JP2002184641A - 表面実装部品 - Google Patents

表面実装部品

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JP2002184641A
JP2002184641A JP2000381893A JP2000381893A JP2002184641A JP 2002184641 A JP2002184641 A JP 2002184641A JP 2000381893 A JP2000381893 A JP 2000381893A JP 2000381893 A JP2000381893 A JP 2000381893A JP 2002184641 A JP2002184641 A JP 2002184641A
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mounting
flux
mounting surface
concave portion
resin base
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Application number
JP2000381893A
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Inventor
Shinji Sakamoto
伸二 坂本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は各種電子機器に用いられる表面実装
部品に関するものであって、信頼性の高い表面実装部品
を提供することを目的とする。 【解決手段】 表面実装部品の実装面におけるはんだ実
装時に拡散するフラックスを実装面に設けた凹部8に溜
め、表面実装部品の内部へのフラックス浸入を抑制し、
信頼性を高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種電子機器に用い
られる表面実装部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に実装面にはんだ付け端子を有する
固定部材と、この固定部材の実装面または側面に露出状
態で配置される係合部材とを備えた表面実装部品は、リ
フローはんだ付けによって実装基板にはんだ付けされ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、リフローはん
だ付けに使用されるはんだペーストには活性剤としてフ
ラックスが含有されているため、リフロー実装の際にフ
ラックスがリフロー熱により軟化し、この軟化したフラ
ックスが毛細管現象によって実装部品と実装基板の隙間
を経由し固定部材と係合部材との間から実装部品の内部
へ浸入するため、特性不良を引き起こす要因となり結果
として実装部品の信頼性を低下させていた。
【0004】そこで、本発明はこのような問題を解決
し、信頼性の高い表面実装部品を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1に記載の発明は、表面実装部品にお
ける実装面に凹部を設け、この凹部にはんだ実装時に回
り込むフラックスを吸収することでフラックスが実装部
品の内部へ浸入することを防止する。
【0006】本発明の請求項2に記載の発明は、凹部を
はんだ付け端子あるいは係合部材の少なくとも一方を囲
む連続した溝形状とすることで、確実に実装部品の内部
へのフラックス浸入を阻止することができるものであ
る。
【0007】本発明の請求項3に記載の発明は、凹部の
幅を固定部材の実装面と実装基板の表面との間に生じる
隙間より狭く設定することで毛細管現象を利用しフラッ
クスを確実に凹部へ導くことができるものである。
【0008】本発明の請求項4に記載の発明は、凹部を
はんだ付け端子あるいは係合部材に対して複数設けるこ
とで、はんだ付け時に流出するフラックスを複数の凹部
に溜めることができるため、より確実に実装部品の内部
へのフラックス浸入を抑制できるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を用いて説明する。
【0010】図1は各種電子機器に用いられる表面実装
部品の一つであるトリマコンデンサの分解斜視図であ
る。
【0011】このトリマコンデンサは、樹脂ベース1の
上面側に設けられたD字状の窪み1aに、ステータ2及
びロータ3を収納し、これらを上方よりスプリングカバ
ー5で抱え込み一体化させることで、ロータ3をステー
タ2に対して回転可能に当接させた構造となっており、
ロータ3を回転させることでロータ3の裏面に形成され
たロータ電極3aとステータ2の裏面に形成されたステ
ータ電極2aの対向面積を変化させ容量を変化させるも
のである。
【0012】樹脂ベース1は熱可塑性の樹脂から成形さ
れ、内部にはホット端子4aとアース端子4bとがイン
サートモールドされている。また、これらのホット端子
4aとアース端子4bは一端が図2に示すように樹脂ベ
ース1の実装面に導出されており、他端側はホット端子
4aであればステータ電極2aと接触させるため樹脂ベ
ース1の上面側に設けられた窪み1b内に突出され、ア
ース端子4bであれば樹脂ベース1の側面に設けられた
切欠部1cに導出されている。つまり実装面にはんだ付
け端子を有する固定部材となっている。
【0013】ステータ2は誘電体セラミックで形成され
ており、下面には半円形状のステータ電極2aが形成さ
れている。
【0014】ロータ3は金属で形成されており、下面に
はステータ電極2aと同様の半円形のロータ電極3aが
形成され、上面には調整用治具が係合する係合溝3bが
設けられている。
【0015】スプリングカバー5は弾性を有する金属板
から形成されており、中央部にはロータ3の上面に設け
られた調整溝3bを形成する突起が突出する貫通孔5a
が設けられ、その周辺部分が下方に向けて湾曲し、この
湾曲部分のバネ性によってロータ3をステータ2に対し
て圧接している。さらにスプリングカバー5の両側部分
には下方に延出した脚部5bが設けられており、この脚
部5bの下端側を樹脂ベース1の側面に導出されたアー
ス端子4bの露出部分と係合させることで各部品を一体
化している。つまり、スプリングカバー5は固定部材で
