JPH07317452A - 避難扉 - Google Patents
避難扉Info
- Publication number
- JPH07317452A JPH07317452A JP6116741A JP11674194A JPH07317452A JP H07317452 A JPH07317452 A JP H07317452A JP 6116741 A JP6116741 A JP 6116741A JP 11674194 A JP11674194 A JP 11674194A JP H07317452 A JPH07317452 A JP H07317452A
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- Japan
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- electromagnet
- door
- permanent magnet
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- evacuation
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 緊急避難時に排煙ファンを作動して室内が負
圧状態になっても、僅かな力でスムーズに開けることが
できる。 【構成】 排煙ファンを備える室１に設ける避難扉７に
おいて、扉枠７ａに電磁石８を設け、該電磁石８に対向
する位置の扉本体７ｂに永久磁石９を取り付け、避難時
に電磁石８に通電して永久磁石９との間に反発力を生じ
させる。
圧状態になっても、僅かな力でスムーズに開けることが
できる。 【構成】 排煙ファンを備える室１に設ける避難扉７に
おいて、扉枠７ａに電磁石８を設け、該電磁石８に対向
する位置の扉本体７ｂに永久磁石９を取り付け、避難時
に電磁石８に通電して永久磁石９との間に反発力を生じ
させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、火災発生などの緊急時
に使用する避難扉に関するものである。
に使用する避難扉に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】建築基準法や消防法の規定により、建物
には機械的な排煙設備を設置することが義務付けられて
おり、火災時に煙を屋外に排出し、人の避難を円滑にす
る設備の一例として、排煙ファンを設置している。ま
た、一方で、避難階段を設け、これに通じる避難扉を室
などに設けている。
には機械的な排煙設備を設置することが義務付けられて
おり、火災時に煙を屋外に排出し、人の避難を円滑にす
る設備の一例として、排煙ファンを設置している。ま
た、一方で、避難階段を設け、これに通じる避難扉を室
などに設けている。
【０００３】そして、火災発生時には、排煙ファンを作
動して室内の煙を屋外に排出しながら、避難扉から屋外
に脱出する。
動して室内の煙を屋外に排出しながら、避難扉から屋外
に脱出する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】扉や窓を閉めたままの
状態で排煙ファンを作動して室内の煙を排出すると、排
出量に相当する外気の流入がないため、室内全体に負圧
がかかり、避難扉にも負圧がかかる。その結果、避難時
に、例えば２０Ｋｇ以上の力が扉を閉める方向に加わ
り、女性など非力な者の力では避難扉を開けることが困
難になる。
状態で排煙ファンを作動して室内の煙を排出すると、排
出量に相当する外気の流入がないため、室内全体に負圧
がかかり、避難扉にも負圧がかかる。その結果、避難時
に、例えば２０Ｋｇ以上の力が扉を閉める方向に加わ
り、女性など非力な者の力では避難扉を開けることが困
難になる。
【０００５】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、緊急避難時に排煙ファンを作動して室内が負圧状態
になっても、僅かな力でスムーズに開けることができる
避難扉を提供することにある。
し、緊急避難時に排煙ファンを作動して室内が負圧状態
になっても、僅かな力でスムーズに開けることができる
避難扉を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、第１に、排煙ファンを備える室に設ける避難
扉において、扉枠に電磁石を設け、該電磁石に対向する
