JP2001289090A - トルク変動低減装置 - Google Patents

トルク変動低減装置

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JP2001289090A JP2000106385A JP2000106385A JP2001289090A JP 2001289090 A JP2001289090 A JP 2001289090A JP 2000106385 A JP2000106385 A JP 2000106385A JP 2000106385 A JP2000106385 A JP 2000106385A JP 2001289090 A JP2001289090 A JP 2001289090A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転指示値に対する駆動回生量のずれを回避
する。 【解決手段】 エンジン1の出力軸等に接続されたモー
タジェネレータ2と、モータジェネレータ2の運転指示
信号生成部10と、モータジェネレータ2を用いてエン
ジン等のトルク変動を低減するための制振制御信号生成
部11と、その合成信号を生成する指令信号生成部13
と、この合成信号をモータジェネレータ2の出力可能な
指示値内に納まるように制限する指令信号制限部14
と、この制限部14の出力信号にしたがってモータジェ
ネレータ2を運転するための動作信号生成部4と、を備
えると共に、この制限部14の出力信号の所定の時間に
おける平均値算出部15と、この平均値が運転指示信号
の値となるように合成信号もしくは運転指示信号を調整
する指令信号調整部16と、を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エンジンまたは
駆動軸のトルク変動を低減する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンのトルク変動を抑制する
ための正弦波を生成して、それに基づき、エンジンの出
力軸に接続した発電機構を備えた電動機(モータジェネ
レータ)の出力を制御するものがある(特開平11−8
9008号公報等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような制御にあっ
て、エンジンの出力をアシストあるいは回生を行う場
合、電動機の出力(駆動、回生)を指示する運転指示信
号にトルク変動を低減させるための振動制御信号(正弦
波)を付加した駆動指令信号を生成して、この駆動指令
信号にしたがって電動機を運転するのであるが、この駆
動指令信号つまり要求出力が電動機の出力可能な範囲を
超えてしまう場合がある。
【0004】例えば、エンジンの出力のアシスト要求が
高い場合は、後述の図5のようにトルク変動を低減させ
るための電動機の出力(駆動)の増分側が、電動機の出
力可能な範囲を超えてしまう。
【0005】このため、電動機の出力可能な範囲を超え
た分は無効部分となり、駆動指令信号は電動機の出力可
能な範囲内に抑えられることになる。したがって、この
場合無効部分を除いた駆動指令信号にて電動機が運転さ
れる結果、実際の駆動、回生力(有効となる駆動指令信
号の平均値)と運転指示信号での指示値とに、ずれが発
生するという問題があった。
【0006】この発明は、このような問題点を解決する
ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、エンジン
の出力軸もしくは駆動伝達経路に接続されたモータジェ
ネレータと、モータジェネレータを用いてエンジン出力
の補助もしくは回生を行う運転状態を指示するための運
転指示信号を生成する運転指示信号生成部と、モータジ
ェネレータを用いてエンジンもしくは駆動軸のトルク変
動を低減するための制振制御信号を生成する制振制御信
号生成部と、前記運転指示信号と制振制御信号との合成
信号を生成する指令信号生成部と、この合成信号をモー
タジェネレータの出力可能な指示値内に納まるように制
限する指令信号制限部と、この指令信号制限部の出力信
号にしたがってモータジェネレータを運転するための動
作信号を生成する動作信号生成部と、を備えると共に、
この指令信号制限部の出力信号の所定の時間における平
均値を算出する平均値算出部と、この平均値が前記運転
指示信号の値となるように前記合成信号もしくは運転指
示信号を調整する指令信号調整部と、を設ける。
【0008】第2の発明は、第1の発明において、エン
ジンの回転周期×2/気筒数をトルク変動の基本周期T
