JP2002004972A - インジェクタ用コネクタブロック及びそのコネクタブロックを備えた燃料供給装置 - Google Patents
インジェクタ用コネクタブロック及びそのコネクタブロックを備えた燃料供給装置Info
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- JP2002004972A JP2002004972A JP2000193326A JP2000193326A JP2002004972A JP 2002004972 A JP2002004972 A JP 2002004972A JP 2000193326 A JP2000193326 A JP 2000193326A JP 2000193326 A JP2000193326 A JP 2000193326A JP 2002004972 A JP2002004972 A JP 2002004972A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 部品点数を削減することのできるインジェク
タ用コネクタブロック及びそのコネクタブロックを備え
た燃料供給装置を提供する。 【解決手段】 コネクタブロック本体20は、インジェ
クタ10を脱着可能に形成される。中継ターミナル40
は、コネクタブロック本体20に配電部28の側壁部2
7を貫通した状態で固定される。中継ターミナル40
は、配電部28内において電線が接続される電線接続部
41と、コネクタブロック本体20に対するインジェク
タ10の脱着にともなってインジェクタ10のターミナ
ル15が断続されるターミナル接続部42とを有する。
タ用コネクタブロック及びそのコネクタブロックを備え
た燃料供給装置を提供する。 【解決手段】 コネクタブロック本体20は、インジェ
クタ10を脱着可能に形成される。中継ターミナル40
は、コネクタブロック本体20に配電部28の側壁部2
7を貫通した状態で固定される。中継ターミナル40
は、配電部28内において電線が接続される電線接続部
41と、コネクタブロック本体20に対するインジェク
タ10の脱着にともなってインジェクタ10のターミナ
ル15が断続されるターミナル接続部42とを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の内燃機
関(エンジンともいう)におけるインジェクタ(燃料噴
射弁ともいう)に対しそのインジェクタを作動させる電
源を供給するインジェクタ用コネクタブロック及びその
コネクタブロックを備えた燃料供給装置に関するもので
ある。
関(エンジンともいう)におけるインジェクタ(燃料噴
射弁ともいう)に対しそのインジェクタを作動させる電
源を供給するインジェクタ用コネクタブロック及びその
コネクタブロックを備えた燃料供給装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のインジェクタ用コネクタ
ブロック、とくにインジェクタを脱着可能とするインジ
ェクタ用コネクタブロックには、例えば特許第2956
530号公報により開示されたものがある。この公開公
報のもの(従来例という)は、コネクタブロック本体と
バスバーと中継ターミナルとを備えている。コネクタブ
ロック本体は、インジェクタを脱着可能に形成されてい
る。また前記バスバーは、前記コネクタブロック本体に
インサート成形されている。また前記中継ターミナル
は、前記コネクタブロック本体における前記バスバーの
ターミナルを露出する中継ターミナル収容部に対しその
中継ターミナルの弾性変形を利用して嵌合されていると
ともに、前記バスバーのターミナルにその中継ターミナ
ルの弾性変形を利用して接続されている。さらに、前記
コネクタブロック本体の中継ターミナル収容部の開口端
にキャップが取り付けられ、前記中継ターミナルが抜け
止めされている。また、前記中継ターミナルには、前記
コネクタブロック本体に対する前記インジェクタの脱着
にともなってインジェクタのターミナルが前記キャップ
を貫通してその中継ターミナルの弾性変形を利用して断
続可能となっている。
ブロック、とくにインジェクタを脱着可能とするインジ
ェクタ用コネクタブロックには、例えば特許第2956
530号公報により開示されたものがある。この公開公
報のもの(従来例という)は、コネクタブロック本体と
バスバーと中継ターミナルとを備えている。コネクタブ
ロック本体は、インジェクタを脱着可能に形成されてい
る。また前記バスバーは、前記コネクタブロック本体に
インサート成形されている。また前記中継ターミナル
は、前記コネクタブロック本体における前記バスバーの
ターミナルを露出する中継ターミナル収容部に対しその
中継ターミナルの弾性変形を利用して嵌合されていると
ともに、前記バスバーのターミナルにその中継ターミナ
ルの弾性変形を利用して接続されている。さらに、前記
コネクタブロック本体の中継ターミナル収容部の開口端
にキャップが取り付けられ、前記中継ターミナルが抜け
止めされている。また、前記中継ターミナルには、前記
コネクタブロック本体に対する前記インジェクタの脱着
にともなってインジェクタのターミナルが前記キャップ
を貫通してその中継ターミナルの弾性変形を利用して断
続可能となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
のインジェクタ用コネクタブロックによると、キャップ
によって、コネクタブロック本体の中継ターミナル収容
部からの中継ターミナルの抜け外れを防止しているた
め、部品点数が多かった。
のインジェクタ用コネクタブロックによると、キャップ
によって、コネクタブロック本体の中継ターミナル収容
部からの中継ターミナルの抜け外れを防止しているた
め、部品点数が多かった。
【0004】なお、従来例のインジェクタ用コネクタブ
ロックにおいて、例えばバスバーのターミナルに中継タ
ーミナルを一体に設けることによって、上記した問題を
解決する方策が考えられる。この場合、バスバーをコネ
クタブロック本体にインサート成形するに際し、インサ
ート成形時の樹脂材料が中継ターミナル内に流れ込むこ
とがないように、中継ターミナルをマスキングする必要
がある。しかし、コネクタブロック本体に対し中継ター
ミナルのマスキングのために必要とするスペースを確保
することが難しい。このため、中継ターミナルを一体に
設けたバスバーをコネクタブロック本体にインサート成
形する方策は不適切である。
ロックにおいて、例えばバスバーのターミナルに中継タ
ーミナルを一体に設けることによって、上記した問題を
解決する方策が考えられる。この場合、バスバーをコネ
