JP3131852B2 - 電子式高度計 - Google Patents
電子式高度計Info
- Publication number
- JP3131852B2 JP3131852B2 JP04105690A JP10569092A JP3131852B2 JP 3131852 B2 JP3131852 B2 JP 3131852B2 JP 04105690 A JP04105690 A JP 04105690A JP 10569092 A JP10569092 A JP 10569092A JP 3131852 B2 JP3131852 B2 JP 3131852B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- altitude
- measurement
- time
- register
- measured
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Electric Clocks (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、登山等に際して携帯
し、高度、登降速度等を確認するのに用いる電子式高度
計に関する。
し、高度、登降速度等を確認するのに用いる電子式高度
計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、圧力センサを備え、気圧を計測し
て、この気圧等より登高高度或いは登降速度等を算出し
て表示する携帯用の電子式高度計は、便利なものとして
登山等に際して広く利用されている。
て、この気圧等より登高高度或いは登降速度等を算出し
て表示する携帯用の電子式高度計は、便利なものとして
登山等に際して広く利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の如き電
子式高度計における登降速度の算出は、測定開始時のス
イッチ操作を受けてその時点の高度と時刻(すなわち測
定開始高度と測定開始時刻)を記憶し、更に、測定終了
時のスイッチ操作を受けてその時点の高度と時刻(すな
わち測定終了高度と測定終了時刻)を記憶し、上記両高
度の差を上記両時刻間の経過時間で除すにすぎない。す
なわち、上記両時刻の間に一定時間だけ休憩をとって
も、それを考慮せず、その間も登降動作があったものと
して登降速度の算出を行なうものであり、実質的な登降
動作に係る登降速度すなわち実質平均速度は知得できな
い。本発明は、上述の如き事情に鑑みてなされたもので
あり、実質的な登降動作にのみ着目した実質平均速度を
知得できる電子式高度計の提供を目的とする。
子式高度計における登降速度の算出は、測定開始時のス
イッチ操作を受けてその時点の高度と時刻(すなわち測
定開始高度と測定開始時刻)を記憶し、更に、測定終了
時のスイッチ操作を受けてその時点の高度と時刻(すな
わち測定終了高度と測定終了時刻)を記憶し、上記両高
度の差を上記両時刻間の経過時間で除すにすぎない。す
なわち、上記両時刻の間に一定時間だけ休憩をとって
も、それを考慮せず、その間も登降動作があったものと
して登降速度の算出を行なうものであり、実質的な登降
動作に係る登降速度すなわち実質平均速度は知得できな
い。本発明は、上述の如き事情に鑑みてなされたもので
あり、実質的な登降動作にのみ着目した実質平均速度を
知得できる電子式高度計の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、実質平均速度の計測中は、一定時間毎に
高度測定を行い、各回において前回と今回の測定高度の
間に変化があったかを調べ、測定高度に変化があったと
きにのみ、上記一定時間の時間経過があったとみなし、
このようにみなされた各経過時間の和で計測中に発生し
た高度差を除すようにした。
成するために、実質平均速度の計測中は、一定時間毎に
高度測定を行い、各回において前回と今回の測定高度の
間に変化があったかを調べ、測定高度に変化があったと
きにのみ、上記一定時間の時間経過があったとみなし、
このようにみなされた各経過時間の和で計測中に発生し
た高度差を除すようにした。
【0005】
【実施例】以下、図面に示す一実施例に基づいて、本発
明を具体的に説明する。図1は、本実施例の回路構成を
示すものである。すなわち、本実施例は、CPU1を中
心に他の回路部がこれに接続する構成となっている。C
PU1は送られてくるデータを処理・加工すると共に各
回路部に信号を送って、それらを制御する回路部であ
る。
明を具体的に説明する。図1は、本実施例の回路構成を
示すものである。すなわち、本実施例は、CPU1を中
心に他の回路部がこれに接続する構成となっている。C
