JP2001289797A - ウェーハの結晶欠陥測定方法及び装置 - Google Patents
ウェーハの結晶欠陥測定方法及び装置Info
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Abstract
的寸法因子の測定及び結晶欠陥の個数の算出を可能とす
る。 【解決手段】 半導体ウェーハにバンドギャップ以上の
エネルギを持つレーザ光を斜めから入射し、半導体ウェ
ーハ表層に存在する結晶欠陥の散乱光を撮像装置にて検
出する。半導体ウェーハの温度をヒータにてT1、T2と
少なくとも2通りに又は複数の温度のうち任意の1つの
温度に変化させて散乱光強度を測定する。半導体の光の
吸収率と光の侵入深さの温度変化を考慮することで散乱
を起こした内部結晶欠陥の深さ、相対的寸法因子及び任
意の深さまでの結晶欠陥の個数を求める。
Description
ばウェーハ)の結晶欠陥測定方法及び装置に関するもの
である。特に、本発明は、非破壊で半導体ウェーハの表
層に存在する結晶欠陥の評価測定法として適している結
晶欠陥測定方法及び装置に関するものである。
結晶欠陥を非破壊的に測定する方法及び装置は、公知で
ある。例えば装置としては、深さ5μm以内の表層部の
欠陥の観察のために、可視光トモグラフィーが市販され
ている(たとえば三井金属鉱山MO521など)。この
ような装置でも、平均5μmまでの結晶欠陥の観察が可
能であるが、個々の表層欠陥の深さと大きさは求められ
ない。
半導体ウェーハの表層に存在する結晶欠陥の実際の大き
さを反映した散乱光の強度分布を求める方法及び装置が
開示されている。ウェーハの結晶欠陥からの散乱光に基
づいて、その欠陥部分を測定する。その場合、光源と光
学系でシリコン吸収波長の光をウェーハに照射して、ウ
ェーハから散乱光を発生させる。そして、この散乱光を
検出器及び光学系によって受光する。このような操作を
ウェーハの全域に渡って行い、その走査結果をコンピュ
ータによって結晶欠陥表示情報として加工する。そのと
き、シリコンによる光の吸収の影響を取り除く補正を行
なう。光の減衰率を考慮して測定結果を補正するのであ
る。
ーハに入射し、それぞれの波長における吸収率の違いに
基づいて、結晶欠陥の大きさを反映した散乱光強度や、
結晶欠陥の鏡面研磨面からの深さに関する情報を取得す
る装置も提案されている。
モグラフィーを用いれば、吸収係数の波長依存性を利用
して、表面直下の0.5μmまでの結晶欠陥の深さの測
定が可能である。たとえば、日立OSDA(optical sh
allow defect analyzer )では、2つのレーザ波長は、
532nmと810nmである。
10μmよりも深い領域の結晶欠陥は測定可能である
が、より浅い領域では測定不可である。レーザ波長の例
として1.06μmがある。
136号公報に記載された半導体ウェーハ欠陥測定方法
及び装置は、測定で求められた散乱光の強度分布に関す
る補正を行うものであり、個々の結晶欠陥についての散
乱光の強度を補正するものではない。そのため、個々の
結晶欠陥の鏡面研磨面からの深さ及び相対的寸法因子は
測定できない。
た測定装置では、光学系が複雑となり、検出感度やコス
トの面で非常に不利である。
である、表面から10μmまでの表層域にある結晶欠陥
の深さや大きさに関する情報を高精度に得る方法が欠落
している。例えば、ある2つの欠陥の大小判別は困難で
あった。
ほど必要でなく、かつ、大まかにある深さまでの欠陥密
度がわかれば十分である場合には、レーザ波長を変えて
測定すればよいのであるが、レーザを予め何本も用意し
ておく必要がある。この方法でも光学系が複雑となり、
検出感度やコストの面で不利である。
び個数を非破壊的に測定できる、被測定物(特にウェー
ハ)の結晶欠陥測定方法及び装置を提供することであ
る。
法を比較できる、ウェーハの結晶欠陥測定方法及び装置
を提供することである。
でなく、検出感度やコストの面で有利で、かつ結晶欠陥
を非破壊的に測定できる、ウェーハの結晶欠陥測定方法
及び装置を提供することである。
法はウェーハの表層に存在する結晶欠陥を非破壊的に測
定する方法において、ウェーハの2以上の温度における
散乱光の強度を測定することによりウェーハの表面から
の結晶欠陥の深さを測定することにより達成される。
度を測定することによりウェーハの表面からの結晶欠陥
の深さを測定すると良い。
度に変えるのが好ましくウェーハをヒータで加熱し、か
つ、ヒータの温度を変えることによりウェーハを2以上
の温度に変えてもよい。
ネルギーのレーザ光をウェーハの表面に斜めから入射す
ることが好ましい。
大きいエネルギーのレーザ光を第1温度(T1)のウェ
ーハ表面に斜めから入射してウェーハ表面近傍に存在す
る結晶欠陥からの散乱光の強度を検出し、第1温度(T
1)とは異なる第2温度(T2)のウェーハ表面に斜めか
ら入射してウェーハ表面近傍に存在する結晶欠陥からの
散乱光の強度を検出し、第1温度(T1)と第2温度
(T2)における二つの散乱光強度の違いに基づいて、
ウェーハ表面からの結晶欠陥の深さを割り出すことを特
徴とするウェーハの結晶欠陥測定方法である。
ーハであると好ましい。
をウェーハ載置部に載置して、シリコンのバンドギャッ
プよりも大きいエネルギーのレーザ光をウェーハ表面に
斜めから入射し、表面近傍に存在する結晶欠陥からの散
乱光を検出する装置において、ウェーハ載置部にウェー
ハ用の温度制御装置を設けて、ウェーハの2以上の温度
における散乱光の強度を測定する構成にしたものであ
る。
に載置されているウェーハを加熱するヒータであること
が好ましくウェーハをヒータで加熱し、ヒータの温度を
変えることによりウェーハを2以上の温度に変えること
が好ましい。
ことが好ましい。
晶欠陥を非破壊的に測定する方法において、被測定物の
2以上の温度における散乱光の強度を測定することによ
り被測定物の表面からの結晶欠陥の深さを測定すること
を特徴とする被測定物の結晶欠陥測定方法である。
層に存在する結晶欠陥を非破壊的に測定する方法におい
