JP2003004666A - X線透視撮影装置 - Google Patents

X線透視撮影装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 X線カメラと試料ステージの所要移動量との
関係を、従来のトラッキング機能における設定操作に比
してより簡単な操作により求めることのできるX線透視
撮影装置を提供する。 【解決手段】 試料Wの透視像を表示器12の画面上に
表示させた状態で、試料ステージ3をX線光軸方向(z
方向)に移動させ、移動前後の試料Wの透視像の大きさ
の比から、試料WとX線源1間の実質距離z′を算出
し、その算出結果z′を用いることにより、て試料ステ
ージ3の所要移動量Δxを、Δx=z′tan θによって
算出することを可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はX線透視撮影装置に
関し、更に詳しくは、X線カメラの傾動機構を備えたX
線透視撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】産業用のX線透視撮影装置においては、
一般に、X線源に対向してイメージインテンシファイア
およびCCDカメラ等からなるX線カメラを配置し、こ
れらの間には、試料を搭載して、X線光軸方向を含む互
いに直交する3軸方向に移動可能な試料ステージが配置
される。
【0003】このようなX線透視撮影装置において、試
料のX線透視方向を変化させるべく、X線カメラをX線
光軸に対して規定軸方向に傾けることのできる、いわゆ
るカメラ傾動機構を備えたものが知られており、その構
成例を図6に示す。この例においては、X線源61にX
線カメラ62を対向配置し、その間に、移動機構65に
よってx,y,z軸方向に移動可能な試料ステージ63
を配置するとともに、X線カメラ62をX線光軸L(z
軸)に対してx軸方向に(x−z平面上で)傾動させる
ためのカメラ傾動機構64を備えており、このカメラ傾
動機構64は、X線源61(X線焦点)を中心とした一
定の半径の円弧上でX線カメラ62を傾動させることが
できるようになっている。
【0004】ここで、以上のようなカメラ傾動機構64
を備えたX線透視撮影装置においては、X線カメラ62
を例えばX線光軸L上に位置させて(傾動角度θ=0)
試料ステージ63上の試料WのX線透視像を得ている状
態から、角度θ1 の位置にまでX線カメラ62を傾動さ
せると、X線カメラ52によるX線透視画面から試料W
の像が外れてしまう。X線カメラ62の傾動後に試料W
のX線透視像を得るためには、試料ステージ63を当初
位置からx軸方向に移動させる必要がある。
【0005】従来、このX線カメラ62の傾動時に、試
料Wの像がX線透視画面から外れないように、X線カメ
ラ62の傾動に合わせて試料ステージ63をx軸方向に
自動的に移動させる、いわゆるトラッキング機能を備え
たX線透視撮影装置が知られている。
【0006】この従来のトラッキング機能においては、
図6の例を用いてその事前の設定操作方法を説明する
と、まず、X線カメラ62の傾動角度θ=0の状態にお
いて、試料WのX線透視像がX線カメラ62によるX線
透視画面の中央に位置するように試料ステージ63を手
動により位置決めし、その位置を記憶させた後に、X線
カメラ52を傾動角度θ=θ1 にまで傾動させ、その状
態で試料ステージ63を再び手動により移動させ、試料
Wの像がX線カメラ62によるX線透視画面の中央に位
置するように位置決めし、その位置を記憶させる。この
ような事前の設定操作により、X線カメラ62の傾動角
度θと試料ステージ63のx方向への所要移動量の関係
を装置が把握することができ、以降、X線カメラ62の
任意の傾動角度において、常にX線カメラ62によるX
線透視画面内に試料Wの透視像が位置するように試料ス
テージ63をトラッキングさせることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
な従来のトラッキング機能においては、その機能を能動
化させるための設定操作として、傾動させる前のX線カ
メラ62の視野中心に試料Wが位置するように試料ステ
ージ63を位置決めした後、X線カメラ62を傾動さ
せ、そのX線カメラ62の視野中心に再び試料Wが位置
するように試料ステージ63を位置決めする必要があ
