にはフラップが下枠の溝部から離れることにより、扉の開閉動作が可能なことを特徴とする。
【0009】
したがって、高密閉圧力を保持することができ、止水信頼性を向上させることができる。
【0010】
本発明の請求項2記載の浴室ドアの止水構造は、請求項1記載のフラップが縦枠のフラップガイド面下部、止水壁及び下枠の溝部側面と接するところにシール部材を配置したことを特徴とする。
【0011】
したがって、高さ方向の止水範囲を拡大することができる。
【0012】
本発明の請求項3記載の浴室ドアの止水構造は、請求項1又は請求項2記載のフラップと扉との間に、フラップの上側に有する回転軸部を支点にした開閉角度を規制するリンク部とスライド部を有するストッパーを設け、フラップの先端部分と扉との距離を規制したことを特徴とする。
【0013】
したがって、フラップ動作の信頼性を向上させることができる。また、見栄えを良くすることができる。
【0014】
本発明の請求項4記載の浴室ドアの止水構造は、請求項1及至請求項3のいづれか1項に記載のフラップが先端部分の略R形状部分において、表面に低摩擦材料の表面被膜を形成していることを特徴とする。
【0015】
したがって、フラップ動作の信頼性を向上させることができる。
【0016】
本発明の請求項5記載の浴室ドアの止水構造は、請求項1及至請求項4のいづれか1項に記載の下枠の溝部において、下側に弾性体を、上側に可動ブロックを、可動ブロックと下枠間にはストッパーを設置し、扉開状態では、可動ブロック上面は下枠上面及び床面と同じ高さに位置するように保持され、扉閉動作時には可動ブロックはフラップ先端部分に押され溝内に収納されていき、扉開動作状態には収納された可動ブロックがフラップの先端部分の圧縮力から開放され初期状態にもどることを特徴とする。
【0017】
したがって、ドア枠の下枠部上面に段差が無く、バリアフリー状態を確保できる。また、溝部に異物が挿入されることを防止できる。
【0018】
本発明の請求項6記載の浴室ドアの止水構造は、請求項1及至請求項4のいづれか1項に記載の下枠の溝部において、扉側の誘い込み部の略R形状部分に、可動ローラを設けたことを特徴とする。
【0019】
したがって、フラップ動作の信頼性を向上させることができる。
【0020】
本発明の請求項7記載の浴室ドアの止水構造は、請求項1及至請求項6のいづれか1項に記載の可動ローラが回転部に溝部を塞ぐ突出部分があって、溝部を塞いだ状態を維持する為の弾性体とストッパーを可動ローラに設置し、扉開状態においては、ローラ突出部分が溝部挿入部を塞ぎ、扉閉動作状態においては可動ローラ部分がフラップの挿入力により回転することによる接触抵抗を軽減することを特徴とする。
【0021】
したがって、ドア枠の下枠上面に段差が無く、バリアフリー状態を確保できる。また、溝部に異物が挿入されることを防止できる。
【0022】
本発明の請求項8記載の浴室ドアの止水構造は、請求項1及至請求項7のいづれか1項に記載のフラップの固定部分である回転軸部を取り外し可能とし、固定軸部付き固定ボルトを用いてフラップの着脱が容易にできることを特徴とする。
【0023】
したがって、フラップを取り外して水洗いができ、フラップ部の清掃性を向上させることができる。また、頻繁に清掃ができるため、フラップ動作の信頼性を向上させることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
実施形態1の浴室ドアの止水構造は、図1に示すように、両縦枠13の内側にフラップガイド面6を設け、該フラップガイド面6の扉回転軸12側には下枠9とのコーナー部に止水壁14を設けた枠体1と、閉状態を維持することが可能な扉開閉ハンドル8が配置された扉2より成り、該扉2下部付近において該枠体1と相対する側には、回転軸部3を上側に有したシール部材10付きフラップ4が配置され、該フラップ4には扉2下部との間を保持する弾性体5が形成され、該枠体1の下枠9には該フラップ4の先端部分21が納まる溝部7が形成されており、扉開時では、該フラップ4が下枠9に接しない位置に該弾性体5にて姿勢維持し、扉閉動作完了までに該フラップ4が該フラップガイド面6に沿って下枠9の溝部7に挿入され、扉閉動作完了直後には人力による扉閉力によりフラップ4のシール部材10が圧縮され止水可能な状態となり、扉開時にはフラップ4が下枠9の溝部7から離れることにより、扉2の開閉動作が可能とするものである。
【0025】
下枠9部分に段差がないバリアフリー対応浴室スイングドアでは、浴室出入口に設置されるドア枠体1と前記枠体1に設置された回転可動扉2よりなる。
