JP2001289136A - インジェクタ用コネクタブロック及びそのコネクタブロックを備えた燃料供給装置及びそのコネクタブロックにおける配線方法 - Google Patents

インジェクタ用コネクタブロック及びそのコネクタブロックを備えた燃料供給装置及びそのコネクタブロックにおける配線方法

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JP2001289136A
JP2001289136A JP2000102703A JP2000102703A JP2001289136A JP 2001289136 A JP2001289136 A JP 2001289136A JP 2000102703 A JP2000102703 A JP 2000102703A JP 2000102703 A JP2000102703 A JP 2000102703A JP 2001289136 A JP2001289136 A JP 2001289136A
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connector
injector
connection terminal
wiring
electric wire
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English (en)
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Taro Hirabayashi
太郎 平林
Yoshihiro Sakuma
義弘 佐久間
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Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コネクタブロック本体に電線をぐらつきを防
止した状態で配線することのできるインジェクタ用コネ
クタブロック及びそのコネクタブロックを備えた燃料供
給装置及びそのコネクタブロックにおける配線方法を提
供する。 【解決手段】 コネクタブロック本体30にインジェク
タ♯1,♯2,♯3を取り付けるとともにコネクタ接続
部50を設ける。コネクタ接続部50は、コネクタ単独
接続端子51,52,3及びコネクタ共通接続端子58
を有する。インジェクタのインジェクタ接続端子1a,
2a,3a,1b,2b,3bとコネクタ接続部のコネ
クタ接続端子51,52,53,58との間に電線1
1,12,13,21,22,23を配線する。コネク
タブロック本体30には、電線を巻付ける配線ガイド5
8a,61,62,65〜70,73,74が設けられ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の内燃機
関(エンジンともいう)における各インジェクタ(燃料
噴射弁ともいう)に対しそのインジェクタを作動させる
電源を供給するインジェクタ用コネクタブロック及びそ
のコネクタブロックを備えた燃料供給装置及びそのコネ
クタブロックにおける配線方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のインジェクタ用コネクタ
ブロックには、例えば特開平10−184490号公報
により開示されたものがある。この公開公報のものは、
コネクタブロック本体に複数のインジェクタ接続部及び
単数のコネクタ接続部が設けられている。各インジェク
タ接続部は、インジェクタを接続可能に形成されてい
る。また、コネクタ接続部は、外部配線接続コネクタを
接続可能に形成されている。また、各インジェクタにつ
ながる各電線がコネクタ接続部に集約して配線されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
インジェクタ用コネクタブロックによると、配線された
各電線が自由状態になっていた。したがって、各電線が
振動等によってぐらつきやすく、甚だしいときには短絡
や断線等を生じることが懸念される。
【0004】本発明は上記した問題点を解決するために
なされたものであって、本発明が解決しようとする課題
は、コネクタブロック本体に電線をぐらつきを防止した
状態で配線することのできるインジェクタ用コネクタブ
ロック及びそのコネクタブロックを備えた燃料供給装置
及びそのコネクタブロックにおける配線方法を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する請求
項1の発明は、コネクタブロック本体に複数のインジェ
クタが取り付けられるとともに単数のコネクタ接続部が
設けられ、前記コネクタ接続部は、インジェクタに対応
する数のコネクタ単独接続端子及び単数のコネクタ共通
接続端子を有し、かつ、外部配線接続コネクタを接続可
能に形成され、前記各インジェクタのインジェクタ単独
接続端子及びインジェクタ共通接続端子と前記コネクタ
接続部のコネクタ単独接続端子及びコネクタ共通接続端
子との間に複数の電線が配線されているインジェクタ用
コネクタブロックであって、前記コネクタブロック本体
には、電線を巻付ける配線ガイドが設けられていること
を特徴とするインジェクタ用コネクタブロックである。
【0006】このように構成すると、複数のインジェク
タのインジェクタ単独接続端子及びインジェクタ共通接
続端子と単数のコネクタ接続部のコネクタ単独接続端子
及びコネクタ共通接続端子との間に配線される複数の電
線をコネクタブロック本体の配線ガイドに巻付けること
により、電線をぐらつきを防止した状態で配線すること
ができる。なお、本明細書で配線ガイドに電線を巻付け
るとは、電線が配線ガイドに1回以上巻付けることをい
う。また、配線ガイドの相互間に配線される電線には、
所定のテンションが付与されることが望ましい。
【0007】請求項2の発明は、コネクタブロック本体
には、電線を引掛ける配線ガイドが設けられていること
を特徴とする請求項1記載のインジェクタ用コネクタブ
ロックである。このように構成すると、電線を巻付ける
配線ガイドと電線を引掛ける配線ガイドとを併用した配
線が行なえる。
【0008】請求項3の発明は、配線ガイドは、電線の
配線方向が変わる位置に配置されていることを特徴とす
る請求項1又は2記載のインジェクタ用コネクタブロッ
クである。このように構成すると、配線ガイドを利用し
て電線の配線方向を変えることができる。
【0009】請求項4の発明は、配線ガイドには、その
配線ガイドに巻付けられた電線の抜け外れを防止する電
線抜け止め部が設けられていることを特徴とする請求項
1〜3のいずれかに記載のインジェクタ用コネクタブロ
ックである。このように構成すると、配線ガイドに設け
た電線抜け止め部によって、その配線ガイドに巻付けら
れた電線の抜け外れを防止することができる。
【0010】請求項5の発明は、各インジェクタのイン
ジェクタ単独接続端子及びインジェクタ共通接続端子、
コネクタ接続部のコネクタ単独接続端子及びコネクタ共
通接続端子のうち少なくとも一つの接続端子上を電線が
横切っていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
に記載のインジェクタ用コネクタブロックである。この
ように構成すると、接続端子上を横切る電線をその接続
端子に容易に接続することができる。
【0011】請求項6の発明は、コネクタブロック本体
には、電線を収容する配電凹部が設けられ、前記配電凹
部の外周部を取り囲む囲い壁部には、その囲い壁を横切
る電線を受け入れ可能な電線受け溝が設けられているこ
とを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のインジ
ェクタ用コネクタブロックである。このように構成する
と、囲い壁部を横切る電線が電線受け溝に受け入れられ
るため、コネクタブロック本体の配電凹部の底面近くに
電線を這い回すことができる。
【0012】請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれ
かに記載のインジェクタ用コネクタブロックを備えたこ
とを特徴とする燃料供給装置である。このように構成す
ると、コネクタブロック本体に電線をぐらつきを防止し
た状態で配線することのできるインジェクタ用コネクタ
ブロックを備えた燃料供給装置を提供することができ
