JP2001289466A - 空気調和機の室外ユニット - Google Patents

空気調和機の室外ユニット

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JP2001289466A JP2000107996A JP2000107996A JP2001289466A JP 2001289466 A JP2001289466 A JP 2001289466A JP 2000107996 A JP2000107996 A JP 2000107996A JP 2000107996 A JP2000107996 A JP 2000107996A JP 2001289466 A JP2001289466 A JP 2001289466A
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進 濱田
Yoji Sekine
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Abstract

(57)【要約】 【課題】空気調和機の室外ユニットにおいて、吹出グリ
ルの静圧回収特性を安価な構成で改善して、高風量・省
電力化を図ること。 【解決手段】プロペラファン6の吹き出し側に吹出グリ
ル30を配置し、プロペラファン6に同心円に形成され
る複数の円形状桟9と半径方向に延びる複数の放射状桟
8とを合成樹脂で一体に形成した吹出グリル30とし、
放射状桟8を軸方向に断面円弧状に傾斜させた板状とし
かつ半径方向中央側より外側の方が同じ曲率で幅広に形
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機の室外
ユニットに係わり、プロペラファンの吹き出し側に吹出
グリルを配置した空気調和機の室外ユニットに好適なも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和機の室外ユニットとして
は、特開昭60−62567号公報の第3図、第4図、
第6図及びそれに関する説明に記載されているように、
プロペラファンと、プロペラファンの吸込側に配置され
た熱交換器と、プロペラファンの吹き出し側に配置され
た板状のガード格子とを備え、ガード格子の断面を出口
面で軸方向に向くように円弧状に傾斜してガード格子の
入口損失を少なくし、出口側にて回転方向の旋回流れを
軸方向の旋回のない流れに変えて広がりの少ない吹き出
し流とし、逆方に流出して熱交換器の空気のショートサ
ーキットを防止することにより熱交換効率の向上に貢献
しようとするものがある(従来技術1)。
【0003】また、従来の空気調和機の室外ユニットと
しては、特開昭60−62693号公報の第5図から第
7図及びそれに関連する説明に記載されているように、
プロペラファンと、プロペラファンの吸込側に配置され
た熱交換器と、プロペラファンの吹き出し側に配置され
た板状のガードとを備え、前記ガードが半径方向に向か
う格子がファンの外周に至るまで配置して多風量を得る
ようにし、この場合に、大きいガード格子と小さいガー
ド格子についてその入口をずらすことにより旋回流を静
圧として回復させる効率を高め、ファン駆動力を小さく
しようとするものがある(従来技術2)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術1は、同心円状に配置する桟が無いため、外
部からの異物の進入を防ぐためには放射状に伸びる桟が
多数必要となる。このため吹出グリルを通過する際の損
失、騒音ともに大きくなるという問題がある。
【0005】一方、上述した従来技術2は、放射状に伸
びる桟と同心円状配置した桟がともに回転軸に対して平
行に下流に向かって伸びているため、旋回流を回転軸方
向に転向することができずに損失となり、空力特性の改
善につながらないという問題がある。
【0006】そして、従来技術1及び2には、放射状に
延びる桟の半径方向にわたる形状及び幅や、空気流の流
入角や、桟の枚数に関して、コスト、風量、騒音等を具
体的に改善することについては記載されていない。
【0007】本発明の目的は、安価で、高風量・省電力
化を図ることができる空気調和機の室外ユニットを提供
することにある。
【0008】本発明の別の目的は、低騒音で、高風量・