て、ウェーハの2以上の温度における散乱光強度を測定
することによりウェーハの表層に存在する結晶欠陥の相
対的寸法因子を求めることにより達成される。
欠陥の寸法を比較することによりなされる。
きいエネルギーのレーザ光を第1温度(T1)のウェー
ハ表面に斜めから入射してウェーハ表面近傍に存在する
結晶欠陥からの散乱光強度を検出し、第1温度(T1)
とは異なる第2温度(T2)のウェーハ表面に斜めから
入射してウェーハ表面近傍に存在する結晶欠陥からの散
乱光強度を検出し、第1温度(T1)と第2温度(T2)
における二つの散乱光強度の違いに基づいて、ウェーハ
表層に存在する結晶欠陥の相対的寸法因子を求めること
により達成される。
欠陥の寸法を比較することによりなされる。
陥を非破壊的に測定する方法において、被測定物の2以
上の温度における散乱光強度を測定することにより被測
定物の表面からの結晶欠陥の深さを測定し、しかるの
ち、相対的寸法因子を求めるのが好ましい。
ることが好ましい。
をウェーハ載置部に載置して、シリコンのバンドギャッ
プよりも大きいエネルギーのレーザ光をウェーハ表面に
斜めから入射し、表面近傍に存在する結晶欠陥からの散
乱光を検出する装置において、ウェーハ載置部にウェー
ハ用の温度制御装置を設けて、ウェーハの2以上の温度
における散乱光強度を測定し、それに基いて相対的寸法
因子を求める構成である。
の表面にレーザ光を走査して、ウェーハの表層に存在す
る欠陥を非破壊的に測定する方法において、ウェーハの
複数の温度のうち任意の1つの温度を選択して、その温
度におけるレーザ光の侵入深さまでのウェーハの散乱光
強度を測定することによりウェーハの表層の所望の深さ
までにおける結晶欠陥の個数を求めることにより達成さ
れる。
度を測定することによりウェーハの表層の所望の深さ領
域における結晶欠陥の個数を求めることが好ましい。
し、かつ、2以上の温度を選択して、それらの2つの選
択温度で散乱光の強度を測定することによりウェーハの
表層の所望の深さ領域における結晶欠陥の個数を求める
ことが好ましい。
の温度を変えることによりウェーハを2以上の温度に変
えることが好ましい。
きいエネルギーのレーザ光をウェーハの表面に斜めから
入射することが好ましい。
高温の第2温度(T2)におけるウェーハ表面からの第
1層と第2層の結晶欠陥の個数をそれぞれ測定し、それ
らの差を出すことにより第1層から第2層を除いた第3
層における結晶欠陥の個数を求めることを特徴とする前
述のウェーハの結晶欠陥測定方法でもある。
ハ載置部に載置して、シリコンのバンドギャップよりも
大きいエネルギーのレーザ光をウェーハ表面に斜めから
入射し、表面近傍に存在する微小酸素析出物からの散乱
光を検出する装置において、ウェーハ載置部にウェーハ
用の温度制御装置を設け、ウェーハの温度を変化させ、
かつ、ウェーハの複数の温度のうち任意の1つの温度を
選択してその温度におけるウェーハの散乱光強度を測定
することによりウェーハの表層における結晶欠陥の個数
を求める構成にすることにより達成される。
ているウェーハを加熱するヒータであることが好まし
い。
ことが好ましい。
酸素析出物の他に、空孔欠陥、積層欠陥等々、レーザー
光の照射を受け、散乱光を発するものが含まれる。
する結晶欠陥を非破壊的に測定する方法及び装置を改良
したものである。
り変化することを利用して、2以上の温度で散乱光の強
度を測定することにより被測定物(とくにウェーハ)の
表面からの結晶欠陥の深さと相対的寸法因子を測定する
ものである。
低により変化することを利用して、複数の温度のうち任
意の1つの温度で散乱光の強度を測定することによりウ
ェーハの表面から任意の深さまでの結晶欠陥の個数を測
定するものである。
好適な例においては、被測定物の2以上の温度における
レーザ光の散乱光強度を測定することにより被測定物の
表面からの結晶欠陥の深さを測定する。個々の結晶欠陥
の寸法を比較する際には、被測定物の2以上の温度にお
けるレーザ光の散乱光強度を測定することにより被測定
物の相対的寸法因子を求める。結晶欠陥の個数を求める
際には、レーザ光を被測定物表面に走査して被測定物の
複数の温度のうち任意の1つの温度で散乱光の強度を測
定することにより被測定物の表面からの任意の深さまで
の結晶欠陥の個数を算出する。被測定物の典型的な好適
例は、ウェーハ特にシリコンウェーハであるが、本発明
は、ウェーハ以外のものにも適用可能である。
は、1種のレーザによる散乱光の強度を2以上の温度で
測定することにより、ウェーハの表層に存在する結晶欠
陥を非破壊的に測定する。例えば、ウェーハの2つの互
いに異なる温度における散乱光の強度を測定することに
より、ウェーハの表面からの結晶欠陥の深さと相対的寸
法因子を測定する。
レーザによる散乱光の強度を複数の温度のうち任意の1
つの温度で測定することにより、ウェーハの表層に存在
する結晶欠陥を非破壊的に測定する。例えば、ウェーハ
の複数の温度のうち任意の1つの温度で散乱光の強度を
測定することにより、ウェーハの表面からの任意の深さ
までの結晶欠陥の個数を算出する。
温度(T1)とそれよりも高温の第2温度(T2)におけ
るウェーハ表面からの第1層と第2層の結晶欠陥の個数
をそれぞれ測定し、それらの差を出すことにより第1層
から第2層を除いた第3層における結晶欠陥の個数を求
める。この場合、第3層は、第1層の深さと第2層の深
さの間に存在する。
な温度制御装置を使用して、例えばヒータにより正確に
温度制御した状態で加熱するのが好ましい。そのように
すれば、ウェーハを均一かつ正確に温度制御して測定で
きる。ウェーハの温度は、温度センサーにより直接測定
してもよいが、ヒータの温度を測定して、その測定結果
に基づいて算出してもよい。さらに、ヒータの加熱温度
を常に一定に保持しておいて、各ウェーハごとにウェー
ハやヒータの温度を測定することなく、2以上の温度で
散乱光の強度を測定することによりウェーハの表面から
の結晶欠陥の深さと相対的寸法因子を測定することも可