PU1は送られてくるデータを処理・加工すると共に各
回路部に信号を送って、それらを制御する回路部であ
る。
【0006】発振回路2は、常時、一定周波数の信号を
送出している回路である。分周回路3は、発振回路2か
らの上記信号を32Hz信号にまで分周し、それを計時
計数回路4およびCPU1に送出する回路部である。計
時計数回路4は、上記分周回路3からの32Hz信号を
計数して現在時刻Tおよび日付Dを得て、これをCPU
1に送出する回路である。
送出している回路である。分周回路3は、発振回路2か
らの上記信号を32Hz信号にまで分周し、それを計時
計数回路4およびCPU1に送出する回路部である。計
時計数回路4は、上記分周回路3からの32Hz信号を
計数して現在時刻Tおよび日付Dを得て、これをCPU
1に送出する回路である。
【0007】RAM5は後述の構成をとり、CPU1の
制御の下に、記憶データをCPU1に送出し、またCP
U1からのデータを記憶する回路部である。圧力センサ
ー6はCPU1からの信号を受けて周囲の気圧に対応す
るアナログ信号をA/D変換回路7に送出する回路部で
ある。A/D変換回路7は、CPU1からの信号を受け
て作動し、圧力センサー6からのアナログ信号をデジタ
ル信号に変換して、CPU1に送出する回路部である。
制御の下に、記憶データをCPU1に送出し、またCP
U1からのデータを記憶する回路部である。圧力センサ
ー6はCPU1からの信号を受けて周囲の気圧に対応す
るアナログ信号をA/D変換回路7に送出する回路部で
ある。A/D変換回路7は、CPU1からの信号を受け
て作動し、圧力センサー6からのアナログ信号をデジタ
ル信号に変換して、CPU1に送出する回路部である。
【0008】キー入力部8は、各種スイッチを備え、そ
のいずれかが操作されたときに、対応するスイッチ入力
信号をCPU1に送出する回路である。表示部9は、液
晶表示パネルを備え、これにCPU1から各種データを
表示する回路部である。
のいずれかが操作されたときに、対応するスイッチ入力
信号をCPU1に送出する回路である。表示部9は、液
晶表示パネルを備え、これにCPU1から各種データを
表示する回路部である。
【0009】図2は、前述のRAM5の構成を示すもの
であり、測定高度レジスタHは、高度の測定に際して一
定時間T0毎の測定高度がセットされていくレジスタで
あり、前回高度レジスタBHは、実質平均速度の測定に
際して、一定時間T0毎の高度測定の今回の測定高度が
前回の測定高度化から明らかに変化しているときに、今
回の測定高度がセットされていくレジスタである。測定
開始時刻レジスタSTは、実質平均速度の測定に際し、
その開始の時刻がセットされるレジスタであり、測定開
始高度レジスタSHはその開始地点の高度がセットされ
るレジスタである。測定終了時刻レジスタETは実質平
均速度の測定に際し、その終了時刻がセットされるレジ
スタであり、測定終了高度レジスタEHは、その終了地
点の高度がセットされるレジスタである。
であり、測定高度レジスタHは、高度の測定に際して一
定時間T0毎の測定高度がセットされていくレジスタで
あり、前回高度レジスタBHは、実質平均速度の測定に
際して、一定時間T0毎の高度測定の今回の測定高度が
前回の測定高度化から明らかに変化しているときに、今
回の測定高度がセットされていくレジスタである。測定
開始時刻レジスタSTは、実質平均速度の測定に際し、
その開始の時刻がセットされるレジスタであり、測定開
始高度レジスタSHはその開始地点の高度がセットされ
るレジスタである。測定終了時刻レジスタETは実質平
均速度の測定に際し、その終了時刻がセットされるレジ
スタであり、測定終了高度レジスタEHは、その終了地
点の高度がセットされるレジスタである。
【0010】測定間隔レジスタKTは、上記一定時間T
0すなわち、実質平均速度の測定に際しての高度測定時
間間隔を計数するためのレジスタである。高度変化時間
レジスタTCは、上記実質平均速度の測定に際して、登
降に要した正味の時間(すなわち、登降に要した時間か
らその間の休憩時間を除いた時間)を計数するためのレ
ジスタである。スタートフラグFSは、実質平均速度等
の測定を行なっている間、1がセットされるフラグであ
る。モードレジスタMは、モードを指定するレジスタで
あり、0がセットされているときは、表示部9に時刻計
数回路4からの現在時刻データを表示する時計モードを
指定し、1がセットされているときは、一定時間T0の
時間間隔でその時点における高度計測し、計測した高度
を表示部9に表示していく高度計モードを指定し、2が
セットされているときは、登降速度(すなわち後述の全
平均速度および実質平均速度)およびその測定条件等を
表示部9に表示する登降速度表示モードを指定する。全
