JP2001294127A - ワイパピボット - Google Patents

ワイパピボット

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JP2001294127A JP2000114460A JP2000114460A JP2001294127A JP 2001294127 A JP2001294127 A JP 2001294127A JP 2000114460 A JP2000114460 A JP 2000114460A JP 2000114460 A JP2000114460 A JP 2000114460A JP 2001294127 A JP2001294127 A JP 2001294127A
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shaft
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貴士 長谷川
Mamoru Kagawa
衛 香川
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60SSERVICING, CLEANING, REPAIRING, SUPPORTING, LIFTING, OR MANOEUVRING OF VEHICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60S1/00Cleaning of vehicles
    • B60S1/02Cleaning windscreens, windows or optical devices
    • B60S1/04Wipers or the like, e.g. scrapers
    • B60S1/0488Wiper arrangement for crash protection or impact absorption

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】車両外方から荷重が加わるとピボット軸の軸方
向移動規制が解除されるワイパ装置の通常の使用状態に
おいて、軸方向移動規制解除のための設定荷重の変化を
防止した耐久性および信頼性に優れたワイパピボットを
提供する。 【解決手段】ワイパピボット1において、歯付ワッシャ
5は、筒状軸受部41の先端側端面42に直接または間
接的に当接する座部51と、座部51からピボット軸3
先端側に起立して形成されると共にピボット軸3が挿通
される挿通孔54の内周縁に複数の係止片55が形成さ
れピボット軸3の外周面30に所定の締着力で締着する
歯部52とを備え、座部51または歯部52の一部を局
部的に狭小とした連結部56で連結して切れ目のないリ
ング状に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のウィンドシ
ールドガラス等を払拭するワイパ装置のワイパピボット
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車のウィンドシールドガラ
スを払拭するワイパ装置は、先端にワイパアームが固定
されるピボット軸を備えている。このピボット軸は、車
体に固定されたピボットホルダに回転可能に支持されて
おり、車体の外側へ突出している。また、ピボット軸の
後端にはピボットレバーの一端が固定され、そのピボッ
トレバーの他端にはワイパモータの回転運動を揺動運動
に変換するリンクロッドが連結されている。このリンク
ロッドの揺動運動がピボットレバーによってピボット軸
を中心とする回転運動に戻され、ピボット軸の回転によ
りワイパアーム&ワイパブレードが所定の範囲で往復回
動することで、ウィンドシールドガラス面の雨滴や泥な
どを払拭する構成となっている。
【0003】しかしながら、上記のワイパ装置では、ピ
ボット軸の先端にワイパアームを固定するためピボット
軸は車体の表面から外側に突出しており、外部からの衝
撃荷重を受けやすい。この衝撃荷重をまともに受けると
ワイパ装置自体やワイパ装置周辺を破損させてしまう可
能性がある。
【0004】これを防止するため、従来、特開平11−
139256号公報に開示されるようなワイパピボット
