JP2001291853A - 半導体エネルギー検出素子 - Google Patents

半導体エネルギー検出素子

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JP2001291853A JP2000102625A JP2000102625A JP2001291853A JP 2001291853 A JP2001291853 A JP 2001291853A JP 2000102625 A JP2000102625 A JP 2000102625A JP 2000102625 A JP2000102625 A JP 2000102625A JP 2001291853 A JP2001291853 A JP 2001291853A
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寛 赤堀
Masaharu Muramatsu
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エネルギー線の検出感度及び応答速度の低下
を抑制することができると共に、エネルギー線が検出可
能となる部分の面積を拡大することが可能な半導体エネ
ルギー検出素子を提供すること。 【解決手段】 フォトダイオードアレイ1は、第2導電
型の拡散層としてのP+拡散層3,4、N+チャンネルス
トップ層6,7、N+拡散層8等を含んでいる。P+拡散
層3,4、及び、N+チャンネルストップ層6,7は、
半導体基板2の入射面に対する裏面側に設けられてい
る。N+チャンネルストップ層6は隣り合うP+拡散層
3,4の間に設けられており、P+拡散層3,4を分離
するように格子形状を呈している。N+チャンネルスト
ップ層7はP+拡散層3の配列の外側にN +チャンネルス
トップ層6と連続して枠状に設けられている。N+チャ
ンネルストップ層7はN+チャンネルストップ層6より
も幅広とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放射線等のエネル
ギー線を検出するための半導体エネルギー検出素子に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種の半導体エネルギー検
出素子として、裏面入射型のフォトダイオードアレイが
知られている。この裏面入射型のフォトダイオードアレ
イは、入射面側にカソード電極が設けられ、入射面に対
する裏面側にアノード電極が設けられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、エネルギー
線の検出感度及び応答速度の低下を抑制することができ
ると共に、エネルギー線を大面積で検出することが可能
な半導体エネルギー検出素子を提供することを課題とし
ている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らの調査研究の
結果、以下のような事実を新たに見出した。
【0005】エネルギー線を検出する面の大面積化を図
るために、上述したような構成の裏面入射型のフォトダ
イオードアレイをチップ化して複数並設した場合に、エ
ネルギー線の入射面側にカソード電極が設けられている
ので、この入射面側のカソード電極によりフォトダイオ
ードアレイにエネルギー線の不感領域が生じることとな
り、エネルギー線が検出可能となる部分の面積を拡大す
るのには限界があった。
【0006】そこで、本発明者等は、新たに入射面に対
する裏面側にカソード電極及びアノード電極が設けられ
た裏面入射型のフォトダイオードアレイを発案するに至
った。しかしながら、カソード電極及びアノード電極を
入射面に対する裏面側に設けた場合、カソード電極を介
してバイアス電圧を印加していくと、空乏層が入射面に
到達する以前にチャンネルストップ層の下方で空乏層が
繋がってしまいそれ以上のバイアス電圧の印加が不可能
となり、空乏層を入射面まで拡大する(完全空乏化)す
ることができないといった現象が生じて、エネルギー線
の検出感度及び応答速度が低下するという問題点を有し
ていることが判明した。
【0007】かかる研究結果を踏まえ、本発明に係る半
導体エネルギー検出素子は、第1導電型の半導体からな
り、入射面から所定波長域のエネルギー線が入射する半
導体基板を備え、半導体基板の入射面に対する裏面側に
は、第2導電型の半導体からなる第2導電型の拡散層が
所定の間隔で複数配列されており、第2導電型の拡散層
の間には、半導体基板よりも不純物濃度の高い第1導電
