JP2515075Y2 - ドアーの下端隙間のシヤッター装置 - Google Patents

ドアーの下端隙間のシヤッター装置

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JP2515075Y2
JP2515075Y2 JP5042893U JP5042893U JP2515075Y2 JP 2515075 Y2 JP2515075 Y2 JP 2515075Y2 JP 5042893 U JP5042893 U JP 5042893U JP 5042893 U JP5042893 U JP 5042893U JP 2515075 Y2 JP2515075 Y2 JP 2515075Y2
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JP
Japan
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door
shutter
gap
skirt portion
skirt
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JP5042893U
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JPH0715991U (ja
Inventor
吉英 太田
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NAKAOSEISAKUSHO CO., LTD.
Original Assignee
NAKAOSEISAKUSHO CO., LTD.
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  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建物等に取り付けた開
閉ドアーの下端に設けて、ドアーを閉じたときに生ずる
ドアーの下端と敷居や床との間に生ずる隙間を閉鎖し
て、その隙間を通して室内等に入る風や虫類や音を防ぐ
のに使用するドアーの下方隙間のシヤッター装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】建物等のドアーにおいて、ドアーを閉め
た状態になすと、そのドアーの下端とドアーの下方にあ
る敷居・床面(以下、敷居等という)の間に隙間が生ず
るのが避けられない。そこで、その隙間を防ぐ為に、敷
居等の上に隆起するストッパー桟を設けて、閉じた姿勢
のドアーの下縁に、そのストッパー桟を当てて前記の隙
間を塞ぐ対策が一般的に採られている。しかし、このス
トッパー桟を設ける敷居等は、その高さだけ凸状を呈す
るので、通行するときつまづき易く、障害物になる不具
合がある。
【0003】そこで、その不具合を解消するものとし
て、実開昭55ー13729号公報に示されるドアー用
防音気密装置の提案があり、ドアーの下端に、スプリン
グに吊設したシヤッター板を設け、ドアーを閉じると、
そのシヤッター板が下降してドアーの下端に生ずる隙間
を塞ぐと共に、ドアーを開くとそのシヤッター板が上昇
して床面との接触を回避する構造になっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】以上の公知例のドアー
用防音気密装置は、ドアーを閉じたとき、ドアーの建て
付けが良くてドアーの下縁と敷居等の上面が平行状態に
して、そのドアーの下端に平行なスリット状の隙間を生
ずる場合は、その隙間を塞ぐ作用を奏するものの、シヤ
ッター板が剛性にしてシヤッター板の全体が左右平等に
垂直に下降するので、ドアーの建て付け不良等によっ
て、敷居等の上面とドアーの下縁が非平行の状態の場合
は、その非平行による隙間量の差の部分が塞がれないで
残る。そして敷居等の上に異物があると、シヤッター板
が、その異物をかんで下降を停止し、隙間が充分に塞が
らない不具合がある。本考案は、以上の従来の難点を解
消するドアーの下端隙間のシヤッター装置を提供するも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の技術課題を解決す
る本考案のシヤッター装置は「ドアー下端に取り付ける
スカート部内に、該スカート部の内幅と概ね等長の横長
体にして、下半部分を弾性凹自在の弾性閉鎖部になすド
アーシヤッターを、前記スカート部の下方開口部に前記
弾性閉鎖部を臨ませて上下移動自在に横設し、さらに、
前記スカート部内に、前記ドアーの蝶番側のドアー取り
付け枠部に先端を臨ませて、自由状態において前記スカ
ート部から突き出し、かつ、突き出し方向に付勢された
進退自在の作動ピンを設け、さらに、前記スカート部内
に設けた支承ローラーに巻き掛けした可撓性バンドによ
って、前記ドアーシヤッターと前記作動ピンを連結し、
前記作動ピンの自由姿勢において前記ドアーシヤッター
を上昇位置に保持し、前記作動ピンの前記枠部への接触
後退によって、前記ドアーシヤッターを連動下降させ
て、ドアー閉鎖時のドアー下端の隙間を塞ぐ構造」にな
っている。
【0006】
【作用】以上の構成の本考案のドアーの下端隙間のシヤ
ッター装置は、ドアー下端のスカート部に内設されたド
アーシヤッターが、前記構成の作動ピンと可撓性バンド
によって上下作動自在に連結され、その作動ピンが、ド
