JP2001147413A - 液晶表示パネルの検査方法およびその装置 - Google Patents

液晶表示パネルの検査方法およびその装置

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JP2001147413A
JP2001147413A JP32926699A JP32926699A JP2001147413A JP 2001147413 A JP2001147413 A JP 2001147413A JP 32926699 A JP32926699 A JP 32926699A JP 32926699 A JP32926699 A JP 32926699A JP 2001147413 A JP2001147413 A JP 2001147413A
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Tomokazu Nakagawa
智和 中川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正確に液晶表示パネルにおける欠陥絵素の位
置を特定できる、液晶表示装置の検査方法およびその装
置を提供する。 【解決手段】 液晶表示パネルの映像をスクリーンに拡
大表示させることにより、液晶表示パネルにおける欠陥
絵素の概略的な位置を検出する。そして、液晶表示パネ
ルの欠陥絵素付近をCCDカメラによって撮影する。C
CDカメラのモニタ35のほぼ中央には、液晶表示パネ
ルの欠陥絵素30が表示されている。CCDカメラで撮
影された映像は、画像処理装置に送られる。画像処理装
置では、欠陥絵素30付近の輝度値のサンプリングを行
なう。サンプリングの結果、輝度値が予め定められた値
(Bx2またはBy2)を越えた位置に基づいて、欠陥
絵素30の場所が特定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示パネルの
検査方法およびその装置に関し、特に、液晶表示パネル
や液晶表示モジュールの生産工程に含まれる液晶表示パ
ネル点灯検査工程において、液晶表示パネル内の欠陥絵
素の位置をより正確に特定できる、液晶表示パネルの検
査方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、液晶表示装置は、液晶表示パネ
ルに、ドライバを実装させることにより、モジュール化
され、様々な用途に使用される。たとえば、液晶表示装
置を光源ランプや投影レンズ等の光学系と組合せること
により、プロジェクションとして使用することができ
る。
【0003】このような液晶表示装置を出荷する際に
は、点灯不良品の市場への流出を防止するため、通常、
パネル形態、モジュール形態のそれぞれの状態におい
て、点灯検査が実施される。
【0004】この点灯検査では、液晶表示装置の点灯状
態が規定の基準を満たしているか否かが判断され、その
結果、上記の基準を満たしていないものは不合格とされ
て市場への出荷が中止される。
【0005】なお、上記の基準を満たしていないと判断
された液晶表示装置の中でも、液晶表示パネルの中のい
くつかの絵素を修正することによって、上記の基準をク
リアできる場合がある。ただし、このような修正のため
には、液晶表示パネルにおける、欠陥絵素についての正
確な位置データが必要とされる。
【0006】欠陥絵素の位置特定に関しては、例えば、
特開平9−73059号公報、特開平10−39268
号公報に開示された技術をはじめ、さまざまな技術が開
示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
液晶表示パネルの検査装置では、欠陥絵素の位置を、レ
ーザ光線やカーソル等を手動で操作することにより指示
し、特定していた。このため、作業者の作業におけるば
らつきによって、欠陥絵素の位置に誤差が発生する可能
性があった。
【0008】本発明は、かかる実情に鑑み考え出された
ものであり、その目的は、正確に液晶表示パネルにおけ
る欠陥絵素の位置を特定できる、液晶表示装置の検査方
法およびその装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
にかかる液晶表示パネルの検査方法は、前記液晶表示パ
ネルを撮影する撮影工程と、前記撮影された液晶表示パ
ネルの映像を画像処理する画像処理工程と、前記画像処
理工程における画像処理結果に基づいて、前記液晶表示
パネルにおける欠陥絵素の位置を自動的に特定する位置
特定工程とを含むことを特徴とする。
【0010】請求項1に記載の発明によると、液晶表示
パネルにおける欠陥絵素の位置は、画像処理の結果に基
づいて、自動的に特定される。
【0011】これにより、欠陥絵素の位置が、作業員の
手作業で移動されるカーソル等に基づいて決定される場
合よりも、正確に決定される。また、欠陥絵素にカーソ
ル等を合わせる、というような細かい作業を必要とされ