平均速度レジスタAVは登降速度の測定開始から終了ま
での時間で、その間の高度差を除した全平均速度をセッ
トするレジスタである。実質平均速度レジスタBVは登
降速度の測定開始から終了までの時間から、その間の休
憩時間を減じた時間で、その登降における高度差を除し
た実質平均速度をセットするレジスタである。
0すなわち、実質平均速度の測定に際しての高度測定時
間間隔を計数するためのレジスタである。高度変化時間
レジスタTCは、上記実質平均速度の測定に際して、登
降に要した正味の時間(すなわち、登降に要した時間か
らその間の休憩時間を除いた時間)を計数するためのレ
ジスタである。スタートフラグFSは、実質平均速度等
の測定を行なっている間、1がセットされるフラグであ
る。モードレジスタMは、モードを指定するレジスタで
あり、0がセットされているときは、表示部9に時刻計
数回路4からの現在時刻データを表示する時計モードを
指定し、1がセットされているときは、一定時間T0の
時間間隔でその時点における高度計測し、計測した高度
を表示部9に表示していく高度計モードを指定し、2が
セットされているときは、登降速度(すなわち後述の全
平均速度および実質平均速度)およびその測定条件等を
表示部9に表示する登降速度表示モードを指定する。全
平均速度レジスタAVは登降速度の測定開始から終了ま
での時間で、その間の高度差を除した全平均速度をセッ
トするレジスタである。実質平均速度レジスタBVは登
降速度の測定開始から終了までの時間から、その間の休
憩時間を減じた時間で、その登降における高度差を除し
た実質平均速度をセットするレジスタである。
【0011】次に、以上の如くに構成された本実施例の
動作を図3、4のフローチャートを参照して説明する。 (イ)登降速度の測定時の動作 登降速度の測定は、上述のいずれのモードにおいても可
能であり、その開始に際しては、登降動作の開始と同時
にキー入力部8のスタートキーを操作する。このとき、
図3のステップS20で当該操作を検出し、ステップS
21に進みスタートフラグFSに1をセットし、次いで
ステップS22で圧力センサ6、A/D変換回路7に信
号を送って測定開始地点の高度を測定し、その高度を測
定高度レジスタHにセットする。そしてステップS23
では測定高度レジスタHにセットした上記高度を測定開
始高度レジスタSHにもセットし、更にステップS24
では、測定開始高度レジスタSHにセットした上記高度
を前回高度レジスタBHにもセットする。然る後、ステ
ップS25では時刻計数回路4からの現在時刻を測定開
始時刻レジスタSTにセットし、更にステップS26で
は測定終了高度レジスタEH、測定終了時刻レジスタE
T、全平均速度レジスタAV、実質平均速度レジスタB
V、測定間隔レジスタKTおよび高度変化時間レジスタ
TCをクリアしておく。
動作を図3、4のフローチャートを参照して説明する。 (イ)登降速度の測定時の動作 登降速度の測定は、上述のいずれのモードにおいても可
能であり、その開始に際しては、登降動作の開始と同時
にキー入力部8のスタートキーを操作する。このとき、
図3のステップS20で当該操作を検出し、ステップS
21に進みスタートフラグFSに1をセットし、次いで
ステップS22で圧力センサ6、A/D変換回路7に信
号を送って測定開始地点の高度を測定し、その高度を測
定高度レジスタHにセットする。そしてステップS23
では測定高度レジスタHにセットした上記高度を測定開
始高度レジスタSHにもセットし、更にステップS24
では、測定開始高度レジスタSHにセットした上記高度
を前回高度レジスタBHにもセットする。然る後、ステ
ップS25では時刻計数回路4からの現在時刻を測定開
始時刻レジスタSTにセットし、更にステップS26で
は測定終了高度レジスタEH、測定終了時刻レジスタE
T、全平均速度レジスタAV、実質平均速度レジスタB
V、測定間隔レジスタKTおよび高度変化時間レジスタ
TCをクリアしておく。
【0012】以上の如き初期設定処理を終えた後には、
ステップS7に進み、スタートフラグFSの値がすでに
1になっていることを判断し、次のステップS8では、
測定間隔レジスタKTの時間が予め定められた一定時間
T0(例えば1分間)に達しているかを判断し、達して
いないときは(この場合は、上記ステップS26で測定
間隔レジスタKTがクリアされているので達していな
い)、ステップS15の表示処理に進む。
ステップS7に進み、スタートフラグFSの値がすでに
1になっていることを判断し、次のステップS8では、
測定間隔レジスタKTの時間が予め定められた一定時間
T0(例えば1分間)に達しているかを判断し、達して
いないときは(この場合は、上記ステップS26で測定
間隔レジスタKTがクリアされているので達していな