【0026】
また、ここでは、枠体1、扉2下框部材にはアルミニウムあるいは塩化ビニル等の合成樹脂の押出材を使用している。
【0027】
前記扉2下框付近において枠体1と相対する側には、回転軸部3を持ったシール部材10付きフラップ4、前記フラップ4と下框の間にはバネが設置されており、回転軸部3は上側に配置され、前記フラップ4は外部からの影響がない限り下枠9及び床には接しない姿勢を維持し続ける。バネは回転軸部3に設置するねじり用コイルバネでも良い。設置箇所は、扉幅寸法に準じ設ける。
【0028】
前記縦枠13にはフラップガイド面6が突出しており、前記下枠9には前記フラップ4先端部分21が納まる溝部7があり、前記フラップガイド面6の扉2に相対する面と溝部7の面には段差が無いように設置する。更に、前記フラップ4が可動しない扉回転軸12側付近では下枠9付近にも止水壁14を設ける。
【0029】
また、扉2には扉開閉ハンドル8と連結したロックを、枠側にはストライクを設け、扉開閉ハンドル8の回転により扉2の閉状態を維持できるようにする。
【0030】
前記フラップ4先端部分21は略R形状となっており、枠側への突出面にはシール部材10としてはシリコンゴムが設置されている。下枠9溝部7の扉側においては前記フラップ4を挿入し易くする為、略R形状の誘い込み部11を設ける。溝部7の深さはフラップ4先端部分21が納まった時に隙間があくように設定しておく。
【0031】
本実施形態の浴室ドアの止水構造では、図2に示すように、下枠9付近での扉開閉作業動作は以下のようになる。
(1)最初扉開状態(前記フラップ4がフラップガイド面6に接触するまで)では、前記フラップ4が下枠9に接しない位置に前記バネにて姿勢維持している。
(2)扉閉動作中に前記フラップ4が前記フラップガイド面6に沿って前記溝部7に挿入されていく。
(3)扉閉動作完了直後に人力による扉閉力がてこの原理により前記シール部分の圧縮圧力が増幅され止水性が向上される。また、20kgf以下の人力動作により実施可能なシール縮み代を調整する。
(4)扉閉状態は、扉開閉ハンドル8によるロック状態により、密閉圧力が維持される。
(5)扉開時には、フラップ4が溝部7から離れることにより、扉2の開閉は容易となる。
【0032】
また、図3に示すように、上記動作にて扉回転軸12に近い部分では前記フラップ4の可動幅が少ない為、扉回転軸12に近い下枠9付近にのみ止水壁14を設けるが、フラップ4の挿入代は前記止水壁14のない部分と同等となるようにフラップ4の長さを調整する。
【0033】
これにより、止水性能が向上し、また、浴室側からのシャワー散水等の水圧や漏水圧があっても、シール部のバックアップにフラップ4部分があるため、水漏れが少なくなる。
【0034】
また、図4に示すように、縦枠13と接触するフラップ4部分には溝部7挿入のシール部材10と連結して配置することにより、浴室からの水に対して高さ方向でも止水可能となる。
【0035】
フラップ4の先端部分21の略R形状部分には、フッ素樹脂コーティング材による表面被膜を形成する。また、フラップ4先端部分21と接するフラップガイド面6と溝部7表面部分にも表面被膜を形成しても良い。この時、扉開閉動作においてフラップ4の先端部分21が滑らかに溝部7に挿入され信頼性が向上する。
【0036】
また、図5に示すように、フラップ4の姿勢を維持し、かつ、扉開状態時にフラップ4が開き過ぎ、美観上問題にならないようにフラップ4と扉2間にリンク式のストッパー16を設ける。ストッパー16は、フラップ4裏面に回転軸受け部18とリンク部17、扉2側にスライドレール部19で構成されている。
【0037】
以上により、本実施形態の浴室ドアの止水構造は、フラップ4動作の信頼性を高め、高密閉圧力保持による止水信頼性を向上させることができる。さらに、高さ方向の止水範囲を拡大することができるものである。
【0038】
(実施形態2)
実施形態2の浴室ドアの止水構造は、実施形態1において、下枠9溝部7に可動ブロック22と溝底との間にはバネ24を設置するもので下枠9溝部7の段差をなくしバリアフリー状態とするものである。
【0039】
図6に示すように、ここでは可動ブロック22が長尺バーになるため、ストッパー用のピン26を複数箇所設置するか、あるいは、可動ブロック22にツバを設けて前面で受けるようにする。
【0040】
扉開状態では、可動ブロック22上面は下枠9及び床面と同じ高さに位置するように保持され、扉閉動作時には可動ブロック22は溝部7に収納される。扉開動作状態においては、収納された可動ブロック22がフラップ4先端部分21の圧縮力から開放され初期状態に戻る。