ないため、作業員の負担を軽減できる。
【0012】請求項2に記載の本発明にかかる液晶表示
パネルの検査方法は、請求項1に記載の発明にかかる液
晶表示パネルの検査方法の構成に加えて、前記画像処理
は、前記液晶表示パネルの映像の、輝度値のサンプリン
グであり、前記位置特定工程では、前記輝度値が所定の
値よりも高い位置を、前記欠陥絵素の位置として特定す
ることを特徴とする。
【0013】請求項3に記載の本発明にかかる液晶表示
パネルの検査方法は、請求項1または請求項2に記載の
発明にかかる液晶表示パネルの検査方法の構成に加え
て、前記撮影工程の前に実施され、前記液晶表示パネル
をスクリーンに拡大して表示させ、前記液晶表示パネル
における欠陥絵素に対応する前記スクリーン上の場所を
指示することにより前記液晶表示パネルにおける欠陥絵
素の概略的な座標を特定する概略座標特定工程をさらに
含むことを特徴とする。
【0014】請求項3に記載の発明によると、請求項1
または請求項2に記載の発明による作用に加えて、位置
特定工程に先立って、欠陥絵素の位置を概略的に特定で
きるため、より容易に、欠陥絵素の詳細な位置特定を実
施することができる。
【0015】請求項4に記載の本発明にかかる液晶表示
パネルの検査方法は、請求項3に記載の発明にかかる液
晶表示パネルの検査方法の構成に加えて、前記撮影工程
の前に実施され、前記概略座標特定工程で特定された前
記欠陥絵素の概略的な座標に基づいて、前記撮影工程に
おいて前記液晶表示パネルがその前記欠陥絵素付近のみ
を撮影されるように、前記液晶表示パネルを移動させる
パネル移動工程と、前記パネル移動工程における液晶表
示パネルの移動量を算出する移動量算出工程とをさらに
含み、前記位置特定工程では、前記撮影された液晶表示
パネルの映像の画像処理結果と、前記移動量算出工程に
おいて算出された液晶表示パネルの移動量とにより、前
記液晶表示パネルにおける欠陥絵素の位置が特定される
ことを特徴とする。
【0016】請求項4に記載の発明によると、請求項3
に記載の発明による作用に加えて、撮影工程において、
液晶表示パネルを部分的に撮影すればよいため、撮影す
るための構成要素の小型化を図ることができる。
【0017】請求項5に記載の本発明にかかる液晶表示
パネルの検査方法は、請求項3または請求項4に記載の
発明にかかる液晶表示パネルの検査方法の構成に加え
て、前記概略座標特定工程における前記液晶表示パネル
の前記スクリーンに対する傾きを検出する傾き検出工程
と、前記指示された場所に基づいて特定される前記概略
的な座標に、前記傾き検出工程において検出された傾き
に基づく補正を加える座標補正工程とをさらに含むこと
を特徴とする。
【0018】請求項5に記載の発明によると、請求項3
または請求項4に記載の発明による作用に加えて、液晶
表示パネルの欠陥絵素の概略的な座標を、より正確に、
特定できる。
【0019】請求項6に記載の本発明にかかる液晶表示
パネルの検査装置は、液晶表示パネルの検査装置であっ
て、前記液晶表示パネルを撮影する撮影手段と、前記撮
影手段により撮影された前記液晶表示パネルの映像を、
画像処理するための画像処理手段と、前記画像処理手段
の処理結果に基づいて、前記液晶表示パネルにおける欠
陥絵素の位置を自動的に特定する位置特定手段とを含む
ことを特徴とする。
【0020】請求項6に記載の発明によると、液晶表示
パネルにおける欠陥絵素の位置は、画像処理手段におけ
る画像処理の結果に基づいて、自動的に特定される。
【0021】これにより、欠陥絵素の位置を、作業員の
手作業で移動されるカーソル等に基づいて決定される場
合よりも、正確に決定できる。また、欠陥絵素にカーソ
ル等を合わせる、というような細かい作業を必要とされ
ないため、作業員の負担を軽減できる。
【0022】請求項7に記載の本発明にかかる液晶表示
パネルの検査装置は、請求項6に記載の発明にかかる液
晶表示パネルの検査装置の構成に加えて、前記画像処理
手段は、前記映像の、輝度値のサンプリングを行ない、
前記位置特定手段は、サンプリングの結果、前記輝度値
が所定の値よりも高い位置を、前記液晶表示パネルにお
ける欠陥絵素の位置と特定することを特徴とする。
【0023】請求項8に記載の本発明にかかる液晶表示
パネルの検査装置は、請求項6または請求項7に記載の
発明にかかる液晶表示パネルの検査装置の構成に加え
て、スクリーンと、前記スクリーンに前記液晶表示パネ
ルを拡大投影できるプロジェクタと、前記スクリーンの
任意の位置にレーザ光線を発光する発光手段と、前記発
光手段がレーザ光線を発光した前記スクリーン上の位置
を特定できる発光位置特定手段とをさらに含むことを特
徴とする。
【0024】請求項8に記載の発明によると、請求項6
または請求項7に記載の発明による作用に加えて、レー
ザ光線を、スクリーン上の、液晶表示パネルにおける欠
陥絵素に当てるように発光させれば、発光位置特定手段
により、欠陥絵素の概略位置を容易に特定できる。
【0025】請求項9に記載の本発明にかかる液晶表示