構造が知られている。すなわち、上記公報に示されたワ
イパピボット構造は、車体に固定されたピボットホルダ
に回転自在に支持されたピボット軸を、車両外方から軸
方向に加わる荷重によって車体内方に移動させて衝撃荷
重を吸収している。
【0005】更に詳しくは、通常の使用状態において
は、ピボットホルダに対するピボット軸の軸方向の移動
を規制するために、ピボット軸の長手方向中間部にくび
れ部分を形成して、そのくびれ部分にCリングをはめ込
んでピボットホルダの先端側端面とCリングとによって
上記ピボットホルダに対するピボット軸の軸方向の移動
を規制している。一方、車両外方から軸方向に荷重が加
わったときは、ピボット軸のくびれ部先端側に形成され
た徐々に拡径となるテーパー面によってCリングが拡開
して、ピボット軸のくびれ部からCリングが脱出してピ
ボット軸の軸方向移動規制が解除され、ピボット軸は車
体内方に移動されて衝撃荷重を吸収する。
【0006】しかしながら、このピボット軸は、軸方向
移動規制が行われた通常の使用状態においては、Cリン
グによって保持されているすなわち、Cリングがピボッ
ト軸のくびれ部から脱出しないように締め付けている。
しかし、このCリングは、もともと切れ目があるため
に、通常の使用状態でワイパアームに負荷がかかったり
するとピボット軸が軸方向に振動やガタツキが発生し、
この繰り返しによってピボット軸に形成されたテーパー
面によってCリングが拡開されてしまい、ワイパ装置の
通常使用におけるピボット軸の軸方向移動規制の耐久性
に問題があった。さらには、上記Cリングの切れ目がワ
イパ装置の通常の使用状態でピボット軸のテーパー面で
拡開されてしまうと、初期に設定されている軸方向移動
規制解除のための設定荷重が変化してしまうといた問題
もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題を解決するもので、車両外方から軸方向に荷重が加
わるとピボット軸の軸方向移動規制が解除されてピボッ
ト軸を車体内方へ移動さることにより衝撃荷重を吸収す
るワイパ装置の通常の使用状態において、軸方向移動規
制解除のための設定荷重の変化を防止した耐久性および
信頼性に優れたワイパピボットを提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため以下の技術的手段を採用する。ただし、下記
各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具
体的手段との対応関係を示すものであり、これに限定さ
れるものではない。
【0009】請求項1に係わる発明のワイパピボット
(1)は、先端にワイパアーム(2)が固定されるピボ
ット軸(3)が、車体(10)に固定されるピボットホ
ルダ(4)の筒状軸受部(41)を貫通し、前記ピボッ
ト軸(3)の外周に締着された歯付ワッシャ(5)によ
って前記筒状軸受部(41)に対する軸方向移動が規制
された状態で回転自在に軸支され、ピボット軸先端側か
ら所定以上の軸方向荷重が作用したとき前記歯付ワッシ
ャ(5)による前記軸方向移動の規制が解除されて前記
ピボット軸(3)が前記筒状軸受部(41)内に移動さ
れるワイパピボット(1)において、前記歯付ワッシャ
(5)は、前記筒状軸受部(41)の先端側端面(4
2)に直接または間接的に当接する座部(51)と、該
座部(51)から前記ピボット軸(3)先端側に起立し
て形成されると共に前記ピボット軸(3)が挿通される
挿通孔(54)の内周縁に複数の係止片(55)が形成
され前記ピボット軸(3)の外周面(30)に所定の締
着力で締着する歯部(52)とを備え、前記座部(5
1)または前記歯部(52)の一部を局部的に狭小とし
た連結部(56)で連結して切れ目のないリング状に形
成されている、ことを特徴としている。
【0010】請求項1記載のワイパピボットによれば、
通常の使用状態においては、ピボット軸の外周面に歯付
ワッシャの歯部が所定の締め付け力で締着し、座部が筒
状軸受部の先端側端面に当接して筒状軸受部に対するピ
ボット軸の軸方向移動が規制される。そして、ピボット
ホルダにピボット軸の先端部が突出した状態で回転自在
に軸支される。このとき、この歯付ワッシャは、局部的
に狭小とされてはいるものの切れ目のないリング状をな
しているので、ワイパ装置の通常使用でワイパアームに
