JP2001290622A - 分散印刷制御装置および分散印刷制御方法並びに記録媒体 - Google Patents

分散印刷制御装置および分散印刷制御方法並びに記録媒体

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JP2001290622A
JP2001290622A JP2000106535A JP2000106535A JP2001290622A JP 2001290622 A JP2001290622 A JP 2001290622A JP 2000106535 A JP2000106535 A JP 2000106535A JP 2000106535 A JP2000106535 A JP 2000106535A JP 2001290622 A JP2001290622 A JP 2001290622A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業性よく、かつ短時間で分散印刷を行なう
ことを可能とする。 【解決手段】 まず中間印刷データの作成がなされ
()、次いでその中間印刷データの1ページ目のペー
ジデータが、時分割による並行処理により、プリンタ6
0〜プリンタ80用と順に各プリンタに適合するように
レンダリング処理される(、、)。プリンタ60
用に変換された最終印刷データのプリンタ60への送信
の処理は、次のプリンタ70用へのレンダリング処理と
並列に行なわれており、同様に、プリンタ70への送信
の処理もプリンタ80への送信も次のレンダリング処理
と並列に行なわれる。次いで、中間印刷データの2ペー
ジ目のページデータが、並行処理により、プリンタ60
〜プリンタ80用と順にレンダリング処理され(、
、)、続いて中間印刷データの3ページ目のページ
データが、並行処理により、プリンタ60〜プリンタ8
0用と順にレンダリング処理される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、印刷すべき印刷
データを複数のプリンタに分散して出力する技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータやワードプロセ
ッサ等の情報処理装置によって文書を作成すると、その
作成した文書をプリンタに出力するといったことが行な
われる。通常、プリンタは情報処理装置に直接接続され
る。また、プリンタはLAN(ローカルエリアネットワ
ーク)等のコンピュータネットワークによって情報処理
装置と間接的に接続されることもある。コンピュータネ
ットワークには通常、複数のプリンタが接続されてお
り、情報処理装置はこれらを共有することで、いずれの
プリンタからも印刷が可能となる。作業者は、情報処理
装置によって、ネットワークに接続された複数のプリン
タの中から所望のプリンタを指定して、そのプリンタに
印刷したい文書データを出力する。
【0003】ところで、こうした一の情報処理装置に複
数のプリンタが接続された構成では、情報処理装置で作
成した印刷データを各プリンタに分散して出力すること
が可能となる。印刷データが大量にあるような場合、1
台のプリンタでは印刷が完了するまでに長時間を要する
が、複数のプリンタに印刷データを分けて出力すれば、
印刷に要する時間を短縮することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では、作業者が印刷しようとする文書を適当に
切り分けて複数のプリンタに個別に印刷要求を行なう必
要があった。このために、作業が非常に煩雑となり、作
業性が悪いといった問題や、印刷に要する時間を十分に
短縮することができないといった問題が発生した。
【0005】この発明は、上記問題に鑑みてなされたも
ので、作業性よく、しかも短時間で分散印刷を行なうこ
とができるようにすることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】前
述した課題の少なくとも一部を解決するための手段とし
て、以下に示す構成をとった。
【0007】この発明の第1の分散印刷制御装置は、印
刷すべき印刷データをページ単位で区分けして、複数の
プリンタのそれぞれが引き受けるページを定めるデータ
割当手段と、前記印刷データを、前記データ割当手段に
よって定められる情報に従って各プリンタに分散出力す
るデータ出力制御手段とを備えるとともに、必要に応じ
て前記印刷データを複数の部数印刷可能にした分散印刷
制御装置であって、前記データ割当手段は、部単位で各
ページをページ順に並べ、前記部数分の全てのページを
分散先のプリンタの数に分けて、該分けられたそれぞれ
を前記複数のプリンタに割り当てるように構成されたも
のであり、前記データ出力制御手段は、前記印刷データ
の分散出力を各プリンタ宛毎に略並行に行なうと共に、
各分散出力はそれぞれ、割り当てられた先頭ページから
順に、各ページの印刷データを分散先のプリンタに適合
する形に変換する処理を行なった上で該印刷データの出
力を行なうように構成されたものであることを特徴とし
ている。
【0008】上記構成の分散印刷制御装置によれば、デ
ータ割当手段によって印刷データの各ページ単位がどの
プリンタに引き受けられるかが定められることから、作
業者はいちいち送り先のプリンタに個別に印刷要求を行
なう必要がない。このため、作業性に優れている。ま
た、この分散印刷制御装置では、印刷データの分散出力
を各プリンタ宛毎に略並行に行なうと共に、各分散出力
はそれぞれ、割り当てられた先頭頁から順に、各ページ
の印刷データを分散先のプリンタに適合する形に変換す
る処理を行なった上で印刷データの出力を行なうように
構成されている。
【0009】このため、上記プリンタに適合する印刷デ
ータを得る処理を、1台目のプリンタ宛用の先頭ページ
について行ない、次いで、2台目のプリンタ宛用の先頭
ページについて行ない、次いで、3台目のプリンタ宛用
の先頭ページについて行なうというように先頭ページを
プリンタの順に行なうことができる。このときに、2台
目のプリンタ宛用の先頭ページについて処理を行なって
いるときに、1台目のプリンタ宛用の先頭ページについ
て処理行なった結果得られた印刷データをプリンタに出
力するというように、上記プリンタに適合する印刷デー
タを得る処理とその一つ前の印刷データをプリンタに出
力する処理とを並行に実行することができる。したがっ
て、従来例と比較して、印刷に要する全体の時間を短縮
することができるという効果を奏する。
【0010】上記構成の分散印刷制御装置において、前
記複数のプリンタに対応した仮想的なプリンタについて
の情報を定める仮想的なプリンタドライバを記憶する仮
想プリンタドライバ記憶手段と、前記仮想的なプリンタ
ドライバを実行することで、前記印刷データの元となる
データを生成するアプリケーションプログラムから前記
仮想的なプリンタに適合する中間印刷データを得る中間
印刷データ生成手段とを備え、該得られた中間印刷デー
タを、前記データ割当手段およびデータ出力制御手段で
用いる印刷データとする構成とすることができる。
【0011】この仮想的なプリンタドライバを備えた分
散印刷制御装置によれば、アプリケーションプログラム
からは仮想的なプリンタドライバに対して一の印刷命令
を行なうだけで、中間印刷データを得ることができ、こ
の中間印刷データから各プリンタへの分散印刷が自動的
に行なわれる。このために、作業者は、アプリケーショ
ンプログラム上で印刷の作業を一度行なえばよく、作業
性に優れているという効果を奏する。
【0012】この発明の第2の分散印刷制御装置は、印
刷すべき印刷データをページ単位で区分けして、複数の
プリンタのそれぞれが引き受けるページを定めるデータ
割当手段と、前記印刷データを、前記データ割当手段に
よって定められる情報に従って各プリンタに分散出力す
るデータ出力制御手段とを備える分散印刷制御装置であ
って、前記各プリンタの印刷速度についての性能をそれ
ぞれ検出するプリンタ速度性能検出手段を備えるととも
に、前記データ割当手段は、各プリンタに割り当てるペ
ージの数が、前記プリンタ速度性能検出手段により検出
された各プリンタの印刷速度についての性能に応じて定
まるように構成されたものであることを特徴としてい
る。
【0013】この構成の第2の分散印刷制御装置によれ
ば、データ割当手段によって印刷データの各ページ単位
がどのプリンタに引き受けられるかが定められることか
ら、作業者はいちいち送り先のプリンタに個別に印刷要
求を行なう必要がない。このため、作業性に優れてい
る。また、この分散印刷制御装置では、プリンタの印刷
速度の性能情報に応じて、複数のプリンタのそれぞれが
引き受けるページ数を定めるものであることから、印刷
速度の性能が高いプリンタについては大量のページを印
刷させ、印刷速度の性能が低いプリンタについて少量の
ページを印刷させるといったことが可能となる。このた
め、各プリンタがほぼ同時に印刷を終了するようにする
ことができる。したがって、印刷に要する全体の時間を
短縮することができるという効果を奏する。
【0014】また、上記第2の分散印刷制御装置におい
て、表示装置に入力用ウィンドウを表示するとともに、
入力装置からの入力データに基づいて前記印刷データの
分散についての各種情報を設定する分散情報設定手段を
備え、前記データ割当手段は、前記分散情報設定手段に
より設定された各種情報に基づいて、前記複数のプリン
タのそれぞれが引き受けるページを定めるように構成
し、前記分散情報設定手段は、さらに、前記データ割当
手段によって定める情報に対応する、印刷媒体を並べた
イラスト画像を、前記各種情報から生成して前記表示装
置に表示する表示制御手段を備える構成とすることがで
きる。
【0015】この構成によれば、入力用ウィンドウから
分散についての各種情報を設定するに際し、作業者は、
表示制御手段により表示されたイラスト画像を見ること
で、分散印刷がどのような分散形態で行なうかを知るこ
とができる。したがって、視覚的にも分散がどのように
なされるかを分散印刷の実行前に知ることができること
から、より一層作業性に優れている。
【0016】この発明の第3の分散印刷制御装置は、印
刷すべき印刷データをページ単位で区分けして、複数の
プリンタのそれぞれが引き受けるページを定めるデータ
割当手段と、前記印刷データを、前記データ割当手段に
よって定められる情報に従って各プリンタに分散出力す
るデータ出力制御手段とを備える分散印刷制御装置であ
って、前記データ割当手段は、各プリンタに割り当てる
ページの数が、ページをまとめる単位の一集合が同一の
プリンタに収まるように定められた構成であることを特
徴としている。
【0017】この構成の第3の分散印刷制御装置によれ
ば、データ割当手段によって印刷データの各ページ単位
がどのプリンタに引き受けられるかが定められることか
ら、作業者はいちいち送り先のプリンタに個別に印刷要
求を行なう必要がない。このため、作業性に優れてい
る。また、この分散印刷制御装置では、各プリンタに割
り当てるページの数が、ページをまとめる単位の一集合
が同一のプリンタに収まるように定めるものであること
から、印刷が終了したプリンタから印刷結果を取り出し
たとき、その印刷結果は、上記ページをまとめる単位が
集められた状態となる。したがって、印刷結果を回収す
る際の作業性に優れているという効果を奏する。
【0018】上記第3の分散印刷制御装置において、前
記各プリンタの印刷速度についての性能をそれぞれ検出
するプリンタ速度性能検出手段を備えるとともに、前記
データ割当手段は、外部から所定の第1の指令が入力さ
れたときに、各プリンタに割り当てるページの数が、ペ
ージをまとめる単位の一集合が同一のプリンタに収まる
ように定められ、前記第1の指令の入力がなかったとき
に、各プリンタに割り当てるページの数が、前記プリン
タ速度性能検出手段により検出された各プリンタの印刷
速度についての性能に応じて定まるように構成されたも
のとすることができる。
【0019】この構成によれば、第1の指令の入力がな
されたときには、印刷結果を回収する際の作業性に優れ
ている。一方、第1の指令の入力がなかったときには、
前述したように、各プリンタがほぼ同時に印刷を終了す
るようにして、印刷に要する全体の時間を短縮すること
ができる。したがって、第1の指令を入力するか否かに
よって、速度優先とするか、印刷結果の回収性を優先す
る(ハンドリング優先)かを容易に切り替えることがで
きる。このため、操作性に優れている。
【0020】この速度優先とハンドリング優先との切り
替えを容易とした分散印刷制御装置において、前記第1
の指令が入力され、かつ、外部から所定の第2の指令が
入力されたときには、各プリンタに割り当てるページの
数が、ページをまとめる単位の一集合が異なるプリンタ
に渡るのを禁止しながら、前記プリンタ速度性能検出手
段により検出された各プリンタの印刷速度についての性
能に応じて定まるように構成されたものとすることがで
きる。
【0021】この構成によれば、第1の指令と第2の指
令とが共に入力がなされたときには、ハンドリング優先
でありながら、速度優先を図ることができる。
【0022】上記第3の分散印刷制御装置において、前
記データ割当手段は、前記ページをまとめる単位の一集
合を、外部から入力される第3の指令に応じて、印刷す
る部の単位もしくは同一のページ順の単位に切り替えて
定める単位設定手段を備える構成とすることができる。
【0023】この構成によれば、外部から入力される第
3の指令に応じて、ページをまとめる単位の一集合を、
印刷する部の単位もしくは同一のページ順の単位に切り
替えることができる。
【0024】上記第3の分散印刷制御装置において、表
示装置に入力用ウィンドウを表示するとともに、入力装
置からの入力データに基づいて前記印刷データの分散に
ついての各種情報を設定する分散情報設定手段を備え、
前記データ割当手段は、前記分散情報設定手段により設
