JPH09331051A - 光電変換半導体装置 - Google Patents
光電変換半導体装置Info
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- JPH09331051A JPH09331051A JP8143367A JP14336796A JPH09331051A JP H09331051 A JPH09331051 A JP H09331051A JP 8143367 A JP8143367 A JP 8143367A JP 14336796 A JP14336796 A JP 14336796A JP H09331051 A JPH09331051 A JP H09331051A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 ダイナミックレンジが広く、周波数特性にす
ぐれた増幅機能をもつ光電変換半導体装置。 【解決手段】 N-型基板11にP-ウェル41を形成
し、その中にP+型不純物領域44とその電極であるウ
ェル電極14、ドレイン領域15、ソース領域16とそ
の電極であるドレイン電極17、ソース電極18および
ゲート絶縁膜19、ゲート電極20を形成する。P-ウ
ェル41は、N+型不純物領域42とその電極であるN+
型電極43で周囲を囲み、反対の面を裏面N+型不純物
領域29とその電極である裏面N+型電極53を形成
し、N-型基板11とP-ウェル42によりPN接合を形
成する。
ぐれた増幅機能をもつ光電変換半導体装置。 【解決手段】 N-型基板11にP-ウェル41を形成
し、その中にP+型不純物領域44とその電極であるウ
ェル電極14、ドレイン領域15、ソース領域16とそ
の電極であるドレイン電極17、ソース電極18および
ゲート絶縁膜19、ゲート電極20を形成する。P-ウ
ェル41は、N+型不純物領域42とその電極であるN+
型電極43で周囲を囲み、反対の面を裏面N+型不純物
領域29とその電極である裏面N+型電極53を形成
し、N-型基板11とP-ウェル42によりPN接合を形
成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は増幅機能をもつ光電変換
半導体装置とその応用に関するものである。
半導体装置とその応用に関するものである。
【0002】
【従来の技術】赤外光を利用した光空間伝送は低コスト
で小型な高速・大容量の無線通信が可能なため携帯機器
などを中心に応用が進んでいる。この様な赤外光無線通
信では送信側に光電変換を行う発光素子としてLED
を、受信側にはPINフォトダイオードを利用してい
る。
で小型な高速・大容量の無線通信が可能なため携帯機器
などを中心に応用が進んでいる。この様な赤外光無線通
信では送信側に光電変換を行う発光素子としてLED
を、受信側にはPINフォトダイオードを利用してい
る。
【0003】PINフォトダイオードは図42に断面図
として示すようにN-型半導体基板2の一方の面にはP+
型不純物領域3とN+型不純物領域4が、もう一方の面
(裏面と称す)にはN+型不純物領域5とその電極とし
ての裏面カソード電極8が形成され、P+型不純物領域
3にはアノード電極6がN+型不純物領域4にはカソー
ド電極7が形成されており、P+型不純物領域2と基板
によりPN接合(ダイオード)が形成されている。
として示すようにN-型半導体基板2の一方の面にはP+
型不純物領域3とN+型不純物領域4が、もう一方の面
(裏面と称す)にはN+型不純物領域5とその電極とし
ての裏面カソード電極8が形成され、P+型不純物領域
3にはアノード電極6がN+型不純物領域4にはカソー
ド電極7が形成されており、P+型不純物領域2と基板
によりPN接合(ダイオード)が形成されている。
【0004】カソード電極はカソード電極7と裏面カソ
ード電極8のどちらを利用してもよいしN+型不純物領
域4とカソード電極7はなくてもかまわない。N-型半
導体基板2の不純物濃度が低いものをさしてPINと称
し、PN接合に逆バイアスを加えた時の空乏層の伸びが
大きく、接合容量が少ないという点から高速応答に適し
ており広く使われている。
ード電極8のどちらを利用してもよいしN+型不純物領
域4とカソード電極7はなくてもかまわない。N-型半
導体基板2の不純物濃度が低いものをさしてPINと称
し、PN接合に逆バイアスを加えた時の空乏層の伸びが
大きく、接合容量が少ないという点から高速応答に適し
ており広く使われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】光空間伝送では照度は
距離の2乗に反比例するため通信距離を伸ばすためには
LEDなどの発光素子の数または電流を増やす、あるい
は受光素子であるPINフォトダイオードの受光面積を
大きくする必要があり、これは接合容量を大きくすると
いう欠点をもつ。
距離の2乗に反比例するため通信距離を伸ばすためには
LEDなどの発光素子の数または電流を増やす、あるい
は受光素子であるPINフォトダイオードの受光面積を
大きくする必要があり、これは接合容量を大きくすると
いう欠点をもつ。
【0006】またアバランシェフォトダイオードのよう
に増幅機能をもつものを利用することも考えられるが高
電圧の印加が必要でかつ大面積化が困難である。また増
幅機能をもつものとしてフォトトランジスタもあるがダ
イナミックレンジ(光量−出力の線形領域)が狭く、周
波数特性も良くない。
に増幅機能をもつものを利用することも考えられるが高
電圧の印加が必要でかつ大面積化が困難である。また増
幅機能をもつものとしてフォトトランジスタもあるがダ
イナミックレンジ(光量−出力の線形領域)が狭く、周
波数特性も良くない。
【0007】本発明の目的はそこでダイナミックレンジ
が広く、周波数特性すぐれた増幅機能をもつ光電変換半
導体装置を実現することにある。
が広く、周波数特性すぐれた増幅機能をもつ光電変換半
導体装置を実現することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、第1の手段としてNMOSトランジス
タと前記NMOSトランジスタの基板領域(ウェル)に
延びる空乏層の形成手段を備え、前記空乏層への入射光
による基板領域の電位の変化を前記MOSトランジスタ
の出力とする。
に、本発明では、第1の手段としてNMOSトランジス
タと前記NMOSトランジスタの基板領域(ウェル)に
延びる空乏層の形成手段を備え、前記空乏層への入射光
による基板領域の電位の変化を前記MOSトランジスタ
の出力とする。
【0009】第2の手段として前記空乏層形成手段はP
N接合とする。第3の手段として前記PN接合は前記N
MOSトランジスタが形成されている半導体基板面側に
形成する。第4の手段として前記NMOSトランジスタ
のソース領域、ドレイン領域、ゲートを同心状に形成す
る。
N接合とする。第3の手段として前記PN接合は前記N
MOSトランジスタが形成されている半導体基板面側に
形成する。第4の手段として前記NMOSトランジスタ
のソース領域、ドレイン領域、ゲートを同心状に形成す
る。
【0010】第5の手段として前記NMOSトランジス
タを形成する基板領域は半導体基板と異なる導電型不純
物領域にとし基板領域と半導体基板によりPN接合を構
成し空乏層を形成する。第6の手段として前記基板領域
(ウェル)の周囲を囲んで基板より不純物濃度の高いN
型不純物領域を形成する。
タを形成する基板領域は半導体基板と異なる導電型不純
物領域にとし基板領域と半導体基板によりPN接合を構
成し空乏層を形成する。第6の手段として前記基板領域
(ウェル)の周囲を囲んで基板より不純物濃度の高いN
型不純物領域を形成する。
【0011】第7の手段として前記基板領域を形成した
面と反対の面に基板より不純物濃度の高いN型不純物領
域を形成する。第8の手段として前記NMOSトランジ
スタのゲート絶縁膜はLOCOS酸化膜とする。
面と反対の面に基板より不純物濃度の高いN型不純物領
域を形成する。第8の手段として前記NMOSトランジ
スタのゲート絶縁膜はLOCOS酸化膜とする。
【0012】第9の手段として空乏層形成手段はショッ
トキー接合とする。第10の手段として前記基板領域に
オーミック電極を形成しゲート電極と短絡させる。第1
1の手段としてNMOSトランジスタを形成した基板領
域(ウェル)とダイオードを同一半導体基板に有し、前
記NMOSトランジスタと前記ダイオードに所定の電圧
を印加する電圧印加手段を備え、前記NMOSトランジ
スタは前記基板領域に形成したソース領域、ドレイン領
域、ゲート絶縁膜、ゲート電極等により光電変換半導体
装置を構成し、前記電圧印加手段により前記ダイオード
に逆バイアス電圧を印加して空乏層を形成し、前記空乏
層に入射した光により電荷を生成させ、前記電荷を前記
基板領域(ウェル)に注入して前記基板領域の電位を変
動させ、前記基板領域の電位変動を前記NMOSトラン
ジスタの前記ソース領域とドレイン領域間のコンダクタ
ンスの変化として検出する。
トキー接合とする。第10の手段として前記基板領域に
オーミック電極を形成しゲート電極と短絡させる。第1
1の手段としてNMOSトランジスタを形成した基板領
域(ウェル)とダイオードを同一半導体基板に有し、前
記NMOSトランジスタと前記ダイオードに所定の電圧
を印加する電圧印加手段を備え、前記NMOSトランジ
スタは前記基板領域に形成したソース領域、ドレイン領
域、ゲート絶縁膜、ゲート電極等により光電変換半導体
装置を構成し、前記電圧印加手段により前記ダイオード
に逆バイアス電圧を印加して空乏層を形成し、前記空乏
層に入射した光により電荷を生成させ、前記電荷を前記
基板領域(ウェル)に注入して前記基板領域の電位を変
動させ、前記基板領域の電位変動を前記NMOSトラン
ジスタの前記ソース領域とドレイン領域間のコンダクタ
ンスの変化として検出する。
【0013】第12の手段として前記NMOSトランジ
スタはP型の基板領域(ウェル)に形成したNMOSト
ランジスタからなり、前記半導体基板はN型半導体基板
からなり、前記ダイオードは前記基板領域と前記半導体
基板によりPN接合として構成し、前記PN接合に逆バ
イアス電圧を印加して空乏層を形成する。
スタはP型の基板領域(ウェル)に形成したNMOSト
ランジスタからなり、前記半導体基板はN型半導体基板
からなり、前記ダイオードは前記基板領域と前記半導体
基板によりPN接合として構成し、前記PN接合に逆バ
イアス電圧を印加して空乏層を形成する。
【0014】第13の手段として出力をフィードバック
しゲート電圧を制御する。第14の手段としてMOSト
ランジスタを形成した基板領域(ウェル)と前記基板領
域に延びる空乏層の形成手段を同一半導体基板に有し、
前記空乏層への入射光による前記基板領域の電位変化を
前記MOSトランジスタの出力とする光電変換半導体装
置を固体撮像素子の1画素とする。
しゲート電圧を制御する。第14の手段としてMOSト
ランジスタを形成した基板領域(ウェル)と前記基板領
域に延びる空乏層の形成手段を同一半導体基板に有し、
前記空乏層への入射光による前記基板領域の電位変化を
前記MOSトランジスタの出力とする光電変換半導体装
置を固体撮像素子の1画素とする。
【0015】第15の手段として前記固体撮像素子は信
号読み出しがXYアドレス方式であり、1方のアドレス
を前記MOSトランジスタへのゲート入力で行う。第1
6の手段として前記固体撮像素子は1画素がX読出し用
とY読出し用の2個の前記光電変換半導体装置よりなり
X読出し用の各列の1列づつ、Y読出し用各行1行づつ
の前記光電変換半導体装置をギャングする。
号読み出しがXYアドレス方式であり、1方のアドレス
を前記MOSトランジスタへのゲート入力で行う。第1
6の手段として前記固体撮像素子は1画素がX読出し用
とY読出し用の2個の前記光電変換半導体装置よりなり
X読出し用の各列の1列づつ、Y読出し用各行1行づつ
の前記光電変換半導体装置をギャングする。
【0016】第17の手段として前記固体撮像素子の前
記光電変換半導体装置の前記MOSトランジスタがX読
出し用とY読出し用の2つのドレイン領域とそのドレイ
ン電極をもちX読出し用の各列の1列づつ、Y読出し用
各行1行づつの前記ドレイン電極をギャングする。
記光電変換半導体装置の前記MOSトランジスタがX読
出し用とY読出し用の2つのドレイン領域とそのドレイ