クタブロック本体にインサート成形するに際し、インサ
ート成形時の樹脂材料が中継ターミナル内に流れ込むこ
とがないように、中継ターミナルをマスキングする必要
がある。しかし、コネクタブロック本体に対し中継ター
ミナルのマスキングのために必要とするスペースを確保
することが難しい。このため、中継ターミナルを一体に
設けたバスバーをコネクタブロック本体にインサート成
形する方策は不適切である。
【0005】本発明は上記した問題点を解決するために
なされたものであって、本発明が解決しようとする課題
は、部品点数を削減することのできるインジェクタ用コ
ネクタブロック及びそのコネクタブロックを備えた燃料
供給装置を提供することにある。
なされたものであって、本発明が解決しようとする課題
は、部品点数を削減することのできるインジェクタ用コ
ネクタブロック及びそのコネクタブロックを備えた燃料
供給装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する請求
項1の発明は、コネクタブロック本体と電線と中継ター
ミナルとを備え、前記コネクタブロック本体は、インジ
ェクタを脱着可能に形成され、前記電線は、前記コネク
タブロック本体に形成された凹部からなる配電部内に配
線され、前記中継ターミナルは、前記コネクタブロック
本体に前記配電部の側壁部を貫通した状態で固定され、
前記中継ターミナルは、前記配電部内において前記電線
が接続される電線接続部と、前記コネクタブロック本体
に対する前記インジェクタの脱着にともなってインジェ
クタのターミナルが断続されるターミナル接続部とを有
していることを特徴とするインジェクタ用コネクタブロ
ックである。
項1の発明は、コネクタブロック本体と電線と中継ター
ミナルとを備え、前記コネクタブロック本体は、インジ
ェクタを脱着可能に形成され、前記電線は、前記コネク
タブロック本体に形成された凹部からなる配電部内に配
線され、前記中継ターミナルは、前記コネクタブロック
本体に前記配電部の側壁部を貫通した状態で固定され、
前記中継ターミナルは、前記配電部内において前記電線
が接続される電線接続部と、前記コネクタブロック本体
に対する前記インジェクタの脱着にともなってインジェ
クタのターミナルが断続されるターミナル接続部とを有
していることを特徴とするインジェクタ用コネクタブロ
ックである。
【0007】上記した構成において、コネクタブロック
本体に対し中継ターミナルがコネクタブロック本体の配
電部の側壁部を貫通した状態で固定され、前記コネクタ
ブロック本体の配電部内に配線された電線がその配電部
内における中継ターミナルの電線接続部に接続される。
また、コネクタブロック本体に対するインジェクタの装
着にともなって、中継ターミナルのターミナル接続部に
インジェクタのターミナルが接続される。また、コネク
タブロック本体に対するインジェクタの離脱にともなっ
て、中継ターミナルのターミナル接続部からインジェク
タのターミナルが取り外される。
本体に対し中継ターミナルがコネクタブロック本体の配
電部の側壁部を貫通した状態で固定され、前記コネクタ
ブロック本体の配電部内に配線された電線がその配電部
内における中継ターミナルの電線接続部に接続される。
また、コネクタブロック本体に対するインジェクタの装
着にともなって、中継ターミナルのターミナル接続部に
インジェクタのターミナルが接続される。また、コネク
タブロック本体に対するインジェクタの離脱にともなっ
て、中継ターミナルのターミナル接続部からインジェク
タのターミナルが取り外される。
【0008】したがって、上記した構成によると、中継
ターミナルがコネクタブロック本体に配電部の側壁部を
貫通した状態で固定され、その中継ターミナルの電線接
続部と電線とがコネクタブロック本体の配電部内におい
て接続されているため、従来必要とされたキャップを使
用しないにもかかわらず、コネクタブロック本体に対す
るインジェクタの脱着時等における中継ターミナルの脱
落を防止することができる。よって、従来必要とされた
キャップが不要となるため、部品点数を削減することが
できる。
ターミナルがコネクタブロック本体に配電部の側壁部を
貫通した状態で固定され、その中継ターミナルの電線接
続部と電線とがコネクタブロック本体の配電部内におい
て接続されているため、従来必要とされたキャップを使
用しないにもかかわらず、コネクタブロック本体に対す
るインジェクタの脱着時等における中継ターミナルの脱
落を防止することができる。よって、従来必要とされた
キャップが不要となるため、部品点数を削減することが
できる。
【0009】請求項2の発明は、請求項1記載のインジ
ェクタ用コネクタブロックであって、前記中継ターミナ
ルは、前記コネクタブロック本体の配電部の側壁部に設
けたターミナル挿入孔に対して挿入されかつ弾性変形を
利用した係止爪の係合によって抜け止めされていること
を特徴とするインジェクタ用コネクタブロックである。
このように構成すると、コネクタブロック本体に対する
中継ターミナルの取り付けを容易に行なうことができ
る。
ェクタ用コネクタブロックであって、前記中継ターミナ
ルは、前記コネクタブロック本体の配電部の側壁部に設
けたターミナル挿入孔に対して挿入されかつ弾性変形を
利用した係止爪の係合によって抜け止めされていること
を特徴とするインジェクタ用コネクタブロックである。
このように構成すると、コネクタブロック本体に対する
中継ターミナルの取り付けを容易に行なうことができ
る。
【0010】請求項3の発明は、請求項1記載のインジ
ェクタ用コネクタブロックであって、前記中継ターミナ
ルは、前記コネクタブロック本体の配電部の側壁部に設
けたターミナル挿入孔に対して圧入によって固定されて
いることを特徴とするインジェクタ用コネクタブロック
である。このように構成すると、コネクタブロック本体
に対する中継ターミナルの取り付けを容易に行なうこと
ができる。
ェクタ用コネクタブロックであって、前記中継ターミナ
ルは、前記コネクタブロック本体の配電部の側壁部に設
けたターミナル挿入孔に対して圧入によって固定されて
いることを特徴とするインジェクタ用コネクタブロック
である。このように構成すると、コネクタブロック本体
に対する中継ターミナルの取り付けを容易に行なうこと
ができる。
【0011】請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれ
かに記載のインジェクタ用コネクタブロックを備えたこ
とを特徴とする燃料供給装置である。このように構成す
ると、コネクタブロック本体に対するインジェクタの脱
着時等における中継ターミナルの脱落を防止することが
でき、また、コネクタブロック本体における導通の信頼