り、その位置決め操作が容易でないばかりでなく、この
設定操作のためにX線カメラ62と試料ステージ63の
双方を動かす必要があり、手間がかかるという問題があ
る。また、X線カメラ62を傾動させた後にその視野中
心に試料Wを位置させる際、試料Wが完全にX線カメラ
62の視野から外れてしまう場合があったり、あるい
は、試料ステージ63のx−y方向への移動操作にジョ
イスティックが用いられている場合には、試料ステージ
63を誤ってy方向に移動させてしまい、試料を見失う
恐れがあった。
【0008】本発明はこのような実情に鑑みてなされた
もので、X線カメラの傾動角度と試料ステージの所要移
動量との関係を、従来のトラッキング機能における設定
操作に比して、より簡単な操作によって求めることので
きるX線透視撮影装置の提供を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のX線透視撮影装置は、X線源と、そのX線
源に対向配置されたX線カメラと、これらのX線源とX
線カメラの間に配置された試料ステージと、この試料ス
テージをX線光軸方向(z軸方向)を含む互いに直交す
る3軸方向(x,y,z軸方向)に移動させるステージ
移動機構と、上記X線カメラをX線光軸に対して規定軸
方向(x軸方向)に傾けるカメラ傾動機構を備えたX線
透視撮影装置において、上記X線カメラをX線光軸上に
位置させ、かつ、上記試料ステージに試料を載せた状態
で、当該試料ステージをz軸方向に移動させ、その移動
前後の試料のX線透視像の大きさの比から、X線源と試
料との実質距離をz′を算出するとともに、その算出結
果z′を用いて、上記カメラ傾動機構によるX線カメラ
のX線光軸からの傾動角度θとその傾動により試料ステ
ージの上記規定軸方向への所要移動量Δxを Δx=z′tan θ により算出する演算手段を備えていることによって特徴
づけられる(請求項1)。
【0010】ここで、本発明においては、上記演算手段
による演算終了後、上記カメラ傾動機構によりX線カメ
ラを任意角度に傾動させたとき、上記演算手段による演
算結果を用いて、X線カメラの刻々の傾動角度に対応さ
せて上記試料ステージを自動的に上記規定軸方向に移動
させるトラッキング機構を備えた構成(請求項2)を採
用することができる。
【0011】また、本発明においては、上記演算手段に
よる演算終了後、上記のトラッキング機構に代えて、上
記カメラ傾動機構によりX線カメラを任意角度に傾動さ
せたとき、傾動後に指令を与えることによって、上記演
算手段による演算結果を用いて、X線カメラの傾動角度
θに応じた距離pだけ上記試料ステージを上記規定軸方
向に移動させる試料ステージ自動移動機構を備えた構成
(請求項3)を採用することもできる。
【0012】更に、本発明においては、請求項2に記載
のトラッキング機構と、請求項3に記載の試料ステージ
自動移動機構の双方を備え、その各機構のいずれかを選
択的に動作させる選択手段を備えた構成(請求項4)を
採用することも可能である。
【0013】本発明は、X線カメラの傾動と試料ステー
ジの所要移動量との関係を、X線カメラを傾動させるこ
となく、試料ステージのみを移動させるだけで算出でき
ることを見いだしことによってなされたものであり、そ
の原理を以下に示す。
【0014】図2に示すように、X線カメラ2を実線で
示すθ=0の状態でその視野中心に試料Wが位置してい
る状態から、二点鎖線で示すθ=θにまで傾動させたと
き、試料Wを視野中心に位置させるために必要な試料W
の移動量Δxは、 Δx=z′tan θ ・・・・(1) で表される。(1)式においてz′は、試料WとX線源
1(X線焦点、以下同)とのなす実質的な距離であり、
X線源1から試料ステージ3までの距離zとは異なる。
観察するのは試料Wの透視像であるため、観察対象のX
線源1からの実質距離z′を割り出す必要がある。この
実質距離z′は以下に示すように割り出すことができ
る。
【0015】図3に実線で示すように、X線カメラ2の
傾動角度θ=0でX線源1から試料Wまでの実質距離
z′(未知)の状態での試料Wの透視像の大きさをa
(図4(A)参照)とし、その状態から、同図に二点鎖
線で示すように、試料ステージ3をX線光軸方向(z軸
方向)に移動させたとき、試料Wの透視像の大きさがb
(図4(B)参照)になったとする。X線源1からX線