ン電極をもちX読出し用の各列の1列づつ、Y読出し用
各行1行づつの前記ドレイン電極をギャングする。
【0017】第18の手段として複数のPINフォトダ
イオードーを設けその各々を別々の増幅器に入力し増幅
器の出力側でギャングし信号処理回路に入力する。第1
9の手段としてMOSトランジスタと前記MOSトラン
ジスタの基板領域に延びる空乏層の形成手段を備え、前
記空乏層への入射光による基板領域の電位の変化を前記
MOSトランジスタの出力とする半導体装置を複数設け
ドレイン側でギャングする。
イオードーを設けその各々を別々の増幅器に入力し増幅
器の出力側でギャングし信号処理回路に入力する。第1
9の手段としてMOSトランジスタと前記MOSトラン
ジスタの基板領域に延びる空乏層の形成手段を備え、前
記空乏層への入射光による基板領域の電位の変化を前記
MOSトランジスタの出力とする半導体装置を複数設け
ドレイン側でギャングする。
【0018】第20の手段として前記MOSトランジス
タは基板と異なる導電型の不純物領域(ウェル)に形成
する。第21の手段として複数のフォトトランジスタを
設けその各々の出力をギャングして次段回路に入力す
る。
タは基板と異なる導電型の不純物領域(ウェル)に形成
する。第21の手段として複数のフォトトランジスタを
設けその各々の出力をギャングして次段回路に入力す
る。
【0019】第22の手段として、発光素子と光駆動部
を有し光信号の送受信によりスイッチングあるいはセン
シングを行う半導体装置において光駆動部としてMOS
トランジスタを構成する基板領域(ウェル)と前記MO
Sトランジスタの基板領域に延びる空乏層の形成手段を
同一半導体基板に備え、前記空乏層への入射光による前
記基板領域の電位の変化を前記MOSトランジスタの出
力とすることを特徴とする光電変換半導体装置を使用す
る。
を有し光信号の送受信によりスイッチングあるいはセン
シングを行う半導体装置において光駆動部としてMOS
トランジスタを構成する基板領域(ウェル)と前記MO
Sトランジスタの基板領域に延びる空乏層の形成手段を
同一半導体基板に備え、前記空乏層への入射光による前
記基板領域の電位の変化を前記MOSトランジスタの出
力とすることを特徴とする光電変換半導体装置を使用す
る。
【0020】第23の手段として発光素子と光駆動部を
有し光信号の送受信によりスイッチングあるいはセンシ
ングを行う半導体装置において光駆動部として前記MO
SトランジスタはNMOSトランジスタとし前記半導体
基板と前記基板領域によりPN接合を構成し前記PN接
合により空乏層を形成する。
有し光信号の送受信によりスイッチングあるいはセンシ
ングを行う半導体装置において光駆動部として前記MO
SトランジスタはNMOSトランジスタとし前記半導体
基板と前記基板領域によりPN接合を構成し前記PN接
合により空乏層を形成する。
【0021】第24の手段として発光素子と光駆動部を
有し光信号の送受信によりスイッチングあるいはセンシ
ングを行う半導体装置において光駆動部として前記光電
変換半導体装置を2個対称(逆直列)に結合する。
有し光信号の送受信によりスイッチングあるいはセンシ
ングを行う半導体装置において光駆動部として前記光電
変換半導体装置を2個対称(逆直列)に結合する。
【0022】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の光電変換半導体装置の第1の実施
例を示す断面図である。例えば比抵抗6kΩ・cmのN
-型基板11の基板厚みは300μmである。
する。図1は本発明の光電変換半導体装置の第1の実施
例を示す断面図である。例えば比抵抗6kΩ・cmのN
-型基板11の基板厚みは300μmである。
【0023】N±ウェル12はPの150keV、ドー
ズ量6E12/cm2の条件のイオン注入で形成され
る。ドレイン領域15、ソース領域16はともにBの3
0keV、ドーズ量5E15/cm2の条件のイオン注
入で形成されるP+型不純物領域でそれぞれドレイン電
極17、ソース電極18をもつ。
ズ量6E12/cm2の条件のイオン注入で形成され
る。ドレイン領域15、ソース領域16はともにBの3
0keV、ドーズ量5E15/cm2の条件のイオン注
入で形成されるP+型不純物領域でそれぞれドレイン電
極17、ソース電極18をもつ。
【0024】N+型不純物領域13はウェル電極14が
N±ウェル12とオーミックコンタクトをとるためにの
ものでPの40keV、ドーズ量6E15/cm2の条
件のイオン注入で形成される。SiO2よりなるゲート
絶縁膜19の膜厚は540nmであり、ゲート電極20
はポリシリコンで形成される。
N±ウェル12とオーミックコンタクトをとるためにの
ものでPの40keV、ドーズ量6E15/cm2の条
件のイオン注入で形成される。SiO2よりなるゲート
絶縁膜19の膜厚は540nmであり、ゲート電極20
はポリシリコンで形成される。
【0025】素子間分離用SiO2膜21は1μmの厚
みでN±ウェル12を取り囲んでいる。素子分離用Si
O2膜21の下には素子分離用P±型不純物領域22が
形成されている。
みでN±ウェル12を取り囲んでいる。素子分離用Si
O2膜21の下には素子分離用P±型不純物領域22が
形成されている。
【0026】基板比抵抗あるいは濃度、N±ウェルのド
ーズ量およびゲート絶縁膜の膜厚は本発明の重要なパラ
メーターであり、半発明の光電変換半導体装置の特性に
影響を与える。ゲート絶縁膜の膜厚は素子分離用SiO
2膜より薄いことが望ましい。なぜなら分離領域のシュ
レッショルド電圧Vthがバイアスでもたなくなるからで
ある。
ーズ量およびゲート絶縁膜の膜厚は本発明の重要なパラ
メーターであり、半発明の光電変換半導体装置の特性に
影響を与える。ゲート絶縁膜の膜厚は素子分離用SiO
2膜より薄いことが望ましい。なぜなら分離領域のシュ
レッショルド電圧Vthがバイアスでもたなくなるからで
ある。
【0027】上記のようにしてN±ウェル12にPMO
Sトランジスタが形成される。基板の裏面には裏面P+
型不純物領域23がBF2の40keV、ドーズ量2E
14/cm2の条件のイオン注入で形成され、前記N-型
基板11とでPINダイオードを形成し逆バイアス電圧
の印加で空乏層26が生ずる。
Sトランジスタが形成される。基板の裏面には裏面P+
型不純物領域23がBF2の40keV、ドーズ量2E
14/cm2の条件のイオン注入で形成され、前記N-型
基板11とでPINダイオードを形成し逆バイアス電圧
の印加で空乏層26が生ずる。
【0028】裏面P+型不純物領域23の電極として裏
面P+型電極24が形成される。裏面N+型不純物領域2
5が裏面P+型不純物領域23の周囲にPの40ke
V、ドーズ量6E15/cm2の条件のイオン注入で形
成される。図2は本発明の第1実施例で示す光電変換半
導体装置の1例を示す平面図である。
面P+型電極24が形成される。裏面N+型不純物領域2
5が裏面P+型不純物領域23の周囲にPの40ke
V、ドーズ量6E15/cm2の条件のイオン注入で形
成される。図2は本発明の第1実施例で示す光電変換半
導体装置の1例を示す平面図である。
【0029】N±ウェル12にはN+型不純物領域13
とその電極であるウェル電極14、およびMOSトラン
ジスタを構成するドレイン領域15、ソース領域16と
その電極であるドレイン電極17、ソース電極18とポ
リシリコンによりゲート電極20とAlによりゲート電
極20と接続してゲートAl電極30が形成される。
とその電極であるウェル電極14、およびMOSトラン
ジスタを構成するドレイン領域15、ソース領域16と
その電極であるドレイン電極17、ソース電極18とポ
リシリコンによりゲート電極20とAlによりゲート電
極20と接続してゲートAl電極30が形成される。
【0030】ドレイン領域15、ソース領域16はとも
にP+型不純物領域でゲート電極形成後セルフアライン
にイオン注入されるので横方向の拡散を無視するとゲー
ト長L、ゲート幅Wが図示するように定義される。図3
は上記本発明の光電変換装置の原理を説明するための詳
しい等価回路図である。
にP+型不純物領域でゲート電極形成後セルフアライン
にイオン注入されるので横方向の拡散を無視するとゲー
ト長L、ゲート幅Wが図示するように定義される。図3
は上記本発明の光電変換装置の原理を説明するための詳
しい等価回路図である。
【0031】ゲート電極G20にはゲート電圧VGS61
が印加され、ソース電極S18、ドレイン電極D17が
あり、読みだし容量CO72を介して出力信号VOUTが出
力される出力端子68をもつ。静電容量としてはN±ウ
ェルとソース間容量CJ69、N±ウェルとチャンネル間
容量CS70、とN±ウェルと基板間容量(PINダイ
オードの接合容量)CD71をもつ。
が印加され、ソース電極S18、ドレイン電極D17が
あり、読みだし容量CO72を介して出力信号VOUTが出
力される出力端子68をもつ。静電容量としてはN±ウ
ェルとソース間容量CJ69、N±ウェルとチャンネル間
容量CS70、とN±ウェルと基板間容量(PINダイ
オードの接合容量)CD71をもつ。
【0032】ウェル電極14は抵抗RB64を介して接地
(GND)66と接続し、PINダイオード67は逆電
圧VB62により空乏層が形成される。ドレイン電極D1
7には抵抗RO65を介してドレイン電圧VDD63が印加
される。
(GND)66と接続し、PINダイオード67は逆電
圧VB62により空乏層が形成される。ドレイン電極D1
7には抵抗RO65を介してドレイン電圧VDD63が印加
される。
【0033】光が空乏層に入射して生じた電荷はN±ウ
ェルに蓄積され、これによりPMOSトランジスタのド
レイン電流が変化し、電荷は抵抗RB64を通って排出さ
れる。図4は本発明の光電変換半導体装置の動作原理を
説明するためのゲート電圧−ドレイン電流特性図であ
る。
ェルに蓄積され、これによりPMOSトランジスタのド
レイン電流が変化し、電荷は抵抗RB64を通って排出さ
れる。図4は本発明の光電変換半導体装置の動作原理を
説明するためのゲート電圧−ドレイン電流特性図であ
る。
【0034】光照射時のドレイン電流曲線81と光無照
射時のドレイン電流曲線82を比較すると同一VGSで光
照射によりドレイン電流IDが増加し光電変換効果があ
ることがわかる。PMOSトランジスタのドレイン電流
IDは飽和領域において数1のようになる。
射時のドレイン電流曲線82を比較すると同一VGSで光
照射によりドレイン電流IDが増加し光電変換効果があ
ることがわかる。PMOSトランジスタのドレイン電流
IDは飽和領域において数1のようになる。
【0035】
【数1】 ここでW:ゲート幅、L:ゲート長、μS:実効表面キャ
リア移動度、COX:単位面積当たりのゲート容量、VGS:
ソースとゲート間電圧、Vth:スレッショルド電圧であ
り、μS=120cm2/Vsecであり、COXは数2のよう
になる。
リア移動度、COX:単位面積当たりのゲート容量、VGS:
ソースとゲート間電圧、Vth:スレッショルド電圧であ
り、μS=120cm2/Vsecであり、COXは数2のよう
になる。
【0036】
【数2】 ここでεO:真空誘電率、εOX:SiO2の比誘電率、
tOX:ゲート絶縁膜のSiO2の膜厚でありεO=8.85
4X10-14F/cm、εOX=3.9である。ゲート容量
CGは数3のようになる。
tOX:ゲート絶縁膜のSiO2の膜厚でありεO=8.85
4X10-14F/cm、εOX=3.9である。ゲート容量
CGは数3のようになる。
【0037】
【数3】 光入射によるN±ウェルでのバイアス電圧VsubはIDと
Vthに影響して数4となり、
Vthに影響して数4となり、
【0038】
【数4】 ただし説明を簡単にするためフラットバンド電圧は省略
してある。ここでq:電荷、k:ボルツマン定数、T:
ケルビン絶対温度、ND:N-ウェル不純物濃度、LDは数
5のように定義される拡散長である。
してある。ここでq:電荷、k:ボルツマン定数、T:
ケルビン絶対温度、ND:N-ウェル不純物濃度、LDは数
5のように定義される拡散長である。
【0039】
【数5】 N±ウェルのフェルミ準位φFnは数6のようになる。
【0040】
【数6】 ここでεSi:Siの比誘電率、ni:Siの真性キャリア
濃度である。N±ウェル内部のトランスコンダクタンス
gsubは数7のようになる。
濃度である。N±ウェル内部のトランスコンダクタンス
