JP2001293809A - 腰強度と耐衝撃性に優れた耐熱性を有するガスバリア性積層体 - Google Patents

腰強度と耐衝撃性に優れた耐熱性を有するガスバリア性積層体

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JP2001293809A
JP2001293809A JP2000108650A JP2000108650A JP2001293809A JP 2001293809 A JP2001293809 A JP 2001293809A JP 2000108650 A JP2000108650 A JP 2000108650A JP 2000108650 A JP2000108650 A JP 2000108650A JP 2001293809 A JP2001293809 A JP 2001293809A
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JP2000108650A
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Noboru Sasaki
昇 佐々木
Hiroshi Umeyama
浩 梅山
Nobuo Furusawa
伸夫 古沢
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Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】樹脂層でサンドイッチ構造を形成させることに
より腰強度が高く、しかも耐衝撃性に優れた包装材料を
提供し、さらに殺菌耐性がある蒸着フィルムを用いるこ
とにより透明性に優れると共に殺菌後もガスバリア性の
低下がない腰強度と耐衝撃性に優れた耐熱性を有するガ
スバリア性積層体を提供することを課題とする。 【解決手段】面材層の少なくとも一方に耐熱性を有する
ガスバリアフィルムが使用されている3層以上の樹脂層
からなる積層体において、その中の隣接する3層以上の
層が単層あるいは積層された中間層とこの中間層を挟む
2枚の面材層とからなるサンドイッチ構造を有し、中間
層を挟む面材層に使用されている同種あるいは異種の樹
脂の弾性率が、中間層に使用されている樹脂の弾性率よ
り大きいことを特徴とする腰強度と耐衝撃性に優れた耐
熱性を有するガスバリア性積層体である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品および医療品
や電子部材等の非食品等の包装分野に用いられる包装用
の積層体に関するもので、特に腰強度と耐衝撃性優れた
包装材料で、かつ、さらにレトルト殺菌やボイル殺菌な
どの高温殺菌適性に優れた包装材料に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】包装材料におけるフィルムの腰強度につ
いては、包装機械適性や店頭での包装形態維持の面で重
要な要素になっている。一般的に腰を強くする場合、単
体の場合では厚みを厚くするか延伸させる。またポリエ
チレンなどの場合は、密度の高いポリエチレンに置き換
えて使用されるのが一般的である。また積層などして腰
強度を出す場合には延伸されたナイロン、ポリエステ
ル、ポリプロピレン等のフィルムと貼り合せるなどの処
置がとられる。さらには、紙をラミネートして腰強度を
出す場合もある。
【0003】しかし、厚みを厚くする場合はその分コス
トがかかるため望ましくなく、延伸する場合について
は、樹脂の物性により制限されることが多い。またポリ
エチレンの場合、密度が高くなると耐衝撃性が劣ってく
るため腰強度と耐衝撃性のバランスをとることが困難で
ある。また、基材と貼り合せる場合においても要求とさ
れる腰強度が高くなると基材を積層するだけでは不十分
であり、結局積層される樹脂層自体の腰強度が要求され
る。
【0004】さらに包装材料として用いられる必要条件
として、ガスバリア性等がある。これらは、包装材料に
充填された内容物の変質を抑制しそれらの機能や性質を
保持するために必要不可欠な項目である。
【0005】一般的にガスバリア性材料としては、アル
ミニウム等の金属からなる金属箔やそれらの蒸着フィル
ム、ポリビニルアルコールやエチレン−ビニルアルコー
ル共重合体、ポリ塩化ビニリデン、ポリアクリロニトリ
ル等の樹脂フィルムやあるいはこれらの樹脂をコーティ
ングしたプラスチックフィルムが主に用いられてきた。
【0006】しかしながら、金属箔や金属蒸着フィルム
は、ガスバリア性には優れるが、包装材料を透視して内
容物が確認できない、検査の際金属探知器が使用できな
い、使用後の廃棄の際は不燃物として処理しなければな
らない等の問題がある。またガスバリア性樹脂フィルム
やそれらをコーティングしたフィルムは、温湿度依存性
が大きく高度なガスバリア性を維持できない、更に塩化
ビニリデンやポリアクリロニトリル等は廃棄・焼却の際
に有害物質の原料となりうる可能性があるなどの問題が
ある。
【0007】これらの欠点を克服した包装材料として、
プラスチック基材上に真空蒸着法やスパッタリング法等
の形成手段により、酸化珪素や酸化アルミニウム等の無
機酸化物からなる蒸着薄膜を形成したフィルムが開発さ
れている。これらの蒸着フィルムは、透明性及び酸素や
水蒸気等のガスバリア性の両方を有するものとして包装
材料に好適とされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た包装用材料に適するフィルムであっても、包装容器ま
たは包装材として、蒸着フィルム単体で用いられること
はほとんどない。蒸着後の後加工として、蒸着フィルム
表面に文字・絵柄等を印刷加工、またはフィルム等との
貼り合わせ、容器等の包装体への形状加工などさまざま
な工程を経て包装体を完成させている。特にボイル殺菌
やレトルト殺菌を行う場合の包装材料は、種々様々な工
程を経て殺菌されるために、包装材料の設計には十分注
意しなければならない。
【0009】そこで、上述した蒸着フィルム等を用いて
シーラントフィルムと貼り合わせ製袋後、内容物を充填
してボイル殺菌やレトルト殺菌を試みたところ、シール
部の一部に蒸着層の剥離が発生して外観不良になった
り、その部分からガスバリア性が低下し内容物が変質す
る等の問題を有していた。すなわち、この様な場合の包