性を向上することができるインジェクタ用コネクタブロ
ックを備えた燃料供給装置を提供することができる。な
お、本明細書でいう「燃料供給装置」とは、インジェク
タ、燃料ポンプ、燃料配管等を含み、燃料タンク内の燃
料を吸い込んでインジェクタから噴出するまでの燃料供
給に係る装置をいう。
かに記載のインジェクタ用コネクタブロックを備えたこ
とを特徴とする燃料供給装置である。このように構成す
ると、コネクタブロック本体に対するインジェクタの脱
着時等における中継ターミナルの脱落を防止することが
でき、また、コネクタブロック本体における導通の信頼
性を向上することができるインジェクタ用コネクタブロ
ックを備えた燃料供給装置を提供することができる。な
お、本明細書でいう「燃料供給装置」とは、インジェク
タ、燃料ポンプ、燃料配管等を含み、燃料タンク内の燃
料を吸い込んでインジェクタから噴出するまでの燃料供
給に係る装置をいう。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図面に基
づいて説明する。本実施の形態では、インジェクタ用コ
ネクタブロックとして、コネクタブロック本体に燃料供
給路が一体に設けられている直列3気筒エンジン用のフ
ューエルデリバリパイプを例示する。図1にフューエル
デリバリパイプの正面図が示されている。図1におい
て、フューエルデリバリパイプ1は、その主体をなすコ
ネクタブロック本体20と、そのコネクタブロック本体
20に装着されたインジェクタ10とから構成されてい
る。以下、説明の都合上、インジェクタ10、コネクタ
ブロック本体20の順に説明する。なお、カバー体38
(後述する)を取り外したコネクタブロック本体20の
部分正面図が図2、図1のIII−III線断面図が図
3、コネクタブロック本体20とインジェクタ10とを
分離した状態を示す側断面図が図4に示されている。
づいて説明する。本実施の形態では、インジェクタ用コ
ネクタブロックとして、コネクタブロック本体に燃料供
給路が一体に設けられている直列3気筒エンジン用のフ
ューエルデリバリパイプを例示する。図1にフューエル
デリバリパイプの正面図が示されている。図1におい
て、フューエルデリバリパイプ1は、その主体をなすコ
ネクタブロック本体20と、そのコネクタブロック本体
20に装着されたインジェクタ10とから構成されてい
る。以下、説明の都合上、インジェクタ10、コネクタ
ブロック本体20の順に説明する。なお、カバー体38
(後述する)を取り外したコネクタブロック本体20の
部分正面図が図2、図1のIII−III線断面図が図
3、コネクタブロック本体20とインジェクタ10とを
分離した状態を示す側断面図が図4に示されている。
【0013】まず、インジェクタ10を説明する。図4
に示すように、インジェクタ10は、その一端部(図4
において上端部)に設けられた燃料噴射部11と、その
他端部(図4において下端部)に設けられた燃料供給側
の燃料コネクタ部12と、燃料噴射部11と燃料コネク
タ部12との間に設けられて一側方(図4において左
方)に突出する樹脂製の電気コネクタ部13とから構成
されている。前記燃料噴射部11には下部Oリング18
が装着されているとともに、前記燃料コネクタ部12に
は上部Oリング19が装着されている。なお、インジェ
クタ10の詳細な構成については、周知のものとほとん
ど同様であるからその説明を省略し、簡単に説明するこ
とにする。前記インジェクタ10内には、図示しないニ
ードルバルブと、そのニードルバルブを駆動するための
ソレノイドが内蔵されている。そのソレノイドが図示し
ない通電回路を介して電気コネクタ部13のターミナル
15に電気的に接続されている。
に示すように、インジェクタ10は、その一端部(図4
において上端部)に設けられた燃料噴射部11と、その
他端部(図4において下端部)に設けられた燃料供給側
の燃料コネクタ部12と、燃料噴射部11と燃料コネク
タ部12との間に設けられて一側方(図4において左
方)に突出する樹脂製の電気コネクタ部13とから構成
されている。前記燃料噴射部11には下部Oリング18
が装着されているとともに、前記燃料コネクタ部12に
は上部Oリング19が装着されている。なお、インジェ
クタ10の詳細な構成については、周知のものとほとん
ど同様であるからその説明を省略し、簡単に説明するこ
とにする。前記インジェクタ10内には、図示しないニ
ードルバルブと、そのニードルバルブを駆動するための
ソレノイドが内蔵されている。そのソレノイドが図示し
ない通電回路を介して電気コネクタ部13のターミナル
15に電気的に接続されている。
【0014】前記ターミナル15は、電気コネクタ部1
3上に突出する台部13a上に突出されている。電気コ
ネクタ部13上には、ターミナル15の台部13aに嵌
合されたリング状のパッキン17が載置されている。ま
た、前記電気コネクタ部13の外側面には、前後一対
(図4において左右一対)の係合突起13bが形成され
ている。なお係合突起13bは、図3に示すように、後
述するコネクタブロック本体20のインジェクタ接続部
25における取り付け筒部25aの係合孔25bに係合
してコネクタブロック本体20との接続状態を保持する
ものである。
3上に突出する台部13a上に突出されている。電気コ
ネクタ部13上には、ターミナル15の台部13aに嵌
合されたリング状のパッキン17が載置されている。ま
た、前記電気コネクタ部13の外側面には、前後一対
(図4において左右一対)の係合突起13bが形成され
ている。なお係合突起13bは、図3に示すように、後
述するコネクタブロック本体20のインジェクタ接続部
25における取り付け筒部25aの係合孔25bに係合
してコネクタブロック本体20との接続状態を保持する
ものである。
【0015】次に、コネクタブロック本体20を説明す
る。図1に示すように、コネクタブロック本体20は、
ほぼ横長の直円管状に形成されたパイプ部21を主体と
して形成されている。図4に示すように、パイプ部21
の中空部には燃料供給路21aが形成されている。な
お、コネクタブロック本体20は、例えば、短繊維から
なるフィラー状補強材が混入された複合樹脂からなる樹
脂成形品である。その複合樹脂には、ポリアミド樹脂、
例えば66ナイロンが用いられ、また、フィラー状補強
材にはガラス繊維が好適に用いられる。
る。図1に示すように、コネクタブロック本体20は、
ほぼ横長の直円管状に形成されたパイプ部21を主体と
して形成されている。図4に示すように、パイプ部21
の中空部には燃料供給路21aが形成されている。な
お、コネクタブロック本体20は、例えば、短繊維から
なるフィラー状補強材が混入された複合樹脂からなる樹