【0041】
これにより、扉開状態にて人が出入りする時には、下枠9と床部分の隙間がなくなりバリアフリー状態となる。また、扉開状態で溝部7が可動ブロック22で塞がれている為、埃や塵等の異物が入ることを防ぐことができる。
【0042】
(実施形態3)
実施形態3の浴室ドアの止水構造は、図7に示すように、実施形態1において、下枠9溝部7の扉側にある誘い込み部11に可動ローラ27を設けるものである。前記フラップ4接触挿入時には可動ローラ27が回転し、前記フラップ4との接触抵抗を軽減し、前記フラップ4動作の信頼性を向上させるものである。
【0043】
(実施形態4)
実施形態4の浴室ドアの止水構造は、図8に示すように、実施形態1において、下枠9溝部7の扉側にある誘い込み部11に可動ローラ27を設け、その可動ローラ27は溝部7を塞ぐ突出部分29があって、ローラ回転部28の回転軸にねじり用コイルバネとストッパーを設置したものである。
【0044】
扉開状態においては、前記可動ローラ27の突出部分29は溝部7にフタをする。扉閉動作状態においては、フラップ4との接触抵抗を軽減する。
【0045】
これにより、前記フラップ4動作の信頼性を向上させるものである。また、扉開状態にて人が出入りする時には、下枠9と床部分の隙間がなくなりバリアフリー状態となる。また、扉開状態で溝部7が塞がれている為、埃や塵等の異物が入ることを防ぐことができる。
【0046】
(実施形態5)
実施形態5の浴室ドアの止水構造は、実施形態1において、フラップ4の固定部分である回転軸部3を取り外し方式とし、スラップ4の着脱を容易にするものである。
【0047】
図9に示すように、フラップ4の回転軸部3には、回転軸部付き固定ボルト30が回転軸となる回転軸部3を数箇所設け、扉2裏面下部には回転軸部付き固定ボルト30が固定されるナット受け部31を設け、フラップ4の回転軸に回転軸部付き固定ボルト30を挿入し、ナット受け部31に固定する。
【0048】
これにより、扉2とフラップ4間の清掃が容易になり、汚れ32が無くなり、フラップ4動作の信頼性を向上させることができる。
【0049】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、浴室ドアの扉にシール部材付き可動フラップを設け、下枠に設けられた溝部に前記フラップが挿入され、ドア密閉力によりシール部材の密閉圧力を付加し、止水性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1における浴室ドアを浴室側から見た状態を示し、(a)はドア全体を示す正面図であり、(b)はドア下部を示す正面図であり、(c)はドア下部を示す断面図である。
【図2】実施形態1における浴室ドアの止水構造の下枠付近での動作状態を示し、(a)は扉閉完了状態を示す断面図で、(b)は扉閉動作状態を示す断面図で、(c)は扉開状態を示す断面図である。
【図3】実施形態1における浴室ドアの止水構造のフラップと止水壁を示し、(a)は扉開時の浴室ドアを示す断面図で、(b)は扉閉時の浴室ドアを示す断面図である。
【図4】実施形態1における浴室ドアの止水構造のフラップのシール範囲を示す正面図である。
【図5】実施形態1における浴室ドアの止水構造の下枠付近のストッパーを示し、(a)は扉閉完了状態を示す断面図で、(b)は扉開動作状態を示す断面図である。
【図6】実施形態2における浴室ドアの止水構造の下枠付近の可動ブロック部を示し、(a)は扉開状態を示す断面図で、(b)は扉閉動作状態を示す断面図で、(c)は扉閉完了状態を示す断面図である。
【図7】実施形態3における浴室ドアの止水構造の下枠付近の可動ローラ部を示し、(a)は扉開状態を示す断面図で、(b)は扉閉動作状態を示す断面図で、(c)は扉閉完了状態を示す断面図である。
【図8】実施形態4における浴室ドアの止水構造の下枠付近の突出部分を有する可動ローラ部を示し、(a)は扉開状態を示す断面図で、(b)は扉閉動作状態を示す断面図で、(c)は扉閉完了状態を示す断面図である。
【図9】実施形態5における浴室ドアの止水構造のフラップの着脱構造を示し、(a)は取り付いた状態を示す正面図で、(b)は取り外した状態を示す正面図である。
【図10】従来の浴室ドアの止水構造を示し、(a)はグラビティヒンジが通常の状態を示す正面図で、(b)はグラビティヒンジが下降した状態を示す正面図である。
【図11】従来の浴室ドアの止水構造のシール部材を示す断面図である。
【符号の説明】
1 枠体
2 扉
3 回転軸部