い)、ステップS15の表示処理に進む。
【0013】図4は上記ステップS15の表示処理を詳
細に示すフローチャートである。すなわち、表示処理に
おいては、先ずステップS50でモードレジスタMにセ
ットされている値すなわち指定されているモードを判断
し、0がセットされており時計モードが指定されている
ときは、ステップS51に進み、表示部9に時刻計数回
路4からの現在時刻データを表示し、1がセットされて
おり高度計モードが指定されているときはステップS5
2に進み表示部9に測定高度レジスタHの測定高度を表
示し、また2がセットされており登降速度表示モードが
指定されているときは、ステップS53〜S58で、測
定開始時刻レジスタSTの測定開始時刻、測定開始高度
レジスタSHの測定開始高度、測定終了時刻レジスタE
Tの測定終了時刻、測定終了高度レジスタEHの測定終
了高度、全平均速度レジスタAVの全平均速度、実質平
均速度レジスタBVの実質平均速度を表示部9に表示す
る。そして以上の如き表示処理を終えた後は、ステップ
S1に戻る。
細に示すフローチャートである。すなわち、表示処理に
おいては、先ずステップS50でモードレジスタMにセ
ットされている値すなわち指定されているモードを判断
し、0がセットされており時計モードが指定されている
ときは、ステップS51に進み、表示部9に時刻計数回
路4からの現在時刻データを表示し、1がセットされて
おり高度計モードが指定されているときはステップS5
2に進み表示部9に測定高度レジスタHの測定高度を表
示し、また2がセットされており登降速度表示モードが
指定されているときは、ステップS53〜S58で、測
定開始時刻レジスタSTの測定開始時刻、測定開始高度
レジスタSHの測定開始高度、測定終了時刻レジスタE
Tの測定終了時刻、測定終了高度レジスタEHの測定終
了高度、全平均速度レジスタAVの全平均速度、実質平
均速度レジスタBVの実質平均速度を表示部9に表示す
る。そして以上の如き表示処理を終えた後は、ステップ
S1に戻る。
【0014】ステップS1では、分周回路3からの32
Hz信号があったかを判断し、なかったときは、ステッ
プS4に進みキー入力があったかを調べ、なかったとき
はステップS7に進みスタートフラグFSの値が1にな
っていることを判断してステップS8、S15を経てス
テップS1に戻る。また、ステップS1で32Hz信号
があったと判断したときは、ステップS2でスタートフ
ラグFSの値が1であることを判断してステップS3に
進み測定間隔レジスタKTの時間を1/32秒だけ長い
ものとする。次いでステップS4でキー入力があったか
を判断し、なかった場合は、ステップS7を経てステッ
プS8で測定間隔レジスタKTの時間が一定時間T0に
達したかを調べるが、達していないときは、前述同様の
動作となるが、時間が経過しており、上記ステップS3
での処理が繰返されて測定間隔レジスタKTの時間が一
定時間T0に達しているときはステップS9に進み、測
定間隔レジスタKTの時間を0に戻しておく。次いでス
テップS10ではその時点での高度を測定して、測定し
た高度を測定高度レジスタHにセットし、ステップS1
1でスタートフラグFSの値が1であることを判断し、
ステップS12に進み、測定高度レジスタHの今回測定
した高度が前回高度レジスタBHの前回測定した高度と
あまり変っておらず測定誤差の範囲で異なっているだけ
かを調べる。そして今回の高度が前回の高度とあまり変
っていないとき、すなわち、前回と今回の測定の間には
登降動作がなく休憩がとられていたと考えられるとき
は、ステップS15を経てステップS1に戻る。しか
し、上記ステップS12で今回の高度は、前回の高度か
ら誤差の範囲を超えて変化していると判断したときは、
ステップS13に進み、次回の測定に備えて前回高度レ
ジスタBHに測定高度レジスタHの高度をセットし、ス
テップS14で高度変化時間TCの時間を上記一定時間
T0だけ長いものとし、その後、前述のステップS15
の表示処理を経てステップS1に戻る。
Hz信号があったかを判断し、なかったときは、ステッ
プS4に進みキー入力があったかを調べ、なかったとき
はステップS7に進みスタートフラグFSの値が1にな
っていることを判断してステップS8、S15を経てス
テップS1に戻る。また、ステップS1で32Hz信号
があったと判断したときは、ステップS2でスタートフ
ラグFSの値が1であることを判断してステップS3に
進み測定間隔レジスタKTの時間を1/32秒だけ長い
ものとする。次いでステップS4でキー入力があったか
を判断し、なかった場合は、ステップS7を経てステッ
プS8で測定間隔レジスタKTの時間が一定時間T0に
達したかを調べるが、達していないときは、前述同様の