パネルの検査装置は、請求項8に記載の発明にかかる液
晶表示パネルの検査装置の構成に加えて、前記スクリー
ンに対する前記液晶表示パネルの傾きを検出する傾き検
出手段をさらに含むことを特徴とする。
【0026】請求項9に記載の発明によると、請求項8
に記載の発明による作用に加えて、スクリーン上の映像
に基づいて決定された欠陥絵素の概略位置を、より正確
な位置に近いものに特定できる。
【0027】請求項10に記載の本発明にかかる液晶表
示パネルの検査装置は、請求項6〜請求項9のいずれか
1項に記載の発明にかかる液晶表示パネルの検査装置の
構成に加えて、前記液晶表示パネルを移動可能に支持す
る支持手段と、前記液晶表示パネルの前記支持手段によ
る移動量を特定できる移動量特定手段とをさらに含み、
前記位置特定手段は、前記画像処理手段の処理結果と前
記移動量特定手段の特定する移動量とに基づいて、前記
液晶表示パネルにおける欠陥絵素の位置を特定すること
を特徴とする。
【0028】請求項10に記載の発明によると、請求項
6〜請求項9のいずれか1項に記載の発明による作用に
加えて、検査装置において、液晶表示パネルを特定の量
だけ移動させた後、撮影手段により部分的に撮影されて
も、その際の移動量と、画像処理手段の画像処理結果に
基づいて、欠陥絵素の位置が特定される。これにより、
撮影手段が液晶表示パネルを部分的に撮影できればよく
なるため、装置の小型化を図ることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の液晶表示パネル
の検査方法および検査装置について、図面を参照しつつ
説明する。
【0030】図1に、本実施の形態の液晶表示パネル検
査装置を示す。なお、図1(a)は、液晶表示パネル検
査装置の平面図であり、図1(b)は、その正面図であ
る。
【0031】図1を参照して、本実施の形態の検査装置
は、検査対象物である液晶表示パネル1をセットされ
る、治具2を備えている。治具2は、テーブル3上に取
付けられている。テーブル3は、回転軸5を通じて、θ
軸パルスモータ6に接続されており、任意の角度に回転
可能に構成されている。
【0032】治具2,テーブル3,回転軸5およびθ軸
パルスモータ6からなるユニットは、スライドテーブル
7上に配置されている。スライドテーブル7は、直動ガ
イド8を介して、精密XYテーブル9に接続されてい
る。直動ガイド8の近傍には、エアーシリンダ10が配
置されている。そして、エアーシリンダ10の働きによ
り、スライドテーブル7は、直動ガイド8に沿って、往
復運動をすることができる。また、精密XYテーブル9
は、図示せぬパルスモータに接続されており、当該パル
スモータの働きにより、XY方向に、任意の位置に移動
することができる。
【0033】図2に、治具2および液晶表示パネル1の
拡大図を示す。図2を参照して、治具2には、3箇所
に、位置決めピン26が設けられている。また、液晶表
示パネル1には、その周縁部に、上記の位置決めピン2
6に対応する孔(図示略)が形成されている。そして、
当該孔を、位置決めピン26に嵌め込むことにより、液
晶表示パネル1は、治具2上に、位置決めされてセット
される。また、治具2には、金属電極27が設けられて
おり、液晶表示パネル1には、電極28が設けられてい
る。
【0034】拡大レンズ11は、CCDカメラ12に取
付けられており、液晶表示パネル1の表面に焦点距離を
合わせた状態で、固定されている。照明用ライトガイド
13は、CCDカメラ12の照明として、使用される。
なお、照明用ライトガイド13は、液晶表示パネル1に
対して、局部的に、液晶プロジェクション14内のラン
プ15と同等の光量を照射することができる。
【0035】拡大レンズ11は、液晶プロジェクション
14の拡大投影よりも、さらに高倍率で拡大することが
可能である。そして、拡大レンズ11,CCDカメラ1
2および照明用ライトガイド13によって、高倍率顕微
鏡と同じ機能を発揮することができる。
【0036】液晶プロジェクション14には、液晶表示
パネル1を載置されたテーブル3を挿入できるように、
その側面に、開口部16が設けられている。図3に、液
晶表示パネル1が、液晶プロジェクション14内に挿入
された図を示す。
【0037】液晶プロジェクション14から投影された
映像は、スクリーン17に投影される。
【0038】本実施の形態の検査装置は、さらに、スク
リーン17上に投影された画像中の、欠陥絵素の位置
に、レーザ光線を指示される絵素欠陥位置指示装置25
を備えている。
【0039】絵素欠陥位置指示装置25は、レーザ光線
24を発光するレーザ光線発光装置18を備えている。
レーザ光線発光装置18は、パルスモータ19の回転軸
に接続されており、垂直平面で任意の角度だけ回転する
ことができる。また、パルスモータ19は、テーブル2
0に支持されている。そして、テーブル20は、パルス
モータ22の回転軸21に取付けられている。これによ