る。なお、本明細書でいう「燃料供給装置」とは、イン
ジェクタ、燃料ポンプ、燃料配管等を含み、燃料タンク
内の燃料を吸い込んでインジェクタから噴出するまでの
燃料の供給にかかる装置をいう。
【0013】請求項8の発明は、請求項1〜6のいずれ
かに記載のインジェクタ用コネクタブロックにおける配
線方法であって、コネクタブロック本体の配線ガイド、
各インジェクタのインジェクタ単独接続端子及びインジ
ェクタ共通接続端子、コネクタ接続部のコネクタ単独接
続端子及びコネクタ共通接続端子を経由する一筆書の要
領で描ける電線這い回し経路に沿って、電線を這い回す
電線這い回し工程と、前記各接続端子に対しその接続端
子上を通る電線部分を接続する電線接続工程と、前記各
インジェクタのインジェクタ単独接続端子及びインジェ
クタ共通接続端子と前記コネクタ接続部のコネクタ単独
接続端子及びコネクタ共通接続端子との間をつなぐ必要
電線以外の不要電線を切除する不要電線切除工程と、を
備えたことを特徴とするインジェクタ用コネクタブロッ
クにおける配線方法である。
【0014】このように構成すると、電線這い回し工程
において一筆書の要領で描ける電線這い回し経路に沿っ
て電線を這い回すことにより、その電線の這い回し作業
を容易にかつ短時間で行なうことができる。例えば、電
線を所定長に切断したうえで電線を各接続端子に接続し
ながら配線する配線方法(従来型配線方法ともいう)で
は煩雑な作業で時間がかかるのに対し、本発明によると
前に述べたように電線の這い回し作業を容易にかつ短時
間で行なうことができる。なお、電線の這い回し作業
は、周知の自動配線機で行なうことが望ましいが、手作
業で行なってもよい。本明細書でいう自動配線機とは、
ワーク(コネクタブロック本体)を支持したワーク支持
ベース又は電線を供給する電線供給ヘッドを三次元移動
させることにより、ワークに電線を自動的に這い回すこ
とができる装置をいう。
【0015】また、1個のコネクタブロック単位で電線
這い回し工程、電線接続工程、不要電線切除工程の各作
業工程を実施できることにより、自動配線機の制御を簡
素化することができる。例えば、従来型配線方法による
と、1本の電線単位で電線を這い回す電線這い回し工
程、その電線の両端部を接続端子に接続する電線接続工
程を実施し、複数本の電線のために前記工程を繰り返し
実施しなければならないため、自動配線機の制御が複雑
化するのに対し、本発明によると、前に述べたように1
個のコネクタブロック単位で各工程を実施できることに
より、自動配線機の制御を簡素化することができる。
【0016】請求項9の発明は、電線這い回し経路に
は、電線を這い回す自動配線機におけるワーク支持ベー
スに設けられた補助ガイドが含まれていることを特徴と
する請求項8記載のインジェクタ用コネクタブロックに
おける配線方法である。このように構成すると、自動配
線機におけるワーク支持ベースの補助ガイドを用いて、
電線を容易に這い回すことができる。また、補助ガイド
を用いない場合には、その補助ガイドに代わる配線ガイ
ドをコネクタブロック本体に設ける必要が生じ、コネク
タブロック本体の大型化を余儀無くされるのに対し、本
発明によると、コネクタブロック本体に対し補助ガイド
に代わる配線ガイドを設ける必要が無いため、コネクタ
ブロック本体を小型化することができる。
【0017】請求項10の発明は、電線這い回し経路に
おいて、補助ガイドと配線ガイドとの間に掛け渡される
電線が、各インジェクタのインジェクタ単独接続端子及
びインジェクタ共通接続端子、コネクタ接続部のコネク
タ単独接続端子及びコネクタ共通接続端子のうち少なく
とも一つの接続端子上を横切っていることを特徴とする
請求項9記載のインジェクタ用コネクタブロックにおけ
る配線方法である。このように構成すると、補助ガイド
と配線ガイドとの間に掛け渡される電線を、接続端子に
容易に接続することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態1〜3を順に
説明する。 [実施の形態1]本発明の実施の形態1を図面に基づい
て説明する。実施の形態1では、インジェクタ用コネク
タブロックとして、コネクタブロック本体に燃料供給路
が一体に設けられている直列3気筒エンジン用のフュー
エルデリバリパイプを例示する。図1にフューエルデリ
バリパイプの正面図、図2にその下面図が示されてい
る。
【0019】図1及び図2において、フューエルデリバ
リパイプは、コネクタブロック本体30と、そのブロッ
ク本体30の正面に取り付けられたカバー体(後述す
る)38とを有している。コネクタブロック本体30の
配線を含む正面図が図3、コネクタブロック本体30の
正面図が図4、その下面図が図5、図4のVI−VI線
断面図が図6、図4のVII−VII線断面図が図7に
示されている。
【0020】コネクタブロック本体30を説明する。図
4〜図6に示すように、コネクタブロック本体30は、
ほぼ横長の直円管状に形成されたパイプ部31を主体と
して形成されている。パイプ部31の中空内部に燃料供
給路32(図6参照)が形成されている。なお、コネク
タブロック本体30は、例えば、短繊維からなるフィラ
ー状補強材が混入された複合樹脂からなる樹脂成形品で
ある。その複合樹脂には、ポリアミド樹脂、例えば66
ナイロンが用いられ、また、フィラー状補強材にはガラ
ス繊維が好適に用いられる。
【0021】図4及び図5に示すように、前記パイプ部
31は、その一端部(図4において右端部)において径
方向(図4及び図5において下方)に突出する燃料供給
管接続部31aを一体に備えている。その燃料供給管接
続部31aには、パイプ部31内の燃料供給路32(図
6参照)に燃料を供給するための燃料供給管(図示省
略)が接続される。
【0022】また、前記パイプ部31の他端部(図4に
おいて左端部)において、コネクタブロック本体30の
樹脂成形時に開口された端面は、封止用キャップ39に
よって封止されている。封止用キャップ39は、パイプ
部31に熱溶着、接着等により取り付けられている。
【0023】図5に示すように、前記パイプ部31の後
側部(図5において下側部)には、左右一対の取り付け
ボス部33が一体に形成されている。その各取り付けボ
ス部33は、図示しないエンジンに対しボルト等によっ
て締着可能に形成されている。
【0024】図4及び図5に示すように、前記パイプ部
31の下側部には、左から右へ並ぶ第1〜第3の計3個
のインジェクタ接続部41,42,43が一体に形成さ
れている。各インジェクタ接続部41,42,43は、
下端面を開口するほぼ筒形状に形成されており、前記パ
イプ部31と連通されている。各インジェクタ接続部4
1,42,43は、パイプ部31の長手方向に関しほぼ
等間隔で一列に配置されている。
【0025】前記各インジェクタ接続部41,42,4
3には、左から右へ一列に並ぶ第1〜第3の計3個のイ
ンジェクタ♯1,♯2,♯3がその接続部の弾性変形を
利用したスナップフィット手段によりそれぞれ挿着され
ている。各インジェクタ♯1,♯2,♯3には、前記パ
イプ部31の燃料供給管接続部31aから燃料供給路3
2(図6参照)に導入された燃料が供給される。なお、
インジェクタ♯1,♯2,♯3の構成については、周知
のものとほとんど同様であるからその説明を省略する。
また、インジェクタ♯1,♯2,♯3が並ぶ列を「イン
ジェクタ列」ともいう。
【0026】図4に示すように、前記各インジェクタ♯
1,♯2,♯3には、それぞれ一対のインジェクタ接続
端子1a,1b,2a,2b,3a,3bが設けられて
いる。図7に示すように、インジェクタ接続端子2b
(又は、1a,1b,2a、3a,3b)は、コネクタ
ブロック本体30の後述する囲い壁部35の下側の壁部
分35bを貫通している。これにより、インジェクタ接
続端子2b(又は、1a,1b,2a、3a,3b)が
囲い壁部35内に挿入されている。なお図6及び図7に
示すように、囲い壁部35の下側の壁部分35bとイン
ジェクタ♯2(又は♯1,♯3)との対向面の間には、
インジェクタ接続端子2b(又は、1a,1b,2a、
3a,3b)を取り巻くパッキン8が介在されている。
【0027】図4に示すように、前記各インジェクタ♯
1,♯2,♯3の一対のインジェクタ接続端子1a,1
b,2a,2b,3a,3bのうち、一方のインジェク
タ接続端子1a,2a,3aがインジェクタ♯1,♯
2,♯3への信号を伝達する側のインジェクタ単独接続