省電力化を図ることができる空気調和機の室外ユニット
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の第1の特徴は、室外ユニットの枠体と、枠体
内に配置されたプロペラファンと、プロペラファンの吸
込側に配置された熱交換器と、プロペラファンの吹き出
し側に配置された吹出グリルとを備え、吹出グリルは、
円周方向に延びる複数の円形状桟と、半径方向に延びる
複数の放射状桟とを有し、放射状桟は、プロペラファン
の軸方向に傾斜させた板状とし、かつ半径方向中央側よ
り外側の方を幅広に形成したことにある。
【0010】本発明の第2の特徴は、さらに、吹出グリ
ルは、円周方向に延びる複数の円形状桟と、半径方向に
延びる複数の放射状桟とを合成樹脂で一体に形成し、放
射状桟は、プロペラファンの軸方向に断面円弧状に傾斜
させた板状とし、かつ半径方向中央側より外側の方が同
じ曲率で幅広に形成したことにある。
【0011】本発明の第3の特徴は、さらに、プロペラ
ファンから吹出されて放射状桟に流入する空気の流入角
度を20度を越え45度未満にしたことにある。
【0012】本発明の第4の特徴は、さらに、放射状桟
は円周方向にわたって2枚から30枚の範囲で設けたこ
とにある。
【0013】本発明の第5の特徴は、さらに、円形状桟
は放射状桟の空気吹き出し側に位置して設けたことにあ
る。
【0014】本発明の第6の特徴は、さらに、円形状桟
はその間の間隔を15mmより小さい間隔で設けたこと
にある。
【0015】本発明の第7の特徴は、室外ユニットの枠
体と、枠体内に配置されたプロペラファンと、プロペラ
ファンの吸込側に配置された熱交換器と、プロペラファ
ン外周の外方に配置されたマウスリングと、プロペラフ
ァンの吹き出し側に配置された吹出グリルとを備え、マ
ウスリングは、プロペラファン外周に近接する内側リン
グ部と、この内側リング部の前端部より前方でそれより
径の若干大きな外側リング部とを有し、吹出グリルは、
円周方向に延びる複数の円形状桟と、半径方向に延びる
複数の放射状桟とを有し、かつ内側リング部の前端部と
の間に隙間を設けて配置し、放射状桟は、プロペラファ
ンの軸方向に傾斜させた板状とし、かつ半径方向中央側
より外側の方を幅広に形成すると共に、プロペラファン
の外周より外方に延長させたことにある。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施例を図面を
参照して説明する。なお、第2実施例以降の実施例にお
いては第1実施例と共通する構成の一部を省略すると共
に、重複する説明を省略する。また、各実施例の図にお
ける同一符号は同一物又は相当物を示す。
【0017】まず、本発明の第1実施例を図1から図5
を参照して説明する。図1は本発明の第1実施例の空気
調和機の室外ユニットの側面断面図、図2は図1の室外
ユニットの吹き出し側から見た正面図である。
【0018】本発明の第1実施例における空気調和機
は、室内ユニットと室外ユニット20とを冷媒配管、電
気配線等を介して接続され、室内の冷暖房を行なうよう
に構成されている。室外ユニット20は、ユニット枠体
1内に熱交換器2、モータ3、マウスリング4、電気品
5及び圧縮機等を収納している。熱交換器2及び圧縮機
は、室内熱交換器、膨張弁、四方弁等と共に冷凍サイク
ルを構成する。
【0019】プロペラファン6は、ボス部6aと羽根部
6bとを有し、モータ3の回転軸3aに取り付けられ、
ユニット枠体1内の中央部に配置されている。このプロ
ペラファン6は、図2の矢印Pに示すように時計方向に
回転し、これにより図1の矢印Qのようにプロペラファ
ン6の背面側から空気を吸い込んで前面側に吹出す。モ
ータ3は、プロペラファン6の空気吸込側に位置し、モ
ータステー7によりユニット枠体1に取り付けられてい
る。モータステー7は、空気の流れに対する圧力損失が
極力小さくなる形状になっている。
【0020】熱交換器2は、伝熱管と熱交換フィンとか
らなるクロスフィン型熱交換器であり、L字形に形成さ
れてユニット枠体1の背面及び側面にまたがって位置
し、プロペラファン6の吸込側に配置されている。この
熱交換器2は、プロペラファン6により通風される空気
と伝熱管内の熱媒体とが伝熱管及び熱交換フィンを介し
て熱交換するものであり、その風量が多いほど熱交換量
が増大し、空気調和機の室外ユニットの性能が向上し、