動作となるが、時間が経過しており、上記ステップS3
での処理が繰返されて測定間隔レジスタKTの時間が一
定時間T0に達しているときはステップS9に進み、測
定間隔レジスタKTの時間を0に戻しておく。次いでス
テップS10ではその時点での高度を測定して、測定し
た高度を測定高度レジスタHにセットし、ステップS1
1でスタートフラグFSの値が1であることを判断し、
ステップS12に進み、測定高度レジスタHの今回測定
した高度が前回高度レジスタBHの前回測定した高度と
あまり変っておらず測定誤差の範囲で異なっているだけ
かを調べる。そして今回の高度が前回の高度とあまり変
っていないとき、すなわち、前回と今回の測定の間には
登降動作がなく休憩がとられていたと考えられるとき
は、ステップS15を経てステップS1に戻る。しか
し、上記ステップS12で今回の高度は、前回の高度か
ら誤差の範囲を超えて変化していると判断したときは、
ステップS13に進み、次回の測定に備えて前回高度レ
ジスタBHに測定高度レジスタHの高度をセットし、ス
テップS14で高度変化時間TCの時間を上記一定時間
T0だけ長いものとし、その後、前述のステップS15
の表示処理を経てステップS1に戻る。
【0015】以下、同様の動作を繰返し、1/32秒毎
に測定間隔レジスタKTの時間を1/32秒ずつ長いも
のとしていき、測定間隔レジスタKTの値が一定時間T
0に達する度に高度を測定し、その高度が前回に測定し
た高度と明らかに異なっているときには、実質的な登降
動作を行なっている時間を計測している高度変化時間レ
ジスタTCの時間を上記一定時間T0だけ長いものとし
ていくことになる。
に測定間隔レジスタKTの時間を1/32秒ずつ長いも
のとしていき、測定間隔レジスタKTの値が一定時間T
0に達する度に高度を測定し、その高度が前回に測定し
た高度と明らかに異なっているときには、実質的な登降
動作を行なっている時間を計測している高度変化時間レ
ジスタTCの時間を上記一定時間T0だけ長いものとし
ていくことになる。
【0016】上記の如くして登降速度を計測していき、
当該計測を停止するときは、登降動作を停止するのに合
わせてキー入力部8のストップキーを操作する。このと
き、当該操作をステップS30で検出し、ステップS3
1に進み、スタートフラグFSの値を0に戻し、ステッ
プS32ではその地点の高度を測定して測定高度レジス
タHにセットし、ステップS33では、前述のステップ
S12と同様に今回測定した高度が前回測定した高度の
誤差の範囲内のものかを判断する。誤差の範囲外で今回
の高度は前回のものとは異なっているときは、ステップ
S34で高度変化時間レジスタTCの時間を測定間隔レ
ジスタKTの時間だけ長いものとし、その後にステップ
S35に進むが、ステップS33で今回の測定による高
度は前回の測定による高度と略、同じで異なっていても
誤差の範囲で異なっているだけと判断したときは、ステ
ップS34を経ず、直接、ステップS35に進む。ステ
ップS35では測定高度レジスタHの高度を測定終了高
度レジスタEHにセットし、次のステップS36では時
刻計数回路4からの現在時刻データを測定終了時刻レジ
スタETにセットし、次いでステップS37に進む。ス
テップS37では測定終了高度レジスタEHの測定終了
高度と測定開始高度レジスタSHの測定開始高度との差
を測定開始時刻レジスタSTの測定開始時刻から測定終
了時刻レジスタETの測定終了時刻までの間の時間で除
して全平均速度を算出し、これを全平均速度レジスタA
Vにセットし、ステップS38では、測定終了高度レジ
スタEHの測定終了高度と測定開始高度レジスタSHの
測定開始高度との差を高度変化時間レジスタTCの高度
変化時間すなわち実質的に高度変化に要した時間で除し
て実質平均速度を算出し、これを実質平均速度レジスタ
BVにセットする。
当該計測を停止するときは、登降動作を停止するのに合
わせてキー入力部8のストップキーを操作する。このと
き、当該操作をステップS30で検出し、ステップS3
1に進み、スタートフラグFSの値を0に戻し、ステッ
プS32ではその地点の高度を測定して測定高度レジス
タHにセットし、ステップS33では、前述のステップ
S12と同様に今回測定した高度が前回測定した高度の
誤差の範囲内のものかを判断する。誤差の範囲外で今回
の高度は前回のものとは異なっているときは、ステップ
S34で高度変化時間レジスタTCの時間を測定間隔レ
ジスタKTの時間だけ長いものとし、その後にステップ
S35に進むが、ステップS33で今回の測定による高
度は前回の測定による高度と略、同じで異なっていても
誤差の範囲で異なっているだけと判断したときは、ステ
ップS34を経ず、直接、ステップS35に進む。ステ
ップS35では測定高度レジスタHの高度を測定終了高
