JP2001289795A - 外観検査装置 - Google Patents
外観検査装置Info
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- JP2001289795A JP2001289795A JP2000108077A JP2000108077A JP2001289795A JP 2001289795 A JP2001289795 A JP 2001289795A JP 2000108077 A JP2000108077 A JP 2000108077A JP 2000108077 A JP2000108077 A JP 2000108077A JP 2001289795 A JP2001289795 A JP 2001289795A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】外観検査装置の小型化と低価格化を実現する。
特に、ステージの機構を簡単化する。 【解決手段】本発明の外観検査装置は、被検物が載せら
れ所定の座標位置に移動可能なステージ14と、被検物
の拡大画像を表示する表示手段22とを有する。ステー
ジは、水平面のX軸方向のみに駆動される水平駆動ステ
ージ14Xと、水平面の回転(θ)方向に駆動される回
転駆動ステージ14θとを有する。更に、ステージ上の
被検物を拡大撮像する撮像手段20と、撮像手段が生成
する画像を回転方向に回転して表示手段に画像データを
供給する画像処理手段21と、水平面のX、Y座標を、
X、θ座標に変換し、水平駆動ステージと回転駆動ステ
ージの駆動手段に駆動信号を与える演算手段43,44
とを有する。そして、画像処理手段21は、演算手段4
4からの回転情報に従って画像の回転処理を行う。本発
明によれば、ステージがX軸方向にのみ駆動される水平
駆動ステージと、回転駆動ステージの2つの駆動ステー
ジで構成されるので、ステージが軽量化、小型化するこ
とができる。
特に、ステージの機構を簡単化する。 【解決手段】本発明の外観検査装置は、被検物が載せら
れ所定の座標位置に移動可能なステージ14と、被検物
の拡大画像を表示する表示手段22とを有する。ステー
ジは、水平面のX軸方向のみに駆動される水平駆動ステ
ージ14Xと、水平面の回転(θ)方向に駆動される回
転駆動ステージ14θとを有する。更に、ステージ上の
被検物を拡大撮像する撮像手段20と、撮像手段が生成
する画像を回転方向に回転して表示手段に画像データを
供給する画像処理手段21と、水平面のX、Y座標を、
X、θ座標に変換し、水平駆動ステージと回転駆動ステ
ージの駆動手段に駆動信号を与える演算手段43,44
とを有する。そして、画像処理手段21は、演算手段4
4からの回転情報に従って画像の回転処理を行う。本発
明によれば、ステージがX軸方向にのみ駆動される水平
駆動ステージと、回転駆動ステージの2つの駆動ステー
ジで構成されるので、ステージが軽量化、小型化するこ
とができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハなど
の被検物の外観を検査する外観検査装置に関し、特に、
被検物が載せられるステージを小型化、軽量化した簡易
型の外観検査装置に関する。
の被検物の外観を検査する外観検査装置に関し、特に、
被検物が載せられるステージを小型化、軽量化した簡易
型の外観検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウエハなどの被検物を拡大して外
観検査を行う外観検査装置は、半導体製造ラインにおい
て不可欠な装置になっている。所定のプロセスが行われ
た後で、半導体ウエハの外観を目視検査すると共に、あ
らかじめ決められた領域を拡大して検査することによ
り、不良品のその後のプロセス処理をなくし、コストダ
ウンをはかることができる。
観検査を行う外観検査装置は、半導体製造ラインにおい
て不可欠な装置になっている。所定のプロセスが行われ
た後で、半導体ウエハの外観を目視検査すると共に、あ
らかじめ決められた領域を拡大して検査することによ
り、不良品のその後のプロセス処理をなくし、コストダ
ウンをはかることができる。
【0003】図4は、従来の外観検査装置の概略的な構
成図である。図4の外観検査装置は、被検物であるウエ
ハ10が載せられるステージ17と、その被検物10の