り、レーザ光線発光装置18は、水平平面でも、任意の
角度だけ回転することができる。
【0040】図4に、本実施の形態の検査装置を制御す
る制御系のブロック図を示す。図4を参照して、制御系
は、信号発生装置32と、パーソナルコンピュータ31
と、モータコントローラ33と、マウス34と、画像処
理装置41を含む。
【0041】信号発生装置32は、液晶プロジェクショ
ン14にセットされた液晶表示パネル1に表示用の信号
を与える。
【0042】パーソナルコンピュータ31は、信号発生
装置32に命令を送る。モータコントローラ33は、パ
ーソナルコンピュータ31からの信号に基づいて、精密
XYテーブル9,パルスモータ6,19および22を駆
動させる。これにより、精密XYテーブル9は、2軸方
向に移動できる。また、治具2は、垂直方向に回転でき
る。そして、レーザ光線発光装置18は、3軸方向に、
姿勢を制御される。
【0043】マウス34は、パーソナルコンピュータ3
1およびモータコントローラ33を介して、パルスモー
タ19および22を駆動させる。つまり、マウス34を
移動させることにより、レーザ光線発光装置18の姿勢
制御用のパルスモータ19および22を駆動することが
できる。
【0044】図5に、絵素欠陥位置指示装置25の斜視
図を示す。具体的には、図4および図5を参照して、マ
ウス34を水平面上で左右に移動させると、パルスモー
タ22によりレーザ光線発光装置18は水平面上で回転
する。これにより、レーザ光線24は、スクリーン17
上で左右に移動する。
【0045】また、マウス34を上下に移動させると、
パルスモータ19が回転することにより、レーザ光線発
光装置18が垂直平面上で回転する。これにより、レー
ザ光線24は、上下に移動する。
【0046】そして、画像処理装置41は、CCDカメ
ラ12から取込んだ映像に対して画像処理を行なう。つ
まり、画像処理装置41は、CCDカメラ12から取込
んだ液晶表示パネル1の絵素画像を、サンプリングし、
座標を算出することができる。
【0047】パーソナルコンピュータ31から信号発生
装置32に命令を送ることにより、信号発生装置32に
接続されている液晶表示パネル1の点灯態様を制御する
ことができる。そして、図6に示すように、液晶表示パ
ネル1の欠陥のある絵素30では、スクリーン17上で
の表示態様が、他の絵素部分とは異なる。
【0048】次に、本実施の形態の検査装置における、
液晶表示パネル1の検査処理の、処理手順を説明する。
【0049】まず、液晶表示パネル1を治具2にセット
し、金属電極27をパネル電極28に接続する。
【0050】次に、治具2を液晶プロジェクション14
の開口部16に挿入するために、パルスモータ6によっ
て、治具2を90°回転させる。
【0051】次に、エアーシリンダ10により、スライ
ドテーブル7を駆動し、液晶表示パネル1を液晶プロジ
ェクション14内に挿入する(図3参照)。これによ
り、スクリーン17に、液晶表示パネル1の映像が、液
晶プロジェクション14内のランプ15からの投影光に
より、拡大投影して、表示できるようになる。
【0052】スクリーン17上で、液晶表示パネル1内
に欠陥絵素が発見された場合、欠陥絵素に、レーザ光線
発光装置18から発光されるレーザ光線24が重なるよ
うに、マウス34を操作する。なお、液晶表示パネル1
内に、複数の欠陥絵素が発見された場合には、レーザ光
線24を重ねる操作を複数回行なう。
【0053】このように、欠陥絵素にレーザ光線24が
重ねられたときの、レーザ光線発光装置18の座標は、
パーソナルコンピュータ31内のメモリにおいて、「ス
クリーン上欠陥絵素座標」として記憶される。
【0054】そして、この「スクリーン上欠陥絵素座
標」に基づいて、液晶表示パネル1における欠陥絵素
(後述する、欠陥のある絵素30)の座標を算出する。
【0055】以下に、液晶表示パネル1上の、欠陥絵素
の座標の算出について説明する。まず、以下の式(1)
および(2)に基づいて、液晶表示パネル1における、
欠陥のある絵素30から一隅の絵素までの概略距離(K
X,KY)が求められる。なお、式(1)および(2)
において、cx,cyは、それぞれ、パーソナルコンピ
ュータ31のメモリに記憶されたスクリーン上欠陥絵素
座標のX座標,Y座標である。また、fx,fyは、パ
ーソナルコンピュータ31のメモリ上の、液晶表示パネ
ル1の座標として記憶できる最大の領域のサイズであ
る。そして、gx,gyは、液晶表示パネル1の、絵素
が設けられている領域のサイズである。
【0056】KX=gx×(cx/fx) …(1) KY=gy×(cy/fy) …(2) このように、欠陥のある絵素30の座標を算出すると、
スライドテーブル7は、図3に示す状態から、治具2を
90°回転されて、図1に示す状態に示した状態に戻さ
れる。
【0057】次に、精密XYテーブル9を使用して、液
晶表示パネル1の左上部分を、拡大レンズ11を介し
て、CCDカメラ12の視野内に写るように移動させ