装材料として用いられる条件として、剛性を持たせるた
めに優れた腰強度及び耐衝撃性、内容物を直接透視する
ことが可能性な透明性、優れたガスバリア性、更にはボ
イル殺菌やレトルト殺菌後もガスバリア性の劣化がなく
また剥離等が発生しない殺菌処理耐性を有することが求
められているが、現在のところこれら全てを満たす包装
材料は見出されていない。
【0010】本発明は上記のような従来技術の課題を解
決しようとするものであり、樹脂層でサンドイッチ構造
を形成させることにより腰強度が高く、しかも耐衝撃性
に優れた包装材料を提供し、さらに殺菌耐性がある蒸着
フィルムを用いることにより透明性に優れると共に殺菌
後もガスバリア性の低下がない腰強度と耐衝撃性に優れ
た耐熱性を有するガスバリア性積層体を提供することを
課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を達成
するため、まず請求項1記載の発明は、面材層の少なく
とも一方に耐熱性を有するガスバリアフィルムが使用さ
れている3層以上の樹脂層からなる積層体において、そ
の中の隣接する3層以上の層が単層あるいは積層された
中間層とこの中間層を挟む2枚の面材層とからなるサン
ドイッチ構造を有し、中間層を挟む面材層に使用されて
いる同種あるいは異種の樹脂の弾性率が、中間層に使用
されている樹脂の弾性率より大きいことを特徴とする腰
強度と耐衝撃性に優れた耐熱性を有するガスバリア性積
層体である。
【0012】また、請求項2記載の発明は。面材層の少
なくとも一方に耐熱性を有するガスバリアフィルムが使
用されている3層以上の樹脂層からなる積層体におい
て、その中の隣接する3層以上の層が単層あるいは積層
の中間層とこの中間層を挟む2枚の面材層とからなるサ
ンドイッチ構造を有し、中間層を挟む面材層に使用され
ている同種あるいは異種の樹脂の弾性率(E1、E3)
が、中間層に使用されている樹脂の弾性率(E2)よ
り、弾性率比(E1/E2、E3/E2)で1.2倍以
上大きいことを特徴とする腰強度と耐衝撃性に優れた耐
熱性を有するガスバリア性積層体である。
【0013】また請求項3記載の発明は、中間層に使用
されている樹脂の膜厚が面材層の樹脂層の膜厚より厚い
ことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに
記載の腰強度と耐衝撃性に優れた耐熱性を有するガスバ
リア性積層体である。
【0014】また請求項4記載の発明は、耐熱性を有す
るガスバリアフィルムが、プラスチック材料からなる基
材の少なくとも片面に、アクリルポリオールと及びイソ
シアネート化合物、シランカップリング剤との複合物か
らなるプライマー層、厚さ5〜300nmの無機酸化物
からなる薄膜層を積層したものであることを特徴とする
請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の腰強度と耐
衝撃性に優れた耐熱性を有するガスバリア性積層体であ
る。
【0015】また請求項5記載の発明は、シランカップ
リング剤が、アクリルポリオールの水酸基またはイソシ
アネート化合物のイソシアネート基の少なくとも一方と
反応する有機官能基を持つことを特徴とする請求項4記
載の腰強度と耐衝撃性に優れた耐熱性を有するガスバリ
ア性積層体である。
【0016】また請求項6記載の発明は、シランカップ
リング剤に含まれる有機官能基が、イソシアネート基、
エポキシ基、アミノ基であることを特徴とする請求項5
記載の腰強度と耐衝撃性に優れた耐熱性を有するガスバ
リア性積層体である。
【0017】また請求項7記載の発明は、複合物中に反
応触媒が添加されていることを特徴とする請求項4ない
し請求項6のいずれかに記載の腰強度と耐衝撃性に優れ
た耐熱性を有するガスバリア性積層体である。
【0018】また請求項8記載の発明は、反応触媒が、
錫化合物であることを特徴とする請求項7記載の腰強度
と耐衝撃性に優れた耐熱性を有するガスバリア性積層体
である。
【0019】また請求項9記載の発明は、錫化合物が、
塩化錫、オキシ塩化錫または錫アルコキシドから選ばれ
る1つの錫化合物であることを特徴とする請求項8記載
の腰強度と耐衝撃性に優れた耐熱性を有するガスバリア
性積層体である。
【0020】また請求項10記載の発明は、無機酸化物
が、酸化アルミニウム、酸化珪素、酸化マグネシウム単
体あるいはそれらの混合物であることを特徴とする請求
項4記載の腰強度と耐衝撃性に優れた耐熱性を有するガ
スバリア性積層体である。
【0021】また請求項11記載の発明は、無機酸化物
からなる薄膜層上に、さらにガスバリア性被膜層を積層
した構成において、該ガスバリア性被膜層が、水溶性高
分子と、(a)1種以上の金属アルコキシドおよびその
加水分解物または、(b)塩化錫の少なくとも一方を含
む水溶液あるいは水/アルコール混合溶液を主剤とする
コーティング剤を塗布し、加熱乾燥してなる層であるこ
と特徴とする請求項4または請求項10のいずれかに記
載の腰強度と耐衝撃性に優れた耐熱性を有するガスバリ
ア性積層体である。
【0022】また請求項12記載の発明は、金属アルコ
キシドが、テトラエトキシシランまたはトリイソプロポ
キシアルミニウム、あるいはそれらの混合物であること
を特徴とする請求項11記載の腰強度と耐衝撃性に優れ
た耐熱性を有するガスバリア性積層体である。
【0023】またさらに請求項13記載の発明は、水溶
性高分子が、ポリビニルアルコールであることを特徴と
する請求項12記載の腰強度と耐衝撃性に優れた耐熱性
を有するガスバリア性積層体である。
【0024】
【作用】上述した本発明によれば、硬い/柔らかい/硬
い層から構成されるサンドイッチ構造より、包装材料に
優れた腰強度および耐衝撃性を両立して付与することが
可能性である。さらにはそのサンドイッチ構造の面材層
の少なくとも一方に、耐熱性に優れたプラスチック基材
上に無機酸化物からなる薄膜層を設けた蒸着フィルムを
用いているため、ボイル殺菌やレトルト殺菌後もガスバ
リア性の劣化のない実用性の高い包装材料を提供するこ
とが可能である。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を用いてさら
に詳細に説明する。図1は、本発明の腰強度と耐衝撃性
に優れた耐熱性を有するガスバリア性積層体を説明する
