JP2001289632A - 携帯型高度計および高度演算方法 - Google Patents

携帯型高度計および高度演算方法

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JP2001289632A JP2000241336A JP2000241336A JP2001289632A JP 2001289632 A JP2001289632 A JP 2001289632A JP 2000241336 A JP2000241336 A JP 2000241336A JP 2000241336 A JP2000241336 A JP 2000241336A JP 2001289632 A JP2001289632 A JP 2001289632A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の携帯性を維持しつつ、実際の高度変化
の有無を精度よく判別して高精度の高度計測を行うこと
のできる、携帯型高度計を提供する。 【解決手段】 本発明にかかる携帯型高度計において
は、高度変化量を所定の静止閾値および移動閾値と比較
することにより、この高度計が静止状態であるか移動状
態であるかを判定する移動判定部12を備えている。静
止モードが設定されている場合には、変化量が移動閾値
を上回っている場合にのみ移動モードに設定され、移動
モードが設定されている場合には、変化量が静止閾値を
下回っている場合にのみ静止モードに設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定間隔でサンプ
リングした気圧に基づいて高度を測定する高度計に関
し、特に、携帯性の高い携帯型高度計に関する。
【0002】
【従来の技術】このような携帯型高度計は、例えば腕時
計に一体に組み込まれた形で製品化等されており、近年
のアウトドアブームとも相俟ってそのニーズが拡大して
いる。このような従来の携帯型高度計の要部構成のブロ
ック図を図27に示す。この図27に示すように従来の
携帯型高度計には、気圧を計測する圧力センサ100、
当該圧力センサ100からアナログ出力された気圧をデ
ジタル変換するA/D変換部101、圧力センサ100
およびA/D変換部101を制御する測定制御部10
2、A/D変換部101にて変換された気圧に基づいて
高度を演算する圧力/高度演算部103、この圧力/高
度演算部103にて演算された高度のオフセット補正を
行う表示高度演算部104、任意の指示を行うためのス
イッチ105、高度等の表示を行う表示パネル106、
高度計測処理のプログラム等を記憶するROM107、
計測値等を一時的に記憶するRAM108、および、こ
れら各部を制御する制御部109が備えられていた。
【0003】このように構成された従来の携帯型高度計
による高度計測処理のフローチャートを図28に示す。
この図28に示すように、高度計測処理においては、ま
ず圧力センサ100にて気圧が計測されて(ステップS
100)、この気圧に基づいて高度が演算される(ステ
ップS101)。この高度演算は、国際民間航空機構
(ICAO)にて規定されている国際標準大気(IS
A)に従い、下記の式(1)を用いて行われる。 …式(1)
【0004】ただし、この式(1)は、(a)理想気体
の状態方程式が成り立つこと、(b)海抜0m地点にお
いて、気圧は1013.25hPa、温度は15度であ
ること、(c)1000mの上昇で温度は6.5度下が
ること、という条件下において成り立つものである。こ
れに対して、実際には、(d)大気は理想気体ではない
こと、(e)大気圧は常に変動しているため、海抜0m
での大気圧は1013.25hPaに固定されないこ
と、(f)気圧測定システムに測定誤差があること、等
の理由によって誤差が生じることになる。
【0005】このような誤差を解消するため、上式に従
って演算された高度(以下、理想気体高度)に対してオ
フセット値を付加する演算が表示高度演算部104にて
行われ、最終的に表示される高度(以下、表示高度)が
決定されて(ステップS102)、本処理が終了する
(ステップS103)。このように決定された表示高度
は、表示パネル106にて表示される。ここで、上述の
オフセット値とは、上記の誤差を加算したものであり、
ユーザが現在の高度を入力することによって求められる
補正値である。この関係を次の式(2)に示す。 表示高度(m)=オフセット値(m)+理想気体高度(m)…式(2)
【0006】しかしながら、現在高度をユーザに逐一入
力させることは当然に好ましくないため、オフセットを
行うことなく、正確な高度を計測することが求められて
いた。そこで、従来においても、実際の高度変化の有無
を識別することによって、このような問題を解消するた
めの高度計が提案されていた。
【0007】例えば、高度計の移動の有無を検知するた
めに振動センサや位置センサを設け、これらセンサにて
高度計の移動が検出されていない場合(高度計が移動し
ていない場合)には、気圧変化を無視して表示高度を一
定に維持すること等が提案されていた(特開平8−28
5582、特開平8−261755参照)。あるいは、
単位時間当りの高度の変化量を求め、この高度変化量を
所定の基準変化量と比較し、高度変化量が基準変化量を
上回っている場合にのみ高度変化があったものと判断す
ることが提案されていた(特開平6−137976、特
表平6−501553参照。なお、これら参照例は、目
的等において本願と異なる)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
ように移動検出を行う場合には、新たにセンサ等を付加
する必要があるため、その分だけ高度計の製造コストが
上昇すると共に、装置全体が大型化してしまうという問
題が生じる。このことは、特に装置を小型化することが
求められる携帯型高度計においては、大きな問題とな
る。
【0009】また、後者のように高度変化量を基準変化
量と比較する場合においては、基準変化量が単に1つの
み設定されていたために、実際の高度変化に対応しない
場合があった。すなわち、この方法では、基準変化量を
上回った場合には直ちに実際の高度変化があったものと
判断され、基準変化量を下回った場合には直ちに実際の
高度変化がなかったものと判断されていたが、実際に
は、基準変化量を上回った場合であっても実際の高度変
化がなかったり、逆に、基準変化量を下回った場合であ
っても実際の高度変化があるような中間的な状況が存在
するため、このような状況を的確に判定することができ
ない結果、計測誤差を解消することができない。
【0010】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、装置の携帯性を維持しつつ、実際の高度変化の有無
を精度よく判別して高精度の高度計測を行うことのでき
る、携帯型高度計を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の一実施
形態にかかる携帯型高度計の要部構成のブロック図であ
る。この図1において、本携帯型高度計は、従来とほぼ
同様の基本構成に加えて、高度変化量を所定の静止閾値
20および移動閾値30と比較することにより、この高
度計が静止状態であるか移動状態であるかを判定する移
動判定部12を備えている。
【0012】本発明は、圧力を測定する圧力センサと、
前記圧力センサで測定した圧力から高度を演算する圧力
/高度演算部と、前記圧力/高度演算部で算出した前記
高度と前記高度が算出される前の別な高度との高度差を
演算する高度変化量演算部と、前記高度変化量演算部で
演算された前記高度差から静止しているか否かを判断す
る第1判定部と前記高度変化量演算部で演算された前記
高度差から移動しているか否かを判断する第2判定部と
からなる移動判定部とを有する携帯型高度計である。
【0013】これにより、移動しているかあるいは静止
しているかの判断を新たなセンサ等を用いることなく、
判断することができ、測定精度も向上できる。
【0014】本発明は、移動判定部が移動モードにおけ
る継続時間又は継続回数を計測する移動時間計測部を有
