JP2001294035A - 空気案内ダクト - Google Patents

空気案内ダクト

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JP2001294035A JP2000109887A JP2000109887A JP2001294035A JP 2001294035 A JP2001294035 A JP 2001294035A JP 2000109887 A JP2000109887 A JP 2000109887A JP 2000109887 A JP2000109887 A JP 2000109887A JP 2001294035 A JP2001294035 A JP 2001294035A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気流入口の開口領域を小さくしてエアコン
ユニットの小型化を図る。 【解決手段】 空気案内ダクト10は、所要の剛性を有
する第1半体20に、樹脂シート材から成形した第2半
体22を被着して形成される。第1半体20には、エア
コンユニット44の空気送出口46a,46b,46c,
46dと対応する空気流入口16a,16b,16c,1
6dを並列的に開設すると共に、これら相互の空気流入
口16a,16b,16c,16dの間に、第2半体22
を被着した際に内側に指向して該第2半体22と当接可
能な板状区画壁32,34,36を立設的に形成する。従
ってダクト10内には、前記各区画壁32,34,36の
板厚を以て各空気流通路14a,14b,14c,14d
が夫々区画される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空気案内ダクト
に関し、更に詳細には、所要の剛性を有する第1半体
に、樹脂シート材から成形した第2半体を被着してダク
ト本体を形成し、エアコンユニットの空気送出口と、イ
ンストルメントパネルに設けた空気吹出口とを、該ダク
ト本体に形成した空気流通路を介して対応的に連通し、
前記エアコンユニットからの調温空気を夫々の空気吹出
口へ案内するようにした空気案内ダクトに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】乗用車等の車両における乗員室前方に
は、計器盤や空調操作パネルおよびオーディオ等の各種
車載機器等を設置したインストルメントパネルが設置さ
れている。また乗員室前方には、前記空調操作パネルに
よって運転制御されるエアコンユニットが、前記インス
トルメントパネルに被覆された状態で設置されており、
このエアコンユニットで所定温度に調節された調温空気
は、前記インストルメントパネル等に設けた空気吹出口
から乗員室内へ吹出すようになっている。すなわちイン
ストルメントパネルの内側には、前記エアコンユニット
の空気送出口と空気吹出口とを連通接続する空気案内ダ
クトが配設されている。
【0003】前記空気案内ダクトは、高密度ポリエチレ
ン等を材質とする中空パリソンをブロー成形した一体成
形品が主流となっているが、近年に至っては例えば図7
に示す如く、一方のダクト半体としての形状を備えて所
要の剛性を有するインジェクション成形製の第1半体2
0と、他方のダクト半体としての形状に発泡樹脂シート
材から真空成形した第2半体22とから構成されて、第
1半体20に第2半体22を被着してダクト本体12を
形成する所謂「貼合タイプ」の空気案内ダクト10も実施
に供されている。このような空気案内ダクト10では、
前記第2半体22を形成する発泡樹脂シート材の物性に
より、従来の高密度ポリエチレン製の空気案内ダクトに
比べて吸音特性、断熱特性、防振特性等が向上してい
る。なお第1半体20と第2半体22は、接着剤による
接着、両面テープによる貼着、熱板や振動または超音波
等による溶着等を利用して接合される。
【0004】ここで図9に示す如く、乗用車等に実施さ
れる一般的なインストルメントパネル50には、運転席
前方の左側と助手席前方の右側およびセンター部位に、
乗員室空調用の調温空気を吹出す空気吹出口52a,5
2b,52cが夫々設けられている。このため、前記イ
ンストルメントパネル50の内側に設置される前記空気
案内ダクト10では、各空気吹出口52a,52b,52
cへ均等に調温空気を案内するために、夫々の空気吹出
口52a,52b,52cに対応した第1、第2および第
3の空気流通路14a,14b,14cが、ダクト本体1
2の内部に画成されている。そして第1半体20には、
各空気流通路14a,14b,14cに対応した空気流入
口16a,16b,16cが形成してあり、一方エアコン
ユニット44には、各空気流入口16a,16b,16c