型の半導体からなり、第2導電型の拡散層を分離するた
めの第1の第1導電型の拡散層が設けられ、第2導電型
の拡散層の配列の外側には、半導体基板よりも不純物濃
度の高い第1導電型の半導体からなり、第1の第1導電
型の拡散層よりも幅広に形成された第2の第1導電型の
拡散層が設けられていることを特徴としている。
【0008】本発明に係る半導体エネルギー検出素子で
は、半導体基板の入射面に対する裏面側に、第2導電型
の拡散層と、第1の第1導電型の拡散層と、第2の第1
導電型の拡散層とが設けられるので、エネルギー線の入
射面側に電極取出しによる不感領域が発生することはな
く、エネルギー線が検出可能となる部分の面積を拡大す
ることが可能となる。
【0009】第1の第1導電型の拡散層を介してバイア
ス電圧を印加していくと第1の第1導電型の拡散層の下
方で隣り合う空乏層が繋がってしまい、第1の第1導電
型の拡散層にはバイアス電圧がそれ以上印加できなくな
る。しかしながら、第2導電型の拡散層の配列の外側に
は、半導体基板よりも不純物濃度の高い第1導電型の半
導体からなり、第1の第1導電型の拡散層よりも幅広に
形成された第2の第1導電型の拡散層が設けられている
ので、第1の第1導電型の拡散層の下方で隣り合う空乏
層が繋がった後も、第2の第1導電型の拡散層を介して
バイアス電圧を印加し続けることができ、半導体基板の
空乏化を更に進めることができる。この結果、半導体エ
ネルギー検出素子において、エネルギー線の検出感度及
び応答速度が低下するのを抑制することが可能となる。
【0010】また、第2の第1導電型の拡散層に隣接す
る第2導電型の拡散層の幅と第2の第1導電型の拡散層
の幅との和は、第2の第1導電型の拡散層に隣接しない
第2導電型の拡散層の幅と第1の第1導電型の拡散層の
幅との和と等しくなるように設定されていることが好ま
しい。このように、第2の第1導電型の拡散層に隣接す
る第2導電型の拡散層の幅と第2の第1導電型の拡散層
の幅との和を、第2の第1導電型の拡散層に隣接しない
第2導電型の拡散層の幅と第1の第1導電型の拡散層の
幅との和と等しくなるように設定することにより、第2
の第1導電型の拡散層に隣接する第2導電型の拡散層を
含む単位領域の幅が、第2の第1導電型の拡散層に隣接
しない第2導電型の拡散層を含む単位領域の幅と等しく
なる。これにより、特に本発明による半導体エネルギー
検出素子を複数並設した場合において、全ての単位領域
の幅が等しくなり、エネルギー線が検出可能となる部分
の面積をより一層拡大することが可能となる。
【0011】また、第2の第1導電型の拡散層は、半導
体基板の端部に設けられていることが好ましい。このよ
うに、第2の第1導電型の拡散層が半導体基板の端部に
設けられることにより、半導体基板の端部において、第
2の第1導電型の拡散層の下方には空乏層が形成されな
い領域が存在することになり、空乏層が半導体基板の端
部に繋がることにより発生するリーク電流の増大を抑制
することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
による半導体エネルギー検出素子の好適な実施形態につ
いて詳細に説明する。なお、各図において同一要素には
同一符号を付して説明を省略する。
【0013】図1は、本発明の実施形態に係る半導体エ
ネルギー検出素子を示す平面図であり、図2は、同じく
半導体エネルギー検出素子の断面構造を示す概略図であ
る。本実施形態は、本発明をフォトダイオード数が25
(5×5)の完全空乏型の裏面入射型フォトダイオード
アレイに適用した例を示している。
【0014】裏面入射型のフォトダイオードアレイ1
は、図1及び図2に示すように、半導体基板2を備え、
この半導体基板2にフォトダイオードアレイが形成され
ている。半導体基板2は、ウエハ厚0.3mm、比抵抗
5kΩ・cmの高抵抗N型シリコン基板からなる。
【0015】フォトダイオードアレイ1は、第2導電型
の拡散層としてのP+拡散層3,4、N+チャンネルスト
ップ層6,7、N+拡散層8、アルミニウム等による配
線9、AR(反射防止)コート層10を含んでいる。P
+拡散層3,4、及び、N+チャンネルストップ層6,7
は、半導体基板2の入射面に対する裏面側に設けられて
いる。N+拡散層8は、半導体基板2の入射面側に設け
られており、このN+拡散層8の外側にはAR(反射防
止)コート層10が設けられている。N+拡散層8は、
半導体基板2よりも不純物濃度の高い第1導電型の半導
体からなり、その表面濃度は1.0×1019cm-3程度
とされている。
【0016】P+拡散層3,4は、表面濃度が1.0×