負荷がかかりピボット軸に軸方向の振動やガタツキが繰
り返し発生しても、歯付ワッシャの挿通孔の径は拡径さ
れてしまうことがないので、ピボット軸の軸方向移動規
制の耐久性に優れている。しかも、初期に設定されてい
る軸方向移動規制解除のための設定荷重が変化してしま
うことが防止でき信頼性に対しても優れている。
【0011】一方、、歯付ワッシャは、歯部が座部から
ピボット軸先端側に起立して形成されているので、ピボ
ット軸先端側から所定以上の軸方向荷重がピボット軸に
作用したときには、ピボット軸が後端側へ移動(筒状軸
受部内への移動)されるに伴って歯部が引き込まれ、起
立姿勢から倒れようとするので歯付ワッシャの外形が拡
大しようとする。すると、歯付ワッシャは連結部によっ
てリング状を成していたが、一部が局部的に狭小とされ
ているためにこの連結部が切損し歯付ワッシャの挿通孔
が開放される。そして、ピボット軸外周面への締め付け
力は急激に低下すると共に歯付ワッシャによるピボット
軸の軸方向移動規制が解除されてピボット軸がスムース
に筒状軸受部内に移動される。
【0012】請求項2に係わる発明のワイパピボット
(1)は、請求項1に記載のワイパピボット(1)にお
いて、前記連結部(56)が、前記歯部(52)の挿通
孔(54)の内周縁および/または前記座部(51)の
外周縁から深い切込部(57)が形成されてなることを
特徴としている。
【0013】請求項2記載のワイパピボットによれば、
歯付きワッシャの連結部は、歯部の挿通孔の内周縁およ
び/または座部の外周縁から深い切込部を形成すること
によって一部を残してリング状に連結されているので、
この切込部の切れ込み深さを調整することによってピボ
ット軸の軸方向移動規制解除のための設定荷重を調整で
きる。また、連結部形成のために特別に狭小部材を用い
て接続するといった作業や追加加工は不要であり、歯付
ワッシャを形成するプレス加工などで同時に形成できる
ので、簡単でしかも安価に構成することができる。
【0014】請求項3に係わる発明のワイパピボット
(1)は、請求項2に記載のワイパピボット(1)にお
いて、前記切込部(57)が、V字状に切込まれている
ことを特徴としている。
【0015】請求項3記載のワイパピボットでは、切込
部がV字状に切込まれているので、ピボット軸先端側か
ら所定以上の軸方向荷重がピボット軸に作用してピボッ
ト軸の後端側へ移動するとき、歯付ワッシャの外形が拡
大しようとするが、このときに、この切込部先端に応力
が集中して連結部が容易に切損される。したがって、ピ
ボット軸の軸方向移動規制解除のための設定荷重を小さ
く設定する場合に好適である。
【0016】請求項4に係わる発明のワイパピボット
(1)は、請求項1または請求項2に記載のワイパピボ
ット(1)において、前記連結部(56)が、前記挿通
孔(54)の中心(O)に対して点対称位置に形成され
ていることを特徴としている。
【0017】請求項4記載のワイパピボットでは、連結
部が、歯付ワッシャの挿通孔の中心に対して点対称位置
に形成されているので、一方の連結部が切損した場合に
その反対側の点対称位置に形成された連結部がヒンジの
機能を果たして、ピボット軸の軸方向移動規制解除時の
歯付ワッシャの締着力の開放を容易かつスムースに行う
ことができる。
【0018】請求項5に係わる発明のワイパピボット
(1)は、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の
ワイパピボット(1)において、前記ピボット軸(3)
は、前記歯付ワッシャ(5)の前記歯部(52)が締着
される締着個所の先端部側が大径となる段部(32)が
形成され、前記歯付ワッシャ(5)の挿通孔(54)の
内周縁が前記段部(32)に当接されることを特徴とし
ている。
【0019】請求項5に記載のワイパピボットでは、歯
付ワッシャの歯部が締着されるピボット軸の締着個所に
おいて、その先端部側が大径となる段部となっているた
め、所定以上の軸方向荷重がピボット軸に作用してピボ
ット軸が後端側へ移動するとき、歯付ワッシャの挿通孔
の内周縁がこの段部に当接してストッパとなる。これに
より、ピボット軸の外周面と歯付ワッシャの挿通孔の内
周縁との間の摩擦を超えて歯付ワッシャとピボット軸と
が相対的に滑ることなく、ピボット軸の後端側への移動