脂成形品である。その複合樹脂には、ポリアミド樹脂、
例えば66ナイロンが用いられ、また、フィラー状補強
材にはガラス繊維が好適に用いられる。
【0016】図1に示すように、前記パイプ部21の一
端部(図1において右端部)には、径方向(図1におい
て下方)に突出する燃料供給管接続部22が一体に形成
されている。燃料供給管接続部22には、前記燃料供給
路21a(図4参照)に燃料を供給するための燃料供給
管(図示省略)が接続される。
端部(図1において右端部)には、径方向(図1におい
て下方)に突出する燃料供給管接続部22が一体に形成
されている。燃料供給管接続部22には、前記燃料供給
路21a(図4参照)に燃料を供給するための燃料供給
管(図示省略)が接続される。
【0017】また、コネクタブロック本体20の樹脂成
形時において、前記パイプ部21の他端部(図1におい
て左端部)に開口された端面は、封止用キャップ23に
よって封止されている。封止用キャップ23は、パイプ
部21に対し、例えば熱溶着、接着等により取り付けら
れている。
形時において、前記パイプ部21の他端部(図1におい
て左端部)に開口された端面は、封止用キャップ23に
よって封止されている。封止用キャップ23は、パイプ
部21に対し、例えば熱溶着、接着等により取り付けら
れている。
【0018】また、図1に示すように、前記パイプ部2
1の後下部には、左右一対の取り付けボス部24が一体
に形成されている。各取り付けボス部24は、図示しな
いエンジンに対しボルト等によって締着可能に形成され
ている。
1の後下部には、左右一対の取り付けボス部24が一体
に形成されている。各取り付けボス部24は、図示しな
いエンジンに対しボルト等によって締着可能に形成され
ている。
【0019】また、図1に示すように、前記パイプ部2
1の下側部には、左から右へほぼ等間隔で並ぶ計3個の
インジェクタ接続部25が一体に形成されている。イン
ジェクタ接続部25は、図4に示すように、下端面を開
口するほぼ段付き円筒形状に形成されており、前記パイ
プ部21の燃料供給路21aと連通されている。各イン
ジェクタ接続部25の下端部は、口径を大きくする取り
付け筒部25aとなっている。取り付け筒部25aに
は、径方向に貫通する前後一対(図4において左右一
対)の係合孔25bが形成されている。また、図2に示
すように、取り付け筒部25aにおける係合孔25bの
左右両側には、取り付け筒部25aの下端面から上方に
向けて切り込み状をなす割溝25cが形成されている。
割溝25cは、取り付け筒部25aの口径が大きくなる
方向に関し割溝25cの相互間における係合孔25bの
周辺部分(この部分を弾性変形部25dという)の弾性
変形を可能にする。
1の下側部には、左から右へほぼ等間隔で並ぶ計3個の
インジェクタ接続部25が一体に形成されている。イン
ジェクタ接続部25は、図4に示すように、下端面を開
口するほぼ段付き円筒形状に形成されており、前記パイ
プ部21の燃料供給路21aと連通されている。各イン
ジェクタ接続部25の下端部は、口径を大きくする取り
付け筒部25aとなっている。取り付け筒部25aに
は、径方向に貫通する前後一対(図4において左右一
対)の係合孔25bが形成されている。また、図2に示
すように、取り付け筒部25aにおける係合孔25bの
左右両側には、取り付け筒部25aの下端面から上方に
向けて切り込み状をなす割溝25cが形成されている。
割溝25cは、取り付け筒部25aの口径が大きくなる
方向に関し割溝25cの相互間における係合孔25bの
周辺部分(この部分を弾性変形部25dという)の弾性
変形を可能にする。
【0020】図1に示すように、前記パイプ部21の中
央部には、1個のコネクタ接続部26が一体に形成され
ている。図示しないが、コネクタ接続部26は、外部配
線とつながる外部配線接続コネクタが接続されるターミ
ナルを有するソケット部を有している。
央部には、1個のコネクタ接続部26が一体に形成され
ている。図示しないが、コネクタ接続部26は、外部配
線とつながる外部配線接続コネクタが接続されるターミ
ナルを有するソケット部を有している。
【0021】また、図2及び図4に示すように、前記パ
イプ部21の前側部には、前方(図3において左方)に
突出するほぼ枠状の側壁部27が一体に形成されてい
る。側壁部27によって取り囲まれた部分に、凹部から
なる配電部28が形成されている。図2に示すように、
前記インジェクタ接続部25の上部に隣接する側壁部2
7における部分(この部分を中継ターミナル取り付け部
27aという)には、図4に示すように、中継ターミナ
ル40を挿入して貫通した状態で固定するターミナル挿
入孔29が形成されている。
イプ部21の前側部には、前方(図3において左方)に
突出するほぼ枠状の側壁部27が一体に形成されてい
る。側壁部27によって取り囲まれた部分に、凹部から
なる配電部28が形成されている。図2に示すように、
前記インジェクタ接続部25の上部に隣接する側壁部2
7における部分(この部分を中継ターミナル取り付け部
27aという)には、図4に示すように、中継ターミナ
ル40を挿入して貫通した状態で固定するターミナル挿
入孔29が形成されている。
【0022】図5にコネクタブロック本体20と中継タ
ーミナル40とを分離した状態を側断面図で示すよう
に、前記ターミナル挿入孔29における上半部の小孔部
29aは、中継ターミナル40の電線接続部41(後述
する)を挿入可能に形成されている。また、ターミナル
挿入孔29における下半部の大孔部29bは、前記小孔
部29aに対し段差面29cを介して連通している。大
孔部29bは、中継ターミナル40のターミナル接続部
42(後述する)を挿入可能に形成されている。ターミ
ナル挿入孔29は、前記インジェクタ10のターミナル
15と対応する位置に形成されている(図3参照)。ま
た図5に示すように、配電部28の底面(符号、28a
を付す)には、ターミナル挿入孔29に隣接する係合凹
部30が形成されている。
ーミナル40とを分離した状態を側断面図で示すよう
に、前記ターミナル挿入孔29における上半部の小孔部
29aは、中継ターミナル40の電線接続部41(後述
する)を挿入可能に形成されている。また、ターミナル
挿入孔29における下半部の大孔部29bは、前記小孔
部29aに対し段差面29cを介して連通している。大
孔部29bは、中継ターミナル40のターミナル接続部
42(後述する)を挿入可能に形成されている。ターミ
ナル挿入孔29は、前記インジェクタ10のターミナル
15と対応する位置に形成されている(図3参照)。ま
た図5に示すように、配電部28の底面(符号、28a