位置の扉本体に永久磁石を取り付け、避難時に電磁石に
通電して永久磁石との間に反発力を生じさせることを要
旨とするものである。
するため、第１に、排煙ファンを備える室に設ける避難
扉において、扉枠に電磁石を設け、該電磁石に対向する
位置の扉本体に永久磁石を取り付け、避難時に電磁石に
通電して永久磁石との間に反発力を生じさせることを要
旨とするものである。
【０００７】第２に、電磁石は、排煙ファンの作動に連
動して通電されることを要旨とするものである。
動して通電されることを要旨とするものである。
【０００８】第３に、電磁石と永久磁石との間に発生さ
せる反発力は、人力による扉開放を補助する程度のもの
に設定することを要旨とするものである。
せる反発力は、人力による扉開放を補助する程度のもの
に設定することを要旨とするものである。
【０００９】
【作用】請求項１記載の本発明によれば、避難時には、
電磁石に通電することで、扉に設けた永久磁石との間に
反発力が発生し、これにより、扉に対して開方向への力
が作用する。よって、扉を開方向へ押せば、扉は僅かな
力でスムーズに開く。
電磁石に通電することで、扉に設けた永久磁石との間に
反発力が発生し、これにより、扉に対して開方向への力
が作用する。よって、扉を開方向へ押せば、扉は僅かな
力でスムーズに開く。
【００１０】請求項２記載の本発明によれば、前記作用
に加えて、電磁石は、排煙ファンの作動に連動して通電
されるから、扉に対する開方向への力が火災発生時に確
実に作用し、安全を確実に確保できる。
に加えて、電磁石は、排煙ファンの作動に連動して通電
されるから、扉に対する開方向への力が火災発生時に確
実に作用し、安全を確実に確保できる。
【００１１】請求項３記載の本発明によれば、前記作用
に加えて、電磁石と永久磁石との間に発生させる反発力
は、人力による扉開放を補助する程度のものに設定する
ことで、扉が自動的に開くことはなく、また、開いたま
まの状態にもならないから、安全である。
に加えて、電磁石と永久磁石との間に発生させる反発力
は、人力による扉開放を補助する程度のものに設定する
ことで、扉が自動的に開くことはなく、また、開いたま
まの状態にもならないから、安全である。
【００１２】
【実施例】以下、図面について本発明の実施例を詳細に
説明する。図１は本発明の避難扉の実施例を示す要部の
縦断側面図、図２は同上扉を設置した室及び階段室の縦
断側面側の説明図、図３は同上平面側の説明図で、室１
には、機械的排煙設備として天井２に排煙口３を設け、
該排煙口３に開口し屋外に連通する排気ダクト４に排煙
ファン５を配設してある。
説明する。図１は本発明の避難扉の実施例を示す要部の
縦断側面図、図２は同上扉を設置した室及び階段室の縦
断側面側の説明図、図３は同上平面側の説明図で、室１
には、機械的排煙設備として天井２に排煙口３を設け、
該排煙口３に開口し屋外に連通する排気ダクト４に排煙
ファン５を配設してある。
【００１３】図中６は、例えば緊急避難用の階段室を示
し、この階段室６と室１との間を避難扉７で仕切る。こ
の避難扉７は、扉枠７ａと該扉枠７ａに開閉自在に組合
わさる扉本体７ｂとで構成し、扉枠７ａの上部に電磁石
８を設け、該電磁石８に対向する位置の扉本体７ｂに永
久磁石９を設ける。そして、この電磁石８と永久磁石９
とは、非通電状態で相互に吸引された状態となるようＮ
極、Ｓ極を設定しておく。
し、この階段室６と室１との間を避難扉７で仕切る。こ
の避難扉７は、扉枠７ａと該扉枠７ａに開閉自在に組合
わさる扉本体７ｂとで構成し、扉枠７ａの上部に電磁石
８を設け、該電磁石８に対向する位置の扉本体７ｂに永
久磁石９を設ける。そして、この電磁石８と永久磁石９
とは、非通電状態で相互に吸引された状態となるようＮ
極、Ｓ極を設定しておく。
【００１４】そして、前記電磁石８を制御装置10を介し
て連動用配線11で排煙ファン５に接続し、排煙ファン５
の作動に連動して電磁石８に通電されるように構成す
る。また、電磁石８への通電状態で、永久磁石９との間
に発生する反発力は、避難扉７が自動的には開かない程
度の、例えば５Ｋｇ程度に設定しておく。
て連動用配線11で排煙ファン５に接続し、排煙ファン５
の作動に連動して電磁石８に通電されるように構成す
る。また、電磁石８への通電状態で、永久磁石９との間
に発生する反発力は、避難扉７が自動的には開かない程
度の、例えば５Ｋｇ程度に設定しておく。
【００１５】次に動作について説明すると、平常時は、
電磁石８には通電されず、電磁石８と永久磁石９とは反