る。CCDカメラ12に撮影された画像は、モニタ35
に表示される。つまり、この場合、図7(a)に示すよ
うに、モニタ35のほぼ中央には、液晶表示パネル1の
左上隅の映像が表示されている。
【0058】そして、ここでCCDカメラ12に取込ま
れている、液晶表示パネル1の左上隅の映像を、画像処
理装置41を用いて分析し、パネル原点51の座標を算
出する。なお、パネル原点51とは、液晶表示パネル1
の左上隅の絵素を意味する。
【0059】ここで、パネル原点51の座標の算出につ
いて説明する。まず、画像処理装置41に取込んだ映像
の左上隅から、横方向に、サンプリングライン71に沿
って、1ブロック単位ごとに、輝度値のサンプリングを
行なう。このサンプリングの結果を、図7(b)に示
す。なお、図7(b)の横軸は、図7(a)のモニタ3
5における横軸に対応している。そして、予め設定して
おいた輝度の値(Bx1)を越えたサンプリング位置
を、データ「sx1」として、パーソナルコンピュータ
31に記憶させる。
【0060】次に、同じ映像の左上隅から、縦方向に、
サンプリングライン72に沿って、1ブロック単位ごと
に、輝度値のサンプリングを行なう。このサンプリング
の結果を、図7(c)に示す。なお、図7(c)の縦軸
は、図7(a)のモニタ35における縦軸に対応してい
る。そして、予め設定しておいた輝度の値(By1)を
越えたサンプリング位置を、データ「sy1」として、
パーソナルコンピュータ31に記憶させる。
【0061】なお、上記のサンプリングにより得られた
座標(sx1,sy1)は、図7からもわかるように、
パネル原点51の左上隅の位置に対応している。したが
って、パネル原点51の絵素中心の座標(SX1,SY
1)を得るためには、座標(sx1,sy1)に、それ
ぞれ式(3),(4)に示すように、絵素の幅または高
さの半分の座標を足す必要がある。なお、式(3),
(4)において、PX,PYは、それぞれ、絵素の幅方
向または高さ方向の長さに対応している。
【0062】
【数1】
【0063】また、液晶表示パネル1の右上隅の絵素に
ついても、上記と同様のサンプリングにより、sx2,
sy2を得て、さらに計算をすることにより、その絵素
中心の座標(SX2,SY2)を得ることができる。
【0064】そして、得られた座標(SX1,SY1)
および(SX2,SY2)は、パーソナルコンピュータ
31に記憶される。
【0065】なお、座標(SX1,SY1)および(S
X2,SY2)は、画像処理装置41における座標系で
の座標データである。
【0066】ここで、上記のように求められた座標デー
タ(SX1,SY1,SX2,SY2)を、精密XYテ
ーブル9の座標系での座標データ(MX1,MY1,M
X2,MY2)に変換する。具体的には、精密XYテー
ブル9の座標中心とモニタ35の座標中心の差のデータ
を求め、その差データを、座標(SX1,SY1,SX
2,SY2)から減算する。これにより、座標データ
(SX1,SY1,SX2,SY2)が、精密XYテー
ブル9の座標系での座標データ(MX1,MY1,MX
2,MY2)に変換される。このようにして得られた座
標データMX1,MY1,MX2,MY2は、パーソナ
ルコンピュータ31に記憶される。
【0067】上記した座標データMX1,MY1,MX
2,MY2は、精密XYテーブル9の座標系で、拡大レ
ンズ11や画像処理装置41において拡大された映像に
基づいて、得られたものである。ここで、この座標デー
タMX1,MY1,MX2,MY2を、精密XYテーブ
ル9の座標系で、実寸大の液晶表示パネル1の大きさに
基づいて得られる座標データX1,Y1,X2,Y2に
変換する。
【0068】まず、座標データMX1,MY1から、座
標データX1,Y1への変換について説明する。この変
換は、式(5),(6)に従って行なわれる。なお、式
(5),(6)において、ox1,oy1は、sx1,
sy1のデータを得る際の、精密XYテーブル9の原点
位置からのX軸,Y軸の移動量である。また、nは、画
像処理装置41に取込んだ映像の拡大倍率である。
【0069】X1=MX1/n+ox1 …(5) Y1=MY1/n+oy1 …(6) 以上のように、座標データMX1,MY1は、座標デー
タX1,Y1に変換される。また、同様に、座標データ
MX2,MY2も、座標データX2,Y2に変換でき
る。
【0070】ここで、上記の座標データX1,Y1,X
2,Y2を用いた、液晶表示パネル1の、仮想座標に対
する位置関係の導出について、図8を参照しつつ説明す
る。
【0071】図8には、仮想座標の原点39で交わる、
仮想座標のx軸、y軸が、一点破線で描かれている。ま
た、図8には、当該仮想座標上における治具2と液晶表
示パネル1が記載されている。
【0072】なお、図8では、液晶表示パネル1は、仮
想座標および治具2に対して、Aθ の角度だけ反時計回
りに回転した位置で載置されているものとしている。
【0073】また、液晶表示パネル1において、絵素5