断面図である。
【0026】まず図1における本発明の腰強度と耐衝撃
性に優れた耐熱性を有するガスバリア性積層体を説明す
る。図1の実施例においては、サンドイッチ構造の特色
である硬い/柔らかい/硬い層の3層構成なっており、
図における1および3はサンドイッチ構造の中で硬い層
を形成する面材層で、この内少なくとも一方は耐熱性を
有するガスバリアフィルムより構成されている。また2
はサンドイッチ構造の中で柔らかい層を形成する中間層
である。
【0027】以下、本発明の特徴であるサンドイッチ構
造について、さらに詳細に説明する。サンドイッチ構造
とは、基本的には2枚の面材層(面材層1、面材層3)
の間に、他の種類あるいは他の機能をもつ中間層2を挟
んで接着積層してなるもので、面材層1、3は中間層2
に比べて薄くて強い材料層であり、中間層2は面材層
1、3に比べ厚くて柔らかい材料層である、と定義し、
全体として新しい機能が期待できる構造である。また、
中間層2は積層体で一向に構わない。また、挟むための
面材層1、3は、同種の材料でも異種材料でも構わな
い。
【0028】この構造は、その複合効果により特に軽量
かつ高剛性であるため、航空機や船、自動車、タンク、
建築等の分野において多く利用されている。この分野に
おいて、サンドイッチ構造に用いられる材料としては、
面材層1、3ではアルミ合金がもっとも汎用的で、鋼
板、チタン合金、マグネシウム合金といった金属材料や
木質系材料、無機材料といった非金属材料、さらに強化
プラスチックが用いられている。
【0029】中間層2(芯材)としては、アルミ合金、
ステンレス鋼、チタン合金がハニカムの形態で用いられ
るか、多孔質セラミックスや泡ガラス、木材、紙などが
用いられるが、芯材でもっとも多く使用されるのはフェ
ノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン、ポリスチロ
ール、ポリ塩化ビニル、アクリル樹脂などの嵩を増すよ
うなプラスチックが大きな分野を占めている。
【0030】プラスチックフィルム分野、特に包装材料
分野においては、種々積層する事により腰強度および耐
衝撃性の改良が試みられているが、サンドイッチ構造の
ような複合効果を利用した改良については現在まで行わ
れていない。
【0031】本発明では、面材層1、3に、同種あるい
は異種の中間層2より弾性率の大きい樹脂を用い、積層
フィルムに腰強度を持たせ、中間層2に衝撃強度のある
単層あるいは多層の樹脂層を設けることにより、積層フ
ィルムに衝撃強度を持たせている。
【0032】本発明において定義される弾性率とはヤン
グ率であるが、このほかフィルムあるいはシート等の剛
性を示すものであれば代替特性として採用でき、引張弾
性率でも、曲げ弾性率でも良い。また、弾性率でなくと
も剛性を示す尺度であれば良く、ループスティフネスな
どのスティフネス等でも一向に構わない。
【0033】面材層1、3に形成される樹脂は、弾性
率、剛性、腰強度が高く、目標とするフィルムの腰強度
を満足するために形成させる樹脂層であり、目標とする
フィルムの腰強度を満足する樹脂であれば良く、サンド
イッチ構造の理論から、中間層2に形成される樹脂層よ
り、面材層1、3に形成される樹脂層の方が、上記弾性
率が大きい樹脂の方が好ましく、一般にフィルムに使用
されるポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリ
塩化ビニル、ポリエステル、ポリビニルアルコールなど
の樹脂であれば良く、特に樹脂の種類を限定する必要は
なく、各種ガスバリアフィルムを用いても構わない。
【0034】すなわち、中間層2に形成される樹脂層よ
り面材層1、3に形成される樹脂層が、樹脂の弾性率が
大きく、剛性、腰強度の大きい樹脂を使用すれば、通常
の積層方法、弾性率の大きい樹脂を重ね合わせるよりフ
ィルムの剛性は上がり、腰のあるフィルムが得られる。
【0035】中間層2に対する、面材層1、3層に用い
られる上記弾性率、スティフネス等の強度比は、大きけ
れば良いが、1.2倍以上、好ましくは2倍以上大きい
ことが望ましい。
【0036】中間層2に形成される樹脂は、衝撃強度が
高く、目標とするフィルムの衝撃強度の要求品質を満足
するために形成させる樹脂層であり、目標とするフィル
ムの衝撃強度を満足する樹脂であれば良く、特に本発明
のサンドイッチ構成から樹脂の種類を限定する必要は一
向にない。
【0037】また、中間層2は積層構造でも良く、リサ
イクル材を積層したり、安い材料を積層したりしても一
向に構わない。
【0038】この時、積層した材料の弾性率は、構成す
る材料の弾性率×膜厚の合計を中間層2の層膜厚で除し
た平均値を代表値として用いれば良く、この値が面材層
の弾性率より小さければ良い。より好ましくは、2つの
面材層1、3の弾性率の小さい方の弾性率よりも小さい
ものとする。
【0039】本発明における積層フィルムの膜厚は、隣
接する3層の中間層2に使用される樹脂の膜厚が、中間
層を挟む面材層1、3それぞれの樹脂層の膜厚より厚い
方が、積層フィルムの衝撃強度を上げるという目的から
は、好ましい。つまり、衝撃強度を上げるために積層さ
せる中間層2を厚くすることにより、衝撃強度は上が
る。
【0040】さらに具体的例を示してサンドイッチ構造
を説明する。ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオ
レフィン系の樹脂は、樹脂の密度により、樹脂の衝撃強
度あるいは弾性率つまり腰強度、剛性が大きく異なるた
め、ポリオレフィン系樹脂の積層のみで腰強度と耐衝撃
性に優れた樹脂積層体を形成させることができる。この
ためには、挟むための面材層1、3が挟まれる層である
中間層2より密度が大きければ良いが、より好ましくは
積層構成間に少なくとも0.015以上の密度差を設け
ば良い。
【0041】具体的には、剛性があり衝撃強度の弱い傾
向にある密度の高いポリエチレンあるいはポリプロピレ
ンを面材層1、3として用い、衝撃強度があり軟らかい
傾向にある密度の低いポリエチレンを中間層2として挟
み本発明の構成を形成させるだけで良く、密度の高いポ
リエチレンないしポリプロピレンと密度の低いポリエチ
レンの密度差は、要求するフィルムの物性により異な
り、密度差が少しでもあれば良いケースもあるが、0.