発状態にはなく、これら電磁石８、永久磁石９を設置し
ていない扉と同様のタッチで開閉する。
電磁石８には通電されず、電磁石８と永久磁石９とは反
発状態にはなく、これら電磁石８、永久磁石９を設置し
ていない扉と同様のタッチで開閉する。
【００１６】火災発生などの緊急時に、排煙ファン５が
作動すると、これに連動して制御装置10の働きで電磁石
８に通電され、電磁石８と永久磁石９との間に５Ｋｇ程
度の反発力が発生する。この場合、５Ｋｇ程度の反発力
では、避難扉７は自動的には開かず、閉じた状態を維持
している。
作動すると、これに連動して制御装置10の働きで電磁石
８に通電され、電磁石８と永久磁石９との間に５Ｋｇ程
度の反発力が発生する。この場合、５Ｋｇ程度の反発力
では、避難扉７は自動的には開かず、閉じた状態を維持
している。
【００１７】一方、排気ファン５の作動により、排気口
３から室１内の空気が煙として排出されると、室内が負
圧状態となり、避難扉７にも２０Ｋｇ程度の負圧が加わ
る。この状態で、避難扉７に人力により開方向への力を
与えれば、該避難扉７の本体７ｂには前記のように扉枠
７ａとの間に５Ｋｇ程度の反発力が既に加わっているか
ら、非力な者でも容易に避難扉７を開けられる。
３から室１内の空気が煙として排出されると、室内が負
圧状態となり、避難扉７にも２０Ｋｇ程度の負圧が加わ
る。この状態で、避難扉７に人力により開方向への力を
与えれば、該避難扉７の本体７ｂには前記のように扉枠
７ａとの間に５Ｋｇ程度の反発力が既に加わっているか
ら、非力な者でも容易に避難扉７を開けられる。
【００１８】そして、避難扉７が僅かでも（例えば数セ
ンチ）開けば、階段室６側から室１内へと外気が流入す
るから、室１内の負圧が一挙に低下し、その後は、電磁
石８と永久磁石９とによる反発力に頼らなくとも、僅か
に力でも避難扉７をさらに開くことができる。
ンチ）開けば、階段室６側から室１内へと外気が流入す
るから、室１内の負圧が一挙に低下し、その後は、電磁
石８と永久磁石９とによる反発力に頼らなくとも、僅か
に力でも避難扉７をさらに開くことができる。
【００１９】こうして、室１から階段室６へと脱出し避
難する。避難後は、避難扉７は一般的に設けてあるドア
クローザーによって自動的に閉じ、開いたままの状態に
なることはない。
難する。避難後は、避難扉７は一般的に設けてあるドア
クローザーによって自動的に閉じ、開いたままの状態に
なることはない。
【００２０】また、制御装置10により、避難扉７毎に電
磁石８への励磁電流を可変設定することで、避難扉７毎
に設置条件に対応させて電磁反発力を調整することも可
能である。
磁石８への励磁電流を可変設定することで、避難扉７毎
に設置条件に対応させて電磁反発力を調整することも可
能である。
【００２１】
【発明の効果】以上述べたように本発明の避難扉は、緊
急避難時に排煙ファンを作動して室内が負圧状態になっ
ても、僅かな力でスムーズに開けることができ、避難扉
からの脱出を確実にものにでき、安全性を高めることが
できるものである。
急避難時に排煙ファンを作動して室内が負圧状態になっ
ても、僅かな力でスムーズに開けることができ、避難扉
からの脱出を確実にものにでき、安全性を高めることが
できるものである。
【図１】本発明の避難扉の実施例を示す要部の縦断側面
図である。
図である。
【図２】本発明の避難扉を設置した室及び階段室の縦断
側面側の説明図である。
側面側の説明図である。
【図３】本発明の避難扉を設置した室及び階段室の平面
側の説明図である。
側の説明図である。
１…室 ２…天井 ３…排煙口 ４…排気ダクト ５…排煙ファン ６…階段室 ７…避難扉 ７ａ…扉枠 ７ｂ…扉本体 ８…電磁石 ９…永久磁石 10…制御装置 11…連動用配線
Claims (3)
- 【請求項１】 排煙ファンを備える室に設ける避難扉に
おいて、扉枠に電磁石を設け、該電磁石に対向する位置
の扉本体に永久磁石を取り付け、避難時に電磁石に通電
して永久磁石との間に反発力を生じさせることを特徴と
する避難扉。 - 【請求項２】 電磁石は、排煙ファンの作動に連動して
通電される請求項１記載の避難扉。 - 【請求項３】 電磁石と永久磁石との間に発生させる反
発力は、人力による扉開放を補助する程度のものに設定