1は左上隅のパネル原点であり、絵素52は右上隅のパ
ネル原点である。さらに、絵素51から欠陥のある絵素
30までの、液晶表示パネル1の幅方向の距離をBX、
高さ方向の距離をBYとしている。
【0074】まず、上記のように求めたX1,Y1やX
2,Y2をもとに、仮想座標に対する液晶表示パネル1
の傾きAθ を、下記の式(7)に基づいて求める。
【0075】
【数2】
【0076】上記したように、式(1),(2)に基づ
いて、欠陥のある絵素30の一隅の絵素51に対する概
略座標(KX,KY)が求められた。このKX,KYか
ら、上記のように求められた傾きAθ に基づいて、欠
陥のある絵素30の、精密XYテーブル9上の仮想座標
上の正確な位置を求めることができる。
【0077】なお、上記のKX,KYは、スクリーン1
7上の、液晶表示パネル1の映像に基づいて、求められ
たものである。一方、傾きAθ は、精密XYテーブル
9上の仮想座標に基づいて、CCDカメラ12のモニタ
の画像に基づいて求められたものである。
【0078】そして、ここで、スクリーン17上の映像
に基づいて得られた座標(KX,KY)の、精密XYテ
ーブル9上の仮想座標の原点(後述する原点39)に対
する座標(EX,EY)に変換する。なお、この変換
は、図9に示す説明図を参照しつつ、精密XYテーブル
9上の仮想座標のx軸に対するベクトル(KX,KY)
の角度をLθ として、Aθ とLθ とを用いて行な
う。
【0079】まず、図9には、液晶表示パネル1につい
て、精密XYテーブル9の仮想座標の原点39に左上隅
を合わされた状態(符号91)と、実際に治具2上にセ
ットされ画像処理装置41に認識された状態(符号9
2)と、上記の傾きAθ の修正が加えられた状態(符
号93)とが示されている。ここで、状態93は、状態
92の液晶表示パネルを、左上隅のパネル原点51を中
心に、時計方向にAθ だけ回転されたものに相当する。
また、図9には、スクリーン17上で、絵素欠陥位置指
示装置25により求められた欠陥のある絵素の座標が、
点94で示されている。そして、点94に、液晶表示パ
ネル1の傾きとして、傾きAθ の修正を加えた点を、
点95で示す。つまり、パネル原点51と点95を結ぶ
線と、パネル原点51と点94を結ぶ線のなす角は、A
θ となる。なお、図9では、パネル原点51と点94
を結ぶ線と、パネル原点51から水平方向に延びる線と
のなす角が、Lθ とされている。
【0080】まず、Lθ は、次の式(8)に基づいて
求めることができる。
【0081】
【数3】
【0082】また、パネル原点51から点94までの距
離をLXYとすると、LXYは、次の式(9)に基づい
て求めることができる。
【0083】
【数4】
【0084】そして、仮想座標の原点39から点95ま
での距離を示す座標(DX,DY)は、以下の式(1
0),(11)に基づいて求めることができる。なお、
式(10),(11)において、pX,pYは、それぞ
れ、x軸方向,y軸方向における液晶表示パネル1内の
絵素と絵素の間隔を示している。
【0085】
【数5】
【0086】そして、パネル原点51に対する点95の
座標(EX,EY)は、次の式(12),(13)から
求めることができる。
【0087】EX=(X1−DX) …(12) EY=(X1−DY) …(13) 次に、仮想座標の原点39から点95までの距離を示す
座標(DX,DY)に基づいて、精密XYテーブル9を
移動させ、欠陥のある絵素30を、拡大レンズ11を介
してCCDカメラ12の視野内に入るようにする。図1
0(a)に、この場合のCCDカメラ12のモニタ35
を示す。モニタ35には、欠陥のある絵素30と、その
周辺の絵素が、表示されている。なお、ここでは、欠陥
のある絵素30を、モニタ35の中央付近に表示させる
ことができる。
【0088】そして、モニタ35に表示された範囲にお
いて、画像処理装置41によって、水平方向および垂直
方向の、輝度のサンプリングを行なう。サンプリングラ
イン101に沿った水平方向のサンプリングの結果を図
10(b)に、垂直方向のサンプリングの結果を図10
(c)に示す。ここで、サンプリングが、予め設定され
た所定の輝度値(Bx2,By2)をそれぞれ越えたと
ころが、欠陥のある絵素30の左端または上端であると
考えられる。この座標を(mx2,my2)とする。そ
して、欠陥のある絵素30の中心の座標(GX,GY)
は、これらの座標を用い、式(14),(15)に基づ
いて得ることができる。なお、PX,PYは、液晶表示
パネル1のX方向またはY方向の絵素のサイズである。
得られた座標(GX,GY)は、パーソナルコンピュー
タ31内に記憶される。
【0089】
【数6】
【0090】なお、上記の座標(GX,GY)を、精密
XYテーブル9の座標系データに換算する際には、モニ
タ35の中央からのずれ量データに変換する必要があ
る。このように算出されたずれ量を考慮した座標(H
X,HY)は、パーソナルコンピュータ31に記憶され
る。
【0091】そして、上記の座標(EX,EY)から座