する携帯型高度計である。
【0015】これにより、移動している状態を計測する
ことができ、移動状態をより正確に判断することがで
き、測定精度を向上することができる。
【0016】本発明は、静止モードにおける気圧の変化
を演算する気圧傾向演算部を有する携帯型高度計であ
る。
【0017】これにより、静止モードにおける気圧の変
化を知ることにより、高度の変化が気圧の変動による変
化であるか、移動による変化であるかをより正確に判断
することができ、測定精度を向上することができる。
【0018】本発明は、圧力を測定する圧力センサと、
前記圧力センサで測定した圧力から高度を演算する圧力
/高度演算部と、前記圧力/高度演算部で算出した前記
高度と前記高度が算出される前の別な高度との高度差を
演算する高度変化量演算部と、前記高度変化量演算部で
演算された前記高度差から移動しているか否かを判断す
る判定部と移動モードにおける継続時間又は継続回数を
計測する移動時間計測部からなる移動判定部とを有する
携帯型高度計である。
【0019】これにより、移動している状態を計測する
ことができ、移動状態をより正確に判断することがで
き、測定精度を向上することができる。
【0020】本発明は、圧力を測定する圧力センサと、
前記圧力センサで測定した圧力から高度を演算する圧力
/高度演算部と、前記圧力/高度演算部で算出した前記
高度と前記高度が算出される前の別な高度との高度差を
演算する高度変化量演算部と、前記高度変化量演算部で
演算された前記高度差から移動しているか否かを判断す
る判定部と移動モードにおける継続時間又は継続回数を
計測する移動時間計測部と静止モードにおける気圧の変
化を演算する気圧傾向演算部とからなる移動判定部とを
有する携帯型高度計である。
【0021】これにより、静止モードの気圧の変化と高
度差を組み合わせることで、静止閾値を設けることな
く、精度の良い測定をすることができる。
【0022】なお、本発明の携帯型高度計は、実際の高
度変化に伴って変化する気圧から,大気圧変動にともな
う気圧の影響を取り除いた気圧に基づいて高度を演算
し、演算された高度と時間との関係に基づいて時間−高
度のグラフを作成して表示させる制御部を設けてもよ
い。また、実際の高度変化に伴って変化する気圧から,
大気圧変動にともなう気圧の影響を取り除いた気圧に基
づいて高度を演算し、演算された高度を積算し、得た積
算高度と時間との関係に基づいて時間−積算高度のグラ
フを作成して表示させる制御部を設けてもよい。さら
に、実際の高度変化に伴って変化する気圧から,大気圧
変動にともなう気圧の影響を取り除いた気圧に基づいて
高度を演算し、演算された高度から上昇・下降率を算出
して得た上昇・下降率の値と時間との関係に基づいて上
昇・下降率のグラフを作成して表示させる制御部を設け
てもよい。
【0023】本発明は、所定間隔でサンプリングした気
圧に基づいて高度を測定する携帯型高度計であって、気
圧または高度の所定時間当りの変化量に対する閾値とし
て、静止閾値と移動閾値とが相互に間隔を隔てて予め設
定され、過去の計測によって高度計が静止状態にあると
判定されている場合において、新規に得られた前記変化
量の絶対値が前記静止閾値と前記移動閾値との中間範囲
に該当する場合または前記静止閾値を下回る場合には前
記高度計が静止状態を維持していると判定すると共に、
前記変化量の絶対値が前記移動閾値を上回る場合には前
記高度計が移動状態に移行したと判定し、かつ、過去の
計測によって前記高度計が移動状態にあると判定されて
いる場合において、新規に得られた前記変化量が前記中
間範囲に該当する場合または前記移動閾値を上回る場合
には前記高度計が移動状態を維持していると判定すると
共に、前記変化量の絶対値が前記静止閾値を下回る場合
には前記高度計が静止状態に移行したと判定する移動判
定工程と、前記移動判定工程の判定結果に基づいて、現
在の高度を決定する高度演算方法である。この移動判定
部12においては、高度計が静止モードにある時、新規
の変化量が静止閾値20と移動閾値30との中間範囲に
該当する場合または静止閾値20を下回る場合には当該
高度計が静止状態を維持していると判定すると共に、こ
の変化量が移動閾値30を上回る場合には当該高度計が
移動状態に移行したと判定する。また、高度計が移動モ
ードにある時、新規の変化量が中間範囲に該当する場合
または移動閾値30を上回る場合には当該高度計が移動
状態を維持していると判定すると共に、この変化量が静
止閾値20を下回る場合には当該高度計が静止状態に移
行したと判定する。そして、この判定結果に基づいて、
現在の高度が決定される。すなわち、静止状態であると
判定された場合には、現在の高度の更新は行われずにそ
のまま維持され、移動状態であると判定された場合に
は、表示高度演算部5によって現在の高度が新規な高度
に更新される。
【0024】このような処理によれば、本高度計が静止
または移動のいずれか不定な状態にある場合には、それ
までの状態を考慮して判定を行うことによって一層正確
な判定を行うことができるため、実際の高度変化の有無
を精度よく判別して高精度の高度計測を行うことができ
る。また、このような処理によって高度計の移動の有無
を判定することができ、振動センサや位置センサ等の新
たなセンサを設ける必要がないので、装置が大型になる
ことを防止することができ、携帯に適した小型の高度計
を構成することができる。
【0025】本発明は、前記移動判定工程は、過去の計
測によって前記高度計が移動状態にあると判定されてい
る場合において、新規に得られた前記変化量が所定値以
上継続して前記中間範囲に該当している場合には前記高
度計が静止状態に移行したと判定する高度演算方法。
【0026】本発明は、所定間隔でサンプリングした気
圧に基づいて高度を測定する携帯型高度計であって、気
圧または高度の所定時間当りの変化量に対する閾値とし
て、移動閾値が予め設定され、過去の計測によって前記
高度計が静止状態にあると判定されている場合におい
て、新規に得られた前記変化量の絶対値が前記移動閾値
を下回る場合には前記高度計が静止状態を維持している
と判定すると共に、前記変化量が前記移動閾値を上回る
場合には前記高度計が移動状態に移行したと判定し、か
つ、過去の計測によって前記高度計が移動状態にあると
判定されている場合において、新規に得られた変化量が
前記移動閾値を上回る場合には前記高度計が移動状態を
維持していると判定すると共に、前記変化量の絶対値が
前記移動閾値を下回る状態が所定値以上継続した場合に
は前記高度計が静止状態に移行したと判定する移動判定
工程と、前記移動判定工程の判定結果に基づいて、現在
の高度を決定する高度演算方法である。
【0027】また、移動判定部12による判定の他の形
態として、移動閾値30のみを設定すると共に、上述の
ように中間範囲の継続時間を考慮した判定を行うように
してもよい。すなわち、移動モード時において、新規に
得られた変化量が移動閾値30を下回る状態が所定値以
上継続した場合には、高度計が静止状態に移行したと判
定する。
【0028】このような処理によれば、上述と同様に、
高度の精度を向上させることができる。特に、静止閾値
20の設定や、静止閾値20に対する変化量の大小の判
断を行う必要がないので、演算負荷を軽減することがで
きる。
【0029】本発明は、前記高度計が静止状態にあると
判定されている場合に得られた気圧の変化量に対し、所
定の統計処理を行うことによって、気圧の変化量の傾向
を示す傾向値を求める傾向演算工程と、前記移動判定工
程の判定結果と前記傾向演算工程にて求められた前記傾
向値とに基づいて、現在の高度を決定する高度演算方法
である。
【0030】ここで、上記の処理によって移動モードが
一旦設定された場合において、気圧や高度の変化量が中
間範囲に長時間継続して該当している場合には、実際に
は高度計が静止している可能性が高い。そこで、この変
化量が所定値以上継続して中間範囲に該当している場合
には、当該高度計が静止状態に移行したと判定し、モー
ドを静止モードに変更するようにしてもよい。
【0031】このような処理によれば、移動モードに設
定されている時に、変化量が、静止閾値20にまでは到