に夫々対応する空気送出口46a,46b,46cが設け
られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の貼合
タイプの空気案内ダクト10では、ダクト本体12内の
第1空気流通路14aと第2空気流通路14bおよび第
3空気流通路14cが、前記第2半体22に形成した仕
切壁24,24により区画されていた。しかるに、発泡
樹脂シート材から真空成形される前記第2半体22は、
真空成形に係る技術的な制約(成形可能な形状)により前
記各仕切壁24を縦断面V字形とせざるを得ず、該仕切
壁24の形成部分が幅広となってしまう。このため図7
から判明する如く、第3空気流通路14cの形成幅の拡
大に伴って第3空気流入口16cの開口幅も拡大し、こ
れにより第1空気流入口16aおよび第2空気流入口1
6bが左右側方へ変移した位置に形成されることになる
から、各空気流入口16a,16b,16cを合わせた開
口領域がかなり大きくなる。従って、前記各空気流入口
16a,16b,16cに整合する空気送出口46a,4
6b,46cの開口領域もこれに対応して横長となり、
エアコンユニット44はケース体48の幅寸法Waが大
きくなって大型化する問題を内在していた。
【0006】更に、センター部位に並設される夫々の第
3空気吹出口52c,52cに関し、例えば左側を第4
空気吹出口52dとして左右独立の温度コントロール態
様とする場合には、図8に示す如く、第3空気流通路1
4cの中央に更に仕切壁24を追加形成して、第3空気
吹出口52cに連通する第3空気流通路14cと第4空
気吹出口52dに連通する第4空気流通路14dに画成
し、前記第3空気流入口16cも第3空気流通路14c
に整合する第3空気流入口16cと第4空気流通路14
dに整合する第4空気流入口16dに区分形成する必要
がある。しかしながら、このような形態では、図7に示
した空気案内ダクト10に比べて、前記仕切壁24の追
加形成により第3空気流入口16cと第4空気流入口1
6dとの開口領域が拡大して横長となり、これに従って
前記第1空気流入口16aおよび第2空気流入口16b
が更に左右側方へ変移した位置に形成されることになる
から、前記ケース体48の幅寸法はWaより大きなWb
となってエアコンユニット44の更なる大型化を招来し
てしまう。
【0007】
【発明の目的】本発明は、前述した課題を好適に解決す
るべく提案されたもので、所要の剛性を有する第1半体
に板状区画壁を設け、この区画壁の板厚を以てダクト本
体内部に夫々の空気流通路を区画形成することで、空気
流入口の開口領域を小さくしてエアコンユニットの小型
化を図り得るよう構成した空気案内ダクトを提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決して、所
期の目的を達成するため本発明は、一方のダクト半体と
しての形状を備え所要の剛性を有する第1半体に、他方
のダクト半体としての形状に樹脂シート材から成形した
第2半体を被着してダクト本体を形成し、エアコンユニ
ットの空気送出口と、インストルメントパネルに設けた
複数の空気吹出口とを、該ダクト本体に画成した複数の
空気流通路を介して対応的に連通し、前記エアコンユニ
ットからの調温空気を夫々の空気吹出口へ案内するよう
にした空気案内ダクトにおいて、前記エアコンユニット
の空気送出口と対応し得る複数の空気流入口を前記第1
半体に並列的に開設すると共に、これら相互の空気流入
口の間に、前記第2半体を被着した際に内側に指向して
該第2半体と当接可能な板状区画壁を立設的に形成し、
前記ダクト本体に画成した各空気流通路は、該ダクト本
体の内部に臨む前記各区画壁の板厚を以て夫々に区画さ
れて、各対応の空気流入口と連通するよう構成したこと
を特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る空気案内ダク
トにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しな
がら以下説明する。なお、図7および図8に示した従来
の説明において既出の部材と同一部材に関しては、同一
の符号を付して説明する。また実施例では、図9に示し
たインストルメントパネル50に設けた合計4個の空気
吹出口52a,52b,52c,52dに関し、センター
部位に位置する各空気吹出口52c,52dを左右独立
の温度コントロール態様とすることを前提とし、これに
基いて合計4個の空気流通路14a,14b,14c,1
4dを区画形成した空気案内ダクトにつき例示する。
【0010】図1は、本発明の好適実施例に係る空気案
内ダクト10の斜視図、図2は図1のII−II線断面図、
図3は図1のIII−III線断面図、図4は図1に示した空