e、1以上の整数をiとしたとき、指令信号制限部の出
力信号の平均値の算出時間をTe×iより選択する。
【0009】第3の発明は、第1の発明において、エン
ジンの回転周期×2/気筒数をトルク変動の基本周期T
e、1以上の整数をiとしたとき、指令信号制限部の出
力信号の平均値の算出時間をTe/iより選択する。
【0010】第4の発明は、第1〜第3の発明におい
て、指令信号調整部は、適応アルゴリズムを用いて調整
する。
【0011】
【発明の効果】第1の発明によれば、エンジン出力の補
助もしくは回生を行う運転状態(駆動回生量)を指示す
る運転指示信号と、トルク変動を低減するようにモータ
ジェネレータを制御する制振制御信号とを足し合せて作
成される駆動指令信号(合成信号)が、モータジェネレ
ータの出力可能な範囲外の値も含むことにより、結果的
に駆動指令信号による指示通りの出力が得られず駆動回
生量が変化してしまう、という条件下においても、モー
タジェネレータの出力範囲で駆動指令信号に制限をかけ
その時間平均を算出し運転指示信号との差に応じて補正
をいれるため、制限により発生する駆動回生量のずれに
対し、制限により無効となる分をあらかじめ考慮して、
駆動指令信号をシフトしておくことが可能となり、目標
とする駆動回生量を得ることができ、しかもトルク変動
低減制御の効果の減少は最小限にとどめることが可能と
なる。
【0012】第2の発明によれば、エンジンのトルク変
動低減制御を実施するにあたり、駆動指令信号の時間平
均を算出する時間を適切な時間とすることができるの
で、演算量の増加を抑えながら、駆動回生量のずれを無
くすことができる。例えば、i=1としたときはエンジ
ンの基本次数の周期間の時間平均を算出することとな
り、演算量の増加を最小限に抑えることができ、iの数
値を大きくするにしたがい時間平均算出精度が向上し、
効率よく指令信号調整部の調整精度を上げることができ
る。
【0013】第3の発明によれば、エンジンのトルク変
動低減制御を実施するにあたり、駆動指令信号の時間平
均を算出する時間を制御したい次数に合わせることが可
能となり、演算量を削減しながら、駆動回生量のずれを
無くすことができる。例えば、エンジンを備えた自動車
等においてトルク変動は、ある伝達系を介し振動、騒音
となり乗員に不快感を与える。その伝達特性によっては
必ずしも基本次数が問題となるとは限らず、場合によっ
ては基本次数の高調波成分を制御すれば十分な場合も考
えられる。そこでi=1としたときはエンジンの基本次
数の周期間の時間平均を算出するが、iの数値を大きく
することで制御対象とする最低次数を変更することが可
能となり、しかも演算量を削減することが可能となる。
【0014】第4の発明によれば、駆動指令信号の補正
計算に適応アルゴリズムを用いることで、駆動回生量の
ずれに対する補正を短時間、高精度で実施することを容
易に実現することができるので、モータジェネレータの
制御の安定性を高めることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0016】図1はエンジン1とモータジェネレータ
(発電機構を備えた電動機)2とのハイブリッドシステ
ムを示しており、エンジン1の出力軸にモータジェネレ
ータ2が接続され、モータジェネレータ2を介して変速
機3が接続される。エンジン1の出力およびモータジェ
ネレータ2の出力は、変速機3を介して図示しない駆動
軸および駆動輪に伝達される。なお、モータジェネレー
タ2はエンジン1の出力軸にベルトやチェーンを介して
連結しても良い。
【0017】4はモータジェネレータ2の動作回路(動
作信号生成部)、5はモータジェネレータ2の制御装
置、6はエンジン1、モータジェネレータ2の統合制御
装置である。7はエンジン1の回転数を検出する回転数
センサ、8はモータジェネレータ2の回転数を検出する
回転数センサを示す。
【0018】図2はモータジェネレータ2の制御系のブ
ロック構成を示す。モータジェネレータ制御装置5は、
運転指示信号生成部10と制振制御信号生成部11と指
令信号制御部12とを備える。
【0019】運転指示信号生成部10は、エンジン1の
回転数信号および図示しないアクセルの開度を検出する
アクセル開度センサのアクセル開度信号等に基づいて、
モータジェネレータ2の運転状態(駆動・回生量)を指
示する運転指示信号S1を生成する。
【0020】制振制御信号生成部11は、エンジン1の
トルク変動が小さくなるように、エンジン1のトルク変
動とは逆位相の変動トルクの出力を指示する制振制御信
号S2を生成する。この場合、エンジンのトルク変動の