省電力となるものである。
【0021】金属製マウスリング4は、プロペラファン
6の外周の外方に配置され、プロペラファン6から吹き
出される空気流を案内するものであり、プロペラファン
6の外周に近接してプロペラファン6の前縁部からその
吹き出し縁より前方に突出する内側リング部4aと、こ
の内側リング部4aの前端部より前方に突出して内側リ
ング部4aの径より若干大きな径の外側リング部4bと
を有している。内側リング部4aの下流側端部から外側
リング部4bに至る通風路の面積が急拡大する構造とな
っている。なお、このマウスリング4はプラスチック製
でもよい。
【0022】電気部品5は、プロペラファン6の上方に
配置され、モータ3及び圧縮機の回転数を制御するため
の電気回路などを収納している。なお、圧縮機は、プロ
ペラファン6の側方に配置されている。
【0023】吹出グリル30は、複数の放射状桟8、複
数の円形状桟9、複数の中央円板部10及び外周縁部1
1が射出成形により合成樹脂で一体に成形され、プロペ
ラファン6の前方に配置されている。このように、吹出
グリル30は射出成形により合成樹脂で形成されている
ので、容易に製作することができる。
【0024】放射状桟8は、中央円板部10と外周縁部
11との間に放射状に延びる弦のように形成され、複数
の中央円板部10を支持するために円周方向に複数(こ
の実施例では18枚)設けられている。
【0025】この放射状桟8は、図3に示すプロペラフ
ァン6の軸方向に対する断面図から明らかなように、取
り付け角θを有して軸方向に円弧状に傾斜して延びる板
状(この実施例では翼状)となっており、プロペラファ
ン6から流入する旋回流の有する動圧エネルギーを静圧
エネルギーに変換して回収する機能を有している。
【0026】また、放射状桟8は、その断面形状が円弧
状に傾斜した状態で半径方向に延びており、その幅cが
半径方向中央側の幅c1より外側の幅c2方が幅広とな
っており、簡単な構成で、プロペラファン6から流入す
る旋回流の有する動圧エネルギーを静圧エネルギーに変
換して回収する機能が半径方向中央側から外側にわたっ
て効率よく行なえるようになっている。なお、放射状桟
8による旋回流の有する動圧エネルギーを静圧エネルギ
ーに変換する点に関しては、図3を参照して詳細を後述
する。
【0027】さらに、マウスリング4をプロペラファン
6に近接しかつその吹き出し縁より前方に突出する内側
リング部4aとこの内側リング部4aの前端部より前方
でそれより径の若干大きな外側リング部4bとを有する
ように形成し、軸方向に傾斜した放射状桟8をプロペラ
ファンの外周より外方に延長させているので、プロペラ
ファン6の外径より大きい径においても旋回流の持つ動
圧エネルギーを静圧として効率よく回収することができ
ると共に、プロペラファン6から吹き出される空気流の
速度が内側リング部4aから外側リング部4bで低減し
て放射状桟8に流入し、放射状桟8で発生する騒音を低
減することができる。
【0028】円形状桟9は、プロペラファン6に異物や
指等が触れるのを防止するためのものであり、同心円に
複数枚配置され、それぞれの間の隙間は15mm以下と
している。このように、プロペラファン6に対する異物
や指等が触れるのを防止する機能を円形状桟9に持たせ
ることにより、放射状桟8にこの機能を持たせる必要が
なくなり、放射状桟8の設置枚数等の制約が解消でき
る。なお、円形状桟9は、円周方向に延びている桟であ
ればよく、例えば、放射状桟8の間を直線状に結ぶもの
でもよく、また、この直線状に結ぶ桟が半径方向にずれ
ていてもよい。
【0029】中央円板部10は、吹出グリル30の中央
部に位置してプロペラファン6のボス部6aに対向する
円板状に設けられ、円形状桟9の中央側が一体に形成さ
れて円形状桟9の中央側の補強機能を有している。ま
た、外周縁部11は、吹出グリル30の外周部に位置し
てリング状に形成され、円形状桟9の外周側が一体に形
成されて円形状桟9の外周側の補強機能を有している。
【0030】このように放射状桟8、円形状桟9、中央
円板部10及び外周縁部11を一体に形成した吹出グリ
ル30は、ユニット枠体1に外部から着脱可能に外周縁
部11が装着されている。そして、放射状桟8の前縁部
は中央部が前方に円弧状に突出するように形成されてい
るため、軸方向の応力や圧縮機等から発生する振動に対