達しないものの中間範囲に連続して位置している場合に
は、本高度計が静止状態にあると判断して、表示高度を
更新することができる。したがって、上記の基本的効果
に加えて、さらに高度の精度を向上させることができ
る。
【0032】さらに、上述の処理に加えて、静止モード
における気圧変化の傾向を考慮した補正を行ってもよ
い。すなわち、高度計が静止モードにある時に得られた
気圧の変化量に基づいて、気圧の変化量の傾向を示す傾
向値を求め、この傾向値に基づいて現在の高度を決定し
てもよい。
【0033】このような処理によれば、静止モードにお
ける気圧変化の傾向を考慮して、表示高度を補正するこ
とができるので、一層高精度の高度計測を行うことがで
きる。
【0034】なお、本発明の高度演算方法には、実際の
高度変化に伴って変化する気圧から,大気圧変動にとも
なう気圧の影響を取り除いた気圧に基づいて演算する演
算工程と、演算された高度を所定の時間毎に取得して記
録していく高度記録工程と、記録した高度と時間との関
係に基づいて時間−高度のグラフを作成するグラフ作成
工程とを含んでもよい。また、実際の高度変化に伴って
変化する気圧から,大気圧変動にともなう気圧の影響を
取り除いた気圧に基づいて演算する演算工程と、演算さ
れた高度を所定の時間毎に取得して記録していく高度記
録工程と、記録した高度を積算して記録する積算工程
と、積算して得た積算値と時間との関係に基づいて時間
−積算値のグラフを作成するグラフ作成工程とを含んで
もよい。さらに、実際の高度変化に伴って変化する気圧
から,大気圧変動にともなう気圧の影響を取り除いた気
圧に基づいて演算する演算工程と、演算された高度を所
定の時間毎に取得して記録していく高度記録工程と、記
録した高度から上昇・下降率を算出して記録する上昇・
下降率算出工程と、算出して得た上昇・下降率の値と時
間との関係に基づいて上昇・下降率のグラフを作成する
グラフ作成工程とを含んでもよい。
【0035】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかる携帯型高
度計の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。な
お、この実施の形態によりこの発明が限定されるもので
はない。
【0036】(実施の形態1)図1には実施の形態1に
かかる携帯型高度計の要部構成のブロック図を示す。本
実施の形態は概略的に、高度変化量に対する閾値とし
て、静止閾値20と移動閾値30の2つの閾値を設定し
て高度演算を行う携帯型高度計にかかるものである。な
お、この携帯型高度計は、その他の任意の構成要素、例
えば、時計機能を達成するための計時手段や、携帯性を
高めるためリストバンド等を備えることができるが、図
1には主として高度測定に関する構成要素のみを示す。
【0037】図1において本実施の形態にかかる携帯型
高度計(以下、本高度計)は、圧力センサ1、A/D変
換部2、測定制御部3、圧力/高度演算部4、表示高度
演算部5、スイッチ6、表示パネル7、ROM8、RA
M9、および、制御部10を備えている。これら各構成
要素は、特記する場合を除いて、図27に示した従来の
各構成要素と同様の機能を有する。すなわち概略的に
は、圧力センサ1にて計測された気圧がA/D変換部2
にてデジタル変換され、圧力/高度演算部4にて上述の
式(1)に従って高度が演算され、この高度が表示高度
演算部5にて補正される。また、圧力センサ1およびA
/D変換部2は測定制御部3にて制御され、スイッチ6
には任意の指示が行われ、表示パネル7にて表示高度等
が表示される。また、ROM8には高度計測処理のプロ
グラム等が記憶され、RAM9には計測値等が一時的に
記憶される。
【0038】ここで、本高度計は、高度変化量演算部1
1と移動判定部12を備えて構成されており、これらを
用いて表示高度演算部5による表示高度の補正が行われ
る点において従来と異なる。
【0039】このうち、高度変化量演算部11は、理想
気体高度が演算される毎に、この理想気体高度と、前回
演算された理想気体高度との差異(以下、高度変化量)
を求める手段である。
【0040】また、移動判定部12は、本高度計の移動
の有無を判定するための移動判定手段である。この移動
判定部12における判定は、従来のように振動センサや
位置センサを用いることなく、高度変化量を静止閾値2
0および移動閾値30と比較すること等によって行われ
る(この判定の具体的内容については後述する)。
【0041】この所定の閾値としては、上述のように静
止閾値20と移動閾値30の2つの閾値が設定される。
図3は、時間(横軸)と、高度変化量(縦軸)との関係
を示すグラフである。まず、静止閾値20は、本高度計
が同一高度に位置している状態(静止状態)にある可能
性が高い範囲を規定するための基準値である。例えば、
図3において静止閾値20は、高度変化量=0を中心と
してプラス側21とマイナス側22に対称的に2つ設定
されている。また、移動閾値30は、本高度計が同一高
度に位置していない状態(移動状態)にある可能性が高
い範囲を規定するための基準値であって、静止閾値20
よりも絶対値として大きな値に設定される範囲である。
例えば、図3において移動閾値30は、静止閾値20に
対して、プラス側の位置31と、マイナス側32の位置
にそれぞれ設定されている。
【0042】ここで、移動閾値30は、静止閾値20に
対して隣接することなく一定の間隔を隔てるように設定
されており、これら静止閾値20と移動閾値30との相
互間隔が中間範囲として設定される。この中間範囲は、
本高度計が静止状態にある可能性と移動状態にある可能
性との両方を有する範囲であり、この意味において不定
的な状態を意味する。図3においては、上述のように静
止閾値20のプラス側とマイナス側にそれぞれ移動閾値
30を設定しているので、中間範囲についても、静止閾
値20のプラス側とマイナス側にそれぞれ設定されてい
る。ただし、この中間範囲については、静止閾値20と
移動閾値30が設定されることによって一義的に決定す
ることができるので、特に明示的な設定を行う必要はな
い。
【0043】これら各閾値の具体的な値は、実験によっ
て、または、大気圧変動等が理想気体高度に与える影響
等を考慮した理論計算によって、あるいは、その他の任
意の方法によって決定することができる。このように決
定される閾値は、予めROM8に記憶されており、必要
に応じて参照される。
【0044】これら各閾値を用いた判定を行うため、移
動判定部12には第1判定部13と第2判定部14とが
備えられている。このうち第1判定部13は、高度変化
量と静止閾値20との大小関係を比較するものである。
また、第2判定部14は、高度変化量と移動閾値30と
の大小関係を比較するものである。これら各判定部の具
体的な判定内容については、後述する。
【0045】なお、このような本高度計の構成要素のう
ち、測定制御部3、圧力/高度演算部4、高度変化量演
算部11、移動判定部12、表示高度演算部5、およ
び、制御部10については、その全部または任意の一部
を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログ
ラムにて構成することができ、あるいは、ワイヤードロ
ジックにて構成することも可能である。また、ROM8
に代えて任意の不揮発的記憶手段を用いることもでき、
RAM9に代えて任意の書き換え可能な記憶手段を用い
ることもできる。
【0046】次に、このように構成された本高度計によ
る高度計測処理について説明する。この高度計測処理
は、現在の表示高度を維持または更新するための処理で
あり、図示しない計時手段にて計時された所定時間毎
(例えば5分毎)に、あるいは、任意のタイミングでス
イッチ6を介して更新指示が入力された時に所定回数
(一般には1回)行われる。この処理においては、本高
度計が静止状態と考えられるか、移動状態と考えられる
かに応じて、静止モードまたは移動モードのいずれかの
モード設定が行われる。そして、移動モードに設定され
た場合にのみ表示高度が更新され、静止モードに設定さ
れた場合には現在の表示高度がそのまま維持される。
