JP5640602B2 - 高度計 - Google Patents

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Description

この発明は、高度を計測して記録可能な高度計に関する。
従来、高度センサを備え、高度データを取得することのできる電子高度計がある。このような電子高度計を用いて、例えば、スキーやスノーボードによる滑走前後の高度を記録することにより、滑走した高度差を示す滑走垂直距離のデータを取得することができる。
スキーやスノーボードでは、多くの場合、リフトやゴンドラに乗って上昇し、滑走して下降するという動作を複数回反復して行う。このとき、毎回滑走を開始および終了するたびに高度計のスイッチを操作するのは、非常に煩わしい。そして、一回滑走した後にユーザがデータの取得操作を行わないまま再びリフトやゴンドラに乗って上昇を開始してしまった場合、滑走垂直距離が正しく求められなくなってしまう。
そこで、本願発明に関連する発明として、例えば、特許文献1には、基準となる上昇速度以上での高度変化が検出された場合には、リフトによる上昇とその後の滑走という組み合わせが1回行われるものと判断して、自動的に滑走回数をカウントする技術が開示されている。
特開平6−137976号公報
しかしながら、従来、例えば、歩いて登ったりする場合や、リフトがしばしば停止する場合など、低速で上昇する場合には、確実に計数することができないという課題があった。
この発明の目的は、上下方向への移動動作回数や移動高度差をより確実に自動計数して取得することのできる高度計を提供することにある。
本発明は、
予め定められた時間間隔毎に高度を測定する高度測定手段と、
前記高度測定手段により測定された高度データを記憶する高度記憶手段と、
前記高度測定手段による測定開始時に測定された初期高度を前記高度記憶手段に記憶させる初期高度記憶制御手段と、
予め定められた基準高度差以上の上昇及び下降を含む動作の組み合わせからなる高度変化動作の回数を記憶する回数記憶手段と、
記高度測定手段により測定された高度データに基づいて前記初期高度から最初に前記基準高度差上昇したか否かを判別する動作開始判別手段と、
各回の前記高度変化動作における下降時に前記高度測定手段により測定された最低高度を前記高度記憶手段に記憶させる最低高度記憶制御手段と、
各回の前記高度変化動作の期間中に、前記高度測定手段により測定された高度データに基づいて前記最低高度から前記基準高度差上昇したか否かを判別する動作継続判別手段と、
前記動作開始判別手段により最初に前記基準高度差上昇したと判別された場合、及び、前記動作継続判別手段により前記基準高度差上昇したと判別された毎に、前記回数記憶手段が記憶する回数データを歩進させる歩進手段と、
前記動作継続判別手段により前記基準高度差上昇したと判別された場合に、前回の基準高度差上昇に対応する前記高度変化動作の期間を決定し、当該高度変化動作の期間内での高度差に基づき移動垂直高度を算出して当該移動垂直高度を前記高度記憶手段に順次記憶させると共に、前記高度記憶手段に記憶させた前記最低高度を初期化して前記最低高度記憶制御手段、及び、前記動作継続判別手段を再動作させる計測制御手段と
を備えることを特徴とする高度計である。
本発明に従うと、高度測定手段により予め定められた間隔で自動測定された高度データに基づき、初期高度や下降動作時に計測された最低高度から予め定められた基準高度差の上昇が検出されたか否かに基づいて上昇動作と下降動作を繰り返す反復的な高度変化動作の実行回数を判別するので、上下方向への移動動作回数や移動高度差をより確実に自動計数して取得することができるという効果がある。
本発明の実施形態の高度計の内部構成を示すブロック図である。 本実施形態の高度計における滑走回数及び垂直滑走高度の測定手法を説明する図である。 本実施形態の高度計における計測処理の制御手順を示すフローチャートである。 垂直滑走高度の測定方法の変形例を説明する図である。
以下、本発明の実施形態の電子高度計を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態の電子高度計の内部構成を示すブロック図である。