度レジスタEHにセットし、次のステップS36では時
刻計数回路4からの現在時刻データを測定終了時刻レジ
スタETにセットし、次いでステップS37に進む。ス
テップS37では測定終了高度レジスタEHの測定終了
高度と測定開始高度レジスタSHの測定開始高度との差
を測定開始時刻レジスタSTの測定開始時刻から測定終
了時刻レジスタETの測定終了時刻までの間の時間で除
して全平均速度を算出し、これを全平均速度レジスタA
Vにセットし、ステップS38では、測定終了高度レジ
スタEHの測定終了高度と測定開始高度レジスタSHの
測定開始高度との差を高度変化時間レジスタTCの高度
変化時間すなわち実質的に高度変化に要した時間で除し
て実質平均速度を算出し、これを実質平均速度レジスタ
BVにセットする。
【0017】以上の処理の後には、一連の処理(ステッ
プS7〜S15)の後、ステップS1に戻る。この場
合、モードレジスタMの値が2となっており、登降速度
表示モードとなっているときは、上記一連の処理中の表
示処理(ステップS15)において、前述の如く、実質
平均速度レジスタBVにセットされている今回の測定に
よる実質平均速度等が表示部9に表示されることになる
(図4のステップS53〜S58参照)。
プS7〜S15)の後、ステップS1に戻る。この場
合、モードレジスタMの値が2となっており、登降速度
表示モードとなっているときは、上記一連の処理中の表
示処理(ステップS15)において、前述の如く、実質
平均速度レジスタBVにセットされている今回の測定に
よる実質平均速度等が表示部9に表示されることになる
(図4のステップS53〜S58参照)。
【0018】また、上記モードになっていないときに今
回の実質平均速度等を確認せんとする場合は、キー入力
部8のモードキーを操作して上記モードにすることにな
る。この場合、モードキーの操作の度に、それをステッ
プS5で検出し、ステップS6でモードレジスタMの値
を0、1、2とサイクリックに変更していくことにな
る。このようにして登降速度表示モードとしたときは、
ステップS7以下の処理の後、ステップS15の表示処
理で前述の如くして、実質平均速度等のデータが表示部
9に表示されることになる(図4のステップS53〜S
58参照)。
回の実質平均速度等を確認せんとする場合は、キー入力
部8のモードキーを操作して上記モードにすることにな
る。この場合、モードキーの操作の度に、それをステッ
プS5で検出し、ステップS6でモードレジスタMの値
を0、1、2とサイクリックに変更していくことにな
る。このようにして登降速度表示モードとしたときは、
ステップS7以下の処理の後、ステップS15の表示処
理で前述の如くして、実質平均速度等のデータが表示部
9に表示されることになる(図4のステップS53〜S
58参照)。
【0019】(ロ)時計モードで、かつ登降速度の測定
を行なっていないときの動作 先ず、ステップS1で32Hz信号があったかを調べ、
なかった場合には、直接ステップS4に進むが、32H
z信号があったときは、ステップS2でスタートフラグ
FSの値もモードレジスタMの値も1でないことを判断
し上記ステップS4に進む。そして、ステップS4では
キー入力があったかを判断し、なかったときは、ステッ
プS7を経てステップS15に進み、表示部9に現在時
刻を表示し(図4のステップS51参照)、ステップS
1に戻るという動作を繰返す。
を行なっていないときの動作 先ず、ステップS1で32Hz信号があったかを調べ、
なかった場合には、直接ステップS4に進むが、32H
z信号があったときは、ステップS2でスタートフラグ
FSの値もモードレジスタMの値も1でないことを判断
し上記ステップS4に進む。そして、ステップS4では
キー入力があったかを判断し、なかったときは、ステッ
プS7を経てステップS15に進み、表示部9に現在時
刻を表示し(図4のステップS51参照)、ステップS
1に戻るという動作を繰返す。
【0020】(ハ)高度計モードで、かつ登降速度の測
定を行なっていないときの動作 上記時計モードから高度計モードにモードを切換えるに
は、モードキーを操作するが、このとき該操作をステッ
プS5で検出し、ステップS6でモードレジスタMの値
を0から1とし高度計モードとする。このようにして高
度計モードとした後は、32Hz信号が送られてくる度
にステップS1でそれを検出し、ステップS2を経てス
テップS3で測定間隔レジスタKTの時間を1/32秒
だけ長いものとし、ステップS4、S7を経て、ステッ
プS8で測定間隔レジスタKTの時間が一定時間T0に
達したかを判断する。達していないときはステップS1
5へと進むが、達しているときは、ステップS9で測定
間隔レジスタKTの時間を0に戻し、ステップS10に