定された各種情報に基づいて、前記複数のプリンタのそ
れぞれが引き受けるページを定めるように構成し、前記
分散情報設定手段は、さらに、前記データ割当手段によ
って定める情報に対応する、印刷媒体を並べたイラスト
画像を、前記各種情報から生成して前記表示装置に表示
する表示制御手段を備える構成とすることができる。
【0025】この構成によれば、入力用ウィンドウから
分散についての各種情報を設定するに際し、作業者は、
表示制御手段により表示されたイラスト画像を見ること
で、分散印刷がどのような分散形態で行なうかを知るこ
とができる。したがって、視覚的にも分散がどのように
なされるかを分散印刷の実行前に知ることができること
から、より一層作業性に優れている。
【0026】この発明の第1の分散印刷制御方法は、
(a)印刷すべき印刷データをページ単位で区分けし
て、複数のプリンタのそれぞれが引き受けるページを定
めるステップと、(b)前記印刷データを、前記データ
割当手段によって定められる情報に従って各プリンタに
分散出力するステップとを備えるとともに、必要に応じ
て前記印刷データを複数の部数印刷可能にした分散印刷
制御方法であって、前記ステップ(a)は、部単位で各
ページをページ順に並べ、前記部数分の全てのページを
分散先のプリンタの数に分けて、該分けられたそれぞれ
を前記複数のプリンタに割り当てるように構成されたも
のであり、前記ステップ(b)は、前記印刷データの分
散出力を各プリンタ宛毎に略並行に行なうと共に、各分
散出力はそれぞれ、割り当てられた先頭ページから順
に、各ページの印刷データを分散先のプリンタに適合す
る形に変換する処理を行なった上で該印刷データの出力
を行なうように構成されたものであることを特徴として
いる。
【0027】上記構成の第1の分散印刷制御方法は、上
記発明の第1の分散印刷制御装置と同様な作用・効果を
有しており、作業性の向上と分散印刷に要する時間の短
縮化とを両立して分散印刷を行なうことができる。
【0028】この発明の第2の分散印刷制御方法は、
(a)印刷すべき印刷データをページ単位で区分けし
て、複数のプリンタのそれぞれが引き受けるページを定
めるステップと、(b)前記印刷データを、前記データ
割当手段によって定められる情報に従って各プリンタに
分散出力するステップとを備えるとともに、必要に応じ
て前記印刷データを複数の部数印刷可能にした分散印刷
制御方法であって、(c)前記各プリンタの印刷速度に
ついての性能をそれぞれ検出するステップを備えるとと
もに、前記ステップ(a)は、各プリンタに割り当てる
ページの数が、前記ステップ(c)により検出された各
プリンタの印刷速度についての性能に応じて定まるよう
に構成されたものであることを特徴としている。
【0029】上記構成の第2の分散印刷制御方法は、上
記発明の第2の分散印刷制御装置と同様な作用・効果を
有しており、作業性の向上と分散印刷に要する時間の短
縮化とを両立して分散印刷を行なうことができる。
【0030】この発明の第3の分散印刷制御方法は、
(a)印刷すべき印刷データをページ単位で区分けし
て、複数のプリンタのそれぞれが引き受けるページを定
めるステップと、(b)前記印刷データを、前記データ
割当手段によって定められる情報に従って各プリンタに
分散出力するステップとを備える分散印刷制御方法であ
って、前記ステップ(a)は、各プリンタに割り当てる
ページの数が、ページをまとめる単位の一集合が同一の
プリンタに収まるように定められた構成であることを特
徴としている。
【0031】上記構成の第3の分散印刷制御方法は、上
記発明の第3の分散印刷制御装置と同様な作用・効果を
有しており、作業性の向上、特に印刷結果の回収時にお
ける作業性の向上を図って分散印刷を行なうことができ
る。
【0032】この発明の第1の記録媒体は、印刷すべき
印刷データを複数のプリンタに分散印刷する分散印刷制
御装置において用いられるコンピュータプログラムを記
録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
(a)印刷すべき印刷データをページ単位で区分けし
て、複数のプリンタのそれぞれが引き受けるページを定
める機能と、(b)前記印刷データを、前記機能(a)
によって定められる情報に従って各プリンタに分散出力
する機能とを、コンピュータに実現させるとともに、前
記機能(a)は、部単位で各ページをページ順に並べ、
前記部数分の全てのページを分散先のプリンタの数に分
けて、該分けられたそれぞれを前記複数のプリンタに割
り当てるように構成されたものであり、前記機能(b)
は、前記印刷データの分散出力を各プリンタ宛毎に略並
行に行なうと共に、各分散出力はそれぞれ、割り当てら
れた先頭ページから順に、各ページの印刷データを分散
先のプリンタに適合する形に変換する処理を行なった上
で該印刷データの出力を行なうように構成されたもので
あるコンピュータプログラムを記録したことを特徴とし
ている。
【0033】上記構成の第1の記録媒体も、上記発明の
第1の分散印刷制御装置および第1の分散印刷制御方法
と同様な作用・効果を有しており、作業性の向上と分散
印刷に要する時間の短縮化とを両立して分散印刷を行な
うことができる。
【0034】この発明の第2の記録媒体は、印刷すべき
印刷データを複数のプリンタに分散印刷する分散印刷制
御装置において用いられるコンピュータプログラムを記
録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
(a)印刷すべき印刷データをページ単位で区分けし
て、複数のプリンタのそれぞれが引き受けるページを定
める機能と、(b)前記印刷データを、前記機能(a)
によって定められる情報に従って各プリンタに分散出力
する機能と(c)前記各プリンタの印刷速度についての
性能をそれぞれ検出する機能を、コンピュータに実現さ
せるとともに、前記機能(a)は、各プリンタに割り当
てるページの数が、前記プリンタ速度性能検出手段によ
り検出された各プリンタの印刷速度についての性能に応
じて定まるように構成されたものであるコンピュータプ
ログラムを記録したことを特徴としている。
【0035】上記構成の第2の記録媒体も、上記発明の
第2の分散印刷制御装置および第2の分散印刷制御方法
と同様な作用・効果を有しており、作業性の向上と分散
印刷に要する時間の短縮化とを両立して分散印刷を行な
うことができる。
【0036】この発明の第3の記録媒体は、印刷すべき
印刷データを複数のプリンタに分散印刷する分散印刷制
御装置において用いられるコンピュータプログラムを記
録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
(a)印刷すべき印刷データをページ単位で区分けし
て、複数のプリンタのそれぞれが引き受けるページを定
める機能と、(b)前記印刷データを、前記機能(a)
によって定められる情報に従って各プリンタに分散出力
する機能とをさらにコンピュータに実現させるととも
に、前記機能(a)は、各プリンタに割り当てるページ
の数が、ページをまとめる単位の一集合が同一のプリン
タに収まるように定められた構成であるコンピュータプ
ログラムを記録したことを特徴としている。
【0037】上記構成の第3の記録媒体も、上記発明の
第3の分散印刷制御装置および第3の分散印刷制御方法
と同様な作用・効果を有しており、作業性の向上、特に
印刷結果の回収時における作業性の向上を図って分散印
刷を行なうことができる。
【0038】
【発明の他の態様】この発明は、以下のような他の態様
も含んでいる。その第1の態様は、この発明の記録媒体
による機能と同様の機能を持つコンピュータプログラム
としての態様である。その第2の態様は、そのコンピュ
ータプログラムを含むことで搬送波内に具現化されたデ
ータ信号としての態様である。第3の態様は、コンピュ
ータプログラムを通信経路を介して供給するプログラム
供給装置としての態様である。この第3の態様では、コ
ンピュータプログラムをコンピュータネットワーク上の
サーバなどに置き、通信経路を介して、必要なプログラ
ムをコンピュータにダウンロードし、これを実行するこ
とで、上記の装置や方法を実現することができる。
【0039】
【発明の実施の形態】以上説明したこの発明の構成・作
用を一層明らかにするために、以下この発明の実施の形
態を実施例に基づき説明する。
【0040】1.ハードウェアの全体構成 図1はこの発明の一実施例を適用するコンピュータシス
テムのハードウェアの概略構成を示すブロック図であ
る。図示するように、この一実施例のコンピュータシス
テムは、コンピュータ10を備え、このコンピュータ1
0には、実質的にコンピュータ機能を有する複数のプリ
ンタ70,80,…が、ローカルエリアネットワーク
(LAN)により構築されたコンピュータネットワーク
90を介して接続されている。なお、コンピュータネッ
トワーク90は、LANに替えて、インターネットや、
イントラネットや、ワイドエリアネットワーク(WA
N)など、各種ネットワークに替えることができる。
【0041】コンピュータ10には、周辺機器としての
CRTディスプレイ12が接続され、さらにはローカル
にてもう一台のプリンタ60が接続されている。また、
コンピュータ10は、コンピュータ本体16とキーボー
ド18とマウス20を備える。このコンピュータ本体1
6には、フロッピィディスク22の内容を読み取るフロ
ッピィディスクドライブ24が搭載されている。
【0042】コンピュータ本体16は、中央演算処理装
置としてのCPU30を中心にバスにより相互に接続さ
れたROM31、RAM32、表示画像メモリ33、マ
ウスインタフェース34、キーボードインタフェース3
5、FDC36、HDC37、CRTC38、プリンタ
インタフェース39およびネットワーク制御回路40を
備える。
【0043】ROM31は、内蔵されている各種プログ
ラム等を記憶する読み出し専用のメモリである。RAM
32は、各種データ等を記憶する読み出し・書込み可能
なメモリである。表示画像メモリ33はCRTディスプ
レイ12に表示する画像の画像データを記憶するメモリ
である。マウスインタフェース34は、マウス20との
データ等のやり取りを司るインタフェースである。キー
ボードインタフェース35は、キーボード18からのキ
ー入力を司るインタフェースである。FDC36は、フ
ロッピィディスクドライブ(FDD)24を制御するフ
ロッピィディスクコントローラである。HDC37は、
ハードディスクドライブ(HDD)41を制御するハー
ドディスクコントローラである。CRTC38は、表示
画像メモリ33に記憶される表示画像データに基づいて
CRTディスプレイ12における画像の表示を制御する
CRTコントローラである。プリンタインタフェース3
9は、ローカルにて接続されるプリンタ14へのデータ
の出力を制御するインタフェースである。ネットワーク
制御回路40は、ネットワークカードなどから成り、コ
ンピュータネットワーク90に接続されている。
【0044】このコンピュータシステムでは、オペレー
ティングシステムはHDD41に記憶されており、コン
ピュータ本体16に電源を投入すると、HDD41のブ
ートブロックに書き込まれたローダに従ってRAM32
の所定の領域にロードされる。また、プリンタ60,7
0,80の機種毎に用意される実プリンタドライバは、
フロッピィディスク22に予め格納されており、所定の
インストールプログラムを起動することで、フロッピィ
ディスクドライブ24からコンピュータ10にインスト
ールされる。このインストールされたプリンタドライバ
は、HDD41に記憶されており、コンピュータ10に
電源を投入したときに、オペレーティングシステムに組
み込まれ、RAM32の所定の領域にロードされる。
【0045】また、このコンピュータシステムでは、仮
想的なプリンタについての情報を定める仮想的なプリン
タドライバ(仮想プリンタドライバ)110を備えてい
る。この仮想プリンタドライバ110は、実際のプリン
タドライバと同様に、フロッピィディスク22に予め格
納されており、所定のインストールプログラムを起動す
ることで、フロッピィディスクドライブ24からコンピ
ュータ10にインストールされる。このインストールさ
れた仮想プリンタドライバ110は、HDD41に記憶
されており、コンピュータ10に電源を投入したとき
に、オペレーティングシステムに組み込まれ、RAM3
2の所定の領域にロードされる。なお、仮想プリンタド
ライバ110のコンピュータプログラムは、フロッピィ
ディスク22に格納されたものに替えて、CD−RO
M、光磁気ディスク、ICカード等の他の携帯型記録媒
体(可搬型記録媒体)に格納された構成としてもよい。
また、このコンピュータプログラムは、外部のコンピュ
ータネットワーク(例えばインターネット)に接続され
る特定のサーバから、コンピュータネットワークを介し
て提供されるプログラムデータをダウンロードして、R
AM32またはHDD41に転送することにより得るよ
うにすることもできる。
【0046】プリンタ60,70,80は、感光ドラム
にレーザ光を当てて潜像を作り、トナーで現像して用紙
に転写する所謂レーザプリンタである。なお、プリンタ
60,70,80としては、インクジェットプリンタ、
熱転写プリンタなど、各種プリンタを適用することがで
きる。なお、ここでは、プリンタ60,70,80は、
それぞれ異なる機種であるものとする。
【0047】2.分散印刷処理の様子 かかる構成のコンピュータシステムによれば、大まかに
は、コンピュータ本体16により、印刷すべき印刷デー
タを作成し、この印刷データをコンピュータ本体16に
接続されているプリンタ60,70,80に分散して印
刷させる分散印刷処理を行なう。こうした分散印刷処理
の様子について以下詳しく説明する。
【0048】図2は、分散印刷処理の全体の様子を概略
的に示すブロック図である。図3は、分散印刷処理に用
いられる仮想プリンタドライバ110の処理の様子を示