1020cm-3程度とされており、所定の間隔(本実施形
態においては、500μm程度)をおいて5×5(2
5)個配列されている。
【0017】N+チャンネルストップ層6は半導体基板
2よりも不純物濃度が高い第1導電型の半導体からな
り、N+チャンネルストップ層6の表面濃度は1.0×
1019cm-3程度とされている。また、N+チャンネル
ストップ層6は隣り合うP+拡散層3の間に設けられて
おり、P+拡散層3,4を分離するように格子形状を呈
している。P+拡散層3,4とN+チャンネルストップ層
6との間隔は、150μm程度とされている。ここで、
+チャンネルストップ層6は、各請求項における第1
の第1導電型の拡散層を構成している。
【0018】N+チャンネルストップ層7は半導体基板
2よりも不純物濃度が高い第1導電型の半導体からな
り、N+チャンネルストップ層7の表面濃度は1.0×
1019cm-3程度とされている。また、N+チャンネル
ストップ層7はP+拡散層3,4の配列の外側にN+チャ
ンネルストップ層6と連続して枠状に設けられている。
+拡散層4とN+チャンネルストップ層7との間隔は、
300μm程度とされており、N+チャンネルストップ
層7を含めたP+拡散層4から半導体基板2の端部まで
の距離は900μm程度である。N+チャンネルストッ
プ層6の幅は、200μm程度に設定されており、ま
た、N+チャンネルストップ層7はN+チャンネルストッ
プ層6よりも幅広とされており、N+チャンネルストッ
プ層7の幅は、600μm程度に設定されている。ここ
で、N+チャンネルストップ層7は、各請求項における
第2の第1導電型の拡散層を構成している。
【0019】N+チャンネルストップ層7に隣接するP+
拡散層4は、N+チャンネルストップ層7に隣接しない
+拡散層3に比して、その幅が短く設定されており、
+チャンネルストップ層7に隣接するP+拡散層4の幅
とN+チャンネルストップ層7の幅との和は、N+チャン
ネルストップ層7に隣接しないP+拡散層3の幅とN+
ャンネルストップ層6の幅との和と等しくなるように設
定されている。これにより、P+拡散層4の面積はP+
散層3の面積よりも小さくなるものの、P+拡散層4を
含むフォトダイオード単位セル(単位領域)の幅はP+
拡散層3を含むフォトダイオード単位セル(単位領域)
の幅と等しくなり、フォトダイオードアレイ1における
フォトダイオード単位セル(単位領域)の面積は全て等
しくなる。
【0020】P+拡散層3,4、及び、N+チャンネルス
トップ層6,7の夫々に電気的に接続された各配線9上
には、バンプ11が形成されており、P+拡散層3,
4、及び、N+チャンネルストップ層6,7の電気的接
続は、半導体基板2の入射面に対する裏面側においてな
される。バンプ11は、出力読み出し回路(図示せず)
とフリップチップボンディングによって接続される。
【0021】次に、上述した構成のフォトダイオードア
レイ1の動作について、図3及び図4に基づいて説明す
る。図3及び図4は、図2と同様に、本発明の実施形態
に係る半導体エネルギー検出素子の断面構造を示す概略
図である。
【0022】まず、フォトダイオードアレイ1をN+
ャンネルストップ層6,7に正のバイアス電圧を印加し
て使用する場合、半導体基板2にはバイアス電圧の大き
さに応じた空乏層12が形成される。フォトダイオード
アレイ1においてN+チャンネルストップ層6,7を介
してバイアス電圧を印加していくと、完全空乏化の途中
の100V程度印加した状態で、図3に示されるよう
に、N+チャンネルストップ層6の下方で隣り合う空乏
層12同士が繋がってしまい、N+チャンネルストップ
層6には上述した100V程度以上のバイアス電圧が印
加できない状態となる。なお、半導体基板2と同じ比抵
抗5kΩ・cmの高抵抗N型シリコン基板を用いたPI
N型フォトダイオードにおいては、通常110V〜12
0V程度のバイアス電圧を印加することにより、完全空
乏化が達成される。
【0023】しかしながら、N+チャンネルストップ層
6よりも幅広のN+チャンネルストップ層7がP+拡散層
3,4の配列の外側にN+チャンネルストップ層6と連
続して設けられているので、N+チャンネルストップ層
7の下方には半導体基板2の入射面側までの間におい
て、空乏化しない領域として空乏層12が形成されない
領域13が設けられており、N+チャンネルストップ層
6の下方で隣り合う空乏層12同士が繋がった後も、N
+チャンネルストップ層7を介してN+拡散層8にバイア
ス電圧を印加することができるため、半導体基板2内に
おける空乏化を更に進めることができる。