を付す)には、ターミナル挿入孔29に隣接する係合凹
部30が形成されている。
【0023】次に、前記ターミナル挿入孔29に挿入に
よって取り付けられる導電性を有する中継ターミナル4
0を図6の側断面図により述べる。中継ターミナル40
は、電線接続部41とターミナル接続部42とを有して
いる。電線接続部41は、中継ターミナル40の上半部
において、ほぼ縦方向に長い長細板状に形成されてい
る。電線接続部41の上端部には、図6においいて右下
方に突出する係止爪41aが切り起こし加工によって形
成されている。係止爪41aは、電線接続部41に対し
ほぼ平板状をなすように弾性変形可能に形成されてい
る。なお、電線接続部41の上端部は前記コネクタブロ
ック本体20の配電部28に露出し、その露出部分の電
線接続部41に電線50(後述する)が接続される(図
2参照)。
よって取り付けられる導電性を有する中継ターミナル4
0を図6の側断面図により述べる。中継ターミナル40
は、電線接続部41とターミナル接続部42とを有して
いる。電線接続部41は、中継ターミナル40の上半部
において、ほぼ縦方向に長い長細板状に形成されてい
る。電線接続部41の上端部には、図6においいて右下
方に突出する係止爪41aが切り起こし加工によって形
成されている。係止爪41aは、電線接続部41に対し
ほぼ平板状をなすように弾性変形可能に形成されてい
る。なお、電線接続部41の上端部は前記コネクタブロ
ック本体20の配電部28に露出し、その露出部分の電
線接続部41に電線50(後述する)が接続される(図
2参照)。
【0024】図6において、前記ターミナル接続部42
は、中継ターミナル40の下半部においてほぼ縦方向に
延びる弾性を有するほぼ角筒状に形成されている。ター
ミナル接続部42の一側板部(図6において左側板部)
42aが前記電線接続部41と連続する平板状をなして
いる。ターミナル接続部42の他側板部(図6において
右側板部)42bは、そのほぼ中間部を一側板部42a
との間隔を狭くするように折り曲げられ、それより上半
部を一側板部42aとの間隔を広くするように傾斜して
いる。また、ターミナル接続部42の両側板部42a,
42bの下半部は、下方に向かって次第に相互間の間隔
を広くするように傾斜されている。また、ターミナル接
続部42の他側板部42bは、ほぼ平板状をなすように
弾性変形可能に形成されている。なお、ターミナル接続
部42内には、前記インジェクタ10のターミナル15
が電気的に接続される(図3参照)。
は、中継ターミナル40の下半部においてほぼ縦方向に
延びる弾性を有するほぼ角筒状に形成されている。ター
ミナル接続部42の一側板部(図6において左側板部)
42aが前記電線接続部41と連続する平板状をなして
いる。ターミナル接続部42の他側板部(図6において
右側板部)42bは、そのほぼ中間部を一側板部42a
との間隔を狭くするように折り曲げられ、それより上半
部を一側板部42aとの間隔を広くするように傾斜して
いる。また、ターミナル接続部42の両側板部42a,
42bの下半部は、下方に向かって次第に相互間の間隔
を広くするように傾斜されている。また、ターミナル接
続部42の他側板部42bは、ほぼ平板状をなすように
弾性変形可能に形成されている。なお、ターミナル接続
部42内には、前記インジェクタ10のターミナル15
が電気的に接続される(図3参照)。
【0025】図4に示すように、前記中継ターミナル4
0は、前記コネクタブロック本体20の側壁部27にお
ける中継ターミナル取り付け部27aに設けたターミナ
ル挿入孔29に挿入されることにより、前記コネクタブ
ロック本体20の側壁部27を貫通した状態で固定され
ている。詳しくは、中継ターミナル40の電線接続部4
1が、図5に示される状態から、前記ターミナル挿入孔
29に対しその大孔部29bの下端開口から小孔部29
aに挿入されていくことにより、ターミナル挿入孔29
の小孔部29aにより係止爪41aが弾性変形しながら
その小孔部29aを通過し、その小孔部29aの通過完
了時点で係止爪41aが弾性復元して配電部28の底面
28aの係合凹部30に係合するとともに、ターミナル
接続部42が前記大孔部29bに対し嵌合する。
0は、前記コネクタブロック本体20の側壁部27にお
ける中継ターミナル取り付け部27aに設けたターミナ
ル挿入孔29に挿入されることにより、前記コネクタブ
ロック本体20の側壁部27を貫通した状態で固定され
ている。詳しくは、中継ターミナル40の電線接続部4
1が、図5に示される状態から、前記ターミナル挿入孔
29に対しその大孔部29bの下端開口から小孔部29
aに挿入されていくことにより、ターミナル挿入孔29
の小孔部29aにより係止爪41aが弾性変形しながら
その小孔部29aを通過し、その小孔部29aの通過完
了時点で係止爪41aが弾性復元して配電部28の底面
28aの係合凹部30に係合するとともに、ターミナル
接続部42が前記大孔部29bに対し嵌合する。
【0026】上記のようにして、中継ターミナル40が
コネクタブロック本体20に側壁部27を貫通した状態
で固定されている(図4参照)。これとともに、中継タ
ーミナル40の電線接続部41がコネクタブロック本体
20の配電部28内に露出されている。なお、取り付け
完了後のそれ以上の中継ターミナル40の過剰な挿入
は、ターミナル接続部42がターミナル挿入孔29の段
差面29c(図5参照)に当接することによって阻止さ
れる。なお本実施の形態では、コネクタブロック本体2
0の側壁部27のターミナル挿入孔29に対する中継タ
ーミナル40の挿入は、圧入状態をもって行なわれてい
る。
コネクタブロック本体20に側壁部27を貫通した状態
で固定されている(図4参照)。これとともに、中継タ
ーミナル40の電線接続部41がコネクタブロック本体
20の配電部28内に露出されている。なお、取り付け
完了後のそれ以上の中継ターミナル40の過剰な挿入
は、ターミナル接続部42がターミナル挿入孔29の段
差面29c(図5参照)に当接することによって阻止さ
れる。なお本実施の形態では、コネクタブロック本体2
0の側壁部27のターミナル挿入孔29に対する中継タ
ーミナル40の挿入は、圧入状態をもって行なわれてい
る。
【0027】しかして、図2に示すように、コネクタブ
ロック本体20の配電部28内には、電線50が配線さ
れている。電線50の一端部は、前記中継ターミナル4
0の電線接続部41(詳しくは、コネクタブロック本体
20の側壁部27を通過して配電部28内に露出した電
線接続部41)に超音波溶着、ハンダ付けあるいは抵抗
溶接等によって電気的に接続(図2の接続部に符号、5
2を付す)されている。また、前記電線50の他端部