すブロック図である。図4は、分散印刷処理の一部を実
現する分散印刷ユーティリティプログラム(以下、単に
「分散印刷ユーティリティ」と呼ぶ)120の処理の様
子を示すブロック図である。
【0049】図2に示すように、コンピュータ本体16
の内部で動作しているアプリケーションプログラム10
0は、画像の処理を行って画像データを生成し、この画
像データを印刷すべく印刷命令を発行する。アプリケー
ションプログラム100から印刷命令が発行されると、
仮想プリンタドライバ110が、印刷命令を受けて、こ
の仮想プリンタドライバ110が想定する仮想的なプリ
ンタの性能についての性能情報をアプリケーションプロ
グラム100に返す。詳細には、図3に示すように、仮
想プリンタドライバ110は、印刷命令受信部111に
より、アプリケーションプログラム100から発行され
る印刷命令を受信して、その印刷命令を受信した旨を印
刷命令受信部111から受けた性能情報返信部112に
より、仮想的なプリンタの性能についての性能情報をア
プリケーションプログラム100に返す。
【0050】ここで仮想的なプリンタの性能というの
は、分散先となり得る全てのプリンタのうちの最も性能
の高いプリンタについての性能である。一般に、性能の
高いプリンタは、高級なプログラム言語により描画を行
なっている。例えば、数式等を用いた高度な描画命令に
より図形を表わすものは高級なプログラム言語であり、
ビットマップを用いた程度の低い描画命令により図形を
表わすものは低級なプログラム言語である。したがっ
て、この実施例では、仮想的なプリンタの性能を上述し
たように分配先となり得る全てのプリンタのうちの最も
高いプリンタについての性能と定めることで、この仮想
プリンタドライバ110において高級なプログラム言語
に従うデータ変換処理(レンダリング処理)を可能とし
ている。すなわち、高級なプログラム言語は前述したよ
うに、高度な描画命令を使用するものであるから、この
仮想プリンタドライバ110では、もっとも高性能なプ
リンタに合わせて効率的なレンダリング処理を実現し得
るようにしている。
【0051】なお、分散先となり得るプリンタというの
は、コンピュータ本体16にローカルもしくはネットワ
ークで接続される全てのプリンタのうちのプロパティ設
定部113により設定されるプリンタグループに属する
プリンタであり、ここでは、プリンタ60,70,80
が該当するものとする。
【0052】詳細には、上記プリンタ60,70,80
の機種毎に用意されるプリンタドライバ(以下、実プリ
ンタドライバと呼ぶ)から分散印刷ユーティリティ12
0が取り込んだ各プリンタ60,70,80の性能情報
を、性能情報入力部114により取り込んで、仮想プリ
ンタ性能決定部115により、これら各プリンタ60,
70,80の性能情報から最も高いものを選択して、こ
れを仮想的なプリンタの性能情報とする。性能情報返信
部112はこの仮想的なプリンタの性能情報をアプリケ
ーションプログラム100に返している。
【0053】なお、こうした仮想プリンタドライバ11
0で定める性能情報は、この実施例のように最も高性能
のプリンタの性能とする構成に替えて、各プリンタ6
0,70,80の性能情報から選択した任意のものとす
ることもできる。さらに、各プリンタ60,70,80
の性能情報に依存しない予め定めた性能情報とすること
もできる。
【0054】また、仮想プリンタドライバ110は、プ
ロパティ設定部113により、ユーザインタフェース1
16を動作させて印刷のための各種情報を設定・記憶す
るが、この印刷のための各種情報のうちのいくつかの情
報を上記性能情報とともに性能情報返信部112を介し
てアプリケーションプログラム100に返す。印刷のた
めの各種情報としては、印刷品質、色補正、ハーフトー
ンの種類等の印刷の基本設定に関するもの、用紙のサイ
ズ、印刷方向等の用紙設定に関するもの、分散先となり
得るプリンタを指定するプリンタグループに関するも
の、分散印刷する場合の分散形態に関するもの等がある
が、ここでは、これら情報の内のプリンタグループおよ
び分散形態に関するものを除いた情報をアプリケーショ
ンプログラム100に送る。
【0055】アプリケーションプログラム100は、性
能情報やこれら情報を受け取り、上記生成した画像デー
タを性能情報やこれら情報に基づいて、プリンタ(ここ
では仮想的なプリンタ)に適合した印刷データに変換し
て、この変換後の印刷データを仮想プリンタドライバ1
10に送る。この印刷データの変換の処理は、前述した
ように効率的なレンダリング処理を実現するもので、実
プリンタドライバにより実現される色変換やハーフトー
ン等の処理についてはここでは実施されない。
【0056】図2に示すように、仮想プリンタドライバ
110は、アプリケーションプログラム100から送ら
れてきた印刷データを中間印刷データとして、その中間
印刷データをまとめたデータセットを中間印刷ファイル
MFとしてHDD41に一旦格納する。詳細には、図3
に示すように、アプリケーションプログラム100から
送られてきた印刷データを印刷データ受信部117によ
り受信して、その後、その印刷データを中間印刷データ
としてその中間印刷データをまとめたデータセットを、
中間印刷データ出力部118によりHDD41に出力す
る。この中間印刷ファイルMFの中間印刷データは、そ
の後、分散印刷ユーティリティ120により読み込まれ
る。なお、中間印刷ファイルMFは、HDD41に替え
てRAM32に格納する構成としたり、フロッピィディ
スク22に格納する構成としたりすることもでき、さら
には、他の外部記憶装置とすることもできる。また、仮
想プリンタドライバ110は、プロパティ設定部113
で設定された各種情報をプリンタプロパティデータとし
てプロパティデータ出力部119を介して分散印刷ユー
ティリティ120に送る処理も行なう。
【0057】図2に示すように、分散印刷ユーティリテ
ィ120は、中間印刷ファイルMFを構成する中間印刷
データとプリンタプロパティデータとを受け取り、その
中間印刷データを、プリンタプロパティデータに含まれ
るプリンタグループと分散形態に関する情報に従って各
プリンタ60,70,80用に分配して、各プリンタ6
0,70,80に対応して設けられた実プリンタドライ
バ130,140,150に送る。分散印刷ユーティリ
ティ120によるこうした処理について、次に詳しく説
明する。
【0058】図4に示すように、分散印刷ユーティリテ
ィ120は、まず、中間印刷データ入力部121によ
り、中間印刷ファイルMFを構成する中間印刷データを
取り込むとともに、プロパティデータ入力部122によ
り、仮想プリンタドライバ110から送られてくるプリ
ンタプロパティデータを受け取る。次いで、そのプリン
タプロパティデータに含まれるプリンタグループと分散
形態に関する情報に基づいて、割り振り決定部123に
より中間印刷データの割り振りを決定する。ここでいう
割り振りというのは、中間印刷データをページ単位に分
け、プリンタグループに属する各プリンタ60,70,
80がそれぞれ引き受けるページを定めることである。
【0059】こうして決定された割り振りの情報は出力
データ制御部124に送られる。出力データ制御部12
4は、中間印刷データ入力部121で取り込んだ中間印
刷データを、上記割り振りの情報に基づいて、上記プリ
ンタ60,70,80の実プリンタドライバ130,1
40,150に対して振り分けながらそれぞれ出力す
る。なお、この実プリンタドライバ130,140,1
50へのデータ出力の際には、具体的には次のような作
業を経て行なう。
【0060】まず、割り振り先のプリンタに対してプリ
ンタドライバを介して設定変更を指示する処理をプリン
タ設定部125により行なう。次いで、出力命令出力部
126により出力命令を発行して、その出力命令の発行
を受けた実プリンタドライバ130,140,150か
ら返送されてくるプリンタ60,70,80の性能につ
いての性能情報を、性能情報入力部127により受け取
る。出力データ制御部124は、性能情報入力部127
から受け取った性能情報と、プロパティデータ入力部1
22から受け取ったプリンタプロパティデータに含まれ
る印刷の基本設定に関する情報、用紙設定に関する情報
等(プリンタグループと分散形態に関する情報を除く)
に基づいて、中間印刷データの割り振るべきページを割
り振り先のプリンタ60,70,80に適合したデータ
に変換する(以下、このデータ変換の処理をレンダリン
グ処理と呼ぶ)。
【0061】出力データ制御部124は、これら変換後
の印刷データを最終印刷データとして、最終印刷データ
出力部128を介して実プリンタドライバ130,14
0,150に送る。実プリンタドライバ130,14
0,150は、仮想プリンタドライバでは実施されなか
った各プリンタに対応した色変換やハーフトーン等の処
理を最終印刷データに施して、その最終印刷データを各
プリンタ60,70,80に送信する。
【0062】さらに、分散印刷ユーティリティ120
は、実プリンタドライバ130,140,150からの
信号に基づいて各プリンタ60,70,80の状態を監
視するプリンタ監視部129を備えている。プリンタ監
視部129は、各プリンタの混み具合やプリンタのエラ
ー状態(故障は勿論のこと、用紙詰まり、用紙切れの状
態等も含む)を監視するものである。出力データ制御部
124は、このプリンタ監視部129からの信号を受け
取り、上記分配された印刷データの出力に際して、混み
合っていたりエラー状態にあるプリンタについては出力
先を変更したり、出力先を中止したりする処理を行な
う。
【0063】なお、実プリンタドライバ130,14
0,150から送られてくる各プリンタ60,70,8
0の性能情報は、前述したように分散印刷ユーティリテ
ィ120で利用されるとともに、性能情報出力部12a
を介して仮想プリンタドライバ110にも送られる。
【0064】3.仮想プリンタドライバ 仮想プリンタドライバ110がコンピュータ10にイン
ストールされたときに、オペレーティングシステムがど
のような状態に変わるかを、次に説明する。なお、この
説明に当たり、この仮想プリンタドライバ110が動作
するオペレーティングシステムとして、Windows
95(マイクロソフト社の商標)を例にとって説明す
る。
【0065】ユーザ(作業者)は、コンピュータ10を
次のように操作して、印刷のための各種情報を設定する
ダイアログボックスをCRTディスプレイ12の画面上
に開く。すなわち、[スタート]→[設定]→[プリン
タ]の操作を行なうことで、「プリンタ」ウィンドウを
開く。図5は、この「プリンタ」ウィンドウを示す説明
図である。仮想プリンタドライバ110がコンピュータ
10にインストールされた場合、図示するように、「プ
リンタ」ウィンドウWN1には、プリンタ60,70,
80の機種毎に用意される実プリンタドライバ130,
140,150のアイコンIC1,IC2,IC3に加
えて、仮想プリンタドライバ110に対応する例えば
「分散印刷」と表記されたアイコンIC4が表示される
ことになる。即ち、仮想プリンタドライバ110も実プ
リンタドライバと同様に、インストールされると、その
仮想プリンタドライバ110に対応したアイコンIC4
が「プリンタ」ウィンドウWN1に表示されることにな
る。
【0066】なお、その「プリンタ」ウィンドウ上の仮
想プリンタドライバ110に対応した「分散印刷」のア
イコンIC4をダブル・クリックして、その仮想プリン
タドライバ110についてのウィンドウを開き、その
後、そのウィンドウから[プリンタ]→[プロパティ]
の操作を行なうと、その仮想のプリンタについての各種
情報を設定する「分散印刷プロパティ」のダイアログボ
ックスが表示される。作業者は、この「分散印刷プロパ
ティ」のダイアログボックスに従ってマウス20および
キーボード18を操作することにより、各種の設定情報
を入力することが可能となる。なお、この「分散印刷プ
ロパティ」のダイアログボックスが、前述したユーザイ
ンタフェース116に相当する。
【0067】4.ユーザインタフェース 図6は、「分散印刷プロパティ」のダイアログボックス
WN2を例示する説明図である。図示するように、「分
散印刷プロパティ」のダイアログボックスWN2には、
「分散設定」、「プリンタ」の2種類のカードCD1,
CD2が用意されている。「分散設定」のカードCD1
は、分散印刷する場合の分散形態に関わる情報等を設定
するためのものである。「プリンタ」のカードCD2
は、分散先となり得るプリンタグループに関わる情報、
印刷の基本設定に関する情報および用紙設定に関する情
報等を設定するためのものである。両カードCD1,C
D2のいずれかが、作業者によって、マウス20を操作
することにより選択されて、ダイアログボックスWN2
に表示される。図6には、「分散設定」のカードCD1
が表示された状態が例示されている。なお、カードCD
1,CD2の内容の組み分けは、上記例に限る訳ではな
く、1枚のカードで全ての内容を含む構成としてもよ
く、あるいは、より細かく分けて3枚以上のカードに分
ける構成としてもよい。
【0068】図示するように、「分散設定」のカードC
D1には、「ドキュメント」、「リカバリ」、「指定日
時」の3つのフィールドfd1,fd2,fd3が設け
られている。「ドキュメント」のフィールドfd1は、
文書の印刷形態を設定するためのもので、「部数」につ
いてのデータ入力欄id1、「部単位で印刷する」のチ
ェックボックスid2、「部、ページ単位でまとめる」
のチェックボックスid3、「ジョブのまとめ方」につ
いてのデータ入力欄id4、「区切りページ」について
のデータ入力欄id5が設けられている。各データ入力
欄(チェックボックスを含む、以下同じ)id1〜id
5は次のような仕様にて設計されている。
【0069】1)「部数」のデータ入力欄id1:印刷
する部数を入力する。アプリケーションプログラム10
0で設定された内容がデフォルトとして入力される。 2)「部単位で印刷する」のチェックボックスid2:
このチェックボックスid2がオン状態のとき、丁合い
印刷となり、オフ状態のとき、スタック印刷となる。こ
こで、丁合い印刷とは、部単位で、各部はページ順にて
出力を行なうものであり、スタック印刷とは、ページ単
位で、各ページは部数分出力を行なうものである。すな
わち、チェックボックスid2がオン状態のときには、
部単位で、チェックボックスid2がオフ状態のときに
は、ページ単位で順に印刷がなされることになる。
【0070】3)「部、ページ単位でまとめる」のチェ
ックボックスid3:このチェックボックスid3がオ
ン状態のときには、上記部単位もしくはページ単位の一
集合が複数のプリンタに亘って印刷されることを禁止
し、オフ状態のときには、その一集合が複数のプリンタ
に亘って印刷されることを許可する。なお、このチェッ
クボックスid3がオフ状態のとき、すなわち、「部、
ページ単位でまとめない」のときには、分散先の全ての
プリンタでほぼ同時に印刷が終了するように、プリンタ
の印刷速度についての性能(以下、印刷速度性能と呼
ぶ)に応じて各プリンタへの割り当て枚数を変えるとい
ったことがなされている。なお、この印刷速度性能情報
に応じて各プリンタへの割り当て枚数を変えるといった
動作の状態を、以下、「速度優先モード」と呼ぶことと
して、この点については後ほど詳述する。
【0071】4)「ジョブのまとめ方」のデータ入力欄
id4:このデータ入力欄id4における「プリンタ単
位」のラジオボタンが選択されると、一のプリンタから
出力する全ページを一つのまとまりとして扱う。このラ
ジオボタンが選択されると、ネットワークに接続された
共有プリンタ70,80において他の使用者の印刷結果
との混在がなくなる。一方、「部、ページ番号単位」の
ラジオボタンが選択されると、上記部単位やページ単位
の一集合ごとを一つのまとまりとして扱う。ローカルの
プリンタ60に分散する場合や他の使用者の印刷結果と
混在しても問題ないような場合に利用する。
【0072】5)「区切りページ」のデータ入力欄id
5:区切りページとは、他の使用者の印刷結果と上記ま
とまりの単位で混在した場合に判別できるように、上記
まとまりの先頭や末尾に設けるページである。「先頭」
のチェックボックスがクリックされた場合には、まとま
りの先頭位置に区切りページを印刷する。「末尾」のチ
ェックボックスがクリックされた場合には、まとまりの
末尾位置に区切りページを印刷する。なお、区切りペー
ジには、印刷する文書名や部数、ページ数、使用者名な
どが印刷される。
【0073】なお、この「ドキュメント」のフィールド
fd1には、上記データ入力欄id1〜id5の他に、
上記データ入力欄id1〜id5の設定内容によって決
定される分散形態を表わす分散形態表示欄ddが設けら
れている。この分散形態表示欄ddは、データ入力欄i
d1〜id5の設定内容によって決定される分散形態が
どのようなものであるかをイラスト画像にて示すもので
ある。
【0074】ここで、「部単位で印刷する」のチェック
ボックスid2が特許請求の範囲で言う「第3の指令」
を入力する手段に相当し、「部、ページ単位でまとめ
る」のチェックボックスid3が特許請求の範囲で言う
「第1の指令」を入力する手段に相当し、「ジョブのま
とめ方」のデータ入力欄id4が特許請求の範囲で言う
「第2の指令」を入力する手段に相当する。
【0075】次に、データ入力欄id1〜id5の設定
の内容によって分散形態表示欄ddのイラスト画像がど
のように決まるかを、図7ないし図10を用いて説明す
る。まず最初に、「部数」のデータ入力欄id1、「部
単位で印刷する」のチェックボックスid2、「部、ペ
ージ単位でまとめる」のチェックボックスid3によっ
てイラスト画像がどのように決まるかを説明する。
【0076】図7は、データ入力欄id1と2つのチェ
ックボックスid2,id3の設定の内容によって分散
形態表示欄ddのイラスト画像がどのように変わるかを
示す説明図である。図示の表において、列は、部単位で
印刷するか否か、すなわち、「部単位で印刷する」のチ
ェックボックスid2がオン状態であるかオフ状態であ
るかによって定まり、行は、部、ページ単位でまとめな
いか否か、すなわち、「部、ページ単位でまとめる」の
チェックボックスid3がオフ状態であるかオン状態で
あるかによって定まる。この表は、「部数」データ入力
欄id1から設定される部数が4部である場合の一例で
ある。
【0077】「部単位で印刷する」で、かつ「部、ペー
ジ単位でまとめない」の場合には、表中第1行、第1列
のセルC11に示すように、1台目のプリンタ60に
は、丁合で第1部の第1ページと第2ページが次いで第
2部の第1ページが印刷され、2台目のプリンタ70に
は、第2部の第2ページ、第3部の第1ページと第2ペ
ージが印刷され、3台目のプリンタ80には、第4部の
第1ページと第2ページが印刷されることを示すイラス
ト画像が表示される。
【0078】「部単位で印刷しない」で、かつ「部、ペ
ージ単位でまとめない」の場合には、表中第1行、第2
列のセルC12に示すように、スタック印刷となること
から、1台目のプリンタ60には、第1ページが3部印
刷され、2台目のプリンタ70には、第1ページの必要
部数の残り分と第2ページが2部印刷され、3台目のプ
リンタ80には、第2部の必要部数の残り分とが印刷さ
れることを示すイラスト画像が表示される。
【0079】「部単位で印刷する」で、かつ「部、ペー
ジ単位でまとめる」の場合には、表中第2行、第1列の
セルC21に示すように、1台目のプリンタ60は、1
単位が複数のプリンタに渡ることを禁止することから、
第1部の第1ページから第2部の第2ページまで印刷さ
れ、2台目のプリンタ70には、第3部の第1ページと
第2ページが印刷され、3台目のプリンタ80には、第
4部の第1ページと第2ページが印刷されることを示す
イラスト画像が表示される。
【0080】「部単位で印刷しない」で、かつ「部、ペ
ージ単位でまとめる」の場合には、表中第2行、第2列
のセルC22に示すように、1台目のプリンタ60に
は、第1ページが必要部数分印刷され、2台目のプリン
タ70には、第2ページが必要部数分印刷されることを
示すイラスト画像が表示される。
【0081】なお、図7の表中の第1行のセルC11,
C12に示した例は、分散先のプリンタ60,70,8
0がほぼ同一の印刷速度性能を持つ場合についてのもの
である。各プリンタ60,70,80の印刷速度性能が
同一であることから、各プリンタに割り当てる枚数はほ
ぼ均等となっている。これに対して、分散先のプリンタ
60,70,80の印刷速度性能が相違する場合には、
各プリンタに割り当てる枚数はプリンタの機種によって
相違するようになされている。これは、「速度優先」で
分散の割り振りを決定するためである。例えば、1台目
のプリンタ60の印刷速度性能が20ppm(Page Per
Minute)、2台目のプリンタ70の印刷速度性能が4
0ppm、3台目のプリンタ70の印刷速度性能が40
ppmであるとすると、各プリンタ60,70,80の
印刷速度の性能比率は、1:2:2となる。速度優先モ
ードで分散の割り振りを決めるときには(すなわち、表
中の第1行に該当する「部、ページ単位でまとめない」
ときには)、各プリンタへの割り当て枚数はこの性能比
率に一致するように決められる。こうすることで、各プ
リンタ60,70,80ができるだけ同時に印刷を終了
するようにすることができる。
【0082】図8は、速度優先モードで分散の割り振り
を決めた場合の一例を示す説明図である。5ページから
構成される文書を4部、3台のプリンタ60,70,8
0に分散する場合について例示する。各プリンタ60,
70,80の印刷速度性能は、前述したように20pp
m、40ppm、40ppmであるとする。こうした場
合は、印刷する全ページ数は20頁であることから、各
プリンタ60,70,80の性能比率(1:2:2)か
ら、1台目のプリンタ60に割り当てられるページ数は
4ページ、2台目、3台目のプリンタ70,80に割り
当てられるページ数はそれぞれ8ページになる。したが
って、「部単位で印刷する」場合には、図8に示すよう
に、1台目のプリンタ60には、丁合で第1部の第1ペ
ージから第4ページまでが印刷され、2台目のプリンタ
70には、第1部の第5ページと第2部の第1ページか
ら第5ページまでと第3部の第1ページおよび第2ペー
ジとが印刷され、3台目のプリンタ80には、第3部の
第3ページから第5ページまでと第4部の第1ページか
ら第5ページまでとが印刷されることになる。なお、
「部単位で印刷しない」場合にも、スタック印刷におい
て、同様に、各プリンタ60,70,80の性能比率
(1:2:2)に応じて、各プリンタ60,70,80
に割り当てられるページ数が定められている。
【0083】この実施例では、図7の表中の第1行の
「部、ページ単位でまとめない」場合には、前述したよ
うな速度優先モードで分散の割り振りを決定するように
行なわれているが、これに対して、図7の表中の第2行
の「部、ページ単位でまとめる」場合には、「ハンドリ
ング優先」で分散の割り振りが行なわれるよう(以下、
これを「ハンドリング優先モード」と呼ぶ)にした。図
9は、ハンドリング優先モードで分散の割り振りを決め
た場合の一例を示す説明図である。ハンドリング優先モ
ードでは、部、ページ単位でまとめる、すなわちその単
位の一集合が複数のプリンタに分割されないように分散
することにより、プリンタからの回収が容易となるよう
になされている。図9では、図8で示した例と同様に、
5ページから構成される文書を4部、3台のプリンタ6
0,70,80に分散する場合について例示している。
図示するように、1台目のプリンタ60には、丁合で第
1部の第1ページないし第5ページが印刷され、2台目
のプリンタ70には、丁合で第2部の第1ページないし
第5ページと第3部の第1ページないし第5ページが印
刷され、3台目のプリンタ80には、丁合いで第4部の
第1ページないし第5ページが印刷されることになる。
なお、図9の例では、2台目のプリンタ70が2部を引
き受ける構成としたが、これは、ハンドリング優先モー
ドでありながら、さらに速度優先モードでもあるためで
ある。速度優先モードにより前述した1:2:2の性能
比率を達すべく、1台目のプリンタ60が1部を、2台
目のプリンタ70が2部を、3台目のプリンタ80が2
部となるところを残りの部数がないことから1部をそれ
ぞれ引き受けることになる。
【0084】一方、図7の表中の第2行の「部、ページ
単位でまとめる」場合であっても、ハンドリング優先モ
ードであるが速度優先モードでない構成とすることもで
きる。この場合には、部、ページ単位の一集合が複数の
プリンタに渡ることを禁止したハンドリング優先モード
でありながら、各プリンタの請け負う枚数は各プリンタ
の速度性能によらない均等なものとしている。図8,図
9の例のように部数が分散先のプリンタの数で均等に割
り切れない場合には、最初のプリンタ側から部数が増え
るようになされており、例えば、5ページの文書を4
部、3つのプリンタに分散するような場合、1台目のプ
リンタ60が2部を、2台目のプリンタ70が1部を、
3台目のプリンタ80が1部をそれぞれ引き受けること
になる。
【0085】前述したように、図7の表中の第2行の
「部、ページ単位でまとめる」場合には、ハンドリング
優先モードで且つ速度優先モードである場合と、速度優
先モードではないがハンドリング優先モードである場合
との2つの状態を取り得る。この2つの状態の切換え
は、この実施例では、「ジョブのまとめ方」のデータ入
力欄id4の設定内容に従って行なっている。データ入
力欄id4における「プリンタ単位」のラジオボタンが
選択された場合には、一のプリンタから出力する全ペー
ジが一つのまとまりとして扱われることから、各プリン
タの印刷速度性能が考慮されるように速度優先モードを
とるようにし、データ入力欄id4における「部、ペー
ジ番号単位」のラジオボタンが選択された場合には、部
単位やページ単位の一集合ごとを一つのまとまりとして
扱うことから、速度優先モードをとらないようにした。
データ入力欄id4における「部、ページ番号単位」の
ラジオボタンが選択された場合には、各プリンタの印刷
速度性能に関係なく空いているプリンタに1部ずつ印刷
紙、残りの部数をあいているあいたプリンタから順番に
割り当てるようになされている。
【0086】次に、データ入力欄id1〜id3の設定
内容から決まるイラスト画像が、「ジョブのまとめ方」
のデータ入力欄id4と「区切りページ」のデータ入力
欄id5によってどのように変わるかを説明する。図1
0は、データ入力欄id4,id5によって分散形態表
示欄ddのイラスト画像がどのように決まるかを示す説
明図である。図10に示したイラスト画像の一例は、デ
ータ入力欄id1〜id3の内容によって図7中のセル
C11に示すようにイラスト画像が決定した場合に、デ
ータ入力欄id4,id5の設定内容に応じてさらにど
のように変わるかを示すものである。
【0087】図10の表において、列は、「ジョブのま
とめ方」のデータ入力欄id4において「プリンタ単
位」、「部、ページ番号単位」のいずれのラジオボタン
が選択されたかによって定まり、行は、「区切りペー
ジ」のデータ入力欄id5において「先頭」、「末尾」
の両チェックボックスがどのように指示されているかに
よって定まる。
【0088】「ジョブのまとめ方」のデータ入力欄id
4において、「プリンタ単位」のラジオボタンがクリッ
クされている場合、表中の第1行、第1列のセルCE1
1に示すように、図7のセルC11とそのイラスト画像
は変わらず、一のプリンタから印刷される全ページはま
とめられた形となる。一方、「部、ページ番号単位」の
ラジオボタンがクリックされている場合には、第1行、
第2列のセルCE12に示すように、部、もしくはペー
ジ単位の集合がまとめられ、それらは次のまとまりとの
間で一旦分けられる。なお、実際は、「プリンタ単位」