015以上あることが好ましい。
【0042】ポリプロピレン系の樹脂としては、ホモポ
リプロピレン、エチレンとの共重合ポリプロピレン等特
に制限するものではないが、挟まれる中間層2のポリエ
チレンより弾性率の大きいポリプロピレンであれば良
い。
【0043】また、ポリプロピレン系の樹脂のみでサン
ドイッチ構造を形成しても良く、弾性率、腰強度の高い
ポリプロピレンとしてはホモポリプロピレン、衝撃強度
の高いポリプロピレンとしてはブロック共重合ポリプロ
ピレンが上げられ、ポリプロピレンのみで本発明の構成
を形成させるには、ブロックポリプロピレンをホモポリ
プロピレンで挟む構成等が考えられる。
【0044】サンドイッチ構造を形成する樹脂が、各々
異種樹脂であり、各層間が完全に結合していないとき
は、本発明の剛性と衝撃強度に優れた樹脂積層フィルム
は得難いため、各層間は接着剤または接着性樹脂を介し
て完全に結合させる必要がある。
【0045】本発明の積層体にガスバリア性と耐熱性を
付与することを目的に、面材層1、3の少なくとも一方
に用いられる耐熱性を有するガスバリアフィルムについ
て、詳細に説明する。本発明に用いられる耐熱性を有す
るガスバリアフィルムは、ガスバリア性に優れると共に
ボイル殺菌やレトルト殺菌等の殺菌耐性に優れていば特
に限定するものではないが、好ましくは図2に示すよう
なプラスチック基材4の少なくとも片面に、アクリルポ
リオールと及びイソシアネート化合物、シランカップリ
ング剤との複合物からなるプライマー層5、厚さ5〜3
00nmの無機酸化物からなる薄膜層6を順次積層した
もの用いることがより好ましい。
【0046】上述した基材4は耐熱性を有するプラスチ
ック材料であり、薄膜層の透明性を生かすために透明な
フィルムが好ましい。例えばポリエチレンテレフタレー
ト(PET)およびポリエチレンナフタレートなどのポ
リエステルフィルム、ポリエチレンやポリプロピレンな
どのポリオレフィンフィルム、ポリスチレンフィルム、
ポリアミドフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリカ
ーボネートフィルム、ポリアクリルニトリルフィルム、
ポリイミドフィルム等が用いられ、延伸、未延伸のどち
らでも良く、また機械的強度や寸法安定性を有するもの
が良い。これらをフィルム状に加工して用いられる。こ
れらの中では、2軸方向に任意に延伸されたポリエチレ
ンテレフタレートフィルムやポリプロピレンフィルム等
が好ましく用いられる。またこの基材4の蒸着薄膜層6
が設けられる面と反対側の表面に、周知の種々の添加剤
や安定剤、例えば帯電防止剤、紫外線防止剤、可塑剤、
滑剤などを塗布してなる薄膜を形成しても良い。また、
この薄膜との密着性を良くするために、前処理としてコ
ロナ処理、低温プラズマ処理、イオンボンバード処理を
施しておいても良く、さらに薬品処理、溶剤処理などを
施しても構わない。
【0047】基材4の厚さはとくに制限を受けるもので
はなく、また包装材料としての適性を考慮して、単体フ
ィルム以外に異なる性質のフィルムを積層したフィルム
を使用できる。なお、プライマー層5及び無機酸化物か
らなる蒸着薄膜層6、ガスバリア性被膜層7を形成する
場合の加工性を考慮すると、実用的には3〜200μm
の範囲が好ましく、特に6〜30μmとすることが好ま
しい。
【0048】また、量産性を考慮すれば、連続的に各層
を形成できるように長尺フィルムとすることが望まし
い。
【0049】本発明のプライマー層5は、プラスチック
材料からなる基材4上に設けられ、基材4と無機酸化物
からなる蒸着薄膜層6との間の密着性を高め、ボイル殺
菌やレトルト殺菌後の蒸着層の剥離発生等を防止するた
めの層である。
【0050】本発明者等は鋭意検討の結果、本発明にお
いて上記目的達成の為にプライマー層5として用いるこ
とができるのは、アクリルポリオール及びイソシアネー
ト化合物、シランカップリング剤等との組成物であるこ
とを見いだした。
【0051】更にプライマー層5を構成する組成物につ
いて、更に詳細に説明する。本発明で使用されるアクリ
ルポリオールは、アクリル酸誘導体モノマーを重合させ
て得られる高分子化合物もしくは、アクリル酸誘導体モ
ノマーおよびその他のモノマーとを共重合させて得られ
る高分子化合物のうち、末端にヒドロキシル基をもつも
ので、後に加えるイソシアネート化合物のイソシアネー
ト基と反応させるものである。中でもエチルメタクリレ
ート、ヒドロキシエチルメタクリレートやヒドロキシプ
ロピルメタクリレート、ヒドロキシブチルメタクリレー
トなどのアクリル酸誘導体モノマーを単独で重合させた
ものや、スチレン等のその他のモノマーを加え共重合さ
せたアクリルポリオールが好ましく用いられる。またイ
ソシアネート化合物との反応性を考慮するとヒドロキシ
ル価が5〜200(KOHmg/g)の間であることが
好ましい。
【0052】本発明で使用されるイソシアネート化合物
は、アクリルポリオールと反応してできるウレタン結合
により基材や無機酸化物からなる蒸着層との密着性を高
めるために添加されるもので、主に架橋剤もしくは硬化
剤として作用する。これを達成するためにイソシアネー
ト化合物としては、芳香族系のトリレンジイソシアネー
ト(TDI)やジフェニルメタンジイソシアネート(M
DI)、脂肪族系のキシレンジイソシアネート(XD
I)やヘキサレンジイソシアネート(HMDI)、イソ
ホロンジイソシアネート(IPDI)などのモノマー類
と、これらの重合体、誘導体が用いられる。これらは単
独または混合物等として用いられる。
【0053】アクリルポリオールとイソシアネート化合
物の配合比は特に制限されるのもではないが、イソシア
ネート化合物が少なすぎると硬化不良になる場合があ
り、またそれが多すぎるとブロッキング等が発生し加工
上問題がある。そこでアクリルポリオールとインソシア
ネート化合物の配合比としては、イソシアネート化合物
由来のイソシアネート基がアクリルポリオール由来の水
酸基の50倍以下であることが好ましくい。特に好まし
いのはイソシアネート基と水酸基が当量で配合される場
合である。混合方法は、周知の方法が使用可能で特に限
定しない。
【0054】また本発明で使用されるシランカップリン
グ剤は、任意の有機官能基を含むシランカップリング剤
を用いることができ、例えばエチルトリメトキシシラ
ン、ビニルトリメトキシシラン、γ−クロロプロピルメ
チルジメトキシシラン、γ−クロロプロピルトリメトキ
シシラン、グリシドオキシプロピルトリメトキシシラ