外観を拡大する顕微鏡16と、顕微鏡16に取り付けら
れている撮像カメラ20と、撮像カメラ20がとらえた
画像を表示する表示手段22とを有する。また、ステー
ジに隣接してウエハ搬送手段12が設けられ、この搬送
手段12によりウエハケース11内のウエハ10がステ
ージ17上に搬送される。搬送手段13には、ラフアラ
イメント用の光学系13が設けられ、搬送中のウエハ1
0の周縁を検出して、ウエハの中心がステージ17の中
心に一致するよう搬送手段12が制御される。
成図である。図4の外観検査装置は、被検物であるウエ
ハ10が載せられるステージ17と、その被検物10の
外観を拡大する顕微鏡16と、顕微鏡16に取り付けら
れている撮像カメラ20と、撮像カメラ20がとらえた
画像を表示する表示手段22とを有する。また、ステー
ジに隣接してウエハ搬送手段12が設けられ、この搬送
手段12によりウエハケース11内のウエハ10がステ
ージ17上に搬送される。搬送手段13には、ラフアラ
イメント用の光学系13が設けられ、搬送中のウエハ1
0の周縁を検出して、ウエハの中心がステージ17の中
心に一致するよう搬送手段12が制御される。
【0004】ステージ17は、水平面のX軸方向に駆動
されるXステージと、Y軸方向に駆動されるYステージ
と、水平面の回転方向(θ方向)に駆動されるθステー
ジとを有する。これらのステージは、図示しない制御手
段により駆動される。また、搬送手段もその制御手段に
より駆動される。
されるXステージと、Y軸方向に駆動されるYステージ
と、水平面の回転方向(θ方向)に駆動されるθステー
ジとを有する。これらのステージは、図示しない制御手
段により駆動される。また、搬送手段もその制御手段に
より駆動される。
【0005】ステージ17を構成するX、Yステージ
は、水平面の直交する方向にそれぞれ駆動され、顕微鏡
16や撮像カメラ20の位置に被検物であるウエハ10
の所望のX、Y座標位置を移動させる。一般に被検物表
面の外観検査位置はあらかじめ決められた位置である場
合が多く、図示しない制御手段にX、Y座標情報を与え
ることにより、その位置の拡大画像を表示手段22に表
示することができる。
は、水平面の直交する方向にそれぞれ駆動され、顕微鏡
16や撮像カメラ20の位置に被検物であるウエハ10
の所望のX、Y座標位置を移動させる。一般に被検物表
面の外観検査位置はあらかじめ決められた位置である場
合が多く、図示しない制御手段にX、Y座標情報を与え
ることにより、その位置の拡大画像を表示手段22に表
示することができる。
【0006】また、ステージ17は、θステージを有す
る。ラフアライメントによりアライメントされたウエハ
10は、ウエハ上に形成されたアライメントマークの位
置を検出することで、ステージ座標系に対するウエハ座
標のX、Y方向のずれと回転方向のずれが検出される。
従って、その検出されたずれをなくすために、X、Yス
テージの駆動によりX、Y方向のずれをなくし、θステ
ージの駆動により回転方向のずれが是正される。このフ
ァインアライメントにより、ウエハ10の座標系とステ
ージ17の座標系とが一致する。従って、アライメント
には、回転方向に駆動できるθステージが不可欠といえ
る。
る。ラフアライメントによりアライメントされたウエハ
10は、ウエハ上に形成されたアライメントマークの位
置を検出することで、ステージ座標系に対するウエハ座
標のX、Y方向のずれと回転方向のずれが検出される。
従って、その検出されたずれをなくすために、X、Yス
テージの駆動によりX、Y方向のずれをなくし、θステ
ージの駆動により回転方向のずれが是正される。このフ
ァインアライメントにより、ウエハ10の座標系とステ
ージ17の座標系とが一致する。従って、アライメント
には、回転方向に駆動できるθステージが不可欠といえ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
外観装置は、ステージ17に3つのステージ駆動機構が
必要となり、大型化、重量化、高価格化しているという
課題を有する。更に、半導体ウエハの製造ラインに配置
される外観装置は、駆動系から発生するコンタミネーシ
ョンを極力抑えることが望まれるが、上記の外観装置で
は、コンタミネーションの発生を免れることは困難であ
る。また、コンタミネーションの影響を少なくするため