のラジオボタンがクリックされている場合も「部、ペー
ジ番号単位」のラジオボタンがクリックされている場合
にも、区切りページがないことから同じ印刷結果とな
る。
【0089】「区切りページ」のデータ入力欄id5か
ら区切りページがあると判別された場合には、表中の第
2行目、第3行目、第4行目に示すように、第1行目に
てまとめられた区分に対して、先頭、末尾、または両者
に区切りページ(図中黒塗りの部分)が差し込まれた形
にイラスト画像は定められる。この表によって決定され
るイラスト画像が、分散形態表示欄ddに表示される。
【0090】図6に戻り、「リカバリ」のフィールドf
d2は、分散印刷されるプリンタでエラーが発生した場
合に他のプリンタでリカバリさせる際のリカバリ先を指
定するためのものである。この「リカバリ」のフィール
ドfd2には、「リカバリしない」、「出力先を指定す
る」、「リカバリ先を自動で選択する」の3つのラジオ
ボタンが設けられている。「リカバリしない」のラジオ
ボタンが選択された場合には、分散印刷されるプリンタ
でエラーが発生した場合にもリカバリをしないものとす
る。「出力先を指定する」のラジオボタンが選択された
場合には、「プリンタ」のデータ入力欄から入力された
出力先をリカバリ先とする。「リカバリ先を自動で選択
する」のラジオボタンが選択された場合には、エラーが
発生したプリンタと同機種のプリンタをリカバリ先とす
る。同機種のプリンタがなければ空いているプリンタを
リカバリ先とする。
【0091】「指定日時」のフィールドfd3は、印刷
時間を指定するもので、「印刷日時を指定する」のチェ
ックボックスが指定された場合には、「指定日時」の欄
から入力された時間に印刷が開始される。
【0092】「分散印刷プロパティ」のダイアログボッ
クスWN2に表示される「プリンタ」のカードCD2に
ついて、図11を用いて次に説明する。図示するよう
に、「プリンタ」のカードCD2には、「プリンタグル
ープ」のフィールドfd4と、「用紙設定」のフィール
ドfd5と、内容表示欄fd6が設けられている。
【0093】「プリンタグループ」のフィールドfd4
は、文書を分散して印刷するプリンタのグループを指定
するためのもので、「グループ名」のデータ入力欄id
11と「プリンタ」の表示欄id12と「グループ設
定」のボタンid13とが設けられている。「グループ
名」のデータ入力欄id11は、そのグループの名前を
設定するためのものであり、予め設定されたグループ名
が選択肢として用意される。「プリンタ」の表示欄id
12は、「グループ名」のデータ入力欄id1から設定
されたグループに属するプリンタ名を表示する。「グル
ープ設定」のボタンid13は、図示しない新たなウィ
ンドウを開き作業者からのデータ入力を受け付けること
で、「グループ名」のデータ入力欄id11に用意され
る選択肢の追加、削除を行なう。「プリンタグループ」
のフィールドfd4によって指定されるグループに属す
る全てのプリンタ、すなわち、「プリンタ」の表示欄i
d12に表示される各プリンタに対して、コンピュータ
10は分散印刷を行なうことになる。すなわち、コンピ
ュータ本体16にローカルまたはコンピュータネットワ
ーク90にて接続される全てのプリンタの中でも、この
「プリンタグループ」のフィールドfd4によって指定
されるグループのプリンタ群だけが印刷の分散先となる
ことになる。
【0094】「用紙設定」のフィールドfd5は、用紙
や印刷品質を設定するためのもので、「用紙サイズ」、
「用紙方向」、「用紙種類」、「色」、「解像度」をそ
れぞれ設定するデータ入力欄id14,id15,id
16,id17,id18が設けられている。
【0095】「用紙サイズ」のデータ入力欄id14
は、使用する用紙サイズを用紙の種類と共に設定するも
ので、例えば、「A4 210×297mm」、「A4
横 210×297mm」、「洋封筒 120×23
5」、「ハガキ 100×147mm」等が選択肢とし
て用意されている。「用紙方向」のデータ入力欄id1
5は、プリンタにおいて用紙のセットされる方向を示す
ものであり、「縦」と「横」とが選択可能である。「用
紙種類」のデータ入力欄id16は、用紙の種類を設定
するもので、「普通紙」、「スーパーファイン専用
紙」、「専用光沢紙」が選択肢として用意されている。
「色」のデータ入力欄id17は、プリンタ14に使用
するインクの種類を設定するもので、「カラー」と「モ
ノクロ」とが選択肢として用意されている。「解像度」
のデータ入力欄id18は、印刷する解像度を設定する
もので、「はやい」、「きれい」の2種類が選択肢とし
て用意されている。ここで、「はやい」、「きれい」
は、例えば、順に360×360(dot)、720×
720(dot)の解像度を示すものである。
【0096】内容表示欄fd6は、「プリンタグルー
プ」のフィールドfd1と「用紙設定」のフィールドf
d5から設定された内容のうちの所望のデータを表示す
る。
【0097】以上のように構成された「分散印刷プロパ
ティ」のダイアログボックスWN2に従って、作業者は
マウス20およびキーボード18を操作することによ
り、各種の設定情報がコンピュータ本体16に入力され
ることになる。なお、このデータ入力の際に、各プリン
タ60,70,80の性能情報によっては上記入力デー
タの取り込みは制限されるように構成されている。例え
ば、各プリンタ60,70,80の性能情報から、これ
らプリンタ60,70,80は共にA4までの用紙サイ
ズしか印刷不可能な場合には、「分散印刷プロパティ」
のダイアログボックスWN2の「用紙サイズ」のデータ
入力欄id14は、A4より大きい用紙サイズは選択肢
から除外する構成として、A4より大きい用紙サイズに
ついての入力データは取り込み不可能としている。
【0098】5.コンピュータプログラム 図3に示した仮想プリンタドライバ110にて実現され
る各部111〜119は、実際は、コンピュータプログ
ラムである仮想プリンタドライバ110とその仮想プリ
ンタドライバ110に従ってCPU30により実行され
る各種処理とにより実現されている。また、図4に示し
た分散印刷ユーティリティ120にて実現される各部1
21〜129は、実際は、コンピュータプログラムであ
る分散印刷ユーティリティ120とその分散印刷ユーテ
ィリティ120に従ってCPU30により実行される各
種処理とにより実現されている。
【0099】上記分散印刷ユーティリティ120は、仮
想プリンタドライバ110と同様に、フロッピィディス
ク22に予め格納されており、所定のインストールプロ
グラムを起動することで、フロッピィディスクドライブ
24からコンピュータ10にインストールされる。この
インストールされた分散印刷ユーティリティ120は、
HDD41に記憶されており、コンピュータ10に電源
を投入したときに、オペレーティングシステムに組み込
まれ、RAM32の所定の領域にロードされる。なお、
分散印刷ユーティリティ120は、仮想プリンタドライ
バ110と同様に、フロッピィディスク22に格納され
たものに替えて、CD−ROM、光磁気ディスク、IC
カード等の他の携帯型記録媒体(可搬型記録媒体)に格
納された構成としてもよい。また、この分散印刷ユーテ
ィリティ120は、外部のコンピュータネットワーク
(例えばインターネット)に接続される特定のサーバか
ら、コンピュータネットワークを介して提供されるプロ
グラムデータをダウンロードして、RAM32またはH
DD41に転送することにより得るようにすることもで
きる。
【0100】図12は、仮想プリンタドライバ110で
記述される処理ルーチンを、アプリケーションプログラ
ム100で記述される処理ルーチンとともに示すフロー
チャートである。図示するように、このコンピュータ本
体16のCPU30は、まず、アプリケーションプログ
ラム100に処理を移して、画像の処理を行って画像デ
ータを作成する処理を行なう(ステップS210)。こ
のアプリケーションプログラム100は、文書や絵図等
を作成する汎用のアプリケーションプログラムであり、
それぞれのアプリケーションプログラム特有の機能を使
って画像データが作成される。
【0101】次いで、CPU30は、この作成されたア
プリケーションプログラムに備えられる[印刷]のコマ
ンドを実行することで、分散印刷を行なう旨の印刷命令
を発行する処理を行なう(ステップS220)。図13
は、アプリケーションプログラム100上で[印刷]の
コマンドが操作されたときにCRTディスプレイ12に
表示される「印刷」のダイアログボックスWN3の一例
を示す説明図である。図示するように、「印刷」のダイ
アログボックスWN3には、「プリンタ名」のデータ入
力欄id21が設けられている。この「プリンタ名」の
データ入力欄id21に、図5で説明した「分散印刷」
のアイコンIC4に対応する「分散印刷」の文字列が選
択入力された状態で、「OK」のボタンid22がマウ
ス20によりクリックされると、上記分散印刷を行なう
旨の印刷命令がアプリケーションプログラム100から
仮想プリンタドライバ110に対して発行される。な
お、「印刷」のダイアログボックスWN3において、
「プロパティ」のボタンid23がマウス20によりク
リックされると、仮想プリンタドライバ110に従う分
散情報設定ルーチンに処理を移して、「分散印刷プロパ
ティ」のダイアログボックスWN2をCRTディスプレ
イ12に表示させ、キーボード18とマウス20からの
入力データを読み取ることで、分散印刷に係わる各種情
報を設定する処理を行なう。上記印刷命令の発行は、ア
プリケーションプログラムからオペレーティングシステ
ムを介して行なう構成とすることもできる。
【0102】図14は、CPU30にて実行される分散
情報設定ルーチンを示すフローチャートである。図示す
るように、CPU30は、処理が開始されると、まず、
図6に示した「分散印刷プロパティ」のダイアログボッ
クスWN2をCRTディスプレイ12に表示する(ステ
ップS301)。次いで、CPU30は、そのCRTデ
ィスプレイ12の表示画面を見た作業者によるキーボー
ド18およびマウス20を用いたデータ入力の操作を受
けて、各種データを入力する(ステップS302)。こ
こで入力される各種データは、図6および図11に示し
た「分散印刷プロパティ」のダイアログボックスWN2
から入力可能なデータであり、分散印刷の分散形態に関
する情報、プリンタグループに関する情報、印刷の基本
設定に関する情報および用紙設定に関する情報が該当す
る。続いて、その入力した各種データに基づいて生成さ
れたイラスト画像を、「分散印刷プロパティ」のダイア
ログボックスWN2内の分散形態表示欄ddに表示す
る。このイラスト画像は、前述した図7ないし図10に
例示した画像である。その後、CPU30は、ステップ
302で入力された各種データをプリンタプロパティデ
ータとしてRAM32に記憶する(ステップS30
3)。その後、「リターン」に抜けてこのルーチンの処
理を終了する。
【0103】この分散情報設定ルーチンに従う処理を終
えると、その後、前述したように、「印刷」のダイアロ
グボックスWN3内の「OK」のボタンid22がマウ
ス20によりクリックされるのを受けて、印刷命令の発
行を行なう。なお、「プロパティ」のボタンid23が
クリックされず直ちに「OK」のボタンid22がマウ
ス20によりクリックされた場合には、前回、分散情報
設定ルーチンを実行したときにRAM32に記憶された
プリンタプロパティデータ(初めての場合には予め用意
されたイニシャルのプリンタプロパティデータ)がその
まま残っている。
【0104】ステップS220で印刷命令が発行される
と、CPU30は、仮想プリンタドライバ110に処理
を移して、アプリケーションプログラム100による処
理から印刷命令を取り込んだか否かを判別する処理を行
なう(ステップS310)。ここで、印刷命令を取り込
んでいないと判別されると、ステップS310の判別処
理を繰り返し実行して、アプリケーションプログラム1
00からの印刷命令が取り込まれるのを待つ。一方、ス
テップS310で印刷命令が取り込まれたと判別された
ときには、以下の処理を実行する。
【0105】CPU30は、まず、プリンタ60,7
0,80の機種毎に用意される実プリンタドライバ13
0,140,150から分散印刷ユーティリティ120
が取り込んだ各プリンタ60,70,80の性能情報
を、分散印刷ユーティリティ120から取り込む(ステ
ップS320)。その後、CPU30は、これら各プリ
ンタ60,70,80の性能情報から最も高いものを抽
出して、これを仮想プリンタの性能情報と決定する(ス
テップS330)。その後、CPU30は、この仮想プ
リンタの性能情報をアプリケーションプログラム100
に送る(ステップS340)。
【0106】仮想プリンタドライバ110から仮想プリ
ンタの性能情報が送られてくると、CPU30は、アプ
リケーションプログラム100に処理を移して、その仮
想プリンタの性能情報を取り込む(ステップS24
0)。次いで、CPU30は、その性能情報と、前述し
た分散情報設定ルーチンでRAM32に記憶したプリン
タプロパティデータに含まれる印刷の基本設定に関する
情報と用紙設定に関する情報等(プリンタグループと分
散形態に関する情報を除く)とに基づいて、ステップS
210で作成した画像データを仮想プリンタに適合した
印刷データに変換する(ステップS250)。その後、
この変換後の印刷データを仮想プリンタドライバ110
に送る(ステップS260)。CPU30は、ステップ
S260の処理を終えると、アプリケーションプログラ
ム100の処理ルーチンを終了する。
【0107】アプリケーションプログラム100から仮
想プリンタに適合した印刷データが送られてくると、C
PU30は、仮想プリンタドライバ110に処理を移し
て、その印刷データを取り込む(ステップS350)。
続いて、CPU30は、その取り込んだ印刷データを中
間印刷データとして、その中間印刷データをHDD41