端子となっており、また、他方のインジェクタ接続端子
1b,2b,3bがインジェクタ♯1,♯2,♯3を駆
動させるバッテリ電圧側のインジェクタ共通接続端子と
なっている。
【0028】また、第1及び第2のインジェクタ♯1,
♯2においては、それぞれ右側にインジェクタ単独接続
端子1a,2a、左側にインジェクタ共通接続端子1
b,2bが配置されている。また、第3のインジェクタ
♯3においては、左側にインジェクタ単独接続端子3
a、右側にインジェクタ共通接続端子3bが配置されて
いる(図10の配線図参照)。
【0029】図4及び図6に示すように、前記パイプ部
31の中央部には、1個のコネクタ接続部50が一体に
形成されている。コネクタ接続部50は、図5及び図6
に示すように、パイプ部31の後方(図6において右
方)に開口するほぼ角筒形状のソケット部50aを有し
ている。コネクタ接続部50は、前記第2のインジェク
タ接続部42のほぼ上方に位置している(図4参照)。
そのソケット部50aには、図示しない外部配線とつな
がる外部配線接続コネクタが接続される。
【0030】前記コネクタ接続部50には、図4に示す
ように、4本のコネクタ接続端子51,52,53,5
8(図10参照)が設けられている。各コネクタ接続端
子51,52,53,58は、インジェクタ列にほぼ平
行をなすコネクタ接続端子列をもって一列に配置されて
いる。
【0031】図6に示すように、前記コネクタ接続端子
58(又は51,52,53)は、コネクタ接続部50
を前後方向(図6において左右方向)に貫通している。
コネクタ接続端子58(又は51,52,53)の後端
部(図6において右端部)は、前記ソケット部50a内
に収容されている。また、コネクタ接続端子58(又は
51,52,53)の前端部(図6において左端部)
は、後述する配電凹部36の底面にほぼ沿うようにして
下方に折曲されている(図7参照)。
【0032】前記4本のコネクタ接続端子51,52,
53,58のうち、図4において左側から2つ目のコネ
クタ接続端子58を除いた3本のコネクタ接続端子5
1,52,53は、各インジェクタ♯1,♯2,♯3へ
の駆動信号を伝達する側で左から右へ順に並ぶ第1〜第
3のコネクタ単独接続端子となっている。
【0033】また、左側から2つ目のコネクタ接続端子
58は、インジェクタ♯1,♯2,♯3を駆動させるバ
ッテリ電圧側のコネクタ共通接続端子となっている。な
お、コネクタ共通接続端子58は、コネクタ単独接続端
子51,52,53よりも幅広状に形成されている。ま
た図7に示すように、コネクタ共通接続端子58の前端
面(図7において左端面)には、ほぼピン形状の配線ガ
イド58aが突出されている。その配線ガイド58aの
先端部には、上下方向にほぼT字状に膨出する電線抜け
止め部58bが形成されている。
【0034】図4に示すように、前記パイプ部31の前
側部には、前方(図6において左方)に突出するほぼ横
長四角形枠状の囲い壁部35が一体に形成されている。
囲い壁部35において、前記コネクタ接続部50に対応
する上側の壁部分35aは、上方にほぼ凸状に膨出され
ている。また、囲い壁部35において、前記各インジェ
クタ接続部41,42,43に対応する下側の壁部分3
5bは、下方にほぼ凸状に膨出されている。この囲い壁
部35によって取り囲まれた凹部が、電線(後述する)
を収容する配電凹部36となっている。
【0035】しかして、前記囲い壁部35における上側
の壁部分35a及び各下側の壁部分35bには、その各
壁部分を図4において上下方向に横切る電線受け溝37
が形成されている。電線受け溝37は、上側の壁部分3
5aに対しては前記第1〜第3のコネクタ単独接続端子
51,52,53のほぼ真上方にそれぞれ位置するよう
に3本が形成され、各下側の壁部分35bに対しては各
インジェクタ♯1,♯2,♯3のインジェクタ単独接続
端子1a,2a,3a及びインジェクタ共通接続端子1
b,2b,3bのほぼ真下方にそれぞれ位置するように
計6本が形成されている。
【0036】前記電線受け溝37は、図7に示すよう
に、囲い壁部35の前端面(図7において左端面)に開
口しており、その囲い壁部35の各壁部35a,35b
を横切る電線(後述する)を受け入れ可能に形成されて
いる。電線受け溝37の溝底面37aは、囲い壁部35
の各壁部35a,35bの内側部分(配電凹部36側部
分)を深くし、その外側部分を浅くする斜面に形成され
ている。
【0037】図4に示すように、前記配電凹部36の底
面(正面)上には、左右方向に延びる直線上において断
続的に突出する複数(例えば4本)の仕切り壁部60が
一体に形成されている。仕切り壁部60は、前記コネク
タ接続部50を間にして左右各2本ずつ形成されてお
り、配電凹部36内を上下にほぼ二分している。
【0038】前記配電凹部36の底面上には、例えばほ
ぼピン形状をなす第1〜第14の配線ガイド61〜74
が左から右へ不規則に突出されている。詳しくは、第1
及び第2の配線ガイド61,62は、第1のインジェク
タ♯1の各インジェクタ接続端子1a,1bの上方付近
にそれぞれ配置されている。第3の配線ガイド63は、
第1のコネクタ単独接続端子51とその左側に位置する
仕切り壁部60の右端部との中間付近に配置されてい
る。第4の配線ガイド64は、第1のコネクタ単独接続
端子51の左上方付近に配置されている。第5の配線ガ
イド65は、第1のコネクタ単独接続端子51の下方付
近に配置されている。第6の配線ガイド66は、コネク
タ共通接続端子58の左上方付近に配置されている。
【0039】第7の配線ガイド67は、コネクタ共通接
続端子58と第2のインジェクタ♯2のインジェクタ共
通接続端子2bとの中間付近に配置されている。第8の
配線ガイド68は、コネクタ共通接続端子58の右上方
付近に配置されている。第9の配線ガイド69は、第2
のコネクタ単独接続端子52と第2のインジェクタ♯2
のインジェクタ単独接続端子2aとの中間付近に配置さ
れている。第10の配線ガイド70は、第3のコネクタ
単独接続端子53の下方付近に配置されている。第11
の配線ガイド71は、第3のコネクタ単独接続端子53
の右上方付近に配置されている。第12の配線ガイド7
2は、第3のコネクタ単独接続端子53とその右側に位
置する仕切り壁部60の左端部との中間付近に配置され
ている。第13及び第14の配線ガイド73,74は、
第3のインジェクタ♯3の各インジェクタ接続端子3
a,3bの上方付近にそれぞれ配置されている。なお、
前記配線ガイド61〜74は、電線11〜13(後述す
る)の配線方向が変わる位置に配置されている(図3参
照)。
【0040】図4に示すように、前記第3及び第12の
配線ガイド63,72はそれぞれほぼ円柱形状に形成さ
れており、その他の配線ガイドはそれぞれほぼ四角柱形
状に形成されている。また、図7に示すように、第6の
配線ガイド66の先端部には上方に膨出するほぼ山形形
状の電線抜け止め部66aが形成されている。これと同
様に、第1及び第2、第4、第8、第11、第13及び
第14の計7本の配線ガイド61,62,64,68,
71,73,74の先端部にも電線抜け止め部(図示省
略)が形成されている。また、第5及び第7の配線ガイ
ド65,67の先端部には下方に膨出するほぼ山形形状
の電線抜け止め部65a,67aが形成されている。こ
れと同様に、第1、第9及び第10の配線ガイド61,
69,70の先端部にも電線抜け止め部(図示省略)が
形成されている。
【0041】図10に示すように、前記各インジェクタ
♯1,♯2,♯3のインジェクタ接続端子1a,1b,
2a,2b,3a,3bにそれぞれつながる第1〜第3
の単独電線11〜13及び第1〜第3の共通電線21〜
23は、前記コネクタ接続部50に集約して配線されて
いる。これらの電線11〜13,21〜23は、次に述
べるようにして、ほぼ一平面上において非交差状態で配
線されている。なお各電線11〜13,21〜23に
は、例えばマグネットワイヤが採用されている。また、
各インジェクタ♯1,♯2,♯3のインジェクタ接続端
子1a,1b,2a,2b,3a,3b及びコネクタ接
続部50の各接続端子1a,1b,2a,2b,3a,
3bには、各電線の当該端部がハンダ付け、超音波溶着
あるいは抵抗溶接等によって接続されている。
【0042】すなわち、図10において、第1の単独電
線11は、一端が第1のインジェクタ♯1のインジェク
タ単独接続端子1aに接続されているとともに、他端が