能である。また、ヒータの加熱温度を常に一定に保持し
ておいて、各ウェーハを載置後、定常状態になるのを待
つことによりウェーハやヒータの温度を測定することな
く、複数の温度のうち任意の1つの温度で散乱光の強度
を測定することによりウェーハの表面から任意の深さま
での領域の結晶欠陥の個数を算出することも可能であ
る。
測定物の温度を変えて測定することにより、温度差によ
る散乱光の強度の違いを測定し、結晶欠陥の深さと相対
的寸法因子を知ることができるのである。
測定物の温度を変えて測定することにより、ある温度に
おける散乱光の強度を測定し、特定深さ領域の結晶欠陥
の個数を知ることができるのである。
採用できる。
し、かつ、ヒータの温度を変えることによりウェーハを
2以上の温度に変える。
かつ、ヒータとウェーハの距離を変えることによりウェ
ーハを2以上の温度に変える。
熱し、かつ、2個のヒータの加熱温度を互いに相違させ
ることによりウェーハを2以上の温度に変える。
リコンのバンドギャップよりも大きいエネルギーのレー
ザ光をシリコンウェーハの表面に斜めから入射して、ウ
ェーハの表面近傍に存在する微小酸素析出物等の結晶欠
陥からの散乱光を検出する。表面からおよそ5μmほど
の深さの結晶欠陥を見るのであればレーザ光の波長は約
680nmとする。さらに深い領域を測定するのであれ
ばレーザ光の波長は長く、逆に浅い領域を測定するので
あれば、レーザ光の波長を短くしたものを設定すればよ
い。波長の長いレーザを用いれば、測定領域が広がり、
好ましいが、一方で、温度に対する光の吸収系数の変化
が小さくなるので長ければ長いほど良いわけではない。
コンのバンドギャップよりも大きいエネルギーのレーザ
光を第1温度(T1)のシリコンウェーハ表面に斜めか
ら入射してウェーハ表面近傍に存在する結晶欠陥からの
散乱光の強度を検出し、第1温度(T1)とは異なる第
2温度(T2)のウェーハ表面に斜めから入射してウェ
ーハ表面近傍に存在する結晶欠陥からの散乱光の強度を
検出し、第1温度(T1)と第2温度(T2)における二
つの散乱光強度の違いに基づいて、ウェーハ表面 から
の結晶欠陥の深さを算出する。
好ましいものは、シリコンウェーハをウェーハ載置部に
載置して、シリコンのバンドギャップよりも大きいエネ
ルギーのレーザ光をウェーハ表面に斜めから(たとえば
ブリュースタ角近傍で)入射し、表面近傍に存在する結
晶欠陥からの散乱光を検出する装置であって、ウェーハ
載置部にウェーハ用の加熱および/または冷却可能な温
度制御装置を設けて、ウェーハの2以上の温度又はウェ
ーハの複数の温度のうち任意の1つの温度における散乱
光の強度を測定する構成にしたものである。又は、ウェ
ーハの2以上の温度における散乱光強度を測定し、しか
るのち、結晶欠陥の相対的寸法因子を求める構成にした
ものである。
度制御装置がウェーハ載置部に載置されているウェーハ
を加熱するヒータからなるものである。
るヒータの主な配置形態をまとめると、次のとおりであ
る。
ヒータの温度を変えることによりウェーハを2以上の温
度に変える。
ヒータでウェーハを加熱し、かつ、ヒータとウェーハの
距離を変えることによりウェーハを2以上の温度に変え
る。
ヒータを互いに異なる温度に保持し、ウェーハを2個の
ヒータで別々に加熱する。
さの導出法を説明する。
欠陥を測定した場合の散乱光強度Iは、次の式で求めら
れる。
合の散乱光強度である。Aは入射光強度、結晶欠陥
の大きさや形状、入射光の波長、Siの誘電率、
結晶欠陥の誘電率等の関数である。このうちは温
度による変化がなく、に関しても、温度による変化
が無視できるほど小さい。したがって、(1)式におい
て温度依存性が認められる要素はαである。そこで、T
1℃のと きと、T2℃のときのSiの吸収係数αをそれ
ぞれαT1、αT2とすると、以下 のようになる。
℃のときの散乱光強度である。) (2)、(3)より d=ln(IT2/IT1)/−2(αT2−αT1) =ln(IT2/IT1)/−2△α・・・(4) (△α=αT2−αT1) (2)より A=IT1/exp(−2αT1d)・・・(5) したがって、αT1、αT2がわかれば、あるいは、α
T1と△αがわかれば (4)式より結晶欠陥の深さd
がわかり、dがわかれば(5)式よりSiによる吸収の
ない場合の散乱光強度Aが求められる。
と、次のとおりである。
さdのところに結晶欠陥が存在する場合、スネルの法則
により、 n1sinθ1=n2sinθ2 sinθ2=n1/n2sinθ1 θ2=sin-1(sinθ1×n1/n2) Si中を光が通過する距離Dは、 D=d/cosθ2+d=d(1+1/cosθ2) =d[1+1/cos{sin-1(sinθ1×n1/n2)}] したがって、Iは、 I=Aexp(−Dα) =Aexp(−α[1+1/cos{sin-1(sinθ1×n1/n2)}])…(6) と示すことができる。
述のAが既知である結晶欠陥1つの大きさをあらかじめ
透過電顕(TEM)等で観察しておき、観測したい結晶
欠陥のAを求めて、両者を比較することにより得ること
ができる。
Mによる実測値をもとに算出し、用いることができる。
さを1回TEMで測定しておけば、その後はその値をも
とに測定対象の結晶欠陥深さの測定と大きさの比較が可
能となる。多少、ウェーハのドーパント濃度が変わった
としても、ほとんど影響なく、測定できる。
高精度な深さと相対的寸法因子の導出法を説明する。
℃)での散乱光強度をそれぞれIRT、ITとすると、Lam
bert-Beer則により、この結晶欠陥について、 ln(IT/IRT)=−2・△α・d ・・・・ (7) が成立する。ここで、dは結晶欠陥の深さ、△α=αT
−αRT{αTはT℃でのSiの吸収係数(於入射レーザ
波長)、αRTは室温でのSiの吸収係数}である。
欠陥の表面からの深さdTEMを求める。
(7)式に代入し、△αを算出する。
結晶欠陥とは別の表層欠陥のIRTとITを測定すれば、
で求めた△αを用いて、欠陥の深さdを求めることが
できる。