【0047】この処理の内容についてさらに具体的に説
明する。図2には、この高度計測処理のフローチャート
を示す。この処理において、処理が開始されると(ステ
ップS1)、まず圧力センサ1にて気圧が計測される
(ステップS2)。計測された気圧は、アナログ信号と
してA/D変換部2に出力され、このA/D変換部2に
よってデジタル信号に変換される。そして、このデジタ
ル信号としての気圧が圧力/高度演算部4に出力され、
上述の式(1)に基づいて、理想大気高度が演算される
(ステップS4)。このように求められた理想気体高度
は、変数ALTINEWに代入され、RAM9にて保持される
(同じくステップS4)。なお、この代入に先立って、
前回の高度計測処理にて変数ALTINEWに代入された値
は、変数ALTIOLDに退避のために代入され、RAM9に
て保持される(ステップS3)。
【0048】ステップS4の後、高度変化量演算部11
によって、変数ALTINEWから変数ALTIOLDを減算すること
によって高度変化量が算出され、これが変数DIFに代入
されてRAM9にて保持される(ステップS5)。な
お、このような各変数の使用方法はあくまで一例であ
り、新規に演算された理想気体高度と、前回演算された
理想気体高度との差異を求め得る他の任意の方法を採用
することができる。
【0049】次いで、第1判定部13による判定が行わ
れる。この判定は、変数DIFの絶対値が静止閾値20以
下であるか否かを判断することによって行われる(ステ
ップS6)。そして、静止閾値20以下である場合に
は、本高度計が静止状態であると考えることができるの
で、モードが静止モードに設定される(ステップS
7)。このモード設定は、例えば、モードを示す所定の
フラグを0または1に切り替えることによって行うこと
ができる。このように静止モードが設定された場合に
は、実際の高度変化がないものと考えることができるの
で、表示高度を更新することなく、処理が終了する(ス
テップS11)。
【0050】一方、ステップS6において静止閾値以下
でないと判定された場合には、第2判定部14による判
定が行われる。この判定は、変数DIFの絶対値が移動閾
値30以上であるか否かを判断することによって行われ
る(ステップS8)。そして、移動閾値30以上である
場合には、本高度計が移動状態であると考えることがで
きるので、モードが移動モードに設定される(ステップ
S9)。そして、現在の表示高度に対して変数DIFの値
(高度変化量)を加算することによって表示高度の更新
が行われ(ステップS12)、本処理が終了する(ステ
ップS13)。このように求められた表示高度は、表示
パネル7に出力されて表示される。
【0051】また、ステップS8において高度変化量が
移動閾値30以上でないと判定された場合、すなわち、
中間範囲以内である場合には、前回の高度計測処理で設
定されたモード(現在設定されているモード)が静止モ
ードであるか移動モードであるかが判断され(ステップ
S10)、そのモードが継続される。具体的には、前回
のモードが移動モードでない場合(静止モードである場
合)には静止モードが継続されて、本処理が終了する
(ステップS11)。一方、前回のモードが移動モード
である場合には移動モードが継続され、表示高度演算が
行われ(ステップ12)、本処理が終了し(ステップS
13)、表示高度の表示が行われる。
【0052】例えば、図3において、点P1から点P2
に至る間の各高度変化量は、全てプラス側静止閾値21
以下でマイナス側静止閾値22以上または中間範囲以内
に位置するため、この間においては静止モードが継続さ
れて表示高度は更新されない。一方、点P3においては
移動モードが設定されるので、点P4のようにその直後
の高度変化量が中間範囲に位置する場合には、移動モー
ドが継続されて表示高度が更新される。
【0053】このような処理によれば、本高度計が静止
または移動のいずれか不定な状態にある場合(中間範囲
以内である場合)には、それまでの状態を考慮して判定
を行うことによって一層正確な判定を行うことができる
ため、実際の高度変化の有無を精度よく判別して高精度
の高度計測を行うことができる。図4は、時間(横軸)
と、理想大気高度および表示高度(縦軸)との関係を示
すグラフである。この図4に示すように、理想大気高度
と本処理にて求められた表示高度とは大きく異なり、理
想大気高度が本処理によって大幅に補正されたことが分
かる。また、図5は、時間(横軸)と、表示高度および
実際の高度(縦軸)との関係を示すグラフである。この
図5に示すように、本処理にて求められた表示高度は、
実際の高度にかなり近い値となっており、高精度に高度
測定が行われていることが分かる。
【0054】なお、これまでの説明においては、高度変
化量を各閾値等と比較してモード判定を行っていた。し
かしながら、高度変化量でなく気圧変化量を用いてモー
ド判定を行ってもよい。すなわち、高度の演算を行う前
の気圧自体の変化量(気圧変化量)を算出すると共に、
この気圧変化量に対する静止閾値20および移動閾値3
0を設定して、これら各閾値と気圧変化量を比較するこ
とによってモード判定を行ってもよい。この場合には、
移動モードが設定された場合にのみ、気圧から高度への
演算を行えばよいので、演算負荷を軽減することができ
る。
【0055】また、図2に示す処理フローはあくまで一
例であり、高度変化量(または気圧変化量)を静止閾値
20および移動閾値30と比較する処理であって、高度
変化量が中間範囲以内に位置する場合には前回設定され
たモードを継続する処理を実現することのできる任意の
処理フローを採用することができる。
【0056】(実施の形態2)図6には実施の形態2に
かかる携帯型高度計の要部構成のブロック図を示す。本
実施の形態は概略的に、実施の形態1の構成を基本とし
て、さらに気圧傾向を考慮して表示高度を補正する携帯
型高度計にかかるものである。なお、特に説明なき構成
および処理は上述した実施の形態1と同じであり、同じ
構成および処理を同符号にて示す。
【0057】図6において、本高度計の移動判定部12
には、気圧傾向演算部15が設けられている。この気圧
傾向演算部15は、静止モード中における気圧傾向を求
めるための手段であり、具体的には、静止モード中に取
得された気圧に基づいて気圧変化量を演算し、また、所
定回数分の気圧変化量の平均値(トレンド気圧変化量)
を演算する。そして、移動モードにおいては、このトレ
ンド気圧変化量に基づいて表示高度の補正が行われ、最
終的な表示高度が求められる。
【0058】図7には、本実施の形態における高度計測
処理のフローチャートを示す。この図7のステップS7
において静止モードが設定される毎に、気圧傾向演算部
15による気圧変化量が演算される。すなわち、本処理
のステップS2で取得された気圧と、前回の処理サイク
ルにおけるステップS2で取得された気圧との差異が求
められて、気圧変化量としてRAM9に保持される(ス
テップS20)。このRAM9においては、所定回数分
の気圧変化量を保持するためのメモリ領域が確保されて
おり、ステップS7の繰り返し回数が多くなることによ
って、取得された気圧変化量の個数が所定回数を超える
場合には、最新の気圧変化量によって最古の気圧変化量
が上書きされる。例えば、RAM9にはTR1〜TR1
2までの12個分のメモリ領域が確保されており、1回
目に求められた気圧変化量はTR1に保持され、12回
目に求められた気圧変化量はTR12に保持され、13
回目に求められた気圧変化量はTR1に上書き保持され
る。ただし、このようなメモリシフトによる気圧変化量
の保持は一例であり、少なくとも所定回数分の気圧変化
量を保持し得る任意の方法を採用することができる。
【0059】その後の処理サイクルにおいて、ステップ
S9において移動モードが設定された時、あるいは、ス
テップS10を経て移動モードが継続された時には、ス
テップS12において表示高度が演算された後で、これ
までの気圧変化量の平均値(トレンド気圧変化量)が気
圧傾向演算部15にて求められる(ステップS21)。
すなわち、これまでRAM9にて保持されていた所定回
数分の気圧変化量が気圧傾向演算部15にて呼び出され