気案内ダクト10をインストルメントパネル50の内側
に配設した状態で示す側断面図である。本実施例の空気
案内ダクト10は、樋状のダクト半体として形成された
第1半体20と、同じく樋状のダクト半体として形成さ
れた第2半体22とから構成され、第1半体20に第2
半体22を被着して長手方向へ端部接合することでダク
ト本体12が形成される。また実施例の空気案内ダクト
10は、車体補強用のリィンフォースバー54へ直接的
に固定設置することを前提として設計され、インストル
メントパネル50の内部で車体の横方向へ延在するよう
になっている。更に実施例の空気案内ダクト10では、
ダクト本体12の側方に、電装系のワイヤーハーネス5
6等を収容保護し得る設置部13を一体的に設けた形態
とされている。
【0011】(第1半体)前記第1半体20は、空気案内
ダクト10の下部側半体を構成するもので、例えばポリ
エチレンやポリプロピレン等を材質とし、インジェクシ
ョン成形技術を利用して一方のダクト半体としての形状
に一体成形した成形材である。そして、前記リィンフォ
ースバー54に固定することを前提としたもとで、該リ
ィンフォースバー54に密着するように断面半円形状に
形成された取付固定部26と、この取付固定部26の一
方の側(車体前方側)に沿って連設されてダクト本体12
を実質的に形成する第1ダクト壁部28と、前記取付固
定部26の他方の側(車体後方側)に沿って連設されて前
記設置部13を形成する設置受片30とから構成されて
いる。この第1半体20は、自体の形状を保持するに充
分な剛性を有している。
【0012】(空気流入口および区画壁)前記第1ダクト
壁部28における中央平坦部28aには、図5および図
6に示す如く、エアコンユニット44の各空気送出口4
6a,46b,46c,46dが対応的に整合する4個の
空気流入口16a,16b,16c,16dが、並列的に
開設されている。また、これら相互の空気流入口16
a,16b,16c,16dの間には、前記第2半体22
を被着した際にダクト本体12の内側に指向して該第2
半体22と当接可能な板状の区画壁32,34,36が、
夫々立設的に形成されている。これら第1〜第3の区画
壁32,34,36は、ダクト本体12を短手方向に沿っ
て破断した際の内部形状に合致する外部輪郭形状に形成
されており、その板厚は概ね1〜2mm程度とされてい
る。従って、前記第1〜第4の空気流入口16a,16
b,16c,16dは、各区画壁32,34,36の板厚と
略同程度の間隔毎に隣接している。
【0013】(第2半体)前記第2半体22は、空気案内
ダクト10の上部側半体を構成するもので、例えば発泡
ポリエチレンや発泡ポリプロピレン等を材質とする所要
厚の発泡樹脂シート材を、真空成形技術を利用して他方
のダクト半体としての形状に一体成形したものである。
そして、前記第1半体20に上方から被着することを前
提として、該第1半体20の前記第1ダクト壁部28と
共にダクト本体12を実質的に形成する細長樋状の第2
ダクト壁部38と、該第2ダクト壁部38の周囲に形成
された鍔部40と、前記設置受片30の上方へ運材する
カバー片部42とから構成されている。また、前記第2
ダクト壁部38における左右両端部位およびセンター部
位には、図1および図5に示す如く、前記インストルメ
ントパネル50に設けた第1〜第4の各空気吹出口52
a,52b,52c,52dに対応的に整合連結する第1
〜第4の空気流出口18a,18b,18c,18dが開
設されている。このような発泡樹脂シート材からなる第
2半体22は、それ単体では自体の形状を保持するのに
充分な剛性を有するものではないが、同一厚みのブロー
成形樹脂材と比較すると吸音特性、断熱特性、防振特性
等が向上している。
【0014】(第1半体と第2半体の接合)前述のように
成形された第1半体20および第2半体22は、第1半
体20における前記第1ダクト壁部28の外周鍔部28
b(前記取付固定部26の上面を含む)と、第2半体22
における第2ダクト壁部38の外周縁に形成した外周鍔
部40とを互いに密着的に接合することで、空気案内ダ
クト10を形成する。なお、第1半体20の外周鍔部2
8bおよび第2半体22の外周鍔部40は、例えば接着
剤による接着、両面テープによる貼着、振動溶着(融
着)、熱板を利用した熱溶着(融着)、超音波溶着(融着)
等の方法を利用して好適に接合され、所要の剛性を有す
る第1半体20に接合された第2半体22は、部分的な
変形が許容されるものの全体的な撓曲変形や湾曲変形お
よび捻れ変形等は規制される。また設置部13に関して
は、設置受片30にカバー片部42を係止することで、
ワイヤーハーネス56を固定しかつ被覆しながら保護す
る。
【0015】このように形成された実施例の空気案内ダ