に出力する(ステップS360)。この結果、この中間
印刷データをまとめたデータセットが中間印刷ファイル
MFとしてHDD41に格納される。CPU30は、ス
テップS360の処理を終えると、仮想プリンタドライ
バ110の処理ルーチンを終了する。
【0108】図15および図16は、分散印刷ユーティ
リティ120で記述される処理ルーチンを示すフローチ
ャートである。この処理ルーチンは、仮想プリンタドラ
イバ110の処理ルーチンを終了後、起動されるもので
ある。処理が開始されると、図15に示すように、CP
U30は、まず、HDD41から中間印刷ファイルMF
の中間印刷データを取り込む(ステップS410)。次
いで、CPU30は、分散情報設定ルーチンで設定され
た各種情報であるプリンタプロパティデータを取り込む
(ステップS420)。
【0109】続いて、CPU30は、ステップS420
で取り込んだプリンタプロパティデータに含まれるプリ
ンタグループに関する情報と分散形態に関する情報に基
づいて、ステップS410で取り込んだ中間印刷データ
の割り振りを決定する割り振り決定ルーチンを実行する
(ステップS430)。この割り振り決定ルーチンは、
中間印刷データを構成する各ページをプリンタグループ
に属する各プリンタ60,70,80に対してどのよう
に割り振るかを定めるものである。即ち、「分散印刷プ
ロパティ」のダイアログボックスWN2で設定した分散
形態が実現されるように(即ち、「分散設定」のカード
CD1の分散形態表示欄ddに表示された図10に例示
した分散形態が実現されるように)、中間印刷データを
構成する各ページをどのように各プリンタ60,70,
80用に割り振るかを定めている。
【0110】図17は、ステップS430で実行される
割り振り決定ルーチンの詳細を示すフローチャートであ
る。図示するように、処理がこのルーチンに移行する
と、CPU30は、まず、ステップS410で取り込ん
だ中間印刷データから印刷するページの総数を拾得する
(ステップS431)。次いで、ステップS420で取
り込んだプリンタプロパティデータに含まれるプリンタ
グループに関する情報から分散先となり得るプリンタを
判定する(ステップS432)。続いて、分散先と判定
された各プリンタ60,70,80にそれぞれ用意され
た実プリンタドライバ130,140,150から各プ
リンタ60,70,80の性能情報を拾得する(ステッ
プS433)。次いで、その収得した情報から各プリン
タ60,70,80の印刷速度性能を求め、これら分散
印刷速度性能から、印刷速度についてのプリンタ60,
70,80の性能比率を算出する(ステップS43
4)。
【0111】その後、CPU30は、速度優先モードに
あるか否かを判別する(ステップS435)。この判別
は、ステップS420で取り込んだプリンタプロパティ
データに含まれる分散形態に関する情報を読み込んで、
「部、ページ単位でまとめない」といった指示がなされ
ているか否か、すなわち、チェックボックスid3がオ
フ状態となっているか否かによって判別する。ここで、
速度優先モードである、すなわち、チェックボックスi
d3がオフ状態となっていると判別された場合には、上
記ステップS434で算出した性能比率を考慮しつつ、
ステップS410で取り込んだ中間印刷データの割り振
りを決定する処理を行なう(ステップS436)。この
処理は、詳しくは次のようにして行なう。まず、ステッ
プS434で算出した性能比率と一致するように各プリ
ンタへの割り当て枚数の比率を決める。例えば、各プリ
ンタ60,70,80の性能比率が1:2:2である場
合には、各プリンタ60,70,80の割り当て枚数を
1:2:2とする。次いで、ステップS410で取り込
んだ中間印刷データをページ単位に区分けして、「分散
印刷プロパティ」のダイアログボックスWN2で設定し
た分散形態が実現されるように、プリンタグループに属
するプリンタ60,70,80がそれぞれ引き受けるペ
ージを定める。なお、このページを定める際に、上記決
定した各プリンタへの割り当て枚数の比率が実現される
ようにする。こうして定められた各プリンタに割り当て
られたページについての情報は出力先リストデータとし
てRAM32に記憶される。
【0112】図18は、その出力先リストデータの一例
を示す説明図である。図示の例は、図8のように割り振
りが決定された場合のものである。図示するように、1
台目(プリンタに設定した順番が先頭)のプリンタ60
に対して1,2,3,4の各ページがこの順に、2台目
のプリンタ70に対して5、1,2,3,4,5,1,
2の各ページがこの順に、3台目(プリンタに設定した
順番が最後)のプリンタ80に対して3、4,5,1,
2,3,4,5の各ページがこの順にそれぞれ、印刷す
るページ番号として定められる。
【0113】一方、ステップS435で、速度優先モー
ドでない、すなわち、チェックボックスid3がオン状
態となっていると判別された場合には、部単位もしくは
ページ単位の一集合が複数のプリンタに渡らないよう
に、すなわちハンドリング優先モードとなるように、ス
テップS410で取り込んだ中間印刷データの割り振り
を決定する処理を行なう(ステップS437)。この処
理は、詳しくは、ステップS410で取り込んだ中間印
刷データをページ単位に区分けして、部単位もしくはペ
ージ単位(この選択はチェックボックスid2で決ま
る)の一集合が複数のプリンタに渡らないように、さら
に、「分散印刷プロパティ」のダイアログボックスWN
2で設定した分散形態が実現されるように、プリンタグ
ループに属するプリンタ60,70,80がそれぞれ引
き受けるページを定める。こうして定められた各プリン
タに割り当てられたページについての情報は出力先リス
トデータとしてRAM32に記憶される。
【0114】図19は、その出力先リストデータの一例
を示す説明図である。図示の例は、図9のように割り振
りが決定された場合のものである。図示するように、1
台目のプリンタ60に対して1、2,3,4、5の各ペ
ージがこの順に、2台目のプリンタ70に対して1,
2,3,4,5,1,2,3,4,5の各ページがこの
順に、3台目のプリンタ80に対して1,2,3,4,
5の各ページがこの順にそれぞれ、印刷するページ番号
として定められる。
【0115】ステップS436もしくはS437の終了
後、「エンド」に抜けてこの処理ルーチンを一旦終了す
る。
【0116】ステップS436または437で各ページ
の出力先の割り振りが決まると、次いで、この割り振り
に従って実際に印刷がなされるように、以下の処理を実
行する。まず、図16に示すように、CPU30は、印
刷の対象となるプリンタを示すプリンタカウンタC1を
値1にセットする(ステップS440)。ここで、プリ
ンタカウンタC1は、値1のとき1台目のプリンタ60
を、値2のとき2台目のプリンタ70を、値3のとき3
台目のプリンタ70というように分散先の各プリンタを
示すものとする。
【0117】次いで、CPU30は、プリンタカウンタ
C1の値に対応するプリンタに対して設定変更を指示す
る処理を行なう(ステップS450)。この処理は、印
刷しようとするプリンタに対してプリンタドライバを介
して印刷の用意を促すもので、上記ステップS420で
取り込んだプリンタプロパティデータに含まれる印刷の
基本設定に関する情報と用紙設定に関する情報のうちか
ら必要な設定情報をプリンタドライバに対して指示を行
なう。例えば、用紙の種類は「専用光沢紙」であるとい
うことをプリンタドライバに知らせることで、プリンタ
に対してその用紙に適した印刷が可能な状態となるよう
に定める。
【0118】続いて、CPU30は、印刷の対象となる
ページ数を示すページカウンタC2を値1にセットする
(ステップS460)。その後、CPU30は、ステッ
プS430で求めた出力先リストデータに、プリンタカ
ウンタC1およびページカウンタC2で特定されるペー
ジが含まれるか否かを判別する(ステップS470)。
ここで、出力先リストデータに含まれると判別される
と、以下の処理を行なう。まず、プリンタカウンタC1
の値に対応するプリンタに対して印刷を実行させるべ
く、そのプリンタの実プリンタドライバ130(14
0,150)に対して出力命令を発行する(ステップS
480)。その出力命令の発行を受けた実プリンタドラ
イバ130(140,150)からは、プリンタ60
(70,80)の性能についての性能情報が返送されて
くることから、次いで、CPU30は、その性能情報を
取り込む(ステップS490)。
【0119】続いて、その性能情報と、ステップS42
0で取り込んだプリンタプロパティデータに含まれる印
刷の基本設定に関する情報、用紙設定に関する情報等
(プリンタグループと分散形態に関する情報を除く)と
に基づいて、プリンタカウンタC1およびページカウン
タC2で特定されるページについての最終印刷データを
作成する処理を行なう(ステップS500)。詳しく
は、ステップS410で取り込んだ中間印刷データの中
からページカウンタC2の値に対応したページのページ
データを抽出し、この抽出したページデータを、上記性
能情報、印刷の基本設定に関する情報および用紙設定に
関する情報等に基づいて、プリンタカウンタC1の値に
対応したプリンタ60(70,80)に適合したデータ
に変換するレンダリング処理を行なうことにより、最終
印刷データを作成する。
【0120】その後、CPU30は、その最終印刷デー
タをプリンタカウンタC1の値に対応したプリンタ60
(70,80)の実プリンタドライバ130(140,
150)に出力する(ステップS510)。なお、ステ
ップS480ないしS510で印刷を実行させる前に、
実プリンタドライバ130,140,150からの信号
に基づいて各プリンタ60,70,80の状態を監視す
る処理を行ない、この監視結果が、出力先のプリンタが
混み合っていたりエラー状態にあるといったエラー状態
にあるというものであるときには、その出力先へのプリ
ンタについては出力先を変更したり、出力先を中止した
りする処理を行なうよう構成することもできる。
【0121】その後、CPU30は、ページカウンタC
2の値を1だけインクリメントする(ステップS52
0)。なお、ステップS470で否定判別されたときに
は、ステップS480ないしS510を読み飛ばして直
ちにステップS520に進む。その後、CPU30は、
ページカウンタC2の値が最終ページを示す値LC2を
超えたか否かを判別する(ステップS530)。ここ
で、最終ページを示す値LC2を超えていないと判別さ
れると、処理をステップS470に戻して、上記値1を
増加したページについての最終印刷データの作成および
出力の処理を行なう。一方、ステップS530でページ
カウンタC2の値が最終ページを示す値LC2を超えた
と判別されたときには、CPU30は、プリンタカウン
タC1の値を1だけインクリメントして(ステップS5
40)、そのプリンタカウンタC1の値が最後のプリン
タを示す値LC1を超えたか否かを判別する(ステップ
S550)。ここで、最後のプリンタを示す値LC1を
超えていないと判別されると、処理をステップS450
に戻して、上記値1を増加したプリンタカウンタC1で
示される次のプリンタ70(80,60)についての各
ページの最終印刷データの作成および出力の処理を行な
う。一方、ステップS550でプリンタカウンタC1の
値が最終ページを示す値LC1を超えたと判別されたと
きには、全てのプリンタについての印刷を要する全ての
ページの最終印刷データの作成・出力が終了したとし
て、「エンド」に抜けて、分散印刷ユーティリティの処
理ルーチンを終了する。
【0122】なお、この分散印刷ユーティリティの処理
ルーチンは、前述したように、1ページから最終ページ
までの最終印刷データの作成および出力の処理を第1の
プリンタから最終のプリンタまで各プリンタ単位で順に
行なうよう記述されているが、これはフローチャートの
記載上の便宜のためにこのように記述されたものであ
り、実際は、1ページから最終ページまでの最終印刷デ
ータの作成および出力の処理を各プリンタ毎に時分割に
よりマクロ的に並行処理されるよう構成されている。な
お、この実施例では、これら各プリンタ毎の処理がマク
ロ的に並行に処理されるように構成されているが、これ
に換えて、複数のマイクロプロセッサを備えるコンピュ
ータ本体を用いることで完全に並行に処理される構成と
することもできる。
【0123】図20は、以上のように構成されたコンピ
ュータシステムによって分散印刷が行なわれる手順を、
従来例と比較しつつ示すタイミングチャートである。図
示の例は、3ページから構成される文書を3台のプリン
タ60,70,80に1部ずつ印刷する場合についてが
示されている。図示するように、この実施例では、最
初、中間印刷データの作成がなされ()、次いで、そ
の中間印刷データの1ページ目のページデータが、並行
処理により、プリンタ60用、プリンタ70用、プリン
タ80用と順に各プリンタに適合するようにレンダリン
グ処理される(、、)。なお、プリンタ60用に
変換されたデータ(最終印刷データ)のプリンタ60へ
の送信の処理は、次のプリンタ70用へのレンダリング
処理と並列に行なわれており、同様に、プリンタ70へ
の送信の処理もプリンタ80への送信も次のレンダリン
グ処理と並列に行なわれる。次いで、中間印刷データの
2ページ目のページデータが、並行処理により、プリン
タ60用、プリンタ70用、プリンタ80用と順に各プ
リンタに適合するようにレンダリング処理され(、
、)、続いて、中間印刷データの3ページ目のペー
ジデータが、並行処理により、プリンタ60用、プリン
タ70用、プリンタ80用と順に各プリンタに適合する
ようにレンダリング処理される(、、○10)。こ
うして全ての印刷が終了する。
【0124】これに対して、従来の装置では、まず、1
ページ目のページデータを1台目のプリンタAに適合す
るようにレンダリング処理が行なわれ、その後、その変
換されたデータをプリンタAに送信する処理が行なわれ