して強くなり、また、デザイン面でも優れている。
【0031】次に、プロペラファン6から吹き出される
空気流と吹出グリル30との関係を図3を参照して説明
する。図3は図1のA−A断面及びB−B断面部分を対
比して示す空気流の変換図である。なお、図3(a)が
図1のA−A断面部分、図3(b)が図1のB−B断面
部分を示す。
【0032】図3の太い矢印で示すようにプロペラファ
ン6が回転すると、プロペラファン6から旋回流れと軸
流流れを有する吹き出し流れが発生し、図3の矢印に示
す流入速度を有する流入流れとなる。この流入流れは、
軸方向に対して流入角βiの角度をもつ流入速度で放射
状桟8に流入する。
【0033】この流入速度は軸方向に流れる軸流速度と
プロペラファン6の回転方向に流れる旋回速度の2方向
のベクトル成分に分けられる。軸流速度は風量に関わる
速度であるが、旋回速度は軸方向に対して直角、すなわ
ち周方向成分であるために風量には関係しない。このプ
ロペラファン6の吹き出し側での旋回流成分は、単に空
気を掻き回すだけであり、軸方向の流れにスムーズに転
向させないと損失なる。即ち、この旋回成分の持つ動圧
エネルギーは効率低下をもたらす。
【0034】そこで、放射状桟8をプロペラファン6の
軸方向に断面円弧状に傾斜した板状に形成することによ
り、旋回速度を小さくし、周方向のエネルギー損失とな
る旋回流を静圧として回収することで、プロペラファン
6の入力増加を伴わないで、風量を増加することがで
き、空気調和機の室外ユニットの高効率化、省電力化を
図ることができる。
【0035】プロペラファン6から放射状桟8に流入す
る旋回速度は、ほぼ径に比例して大きくなり、軸流速度
は径の70〜80%近傍で最大となることが知られてい
る。つまり、流入角βiは、半径方向中央側の径の小さ
い部分の図3(b)に示す流入角βi1から半径方向外
側の径の大きい部分の図3(a)に示す流入角βi2の
ように、径の増大に伴い大きくなるため、この流入角β
iの変化にあわせて旋回流成分を軸流成分に転向して旋
回速度のもつ動圧エネルギーを効率よく回収することが
必要である。
【0036】このために、放射状桟8を中央側と外周側
で軸方向にねじることにより取り付け角θを流入角βi
にあわせて変化させることが考えられるが、吹出グリル
30を射出成形する金型が極めて複雑となり、製作コス
トの増加するといった問題がある。
【0037】そこで、プロペラファンの軸方向に断面円
弧状に傾斜させた板状とした放射状桟8を半径方向中央
側より外側の方が同じ曲率で幅広に形成したことによ
り、流入速度の流入角βiの変化に対応して、旋回流の
持つ動圧エネルギーを静圧エネルギーとして効率よく回
収することができる。
【0038】また、円形状桟9を放射状桟8の空気吹き
出し側に位置して設けたことにより、プロペラファン6
の軸方向に断面円弧状に傾斜させた放射状桟8で空気流
れを十分に減速した後に、円形状桟9に空気流れが流入
するため、この円形状桟9での衝突損失が少なくなり、
発生する騒音を低減することができる。
【0039】さらに、放射状桟8と円形状桟9が交差し
て囲まれる部分に連結部12を設けたことにより、 放
射状桟8と円形状桟9が交差して囲まれる部分の空隙を
なくすことができ、吹出グリル30における放射状桟8
と円形状桟9と中央円板部10と外周縁部11の一体成
形が容易になり、コスト低減につながるとともに、放射
状桟8と円形状桟9の結合強度を増加することができ
る。
【0040】また、放射状桟8及び円形状桟9の空気流
入側の縁部を翼形状としたことにより、空気流の衝突損
失を低減できるとともに、騒音の発生を抑制することが
できる。この翼形状の代わりに丸みを持たせてもよい。
【0041】次に、放射状桟8への空気流の流入角βi
に対する特性を図4を参照して説明する。図4は図1の
空気調和機の室外ユニットの放射状桟への空気流の流入
角に対する流入速度、静圧効率変化量及び騒音レベル変
化量の特性図である。なお、図4では、プロペラファン
6の流出角、すなわち放射状桟8への流入角βiがほぼ
45度を従来の形態とする。
【0042】図4で明らかなように、流入角βiが20
度の場合、放射状桟8で旋回速度をすべて回収して流出
角βoを0度まで転向するものと比較して、騒音レベル
が2dB程度増加するのみであるが、流入速度が6%程