ン、γ―メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、
γ―メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン等
のシランカップリング剤或いはその加水分解物の1種な
いしは2種以上を用いることができる。
【0055】さらにこれらのシランカップリング剤のう
ち、アクリルポリオールの水酸基またはイソシアネート
化合物のイソシアネート基と反応する官能基を持つもの
が特に好ましい。例えばγ−イソシアネートプロピルト
リエトキシシラン、γ−イソシアネートプロピルトリメ
トキシシランのようなイソシアネート基を含むもの、γ
−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロ
ピルトリメトキシシラン、N―β―(アミノエチル)−
γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ―フェニル
アミノプロピルトリメトキシシランのようなアミノ基を
含むもの、さらにγ―グリシドオキシプロピルトリメト
キシシランやβ―(3、4―エポキシシクロヘキシル)
エチルトリメトキシシラン等のようにエポキシ基を含む
もの等で、これらが単独または2種以上の混合物で用い
ることができる。これらのシランカップリング剤は、一
端に存在する有機官能基がアクリルポリオールとイソシ
アネート化合物からなる複合物中で相互作用を示し、も
しくはアクリルポリオールの水酸基またはイソシアネー
ト化合物のイソシアネート基と反応する官能基を含むシ
ランカップリング剤を用いることで共有結合をもたせる
ことによりさらに強固なプライマー層を形成し、他端の
アルコキシ基等の加水分解によって生成したシラノール
基が無機酸化物中の金属や、無機酸化物の表面の活性の
高い水酸基等と強い相互作用により無機酸化物との高い
密着性を発現し、目的の物性を得ることができるもので
ある。よって上記シランカップリング剤を金属アルコキ
シドとともに加水分解反応させたものを用いても構わな
い。また上記シランカップリング剤のアルコキシ基がク
ロロ基、アセトキシ基等になっていても何ら問題はな
く、これらのアルコキシ基、クロロ基、アセトキシ基等
が加水分解し、シラノール基を形成するものであればこ
の複合物に用いることができる。
【0056】アクリルポリオールとシランカップリング
剤の配合比は、重量比で1/1から100/1の範囲で
あることが好ましく、より好ましくは2/1から50/
1の範囲にあることである。
【0057】溶解および希釈溶媒としては、溶解および
希釈可能であれば特に限定されるものではなく、例えば
酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、メタノール、
エタノール、イソプロピルアルコール等のアルコール
類、メチルエチルケトンなどのケトン類、トルエン、キ
シレン等の芳香族炭化水素類等が単独および任意に配合
されたものを用いることができる。しかし、シランカッ
プリング剤を加水分解するために塩酸や酢酸等の水溶液
を用いることがあるため、共溶媒としてイソプロピルア
ルコール等と極性溶媒である酢酸エチルを任意に混合し
た溶媒を用いることがより好ましい。
【0058】またシランカップリング剤の配合時に反応
を促進させるために反応触媒を添加しても一向に構わな
い。添加される触媒としては、反応性および重合安定性
の点から塩化錫(SnCl2、SnCl4)、オキシ塩化
錫(SnOHCl、Sn(OH)2Cl2)、錫アルコキ
シド等の錫化合物であることが好ましい。これらの触媒
は、配合時に直接添加してもよく、またメタノール等の
溶媒に溶かして添加しても良い。添加量は、少なすぎて
も多すぎても触媒効果が得られないため、シランカップ
リング剤に対してモル比で1/10〜1/10000の
範囲が好ましく、更に望ましくは1/100〜1/20
00の範囲であることがより好ましい。
【0059】本発明における組成物の被膜を形成するた
めのプライマー溶液の調液法としては、アクリルポリオ
ール、イソシアネート化合物、シランカップリング剤を
任意の配合比で混合した複合溶液を製作しそれを基材に
コーティングして形成する。その組成溶液の製作法とし
ては、シランカップリング剤とアクリルポリオールを混
合し、溶媒、希釈剤を加え任意の濃度に希釈した後、イ
ソシアネート化合物と混合して複合溶液を作製する方
法、または予めシランカップリング剤を溶媒中混合して
おきその後アクリルポリオールを混合させたものを溶
媒、希釈剤を加え任意の濃度に希釈した後、イソシアネ
ート化合物加え複合溶液を作製する方法などがある。
【0060】この組成物に各種添加剤、例えば、3級ア
ミン、イミダゾール誘導体、カルボン酸の金属塩化合
物、4級アンモニウム塩、4級ホスホニウム塩等の硬化
促進剤や、フェノール系、硫黄系、ホスファイト系等の
酸化防止剤、レベリング剤、流動調整剤、触媒、架橋反
応促進剤、充填剤等を必要に応じて添加することも可能
である。
【0061】プライマー層の厚さは、均一に塗膜が形成
することができれば特に限定しない。しかし、乾燥膜厚
は一般的に0.01〜2μmの範囲であることが好まし
い。厚さが0.01μmより薄いと均一な塗膜が得られ
にくく密着性が低下する場合がある。また厚さが2μm
を越える場合は厚いために塗膜にフレキシビリティを保
持させることができず、外的要因により塗膜に亀裂を生
じる恐れがあるため好ましくない。プライマー層の厚み
として、特に好ましいのは0.05〜0.5μmの範囲
内にあることである。
【0062】プライマー層の形成方法としては、例えば
オフセット印刷法、グラビア印刷法、シルクスクリーン
印刷法等の周知の印刷方式や、ロールコート、ナイフエ
ッジコート、グラビアコートなどの周知の塗布方式を用
いることができる。乾燥条件については、一般的に使用
される条件が採用される。
【0063】無機酸化物からなる蒸着薄膜層6は、酸化
アルミニウム、酸化珪素、酸化錫、酸化マグネシウム、
あるいはそれらの混合物などの無機酸化物の蒸着膜から
なり、透明性を有し、かつ、酸素や水蒸気等のガスバリ
ア性を有するものであればよい。その中でも、特に酸化
アルミニウムおよび酸化珪素が酸素透過率および水蒸気
透過率に優れるので好ましい。ただし本発明の薄膜層
は、上述した無機酸化物に限定されず、上記条件に適合
する材料であれば用いることができる。
【0064】蒸着薄膜層6の厚さは、用いられる無機化
合物の種類・構成により最適条件が異なるが、一般的に