基本次数の成分を低減する場合は、「気筒数/2×エン
ジンの回転周期」の周波数Feの制振制御信号S2を生
成する。また、車両の伝達特性等によって高調波の成分
を低減する場合は、基本次数の整数倍の周波数を重ね合
わせた高調波の制振制御信号S2を生成する。
【0021】指令信号制御部12は、図3に示すように
運転指示信号S1と制振制御信号S2との合成信号S3
を生成する指令信号生成部13と、この合成信号S3を
モータジェネレータ2の出力可能な指示値内に納まるよ
うに制限する指令信号制限部14と、この制限後の信号
(駆動指令信号)S4の所定の時間における平均値S5
を算出する平均値算出部15と、この平均値S5が運転
指示信号S1の値となるように前記合成信号S3もしく
は運転指示信号S1を調整する調整部(増幅器)16と
からなる。
【0022】モータジェネレータ動作信号生成部4は、
指令信号制限部14の駆動指令信号S4にしたがってモ
ータジェネレータ2を運転するための動作信号を生成し
て出力する。
【0023】次に、指令信号制御部12の処理の内容
を、図4のフローチャートに基づいて説明する。なお、
この処理は所定周期(例えば、1msec)で実行する。
【0024】図4に示すように、ステップ1にて、運転
指示信号生成部10と制振制御信号生成部11により生
成された運転指示信号S1(n)と制振制御信号S2(n)
を足し合わせた後、ステップ2〜6にて、その合成信号
S3(n)がモータジェネレータ2の出力範囲を超えてい
るかを判断する。この場合、合成信号S3(n)がモータ
ジェネレータ2の出力可能な最大値Smaxよりも大きい
場合には指令信号制限部14の出力信号S4(n)をSma
xとし、最小値Sminよりも小さい場合には指令信号制限
部14の出力信号S4(n)をSminとし、出力範囲内に
あるならばS4(n)=S3(n)として、駆動指令信号S
4(n)を生成する。
【0025】この運転指示信号S1、合成信号S3、駆
動指令信号S4の例を図5に示す。これは、エンジンの
出力のアシスト時におけるもので、制振制御信号S2に
よるトルク変動を低減させるためのモータジェネレータ
2の出力(駆動)増分側にて、モータジェネレータ2の
出力可能な範囲Smaxを超えた分が無効部分となり、そ
の部分の駆動指令信号S4をモータジェネレータ2の出
力可能な範囲Smax内に制限する。
【0026】次に、ステップ7では、平均値算出部15
において、駆動指令信号S4の過去mポイントの平均値
S5(n)を算出する。この場合、過去所定期間における
駆動指令信号S4のm回のデータを読み込んで、平均値
S5(n)を求める。
【0027】ステップ8では、駆動指令信号S4のずれ
を示す運転指示信号S1(n)と平均値S5(n)との差S
6(n)を算出する。この駆動指令信号S4のずれを図5
に示す。
【0028】そして、ステップ9では、差S6(n)に増
幅器16にて所定の増幅係数Aをかけて補正信号S7
(n)を生成し、ステップ11では、運転指示信号S1
(n)と制振制御信号S2(n)と補正信号S7(n)を足し
合わせて合成信号S3(n)(もしくは運転指示信号S1
(n))を補正する。
【0029】この場合、増幅係数Aは、補正を速やかに
行うため、1よりわずかに大きい値に、チューニングに
より設定する。この補正後の合成信号S3の例を図6に
示す。
【0030】以上のルーチンを繰り返すことによって、
駆動指令信号S4の無効部分を考慮して、運転指示信号
S1をオフセットさせた合成信号S3を作成することが
でき、この合成信号S3を指令信号制限部14を通過さ
せ得られる駆動指令信号S4は図7のようになり、その
平均値S5はモータジェネレータ2の駆動・回生量の指
示値である運転指示信号S1に等しくなる。
【0031】したがって、その駆動指令信号S4にした
がいモータジェネレータ動作回路4が動作信号を生成し
て出力することで、モータジェネレータ2の目標とする
駆動・回生量を得ることができる。また、この場合有効
部分の駆動指令信号S4にしたがいモータジェネレータ
2を運転することで、トルク変動低減の効果の減少を最
小限に抑えることができる。
【0032】一方、駆動指令信号S4の平均値S5を算
出する場合、過去所定期間における駆動指令信号S4の
m回のデータを読み込んでいるが、そのmの値は、エン
ジンのトルク変動の基本次数の成分を低減する場合は、
サンプリング周波数(制御周期による)fs/周波数
(「気筒数/2×エンジンの回転周期」)Feより定め
る。このfs/Feが整数でない場合には、その近似値
をmとすればよい。
【0033】また、駆動指令信号S4の平均値S5の算
