JPH09310662A - 燃料分配管 - Google Patents

燃料分配管

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JPH09310662A
JPH09310662A JP8150050A JP15005096A JPH09310662A JP H09310662 A JPH09310662 A JP H09310662A JP 8150050 A JP8150050 A JP 8150050A JP 15005096 A JP15005096 A JP 15005096A JP H09310662 A JPH09310662 A JP H09310662A
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JP
Japan
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wiring member
fuel distribution
pipe
distribution pipe
injector
Prior art date
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Pending
Application number
JP8150050A
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English (en)
Inventor
Takeomi Yamamoto
武臣 山本
Keiso Takeda
啓壮 武田
Susumu Kojima
進 小島
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OTIX KK
Toyota Motor Corp
Original Assignee
OTIX KK
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 管本体を樹脂、金属等の材料で成形する場合
に、インジェクタ挿入用円筒部における材料のひけを均
一化して、該円筒部を精度良く成形することができる燃
料分配管を提供する。 【解決手段】 燃料分配管1を管本体2と配線部材3と
に分割して別体に製作する。つまり、燃料通路6とイン
ジェクタ挿入用円筒部7とを備えた管本体2を樹脂又は
アルミニウム合金で成形し、特にインジェクタ挿入用円
筒部7の肉厚tが円周方向に一定となるように成形す
る。配線部材3を樹脂で成形し、これに入力コネクタ1
0と給電コネクタ11とを形成するとともに、複数本の
リード線12を埋設する。管本体2の前面にあり突条1
4を設け、配線部材3の背面にあり溝15を形成し、両
者14,15の係合により管本体2の外部に配線部材3
を結合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の燃料噴
射装置に用いられる燃料分配管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図13に示すように、燃料分配管50の
インジェクタ挿入用円筒部51にインジェクタ(図示
略)の挿入部を挿入して装着する際に、燃料分配管50
の給電コネクタ52とインジェクタの受電コネクタ(図
示略)との接続も同時に行えるように、インジェクタ挿
入用円筒部51と給電コネクタ52とを、燃料分配管5
0の同一面側において樹脂で一体的に成形した燃料分配
管50が知られている(特開昭60−108561号公
報)。燃料分配管50の内部には、給電コネクタ52に
制御電流を流すための複数本のリード線53が、インサ
ート成形により埋設されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記燃料分配管50の
インジェクタ挿入用円筒部51においては、給電コネク
タ52を一体化した側の樹脂の肉厚が、給電コネクタ5
2を一体化しない側の樹脂の肉厚より厚くなるので、成
形時の樹脂のひけ(収縮)が不均一になる。その結果、
インジェクタ挿入用円筒部51の内周の挿入穴51aの
真円度が低下し、インジェクタとの間のシール性が低下
するという問題があった。
【0004】そこで、本発明の目的は、管本体を樹脂、
金属等の材料で成形する場合に、インジェクタ挿入用円
筒部における材料のひけを均一化して、該円筒部を精度
良く成形することができる燃料分配管を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、燃料分配管のインジェクタ挿入用円筒
部へのインジェクタの挿入部の装着と、燃料分配管の給
電コネクタへのインジェクタの受電コネクタの接続とを
同時に行えるように形成した燃料分配管であって、燃料
通路及びインジェクタ挿入用円筒部を備えた管本体と、
給電コネクタを備えるとともに該給電コネクタに制御電
流を流すための複数本のリード線を内蔵した樹脂製の配
線部材とを別体に製作し、管本体の外部に配線部材を結
合してなる燃料分配管において、少なくともインジェク
タ挿入用円筒部の肉厚が円周方向に一定となるように管
本体を成形したことを特徴とする。
【0006】ここで、管本体又は配線部材の少なくとも
一方に結合部材を形成し、該結合部材により管本体と配
線部材とを結合することが好ましい。結合部材としては