電子高度計1は、例えば、ユーザの手首に着脱可能な腕時計型の携帯型電子高度計である。この電子高度計1は、発振回路11と、分周回路12と、計時手段としての時刻計数回路13と、高度測定手段としての圧力センサ14と、A/D変換回路15と、CPU(Central Processing Unit)16(初期高度記憶制御手段、動作開始判別手段、最低高度記憶制御手段、動作継続判別手段、歩進手段、計測制御手段)と、RAM(Random Access Memory)17(高度記憶手段、回数記憶手段、累積垂直高度記憶手段)と、ROM(Read Only Memory)18と、操作部19と、表示駆動回路20と、表示部21などを備えている。
発振回路11は、例えば、水晶発振回路であり、所定の周波数信号を生成して分周回路12へ出力する。分周回路12は、発振回路11から入力された周波数信号を分周し、時刻の計数に必要な1秒信号やCPU16の動作制御に必要な周波数の信号を生成して出力する。
時刻計数回路13は、分周回路12から入力した1秒信号を計数するカウンタであり、基準時刻からの経過時間をカウントすることで現在時刻を計数してCPU16へ出力する。
圧力センサ14は、大気圧の測定用センサであり、特に制限されないが、例えば、ピエゾ抵抗型半導体センサである。圧力センサ14からは、この圧力センサ14が受ける大気圧を示す電気信号がA/D変換回路15へ出力される。A/D変換回路15は、圧力センサ14から出力された電気信号を所定のサンプリング周波数でデジタルデータに変換してCPU16へ出力する。CPU16へ出力された大気圧のデータは、ROM18に格納された標準的な大気圧の高度分布に基づく変換テーブルを用いて高度データに変換される。なお、電波計測による高度計を備えて高度データを直接CPU16へ出力させることもできる。
RAM17は、CPU16に作業用のメモリ空間を提供するとともに、操作部19からの指令などにより取得した時刻データや高度データを記憶する。ROM18は、CPU16が実行する制御プログラムや初期設定データ、大気圧と高度の間の変換テーブルなどを格納する。
CPU16は、ROM18から読み出された制御プログラムを実行して電子高度計1の全体的な制御統括を行い、また、各種演算処理を行う。また、CPU16は、圧力センサ14により計測され、A/D変換回路15でデジタル変換されて入力された大気圧の値から高度の値に変換する処理を行う。この際、CPU16は、ROM18に格納された変換テーブルを用いるとともに、操作部19からの入力信号に基づいて大気圧変動の影響に対する補正処理を行うことができる。
操作部19は、表示部21へ表示させたい内容をユーザが切り換えたり、種々のプログラムを実行させたりする際に利用されるスイッチである。本実施形態の電子高度計1において実行される滑走回数および滑走高度の計測プログラムでは、ユーザの操作に基づいて開始命令と終了命令が入力される。この計測プログラムによる計測開始から終了までの間では、自動的に滑走回数がカウントされ、また、毎回滑走高度が算出されていく。
表示部21は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)である。表示部21には、高度表示部21a、測定回数表示部21b、累計滑走高度表示部21c、および、時刻表示部21dなどが備えられている。滑走回数および滑走高度計測プログラムが実行されている間には、CPU16からの制御指令に基づく表示駆動回路20から各表示部21a〜21dへの駆動信号により高度データ、測定回数、累計滑走高度データ、および、時刻データを表示することが可能となっている。また、滑走回数および滑走高度の計測プログラムの実行中や、実行が終了した後には、操作部19から送られた入力指令により、取得されてRAM17に記憶されている各回の滑走番号、滑走垂直高度データ、および、計測時刻データをそれぞれ表示部21b〜21dに順番に切り替えて表示させることができる。
次に、電子高度計1における滑走回数および滑走高度の測定方法について説明する。
図2は、滑走回数および垂直滑走高度の測定方法について説明する図である。