標(HX,HY)を次の式(16),(17)に基づい
て減算することにより、欠陥絵素座標(FX,FY)を
求めることができる。
【0092】FX=EX−(HX/n) …(16) FY=EY−(HY/n) …(17) ここで、座標(HX,HY)は、CCDカメラ12で取
込んだ映像の中心から画像処理装置41でサンプリング
し算出した欠陥のある絵素30の中心の位置を示すもの
である。また、nは、画像処理装置41に取込んだ映像
の拡大倍率である。
【0093】そして、このように得られた座標(FX,
FY)に、さらに、上記した液晶表示パネル1の傾きA
θ を考慮することにより、式(18),(19)に基
づいて、最終的な欠陥のある絵素30の位置座標(B
X,BY)が得られる。
【0094】
【数7】
【0095】以上のように位置座標(BX,BY)が得
られると、液晶表示パネル1は、治具2から取外され、
次の工程に移される。
【0096】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0097】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、液晶表示
パネルを液晶プロジェクションに挿入し、スクリーンに
拡大表示し、マウスを使い小型レーザ光線発光装置を移
動させてスクリーンに投影された液晶表示パネルの欠陥
絵素を指示する。また、スクリーン上の液晶表示パネル
の映像から得られた欠陥絵素の座標(KX,KY)を、
精密XYテーブル上の仮想座標に対する液晶表示パネル
の傾き(Aθ )と精密XYテーブル9上の仮想座標に
おけるベクトル(KX,KY)の角度をLθ とを考慮
して、精密XYテーブル上の座標(EX,EY)に変換
する。そして、このようにして得られた精密XYテーブ
ル上の座標(EX,EY)を、さらに、液晶表示パネル
の原点に対する座標(DX,DY)に変換する。
【0098】そして、さらに、CCDカメラに、上記の
ようにして得られた液晶表示パネルの原点に対する座標
(DX,DY)付近の液晶表示パネルの映像を表示さ
せ、輝度値のサンプリングを行なうことにより、最終的
に、欠陥絵素の位置座標(BX,BY)を算出する。つ
まり、本発明では、欠陥絵素の最終的な座標決定は、輝
度値のサンプリングに基づいて行なわれる。これによ
り、欠陥絵素の座標決定において、作業者の作業ばらつ
きによる、欠陥絵素の座標の算出ミスを回避することが
できる。さらに、作業者の手動作業を減少させたため、
作業時間の短縮を図ることができる。これにより、さら
に正確に、欠陥絵素の座標を算出することができる。
【0099】このような検出装置は、今後予想される液
晶表示パネルの小型化、高精細化に対応できるものと考
えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は、本実施の形態の検査装置の平面図
であり、(b)は、本実施の形態の検査装置の正面図で
ある。
【図2】 図1の液晶表示パネルおよび治具の拡大図で
ある。
【図3】 液晶表示パネルが、液晶プロジェクション内
に挿入された状態を示す図である。
【図4】 図1の検査装置を制御する制御系のブロック
図である。
【図5】 図1の検査装置の絵素欠陥位置指示装置の斜
視図である。
【図6】 スクリーン上における液晶表示パネルの表示
態様の一例を示す図である。
【図7】 (a)は、本実施の形態の検査装置における
CCDカメラの、液晶表示パネルのパネル原点付近を示
すモニタ画面の表示態様の一例を示す図であり、(b)
および(c)は、(a)のモニタ画面における輝度値の
サンプリングデータを示す図である。
【図8】 液晶表示パネルの、精密XYテーブル上の仮
想座標に対する位置関係を説明するための図である。
【図9】 スクリーンの映像に基づいて求められた欠陥
絵素の座標の、精密XYテーブル上の仮想座標上の座標
への変換を説明するための図である。
【図10】 (a)は、本実施の形態の検査装置におけ
るCCDカメラの、液晶表示パネルの欠陥絵素付近を示
すモニタ画面の表示態様の一例を示す図であり、(b)
および(c)は、(a)のモニタ画面における輝度値の
サンプリングデータを示す図である。
【符号の説明】
1 液晶表示パネル、2 治具、6 θ軸パルスモー
タ、7 スライドテーブル、9 精密XYテーブル、1
1 拡大レンズ、12 CCDカメラ、14 液晶プロ
ジェクション、17 スクリーン、18 レーザ光線発
光装置、25 絵素欠陥位置指示装置、30 欠陥のあ
る絵素、31 パーソナルコンピュータ、34 マウ
ス、41 画像処理装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G051 AA90 AB02 AC02 BA01 BA10 CA03 CA04 DA08 EA11 EB01 FA01 FA04 2H088 EA03 EA67 FA11 FA13 FA16 FA17 FA18 FA24 FA30 HA06 HA28 MA04 MA16 5G435 AA17 AA18 BB12 KK05 KK10