カメラ2までの距離をz0とすると、
【0016】
【数1】
【0017】の関係が成立する。従って、
【0018】
【数2】
【0019】によってz′を求めることができる。な
お、試料Wの透視像の大きさa,bは、画像処理により
簡単に求めることができる。
【0020】このX線源1からの試料Wの実質距離z′
が求まれば、(1)式に基づいてX線カメラ2の任意の
傾動角度θにおいて、その視野内に試料Wの透視像が収
まるために必要な試料ステージ2のx方向への移動量Δ
xを算出することができる。従って、本発明において
は、任意の傾動角度に対する試料ステージの所要移動量
を求めるために操作者が必要な動作は、試料がX線カメ
ラの視野内に収まっている初期状態から、試料ステージ
をX線光軸方向に移動させるだけでよく、試料がX線カ
メラの視野から外れたり見失ったりする可能性は皆無と
なる。
【0021】また、このような請求項1に係る発明の演
算結果を用いることにより、請求項2に係る発明のよう
に、X線カメラの傾動に追随させて試料ステージを移動
させるトラッキング機構を設けるか、あるいは、請求項
3に係る発明のように、傾動後に指令を与えることによ
って自動的に試料ステージを移動させる試料ステージ自
動移動機構を設け、更には、請求項4に係る発明のよう
に、このようなトラッキング機構と自動試料ステージ移
動機構の双方を設けて、選択手段によりいずれかの機構
を選択可能としたX線透視撮影装置に適用することで、
X線カメラの傾動時に試料ステージを自動的に移動させ
るための設定操作が容易なX線透視撮影装置を得ること
ができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について説明する。図1は本発明の実施の形
態の構成図で、機械的構成を表す模式図と電気的構成を
表すブロック図とを併記して示す図である。
【0023】X線源1はそのX線光軸Lが鉛直上方に向
かうように配置され、このX線源1に対向してX線カメ
ラ2が設けられている。また、これらのX線源1とX線
カメラ2の間に、観察対象である試料Wを載せるための
試料ステージ3が配置されている。
【0024】X線カメラ2は、例えばイメージインテン
シファイアとCCDカメラを組み合わせたものであり、
このX線カメラ2はモータ(図示せず)を駆動源とする
傾動機構4によってX線源1(X線焦点)を中心とし
て、X線光軸Lに対する傾動角度θを任意に設定できる
ようになっている。この傾動機構4によるX線カメラ2
の傾動は、鉛直のX線光軸Lの方向をz軸、そのz軸に
直交する水平面上で互いに直交する方向をx,y軸にと
ったとき、この例においてはx軸方向に傾動するよう
に、つまりx−z平面上において、X線源1を中心とし
た円弧状の動作によって行われる。このX線カメラ2の
X線光軸Lに対する傾動角度θは、傾動機構4に設けら
れているエンコーダ4aによって検出される。
【0025】試料ステージ3は、3つのモータ(図示せ
ず)を備えたステージ移動機構5によってx,yおよび
z軸方向に独立的に移動できるようになっている。ま
た、その各軸上での位置についても、ステージ移動機構
5に設けられている各エンコーダ5x,5y,5zによ
って検出される。
【0026】傾動機構4およびステージ移動機構5の各
モータは、制御装置10からそれぞれのドライバ(図示
せず)を介して供給される駆動信号によって駆動制御さ
れ、また、各エンコーダ4a,5x,5y,5zの出力
についても制御装置10に取り込まれる。
【0027】制御装置10はコンピュータとその周辺機
器を主体とするものであって、各種指令を与えるための
キーボード等をはじめとする操作盤11が接続されてい
るとともに、画像処理を含む後述するプログラムがイン
ストールされている。前記したX線カメラ2の各画素出
力は画像取込回路12を介して制御装置10に取り込ま
れ、制御装置10では、この各画素出力に基づいて、試
料WのX線透視像を表示器13に表示する。
【0028】さて、制御装置10にインストールされて
いるプログラムには、X線カメラ2の傾動に追随させて
試料ステージ3をx軸方向に移動させるトラッキング用
プログラムと、X線カメラ2の傾動後に指令を与えるこ
とによって、その傾動角度に応じて試料ステージ3をx
軸方向に移動させるステージ自動移動プログラムの双方
を含んでおり、いずれのプログラムを動作させるかを操