(図示省略)は、前記コネクタブロック本体20のコネ
クタ接続部26(図1参照)に集約されており、そのコ
ネクタ接続部26におけるターミナル(図示省略)に電
気的に接続されている。なお、電線50には、例えばマ
グネットワイヤが採用されている。また電線50は、図
2に示すように、前記配電部28の底面28a上に突出
された配線ガイド31,32,33を経由している。ま
た各配線ガイド32,33には、電線50が所定の巻き
付け回数、例えばほぼ1.5回分巻き付けられている。
ロック本体20の配電部28内には、電線50が配線さ
れている。電線50の一端部は、前記中継ターミナル4
0の電線接続部41(詳しくは、コネクタブロック本体
20の側壁部27を通過して配電部28内に露出した電
線接続部41)に超音波溶着、ハンダ付けあるいは抵抗
溶接等によって電気的に接続(図2の接続部に符号、5
2を付す)されている。また、前記電線50の他端部
(図示省略)は、前記コネクタブロック本体20のコネ
クタ接続部26(図1参照)に集約されており、そのコ
ネクタ接続部26におけるターミナル(図示省略)に電
気的に接続されている。なお、電線50には、例えばマ
グネットワイヤが採用されている。また電線50は、図
2に示すように、前記配電部28の底面28a上に突出
された配線ガイド31,32,33を経由している。ま
た各配線ガイド32,33には、電線50が所定の巻き
付け回数、例えばほぼ1.5回分巻き付けられている。
【0028】上記したように、電線50が配線されたコ
ネクタブロック本体20の配電部28(図2参照)は、
図4に示すように、カバー体38によって被覆される。
詳しくは、カバー体38は、前記コネクタブロック本体
20と同質あるいは類似する樹脂材料によって、前記側
壁部27の外径形状とほぼ等しい外形形状を有するほぼ
平板形状に形成されている。そのカバー体38の裏面外
周縁部には、前記側壁部27と対応する突条38aが一
体形成されている。カバー体38の突条38aは、前記
側壁部27に嵌合した状態で、振動溶着あるいは接着等
によってコネクタブロック本体20に接合されている。
このように、コネクタブロック本体20の配電部28が
カバー体38によって被覆されることによって、フュー
エルデリバリパイプ1が完成する。また、このフューエ
ルデリバリパイプ1のコネクタブロック本体20には、
前記インジェクタ10が次に述べるように装着されてい
る。
ネクタブロック本体20の配電部28(図2参照)は、
図4に示すように、カバー体38によって被覆される。
詳しくは、カバー体38は、前記コネクタブロック本体
20と同質あるいは類似する樹脂材料によって、前記側
壁部27の外径形状とほぼ等しい外形形状を有するほぼ
平板形状に形成されている。そのカバー体38の裏面外
周縁部には、前記側壁部27と対応する突条38aが一
体形成されている。カバー体38の突条38aは、前記
側壁部27に嵌合した状態で、振動溶着あるいは接着等
によってコネクタブロック本体20に接合されている。
このように、コネクタブロック本体20の配電部28が
カバー体38によって被覆されることによって、フュー
エルデリバリパイプ1が完成する。また、このフューエ
ルデリバリパイプ1のコネクタブロック本体20には、
前記インジェクタ10が次に述べるように装着されてい
る。
【0029】すなわち、インジェクタ10が図4に示す
状態から図3に示すようにコネクタブロック本体20に
装着されている。図3において、コネクタブロック本体
20のインジェクタ接続部25にはインジェクタ10の
燃料コネクタ部12が上部Oリング19を介してシール
状態で管接続される。このとき、電気コネクタ部13の
一対の係合突起13bが取り付け筒部25aにおける弾
性変形部25d(図2参照)の弾性変形を利用して各係
合孔25bと係着される。これにより、コネクタブロッ
ク本体20にインジェクタ10が弾性変形を利用したス
ナップフィットによって、ワンタッチで容易に取り付け
られる。又、コネクタブロック本体20にインジェクタ
10を圧入することで固定してもよい。
状態から図3に示すようにコネクタブロック本体20に
装着されている。図3において、コネクタブロック本体
20のインジェクタ接続部25にはインジェクタ10の
燃料コネクタ部12が上部Oリング19を介してシール
状態で管接続される。このとき、電気コネクタ部13の
一対の係合突起13bが取り付け筒部25aにおける弾
性変形部25d(図2参照)の弾性変形を利用して各係
合孔25bと係着される。これにより、コネクタブロッ
ク本体20にインジェクタ10が弾性変形を利用したス
ナップフィットによって、ワンタッチで容易に取り付け
られる。又、コネクタブロック本体20にインジェクタ
10を圧入することで固定してもよい。
【0030】また、前記したコネクタブロック本体20
に対するインジェクタ10の取り付けと同時に、図3に
示すように、インジェクタ10のターミナル15が中継
ターミナル40のターミナル接続部42内にそのターミ
ナル接続部42の他側板部42b(図6参照)の弾性変
形を利用して電気的に接続される。また、図3に示すよ
うに、パッキン17は、コネクタブロック本体20のイ
ンジェクタ接続部25とインジェクタ10の電気コネク
タ部13との間をシールする。
に対するインジェクタ10の取り付けと同時に、図3に
示すように、インジェクタ10のターミナル15が中継
ターミナル40のターミナル接続部42内にそのターミ
ナル接続部42の他側板部42b(図6参照)の弾性変
形を利用して電気的に接続される。また、図3に示すよ
うに、パッキン17は、コネクタブロック本体20のイ
ンジェクタ接続部25とインジェクタ10の電気コネク
タ部13との間をシールする。
【0031】上記のようにして、コネクタブロック本体
20の各インジェクタ接続部25に対し図1に示すよう
にそれぞれ装着された各インジェクタ10には、パイプ
部21の燃料供給管接続部22から燃料供給路21a
(図3参照)に導入された燃料が供給される。なお、イ
ンジェクタ10の燃料噴射部11に装着された下部Oリ
ング18は、フューエルデリバリパイプ1をエンジン
(図示省略)に装着したときに、インジェクタ10の燃
料噴射部11と、その燃料噴射部11が挿入されるエン
ジンの吸気通路又はエンジンヘッドの取り付け孔(図示
省略)との間をシールする。
20の各インジェクタ接続部25に対し図1に示すよう
にそれぞれ装着された各インジェクタ10には、パイプ
部21の燃料供給管接続部22から燃料供給路21a
(図3参照)に導入された燃料が供給される。なお、イ
ンジェクタ10の燃料噴射部11に装着された下部Oリ
ング18は、フューエルデリバリパイプ1をエンジン