次のものを例示できる。
【0007】 管本体又は配線部材の一方に突設され
たアンダーカット部を含む突起、突条等の突部と、該突
部と嵌合するように管本体又は配線部材の他方に凹設さ
れたアンダーカット部を含む溝との組み合わせ。より具
体的には、ハ字状の単純なアンダーカット部を含むあり
突部・あり溝の組み合わせ、ジグザグ状、矩形状等のア
ンダーカット部を含む突部・溝の組み合わせを例示でき
る。 結合部材は、インジェクタ挿入用円筒部を抱持する
ように配線部材に突設された抱持片。 インジェクタ挿入用円筒部と嵌合するように配線部
材に突設されたリング。
【0008】さらに、管本体と配線部材とはネジ、バン
ド、クリップ、テープ等の別部品や、接着剤や、熱溶着
等により結合することもできる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を自動車の直列4気
筒内燃機関に用いられる燃料分配管に具体化した幾つか
の実施形態を、図面に基づいて説明する。
【0010】図1〜図6は第一実施形態の燃料分配管を
示すものである。この燃料分配管1は、樹脂製(又はア
ルミニウム製)の管本体2と樹脂製の配線部材3とを別
体に製作し、管本体2の外部に配線部材3を結合部材4
により結合して構成されている。
【0011】管本体2は樹脂で射出成形(又はアルミニ
ウム合金で鋳造)されており、その一端には燃料タンク
に接続される接続部5が設けられ、管本体2の略全長に
は先端が閉じた燃料通路6が形成されている。管本体2
の下面には、インジェクタ(図示略)が取り付けられる
4つのインジェクタ挿入用円筒部7が突設され、図4及
び図5に示すように、各インジェクタ挿入用円筒部7の
肉厚tは円周方向に一定となるように成形されている。
これらのインジェクタ挿入用円筒部7は分岐孔8を介し
て燃料通路6に接続されている。
【0012】一方、配線部材3は樹脂で管本体2より若
干短めのストリップ形状に射出成形されている。配線部
材3の上面中央部には、電子制御装置に接続される入力
コネクタ10が突設されている。インジェクタ挿入用円
筒部7と対応する位置で配線部材3の下面には、インジ
ェクタに接続される4つの給電コネクタ11が突出形成
されている。配線部材3の内部には、インジェクタに制
御電流を流すための5本のリード線12が入力コネクタ
10と給電コネクタ11との間を導通するように埋設さ
れている。リード線12は、配線部材3の射出成形時に
インサート部材として埋設されたものである。
【0013】管本体2及び配線部材3の各コネクタ1
0,11と対応する5箇所には、結合部材4が形成され
ている。すなわち、管本体2の前面にハ字状の単純なア
ンダーカット部を含む5つのあり突条14が突設される
とともに、配線部材3の背面にはハ字状の単純なアンダ
ーカット部を含む同数のあり溝15が凹設されている。
そして、管本体2及び配線部材3を摺接させて長手方向
へ相対移動することにより、あり突条14とあり溝15
とが前記アンダーカット部によって外れないように嵌合
し、管本体2の外部に配線部材3が結合されるようにな
っている。なお、両者2,3の結合位置を決定するため
に、管本体2の左端部に突起16が設けられ、配線部材
3の左端部には突起16に嵌合する凹部17が形成され
ている。
【0014】こうして管本体2の外部に配線部材3が結
合されたとき、図4及び図5に示すように、管本体2の
インジェクタ挿入用円筒部7と配線部材3の給電コネク
タ11とは前後に隣り合うようになっているため、図6
に示すように、インジェクタ挿入用円筒部7へのインジ
ェクタ30の挿入部31の装着と、給電コネクタ11へ
のインジェクタ30の受電コネクタ32の接続とを同時
に行えるようになっている。なお、同図において、33
は受電コネクタ32の端子であり、34は端子33とリ
ード線12の端部とを接続する接続金具である。
【0015】上記のように構成された第一実施形態の燃
料分配管1においては、管本体2及び配線部材3が別々
に製作される。そして、リード線12は配線部材3側に
埋設されるから、管本体2側にはリード線12の絶縁対
策が不要である。従って、管本体2の素材が樹脂のみに
限定されず、アルミニウム等の金属で形成された管本体
も採用できる。また、管本体2は給電コネクタを備えな
いので、インジェクタ挿入用円筒部7の肉厚が、従来例
のように給電コネクタを一体化した側と一体化しない側
とで異なるということが無く、もって成形時の樹脂のひ
けのばらつきを抑制できる。従って、特に精度が要求さ
れるインジェクタ挿入用円筒部7の内周の挿入穴7aを
高い真円度で形成することができ、インジェクタ挿入用
円筒部7とインジェクタ30の挿入部31との間のシー
ル性を高めることができる。
【0016】燃料分配管1の組み立てに際しては、管本
体2及び配線部材3を長手方向にスライドして、あり突
条14及びあり溝15を相互に係合させることで、両者
2,3が結合される。この場合、あり突条14及びあり
溝15が管本体2及び配線部材3にそれぞれ形成されて
いるから、ネジ等の別部品やドライバ等の工具を用いる
ことなく、両者2,3を容易に組み付けることができ
る。
【0017】次に、図7〜図9は第二実施形態の燃料分
配管を示すもので、結合部材の構成において第一実施形
態と相違する。ここでは、結合部材19が配線部材3の
4箇所に形成されている。すなわち、配線部材3の各給