出精度を向上するために、(fs/Fe)×i(i=
1,2,3…)が整数に近くなるようなiの値を選択し
て、そのときの近似値をmとしても良い。即ち、エンジ
ンのトルク変動の基本周期をTe(「エンジンの回転周
期×2/気筒数」)とした場合、Te×iの時間分、駆
動指令信号S4のデータを読み込んで、平均値S5を求
める。
【0034】このようにすれば、駆動指令信号S4の平
均値S5を精度良く求めることができ、調整部(増幅
器)16の調整精度を向上することができる。
【0035】また、高調波の成分を低減する場合は、制
御対象の最低次数の1周期における駆動指令信号S4の
データを読み込めば、平均値S5を算出可能なため、そ
の最低次数に応じてi(i=1,2,3…)の値を選択し
て、(fs/Fe)/iよりmを定めるようにしても良
い。この場合、mが整数にならない場合は、近似値の整
数として良い。即ち、エンジンのトルク変動の基本周期
をTe(「エンジンの回転周期×2/気筒数」)とした
場合、Te/iの時間分、駆動指令信号S4のデータを
読み込んで、平均値S5を求める。
【0036】このようにすれば、駆動指令信号S4の平
均値S5の算出時間を制御したい次数に合わせることが
可能になり、基本次数の制御時よりも、演算量を削減し
ながら、駆動指令信号S4の平均値S5を精度良く求め
ることができる。
【0037】なお、図示しないが、駆動軸のトルク変動
に適用する場合は、駆動軸の回転変動を検出するセンサ
を設けて、駆動軸の回転変動とは逆位相の変動トルクの
出力を指示する制振制御信号を生成するようにすればよ
い。
【0038】図8、図9は、本発明の第2の実施の形態
を示す。これは、運転指示信号S1に対する駆動指令信
号S4のずれ(平均値S5のずれ)を適応アルゴリズム
を用いて補正制御するものである。
【0039】図8に示すように、指令信号制御部12
は、運転指示信号S1をフィルタ処理する可変パラメー
タ処理部(適応フィルタ)20と、可変パラメータ処理
部20の出力信号S8と制振制御信号S2との合成信号
S3を生成する指令信号生成部13と、この合成信号S
3をモータジェネレータ2の出力可能な指示値内に納ま
るように制限する指令信号制限部14と、この制限後の
信号(駆動指令信号)S4の所定の時間における平均値
S5を算出する平均値算出部15と、この平均値S5と
運転指示信号S1との差S6ならびに運転指示信号S1
によって可変パラメータ処理部20の可変パラメータ
(フィルタ係数)Wを更新する適応アルゴリズム処理部
(フィルタ係数更新部)21とからなる。
【0040】この指令信号制御部12の処理は、図9に
示すように、ステップ21、22にて、運転指示信号生
成部10により生成された運転指示信号S1(n)と可変
パラメータW(n)との積をとった可変パラメータ処理部
20の出力信号S8と、制振制御信号生成部11により
生成された制振制御信号S2(n)を足し合わせて、合成
信号S3(n)を生成する。
【0041】ステップ23〜27では、その合成信号S
3(n)がモータジェネレータ2の出力範囲を超えている
かを判断する。合成信号S3(n)がモータジェネレータ
2の出力可能な最大値Smaxよりも大きい場合には指令
信号制限部14の出力信号S4(n)をSmaxとし、最小
値Sminよりも小さい場合には指令信号制限部14の出
力信号S4(n)をSminとし、出力範囲内にあるならば
S4(n)=S3(n)として、駆動指令信号S4(n)を生
成する。
【0042】ステップ28では、平均値算出部15にお
いて、駆動指令信号S4の過去mポイントの平均値S5
(n)を算出する。
【0043】ステップ29では、運転指示信号S1(n)
と平均値S5(n)との差S6(n)を算出する。
【0044】そして、ステップ30では、差S6(n)を
エラー信号、運転指示信号S1(n)を基準信号として、
適応アルゴリズムを用いて可変パラメータ処理部20の
可変パラメータW(n)を更新する。
【0045】この適応アルゴリズムは、2つの出力間の
誤差の二乗の期待値が最小となるように可変パラメータ
W(n)を更新するLeast Mean Square(LMS)アルゴ
リズム等で、その更新式の例を次式(1)に示す。
【0046】 W(n+1)=W(n)−2・μS1(n)・S6(n) …(1) ただし、μは可変パラメータWの最適値への近似速度や
その安定性に関与する収束係数 このように適応アルゴリズムを用いれば、駆動指令信号
S4のずれ(平均値S5のずれ)に対する補正を、短時
間、高精度で容易に実施でき、したがってモータジェネ