る。次いで、2ページ目のページデータを1台目のプリ
ンタAに適合するようにレンダリング処理が行なわれ、
その後、その変換されたデータをプリンタAに送信する
処理が行なわれる。続いて、3ページ目のページデータ
を1台目のプリンタAに適合するようにレンダリング処
理が行なわれ、その後、その変換されたデータを送信す
る処理が行なわれる。さらにその後、2台目のプリンタ
Bについても、1台目のプリンタAと同様に、1ページ
目、2ページ目、3ページ目と順に、レンダリング処理
およびプリンタへの送信が行なわれる。その後、3台目
のプリンタCについても、1台目のプリンタAと同様
に、1ページ目、2ページ目、3ページ目と順に、デー
タ変換およびプリンタへの送信が行なわれる。
【0125】したがって、この実施例では、レンダリン
グ処理とプリンタへの送信の処理とが並列に行なわれて
いることから、従来例と比較して、印刷に要する全体の
時間を短縮することができるという効果を奏する。
【0126】また、この実施例によれば、アプリケーシ
ョンプログラム100からは仮想プリンタドライバ11
0に対して一の印刷命令を行なうだけで、中間印刷デー
タを得ることができ、この中間印刷データから各プリン
タ60,70,80への分散印刷が自動的に行なわれ
る。このために、作業者は、アプリケーションプログラ
ム上で[印刷]のコマンドを一度実行すればよく、作業
性に優れているという効果を奏する。
【0127】この実施例では、分散印刷ユーティリティ
120により、印刷データの各ページがどのプリンタに
引き受けられるかが自動的に定められることから、作業
者はいちいち送り先のプリンタに個別に印刷要求を行な
う必要がない。このため、作業性に優れている。また、
この実施例では、速度優先モード時には、各プリンタ6
0,70,80の印刷速度の性能情報から各プリンタ6
0,70,80の印刷速度についての性能比率を求め、
その性能比率と一致するように各プリンタ60,70,
80が引き受けるページ数を定めていることから、印刷
速度の性能が高いプリンタについては大量のページが印
刷され、印刷速度の性能が低いプリンタについて少量の
ページが印刷される。このために、各プリンタがほぼ同
時に印刷を終了するようにすることができる。したがっ
て、印刷に要する全体の時間を短縮することができると
いう効果を奏する。
【0128】またこの実施例では、ハンドリング優先モ
ード時には、印刷結果の部もしくはページの単位が異な
るプリンタに渡るのを禁止することができる。このた
め、印刷が終了したプリンタから印刷結果を取り出した
とき、その印刷結果は、上記単位で集められた状態とな
る。したがって、印刷結果を回収する際の作業性に優れ
ているという効果を奏する。
【0129】さらにこの実施例では、上記速度優先モー
ドとハンドリング優先モードを、「分散印刷プロパテ
ィ」のダイアログボックスWN2に設けられた「部、ペ
ージ単位でまとめる」のチェックボックスid3をオン
オフすることにより容易に切り替えることができる。こ
のため、操作性に優れている。
【0130】この実施例では、「部、ページ単位でまと
める」のチェックボックスid3がオン状態となってハ
ンドリング優先モードにある場合にも、さらに、「ジョ
ブのまとめ方」のデータ入力欄id4を「プリンタ単
位」と入力することにより、ハンドリング優先でありな
がら、速度優先を図ることができる。
【0131】この実施例では、「部単位で印刷する」の
チェックボックスid2をオンオフすることにより、丁
合い印刷とするかスタック印刷とするか容易に切り替え
ることができる。
【0132】この実施例では、作業者は、CRTディス
プレイ12に表示された「分散印刷プロパティ」のダイ
アログボックスWN2から、分散印刷の分散形態に関す
る情報やプリンタグループに関する情報を容易に入力す
ることができる。特にこの実施例では、これら情報から
分散形態がどのように定まるかを、「分散印刷プロパテ
ィ」のダイアログボックスWN2内の分散形態表示欄d
dに表示されたイラスト画像から作業者は見ることがで
きる。したがって、視覚的にも分散がどのようになされ
るかを分散印刷の実行前に知ることができることから、
より一層作業性に優れている。なお、図6に示した実施
例では、分散形態表示欄ddに表示されるイラスト画像
には、分散先のプリンタ名が付加されていないが、これ
に換えて、イラスト画像に分散先のプリンタ名を付加す
る構成としてもよい。すなわち、ページを並べた一集合
毎に、分散先のプリンタ名を示すようにすればよく、こ
の構成によれば、分散先のプリンタがいずれであるかを
作業者は容易に知ることができる。
【0133】本発明の他の実施形態について、次に説明
する。上記実施例では、この発明の分散印刷制御装置と
して、印刷を行なう1台のコンピュータ10から複数の
プリンタ60,70,80に対して直接印刷データを出
力する構成としていたが、これに替えて、コンピュータ
ネットワーク90上に、サーバを用意し、サーバ上でプ
リンタを管理して分散印刷を行なうクライアント/サー
バ方式の構成とすることもできる。この構成では、各ク
ライアントに仮想プリンタドライバを内蔵し、サーバに
分散印刷ユーティリティを内蔵するようにすればよい。
【0134】以上、本発明の一実施例を詳述してきた
が、本発明は、こうした実施例に何等限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々な
る態様にて実施することができるのは勿論のことであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を適用するコンピュータシ
ステムのハードウェアの概略構成を示すブロック図であ
る。
【図2】分散印刷処理の全体の様子を概略的に示すブロ
ック図である。
【図3】分散印刷処理に用いられる仮想プリンタドライ
バ110の処理の様子を示すブロック図である。
【図4】分散印刷処理の一部を実現する分散印刷ユーテ
ィリティ120の処理の様子を示すブロック図である。
【図5】「プリンタ」ウィンドウWN1を示す説明図で
ある。
【図6】「分散印刷プロパティ」のダイアログボックス
WN2に表示される「分散設定」のカードCD1を示す
説明図である。
【図7】データ入力欄id1〜id3の設定の内容によ
って分散形態表示欄のイラスト画像がどのように変わる
かを示す説明図である。
【図8】速度優先モードで分散の割り振りを決めた場合
の一例を示す説明図である。
【図9】ハンドリング優先モードで分散の割り振りを決
めた場合の一例を示す説明図である。
【図10】データ入力欄id4、id5の設定の内容に
よって分散形態表示欄のイラスト画像がどのように変わ
るかを示す説明図である。
【図11】「分散印刷プロパティ」のダイアログボック
スWN2に表示される「プリンタ」のカードCD2を示
す説明図である。
【図12】アプリケーションプログラム100で記述さ
れる処理ルーチンと仮想プリンタドライバ110で記述
される処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図13】アプリケーションプログラム100上で[印
刷]のコマンドが操作されたときにCRTディスプレイ
12に表示される「印刷」のダイアログボックスWN3
の一例を示す説明図である。
【図14】CPU30にて実行される分散情報設定ルー
チンを示すフローチャートである。
【図15】分散印刷ユーティリティ120で記述される
処理ルーチンの前半部分を示すフローチャートである。
【図16】分散印刷ユーティリティ120で記述される
処理ルーチンの後半部分を示すフローチャートである。
【図17】ステップS430で実行される割り振り決定
ルーチンの詳細を示すフローチャートである。
【図18】速度優先モード時の出力先リストデータの一
例を示す説明図である。
【図19】ハンドリング優先モード時の出力先リストデ
ータの一例を示す説明図である。
【図20】この実施例によって分散印刷が行なわれる手
順を、従来例と比較しつつ示すタイミングチャートであ
る。
【符号の説明】
10…コンピュータ 12…CRTディスプレイ 14…プリンタ 16…コンピュータ本体 18…キーボード 20…マウス 22…フロッピィディスク 24…フロッピィディスクドライブ 30…CPU 31…ROM 32…RAM 33…表示画像メモリ 34…マウスインタフェース 35…キーボードインタフェース 36…FDC 37…HDC 38…CRTC 39…プリンタインタフェース 40…ネットワーク制御回路 41…HDD 60,70,80…プリンタ 90…コンピュータネットワーク 100…アプリケーションプログラム 110…仮想プリンタドライバ 111…印刷命令受信部 112…性能情報返信部 113…プロパティ設定部 114…性能情報入力部 115…仮想プリンタ性能決定部 116…ユーザインタフェース 117…印刷データ受信部 118…中間印刷データ出力部 119…プロパティデータ出力部 120…分散印刷ユーティリティ 121…中間印刷データ入力部 122…プロパティデータ入力部 123…決定部 124…出力データ制御部 125…プリンタ設定部 126…出力命令出力部 127…性能情報入力部 128…最終印刷データ出力部 129…プリンタ監視部 12a…性能情報出力部 130,140,150…実プリンタドライバ MF…中間印刷ファイル WN2…「分散印プロパティ」のウィンドウ id2…「部単位で印刷する」のチェックボックス id3…「部、ページ単位でまとめる」のチェックボッ
クス id4…「ジョブのまとめ方」のデータ入力欄
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 昭弘 長野県松本市中央二丁目1番27号 エー・ アイ ソフト株式会社内 (72)発明者 持田 晃 長野県松本市中央二丁目1番27号 エー・ アイ ソフト株式会社内 (72)発明者 富樫 宏規 長野県松本市中央二丁目1番27号 エー・ アイ ソフト株式会社内 Fターム(参考) 2C087 AB01 AB05 AB08 BC05 BC07 BD12 CA05 CA13 CB03 CB13 CB20 5B021 AA01 BB01 BB04 BB10 CC05 EE02 GG05

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷すべき印刷データをページ単位で区
    分けして、複数のプリンタのそれぞれが引き受けるペー
    ジを定めるデータ割当手段と、 前記印刷データを、前記データ割当手段によって定めら
    れる情報に従って各プリンタに分散出力するデータ出力
    制御手段とを備えるとともに、必要に応じて前記印刷デ
    ータを複数の部数印刷可能にした分散印刷制御装置であ
    って、 前記データ割当手段は、 部単位で各ページをページ順に並べ、前記部数分の全て
    のページを分散先のプリンタの数に分けて、該分けられ
    たそれぞれを前記複数のプリンタに割り当てるように構
    成されたものであり、 前記データ出力制御手段は、 前記印刷データの分散出力を各プリンタ宛毎に略並行に
    行なうと共に、各分散出力はそれぞれ、割り当てられた
    先頭ページから順に、各ページの印刷データを分散先の
    プリンタに適合する形に変換する処理を行なった上で該
    印刷データの出力を行なうように構成されたものである
    分散印刷制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の分散印刷制御装置であ
    って、 前記複数のプリンタに対応した仮想的なプリンタについ
    ての情報を定める仮想的なプリンタドライバを記憶する
    仮想プリンタドライバ記憶手段と、 前記仮想的なプリンタドライバを実行することで、前記
    印刷データの元となるデータを生成するアプリケーショ
    ンプログラムから前記仮想的なプリンタに適合する中間
    印刷データを得る中間印刷データ生成手段とを備え、該
    得られた中間印刷データを、前記データ割当手段および
    データ出力制御手段で用いる印刷データとする分散印刷
    制御装置。
  3. 【請求項3】 印刷すべき印刷データをページ単位で区
    分けして、複数のプリンタのそれぞれが引き受けるペー
    ジを定めるデータ割当手段と、 前記印刷データを、前記データ割当手段によって定めら
    れる情報に従って各プリンタに分散出力するデータ出力
    制御手段とを備える分散印刷制御装置であって、 前記各プリンタの印刷速度についての性能をそれぞれ検
    出するプリンタ速度性能検出手段を備えるとともに、 前記データ割当手段は、 各プリンタに割り当てるページの数が、前記プリンタ速
    度性能検出手段により検出された各プリンタの印刷速度
    についての性能に応じて定まるように構成されたもので
    ある分散印刷制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の分散印刷制御装置であ
    って、 表示装置に入力用ウィンドウを表示するとともに、入力
    装置からの入力データに基づいて前記印刷データの分散
    についての各種情報を設定する分散情報設定手段を備
    え、 前記データ割当手段は、 前記分散情報設定手段により設定された各種情報に基づ
    いて、前記複数のプリンタのそれぞれが引き受けるペー
    ジが定まるように構成され、 前記分散情報設定手段は、さらに、 前記データ割当手段によって定める情報に対応する、印
    刷媒体を並べたイラスト画像を、前記各種情報から生成
    して前記表示装置に表示する表示制御手段を備える分散
    印刷制御装置。
  5. 【請求項5】 印刷すべき印刷データをページ単位で区
    分けして、複数のプリンタのそれぞれが引き受けるペー