に伴って歯部が確実に引き込まれ、起立姿勢の歯部が倒
れて歯付ワッシャの外形が拡大される。したがって、ピ
ボット軸の軸方向移動規制解除のための設定荷重をより
確実に設定でき、より高い信頼性を得ることができる。
【0020】請求項6に係わる発明のワイパピボット
(1)は、請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の
ワイパピボット(1)において、前記歯部(52)は、
前記座部(51)から前記ピボット軸(3)先端側に向
けて先細となる円錐台形状に起立されていることを特徴
とすることを特徴としている。。
【0021】請求項6記載のワイパピボットによれば、
歯付ワッシャの歯部が、座部からピボット軸の先端側に
向けて先細となる円錐台形状に起立されているので、所
定以上の軸方向荷重がピボット軸に作用してピボット軸
が後端側へ移動するとき、ピボット軸から受ける軸方向
の力を歯部によって歯付ワッシャの外形が拡大される方
向へ効果的に分力として作用させることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
に係わるワイパピボット1が車両に適用され、そのワイ
パピボット1が軸方向移動を規制された状態の全体構成
を断面図にて示している。
【0023】図示しない車両のフロントガラスの前方下
縁部にはワイパピボット1が配置され、ワイパピボット
1のピボット軸3に固定されたワイパアーム2&ワイパ
ブレード(図示せず)によってガラス面が払拭される。
ワイパピボット1は、ピボットホルダ4を備えている。
ピボットホルダ4は、例えばアルミニウム合金をダイカ
スト成形することにより略円筒形に形成され、車両幅方
向に一対配置されたワイパピボット1が一体に設けられ
たワイパフレーム8の一部として形成されている。ま
た、このピボットホルダ4は、ピボット軸3を回転自在
に軸支する筒状軸受部41とその軸線方向中間部に周縁
に張り出して形成されたフランジ部43とが一体に形成
されている。このフランジ部43には取付孔44が設け
られており、この取付孔44に挿通された取付ボルト4
5とナット46によってピボットホルダ4が車体パネル
10に固定される。
【0024】ピボットホルダ4の内孔48には、ピボッ
ト軸3が挿通されており、上下一対の軸受49を介して
回転自在に支持されている。このピボット軸3はピボッ
トホルダ4の先端部より突出し、ピボット軸3の先端に
はワイパアーム2の基端部がナットなどにより締結固定
されている。ピボットホルダ後端側から突出したピボッ
ト軸3には、ピボットレバー9の一端がカシメによって
固定されており、その他端は図8に示すように、リンク
ロッド70、71を介してワイパモータ80の出力軸に
固定されたクランクアーム90に連結されている。
【0025】また、炭素鋼材からなるピボット軸3は、
ピボットホルダ4の筒状軸受部41に後端部側から挿通
されて、ピボットレバー8が筒状軸受部41の後端面で
阻止されるまでピボット軸3をピボットホルダ4の内孔
46に挿通し、その先端が突出した状態でピボット軸3
の先端側から歯付ワッシャ5を挿通させて筒状軸受部4
1の先端部端面42に平ワッシャ60を介して当接する
まで嵌入して固定する。このとき、歯付ワッシャ5は、
ピボット軸3の外周面30に所定の締め付け力で締着固
定されている。こうして、歯付ワッシャ5とピボットレ
バー9との間にピボットホルダ4の筒状軸受部41が挟
持された状態となり、ピボット軸3の軸方向移動が規制
された状態でピボットホルダ4に回転自在に軸支され
る。
【0026】歯付ワッシャ5は、ステンレス材からな
り、図2に示すように、円板状の平座面からなる座部5
1からピボット軸3が挿通される挿通孔54に向けて内
周側に歯部52が形成されている。更に詳しくは、歯部
52が座部51からピボット軸先端側に向けて先細とな
る円錐台形状に起立形成されている。さらにその挿通孔
54の内周縁には弾性変形可能な複数の係止片55が形
成されている。また、この歯付ワッシャ5の歯部52に
はV字状に深く切り込まれた切込部57が形成され、こ
の切込部57の形成によって歯部53および座部51が
局部的に狭小となった連結部56となり、歯付ワッシャ
5はこの連結部56を介してリング状に形成されてい
る。なお、挿通孔54は自然状態での直径寸法を11.