gsubは数7のようになる。
【0041】
【数7】 ここでgmは表面でのトランスコンダクタンスであり数
8のようになる。
8のようになる。
【0042】
【数8】 ここでkP:定数、これからgsubはgmに比例することが
わかる。gsub/gmは数9のようになる。
わかる。gsub/gmは数9のようになる。
【0043】
【数9】 このgsub/gmが感度を表し、COXを小さくすると感度
が大きくなることがわかる。この光電変換半導体装置の
容量CBは数10のようになる。
が大きくなることがわかる。この光電変換半導体装置の
容量CBは数10のようになる。
【0044】
【数10】 このうちCDはAd:N±ウェル面積、d:空乏層厚みと
して数11のようになる。
して数11のようになる。
【0045】
【数11】 ところでゼロバイアスでのN±ウェルとソース領域のP
N接合の空乏層厚みdj0は数12のようになる。
N接合の空乏層厚みdj0は数12のようになる。
【0046】
【数12】 ここでNA:ソース領域の不純物濃度、Vbiはビルトイン
ポテンシャルで数13のようになる。
ポテンシャルで数13のようになる。
【0047】
【数13】 したがって、ゼロバイアス接合容量つまりCJは数14
のようになる。
のようになる。
【0048】
【数14】 となる。ここでAJ:ソース面積である。またN±ウェル
とチャンネル間の空乏層厚みdsubは数15のようにな
る。
とチャンネル間の空乏層厚みdsubは数15のようにな
る。
【0049】
【数15】 ここでψS:PMOSチャンネルの表面準位であり、ψS=
2φFnとする。CSはゲート領域全体におよんでおり数
16のようになる。
2φFnとする。CSはゲート領域全体におよんでおり数
16のようになる。
【0050】
【数16】 全体の容量CBはN±ウェルの不純物濃度と関係があり
次に述べる電荷増幅率とも関係があり目的とする光電変
換半導体装置の特性との関係で決められる。光がパルス
的に入射したときの等価電荷量をQ0とするとN±ウェ
ルに現れる電位は時間tと角速度ωの関数として数17
のようになる。
次に述べる電荷増幅率とも関係があり目的とする光電変
換半導体装置の特性との関係で決められる。光がパルス
的に入射したときの等価電荷量をQ0とするとN±ウェ
ルに現れる電位は時間tと角速度ωの関数として数17
のようになる。
【0051】
【数17】 ここで抵抗RBはN±ウェルのポテンシャルを保つ。ド
レイン電流の変化として現れる成分は数18のようにな
る。
レイン電流の変化として現れる成分は数18のようにな
る。
【0052】
【数18】 ここでID(DC)はドレイン電流のDC成分である。出
力信号は抵抗や容量よりなる微分網の時定数t0の微分
となり数19のようになる。
力信号は抵抗や容量よりなる微分網の時定数t0の微分
となり数19のようになる。
【0053】
【数19】 時定数t0がパルスの減衰時間τ=RBCBより十分小さ
いときは出力信号は数20のようになる。
いときは出力信号は数20のようになる。
【0054】
【数20】 総出力電荷はフーリエ変換をして数21のようになる。
【0055】
【数21】 電荷増幅率Qout/Q0はN±ウェル不純物濃度とゲート
絶縁膜厚み(tOX)の寄与率が大きく、N±ウェル不純
物濃度を濃くするほど、ゲート絶縁膜厚みを厚くするほ
ど増幅率は大きくなるが、一方N±ウェル不純物濃度を
濃くするとCBが大きくなる。
絶縁膜厚み(tOX)の寄与率が大きく、N±ウェル不純
物濃度を濃くするほど、ゲート絶縁膜厚みを厚くするほ
ど増幅率は大きくなるが、一方N±ウェル不純物濃度を
濃くするとCBが大きくなる。
【0056】本発明では上記のような回路、素子構造に
より高速応答特性をもちかつ電荷増幅を行う、すなわち
高感度の光電変換半導体装置が実現する。かつ上記の数
式により種々な用途の光電変換半導体装置のパラメータ
を算出することができる。
より高速応答特性をもちかつ電荷増幅を行う、すなわち
高感度の光電変換半導体装置が実現する。かつ上記の数
式により種々な用途の光電変換半導体装置のパラメータ
を算出することができる。
【0057】以上はPMOSトランジスタの場合であ
り、PMOSトランジスタは耐放射線性がよいため放射
線検出にむいている。NMOSトランジスタも基本的に
上記原理が当てはまりNMOSトランジスタでも同様に
高速応答特性をもちかつ電荷増幅を行い、なおかつPM
OSトランジスタにないすぐれた点があり、種々の応用
が可能となる。
り、PMOSトランジスタは耐放射線性がよいため放射
線検出にむいている。NMOSトランジスタも基本的に
上記原理が当てはまりNMOSトランジスタでも同様に
高速応答特性をもちかつ電荷増幅を行い、なおかつPM
OSトランジスタにないすぐれた点があり、種々の応用
が可能となる。
【0058】図5は本発明の第2の実施例の光電変換半
導体装置の断面図であり、N-型基板11にP+型不純物
領域27とP+型電極28が形成され、同じ面にP+型不
純物領域27を囲んでN±ウェル12が形成されN±ウ
ェル12内にはN+型不純物領域13とウェル電極14
およびP+型不純物領域によりドレイン領域15とソー
ス領域16が形成され、それぞにはドレイン電極17、
ソース電極18がまたゲート絶縁膜19、ゲート電極2
0が形成されておりPMOSトランジスタとなってい
る。
導体装置の断面図であり、N-型基板11にP+型不純物
領域27とP+型電極28が形成され、同じ面にP+型不
純物領域27を囲んでN±ウェル12が形成されN±ウ
ェル12内にはN+型不純物領域13とウェル電極14
およびP+型不純物領域によりドレイン領域15とソー
ス領域16が形成され、それぞにはドレイン電極17、
ソース電極18がまたゲート絶縁膜19、ゲート電極2
0が形成されておりPMOSトランジスタとなってい
る。
【0059】このN-ウェルは厚い素子分離用SiO2膜
21で周囲を囲まれ、その下には素子分離用P±型不純
物領域22が形成されている。P+型不純物領域27と
P+型電極28がつまりPN接合がPMOSトランジス
タと同じ面に形成され反対側の面には裏面N+型不純物
領域29が形成されており片面だけのプロセスとなる。
21で周囲を囲まれ、その下には素子分離用P±型不純
物領域22が形成されている。P+型不純物領域27と
P+型電極28がつまりPN接合がPMOSトランジス
タと同じ面に形成され反対側の面には裏面N+型不純物
領域29が形成されており片面だけのプロセスとなる。
【0060】図6は本発明の第2の実施例の光電変換半
導体装置の電極配置平面図であり、ソース電極18、ゲ
ート電極20、ドレイン電極17、ウェル電極14が同
心円状に形成され中心にP+型電極28が形成されてい
る。第2の実施例の変形として中心にソース電極18が
あり周囲をゲート電極20、ドレイン電極17、ウェル
電極14、P+型電極28を同心円状に形成する、ある
いは中心にウェル電極14があり周囲をソース電極1
8、ゲート電極20、ドレイン電極17、P+型電極2
8を同心円状に形成するという構造もあるがゲート幅L
を大きくとれる図6に示した構造が好ましい。
導体装置の電極配置平面図であり、ソース電極18、ゲ
ート電極20、ドレイン電極17、ウェル電極14が同
心円状に形成され中心にP+型電極28が形成されてい
る。第2の実施例の変形として中心にソース電極18が
あり周囲をゲート電極20、ドレイン電極17、ウェル
電極14、P+型電極28を同心円状に形成する、ある
いは中心にウェル電極14があり周囲をソース電極1
8、ゲート電極20、ドレイン電極17、P+型電極2
8を同心円状に形成するという構造もあるがゲート幅L
を大きくとれる図6に示した構造が好ましい。
【0061】もちろん中心にP+型電極28があり周囲
をウェル電極14、ソース電極18、ゲート電極20、
ドレイン電極17を同心円状に形成するという構造もよ
い。図7は本発明の第3の実施例の光電変換半導体装置
の断面図であり、P22-型基板35にP±ウェル45
が形成されP±ウェル45内にはP+型不純物領域44
とウェル電極14およびN+型不純物領域によりドレイ
ン領域15とソース領域16が形成され、それぞれには
ドレイン電極17、ソース電極18が形成され、更にゲ
ート絶縁膜19、ゲート電極20が形成されておりNM
OSトランジスタとなっている。
をウェル電極14、ソース電極18、ゲート電極20、
ドレイン電極17を同心円状に形成するという構造もよ
い。図7は本発明の第3の実施例の光電変換半導体装置
の断面図であり、P22-型基板35にP±ウェル45
が形成されP±ウェル45内にはP+型不純物領域44
とウェル電極14およびN+型不純物領域によりドレイ
ン領域15とソース領域16が形成され、それぞれには
ドレイン電極17、ソース電極18が形成され、更にゲ
ート絶縁膜19、ゲート電極20が形成されておりNM
OSトランジスタとなっている。
【0062】基板の裏面には裏面N+型不純物領域51
とその電極である裏面N+型電極52とチャンネルスト
ッパとなるP+型不純物領域48が形成され、裏面N+型
電極52とウェル電極14との間で逆電圧を印加するこ
とにより裏面N+型不純物領域251とP-型基板35に
より形成されるPN接合により空乏層26を形成しPI
Nダイオード(フォトダイオード)となっている。
とその電極である裏面N+型電極52とチャンネルスト
ッパとなるP+型不純物領域48が形成され、裏面N+型
電極52とウェル電極14との間で逆電圧を印加するこ
とにより裏面N+型不純物領域251とP-型基板35に
より形成されるPN接合により空乏層26を形成しPI
Nダイオード(フォトダイオード)となっている。
【0063】図8は本発明の第3の実施例の光電変換半
導体装置の等価回路図の1例でありウェルに形成された
NMOSトランジスタとしてゲート電極(G)20、ソ
ース電極(S)18、ドレイン電極(D)17をもち裏
面N+型不純物領域とP-型基板により形成されるPIN
ダイオード67があり、逆電圧62が印加される。
導体装置の等価回路図の1例でありウェルに形成された
NMOSトランジスタとしてゲート電極(G)20、ソ
ース電極(S)18、ドレイン電極(D)17をもち裏
面N+型不純物領域とP-型基板により形成されるPIN
ダイオード67があり、逆電圧62が印加される。
【0064】ドレイン電極(D)17には抵抗65を介
してドレイン電圧63が印加され、ドレイン電極(D)
17から出力端子68により出力信号が出力される。ソ
ース電極(S)18は接地66に接続しウェルに形成さ
れたオーミック電極であるウェル電極14は抵抗64を
通して接地66に接続し光により発生した電荷は抵抗6
4を通してその時定数に応じて排出される。
してドレイン電圧63が印加され、ドレイン電極(D)
17から出力端子68により出力信号が出力される。ソ
ース電極(S)18は接地66に接続しウェルに形成さ
れたオーミック電極であるウェル電極14は抵抗64を
通して接地66に接続し光により発生した電荷は抵抗6
4を通してその時定数に応じて排出される。
【0065】図9は本発明の第3の実施例の光電変換半
導体装置の等価回路図の別の例でありウェルに形成され
たNMOSトランジスタとしてゲート電極(G)20、
ソース電極(S)18、ドレイン電極(D)17をもち
裏面N+型不純物領域とP-型基板により形成されるPI
Nダイオード67があり、逆電圧62が印加される。
導体装置の等価回路図の別の例でありウェルに形成され
たNMOSトランジスタとしてゲート電極(G)20、
ソース電極(S)18、ドレイン電極(D)17をもち
裏面N+型不純物領域とP-型基板により形成されるPI
Nダイオード67があり、逆電圧62が印加される。
【0066】ドレイン電極(D)17には抵抗65を介
してドレイン電圧63が印加され、ドレイン電極(D)
63から出力端子68により出力信号が出力される。ソ
ース電極(S)18は接地66に接続しウェルに形成さ
れたオーミック電極であるウェル電極14はトランジス
タのようなスイッチング素子73を通して接地66に接
続し、光により発生した電荷はスイッチング素子73を
通して排出される。
してドレイン電圧63が印加され、ドレイン電極(D)
63から出力端子68により出力信号が出力される。ソ
ース電極(S)18は接地66に接続しウェルに形成さ
れたオーミック電極であるウェル電極14はトランジス
