JPH07251715A - ワイパピボット - Google Patents

ワイパピボット

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JPH07251715A
JPH07251715A JP6071397A JP7139794A JPH07251715A JP H07251715 A JPH07251715 A JP H07251715A JP 6071397 A JP6071397 A JP 6071397A JP 7139794 A JP7139794 A JP 7139794A JP H07251715 A JPH07251715 A JP H07251715A
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JP
Japan
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pivot
shaft
pivot shaft
wiper
holder
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JP6071397A
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English (en)
Inventor
Hideki Shiratori
秀基 白鳥
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Asmo Co Ltd
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Asmo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数が少なく、組み付けが容易で、製造
コストが低く、しかも確実なピボットシャフトの保持が
可能なワイパピボットを提供する。 【構成】 一端にワイパアーム38が固定されるととも
に他端にリンクロッド34の揺動運動を回動運動に変換
するピボットアーム46が固定されたピボットシャフト
48と、車体に固定され前記ピボットシャフト48を回
動可能に支持するピボットホルダ50とを有するワイパ
ピボット36において、前記ピボットホルダ50は、周
面に沿って帯状に突出した凸部54を有し、前記ピボッ
トホルダ50は、前記ピボットシャフト48が挿入され
る軸孔57と、該軸孔57に形成され前記ピボットシャ
フト48の挿入により弾性変形して前記凸部54に係合
する係合突起60と、前記係合突起60の外周部と前記
軸孔57の内周面との間に取り付けられて前記係合突起
60の弾性変形を防止する係止部材64とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイパピボットに関
し、特にピボットシャフトのピボットホルダへの係止構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ワイパピボットの組み付けに際し
ては、ピボットシャフトにウェーブワッシャを組み付
け、その上からピボットシャフトにピボットホルダを嵌
め込んで、ピボットシャフトをピボットホルダに貫通さ
せ、更にピボットホルダから突出したピボットシャフト
の先端にワッシャを組み付けた後、ピボットシャフトの
先端に形成した切削溝にスナップリングを嵌め込むこと
により、ピボットホルダがスラスト方向に動くのを防止
するようにしている。
【0003】しかし、このような従来のワイパピボット
の組み付けにあっては、複数のワッシャ類やスナップリ
ングを用いるため、部品点数が多く、組み付けに時間が
かかる上に、スナップリングの嵌め込みのためにピボッ
トシャフトに切削溝を切削加工する必要があり、しか
も、ピボットシャフトに対するスナップリングの嵌め込
みが難工程であるために、製造コストが高くなるという
問題があった。
【0004】また、ピボットシャフトに切削溝を形成す
ると、ピボットシャフトの強度が下がるという問題もあ
った。
【0005】そこで、これらの問題を解決するために、
特開平2−133271号公報、特開昭64−1875
0号公報及び実開平2−66356号公報に示すような
ワイパピボットが提案されている。
【0006】これらのワイパピボットは、図6に示すよ
うに、ピボットシャフト10のピボットアーム12側端
部付近の外周面に、転造加工により、球面凸部14を形
成すると共に、ピボットホルダ16の球面凸部14対応
位置に、複数の切り欠き部を有する係合突起18を形成
し、これらピボットシャフト10の球面凸部14及びピ
ボットホルダ16の係合突起18を嵌合させることによ
り、ピボットホルダ16にピボットシャフト10を保持
させるようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記図6に示すワイパ