4 フラップ
5 弾性体
6 フラップガイド面
7 溝部
8 扉開閉ハンドル
9 下枠
10 シール部材
11 誘い込み部
12 扉回転軸
13 縦枠
14 止水壁
15 止水高さ範囲
Claims (8)
- 両縦枠の内側にフラップガイド面を設け、該フラップガイド面の扉回転軸側には下枠とのコーナー部に止水壁を設けた枠体と、閉状態を維持することが可能な扉開閉ハンドルが配置された扉より成り、該扉下部付近において該枠体と相対する側には、回転軸部を上側に有したシール部材付きフラップが配置され、該フラップには扉下部との間を保持する弾性体が形成され、該枠体の下枠には該フラップの先端部分が納まる溝部が形成されており、扉開時では、該フラップが下枠に接しない位置に該弾性体にて姿勢維持し、扉閉動作完了までに該フラップが該フラップガイド面に沿って下枠の溝部に挿入され、扉閉動作完了直後には人力による扉閉力によりフラップのシール部材が圧縮され止水可能な状態となり、扉開時にはフラップが下枠の溝部から離れることにより、扉の開閉動作が可能なことを特徴とする浴室ドアの止水構造。
- 上記フラップが縦枠のフラップガイド面下部、止水壁及び下枠の溝部側面と接するところにシール部材を配置したことを特徴とする請求項1記載の浴室ドアの止水構造。
- 上記フラップと扉との間に、フラップの上側に有する回転軸部を支点にした開閉角度を規制するリンク部とスライド部を有するストッパーを設け、フラップの先端部分と扉との距離を規制したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の浴室ドアの止水構造。
- 上記フラップが先端部分の略R形状部分において、表面に低摩擦材料の表面被膜を形成していることを特徴とする請求項1及至請求項3のいづれか1項に記載の浴室ドアの止水構造。
- 上記下枠の溝部において、下側に弾性体を、上側に可動ブロックを、可動ブロックと下枠間にはストッパーを設置し、扉開状態では、可動ブロック上面は下枠上面及び床面と同じ高さに位置するように保持され、扉閉動作時には可動ブロックはフラップの先端部分に押され溝内に収納されていき、扉開動作状態には収納された可動ブロックがフラップの先端部分の圧縮力から開放され初期状態にもどることを特徴とする請求項1及至請求項4のいづれか1項に記載の浴室ドアの止水構造。
- 上記下枠の溝部において、扉側の誘い込み部の略R形状部分に、可動ローラを設けたことを特徴とする請求項1及至請求項4のいづれか1項に記載の浴室ドアの止水構造。
- 上記可動ローラが回転部に溝部を塞ぐ突出部分があって、溝部を塞いだ状態を維持する為の弾性体とストッパーを可動ローラに設置し、扉開状態においては、可動ローラ突出部分が溝部挿入部を塞ぎ、扉閉動作状態においては可動ローラ部分がフラップの先端部分の挿入力により回転することによる接触抵抗を軽減することを特徴とする請求項1及至請求項6のいづれか1項に記載の浴室ドアの止水構造。
- 上記フラップの固定部分である回転軸部を取り外し可能とし、固定軸部付き固定ボルトを用いてフラップの着脱が容易にできることを特徴とする請求項1及至請求項7のいづれか1項に記載の浴室ドアの止水構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002048873A JP3685141B2 (ja) | 2002-02-26 | 2002-02-26 | 浴室ドアの止水構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002048873A JP3685141B2 (ja) | 2002-02-26 | 2002-02-26 | 浴室ドアの止水構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003247382A JP2003247382A (ja) | 2003-09-05 |
JP3685141B2 true JP3685141B2 (ja) | 2005-08-17 |
Family
ID=28661531
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002048873A Expired - Fee Related JP3685141B2 (ja) | 2002-02-26 | 2002-02-26 | 浴室ドアの止水構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3685141B2 (ja) |
-
2002