クト10では、図2および図5に示す如く、第1半体2
0に立設的に形成された前記第1〜第3の各区画壁3
2,34,36が第2半体22における第2ダクト壁部3
8の内側に当接して端部接触しているため、ダクト本体
12の内部が、第1空気流通路14a、第2空気流通路
14b、第3空気流通路14cおよび第4空気流通路1
4dの夫々に画成されている。このうち第1空気流通路
14aは、第1区画壁32から右側領域で前記第1空気
流入口16aと第1空気流出口18aを連通し、該第1
空気流出口18aに整合した前記第1空気吹出口52a
へ調温空気を案内する。また第2空気流通路14bは、
第2区画壁34から左側領域で前記第2空気流入口16
bと第2空気流出口18bを連通し、該第2空気流出口
18bに整合した前記第2空気吹出口52bへ調温空気
を案内する。そして第3空気流通路14cは、第1区画
壁32と第3区画壁36間の領域で前記第3空気流入口
16cと第3空気流出口18cを連通し、該第3空気流
出口18cに整合した前記第3空気吹出口52cへ調温
空気を案内する。更に第4空気流通路14dは、第2区
画壁34と第3区画壁36間の領域で前記第4空気流入
口16dと第4空気流出口18dを連通し、該第4空気
流出口18dに整合した前記第4空気吹出口52dへ調
温空気を案内する。
【0016】すなわち実施例の空気案内ダクト10で
は、前記第1区画壁32の板厚(1〜2mm)を以て第1
空気流通路14aと第3空気流通路14cが区画され、
第2区画壁34の板厚を以て第2空気流通路14bと第
4空気流通路14dとが区画され、更に第3区画壁36
の板厚を以て第3空気流通路14cと第4空気流通路1
4dとが区画されている。従って第3空気流入口26の
開口幅は、第3空気流通路14cの形成幅に対応して最
小限に設定することができ、また第4空気流入口16d
の開口幅は、第4空気流通路14dの形成幅に対応して
最小限に設定することができる。すなわち、図7および
図8に示した従来の空気案内ダクト10と比較すると、
第3空気流入口16cおよび第4空気流入口16dの開
口幅の縮小化が可能となり、第1空気流入口16aおよ
び第2空気流入口16bを長手方向中央側へ変移した位
置に形成し得る。これにより実施例のエアコンユニット
44では、第3空気送出口46cおよび第4空気送出口
46dの開口幅の縮小化に伴って第1空気送出口46a
および第2空気送出口46bを含めた開口領域が狭くな
るから、該ユニット44のケース体48の幅寸法Wは図
7および図8に示したエアコンユニット44の幅寸法W
b,Wcよりかなり小さくなり、大幅な小型化が可能と
なる。
【0017】また実施例の空気案内ダクト10では、前
記第1〜第3の区画壁32,34,36が、第2半体22
における第2ダクト壁部38の内側に当接して端部接触
しているから、該第2ダクト壁部38の内方への変形が
好適に防止され得る。
【0018】なお、第3および第4の各空気吹出口52
c,52dを利用した左右独立の温度コントロール態様
に対応しない空気案内ダクトでは、前記空気案内ダクト
10の第3区画壁36を廃止するだけでよく、各空気流
入口16a,16b,16c,16dの開口領域の変化は
殆どないから、同一サイズのエアコンユニット44で対
応し得る。すなわち実施例の空気案内ダクト10では、
空気吹出口に対する調温空気の吹出し態様の変更に伴っ
て空気流通路の配設数が増減しても、空気流入口の開口
領域の変化が殆どないから、これに伴うエアコンユニッ
ト44の大型化は回避できる。
【0019】なお前記第2半体22は、前記発泡樹脂シ
ート材から成形されたものに限定されず、例えば樹脂シ
ート材から成形されたものも対象とされる。
【0020】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係る空気案
内ダクトによれば、適宜の剛性を有する第1半体に、エ
アコンユニットの各空気送出口が対応する夫々の空気流
入口を並列的に開設すると共に、これら相互の空気流入
口の間にダクト本体の内側を指向する板状区画壁を立設
的に形成するようにした。従って、第1半体に第2半体
を被覆してダクト本体を形成した際に、前記各区画壁の
板厚を以て該ダクト本体の内部に空気流通路が画成され
るようになり、空気流入口の開口領域の縮小化に伴って
エアコンユニットの小型化を図り得る有益な効果を奏す
る。しかも、各区画壁が第2半体の内側に当接して端部
接触するので、剛性が低い該第2半体の内方への変形を
好適に防止し得る等の利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な一実施例に係る空気案内ダクト
を、エアコンユニットに連結した状態で示す概略斜視図