レータ2の出力制御の安定性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態を示す構成図である。
【図2】モータジェネレータの制御ブロック構成図であ
る。
【図3】指令信号制御部のブロック構成図である。
【図4】指令信号制御部の処理内容を示すフローチャー
トである。
【図5】指令信号制御部における信号波形図である。
【図6】指令信号制御部における信号波形図である。
【図7】指令信号制御部における信号波形図である。
【図8】第2の実施の形態の指令信号制御部のブロック
構成図である。
【図9】指令信号制御部の処理内容を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 エンジン 2 モータジェネレータ 4 モータジェネレータ動作回路 5 モータジェネレータ制御装置 6 統合制御装置 7 エンジンの回転数センサ 8 モータジェネレータの回転数センサ 10 運転指示信号生成部 11 制振制御信号生成部 12 指令信号制御部 13 指令信号生成部 14 指令信号制限部 15 平均値算出部 16 調整部 20 可変パラメータ処理部 21 適応アルゴリズム処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B60K 6/02 H02P 9/04 L H02P 9/04 B60K 9/00 E Fターム(参考) 3G084 AA00 BA00 DA11 DA39 EA01 EA07 EA11 EB25 FA10 FA33 3G093 AA04 AA07 AA16 BA02 BA33 DA01 DA06 DB01 DB23 EB09 EC02 FA11 FB00 FB05 5H115 PG04 PU01 PU25 QI04 QN12 QN15 RB08 RE03 SE04 SE05 SJ12 TB01 TE02 TO21 5H590 AA22 CA07 CA23 CB10 CC01 EA10 EA13 EB08 EB14 EB18 EB21 EB29 FA05 GA06 GB05 HA06 HA27 JA02 JB15

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの出力軸もしくは駆動伝達経路
    に接続されたモータジェネレータと、 モータジェネレータを用いてエンジン出力の補助もしく
    は回生を行う運転状態を指示するための運転指示信号を
    生成する運転指示信号生成部と、 モータジェネレータを用いてエンジンもしくは駆動軸の
    トルク変動を低減するための制振制御信号を生成する制
    振制御信号生成部と、 前記運転指示信号と制振制御信号との合成信号を生成す
    る指令信号生成部と、この合成信号をモータジェネレー
    タの出力可能な指示値内に納まるように制限する指令信
    号制限部と、 この指令信号制限部の出力信号にしたがってモータジェ
    ネレータを運転するための動作信号を生成する動作信号
    生成部と、を備えると共に、 この指令信号制限部の出力信号の所定の時間における平
    均値を算出する平均値算出部と、 この平均値が前記運転指示信号の値となるように前記合
    成信号もしくは運転指示信号を調整する指令信号調整部
    と、を設けたことを特徴とするトルク変動低減装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のトルク変動低減装置に
    おいて、エンジンの回転周期×2/気筒数をトルク変動
    の基本周期Te、1以上の整数をiとしたとき、指令信
    号制限部の出力信号の平均値の算出時間をTe×iより
    選択することを特徴とするトルク変動低減装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のトルク変動低減装置に
    おいて、エンジンの回転周期×2/気筒数をトルク変動
    の基本周期Te、1以上の整数をiとしたとき、指令信
    号制限部の出力信号の平均値の算出時間をTe/iより
    選択することを特徴とするトルク変動低減装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1つに記載のト
    ルク変動低減装置において、指令信号調整部は、適応ア
    ルゴリズムを用いて調整することを特徴とするトルク変
    動低減装置。
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