- 2002-02-26 JP JP2002048873A patent/JP3685141B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003247382A (ja) | 2003-09-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6167936B1 (en) | Window assembly having rolling window screen assembly | |
JP2520835Y2 (ja) | 折畳み扉の気密装置 | |
GB2302898A (en) | Door sealing mechanism | |
CA2680754A1 (en) | Structure and outline system for hermetical and acoustic sealing in sliding windows and doors | |
JP3685141B2 (ja) | 浴室ドアの止水構造 | |
KR200389361Y1 (ko) | 롤식 방충망 | |
JP2003129766A (ja) | ドア用止水装置 | |
JP2005023628A (ja) | 扉の気密・水密構造 | |
JP2010270538A (ja) | 扉の脱出構造 | |
CN220267517U (zh) | 一种横向平移式门窗 | |
JP2515075Y2 (ja) | ドアーの下端隙間のシヤッター装置 | |
KR20200067678A (ko) | 클립 씰바를 사용하는 스윙 도어 | |
JP2541214Y2 (ja) | 可動間仕切 | |
KR200355903Y1 (ko) | 여닫이창용 키퍼 | |
KR200254820Y1 (ko) | 도어의 하부공간 차단장치 | |
KR102382839B1 (ko) | 손 끼임 방지 겸용 도어 고정 장치 | |
JP2515695Y2 (ja) | ドアのシール装置 | |
JP3520493B2 (ja) | 折戸用錠装置 | |
JP7195139B2 (ja) | 避難扉 | |
KR102429098B1 (ko) | 도어 개폐장치 | |
JP2007154548A (ja) | 建具 | |
KR20230117782A (ko) | 개폐 및 관리가 용이한 폴딩 도어 구조체 | |
KR101195924B1 (ko) | 도어 고정장치 | |
KR20230117780A (ko) | 폴딩 도어용 자동 개폐형 레일커버 구조체 | |
JP2775598B2 (ja) | 浴室の中折れ扉の止水構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040526 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050425 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050510 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050523 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090610 Year of fee payment: 4 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090610 Year of fee payment: 4 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100610 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100610 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110610 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120610 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120610 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130610 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |