JP2001291639A - 可変コンデンサ - Google Patents

可変コンデンサ

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JP2001291639A
JP2001291639A JP2000104663A JP2000104663A JP2001291639A JP 2001291639 A JP2001291639 A JP 2001291639A JP 2000104663 A JP2000104663 A JP 2000104663A JP 2000104663 A JP2000104663 A JP 2000104663A JP 2001291639 A JP2001291639 A JP 2001291639A
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JP
Japan
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stator
rotor
terminal
variable capacitor
notch
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Application number
JP2000104663A
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English (en)
Inventor
Shinji Sakamoto
伸二 坂本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、各種電子機器に用いられる可変コ
ンデンサに関するものであって、可変コンデンサのセッ
ティングドリフトを防止する。 【解決手段】 可変コンデンサの構成を、ステータ11
の側面に切欠部16を設け、この切欠部16からロータ
端子17の一部を突出させるとともに、金属カバー13
の外周部分から下方に延出した脚部14を、ロータ端子
17の突出部分に係合させた構成としたのである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種電子機器に用
いられる可変コンデンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の可変コンデンサは図6に示す如
く、ステータ端子1を樹脂モールド成形したステータ2
上に金属ロータ3を配置し、これらのステータ2及び金
属ロータ3を金属カバー4で覆い、金属カバー4の外周
端両側から下方に延出した脚部5を用いてステータ2の
下面側を抱え込みこれらの部品を一体化させるととも
に、金属カバー4の外周端部分からさらにロータ端子6
を延出した構成となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような可変コンデ
ンサを、図7に示すように回路基板7にリフロー実装し
た場合、実装用のハンダ8がリフロー後に熱収縮をおこ
し、ハンダ8内に応力が生じてしまう。
【0004】そして、この応力が長期にわたりロータ端
子6を介して金属カバー4に伝達されるため、金属ロー
タ3を圧接する金属カバー4からの圧接力が次第に変化
してしまい、可変コンデンサの容量変化(セッティング
ドリフト)を引き起こす原因となっていた。
【0005】そこで、本発明はこのような問題を解決
し、可変コンデンサのセッティングドリフトを防止する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は可変コンデンサを、ステータの側面に切欠部
を設け、この切欠部からロータ端子の一部を突出させる
とともに、金属カバーの外周部分から下方に延出した脚
部を、ロータ端子の突出部分に係合させた構成としたも
のである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、ステータ電極を有するステータと、このステータ内
に埋設されたロータ端子と、下面側にロータ電極を有す
るとともに前記ステータ上に回転可能に配置された金属
ロータと、前記金属ロータの上面を覆い前記金属ロータ
を前記ステータに対して回転可能に圧接する金属カバー
とを備え、前記ステータに切欠部を設け、この切欠部か
ら前記ロータ端子の一部を突出させるとともに、前記金
属カバーの外周部分に下方に延出した脚部を設け、この
脚部の先端部分を前記ロータ端子の突出部分に係合させ
たことを特徴とする可変コンデンサであって、金属カバ
ーとロータ端子とを、脚部を介して係合させただけのも
のとしたので、実装用のハンダ応力を金属カバーに伝達
することを抑制し、可変コンデンサのセッティングドリ
フトを防止できるものである。
【0008】請求項2に記載の発明は、ステータは、ス
テータ電極と接続されるステータ端子と、脚部と係合さ
れるロータ端子をモールド成形によって形成したことを
特徴とする請求項1に記載の可変コンデンサであって、
セッティングドリフトを防止した可変コンデンサを容易
に成形できる。
【0009】請求項3に記載の発明は、ステータは、ス
テータ端子とロータ端子をモールド成形したステータ基
体と、このステータ基体の上面側に配置されるととも
に、下面側に前記ステータ端子と当接するステータ電極
を有する誘電体からなるステータ基板とから構成したこ
とを特徴とする請求項2に記載の可変コンデンサであっ
て、請求項2と同様の効果を奏する。
【0010】請求項4に記載の発明は、ステータの側面
に切欠部を設け、この切欠部にロータ端子を突出させ、
この突出部分に於いて脚部を係合させたことを特徴とす
る請求項2または請求項3に記載の可変コンデンサであ
って、可変コンデンサの大型化を防止できる。
【0011】請求項5に記載の発明は、ステータは、複
数の誘電体シートを積み重ねた積層構造とし、その内層
部分にステータ端子を形成するステータ端子電極と、ロ
ータ端子を形成するロータ端子電極を配置したことを特
徴とする請求項1に記載の可変コンデンサであって、セ
ッティングドリフトを防止した可変コンデンサを容易に
成形できる。
【0012】請求項6に記載の発明は、ステータの側面
に切欠部を設け、この切欠部にロータ端子電極を露出さ
せ、この露出部分に於いて脚部を係合させたことを特徴
とする請求項5に記載の可変コンデンサであって、可変
コンデンサの大型化を防止できる。
【0013】以下、本発明の一実施形態について図を用
いて説明する。
【0014】図1は、各種電子機器の容量調整箇所に取
り付けられる可変コンデンサの分解斜視図である。
【0015】この可変コンデンサは、ステータ基体9の
上面部分にステータ基板10を嵌め合わせたステータ1
1の上に金属ロータ12を配置し、この金属ロータ12
の上面側を覆うように金属カバー13を配置し、図2に
示すようにこの金属カバー13の外周端面側からそれぞ
れ下方に延出した脚部14を用いてステータ基体9の側
面を抱え込み、これらの部品を一体化させた構成となっ
ている。
【0016】また、ステータ基体9は図3に示す如く、
一端がステータ基体9の実装面(下面)側に露出し、他
端側がステータ基体9の上面側に突出したステータ端子
15と、一端がステータ基体9の実装面(下面)側に露
出し、他端側がステータ基体9の内部で分岐しその先端
部分がそれぞれステータ基体9の側面に設けられた切欠
部16に露出したロータ端子17を備えている。
【0017】そして、ステータ基体6に嵌め込まれるス
テータ基板10は、下面側に図4に示すようなステータ
電極18が形成されており、ステータ基板10をステー
タ基体9に嵌め合わせる際に、図1に示すステータ端子
15の突出部がステータ電極18と当接し電気的導通が
なされている。
【0018】また、ステータ基板10上に配置される金
属ロータ12は、ステンレスや洋白等の電気導通性の高
い金属を用いて円板状に形成し、その下面側には前述し
たステータ電極18と誘電体層(ステータ基板)を介し
て対向しコンデンサ容量を形成するロータ電極(図示せ
ず)が形成され、上面側には容量調整時に調整治具を係
合させるための調整溝を有する円柱状の係合部19が設
けられている。
【0019】そして、金属カバー13は、金属ロータ1
2に設けられた係合部19を金属ケース13の外部に突
出させるために、その中央部に貫通孔20が設けられ、
この貫通孔20によって図2に示すように金属ロータ1
2が位置決めされるとともに、係合部19の外周側面が
可変コンデンサの調整時すなわち金属ロータ12の回転
時に回転軸となるのである。
【0020】また、金属カバー13は貫通孔20の周辺
部分が、下側(金属ロータ12側)に湾曲しており、金
属カバー13を被せた際に、この湾曲部分のバネ性によ
って金属ロータ12をステータ基板10に圧接してい
る。
【0021】そして、ステータ電極18と金属ロータ1
2の下面側に設けられたロータ電極(図示せず)間で形
成された対向容量は、一方がステータ端子15を介して
実装面に導出され、他方は金属ロータ12、金属ケース
13、脚部14を介してロータ端子17に接続され、こ
のロータ端子17を介して実装面に導出されるのであ
る。
【0022】可変コンデンサをこのように構成すること
で、可変コンデンサを回路基板等にリフロー実装して、
実装用に用いられるハンダ内に前述した応力が生じて
も、その応力が可変コンデンサのセッティングドリフト
を引き起こすことがないのである。
【0023】すなわち、本発明が問題とする可変コンデ
ンサのセッティングドリフトは、図6を用いて前述した
如く、ハンダ8内に生じる応力がロータ端子6を介して
金属カバー4に伝達され、金属ロータ3を圧接する金属
カバー4からの圧接力が次第に変化するというものであ
り、本発明のコンデンサのように、金属カバー13が脚
部14によってロータ端子17に係合するだけのものと
したことで、前述したハンダ8の応力がロータ端子17
に伝達されたとしても、脚部14とロータ端子17が接
続固定されたものでなく、その応力が金属ロータ12を
圧接する金属カバー13に伝達されることはなく、つま
り金属ロータ12を圧接するための金属カバー13から
の圧接力が変化することがなくなるからである。
【0024】また、脚部14とロータ端子17との係合
部分を、ステータ基体9の側面に設けた切欠部16内と
したので、係合部分が可変コンデンサの側方に突出する
ことが抑制でき、可変コンデンサの大型化が防止できる
のである。
【0025】なお、この一実施形態に於いてはステータ
11を誘電体樹脂をインサート成形したものについて説
明したが、図5に示すように複数の誘電体シート21を
積み重ねた積層構造のものを用いて、その内層部分に前
述したステータ端子15を形成するステータ端子電極2
2と、前述したロータ端子17を形成するロータ端子電
極23を有する構成としても同様の効果を奏するもので
ある。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明の可変コンデンサに
よれば、ステータの側面に切欠部を設け、この切欠部か
らロータ端子の一部を突出させるとともに、金属カバー
の外周部分から下方に延出した脚部を、ロータ端子の突
出部分に係合させた構成としたので、金属カバーとロー
タ端子とを、脚部を介して係合させただけのものとし、
実装用のハンダ応力を金属カバーに伝達することを抑制
し、可変コンデンサのセッティングドリフトを防止でき
るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における可変コンデンサの
分解斜視図
【図2】同可変コンデンサの断面図
【図3】同可変コンデンサに用いられるステータ基体の
内部を示す透視図
【図4】同可変コンデンサに用いられるステータ基板の
下面側斜視図
【図5】他の実施形態におけるステータの斜視図
【図6】従来の可変コンデンサの分解斜視図
【図7】同可変コンデンサを回路基板に実装した状態を
示す断面図
【符号の説明】
9 ステータ基体 10 ステータ基板 11 ステータ 12 金属ロータ 13 金属カバー 14 脚部 16 切欠部 17 ロータ端子 18 ステータ電極

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータ電極を有するステータと、この
    ステータ内に埋設されたロータ端子と、下面側にロータ
    電極を有するとともに前記ステータ上に回転可能に配置
    された金属ロータと、前記金属ロータの上面を覆い前記
    金属ロータを前記ステータに対して回転可能に圧接する
    金属カバーとを備え、前記ステータに切欠部を設け、こ
    の切欠部から前記ロータ端子の一部を突出させるととも
    に、前記金属カバーの外周部分に下方に延出した脚部を
    設け、この脚部の先端部分を前記ロータ端子の突出部分
    に係合させたことを特徴とする可変コンデンサ。
  2. 【請求項2】 ステータは、ステータ電極と接続される
    ステータ端子と、脚部と係合されるロータ端子をモール
    ド成形によって形成したことを特徴とする請求項1に記
    載の可変コンデンサ。
  3. 【請求項3】 ステータは、ステータ端子とロータ端子
    をモールド成形したステータ基体と、このステータ基体
    の上面側に配置されるとともに、下面側に前記ステータ
    端子と当接するステータ電極を有する誘電体からなるス
    テータ基板とか構成したことを特徴とする請求項2に記
    載の可変コンデンサ。
  4. 【請求項4】 ステータの側面に切欠部を設け、この切
    欠部にロータ端子を突出させ、この突出部分に於いて脚
    部を係合させたことを特徴とする請求項2または請求項
    3に記載の可変コンデンサ。
  5. 【請求項5】 ステータは、複数の誘電体シートを積み
    重ねた積層構造とし、その内層部分にステータ端子を形
    成するステータ端子電極と、ロータ端子を形成するロー
    タ端子電極を配置したことを特徴とする請求項1に記載
    の可変コンデンサ。
  6. 【請求項6】 ステータの側面に切欠部を設け、この切
    欠部にロータ端子電極を露出させ、この露出部分に於い
    て脚部を係合させたことを特徴とする請求項5に記載の
    可変コンデンサ。
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