度の低減で、静圧効率は3%程度の向上しかなく、その
効果は小さいことが判る。これは、旋回速度が小さい場
合、放射状桟8による静圧回収の効果がほとんど期待で
きないことを意味する。言い換えれば、プロペラファン
6からの流入角βiが20度を越える範囲において、断
面円弧状に傾斜させた放射状桟8による静圧回収効果を
十分に得られることが判る。
【0043】また、流入角βiが45度の場合には、放
射状桟8で旋回速度をすべて回収して流出角βoを0度
まで転向する場合と比較して、流入速度は20%低減
し、静圧効率は15%向上するが、吹出グリル30で発
生する騒音は9dB増加してプロペラファン6とほぼ同
程度である。その騒音はプロペラファン6からの流入速
度の6乗に比例し、断面円弧状に傾斜させた放射状桟8
への流入角βiの変化に対する騒音レベルの増加量を見
ると、流入角βiの増加に伴い流入速度は増加し、流入
角βiが50度の場合、従来に比べ約2.5dBの増加
となり、ファンより騒音が増大することになる。言い換
えれば、プロペラファン6からの流入角βiが45度未
満の範囲において、断面円弧状に傾斜させた放射状桟8
による騒音レベルが従来より低くできることが判る。
【0044】従って、流入角βiに対する静圧効率変化
量と騒音レベル変化量の関係から、静圧回収するための
断面円弧状に傾斜させた放射状桟8は流入角βiに最適
な範囲があり、その流入角βiの範囲は20度<βi<4
5度であることが判る。特に、静圧効率と騒音レベルの
両方の向上を図るためには、流入角βiの範囲を25度
から40度とすることがより好ましい。
【0045】次に、放射状桟8の枚数に対する特性を図
5を参照して説明する。図5は図1の空気調和機の室外
ユニットの放射状桟の枚数に対する風量増加率及び騒音
レベル変化量の特性図である。
【0046】図5で明らかなように、風量増加率は、放
射状桟8の枚数nの増加に伴い、20枚近傍までは増加
し、20枚を越えると徐々に減少する。このように減少
するのは、放射状桟8での衝突損失、摩擦損失が増える
ためである。また、騒音レベルは、枚数nの増加に伴い
増加することが判る。すなわち、放射状桟8の枚数n
は、騒音の増加を抑制しつつ、風量増加を図れる最適値
があることが判る。
【0047】一方、一般の送風機では、風量は回転数に
比例し、騒音レベルは回転数の6乗に比例する。つま
り、回転数によって風量を増加させると、風量の3%増
加は騒音レベルの約1dB増加に相当する。そこで、放
射状桟8の枚数nに対する風量増加率が3%以上で騒音
レベルの変化量が0.8dB以下となるn≦30におい
て、上述した一般的な送風機の回転数増加により風量を
増加させる場合に比較して、断面円弧状に傾斜した放射
状桟8は静圧回収の効果を十分に発揮することができ
る。一方、放射状桟8は、円形状桟9の保持機能を有す
るものであり、最低限2枚は必要である。また、風量増
加率が最大になる範囲と騒音を大きく低減できる範囲の
両方から、放射状桟8の枚数nの範囲を13枚から23
枚とすることがより好ましい。
【0048】次に本発明の第2実施例の空気調和機の室
外ユニットを図6を参照して説明する。図6は本発明の
第2実施例における空気調和機の室外ユニットの正面図
である。
【0049】この第2実施例のものは、放射状桟8a、
8bは半径方向に複数段(この実施例では2段)に分割
し、中央部側の放射状桟8bの枚数を外周側の放射状桟
8aの枚数より少なくしている。このようにすること
で、外周側の放射状桟8aで静圧回収の効果を確保しつ
つ、中央側の放射状桟8bの音源を減らすことができる
ため、騒音低減の効果がより一層発揮できる。また、中
央側の放射状桟8bの間隔を大きくとることができるた
めに、翼列干渉による損失も低減することができる。
【0050】さらに、中央側の放射状桟8aと外周側の
放射状桟8bとは、装着位置が円周方向で異なるように
なっている。これにより、プロペラファン6から流入す
る旋回速度の位相をずらし、羽根枚数×回転数の周波
数、及びその高次で発生する羽根音(離散周波数)を低
減できる効果がある。
【0051】次に本発明の第3実施例の空気調和機の室
外ユニットを図7を参照して説明する。図7は本発明の
第3実施例における空気調和機の室外ユニットの要部側
断面図である。
【0052】この第3実施例のものは、吹出グリル30
と重なるマウスリング4の外周角部に、空気流がスムー