は5〜300nmの範囲内が望ましく、その値は適宜選
択される。ただし膜厚が5nm未満であると均一な膜が
得られないことや膜厚が十分ではないことがあり、ガス
バリア材としての機能を十分に果たすことができない場
合がある。また膜厚が300nmを越える場合は薄膜に
フレキシビリティを保持させることができず、成膜後に
折り曲げ、引っ張りなどの外的要因により、薄膜に亀裂
を生じるおそれがある。好ましくは、5〜100nmの
範囲内である。
【0065】無機酸化物からなる蒸着薄膜層6を基材4
上に形成する方法としては種々在り、通常の真空蒸着法
により形成することができるが、その他の薄膜形成方法
であるスパッタリング法やイオンプレーティング法、プ
ラズマ気相成長法(CVD)などを用いることもでき
る。但し生産性を考慮すれば、現時点では真空蒸着法が
最も優れている。真空蒸着法による真空蒸着装置の加熱
手段としては電子線加熱方式や抵抗加熱方式、誘導加熱
方式等が好ましく、薄膜と基材の密着成および薄膜の緻
密性を向上させるために、プラズマアシスト法やイオン
ビームアシスト法を用いることも可能である。また、蒸
着膜の透明性を上げるために蒸着の際、酸素ガスなど吹
き込んだりする反応蒸着を行っても一向に構わない。
【0066】さらに蒸着薄膜層6上に別の層を積層する
ことも可能である。例えば金属箔並の高度なガスバリア
性を付与するために設けられるガスバリア性被膜層7等
である。
【0067】上記の目的を達成するためのガスバリア性
被膜層7としては、水溶性高分子と(a)1種以上の金
属アルコキシドおよび加水分解物または、(b)塩化
錫、の少なくとも一方を含む水溶液あるいは水/アルコ
ール混合溶液を主剤とするコーティング剤からなる。水
溶性高分子と塩化錫を水系(水あるいは水/アルコール
混合)溶媒で溶解させた溶液、あるいはこれに金属アル
コキシドを直接、あるいは予め加水分解させるなど処理
を行ったものを混合した溶液を無機化酸化物からなる薄
膜層にコーティング、加熱乾燥し形成したもので必要が
ある。コーティング剤に含まれる各成分についてさらに
詳細に説明する。
【0068】本発明でコーティング剤に用いられる水溶
性高分子はポリビニルアルコール、ポリビニルピロリド
ン、デンプン、メチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロース、アルギン酸ナトリウム等が挙げられる。特に
ポリビニルアルコール(以下、PVAとする)を本発明
の積層体のコーティング剤に用いた場合にガスバリア性
が最も優れるので好ましい。ここでいうPVAは、一般
にポリ酢酸ビニルをけん化して得られるもので、酢酸基
が数十%残存している、いわゆる部分けん化PVAから
酢酸基が数%しか残存していない完全PVAまでを含
み、特に限定されない。
【0069】また塩化錫は塩化第一錫(SnCl2)、
塩化第二錫(SnCl4)、あるいはそれらの混合物で
あってもよく、無水物でも水和物でも用いることができ
る。
【0070】さらに金属アルコキシドは、テトラエトキ
シシラン〔Si(OC254〕、トリイソプロポキシ
アルミニウム〔Al(O−2’−C373〕などの一
般式、M(OR)n(M:Si,Ti,Al,Zr等の
金属、R:CH3,C25等のアルキル基)で表せるも
のである。中でもテトラエトキシシラン、トリイソプロ
ポキシアルミニウムが加水分解後、水系の溶媒中におい
て比較的安定であるので好ましい。
【0071】上述した各成分を単独またはいくつかを組
み合わせてコーティング剤に加えることができ、さらに
コーティング剤のガスバリア性を損なわない範囲で、イ
ソシアネート化合物、シランカップリング剤、あるいは
分散剤、安定化剤、粘度調整剤、着色剤などの公知の添
加剤を加えることができる。
【0072】例えばコーティング剤に加えられるイソシ
アネート化合物は、その分子中に2個以上のイソシアネ
ート基(NCO基)を有するものであり、例えばトリレ
ンジイソシアネート(以下TDI)、トリフェニルメタ
ントリイソシアネート(以下TTI)、テトラメチルキ
シレンジイソシアネート(以下TMXDI)などのモノ
マー類と、これらの重合体、誘導体などがある。
【0073】コーティング剤の塗布方法には、通常用い
られるディッピング法、ロールコーティング法、スクリ
ーン印刷法、スプレー法、グラビア印刷法などの従来公
知の手段を用いることができる。被膜の厚さは、コーテ
ィング剤の種類や加工機や加工条件によって異なる。乾
燥後の厚さが、0.01μm以下の場合は、均一が塗膜
が得られなく十分なガスバリア性を得られない場合があ
るので好ましくない。また厚さが50μmを超える場合
は膜にクラックが生じ易くなるため問題がある。好まし
くは0.01〜50μmの範囲にあることが好ましく、
より好ましくは0.1〜10μmの範囲にあることであ
る。
【0074】さらに上述した耐熱性を有するガスバリア
フィルムのガスバリア層面やその反対面上にその他の層
を積層することも可能である。例えば印刷層や外側基材
・中間基材である。印刷層は、包装袋などとして実用的
に用いるために形成されるものであり、ウレタン系、ア
クリル系、ニトロセルロース系、ポリアマイド系、塩酢
ビ系等の従来から公知に用いられているインキバインダ
ー樹脂に各種顔料、ビヒクル、可塑剤、乾燥剤、安定剤
等の添加剤などが添加されてなるインキにより構成され
る層で、文字や絵柄等が形成されている。形成方法とし
ては、例えばオフセット印刷法、グラビア印刷法、シル
クスクリーン印刷法等の周知の印刷方式を用いることが
できる。厚さは、0.1〜2.0μmの範囲で適宜選択
される。
【0075】また外側基材や中間基材は、より機能的な
包装材料を得るために設けられるもので、一般的に機械
的強度の面からポリエチレンテレフタレート(PET)
およびポリエチレンナフタレートなどのポリエステルフ
ィルム、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレ
フィンフィルム、ポリアミドフィルム、ポリカーボネー
トフィルム、ポリアクリルニトリルフィルム、ポリイミ
ドフィルム等が好ましく用いられ、特に二軸方向に任意
に延伸されたポリエチレンテレフタレートフィルム、ポ
リプロピレンフィルム等がより好ましい。
【0076】その厚さは、材質や要求品質に応じて決め
られるが、一般的に5〜50μmの範囲内で使用可能で
あるが、本発明の特徴であるサンドイッチ構造が崩れな
い範囲で使用することが必要不可欠である。またその形
成方法としては、2液硬化型ウレタン系樹脂等の接着剤