【0024】空乏層12がN+拡散層8にまで達した後
にも更にバイアス電圧を印加し続けることにより、N+
チャンネルストップ層6の下方の不感領域(空乏層1
2)を低減若しくは無くすことが可能であり、200V
程度のバイアス電圧を印加することで、図4に示される
ように、空乏層12が半導体基板2の入射面(N+拡散
層8)全体に広がることになり、半導体基板2が完全空
乏化された状態となる。半導体基板2が完全空乏化され
た状態においても、図4に示されるように、N+チャン
ネルストップ層7の下方には、半導体基板2の入射面側
までの間において空乏層12が形成されない領域13が
設けられることになる。
【0025】空乏層12が半導体基板2のN+拡散層8
に到達した状態で、エネルギー線が半導体基板2の入射
面に入射すると、フォトダイオードアレイ1において空
乏層12内で発生した光電流が高速で検出されることに
なる。また、P+拡散層3,4を含むフォトダイオード
単位セルがマトリックス状に配設(マルチチャンネル
化)されているので、フォトダイオードアレイ1におい
て入射光の入射位置も検出されることになる。
【0026】なお、半導体基板2の端部に空乏層12が
繋がるとリーク電流が増大することになるが、N+チャ
ンネルストップ層7はN+チャンネルストップ層6より
も幅広とされているので、N+チャンネルストップ層7
の下方には、空乏層12が形成されない領域13が存在
することになり、半導体基板2の端部においてリーク電
流が増大するのを抑制することができる。
【0027】このように、フォトダイオードアレイ1に
あっては、半導体基板2の入射面に対する裏面側に、P
+拡散層3,4と、N+チャンネルストップ層6,7とが
設けられるので、エネルギー線の入射面側に電極取出し
による不感領域が発生することはなく、エネルギー線が
検出可能となる部分の面積を拡大することが可能とな
る。
【0028】N+チャンネルストップ層6を介してバイ
アス電圧を印加していくとN+チャンネルストップ層6
の下方で隣り合う空乏層12が繋がってしまい、N+
ャンネルストップ層6にはバイアス電圧がそれ以上印加
できなくなる。しかしながら、N+チャンネルストップ
層7が設けられているので、N+チャンネルストップ層
7の下方には半導体基板2の入射面側までの間において
空乏層12が形成されない領域13が設けられることに
なり、N+チャンネルストップ層6の下方で隣り合う空
乏層12が繋がった後も、N+チャンネルストップ層7
を介してバイアス電圧を印加し続けることができ、半導
体基板2の空乏化を更に進めることができる。この結
果、フォトダイオードアレイ1において、エネルギー線
の検出感度及び応答速度が低下するのを抑制することが
可能となる。
【0029】なお、フォトダイオードアレイ1は、基本
的に空乏層12が半導体基板2の入射面(N+拡散層
8)全体に広がった完全空乏化された状態で使用され
る。この完全空乏化された状態において空乏層12は、
+チャンネルストップ層6の下方において全て繋がっ
ており、空乏層12の端は半導体基板2の端部近傍まで
達している。この半導体基板2の端部近傍までの空乏層
12の広がりは、印加するバイアス電圧によって調節す
ることができるため、P+拡散層4を小さくしても空乏
層12を半導体基板2の端部近傍まで広げることが可能
である。これにより、P+拡散層4の幅(面積)をP+
散層3の幅(面積)よりも小さく設定した場合において
も、空乏層12に発生したキャリアはP+拡散層4に集
められることになり、フォトダイオードアレイ1の有感
領域の減少が抑えられて、フォトダイオードアレイ1の
エネルギー線の受光感度に影響を及ぼすことが抑制され
る。
【0030】また、フォトダイオードアレイ1は、図5
に示されるように、複数個のフォトダイオードアレイ1
をマトリックス状に並設して使用することもできる。
【0031】N+チャンネルストップ層7に隣接するP+
拡散層4の幅とN+チャンネルストップ層7の幅との和
は、N+チャンネルストップ層7に隣接しないP+拡散層
3の幅とN+チャンネルストップ層6の幅との和と等し
くなるように設定されることにより、図5に示されるよ
うに、P+拡散層4を含むフォトダイオード単位セル
(単位領域)の幅aはP+拡散層3を含むフォトダイオ
ード単位セル(単位領域)の幅aと等しくなり、フォト
ダイオードアレイ1におけるフォトダイオード単位セル
(単位領域)の面積は全て等しくされているので、特
に、複数個のフォトダイオードアレイ1をマトリックス
状に配設して場合において、エネルギー線を大面積で容
易に検出することができると共に、エネルギー線の入射