ズに流出する様に円弧部Rをとることで、プロペラファ
ン6から吹き出した空気流が径方向にスムースに広が
り、吹出グリルの通過面積が増加して、軸流速度が低下
し、吹出グリルの圧力損失が低減し、結果的に騒音を増
大することなく風量増加を図れる。
【0053】次に本発明の第4実施例の空気調和機の室
外ユニットを図8を参照して説明する。図8は本発明の
第4実施例における空気調和機の室外ユニットの要部側
断面図である。
【0054】この第4実施例のものは、放射状桟8の吹
き出し側の縁部に凹凸を設け、その凹凸に円形状桟9を
配置して千鳥状にしたことにより、プロペラファン6か
らの旋回流による吹出グリルでの衝突損失を低減するこ
とができる。また、プロペラファンから流入する旋回速
度の位相をずらし、羽根枚数×回転数の周波数、及び、
その高次で発生する羽根音(離散周波数)を低減できる
効果もある。
【0055】なお、上記各実施例は横方向に吹き出す空
気調和機の室外ユニットに関して述べたが、上方向に吹
き出す店舗用の空気調和機の室外ユニットに用いても良
い。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、安価で、高風量・省電
力化を図ることができる空気調和機の室外ユニットを得
ることができる。
【0057】また、本発明によれば、低騒音で、高風量
・省電力化を図ることができる空気調和機の室外ユニッ
トを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1実施例の空気調和機の室外
ユニットの側面断面図である。
【図2】図1の室外ユニットの吹き出し側から見た正面
図である。
【図3】図1のA−A断面及びB−B断面部分を対比し
て示す空気流の変換図である。
【図4】図1の空気調和機の室外ユニットの放射状桟へ
の空気流の流入角に対する流入速度、静圧効率変化量及
び騒音レベル変化量の特性図である。
【図5】図1の空気調和機の室外ユニットの放射状桟の
枚数に対する風量増加率及び騒音レベル変化量の特性図
である。
【図6】本発明の第2実施例における空気調和機の室外
ユニットの正面図である。
【図7】本発明の第3実施例における空気調和機の室外
ユニットの要部側断面図である。
【図8】本発明の第4実施例における空気調和機の室外
ユニットの要部側断面図である。
【符号の説明】
1…ユニット枠体、2…熱交換器、3…モータ、4…マ
ウスリング、4a…内側リング部、4b…外側リング
部、5…電気品、6…プロペラファン、6a…ボス部、
6b…羽根部、7…モータステー、8…放射状桟、8a
…中央側放射状桟、8b…外側放射状桟、9…円形状
桟、10…中央円板部、11…外周縁部、12…連結
部、13…放熱フィン、20…室外ユニット、30…吹
出グリル、c…翼弦幅、βi…流入角、βo…流出角、
θ…取り付け角、n…放射状桟の枚数。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 船橋 茂久 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 濱田 進 栃木県下都賀郡大平町大字富田709番地の 2 株式会社日立栃木エレクトロニクス内 (72)発明者 関根 洋治 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立製作所冷熱事業部内 (72)発明者 高田 芳廣 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室外ユニットの枠体と、前記枠体内に配
    置されたプロペラファンと、前記プロペラファンの吸込
    側に配置された熱交換器と、前記プロペラファンの吹き
    出し側に配置された吹出グリルとを備え、前記吹出グリ
    ルは、円周方向に延びる複数の円形状桟と、半径方向に
    延びる複数の放射状桟とを有し、前記放射状桟は、前記
    プロペラファンの軸方向に傾斜させた板状とし、かつ半
    径方向中央側より外側の方を幅広に形成したことを特徴
    とする空気調和機の室外ユニット。
  2. 【請求項2】 室外ユニットの枠体と、前記枠体内に配
    置されたプロペラファンと、前記プロペラファンの吸込
    側に配置された熱交換器と、前記プロペラファンの吹き