求めたdを IRT=A・e-2αRTd ・・・・ (8) IT=A・e-2αTd ・・・・ (9) 上式(8)又は(9)に代入し、理論値や文献値等を用
いたαRT又はαTと、測定対象のIRT又はITを与えて、
相対的寸法因子Aを求める。相対的寸法因子Aは、A=
I・β・Ti・TO・δとで与えられる。Iは入射レーザ
光強度、βは装置関数、δは散乱断面積、Tiは入射光
のウェーハ表面での透過率、TOは散乱光の表面での透
過率である。散乱断面積Aは寸法以外に形状も寄与する
ので、単純にAは欠陥の寸法のみに依存するわけではな
いが、ここでは零次近似としてAを相対的寸法因子とし
た。
の深さdは、TEM等による実測値をもとに得られた△
αを用いて算出することにより、高精度な値となること
が確認できる。
れたdから算出すると、高精度な値となることが確認で
きる。ある結晶欠陥の寸法の情報を得るだけでなく、2
つの結晶欠陥の寸法の比較を行うことも可能となる。
を求め、しかるのち、結晶欠陥の寸法因子を求めている
が、本発明は、このような例のみに限定されない。
結晶欠陥の寸法因子を直接求める例を説明する。
去すると、 A=exp{(αTlnIRT−αRTlnIT)/(αT−αRT)}・・(10) 測定対象の結晶欠陥について、異なる温度で散乱光強度
を測定すれば、(10)式にその結果をαRT、αTと共
に代入して、相対的寸法因子Aを算出できる。こ の場
合、測定対象の結晶欠陥深さを測定する必要がない。異
なる温度で散乱光強度を測定して、直接、2つの結晶欠
陥の相対的寸法因子Aを算出できる。それらを比較すれ
ば、結晶欠陥の深さを求めなくても、2つの結晶欠陥寸
法の比較が可能である。
強度、吸収係数とともに(8)式又は(9)式に代入し
て、当該結晶欠陥の深さを算出することもできる。
る。
て、ある表層欠陥の、ある温度T℃での光散乱光強度I
Tは、Lambert−Beer則により、次式で表現
できる。
℃での入射レーザ光の波長における吸収係数、Iは入射
レーザ光強度、βは装置関数、Tiは入射光のウェーハ
表面での透過率、T0は散乱光のウェーハ表面での透過
率、δは散乱断面積(欠陥の屈折率、サイズ、形態、S
iの屈折率、測定方位の関数)である。
く。Aは事実上、結晶欠陥サイズを反映する。結晶欠陥
サイズを反映する値Aはその結晶欠陥の温度T℃におけ
る散乱光強度IT、吸収係数α(T)、深さdを用いれ
ば、次式で求められる。
(T)は大きくなり、温度が低ければ、α(T)は小さ
くなる。これは、高温であれば、レーザ光は浅いところ
まで侵入し、低温であれば、深いところまで侵入するこ
とに対応する。
よって入射光の侵入深さが変わるという原理に基づいて
いる。ウェーハの温度を任意の値に制御することによ
り、検出可能な深さをコントロールするのである。こう
して任意の深さまでの結晶欠陥の個数を求めるのであ
る。
ついて、正確な深さを測定したり、大きさを測定したり
するものではない。(11)式から結晶欠陥の深さは求
め得るが、これは本発明においては測定可能深さの一つ
の指標であると考えてよい。
光散乱表層トモグラフィーにより、二温度での散乱光の
測定から結晶欠陥の深さdを算出する方法を簡単に説明
する。
さdに存在する1つの結晶欠陥を測定した場合の散乱光
強度ITは、(12)式より、IT=Aexp(−2α
(T)d) …(13)(Lambert−Beer則)
と表される。
で測定したとすると、 IT1=Aexp(−2α(T1)d)・・・(14) IT2=Aexp(−2α(T2)d)・・・(15) (ここでIT1はT1℃のときの散乱光強度、IT2はT2℃
のときの散乱光強度である。) (14)、(15)より d=ln(IT2/IT1)/−2(α(T2)−α(T1)) △α=α(T2)−α(T1)とすると d=ln(IT2/IT1)/−2△α ・・・(16) したがって、α(T1)とα(T2)がわかれば、あるいは、α
T1と△αがわかれば(16)式より結晶欠陥の深さdが
わかり、dがわかれば(14)あるいは(15)式より
結晶欠陥サイズを反映する値Aと求めることができる。
なお、本発明では、2以上の温度で結晶欠陥を測定する
のにおいてウェーハを動かす必要がなく、測定が容易で
ある。温度の変化により、ウェーハが若干膨脹し、結晶
欠陥の位置はわずかにずれるがプログラム等で、補正は
容易である。
明する。
定装置のウェーハ載置部2に載置する。シリコンのバン
ドギャップよりも大きいエネルギーのレーザ光3が、レ
ーザ装置6からウェーハ表面1aに斜めから入射され
る。例えば、レーザ光3はブリュースタ角近傍で入射す
る。ウェーハ表面1aの近傍に微小酸素析出物等の結晶
欠陥が存在すると、結晶欠陥からの散乱光4が発生す
る。その結晶欠陥からの散乱光4は、検出装置5により
検出される。検出装置5の例として撮像装置や顕微鏡を
示すことができる。検出装置5により検出された値は算
出装置(図示せず)に送られて、そこで所望の値が算出
される。
に載置されているウェーハ1を加熱するヒータ7が設け
られている。ヒータ7は、温度制御盤8によって温度制
御される。
生したバンドギャップ以上のエネルギを持つレーザ光3
が半導体ウェーハ1の鏡面研磨面に対しブリュースタ角
近傍で入射し、鏡面研磨面表層に存在する結晶欠陥の散
乱光4を面直上に据え付けられた検出装置たとえば顕微
鏡5によって検出する。半導体ウェーハ1の温度をヒー
タ7によって2つの異なる温度T1、T2に変化させて、
散乱光4の強度を検出装置5によって測定し、半導体の
光の吸収率の温度変化を考慮することで、散乱光4を起
こした内部欠陥の深さと実際の大きさを反映した散乱光
強度を算出する。あるいは、半導体ウェーハ1の温度を
ヒータ7によって複数の温度のうち任意の1つの温度に
変化させて、散乱光4の強度を検出装置5によって測定
し、レーザ光の侵入深さが温度の高低により変化するこ
とを考慮して、散乱光4を起こしたある深さまで存在す
る内部欠陥の個数を算出する。
様では、温度T1が温度T2よりも低いとき、まず低いほ