位置を適切に検出することができる。
【0032】なお、N+チャンネルストップ層7は、半
導体基板2の端部に設ける必要はなく、いずれかのN+
チャンネルストップ層6の位置(フォトダイオード単位
セル間の位置)に設けるようにしてもよい。しかしなが
ら、N+チャンネルストップ層7の下方の領域13は空
乏化されないために、フォトダイオードアレイ1のフォ
トダイオード単位セルの間に不感領域が存在することに
なる。したがって、フォトダイオードアレイ1のフォト
ダイオード単位セルの間に不感領域が存在する、及び、
半導体基板2の端部においてリーク電流が発生するとい
う二つの現象の発生を回避するためには、N+チャンネ
ルストップ層7は、半導体基板2の端部に設けたほうが
好ましい。
【0033】本発明は、前述した実施形態に限定される
ものではなく、上述した数値等も適宜変更して設定する
ことができ、また、本発明を放射線等のエネルギー線を
検出するための様々な半導体エネルギー検出素子に適用
することができる。
【0034】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、エネルギー線の検出感度及び応答速度の低下を
抑制することができると共に、エネルギー線が検出可能
となる部分の面積を拡大することが可能な半導体エネル
ギー検出素子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る半導体エネルギー検出
素子を示す平面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る半導体エネルギー検出
素子の断面構造を示す概略図である。
【図3】本発明の実施形態に係る半導体エネルギー検出
素子の断面構造を示す概略図である。
【図4】本発明の実施形態に係る半導体エネルギー検出
素子の断面構造を示す概略図である。
【図5】本発明の実施形態に係る半導体エネルギー検出
素子をマトリックス状に並設した状態を示した平面図で
ある。
【符号の説明】
1…フォトダイオードアレイ、2…半導体基板、3…P
+拡散層、4…P+拡散層、6…N+チャンネルストップ
層、7…N+チャンネルストップ層、8…N+拡散層、9
…配線、10…ARコート層、11…バンプ、12…空
乏層、13…空乏層が形成されない領域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村松 雅治 静岡県浜松市市野町1126番地の1 浜松ホ トニクス株式会社内 Fターム(参考) 4M118 AA01 AA10 AB02 BA06 CA03 CA26 GA02 GA10 5F088 AA02 AA03 AB03 BA01 BA02 BA20 CB09 EA04 GA04 LA07

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型の半導体からなり、入射面か
    ら所定波長域のエネルギー線が入射する半導体基板を備
    え、 前記半導体基板の前記入射面に対する裏面側には、第2
    導電型の半導体からなる第2導電型の拡散層が所定の間
    隔で複数配列されており、 前記第2導電型の拡散層の間には、前記半導体基板より
    も不純物濃度の高い第1導電型の半導体からなり、前記
    第2導電型の拡散層を分離するための第1の第1導電型
    の拡散層が設けられ、 前記第2導電型の拡散層の配列の外側には、前記半導体
    基板よりも不純物濃度の高い第1導電型の半導体からな
    り、前記第1の第1導電型の拡散層よりも幅広に形成さ
    れた第2の第1導電型の拡散層が設けられていることを
    特徴とする半導体エネルギー検出素子。
  2. 【請求項2】 前記第2の第1導電型の拡散層に隣接す
    る第2導電型の拡散層の幅と前記第2の第1導電型の拡
    散層の幅との和は、前記第2の第1導電型の拡散層に隣
    接しない第2導電型の拡散層の幅と前記第1の第1導電
    型の拡散層の幅との和と等しくなるように設定されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の半導体エネルギー
    検出素子。
  3. 【請求項3】 前記第2の第1導電型の拡散層は、前記
    半導体基板の端部に設けられていることを特徴とする請
    求項1又は請求項2に記載の半導体エネルギー検出素
    子。
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