スキーやスノーボードで滑走する際には、滑走者は、先ず、リフトやゴンドラを利用して上昇し(地点(a)から地点(c))、その後、スキーやスノーボードによる滑走に伴い下降する(地点(c)から地点(d))。このように、上昇動作と下降動作とは、セットで現れる。また、リフトやゴンドラによる上昇中は、ほぼ単調に上昇して、リフトやゴンドラの中途で大きく高度を下げることはない。一方、通常の滑走中は、ほぼ単調に下降して、滑走の中途で大きく高度を上げることはない。そこで、本実施形態の電子高度計1では、所定の時間間隔で定期的に高度データを取得する。そして、高度が相対的に15m上昇した場合(地点(a)から地点(b))には、リフトやゴンドラを用いて上昇しているものと判断し、その後、滑走が1回行われるものと判断する。また、高度が上昇し始めた後に計測された最高高度をリフトやゴンドラから降りた地点、即ち、滑走開始地点の高度と判断する(地点(c))。
通常、複数回の滑走を繰り返す場合には、滑走を終えた後に、再びリフトやゴンドラを用いて上昇を開始する(地点(d)から地点(e))。従って、再び高度が15m上昇したことを検出すると、今回の滑走が終了したとともに、その後、次の滑走が1回行われるものと判断する。そして、前回の最高高度(地点(c))が設定されてから、高度の上昇を検出するまで(地点(e))の間に計測された最低高度が滑走終了地点の高度と判断される(地点(d))。即ち、滑走開始地点高度(地点(c))と滑走終了地点高度(地点(d))との高度差が滑走垂直高度(DSC)として算出される。
次に、電子高度計1における滑走回数および滑走高度の測定動作について説明する。
図3は、電子高度計1における滑走回数および滑走高度の測定動作に係るCPU16の制御処理の手順を示したフローチャートである。
この制御処理は、操作部19のユーザ操作による開始命令入力が検出されることで開始され、操作部19のユーザ操作による終了命令入力が検出されるまで継続的に実行される。
制御処理が開始されると、CPU16は、先ず、圧力センサ14に指令を送って計測を開始させ、A/D変換回路15から入力された計測データ信号に基づいて高度を算出する(ステップS101)。それから、CPU16は、この高度の値と、初期高度が算出された時刻とを初期高度および開始時刻データとしてRAM17に記憶させる(ステップS102)。また、滑走回数を示す変数に初期値として“0”を設定する。
CPU16は、予め定められた時間間隔でA/D変換回路15から入力された圧力の計測データ信号に基づいて高度を算出する(ステップS103)。そして、CPU16は、算出された高度とメモリされた初期高度との高度差が+15m以上であるか否かを判別する(ステップS104)。高度差が+15m以上ないと判別された場合には、CPU16は、“NO”に分岐してステップS103の処理に戻り、高度の算出を繰り返す。
ステップS104の判別処理で、高度差が+15m以上であると判別された場合は、CPU16は、リフトやゴンドラによる上昇が開始されたと判断して“YES”に分岐し、滑走回数に1を加算する(ステップS105)。また、このとき、CPU16は、最高高度のデータおよび最低高度のデータを初期化する。それから、CPU16は、再び、予め定められた時間間隔でA/D変換回路15から入力された圧力の計測データ信号に基づいて高度を算出する(ステップS106)。
CPU16は、ステップS105の処理で滑走回数が加算された後に算出された最高の高度をこの滑走における最高高度として測定時刻データとともにRAM17に記憶させる。即ち、リフトやゴンドラによる上昇が継続している間には、RAM17に記憶させる最高高度の値は、随時更新される。また、CPU16は、この最高高度よりも低い高度が算出された後に算出された最低の高度をこの滑走における最低高度として測定時刻データとともにRAM17に記憶させる(ステップS107)。即ち、最低高度のデータは、リフトやゴンドラから降りて滑走による下降が開始された後にRAM17に記憶され、滑走が継続している間には、随時更新される。なお、最高高度データを更新中の各時点で、最高高度から所定の高度(例えば、−10m)下降した場合にのみ最低高度のデータ更新を開始するとすることで、リフトやゴンドラのケーブルの撓みによる一時的な高度の低下の影響を除外することができる。
次に、CPU16は、算出された最新の高度(現在高度)がRAM17に記憶された今回の滑走の最低高度より15m以上高いか否かを判別する。現在高度が最低高度より15m以上高くないと判別された場合には、CPU16の処理は、“NO”に分岐してステップS111へ移行する。また、未だ今回の滑走の最低高度のデータがRAM17に記憶されていない場合も、CPU16の処理は、“NO”に分岐する。