コネクタ接続端子列のインジェクタ側(図10において
下側)から第1のコネクタ単独接続端子51に接続され
ている。また、第2の単独電線12は、一端が第2のイ
ンジェクタ♯2のインジェクタ単独接続端子2aに接続
されているとともに、他端がコネクタ接続端子列のイン
ジェクタ側(図10において下側)から第2のコネクタ
単独接続端子52に接続されている。また、第3の単独
電線13は、一端が第3のインジェクタ♯3のインジェ
クタ単独接続端子3aに接続されているとともに、他端
がコネクタ接続端子列のインジェクタ側(図10におい
て下側)から第3のコネクタ単独接続端子53に接続さ
れている。
【0043】また、第1の共通電線21は、一端が第1
のインジェクタ♯1のインジェクタ共通接続端子1bに
接続されているとともに、他端がコネクタ接続端子列の
反インジェクタ側(図10において上側)からコネクタ
共通接続端子58に接続されている。第1の共通電線2
1は、第1のコネクタ単独接続端子51の上方すなわち
反インジェクタ側を迂回している。
【0044】また、第2の共通電線22は、一端が第2
のインジェクタ♯2のインジェクタ共通接続端子2bに
接続されているとともに、他端がコネクタ接続端子列の
インジェクタ側(図10において下側)からコネクタ共
通接続端子58に接続されている。なお、本実施の形態
の場合、第1の共通電線21と第2の共通電線22と
は、コネクタ共通接続端子58上を横切って1本に連続
している。
【0045】また、第3の共通電線23は、一端が第3
のインジェクタ♯3のインジェクタ共通接続端子3bに
接続されているとともに、他端がコネクタ接続端子列の
反インジェクタ側(図10において上側)からコネクタ
共通接続端子58に接続されている。第3の共通電線2
3は、第2及び第3のコネクタ単独接続端子52,53
の上方すなわち反インジェクタ側を迂回している。
【0046】さらに、図3に示すように、第1の単独電
線11は、囲い壁部35内の左半部において仕切り壁部
60によって仕切られた下側の凹部内に収容されてい
る。また、第1の単独電線11は、第2及び第5の配線
ガイド62,65を経由している。また、第2の単独電
線12は、第9の配線ガイド69を経由している。ま
た、第3の単独電線13は、囲い壁部35内の右半部に
おいて仕切り壁部60によって仕切られた下側の凹部内
に収容されている。また、第3の単独電線13は、第1
0及び第13の配線ガイド70,73を経由している。
【0047】また、第1の共通電線21は、囲い壁部3
5内の左半部において仕切り壁部60によって仕切られ
た上側の凹部内に収容されている。また、第1の共通電
線21は、第1、第3、第4及び第6の配線ガイド6
1,63,64,66を経由している。また、第2の共
通電線22は、第7の配線ガイド67を経由している。
また、第3の共通電線23は、囲い壁部35内の右半部
において仕切り壁部60によって仕切られた上側の凹部
内に収容されている。また、第3の共通電線23は、コ
ネクタ共通接続端子58の配線ガイド58a、並びに、
第8、第11、第12及び第14の配線ガイド68,7
1,72,74を経由している。
【0048】なお、本実施の形態の場合、コネクタ共通
接続端子58の配線ガイド58a、第1及び第2、第5
〜第10、第13及び第14の配線ガイド61,62,
65〜70,73,74は本発明でいう「電線を巻付け
る配線ガイド」に相当しており、これらの配線ガイドに
は当該電線がそれぞれ1.5回程度巻付けられている。
【0049】また、第3、第4、第11及び第12の配
線ガイド63,64,71,72は本発明でいう「電線
を引掛ける配線ガイド」に相当しており、これらの配線
ガイドには当該電線が引掛けられている。なお、第3、
第4、第11及び第12の配線ガイド63,64,7
1,72にも当該電線を1回以上巻付けてもよい。
【0050】また、各電線11〜13,21〜23は、
コネクタ共通接続端子58の配線ガイド58a、第1及
び第2、第4〜第11、第13及び第14の各配線ガイ
ド61,62,64〜71,73,74の電線抜け止め
部58b,65a,66a,67a(図7参照)等によ
って配線ガイドからの抜け外れが防止されている。
【0051】また、前記各単独電線11〜13及び各共
通電線21〜23は、次に説明する配線方法によって配
線されている。この配線方法は、電線這い回し工程と電
線接続工程と不要電線切除工程とを備えている。
【0052】電線這い回し工程では、図12に示すよう
に、コネクタブロック本体30の各配線ガイド58a,
61〜74、各インジェクタ♯1,♯2,♯3のインジ
ェクタ単独接続端子1a,2a,3a及びインジェクタ
共通接続端子1b,2b,3b、コネクタ接続部50の
コネクタ単独接続端子51,52,53及びコネクタ共
通接続端子58、第1〜第6の補助ガイド81〜86を
経由する一筆書の要領で描ける電線這い回し経路に沿っ
て、電線10が這い回される。この電線10の這い回し
作業は、周知の自動配線機で行なうことができる。な
お、電線這い回し経路図を示した図11において、電線
10のうち、細線は単独電線11,12,13となる部
分、太線は共通電線21,22,23となる部分で、こ
れらの細線部分及び太線部分が必要電線となる。また、
点線部分は必要電線以外の不要電線10aを示してい
る。
【0053】また、図11において、前記コネクタブロ
ック本体30の回りには、電線10が経由するほぼ丸棒
形状の第1〜第6の補助ガイド81〜86が配置され
る。これらの補助ガイド81〜86は、図示しない自動
配線機のワーク支持ベース(図示省略)側に立設されて
いる。第1の補助ガイド81は、第1のコネクタ単独接
続端子51の下方に対応して配置されている。第2の補
助ガイド82は、第3のインジェクタ♯3の下方に対応
して配置されている。第3の補助ガイド83は、第2及
び第3のコネクタ単独接続端子52,53の上方に対応
して配置されている。第4の補助ガイド84は、第2の
インジェクタ♯2の下方に対応して配置されている。第
5の補助ガイド85は、第1のインジェクタ♯1の下方
に対応して配置されている。第6の補助ガイド86は、
第1のコネクタ単独接続端子51の上方に対応して配置
されている。
【0054】また図11において、電線10は、第1の
補助ガイド81のスタート地点Sからコネクタ共通接続
端子58、第3のインジェクタ♯3のインジェクタ共通
接続端子3b、第2の補助ガイド82、第3のインジェ
クタ♯3のインジェクタ単独接続端子3a、第3のコネ
クタ単独接続端子53、第3の補助ガイド83、第2の
コネクタ単独接続端子52、第2のインジェクタ♯2の
インジェクタ単独接続端子2a、第4の補助ガイド8
4、第2のインジェクタ♯2のインジェクタ共通接続端
子2b、コネクタ共通接続端子58、第1のインジェク
タ♯1のインジェクタ共通接続端子1b、第5の補助ガ
イド85、第1のインジェクタ♯1のインジェクタ単独
接続端子1a、第1のコネクタ単独接続端子51、第6
の補助ガイド86を順に経由して第1の補助ガイド81
の終了地点Eに戻る。
【0055】上記した電線這い回し経路図(図11参
照)に沿って、電線10が前に述べたように自動配線機
(図示省略)によりコネクタブロック本体30に這い回
される(図12参照)。このとき、図12に示すよう
に、電線10が各配線ガイド58a,61,62,65
〜70,73,74に巻付けられるとともに配線ガイド
63,64,71,72に引掛けられながら所定のテン
ションが付与された状態で這い回される。また、配電凹
部36に対する電線10の引き出し及び引き込みに際し
ては、電線10がコネクタブロック本体30の囲い壁部
35における各壁部35a,35bを横切るようにして
電線受け溝37に受け入れられる。なお図12に示すよ
うに、補助ガイド81〜86と配線ガイド61,62,
65,67,69,70,73,74との間に掛け渡さ
れる電線10が、各インジェクタ♯1,♯2,♯3のイ
ンジェクタ単独接続端子1a,2a,3a及びインジェ
クタ共通接続端子1b,2b,3b、コネクタ接続部5
0のコネクタ単独接続端子51,52,53及びコネク
タ共通接続端子58上をそれぞれ横切っている。
【0056】次に、電線接続工程では、前記各接続端子
1a,2a,3a,1b,2b,3b,51,52,5
3,58に対しその接続端子上を通る電線10の部分が
ハンダ付け、超音波溶着あるいは抵抗溶接等によって接