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶表示パネルの検査方法であって、 前記液晶表示パネルを撮影する撮影工程と、 前記撮影された液晶表示パネルの映像を画像処理する画
    像処理工程と、 前記画像処理工程における画像処理結果に基づいて、前
    記液晶表示パネルにおける欠陥絵素の位置を自動的に特
    定する位置特定工程とを含む、液晶表示パネルの検査方
    法。
  2. 【請求項2】 前記画像処理は、前記液晶表示パネルの
    映像の、輝度値のサンプリングであり、 前記位置特定工程では、前記輝度値が所定の値よりも高
    い位置を、前記欠陥絵素の位置として特定する、請求項
    1に記載の液晶表示パネルの検査方法。
  3. 【請求項3】 前記撮影工程の前に実施され、前記液晶
    表示パネルの映像をスクリーンに拡大して表示させ、前
    記液晶表示パネルにおける欠陥絵素に対応する前記スク
    リーン上の場所を指示することにより前記液晶表示パネ
    ルにおける欠陥絵素の概略的な座標を特定する概略座標
    特定工程をさらに含む、請求項1または請求項2に記載
    の液晶表示パネルの検査方法。
  4. 【請求項4】 前記撮影工程の前に実施され、前記概略
    座標特定工程で特定された前記欠陥絵素の概略的な座標
    に基づいて、前記撮影工程において前記液晶表示パネル
    がその前記欠陥絵素付近を撮影されるように、前記液晶
    表示パネルを移動させるパネル移動工程と、 前記パネル移動工程における液晶表示パネルの移動量を
    算出する移動量算出工程とをさらに含み、 前記位置特定工程では、前記撮影された液晶表示パネル
    の映像の画像処理結果と、前記移動量算出工程において
    算出された液晶表示パネルの移動量とにより、前記液晶
    表示パネルにおける欠陥絵素の位置が特定される、請求
    項3に記載の液晶表示パネルの検査方法。
  5. 【請求項5】 前記概略座標特定工程における前記液晶
    表示パネルの前記スクリーンに対する傾きを検出する傾
    き検出工程と、 前記指示された場所に基づいて特定される前記概略的な
    座標に、前記傾き検出工程において求められた傾きに基
    づく補正を加える座標補正工程とをさらに含む、請求項
    3または請求項4に記載の液晶表示パネルの検査方法。
  6. 【請求項6】 液晶表示パネルの検査装置であって、 前記液晶表示パネルを撮影する撮影手段と、 前記撮影手段により撮影された前記液晶表示パネルの映
    像を、画像処理するための画像処理手段と、 前記画像処理手段の処理結果に基づいて、前記液晶表示
    パネルにおける欠陥絵素の位置を自動的に特定する位置
    特定手段とを含む、液晶表示パネルの検査装置。
  7. 【請求項7】 前記画像処理手段は、前記映像の、輝度
    値のサンプリングを行ない、 前記位置特定手段は、サンプリングの結果、前記輝度値
    が所定の値よりも高い位置を、前記液晶表示パネルにお
    ける欠陥絵素の位置と特定する、請求項6に記載の液晶
    表示パネルの検査装置。
  8. 【請求項8】 スクリーンと、 前記スクリーンに前記液晶表示パネルを拡大投影できる
    プロジェクタと、 前記スクリーンの任意の位置にレーザ光線を発光する発
    光手段と、 前記発光手段がレーザ光線を発光した前記スクリーン上
    の位置を特定できる発光位置特定手段とをさらに含む、
    請求項6または請求項7に記載の液晶表示パネルの検査
    装置。
  9. 【請求項9】 前記スクリーンに対する前記液晶表示パ
    ネルの傾きを検出する傾き検出手段をさらに含む、請求
    項8に記載の液晶表示パネルの検査装置。
  10. 【請求項10】 前記液晶表示パネルを移動可能に支持
    する支持手段と、 前記液晶表示パネルの前記支持手段による移動量を特定
    できる、移動量特定手段とをさらに含む、請求項6〜請
    求項9のいずれか1項に記載の液晶表示パネルの検査装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100939600B1 (ko) 2008-05-07 2010-02-01 쿠오 순-쿤 제품 품질 검사 시스템 및 그 방법
KR101264718B1 (ko) 2007-04-02 2013-05-16 엘지디스플레이 주식회사 평판표시장치의 표시결함 보상방법 및 장치
CN109696793A (zh) * 2017-10-20 2019-04-30 奇景光电股份有限公司 控制投影机的方法以及电子装置

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