(図示省略)に装着したときに、インジェクタ10の燃
料噴射部11と、その燃料噴射部11が挿入されるエン
ジンの吸気通路又はエンジンヘッドの取り付け孔(図示
省略)との間をシールする。
【0032】また、コネクタブロック本体20に装着さ
れたインジェクタ10は、図3に示した状態から、コネ
クタブロック本体20の取り付け筒部25aの弾性変形
部25d(図2参照)の弾性変形を利用して、インジェ
クタ10の電気コネクタ部13の係合突起13bに対す
る係合孔25bの係合を解除することによって、コネク
タブロック本体20のインジェクタ接続部25から抜き
外すことができる(図4参照)。これと同時に、インジ
ェクタ10のターミナル15がコネクタブロック本体2
0の中継ターミナル40のターミナル接続部42から抜
き外される。
れたインジェクタ10は、図3に示した状態から、コネ
クタブロック本体20の取り付け筒部25aの弾性変形
部25d(図2参照)の弾性変形を利用して、インジェ
クタ10の電気コネクタ部13の係合突起13bに対す
る係合孔25bの係合を解除することによって、コネク
タブロック本体20のインジェクタ接続部25から抜き
外すことができる(図4参照)。これと同時に、インジ
ェクタ10のターミナル15がコネクタブロック本体2
0の中継ターミナル40のターミナル接続部42から抜
き外される。
【0033】上記したフューエルデリバリパイプ1によ
ると、図3及び図4に示すように、中継ターミナル40
がコネクタブロック本体20に配電部28の側壁部27
を貫通した状態で固定され、その中継ターミナル40の
電線接続部41と電線50とがコネクタブロック本体2
0の配電部27内において接続されているため、従来必
要とされたキャップを使用しないにもかかわらず、コネ
クタブロック本体20に対するインジェクタ10の脱着
時等における中継ターミナル40の脱落を防止すること
ができる。よって、従来必要とされたキャップが不要と
なるため、部品点数を削減することができる。
ると、図3及び図4に示すように、中継ターミナル40
がコネクタブロック本体20に配電部28の側壁部27
を貫通した状態で固定され、その中継ターミナル40の
電線接続部41と電線50とがコネクタブロック本体2
0の配電部27内において接続されているため、従来必
要とされたキャップを使用しないにもかかわらず、コネ
クタブロック本体20に対するインジェクタ10の脱着
時等における中継ターミナル40の脱落を防止すること
ができる。よって、従来必要とされたキャップが不要と
なるため、部品点数を削減することができる。
【0034】また、図4に示すように、中継ターミナル
40が、コネクタブロック本体20の配電部28の側壁
部27に設けたターミナル挿入孔29に対して挿入され
かつ弾性変形を利用した係止爪41aの係合によって抜
け止めされている。これにより、コネクタブロック本体
20に対する中継ターミナル40の取り付けを容易に行
なうことができる。
40が、コネクタブロック本体20の配電部28の側壁
部27に設けたターミナル挿入孔29に対して挿入され
かつ弾性変形を利用した係止爪41aの係合によって抜
け止めされている。これにより、コネクタブロック本体
20に対する中継ターミナル40の取り付けを容易に行
なうことができる。
【0035】なお、中継ターミナル40をコネクタブロ
ック本体20の配電部28の側壁部27に設けたターミ
ナル挿入孔29に対して圧入によって固定しても、コネ
クタブロック本体20に対する中継ターミナル40の取
り付けを容易に行なうことができる。
ック本体20の配電部28の側壁部27に設けたターミ
ナル挿入孔29に対して圧入によって固定しても、コネ
クタブロック本体20に対する中継ターミナル40の取
り付けを容易に行なうことができる。
【0036】また、インジェクタ10、燃料ポンプ、燃
料配管等を含み、燃料タンク内の燃料を吸い込んでイン
ジェクタ10から噴出するまでの燃料供給にかかる燃料
供給装置に上記フューエルデリバリパイプ1を備えたこ
とによって、コネクタブロック本体20に対するインジ
ェクタ10の脱着時等における中継ターミナル40の脱
落を防止することができ、また、コネクタブロック本体
20における導通の信頼性を向上することができるフュ
ーエルデリバリパイプ1を備えた燃料供給装置を提供す
ることができる。
料配管等を含み、燃料タンク内の燃料を吸い込んでイン
ジェクタ10から噴出するまでの燃料供給にかかる燃料
供給装置に上記フューエルデリバリパイプ1を備えたこ
とによって、コネクタブロック本体20に対するインジ
ェクタ10の脱着時等における中継ターミナル40の脱
落を防止することができ、また、コネクタブロック本体
20における導通の信頼性を向上することができるフュ
ーエルデリバリパイプ1を備えた燃料供給装置を提供す
ることができる。
【0037】また図2に示すように、コネクタブロック
本体20に取り付けた中継ターミナル40の電線接続部
41と、コネクタブロック本体20の配電部内に配線さ
れた電線50とを超音波溶着等によって結合したことに
より、切り離し可能な接続構造に比べ、導通の信頼性を
向上することができる。
本体20に取り付けた中継ターミナル40の電線接続部
41と、コネクタブロック本体20の配電部内に配線さ
れた電線50とを超音波溶着等によって結合したことに
より、切り離し可能な接続構造に比べ、導通の信頼性を
向上することができる。
【0038】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
が可能である。例えば、本発明は、一実施の形態に例示
した3気筒以外の気筒数、例えば4気筒、5気筒、6気
筒等のエンジンに適用することができる。また、本発明
は、燃料供給路21aを有しないインジェクタ用コネク
タブロックに適用することができる。また、中継ターミ
ナル40の電線接続部41と電線50とは、超音波溶着
等に代え、インジェクタ10のターミナル15とターミ
ナル接続部42との接続構造を流用することができ、そ
の接続構造は限定されない。また、カバー体38に代え
て、コネクタブロック本体20の配電部28に対し樹脂
をポッティングすることによって、フューエルデリバリ
パイプ1を完成させることもできる。
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
が可能である。例えば、本発明は、一実施の形態に例示
した3気筒以外の気筒数、例えば4気筒、5気筒、6気
筒等のエンジンに適用することができる。また、本発明
は、燃料供給路21aを有しないインジェクタ用コネク
タブロックに適用することができる。また、中継ターミ