電コネクタ11の背面には、管本体2のインジェクタ挿
入用円筒部7を抱持する一対の抱持片20が突設されて
いる。また、管本体2及び配線部材3の上部を相互に結
合するために、各コネクタ10,11と対応する位置で
配線部材3の上部には掛止孔21を備えた5つの突片2
2が形成されるとともに、管本体2の上面には各掛止孔
21に嵌合する爪23が突設されている。
【0018】この第二実施形態の燃料分配管1において
は、管本体2及び配線部材3を別体に製作した後、両者
2,3を前後に押し付けて抱き合わせ、抱持片20でイ
ンジェクタ挿入用円筒部7を抱持し、かつ掛止孔21を
爪23に掛止することで、管本体2の外部に配線部材3
が結合される。その他の構成並びに作用及び効果は第一
実施形態と同様である。
【0019】次に、図10〜図12は第三実施形態の燃
料分配管を示すもので、結合部材の形状において第二実
施形態と相違する。ここでは、結合部材25が配線部材
3の4箇所に形成されたリング26を含む。リング26
は給電コネクタ11の背面に突設され、結合に際して、
管本体2のインジェクタ挿入用円筒部7に下側から嵌合
される。管本体2及び配線部材3の上部には、第二実施
形態と同様の爪23及び掛止孔21が設けられている。
【0020】この第三実施形態の燃料分配管1において
は、管本体2及び配線部材3を別体に製作した後、両者
2,3を上下に抱き合わせ、リング26をインジェクタ
挿入用円筒部7に嵌合し、掛止孔21を爪23に掛止す
ることで、管本体2の外部に配線部材3が結合される。
その他の構成並びに作用及び効果は第一実施形態と同様
である。
【0021】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
係る燃料分配管によれば、管本体を樹脂、金属等の材料
で成形する場合に、インジェクタ挿入用円筒部における
材料のひけを均一化して、該円筒部を精度良く成形する
ことができる。
【0022】請求項2の発明に係る燃料分配管によれ
ば、上記効果に加え、管本体の外部に配線部材を容易に
結合することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態の燃料分配管を示す平面
図である。
【図2】同燃料分配管を分解して示す平面図である。
【図3】同燃料分配管を分解して示す正面図である。
【図4】同燃料分配管の部分底面図である。
【図5】図1のV−V線断面図である。
【図6】同燃料分配管にインジェクタを装着した状態の
断面図である。
【図7】本発明の第二実施形態の燃料分配管を示す平面
図である。
【図8】同燃料分配管を分解して示す平面図である。
【図9】図7のIX−IX線断面図である。
【図10】本発明の第三実施形態の燃料分配管を示す平
面図である。
【図11】同燃料分配管を分解して示す平面図である。
【図12】図10のXII−XII線断面図である。
【図13】従来の燃料分配管の斜視図である。
【符号の説明】 1 燃料分配管 2 管本体 3 配線部材 4 結合部材 6 燃料通路 7 インジェクタ挿入用円筒部 7a 挿入穴 10 入力コネクタ 11 給電コネクタ 12 リード線 14 あり突条 15 あり溝 19 結合部材 20 抱持片 25 結合部材 26 リング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小島 進 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料分配管のインジェクタ挿入用円筒部
    へのインジェクタの挿入部の装着と、燃料分配管の給電
    コネクタへのインジェクタの受電コネクタの接続とを同
    時に行えるように形成した燃料分配管であって、燃料通
    路及びインジェクタ挿入用円筒部を備えた管本体と、給
    電コネクタを備えるとともに該給電コネクタに制御電流
    を流すための複数本のリード線を内蔵した樹脂製の配線
    部材とを別体に製作し、前記管本体の外部に前記配線部
    材を結合してなる燃料分配管において、少なくとも前記
    インジェクタ挿入用円筒部の肉厚が円周方向に一定とな
    るように前記管本体を成形したことを特徴とする燃料分
    配管。
  2. 【請求項2】 前記管本体又は前記配線部材の少なくと
    も一方に結合部材を形成し、該結合部材により前記管本
    体と前記配線部材とを結合してなる請求項1記載の燃料
    分配管。
JP8150050A 1996-05-20 1996-05-20 燃料分配管 Pending JPH09310662A (ja)

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JP8150050A JPH09310662A (ja) 1996-05-20 1996-05-20 燃料分配管

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6394825B1 (en) 1999-05-31 2002-05-28 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Connector block for injectors
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