に、外観装置自体を所定のケースに収納することも考え
られるが、上記の大型化された外観装置では収納ケース
も大型化し、現実的な解決には至っていない。
外観装置は、ステージ17に3つのステージ駆動機構が
必要となり、大型化、重量化、高価格化しているという
課題を有する。更に、半導体ウエハの製造ラインに配置
される外観装置は、駆動系から発生するコンタミネーシ
ョンを極力抑えることが望まれるが、上記の外観装置で
は、コンタミネーションの発生を免れることは困難であ
る。また、コンタミネーションの影響を少なくするため
に、外観装置自体を所定のケースに収納することも考え
られるが、上記の大型化された外観装置では収納ケース
も大型化し、現実的な解決には至っていない。
【0008】そこで、本発明の目的は、小型でコストを
抑えた外観検査装置を提供することにある。特に、被検
物が載せられるステージを小型化することが目的であ
る。
抑えた外観検査装置を提供することにある。特に、被検
物が載せられるステージを小型化することが目的であ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、被検物が載せられ所定の座標位置に移
動可能なステージと、前記被検物の拡大画像を表示する
表示手段とを有する外観検査装置において、前記ステー
ジは、水平面の所定方向のみに駆動される水平駆動ステ
ージと、前記水平面の回転(θ)方向に駆動される回転
駆動ステージとを有し、更に、前記ステージ上の被検物
を拡大撮像する撮像手段と、前記撮像手段が生成する画
像を前記回転方向に回転して前記表示手段に画像データ
を供給する画像処理手段と、前記水平面の前記所定方向
の座標及び前記所定方向と垂直方向の座標を、前記所定
方向の座標及びθ座標に変換し、前記水平駆動ステージ
と回転駆動ステージの駆動手段に駆動信号を与える演算
手段とを有し、前記画像処理手段は、前記演算手段から
の回転情報に従って前記画像の回転処理を行うことを特
徴とする。
めに、本発明は、被検物が載せられ所定の座標位置に移
動可能なステージと、前記被検物の拡大画像を表示する
表示手段とを有する外観検査装置において、前記ステー
ジは、水平面の所定方向のみに駆動される水平駆動ステ
ージと、前記水平面の回転(θ)方向に駆動される回転
駆動ステージとを有し、更に、前記ステージ上の被検物
を拡大撮像する撮像手段と、前記撮像手段が生成する画
像を前記回転方向に回転して前記表示手段に画像データ
を供給する画像処理手段と、前記水平面の前記所定方向
の座標及び前記所定方向と垂直方向の座標を、前記所定
方向の座標及びθ座標に変換し、前記水平駆動ステージ
と回転駆動ステージの駆動手段に駆動信号を与える演算
手段とを有し、前記画像処理手段は、前記演算手段から
の回転情報に従って前記画像の回転処理を行うことを特
徴とする。
【0010】上記発明によれば、ステージがX軸方向に
のみ駆動される水平駆動ステージと、回転駆動ステージ
の2つの駆動ステージで構成されるので、ステージが軽
量化、小型化し、外観検査装置全体を小型化、低価格化
することができる。駆動機構を少なくすることによりコ
ンタミネーションの発生を抑えることができ、かつステ
ージの小型化によりコンタミネーションによる影響をな
くすための外観検査装置のステージを収納するケースを
設置しやすくすることができる。また、従来のステージ
駆動機構の内、回転ステージを残しているので、アライ
メント工程での残留ローテーションをなくするための回
転駆動を利用することができる。
のみ駆動される水平駆動ステージと、回転駆動ステージ
の2つの駆動ステージで構成されるので、ステージが軽
量化、小型化し、外観検査装置全体を小型化、低価格化
することができる。駆動機構を少なくすることによりコ
ンタミネーションの発生を抑えることができ、かつステ
ージの小型化によりコンタミネーションによる影響をな
くすための外観検査装置のステージを収納するケースを
設置しやすくすることができる。また、従来のステージ
駆動機構の内、回転ステージを残しているので、アライ
メント工程での残留ローテーションをなくするための回
転駆動を利用することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形
態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形