8mm、上記ピボット軸3の直径寸法は12mmとして
おり、当然のことながら挿通孔54の自然状態での直径
寸法はピボット軸3の直径寸法よりも小さな径寸法とし
ており、これによって歯付ワッシャ5はピボット軸3の
外周面へ締着力を作用させている。
【0027】ここで、歯付ワッシャ5は、ピボット軸3
の先端側に作用する荷重Pによって軸方向に約2400
Nの荷重が働くまではピボット軸3の軸方向移動を規制
可能である。すなわち、歯付ワッシャ5の連結部56が
切損分離する荷重をピボット軸の軸方向移動を解除する
設定荷重としており、歯付きワッシャ5とピボット軸3
との最大静止摩擦力を超えるまでにこの連結部56が切
損分離されるよう締着力(または摩擦力)および連結部
56の強度(幅寸法や長さなど)が設定されている。そ
して、この連結部56が切損分離されると、ピボットホ
ルダ4に対するピボット軸3の軸方向移動規制を解除さ
れるように構成されている。
【0028】歯付ワッシャ5は、ワイパ装置の通常使用
状態において、ピボット軸3の外周面30に固定され、
ピボット軸3の回転と共に歯付ワッシャ5も回転するた
め、筒状軸受部41の先端側端面42と歯付ワッシャ5
の座部51との間に平ワッシャ60を介在している。更
に、ピボット軸3の外周面30と筒状軸受部41の内孔
46との間にOリング7を設けて防水を図り、上記リン
グワッシャ60によってOリング7の抜け止めを行って
いる。
【0029】次に本第1の実施形態についての作用を説
明する。上記構成のワイパピボット1は、通常の使用状
態においては、ピボットホルダ4に回転可能に支持され
たピボット軸3の回転により、ワイパアーム2(ワイパ
アーム&ブレード)が所定範囲で往復回動して、ウイン
ドシールドガラス面の雨滴等を払拭する。このとき、ピ
ボット軸3は、歯付ワッシャ5とピボットレバー9との
間でピボットホルダ4の筒状軸受部41を挟持している
ので、歯付ワッシャ5の所定の設定荷重の範囲内では軸
方向移動が規制された状態でピボットホルダ4に回転自
在である。
【0030】このような、通常の使用状態においては、
歯付ワッシャ5は、局部的に狭小とされてはいるものの
連結部56によって切れ目のないリング状をなしている
ので、ワイパ装置の通常使用でワイパアーム2に負荷が
かかりピボット軸3に軸方向の振動やガタツキが繰り返
し発生しても、歯付ワッシャ5の挿通孔54の径は拡径
されてしまうことがないので所定の締着力を長期にわた
り維持でき、ピボット軸3の軸方向移動規制の耐久性に
優れている。しかも、初期に設定されている軸方向移動
規制解除のための設定荷重が変化してしまうことが防止
でき信頼性に対しても優れている。
【0031】一方、図3に示すように、ピボット軸3の
先端部側に荷重Pが作用すると、ピボット軸3の軸方向
に荷重(少なくとも軸方向の分力)が加わり、歯付ワッ
シャ5の軸方向移動規制を解除するよう設定された設定
荷重を越えると、歯付ワッシャ5は歯部52が座部51
からピボット軸3の先端側に向けて先細となる円錐台形
状に起立形成されているの(図4の破線の状態)で、ピ
ボット軸3が後端側へ移動(筒状軸受部内への移動)さ
れるに伴って図4の実線で示すように歯部52が引き込
まれ、起立姿勢から倒れようとし歯付ワッシャ5の外形
が拡大しようとする。特に、歯部52が座部51からピ
ボット軸3の先端側に向けて先細となる円錐台形状に起
立されているので、ピボット軸3から受ける軸方向の力
の分力を歯部52によって歯付ワッシャ5の外形を拡大
させる方向へ効果的に作用している。
【0032】このとき、歯付ワッシャ5は連結部56に
よってリング状を成していたが、一部が局部的に狭小と
されているためにこの連結部56が図3に示すように切
損分離して歯付ワッシャ5の挿通孔54が開放される。
すると、ピボット軸3の外周面への締め付け力は急激に
低下し、歯付ワッシャ5によるピボット軸3の軸方向移
動規制が解除されてピボット軸3がスムースに筒状軸受
部41の内孔48内に移動される。このように、ピボッ
ト軸3がワイパアーム2と共に車体内側に移動すること
によってワイパピボット1に作用する衝撃力が吸収され
る。
【0033】また、歯付ワッシャ5の歯部52に形成さ
れた切込部57の切れ込み深さを調整することによっ
て、連結部56の狭小度合い(強度)を調整することが
できる。さらに、この切込部57の形状をV字状とする
ことによって、この切込部57の先端に応力を集中させ