ナル40の電線接続部41と電線50とは、超音波溶着
等に代え、インジェクタ10のターミナル15とターミ
ナル接続部42との接続構造を流用することができ、そ
の接続構造は限定されない。また、カバー体38に代え
て、コネクタブロック本体20の配電部28に対し樹脂
をポッティングすることによって、フューエルデリバリ
パイプ1を完成させることもできる。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、中継ターミナルがコネ
クタブロック本体に配電部の側壁部を貫通した状態で固
定され、その中継ターミナルの電線接続部と電線とがコ
ネクタブロック本体の配電部内において接続されている
ため、従来必要とされたキャップを使用しないにもかか
わらず、コネクタブロック本体に対するインジェクタの
脱着時等における中継ターミナルの脱落を防止すること
ができ、よって、部品点数を削減することができる。
クタブロック本体に配電部の側壁部を貫通した状態で固
定され、その中継ターミナルの電線接続部と電線とがコ
ネクタブロック本体の配電部内において接続されている
ため、従来必要とされたキャップを使用しないにもかか
わらず、コネクタブロック本体に対するインジェクタの
脱着時等における中継ターミナルの脱落を防止すること
ができ、よって、部品点数を削減することができる。
【図1】一実施の形態を示すフューエルデリバリパイプ
の正面図である。
の正面図である。
【図2】カバー体を取り外したコネクタブロック本体の
部分正面図である。
部分正面図である。
【図3】図1のIII−III線断面図である。
【図4】コネクタブロック本体とインジェクタとを分離
した状態を示す側断面図である。
した状態を示す側断面図である。
【図5】中継ターミナルをコネクタブロック本体に取り
付ける直前の状態を示す側断面図である。
付ける直前の状態を示す側断面図である。
【図6】中継ターミナルの側断面図である。
1 フューエルデリバリパイプ(インジェクタ用コネク
タブロック) 10 インジェクタ 15 インジェクタのターミナル 20 コネクタブロック本体 27 側壁部 28 配電部 40 中継ターミナル 41 電線接続部 42 ターミナル接続部 50 電線
タブロック) 10 インジェクタ 15 インジェクタのターミナル 20 コネクタブロック本体 27 側壁部 28 配電部 40 中継ターミナル 41 電線接続部 42 ターミナル接続部 50 電線
Claims (4)
- 【請求項1】 コネクタブロック本体と電線と中継ター
ミナルとを備え、 前記コネクタブロック本体は、インジェクタを脱着可能
に形成され、 前記電線は、前記コネクタブロック本体に形成された凹
部からなる配電部内に配線され、 前記中継ターミナルは、前記コネクタブロック本体に前
記配電部の側壁部を貫通した状態で固定され、 前記中継ターミナルは、前記配電部内において前記電線
が接続される電線接続部と、前記コネクタブロック本体
に対する前記インジェクタの脱着にともなってインジェ
クタのターミナルが断続されるターミナル接続部とを有
していることを特徴とするインジェクタ用コネクタブロ
ック。 - 【請求項2】 請求項1記載のインジェクタ用コネクタ
ブロックであって、 前記中継ターミナルは、前記コネクタブロック本体の配
電部の側壁部に設けたターミナル挿入孔に対して挿入さ
れかつ弾性変形を利用した係止爪の係合によって抜け止
めされていることを特徴とするインジェクタ用コネクタ
ブロック。 - 【請求項3】 請求項1記載のインジェクタ用コネクタ
ブロックであって、 前記中継ターミナルは、前記コネクタブロック本体の配
電部の側壁部に設けたターミナル挿入孔に対して圧入に
よって固定されていることを特徴とするインジェクタ用
コネクタブロック。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のインジ
ェクタ用コネクタブロックを備えたことを特徴とする燃
料供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000193326A JP2002004972A (ja) | 2000-06-27 | 2000-06-27 | インジェクタ用コネクタブロック及びそのコネクタブロックを備えた燃料供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000193326A JP2002004972A (ja) | 2000-06-27 | 2000-06-27 | インジェクタ用コネクタブロック及びそのコネクタブロックを備えた燃料供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002004972A true JP2002004972A (ja) | 2002-01-09 |
Family
ID=18692339
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000193326A Pending JP2002004972A (ja) | 2000-06-27 | 2000-06-27 | インジェクタ用コネクタブロック及びそのコネクタブロックを備えた燃料供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002004972A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015206308A (ja) * | 2014-04-22 | 2015-11-19 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 内燃機関のバルブタイミング制御装置 |
JP2017066910A (ja) * | 2015-09-29 | 2017-04-06 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 回転規制部材及び、組み立て体。 |
-
2000
- 2000-06-27 JP JP2000193326A patent/JP2002004972A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015206308A (ja) * | 2014-04-22 | 2015-11-19 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 内燃機関のバルブタイミング制御装置 |
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