ピボットにあっては、ピボットシャフト10の球面凸部
14及びピボットホルダ16の係合突起18の嵌合によ
り、ピボットホルダ16にピボットシャフト10を保持
させているため、この保持力以上のスラスト加重が発生
した場合にピボットホルダ16からピボットシャフト1
0が抜け落ちてしまうという問題があった。
【0008】また、ピボットシャフト10の先端にワイ
パアーム20を連結した状態においては、ピボットアー
ム12とワイパアーム20によってピボットホルダ16
が挟まれ、ピボットホルダ16のピボットシャフト10
の支持部分に面圧Fがかかることとなり、しかも係合突
起18部分の肉厚が薄くなっているため、ピボットシャ
フト10の球面凸部14と嵌合するピボットホルダ16
の係合突起18が開いてしまい、ピボットシャフト10
が抜け落ち易くなるという問題があった。
【0009】更に、前述のように面圧Fによって係合突
起18が開いてしまうと、軸支力が低下し、ワイパアー
ム20の払拭動作において、ピボットシャフト10が、
図7に示すように、所定角度傾いた状態で往復回転する
こととなり、ワイパアーム20が所定の回動角で作動し
ているにもかかわらず、所定の払拭範囲を越えた払拭動
作を起こし、ワイパアーム20のオーバーラン動作を起
こす原因の一つとなっていた。
【0010】本発明は、前記従来の問題点に着目してな
されたもので、その目的は、部品点数が少なく、組み付
けが容易で、製造コストが低く、しかも確実なピボット
シャフトの保持が可能なワイパピボットを提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、第1の発明は、一端にワイパアームが固定されると
ともに他端にリンクロッドの揺動運動を回動運動に変換
するピボットアームが固定されたピボットシャフトと、
車体に固定され前記ピボットシャフトを回動可能に支持
するピボットホルダとを有するワイパピボットにおい
て、前記ピボットシャフトは、周面に沿って帯状に突出
した凸部を有し、前記ピボットホルダは、前記ピボット
シャフトが挿入される軸孔と、該軸孔に形成され前記ピ
ボットシャフトの挿入により弾性変形して前記凸部に係
合する係合突起と、前記係合突起の外周部と前記軸孔の
内周面との間に取り付けられて前記係合突起の弾性変形
を防止する係止部材とを備えることを特徴としている。
【0012】第2の発明は、前記係止部材は前記ピボッ
トシャフトが挿通される挿通孔を有し、該挿通孔の内周
面が前記凸部の外周面を支持して前記ピボットシャフト
を軸支する軸受部を構成することを特徴としている。
【0013】第3の発明は、前記ピボットシャフトの周
面または前記ピボットホルダの前記軸孔の内周面に沿っ
て帯状に突出した軸受用の突部を形成したことを特徴と
している。
【0014】第4の発明は、前記ピボットホルダは、前
記軸孔の内部に前記係止部材を収容する筒状の嵌合凹部
を備えることを特徴としている。
【0015】
【作用】上記構成の第1の発明にあっては、ピボットシ
ャフトをピボットホルダの軸孔に挿入することにより軸
孔内に形成された係合突起が弾性変形して径方向外側へ
拡がり、ピボットシャフトをさらに挿入してピボットシ
ャフトの凸部が通過すると、係合突起の弾性復元力によ
りピボットシャフトの凸部に係合する。これによって、
ピボットシャフトのピボットホルダへの挿入方向と反対
方向にスラスト力が作用してもピボットシャフトの凸部
がピボットホルダの係合突起によりピボットシャフトの
挿入方向と反対方向の移動が妨げられピボットシャフト
がピボットホルダから脱落するのを防止している。
【0016】さらに、ピボットシャフトの凸部とピボッ
トホルダの係合突起との弾性係合後、係合突起の外周部
と上記ピボットホルダの軸孔の内周面との間に係止部材
を取り付けることにより、ピボットシャフトの凸部に弾
性係合したピボットホルダの係合突起が外力により弾性
変形するのを防止しており、例えばワイパアームの押圧
力の反作用でピボットシャフトとピボットホルダとが弾
性係合している部分に面圧がかかっても係止部材が弾性
変形を防止してピボットシャフトが傾くのを防止してい
る。
【0017】また、ピボットシャフトのピボットホルダ
への組付けは、ピボットシャフトをピボットホルダに挿
入し、係止部材を取り付けるだけでよいので、部品点数
が少なく、組付けも簡単で、製造コストも低く抑えるこ
とができる。
【0018】第2の発明にあっては、ピボットシャフト
の凸部がピボットホルダと弾性係合するとともに、その
凸部の外周面が係止部材の挿通孔の内周面に支持されて
ピボットシャフトを軸支しているので、ピボットシャフ
トの加工を容易にしている。
【0019】第3の発明にあっては、ピボットホルダの
軸孔またはピボットシャフトの周面に突出した突部によ
ってピボットシャフトをピボットホルダで軸支してお
り、上記ピボットシャフトとピボットホルダとが弾性係
合している部分と異なる部分でピボットシャフトを軸支