する請求項１及び請求項２記載の避難扉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6116741A JP2780073B2 (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | 避難扉 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6116741A JP2780073B2 (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | 避難扉 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07317452A true JPH07317452A (ja) | 1995-12-05 |
| JP2780073B2 JP2780073B2 (ja) | 1998-07-23 |
Family
ID=14694642
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6116741A Expired - Fee Related JP2780073B2 (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | 避難扉 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2780073B2 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009150081A (ja) * | 2007-12-19 | 2009-07-09 | Itoki Corp | 差圧扉 |
| CN103893926A (zh) * | 2014-03-25 | 2014-07-02 | 美信佳集团建设有限公司 | 高层建筑楼梯间防火扼落门 |
| CN106050089A (zh) * | 2016-06-28 | 2016-10-26 | 安徽润谷网络科技有限公司 | 一种智能消防排烟门 |
| CN106050094A (zh) * | 2016-06-28 | 2016-10-26 | 安徽润谷网络科技有限公司 | 一种排烟门 |
| CN106121480A (zh) * | 2016-06-28 | 2016-11-16 | 安徽润谷网络科技有限公司 | 一种排烟防火装置 |
| CN106121481A (zh) * | 2016-06-28 | 2016-11-16 | 安徽润谷网络科技有限公司 | 一种自动消防门 |
| CN115288591A (zh) * | 2022-08-19 | 2022-11-04 | 北京华祺洋消防安全有限公司 | 一种带有新型门吸的通道防火门 |
-
1994
- 1994-05-30 JP JP6116741A patent/JP2780073B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009150081A (ja) * | 2007-12-19 | 2009-07-09 | Itoki Corp | 差圧扉 |
| CN103893926A (zh) * | 2014-03-25 | 2014-07-02 | 美信佳集团建设有限公司 | 高层建筑楼梯间防火扼落门 |
| CN106050089A (zh) * | 2016-06-28 | 2016-10-26 | 安徽润谷网络科技有限公司 | 一种智能消防排烟门 |
| CN106050094A (zh) * | 2016-06-28 | 2016-10-26 | 安徽润谷网络科技有限公司 | 一种排烟门 |
| CN106121480A (zh) * | 2016-06-28 | 2016-11-16 | 安徽润谷网络科技有限公司 | 一种排烟防火装置 |
| CN106121481A (zh) * | 2016-06-28 | 2016-11-16 | 安徽润谷网络科技有限公司 | 一种自动消防门 |
| CN115288591A (zh) * | 2022-08-19 | 2022-11-04 | 北京华祺洋消防安全有限公司 | 一种带有新型门吸的通道防火门 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2780073B2 (ja) | 1998-07-23 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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