進み、その時点の高度を測定し、それを測定高度レジス
タHにセットし、ステップS11を経てステップS15
に進む。そしてステップS15では、測定高度レジスタ
Hにセットされているその時点の高度を表示部9に表示
し(図4のステップS52参照)、ステップS1に戻
る。
定を行なっていないときの動作 上記時計モードから高度計モードにモードを切換えるに
は、モードキーを操作するが、このとき該操作をステッ
プS5で検出し、ステップS6でモードレジスタMの値
を0から1とし高度計モードとする。このようにして高
度計モードとした後は、32Hz信号が送られてくる度
にステップS1でそれを検出し、ステップS2を経てス
テップS3で測定間隔レジスタKTの時間を1/32秒
だけ長いものとし、ステップS4、S7を経て、ステッ
プS8で測定間隔レジスタKTの時間が一定時間T0に
達したかを判断する。達していないときはステップS1
5へと進むが、達しているときは、ステップS9で測定
間隔レジスタKTの時間を0に戻し、ステップS10に
進み、その時点の高度を測定し、それを測定高度レジス
タHにセットし、ステップS11を経てステップS15
に進む。そしてステップS15では、測定高度レジスタ
Hにセットされているその時点の高度を表示部9に表示
し(図4のステップS52参照)、ステップS1に戻
る。
【0021】
【発明の効果】本発明は、以上詳述したように実質平均
速度の計測中は、一定時間毎に前回と今回の測定高度の
間に変化があったかを調べ、測定高度に変化があったと
きのみ、上記一定時間の時間経過があったとみなし、こ
のようにみなされた各経過時間の和で計測中に発生した
高度差を除すようにした電子式高度計に係るものである
から、実質的な登降動作にのみ着目した実質平均速度を
知得できる電子式高度計の提供を可能とする。
速度の計測中は、一定時間毎に前回と今回の測定高度の
間に変化があったかを調べ、測定高度に変化があったと
きのみ、上記一定時間の時間経過があったとみなし、こ
のようにみなされた各経過時間の和で計測中に発生した
高度差を除すようにした電子式高度計に係るものである
から、実質的な登降動作にのみ着目した実質平均速度を
知得できる電子式高度計の提供を可能とする。
【図1】本発明の一実施例の回路構成を示す図。
【図2】図1におけるRAMの構成を示す図。
【図3】上記実施例の動作の概要を示すジェネラルフロ
ーチャート。
ーチャート。
【図4】上記図3中の表示処理を詳細に示すフローチャ
ート。
ート。
5 RAM 6 圧力センサ 7 A/D変換回路 8 キー入力部 9 表示部 H 測定高度レジスタ BH 前回高度レジスタ ST 測定開始時刻レジスタ SH 測定開始高度レジスタ ET 測定終了時刻レジスタ EH 測定終了高度レジスタ KT 測定間隔レジスタ TC 高度変化時間レジスタ FS スタートフラグ M モードレジスタ AV 全平均速度レジスタ BV 実質平均速度レジスタ
Claims (1)
- 【請求項1】 間欠的に高度を測定する高度測定手段
と、 測定の開始、終了を指示するスイッチ手段と、 このスイッチ手段による指示で測定を開始した時の測定
開始高度を記憶する測定開始高度記憶手段と、 前記スイッチ手段による指示で測定を終了した時の測定
終了高度を記憶する測定終了高度記憶手段と、 前記高度測定手段で新たに高度が検出される毎に今回測
定された高度と前回測定された高度との差が所定値以上
あるか否かを検出する高度差検出手段と、 この高度差検出手段で所定値以上あると検出された際に
前回の高度測定から今回の高度測定までの間の時間が加
算され高度変化時間を得る時間記憶手段と、 前記測定開始高度、前記測定終了高度及び高度変化時間
から平均速度を求める平均高度算出手段とを備えること
を特徴とする電子式高度計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04105690A JP3131852B2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 電子式高度計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04105690A JP3131852B2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 電子式高度計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05280977A JPH05280977A (ja) | 1993-10-29 |
JP3131852B2 true JP3131852B2 (ja) | 2001-02-05 |
Family