て、その平均値が演算される。例えば、TR1〜TR1
2の気圧変化量が全て加算され、この加算結果を気圧変
化量の全個数=12で除算することによって、トレンド
気圧変化量が演算される。
【0060】このトレンド気圧変化量は表示高度演算部
5に出力され、この表示高度演算部5において、ステッ
プS12で求めた表示高度の補正が行われる。すなわ
ち、ステップS12で求めた表示高度に対して、トレン
ド気圧変化量が減算されることにより、最終的な表示高
度が算出される(同じくステップS21)。これにて本
処理が終了する(ステップS13)。
【0061】このような処理によれば、静止モードにお
ける気圧変化の傾向を考慮して、表示高度を補正するこ
とができるので、一層高精度の高度計測を行うことがで
きる。図8は、時間(横軸)と、表示高度および実際の
高度(縦軸)との関係を示すグラフである。この図8に
示すように、本処理にて求められた表示高度は、実際の
高度にかなり近い値となっている。また、実施の形態1
で示した図5との比較においては、図8のエリアE1〜
E3において、特に、実際の高度に一層近い高度を得て
いることが分かる。
【0062】(実施の形態3)図9には実施の形態3に
かかる携帯型高度計の要部構成のブロック図を示す。本
実施の形態は概略的に、実施の形態1の構成を基本とし
て、さらに移動モード下での中間範囲の継続時間を考慮
して表示高度を計測する携帯型高度計にかかるものであ
る。なお、特に説明なき構成および処理は上述した実施
の形態1と同じであり、同じ構成および処理を同符号に
て示す。
【0063】図9において、本高度計の移動判定部12
には、移動時間計時部16が設けられている。この移動
時間計時部16は、移動モードが設定されている場合に
おいて、高度変化量が中間範囲に継続的に位置している
時間的長さを計測するための手段である。この時間的長
さは、具体的には時間(中間継続時間)または回数(中
間継続回数)として計測することができる。本実施の形
態において移動時間計時部16は、中間継続回数をカウ
ントする。そして、移動モードにおいて、この中間継続
回数が所定基準回数に該当する場合には、静止状態に移
行したものと判断して静止モードを設定する。
【0064】図10には本実施の形態における高度計測
処理のフローチャートを示す。このフローチャートにお
いては、移動時間計時部16にて中間継続回数がカウン
トされる。すなわち、図10のステップS9において移
動モードが設定されると、中間継続回数として所定の初
期値(ここでは、初期値=3)がセットされる(ステッ
プS30)。その後、ステップS10において移動モー
ドであると判断される毎に、すなわち、中間範囲に位置
していると判断される毎に、中間継続回数から所定減算
回数(ここでは、所定減算回数=1)が減算される(ス
テップS31)。そして、中間継続回数が所定基準回数
(ここでは、所定基準回数=0)に一致するか否かが判
断され(ステップS32)、一致しない場合にはそのま
ま移動モードが継続されて、ステップS12に移行して
表示高度が演算される。一方、一致する場合には、ステ
ップS7に移行して静止モードが強制設定される。
【0065】このような処理によれば、移動モードに設
定されている時に、高度変化量が、静止閾値20にまで
は到達しないものの中間範囲に連続して位置している場
合には、本高度計が静止状態にあると判断して、表示高
度を更新することができる。したがって、実施の形態1
の効果に加えて、さらに高度の精度を向上させることが
できる。
【0066】なお、中間継続回数に変えて中間継続時間
を計時するようにしてもよく、この場合には中間継続時
間を所定の時間と比較して、モードの設定を行うことが
できる。また、これら中間継続回数や中間継続時間に対
する、具体的なカウントや計時方法、および、所定基準
回数や所定減算回数の内容については、任意に決定する
ことができる。
【0067】(実施の形態4)図11には実施の形態4
にかかる携帯型高度計の要部構成のブロック図、図12
には本実施の形態における高度計測処理のフローチャー
トを示す。本実施の形態は概略的に、実施の形態1の高
度計を基本として、実施の形態2、3の両方の特徴的要
素を備えた携帯型高度計にかかるものである。なお、特
に説明なき構成および処理は上述した実施の形態1〜3
と同じであり、同じ構成および処理を同符号にて示す。
【0068】図11において、本高度計の移動判定部1
2には、気圧傾向演算部15と移動時間計時部16が設
けられている。そして、図12に示す高度計測処理にお
いて、ステップS20、21では、実施の形態2と同様
に、気圧傾向演算部15等を介して気圧傾向を考慮した
補正が行われる。また、ステップS30、31、32に
おいては、移動時間計時部16を介して、移動モード下
における中間継続回数を考慮したモード設定が行われ
る。
【0069】このような処理によれば、実施の形態1の
効果に加えて、実施の形態2および実施の形態3の両方
の効果を得ることができるので、極めて高精度の高度計
測を行うことができる。
【0070】(実施の形態5)図13には実施の形態5
にかかる携帯型高度計の要部構成のブロック図、図14
には本実施の形態における高度計測処理のフローチャー
トを示す。本実施の形態は概略的に、図9に示した実施
の形態3の基本構成に対して、移動判定部12の第1判
定部13を省略して構成された携帯型高度計にかかるも
のである。なお、特に説明なき構成および処理は上述し
た実施の形態3と同じであり、同じ構成および処理を同
符号にて示す。
【0071】本高度計においては、移動判定部12の判
定基準となる閾値として、移動閾値30のみが設定され
ており、静止閾値20は省略されている。そして、本実
施の形態において中間範囲は、プラス側移動閾値31よ
り小さくマイナス側移動閾値32より大きい全範囲(実
施の形態1におけるプラス静止閾値2以上でマイナス静
止閾値32以下の範囲と、中間範囲とを合わせた範囲)
として考えることができる。図15は、時間(横軸)
と、高度変化量(縦軸)との関係を示すグラフである。
この図15において移動閾値30は、高度変化量=0を
基準として、プラス側31とマイナス側32にそれぞれ
設定されている。また、中間範囲は、移動閾値30の間
に位置する1つの連続範囲である。
【0072】このような構成において、図14に示す高
度計測処理は、図10に示す処理に対してステップS6
を省略したものとして行われる。すなわち、ステップS
5の後に、まず第2判定部14において高度変化量の絶
対値が移動閾値30以上であるか否かが判断され(ステ
ップS8)、移動閾値30以上である場合には移動モー
ドが設定され(ステップS9)、さらに中間継続回数に
初期値が設定される(ステップS30)。
【0073】その後の他の処理サイクルにおいて、ステ
ップS8において高度変化量の絶対値が移動閾値30以
上であると判断された場合には、前回の高度計測処理で
設定されたモードが静止モードであるか移動モードであ
るかが判断され(ステップS10)、原則としてそのモ
ードが継続される。しかしながら、移動モードが継続さ
れている場合には、中間継続回数から所定減算回数=1
が減算され(ステップS31)、この中間継続回数が所
定基準数=0に一致するか否かが判断される(ステップ
S32)。そして、一致しない場合にはそのまま移動モ
ードが継続されるが、一致する場合には移動モードに代
えて静止モードが設定される(ステップS7)。
【0074】このような処理によっても、移動モードに
おいて、高度変化量が中間範囲に連続して位置している
場合には、本高度計が静止状態にあると判断して、表示
高度を更新することができる。したがって、高度の精度
を向上させることができる。図16は、時間(横軸)
と、表示高度および実際の高度(縦軸)との関係を示す
グラフである。この図16に示すように、本処理にて求
められた表示高度は、実際の高度にかなり近い値となっ
ており、実施の形態1で示した図5とほぼ同様の精度を
得ていることが明らかである。
【0075】(実施の形態6)図17には実施の形態6
にかかる携帯型高度計の要部構成のブロック図、図18
には本実施の形態における高度計測処理のフローチャー