タのようなスイッチング素子73を通して接地66に接
続し、光により発生した電荷はスイッチング素子73を
通して排出される。
【0067】つまり図8に示す等価回路図の1例の抵抗
64をスイッチング素子に置き換えたものである。図1
0は第3の実施例の光電変換半導体装置の等価回路図の
更に別の例でありウェルに形成されたNMOSトランジ
スタとしてゲート電極(G)20、ソース電極(S)1
8、ドレイン電極(D)17をもち裏面N+型不純物領
域とP-型基板により形成されるPINダイオード67
があり、逆電圧62が印加される。
64をスイッチング素子に置き換えたものである。図1
0は第3の実施例の光電変換半導体装置の等価回路図の
更に別の例でありウェルに形成されたNMOSトランジ
スタとしてゲート電極(G)20、ソース電極(S)1
8、ドレイン電極(D)17をもち裏面N+型不純物領
域とP-型基板により形成されるPINダイオード67
があり、逆電圧62が印加される。
【0068】ドレイン電極(D)17側には蓄積容量7
5が挿入されドレイン電圧63が印加され、ドレイン電
極(D)17から出力端子68により出力信号が出力さ
れる。ソース電極(S)18は接地66に接続しウェル
に形成されたオーミック電極であるウェル電極14はト
ランジスタのようなスイッチング素子73を通して接地
66に接続し光により発生した電荷はスイッチング素子
73を通して排出される。本例ではドレイン電極側に蓄
積容量を挿入することで時分割駆動するような場合に蓄
積効果をもたせることができる。
5が挿入されドレイン電圧63が印加され、ドレイン電
極(D)17から出力端子68により出力信号が出力さ
れる。ソース電極(S)18は接地66に接続しウェル
に形成されたオーミック電極であるウェル電極14はト
ランジスタのようなスイッチング素子73を通して接地
66に接続し光により発生した電荷はスイッチング素子
73を通して排出される。本例ではドレイン電極側に蓄
積容量を挿入することで時分割駆動するような場合に蓄
積効果をもたせることができる。
【0069】図11は本発明の第4の実施例の光電変換
半導体装置の断面図でありP-型基板35にP±ウェル
45が形成されP±ウェル45内にはP+型不純物領域
44とウェル電極14およびN+型不純物領域によりド
レイン領域15とソース領域16が形成され、それぞれ
にはドレイン電極17、ソース電極18が形成され、更
にゲート絶縁膜19、ゲート電極20が形成されており
NMOSトランジスタとなっている。
半導体装置の断面図でありP-型基板35にP±ウェル
45が形成されP±ウェル45内にはP+型不純物領域
44とウェル電極14およびN+型不純物領域によりド
レイン領域15とソース領域16が形成され、それぞれ
にはドレイン電極17、ソース電極18が形成され、更
にゲート絶縁膜19、ゲート電極20が形成されており
NMOSトランジスタとなっている。
【0070】この例ではウェルが形成された面にN+型
不純物領域46とその電極であるN+型電極47が形成
されN+型電極47とウェル電極14との間で逆電圧を
印加することによりN+型不純物領域46とP-型基板3
5により形成されるPN接合により空乏層26を形成し
PINダイオードとなっている。N+型不純物領域76
がつまりPN接合がMOSトランジスタと同じ面に形成
され反対側の面には裏面P+型不純物領域38が形成さ
れており片面だけのプロセスとなる。
不純物領域46とその電極であるN+型電極47が形成
されN+型電極47とウェル電極14との間で逆電圧を
印加することによりN+型不純物領域46とP-型基板3
5により形成されるPN接合により空乏層26を形成し
PINダイオードとなっている。N+型不純物領域76
がつまりPN接合がMOSトランジスタと同じ面に形成
され反対側の面には裏面P+型不純物領域38が形成さ
れており片面だけのプロセスとなる。
【0071】図12は本発明の第4の実施例の光電変換
半導体装置の1例の電極配置平面図である。この例では
N+型電極47が中心にありソース電極18、ゲート電
極20、ドレイン電極17、ウェル電極14が同心円状
に形成されておりポリシリコンのゲート電極20にはゲ
ートAl電極30が接続している。
半導体装置の1例の電極配置平面図である。この例では
N+型電極47が中心にありソース電極18、ゲート電
極20、ドレイン電極17、ウェル電極14が同心円状
に形成されておりポリシリコンのゲート電極20にはゲ
ートAl電極30が接続している。
【0072】図13は本発明の第の5実施例の光電変換
半導体装置の断面図である。N-型基板11にP-ウェル
41を形成しそのなかにP+型不純物領域44とその電
極であるウェル電極14、ドレイン領域15、ソース領
域16とその電極であるドレイン電極17、ソース電極
18およびゲート絶縁膜19、ゲート電極20が形成さ
れこのP-ウェル41はN+型不純物領域42とその電極
であるN+型電極43で周囲を囲まれている。
半導体装置の断面図である。N-型基板11にP-ウェル
41を形成しそのなかにP+型不純物領域44とその電
極であるウェル電極14、ドレイン領域15、ソース領
域16とその電極であるドレイン電極17、ソース電極
18およびゲート絶縁膜19、ゲート電極20が形成さ
れこのP-ウェル41はN+型不純物領域42とその電極
であるN+型電極43で周囲を囲まれている。
【0073】反対側の面には裏面N+型不純物領域29
とその電極である裏面N+型電極53が形成されてい
る。N-型基板11とP-ウェル42によりPN接合つま
りPINダイオードが形成され、ウェル電極14とN+
型電極43または裏面N+型電極53に逆バイアス電圧
を印加することにより空乏層26を延ばすことができ
る。
とその電極である裏面N+型電極53が形成されてい
る。N-型基板11とP-ウェル42によりPN接合つま
りPINダイオードが形成され、ウェル電極14とN+
型電極43または裏面N+型電極53に逆バイアス電圧
を印加することにより空乏層26を延ばすことができ
る。
【0074】PN接合に逆電圧を印加するための基板側
の電極としてはN+型不純物領域42に形成したN+型電
極43かあるいは裏面N+型不純物領域29に形成した
裏面N+型電極53のどちらか一方があれば良い。つま
りN+型不純物領域42と裏面N+型不純物領域29はど
ちらか一方があれば良い。
の電極としてはN+型不純物領域42に形成したN+型電
極43かあるいは裏面N+型不純物領域29に形成した
裏面N+型電極53のどちらか一方があれば良い。つま
りN+型不純物領域42と裏面N+型不純物領域29はど
ちらか一方があれば良い。
【0075】しかしN+型不純物領域42と裏面N+型不
純物領域29の両方を形成すると暗電流を低減すること
ができる。この場合同時に電極を形成する必要はなく、
1方にだけあればよいが両方に電極があると都合がよ
い。暗電流は弱い光でのダイナミックレンジを制限する
ので、暗電流を低減するN +型不純物領域42と裏面N+
型不純物領域29の両方を形成することは特に弱い光で
のダイナミックレンジを広げるのに効果をもつ。
純物領域29の両方を形成すると暗電流を低減すること
ができる。この場合同時に電極を形成する必要はなく、
1方にだけあればよいが両方に電極があると都合がよ
い。暗電流は弱い光でのダイナミックレンジを制限する
ので、暗電流を低減するN +型不純物領域42と裏面N+
型不純物領域29の両方を形成することは特に弱い光で
のダイナミックレンジを広げるのに効果をもつ。
【0076】またN+型不純物領域42と裏面N+型不純
物領域29の両方に電極すなわちN +型電極43と裏面
N+型電極53を形成することで基板側の電極の外部へ
の取り出しの自由度がふえ有用である。この場合でも裏
面N+型不純物領域29は全面に形成されるので基本的
に片面のプロセスとなる(マスクを必要とするプロセス
はない)。
物領域29の両方に電極すなわちN +型電極43と裏面
N+型電極53を形成することで基板側の電極の外部へ
の取り出しの自由度がふえ有用である。この場合でも裏
面N+型不純物領域29は全面に形成されるので基本的
に片面のプロセスとなる(マスクを必要とするプロセス
はない)。
【0077】基板抵抗は大きい方が低電圧で空乏層が伸
びるので好ましく、具体的には1kΩ・cm以上であれ
ば数Vの逆バイアス電圧で十分な空乏層の伸びが得られ
る。特に第5の実施例は低逆電圧化と従って低暗電流化
に有効な構造となっている。この点で第1の実施例、第
2の実施例と第3の実施例、第4の実施例特に第1、第
3の実施例は大きな逆バイアス電圧で空乏層をウェルま
で延ばす必要があり不利である。
びるので好ましく、具体的には1kΩ・cm以上であれ
ば数Vの逆バイアス電圧で十分な空乏層の伸びが得られ
る。特に第5の実施例は低逆電圧化と従って低暗電流化
に有効な構造となっている。この点で第1の実施例、第
2の実施例と第3の実施例、第4の実施例特に第1、第
3の実施例は大きな逆バイアス電圧で空乏層をウェルま
で延ばす必要があり不利である。
【0078】図14は本発明の第5の実施例の光電変換
半導体装置の電極配置平面図の1例である。基本形状は
方形あるいは円形あるいは楕円形など種々の形状が考え
られるが、ソース電極18、ゲート電極20、ドレイン
電極17、ウェル電極14、N+型電極43を同心状に
形成する。
半導体装置の電極配置平面図の1例である。基本形状は
方形あるいは円形あるいは楕円形など種々の形状が考え
られるが、ソース電極18、ゲート電極20、ドレイン
電極17、ウェル電極14、N+型電極43を同心状に
形成する。
【0079】なおウェル電極14は(従って図14のP
+型不純物領域44も)中心に位置してもよいこの場合
できるだけP-ウェルの外周辺に近接してドレイン領
域、ソース領域、ゲート絶縁膜とその電極を形成するこ
とでW/L特にWを大きくするのに有効となる。
+型不純物領域44も)中心に位置してもよいこの場合
できるだけP-ウェルの外周辺に近接してドレイン領
域、ソース領域、ゲート絶縁膜とその電極を形成するこ
とでW/L特にWを大きくするのに有効となる。
【0080】P+型不純物領域44とウェル電極14は
図13のようにMOSトランジスタ部の外側に形成して
もあるいは内側に形成しても良い。またドレイン領域1
5とソース領域16が内外入れ替わった構造でも良い。
このようにウェルの下にフォトダイオードを形成した場
合、短波長光はウェルで吸収されてフォトダイオードに
は届きにくいので本実施例は不利であるが、赤外無線通
信あるいは光ファイバ通信のような800から1000
nmの光では深く侵入するのでウェルの影響はほとんど
無視でき、かつ低暗電流であるため、特に弱い光までダ
イナミックレンジが良好でかつ高周波特性が優れている
ため高速、長距離の赤外無線通信や光ファイバ通信用受
光素子として本実施例は極めて有用である。
図13のようにMOSトランジスタ部の外側に形成して
もあるいは内側に形成しても良い。またドレイン領域1
5とソース領域16が内外入れ替わった構造でも良い。
このようにウェルの下にフォトダイオードを形成した場
合、短波長光はウェルで吸収されてフォトダイオードに
は届きにくいので本実施例は不利であるが、赤外無線通
信あるいは光ファイバ通信のような800から1000
nmの光では深く侵入するのでウェルの影響はほとんど
無視でき、かつ低暗電流であるため、特に弱い光までダ
イナミックレンジが良好でかつ高周波特性が優れている
ため高速、長距離の赤外無線通信や光ファイバ通信用受
光素子として本実施例は極めて有用である。
【0081】ところで増幅率を大きくするにはゲート絶
縁膜の静電容量を小さくする必要があるが、静電容量を
小さくすることはトランスコンダクタンスgを小さくす
ることになり一般的には不利であるが、本発明ではNM
OSトランジスタでかつW/L特にWを大きくすること
ができ従ってゲート絶縁膜の静電容量を小さくして増幅
率をあげてもなおトランスコンダクタンスgは良好な値
となる。
縁膜の静電容量を小さくする必要があるが、静電容量を
小さくすることはトランスコンダクタンスgを小さくす
ることになり一般的には不利であるが、本発明ではNM
OSトランジスタでかつW/L特にWを大きくすること
ができ従ってゲート絶縁膜の静電容量を小さくして増幅
率をあげてもなおトランスコンダクタンスgは良好な値
となる。
【0082】従って本発明においてはゲート絶縁膜をL
OCOS絶縁膜として厚くすることにより静電容量を小
さくして増幅率を大きくすることが有効である。またN
MOSトランジスタにすることによりシュレッショルド
電圧を低くすることができLOCOS絶縁膜のような厚
いゲート絶縁膜でも数Vのゲート電圧をで作動可能とな
る。
OCOS絶縁膜として厚くすることにより静電容量を小
さくして増幅率を大きくすることが有効である。またN
MOSトランジスタにすることによりシュレッショルド
電圧を低くすることができLOCOS絶縁膜のような厚
いゲート絶縁膜でも数Vのゲート電圧をで作動可能とな
る。
【0083】NMOSトランジスタのをもつ本発明の光
電変換半導体装置上記のような利点をもつ。図15は本
発明の第6の実施例の光電変換半導体装置の断面図であ
る。N-型基板11にショットキー金属49を設けるこ
とによりショットキー接合を形成し空乏層26が形成さ
れ、N±ウェル12にP+型不純物領域によりドレイン
領域15とソース領域16が形成され、それぞれにはド
レイン電極17、ソース電極18がまたゲート絶縁膜1
9、ゲート電極20が形成されており、PMOSトラン
ジスタが形成されている。
電変換半導体装置上記のような利点をもつ。図15は本
発明の第6の実施例の光電変換半導体装置の断面図であ
る。N-型基板11にショットキー金属49を設けるこ
とによりショットキー接合を形成し空乏層26が形成さ
れ、N±ウェル12にP+型不純物領域によりドレイン
領域15とソース領域16が形成され、それぞれにはド
レイン電極17、ソース電極18がまたゲート絶縁膜1
9、ゲート電極20が形成されており、PMOSトラン
ジスタが形成されている。
【0084】なおショットキー接合の周縁には暗電流を
減らすためP+型不純物領域50が形成されている。こ
の例ではショットキー金属49はMOSトランジスタ形
成面と同じ面に形成しているがもちろん反対側の面でも
よい。
減らすためP+型不純物領域50が形成されている。こ
の例ではショットキー金属49はMOSトランジスタ形
成面と同じ面に形成しているがもちろん反対側の面でも
よい。
【0085】いずれの場合でもショットキー金属を形成
した面と反対側の面から光を入射することによりショッ
トキー金属で光を反射させることができ変換効率を向上
できる。図16は本発明の第7の実施例の光電変換半導
体装置の断面図であり、空乏層形成手段としてPN接合
のかわりにMOSダイオードが使用されN-型基板11
のMOSトランジスタの形成した反対側の面にMOS絶
縁膜31が、その上にMOSゲート32とMOS電極3
3がすなわちMOSダイオードが形成されMOS電極3
3にマイナス電位を印加することによ反転層34が形成
されこれがP+型不純物領域と同じ役割をはたし空乏層
26が形成される。
した面と反対側の面から光を入射することによりショッ
トキー金属で光を反射させることができ変換効率を向上
できる。図16は本発明の第7の実施例の光電変換半導
体装置の断面図であり、空乏層形成手段としてPN接合
のかわりにMOSダイオードが使用されN-型基板11
のMOSトランジスタの形成した反対側の面にMOS絶
縁膜31が、その上にMOSゲート32とMOS電極3
3がすなわちMOSダイオードが形成されMOS電極3
3にマイナス電位を印加することによ反転層34が形成
されこれがP+型不純物領域と同じ役割をはたし空乏層
26が形成される。
【0086】図17は本発明の第8の実施例の光電変換
半導体装置の断面図でありMOS絶縁膜31、MOSゲ
ート32、MOS電極33よりなるMOSダイオードが
MOSトランジスタと同じ面に形成されている。図18
は本発明の第9の実施例の光電変換半導体装置の断面図
であり図19はその平面図である。
半導体装置の断面図でありMOS絶縁膜31、MOSゲ
ート32、MOS電極33よりなるMOSダイオードが
MOSトランジスタと同じ面に形成されている。図18
は本発明の第9の実施例の光電変換半導体装置の断面図
であり図19はその平面図である。
【0087】P-型基板35にN-ウェル40を形成しそ
のなかにN+型不純物領域13、ウェル電極14、ドレ
イン領域15、ソース領域16、ドレイン電極17、ソ
ース電極18、ゲート絶縁膜19、ゲート電極20が形
成されこのN-ウェルは厚い素子分離用SiO2膜21と
P+型不純物領域36、P+型電極37で周囲を囲まれて
いる。この場合はPMOSトランジスタである。
のなかにN+型不純物領域13、ウェル電極14、ドレ
イン領域15、ソース領域16、ドレイン電極17、ソ
ース電極18、ゲート絶縁膜19、ゲート電極20が形
成されこのN-ウェルは厚い素子分離用SiO2膜21と
P+型不純物領域36、P+型電極37で周囲を囲まれて
いる。この場合はPMOSトランジスタである。
【0088】反対側の面には裏面P+型不純物領域37
が形成されている。P-型基板35とN-ウェル12によ
りPN接合が形成され、ウェル電極14とP+型電極3
7にバイアスをかけることにより空乏層26を延ばすこ
とができる。
が形成されている。P-型基板35とN-ウェル12によ
りPN接合が形成され、ウェル電極14とP+型電極3
7にバイアスをかけることにより空乏層26を延ばすこ
とができる。
【0089】以上本発明の第3、第4、第5の実施例で
はNMOSトランジスタであり第1、第2、第8、第9
の実施例ではPMOSトランジスタであるが、NMOS
トランジスタはPMOSトランジスタよりトランスコン
ダクタンスが大きくこの点で優れている。
はNMOSトランジスタであり第1、第2、第8、第9
の実施例ではPMOSトランジスタであるが、NMOS
トランジスタはPMOSトランジスタよりトランスコン
ダクタンスが大きくこの点で優れている。
【0090】しかしショットキー接合はN-型基板のほ
うが暗電流が少ない。以上述べたように本発明のMOS
トランジスタとこのMOSトランジスタの基板領域に延
びる空乏層の形成手段を備え、前記空乏層への入射光に
よる基板領域の電位の変化を前記MOSトランジスタの
出力とする半導体装置においては種々の方式があること
がわかる。
うが暗電流が少ない。以上述べたように本発明のMOS
トランジスタとこのMOSトランジスタの基板領域に延
びる空乏層の形成手段を備え、前記空乏層への入射光に
よる基板領域の電位の変化を前記MOSトランジスタの
出力とする半導体装置においては種々の方式があること
がわかる。
【0091】すなわち基板はP-型基板とN-型基板、ト
ランジスタはPMOSとNMOS、トランジスタを形成
するウェルが基板と同じ導電型の場合と異なる導電型の
場合、ウェルが基板と同じ導電型の場合は空乏層形成の
手段としてPN接合、ショットキー接合、あるいはMO
Sダイオードが利用可能であり目的にあった組み合わせ
を選ぶことができる。
ランジスタはPMOSとNMOS、トランジスタを形成
するウェルが基板と同じ導電型の場合と異なる導電型の
場合、ウェルが基板と同じ導電型の場合は空乏層形成の
手段としてPN接合、ショットキー接合、あるいはMO
Sダイオードが利用可能であり目的にあった組み合わせ
を選ぶことができる。
【0092】図20は各種光電変換装置の光量−出力特
性図でありフォトトランジスタは増幅はするがダイナミ
ックレンジが狭くPINフォトダイオードはダイナミッ
クレンジは広いが増幅機能がないのにたいし本発明の光
電変換装置は増幅機能をもちかつダイナミックレンジが
広いという特徴をもつ。
性図でありフォトトランジスタは増幅はするがダイナミ
ックレンジが狭くPINフォトダイオードはダイナミッ
クレンジは広いが増幅機能がないのにたいし本発明の光
電変換装置は増幅機能をもちかつダイナミックレンジが
広いという特徴をもつ。
【0093】図21は本発明の光電変換装置の光量−出
力特性図であり、ゲート電極に印加する電圧であるゲー
ト電圧Vgがドレイン電極に印加する電圧であるドレイ
ン電圧Vdより大きいときの光量−出力曲線83にくら
べゲート電圧Vgとドレイン電圧Vdが等しいときの光
量−出力曲線84のほうがダイナミックレンジが広く優
れている。
力特性図であり、ゲート電極に印加する電圧であるゲー
ト電圧Vgがドレイン電極に印加する電圧であるドレイ
ン電圧Vdより大きいときの光量−出力曲線83にくら
べゲート電圧Vgとドレイン電圧Vdが等しいときの光
量−出力曲線84のほうがダイナミックレンジが広く優
れている。
【0094】図22は本発明の第10の実施例の光電変
換半導体装置の平面図であり、ソース電極18、ゲート
電極20、ドレイン電極17、ウェル電極14、N+型
電極43を同心状に形成する。ゲート電極20とドレイ
ン電極17を短絡してAl電極30が形成してあり、こ
れより上述の上述のゲート電圧Vg=ドレイン電圧Vd
の条件を実現している。
換半導体装置の平面図であり、ソース電極18、ゲート
電極20、ドレイン電極17、ウェル電極14、N+型
電極43を同心状に形成する。ゲート電極20とドレイ
ン電極17を短絡してAl電極30が形成してあり、こ
れより上述の上述のゲート電圧Vg=ドレイン電圧Vd
の条件を実現している。
【0095】図23はゲート電圧Vg=ドレイン電圧V
dのときのゲート電圧変化にたいする本発明の光電変換
装置の光量−出力特性図であり、ゲート電圧Vgが大き
くなるほど弱光量領域での飽和が早くなり、逆に強光量
領域での飽和が遅くなることがわかる。
dのときのゲート電圧変化にたいする本発明の光電変換
装置の光量−出力特性図であり、ゲート電圧Vgが大き
くなるほど弱光量領域での飽和が早くなり、逆に強光量
領域での飽和が遅くなることがわかる。
【0096】そこでダイナミックレンジを改善するには
出力が小さい時にはゲート電圧が小さくなるようにフィ
ードバックすることが有効である。図24はこのフィー
ドバックによるダイナミックレンジの改善方法を示すブ
ロック図であり本発明の光電変換装置85のドレイン出
力88をフィードバック回路86に入力しフィードバッ
ク回路86からの出力を本発明の光電変換装置85のゲ
ート電極87に入力する。
出力が小さい時にはゲート電圧が小さくなるようにフィ
ードバックすることが有効である。図24はこのフィー
ドバックによるダイナミックレンジの改善方法を示すブ
ロック図であり本発明の光電変換装置85のドレイン出
力88をフィードバック回路86に入力しフィードバッ
ク回路86からの出力を本発明の光電変換装置85のゲ
ート電極87に入力する。
【0097】このようにすることによりダイナミックレ
ンジが改善される。図25は本発明の第11の実施例の
光電変換半導体装置の等価回路図であり、NMOSを形
成したウェルにオーミック接合をしているウェル電極1
4がゲート電極20と短絡している。
ンジが改善される。図25は本発明の第11の実施例の
光電変換半導体装置の等価回路図であり、NMOSを形
成したウェルにオーミック接合をしているウェル電極1
4がゲート電極20と短絡している。
【0098】ウェルに形成されたNMOSトランジスタ
としてゲート電極(G)20、ソース電極(S)18、
ドレイン電極(D)17をもちPINダイオード67が
ある。ドレイン電極(D)17には抵抗65を介してド
レイン電圧63が印加され、ドレイン電極(D)17か
ら出力端子68により出力信号が出力される。
としてゲート電極(G)20、ソース電極(S)18、
ドレイン電極(D)17をもちPINダイオード67が
ある。ドレイン電極(D)17には抵抗65を介してド
レイン電圧63が印加され、ドレイン電極(D)17か
ら出力端子68により出力信号が出力される。
【0099】ソース電極(S)18は接地66に接続し
ウェルに形成されたオーミック電極であるウェル電極1
4は抵抗64を通して接地66に接続している。PIN
ダイオードへの逆バイアスは抵抗76によってドレイン
電圧から分圧されている。
ウェルに形成されたオーミック電極であるウェル電極1
4は抵抗64を通して接地66に接続している。PIN
ダイオードへの逆バイアスは抵抗76によってドレイン
電圧から分圧されている。
【0100】この場合のドレイン電圧−ドレイン電流特
性図は図26に示すようになり、光照射時のドレイン電
流曲線89は光無照射時のドレイン電流曲線90より同
じドレイン電圧でドレイン電流が増加していることがわ
かる。上記本発明の光電変換半導体装置を多数個形成し
信号取り出し方法を種々考慮することにより2次元化さ
れた光電変換半導体装置すなわち固体撮像素子を得るこ
とができる。
性図は図26に示すようになり、光照射時のドレイン電
流曲線89は光無照射時のドレイン電流曲線90より同
じドレイン電圧でドレイン電流が増加していることがわ
かる。上記本発明の光電変換半導体装置を多数個形成し
信号取り出し方法を種々考慮することにより2次元化さ
れた光電変換半導体装置すなわち固体撮像素子を得るこ
とができる。
【0101】図27は上記本発明の光電変換装置の第1
の応用例の固体撮像素子の回路図であり、XYアドレス
方式をとっており、たとえば図28に等価回路図として
示す本発明の光電変換装置91を1画素として多数平面
上に形成し垂直走査回路よりでた垂直走査ライン93は
各行(Yn)の本発明の光電変換装置91のゲート電極
20と結合しておりこれにより垂直走査は本発明の光電
変換素子のもつMOSトランジスタによってなされる。
一方水平走査はスイッチング素子、この場合はトランジ
スタ95によってなされ読出しライン94への信号出力
の切り換えが行われる。
の応用例の固体撮像素子の回路図であり、XYアドレス
方式をとっており、たとえば図28に等価回路図として
示す本発明の光電変換装置91を1画素として多数平面
上に形成し垂直走査回路よりでた垂直走査ライン93は
各行(Yn)の本発明の光電変換装置91のゲート電極
20と結合しておりこれにより垂直走査は本発明の光電
変換素子のもつMOSトランジスタによってなされる。
一方水平走査はスイッチング素子、この場合はトランジ
スタ95によってなされ読出しライン94への信号出力
の切り換えが行われる。
【0102】各列(Xn)の本発明の光電変換装置91
の出力端子は水平走査ライン92と結合しており水平走
査ライン92にはスイッチング用にトランジスタ95が
ついており読出しライン94への信号出力の切り換えが
なされる。図28は本発明の光電変換装置の第1の応用
例の固体撮像素子の1画素である本発明の光電変換装置
の等価回路図の1例でありウェルに形成されたNMOS
トランジスタとしてゲート電極(G)20、ソース電極
(S)18、ドレイン電極(D)17をもちウェルと基
板により形成されるPINダイオード67があり、逆電
圧62が印加される。
の出力端子は水平走査ライン92と結合しており水平走
査ライン92にはスイッチング用にトランジスタ95が
ついており読出しライン94への信号出力の切り換えが
なされる。図28は本発明の光電変換装置の第1の応用
例の固体撮像素子の1画素である本発明の光電変換装置
の等価回路図の1例でありウェルに形成されたNMOS
トランジスタとしてゲート電極(G)20、ソース電極
(S)18、ドレイン電極(D)17をもちウェルと基
板により形成されるPINダイオード67があり、逆電
圧62が印加される。
【0103】ドレイン電極(D)17には抵抗65を介
してドレイン電圧63が印加され、ドレイン電極(D)
63から出力端子68により出力信号が出力される。ソ
ース電極(S)18は接地66に接続しウェルに形成さ
れたオーミック電極であるウェル電極14はトランジス
タ74を通して接地66に接続している。
してドレイン電圧63が印加され、ドレイン電極(D)
63から出力端子68により出力信号が出力される。ソ
ース電極(S)18は接地66に接続しウェルに形成さ
れたオーミック電極であるウェル電極14はトランジス
タ74を通して接地66に接続している。
【0104】光により生じた電荷の排出はウェル電極1
4に接続されたトランジスタ74によってなされるが、
そのためにはトランジスタ74のゲートは次行の垂直走
査ライン93に結合され次行が選択されると電荷が排出
されるようになっている。このような本発明の光電変換
装置を利用した固体撮像素子は高感度という特徴をも
つ。
4に接続されたトランジスタ74によってなされるが、
そのためにはトランジスタ74のゲートは次行の垂直走
査ライン93に結合され次行が選択されると電荷が排出
されるようになっている。このような本発明の光電変換
装置を利用した固体撮像素子は高感度という特徴をも
つ。
【0105】本発明の光電変換装置を利用してリアルタ
イム処理を目的とした固体撮像素子を得ることもでき
る。図29は本発明の第2の応用例の固体撮像素子の回
路図でありリアルタイム処理を目的したものである。
イム処理を目的とした固体撮像素子を得ることもでき
る。図29は本発明の第2の応用例の固体撮像素子の回
路図でありリアルタイム処理を目的したものである。
【0106】1画素はX読出し用とY読出し用の2個の
本発明の光電変換装置91よりなり、各行の1行のY読
出し用の本発明の光電変換装置91は各行それぞれY読
出しライン97にギャングされている。各列1列のX読
出し用本発明の光電変換装置91は各列それぞれX読出
しライン96にギャングされている。
本発明の光電変換装置91よりなり、各行の1行のY読
出し用の本発明の光電変換装置91は各行それぞれY読
出しライン97にギャングされている。各列1列のX読
出し用本発明の光電変換装置91は各列それぞれX読出
しライン96にギャングされている。
【0107】このようにしてX読出しラインとY読出し
ラインの交差した位置でのリアルタイム処理が可能な固
体撮像素子が得られる。図30は本発明の光電変換装置
の第3の応用例の固体撮像素子の回路図でありリアルタ
イム処理を目的したものである。
ラインの交差した位置でのリアルタイム処理が可能な固
体撮像素子が得られる。図30は本発明の光電変換装置
の第3の応用例の固体撮像素子の回路図でありリアルタ
イム処理を目的したものである。
【0108】図30に示す固体撮像素子の画素としては
図31に電極配置平面図として示すように基板とPN接
合をなすウェルに形成するMOSトランジスタのドレイ
ン領域とその電極を1つのウェルに2つ形成する。すな
わちウェル内のMOSトランジスタは2重ドレインMO
Sトランジスタであり、ソース電極18、ゲート電極2
0、2分割ドレイン電極であるXドレイン電極98とY
ドレイン電極99、ウェル電極14、N+型電極43を
同心状に形成する。ゲート電極20にはAl電極30が
接続する。
図31に電極配置平面図として示すように基板とPN接
合をなすウェルに形成するMOSトランジスタのドレイ
ン領域とその電極を1つのウェルに2つ形成する。すな
わちウェル内のMOSトランジスタは2重ドレインMO
Sトランジスタであり、ソース電極18、ゲート電極2
0、2分割ドレイン電極であるXドレイン電極98とY
ドレイン電極99、ウェル電極14、N+型電極43を
同心状に形成する。ゲート電極20にはAl電極30が
接続する。
【0109】図30に示すように上記2重ドレインの本
発明の光電変換装置100よりなる1画素の各行の1行
のYドレイン電極99は各行それぞれのY読出しライン
97にギャングされ、各列1列のXドレイン電極98は
各列それぞれのX読出しライン96にギャングされてい
る。
発明の光電変換装置100よりなる1画素の各行の1行
のYドレイン電極99は各行それぞれのY読出しライン
97にギャングされ、各列1列のXドレイン電極98は
各列それぞれのX読出しライン96にギャングされてい
る。
【0110】このようにしてもX読出しラインとY読出
しラインの交差した位置でのリアルタイム処理が可能な
固体撮像素子が得られ前記2つの本発明の光電変換装置
を1画素とする場合に比べて微細化が可能となる。本発
明の別の方法によっても赤外光無線通信でPINフォト
ダイオードの受光面積を大きくせず従って接合容量を増
加せずに高速化の妨げとなりS/N比を低下通信品質を
低下させることなく受信側の実質信号電流を増加させる
ことにより通信距離の拡大を可能とすることが可能であ
る。
しラインの交差した位置でのリアルタイム処理が可能な
固体撮像素子が得られ前記2つの本発明の光電変換装置
を1画素とする場合に比べて微細化が可能となる。本発
明の別の方法によっても赤外光無線通信でPINフォト
ダイオードの受光面積を大きくせず従って接合容量を増
加せずに高速化の妨げとなりS/N比を低下通信品質を
低下させることなく受信側の実質信号電流を増加させる
ことにより通信距離の拡大を可能とすることが可能であ
る。
【0111】図32は本発明の第12の実施例の光電変
換半導体装置の回路図であり3個のPINフォトダイオ
ード1からの出力信号は各々別々にプリアンプ101に
入力されプリアンプ101からでたあとでギャングされ
ている。図33、図34は本発明の第13、第14の実
施例の光電変換半導体装置でプリアンプとしてFET1
02を用いたときの回路図の例である。
換半導体装置の回路図であり3個のPINフォトダイオ
ード1からの出力信号は各々別々にプリアンプ101に
入力されプリアンプ101からでたあとでギャングされ
ている。図33、図34は本発明の第13、第14の実
施例の光電変換半導体装置でプリアンプとしてFET1
02を用いたときの回路図の例である。
【0112】ここでPINフォトダイオードの数が3個
であるのは特に意味のあるものではなく任意の数でよ
い。図35は本発明の光電変換装置の第4の応用例の回
路図であり本発明の第3、第4、第5、第6、第7の実
施例のNMOSトランジスタをもつ本発明の光電変換装
置を2個ギャングしたものである。
であるのは特に意味のあるものではなく任意の数でよ
い。図35は本発明の光電変換装置の第4の応用例の回
路図であり本発明の第3、第4、第5、第6、第7の実
施例のNMOSトランジスタをもつ本発明の光電変換装
置を2個ギャングしたものである。
【0113】図35はNMOSトランジスタの場合であ
るがPMOSトランジスタをもつ場合すなわち第1、第
2、第8、第9の実施例でももちろんかまわない。本発
明の第10、第11、第12の実施例、本発明の光電変
換装置の第4の応用例ともノイズはC・g-0.5に比例
し、ここでCはPINフォトダイオードの静電容量でg
はトランジスタのトランスコンダクタンスでありFET
では(IdW/L)0.5に比例しIdはドレイン電流、W
はゲート長、Lはソース・ドレイン間距離である。
るがPMOSトランジスタをもつ場合すなわち第1、第
2、第8、第9の実施例でももちろんかまわない。本発
明の第10、第11、第12の実施例、本発明の光電変
換装置の第4の応用例ともノイズはC・g-0.5に比例
し、ここでCはPINフォトダイオードの静電容量でg
はトランジスタのトランスコンダクタンスでありFET
では(IdW/L)0.5に比例しIdはドレイン電流、W
はゲート長、Lはソース・ドレイン間距離である。
【0114】ノイズを下げてS/N比をよくするにはP
N接合の接合容量を減らしトランジスタのトランスコン
ダクタンスを大きくする必要がありこれは本発明の場合
だけでなくPINフォトダイオードと増幅器よりなる光
電変換装置ないしは光信号受信用半導体装置に一般的に
成立する。
N接合の接合容量を減らしトランジスタのトランスコン
ダクタンスを大きくする必要がありこれは本発明の場合
だけでなくPINフォトダイオードと増幅器よりなる光
電変換装置ないしは光信号受信用半導体装置に一般的に
成立する。
【0115】またフォトダイオードの応答速度はPN接
合の接合容量の影響を受け接合容量が大きいと応答速度
を低下することが知られている。したがって信号電流を
増やすためにフォトダイオードの面積を大きくすること
はS/N比と応答速度の低下をともなうこととなる。
合の接合容量の影響を受け接合容量が大きいと応答速度
を低下することが知られている。したがって信号電流を
増やすためにフォトダイオードの面積を大きくすること
はS/N比と応答速度の低下をともなうこととなる。
【0116】しかし本発明の第10、第11、第12の
実施例ではS/N比と応答速度の低下させることなく実
質的にフォトダイオードの面積を大きくすることが可能
となる。いま1個のPINフォトダイオードの静電容量
をCTとしてこれをn個に分割したときの各々のPIN
フォトダイオードの静電容量をCtとすると CT=nCt 各FETのトランスコンダクタンスgtとするとノイズ
は (nC2 t/gt)0.5 に比例する。
実施例ではS/N比と応答速度の低下させることなく実
質的にフォトダイオードの面積を大きくすることが可能
となる。いま1個のPINフォトダイオードの静電容量
をCTとしてこれをn個に分割したときの各々のPIN
フォトダイオードの静電容量をCtとすると CT=nCt 各FETのトランスコンダクタンスgtとするとノイズ
は (nC2 t/gt)0.5 に比例する。