を用いて貼り合わせるドライラミネート法、ノンソルベ
ントラミネート法、エキストルーションラミネート法等
の公知の方法により積層できる。
【0077】また面材層1、3のガスバリアフィルムを
用いていない側の面やその面の外側にヒートーシール層
を形成及び積層することも可能である。ヒートシール層
は、袋状包装体などを形成する際の接着部に利用される
ものであり、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、エ
チレン−ポリビニルアルコール共重合体、エチレン−メ
タクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸エステル
共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−
アクリル酸エステル共重合体およびそれらの金属架橋物
等の樹脂が用いられる。厚さは目的に応じて決められる
が、一般的には5〜200μmの範囲で使用可能であ
る。しかしその厚さは、本発明の特徴であるサンドイッ
チ構造が崩れない範囲で使用することが必要である。
【0078】ヒートシール層の形成方法としては、上述
樹脂からなるフィルム状のものを1液湿潤硬化または2
液反応硬化ウレタン系接着剤などを用いて貼り合わせる
ドライラミネート法、無溶剤接着剤を用いて貼り合わせ
るノンソルベント型ドライラミネート法、ポリエチレン
などの熱可塑性樹脂を加熱溶融させカーテン状に押出し
貼り合わせるエキストルージョンラミネート法や共押し
出しラミネート法等いずれも公知の積層方法により形成
することができる。
【0079】本発明の腰強度と耐衝撃性に優れた耐熱性
を有するガスバリア性積層体を具体的な実施例を挙げて
さらに説明する。
【0080】〈実施例1〉面材層1として、次のように
して得られた耐熱性を有するガスバリアフィルムを用い
た。すなわち、厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテ
レフタレート(PET)フィルム(基材5)の片面に、
下記組成からなるコート剤Aをグラビアコート法により
乾燥膜厚0.1μmとなるように塗布乾燥しプライマー
層5を形成した。次いで電子線加熱方式による真空蒸着
装置により金属アルミニウムを蒸発させそこに酸素ガス
を導入し、プライマー層5上に厚さ15nmの酸化アル
ミニウムを蒸着して無機酸化物からなる蒸着薄膜層6を
設けたものである。
【0081】コート液Aの組成を下記に示す。希釈溶媒
(酢酸エチル)中、γ−イソシアネートプロピルトリメ
チルシラン1重量部に対し、アクリルポリオール10重
量部を混合し攪拌すた。ついでイソシアネート化合物と
してXDIとIPDIの7対3混合物をアクリルポリオ
ールの水酸基に対しこのイソシアネート化合物混合物の
イソシアネート基が等量となるように加えた。この混合
溶液を添加化合物の総濃度として2重量%となるように
希釈したものをコート液Aとした
【0082】さらに中間層2として厚さ60μmの中密
度ポリエチレン(MI=4、密度=0.945)、面材
層3として厚さ20μmのポリプロピレン(MI=2.
5)を共押し出し方法で製膜してフィルム化し、このフ
ィルムを面材層1の蒸着面に2液硬化型ウレタン系接着
剤を用いてドライラミネート法により積層し、本発明の
腰強度と耐衝撃性に優れた耐熱性を有するガスバリア性
積層体を得た。
【0083】〈実施例2〉実施例1において、面材層1
の耐熱性を有するガスバリアフィルムの蒸着薄膜層6上
に、さらにガスバリア性被膜層7として下記組成からな
るコーティング剤をグラビアコート法により厚さ0.5
μm形成した以外は同様にして、本発明の腰強度と耐衝
撃性に優れた耐熱性を有するガスバリア積層体を得た。
【0084】コーティング剤の組成は、液と液を配
合比(wt%)で60/40に混合したもの。(注:
テトラエトキシシラン10.4gに塩酸(0.1N)8
9.6gを加え、30分間撹拌し加水分解させた固形分
3wt%(SiO2換算)の加水分解溶液 ポリビニ
ルアルコールの3wt%水/イソプロピルアルコール溶
液(水:イソプロピルアルコール重量比で90:1
0))
【0085】〈実施例3〉実施例2において、面材層1
の耐熱性を有するガスバリアフィルムのガスバリア性被
膜層7上に、さらに2液硬化型ウレタン系接着剤を介し
て、厚さ15μmの2軸延伸ナイロンフィルムをドライ
ラミネート法にて積層した以外は同様に本発明の腰強度
と耐衝撃性に優れた耐熱性を有するガスバリア積層体を
得た。
【0086】〈比較例1〉実施例2において、基材4と
無機酸化物からなる蒸着薄膜層6との間のプライマー層
5を設けなかった以外は同様にして、比較のための積層
体を得た。
【0087】〈比較例2〉実施例2において、中間層2
と面材層3として厚さ80μmポリプロピレン単層とし
た以外は、同様にして積層体を得た。
【0088】〈評価〉実施例および比較例の各積層体に
ついて、(1)酸素透過率(ml/m2・day・MP
a)、(2)腰強度、(3)衝撃強度を評価した。その
結果を表1に示す。
【0089】(1)酸素透過率 酸素透過率測定装置(モダンコントロール社製 OXT
RAN−10/50A)を用いて、30℃−70%RH
中の条件下で測定した。
【0090】(2)腰強度 腰強度(mN)として、ループスティフネスを測定し
た。ループスティフネスは、幅25mm、長さ12cm
の短冊状のサンプルを作り、押しつぶし距離20mm、
圧縮速度3.5mm/secにてループをつぶし、ルー
プの反発力を測定するもので、その値が大きいほど、腰
強度が大きいこと示す。
【0091】(3)衝撃強度 衝撃強度(N)は、−10℃の環境下において直径13
mm、重さ6.5kgの重錘を、高さ1.3mから落と
し、最大荷重を測定した。値が大きいほど、衝撃強度が
高いことを示す。
【0092】〈レトルト評価〉また、実施例及び比較例
の各積層体を用いて、4方シールパウチを作製し内容物
として水150gを充填した。その後121℃、30分
間のレトルト殺菌を行った。評価としてレトルト後の酸
素透過率の測定及びデラミ等の剥離状況を目視して観察
を行った。その結果も併せて表1に示す。
【0093】
【表1】
【0094】実施例に対して比較例は、包装材料として
必要としたガスバリア性(酸素透過率)、剛性、耐衝撃
性および耐熱性(殺菌耐性)等の特性を全て満たすもの
はないが、実施例はそれらの特性を全て満たしていると
言える。
【0095】
【発明の効果】以上述べた様に本発明によれば、樹脂層