アーを閉めてドアー取り付け枠部に接触して後退すると
下降して、閉鎖姿勢状態のドアーの下端と敷居等との間
に生ずる隙間を塞ぎ、その隙間を通して室内等に入る風
や音や虫類を防止することができる。
【0007】そして、そのドアーシヤッターの下半部分
は、弾性凹自在の弾性閉鎖部にして、前記の可撓性バン
ドによって吊設されているので、ドアーの建て付け不良
にしてドアーの下端と敷居等の上面の隙間が非平行形状
のスリット状をなしても、下降したドアーシヤッターは
シヤッターの左右方向に若干の傾斜姿勢を自由に呈する
ことができるので、敷居等の上面になじんで弾性接触
し、有効な隙間閉鎖作用をする。そして、敷居等の上面
に異物が存在しても、下半部分の弾性閉鎖部が柔軟に弾
性凹して、その異物になじむので、ドアーシヤッターの
他の部分は、敷居等の上面に接触して、同じく有効な隙
間閉鎖作用をする。
【0008】
【実施例】以下、実施例に基づいて詳しく説明する。本
考案の一実施例のドアー下端隙間のシヤッター装置を示
す図1を参照して、ドアー1の下端の下側に、下方を開
口部4となしてドアー1の周壁に沿って枠囲いするスカ
ート部2が設けられ、このスカート部2に以下に詳述す
るドアーシヤッター3が装着されている。即ち、スカー
ト部2の内幅と概ね同一幅の長さを有して、単一の横長
体をなすドアーシヤッター3がスカート部2に収納吊設
され、このドアーシヤッター3は、図1の(A)(B)
参照、上半部分の横長の主桁6に、主桁6と別体にして
下半部分をなす「薄肉ゴム中空体からなる弾性凹自在の
弾性閉鎖部」5が設けられ、この弾性閉鎖部5は異物等
の凸部に接触すると極めて容易に弾性凹して、その異物
の形状に沿う高弾性を有している。そして、この弾性閉
鎖部5の上端の係止溝14に、主桁6の係止片15を嵌
合させて組合せ連結され、単一のドアーシヤッター3を
構成すると共に、弾性閉鎖部5のみを外して交換できる
ようになっている。
【0009】そして、スカート部2内には、ドアー1の
蝶番(図示しない)を固定した建物のドアー取り付け枠
8に先端を臨ませてスカート部2から若干量突き出すと
共に、内蔵した付勢ばね7によって、突き出し方向へ所
要の付勢力を有して付勢され、進退自在となる作動ピン
10が設けられ、この作動ピン10はドアー1の下端に
沿ってスカート部2内に支承したスライドバー11に連
結され、作動ピン10とスライドバー11が連動して図
示矢印A方向に進退できるようになっている。
【0010】一方、スカート部2内の中間部分に、スカ
ート部2の左右方向に適量のスパンを有する一対の支承
ローラー12が設けられ、この支承ローラー12に可撓
性帯体のベルト13が巻き掛けられ、ベルト13の一端
がスライドバー11に、他端がドアーシヤッター3の主
桁6に連結されて、ドアーシヤッター3がスカート部2
内に昇降自在に垂設されている。そして、図1の(A)
に示すドアー1の開放状態の作動ピン10の自由状態突
き出し姿勢のときは、ドアーシヤッター3がスカート部
2内に収納されると共に、図1の(C)のように、ドア
ー1が閉鎖状態になって、作動ピン10が取り付け枠8
に接触して強制後退すると、その作動ピン10の後退に
連動して、ドアーシヤッター3が主として自重によって
下降してスカート部2から突き出して、敷居16とドア
ー1の下端に生ずる隙間を塞ぐようになっている。な
お、図中の17は床面である。
【0011】以上の実施例のものは、図2参照、敷居1
6の上に異物18が存在すると、重力下降したドアーシ
ヤッター3の弾性閉鎖部5が、その異物18の形状に沿
って柔軟に弾性凹みして密接し、ドアーシヤッター3の
他の部分の隙間閉鎖を妨げない。そして、ドアー1の建
て付け不良で、閉じたドアー1と敷居16との隙間が非
平行な場合では、可撓性のベルト13に吊設されたドア
ーシヤッター3は、自由に左右に傾いて下端の弾性閉鎖
部5を敷居16の表面に圧接する姿勢を呈するので、有
効な隙間閉鎖作用が存在する。そして、この実施例のも
のは、弾性閉鎖部5が主桁6から分離して交換できるの
で、摩耗損傷し易い弾性閉鎖部5のみを随時交換して寿
命長く使用できる。
【0012】なお、本考案のドアーの下端隙間のシヤッ
ター装置は、前記の実施例に限定されず、例えば、ドア
ーシヤッター3の弾性閉鎖部5を、連立発泡樹脂等のス
ポンジ体、または、細毛を植設したブラシ状のもの、或
は、薄ゴムシート状のもの等にすることがある。
【0013】
【考案の効果】以上の説明のとおり、本考案のドアーの
下端隙間のシヤッター装置は、ドアーの建物等への建て
付け不良や、ドアーを閉じたときの敷居等に異物が存在
しても、有効に隙間閉鎖をなす性能を有し、建物等にお
ける閉鎖ドアーの下端隙間を通る風・音・虫類を防止
し、建物等の使用者の日常生活の快的性の向上を図る効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案一実施例のドアーの下端隙間のシヤッタ
ー装置を示し、図中の(A)はその正面断面図、図中の
(B)は(A)のAA断面図、図中の(C)は、ドアー
を閉じた状態の正面断面図
【図2】図1実施例の作用状態を示す正面図
【符号の説明】
1 ドアー 2 スカート部 3 ドアーシヤッター 4 開口部 5 弾性閉鎖部 6 主桁 7 付勢ばね 8 ドアー取り付け枠 10 作動ピン 11 スライドバー 12 支承ローラー 13 可撓性ベルト 16 敷居 17 床面 18 異物