【0117】一方分割前の1個のPINフォトダイオー
ドのにおいてトランスコンダクタンスGのFETを使用
するとノイズは (C2 T/G)0.5 に比例し両者の比をとると (nC2 t/gt)0.5/(C2 T/G)0.5={G/(g
tn)}0.5 となり、gt=Gであれば本発明によりノイズはn-0.5倍
となりngt=Gであればノイズは同じであるがトラン
スコンダクタンスおのおのgt、GのFETのドレイン電
流It、ITとするとgt、Gはそれぞれ(It)0.5、(IT)
0.5に比例するから n(It)0.5=(IT)0.5 となりこれより nIt<n2It=IT となり本発明により低消費電力化が可能となる。
ドのにおいてトランスコンダクタンスGのFETを使用
するとノイズは (C2 T/G)0.5 に比例し両者の比をとると (nC2 t/gt)0.5/(C2 T/G)0.5={G/(g
tn)}0.5 となり、gt=Gであれば本発明によりノイズはn-0.5倍
となりngt=Gであればノイズは同じであるがトラン
スコンダクタンスおのおのgt、GのFETのドレイン電
流It、ITとするとgt、Gはそれぞれ(It)0.5、(IT)
0.5に比例するから n(It)0.5=(IT)0.5 となりこれより nIt<n2It=IT となり本発明により低消費電力化が可能となる。
【0118】ギャングは図32や図33あるいは図3
4、図35のようにドレインノードで電流加算するのが
簡易であるが演算増幅器を用いた加算回路でもかまわな
い。図36は本発明の光電変換装置の第4の応用例です
べての光電変換半導体装置を同一の基板に形成したとき
の回路図である。
4、図35のようにドレインノードで電流加算するのが
簡易であるが演算増幅器を用いた加算回路でもかまわな
い。図36は本発明の光電変換装置の第4の応用例です
べての光電変換半導体装置を同一の基板に形成したとき
の回路図である。
【0119】このように同一の基板(1チップ)に本発
明の光電変換半導体装置を形成することにより高密度化
(高集積化)が可能となる。以上のように本発明はPM
OSトランジスタでもNMOSトランジスタでも効果が
あるが、NMOSトランジスタはPMOSトランジスタ
よりトランスコンダクタンスが大きくこの点で優れてい
る。以上各光電変換装置を同一の基板あるいは別々の基
板に形成しドレインノードで電流加算あるいは演算増幅
器を用いて加算回路にする。
明の光電変換半導体装置を形成することにより高密度化
(高集積化)が可能となる。以上のように本発明はPM
OSトランジスタでもNMOSトランジスタでも効果が
あるが、NMOSトランジスタはPMOSトランジスタ
よりトランスコンダクタンスが大きくこの点で優れてい
る。以上各光電変換装置を同一の基板あるいは別々の基
板に形成しドレインノードで電流加算あるいは演算増幅
器を用いて加算回路にする。
【0120】図37は本発明の第15の実施例の光電変
換半導体装置の回路図でありNPN型フォトトランジス
タのをコレクタ110側でギャングし抵抗114を負荷
し信号をギャングしたノードから引き出しこの例ではプ
リアンプ115に入力している。抵抗114を通して電
源電圧112が印加されエミッタ111は接地113に
結合している。
換半導体装置の回路図でありNPN型フォトトランジス
タのをコレクタ110側でギャングし抵抗114を負荷
し信号をギャングしたノードから引き出しこの例ではプ
リアンプ115に入力している。抵抗114を通して電
源電圧112が印加されエミッタ111は接地113に
結合している。
【0121】図38は本発明の第16の実施例の光電変
換半導体装置の回路図でありNPN型フォトトランジス
タのをエミッタ111側でギャングし抵抗116を負荷
し信号をギャングしたノードから引き出しこの例ではプ
リアンプ115に入力している。コレクタ110側には
電源電圧112が印加されエミッタ111は抵抗116
を通して接地113に結合している。
換半導体装置の回路図でありNPN型フォトトランジス
タのをエミッタ111側でギャングし抵抗116を負荷
し信号をギャングしたノードから引き出しこの例ではプ
リアンプ115に入力している。コレクタ110側には
電源電圧112が印加されエミッタ111は抵抗116
を通して接地113に結合している。
【0122】図37の第15の実施例とは出力信号の極
性が異なるだけである。上記本発明のいずれの方法によ
ってもノイズを増加させないで実質的に出力信号を大き
くすることが可能となる。また本発明の光電変換半導体
装置を光カプラー、ソリッドステイトリレー、光リレ
ー、光インタラプタ、光リフレクタなどとよばれる発光
素子と光駆動部を有し光信号の送受信によりスイッチン
グ機能あるいは物体の検出を行う光結合半導体装置に応
用することにより設計、製造が簡単で高性能の光結合半
導体装置を実現するものことができる。
性が異なるだけである。上記本発明のいずれの方法によ
ってもノイズを増加させないで実質的に出力信号を大き
くすることが可能となる。また本発明の光電変換半導体
装置を光カプラー、ソリッドステイトリレー、光リレ
ー、光インタラプタ、光リフレクタなどとよばれる発光
素子と光駆動部を有し光信号の送受信によりスイッチン
グ機能あるいは物体の検出を行う光結合半導体装置に応
用することにより設計、製造が簡単で高性能の光結合半
導体装置を実現するものことができる。
【0123】図39は上記本発明の光電変換半導体装置
の第5の応用例の光結合半導体装置の回路図であり、L
ED75と1個の本発明の光電変換半導体装置よりなっ
ており直流のリレーあるいは物体の検出等に使用でき
る。もちろん複数の上記光電変換半導体装置を直列また
は並列結合してもよく、並列結合は1個でPN接合の面
積を大きくするよりも高速、高周波化に優れている。
の第5の応用例の光結合半導体装置の回路図であり、L
ED75と1個の本発明の光電変換半導体装置よりなっ
ており直流のリレーあるいは物体の検出等に使用でき
る。もちろん複数の上記光電変換半導体装置を直列また
は並列結合してもよく、並列結合は1個でPN接合の面
積を大きくするよりも高速、高周波化に優れている。
【0124】図40は本発明の光電変換半導体装置の第
6の応用例の光結合半導体装置の回路図でありLED7
5と2個の対称(逆直列)に結合した上記光電変換半導
体装置よりなっており交流ないしは双方向のリレー等と
して使用できる。図41は本発明の光電変換半導体装置
の第7の応用例の光結合半導体装置の回路図であり、本
発明の第11の実施例の光電変換半導体装置を利用した
ものである。
6の応用例の光結合半導体装置の回路図でありLED7
5と2個の対称(逆直列)に結合した上記光電変換半導
体装置よりなっており交流ないしは双方向のリレー等と
して使用できる。図41は本発明の光電変換半導体装置
の第7の応用例の光結合半導体装置の回路図であり、本
発明の第11の実施例の光電変換半導体装置を利用した
ものである。
【0125】NMOSを形成したウェルにオーミック接
合をしているウェル電極14がゲート電極20と短絡し
ており、この点で図39に示した光結合半導体装置と異
なっている。ウェルに形成されたNMOSトランジスタ
としてゲート電極(G)20、ソース電極(S)18、
ドレイン電極(D)17をもちPINダイオード67が
ある。
合をしているウェル電極14がゲート電極20と短絡し
ており、この点で図39に示した光結合半導体装置と異
なっている。ウェルに形成されたNMOSトランジスタ
としてゲート電極(G)20、ソース電極(S)18、
ドレイン電極(D)17をもちPINダイオード67が
ある。
【0126】ドレイン電極(D)17には抵抗65を介
してドレイン電圧63が印加され、ドレイン電極(D)
17から出力端子68により出力信号が出力される。ソ
ース電極(S)18は接地66に接続しウェルに形成さ
れたオーミック電極であるウェル電極14は抵抗64を
通して接地66に接続している。
してドレイン電圧63が印加され、ドレイン電極(D)
17から出力端子68により出力信号が出力される。ソ
ース電極(S)18は接地66に接続しウェルに形成さ
れたオーミック電極であるウェル電極14は抵抗64を
通して接地66に接続している。
【0127】PINダイオードへの逆バイアスは抵抗7
6によってドレイン電圧から分圧されている。上記のよ
うな構成で第5の応用例と同様に直流のリレーあるいは
物体の検出等に使用できる。
6によってドレイン電圧から分圧されている。上記のよ
うな構成で第5の応用例と同様に直流のリレーあるいは
物体の検出等に使用できる。
【0128】もちろん2個対称(逆直列)に結合するこ
とにより第6の応用例同様に交流ないしは双方向のリレ
ー等として使用できる。
とにより第6の応用例同様に交流ないしは双方向のリレ
ー等として使用できる。
【0129】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の方法
によれば、ダイナミックレンジが良好でかつ高周波特性
が優れている増幅作用のある新規光電変換半導体装置を
実現し、これにより赤外光無線通信や光ファイバ通信で
通信距離の拡大を可能とし、更に高感度の固体撮像素子
や光カプラー、光インタラプタ、光リフレクタなどの光
結合半導体装置の実現を可能とするものである。
によれば、ダイナミックレンジが良好でかつ高周波特性
が優れている増幅作用のある新規光電変換半導体装置を
実現し、これにより赤外光無線通信や光ファイバ通信で
通信距離の拡大を可能とし、更に高感度の固体撮像素子
や光カプラー、光インタラプタ、光リフレクタなどの光
結合半導体装置の実現を可能とするものである。
【図1】本発明の第1の実施例の光電変換半導体装置の
断面図である。
断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例の光電変換半導体装置の
平面図である。
平面図である。
【図3】本発明の第1の実施例の光電変換半導体装置の
等価回路図である。
等価回路図である。
【図4】本発明の光電変換半導体装置のゲート電圧−ド
レイン電流特性図である。
レイン電流特性図である。
【図5】本発明の第2の実施例の光電変換半導体装置の
断面図である。
断面図である。
【図6】本発明の第2の実施例の光電変換半導体装置の
平面図である。
平面図である。
【図7】本発明の第3の実施例の光電変換半導体装置の
断面図である。
断面図である。
【図8】本発明の第3の実施例の光電変換半導体装置の
等価回路図である。
等価回路図である。
【図9】本発明の第3の実施例の光電変換半導体装置の
等価回路図である。
等価回路図である。
【図10】本発明の第3の実施例の光電変換半導体装置
の等価回路図である。
の等価回路図である。
【図11】本発明の第4の実施例の光電変換半導体装置
の断面図である。
の断面図である。
【図12】本発明の第4の実施例の光電変換半導体装置
の平面図である。
の平面図である。
【図13】本発明の第5の実施例の光電変換半導体装置
の断面図である。
の断面図である。
【図14】本発明の第5の実施例の光電変換半導体装置
の平面図である。
の平面図である。
【図15】本発明の第6の実施例の光電変換半導体装置
の断面図である。
の断面図である。
【図16】本発明の第7の実施例の光電変換半導体装置
の断面図である。
の断面図である。
【図17】本発明の第8の実施例の光電変換半導体装置
の断面図である。
の断面図である。
【図18】本発明の第9の実施例の光電変換半導体装置
の断面図である。
の断面図である。
【図19】本発明の第9の実施例の光電変換半導体装置
の平面図である。
の平面図である。
【図20】光電変換装置の光量−出力特性図である。
【図21】本発明の光電変換装置の光量−出力特性図で
ある。
ある。
【図22】本発明の第10の実施例の光電変換半導体装
置の平面図である。
置の平面図である。
【図23】本発明の光電変換装置の光量−出力特性図で
ある。
ある。
【図24】ダイナミックレンジの改善方法を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図25】本発明の第11の実施例の光電変換半導体装
置の等価回路図である。
置の等価回路図である。
【図26】本発明の第11の実施例のドレイン電圧−ド
レイン電流特性図である。
レイン電流特性図である。
【図27】本発明の光電変換半導体装置の第1の応用例