て連結部56を容易に切損分離させることができる。し
たがって、ピボット軸3の軸方向移動規制解除のための
設定荷重を小さく設定する場合には好適である。また、
この切込部57の形状を変更することでも応力集中を調
整できるので連結部56の強度設定に活用することがで
きる。
【0034】以上の説明より明らかなように、本発明の
第1の実施形態に係わるワイパピボット1によれば、通
常の使用状態においては、ピボット軸3の外周に歯付ワ
ッシャ5が所定の締め付け力で締着されて筒状軸受部4
1に対するピボット軸3の軸方向移動が規制された状態
で回転自在に軸支されている。このとき、歯付ワッシャ
5は、局部的に狭小とされてはいるものの切れ目のない
リング状をなしているので、ピボット軸3の振動やガタ
ツキが繰り返し発生しても、歯付ワッシャ5の挿通孔5
4の径は拡径されてしまうことがなく、ピボット軸3の
軸方向移動規制の耐久性および信頼性に対して極めて優
れている。一方、車両外側からの所定以上の軸方向荷重
Pがピボット軸3に作用したときは、歯付ワッシャ5に
よるピボット軸3の軸方向移動規制が解除されてピボッ
ト軸3が筒状軸受部41内に移動される。このとき、ピ
ボット軸3の外周面30に所定の締着力で締着固定され
ていた歯付ワッシャ5は、ピボット軸3が後端側(筒状
軸受部41内側)に移動し始めると、歯部52が引き込
まれて歯付ワッシャ5の外形が拡大しようとするので連
結部56が切損分離し、上記締着力が急激に低下してピ
ボット軸3はスムースに筒状軸受部41内に移動するこ
とができる。
【0035】なお、上記第1の実施形態では、歯付きワ
ッシャ5の連結部56は、挿通孔54の内周縁からV字
状に深い切込部57を形成したが、座部51の外周縁か
ら第2の切込部59を形成してもよい。すなわち、連結
部56の連結強度(設定荷重)を比較的小さく設定した
いときに歯部52側だけの切込部57では十分な設定が
できない場合や、座部51が比較的幅広なものであるた
めに連結部56の連結強度が高くなりすぎてしまう場合
などに好適である。また、座部51側に第2の切込部5
9だけを形成して、歯部52側の切込部57は形成しな
いようにしてもよい。
【0036】また、上記第1の実施形態では、歯付きワ
ッシャ5の連結部56は、1箇所だけに形成したが複数
箇所に形成してもよい。特に、図6に示すように、連結
部56が、歯付ワッシャ5の挿通孔54の中心Oに対し
て点対称位置に形成されているので、一方の連結部56
が切損分離した場合にその反対側の点対称位置に形成さ
れた連結部56がヒンジの機能を果たして、ピボット軸
3の軸方向移動規制解除時の歯付ワッシャ5の締着力の
開放を容易かつスムースに行うことができる。
【0037】次に、本発明の第2の実施形態を図7に基
いて説明する。なお、基本的構成については上記第1の
実施形態と同じであるので、詳細な説明を省略する。
【0038】すなわち、上記第1の実施形態では、ピボ
ット軸3の歯付ワッシャ5が締着している個所から先端
側は同一径もしくはそれより小さな径であるため、軸移
動の際には歯付ワッシャ5とピボット軸3の外周面30
との間には妨げがなく、歯付ワッシャ5のピボット軸3
の外周面30への締着力(または摩擦力)を超えると歯
付ワッシャ5とピボット軸3とは相対移動してしまう。
この相対移動が、連結部56の切損分離の前に発生する
と歯付ワッシャ5の締着力開放がなされず、不安定な負
荷を受けつつ軸移動がなされてしまう。上記不具合を防
止するためには、歯付ワッシャ5のピボット軸3の外周
面30への締着力(または摩擦力)を考慮して連結部5
6の強度を設定しなければならない。
【0039】しかしながら、図7に示すように第2の実
施形態では、歯付ワッシャ5の歯部52が締着されるピ
ボット軸3の締着個所において、その先端部側が大径と
なる段部32となっているため、所定以上の軸方向荷重
がピボット軸3に作用してピボット軸3が後端側へ移動
するときには、歯付ワッシャ5の挿通孔54の内周縁が
この段部32に当接してストッパとなる。これにより、
ピボット軸3の外周面30と歯付ワッシャ5の挿通孔5
4の内周縁との間の摩擦を超えて歯付ワッシャ5とピボ
ット軸3とが相対的に滑ることなく、ピボット軸3の後
端側への移動に伴って歯部52が確実に引き込まれ、起
立姿勢の歯部52が倒れて歯付ワッシャ5の外形が拡大
される。
【0040】よって、ピボット軸3の軸方向移動規制解