続される。
【0057】次に、不要電線切除工程では、前記各イン
ジェクタ♯1,♯2,♯3のインジェクタ単独接続端子
1a,2a,3a及びインジェクタ共通接続端子1b,
2b,3bと前記コネクタ接続部50のコネクタ単独接
続端子51,52,53及びコネクタ共通接続端子58
との間をつなぐ必要電線(単独電線11,12,13及
び共通電線21,22,23が相当する)以外の不要電
線10a(図11参照)が前記自動配線機(図示省略)
のカッター装置によって切除される。上記のようにして
コネクタブロック本体30に対する電線11〜13、2
1〜23の配線が完了する(図3参照)。
【0058】上記したように、各電線11〜13,21
〜23が配線された配電凹部36(図3参照)は、図1
及び図2に示すように、次に述べるカバー体38によっ
て被覆される。カバー体38の正面図が図8、図8のI
X−IX線断面図が図9に示されている。
【0059】図8及び図9において、カバー体38は、
前記コネクタブロック本体30(図4〜図7参照)と同
質あるいは類似する樹脂材料によって、ほぼ平板形状に
形成されている。カバー体38は、前記コネクタブロッ
ク本体30の囲い壁部35(図4参照)の外径形状とほ
ぼ等しい外形形状を有するほぼ平板形状に形成されてい
る。また、カバー体38の裏面外周縁部には、囲い壁部
35(図4参照)と対応する突条38aが一体形成され
ている(図9参照)。
【0060】前記カバー体38の突条38aは、前記囲
い壁部35(図4参照)に嵌合した状態で、コネクタブ
ロック本体30に振動溶着あるいは接着等によって接合
されている。これにより、前記配電凹部36がカバー体
38によって被覆されることによって、図1及び図2に
示すフューエルデリバリパイプが完成する。
【0061】上記したフューエルデリバリパイプによる
と、第1〜第3のインジェクタ♯1〜♯3のインジェク
タ単独接続端子1a,2a,3a及びインジェクタ共通
接続端子1b,2b,3bと単数のコネクタ接続部50
のコネクタ単独接続端子51,52,53及びコネクタ
共通接続端子58との間に配線される複数の電線11〜
13,21〜23を各配線ガイド58a,61,62,
65〜70,73,74に巻付けることにより(図3参
照)、電線11〜13,21〜23をぐらつきを防止し
た状態で配線することができる。
【0062】また、コネクタブロック本体30には、電
線11,13を引掛ける配線ガイド63,64,71,
72が設けられている。これにより、電線11,12,
13を巻付ける配線ガイド58a,61,62,65〜
70,73,74と電線11,13を引掛ける配線ガイ
ド63,64,71,72とを併用した配線が行なえ
る。
【0063】また、配線ガイド61〜74は、電線11
〜13の配線方向が変わる位置に配置されている。これ
により、配線ガイド61〜74を利用して電線11〜1
3の配線方向を変えることができる。
【0064】また、配線ガイド58a,61,62,6
4〜71,73,74に設けた電線抜け止め部(58
b,65a,66a,67a、図7参照)によって、そ
れらの配線ガイド58a,61,62,64〜71,7
3,74に巻付けあるいは引掛けられた電線11〜1
3,21〜23の抜け外れを防止することができる。
【0065】また、コネクタ接続部50のコネクタ単独
接続端子58上を電線11(12を含む)が横切ってい
る。これにより、コネクタ単独接続端子58上を横切る
電線11をその接続端子58に容易に接続することがで
きる。
【0066】また、囲い壁部35の各壁部35a,35
bを横切る電線10が電線受け溝37に受け入れられる
ため(図7中、二点鎖線10参照)、コネクタブロック
本体30の配電凹部36の底面近くに電線10を這い回
すことができる。
【0067】また、インジェクタ、燃料ポンプ、燃料配
管等を含み、燃料タンク内の燃料を吸い込んでインジェ
クタから噴出するまでの燃料供給にかかる燃料供給装置
に上記インジェクタ用コネクタブロックを備えることに
よって、コネクタブロック本体30に電線11〜13,
21〜23をぐらつきを防止した状態で配線することの
できるインジェクタ用コネクタブロックを備えた燃料供
給装置を提供することができる。
【0068】また、コネクタブロック本体30に燃料供
給路32を一体に設けたことにより、コネクタブロック
本体30に電線11〜13,21〜23をぐらつきを防
止した状態で配線することのできるフューエルデリバリ
パイプを提供することができる。
【0069】また、図3及び図10に示すように、3個
のインジェクタ♯1,♯2,♯3のインジェクタ単独接
続端子1a,2a,3a及びインジェクタ共通接続端子
1b,2b,3bと単数のコネクタ接続部50のコネク
タ単独接続端子51,52,53及びコネクタ共通接続
端子58との間に配線される複数の電線11,12,1
3,21,22,23が非交差状態で配線されることに
より、コネクタブロックにおける配線の短絡の発生を防
止することができる。また、各電線11,12,13,
21,22,23がほぼ一平面上において配線されてい
ることにより、各電線11,12,13,21,22,
23を交差させて配線する場合と比べ、コネクタブロッ
クの厚さの増加を防止することができる。
【0070】また、配電凹部36に備えた仕切り壁部6
0により各電線11〜13,21〜23が区画されてい
るので(図3参照)、各電線11〜13,21〜23の
絶縁が確実になる。
【0071】また、配電凹部36内において各電線11
〜13,21〜23とインジェクタ♯1,♯2,♯3の
接続端子1a,1b,2a,2b,3a,3bとを直接
的に接続したことにより、各電線11〜13,21〜2
3のインジェクタ側の端部に対しインジェクタ♯1,♯
2,♯3の接続端子1a,1b,2a,2b,3a,3
bと接続する余計な中継端子を設けなくて済む。なお、
本発明は中継端子を設けるものにも適用してもよい。
【0072】また、前に述べた配線方法によると、電線
這い回し工程において一筆書の要領で描ける電線這い回
し経路(図12参照)に沿って電線10を這い回すこと
により、その電線10の這い回し作業を容易にかつ短時
間で行なうことができる。例えば、電線10を所定長に
切断したうえで電線11〜13,21〜23を各接続端
子1a,2a,3a,1b,2b,3b,51,52,
53,58に接続しながら配線する従来型配線方法では
煩雑な作業で時間がかかるのに対し、本発明によると前
に述べたように電線10の這い回し作業を容易にかつ短
時間で行なうことができる。
【0073】また、1個のコネクタブロック単位で電線
這い回し工程、電線接続工程、不要電線切除工程の各作
業工程を実施できることにより、自動配線機(図示省
略)の制御を簡素化することができる。例えば、従来型
配線方法によると、1本の電線単位で電線11〜13,
21〜23を這い回す電線這い回し工程、その電線11
〜13,21〜23の両端部を各接続端子1a,2a,
3a,1b,2b,3b,51,52,53,58に接
続する電線接続工程を実施し、複数本の電線11〜1
3,21〜23のために前記工程を繰り返し実施しなけ
ればならないため、自動配線機(図示省略)の制御が複
雑化するのに対し、本発明によると、前に述べたように
1個のコネクタブロック単位で各工程を実施できること
により、自動配線機(図示省略)の制御を簡素化するこ
とができる。
【0074】また、前記電線這い回し経路(図12参
照)には、電線10を這い回す自動配線機におけるワー
ク支持ベース(図示省略)に設けられた補助ガイド81
〜86が含まれている。これにより、自動配線機におけ
るワーク支持ベースの補助ガイド81〜86を用いて、
電線10を容易に這い回すことができる。また、補助ガ
イド81〜86を用いない場合には、その補助ガイドに
代わる配線ガイドをコネクタブロック本体30に設ける
必要が生じ、コネクタブロック本体30の大型化を余儀
無くされるのに対し、本発明によると、コネクタブロッ
ク本体30に対し補助ガイド81〜86に代わる配線ガ
イドを設ける必要が無いため、コネクタブロック本体3
0を小型化することができる。
【0075】また、前記電線這い回し経路において、補
助ガイド81〜86と配線ガイド61,62,65,6
7,69,70,73,74との間に掛け渡される電線
10が、各インジェクタ♯1,♯2,♯3のインジェク
タ単独接続端子1a,2a,3a及びインジェクタ共通