トを示す。本実施の形態は概略的に、図13に示した実
施の形態5の基本構成に対して、実施の形態2と同様の
気圧傾向演算部15を付加して構成された携帯型高度計
(あるいは、図11に示した実施の形態4の基本構成に
対して、移動判定部12の第1判定部13を省略して構
成された携帯型高度計)にかかるものである。なお、特
に説明なき構成および処理は上述した実施の形態2、
4、5と同じであり、同じ構成および処理を同符号にて
示す。
【0076】図17において、本高度計の移動判定部1
2には、気圧傾向演算部15と移動時間計時部16が設
けられている。このような構成において、図18に示す
高度計測処理は、図12に示した処理に対してステップ
S6を省略したものとして行われる。すなわち、ステッ
プS20、21では、気圧傾向演算部15等を介して気
圧傾向を考慮した補正が行われる。また、ステップS3
0、31、32においては、移動時間計時部16等を介
して、移動モード下における中間継続回数を考慮したモ
ード設定が行われる。
【0077】このような処理によれば、実施の形態5の
効果に加えて、静止モードにおける気圧変化の傾向を考
慮して、表示高度を補正することができるので、一層高
精度の高度計測を行うことができる。図19は、時間
(横軸)と、表示高度および実際の高度(縦軸)との関
係を示すグラフである。この図19に示すように、本処
理にて求められた表示高度は、実際の高度にかなり近い
値となっており、特に、実施の形態5で示した図16に
比べて、エリアE4〜6において実際の高度に一層近い
高度を得ていることが明らかである。 (実施の形態7)
【0078】図20には実施の形態7にかかる携帯型高
度計の要部構成のブロック図を示す。本実施の形態は概
略的に、実施の形態1の構成を基本として、さらに、実
施の形態1で取得した高度値を利用して、ユーザーの趣
味趣向にあった情報を出力する携帯型高度計にかかるも
のである。なお、特に説明なき構成および処理は上述し
た実施の形態1と同じであり、同じ構成および処理を同
符号にて示す。
【0079】図20において、本高度計の制御部40
は、上記実施の形態1の制御部10の機能を有するとと
もに、純粋にユーザーの移動に伴って変化する気圧から
大気圧変動にともなう気圧の影響を取り除いた気圧に基
づいて算出された高度値を加工して、ユーザーが直感的
にわかりやすいグラフを作成して、表示パネル7に表示
する機能を備えている。この機能は、ROM8やRAM
9に記録したプログラムを呼び出して実行することで実
現する。また、制御部40には、外部インターフェイス
部50を接続してある。この外部インターフェイス部5
0は、たとえば、パーソナルコンピュータ(パソコン)
や他の携帯型高度計や各種情報端末やプリンタ等に接続
して、特に、制御部40が作成するグラフを転送するた
めのものである。
【0080】図21は、実施の形態7の機能を実現する
制御部40に確保する領域を示すブロック図である。こ
の制御部40は、ROM8やRAM9から各種プログラ
ムと各種データとを呼び出し、高度積算プログラム実行
領域41と、棒グラフ作成プログラム実行領域42と、
上昇・下降率算出プログラム実行領域43と、時間/高
度データ格納領域44と、時間/積算高度データ格納領
域45と、時間/上昇・下降率データ格納領域46と、
棒グラフ表示データ格納領域47とを確保する。なお、
図中の矢印は、データの流れを示している。
【0081】高度積算プログラムは、時間/高度データ
に基づいて時間毎に上昇(または下降)高度を積算して
時間/積算高度データを出力する。棒グラフ作成プログ
ラムは、時間/高度データと、時間/積算高度データ
と、時間/上昇・下降率データのそれぞれから、時間
−高度の棒グラフと、時間−積算高度の棒グラフと、
上昇・下降率の棒グラフとをそれぞれ作成して、表示
パネル7に表示させる。なお、棒グラフを作成するため
の条件,たとえば、どの位の間隔で棒を表示するかなど
のデータは、適宜RAM9から呼び出すようにすればよ
い。
【0082】上昇/下降率算出プログラムは、時間/高
度データに基づいて時間/上昇・下降率データを出力す
る。上昇・下降率は、たとえば、時間的に前後する高度
データ同士の比率や、サンプリングした高度データをい
くつかのブロックに分けて,そのブロック内の積算を求
め,時間的に前後するブロックの積算値同士の比率とし
てもよい。
【0083】図22は、棒グラフ表示データのデータ構
造の概念の一例を示す図である。(a)は時間−高度の
棒グラフの表示データであり、時間−高度の棒グラフで
あることを示すフラグ等のラベルデータ,時間−高度デ
ータを取得した日付データ,サンプリング周期にしたが
った時間データとその時間にサンプリングした高度デー
タと表示画面上の長さスケールを示す複数の表示長さデ
ータを有するデータ構造である。
【0084】(b)は時間−積算高度の棒グラフの表示
データであり、時間−積算高度の棒グラフであることを
示すフラグ等のラベルデータ,時間−高度データを取得
した日付データ,サンプリング周期にしたがった時間デ
ータとその時間時の積算高度データと表示画面上の長さ
スケールを示す複数の表示長さデータを有するデータ構
造である。
【0085】(c)は時間−上昇・下降率の棒グラフの
表示データであり、時間−上昇・下降率の棒グラフであ
ることを示すフラグ等のラベルデータ,時間−高度デー
タを取得した日付データ,サンプリング周期にしたがっ
た時間データとその時間時の上昇・下降率データと表示
画面上の長さスケールを示す複数の表示長さデータを有
するデータ構造である。
【0086】以下、時間−高度の棒グラフと、時間
−積算高度の棒グラフと、上昇・下降率の棒グラフと
に分けて説明する。図23に実施の形態7の一例の棒グ
ラフ、図24に実施の形態7の棒グラフと比較するため
の比較例の棒グラフを示す。
【0087】なお、図23は、上記実施の形態1で説明
した図4および図5の数値の場合の時間/高度データを
基にして、各棒グラフを作成した例である。また、図2
4は、図23の場合と比較するために、図27で説明し
た従来の制御部109に、上述した実施の形態7の各実
行領域や各格納領域を確保した場合に、上記実施の形態
1で説明した図4および図5の数値の場合の時間/高度
データを基にして、各棒グラフを作成した例である。ま
た、図23および図24のそれぞれの(a)は時間−
高度の棒グラフ、(b)は時間−積算高度の棒グラ
フ,(c)は上昇・下降率の棒グラフを示す。また、
それぞれのグラフでは、縦軸に時間をとり、横軸に高
度,積算高度,上昇・下降率をとってある。
【0088】時間−高度の棒グラフの場合では、図2
3(a)に示す実施の形態7の棒グラフが、大気圧変動
による気圧を取り除いた時間−高度データに基づいて作
成されるため、図24(a)に示す比較例の棒グラフに
比べて、高度の変化を直感的に正確に把握することがで
きる。また、たとえば、富士山に登頂した場合に、一定
のペースで登頂した場合には、棒グラフが正確に山形に
かたどられるため、ユーザーに登頂したという満足感を
与えることができる。
【0089】また、時間−積算高度の棒グラフでも、
図23(b)に示す実施の形態7の棒グラフが、大気圧
変動による気圧を取り除いた時間−高度データに基づい
て作成されるため、図24(b)に示す比較例の棒グラ
フに比べて、ユーザーの上った履歴である積算高度を直
感的に正確に把握することができる。たとえば、自分の
上った高さまたは自分の下った高さを直感的に把握でき
る。なお、グラフでは、上昇時の場合を示してあるが、
下降時には下側に棒をのばすようにしてもよい。
【0090】さらに、上昇・下降率の棒グラフでも、
図23(c)に示す実施の形態7の棒グラフが、大気圧
変動による気圧を取り除いた時間−高度データに基づい
て作成されるため、図24(c)に示す比較例の棒グラ
フに比べて、上昇・下降率の変化を直感的に正確に把握
することができる。たとえば、ユーザーは、直前の上昇
が1時間前の上昇に比べてきつい登りだったとかを直感
的に把握することができる。
【0091】つぎに、上述のようにして作成された各棒
グラフの表示方法を説明する。なお、腕時計と一体にし
た携帯型高度計の場合を説明する。図25は、表示画面