できる。これにより、弾性係合している部分への外力の
影響をより一層防止できる。
【0020】第4の発明にあっては、係合突起の弾性変
形を防止する係止部材を収容する筒状の嵌合凹部をピボ
ットホルダの軸孔内部に形成することにより、ワイパピ
ボットが小さくできるだけでなく、係合突起の弾性変形
を係止部材を介してピボットホルダの軸孔の内周面で確
実に受け止め、防止している。
【0021】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について、図面
を参照して詳細に説明する。
【0022】図1〜図3は、本発明の一実施例に係るワ
イパ装置のワイパピボットを示す図である。
【0023】このワイパ装置は、図3に示すように、ワ
イパモータ30にクランクアーム32が連結され、この
クランクアーム32にリンクロッド34の一端が連結さ
れ、このリンクロッド34の他端がワイパピボット36
に連結され、更にワイパピボット36にワイパアーム3
8の一端が連結され、このワイパアーム38の他端にワ
イパブレード40が連結されている。なお、ワイパピボ
ット36には、他にリンクロッド42の一端が連結さ
れ、このリンクロッド42の他端が他のワイパピボット
36に連結され、更にこのワイパピボット36にはワイ
パブレード40が取り付けられたワイパアーム38が連
結されている。
【0024】そして、ワイパモータ30の回転出力をク
ランクアーム32にてリンクロッド34、42の往復運
動に変換し、このリンクロッド34、42の往復運動を
ワイパピボット36によってワイパアーム38の揺動往
復運動に変換し、このワイパアーム38に取付けられた
ワイパブレード40によりウィンドウガラス44の表面
を払拭するようになっている。
【0025】このようなリンクロッド34、42の揺動
運動をワイパアーム38の往復運動に変換するワイパピ
ボット36は、図1及び図2に示すように、ピボットア
ーム46と、ピボットシャフト48と、ピボットホルダ
50とから構成されている。
【0026】ピボットアーム46は、リンクロッド34
の往復運動を揺動運動に変換するもので、一端がピボッ
トシャフト48の下端に固定され、かつ、他端がボール
ピン51を介してリンクロッド34又は42に回転可能
に連結され、ピボットシャフト48を支点にして揺動可
能にされている。
【0027】ピボットシャフト48は、下端が前記ピボ
ットアーム46の一端に固定され、ピボットアーム46
の揺動に伴って回転し得るようになっている。また、ピ
ボットシャフト48の上端には、テーパ部にセレーショ
ン加工を施した固定部53とねじ部52が形成され、こ
の固定部53にワイパアーム38の一端が取り付けら
れ、ナットをねじ部52に締結して固定されるようにな
っている。従って、クランクアーム32の回転運動が、
リンクロッド34,42とピボットアーム46とによっ
て揺動運動に変換され、この揺動運動がピボットシャフ
ト48を介して、ワイパアーム38に伝達され、ワイパ
アーム38が揺動往復運動を行うようになっている。
【0028】また、ピボットシャフト48のワイパアー
ム38側の上端部付近の外周面に、ピボットホルダ50
に対してピボットシャフト48を係止させるための周面
に沿う帯状の凸部54が形成されている。この帯状の凸
部54は、本実施例においては、ピボットシャフト48
をピボットホルダ50に軸支させるための軸受としての
機能をも兼ね備えるものである。そして更に、ピボット
シャフト48の下端部付近の外周面に、ピボットシャフ
ト48をピボットホルダ50に軸支させるための周面に
沿う帯状の突部56が形成され、この突部56と前記凸
部54の両方の外周面でピボットホルダ50に軸支させ
るようになっている。
【0029】ピボットホルダ50は、自動車の車体側に
取付けられて前記ピボットシャフト48を回転可能に挿
入支持する軸孔57を有するもので、車体側への取付け
フランジ58を外周に備えた筒状のものとされ、上端か
らピボットシャフト48のねじ部52部分を突出させる
状態となっている。
【0030】また、このピボットホルダ50の内面に
は、取付けフランジ58付近にピボットシャフト48を
係止するための係合突起60が形成されている。この係
合突起60は、複数の切り欠きにより縦方向に割られた
状態となっており、ピボットホルダ50に対するピボッ
トシャフト48の組み付け時に、ピボットシャフト48
を、図2矢印A方向に挿入すると、係合突起60が弾性
変形によりピボットシャフト48の帯状の凸部54を乗
り越えた後、帯状の凸部54の挿入方向後端面(図1下
端面)に係合して、ピボットシャフト48を係止するよ
うにしている。従って、ピボットシャフト48の確実な
係止ができ、たとえピボットシャフト48にスラスト方
向に荷重がかかった場合でも、帯状の凸部54と係合突
起60との係合が外れるようなことはなく、ピボットシ
ャフト48が抜け落ちるようなことはない。