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアー下端に取り付けるスカート部内
    に、該スカート部の内幅と概ね等長の横長体にして、下
    半部分を弾性凹自在の弾性閉鎖部になすドアーシヤッタ
    ーを、前記スカート部の下方開口部に前記弾性閉鎖部を
    臨ませて上下移動自在に横設し、さらに、前記スカート
    部内に、前記ドアーの蝶番側のドアー取り付け枠部に先
    端を臨ませて、自由状態において前記スカート部から突
    き出し、かつ、突き出し方向に付勢された進退自在の作
    動ピンを設け、さらに、前記スカート部内に設けた支承
    ローラーに巻き掛けした可撓性バンドによって、前記ド
    アーシヤッターと前記作動ピンを連結し、前記作動ピン
    の自由姿勢において前記ドアーシヤッターを上昇位置に
    保持し、前記作動ピンの前記枠部への接触後退によっ
    て、前記ドアーシヤッターを連動下降させて、ドアー閉
    鎖時のドアー下端の隙間を塞ぐ構造を特徴とするドアー
    の下端隙間のシヤッター装置。
JP5042893U 1993-08-24 1993-08-24 ドアーの下端隙間のシヤッター装置 Expired - Lifetime JP2515075Y2 (ja)

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JPH0715991U JPH0715991U (ja) 1995-03-17
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JP2819101B2 (ja) * 1995-08-10 1998-10-30 日ノ出洋傘工業株式会社 洋傘における下ロクロの受骨枢着構造
KR101241179B1 (ko) * 2012-11-05 2013-03-13 (주)아이팝엔지니어링종합건축사사무소 방음기능이 우수한 건축용 실내 도어

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