接続端子1b,2b,3b、コネクタ接続部50のコネ
クタ単独接続端子51,52,53及びコネクタ共通接
続端子58上をそれぞれ横切っている。これにより、補
助ガイド81〜86と配線ガイド61,62,65,6
7,69,70,73,74との間に掛け渡される電線
10を、各接続端子1a,2a,3a,1b,2b,3
b,51,52,53,58に容易に接続することがで
きる。
【0076】[実施の形態2]本発明の実施の形態2に
ついて図13の配線図及び図14の電線這い回し経路図
を参照して説明する。実施の形態2は、実施の形態1の
配線を変更したものであるからその変更部分について詳
述し、実施の形態1と同一もしくは実質的に同一構成と
考えられる部分には同一符号を付して重複する説明は省
略する。また次以降の実施の形態についても同様の考え
で重複する説明は省略する。なお、図13及び図15に
おいて、細線は単独接続側の電線を示し、太線は共通接
続側の電線を示している。また、図14及び図16にお
いて、細線は単独電線部分、太線は共通電線部分、点線
部分は不要電線、丸印はコネクタブロック本体30の回
りに配置された電線が経由する補助ガイドを示してい
る。
【0077】実施の形態2は、直列4気筒エンジン用の
配線を示すものであり、左から右へ並ぶ第1〜第4の計
4個のインジェクタ♯1〜♯4が配置されている。第1
及び第3のインジェクタ♯1,♯3においては、それぞ
れ右側にインジェクタ単独接続端子1a,3a、左側に
インジェクタ共通接続端子1b,3bが配置されてい
る。また、第2及び第4のインジェクタ♯2,♯4にお
いては、左側にインジェクタ単独接続端子2a,4a、
右側にインジェクタ共通接続端子2b,4bが配置され
ている。
【0078】コネクタ接続部50には、5本のコネクタ
接続端子51〜54,58がインジェクタ列にほぼ平行
をなすコネクタ接続端子列をもって一列に配置されてい
る。5本のコネクタ接続端子51〜54,58のうち、
図13において中央のコネクタ接続端子58を除いた4
本のコネクタ接続端子51〜54は、各インジェクタ♯
1〜♯4への信号を伝達する側で左から右へ順に並ぶ第
1〜第4のコネクタ単独接続端子となっている。また、
中央のコネクタ接続端子58は、インジェクタ♯1,♯
2,♯3を駆動させるバッテリ電圧側のコネクタ共通接
続端子となっている。
【0079】一端が第1〜第4のインジェクタ♯1〜♯
4の各インジェクタ単独接続端子1a,2a,3a,4
aに接続された第1〜第4の単独電線11〜14は、コ
ネクタ接続端子列のインジェクタ側(図13において下
側)から第1〜第4の各コネクタ単独接続端子51〜5
4に対しそれぞれ接続されている。
【0080】また、第1のインジェクタ♯1のインジェ
クタ共通接続端子1bに接続された第1の共通電線21
は、コネクタ接続端子列の反インジェクタ側(図13に
おいて上側)からコネクタ共通接続端子58に接続され
ている。第1の共通電線21は、第1及び第2のコネク
タ単独接続端子51,52の上方すなわち反インジェク
タ側を迂回している。
【0081】また、第2及び第3のインジェクタ♯2,
♯3の各インジェクタ共通接続端子2b,3bに接続さ
れた第2及び第3の共通電線22,23は、それぞれコ
ネクタ接続端子列のインジェクタ側(図13において下
側)からコネクタ共通接続端子58に接続されている。
【0082】また、第4のインジェクタ♯4のインジェ
クタ共通接続端子4bに接続された第4の共通電線24
は、コネクタ接続端子列の反インジェクタ側(図13に
おいて上側)からコネクタ共通接続端子58に接続され
ている。第4の共通電線24は、第3及び第4のコネク
タ単独接続端子53,54の上方すなわち反インジェク
タ側を迂回している。
【0083】しかして、前記各単独電線11〜14及び
各共通電線21〜24は、次に説明する配線方法によっ
て配線されている。この配線方法は、実施の形態1と同
様に、電線這い回し工程と電線接続工程と不要電線切除
工程とを備えている。
【0084】電線這い回し工程では、図14に示すよう
に、コネクタブロック本体の各配線ガイド(図示省
略)、各インジェクタ♯1〜♯4のインジェクタ単独接
続端子1a,2a,3a,4a及びインジェクタ共通接
続端子1b,2b,3b,4b、コネクタ接続部50の
コネクタ単独接続端子51,52,53,54及びコネ
クタ共通接続端子58、第1〜第8の補助ガイド81〜
88を経由する一筆書の要領で描ける電線這い回し経路
に沿って、電線10が這い回される。この電線10の這
い回し作業は、実施の形態1と同様に、自動配線機で行
なうことができる。なお、図14において、電線10の
うち、細線は単独電線11,12,13,14となる部
分、太線は共通電線21,22,23,24となる部分
で、これらの細線部分及び太線部分が必要電線となる。
また、点線部分は必要電線以外の不要電線10aを示し
ている。
【0085】また、図14に示すように、前記コネクタ
ブロック本体30の回りには、電線10が経由するほぼ
丸棒形状の第1〜第8の補助ガイド81〜88が配置さ
れる。これらの補助ガイド81〜88は、実施の形態1
と同様に、図示しない自動配線機のベース側に立設され
ている。第1の補助ガイド81は、コネクタ共通接続端
子58の下方に対応して配置されている。第2の補助ガ
イド82は、第4のインジェクタ♯4の下方に対応して
配置されている。第3の補助ガイド83は、第3及び第
4のコネクタ単独接続端子53,54の上方に対応して
配置されている。第4の補助ガイド84は、第3のイン
ジェクタ♯3の下方に対応して配置されている。第5の
補助ガイド85は、第1のインジェクタ♯1の下方に対
応して配置されている。第6の補助ガイド86は、第1
及び第2のコネクタ単独接続端子51,52の上方に対
応して配置されている。第7の補助ガイド87は、第2
のインジェクタ♯2の下方に対応して配置されている。
第8の補助ガイド88は、コネクタ共通接続端子58の
上方に対応して配置されている。
【0086】また図14において、電線10は、第1の
補助ガイド81のスタート地点Sからコネクタ共通接続
端子58、第4のインジェクタ♯4のインジェクタ共通
接続端子4b、第2の補助ガイド82、第4のインジェ
クタ♯4のインジェクタ単独接続端子4a、第4のコネ
クタ単独接続端子54、第3の補助ガイド83、第3の
コネクタ単独接続端子53、第3のインジェクタ♯3の
インジェクタ単独接続端子3a、第4の補助ガイド8
4、第3のインジェクタ♯3のインジェクタ共通接続端
子3b、コネクタ共通接続端子58、第1のインジェク
タ♯1のインジェクタ共通接続端子1b、第5の補助ガ
イド85、第1のインジェクタ♯1のインジェクタ単独
接続端子1a、第1のコネクタ単独接続端子51、第6
の補助ガイド86、第2のコネクタ単独接続端子52、
第2のインジェクタ♯2のインジェクタ単独接続端子2
a、第7の補助ガイド87、第2のインジェクタ♯2の
インジェクタ共通接続端子2b、コネクタ共通接続端子
58、第8の補助ガイド88を順に経由して第1の補助
ガイド81の終了地点Eに戻る。
【0087】上記した電線這い回し経路図(図14参
照)に沿って、電線10が前に述べたように自動配線機
(図示省略)によりコネクタブロック本体30に這い回
される。このとき、実施の形態1と同様に、電線10が
各配線ガイド(図示省略)に巻付けあるいは引掛けられ
ながら所定のテンションが付与された状態で這い回され
る。
【0088】次に、電線接続工程では、前記各接続端子
1a,2a,3a,4a,1b,2b,3b,4b,5
1,52,53,54,58に対しその接続端子上を通
る電線10の部分がハンダ付け、超音波溶着あるいは抵
抗溶接等によって接続される。
【0089】次に、不要電線切除工程では、前記各イン
ジェクタ♯1,♯2,♯3,♯4のインジェクタ単独接
続端子1a,2a,3a,4a及びインジェクタ共通接
続端子1b,2b,3b,4bと前記コネクタ接続部5
0のコネクタ単独接続端子51,52,53,54及び
コネクタ共通接続端子58との間をつなぐ必要電線(単
独電線11,12,13,14及び共通電線21,2
2,23,24が相当する)以外の不要電線10a(図
14参照)が前記自動配線機(図示省略)のカッター装
置によって切除される。上記のようにしてコネクタブロ
ック本体30に対する電線11〜14、21〜24の配
線が完了する。
【0090】[実施の形態3]本発明の実施の形態3に