うの温度T1で測定し、そのあと、高いほうの温度T2で
測定する。しかるのち、ウェーハ1を交換する。しか
も、高いほうの温度T2で測定するときは、低いほうの
温度T1で測定して結晶欠陥が検出された個所のみを測
定する。
個のヒータ7で加熱し、温度制御盤8によってヒータ7
の加熱温度を変えることによりウェーハ1を2以上の温
度に変える構成になっている。
定されるものではない。
よって所定の温度に保持する一方で、ヒータ7とウェー
ハ1の距離を変えることによりウェーハを2以上の温度
に変える構成にすることができる。その際、ウェーハ1
は、ウェーハ載置部2に固定したまま、ヒータ7を下方
に移動させることにより、ヒータ7とウェーハ1の距離
を変えることができる。
つの態様では、温度T1が温度T2よりも低いとき、まず
ヒータ7を所定の下方位置に移動させておいて、低いほ
うの温度T1で測定し、そのあと、ヒータ7を所定の上
方位置に移動させて、高いほうの温度T2で測定する。
しかるのち、ウェーハ1を交換する。このとき、ヒータ
7を所定の上方位置に停止しておいて、ウェーハ1の温
度が温度T1になる直前に下方位置に移動させるのが好
ましい。しかも、高いほうの温度T2で測定するとき
は、低いほうの温度T1で測定して結晶欠陥が検出され
た個所のみを測定する。
度制御盤8によって互いに異なる温度に保持しておくと
ともに、ウェーハ1を2個のヒータ7で別々に加熱する
構成にすることができる。
定法には、基本的に先述したウェーハの結晶欠陥測定方
法で用いた装置が使用できる。
さdTEMの測定に用いられる。
測定対象の結晶欠陥についても、異なる温度での散乱光
の測定を行うが、その際のウェハ表面1aへのレーザ光
3の入射法、散乱光4の検出法、ウェーハ温度を変化さ
せる方法等は、先述したウェーハの欠陥測定方法と同様
であるので、説明を省略する。
CZウェーハ(ρ:10〜9.6Ω・cm,[Oi]=
1.53〜1.52×1018atoms/cm3[ol
d ASTM])の温度を変えることにより、波長68
0nmのレーザの各温度(23℃、70℃、150℃)
で予想されるウェーハの侵入深さを以下に示す。ここ
で、Siの吸収係数の温度依存性はG.E.Jelli
son,Jr.らの文献(Appl.Phys.Let
t.41,180(1982))を参照した。温度T
(K)における680nmの波長の光に対するSiの吸
収係数α(T)(1/cm)は、 α(T)=1.49×103×exp(T/430) ・・・(17) でおおよそ記述される。Si中に入射された光が1/e
まで減衰する距離dp (μm)は、 dp(T)=10000/α(T) ・・・(18) となる。ここで、温度が23℃、70℃、150℃の場
合を考えると、式(17)、(18)により dp(23)=10000/α(23)=10000/
2966=3.34(μm) dp(70)=10000/α(70)=10000/
3308=3.02(μm) dp(150)=10000/α(150)=1000
0/3985=2.51(μm) 以上のように、温度を変えたことによる吸収係数の変化
により、光の減衰率が変化し、測定できる結晶欠陥の深
さが変化することが予想される。
ャップ:1.12eV)の鏡面加工面に波長680nm
のレーザ光(約1.8eV)をブリュースタ角(73.
7゜)近傍で入射して、レーザ光の侵入深さ(約3μ
m)程度の表層に存在する結晶欠陥からの散乱光の強度
を測定した。とくに、Siウェーハ温度が23℃と83
℃のときの散乱光強度を測定した。
ータにてウェーハの温度を制御し、熱電対にてウェーハ
の温度を確認した。
欠陥の散乱光強度I23を測定した後、表面から△d(c
m)ほど研磨する。そして再び同一結晶欠陥の散乱光強
度I 23′を測定する。このとき、温度23℃でのSiの
吸収係数α23は次式で表される。
の結果より、α23はおよそ2200cm-1と求められ
た。
I83を測定した後、TEMによりその結晶欠陥の深さd
を求めた。このとき△α(=α83−α23)は次式で表さ
れる。
れらの結果より△αの平均は約705cm-1と求められ
る。本実験では結晶欠陥数2までしか測定できなかった
が、測定数を増やせば、さらに正確な△αを求められる
と期待される。
℃での散乱光強度I83との比I83/I23と前述の△αか
ら、次式で求められる。
出された結晶欠陥の表面からの深さを0と仮定した場合
の散乱光強度I0(前述の寸法因子Aと同じもの)は、
実際の結晶欠陥の大きさの情報を反映していると考えら
れる。この散乱光強度I0は次の式で与えられる。
I83/I23は0.8であり、結晶欠陥の存在深さdは
1.58×10-4cm、この結晶欠陥がウェーハ表面に
存在すると仮定した場合の散乱光強度I0は246と求
められる。この値は、結晶欠陥がSi内部に存在する場
合に問題となる光の減衰に関して補正されているため、
深さの異なる結晶欠陥の大きさ(寸法)を比較する場合
に利用できる。
と83℃での散乱光強度I83との比I83/23=I83/I
23を表3に示す。さらに、本発明方法により算出された
結晶欠陥の表面からの深さを0と仮定した場合の散乱光
強度I0と、表面からの深さdも、表3に示す。
表層の結晶欠陥存在深さの1例を示す図である。ウェー
ハ表面に2μmの厚さのエピ層を形成し、結晶欠陥の深
さを測定したところ、図2に示すように検出された。小
さな矩形の黒印が表面からの結晶欠陥の存在位置を示し
ている。エピ層表面から深さ2μmまでのエピ層には結
晶欠陥の存在が認められなかった。エピ層表面から深さ
2〜8μmの領域にほとんどの結晶欠陥が存在している
ことが認められた。エピ層表面から深さ8〜10μmの
領域に2個の結晶欠陥が存在していることが認められ
た。エピ層表面から深さが12〜14μmでかつウェー
ハ中心からの距離が30000〜60000μmである
領域に1個の結晶欠陥が存在していることが認められ
た。
は、前述のものに限らない。
ャップ:1.12eV)の鏡面加工面に波長680nm
のレーザ光(約1.8eV)をブリュースタ角(73.
7゜)近傍で入射して、レーザ光の侵入深さ(約3μ
m)程度の表層に存在する結晶欠陥からの散乱光強度を
測定した。とくに、Siウェーハ温度が〜23℃と70
℃のときの散乱光強度を測定した。
ータにてウェーハの温度を制御し、放射温度計にてウェ
ーハの温度を確認した。このとき、23℃でのSiの波
長680nmの光の吸収係数α23は2322cm-1で、
70℃での吸収係数α70は2903cm-1であった。
(ただし、ここでのα23、α70は既存の文献から算出し
たが、前述の実験例1のように算出しても良い。正確さ
を期すには、前述の方法で算出するのが良い。)それゆ
え、その差は△α=α70−α23=581cm-1となる。
結晶欠陥の深さdは、23℃での散乱光強度I23と70
℃での散乱光強度I70との比I70/23=I70/I23と前
述の△αから、次式で求められる。
出された結晶欠陥の表面からの深さを0と仮定した場合
の散乱光強度I0(前述の寸法因子Aと同じもの)は、
実際の結晶欠陥の大きさの情報を反映していると考えら
れる。この散乱光強度I0は次の式で与えられる。
I70/23は0.8であり、結晶欠陥の深さdは1.92
×10-4cm、この結晶欠陥がウェーハ表面に存在する
と仮定した場合の散乱光強度I0は244と求められ
る。この値は、欠陥がSi内部に存在する場合に問題と
なる光の減衰に関して補正されているため、深さの異な
る結晶欠陥の大きさ(寸法)を比較する場合に利用でき
る。
と70℃での散乱光強度I70との比I70/23=I70/I
23を表4に示す。さらに、本発明方法により算出された
結晶欠陥の表面からの深さを0と仮定した場合の散乱光
強度I0と、表面からの深さdも、表4に示す。
のに限らない。
定法の実施例を説明する。
に、2つの結晶欠陥サンプルについてTEM観察深さと
散乱光強度を測定した。なお、実際の測定では、TEM
観察深さdTEMの測定は、基準となる結晶欠陥について
1回行えばよく、その結果をもとに個々の測定対象の結
晶欠陥の深さd、相対的寸法因子Aを算出すればよい。
1μm) IRT=350、I70=185(RT=23℃、70は70℃
の意味)と測定されたので、(7)式より、 △α=(−1/2d)・ln(IT/IRT) ・・・・ (19) から、 △α=448.998(cm-1) サンプル(TEM観察深さdTEM=5.3μm) IRT=443、I70=279と測定されたので、(1
9)式より、△α=436.186(cm-1) △α(サンプル)=448.998(cm-1)と、△
α(サンプル)=436.186(cm-1)の平均を
とると、△αの平均=442.592(cm-1)とな
る。
プルとサンプルについて、それぞれ測定散乱光強度
の組(IRT、I70)から(19)式により深さd(散乱
光測定深さd)を求めると、下表のようになり、TEM
観察深さと一致する。
う。(8)式から、 A=IRT/e-2αRTd ・・・・ (20) サンプルについて、(20)式にαRT=2322cm
-1、IRT=350、d TEM=7.1μm=7.1×10
-4cmを代入して、A=9463を求める。
2322cm-1、IRT=443、d TEM=5.3μm=
5.3×10-4cmを代入して、A=5192を求め
る。
体積)、TEM観察深さから算出した推定体積比V/V
=(A/A)0.5=(5192/9643)0.5=
0.741となる。
さdを用いて、相対的寸法因子Aを導入する例を説明す
る。
-1、IRT=350、d=7.2μmより、(20)式か
らA=9913を求める。
-1、IRT=443、d=5.2μmより、(20)式か
らA=4956を求める。
/V=(A/A)0.5= (4956/991
3)0.5=0.707となる。
法因子Aを求めることができる。
2322cm-1、αT=αRT+△α=2764cm-1、
IRT=350、IT=185を代入して、A=9925
を求める。
2322cm-1、αT=αRT+△α=2764cm-1、
IRT=443、IT=279を代入して、A=5010
を求める。
V=(A/A)0.5=(5010/9925)0.5
=0.710となる。
M)=0.5であるから、実測の結晶欠陥深さdTEMを
用いても、散乱光測定深さdを用いても、Aにより、結
晶欠陥寸法の大体の比較が可能であることがわかる。
倍、本発明の実施例では約0.7倍となり、結果に少し
開きがあるが、従来は二つの結晶欠陥のどちらが大きい
かさえわからなかったので、この精度であっても十分に
使用可能である。
ーハでも測定可能である。
ャップ:1.12eV)の鏡面加工面に波長680nm
のレーザ光(約1.8eV)をブリュースタ角(73.
7゜)近傍で入射して、レーザ光の侵入深さ程度の表層
に存在する結晶欠陥からの散乱光の強度を測定した。
れる結晶欠陥の個数の分布がどのように変化するかを予
測した実験例を説明する。なお、この予測は、本発明の
原理を分かり易く説明するために行うものである。
おいて単一波長二温度方式光散乱表層トモグラフィーで
測定し、得られた結晶欠陥の個数の分布(白印)と、そ
の結果から計算により見積られる、それら2つの温度と
は異なる温度(150℃)での結晶欠陥の個数の分布
(黒印)を比較して示した図である。
ィーを使用して、23℃と70℃の2つの温度で実際に
測定を行い、それらの測定値に基づいて、仮に150℃
で測定した場合にどのように結晶欠陥の深さ方向の分布
が変化するかを予測した。その際、式(11)により求
めた吸収係数を用いた。その結果を表5〜表7と図5に
示す。
できる散乱光強度の下限を22として計算してあり、そ
れ未満のデータは除外されている。また、深さは15μ
mまでしか表示していないが、実際のデータは20μm
をこすものもある。
のみが記載されているが、実際には23℃での散乱光強
度も測定されている。これらの70℃と23℃での散乱
光強度の測定値に基づいて、各結晶欠陥の深さ(d)と
そのサイズを反映する値(A)を前掲の(16)式と
(12)式によりそれぞれ求めた。表5〜表7における
「予想される150℃での散乱光強度」は、「70℃で
の散乱光強度の測定値」と「深さd」に基づいて、下記
の式(21)により算出する。(16)式を参照して、
散乱光測定温度が70℃と150℃である場合の深さd
は、 d=ln(I150/I70)/−2(α150−α70) となる。散乱光強度I150を求めると、 I150=I70exp{−2(α150−α70)d} ・・・(21) となる。
5μm以上の深さの結晶欠陥も測定されている。
て、図5を作成した。
を説明する。まず表5〜表7に記載された深さdの値を
小大順に並べ変え、1μm毎に分類した。各分類毎に、
深さdの個数を計算した。各分類毎の深さdの個数を結
晶欠陥の個数(白印)とした。深さの分類法を説明する
と、例えば表5〜表7中、深さ4.0μm超5.0μm
以下の範囲にある結晶欠陥の個数は、図5では結晶欠陥
の深さ5μmのところに示される。なお、深さdが15
μmを超すものは、図示を省略した。
出法を説明する。まず、70℃での散乱光強度の測定結
果から、(21)式を用いて、予想される150℃での
散乱光結果を算出した。得られた結果を表5〜表7の右
端欄に示す。次に、予想される150℃での散乱光強度
が22以上となるものだけを選び出した。選び出した散
乱光強度について、結晶欠陥の個数(白印)を導出する
際に行った方法と同様な方法で結晶欠陥の個数(黒印)
を導出した。図5を参照すると、150℃では深さ10
μmまでの結晶欠陥が予想できることがわかる。
任意の深さまでに存在する結晶欠陥の個数の分布が得ら
れることがわかる。また、測定された散乱光の数を全て
足し合わせれば、任意の深さまでに存在する結晶欠陥の
総個数を求めることができる。
を、ウェーハ断面の模式図を用いて説明する図である。
図中、例えばT1は温度、d1は温度T1において測定可
能な最も深い結晶欠陥の深さ、l1はウェーハ表面l0か
ら深さd1までのウェーハ層、N1は層l1に存在する結
晶欠陥の個数である。また、図中の温度T1、T2、T3
について、T1<T2<T3の関係が成り立つとする。
ウェーハの深いところまで侵入し、高温(T3)であれ
ばレーザ光はウェーハの浅いところまで侵入する。すな
わち、低温(T1)であれば深いところ(d1)まで存在
する結晶欠陥からの散乱光が測定され、高温(T3)で
あれば浅いところ(d3)まで存在する結晶欠陥が測定
される。したがって、ある温度で測定された散乱光の数
は、前記の温度に応じた所定の深さまでに存在する結晶
欠陥の個数に対応する。本発明は、この原理に基づき、
温度を変えてウェーハの散乱光を測定することにより、
ウェーハの所望の深さまで存在する結晶欠陥の個数を求
めるものである。
の温度T2におけるウェーハ表面からの層l1と層l2の
結晶欠陥の個数N1とN2をそれぞれ測定し、それらの差
を求めれば、層l1から層l2を除いた層(l1−l2)に
おける結晶欠陥の個数(N1−N2)を求めることができ
ることが分かる。
は、23℃、70℃、150℃であるが、本発明は、前
述のものに限らない。
を非破壊的に測定できる。約10μmの結晶欠陥の深さ
でも測定できる。
及び装置は、光学系を複雑にする必要がなく、検出感度
やコストの面で有利である。特に、複数のレーザ光源を
設けなくても、半導体表層に存在する結晶欠陥の表面か
らの深さと相対的寸法因子を非破壊的に測定できる。さ
らに、結晶欠陥の実際の大きさ(寸法)についての情報
も非破壊で得ることが可能である。結晶欠陥の実際の大
きさ(寸法)について非破壊で比較することが可能であ
る。
(寸法)を非破壊で比較することができる。
晶欠陥の個数を非破壊的に算出することができる。特
に、ウェーハの温度を変化させれば、レーザ光の侵入深
さを所定の層毎に(たとえば表面から2μm毎)に実質
的に連続的に変えて、各層毎の結晶欠陥の個数を算出で
きる。
で結晶欠陥の個数を求めることができる。
層の結晶欠陥測定装置の概略構成を示す模式図。
陥存在深さの1例を示す図。
陥存在深さを求める原理を説明するため図。
乱光強度の測定を説明する図。
により、二温度で半導体ウェーハ表層の結晶欠陥を測定
した結果と、その結果から予想される前記欠陥の他の温
度での測定結果を比較して示す図。
いて説明する説明図。
Claims (28)
- 【請求項1】 ウェーハの表層に存在する結晶欠陥を非
破壊的に測定する方法において、ウェーハの2以上の温
度における散乱光の強度を測定することによりウェーハ
の表面からの結晶欠陥の深さを測定することを特徴とす
るウェーハの結晶欠陥測定方法。 - 【請求項2】 1種のレーザにより散乱光の強度を測定
することによりウェーハの表面からの結晶欠陥の深さを
測定することを特徴とする、請求項1に記載のウェーハ
の結晶欠陥測定方法。 - 【請求項3】 ウェーハを温度制御装置で2以上の温度
に変えることを特徴とする、請求項1または2に記載の
ウェーハの結晶欠陥測定方法。 - 【請求項4】 ウェーハをヒータで加熱し、かつ、ヒー
タの温度を変えることによりウェーハを2以上の温度に
変えることを特徴とする、請求項1または2に記載のウ
ェーハの結晶欠陥測定方法。 - 【請求項5】 シリコンのバンドギャップよりも大きい
エネルギーのレーザ光をウェーハの表面に斜めから入射
することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に
記載のウェーハの結晶欠陥測定方法。 - 【請求項6】 シリコンのバンドギャップよりも大きい
エネルギーのレーザ光を第1温度(T1)のウェーハ表
面に斜めから入射してウェーハ表面近傍に存在する結晶
欠陥からの散乱光の強度を検出し、第1温度(T1)と
は異なる第2温度(T2)のウェーハ表面に斜めから入
射してウェーハ表面近傍に存在する結晶欠陥からの散乱
光の強度を検出し、第1温度(T1)と第2温度(T2)
における二つの散乱光強度の違いに基づいて、ウェーハ
表面からの結晶欠陥の深さを割り出すことを特徴とする
ウェーハの結晶欠陥測定方法。 - 【請求項7】 ウェーハがシリコンウェーハであること
を特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載のウ
ェーハの結晶欠陥測定方法。 - 【請求項8】 シリコンウェーハをウェーハ載置部に載
置して、シリコンのバンドギャップよりも大きいエネル
ギーのレーザ光をウェーハ表面に斜めから入射し、表面
近傍に存在する結晶欠陥からの散乱光を検出する装置に
おいて、ウェーハ載置部にウェーハ用の温度制御装置を
設けて、ウェーハの2以上の温度における散乱光の強度
を測定する構成にしたことを特徴とするウェーハの結晶
欠陥測定装置。 - 【請求項9】 温度制御装置がウェーハ載置部に載置さ
れているウェーハを加熱するヒータであることを特徴と
する請求項8に記載のウェーハの結晶欠陥測定装置。 - 【請求項10】 ウェーハをヒータで加熱し、2以上の
温度に変える構成にしたことを特徴とする請求項8また
は9に記載のウェーハの結晶欠陥測定装置。 - 【請求項11】 ウェーハがシリコンウェーハであるこ
とを特徴とする、請求項8〜10のいずれか1項に記載
のウェーハの結晶欠陥測定装置。 - 【請求項12】 被測定物の表層に存在する結晶欠陥を
非破壊的に測定する方法において、被測定物の2以上の
温度における散乱光の強度を測定することにより被測定
物の表面からの結晶欠陥の深さを測定することを特徴と
する被測定物の結晶欠陥測定方法。 - 【請求項13】 ウェーハの表層に存在する結晶欠陥を
非破壊的に測定する方法において、ウェーハの2以上の
温度における散乱光強度を測定することによりウェーハ
の表層に存在する結晶欠陥の相対的寸法因子を求めるこ
とを特徴とするウェーハの結晶欠陥測定方法。 - 【請求項14】 複数の相対的寸法因子を求めて結晶欠
陥の寸法を比較することを特徴とする、請求項13に記
載のウェーハの結晶欠陥測定方法。 - 【請求項15】 シリコンのバンドギャップよりも大き
いエネルギーのレーザ光を第1温度(T1)のウェーハ
表面に斜めから入射してウェーハ表面近傍に存在する結
晶欠陥からの散乱光強度を検出し、第1温度(T1)と
は異なる第2温度(T2)のウェーハ表面に斜めから入
射してウェーハ表面近傍に存在する結晶欠陥からの散乱
光強度を検出し、第1温度(T1)と第2温度(T2)に
おける二つの散乱光強度の違いに基づいて、ウェーハ表
層に存在する結晶欠陥の相対的寸法因子を求めることを
特徴とするウェーハの結晶欠陥測定方法。 - 【請求項16】 複数の相対的寸法因子を求めて結晶欠
陥の寸法を比較することを特徴とする、請求項15に記
載のウェーハの結晶欠陥測定方法。 - 【請求項17】 被測定物の表層に存在する結晶欠陥を
非破壊的に測定する方法において、被測定物の2以上の
温度における散乱光強度を測定することにより被測定物
の表面からの結晶欠陥の深さを測定し、しかるのち、相
対的寸法因子を求めることを特徴とする被測定物の結晶
欠陥測定方法。 - 【請求項18】 2以上の結晶欠陥の寸法を比較するこ
とを特徴とする、請求項17に記載のウェーハの結晶欠
陥測定方法。 - 【請求項19】 シリコンウェーハをウェーハ載置部に
載置して、シリコンのバンドギャップよりも大きいエネ
ルギーのレーザ光をウェーハ表面に斜めから入射し、表
面近傍に存在する結晶欠陥からの散乱光を検出する装置
において、ウェーハ載置部にウェーハ用の温度制御装置
を設けて、ウェーハの2以上の温度における散乱光強度
を測定し、それに基いて相対的寸法因子を求める構成に
したことを特徴とするウェーハの結晶欠陥測定装置。 - 【請求項20】 ウェーハの表面にレーザ光を走査し
て、ウェーハの表層に存在する欠陥を非破壊的に測定す
る方法において、ウェーハの複数の温度のうち任意の1
つの温度を選択して、その温度におけるレーザ光の侵入
深さまでのウェーハの散乱光強度を測定することにより
ウェーハの表層の所望の深さまでにおける結晶欠陥の個
数を求めることを特徴とするウェーハの結晶欠陥測定方
法。 - 【請求項21】 2以上の選択温度で散乱光の強度を測
定することによりウェーハの表層の所望の深さ領域にお
ける結晶欠陥の個数を求めることを特徴とする、請求項
20に記載のウェーハの欠陥測定方法。 - 【請求項22】 ウェーハを温度制御装置で温度制御
し、かつ、2以上の温度を選択して、それらの2つの選
択温度で散乱光の強度を測定することによりウェーハの
表層の所望の深さ領域における結晶欠陥の個数を求める
ことを特徴とする、請求項20または21に記載のウェ
ーハの結晶欠陥測定方法。 - 【請求項23】 ウェーハをヒータで加熱し、かつ、ヒ
ータの温度を変えることによりウェーハを2以上の温度
に変えることを特徴とする、請求項22に記載のウェー
ハの結晶欠陥測定方法。 - 【請求項24】 シリコンのバンドギャップよりも大き
いエネルギーのレーザ光をウェーハの表面に斜めから入
射することを特徴とする、請求項20〜23のいずれか
1項に記載のウェーハの結晶欠陥測定方法。 - 【請求項25】 第1温度(T1)とそれよりも高温の
第2温度(T2)におけるウェーハ表面からの第1層と
第2層の結晶欠陥の個数をそれぞれ測定し、それらの差
を出すことにより第1層から第2層を除いた第3層にお
ける結晶欠陥の個数を求めることを特徴とする請求項2
0〜24のいずれか1項に記載のウェーハの結晶欠陥測
定方法。 - 【請求項26】 ウェーハをウェーハ載置部に載置し
て、シリコンのバンドギャップよりも大きいエネルギー
のレーザ光をウェーハ表面に斜めから入射し、表面近傍
に存在する微小酸素析出物からの散乱光を検出する装置
において、ウェーハ載置部にウェーハ用の温度制御装置
を設け、ウェーハの温度を変化させ、かつ、ウェーハの
複数の温度のうち任意の1つの温度を選択してその温度
におけるウェーハの散乱光強度を測定することによりウ
ェーハの表層における結晶欠陥の個数を求める構成にし
たことを特徴とするウェーハの結晶欠陥測定装置。 - 【請求項27】 温度制御装置がウェーハ載置部に載置
されているウェーハを加熱するヒータであることを特徴
とする請求項26に記載のウェーハの結晶欠陥測定装
置。 - 【請求項28】 ウェーハが半導体シリコンウェーハで
あることを特徴とする、請求項26又は27に記載のウ
ェーハの結晶欠陥測定装置。
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