態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0012】図1は、本実施の形態例における外観検査
装置の構成図である。図1に示された外観検査装置は、
ステージ14が水平面のX軸方向に駆動されるX駆動ス
テージ14Xと、水平面の回転方向に駆動されるθ駆動
ステージ14θとで構成される。即ち、従来例のYステ
ージは取り外されている。X駆動ステージ14Xの駆動
系であるX軸アクチュエータ40と、回転駆動ステージ
14θの駆動系であるθアクチュエータ41とは、X、
θステージドライバ44からの駆動信号により駆動され
る。
装置の構成図である。図1に示された外観検査装置は、
ステージ14が水平面のX軸方向に駆動されるX駆動ス
テージ14Xと、水平面の回転方向に駆動されるθ駆動
ステージ14θとで構成される。即ち、従来例のYステ
ージは取り外されている。X駆動ステージ14Xの駆動
系であるX軸アクチュエータ40と、回転駆動ステージ
14θの駆動系であるθアクチュエータ41とは、X、
θステージドライバ44からの駆動信号により駆動され
る。
【0013】また、ステージ14上に顕微鏡16を介し
て取り付けられた撮像カメラ20は、画像データS20
を画像処理装置21に供給する。そして、画像処理装置
21は、制御手段43からの回転データに基づいて画像
データS20の回転処理を行い、ウエハ10のX、Y座
標軸を表示モニタ22のX、Y座標軸に整合させた画像
データS21を表示手段のモニタ22に供給する。
て取り付けられた撮像カメラ20は、画像データS20
を画像処理装置21に供給する。そして、画像処理装置
21は、制御手段43からの回転データに基づいて画像
データS20の回転処理を行い、ウエハ10のX、Y座
標軸を表示モニタ22のX、Y座標軸に整合させた画像
データS21を表示手段のモニタ22に供給する。
【0014】更に、コンピュータで構成される制御手段
43は、ウエハ10上の検査位置を示すX、Y座標デー
タを与えられ、そのX、Y座標をステージ14のX、θ
座標に変換する変換演算を行い、変換されたX、θ座標
データをX、θステージドライバ44に与える。この
X、θ座標データに従って、X、θステージドライバ4
4は、対応するθ、X軸アクチュエータ41,40に駆
動信号を与え、ステージ14に載せられたウエハの前記
検査位置のX、Y座標位置を、顕微鏡16の位置に移動
させる。
43は、ウエハ10上の検査位置を示すX、Y座標デー
タを与えられ、そのX、Y座標をステージ14のX、θ
座標に変換する変換演算を行い、変換されたX、θ座標
データをX、θステージドライバ44に与える。この
X、θ座標データに従って、X、θステージドライバ4
4は、対応するθ、X軸アクチュエータ41,40に駆
動信号を与え、ステージ14に載せられたウエハの前記
検査位置のX、Y座標位置を、顕微鏡16の位置に移動
させる。
【0015】同時に制御手段43は、変換演算により求
めたθ座標データを画像処理装置21にも与える。これ
により、画像処理装置21は、ステージ上のウエハの回
転角度を知ることでき、撮像カメラ20により取得され
た画像データS20に対して、θ座標データに従い回転
処理を行うことができる。回転処理された画像は、ウエ
ハ10をX、Y軸方向に平行に配置した場合に得られる
画像と同じになる。従って、モニタ22に表示される画
像は、従来の外観検査装置により得られる画像と全く同
じものになる。
めたθ座標データを画像処理装置21にも与える。これ
により、画像処理装置21は、ステージ上のウエハの回
転角度を知ることでき、撮像カメラ20により取得され
た画像データS20に対して、θ座標データに従い回転
処理を行うことができる。回転処理された画像は、ウエ
ハ10をX、Y軸方向に平行に配置した場合に得られる
画像と同じになる。従って、モニタ22に表示される画
像は、従来の外観検査装置により得られる画像と全く同
じものになる。
【0016】上記の外観検査装置は、ステージがX駆動
ステージとθ駆動ステージとで構成され、水平方向の駆
動はX軸方向のみに限定されている。従って、ステージ
が小型化され、軽量化されている。Y駆動ステージをな
くしたことにより、ステージ上のウエハの移動は、X座
標とθ座標により行わなければならない。そこで、従来