    出し側に配置された吹出グリルとを備え、前記吹出グリ
    ルは、円周方向に延びる複数の円形状桟と、半径方向に
    延びる複数の放射状桟とを合成樹脂で一体に形成し、前
    記放射状桟は、前記プロペラファンの軸方向に断面円弧
    状に傾斜させた板状とし、かつ半径方向中央側より外側
    の方が同じ曲率で幅広に形成したことを特徴とする空気
    調和機の室外ユニット。
  3. 【請求項3】 室外ユニットの枠体と、前記枠体内に配
    置されたプロペラファンと、前記プロペラファンの吸込
    側に配置された熱交換器と、前記プロペラファンの吹き
    出し側に配置された吹出グリルとを備え、前記吹出グリ
    ルは半径方向に延びる複数の放射状桟を有し、前記放射
    状桟は、前記プロペラファンの軸方向に傾斜させた板状
    とし、かつ半径方向中央側より外側の方を幅広に形成
    し、前記プロペラファンから吹出されて前記放射状桟に
    流入する空気の流入角度を20度を越え45度未満にし
    たことを特徴とする空気調和機の室外ユニット。
  4. 【請求項4】 室外ユニットの枠体と、前記枠体内に配
    置されたプロペラファンと、前記プロペラファンの吸込
    側に配置された熱交換器と、前記プロペラファンの吹き
    出し側に配置された吹出グリルとを備え、前記吹出グリ
    ルは、円周方向に延びる複数の円形状桟と、半径方向に
    延びる複数の放射状桟とを有し、前記放射状桟は、前記
    プロペラファンの軸方向に傾斜させた板状とし、かつ半
    径方向中央側より外側の方を幅広に形成すると共に、円
    周方向にわたって2枚から30枚の範囲で設けたことを
    特徴とする空気調和機の室外ユニット。
  5. 【請求項5】 室外ユニットの枠体と、前記枠体内に配
    置されたプロペラファンと、前記プロペラファンの吸込
    側に配置された熱交換器と、前記プロペラファンの吹き
    出し側に配置された吹出グリルとを備え、前記吹出グリ
    ルは、円周方向に延びる複数の円形状桟と、半径方向に
    延びる複数の放射状桟とを合成樹脂で一体に形成し、前
    記放射状桟は、前記プロペラファンの軸方向に断面円弧
    状に傾斜させた板状とし、かつ半径方向中央側より外側
    の方を幅広に形成し、前記円形状桟は前記放射状桟の空
    気吹き出し側に位置して設けたことを特徴とする空気調
    和機の室外ユニット。
  6. 【請求項6】 室外ユニットの枠体と、前記枠体内に配
    置されたプロペラファンと、前記プロペラファンの吸込
    側に配置された熱交換器と、前記プロペラファンの吹き
    出し側に配置された吹出グリルとを備え、前記吹出グリ
    ルは、円周方向に延びる複数の円形状桟と、半径方向に
    延びる複数の放射状桟とを合成樹脂で一体に形成し、前
    記放射状桟は、前記プロペラファンの軸方向に断面円弧
    状に傾斜させた板状とし、かつ半径方向中央側より外側
    の方を幅広に形成し、前記複数の円形状桟の間隔を15
    mmより小さくしたことを特徴とする空気調和機の室外
    ユニット。
  7. 【請求項7】 室外ユニットの枠体と、前記枠体内に配
    置されたプロペラファンと、前記プロペラファンの吸込
    側に配置された熱交換器と、前記プロペラファン外周の
    外方に配置されたマウスリングと、前記プロペラファン
    の吹き出し側に配置された吹出グリルとを備え、前記マ
    ウスリングは、前記プロペラファン外周に近接する内側
    リング部と、この内側リング部の前端部より前方でそれ
    より径の若干大きな外側リング部とを有し、前記吹出グ
    リルは、円周方向に延びる複数の円形状桟と、半径方向
    に延びる複数の放射状桟とを有し、かつ前記内側リング
    部の前端部との間に隙間を設けて配置し、前記放射状桟
    は、前記プロペラファンの軸方向に傾斜させた板状と
    し、かつ半径方向中央側より外側の方を幅広に形成する
    と共に、前記プロペラファンの外周より外方に延長させ
    たことを特徴とする空気調和機の室外ユニット。
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