【0031】更に、ピボットホルダ50の取付けフラン
ジ58上面には、筒状の嵌合凹部62が形成され、この
嵌合凹部62内にピボットシャフト48の挿入方向逆方
向から係止部材64を嵌合させて収容し、この係止部材
64により、係合突起60が弾性変形して外方向に拡が
らないようにしている。したがって、係止部材64の下
端外周面には係止爪66が形成され、この係止爪66が
嵌合凹部62の内面に形成した係止凹部68に係合する
ことにより、係止部材64を嵌合凹部62内に確実に係
止し、かつ係合突起60の外方向への拡がりが防止され
てピボットシャフト48の係止を確実にしている。
【0032】更に、係止部材64は、ピボットシャフト
48に形成した帯状の凸部54の外形に相応した内径の
挿通孔が形成され、その内面が凸部54の軸受部70と
して形成されている。また、ピボットホルダ50も軸孔
57のピボットシャフト48の下端部に形成した帯状の
突部56の外形に相応した内径に形成され、その内面の
突部56対応部分が軸受部72として形成されている。
従って、ピボットホルダ50の先端部に面圧Fがかかっ
た場合でも、確実に軸受部70、72にてピボットシャ
フト48が軸支されるため、ワイパアーム38の押圧力
による反作用によって、ピボットシャフト48が傾斜す
るようなことがなく、その結果ピボットシャフト48の
傾斜によるワイパアーム38のオーバーランを確実に防
止することが可能である。また、ピボットホルダ50の
下部及び上端の係止部材64によって離れた間隔でピボ
ットシャフト48を軸受けすることができるため、より
一層ピボットシャフト48の傾斜を防止することができ
る。
【0033】なお、ピボットホルダ50とピボットアー
ム46との間には、ウェービングワッシャ74が取付け
られ、ピボットシャフト48のスラスト方向のガタつき
を防止している。
【0034】このような構成とすることにより、ウェー
ビングワッシャ74を装着した状態でピボットシャフト
48をピボットホルダ50に挿入して、ピボットシャフ
ト48の帯状の凸部54の挿入方向の後端面に係合突起
60を係合させた後、ピボットシャフト48の挿入方向
と逆方向から係止部材64を嵌合凹部62内に嵌合させ
るだけで組み付けが完了できるため、部品点数が少な
く、組み付けも簡単で、製造コストも低く抑えることが
可能である。
【0035】図4及び図5には、本発明の他の実施例に
かかるワイパピボットを示す。
【0036】この実施例では、ピボットシャフト76の
外周面における下端部及び取付けフランジが対応する位
置にそれぞれ軸受用の帯状の突部78、80を形成し、
この帯状の突部78、80をピボットホルダ82の内面
対応位置の軸受部84、86にて軸支することにより、
ピボットホルダ82の両端部に放射方向の面圧がかかっ
た場合でも、確実にピボットシャフト76を軸支して、
傾斜を防止するようにしている。
【0037】また、ピボットシャフト76の外周面上端
部付近に、ピボットシャフト76係止用の帯状の凸部8
8を形成し、ピボットホルダ82内面に形成した係合突
起90を、凸部88に対し、ピボットシャフト76挿入
方向後端面に係合させることにより、ピボットシャフト
76の係止を行い、スラスト方向の荷重がかかった場合
でも確実にピボットシャフト76を保持できるようにし
ている。
【0038】更に、係止部材92の下端内周面に係止爪
94を形成し、この係止爪94を係合突起90の外面に
形成した係止凹部96と係合させることにより、係止部
材92が係合突起90を外方向へ拡がるのを防止し、か
つ、係止部材92の取付けを確実にするようにしてい
る。
【0039】他の構成及び作用は、前記実施例と同様に
つき説明を省略する。
【0040】本発明は、前記実施例に限定されるもので
はなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施
が可能である。
【0041】例えば、上記実施例においては、ピボット
シャフトの外周面に軸受用の突部を形成した場合につい
て説明したが、この例に限らず、ピボットホルダに軸受
用の突部を形成することにより、同様の効果が得られる
ものである。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明にあっ
ては、ピボットシャフトをピボットホルダの軸孔に挿入
することにより軸孔内に形成された係合突起が弾性変形
して径方向外側へ拡がり、ピボットシャフトをさらに挿
入してピボットシャフトの凸部が通過すると、係合突起
の弾性復元力によりピボットシャフトの凸部に係合す
る。これによって、ピボットシャフトのピボットホルダ
への挿入方向と反対方向にスラスト力が作用してもピボ
ットシャフトの凸部がピボットホルダの係合突起により
ピボットシャフトの挿入方向と反対方向の移動が妨げら
れピボットシャフトがピボットホルダから脱落するのを
防止することができるという効果がある。
【0043】また、ピボットシャフトの凸部とピボット