ある樹脂ベース1と係合する係合部材となっている。
【0016】また、このトリマコンデンサの電気経路
は、アース側であるロータ電極3aからロータ3を経て
スプリングカバー5へ接触導通され、さらに脚部5bか
らアース端子4bへと導出され、ホット側であるステー
タ電極2aからホット端子4aへと導出される構造とな
っている。
【0017】このようなトリマコンデンサを回路基板な
どに実装するには、図3に示すように先ず回路基板6の
表面に設けられたランドパターン6aにはんだペースト
7が印刷塗布され、そのはんだペースト7上にホット端
子4aおよびアース端子4bを配置するように実装す
る。次にリフローなどによって熱を加えはんだペースト
7を融解し、ホット端子4aおよび前記アース端子4b
をランドパターン6aにはんだ付けする。
【0018】この際、はんだペースト7には前述したよ
うに活性剤としてフラックスが含有されているため、リ
フロー熱により軟化しフラックスがトリマコンデンサの
実装面と回路基板6の表面との隙間に広がってしまい、
中には樹脂ベース1の切欠部1cから脚部5bと樹脂ベ
ース1間の隙間に浸入し、毛細管現象によってロータ3
とステータ2間にまで回り込み特性不良を引き起こす要
因となっていた。
【0019】そしてこのような問題を解消するため、こ
のトリマコンデンサにおいては図2に示すように、樹脂
ベース1の実装面において、ホット端子4a、アース端
子4bと係合部材のスプリングカバー5の脚部5bとが
係合する切欠部1cの周囲に凹部8を設けたものであ
る。
【0020】すなわち、フラックスを含むはんだペース
ト7はホット端子4aとアース端子4bが接続されるラ
ンドパターン6a部分のみ設けられるので、この部分を
起点としてフラックスが広がっていくことになり、樹脂
ベース1の下面において溝状の凹部8を設けることで、
フラックスの広がりを助成する毛細管現象を抑制できる
とともに、この凹部8内の毛細管現象によって拡散した
フラックスを凹部8内に吸収できるので切欠部1c内へ
のフラックスの浸入を極力抑制することができ、結果と
してはんだ実装に伴うトリマコンデンサの特性劣化を防
止し信頼性を向上できるのである。
【0021】また、凹部8をホット端子4aやアース端
子4b、或いは切欠部1cを囲む連続した溝形状とする
ことで、トリマコンデンサの実装面へのフラックスの拡
散を遮蔽できるのである。
【0022】さらに、凹部8の幅を固定部材の実装面と
実装基板の表面との間に生じる隙間より狭く設定するこ
とで凹部8内への毛細管現象を大きなものとでき、トリ
マコンデンサの実装面へのフラックスの拡散を抑制でき
るのである。
【0023】さらにまた、凹部8を図4に示すように、
2重、3重というように複数の凹部8を形成すること
で、フラックスの吸い取り効果や遮蔽効果を増すことが
でき、トリマコンデンサの実装面へのフラックスの拡散
を抑制できるのである。
【0024】なお、この実施の形態においては凹部8形
状を一連の溝として形成したものを挙げているが、図5
に示すように凹部8の形状を穴状とし樹脂ベース1の底
面に多数個設けた構成としても同様の効果が得られるの
である。
【0025】また、この実施の形態においてスプリング
カバー5は脚部5bが樹脂ベース1の凹部8に係合する
係合部材として説明したのであるが、脚部5が樹脂ベー
ス1の側面に係合するようなものであったとしても、こ
の係合部分からはんだ付け端子に至る経路内に凹部8を
設けても同様の効果が得られる。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、実装面に
凹部を設け、はんだ付け時に流出したフラックスをこの
凹部に溜め、実装部品の内部へのフラックス浸入を抑制
することで特性劣化を防ぎ、信頼性を確保することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における表面実装部品の
一例としてのトリマコンデンサの分解斜視図
【図2】同トリマコンデンサに用いられる樹脂ベースの
下面側斜視図
【図3】同トリマコンデンサを回路基板に実装する状態
を示す要部の断面図
【図4】他の実施の形態における樹脂ベースの下面側斜
視図
【図5】さらに他の実施の形態における樹脂ベースの下
面側斜視図
【符号の説明】
1 樹脂ベース 1c 切欠部 2 ステータ 3 ロータ 4a ホット端子 4b アース端子 5 スプリングカバー 8 凹部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実装面にはんだ付け端子を有する固定部
    材と、前記固定部材の実装面または側面に露出状態で係
    合される係合部材とを備え、前記固定部材の実装面に凹
    部を設けた表面実装部品。
  2. 【請求項2】 凹部は実装面においてはんだ付け端子あ
    るいは係合部材の係合部分の少なくとも一方を囲む連続
    した溝形状とした請求項1に記載の表面実装部品。
  3. 【請求項3】 凹部の幅を固定部材の実装面と実装基板
    の表面との間に生じる隙間より狭く設定した請求項2に
    記載の表面実装部品。
  4. 【請求項4】 凹部をはんだ付け端子あるいは係合部材
    に対して複数設けた請求項2に記載の表面実装部品。
JP2000381893A 2000-12-15 2000-12-15 表面実装部品 Pending JP2002184641A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008263407A (ja) * 2007-04-12 2008-10-30 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 表面実装用の電子デバイス

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JP2008263407A (ja) * 2007-04-12 2008-10-30 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 表面実装用の電子デバイス

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