の例示図であり、(a)に時計表示モードの画面、
(b)に高度表示モードの画面を示す。時計表示モード
では時刻(秒を除く),曜日などが表示される。また、
高度表示モードでは時間−高度の棒グラフと,現時点で
の高度と,時刻を表示する。
【0092】ところで、両モードの切り換えは、制御部
40が移動状態を検出したときに、時計表示モードから
高度表示モードに自動的に切り換え、静止状態を検出し
たときに高度表示モードから時計表示モードに自動的に
切り換えるようにするのが好ましい。なお、この場合の
プログラムを実行する領域は、適宜制御部40に確保す
ればよい。また、ここでは、高度表示モードの場合を説
明したが、積算高度の棒グラフを表示する積算高度モー
ドや上昇・下降率の棒グラフを表示する上昇・下降率モ
ードに切り換えるようにしてもよい。この場合、ユーザ
ーがいずれのモードに切り換えるかを予め設定するよう
にしてもよい。また、両モードの切り換えは、一般に考
えられるキー入力によって行ってもよい。
【0093】図26は、表示画面の例示図である。ここ
での表示は、特に、ユーザーが登頂等の行為の終了後に
行う。つまり、上述のようにして取得した棒グラフの表
示データをRAM9に記録しておき、ユーザーが、たと
えば、日をおいて回想したいときに表示する。このと
き、制御部40は、適宜各種棒グラフの表示データをR
AM9から呼び出して表示する。
【0094】また、各表示データや高度データ等をリン
クさせて表示するのが好ましい。たとえば、図26に示
すように、高度表示モードにおいて、時間−高度の棒グ
ラフが表示されているときに、棒グラフのうちの一つを
ユーザーに選択させた場合に、その選択された棒の時の
高度や時間を表示するようにするようにしてもよい。な
お、その選択は、たとえば、表示画面上に棒グラフを指
し示すポインタを表示し、そのポインタを動かすキーを
携帯型高度計に備えておけば可能である。
【0095】なお、制御部40は、RAM9に記録した
各種データを外部インターフェイス部50を介してパソ
コン等に転送して表示するようにすれば、上述のように
して取得した各種棒グラフによってかたどられる山形な
どをユーザーの趣味趣向によってプリントアウトした
り、加工することができる。
【0096】なお、上記実施の形態7では、上記実施の
形態1の構成および処理から算出される高度を基に各棒
グラフを作成する場合を説明したが、上記実施の形態2
〜6の構成および処理によって算出される高度を基に各
棒グラフを作成するようにしてもよい。また、上記実施
の形態2〜6の場合にも外部インターフェイス部50を
備え、パソコン等に各種データを出力するようにしても
よい。
【0097】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明にかかる
携帯型高度計によれば、本携帯型高度計は、従来とほぼ
同様の基本構成に加えて、高度変化量を所定の静止閾値
および移動閾値と比較することにより、この高度計が静
止状態であるか移動状態であるかを判定する移動判定部
を備えている。そして、この移動判定部による判定結果
に基づいて、現在の高度が決定される。したがって、本
高度計が静止または移動のいずれか不定な状態にある場
合には、それまでの状態を考慮して判定を行うことによ
って一層正確な判定を行うことができるため、実際の高
度変化の有無を精度よく判別して高精度の高度計測を行
うことができる。
【0098】また、このような処理によって高度計の移
動の有無を判定することができ、振動センサや位置セン
サ等の新たなセンサを設ける必要がないので、装置が大
型になることを防止することができ、携帯に適した小型
の高度計を構成することができる。
【0099】あるいは、本発明においては、移動モード
が一旦設定された場合において、気圧や高度の変化量が
所定値以上継続して中間範囲に該当している場合には、
当該高度計が静止状態に移行したと判定され、モードが
静止モードに変更される。したがって、変化量が、静止
閾値にまでは到達しないものの中間範囲に連続して位置
している場合には、本高度計が静止状態にあると判断し
て、表示高度を更新することができる。したがって、上
記の基本的効果に加えて、さらに高度の精度を向上させ
ることができる。
【0100】また、他の本発明によれば、移動閾値に対
する変化量の大小と、中間範囲の継続時間を考慮して判
定が行われる。この場合には、特に、静止閾値の設定
や、静止閾値に対する変化量の大小の判断を行う必要が
ないので、演算負荷を軽減することができる。
【0101】さらに、別の本発明によれば、上述の処理
に加えて、静止モードにおける気圧変化の傾向を考慮し
た補正が行われる。すなわち、高度計が静止モードにあ
る時に得られた気圧の変化量に基づいて、気圧の変化量
の傾向を示す傾向値が求められ、この傾向値に基づいて
現在の高度が決定される。この場合には、静止モードに
おける気圧変化の傾向を考慮して、表示高度を補正する
ことができるので、一層高精度の高度計測を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1にかかる携帯型高度計の
要部構成のブロック図である。
【図2】実施の形態1にかかる高度計測処理のフローチ
ャートである。
【図3】時間と、高度変化量との関係を示すグラフであ
る。
【図4】時間と、理想大気高度および表示高度との関係
を示すグラフである。
【図5】時間と、表示高度および実際の高度との関係を
示すグラフである。
【図6】本発明の実施の形態2にかかる携帯型高度計の
要部構成のブロック図である。
【図7】実施の形態2にかかる高度計測処理のフローチ
ャートである。
【図8】時間と、表示高度および実際の高度との関係を
示すグラフである。
【図9】本発明の実施の形態3にかかる携帯型高度計の
要部構成のブロック図である。
【図10】実施の形態3にかかる高度計測処理のフロー
チャートである。
【図11】本発明の実施の形態4にかかる携帯型高度計
の要部構成のブロック図である。
【図12】実施の形態4にかかる高度計測処理のフロー
チャートである。
【図13】本発明の実施の形態5にかかる携帯型高度計
の要部構成のブロック図である。
【図14】実施の形態5にかかる高度計測処理のフロー
チャートである。
【図15】時間と、高度変化量との関係を示すグラフで
ある。
【図16】時間と、表示高度および実際の高度との関係
を示すグラフである。
【図17】本発明の実施の形態6にかかる携帯型高度計
の要部構成のブロック図である。
【図18】実施の形態6にかかる高度計測処理のフロー
チャートである。
【図19】時間と、表示高度および実際の高度との関係
を示すグラフである。
【図20】実施の形態7にかかる携帯型高度計の要部構
成のブロック図である。
【図21】実施の形態7の機能を実現する制御部40に
確保する領域を示すブロック図である。
【図22】棒グラフ表示データのデータ構造の概念の一
例を示す図である。
【図23】実施の形態7の一例の棒グラフ
【図24】実施の形態7の棒グラフと比較するための比
較例の棒グラフ
【図25】表示画面の例示図である。
【図26】表示画面の例示図である。
【図27】従来の携帯型高度計の要部構成のブロック図
である。
【図28】従来の携帯型高度計による高度計測処理のフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1、100 圧力センサ 2、101 A/D変換部 3、102 測定制御部 4、103 圧力/高度演算部 5、104 表示高度演算部 6、105 スイッチ 7、106 表示パネル 8、107 ROM 9、108 RAM 10、109 制御部 11 高度変化量演算部 12 移動判定部 13 第1判定部 14 第2判定部 15 気圧傾向演算部 16 移動時間計時部 20 静止閾値 21 プラス側静止閾値 22 マイナス側静止閾値 30 移動閾値 31 プラス側移動閾値 32 マイナス側移動閾値 40 制御部 41 高度積算プログラム実行領域 42 棒グラフ作成プログラム実行領域 43 上昇・下降率算出プログラム実行領域 44 時間/高度データ格納領域 45 時間/積算高度データ格納領域 46 時間/上昇・下降率データ格納領域 47 棒グラフ表示データ格納領域