の固体撮像素子の回路図である。
の固体撮像素子の回路図である。
【図28】本発明の光電変換半導体装置の第1の応用例
の固体撮像素子の1画素の等価回路図である。
の固体撮像素子の1画素の等価回路図である。
【図29】本発明の光電変換半導体装置の第2の応用例
の固体撮像素子の回路図である。
の固体撮像素子の回路図である。
【図30】本発明の光電変換半導体装置の第3の応用例
の固体撮像素子の回路図である。
の固体撮像素子の回路図である。
【図31】本発明の光電変換半導体装置の第3の応用例
の固体撮像素子の1画素分の受光部平面図である。
の固体撮像素子の1画素分の受光部平面図である。
【図32】本発明の第12の実施例の光電変換半導体装
置の回路図である。
置の回路図である。
【図33】本発明の第13の実施例の光電変換半導体装
置の回路図である。
置の回路図である。
【図34】本発明の第14の実施例の光電変換半導体装
置の回路図である。
置の回路図である。
【図35】本発明の光電変換装置の第4の応用例を示す
回路図である。
回路図である。
【図36】本発明の光電変換半導体装置の第4の応用例
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【図37】本発明の第15の実施例の光電変換半導体装
置の回路図である。
置の回路図である。
【図38】本発明の第16の実施例の光電変換半導体装
置の回路図である。
置の回路図である。
【図39】本発明の光電変換半導体装置の第5の応用例
の光結合半導体装置を示す回路図である。
の光結合半導体装置を示す回路図である。
【図40】本発明の光電変換半導体装置の第6の応用例
の光結合半導体装置を示す回路図である。
の光結合半導体装置を示す回路図である。
【図41】本発明の光電変換半導体装置の第7の応用例
の光結合半導体装置を示す回路図である。
の光結合半導体装置を示す回路図である。
【図42】PINフォトダイオードの断面図である。
1 PINフォトダイオード 2 N-型半導体基板 3 P+型不純物領域 4 N+型不純物領域 5 N+型不純物領域 6 アノード電極 7 カソード電極 8 裏面カソード電極 11 N-型基板 12 N±ウェル 13 N+型不純物領域 14 ウェル電極 15 ドレイン領域 16 ソース領域 17 ドレイン電極 18 ソース電極 19 ゲート絶縁膜 20 ゲート電極 21 素子分離用SiO2膜 22 素子分離用P±型不純物領域 23 裏面P+型不純物領域 24 裏面P+型電極 25 裏面N+型不純物領域 26 空乏層 27 P+型不純物領域 28 P+型電極 29 裏面N+型不純物領域 30 ゲートAl電極 31 MOS絶縁膜 32 MOSゲート 33 MOS電極 34 反転層 35 P-型基板 36 P+型不純物領域 37 P+型電極 38 裏面P+型不純物領域 39 ポリSi抵抗 41 P-ウェル 42 N+型不純物領域 43 N+型電極 44 P+型不純物領域 45 P±ウェル 46 N+型不純物領域 47 N+型電極 48 P+型不純物領域 49 ショットキー金属 50 P+型不純物領域 51 裏面N+型不純物領域 52 裏面N+型電極 53 裏面N+型電極 61 ゲート電極 62 逆電圧 63 ドレイン電圧 64 抵抗 65 抵抗 66 接地 67 PINダイオード 68 出力端子 69 容量 70 容量 71 容量 72 読み出し容量 73 スイッチング素子 74 MOSトランジスタ 75 蓄積容量 76 抵抗 81 ドレイン電流曲線 82 ドレイン電流曲線 83 出力曲線 84 出力曲線 85 本発明の光電変換装置 86 フィードバック回路 87 ゲート電圧 88 ドレイン出力 89 ドレイン電流曲線 90 ドレイン電流曲線 91 本発明の光電変換装置 92 水平走査ライン 93 垂直走査ライン 94 読出しライン 95 トランジスタ 96 X読出しライン 97 Y読出しライン 98 Xドレイン電極 99 Yドレイン電極 100 本発明の光電変換装置 101 プリアンプ 102 FET 103 本発明の光電変換装置 110 コレクタ 111 エミッタ 112 電源電圧 113 接地 114 抵抗 115 プリアンプ 116 抵抗 120 LED 121 本発明の光電変換装置 122 本発明の光電変換装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平7−195535 (32)優先日 平7(1995)7月31日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平8−85584 (32)優先日 平8(1996)4月8日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平8−85585 (32)優先日 平8(1996)4月8日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平8−85586 (32)優先日 平8(1996)4月8日 (33)優先権主張国 日本(JP)
Claims (24)
- 【請求項1】 NMOSトランジスタを形成した基板領
域(ウェル)と前記基板領域に延びる空乏層の形成手段
を同一半導体基板に有し、 前記空乏層への入射光による前記基板領域の電位変化を
前記NMOSトランジスタの出力とすることを特徴とす
る光電変換半導体装置。 - 【請求項2】 前記空乏層形成手段はPN接合であるこ
とを特徴とする請求項1記載の光電変換半導体装置。 - 【請求項3】 前記NMOSトランジスタのソース領
域、ドレイン領域、ゲートを同心状に形成することを特
徴とする請求項1記載の光電変換半導体装置。 - 【請求項4】 前記NMOSトランジスタのゲート絶縁
膜はLOCOS酸化膜であることを特徴とする請求項1
記載の光電変換半導体装置。 - 【請求項5】 前記NMOSトランジスタを形成した基
板領域にオーミック電極を形成し前記オーミック電極と
前記NMOSトランジスタのゲート電極とを短絡するこ
とを特徴とする請求項1記載の光電変換半導体装置。 - 【請求項6】 前記PN接合は前記NMOSトランジス
タが形成されている半導体基板面側に形成されているこ
とを特徴とする請求項2記載の光電変換半導体装置。 - 【請求項7】 前記半導体基板はN型半導体基板であ
り、前記基板領域はP導電型であり前記半導体基板と前
記基板領域によりPN接合を形成し、前記PN接合によ
り空乏層を形成することを特徴とする請求項2記載の光
電変換半導体装置。 - 【請求項8】 前記基板領域の周囲を囲んで基板より不
純物濃度の高いN型不純物領域を形成することを特徴と
する請求項7記載の光電変換半導体装置。 - 【請求項9】 前記基板領域を形成した面と反対の面に
基板より不純物濃度の高いN型不純物領域を形成するこ
とを特徴とする請求項7記載の光電変換半導体装置。 - 【請求項10】 MOSトランジスタを形成した基板領
域(ウェル)と前記基板領域に延びる空乏層の形成手段
を同一半導体基板に有し、 前記空乏層への入射光による前記基板領域の電位変化を
前記MOSトランジスタの出力とすることを特徴とする
光電変換半導体装置において前記空乏層形成手段はショ
ットキー接合であることを特徴とする光電変換半導体装
置。 - 【請求項11】 NMOSトランジスタを形成した基板
領域(ウェル)とダイオードを同一半導体基板に有し、
前記MOSトランジスタと前記ダイオードに所定の電圧
を印加する電圧印加手段を備え、前記NMOSトランジ
スタは前記基板領域に形成したソース領域、ドレイン領
域、ゲート絶縁膜、およびそれぞれの電極等により構成
されている増幅機能をもつ光電変換半導体装置の光電変
換方法において、 前記電圧印加手段により前記ダイオードに逆バイアス電
圧を印加して空乏層を形成し、前記空乏層に入射した光
により電荷を生成させ、前記電荷を前記基板領域に注入
して前記基板領域の電位を変動させ、前記基板領域の電
位変動を前記MOSトランジスタの前記ソース領域とド
レイン領域間のコンダクタンスの変化として検出するこ
とを特徴とする増幅機能をもつ光電変換半導体装置の光
電変換方法。 - 【請求項12】 前記NMOSトランジスタはP型の基
板領域に形成したNMOSトランジスタからなり、前記
半導体基板はN型半導体基板からなり、前記ダイオード
は前記基板領域と前記半導体基板によりPN接合として
構成し、前記PN接合に逆バイアス電圧を印加して空乏
層を形成することを特徴とする請求項11記載の光電変
換半導体装置の光電変換方法。 - 【請求項13】 出力をフィードバックしゲート電圧を
制御することにより入力(光量)と出力の関係(ダイナ
ミックレンジ)の改善を行うことを特徴とする請求項1
1記載の光電変換半導体装置の光電変換方法。 - 【請求項14】 MOSトランジスタを形成した基板領
域(ウェル)と前記基板領域に延びる空乏層の形成手段
を同一半導体基板に有し、 前記空乏層への入射光による前記基板領域の電位変化を
前記MOSトランジスタの出力とする光電変換半導体装
置を画素としてもつことを特徴とする固体撮像素子。 - 【請求項15】 信号読み出しがXYアドレス方式であ
り、1方のアドレスを前記MOSトランジスタへのゲー
ト入力で行うことを特徴とする請求項14記載の固体撮
像素子。 - 【請求項16】 1画素がX読出し用とY読出し用の2
個の前記光電変換半導体装置よりなりX読出し用の各列
の1列づつ、Y読出し用各行1行づつの前記光電変換半
導体装置をギャングしたことを特徴とする請求項14記
載の固体撮像素子。 - 【請求項17】 前記MOSトランジスタがX読出し用
とY読出し用の2つのドレイン領域とそのドレイン電極
をもちX読出し用の各列の1列づつ、Y読出し用各行1
行づつの前記ドレイン電極をギャングしたことを特徴と
する請求項114記載の固体撮像素子。 - 【請求項18】 複数のPINフォトダイオードをもち
その各々の出力を別々の増幅器に入力し増幅器の出力側
でギャングすることを特徴とする光電変換半導体装置。 - 【請求項19】 MOSトランジスタを形成した基板領
域と前記MOSトランジスタの基板領域に延びる空乏層
の形成手段を備え、 前記空乏層への入射光による基板領域の電位の変化を前
記MOSトランジスタの出力とする半導体装置を複数も
ち、その出力をドレイン側でギャングすることを特徴と
する光電変換半導体装置。 - 【請求項20】 前記MOSトランジスタは第一導電型
半導体基板に形成された第二導電型不純物領域に形成さ
れ第一導電型半導体基板と第二導電型不純物領域により
PN接合を形成することを特徴とする請求項19記載の
光電変換半導体装置。 - 【請求項21】 複数のフォトトランジスタをもちその
各々の出力をギャングして次段の回路へ入力することを
特徴とする光電変換半導体装置。 - 【請求項22】 発光素子と光駆動部を有し光信号の送
受信によりスイッチングあるいはセンシングを行う半導
体装置において、 前記光駆動部がMOSトランジスタを形成する基板領域
と前記MOSトランジスタの基板領域に延びる空乏層の
形成手段を同一半導体基板に備え、 前記空乏層への入射光による前記基板領域の電位の変化
を前記MOSトランジスタの出力とすることを特徴とす
る光電変換半導体装置であることを特徴とする半導体装
置。 - 【請求項23】 前記半導体基板はN導電型よりなり前
記MOSトランジスタを形成する基板領域はP導電型よ
りなり前記MOSトランジスタはNMOSトランジスタ
でありかつ前記半導体基板と前記基板領域によりPN接
合を形成し前記PN接合により空乏層を形成することを
特徴とする請求項22記載の半導体装置。 - 【請求項24】 光駆動部として前記光電変換半導体装
置を2個対称(逆直列)に結合したことを特徴とする請
求項22記載の半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8143367A JPH09331051A (ja) | 1995-06-16 | 1996-06-06 | 光電変換半導体装置 |
Applications Claiming Priority (15)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15069995 | 1995-06-16 | ||
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