ステップS111の処理に移行すると、CPU16は、操作部19からのストップ操作の入力信号を検出したか否かを判別する。ストップ操作の入力信号が検出されていないと判別された場合には、CPU16の処理は、ステップS106に戻る。
ステップS111の判別処理でストップ操作の入力信号が検出されたと判別された場合には、CPU16は、現在RAM17に記憶されている最高高度データと最低高度データの差を計算して今回の滑走垂直高度としてRAM17に記憶させる(ステップS112)。それから、CPU16は、ステップS105の処理でカウントされていた滑走回数のデータを合計滑走回数としてRAM17に記憶させる(ステップS113)。そして、CPU16は、RAM17に記憶されている全滑走の累計滑走垂直高度を算出してRAM17に記憶させるとともに、現在時刻を取得して計測終了時刻としてRAM17に記憶させ(ステップS114)、制御処理を終了する。このとき、CPU16は、圧力センサ14に信号を送って圧力センサ14の動作を停止させる。
一方、ステップS108の判別処理で、現在高度が今回の滑走における最低高度より15m以上高いと判別された場合には、CPU16の処理は、ステップS109へ移行する。CPU16は、現在RAM17に記憶されている最高高度データと最低高度データの差を計算し、今回の滑走垂直高度としてRAM17に記憶させる(ステップS109)。それから、CPU16は、ステップS105の処理でカウントされていた滑走回数のデータを合計滑走回数としてRAM17に記憶させる(ステップS110)。そして、CPU16の処理は、ステップS105へ戻り、次の滑走に係るデータの取得処理を行う。
以上のように、上記の実施形態の電子高度計1によれば、圧力センサ14の計測により得られた大気圧データに基づいて所定の時間間隔で高度データが算出され、算出された高度が初期高度、又は、滑走時の最低高度から15m以上上昇したか否かを判別することにより自動的にリフトなどによる上昇および滑走による下降という期間が特定され、滑走回数および滑走垂直高度が計数される。従って、ユーザは、スキー場で最初に滑走を開始するタイミングと、最後の滑走を終了したタイミングのみで操作部19への操作を行えばよく、滑走途中での操作を必要とせずに、簡便に滑走回数および滑走垂直高度の計測を行うことができる。
また、その日の一連の滑走の累積滑走垂直高度を算出することができるので、その日のトータルの運動量や練習量を簡単に見積もることができる。
また、初期高度、又は、滑走時の最低高度から予め定めた基準高度の上昇検出することで、滑走の開始を検出するので、例えば、緩斜面を歩いて登った場合、途中で落し物をして一部の区間を戻った場合や、緩斜面などでリフトの乗り降りに失敗する人が頻発して上昇速度が上がらなかったような場合でも確実に滑走回数を計数することができる。
また、滑走毎に個別の滑走高度をRAM17に記憶させることができるので、例えば、一日の間に複数のコースを滑走した場合に、それぞれの滑走データを取得することができる。
また、滑走毎にリフトなどで上昇した最高高度と、滑走で下降した際の最低高度とのみに基づいてRAM17に記憶させることにより、容易に滑走垂直距離を算出することができる。
また、滑走時刻を滑走垂直距離のデータと併せてRAM17に記憶させることができるので、一日の滑走情報をより分かりやすく取得することができる。
また、リフトやゴンドラといった上昇時の高度変化に基づいて滑走回数を特定することで、特にスキーやスノーボードの滑走動作を行う際に、最高高度地点から最低高度地点までの滑走の一連のデータを容易に取得することができる。
また、リフトやゴンドラといった上昇時の高度変化の中途で滑走期間を区切って滑走データの取得を行うことで滑走下降時のデータをリアルタイムで取得することができ、従って、不要に上昇時のデータをRAM17に蓄えることなく、容易に滑走時の必要なデータを選択してRAM17に記憶させていくことができる。
[変形例1]
図4は、電子高度計1における滑走回数および滑走高度の測定動作に係るCPU16の制御処理の手順の変形例を示したフローチャートである。