作盤11の操作によって選択できるようになっている。
そして、このいずれのプログラムにおいても、試料ステ
ージ3を移動させるためのデータが必要であり、このデ
ータは、以下に示す共通の設定操作によって自動的に採
取されるようになっている。
【0029】設定操作を行うに当たっては、まず、図3
に実線で示すように、X線カメラ2の傾動角度θ=0と
した状態で、図4(A)に示すように、試料WのX線透
過像がX線カメラ2の視野に対応する表示器13の画面
の中央部に位置して、適当な倍率のもとに表示されるよ
うに試料ステージ3を3次元方向に位置決めする。その
状態で、操作盤11により初期位置である旨の指令を与
える。この指令の付与により、制御装置10はその時点
の試料ステージ3のx,y,z座標を記憶するととも
に、その画像を記憶する。なお、この状態では、試料W
とX線源1との実質距離z′は不明である。
【0030】次に、試料ステージ3を適当量Δzだけ上
昇させた後にその旨を操作盤11から入力する。これに
より、表示器13の画面には、図4(B)に示すよう
に、試料WのX線透視像の撮影倍率が低くなり、その像
の大きさが小さくなる。制御装置10では、その移動前
に取り込んだ画像上における試料像の大きさaと、移動
後の移動後の試料像の大きさbをそれぞれ画像処理によ
って求めるとともに、試料ステージ3の移動量Δzをエ
ンコーダ5zの出力から認識し、初期位置における試料
WとX線源1との実質距離z′を前記した(3)式から
算出して記憶し、試料ステージ3を初期位置に戻して設
定動作を終了する。
【0031】このようにして算出した試料WとX線源と
の実質距離z′を用いることにより、前記した(1)式
からX線カメラ2の傾動角度θに対する試料ステージ3
の所要移動量Δxを算出することができ、以後、トラッ
キング動作用のプログラムを選択すると、傾動機構4に
よるX線カメラ2の傾動に追随して、エンコーダ4aか
らの刻々の傾動角度θの検出結果に応じた試料ステージ
3の所要移動量Δxが算出され、制御装置10からステ
ージ移動機構5にその算出結果に応じた量だけx軸方向
に試料ステージ3を移動させるべく駆動信号が送られ
る。また、試料ステージ自動移動用のプログラムを選択
した場合には、X線カメラ2を任意角度θだけ傾動させ
た後、試料ステージ3の移動指令を操作盤11から与え
ることによって、その角度θに応じた量Δxだけ試料ス
テージ3を自動的に移動させるべく、ステージ移動機構
5に対して駆動信号が送られる。
【0032】ここで、以上のようにX線源1と試料Wと
の実質距離z′を求めることができると、図5に示すよ
うに、そのz′を維持した状態で試料ステージ3をx軸
もしくはy軸方向に既知量mだけ移動させたとき、X線
カメラ2上の像がnだけ動いたとすると、その量nは画
像処理によって把握できるので、倍率α(n/m)か
ら、X線源1とX線カメラ2までの距離z0 、より正確
にはX線焦点からX線カメラ2の結像面までの距離z0
を z0 =αz′ ・・・・(4) として正確に求めることもできる。
【0033】そして、このz0 の算出と併せて、z′を
正確に測定することにより、表示器13の画面上での寸
法と実物の寸法との比が正確に判明するので、正確な撮
影倍率を知ることができ、また、測長機能への適用も可
能となる。
【0034】なお、以上の実施の形態においては、X線
光軸を鉛直方向に沿わせたX線透視撮影装置に本発明を
適用した例を示したが、X線光軸を水平方向に沿わせた
X線透視撮影装置にも本発明を等しく適用し得ることは
勿論であり、また、請求項を含めて、x,y,z軸は便
宜的に用いたものであって、要はX線光軸に対してX線
カメラを規定の軸の向きに傾動できるものであれば本発
明を適用し得ることは言うまでもない。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、試料を
X線カメラの視野内に収めた状態で試料ステージをX線
光軸方向に適宜量移動させることにより、その移動前後
の試料のX線透視像の大きさの変化から、試料とX線源
との実質距離を算出し、その算出結果を用いてX線カメ
ラの傾動時における試料ステージの所要移動量を算出す
るので、従来の傾動トラッキング機能における設定操作
のように、X線カメラの視野内に試料を収めた後に傾動
させ、再びX線カメラの視野内に試料を収める場合に比