のウエハ上のX、Y座標をステージのX、θ座標に変換
する機能を制御手段43に持たせる。更に、撮像カメラ
20により取得される画像データS20に対して、θ座
標に対応する分のローテーション補正を行う画像処理装
置21を設ける。画像処理装置21は、駆動系を有する
Y駆動ステージに比較して廉価であるので、トータルの
価格も低く抑えることができる。このローテーション補
正の画像処理により、モニタ画面22にはウエハのX、
Y座標と整合した画像が表示される。
ステージとθ駆動ステージとで構成され、水平方向の駆
動はX軸方向のみに限定されている。従って、ステージ
が小型化され、軽量化されている。Y駆動ステージをな
くしたことにより、ステージ上のウエハの移動は、X座
標とθ座標により行わなければならない。そこで、従来
のウエハ上のX、Y座標をステージのX、θ座標に変換
する機能を制御手段43に持たせる。更に、撮像カメラ
20により取得される画像データS20に対して、θ座
標に対応する分のローテーション補正を行う画像処理装
置21を設ける。画像処理装置21は、駆動系を有する
Y駆動ステージに比較して廉価であるので、トータルの
価格も低く抑えることができる。このローテーション補
正の画像処理により、モニタ画面22にはウエハのX、
Y座標と整合した画像が表示される。
【0017】次に、図1の外観検査装置によりウエハ1
0の外観が検査される場合の一連の動作について説明す
る。ウエハケース11内に収納されたウエハ10が、搬
送手段12により取り出され、ステージ14上に置かれ
る。ステージ14には、図示しない真空チャックにより
ウエハ10の裏面がウエハ上面に密着される。この搬送
中に、ラフアライメント光学系13によりウエハの中心
位置と回転ずれが検出され、ステージ14上でウエハの
中心位置がステージの中心位置と整合し、回転ずれがな
くなるように、ラフアライメントされる。このラフアラ
イメントのために、θ駆動ステージ14θとX駆動ステ
ージ14Xとが駆動される。また、上記の搬送手段12
の制御は、制御手段43により行われる。ラフアライメ
ントにより、ウエハ10は顕微鏡16やファイアライメ
ント光学系15の視野内に確実に置かれる。
0の外観が検査される場合の一連の動作について説明す
る。ウエハケース11内に収納されたウエハ10が、搬
送手段12により取り出され、ステージ14上に置かれ
る。ステージ14には、図示しない真空チャックにより
ウエハ10の裏面がウエハ上面に密着される。この搬送
中に、ラフアライメント光学系13によりウエハの中心
位置と回転ずれが検出され、ステージ14上でウエハの
中心位置がステージの中心位置と整合し、回転ずれがな
くなるように、ラフアライメントされる。このラフアラ
イメントのために、θ駆動ステージ14θとX駆動ステ
ージ14Xとが駆動される。また、上記の搬送手段12
の制御は、制御手段43により行われる。ラフアライメ
ントにより、ウエハ10は顕微鏡16やファイアライメ
ント光学系15の視野内に確実に置かれる。
【0018】次に、ステージ14上に置かれたウエハ1
0に対して、ファインアライメント光学系15により、
ファインアライメントが行われる。ファインアライメン
トは、例えば、ウエハ上に形成された少なくとも2つの
アライメントマークの位置を検出することにより、ステ
ージの座標系に対するウエハ10の水平方向のずれと回
転方向のずれ(残留ローテーション)とが検出される。
このずれをなくすように、更にθ駆動ステージ14θと
X駆動ステージ14Xとが駆動される。これにより、ウ
エハ10のX、Y座標は、ステージ14のX、Y座標と
一致する。
0に対して、ファインアライメント光学系15により、
ファインアライメントが行われる。ファインアライメン
トは、例えば、ウエハ上に形成された少なくとも2つの
アライメントマークの位置を検出することにより、ステ
ージの座標系に対するウエハ10の水平方向のずれと回
転方向のずれ(残留ローテーション)とが検出される。
このずれをなくすように、更にθ駆動ステージ14θと
X駆動ステージ14Xとが駆動される。これにより、ウ
エハ10のX、Y座標は、ステージ14のX、Y座標と
一致する。
【0019】次に、検査したいウエハ10上のX、Y座
標が、制御手段(演算手段)43に与えられる。あるい
は、あらかじめ与えられている。制御手段43は、ウエ
ハのX、Y座標をステージのX、θ座標に変換する演算