においてサンドイッチ構造を形成させることにより、腰
強度と耐衝撃性に優れた包装材料と提供できる。さらに
ガスバリア性を付与し且つボイル殺菌やレトルト殺菌等
の各種殺菌耐性を付与するためにサンドイッチ構造の一
部に耐熱性を有するガスバリアフィルムを用いているの
で、実用性の高い包装材料を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の腰強度と耐衝撃性に優れた耐熱性を有
するガスバリア積層体の一実施例を示す断面図。
【図2】面材層を形成する耐熱性を有するガスバリアフ
ィルムの1例を示す断面図。
【符号の説明】
1…面材層 2…中間層 3…面材層 4…基材 5…プライマー層 6…無機酸化物薄膜層 7…ガスバリア性被膜層
フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AA17D AA18D AA19D AA19E AA20D AH06G AH08G AK01A AK01B AK01C AK01E AK21E AK51G AK52E AL05G BA03 BA04 BA05 BA06 BA07 BA10A BA10C BA10D BA10E BA15 BA26 CC00E GB15 GB23 GB41 GB66 JA20A JA20B JA20C JB09E JC00 JD02A JD02C JJ03A JJ03C JK01 JK07A JK07B JK07C JK10 JM02D YY00A YY00B YY00C

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】面材層の少なくとも一方に耐熱性を有する
    ガスバリアフィルムが使用されている3層以上の樹脂層
    からなる積層体において、その中の隣接する3層以上の
    層が単層あるいは積層された中間層とこの中間層を挟む
    2枚の面材層とからなるサンドイッチ構造を有し、中間
    層を挟む面材層に使用されている同種あるいは異種の樹
    脂の弾性率が、中間層に使用されている樹脂の弾性率よ
    り大きいことを特徴とする腰強度と耐衝撃性に優れた耐
    熱性を有するガスバリア性積層体。
  2. 【請求項2】面材層の少なくとも一方に耐熱性を有する
    ガスバリアフィルムが使用されている3層以上の樹脂層
    からなる積層体において、その中の隣接する3層以上の
    層が単層あるいは積層の中間層とこの中間層を挟む2枚
    の面材層とからなるサンドイッチ構造を有し、中間層を
    挟む面材層に使用されている同種あるいは異種の樹脂の
    弾性率(E1、E3)が、中間層に使用されている樹脂
    の弾性率(E2)より、弾性率比(E1/E2、E3/
    E2)で1.2倍以上大きいことを特徴とする腰強度と
    耐衝撃性に優れた耐熱性を有するガスバリア性積層体。
  3. 【請求項3】中間層に使用されている樹脂の膜厚が面材
    層の樹脂層の膜厚より厚いことを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2のいずれかに記載の腰強度と耐衝撃性に優
    れた耐熱性を有するガスバリア性積層体。
  4. 【請求項4】耐熱性を有するガスバリアフィルムが、プ
    ラスチック材料からなる基材の少なくとも片面に、アク
    リルポリオールと及びイソシアネート化合物、シランカ
    ップリング剤との複合物からなるプライマー層、厚さ5
    〜300nmの無機酸化物からなる薄膜層を積層したも
    のであることを特徴とする請求項1ないし請求項3のい
    ずれかに記載の腰強度と耐衝撃性に優れた耐熱性を有す
    るガスバリア性積層体。
  5. 【請求項5】シランカップリング剤が、アクリルポリオ
    ールの水酸基またはイソシアネート化合物のイソシアネ
    ート基の少なくとも一方と反応する有機官能基を持つこ
    とを特徴とする請求項4記載の腰強度と耐衝撃性に優れ
    た耐熱性を有するガスバリア性積層体。
  6. 【請求項6】シランカップリング剤に含まれる有機官能
    基が、イソシアネート基、エポキシ基、アミノ基である
    ことを特徴とする請求項5記載の腰強度と耐衝撃性に優
    れた耐熱性を有するガスバリア性積層体。
  7. 【請求項7】複合物中に反応触媒が添加されていること
    を特徴とする請求項4ないし請求項6のいずれかに記載
    の腰強度と耐衝撃性に優れた耐熱性を有するガスバリア
    性積層体。
  8. 【請求項8】反応触媒が、錫化合物であることを特徴と
    する請求項7記載の腰強度と耐衝撃性に優れた耐熱性を
    有するガスバリア性積層体。
  9. 【請求項9】錫化合物が、塩化錫、オキシ塩化錫または
    錫アルコキシドから選ばれる1つの錫化合物であること
    を特徴とする請求項8記載の腰強度と耐衝撃性に優れた
    耐熱性を有するガスバリア性積層体。
  10. 【請求項10】無機酸化物が、酸化アルミニウム、酸化
    珪素、酸化マグネシウム単体あるいはそれらの混合物で
    あることを特徴とする請求項4記載の腰強度と耐衝撃性
    に優れた耐熱性を有するガスバリア性積層体。
  11. 【請求項11】無機酸化物からなる薄膜層上に、さらに
    ガスバリア性被膜層を積層した構成において、該ガスバ
    リア性被膜層が、水溶性高分子と、(a)1種以上の金
    属アルコキシドおよびその加水分解物または、(b)塩
    化錫の少なくとも一方を含む水溶液あるいは水/アルコ
    ール混合溶液を主剤とするコーティング剤を塗布し、加
    熱乾燥してなる層であること特徴とする請求項4または
    請求項10のいずれかに記載の腰強度と耐衝撃性に優れ
    た耐熱性を有するガスバリア性積層体。
  12. 【請求項12】金属アルコキシドが、テトラエトキシシ
    ランまたはトリイソプロポキシアルミニウム、あるいは
    それらの混合物であることを特徴とする請求項11記載
    の腰強度と耐衝撃性に優れた耐熱性を有するガスバリア
    性積層体。
  13. 【請求項13】水溶性高分子が、ポリビニルアルコール
    であることを特徴とする請求項12記載の腰強度と耐衝
    撃性に優れた耐熱性を有するガスバリア性積層体。
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