除のための設定荷重をより確実に設定でき、より高い信
頼性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係わるワイパピボッ
トの全体構成を示す断面図である。
【図2】(a)は、本発明の第1の実施形態に係わるワ
イパピボットのピボット軸が軸方向移動する前の状態の
要部を示す一部断面図であり、(b)はそのときの歯付
ワッシャの斜視図である。
【図3】(a)は、本発明の第1の実施形態に係わるワ
イパピボットのピボット軸が軸方向移動した後の状態を
示す一部断面図であり、(b)はそのときの歯付ワッシ
ャの斜視図である。
【図4】上記図3における要部を示す拡大断面図であ
る。
【図5】本発明の各実施形態に係わるワイパピボットに
使用される歯付きワッシャの変形例を示す斜視図であ
る。
【図6】本発明の各実施形態に係わるワイパピボットに
使用される歯付きワッシャの他の変形例を示す平面図で
ある。
【図7】本発明の第2の実施形態に係わるワイパピボッ
トの要部を示す拡大断面図である。。
【図8】本発明の各実施形態に係わるワイパピボットが
適用されるワイパ装置の説明図である。
【符号の説明】
1…ワイパピボット、2…ワイパアーム、3…ピボット
軸、4…ピボットホルダ、5…歯付ワッシャ、9…ピボ
ットレバー、10…車体、32…段部、41…筒状軸受
部、51…座部、52…歯部、54…挿通孔、55…係
止片、56…連結部、57…切込部。
フロントページの続き (72)発明者 長谷川 貴士 静岡県湖西市梅田390番地 アスモ株式会 社内 (72)発明者 香川 衛 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所 Fターム(参考) 3D025 AA01 AC01 AD02 AE03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端にワイパアームが固定されるピボッ
    ト軸が、車体に固定されるピボットホルダの筒状軸受部
    を貫通し、前記ピボット軸の外周に締着された歯付ワッ
    シャによって前記筒状軸受部に対する軸方向移動が規制
    された状態で回転自在に軸支され、前記ピボット軸先端
    側から所定以上の軸方向荷重が作用したとき前記歯付ワ
    ッシャによる前記軸方向移動の規制が解除されて前記ピ
    ボット軸が前記筒状軸受部内に移動されるワイパピボッ
    トにおいて、 前記歯付ワッシャは、前記筒状軸受部の先端側端面に直
    接または間接的に当接する座部と、該座部から前記ピボ
    ット軸先端側に起立して形成されると共に前記ピボット
    軸が挿通される挿通孔の内周縁に複数の係止片が形成さ
    れ前記ピボット軸の外周面に所定の締着力で締着する歯
    部とを備え、前記座部または前記歯部の一部を局部的に
    狭小とした連結部で連結して切れ目のないリング状に形
    成されている、ことを特徴とするワイパピボット。
  2. 【請求項2】 前記連結部は、前記歯部の挿通孔の内周
    縁および/または前記座部の外周縁から深い切込部が形
    成されてなることを特徴とする請求項1に記載のワイパ
    ピボット。
  3. 【請求項3】 前記切込部は、V字状に切込まれている
    ことを特徴とする請求項2に記載のワイパピボット。
  4. 【請求項4】 前記連結部は、前記挿通孔の中心に対し
    て点対称位置に形成されていることを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載のワイパピボット。
  5. 【請求項5】 前記ピボット軸は、前記歯付ワッシャの
    前記歯部が締着される締着個所の先端部側が大径となる
    段部が形成され、前記歯付ワッシャの挿通孔の内周縁が
    前記段部に当接されることを特徴とする請求項1乃至請
    求項4の何れか1項に記載のワイパピボット。
  6. 【請求項6】 前記歯部は、前記座部から前記ピボット
    軸先端側に向けて先細となる円錐台形状に起立されてい
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項
    に記載のワイパピボット。
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