処理を行い、変換されたX、θ座標データを、X、θス
テージドライバ44に供給する。ステージドライバ44
は、そのX、θ座標データに従って、θ駆動ステージ1
4θとX駆動ステージ14Xに駆動信号を与えて、ステ
ージを駆動させる。その結果、ウエハ10のX、Y軸と
撮像カメラ20のX、Y軸とは回転角θ分だけずれた関
係になる。
標が、制御手段(演算手段)43に与えられる。あるい
は、あらかじめ与えられている。制御手段43は、ウエ
ハのX、Y座標をステージのX、θ座標に変換する演算
処理を行い、変換されたX、θ座標データを、X、θス
テージドライバ44に供給する。ステージドライバ44
は、そのX、θ座標データに従って、θ駆動ステージ1
4θとX駆動ステージ14Xに駆動信号を与えて、ステ
ージを駆動させる。その結果、ウエハ10のX、Y軸と
撮像カメラ20のX、Y軸とは回転角θ分だけずれた関
係になる。
【0020】そこで、画像処理装置21は、制御手段4
3から与えられる回転角θのデータに従って、画像デー
タS20を回転処理し、ウエハのX、Y軸とモニタ画面
のX、Y軸とを整合させた画像データS21をモニタ2
2に与える。その結果、モニタ22に検査位置の拡大画
像が表示される。従って、Y軸ステージを省略しても、
従来と同様に、回転ずれのない拡大画像をモニタ画面2
2から取得することができる。
3から与えられる回転角θのデータに従って、画像デー
タS20を回転処理し、ウエハのX、Y軸とモニタ画面
のX、Y軸とを整合させた画像データS21をモニタ2
2に与える。その結果、モニタ22に検査位置の拡大画
像が表示される。従って、Y軸ステージを省略しても、
従来と同様に、回転ずれのない拡大画像をモニタ画面2
2から取得することができる。
【0021】図2は、ステージ駆動について説明するた
めの図である。被検物であるウエハ10の中心Gに対し
て、今仮に検査点30の画像を取得するとする。ファイ
アライメントによりウエハ10の中心Gはステージの中
心と一致している。そこで、検査点30のX、Y座標か
ら、ステージ座標系のX、θ座標(x1,θ1)が求め
られたとする。ステージドライバ44は、例えば、θ駆
動ステージ14θをθ1だけ駆動させ、更にX駆動ステ
ージ14Xに(x1+dx)駆動させる。ここで、dx
は、図示される通り、θ回転後の検査点位置31のX軸
上の座標と最初の検査点30のX座標値との差である。
上記θ駆動ステージとX駆動ステージの駆動は、同時に
行われても良いし、シーケンシャルに行われても良い。
めの図である。被検物であるウエハ10の中心Gに対し
て、今仮に検査点30の画像を取得するとする。ファイ
アライメントによりウエハ10の中心Gはステージの中
心と一致している。そこで、検査点30のX、Y座標か
ら、ステージ座標系のX、θ座標(x1,θ1)が求め
られたとする。ステージドライバ44は、例えば、θ駆
動ステージ14θをθ1だけ駆動させ、更にX駆動ステ
ージ14Xに(x1+dx)駆動させる。ここで、dx
は、図示される通り、θ回転後の検査点位置31のX軸
上の座標と最初の検査点30のX座標値との差である。
上記θ駆動ステージとX駆動ステージの駆動は、同時に
行われても良いし、シーケンシャルに行われても良い。
【0022】図3は、第2の実施の形態例における外観
検査装置の構成図である。図1の第1の実施の形態例と
同じ構成要素には同じ引用番号を与えている。第2の実
施の形態例における外観検査装置は、ステージ14上
に、ウエハ10上にライン状の照明を与えるライン照明
24とその反射光を検出するラインセンサ23とが対に
なって設けられる。そして、ウエハ10をステージ14
上に載せてラフアライメントとファインアライメントを
行った後に、X軸ステージ14Xのみを駆動させること
で、ウエハ10表面の二次元回折像を簡単に取得するこ
とができる。ラインセンサ23が検出する回折光に対応
する画像データを、X軸ステージの駆動に連動してサン
プリング取得することで、ウエハ表面の二次元回折像を
画像処理装置21により形成して、モニタ画面22に表
示することができる。
検査装置の構成図である。図1の第1の実施の形態例と
同じ構成要素には同じ引用番号を与えている。第2の実
施の形態例における外観検査装置は、ステージ14上
に、ウエハ10上にライン状の照明を与えるライン照明
24とその反射光を検出するラインセンサ23とが対に