ついて図15の配線図及び図16の電線這い回し経路図
を参照して説明する。実施の形態3は、直列6気筒エン
ジン用の配線を示すものであり、左から右へ並ぶ第1〜
第6の計6個のインジェクタ♯1〜♯6が配置されてい
る。第1、第4及び第5のインジェクタ♯1,♯4,♯
5においては、それぞれ右側にインジェクタ単独接続端
子1a,4a,5a、左側にインジェクタ共通接続端子
1b,4b,5bが配置されている。また、第2、第3
及び第6のインジェクタ♯2,♯3,♯6においては、
左側にインジェクタ単独接続端子2a,3a,6a、右
側にインジェクタ共通接続端子2b,3b,6bが配置
されている。
【0091】コネクタ接続部50には、7本のコネクタ
接続端子51〜56,58がインジェクタ列にほぼ平行
をなすコネクタ接続端子列をもって一列に配置されてい
る。7本のコネクタ接続端子51〜56,58のうち、
図15において中央のコネクタ接続端子58を除いた6
本のコネクタ接続端子51〜56は、各インジェクタ♯
1〜♯6への信号を伝達する側で左から右へ順に並ぶ第
1〜第6のコネクタ単独接続端子となっている。また、
中央のコネクタ接続端子58は、インジェクタ♯1〜♯
6を駆動させるバッテリ電圧側のコネクタ共通接続端子
となっている。
【0092】一端が第1〜第6のインジェクタ♯1〜♯
6の各インジェクタ単独接続端子1a,2a,3a,4
a,5a,6aに接続された第1〜第6の単独電線11
〜16は、コネクタ接続端子列のインジェクタ側(図1
5において下側)から第1〜第6の各コネクタ単独接続
端子51〜56にそれぞれ接続されている。
【0093】また、第1のインジェクタ♯1のインジェ
クタ共通接続端子1bに接続された第1の共通電線21
は、コネクタ接続端子列の反インジェクタ側(図15に
おいて上側)からコネクタ共通接続端子58に接続され
ている。第1の共通電線21は、第1〜第3のコネクタ
単独接続端子51〜53の上方すなわち反インジェクタ
側を迂回している。
【0094】また、第2のインジェクタ♯2のインジェ
クタ共通接続端子2bに接続された第2の共通電線22
は、コネクタ接続端子列の反インジェクタ側(図15に
おいて上側)からコネクタ共通接続端子58に接続され
ている。第2の共通電線22は、第3のコネクタ単独接
続端子53の上方すなわち反インジェクタ側を迂回して
いる。
【0095】また、第3及び第4のインジェクタ♯3,
♯4の各インジェクタ共通接続端子3b,4bに接続さ
れた第3及び第4の共通電線23,24は、それぞれコ
ネクタ接続端子列のインジェクタ側(図15において下
側)からコネクタ共通接続端子58に接続されている。
【0096】また、第5のインジェクタ♯5のインジェ
クタ共通接続端子5bに接続された第5の共通電線25
は、コネクタ接続端子列の反インジェクタ側(図15に
おいて上側)からコネクタ共通接続端子58に接続され
ている。第5の共通電線25は、第4のコネクタ単独接
続端子54の上方すなわち反インジェクタ側を迂回して
いる。
【0097】また、第6のインジェクタ♯6のインジェ
クタ共通接続端子6bに接続された第6の共通電線26
は、コネクタ接続端子列の反インジェクタ側(図15に
おいて上側)からコネクタ共通接続端子58に接続され
ている。第6の共通電線26は、第4〜第6のコネクタ
単独接続端子54〜56の上方すなわち反インジェクタ
側を迂回している。
【0098】しかして、前記各単独電線11〜16及び
各共通電線21〜26は、次に説明する配線方法によっ
て配線されている。この配線方法は、実施の形態1,2
と同様に、電線這い回し工程と電線接続工程と不要電線
切除工程とを備えている。
【0099】電線這い回し工程では、図16に示すよう
に、コネクタブロック本体の各配線ガイド(図示省
略)、各インジェクタ♯1〜♯6のインジェクタ単独接
続端子1a,2a,3a,4a,5a,6a及びインジ
ェクタ共通接続端子1b,2b,3b,4b,5b,6
b、コネクタ接続部50のコネクタ単独接続端子51,
52,53,54,55,56及びコネクタ共通接続端
子58、第1〜第12の補助ガイド81〜92を経由す
る一筆書の要領で描ける電線這い回し経路に沿って、電
線10が這い回される。この電線10の這い回し作業
は、実施の形態1,2と同様に、自動配線機で行なうこ
とができる。なお、図16において、電線10のうち、
細線は単独電線11,12,13,14,15,16と
なる部分、太線は共通電線21,22,23,24,2
5,26となる部分で、これらの細線部分及び太線部分
が必要電線となる。また、点線部分は必要電線以外の不
要電線10aを示している。
【0100】また、図16に示すように、前記コネクタ
ブロック本体30の回りには、電線10が経由するほぼ
丸棒形状の第1〜第12の補助ガイド81〜92が配置
される。これらの補助ガイド81〜92は、実施の形態
1,2と同様に、図示しない自動配線機のベース側に立
設されている。第1の補助ガイド81は、コネクタ共通
接続端子58の右下方に対応して配置されている。第2
の補助ガイド82は、第6のインジェクタ♯6の下方に
対応して配置されている。第3の補助ガイド83は、第
5及び第6のコネクタ単独接続端子55,56の上方に
対応して配置されている。第4の補助ガイド84は、第
5のインジェクタ♯5の下方に対応して配置されてい
る。第5の補助ガイド85は、第4のインジェクタ♯4
の下方に対応して配置されている。第6の補助ガイド8
6は、第4のコネクタ単独接続端子54の上方に対応し
て配置されている。第7の補助ガイド87は、コネクタ
共通接続端子58の左下方に対応して配置されている。
第8の補助ガイド88は、第1のインジェクタ♯1の下
方に対応して配置されている。第9の補助ガイド89
は、第1及び第2のコネクタ単独接続端子51,52の
上方に対応して配置されている。第10の補助ガイド9
0は、第2のインジェクタ♯2の下方に対応して配置さ
れている。第11の補助ガイド91は、第3のインジェ
クタ♯3の下方に対応して配置されている。第12の補
助ガイド92は、第3のコネクタ単独接続端子53の上
方に対応して配置されている。
【0101】また図16において、電線10は、第1の
補助ガイド81のスタート地点Sからコネクタ共通接続
端子58、第6のインジェクタ♯6のインジェクタ共通
接続端子6b、第2の補助ガイド82、第6のインジェ
クタ♯6のインジェクタ単独接続端子6a、第6のコネ
クタ単独接続端子56、第3の補助ガイド83、第5の
コネクタ単独接続端子55、第5のインジェクタ♯5の
インジェクタ単独接続端子5a、第4の補助ガイド8
4、第5のインジェクタ♯5のインジェクタ共通接続端
子5b、コネクタ共通接続端子58、第4のインジェク
タ♯4のインジェクタ共通接続端子4b、第5の補助ガ
イド85、第4のインジェクタ♯4のインジェクタ単独
接続端子4a、第4のコネクタ単独接続端子54、第6
の補助ガイド86、第7の補助ガイド87、コネクタ共
通接続端子58、第1のインジェクタ♯1のインジェク
タ共通接続端子1b、第8の補助ガイド88、第1のイ
ンジェクタ♯1のインジェクタ単独接続端子1a、第1
のコネクタ単独接続端子51、第9の補助ガイド89、
第2のコネクタ単独接続端子52、第2のインジェクタ
♯2のインジェクタ単独接続端子2a、第10の補助ガ
イド90、第2のインジェクタ♯2のインジェクタ共通
接続端子2b、コネクタ共通接続端子58、第3のイン
ジェクタ♯3のインジェクタ共通接続端子3b、第11
の補助ガイド91、第3のインジェクタ♯3のインジェ
クタ単独接続端子3a、第3のコネクタ単独接続端子5
3、第12の補助ガイド92を順に経由して第1の補助
ガイド81の終了地点Eに戻る。
【0102】上記した電線這い回し経路図(図16参
照)に沿って、電線10が前に述べたように自動配線機
(図示省略)によりコネクタブロック本体30に這い回
される。このとき、実施の形態1,2と同様に、電線1
0が各配線ガイド(図示省略)に巻付けあるいは引掛け
られながら所定のテンションが付与された状態で這い回
される。
【0103】次に、電線接続工程では、前記各接続端子
1a,2a,3a,4a,5a,6a,1b,2b,3
b,4b,5b,6b,51,52,53,54,5
5,56,58に対しその接続端子上を通る電線10の
部分がハンダ付け、超音波溶着あるいは抵抗溶接等によ
って接続される。