図4のフローチャートにおいて、図3で示した処理と同一のものは、同一の符号を付して説明を省略する。
ステップS105aの処理で、CPU16は、滑走回数に1を加算する際、併せて、最高高度のデータおよび最低高度のデータとともに、積算上昇高度Aおよび積算下降高度Dのデータも初期化する。
ステップS106の処理で、高度計測が行われると、CPU16は、最低高度のデータのみが検出された場合に更新する(ステップS107a)。即ち、CPU16は、積算下降高度Dが0でなくなり、下降動作が開始された後に計測された最低高度のデータを随時更新していく。
次に、CPU16は、後述するステップS226で設定された前回高度と今回高度との高度差ΔHを算出する(ステップS221)。そして、CPU16は、この高度差ΔHが2m以上であるか否かを判別する(ステップS222)。高度差ΔHが2m以上であると判別された場合には、CPU16は、この高度差ΔHを積算上昇高度Aに積算する(ステップS223)。その後、CPU16の処理は、ステップS108へ移行する。一方、ステップS222の判別処理で高度差ΔHが2m未満であると判別された場合には、CPU16の処理は、ステップS224へ移行し、CPU16は、高度差ΔHが−2m以下であるか否かを判別する。高度差ΔHが−2m以下であると判別された場合には、CPU16は、この高度差ΔHを積算下降高度Dに積算する(ステップS225)。その後、CPU16の処理は、ステップS108へ移行する。ステップS224の判別処理で高度差ΔHが−2mより大きいと判別された場合には、CPU16の処理は、そのままステップS108へ移行する。
ステップS108の判別処理で、現在高度が最低高度より15m以上高いと判別された場合、CPU16の処理は、ステップS109aに移行し、CPU16は、滑走垂直高度として、ステップS225の処理で積算された積算下降高度DをセットしてRAM17に記憶させる。また、ステップS111の判別処理で、ストップ操作の入力信号が検出されたと判別された場合には、CPU16の処理は、ステップS112aに移行し、同様に、CPU16は、滑走垂直高度として、ステップS225の処理で積算された積算下降高度DをセットしてRAM17に記憶させる。
ステップS111の判別処理で、ストップ操作の入力信号が検出されなかったと判別された場合には、CPU16の処理は、ステップS226へ移行し、ステップS106の処理で計測された現在高度の値を前回高度値として設定する。そして、CPU16の処理は、ステップS106へ移行する。なお、高度差ΔHの絶対値が2m未満であり、ステップS222およびステップS224の判別処理で何れも“NO”に分岐した場合には、誤差範囲の変動としてステップS226の処理を行わないこととしても良い。
以上のように、変形例1の制御処理に係る滑走回数および滑走高度の測定動作では、最高高度を求める代わりに高度計測が実行される毎に高度の相対変化量を算出し、この相対変化量を正の場合と負の場合で積算していくことにより滑走垂直高度を求めることが可能である。このような測定動作を用いることにより、中途に上り坂が存在するような場合に、より正確にトータルの下降高度を算出することが可能になる。また、この場合には、下降高度と同時に上昇高度も算出することができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。例えば、上記実施の形態では、高度計測の間隔は一定であったが、リフトで上昇中の計測間隔と、滑走中の計測間隔とでは異なる値に設定することも可能である。
また、上記実施の形態では、高度変化動作としてスキーやスノーボードの滑走の計測に用いたが、例えば、そり滑りやグラススキーの滑走の計測など、他の用途に用いても良い。
また、上記実施の形態では、滑走時の下降高度の計測に用いたが、或いは、例えば、フリークライミングにおいて、登攀時の上昇高度の計測に用いることも可能である。
また、上記実施の形態で示した基準となる高度変化、例えば、最低高度から15mの上昇といった値は任意に変更することができる。例えば、マウンテンボードのように滑走垂直距離が小さい場合には、より小さい値に変更することもできるし、パラグライダーのように飛行垂直距離が大きい場合には、大きい値に変更することができる。