なって設けられる。そして、ウエハ10をステージ14
上に載せてラフアライメントとファインアライメントを
行った後に、X軸ステージ14Xのみを駆動させること
で、ウエハ10表面の二次元回折像を簡単に取得するこ
とができる。ラインセンサ23が検出する回折光に対応
する画像データを、X軸ステージの駆動に連動してサン
プリング取得することで、ウエハ表面の二次元回折像を
画像処理装置21により形成して、モニタ画面22に表
示することができる。
【0023】第2の実施の形態例では、ラインセンサ2
3をステージ上に配置するという簡便な構成により、ス
テージのX軸方向の駆動機能を利用して、ウエハ表面の
凹凸状態を二次元回折像により検査することも可能にな
る。むろん、第2の実施の形態例においても、第1の実
施の形態例と同様に、ウエハ表面の任意の位置の拡大画
像をモニタ画面22に表示することができる。
3をステージ上に配置するという簡便な構成により、ス
テージのX軸方向の駆動機能を利用して、ウエハ表面の
凹凸状態を二次元回折像により検査することも可能にな
る。むろん、第2の実施の形態例においても、第1の実
施の形態例と同様に、ウエハ表面の任意の位置の拡大画
像をモニタ画面22に表示することができる。
【0024】以上実施の形態例に示された外観検査装置
は、半導体ウエハに限らず任意の被検物の表面の拡大画
像を表示して、外観検査を行うことができる。そして、
ステージの駆動機構を従来のX、Y、θから、X、θの
2つの減らしているので、小型化、軽量化、低価格化す
ることができる。しかも、θ駆動ステージを有するの
で、アライメント工程でのローテーションを行うことが
でき、被検物のX、Y座標とステージのX、Y座標とを
一致させることができる。
は、半導体ウエハに限らず任意の被検物の表面の拡大画
像を表示して、外観検査を行うことができる。そして、
ステージの駆動機構を従来のX、Y、θから、X、θの
2つの減らしているので、小型化、軽量化、低価格化す
ることができる。しかも、θ駆動ステージを有するの
で、アライメント工程でのローテーションを行うことが
でき、被検物のX、Y座標とステージのX、Y座標とを
一致させることができる。
【0025】水平面のX軸またはY軸方向に駆動するス
テージは、回転方向に駆動するステージに比較して、そ
の駆動機構が複雑である。従って、より駆動機構が簡単
なθ駆動ステージを残すことにより、θ駆動ステージを
なくしてX、Y駆動ステージだけにする場合に比較し
て、ステージ全体の構成を大幅に小型化することがで
き、更に上記アライメントのローテーション駆動機能を
残すことができ、コスト削減、小型化のメリットは大き
い。そして、ステージの小型化により、コンタミネーシ
ョンの影響をなくするためのケースの設置が容易にな
る。それに伴い、被検物を載せるステージをケース内に
収納して、モニタ画面22を検査作業員の部屋に分離し
て設置することができる。従って、ごみの発生を嫌う半
導体製造ラインや液晶表示パネル製造ライン等に設置さ
れる外観検査装置として好適である。
テージは、回転方向に駆動するステージに比較して、そ
の駆動機構が複雑である。従って、より駆動機構が簡単
なθ駆動ステージを残すことにより、θ駆動ステージを
なくしてX、Y駆動ステージだけにする場合に比較し
て、ステージ全体の構成を大幅に小型化することがで
き、更に上記アライメントのローテーション駆動機能を
残すことができ、コスト削減、小型化のメリットは大き
い。そして、ステージの小型化により、コンタミネーシ
ョンの影響をなくするためのケースの設置が容易にな
る。それに伴い、被検物を載せるステージをケース内に
収納して、モニタ画面22を検査作業員の部屋に分離し
て設置することができる。従って、ごみの発生を嫌う半
導体製造ラインや液晶表示パネル製造ライン等に設置さ
れる外観検査装置として好適である。
【0026】
【発明の効果】以上、本発明によれば、ステージが小型
化されかつ低価格の外観検査装置を提供することができ
る。
化されかつ低価格の外観検査装置を提供することができ
る。
【図1】第1の実施の形態例における外観検査装置の構
成図である。
成図である。
【図2】ステージ駆動について説明するための図であ
る。
る。
【図3】第2の実施の形態例における外観検査装置の構
成図である。
成図である。