である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1のIII−III線断面図である。
【図4】実施例に係る空気案内ダクトを、インストルメ
ントパネルの内側に配設した状態で示す側断面図であ
る。
【図5】図1のV−V線断面図である。
【図6】図1に示す空気案内ダクトの第1半体および第
2半体を分離状態で示す斜視図である。
【図7】ダクト本体内に3つの空気流通路を画成した従
来の空気案内ダクトを、エアコンユニットに連結した状
態で示す断面図である。
【図8】ダクト本体内に4つの空気流通路を画成した従
来の別の空気案内ダクトを、エアコンユニットに連結し
た状態で示す断面図である。
【図9】実施例に係る空気案内ダクトが内側に装着され
るインストルメントパネルの斜視図である。
【符号の説明】
10 空気案内ダクト,12 ダクト本体,14a 第1
空気流通路,14b 第2空気流通路,14c 第3空気
流通路,14d 第4空気流通路,16a 第1空気流入
口,16b 第2空気流入口,16c 第3空気流入口,
16d 第4空気流入口,20 第1半体,22 第2半
体,32 第1区画壁,34 第2区画壁,36 第3区
画壁,44 エアコンユニット,46a 第1空気送出
口,46b 第2空気送出口,46c 第3空気送出口,
46d 第4空気送出口,50 インストルメントパネ
ル,52a 第1空気吹出口,52b 第2空気吹出口,
52c 第3空気吹出口,52d 第4空気吹出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水谷 聡志 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 3L011 BL01 BL02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方のダクト半体としての形状を備え所
    要の剛性を有する第1半体(20)に、他方のダクト半体と
    しての形状に樹脂シート材から成形した第2半体(22)を
    被着してダクト本体(12)を形成し、エアコンユニット(4
    4)の空気送出口(46a,46b,46c,46d)と、インストルメン
    トパネル(50)に設けた複数の空気吹出口(52a,52b,52c,5
    2d)とを、該ダクト本体(12)に画成した複数の空気流通
    路(14a,14b,14c,14d)を介して対応的に連通し、前記エ
    アコンユニット(44)からの調温空気を夫々の空気吹出口
    (52a,52b,52c,52d)へ案内するようにした空気案内ダク
    ト(10)において、 前記エアコンユニット(44)の空気送出口(46a,46b,46c,4
    6d)と対応し得る複数の空気流入口(16a,16b,16c,16d)を
    前記第1半体(20)に並列的に開設すると共に、これら相
    互の空気流入口(16a,16b,16c,16d)の間に、前記第2半
    体(22)を被着した際に内側に指向して該第2半体(22)と
    当接可能な板状区画壁(32,34,36)を立設的に形成し、 前記ダクト本体(12)に画成した各空気流通路(14a,14b,1
    4c,14d)は、該ダクト本体(12)の内部に臨む前記各区画
    壁(32,34,36)の板厚を以て夫々に区画されて、各対応の
    空気流入口(16a,16b,16c,16d)と連通するよう構成した
    ことを特徴とする空気案内ダクト。
  2. 【請求項2】 前記第1半体(20)は、インジェクション
    成形された合成樹脂製の一体成形品である請求項1記載
    の空気案内ダクト。
  3. 【請求項3】 前記第2半体(22)は、内側に当接した第
    1半体(20)の前記各区画壁(32,34,36)により、内方への
    変形が防止されている請求項1または2記載の空気案内
    ダクト。
  4. 【請求項4】 前記空気吹出口(52a,52b,52c,52d)は、
    前記インストルメントパネル(50)の左右および中央に設
    けられ、前記各空気流通路(14a,14b,14c,14d)はこれら
    空気吹出口(52a,52b,52c,52d)の夫々と対応的に連通し
    ている請求項1〜3の何れかに記載の空気案内ダクト。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013067331A (ja) * 2011-09-26 2013-04-18 Isuzu Motors Ltd 空調用ダクト

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