また、上記実施の形態では、最低高度から15mの上昇が検出された時点(図3における地点b、e)で滑走期間を終了すると共に、次の滑走期間を開始させたが、最低高度から15mの上昇が検出された場合に、滑走が終了し、また、上昇が開始された時点(図3における地点d)に戻って滑走期間を終了し、次の滑走期間を開始させることとしても良い。このように一回の高度変化動作の期間を設定することで、上昇高度の算出が必要な場合に、容易に求めることができる。
また、上記実施の形態では、各滑走期間の最高高度とその後の最低高度のデータをRAM17に記憶させ、また、上記変形例1では、各滑走期間の最低高度のデータのみをRAM17に記憶させたが、滑走の途中の高度データも全てRAM17に記憶させることとしても良い。
また、上記実施の形態では、各滑走期間の滑走垂直高度と、全滑走期間の累積滑走垂直高度とを算出させたが、何れか一方の計算のみでも良い。その他、上記実施の形態で示した具体的な構成の細部などに関しては、発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
1 電子高度計
11 発振回路
12 分周回路
13 時刻計数回路
14 圧力センサ
15 A/D変換回路
16 CPU
17 RAM
18 ROM
19 操作部
20 表示駆動回路
21 表示部
21a 高度表示部
21b 測定回数表示部
21c 累計滑走高度表示部
21d 時刻表示部

Claims (5)

  1. 予め定められた時間間隔毎に高度を測定する高度測定手段と、
    前記高度測定手段により測定された高度データを記憶する高度記憶手段と、
    前記高度測定手段による測定開始時に測定された初期高度を前記高度記憶手段に記憶させる初期高度記憶制御手段と、
    予め定められた基準高度差以上の上昇及び下降を含む動作の組み合わせからなる高度変化動作の回数を記憶する回数記憶手段と、
    前記高度測定手段により測定された高度データに基づいて前記初期高度から最初に前記基準高度差上昇したか否かを判別する動作開始判別手段と、
    各回の前記高度変化動作における下降時に前記高度測定手段により測定された最低高度を前記高度記憶手段に記憶させる最低高度記憶制御手段と、
    各回の前記高度変化動作の期間中に、前記高度測定手段により測定された高度データに基づいて前記最低高度から前記基準高度差上昇したか否かを判別する動作継続判別手段と、
    前記動作開始判別手段により最初に前記基準高度差上昇したと判別された場合、及び、前記動作継続判別手段により前記基準高度差上昇したと判別された毎に、前記回数記憶手段が記憶する回数データを歩進させる歩進手段と、
    前記動作継続判別手段により前記基準高度差上昇したと判別された場合に、前回の基準高度差上昇に対応する前記高度変化動作の期間を決定し、当該高度変化動作の期間内での高度差に基づき移動垂直高度を算出して当該移動垂直高度を前記高度記憶手段に順次記憶させると共に、前記高度記憶手段に記憶させた前記最低高度を初期化して前記最低高度記憶制御手段、及び、前記動作継続判別手段を再動作させる計測制御手段と
    を備えることを特徴とする高度計。
  2. 前記計測制御手段は、前記歩進手段により前記回数記憶手段が記憶する回数データが歩進されてから、次に回数データが歩進されるまでの期間に前記高度測定手段により計測された最高高度を取得し、当該最高高度と前記最低高度との高度差に基づいて前記移動垂直高度を算出する
    ことを特徴とする請求項1記載の高度計。
  3. 現在時刻を計数する計時手段を備え、
    前記計測制御手段は、前記高度記憶手段に前記移動垂直高度を記憶させた時刻を当該移動垂直高度と関連付けて前記高度記憶手段に記憶させる
    ことを特徴とする請求項1記載の高度計。
  4. 前記基準高度差は、正の値である
    ことを特徴とする請求項1記載の高度計。
  5. 前記計測制御手段は、
    複数回に亘って前記基準高度差上昇が判別された際の隣接する2回の判別タイミングの間の期間を各々の前記高度変化動作の期間として設定する
    ことを特徴とする請求項1記載の高度計。
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