ホルダの係合突起との弾性係合後、係合突起の外周部と
上記ピボットホルダの軸孔の内周面との間に係止部材を
取り付けることにより、ピボットシャフトの凸部に弾性
係合したピボットホルダの係合突起が外力により弾性変
形するのを防止しており、例えばワイパアームの押圧力
の反作用でピボットシャフトとピボットホルダとが弾性
係合している部分に面圧がかかっても係止部材が弾性変
形を防止してピボットシャフトが傾くのを防止すること
ができるという効果がある。
【0044】更に、ピボットシャフトのピボットホルダ
への組付けは、ピボットシャフトをピボットホルダに挿
入し、係止部材を取り付けるだけでよいので、部品点数
が少なく、組付けも簡単で、製造コストも低く抑えるこ
とができるという効果がある。
【0045】第2の発明にあっては、ピボットシャフト
の凸部がピボットホルダと弾性係合するとともに、その
凸部の外周面が係止部材の挿通孔の内周面に支持されて
ピボットシャフトを軸支しているので、ピボットシャフ
トの加工を容易にすることができるという効果がある。
【0046】第3の発明にあっては、ピボットホルダの
軸孔またはピボットシャフトの周面に突出した突部によ
ってピボットシャフトをピボットホルダで軸支してお
り、上記ピボットシャフトとピボットホルダとが弾性係
合している部分と異なる部分でピボットシャフトを軸支
できる。これにより、弾性係合している部分への外力の
影響をより一層防止することができるという効果があ
る。
【0047】第4の発明にあっては、係合突起の弾性変
形を防止する係止部材を収容する筒状の嵌合凹部をピボ
ットホルダの軸孔内部に形成することにより、ワイパピ
ボットが小さくできるだけでなく、係合突起の弾性変形
を係止部材を介してピボットホルダの軸孔の内周面で確
実に受け止め、防止することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るワイパピボットを示す
断面図である。
【図2】図1のワイパピボットの分解組立て状態を示す
一部破断斜視図である。
【図3】図1及び図2のワイパピボットを用いたワイパ
装置の全体斜視図である。
【図4】本発明の他の実施例に係るワイパピボットを示
す断面図である。
【図5】図4のワイパピボットの分解組立て状態を示す
一部破断斜視図である。
【図6】従来のワイパピボットを示す断面図である。
【図7】図6に示すワイパピボットにおけるピボットシ
ャフトの傾き状態を示す断面図である。
【符号の説明】
34 リンクロッド 36 ワイパピボット 38 ワイパアーム 46 ピボットアーム 48 ピボットシャフト 50 ピボットホルダ 54、88 帯状の凸部 56、78、80 突部 60、90 係合突起 62 嵌合凹部 64、92 係止部材 70、72、84、86 軸受部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端にワイパアームが固定されるととも
    に他端にリンクロッドの揺動運動を回動運動に変換する
    ピボットアームが固定されたピボットシャフトと、車体
    に固定され前記ピボットシャフトを回動可能に支持する
    ピボットホルダとを有するワイパピボットにおいて、 前記ピボットシャフトは、周面に沿って帯状に突出した
    凸部を有し、 前記ピボットホルダは、前記ピボットシャフトが挿入さ
    れる軸孔と、該軸孔に形成され前記ピボットシャフトの
    挿入により弾性変形して前記凸部に係合する係合突起
    と、前記係合突起の外周部と前記軸孔の内周面との間に
    取り付けられて前記係合突起の弾性変形を防止する係止
    部材とを備えることを特徴とするワイパピボット。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記係止部材は前記ピボットシャフトが挿通される挿通
    孔を有し、該挿通孔の内周面が前記凸部の外周面を支持
    して前記ピボットシャフトを軸支する軸受部を構成する
    ことを特徴とするワイパピボット。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記ピボットシャフトの周面または前記ピボットホルダ
    の前記軸孔の内周面に沿って帯状に突出した軸受用の突
    部を形成したことを特徴とするワイパピボット。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記ピボットホルダは、前記軸孔の内部に前記係止部材
    を収容する筒状の嵌合凹部を備えることを特徴とするワ
    イパピボット。
JP6071397A 1994-03-16 1994-03-16 ワイパピボット Withdrawn JPH07251715A (ja)

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