【0104】次に、不要電線切除工程では、前記各イン
ジェクタ♯1,♯2,♯3,♯4,♯5,♯6のインジ
ェクタ単独接続端子1a,2a,3a,4a,5a,6
a及びインジェクタ共通接続端子1b,2b,3b,4
b,5b,6bと前記コネクタ接続部50のコネクタ単
独接続端子51,52,53,54,55,56及びコ
ネクタ共通接続端子58との間をつなぐ必要電線(単独
電線11,12,13,14,15,16及び共通電線
21,22,23,24,25,26が相当する)以外
の不要電線10a(図16参照)が前記自動配線機(図
示省略)のカッター装置によって切除される。上記のよ
うにしてコネクタブロック本体30に対する電線11〜
16、21〜26の配線が完了する。
【0105】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
が可能である。例えば、本発明は、上記実施の形態1〜
3に例示した3気筒、4気筒、6気筒以外の気筒数にエ
ンジンに適用することができる。また、配線ガイドは、
コネクタブロック本体30に釘打ちの要領で打ち付けた
ものでもよい。また、配線ガイド及び補助ガイドの数や
配置位置、形状等は限定されない。また、複数の配線ガ
イドを1組として電線を1回以上巻付けることも考えら
れる。また、電線を巻き付ける配線ガイドには、電線を
巻付けるだけで電線の配線方向を変えないものも含まれ
る。また、コネクタブロック本体30に補助ガイドに代
わる配線ガイドを設けてもよい。また、各インジェクタ
は一列に配置しなくてもよい。また、コネクタ接続部5
0の各接続端子は、一列に配置しなくてもよい。また、
カバー体38に代えて、コネクタブロック本体30の配
電凹部36に対し樹脂をポッティングすることによっ
て、フューエルデリバリパイプを完成させることもでき
る。
【0106】
【発明の効果】本発明のインジェクタ用コネクタブロッ
ク及びそのコネクタブロックを備えた燃料供給装置及び
そのコネクタブロックにおける配線方法によれば、コネ
クタブロック本体の配線ガイドに電線を巻付けることに
より、電線をぐらつきを防止した状態で配線することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1を示すフューエルデリバリパイプ
の正面図である。
【図2】フューエルデリバリパイプの下面図である。
【図3】コネクタブロック本体の配線を含む正面図であ
る。
【図4】コネクタブロック本体の正面図である。
【図5】コネクタブロック本体の下面図である。
【図6】図4のVI−VI線断面図である。
【図7】図4のVII−VII線断面図である。
【図8】カバー体の正面図である。
【図9】図8のIX−IX線断面図である。
【図10】配線図である。
【図11】電線這い回し経路図である。
【図12】電線這い回し経路図に沿って電線を這い回し
た状態を示すコネクタブロック本体の正面図である。
【図13】実施の形態2を示す配線図である。
【図14】電線這い回し経路図である。
【図15】実施の形態3を示す配線図である。
【図16】電線這い回し経路図である。
【符号の説明】
♯1,♯2,♯3,♯4,♯5,♯6 インジェクタ 1a,2a,3a インジェクタ単独接続端子 1b,2b,3b インジェクタ共通接続端子 11〜16 単独電線 21〜26 共通電線 30 コネクタブロック本体 32 燃料供給路 35 囲い壁部 36 配電凹部 37 電線受け溝 50 コネクタ接続部 51〜56 コネクタ単独接続端子 58 コネクタ共通接続端子 58a,61,62,65〜70,73,74 電線を
巻付ける配線ガイド 63,64,71,72 電線を引掛ける配線ガイド 81〜92 補助ガイド

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタブロック本体に複数のインジェ
    クタが取り付けられるとともに単数のコネクタ接続部が
    設けられ、 前記コネクタ接続部は、インジェクタに対応する数のコ
    ネクタ単独接続端子及び単数のコネクタ共通接続端子を
    有し、かつ、外部配線接続コネクタを接続可能に形成さ
    れ、 前記各インジェクタのインジェクタ単独接続端子及びイ
    ンジェクタ共通接続端子と前記コネクタ接続部のコネク
    タ単独接続端子及びコネクタ共通接続端子との間に複数
    の電線が配線されているインジェクタ用コネクタブロッ
    クであって、 前記コネクタブロック本体には、電線を巻付ける配線ガ
    イドが設けられていることを特徴とするインジェクタ用
    コネクタブロック。
  2. 【請求項2】 コネクタブロック本体には、電線を引掛
    ける配線ガイドが設けられていることを特徴とする請求
    項1記載のインジェクタ用コネクタブロック。
  3. 【請求項3】 配線ガイドは、電線の配線方向が変わる
    位置に配置されていることを特徴とする請求項1又は2
    記載のインジェクタ用コネクタブロック。
  4. 【請求項4】 配線ガイドには、その配線ガイドに巻付
    けられた電線の抜け外れを防止する電線抜け止め部が設
    けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    に記載のインジェクタ用コネクタブロック。
  5. 【請求項5】 各インジェクタのインジェクタ単独接続
    端子及びインジェクタ共通接続端子、コネクタ接続部の
    コネクタ単独接続端子及びコネクタ共通接続端子のうち
    少なくとも一つの接続端子上を電線が横切っていること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のインジェ
    クタ用コネクタブロック。
  6. 【請求項6】 コネクタブロック本体には、電線を収容
    する配電凹部が設けられ、 前記配電凹部の外周部を取り囲む囲い壁部には、その囲
    い壁を横切る電線を受け入れ可能な電線受け溝が設けら
    れていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記
    載のインジェクタ用コネクタブロック。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載のインジ
    ェクタ用コネクタブロックを備えたことを特徴とする燃
    料供給装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜6のいずれかに記載のインジ
    ェクタ用コネクタブロックにおける配線方法であって、 コネクタブロック本体の配線ガイド、各インジェクタの
    インジェクタ単独接続端子及びインジェクタ共通接続端
    子、コネクタ接続部のコネクタ単独接続端子及びコネク
    タ共通接続端子を経由する一筆書の要領で描ける電線這
    い回し経路に沿って、電線を這い回す電線這い回し工程
    と、 前記各接続端子に対しその接続端子上を通る電線部分を
    接続する電線接続工程と、 前記各インジェクタのインジェクタ単独接続端子及びイ
    ンジェクタ共通接続端子と前記コネクタ接続部のコネク
    タ単独接続端子及びコネクタ共通接続端子との間をつな
    ぐ必要電線以外の不要電線を切除する不要電線切除工程
    と、を備えたことを特徴とするインジェクタ用コネクタ
    ブロックにおける配線方法。
  9. 【請求項9】 電線這い回し経路には、電線を這い回す
    自動配線機におけるワーク支持ベースに設けられた補助
    ガイドが含まれていることを特徴とする請求項8記載の
    インジェクタ用コネクタブロックにおける配線方法。
  10. 【請求項10】 電線這い回し経路において、補助ガイ
    ドと配線ガイドとの間に掛け渡される電線が、各インジ
    ェクタのインジェクタ単独接続端子及びインジェクタ共
    通接続端子、コネクタ接続部のコネクタ単独接続端子及
    びコネクタ共通接続端子のうち少なくとも一つの接続端
    子上を横切っていることを特徴とする請求項9記載のイ
    ンジェクタ用コネクタブロックにおける配線方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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