して、試料ステージのみを移動させるだけでX線カメラ
を動かす必要がなく、しかも傾動後に試料を視野内に収
める操作が不要となり、設定操作の大幅な簡略化を達成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の構成図で、機械的構成を
表す模式図と電気的構成を表すブロック図とを併記して
示す図である。
【図2】本発明の原理説明図で、X線カメラ2の傾動角
度θと試料ステージ3の所要移動量の関係を表す図であ
る。
【図3】同じく本発明の原理説明図で、本発明における
設定操作時の装置各部材の幾何学的位置関係を表す図で
ある。
【図4】同じく本発明の原理説明図で、図3における試
料ステージ3のΔzの移動前における表示器13上での
試料WのX線透視像を表す模式図(A)と、移動後の試
料WのX線透視像を表す模式図(B)である。
【図5】本発明の応用例の説明図である。
【図6】X線カメラの傾動機構を備えたX線透視撮影装
置の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 X線源 2 X線カメラ 3 試料ステージ 4 傾動機構 4a エンコーダ 5 ステージ移動機構 5x,5y,5z エンコーダ 10 制御装置 11 操作盤 12 画像取込回路 13 表示器 W 試料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G001 AA01 BA11 CA01 DA01 DA02 DA09 GA05 GA08 GA13 HA13 JA06 JA07 JA11 JA20 PA11 PA14

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線源と、そのX線源に対向配置された
    X線カメラと、これらのX線源とX線カメラの間に配置
    された試料ステージと、この試料ステージをX線光軸方
    向(z軸方向)を含む互いに直交する3軸方向(x,
    y,z軸方向)に移動させるステージ移動機構と、上記
    X線カメラをX線光軸に対して規定軸方向(x軸方向)
    に傾けるカメラ傾動機構を備えたX線透視撮影装置にお
    いて、 上記X線カメラをX線光軸上に位置させ、かつ、上記試
    料ステージに試料を載せた状態で、当該試料ステージを
    z軸方向に移動させ、その移動前後の試料のX線透視像
    の大きさの比から、X線源と試料との実質距離をz′を
    算出するとともに、その算出結果z′を用いて、上記カ
    メラ傾動機構によるX線カメラのX線光軸からの傾動角
    度θとその傾動により試料ステージの上記規定軸方向へ
    の所要移動量Δxを Δx=z′tan θ により算出する演算手段を備えていることを特徴とする
    X線透視撮影装置。
  2. 【請求項2】 上記演算手段による演算終了後、上記カ
    メラ傾動機構によりX線カメラを任意角度に傾動させた
    とき、上記演算手段による演算結果を用いて、X線カメ
    ラの刻々の傾動角度に対応させて上記試料ステージを自
    動的に上記規定軸方向に移動させるトラッキング機構を
    備えていることを特徴とする請求項1に記載のX線透視
    撮影装置。
  3. 【請求項3】 上記演算手段による演算終了後、上記カ
    メラ傾動機構によりX線カメラを任意角度に傾動させた
    とき、傾動後に指令を与えることによって、上記演算手
    段による演算結果を用いて、X線カメラの傾動角度θに
    応じた距離pだけ上記試料ステージを上記規定軸方向に
    移動させる試料ステージ自動移動機構を備えていること
    を特徴とする請求項1に記載のX線透視撮影装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のトラッキング機構と、
    請求項3に記載の試料ステージ自動移動機構の双方を備
    え、その各機構のいずれかを選択的に動作させる選択手
    段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のX線
    透視撮影装置。
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