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力を測定する圧力センサと、 前記圧力センサで測定した圧力から高度を演算する圧力
    /高度演算部と、 前記圧力/高度演算部で算出した前記高度と前記高度が
    算出される前の別な高度との高度差を演算する高度変化
    量演算部と、 前記高度変化量演算部で演算された前記高度差から静止
    しているか否かを判断する第1判定部と前記高度変化量
    演算部で演算された前記高度差から移動しているか否か
    を判断する第2判定部とからなる移動判定部とを有する
    携帯型高度計。
  2. 【請求項2】 前記移動判定部は、移動モードにおける
    継続時間又は継続回数を計測する移動時間計測部を有す
    る請求項1記載の携帯型高度計。
  3. 【請求項3】 静止モードにおける気圧の変化を演算
    する気圧傾向演算部を有する請求項1又は2記載の携帯
    型高度計。
  4. 【請求項4】 圧力を測定する圧力センサと、 前記圧力センサで測定した圧力から高度を演算する圧力
    /高度演算部と、 前記圧力/高度演算部で算出した前記高度と前記高度が
    算出される前の別な高度との高度差を演算する高度変化
    量演算部と、 前記高度変化量演算部で演算された前記高度差から移動
    しているか否かを判断する判定部と移動モードにおける
    継続時間又は継続回数を計測する移動時間計測部からな
    る移動判定部とを有する携帯型高度計。
  5. 【請求項5】 圧力を測定する圧力センサと、 前記圧力センサで測定した圧力から高度を演算する圧力
    /高度演算部と、 前記圧力/高度演算部で算出した前記高度と前記高度が
    算出される前の別な高度との高度差を演算する高度変化
    量演算部と、 前記高度変化量演算部で演算された前記高度差から移動
    しているか否かを判断する判定部と移動モードにおける
    継続時間又は継続回数を計測する移動時間計測部とから
    なる移動判定部と、 静止モードにおける気圧の変化を演算する気圧傾向演算
    部とを有する携帯型高度計。
  6. 【請求項6】 実際の高度変化に伴って変化する気圧か
    ら,大気圧変動にともなう気圧の影響を取り除いた気圧
    に基づいて高度を演算し、演算された高度と時間との関
    係に基づいて時間−高度のグラフを作成して表示させる
    制御部を有する請求項1、4または5記載の携帯型高度
    計。
  7. 【請求項7】 実際の高度変化に伴って変化する気圧か
    ら,大気圧変動にともなう気圧の影響を取り除いた気圧
    に基づいて高度を演算し、演算された高度を積算し、得
    た積算高度と時間との関係に基づいて時間−積算高度の
    グラフを作成して表示させる制御部を有する請求項1、
    4または5記載の携帯型高度計。
  8. 【請求項8】 実際の高度変化に伴って変化する気圧か
    ら,大気圧変動にともなう気圧の影響を取り除いた気圧
    に基づいて高度を演算し、演算された高度から上昇・下
    降率を算出して得た上昇・下降率の値と時間との関係に
    基づいて上昇・下降率のグラフを作成して表示させる制
    御部を有する請求項1、4または5記載の携帯型高度
    計。
  9. 【請求項9】 所定間隔でサンプリングした気圧に基づ
    いて高度を測定する携帯型高度計であって、 気圧または高度の所定時間当りの変化量に対する閾値と
    して、静止閾値と移動閾値とが相互に間隔を隔てて予め
    設定され、 過去の計測によって高度計が静止状態にあると判定され
    ている場合において、新規に得られた前記変化量の絶対
    値が前記静止閾値と前記移動閾値との中間範囲に該当す
    る場合または前記静止閾値を下回る場合には前記高度計
    が静止状態を維持していると判定すると共に、前記変化
    量の絶対値が前記移動閾値を上回る場合には前記高度計
    が移動状態に移行したと判定し、かつ、過去の計測によ
    って前記高度計が移動状態にあると判定されている場合
    において、新規に得られた前記変化量が前記中間範囲に
    該当する場合または前記移動閾値を上回る場合には前記
    高度計が移動状態を維持していると判定すると共に、前
    記変化量の絶対値が前記静止閾値を下回る場合には前記
    高度計が静止状態に移行したと判定する移動判定工程
    と、 前記移動判定工程の判定結果に基づいて、現在の高度を
    決定する高度演算方法。
  10. 【請求項10】 前記移動判定工程は、過去の計測によ
    って前記高度計が移動状態にあると判定されている場合
    において、新規に得られた前記変化量が所定値以上継続
    して前記中間範囲に該当している場合には前記高度計が
    静止状態に移行したと判定する請求項9記載の高度演算
    方法。
  11. 【請求項11】 所定間隔でサンプリングした気圧に基
    づいて高度を測定する携帯型高度計であって、 気圧または高度の所定時間当りの変化量に対する閾値と
    して、移動閾値が予め設定され、 過去の計測によって前記高度計が静止状態にあると判定
    されている場合において、新規に得られた前記変化量の
    絶対値が前記移動閾値を下回る場合には前記高度計が静
    止状態を維持していると判定すると共に、前記変化量が
    前記移動閾値を上回る場合には前記高度計が移動状態に
    移行したと判定し、かつ、過去の計測によって前記高度
    計が移動状態にあると判定されている場合において、新
    規に得られた変化量が前記移動閾値を上回る場合には前
    記高度計が移動状態を維持していると判定すると共に、
    前記変化量の絶対値が前記移動閾値を下回る状態が所定
    値以上継続した場合には前記高度計が静止状態に移行し
    たと判定する移動判定工程と、 前記移動判定工程の判定結果に基づいて、現在の高度を
    決定する高度演算方法。
  12. 【請求項12】 前記高度計が静止状態にあると判定さ
    れている場合に得られた気圧の変化量に対し、所定の統
    計処理を行うことによって、気圧の変化量の傾向を示す
    傾向値を求める傾向演算工程と、 前記移動判定工程の判定結果と前記傾向演算工程にて求
    められた前記傾向値とに基づいて、現在の高度を決定す
    る請求項9乃至11記載の高度演算方法。
  13. 【請求項13】 実際の高度変化に伴って変化する気圧
    から,大気圧変動にともなう気圧の影響を取り除いた気
    圧に基づいて高度を所定の時間毎に取得して記録してい
    く高度記録工程と、 記録した高度と時間との関係に基づいて時間−高度のグ
    ラフを作成するグラフ作成工程とを有する請求項9乃至
    11記載の高度演算方法。
  14. 【請求項14】 実際の高度変化に伴って変化する気圧
    から,大気圧変動にともなう気圧の影響を取り除いた気
    圧に基づいて高度を所定の時間毎に取得して記録してい
    く高度記録工程と、 記録した高度を積算して記録する積算工程と、 積算して得た積算値と時間との関係に基づいて時間−積
    算値のグラフを作成するグラフ作成工程とを有する請求
    項9乃至11記載の高度演算方法。
  15. 【請求項15】 実際の高度変化に伴って変化する気圧
    から,大気圧変動にともなう気圧の影響を取り除いた気
    圧に基づいて高度を所定の時間毎に取得して記録してい
    く高度記録工程と、 記録した高度から上昇・下降率を算出して記録する上昇
    ・下降率算出工程と、 算出して得た上昇・下降率の値と時間との関係に基づい
    て上昇・下降率のグラフを作成するグラフ作成工程とを
    有する請求項9乃至11記載の高度演算方法。
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