    ジを定めるデータ割当手段と、 前記印刷データを、前記データ割当手段によって定めら
    れる情報に従って各プリンタに分散出力するデータ出力
    制御手段とを備える分散印刷制御装置であって、 前記データ割当手段は、 各プリンタに割り当てるページの数が、ページをまとめ
    る単位の一集合が同一のプリンタに収まるように定めら
    れた構成である分散印刷制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の分散印刷制御装置であ
    って、 前記各プリンタの印刷速度についての性能をそれぞれ検
    出するプリンタ速度性能検出手段を備えるとともに、 前記データ割当手段は、 外部から所定の第1の指令が入力されたときに、各プリ
    ンタに割り当てるページの数が、ページをまとめる単位
    の一集合が同一のプリンタに収まるように定められ、前
    記第1の指令の入力がなかったときに、各プリンタに割
    り当てるページの数が、前記プリンタ速度性能検出手段
    により検出された各プリンタの印刷速度についての性能
    に応じて定まるように構成されたものである分散印刷制
    御装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の分散印刷制御装置であ
    って、 前記第1の指令が入力され、かつ、外部から所定の第2
    の指令が入力されたときには、各プリンタに割り当てる
    ページの数が、ページをまとめる単位の一集合が同一の
    プリンタに収まりながらも、前記プリンタ速度性能検出
    手段により検出された各プリンタの印刷速度についての
    性能に応じて定まるように構成されたものものである分
    散印刷制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項5ないし請求項7のいずれかに記
    載の分散印刷制御装置であって、 前記データ割当手段は、 前記ページをまとめる単位の一集合を、外部から入力さ
    れる第3の指令に応じて、印刷する部の単位もしくは同
    一のページ順の単位に切り替えて定める単位設定手段を
    備える分散印刷制御装置。
  9. 【請求項9】 請求項5ないし請求項8のいずれかに記
    載の分散印刷制御装置であって、 表示装置に入力用ウィンドウを表示するとともに、入力
    装置からの入力データに基づいて前記印刷データの分散
    についての各種情報を設定する分散情報設定手段を備
    え、 前記データ割当手段は、 前記分散情報設定手段により設定された各種情報に基づ
    いて、前記複数のプリンタのそれぞれが引き受けるペー
    ジを定めるように構成され、 前記分散情報設定手段は、さらに、 前記データ割当手段によって定める情報に対応する、印
    刷媒体を並べたイラスト画像を、前記各種情報から生成
    して前記表示装置に表示する表示制御手段を備える分散
    印刷制御装置。
  10. 【請求項10】 (a)印刷すべき印刷データをページ
    単位で区分けして、複数のプリンタのそれぞれが引き受
    けるページを定めるステップと、(b)前記印刷データ
    を、前記データ割当手段によって定められる情報に従っ
    て各プリンタに分散出力するステップとを備えるととも
    に、必要に応じて前記印刷データを複数の部数印刷可能
    にした分散印刷制御方法であって、 前記ステップ(a)は、 部単位で各ページをページ順に並べ、前記部数分の全て
    のページを分散先のプリンタの数に分けて、該分けられ
    たそれぞれを前記複数のプリンタに割り当てるように構
    成されたものであり、 前記ステップ(b)は、 前記印刷データの分散出力を各プリンタ宛毎に略並行に
    行なうと共に、各分散出力はそれぞれ、割り当てられた
    先頭ページから順に、各ページの印刷データを分散先の
    プリンタに適合する形に変換する処理を行なった上で該
    印刷データの出力を行なうように構成されたものである
    分散印刷制御方法。
  11. 【請求項11】 (a)印刷すべき印刷データをページ
    単位で区分けして、複数のプリンタのそれぞれが引き受
    けるページを定めるステップと、(b)前記印刷データ
    を、前記データ割当手段によって定められる情報に従っ
    て各プリンタに分散出力するステップとを備えるととも
    に、必要に応じて前記印刷データを複数の部数印刷可能
    にした分散印刷制御方法であって、(c)前記各プリン
    タの印刷速度についての性能をそれぞれ検出するステッ
    プを備えるとともに、 前記ステップ(a)は、 各プリンタに割り当てるページの数が、前記ステップ
    (c)により検出された各プリンタの印刷速度について
    の性能に応じて定まるように構成されたものである分散
    印刷制御方法。
  12. 【請求項12】 (a)印刷すべき印刷データをページ
    単位で区分けして、複数のプリンタのそれぞれが引き受
    けるページを定めるステップと、(b)前記印刷データ
    を、前記データ割当手段によって定められる情報に従っ
    て各プリンタに分散出力するステップとを備える分散印
    刷制御方法であって、 前記ステップ(a)は、 各プリンタに割り当てるページの数が、ページをまとめ
    る単位の一集合が同一のプリンタに収まるように定めら
    れた構成である分散印刷制御方法。
  13. 【請求項13】 印刷すべき印刷データを複数のプリン
    タに分散印刷する分散印刷制御装置において用いられる
    コンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体であって、(a)印刷すべき印刷デー
    タをページ単位で区分けして、複数のプリンタのそれぞ
    れが引き受けるページを定める機能と、(b)前記印刷
    データを、前記機能(a)によって定められる情報に従
    って各プリンタに分散出力する機能とを、コンピュータ
    に実現させるとともに、 前記機能(a)は、 部単位で各ページをページ順に並べ、前記部数分の全て
    のページを分散先のプリンタの数に分けて、該分けられ
    たそれぞれを前記複数のプリンタに割り当てるように構
    成されたものであり、 前記機能(b)は、 前記印刷データの分散出力を各プリンタ宛毎に略並行に
    行なうと共に、各分散出力はそれぞれ、割り当てられた
    先頭ページから順に、各ページの印刷データを分散先の
    プリンタに適合する形に変換する処理を行なった上で該
    印刷データの出力を行なうように構成されたものである
    コンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載のコンピュータ読み
    取り可能な記録媒体であって、(c)前記複数のプリン
    タに対応した仮想的なプリンタについての情報を定める
    仮想的なプリンタドライバを記憶装置に予め用意する機
    能と、(d)前記仮想的なプリンタドライバを実行する
    ことで、前記印刷データの元となるデータを生成するア
    プリケーションプログラムから前記仮想的なプリンタに
    適合する中間印刷データを得る機能とをさらにコンピュ
    ータに実現させるとともに、 該機能(d)により得られた中間印刷データを、前記機
    能(a)および機能(b)で用いる印刷データとするコ
    ンピュータプログラムを記録したコンピュータ読取可能
    な記録媒体。
  15. 【請求項15】 印刷すべき印刷データを複数のプリン
    タに分散印刷する分散印刷制御装置において用いられる
    コンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体であって、(a)印刷すべき印刷デー
    タをページ単位で区分けして、複数のプリンタのそれぞ
    れが引き受けるページを定める機能と、(b)前記印刷
    データを、前記機能(a)によって定められる情報に従
    って各プリンタに分散出力する機能と(c)前記各プリ
    ンタの印刷速度についての性能をそれぞれ検出する機能
    を、コンピュータに実現させるとともに、 前記機能(a)は、 各プリンタに割り当てるページの数が、前記プリンタ速
    度性能検出手段により検出された各プリンタの印刷速度
    についての性能に応じて定まるように構成されたもので
    あるコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読
    み取り可能な記録媒体。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載のコンピュータ読み
    取り可能な記録媒体であって、(d)表示装置に入力用
    ウィンドウを表示するとともに、入力装置からの入力デ
    ータに基づいて前記印刷データの分散についての各種情
    報を設定する機能をコンピュータに実現させるととも
    に、 前記機能(a)は、 前記機能(d)により設定された各種情報に基づいて、
    前記複数のプリンタのそれぞれが引き受けるページを定
    めるように構成され、 前記機能(d)は、さらに、 前記機能(a)によって定める情報に対応する、印刷媒
    体を並べたイラスト画像を、前記各種情報から生成して
    前記表示装置に表示する機能を備えるコンピュータプロ
    グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
  17. 【請求項17】 印刷すべき印刷データを複数のプリン
    タに分散印刷する分散印刷制御装置において用いられる
    コンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体であって、(a)印刷すべき印刷デー
    タをページ単位で区分けして、複数のプリンタのそれぞ
    れが引き受けるページを定める機能と、(b)前記印刷
    データを、前記機能(a)によって定められる情報に従
    って各プリンタに分散出力する機能とをさらにコンピュ
    ータに実現させるとともに、 前記機能(a)は、 各プリンタに割り当てるページの数が、ページをまとめ
    る単位の一集合が同一のプリンタに収まるように定めら
    れた構成であるコンピュータプログラムを記録したコン
    ピュータ読み取り可能な記録媒体。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載のコンピュータ読み
    取り可能な記録媒体であって、(c)前記各プリンタの
    印刷速度についての性能をそれぞれ検出する機能をさら
    にコンピュータに実現させるとともに、 前記機能(a)は、 外部から所定の第1の指令が入力されたときに、各プリ
    ンタに割り当てるページの数が、ページをまとめる単位
    の一集合が同一のプリンタに収まるように定められ、前
    記第1の指令の入力がなかったときに、各プリンタに割
    り当てるページの数が、前記機能(c)により検出され
    た各プリンタの印刷速度についての性能に応じて定まる
    ように構成されたものであるコンピュータプログラムを
    記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載のコンピュータ読み
    取り可能な記録媒体であって、 前記機能(a)は、 前記第1の指令が入力され、かつ、外部から所定の第2
    の指令が入力されたときには、各プリンタに割り当てる
    ページの数が、ページをまとめる単位の一集合が同一の
    プリンタに収まりながらも、前記機能(c)により検出
    された各プリンタの印刷速度についての性能に応じて定
    まるように構成されたものであるコンピュータプログラ
    ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  20. 【請求項20】 請求項17ないし請求項19のいずれ
    かに記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体であっ
    て、 前記機能(a)は、 前記ページをまとめる単位の一集合を、外部から入力さ
    れる第3の指令に応じて、印刷する部の単位もしくは同
    一のページ順の単位に切り替えて定める機能を備えるコ
    ンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体。
  21. 【請求項21】 請求項17ないし請求項20のいずれ
    かに記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体であっ
    て、 前記コンピュータプログラムは、さらに、(d)表示装
    置に入力用ウィンドウを表示するとともに、入力装置か
    らの入力データに基づいて前記印刷データの分散につい
    ての各種情報を設定する機能をコンピュータに実現させ
    るとともに、 前記機能(a)は、 前記機能(d)により設定された各種情報に基づいて、
    前記複数のプリンタのそれぞれが引き受けるページを定
    めるように構成し、 前記機能(d)は、さらに、 前記機能(a)によって定める情報に対応する、印刷媒
    体を並べたイラスト画像を、前記各種情報から生成して
    前記表示装置に表示する機能を備えるコンピュータプロ
    グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
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