【図4】従来の外観検査装置の概略的な構成図である。
14 ステージ 14X X駆動ステージ 14θ θ駆動ステージ 20 撮像手段 21 画像処理手段 22 表示手段 23 ラインセンサ 43 制御手段 44 ステージドライバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G051 AA51 AB01 AB07 CA03 CA04 CB01 CB05 DA01 DA07 DA08 ED12 ED15 FA04 4M106 AA01 CA38 DB04 DB07 DB20 DJ04 DJ06 DJ23 DJ32 5B057 AA03 BA12 CA12 CB12 CD03 CD05 CD20 CH01 DA03 DA16 DC08
Claims (2)
- 【請求項1】被検物が載せられ所定の座標位置に移動可
能なステージと、前記被検物の拡大画像を表示する表示
手段とを有する外観検査装置において、 前記ステージは、水平面の所定方向のみに駆動される水
平駆動ステージと、前記水平面の回転(θ)方向に駆動
される回転駆動ステージとを有し、 更に、前記ステージ上の被検物を拡大撮像する撮像手段
と、 前記撮像手段が生成する画像を前記回転方向に回転して
前記表示手段に画像データを供給する画像処理手段と、 前記水平面の前記所定方向の座標及び前記所定方向と垂
直方向の座標を、前記所定方向の座標及びθ座標に変換
し、前記水平駆動ステージと回転駆動ステージの駆動手
段に駆動信号を与える演算手段とを有し、 前記画像処理手段は、前記演算手段からの回転情報に従
って前記画像の回転処理を行うことを特徴とする外観検
査装置。 - 【請求項2】請求項1において、 更に、前記ステージ上に配置されたラインセンサを有す
ることを特徴とする外観検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000108077A JP2001289795A (ja) | 2000-04-10 | 2000-04-10 | 外観検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000108077A JP2001289795A (ja) | 2000-04-10 | 2000-04-10 | 外観検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001289795A true JP2001289795A (ja) | 2001-10-19 |
Family
ID=18620984
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000108077A Pending JP2001289795A (ja) | 2000-04-10 | 2000-04-10 | 外観検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001289795A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007263569A (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-11 | Toppan Printing Co Ltd | 周期構造欠陥測定装置 |
JP2010015791A (ja) * | 2008-07-02 | 2010-01-21 | Horon:Kk | 観察対象物整列方法および観察対象物整列装置 |
-
2000
- 2000-04-10 JP JP2000108077A patent/JP2001289795A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007263569A (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-11 | Toppan Printing Co Ltd | 周期構造欠陥測定装置 |
JP2010015791A (ja) * | 2008-07-02 | 2010-01-21 | Horon:Kk | 観察対象物整列方法および観察対象物整列装置 |
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