ID=14414400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04105690A Expired - Fee Related JP3131852B2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 電子式高度計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3131852B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5245705B2 (ja) * | 2008-10-14 | 2013-07-24 | セイコーエプソン株式会社 | 登山支援情報処理装置 |
JP5640602B2 (ja) * | 2010-09-24 | 2014-12-17 | カシオ計算機株式会社 | 高度計 |
JP6325245B2 (ja) * | 2013-12-13 | 2018-05-16 | セイコーインスツル株式会社 | 電子機器、計測データ処理方法及び計測データ処理プログラム |
-
1992
- 1992-03-31 JP JP04105690A patent/JP3131852B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05280977A (ja) | 1993-10-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4835716A (en) | Compact measuring apparatus capable of measuring two different data with a single pressure sensor | |
AU604745B2 (en) | Clinical thermometer | |
US5526290A (en) | Pace calculation devices | |
JP2007526467A (ja) | アナログ表示昇降計を備えた携帯用電子装置 | |
JP2001289632A (ja) | 携帯型高度計および高度演算方法 | |
JPH10332414A (ja) | 携帯型gps受信装置 | |
JP3131852B2 (ja) | 電子式高度計 | |
JPH07333000A (ja) | 携帯用電子機器 | |
US5404341A (en) | Time measurement apparatus | |
JP4313511B2 (ja) | ストップウォッチ | |
EP0409568B1 (en) | Electronic timepiece | |
JP3161065B2 (ja) | アルコール濃度記憶装置及びこれを用いたアルコール濃度予測時間表示装置 | |
JP3236871B2 (ja) | 電子式高度計 | |
JP3424132B2 (ja) | ピッチ表示装置及びピッチ算出方法 | |
JPH05172569A (ja) | 高度測定装置 | |
JPH057589Y2 (ja) | ||
JP3498379B2 (ja) | 心拍計 | |
US20160327387A1 (en) | Altimeter, electronic timepiece, and program | |
JP3493550B2 (ja) | 歩数計及び歩数表示制御方法 | |
JP3027952B2 (ja) | 電子時計 | |
JPH0838462A (ja) | 脂肪消費量表示装置 | |
JPH0733130Y2 (ja) | センサ付電子機器 | |
JP2016212082A (ja) | 高度計、電子時計およびプログラム | |
JPH0673551B2 (ja) | 運動量検出装置 | |
JPH08235Y2 (ja) | 電子式水深計 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071124 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081124 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081124 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091124 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101124 Year of fee payment: 10 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |